JP2010224388A - 液晶表示素子および液晶表示素子の製造方法 - Google Patents

液晶表示素子および液晶表示素子の製造方法 Download PDF

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尚 森川
Takeshi Matsunaga
健 松永
Atsusuke Hirano
敦資 平野
Masaki Hirakata
昌記 平方
Hiroshi Arisawa
宏 有沢
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Abstract

【課題】第1基板と第2基板と区画部材とによって区画された空間に第1液晶層と第2液晶層とが形成されていない場合に比べ、位置ズレの発生が低減された画素を容易に形成し得る液晶表示素子を提供する。
【解決手段】片面に第1電極13を有する第1基板12と、片面に透明な第2電極23を有し、第2電極が第1電極に対向するように第1基板に対向配置された透明な第2基板22と、第1基板および第2基板に接するように形成されてなり、第1基板および第2基板によって挟まれた領域を区画して、複数の区画された空間を形成する区画部材14と、区画された空間内に形成され、第1液晶組成物を含有する第1液晶層と、区画された空間内において第1液晶層よりも第2基板側に形成され、第2液晶組成物を含有する第2液晶層と、区画された空間内において、第1液晶層および第2液晶層を分離するように形成された透明な分離層と、を有する液晶表示素子。
【選択図】図1

Description

本発明は、液晶表示素子および液晶表示素子の製造方法に関する。
近年、液晶や有機エレクトロルミネッセンス素子等を利用した薄型の表示パネルが開発されている。このような表示パネルでは、陽極となる電極を形成した基板と、陰極となる電極を形成した基板と、が液晶などの表示要素を介して配置され、両電極によって前記表示要素に電圧を印加することで表示が行われる。
ここで、コレステリック液晶層を用いるカラー反射型液晶表示素子は、R(レッド)G(グリーン)B(ブルー)の各色を表示するパネルを積層することによって作製される。
例えば、各々スイッチングの閾値電圧の異なる2つのゲスト・ホスト液晶を、強誘電体膜を挟んで積層し、一組の電極を用いて表示を切り替える技術が提示されている(例えば、特許文献1参照)。
また、各々スイッチングの閾値電圧の異なるRGBのコレステリック液晶層を積層し、一組の電極を用いて表示を切り替える技術が提示されている(例えば、特許文献2参照)。該技術では、各液晶に2つ閾値が存在するため駆動が独立に行え、8色表示が可能である。
更に、電気泳動表示の分野においては、マイクロカップに電気泳動液体を加え、さらにHDDA(1,6−ヘキサンジオールジアクリレート)中にUV硬化性組成物を分散した溶液を上部から加え、相分離後にUVを照射してマイクロカップの上部に硬質の透明な膜を生成しマイクロカップをシールする方法が開示されている(例えば、特許文献3参照)。
また、コレステリック液晶を用いた液晶表示素子(特に電子ペーパー)の製造においては、基板間に液晶を注入する代表的な方法として真空注入法と滴下注入法がある。
図12は真空注入法による電子ペーパーの製造工程の一例を示す図である。真空注入法では、それぞれ電極104,204と配向膜106,206が形成された2つの基板102,202で挟まれる領域に区画部材108を設けて、液晶が充填される空間(セル)110を予め形成するとともに、外周の1箇所に開口部(液晶注入口)を設けてセル110内を真空にしておく(図10(A))。その後、セル110内を真空にしたまま液晶注入口を液晶と接触させ、大気圧にすることで減圧状態のセル110内に液晶112を注入する方法がある(図10(B))。
また、図13に示すように、一方の基板102上に予め形成したセル110内に液晶112を滴下した後(図13(A))、他方の基板202を貼り合わせる(図13(B))滴下注入法がある。
更に、基板間の液晶組成物の封入を簡易に行う方法として、スペーサと液晶組成物を配置した一方の基板上に、封止用のシール樹脂を外周に配置した他方の基板を、両基板の一端から徐々に貼り合わせることにより、両基板で挟まれた領域に液晶を充填させるとともに両基板を接着させる方法が提案されている(例えば、特許文献4参照)。
また、区画部材を形成するための光硬化性樹脂と液晶との混合物を基板で挟まれた領域に封入した後、マスクを介して選択的に光を照射することにより、混合物中の樹脂を硬化させて区画部材を構築する方法が提案されている(例えば、特許文献5参照)。
特開平10−090715号公報 特開平10−177191号公報 特開2004−4773号公報 特許3777387号公報 特開2006−162825号公報
