JP2010222036A - 熱収縮性1次延伸フィルム及びその製造方法 - Google Patents

熱収縮性1次延伸フィルム及びその製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】低温での熱収縮性に優れ、強度があり、柔軟性に優れた熱収縮性1次延伸フィルム及びその製造方法を提供する。
【解決手段】ポリオレフィン樹脂(A)と、前記ポリオレフィン樹脂(A)とは異なる環状オレフィン樹脂(B)とを含む樹脂組成物を、インフレーション成形し、縦方向の伸び率が300%以上、横方向の伸び率が300%以上となる熱収縮性無延伸フィルムを得る。ポリオレフィン樹脂(A)は、密度が0.900〜0.950g/cm、メルトフローインデックスが0.1〜10g/10minの、エチレン−酢酸ビニル共重合樹脂が好ましい。また、樹脂組成物は、ポリオレフィン樹脂(A)100質量部に対し、環状オレフィン樹脂(B)を5〜100質量部含有することが好ましい。
【選択図】なし

Description

本発明は、低温熱収縮性に優れた熱収縮性1次延伸フィルム及びその製造方法に関する。
ポリオレフィン系熱収縮性フィルムは、被包装物のシュリンク包装などに広く用いられている。また、より低温で熱収縮し易くするため、密度の低いポリオレフィン系樹脂を用いる試みがなされている。
例えば、下記特許文献1には、少なくとも1層が密度0.860〜0.910g/cm3の直鎖状極低密度ポリエチレン樹脂を含有する樹脂組成物からなり、少なくとも1層が環状オレフィン系樹脂を含有する延伸処理されたポリエチレン系熱収縮性フィルムが開示されている。
特開2002−19035号公報
しかしながら、フィルム原料として低密度のポリオレフィン系樹脂を使用した場合、収縮開始温度を低下できるものの、フィルム強度が低下し、結束及び弾性(腰)が低下するので、良好な結束力や包装適正が得られず、満足する集積包装体を得ることが困難であった。更には、フィルムにベタ付きが生じ易く、被包装体にフィルムを装着する際に巻付きトラブルが生じたりするなど、梱包作業性が悪化する傾向にあった。
また、上記特許文献1に開示されたポリエチレン系熱収縮性フィルムは、2次延伸処理された熱収縮性フィルムである。2次延伸処理は、フィルム原反を製膜後、該原反を樹脂のTg以上で、かつ、融点以下の温度(延伸温度)で再加熱し、一軸又は二軸方向に延伸する方法であって、延伸温度がフィルムの収縮開始温度となる。このため、2次延伸処理された熱収縮フィルムは、樹脂の融点未満で熱収縮しうることができるので、低温で熱収縮性し易くなる傾向にある。しかしながら、2次延伸処理を行うことで、フィルムの伸び性が低下して、柔軟性が損なわれる傾向にある。このため、2次延伸処理された熱収縮フィルムは、衝撃が加わると容易に破損し易く、例えば、重量のある被包装物を包装した場合においては、搬送時の振動などによって衝撃が加わるとフィルムが損傷して、被包装物の結束が緩んで外れることがあった。また、強度的にも劣り、傷などの外傷から保護しにくかった。
したがって、本発明の目的は、低温での熱収縮性に優れ、強度があり、柔軟性に優れた熱収縮性1次延伸フィルム及びその製造方法を提供することにある。
上記目的を達成するにあたり、本発明の熱収縮性1次延伸フィルムは、ポリオレフィン樹脂(A)と、前記ポリオレフィン樹脂(A)とは異なる環状オレフィン樹脂(B)とを含む樹脂組成物で構成された層を少なくとも含み、縦方向(押し出しされた熱収縮性1次延伸フィルムに対しての巻取り方向。通常MD方向ともいう。)の伸び率が300%以上、横方向(上述の引き取り方向と直角方向。通常TD方向ともいう。)の伸び率が300%以上であることを特徴とする。
