JP2010219755A - 無線通信端末 - Google Patents

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Abstract

【課題】移動通信システムにおける無線通信端末が、圏内モードに入るまでの処理時間を短縮する。
【解決手段】受信したGPS信号を用いて無線通信端末の位置情報を取得し、基地局から基地局設置状況を含む地図情報を受信して取得し、前記取得した地図情報と無線通信端末の位置情報に基づき、基地局探索処理を実行して、接続する基地局を決定する。
【選択図】図1

Description

本発明は、例えば、移動通信システムにおける無線通信端末に関し、特に、無線通信端末の基地局探索処理技術に関する。
図5に、従来技術における無線通信端末の構成例を示す。
本例の無線通信端末は、無線部51と、局探索制御部52と、ベースバンド送受信部53と、報知情報取得部54と、局リスト制御部55と、アプリケーションデータ送受信部56と、主制御部57を備えている。
無線部51は、基地局装置と無線通信端末(移動局)の間で無線通信される信号を送受信し、該無線通信される無線周波数帯域の信号とベースバンド帯域の信号との帯域変換を行う。局探索制御部52は、接続可能な基地局を探索する基地局探索処理を行う。ベースバンド送受信部53は、ベースバンド帯域に変換された信号のベースバンド受信処理、無線部51を介し基地局に対してデータを送信するためのベースバンド送信処理を行う。報知情報取得部54は、ベースバンド受信処理されたデータに基づき、基地局から送信された報知情報を取得し解析する。局リスト制御部55は、基地局から送信された報知情報の解析結果に基づき、基地局探索処理に使用する周辺局リストを作成、更新する。アプリケーションデータ送受信部56は、無線通信端末が実行する通信アプリケーションに伴うデータの送受信処理を行う。主制御部57は、無線部51、局探索制御部52、ベースバンド送受信部53、報知情報取得部54、局リスト制御部55、アプリケーションデータ送受信部56を統括制御しながら、無線通信端末としての呼処理等を実行する。
次に、従来の無線通信端末の動作について説明する。
在圏セルが存在しないか、あるいは無線通信端末を立ち上げる初期状態での動作(以降、圏外モードという)と、在圏セルが存在している場合での動作(以降、圏内モードという)に分けて説明する。なお、在圏セルが存在する状態とは、通信可能な基地局が存在する状態を意味し、在圏セルが存在しない状態とは、通信可能な基地局が存在しない状態を意味する。
[圏外モード時の動作]
圏外モード時においては、局探索制御部52が、無線部51の受信周波数を、本システムで使用することになっている複数の周波数に、1つずつ順に設定し、基地局探索処理を開始する。局探索制御部52が、ある基地局から受信した信号を、前記無線部51に設定された受信周波数と一致する有効な信号として検出すると、該信号を送出した基地局は、局探索制御部52により、接続候補局として判定される。検出した信号が有効かどうかは、例えば、検出信号のキャリアレベル(RSSI)や受信品質(RSCPやEc/Io)などの品質測定結果が所定の閾値以上であるかどうかで判断することができる。ここで、RSSI(Received Signal Strength Indicator)は、受信信号強度を表している。また、RSCP(Received Signal Code Power)は、希望波受信電力を表している。また、Ec/Ioは、(パイロットの受信電力/全ての受信電力)を表している。
また、ベースバンド送受信部53で受信信号のベースバンド受信処理を行い、ベースバンド受信処理された報知情報を報知情報取得部54で取得し解析する。報知情報取得部54での解析結果から接続可能な基地局と判断した場合は、その基地局と接続して、圏内モードに入る。報知情報には、報知情報を送出した基地局が、工事局であるか否か、他の事業者の局であるか否かなどの情報と、報知情報を送出した基地局の周辺に存在する周辺局の位置情報などの情報が含まれている。