本発明は、第1基板と第2基板と区画部材とによって区画された空間に第1液晶層と第2液晶層とが形成されていない場合に比べ、位置ズレの発生が低減された画素を容易に形成し得る液晶表示素子を提供することを目的とする。また、第1基板と第2基板と区画部材とによって区画された空間に、第1液晶層(または第2液晶層)と分離層と第2液晶層(または第1液晶層)とをこの順に形成しない場合に比べ、位置ズレの発生が低減された画素を容易に形成し得る液晶表示素子の製造方法を提供することを目的とする。
上記課題は、以下の本発明によって達成される。
即ち、請求項1に係る発明は、
片面に第1電極を有する第1基板と、
片面に透明な第2電極を有し、該第2電極が前記第1電極に対向するように前記第1基板に対向配置された透明な第2基板と、
前記第1基板および前記第2基板に接するように形成されてなり、前記第1基板および前記第2基板によって挟まれた領域を区画して、複数の区画された空間を形成する区画部材と、
前記区画された空間内に形成され、第1液晶組成物を含有する第1液晶層と、
前記区画された空間内において前記第1液晶層よりも前記第2基板側に形成され、第2液晶組成物を含有する第2液晶層と、
前記区画された空間内において、前記第1液晶層および前記第2液晶層を分離するように形成された透明な分離層と、
を有する液晶表示素子である。
請求項2に係る発明は、
前記区画された空間内において、前記第1基板側から前記第2基板側に向かって順に積層されたn層(n≧3)の液晶層を有し、且つ前記区画された空間内において、前記n層の液晶層をそれぞれ分離するように形成されたn−1層の透明な分離層を有する請求項1に記載の液晶表示素子である。
請求項3に係る発明は、
前記第1液晶組成物および前記第2液晶組成物が、それぞれ可視光中の互いに異なる波長の光を選択反射する液晶組成物である請求項1に記載の液晶表示素子である。
請求項4に係る発明は、
前記分離層が、寒天、ゼラチン、ポリビニルアルコール、ポリエチレンオキサイド、ポリ(3,4−エチレンディオキシチオフェン)ポリスチレンサルフォネートから選ばれる少なくとも1種を含有してなる請求項1〜請求項3の何れか1項に記載の液晶表示素子である。
請求項5に係る発明は、
片面に第1電極が形成された第1基板および片面に透明な第2電極が形成された透明な第2基板を準備する基板準備工程と、
前記第1基板の前記第1電極が形成されている面に、前記第1基板および前記第2基板によって挟まれた領域を区画して複数の区画された空間が形成されるように、前記第1基板および前記第2基板に接する区画部材を形成する区画部材形成工程と、
前記区画された空間内に、第1液晶組成物を含有する第1液晶層用塗布液を塗布し、乾燥して第1液晶層を形成する第1液晶層形成工程と、
前記区画された空間内において、前記第1液晶層の表面に分離層用塗布液を塗布し、乾燥して分離層を形成する分離層形成工程と、
前記区画された空間内において、前記分離層の表面に第2液晶組成物を含有する第2液晶層用塗布液を塗布し、乾燥して第2液晶層を形成する第2液晶層形成工程と、
前記第2電極が、前記第1液晶層、前記分離層および前記第2液晶層を介して前記第1電極に対向するように、前記第2基板を前記第1基板に対向配置する第2基板配置工程と、
を有する液晶表示素子の製造方法である。
請求項6に係る発明は、
片面に第1電極が形成された第1基板および片面に透明な第2電極が形成された透明な第2基板を準備する基板準備工程と、
前記第2基板の前記第2電極が形成されている面に、前記第1基板および前記第2基板によって挟まれた領域を区画して複数の区画された空間が形成されるように、前記第1基板および前記第2基板に接する区画部材を形成する区画部材形成工程と、
前記区画された空間内に、第2液晶組成物を含有する第2液晶層用塗布液を塗布し、乾燥して第2液晶層を形成する第2液晶層形成工程と、
前記区画された空間内において、前記第2液晶層の表面に分離層用塗布液を塗布し、乾燥して分離層を形成する分離層形成工程と、
前記区画された空間内において、前記分離層の表面に第1液晶組成物を含有する第1液晶層用塗布液を塗布し、乾燥して第1液晶層を形成する第1液晶層形成工程と、
前記第1電極が、前記第2液晶層、前記分離層および前記第1液晶層を介して前記第2電極に対向するように、前記第1基板を前記第2基板に対向配置する第1基板配置工程と、
を有する液晶表示素子の製造方法である。
請求項7に係る発明は、
前記第1液晶組成物および前記第2液晶組成物が、それぞれ可視光中の互いに異なる波長の光を選択反射する液晶組成物である請求項5または請求項6に記載の液晶表示素子の製造方法である。
請求項8に係る発明は、
