JP2010224977A - オペレーション業務統合管理システム及びプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】コマンドやAPIを十分に提供していないワークフローシステムを、一括して運用管理することができ、ワークフローシステムの仕様が変更した場合でも結果解析プログラムを開発する手間を軽減できる管理システムを提供する。
【解決手段】オペレーション業務統合管理システムは、複数のワークフローシステムとネットワークを介して接続する管理サーバに配置され、業務フローを記録するテンプレート103を格納するテンプレート格納部102と業務フローの実行履歴を記録する実行履歴格納部106とを有するオペレーション業務統合管理メインシステム101と、ワークフローシステムとその操作対象コンピュータシステムとの間に介在し、ワークフローシステムからのコマンドを受けて操作対象コンピュータシステムを操作し、その業務フローの実行履歴をオペレーション業務統合管理メインシステムの実行履歴格納部に記録するコマンド実行プログラムを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、複数のワークフローサーバの異種ワークフローシステムを一括して運用・管理することができるオペレーション業務統合管理システム及びプログラムに関する。
従来、業務処理コンピュータシステムにおけるワークフローシステムは、例えばデータセンタのサーバシステムを操作するオペレーション業務の操作手順を電子的に格納しておき、その操作手順に従って操作対象のコンピュータシステムを自動的に操作することによって、オペレーション業務を円滑にするものである。そのワークフローシステムの一例としては、データセンタに配置されたある会社の給与計算サーバシステムに対し、業務処理コンピュータシステムにより、会社により指定された日に、給与計算を自動的に実行するオペレーション業務などである。
そして、このワークフローシステムを管理する業務処理コンピュータシステムは、新たなコンピュータ技術の発明により新たなサービスを提供することによってサービス数が増大する傾向にあり、これに伴いオペレーション業務は様々なシステムに対し、繁雑で頻繁な操作をすることになる。そして、顧客の要求でシステムに操作を行う場合に、運用業務としては、顧客からの要求に対し完了通知までの時間を短くして、提供するサービスの質を高くすることが求められている。
これらの目標を実現するために運用業務のオペレーション業務では、オペレータが行うオペレーション業務の自動化と、オペレーション業務で使用する異種ワークフローシステムの混在環境への対応とを行うことにより、オペレータの手作業で行う部分を減らす必要がある。その公知例としては、特開2004−178477公報には、異種ワークフローシステムであってもその相違を意識することなく一括して運用管理するため、ワークフロー管理システムが各ワークフローシステムから案件データ及び実行履歴情報を取得し統合することにより、互いの情報の開示を制御するシステムを提供し、これによりユーザはワークフロー管理システムにアクセスするだけで必要な情報を取得する方法が開示されている。
特開2004−178477号公報
しかしながら、前述の特許文献1のワークフロー管理システムにあっては、ワークフローシステムの情報を取得するためには、オペレーション業務に必要な情報を外部に提供するためのコマンドやAPI(Application Programming Interface)が、各ワークフローシステムに用意されている必要があった。
そして、ワークフロー管理システムでコマンドやAPIを使用したときに出力されるワークフローシステムの結果は、ワークフローシステムごとに異なっている。そのため、ワークフロー管理システムで取得しようとする情報に対して、その情報に対応するコマンドやAPIが不十分な場合は、ワークフロー管理システムでは情報不足となり、ワークフロー管理システム利用者は、不足情報をワークフローシステムから直接取得する必要が生じていた。そして言うまでもなく、コマンドやAPIが存在しないワークフローシステムについては、このワークフロー管理システムでは情報取得することができなかった。
またこの従来の方法では、コマンドやAPIによる出力結果を加工して必要な情報を取得するためには、結果解析プログラムが必要となっていた。そして、ワークフロー管理システムの運用後に、ワークフローシステムのバージョンアップに伴う仕様の変更が発生するなど新たなワークフローシステムを利用する場合には、その変更に対応するように前記結果解析プログラムを新たに開発する必要があった。
このように従来の技術は、ワークフロー管理システムが取得する情報を、ワークフローシステムが十分に提供できるだけのコマンドやAPIを備え、且つ複数の条件を付けることが必要となり、それによって初めてワークフローシステムの一括して運用管理することが実現可能となるものであった。
そこで、コマンドやAPIを用いることなく、複数の異種のワークフローシステムであっても一括して運用管理することができる管理システムが求められている。
本発明は、このような実情に鑑みてなされたものであり、本発明の第1の目的は、コマンドやAPIを外部に十分に提供していないワークフローシステムや、異種のワークフローシステムを、一括して運用管理することができるオペレーション業務統合管理システム及びプログラムを提供することである。
本発明の第2の目的は、ワークフローシステムのバージョンアップに伴う仕様の変更が発生した場合に、結果解析プログラムを新たに開発する手間を軽減するオペレーション業務統合管理システム及びプログラムを提供することである。
上記解決課題に鑑みて鋭意研究の結果、本発明者らは、ワークフローシステムを一括して運用管理するオペレーション業務統合管理サーバを配置し、また、ワークフローシステムが導入されている各ワークフローサーバにコマンド実行プログラムを配置することに想到した。
すなわち、本発明は、複数のワークフローサーバのワークフローシステムを一括して運用管理するオペレーション業務統合管理システムであって、前記複数のワークフローサーバとネットワークを介して接続する管理サーバに配置され、前記ワークフローシステムのオペレーション業務の操作手順を登録したファイルからなるテンプレートを格納するテンプレート格納部と、前記オペレーション業務の実行履歴の情報を登録する実行履歴格納部とを備えるコンピュータからなるオペレーション業務統合管理手段と、前記ワークフローサーバ内で前記ワークフローシステムと該ワークフローシステムの操作対象のコンピュータシステムとの間に配置され、前記テンプレートに登録した操作手順により前記コンピュータシステムを操作し、その操作した実行履歴の情報を前記実行履歴格納部に登録するコマンド実行手段と、を備え、前記コマンド実行手段が入力された前記ワークフローシステムのオペレーション業務の操作手順の情報を前記オペレーション業務統合管理手段に送るとともに、前記操作対象のコンピュータシステムを操作実行し、その操作した実行履歴の情報を前記実行履歴格納部に登録するオペレーション業務統合管理システムを提供するものである。