本発明の熱収縮性1次延伸フィルムは、ポリオレフィン樹脂(A)を含むので、低温での熱収縮性に優れ、また、環状オレフィン樹脂(B)を含むので、強度があり、被包装物を強固に結束でき、更には、被包装物への傷つきを防止できる。そして、縦方向の伸び率が300%以上、横方向の伸び率が300%以上であるので、柔軟性があり、衝撃が加わっても破損し難く、更には、被包装物が複雑な形状を有していても、しっかりと密着して包装できる。
本発明の熱収縮性1次延伸フィルムは、前記樹脂組成物をインフレーション成形による1次延伸成形によって得られたものであることが好ましい。
本発明の熱収縮性1次延伸フィルムの前記ポリオレフィン樹脂(A)は、密度が0.900〜0.950g/cm、メルトフローインデックスが0.1〜10g/10minであることが好ましい。前記密度、メルトフローインデックスのポリオレフィン樹脂(A)を用いることで、強度があり、低温での熱収縮性に優れたフィルムとすることができる。
本発明の熱収縮性1次延伸フィルムの前記ポリオレフィン樹脂(A)は、エチレン−酢酸ビニル共重合樹脂であることが好ましい。この態様によれば、低温での熱収縮性がより向上する。
本発明の熱収縮性1次延伸フィルムの前記樹脂組成物は、前記ポリオレフィン樹脂(A)100質量部に対し、前記環状オレフィン樹脂(B)を5〜100質量部含有することが好ましい。この態様によれば、強度があり、低温での熱収縮性に優れたフィルムとすることができる。
また、本発明の熱収縮性1次延伸フィルムの製造方法は、ポリオレフィン樹脂(A)と、前記ポリオレフィン樹脂(A)とは異なる環状オレフィン樹脂(B)とを含む樹脂組成物を、引取速度3m/min以上、横ブロー比を1〜5でインフレーション成形し、縦方向の伸び率が300%以上、横方向の伸び率が300%以上となる熱収縮性1次延伸フィルムを得ることを特徴とする。
本発明の熱収縮性1次延伸フィルムによれば、例えば、被包装物を梱包する際に、より低温の加熱にて被包装物を強固に結束できるので、被包装物が耐熱性に劣るものであっても確実に結束できる。また、この熱収縮性1次延伸フィルムは、強度が高く、柔軟性にも優れていることから、被包装物を搬送する際に振動がフィルムに加わってもフィルムが破損し難いので、被包装体の結束が緩みにくい。更には、このフィルムは強度があるので、傷などの外傷から被包装物を保護できる。
本発明の熱収縮性無延伸フィルムの製造方法の概略工程図である。
本発明の熱収縮性1次延伸フィルムは、ポリオレフィン樹脂(A)と、ポリオレフィン樹脂(A)とは異なる環状オレフィン樹脂(B)とを含む樹脂組成物で構成された層を少なくとも含むものであって、前記樹脂組成物で構成された層のみからなる単層フィルムや、該層を少なくとも1層以上含む多層フィルムなどが挙げられる。
本発明において、1次延伸フィルムとは、1次的なフィルム成形により得られた延伸フィルムを意味し、フィルム縦方向の延伸はダイスより吐出された溶融樹脂が冷却固化する間に生じる速度比によるものであり、横方向の延伸は、ダイス口径及びフィルム幅からなるいわゆるブロー比により得られたフィルムを意味する(2次的な再加熱による延伸を含まない)。横ブロー比は1〜5であることが好ましい。
本発明の熱収縮性1次延伸フィルムにおいて、ポリオレフィン樹脂(A)としては、特に限定はなく、ポリエチレン系樹脂が好ましく挙げられ、より好ましくは、直鎖状極低密度ポリエチレン樹脂、低密度ポリエチレン樹脂、エチレン−酢酸ビニル共重合樹脂などが挙げられる。なかでも、ベタつきが少なく、強度があり、低温での熱収縮性に優れたフィルムが得られやすいという理由から、エチレン−酢酸ビニル共重合樹脂が特に好ましく用いられる。