局探索制御部52が、無線部51に設定された受信周波数と一致する有効な信号を検出できず、接続候補局を検出できなかった場合、あるいは、報知情報取得部54での解析結果から、例えば、報知情報を送出した基地局が工事局であるとか、他の事業者の局であるとかの理由により接続不可能と判断した場合は、無線部51の周波数を、本システムで使用することになっている複数の周波数のうち、次の基地局の周波数に設定して、上記した動作を圏内モードに入るまで繰り返す。
[圏内モード時の動作]
圏内モード時においては、在圏セル内の基地局、すなわち接続中の基地局から受信した報知情報に含まれる周辺局情報に基づいて、局リスト制御部55が、基地局探索処理に使用する周辺局リストを作成する。この周辺局リストを用いて、周期的に接続中の基地局の周辺基地局を探索する。
具体的には、局探索制御部52が、周辺局リストに含まれる局の周波数を無線部51に設定し、基地局探索処理を行う。無線部51に設定した周波数と同一の周波数であって有効な信号を検出すれば、局探索制御部52が周辺局候補として判定する。その後、ベースバンド送受信部53で受信信号のベースバンド受信処理を行い、ベースバンド受信処理された報知情報を報知情報取得部54で取得し解析する。報知情報取得部54での解析結果から接続可能な基地局と判断した場合は、周辺局リストに既検出の局として記憶する。
圏内モード時における基地局探索処理は、例えば、アプリケーションデータ送受信部56によるアプリケーションデータの通信中にも行われる。このような基地局探索処理を行う結果、通信中のハンドオーバー処理や待受け時における在圏セルの移動(無線通信端末の移動に伴いセルが代わること)といった、基地局を切り替えるための処理が可能となる。在圏セルの移動に伴い、新たに受信した報知情報に含まれる周辺局情報に基づき、新しい周辺局リストが生成されて、圏内モード時の基地局探索処理が継続して実行される。
特開2008−118420号公報には、接続中の基地局以外の他局からの信号により当該他局の周辺に存在する基地局に関する情報を取得し、候補局リスト生成手段27が当該情報に基づいて周辺に存在する他局のリストを生成することが記載されている。
特開2008−118420号公報
しかしながら、上述のような従来の無線通信端末の圏外モードにおける基地局探索処理においては、例えば、本システムで使用することになっている複数の周波数を、無線部51に1つずつ設定し、これらの周波数の全てを順番に探索するような動作となるので、探索順序の最初の方に有効なセル(基地局)と一致する周波数の局が存在する場合は短時間で圏内モードに移行できるが、探索順序の最後の方に有効なセルと一致する周波数の局が存在する場合は圏内モードに移行するまでに時間がかかるという問題があった。また、探索順序の最初の方に有効なセルが存在しているのだが、フェ−ジング等による無線環境の劣化のために、偶然、そのセルの検出ができない場合なども、圏内モードに移行するまでに時間がかかっていた。
本発明は、このような従来の課題を解決するために為されたもので、無線通信端末の位置を特定し、該特定した位置情報と、基地局設置情報を含む地図情報とに基づいて、効率的に基地局探索処理を行う無線通信端末を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本願の第1の発明では、無線通信端末を次のような構成とした。すなわち、
移動通信システムにおける無線通信端末であって、無線周波数帯域のGPS(Global Positioning System)信号を受信する第1の無線部と、受信したGPS信号に基づき当該無線通信端末の位置情報を取得する位置情報取得部と、基地局と無線通信端末の間で無線通信される信号を送受信する第2の無線部と、第2の無線部で受信した信号に基づき基地局設置状況を含む地図情報を取得する地図情報取得部と、前記取得した地図情報と前記取得した無線通信端末の位置情報に基づき、接続可能な基地局を探索する基地局探索処理を実行して、接続する基地局を決定する局探索制御部と、を備えたことを特徴とする無線通信端末。