本発明のオペレーション業務統合管理システムにおいて、前記コマンド実行手段は、前記テンプレートに登録するオペレーション業務で実際に行う操作手順の最初の実行履歴の前に当該オペレーション業務の開始についての情報を、及びオペレーション業務で実際に行う操作手順の最後の実行履歴の後に当該オペレーション業務の終了についての情報を前記実行履歴格納部に登録することを特徴とする。
これにより、複数のテンプレートを用いることによる各種のオペレーション業務の実行履歴の開始と終了と結果の情報が、ワークフローシステムの差異によることなく実行履歴格納部に登録され、コマンドやAPIを使用することなくオペレーション業務統合管理システムにおいて把握することができる。
本発明のオペレーション業務統合管理システムにおいて、前記テンプレートは、前記ワークフローシステムに代わって前記コマンド実行手段が読み込んで使用する操作対象のコンピュータシステムを操作する前記コマンドを記述したコマンド定義ファイルと、オペレーション業務の前記フローを記述したワークフローシステムが解釈可能なフロー定義ファイルを備えることを特徴とする。
これにより、ワークフローシステムに代わってコマンド実行手段がコマンド定義ファイルのコマンドとフローを読み込み、操作対象のコンピュータシステムを操作する。
本発明のオペレーション業務統合管理システムにおいて、前記テンプレートは、コマンド実行手段が読み込んで使用するパラメータファイルを備えることを特徴とする。
これにより、オペレーション業務の操作の一部をパラメータにして自由度を持たせることが可能となる。
本発明のオペレーション業務統合管理プログラムにおいて、複数のワークフローサーバのワークフローシステムを一括して運用管理するオペレーション業務統合管理プログラムであって、前記複数のワークフローサーバとネットワークを介して接続する管理サーバに配置され、前記ワークフローシステムのオペレーション業務の操作手順を登録したファイルからなるテンプレートを格納するテンプレート格納部と、前記オペレーション業務の実行履歴の情報を登録する実行履歴格納部とを備えるコンピュータからなるオペレーション業務統合管理手段と、前記ワークフローサーバ内で前記ワークフローシステムと該ワークフローシステムの操作対象のコンピュータシステムとの間に配置され、前記テンプレートに登録した操作手順により前記コンピュータシステムを操作し、その操作した実行履歴の情報を前記実行履歴格納部に登録するコマンド実行手段と、を備え、前記コマンド実行手段が入力された前記ワークフローシステムのオペレーション業務の操作手順の情報を前記オペレーション業務統合管理手段に送るとともに、前記操作対象のコンピュータシステムを操作実行し、その操作した実行履歴の情報を前記実行履歴格納部に登録するオペレーション業務統合管理プログラムにおいて、前記複数のワークフローサーバとネットワークを介して接続する管理サーバに配置したオペレーション業務統合管理手段が、前記ワークフローシステムのオペレーション業務の操作手順を登録したテンプレートをテンプレート格納部に格納するステップと、前記オペレーション業務統合管理手段がオペレーション業務の実行履歴を実行履歴格納部に登録するステップと、前記複数のワークフローシステムと該ワークフローシステムの操作対象のコンピュータシステムとの間に配置したコマンド実行プログラムが、前記テンプレートに登録した操作手順により前記コンピュータシステムを操作し、その操作した実行履歴を前記実行履歴格納部に登録するステップと、前記コマンド実行手段が入力された前記ワークフローシステムのオペレーション業務の操作手順の情報を前記オペレーション業務統合管理手段に送るステップと、前記操作対象のコンピュータシステムを操作実行し、その操作した実行履歴の情報を前記実行履歴格納部に登録するステップと、を実行させることを特徴とする。
本発明のオペレーション業務統合管理プログラムにおいて、前記コマンド実行手段が、前記テンプレートに登録するオペレーション業務で実際に行う操作手順の最初の実行履歴の前に当該オペレーション業務の開始についての情報を、及びオペレーション業務で実際に行う操作手順の最後の実行履歴の後に当該オペレーション業務の終了についての情報を前記実行履歴格納部に登録することを特徴とする。
本発明のオペレーション業務統合管理システム及びプログラムによれば、
(1)オペレーション業務統合管理メインシステムをワークフローサーバとネットワークを介して接続する管理サーバに配置することにより、ワークフローシステムが提供するコマンドやAPIを使用することなくオペレーション業務統合管理システムの機能から、ワークフローの実行履歴の情報を把握することが可能となり、複数のワークフローシステムを一括して運用管理できるようになる。
(2)ワークフローシステムの実行履歴の情報は、ワークフローシステムの機能とは独立してオペレーション業務統合管理システムの機能から把握できるため、従来オペレーション業務に必要な情報を取得するために必要であった結果解析プログラムが必要なくなり、ワークフローシステムのバージョンアップによる仕様変更があった場合でも結果解析プログラム作成工数を削減することができる。
本発明の実施形態によるオペレーション業務統合管理システムが適用されるコンピュータシステムの全体構成図である。 本発明の上位アプリケーションの画面を示す図である。 本発明のオペレーション業務の操作手順からテンプレートの作成を説明する図である。 本発明のオペレーション業務統合管理システムに対してワークフローシステムに登録された業務フローが伝達する情報の流れを示すデータフロー図である。 本発明のインスタンス登録部及びインスタンス化のフローチャートである。 本発明のインスタンス開始登録部のフローチャートである。 本発明のインスタンス終了登録部のフローチャートである。 本発明のインスタンス詳細開始登録部のフローチャートである。 本発明のインスタンス詳細終了登録部のフローチャートである。 本発明のインスタンス情報取得部のフローチャートである。 本発明のコマンド実行部のフローチャートである。 本発明のインスタンス開始登録コマンド部のフローチャートである。 本発明のインスタンス終了登録コマンド部のフローチャートである。 本発明のインスタンス詳細開始登録部のフローチャートである。 本発明のインスタンス詳細終了登録部のフローチャートである。 本発明の実行履歴格納部に格納されているテーブルを説明する図である。 本発明のテンプレート管理部に格納されているテーブルを説明する図である。 本発明の実行履歴格納部に格納されているテーブルを示す図である。 本発明のテンプレート管理部に格納されているテーブルを示す図である。
以下、図面を参照しながら、本発明のオペレーション業務統合管理システムを実施するための形態を詳細に説明する。図1〜図19は、本発明の実施の形態を例示する図であり、これらの図において、同一の符号を付した部分は同一物を表し、基本的な構成及び動作は同様であるものとする。
<全体構成>
図1は、本発明のオペレーション業務統合管理システムが適用されるコンピュータシステムの全体構成図である。