ポリオレフィン樹脂(A)の密度は、0.900〜0.950g/cmが好ましく0.910〜0.940g/cmがより好ましい。密度が0.900g/cm未満であると、フィルムの結束及び弾性(腰)が低下する傾向にある。また、密度が0.950g/cmを超えると、低温で収縮し難くなる傾向にある。
ポリオレフィン樹脂(A)のメルトフローインデックスは、0.1〜10g/10minが好ましく、0.5〜5.0g/10minがより好ましい。メルトフローインデックスが0.1g/10min未満であると成形性に劣る。メルトフローインデックスが10g/10minを超えると、得られるフィルム強度が低下して、フィルムの結束が劣る傾向にある。なお、メルトフローインデックスは、JIS K 7210で規定されたメルトフローレートを意味し、190℃、荷重2.16kgfにおけるシリンダーから流れる10分間あたりの樹脂量を示す。
本発明の熱収縮性1次延伸フィルムにおいて、環状オレフィン樹脂(B)としては、特に限定はなく、ビシクロ[2.2.1]ヘプトン−2−エン、テトラシクロ[4.4.0.12.5.17.10]−3−ドデセン、ヘキサシクロ[6.6.1.13.5.110.13.02.7.09.14]−4−ヘプタデセン、オクタシクロ[8.8.0.12.9.14.7.111.18.113.16.03.8.012.17]−5−ドコセン、ペンタシクロ[6.6.1.13.6.02.7.09.14]−4−ヘキサデセン、ヘプタシクロ−5−エイコセン、ヘプタシクロ−5−ヘンエイコセン、トリシクロ[4.3.0.12.5]−3−デセン、トリシクロ[4.3.0.12.5]−3−ウンデセン、ペンタシクロ[6.5.1.13.5.02.7.09.13]−4−ペンタデセン、ペンタシクロペンタデカジエン、ペンタシクロ[7.4.0.12.5.19.12.08.13]−3−ペンタデセン、ペンタシクロ[8.7.0.1.3.6.110.17.112.15.02.7.011.15]−4−エイコセン、ノナシクロ[10.9.1.14.7.113.20.115.18.03.8.02.10.012.21.014.19]−5−ペンタコセン、ペンタシクロ[8.4.0.12.3.19.12.08.13]−3−ヘキサデセン、ペンタシクロ[8.8.0.14.7.111.18.113.15.03.8.012.17]−5−ヘンエイコセン、ノナシクロ[10.10.1.15.8.114.21.115.19.02.11.04.9.013.22.015.20]−5−ヘキサコセン、1,4−メタノ−1,4,4a,9a−テトラヒドロフルオレン、1,4−メタノ−1,4,4a,5,10,10a−ヘキサヒドロアントラセン、シクロペンタジエン-アセナフチレン付加物等、及びこれらの誘導体の少なくとも一つを構成単位として含有する樹脂を例示することができ、これらを好ましく使用できる。
環状オレフィン樹脂(B)のTgは、50〜140℃が好ましく、60〜100℃がより好ましい。Tgが50℃未満であると、自然環境下においてフィルム変形が発生する可能性がある。また、Tgが140℃を超えると、低温での収縮効果が低下する。
ポリオレフィン樹脂(A)と環状オレフィン樹脂(B)との配合比は、ポリオレフィン樹脂(A)100質量部に対し環状オレフィン樹脂(B)が5〜100質量部となるようにすることが好ましく、ポリオレフィン樹脂(A)100質量部に対し環状オレフィン樹脂(B)が10〜80質量部となるようにすることがより好ましい。ポリオレフィン樹脂(A)100質量部に対する環状オレフィン樹脂(B)の配合比が5質量部未満であると、フィルムの強度が低下し、フィルムの結束及び弾性(腰)が低下する傾向にある。また、ポリオレフィン樹脂(A)100質量部に対する環状オレフィン樹脂(B)の配合比が100質量部を超えると、低温で収縮し難くなり、更には、フィルム硬度が高くなって、柔軟性が低下するし、結束適正に劣る傾向にある。