前記分離層が、寒天、ゼラチン、ポリビニルアルコール、ポリエチレンオキサイド、ポリ(3,4−エチレンディオキシチオフェン)ポリスチレンサルフォネートから選ばれる少なくとも1種を含有してなる請求項5〜請求項7の何れか1項に記載の液晶表示素子の製造方法。
請求項1に係る発明によれば、第1基板と第2基板と区画部材とによって区画された空間に第1液晶層と第2液晶層とが形成されていない場合に比べ、位置ズレの発生が低減された画素を容易に形成し得る液晶表示素子が提供される。
請求項2に係る発明によれば、第1基板と第2基板と区画部材とによって区画された空間に3層以上の液晶層が形成されていない場合に比べ、位置ズレの発生が低減された画素を容易に形成し得る液晶表示素子が提供される。
請求項3に係る発明によれば、第1液晶組成物および第2液晶組成物が選択反射する可視光中の波長の光を考慮しない場合に比べ、(m+1)色以上(m=液晶層の数)色の表示が実現される。
請求項4に係る発明によれば、分離層の素材を考慮しない場合に比べ、透明性に優れ且つ薄膜で誘電率の高い分離層が形成される。
請求項5に係る発明によれば、第1基板と第2基板と区画部材とによって区画された空間に、第1液晶層と分離層と第2液晶層とをこの順に形成しない場合に比べ、位置ズレの発生が低減された画素を容易に形成し得る液晶表示素子の製造方法が提供される。
請求項6に係る発明によれば、第1基板と第2基板と区画部材とによって区画された空間に、第2液晶層と分離層と第1液晶層とをこの順に形成しない場合に比べ、位置ズレの発生が低減された画素を容易に形成し得る液晶表示素子の製造方法が提供される。
請求項7に係る発明によれば、第1液晶組成物および第2液晶組成物が選択反射する可視光中の波長の光を考慮しない場合に比べ、(m+1)色以上(m=液晶層の数)色の表示が実現された液晶表示素子が製造される。
請求項8に係る発明によれば、分離層の素材を考慮しない場合に比べ、透明性に優れ且つ薄膜で誘電率の高い分離層が形成される液晶表示素子が製造される。
第1実施形態に係る液晶表示素子の構成を示す概略断面図である。 第2実施形態に係る液晶表示素子の製造方法の一工程を示す断面図である。 第2実施形態に係る液晶表示素子の製造方法の一工程を示す断面図である。 第2実施形態に係る液晶表示素子の製造方法の一工程を示す断面図である。 第2実施形態に係る液晶表示素子の製造方法の一工程を示す断面図である。 第2実施形態に係る液晶表示素子の製造方法の一工程を示す断面図である。 第2実施形態に係る液晶表示素子の製造方法の一工程を示す断面図である。 第2実施形態に係る液晶表示素子の製造方法の一工程を示す断面図である。 第2実施形態に係る液晶表示素子の製造方法の一工程を示す断面図である。 第2実施形態に係る液晶表示素子の製造方法の一工程を示す断面図である。 第2実施形態に係る液晶表示素子の製造方法の一工程を示す断面図である。 真空注入法の一例を示す図である。 滴下注入法の一例を示す図である。
以下、本発明の好ましい実施形態について詳細に説明する。
<第1実施形態:液晶表示素子>
第1実施形態に係る液晶表示素子は、片面に第1電極を有する第1基板と、片面に透明な第2電極を有し、該第2電極が前記第1電極に対向するように前記第1基板に対向配置された透明な第2基板と、前記第1基板および前記第2基板に接するように形成されてなり、前記第1基板および前記第2基板によって挟まれた領域を区画して、複数の区画された空間を形成する区画部材と、前記区画された空間内に形成され、第1液晶組成物を含有する第1液晶層と、前記区画された空間内において前記第1液晶層よりも前記第2基板側に形成され、第2液晶組成物を含有する第2液晶層と、前記区画された空間内において、前記第1液晶層および前記第2液晶層を分離するように形成された透明な分離層と、を有することを特徴とする。
また、前記区画された空間内において、前記第1基板側から前記第2基板側に向かって順に積層されたn層(n≧3)の液晶層(即ち3層以上の液晶層)を有し、且つ前記区画された空間内において、前記n層の液晶層をそれぞれ分離するように形成されたn−1層の透明な分離層を有していてもよい。
ここで、第1基板および第2基板によって挟まれた領域が区画部材によって「区画された空間」とは、該区画部材と前記第1基板と前記第2基板とによって囲まれる空間である。従って、前記「区画部材」は、少なくとも第1基板および第2基板に接するように形成されており、これによって第1基板および第2基板によって挟まれた領域が区画される。尚、前記区画部材は、少なくとも第1基板および第2基板に接し、望ましくは該第1基板および該第2基板とより直交する方向に形成されることが望ましい。該第1基板および該第2基板とより直交する方向に形成されることにより、表示側の基板から画像を視認する際、視認される区画部材の領域が少なくなる。
複数の液晶層を積層して形成される液晶表示素子は、各画素の位置合わせが容易でなく、各画素の位置ズレの低減を容易に達成し得る液晶表示素子の提供が求められていた。