第1の発明によれば、地図情報(基地局設置状況)と無線通信端末の位置情報に基づき、例えば、距離の近い基地局から先に基地局探索処理を行うことができるので、基地局探索処理時間を従来よりも短縮することができる。
なお、第1の発明においては、受信したGPS信号を用いて無線通信端末の位置情報を取得しているが、GPS以外の位置情報取得手段により無線通信端末の位置情報を取得するようにしてもよい。
また、基地局設置状況を含む地図情報については、少なくとも、各基地局と当該無線通信端末との間の距離のデータが含まれる情報であれば、これを地図情報として扱うことができる。
次に、本願の第2の発明では、無線通信端末を次のような構成とした。
すなわち、前記第1の発明に係る無線通信端末であって、更に、基地局から送信された送信電力値を含む報知情報を取得する報知情報取得部を備え、前記局探索制御部が、前記取得した地図情報と、前記取得した位置情報と、前記取得した報知情報に基づいて、基地局探索処理を実行して、接続する基地局を決定することを特徴とする無線通信端末。
第2の発明によれば、地図情報(基地局設置状況)と、無線通信端末の位置情報と、送信電力値を含む報知情報とに基づき、例えば、距離が近くて、かつ、有効な報知情報(送信電力が大きい等)を発する基地局から先に基地局探索処理を行うことができるので、基地局探索処理時間をより短縮し、効率的に行うことができる。
また、本願の第3の発明では、無線通信端末を次のような構成とした。
すなわち、前記第1の発明、又は第2の発明に係る無線通信端末であって、
更に、前記基地局設置状況を含む地図情報に基づいて、該地図情報内に含まれている基地局の局リストを作成する局リスト制御部を備え、無線通信端末が在圏セルを移動すると、新たな地図情報を移動先セルの基地局から受信して取得し、前記取得した新たな地図情報に基づき局リストを作成し、前記局探索制御部が、前記地図情報と前記位置情報に基づいて、前記作成した局リストから受信信号を調べる対象の基地局を選定することを特徴とする無線通信端末。
第3の発明によれば、無線通信端末が在圏セルを移動すると、新たな地図情報に基づき局リストを作成し、局探索制御部が、前記作成した局リストから受信信号を調べる対象の基地局を選定することができるので、該局リストを用いて、圏内モードに入る処理時間や、立ち上げ時の処理時間を短縮するのに効果的である。
以上説明したように、本発明に係る無線通信端末によると、例えば、圏外モードにおける基地局探索処理において、無線部51に設定されうる周波数の範囲の全てを順番に探索するような方法と比べて、基地局探索時間を短縮するとともにそのバラツキを改善し、また、場合により圏内モードに移行するまでに多くの時間がかかるといった問題を改善することができる。
本発明の一実施例に係る無線通信端末の構成例を示す図である。 本発明の無線通信端末の制御フローの一例を示す図である。 本発明の無線通信端末の制御フローの一例を示す図である。 局リストの一例を示す図である。 従来の無線通信端末の構成例を示す図である。
図1は、本発明の一実施例に係る無線通信端末の構成例である。
本例の無線通信端末は、移動通信システムにおける無線通信端末であって、第1の無線部1と、LCS測定部2と、位置情報取得部3と、第2の無線部6と、ベースバンド送受信部7と、地図情報取得部10と、地図情報保存部5と、局探索制御部4と、報知情報取得部8と、局リスト制御部9と、アプリケーションデータ送受信部11と、主制御部12とを備えている。
第1の無線部1は、無線周波数帯域のGPS信号を受信し、ベースバンド帯域の信号に帯域変換を行う。LCS測定部2は、受信したGPS信号を用いて当該無線通信端末の位置測定を行う。ここで、LCS(LoCation Service)とは、3GPP(3rd Generation Partnership Project)で提唱されている位置情報の取得手法である。位置情報取得部3は、前記LCS測定部2で測定した測定結果に基づいて位置情報を取得する。第2の無線部6は、基地局と無線通信端末の間で無線通信される信号を送受信し、無線周波数帯域の信号とベースバンド帯域の信号との帯域変換を行う。ベースバンド送受信部7は、前記第2の無線部6によりベースバンド帯域に変換された信号のベースバンド受信処理、前記第2の無線部6を介し基地局に対してデータを送信するためのベースバンド送信処理を行う。