本発明の熱収縮性1次延伸フィルムにおいて、上記樹脂組成物には、ポリオレフィン樹脂(A)、環状オレフィン樹脂(B)の他に、フィルム特性を損なわない範囲で、酸化防止剤、帯電防止剤、滑剤、アンチブロッキング剤等の添加剤が更に含まれていてもよい。例えば、包装ラインでの滑性を考慮して、ポリオレフィン樹脂(A)と環状オレフィン樹脂(B)との合計100質量部に対し、アンチブロッキング剤(6%コンテント品)を5.0〜1.0質量部、滑剤(4%コンテント品)を5.0〜1.0質量部、帯電防止剤(4%コンテント品)を5.0〜1.0質量部使用してもよい。
本発明の熱収縮性1次延伸フィルムは、最終的に得られるフィルムの物性として、縦方向の伸び率が300%以上、横方向の伸び率が300%以上であることが必要であり、縦方向の伸び率が350%以上、横方向の伸び率が350%以上であることがより好ましい。縦方向、横方向の伸び率が共に300%以上であれば、フィルムに柔軟性を十分にもたせることができ、衝撃が加わっても破損し難くなる。ここで、本発明における、縦方向の伸び率とは、押し出しされた熱収縮性1次延伸フィルムに対しての巻取り方向(通常MD方向ともいう)の伸び率を意味する。また、横方向の伸び率とは、押し出しされた熱収縮性1次延伸フィルムに対しての引き取り方向と直角方向(通常TD方向ともいう)の伸び率を意味する。
なお、本発明における伸び率は、JIS K 7127に準拠し、環境温度23±2℃、相対湿度50±5%、試験片5号型試験片(標線間距離40mm、測定幅:10mm)、試験速度500mm/mの条件にて測定した値である。
縦方向の伸び率が300%以上、横方向の伸び率が300%以上の熱収縮性1次延伸フィルムを得るには、ポリオレフィン樹脂(A)と、環状オレフィン樹脂(B)とを、好ましくは前述した配合比で含む樹脂組成物をインフレーション成形すればよい。この場合、インフレーション成形条件は、フィルムの引取速度を好ましくは3m/min以上、より好ましくは5m/min以上にキープし、横ブロー比(後に説明する)を好ましくは1〜5にする。これによってフィルム配向がかかり、上記の伸び率がより安定して得られる。縦方向、横方向の伸び率が300%未満の場合は、樹脂組成物中におけるポリオレフィン樹脂(A)の割合を増加させるか、或いは、インフレーション成形における樹脂組成物の引取速度や、横ブロー比を調整することによって、上記の伸び率となるようにする。
本発明の熱収縮性1次延伸フィルムは、厚さが5〜300μmであることが好ましく、15〜150μmがより好ましい。厚さが5μm未満であると、強度的に劣り、300μmを超えると開梱性に劣る低温で収縮し難くなることがある。
本発明の熱収縮性1次延伸フィルムは、100℃での熱収縮率が、縦方向で10%以上であり、低温での熱収縮性に優れる。
したがって、例えば、本発明の熱収縮性1次延伸フィルムを用いて、被包装物を包装することで、被包装物が強固に結束したシュリンク包装体を得ることができる。また、この熱収縮性1次延伸フィルムは低温での熱収縮性に優れているため、100℃以下の低温でもシュリンク包装が可能で、被包装物を強固に結束できる。被包装物が耐熱性に劣るものであっても包装できる。
また、この熱収縮性1次延伸フィルムは、縦方向の伸び率が300%以上、横方向の伸び率が300%以上であるので、柔軟性があり、衝撃が加わっても破損し難い。このため、被包装物が重量のあるものであって、搬送時の揺れなどにより包装しているフィルムに衝撃が加わることがある場合でも、結束が緩みにくく、被包装物を強固に結束し続けることができる。また、硬度があるので、被包装物を傷などから保護できる。