このコンピュータシステムは、当該コンピュータシステム全体の運用管理者である運用SE1が業務フロー及び操作対象コンピュータシステム等を選択する上位アプリケーション2と、この上位アプリケーション2とネットワークを介して接続されるオペレーション業務統合管理サーバ100及びこのオペレーション業務統合管理サーバ100に配置されたオペレーション業務統合管理システム101と、オペレーション業務統合管理サーバ100とネットワークを介して接続される複数(本実施形態では2つ)のワークフローサーバ120、130と、ワークフローサーバ120に配置されたワークフローシステムA121及びこのワークフローシステムA121と操作対象コンピュータシステムA140及び操作対象コンピュータシステムB141の間に介在する本発明のコマンド実行プログラム122と、ワークフローサーバ130に配置されたワークフローシステムB131及びこのワークフローシステムB131と操作対象コンピュータシステムC142の間に介在する本発明のコマンド実行プログラム132とから構成される。
そして、本実施形態のオペレーション業務統合管理システムは、データセンタ等のサーバシステムを操作対象とする複数のワークフローシステムを運用・管理するものであって、ワークフローシステムのオペレーション業務の操作手順をオペレーション業務統合管理システムのテンプレートに登録し、その操作手順に基づき、オペレーション業務統合管理システムが操作対象コンピュータシステムを操作実行するとともに、そのオペレーション業務の実行履歴の情報をオペレーション業務統合管理システムに登録するものである。
図1において、濃色部分が本発明のオペレーション業務統合管理システムを表し、オペレーション業務統合管理システムは、ワークフローシステムA121及びワークフローシステムB131とネットワークを介して接続するオペレーション業務統合管理サーバ100に配置されるコンピュータからなるオペレーション業務統合管理メインシステム101と、ワークフローサーバ120のワークフローシステムA121と操作対象コンピュータシステムA140及び操作対象コンピュータシステムB141の間に介在するコマンド実行プログラム122と、同じくワークフローサーバ130のワークフローシステムB131と操作対象コンピュータシステムC142との間に介在するコマンド実行プログラム132とから構成される。
尚、オペレーション業務統合管理メインシステム101と接続されるワークフローサーバ120、130は、運用形態により数と種類は変わるものであり、それに合わせてコマンド実行プログラム122、132の数も増減するものである。
上位アプリケーション2は、オペレーション業務統合管理メインシステム101が提供するインターフェイスを利用して各機能を使用する。上位アプリケーション2の例としては、図2に示す表示画面で運用SE1により送信リクエストの選択を行い、必要な情報を入力して送信するウェブアプリケーションが挙げられる。
図2の上位アプリケーション2の表示画面では、リクエスト入力部201でオペレーション業務統合管理メインシステム101のインスタンス登録部108の機能を選択している。業務フロー選択部202で業務フローとして業務Aを選択する。また、パラメータを入力するパラメータ一覧のデータセンタ名欄203、リソース名欄204、仮想マシン名欄205、アクセス権限欄206でオペレーション業務に必要な情報(一例として、データセンタ1、リソースA、仮想マシンD、アクセス権限C)を入力し、ワークフローシステム選択部207で、操作実行を行うワークフローシステムとしてワークフローシステムA121を選択する。この後、運用SE1が送信ボタン208をクリックすることで、オペレーション業務統合管理メインシステム101がワークフローシステムA121に登録を行う。
<オペレーション業務統合管理メインシステム101>
オペレーション業務統合管理メインシステム101は、運用SE1により上位アプリケーション2から選択したオペレーション業務を実行するコマンドのファイルを備えたテンプレート103を格納するパッケージテンプレート格納部102と、テンプレート103のフロー定義ファイルをワークフローシステムに登録するアセンブリファイル105を格納するアセンブリファイル格納部104と、業務フローにより操作対象コンピュータシステムを操作した結果を登録する実行履歴格納部106と、前記テンプレート103を管理するテンプレート管理部107と、上位アプリケーション2に入力された内容を基にフロー定義ファイルをワークフローシステムに登録するインスタンス登録部108と、ワークフローシステムで業務フローの実行が開始したことを実行履歴格納部106に登録するインスタンス開始登録部109と、ワークフローシステムで業務フローの実行が終了したことと業務フローの結果とを実行履歴格納部106に登録するインスタンス終了登録部110と、ワークフローシステムで業務フローの実行が終了したことと業務フローの結果とを実行履歴格納部106に登録するインスタンス詳細開始登録部111と、ワークフローシステムで業務フローのプロセスが操作対象コンピュータシステムへの操作実行が終了したこととその終了結果とを実行履歴格納部106に登録するインスタンス詳細終了登録部112と、上位アプリケーション2から受信した内容を基に全ワークフローシステムのインスタンスの状態を検索し、上位アプリケーション2に検索結果を提供するインスタンス情報取得部113とを備えている。
以下に、オペレーション業務統合管理メインシステム101の下記(1)〜(10)について詳述する。
(1) パッケージテンプレート格納部102
(2) テンプレート103
(3) インスタンス登録部108
(4) インスタンス開始登録部109
(5) インスタンス終了登録部110
(6) インスタンス詳細開始登録部111
(7) インスタンス詳細終了登録部112
(8) インスタンス情報取得部113
(9) 実行履歴格納部106
(10) テンプレート管理部107
(1)パッケージテンプレート格納部102
図1に示す如く、パッケージテンプレート格納部102には、オペレーション業務統合管理メインシステム101で行うオペレーション業務の数に応じた複数のテンプレート103を格納している。そして、格納された複数のテンプレート103は、上位アプリケーション2から選択される。
(2)テンプレート103
テンプレート103は、コマンド定義ファイル302、パラメータファイル303及びフロー定義ファイル304から構成されている。図3は、オペレーション業務301の操作手順からテンプレート103を作成する例を表し、図3の左側に示す実際のワークフローシステムA121のオペレーション業務301(操作手順1〜操作手順4)が、右側に示すコマンド定義ファイル302、パラメータファイル303及びフロー定義ファイル304の3つのファイルに分けてテンプレート103に記述される。このうち、パラメータファイル303は、コマンドの一部を選択可能なパラメータとして自由度を持たせるためのものである。また、これら3つのファイル以外でオペレーション業務の操作に別途ファイルが必要な場合は、そのファイルもテンプレート103の構成ファイルとして扱う。これらのテンプレート103を構成するファイルを用意しテンプレート管理部107に登録を行った後、パッケージテンプレート格納部102に構成ファイルを格納することにより、テンプレート103は上位アプリケーション2から選択されオペレーション業務を実行することが可能になる。
次に各ファイルの説明を行う。
・コマンド定義ファイル302