これに対し、上記第1実施形態に係る液晶表示素子であれば、第1基板と第2基板と区画部材とによって区画された空間に、分離層によって分離された状態で第1液晶層と第2液晶層とが形成されている。そのため、高い精度で位置合わせされた第1液晶層と第2液晶層とを簡易に形成し得るものであり、即ち位置ズレの発生が低減された画素を容易に形成し得る液晶表示素子が提供される。
ここで、図面を用いて、上記第1実施形態に係る液晶表示素子の一例について詳細に説明する。
図1は、第1実施形態に係る液晶表示素子の一例の構成を示す概略図である。
本実施形態の液晶表示素子10は、片面に第1電極13が形成されている第1基板12と、片面に第2電極23が形成された第2基板22と、が第1電極13および第2電極23が対向するように対向配置されている。対向配置された2つの基板12,22で挟まれる領域には、区画部材(リブ)14によって区画された空間(セル)が配列している。各セルにおいては、第2基板22側から順に赤色液晶層20R、分離層18a、緑色液晶層20G、分離層18b、青色液晶層20Bが積層されている。
以下、各構成部材について具体的に説明する。
<基板>
第1実施形態においては、少なくとも第2基板22として透明な基板を用い、また第1基板12として透明な基板を用いてもよい。
ここで、「透明」とは、可視領域の光の透過率が85%以上であること意味し、更に透過率が95%以上であることが好ましい。
第1および第2基板12,22としては、例えば樹脂フィルムにそれぞれ電極13,23を形成したものが用られる。各基板12,22は、ポリエチレンテレフタレート、ポリスルホン、ポリエーテルスルホン、ポリカーボネート、ポリエチレンナフタレート、ポリオレフィン等の高分子フィルムを用いて構成されたものが好ましい。また、フレキシブル化しない場合にはガラス基板等を用いてもよい。
基板12,22の厚みは特に限定されないが、例えば、電子ペーパーを製造する場合には、通常0.01mm以上0.5mm以下の範囲であることが望ましい。
また、各基板12,22にはガスバリア層を設けることが望ましい。ガスバリア層は、気体の透過を抑制する役割を有する。
ガスバリア層を形成する場合、真空蒸着法、スパッタリング法、イオンプレーティング法等の物理蒸着法、あるいはCVD等の化学蒸着法等により、例えば酸化ケイ素・酸化アルミニウム系薄膜層を形成する。例えば真空蒸着法を採用する場合は、蒸着原料としてSiOとAlの混合物、あるいはSiOとAlの混合物等が用いられる。また、反応ガスとして酸素、窒素、水素、アルゴン、炭酸ガス、水蒸気等を導入したり、オゾン添加、イオンアシスト等の手段を用いた反応性蒸着を採用してもよい。
ガスバリア層の層厚は、通常10Å以上5000Å以下の範囲が望ましく、50Å以上2000Å以下の範囲がより望ましい。
<電極>
第1実施形態においては、少なくとも第2電極23として透明な電極を用い、また第1電極13として透明な電極を用いてもよい。
尚「透明」とは、前記基板について記載した通り、可視領域の光の透過率が85%以上であること意味し、更に透過率が95%以上であることが好ましい。
第1および第2電極13,23は、例えば、ITO(Indium Tin Oxide)を用いて形成される。ITO以外にも、Auなどの金属薄膜、SnO、ZnOなどの酸化物、ポリピロールなどの導電性高分子やカーボンナノチューブの薄膜など、透明な導電膜を形成してもよい。各電極13,23は、例えばスパッタリングによって基板12,22の片面に形成し、必要に応じてフォトリソグラフィー等によってパターニングを行う。印刷、CVD、蒸着などにより各電極13,23を形成してもよい。
電極13,23の形態および駆動方式としては、一対の電極13,23の一方を表示素子に表示する画像の各画素(セル)に共通の電極とし、他方を各画素に個別の電極とするセグメント駆動方式、両電極13,23を互いに直交する方向に各々帯状に形成して、互いに対峙する位置を1つの画素に対応する領域とする単純マトリクス駆動方式、一方の電極を各画素に共通の電極とし、他方を互いに直交する帯状の走査電極および信号電極からなるものとして、これにTFT等の能動素子を設けるアクティブマトリックス駆動方式等であってもよい。
<区画部材>
区画部材(リブ)14は、セルを区画して液晶層20R,20G,20Bおよび分離層18a,18bの流動を抑制し、且つ第1電極13と第2電極23との距離を規定する。
区画部材14を構成する材料としては樹脂が好適であり、感光性樹脂、熱硬化性樹脂、熱可塑性樹脂等が使用される。