また、本発明の熱収縮性無延伸フィルムは、保護用・集積包装用フィルムとして好適に用いることができる。
次に、本発明の熱収縮性1次延伸フィルムの製造方法について、図1を参照して説明する。
ポリオレフィン樹脂(A)と、環状オレフィン樹脂(B)とを含む樹脂組成物を、ホッパー1により押出機2に導入し、ここで、前記樹脂組成物を加熱・混練して溶融状態にする。押出機2における樹脂組成物の加熱温度は、樹脂の流動開始温度、劣化温度などを考慮して選択され、好ましくは130〜230℃で行う。
次いで、押出機2の先端に取り付けられた環状ダイノズル3から、溶融した樹脂組成物を管状に押し出しながら樹脂バルブ10を成形する。なお、多層フィルムを成形する場合は、環状ダイノズル3を多重ノズルにして、それぞれのノズル口から、溶融状態の樹脂組成物を押し出して多層構造の樹脂バルブを成形する。
次いで、この樹脂バルブ10の内部に、エアーノズル4からエアーを注入して樹脂バブル10を所定径に膨張させてインフレーション成形し、この膨張した樹脂バブル10をエアーリング5より吹き出す空気に接触させて樹脂バブル10を冷却する。
インフレーション成形を行なう際の横ブロー比(樹脂バブル10の折畳み径/環状ダイノズル3の口径)は1〜5とし、好ましくは1.2〜4.5とする。横ブロー比が1未満であると、インフレーション成形できない場合がある。また、横ブロー比が5を超えると、開梱性に劣る傾向にある。
次いで、エアーリング5を通過した樹脂バルブ10を折り畳み機6に導入して扁平なフィルム11にし、引き続き、このフィルム11をピンチロール7を通して引き取り、両側部をスリットした後、巻取りロール8で巻き取ることで、最終的に得られるフィルムの物性として、縦方向の伸び率が300%以上、横方向の伸び率が300%以上となる本発明の熱収縮性1次延伸フィルムが得られる。
[測定方法]
・メルトフローインデックス:JIS K 7210に準拠し、190℃、荷重2.16kgfにおけるシリンダーから流れる10分間あたりの樹脂量を測定した。
・Tg:JIS K 7121に準拠し、DSC法にて測定した。
・摩擦係数:JIS K 7125に準拠し、環境温度23±2℃、相対湿度50±5%、滑り片(一辺63mmの正方形) 重り200g、試験速度100mm/minの条件で測定した。
・硬度:JIS K 7127に準拠し、環境温度23±2℃、相対湿度50±5%、試験片5号型試験片(標線間距離40mm、測定幅:10mm)、試験速度5mm/mの条件にて測定した。
・伸び率:JIS K 7127に準拠し、環境温度23±2℃、相対湿度50±5%、試験片5号型試験片(標線間距離40mm、測定幅:10mm)、試験速度500mm/mの条件にて測定した。
(実施例1)
エチレン−酢酸ビニル共重合樹脂(宇部丸善ポリエチレン社製、商品名:「V106」、密度:0.930g/cm、VA:6%、メルトフローインデックス:0.4g/10min)を85質量%、及び、環状オレフィン系樹脂(三井化学社製、商品名:「APL8008T」、Tg:70℃、密度:1.02g/cm、メルトフローインデックス:15g/10min)を15質量%含有する樹脂組成物を、160℃設定にて押し出し、引取速度10m/min、横ブロー比1.7にてインフレーション成形し、厚さ60μmの熱収縮性1次延伸フィルムを得た。
得られた熱収縮性1次延伸フィルムは、100℃での熱収縮性が、縦方向で30%であり、低温での熱収縮性に優れていた。また、静摩擦係数が0.18、動摩擦係数が0.14であり、滑り性が良好であった。また、フィルム硬度が、縦方向で2.90N/cm、横方向で2.03N/cmであった。更に、縦方向の伸び率が400%で、横方向の伸び率が600%であった。