コマンド定義ファイル302は、コマンド実行プログラム122が読み込んで使用するファイルであり、図3に示す如く、ワークフローシステムA121に代わって行う各操作(一例として、コマンド1 リソースプール作成コマンドの定義、コマンド2 仮想マシン作成コマンドの定義、コマンド3 アクセス権限設定コマンドの定義、コマンド4 環境情報取得コマンドの定義)を記述したファイルである。操作の記述にあたり、一部をパラメータとして定義することで1つのコマンドで多くの似た業務フローに対応することができる。
・パラメータファイル303
パラメータファイル303は、コマンド実行プログラム122が読み込んで使用するファイルで、図3に示す如く、前記コマンド定義ファイル302に記述したパラメータの値(一例として、パラメータ1 リソースプール名 A、パラメータ2 仮想マシン名 B、パラメータ3 アクセス権限 C)を記述したファイルである。パラメータは、1つ以上定義可能で、図1におけるインスタンス登録部108でその値の更新を行う。更新方法は、パラメータファイルの値を運用SE1が入力した値に更新し、入力していない値については更新しない方法である。
・フロー定義ファイル304
フロー定義ファイル304は、ワークフローシステムが解釈可能なファイルで、図3に示す如く、実際に使用するオペレーション業務の流れ(一例として、フロー1 リソースプール作成コマンドの呼出、フロー2 仮想マシン作成コマンドの呼出、フロー3 アクセス権限設定コマンドの呼出、フロー4 環境情報取得コマンドの呼出)を記述したファイルである。フロー定義ファイル304は、ワークフローシステム固有の方法で記述するため、操作対象コンピュータシステムと、操作実行に特化した機能を持つワークフローシステムを選択することが可能である。
図4は、オペレーション業務統合管理システムに対してワークフローシステムに登録された業務フローが伝達する情報の流れと、実行履歴格納部106に登録する情報を示す図である。そして、ワークフローシステムA121の業務フローが、開始プロセス501と、プロセス502と、プロセス503及び正常終了プロセス504の如く設定されているとき、それらの業務フローのプロセスがコマンド実行プログラム122にコマンド名を入力すべくフロー定義ファイル304を記述し、その情報がオペレーション業務統合管理システムに伝達する流れを表す。以下に、その情報の流れを詳述する。
<開始プロセス501>
まず、業務フローの最初の開始プロセス501において、ワークフローシステムA121がインスタンス識別子とインスタンス開始登録コマンドをコマンド実行プログラム122のインスタンス開始登録コマンド部124に入力させるようフロー定義ファイル304を記述する。
また、コマンド実行プログラム122が、インスタンス開始登録コマンド部124に入力されたインスタンス情報505(インスタンス識別子)をオペレーション業務統合管理サーバ100のオペレーション業務統合管理メインシステム101のインスタンス開始登録部109に登録する。
そして、オペレーション業務統合管理メインシステム101が、インスタンス開始登録部109からのインスタンス情報(インスタンス識別子と、ワークフローが今実行に入ったという実行ステータスと、ステータスの開始日時)を実行履歴格納部106に登録する。
<プロセス502>
次に、業務フローの2番目のプロセス502において、ワークフローシステムA121がインスタンス情報(インスタンス識別子と、コマンド名)をコマンド実行プログラム122のコマンド実行部123に入力させるようフロー定義ファイル304を記述する。
更に、コマンド実行プログラム122のコマンド実行部123が、インスタンス情報506(インスタンス識別子と、コマンド名と、具体的な操作内容を記述するコマンドライン)で操作対象コンピュータシステムA140を操作するとともに、このインスタンス情報506をオペレーション業務統合管理メインシステム101のインスタンス詳細開始登録部111に登録する。
そして、オペレーション業務統合管理メインシステム101が、インスタンス詳細開始登録部111からのインスタンス情報(インスタンス識別子と、コマンド名と、コマンドラインと、このプロセス502が実行した実行ステータスと、このステータスの開始日時)を実行履歴格納部106に登録する。
<プロセス503>
次に、業務フローのプロセス503において、ワークフローシステムA121がインスタンス情報(インスタンス識別子とコマンド名)をコマンド実行プログラム122のコマンド実行部123に入力させるようフロー定義ファイル304を記述する。
更に、コマンド実行プログラム122のコマンド実行部123が、インスタンス情報507(インスタンス識別子と、インスタンス詳細識別子と、このプロセス503が成功して終了したか失敗して終了したかを表すプロセス起動成功コードと、インスタンス詳細結果コード)で操作対象コンピュータシステムB141を操作するとともに、このインスタンス情報506をオペレーション業務統合管理メインシステム101のインスタンス詳細終了登録部112に登録する。
そして、オペレーション業務統合管理メインシステム101が、インスタンス詳細終了登録部112からのインスタンス情報(インスタンス識別子と、インスタンス詳細識別子と、プロセス起動成功コードと、インスタンス詳細結果コードと、このプロセス503が終了した終了ステータスと、このステータスの終了日時)を実行履歴格納部106に登録する。
<正常終了プロセス504>
最後に、正常終了プロセス504において、ワークフローシステムA121がインスタンス情報(インスタンス識別子と、インスタンス終了登録コマンド)をコマンド実行プログラム122のインスタンス終了登録コマンド部125に入力させるようフロー定義ファイル304を記述する。
更に、コマンド実行プログラム122が、インスタンス開始登録コマンド部124からのインスタンス情報508(インスタンス識別子と、ワークフローが成功か失敗かを表すインスタンス結果コード)をオペレーション業務統合管理メインシステム101のインスタンス終了登録部110に登録する。
そして、オペレーション業務統合管理メインシステム101が、インスタンス終了登録部110からのインスタンス情報(インスタンス識別子と、インスタンス結果コードと、終了ステータスと、業務が終了した終了日時)を実行履歴格納部106に登録する。
このように、業務フローの操作履歴が実行履歴格納部106に登録されることにより、業務フローの開始から終了までのプロセスで、現在どのプロセスが実行されているかをオペレーション業務統合管理メインシステム101が把握することができ、そして、実行履歴格納部106に登録される操作履歴は、ワークフローシステムに依存することなく、オペレーション業務統合管理メインシステム101により把握することができる。したがって、本発明のオペレーション業務統合管理システムによれば、ワークフローシステムのバージョンアップに伴う仕様変更が発生した場合でも、業務フローのプロセスの実行状況を把握することが可能であり、実行状況把握のための新たな開発は必要としない。
また、パッケージテンプレート格納部102に格納されるテンプレート103の数は、オペレーション業務統合管理メインシステム101で行うオペレーション業務の数に合わせて増減しても構わないものである。
(3)インスタンス登録部108