感光性樹脂としては、エポキシアクリレート、ウレタンアクリレート、ポリエステルアクリレート、多官能性アクリレート、ポリエーテルアクリレート、シリコーンアクリレート、ポリブタジエンアクリレート、不飽和ポリエステル/スチレン、ポリエン/チオール、ポリスチリルメタクリレート、UV硬化ラッカーまたはこれらの少なくとも2つの共重合体もしくは混合物が挙げられる。
熱硬化性樹脂としては、エポキシ樹脂、キシレン樹脂、グアナミン樹脂、ジアリルフタレート樹脂、ポリウレタン、ビニルエステル樹脂、不飽和ポリエステル、ポリイミド、メラミン樹脂、マレイン酸樹脂、アクリル樹脂、ケイ素樹脂、アルキッド樹脂、またはこれらの少なくとも2つの共重合体もしくは混合物が挙げられる。エポキシ系樹脂としては、1液性および2液性のいずれが使用されてもよいが、2液性が使用される場合には、2接着剤成分を混錬したあと、400mmHg以下の真空度で15分以上30分以下脱気して気泡を除去することが望ましい。エポキシ系樹脂は、常温硬化性および感光性の何れが使用されてもよい。
熱可塑性樹脂としては、ポリプロピレン、ポリエチレン、エチレン−プロピレン共重合体などのポリオレフィン、ポリエステル、ポリアミド、アイオノマー、ポリ酢酸ビニル、エチレン酢酸ビニル共重合体、アクリル酸エステル、メタアクリル酸エステルなどのアクリル樹脂、ポリビニルアセタール、フェノール、変性エポキシ樹脂、アモルファスポリエステル、またはこれらの少なくとも2つの共重合体もしくは混合物が挙げられる。
また、熱硬化性樹脂と感光性樹脂との混合物を硬化樹脂として使用するなど、異種の樹脂を混合した樹脂を使用してもよい。また、変性アクリレートオリゴマおよびエポキシオリゴマの混合物、紫外線硬化型アクリル系接着剤が使用されてもよい。アクリル系接着剤としては、紫外線硬化性アクリル系樹脂、特に、紫外線照射により重合硬化するアクリルモノマー、アクリルオリゴマーを含有するものでもよい。
他に、例えば、ウレタン樹脂、エポキシ樹脂、アクリル樹脂、アクリル酸エステル樹脂、フェノキシエーテル系架橋樹脂、メラミン樹脂、フェノール樹脂、シリコーン樹脂、キシレン樹脂、グアナミン樹脂、ジアリルフタレート樹脂、ビニルエステル樹脂、ポリイミド、マレイン酸樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、アルキッド樹脂、または、これらの少なくとも2つの共重合体もしくは混合物などが好適に使用される。
中でも、熱硬化性シリコーン樹脂あるいは熱硬化性ポリイミドが望ましく、例えばポリジメチルシロキサン(PDMS)、ポリジメチルシロキサン/ポリジフェニルシロキサン共重合体、ポリメチルシアノアルキルシロキサン、ポリジメチルシロキサン/ポリオキシエチレン共重合体等が挙げられる。
また、区画部材(リブ)14の形状としては、板状の区画部材14をマトリクス状に配置してセルを区画する壁を形成することが望ましいが、この他にも、六角形や三角形のハニカム形状などであってもよい。
2つの区画部材14の間隔は、特に限定されないが、例えば、電子ペーパーを製造する場合には、50μm以上300μm以下の範囲であることが望ましく、80μm以上200μm以下の範囲であることがより望ましい。
また、区画部材14の厚み(即ち第1基板12と第2基板22との間隔)は、特に限定されないが、例えば、電子ペーパーを製造する場合には、3μm以上30μm以下の範囲であることが望ましく、10μm以上20μm以下の範囲であることがより望ましい。
<液晶層>
赤色液晶層20R,緑色液晶層20Gおよび青色液晶層20Bには、それぞれ可視光中の互いに異なる波長の光を選択反射する液晶組成物が含有される。即ち赤色液晶層20Rには赤色の波長の光を選択反射する液晶組成物が含有され、緑色液晶層20Gには緑色の波長の光を選択反射する液晶組成物が含有され、さらに青色液晶層20Bには青色の波長の光を選択反射する液晶組成物が含有される。
上記液晶組成物としては、例えばコレステリック液晶が好適に採用される。尚、螺旋の巻く向きがそれぞれ異なるコレステリック液晶を2種以上用いることが特に望ましい。
また、これに限定されず、スメクチックA液晶、ネマチック液晶、ディスコティック液晶などを利用してもよい。また、カイラルネマチック液晶、表面安定化カイラルスメクチックC液晶、双安定ねじれネマチック液晶、微粒子分散液晶などのメモリー性液晶を用いてもよい。
また、液晶組成物の光学的特性を補助する部材として、配向膜を設けたり、偏光板、位相差板、反射板などの光学部材を併用したり、液晶組成物中に2色性色素を添加してもよい。
液晶層20R,20G,20Bの厚みは特に限定されないが、例えば、セル内に3層の液晶層を有する電子ペーパーを製造する場合には、5μm以上50μm以下の範囲であることが望ましく、20μm以上30μm以下の範囲であることがより望ましい。
<分離層>
分離層18a,18bは、少なくとも透明であり、且つ高誘電率を有するあるいは導電性を有する層である。