次に、この熱収縮性1次延伸フィルム(幅250mm)を用いて、500mlペットボトル4本を包装し、シュリンク包装機(インターナショナル三興社製、型式「ST50P」)にてトンネル温度を160℃に設定して、上記包装物を通すことにより加熱し、フィルムを熱収縮させてシュリンク包装体を得た。
このシュリンク包装体は、熱収縮性1次延伸フィルムによって、4本のペットボトルがしっかりと結束していた。また、このシュリンク包装体のフィルムの部分に取っ手を付けて持ち運びしても、結束状態に緩みが生じず、持ち運び性に優れていた。また、このシュリンク包装体を、500mmの高さより落下させてフィルムの破損状況を観察したところ(N=5)破損がみられなかった。また、フィルムの縦方向,横方向に10mmの傷を付けて300mmの高さより落下させたところ、傷の広がりが無く、またフィルムの破損も生じなかった。
(実施例2)
エチレン−酢酸ビニル共重合樹脂(宇部丸善ポリエチレン社製、商品名:「V106」、密度:0.930g/cm、VA:6%、メルトフローインデックス:0.4g/10min)を60質量%、及び、環状オレフィン系樹脂(三井化学社製、商品名:「APL8008T」、Tg:70℃、密度:1.02g/cm、メルトフローインデックス:15g/10min)を40質量%含有する樹脂組成物を、160℃設定にて押し出し、引取速度10m/min、横ブロー比1.7にてインフレーション成形し、厚さ60μmの熱収縮性1次延伸フィルムを得た。
得られた熱収縮性1次延伸フィルムは、100℃での熱収縮性が、縦方向で35%、横方向で15%であり、低温での熱収縮性に優れていた。また、静摩擦係数が0.20、動摩擦係数が0.16であり、滑り性が良好であった。また、フィルム硬度が、縦方向で4.20N/cm、横方向で4.00N/cmであった。更に、縦方向の伸び率が400%で、横方向の伸び率が500%であった。
次に、この熱収縮性1次延伸フィルム(幅250mm)を用いて、280mlペットボトル4本を包装し、シュリンク包装機(インターナショナル三興社製、型式「ST50P」)にてトンネル温度を160℃に設定して、上記包装物を通すことにより加熱し、フィルムを熱収縮させてシュリンク包装体を得た。
このシュリンク包装体は、熱収縮性1次延伸フィルムによって、4本のペットボトルがしっかりと結束していた。また、このシュリンク包装体のフィルムの部分に取っ手を付けて持ち運びしても、結束状態に緩みが生じず、持ち運び性に優れていた。また、このシュリンク包装体を、500mmの高さより落下させてフィルムの破損状況を観察したところ(N=5)破損がみられなかった。また、フィルムの縦方向,横方向に10mmの傷を付けて300mmの高さより落下させたところ、傷の広がりが無く、またフィルムの破損も生じなかった。
(比較例1)
熱収縮性2次延伸フィルム(宇部フィルム社製、商品名:「FJM」、厚さ:13μm、幅250mm)を使用し、280mlペットボトル4本を包装し、シュリンク包装機(インターナショナル三興社製、型式「ST50P」)にてトンネル温度を160℃に設定して、上記包装物を通すことにより加熱し、フィルムを熱収縮させてシュリンク包装体を得た。
この熱収縮性2次延伸フィルムは、100℃での熱収縮性が、縦方向で30%であった。また、静摩擦係数が0.35、動摩擦係数が0.31であった。また、フィルム硬度が、縦方向で6.23N/cm、横方向で5.10N/cmであった。また、縦方向の伸び率が120%で、横方向の伸びが率210%であった。