図1におけるインスタンス登録部108は、上位アプリケーション2から入力された内容を基に図3のフロー定義ファイル304をワークフローシステムA121に登録する手段であり、インスタンスはテンプレートを実体化させたものである。
図5の左側に示すフローチャートは、図1の上位アプリケーション2がテンプレート管理部107に登録されたテンプレート名とワークフローシステム名、及びテンプレートに使われている変更したいパラメータの値を送信するステップ401と、インスタンス登録部108が、指定されたテンプレート103を具体的なパラメータの値を持つオブジェクトとしてインスタンス化して実際の業務に適応させるステップ402と、インスタンス登録部108が、オペレーション業務をインスタンス化した後、インスタンス識別子とテンプレート識別子と登録ステータスとワークフローシステム識別子とを実行履歴格納部106に登録を行うステップ403と、テンプレート管理部107にあるアセンブリファイル名とワークフローシステムクラス名とからアセンブリファイル格納部104にあるアセンブリファイル105を使用し、フロー定義ファイル304をワークフローシステムに登録するステップ404と、上位アプリケーション2にインスタンス識別子と登録結果とを送信するステップ405とから構成される手順を示すものである。
図5の右側のフローチャートは、ステップ402のインスタンス化の具体的な手順を示すものであり、インスタンス識別子の割り当てを行うステップ406と、インスタンス作業前フォルダとしてテンプレートのフォルダのコピーを行いインスタンス作業前フォルダの各ファイルを更新するステップ407と、そのインスタンス識別子をフロー定義ファイル304に書き込みを行うステップ408と、フロー定義ファイル304にパラメータ情報があるかを判断するステップ409と、パラメータ情報がある場合にパラメータファイルを、保存されたパラメータ値を上位アプリケーション2が設定したパラメータ値に変更するステップ410とから構成される手順を示すものである。
このフローチャートにより、インスタンス登録部108が上位アプリケーション2から入力された内容を基にフロー定義ファイル304をワークフローシステムA121に登録する。
(4)インスタンス開始登録部109
図6は、図1及び図4におけるインスタンス開始登録部109の処理動作を示すフローチャートである。インスタンス開始登録部109は、ワークフローシステムで業務フローの実行が開始したことを実行履歴格納部106に登録する手段である。
このフローは、コマンド実行プログラム122のインスタンス開始登録コマンド部124から送信されたインスタンス識別子を含む図4のインスタンス開始登録情報505を受信するステップ411と、実行履歴格納部106にある受信されたインスタンス識別子の開始時間とステータスとをそれぞれ、現在の日付と実行ステータスとに変更するステップ412と、インスタンス開始登録部109で行われた結果をコマンド実行プログラム122に送信するステップ413とから構成される手順を示すものである。
このフローにより、インスタンス開始登録部109がワークフローシステムで業務フローの実行が開始したことを実行履歴格納部106に登録する。
(5)インスタンス終了登録部110
図7は、図1及び図4におけるインスタンス終了登録部110の処理動作を示すフローチャートである。インスタンス終了登録部110は、ワークフローシステムで業務フローの実行が終了したことと業務フローの結果とを実行履歴格納部106に登録する手段である。
このフローは、コマンド実行プログラム122のインスタンス終了登録コマンド部125から送信されたインスタンス識別子とインスタンス結果コードを含む図6のインスタンス終了情報508を受信するステップ421と、実行履歴格納部106にある受信されたインスタンス識別子の終了時間とステータスとインスタンス結果コードとをそれぞれ、現在の日付と終了ステータスと成功又は失敗とを表すコードに変更するステップ422と、インスタンス終了登録で行われた結果をコマンド実行プログラム122に送信するステップ423とから構成される手順を示すものである。(インスタンス結果コードとは、インスタンス化された業務が正常に行われたかを表すコードで、成功又は失敗が値として入力されている。)
このフローにより、インスタンス終了登録部110が、ワークフローシステムで業務フローの実行が終了したことと、その業務フローの結果とを実行履歴格納部106に登録する。
(6)インスタンス詳細開始登録部111
図8は、図1及び図4におけるインスタンス詳細開始登録部111の処理動作を示すフローチャートである。インスタンス詳細開始登録部111は、ワークフローシステムで業務フローのプロセスが操作対象コンピュータシステムに操作実行を開始することを実行履歴格納部106に登録する手段である。
このフローは、コマンド実行プログラム122のインスタンス詳細開始登録コマンド部126から送信されたインスタンス識別子とコマンド名とコマンド定義ファイルに記述されたコマンドラインとを含む図6のインスタンス詳細開始登録情報506を受信するステップ431と、図16の実行履歴格納部106のインスタンス詳細情報テーブルにインスタンス詳細識別子とインスタンス識別子とコマンド名とコマンドラインと開始時間と実行ステータスとを登録するステップ432と、インスタンス詳細識別子とインスタンス詳細開始登録で行われた結果をコマンド実行プログラム122に送信するステップ433とから構成される手順を示すものである。
このフローにより、インスタンス詳細開始登録部111はワークフローシステムで業務フローのプロセスが操作対象コンピュータシステムに操作実行を開始する。
(7)インスタンス詳細終了登録部112
図9は、図1及び図4におけるインスタンス詳細終了登録部112の処理動作を示すフローチャートである。インスタンス詳細終了登録部112は、ワークフローシステムで業務フローのプロセスが操作対象コンピュータシステムへの操作実行が終了したこととその終了結果とを実行履歴格納部106に登録する手段である。
このフローは、コマンド実行プログラム122のインスタンス詳細終了登録コマンド部127から送信された図4のインスタンス詳細終了登録情報507(プロセス起動成功コードと、インスタンス詳細識別子と、インスタンス識別子と、インスタンス詳細結果コード)を受信するステップ441と、実行履歴格納部106に格納された受信されたインスタンス詳細識別子の終了時間とステータスとプロセス起動成功コードとインスタンス詳細結果コードとをそれぞれ、現在の日付と終了ステータスと成功又は失敗と結果コードに変更するステップ442と、インスタンス詳細終了登録112で行われた結果をコマンド実行プログラム122に送信するステップ443とから構成される手順を示すものである。(プロセス起動成功コードとは、コマンド定義ファイルに記述された操作の呼び出しに成功したかを表すコードで、成功又は失敗が値として入力されている。また、インスタンス詳細結果コードとは、実行した操作の結果を表すコードで、数値が値として入力されている。)
このフローにより、インスタンス詳細終了登録部112は、ワークフローシステムで業務フローのプロセスが操作対象コンピュータシステムへの操作実行が終了したことと、その終了結果とを実行履歴格納部106に登録する。