尚「透明」とは、記述の通り、可視領域の光の透過率が85%以上であること意味し、更に透過率が95%以上であることが好ましい。
前記分離層18a,18bの素材としては、液晶組成物が一般的に油性であることから、水溶性の化合物が好適に用いられる。また、透明性に優れ且つ薄膜で誘電率の高い分離層が形成し得るとの観点から、寒天、ゼラチン、ポリビニルアルコール、ポリエチレンオキサイドが好適に用いられる。
透明かつ導電性を有するポリマーとしては、例えば、ポリ(3,4−エチレンディオキシチオフェン)−ポリスチレンサルフォネート共重合体(PEDOT:PSS)、ポリチオフェンが好適に用いられる。
分離層18a,18bの厚みは特に限定されないが、例えば、セル内に3層の液晶層を有し、且つ各液晶層を分離する分離層を2層有する電子ペーパーを製造する場合には、0.5μm以上10μm以下の範囲であることが望ましく、1μm以上4μm以下の範囲であることがより望ましい。
<第2実施形態:液晶表示阻止の製造方法>
次に、第2実施形態に係る液晶表示素子の製造方法について説明する。
第2実施形態に係る液晶表示素子の製造方法は、以下の各工程を有する。
(1)片面に第1電極が形成された第1基板および片面に透明な第2電極が形成された透明な第2基板を準備する基板準備工程
(2)第1基板(または第2基板)の第1電極(または第2電極)が形成されている面に、区画された空間が形成されるように区画部材を形成する区画部材形成工程
(3)区画された空間内に、第1液晶組成物(または第2液晶組成物)を含有する第1液晶層用塗布液(または第2液晶層用塗布液)を塗布し、乾燥して第1液晶層(または第2液晶層)を形成する第1液晶層形成工程(または第2液晶層形成工程)
(4)区画された空間内において、第1液晶層(または第2液晶層)の表面に分離層用塗布液を塗布し、乾燥して分離層を形成する分離層形成工程
(5)区画された空間内において、分離層の表面に第2液晶組成物(または第1液晶組成物)を含有する第2液晶層用塗布液(または第1液晶層用塗布液)を塗布し、乾燥して第2液晶層(または第1液晶層)を形成する第2液晶層形成工程(または第1液晶層形成工程)
(6)第2電極(または第1電極)が、第1液晶層、分離層および第2液晶層を介して第1電極(または第2電極)に対向するように、第2基板(または第1基板)を第1基板(または第2基板)に対向配置する第2基板配置工程(または第1基板配置工程)
ここで、図面を用いて、上記第2実施形態に係る液晶表示素子の製造方法の一例について詳細に説明する。尚、以下においては、
・赤色液晶層20Rを形成する工程 (工程(3−R))
・分離層18aを形成する工程 (工程(4−a))
・緑色液晶層20Gを形成する工程 (工程(5−G))
・分離層18bを形成する工程 (工程(4−b))
・および青色液晶層20Bを形成する工程(工程(5−B))
を経て、液晶層および分離層を積層する液晶表示素子の製造方法について説明する。
(1)基板準備工程
まず、片面に第1電極13が形成された第1基板12および片面に透明な第2電極23が形成された透明な第2基板22を準備する。
電極の形成方法としては、前述の通り、例えばITOを用いたパターニング等の方法が適用される。
(2)区画部材形成工程
次いで、図2乃至図5に示す通り、第2基板22の第2電極23が形成されている面に区画部材(リブ)14を形成する。
具体的には、まず図2に示す通り仮支持体32の片面の区画部材(リブ)14を形成しない箇所に型34を形成する。尚、仮支持体32としては特に限定されず、前述の第1および第2基板12,22の例として列挙されたものがそのまま使用される。また、型34の形成は、型形成用液を塗布乾燥しパターニングする方法など、公知の方法によって行われる。型34の素材としては、例えば、ステンレスのような金属材料や、マイクロケミカル(株)製のSU−8(エポキシ樹脂)等の樹脂性のネガレジスト等が好適に用いられる。
ついで、第2基板22の透明電極23上に、区画部材(リブ)形成用の塗布液14Aを塗布する。更に仮支持体32の型34が形成された面を、第2基板22の第2電極23上の区画部材(リブ)形成用の塗布液14Aが塗布された側の面に対し、内部に空気が残らないよう押し付け、区画部材形成用の塗布液14Aがリブ形状になったところで(図3参照)、硬化させ区画部材(リブ)14を形成する(図4参照)。例えば、区画部材(リブ)14の材料としてポリジメチルシロキサン/PDMS(熱硬化性シリコーン樹脂)を用いる場合であれば、加熱することによって硬化され、区画部材(リブ)14が形成される。
区画部材(リブ)形成用の塗布液14Aを塗布する方法は特に限定されず、スピン塗布法、バー塗布法、ロール塗布法、ナイフ塗布法、ダイ塗布法、インクジェット法等、公知の方法を用いればよい。