なお、上記熱収縮性2次延伸フィルムは次の様にして得られたものである。すなわち、ホッパーより押出機に導入し、樹脂組成物を200℃にて加熱・混練し、溶融状態にした。次いで、押出機先端につけられたダイノズルから、溶融組成物を、成形スピード15m/min、ブロー比1.1で押出し、水冷にて冷却して肉厚178μmのフィルムを成形した。次いで、このフィルムを100℃に再加熱しつつ、低速及び高速のピンチロールにて速度差による延伸及び再加熱を行いフィルム内に空気を入れることにより、横方向に延伸を行って、縦方向3.8倍×横方向3.8倍に2次延伸した。こうして得られたフィルムを、熱固定温度40℃にて熱固定(テンター)して得られたフィルムである。
得られたシュリンク包装体は、二軸延伸フィルムによって、4本のペットボトルが結束していたが、この包装体のフィルム部分に取っ手を取付けて持ち運びしたところ、フィルムには柔軟性がないので、持ち運び途中に取っ手とフィルムとの接合部分に亀裂が生じ、結束に緩みが生じた。また、このシュリンク包装体を、500mmの高さより落下させたところ、落下時の衝撃によりフィルムが破断してしまい、結束できなかった。
(比較例2)
環状オレフィン樹脂(B)を含まない樹脂組成物で構成された熱収縮性1次延伸フィルムの評価を行った。すなわち、ポリオレフィン樹脂(A)としてエチレン−酢酸ビニル共重合樹脂(宇部丸善ポリエチレン社製、商品名:「V106」、密度:0.930g/cm、VA:6%、メルトフローインデックス:0.4g/10min)100質量を含有する樹脂組成物を、160℃設定にて押し出し、引取速度13m/min、横ブロー比1.7にてインフレーション成形し、厚さ60μmの熱収縮性1次延伸フィルムを得た。
得られた熱収縮性1次延伸フィルムは、100℃での熱収縮性が、縦方向で35%であり、低温での熱収縮性に優れていた。また、静摩擦係数が0.13、動摩擦係数が0.11であり、滑り性が良好であった。また、縦方向の伸び率が400%で、横方向の伸び率が725%であった。しかし、フィルム硬度が縦方向で1.00N/cm方向、横方向で1.11N/cmと柔かく、包装ラインでの引掛かりによるトラブルや内容物装着時にフィルムに負荷がかかり、内容物が転倒し包装できなかった。
1:ホッパー
2:押出機
3:環状ダイノズル
4:エアーノズル
5:エアーリング
6:折り畳み機
7:ピンチロール
8:巻取りロール
10:樹脂バルブ
11:フィルム

Claims (6)

  1. ポリオレフィン樹脂(A)と、前記ポリオレフィン樹脂(A)とは異なる環状オレフィン樹脂(B)とを含む樹脂組成物で構成された層を少なくとも含み、縦方向の伸び率が300%以上、横方向の伸び率が300%以上であることを特徴とする熱収縮性1次延伸フィルム。
  2. 前記熱収縮性1次延伸フィルムは、前記樹脂組成物をインフレーション成形による1次延伸成形によって得られたものである、請求項1に記載の熱収縮性1次延伸フィルム。
  3. 前記ポリオレフィン樹脂(A)は、密度が0.900〜0.950g/cm、メルトフローインデックスが0.1〜10g/10minである、請求項1又は2に記載の熱収縮性1次延伸フィルム。
  4. 前記ポリオレフィン樹脂(A)は、エチレン−酢酸ビニル共重合樹脂である、請求項3に記載の熱収縮性1次延伸フィルム。
  5. 前記樹脂組成物は、前記ポリオレフィン樹脂(A)100質量部に対し、前記環状オレフィン樹脂(B)を5〜100質量部含有する、請求項1〜4のいずれか1項に記載の熱収縮性1次延伸フィルム。
  6. ポリオレフィン樹脂(A)と、前記ポリオレフィン樹脂(A)とは異なる環状オレフィン樹脂(B)とを含む樹脂組成物を、引取速度3m/min以上、横ブロー比を1〜5でインフレーション成形し、縦方向の伸び率が300%以上、横方向の伸び率が300%以上となる熱収縮性1次延伸フィルムを得ることを特徴とする熱収縮性1次延伸フィルムの製造方法。
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