(8)インスタンス情報取得部113
図10は、図1におけるインスタンス情報取得部113の処理動作を示すフローチャートである。インスタンス情報取得部113は、上位アプリケーション2から受信した内容を基に全ワークフローシステムのインスタンスの状態を検索し、上位アプリケーション2に検索結果を提供する手段である。
図10に示すフローは、実行履歴格納部106で調べたいインスタンス情報の条件を検索式として上位アプリケーション2が送信するステップ451と、インスタンス情報取得部113が受信した検索式をSQL文(リレーショナルデータベースの操作を行うための言語)に置き換えるステップ452と、実行履歴格納部106の該当レコードを検索するためにSQL文を実行するステップ453と、SQL文の実行結果を上位アプリケーション2に送信するステップ454とから構成される手順を示すものである。
このフローにより、インスタンス情報取得部113は、上位アプリケーション2から受信した内容を基に全ワークフローシステムのインスタンスの状態を検索し、上位アプリケーション2に検索結果を提供する。
(9)実行履歴格納部106
図16は、実行履歴格納部106のインスタンス情報テーブルとインスタンス詳細情報テーブルを示している。実行履歴格納部106は、業務フローによる操作対象コンピュータシステムの操作結果を登録するデータベースである。また、図18は実行履歴格納部106のインスタンス詳細情報データテーブルとインスタンス詳細情報データテーブルを示している。
インスタンス情報テーブル16−1には、例えば「#3」に「workflow_system_id」の説明として「ワークフローシステム識別子」が保存され、インスタンス詳細情報テーブル16−2には、例えば「#4」に「command_line」の説明として「実行コマンドライン」が保存されている。
図18のインスタンス詳細情報データテーブル16−3には、例えば「#1」において「instance_id」欄に「1」が、「template_id」欄に「1」が、「workflow_system_id」欄に「1」が、「instance_status」欄に「終了」が、「begin_datetime」欄に「2009/01/10 11:39:00.000」が、「end_datetime」欄に「2009/01/10 11:39:40.123」が、そして「result_code」欄に「正常」がそれぞれ保存されている。
同じくインスタンス詳細情報データテーブル16−4には、例えば「#2」において「instance_id」欄に「2」が、「instance_detail_id」欄に「2」が、「command_name」欄に「リソースプール作成」が、「command_line」欄に「ResourcePool−C Create」が、「instance_detail_status」欄に「終了」が、「begin_datetime」欄に「2009/01/10 11:39:08.234」が、「end_datetime」欄に「2009/01/10 11:39:31.345」が、「boot_success_code」欄に「0」が、そして「result_code」欄に「0」がそれぞれ保存されている。
(10)テンプレート管理部107
図17は、テンプレート管理部107のテンプレート情報テーブルとワークフローシステム情報テーブルとワークフローシステム情報テーブルを示している。テンプレート管理部107は、テンプレート103を管理する手段である。また、図19はテンプレート管理部107のテンプレート情報データテーブルとワークフローシステムクラス情報テーブルと、ワークフローシステム情報テーブルを示している。
図17のテンプレート情報テーブル17−1には、例えば「#2」に「template_name」の説明として「テンプレート名」が保存され、ワークフローシステムクラス情報テーブル17−2には、例えば「#3」に「workflow_system_class_status」の説明として「ステータス」が保存され、ワークフローシステム情報テーブル17−3には、例えば「#3」に「workflow_system_name」の説明として「ワークフローシステム名」がそれぞれ保存されている。
図19のテンプレート情報データテーブル17−4には、例えば「#2」において「template_id」欄に「1」が、「template_name」欄に「業務A」が、「workflow_system_class_id」欄に「1」がそれぞれ保存されている。
図19のワークフローシステムクラス情報テーブル17−5には、例えば「#1」において「workflow_system_id」欄に「1」が、「workflow_system_class_id」欄に「1」が、「workflow_system_name」欄に「ワークフローシステムA1」が、そして「workflow_system_status」欄に「実行可能」がそれぞれ保存されている。
図19のワークフローシステム情報テーブル17−6には、例えば「#4」において、「workflow_system_class_id」欄に「4」が、「workflow_system_class_name」欄に「WorkFlowD.Regist」が、「workflow_system_class_status」欄に「削除」が、そして「assembly_file_name」欄に「WorkFlowD」がそれぞれ保存されている。
<コマンド実行プログラム122の構成>
コマンド実行プログラム122は、操作対象コンピュータシステムA140及び操作対象コンピュータシステムB141にコマンドを実行させるコマンド実行部123と、前記インスタンス開始登録部109にデータを送るインスタンス開始登録コマンド部124と、前記インスタンス終了登録部110にデータを送るインスタンス終了登録コマンド部125と、開始と終了以外のコマンドを入力された場合に動作するインスタンス詳細開始登録コマンド部126と、同じく開始と終了以外のコマンドを入力された場合に動作するインスタンス詳細終了登録コマンド部127とを備えている。
<コマンド実行プログラム122>
以下に、コマンド実行プログラム122の下記(1)〜(5)について詳述する。
(1) コマンド実行部123
(2) インスタンス開始登録コマンド部124
(3) インスタンス終了登録コマンド部125
(4) インスタンス詳細開始登録コマンド部126
(5) インスタンス詳細終了登録コマンド部127
(1)コマンド実行部123
図11は、図1及び図4におけるコマンド実行部123の処理動作を示すフローチャートである。コマンド実行部123は、コマンド実行プログラム122が実行されたときに最初に動作する手段である。
このフローは、ワークフローシステムA121がインスタンス識別子とコマンド名とを入力するステップ461と、コマンド実行部123がインスタンス作業後フォルダにあるコマンド定義ファイルを読み込むステップ462と、コマンド実行部123が操作対象コンピュータシステムに操作実行を行う前にインスタンス詳細開始登録コマンド部126の処理を行うステップ463と、詳細開始登録コマンド部126が終了後、コマンドをコマンド定義ファイルに従って実行し、実行結果を結果ファイルに書き込み、プロセス起動成功コードとインスタンス詳細結果コードを得るステップ464と、インスタンス詳細終了登録コマンド部127の処理を行うステップ465とから構成される手順を示している。