その後、図5に示す通り、反転させて仮支持体32を剥がすことにより、区画部材(リブ)14が形成された第2基板22が得られる。
尚、型34は再度使用してもよく、これによりコストダウンが図られる。
尚、区画部材(リブ)14の形成は上記の方法には限られない。例えば、第2基板22の第2電極23が形成された面の、区画部材14を形成する領域全体に感光性樹脂(レジスト)を付与し、区画部材14として残存させる箇所に露光を行って硬化させた後、セルとなる部分の未反応の感光性樹脂(レジスト)を除去されるすることによって形成してもよい。
(3−R)赤色液晶層20Rを形成する工程
次いで、図6に示す通り、第2基板22と区画部材14によって区画された空間(セル)内に、赤色の液晶組成物を含有する塗布液20R−Lを塗布し、更に溶媒を除去し、赤色液晶層20Rを形成する。
尚、該塗布液20R−Lに用いられる溶媒としては、液晶組成物や第2基板22、区画部材14等を溶解しない溶媒が用いられ、例えば、酢酸ブチル、酢酸エチル、トルエン、キシレン等が好適に用いられる。
尚、特に限定されないが、コレステリック液晶を用いる場合、3倍程度に希釈した塗布液20R−Lを用いることが好ましい。また、例えば溶媒として酢酸ブチルを用いる場合であれば、溶媒を除去する際の乾燥の温度は50℃程度が好ましい。
液晶組成物を含有する塗布液20R−Lを塗布する方法は特に限定されず、スピン塗布法、バー塗布法、ロール塗布法、ナイフ塗布法、ダイ塗布法、インクジェット法等、公知の方法を用いればよい。特にスピン塗布法が望ましい。
(4−a)分離層18aを形成する工程
次いで、図7に示す通り、第2基板22と区画部材14によって区画された空間(セル)内の、赤色液晶層20Rが形成された表面に、更に分離層形成用の塗布液18a−Lを塗布し、更に溶媒を除去し、分離層18aを形成する。
尚、該塗布液18a−Lに用いられる溶媒としては、赤色液晶層20Rや第2基板22、区画部材14等を溶解しない溶媒が用いられ、例えば、水が好適に用いられる。
尚、特に限定されないが、分離層を形成する材料として寒天を用いる場合、寒天の濃度が1質量%程度となるよう希釈した塗布液18a−Lを用いることが望ましい。また、例えば溶媒として水を用いる場合であれば、溶媒を除去する際の乾燥の温度は50℃程度が望ましい。
また、特に限定されないが、分離層を形成する材料として透明導電性ポリマーを用いる場合、透明導電性ポリマーの濃度が10質量%程度となるよう希釈した塗布液18a−Lを用いることが望ましい。
また、上記塗布液18a−Lには、更に界面活性剤を添加することが望ましい。該界面活性剤としては、例えば、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム、ポリプロピレングリコール−エチレンオキシド、ジプロピレングリコールモノメチルエーテル、ジプロピレングリコールモノメチルエーテルのエチレンオキサイド付加物、非反応性変性シリコーンオイル/ポリエーテル変性物、アセチレンジオール、揮発性アセチレンアルコール等が好適に用いられる。
尚、特に限定されないが、界面活性剤の添加量は0.1質量%以上20質量%以下が望ましい。
分離層形成用の塗布液18a−Lを塗布する方法は特に限定されず、前述の液晶組成物を含有する塗布液20R−Lを塗布する方法として列挙した公知の方法を用いればよい。
(5−G)緑色液晶層20Gを形成する工程
次いで、図8に示す通り、第2基板22と区画部材14によって区画された空間(セル)内の、分離層18aが形成された表面に、緑色の液晶組成物を含有する塗布液20G−Lを塗布し、更に溶媒を除去し、緑色液晶層20Gを形成する。
尚、緑色液晶層20Gの形成は、前述の赤色液晶層20Rを形成する工程に記載の方法に準じて形成される。
(4−b)分離層18bを形成する工程
次いで、図9に示す通り、第2基板22と区画部材14によって区画された空間(セル)内の、緑色液晶層20Gが形成された表面に、分離層形成用の塗布液18b−Lを塗布し、更に溶媒を除去し、分離層18bを形成する。
尚、分離層18bの形成は、前述の分離層18aを形成する工程に記載の方法に準じて形成される。
(5−B)青色液晶層20Bを形成する工程
次いで、図10に示す通り、第2基板22と区画部材14によって区画された空間(セル)内の、分離層18bが形成された表面に、青色の液晶組成物を含有する塗布液20B−Lを塗布し、更に溶媒を除去し、青色液晶層20Bを形成する。
尚、青色液晶層20Bの形成は、前述の赤色液晶層20Rを形成する工程に記載の方法に準じて形成される。
(6)第1基板配置工程
次いで、図11に示す通り、第2電極23と第1電極13とが対向するよう、第1電極13を有する第1基板12を第2基板22に対向配置する。具体的には、第1電極13が形成された面に接着剤塗布した第1基板12を、第2基板の区画部材(リブ)14が形成された面にラミネートによって固定する。