(2)インスタンス開始登録コマンド部124
図12は、図1及び図4におけるインスタンス開始登録コマンド部124の処理動作を示すフローチャートである。インスタンス開始登録コマンド部124は、コマンド実行プログラム122がインスタンス開始登録コマンドを入力された場合に動作する手段である。
このフローは、ワークフローシステムA121からインスタンス開始登録コマンドとインスタンス識別子とが入力されるステップ471と、入力されたインスタンス識別子をオペレーション業務統合管理メインシステム101に送信するステップ472と、オペレーション業務統合管理メインシステム101では図1及び図4におけるインスタンス開始登録部109で処理され、インスタンス開始登録コマンド部124は登録結果を受信するステップ473と、結果受信後、オペレーション業務統合管理メインシステム101にあるインスタンス作業前フォルダを取得するステップ474と、インスタンス作業後フォルダを作成するステップ475と、インスタンス作業後フォルダにログファイルを作成し、今までの処理結果を書き込むステップ476とから構成される手順を示すものである。
(3)インスタンス終了登録コマンド部125
図13は、図1及び図4におけるインスタンス終了登録コマンド部125の処理動作を示すフローチャートである。インスタンス終了登録コマンド部125は、コマンド実行プログラム122がインスタンス終了登録コマンドを入力された場合に動作する手段である。
このフローは、ワークフローシステムA121からインスタンス終了登録コマンドとインスタンス識別子とが入力されるステップ481と、入力されたインスタンス識別子とインスタンス結果コードをログファイルに書き込むステップ482と、インスタンス識別子とインスタンス結果コードとをオペレーション業務統合管理メインシステム101に送信するステップ483と、オペレーション業務統合管理メインシステム101では図1及び図4におけるインスタンス終了登録部110で処理され、インスタンス終了登録コマンド部125は登録結果を受信するステップ484と、インスタンス作業後フォルダをオペレーション業務統合管理メインシステム101に送信するステップ485とから構成される手順を示すものである。
(4)インスタンス詳細開始登録コマンド部126
図14は、図1におけるインスタンス詳細開始登録コマンド部126の処理動作を示すフローチャートである。図1におけるインスタンス詳細開始登録コマンド部126は、コマンド実行プログラム122が、前記インスタンス開始登録コマンド及びインスタンス終了登録コマンド以外のコマンドを入力された場合に動作する手段である。
このフローは、コマンド実行部123から呼び出され、インスタンス識別子とコマンド名とコマンドラインとをオペレーション業務統合管理メインシステム101に送信するステップ491と、オペレーション業務統合管理メインシステム101では図1及び図4におけるインスタンス詳細開始登録部111で処理され、インスタンス詳細開始登録コマンド部126は登録結果を受信するステップ492と、結果内容をログファイルに書き込むステップ493とから構成される手順を示すものである。(登録する結果には、インスタンス詳細識別子が含まれており、これがこれから行う操作の識別子となる。)
(5)インスタンス詳細終了登録コマンド部127
図15は、図1におけるインスタンス詳細終了登録コマンド部127の処理動作を示すフローチャートである。図1におけるインスタンス詳細終了登録コマンド部127は、コマンド実行プログラム122が、前記インスタンス開始登録コマンド及びインスタンス終了登録コマンド以外のコマンドを入力された場合に動作する手段である。
このフローは、コマンド実行部123から呼び出され、インスタンス識別子とインスタンス詳細識別子とプロセス起動成功コードとインスタンス詳細結果コードとをオペレーション業務統合管理メインシステム101に送信するステップ496と、オペレーション業務統合管理メインシステム101では図1及び図4におけるインスタンス詳細終了登録部112で処理され、インスタンス詳細終了登録コマンド部127は登録結果を受信するステップ497と、結果内容をログファイルに書き込むステップ498とから構成される手順を示すものである。
<ワークフローシステム登録の流れ>
図1を使って、業務処理コンピュータシステムの運用業務を行う運用SE1が、オペレーション業務の登録を行った場合の処理の流れを説明する。
まず、オペレーション業務統合管理メインシステム101は、運用SE1の操作する上位アプリケーション2が送信した情報を基に、インスタンス登録部108がワークフローシステムA121とワークフローシステムB131から業務フローの登録を行う。以下、登録をワークフローシステムA121に行ったとして、説明を続ける。
次にワークフローシステムA121は、登録された業務フローを、コマンド実行プログラム122を使用して操作対象コンピュータシステムA140及び操作対象コンピュータシステムB141に操作実行を行う。このとき、コマンド実行プログラム122は、インスタンス開始登録コマンド部124、インスタンス終了登録コマンド部125、インスタンス詳細開始登録コマンド部126、インスタンス詳細終了登録コマンド部127の各機能を使用し、オペレーション業務統合管理メインシステム101のインスタンス開始登録部109、インスタンス終了登録部110、インスタンス詳細開始登録部111、インスタンス詳細終了登録部112に必要な情報を送信する。
このように、ワークフローシステムA121の前後にオペレーション業務統合管理メインシステム101とコマンド実行プログラム122が配置されていることで、ワークフローシステムA121の入出力を把握することが可能になる。更に外部に対して提供しているコマンドやAPIを利用せずに実行状況を把握するため、運用SE1は使用したワークフローシステムの差異を意識せずにオペレーション業務統合管理メインシステム101からのみ実行履歴の情報を得ることが可能になる。
以上、図1〜図19を用いて説明したように、本実施形態のオペレーション業務統合管理システムでは、フロー定義ファイルの記述した業務フローの最初と最後に、オペレーション業務統合管理メインシステム101の実行履歴格納部106に登録を行うコマンドを付加するものである。
そして、ワークフローシステムがコマンド実行プログラムにコマンドを入力することで、オペレーション業務統合管理システムの実行履歴格納部にオペレーション業務の実行履歴を得る。この記述方法とプログラムによって、ワークフローシステムが提供するコマンドやAPIを使用せずにオペレーション業務の実行状況を把握することができるようになり、今まで一括して運用管理することができなかったワークフローシステムも管理することが可能になる。
本発明のオペレーション業務統合管理システムは、図1に示すように、コンピュータのCPU、メモリ、補助記憶装置、ディスプレイ、入力デバイス等を含むハードウェア資源上に構築されたOS、アプリケーション、データベース、ネットワークシステム等によって実現されるものであり、オペレーション業務統合管理という情報処理が上記のハードウェア資源を用いて具体的に実現されるものであるから、自然法則を利用した技術的思想に該当するものであり、複数顧客の業務処理コンピュータシステムを運用するための複数の異種ワークフローシステムを備えた共同利用型データンタ等におけるオペレーション業務を実施するアウトソーシングサービスに利用できる。
1 運用SE
2 上位アプリケーション
101 オペレーション業務統合管理メインシステム
102 パッケージテンプレート格納部
103 テンプレート
106 実行履歴格納部
106−1 インスタンス情報テーブル
106−2 インスタンス詳細情報テーブル
106−3 インスタンス情報データテーブル
106−4 インスタンス詳細情報データテーブル
107 テンプレート管理部
108 インスタンス登録部
109 インスタンス開始登録部
110 インスタンス終了登録部
111 インスタンス詳細開始登録部
112 インスタンス詳細終了登録部
113 インスタンス情報取得部
120 ワークフローサーバ
121 ワークフローシステムA
122 コマンド実行プログラム
123 コマンド実行部
124 インスタンス開始登録コマンド部
125 インスタンス終了登録コマンド部
126 インスタンス詳細開始登録コマンド部
127 インスタンス詳細終了登録コマンド部
130 ワークフローサーバ
131 ワークフローシステムB
132 コマンド実行プログラム
140 操作対象コンピュータシステムA
141 操作対象コンピュータシステムB
142 操作対象コンピュータシステムC
301 オペレーション業務
302 コマンド定義ファイル
303 パラメータファイル
304 フロー定義ファイル
501 開始プロセス
502 プロセス
503 プロセス
504 正常終了プロセス

Claims (6)

  1. 複数のワークフローサーバのワークフローシステムを一括して運用管理するオペレーション業務統合管理システムであって、
    前記複数のワークフローサーバとネットワークを介して接続する管理サーバに配置され、前記ワークフローシステムのオペレーション業務の操作手順を登録したファイルからなるテンプレートを格納するテンプレート格納部と、前記オペレーション業務の実行履歴の情報を登録する実行履歴格納部とを備えるコンピュータからなるオペレーション業務統合管理手段と、
    前記ワークフローサーバ内で前記ワークフローシステムと該ワークフローシステムの操作対象のコンピュータシステムとの間に配置され、前記テンプレートに登録した操作手順により前記コンピュータシステムを操作し、その操作した実行履歴の情報を前記実行履歴格納部に登録するコマンド実行手段と、を備え、
    前記コマンド実行手段が入力された前記ワークフローシステムのオペレーション業務の操作手順の情報を前記オペレーション業務統合管理手段に送るとともに、前記操作対象のコンピュータシステムを操作実行し、その操作した実行履歴の情報を前記実行履歴格納部に登録することを特徴とするオペレーション業務統合管理システム。
  2. 前記コマンド実行手段は、前記テンプレートに登録するオペレーション業務で実際に行う操作手順の最初の実行履歴の前に当該オペレーション業務の開始についての情報を、及びオペレーション業務で実際に行う操作手順の最後の実行履歴の後に当該オペレーション業務の終了についての情報を前記実行履歴格納部に登録することを特徴とする請求項1に記載のオペレーション業務統合管理システム。
  3. 前記テンプレートは、前記ワークフローシステムに代わって前記コマンド実行プログラムが読み込んで使用する操作対象のコンピュータシステムを操作する前記コマンドを記述したコマンド定義ファイルと、オペレーション業務の前記フローを記述したワークフローシステムが解釈可能なフロー定義ファイルを備えることを特徴とする請求項1又は2に記載のオペレーション業務統合管理システム。
  4. 前記テンプレートは、コマンド実行手段が読み込んで使用するパラメータファイルを備えることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載のオペレーション業務統合管理システム。
  5. 複数のワークフローサーバのワークフローシステムを一括して運用管理するオペレーション業務統合管理プログラムであって、前記複数のワークフローサーバとネットワークを介して接続する管理サーバに配置され、前記ワークフローシステムのオペレーション業務の操作手順を登録したファイルからなるテンプレートを格納するテンプレート格納部と、前記オペレーション業務の実行履歴の情報を登録する実行履歴格納部とを備えるコンピュータからなるオペレーション業務統合管理手段と、前記ワークフローサーバ内で前記ワークフローシステムと該ワークフローシステムの操作対象のコンピュータシステムとの間に配置され、前記テンプレートに登録した操作手順により前記コンピュータシステムを操作し、その操作した実行履歴の情報を前記実行履歴格納部に登録するコマンド実行手段と、を備え、前記コマンド実行手段が入力された前記ワークフローシステムのオペレーション業務の操作手順の情報を前記オペレーション業務統合管理手段に送るとともに、前記操作対象のコンピュータシステムを操作実行し、その操作した実行履歴の情報を前記実行履歴格納部に登録するオペレーション業務統合管理プログラムにおいて、
    前記複数のワークフローサーバとネットワークを介して接続する管理サーバに配置したオペレーション業務統合管理手段が、前記ワークフローシステムのオペレーション業務の操作手順であるコマンド及びフローを登録したテンプレートをテンプレート格納部に格納するステップと、
    前記オペレーション業務統合管理手段がオペレーション業務の実行履歴を実行履歴格納部に登録するステップと、
    前記複数のワークフローシステムと該ワークフローシステムの操作対象のコンピュータシステムとの間に配置したコマンド実行プログラムが、前記テンプレートに登録した操作手順により前記コンピュータシステムを操作し、その操作した実行履歴を前記実行履歴格納部に登録するステップと、
    前記コマンド実行手段が入力された前記ワークフローシステムのオペレーション業務の操作手順の情報を前記オペレーション業務統合管理手段に送るステップと、
    前記操作対象のコンピュータシステムを操作実行し、その操作した実行履歴の情報を前記実行履歴格納部に登録するステップと、
    を実行させることを特徴とするオペレーション業務統合管理プログラム。
  6. 前記コマンド実行手段が、前記テンプレートに登録するオペレーション業務で実際に行う操作手順の最初の実行履歴の前に当該オペレーション業務の開始についての情報を、及びオペレーション業務で実際に行う操作手順の最後の実行履歴の後に当該オペレーション業務の終了についての情報を前記実行履歴格納部に登録することを特徴とする請求項5に記載のオペレーション業務統合管理プログラム。
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KR101866820B1 (ko) * 2015-12-16 2018-06-12 유환수 게임 서버 운용의 최적화 방법

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