こうして、図1に示す第1実施形態に係る液晶表示素子が製造される。
10 液晶表示素子
12 第1基板
13 第1電極
14 区画部材
18a,18b 分離層
20R,20G,20B 液晶層
22 第2基板
23 第2電極
32 仮支持体
34 型

Claims (8)

  1. 片面に第1電極を有する第1基板と、
    片面に透明な第2電極を有し、該第2電極が前記第1電極に対向するように前記第1基板に対向配置された透明な第2基板と、
    前記第1基板および前記第2基板に接するように形成されてなり、前記第1基板および前記第2基板によって挟まれた領域を区画して、複数の区画された空間を形成する区画部材と、
    前記区画された空間内に形成され、第1液晶組成物を含有する第1液晶層と、
    前記区画された空間内において前記第1液晶層よりも前記第2基板側に形成され、第2液晶組成物を含有する第2液晶層と、
    前記区画された空間内において、前記第1液晶層および前記第2液晶層を分離するように形成された透明な分離層と、
    を有する液晶表示素子。
  2. 前記区画された空間内において、前記第1基板側から前記第2基板側に向かって順に積層されたn層(n≧3)の液晶層を有し、且つ前記区画された空間内において、前記n層の液晶層をそれぞれ分離するように形成されたn−1層の透明な分離層を有する請求項1に記載の液晶表示素子。
  3. 前記第1液晶組成物および前記第2液晶組成物が、それぞれ可視光中の互いに異なる波長の光を選択反射する液晶組成物である請求項1に記載の液晶表示素子。
  4. 前記分離層が、寒天、ゼラチン、ポリビニルアルコール、ポリエチレンオキサイド、ポリ(3,4−エチレンディオキシチオフェン)ポリスチレンサルフォネートから選ばれる少なくとも1種を含有してなる請求項1〜請求項3の何れか1項に記載の液晶表示素子。
  5. 片面に第1電極が形成された第1基板および片面に透明な第2電極が形成された透明な第2基板を準備する基板準備工程と、
    前記第1基板の前記第1電極が形成されている面に、前記第1基板および前記第2基板によって挟まれた領域を区画して複数の区画された空間が形成されるように、前記第1基板および前記第2基板に接する区画部材を形成する区画部材形成工程と、
    前記区画された空間内に、第1液晶組成物を含有する第1液晶層用塗布液を塗布し、乾燥して第1液晶層を形成する第1液晶層形成工程と、
    前記区画された空間内において、前記第1液晶層の表面に分離層用塗布液を塗布し、乾燥して分離層を形成する分離層形成工程と、
    前記区画された空間内において、前記分離層の表面に第2液晶組成物を含有する第2液晶層用塗布液を塗布し、乾燥して第2液晶層を形成する第2液晶層形成工程と、
    前記第2電極が、前記第1液晶層、前記分離層および前記第2液晶層を介して前記第1電極に対向するように、前記第2基板を前記第1基板に対向配置する第2基板配置工程と、
    を有する液晶表示素子の製造方法。
  6. 片面に第1電極が形成された第1基板および片面に透明な第2電極が形成された透明な第2基板を準備する基板準備工程と、
    前記第2基板の前記第2電極が形成されている面に、前記第1基板および前記第2基板によって挟まれた領域を区画して複数の区画された空間が形成されるように、前記第1基板および前記第2基板に接する区画部材を形成する区画部材形成工程と、
    前記区画された空間内に、第2液晶組成物を含有する第2液晶層用塗布液を塗布し、乾燥して第2液晶層を形成する第2液晶層形成工程と、
    前記区画された空間内において、前記第2液晶層の表面に分離層用塗布液を塗布し、乾燥して分離層を形成する分離層形成工程と、
    前記区画された空間内において、前記分離層の表面に第1液晶組成物を含有する第1液晶層用塗布液を塗布し、乾燥して第1液晶層を形成する第1液晶層形成工程と、
    前記第1電極が、前記第2液晶層、前記分離層および前記第1液晶層を介して前記第2電極に対向するように、前記第1基板を前記第2基板に対向配置する第1基板配置工程と、
    を有する液晶表示素子の製造方法。
  7. 前記第1液晶組成物および前記第2液晶組成物が、それぞれ可視光中の互いに異なる波長の光を選択反射する液晶組成物である請求項5または請求項6に記載の液晶表示素子の製造方法。
  8. 前記分離層が、寒天、ゼラチン、ポリビニルアルコール、ポリエチレンオキサイド、ポリ(3,4−エチレンディオキシチオフェン)ポリスチレンサルフォネートから選ばれる少なくとも1種を含有してなる請求項5〜請求項7の何れか1項に記載の液晶表示素子の製造方法。
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