報知情報取得部8は、ベースバンド受信処理されたデータに基づき、基地局から送信された送信電力値を含む報知情報を取得する。地図情報取得部10は、ベースバンド受信処理されたデータに基づき、基地局設置状況を含む地図情報を取得する。地図情報保存部5は、前記取得した地図情報を記憶し保存する。局探索制御部4は、前記取得した地図情報と、前記取得した位置情報と、前記取得した報知情報に基づいて、基地局探索処理を実行して、接続する基地局を決定する。
局リスト制御部9は、前記基地局設置状況を含む地図情報と、前記報知情報とに基づいて、該地図情報内に含まれている全ての基地局の局リストを作成する。アプリケーションデータ送受信部11は、無線通信端末が実行する通信アプリケーションに伴うデータの送受信処理を行う。主制御部12は、第1の無線部1、LCS測定部2、位置情報取得部3、第2の無線部6、ベースバンド送受信部7、報知情報取得部8、地図情報取得部10、地図情報保存部5、局探索制御部4、局リスト制御部9、アプリケーションデータ送受信部11を統括制御しながら、無線通信端末としての呼処理等を実行する。
次に、本発明の無線通信端末の動作、及びその制御方法に関し、圏外モード時については図2のフローチャート、圏内モード時については図3のフローチャートを用いて説明する。
[圏外モード時の動作]
圏外モード時の動作について、図2のフローチャートを用いて説明する。
第1の無線部1で、無線周波数帯域のGPS信号を受信し、ベースバンド帯域の信号に帯域変換を行った後、ベースバンド帯域に変換されたGPS信号を用いて、LCS測定部2で無線通信端末の位置測定を行う(ステップST-A1)。
LCS測定部2での測定結果を元に、位置情報取得部3で位置情報データを作成して位置情報を取得する(ステップST-A2)。また、ベースバンド送受信部7で受信処理した受信情報に基づき、地図情報取得部10は、基地局設置状況を含む地図情報を取得する。地図情報保存部5は、前記取得した地図情報を記憶し保存する。局探索制御部4は、位置情報取得部3から位置情報を、地図情報取得部10又は地図情報保存部5から地図情報を取得する(ステップST-A3)。地図情報には、地図に描かれているエリア内に存在する基地局の設置状況が含まれている。基地局の設置状況とは、例えば、基地局の設置位置情報(緯度、経度や地図上の座標位置など)、使用周波数、基地局コード番号(例えば、W-CDMA(Wideband−Code Division Multiple Access)の場合)などである。
局探索制御部4では、取得した位置情報と地図情報を照合して、無線通信端末が現在位置している付近の基地局を接続候補基地局として選定する(ステップST-A4)。接続候補基地局の選定方法としては、例えば、無線通信端末が現在位置している地点から所定の距離以内の局を接続候補基地局とすることができる。次に、局探索制御部4は、選定された接続候補局に対して、接続する基地局を選定するためのセルサーチを実施する。セルサーチでは、前記地図情報に含まれるエリア内の基地局の使用周波数を第2の無線部6に設定し、受信信号を調べるようにする。セルサーチにより、基地局からの信号を検出した場合は、その信号のキャリアレベル(RSSI)や受信品質(RSCPやEc/Io)などの品質測定を行い、その基地局の品質情報を取得する(ステップST-A5)。また、ベースバンド送受信部7で受信処理した受信情報に基づき、報知情報取得部8は、基地局から送信された送信電力値データを含む報知情報を解析して取得する。
局リスト制御部9は、送信電力値データを含む前記報知情報と、前記基地局の品質情報とに基づいて、前記地図情報内に含まれている基地局のうち、局探索制御部4から指定された基地局について局リストを更新し作成する(ステップST-A6)。なお、無線通信端末の立ち上げ時など、局リストがまだ存在しない場合は、局リスト制御部9は、局探索制御部4から指定された基地局について新たに局リストを作成する。局リストが既に存在していた場合は、局リスト制御部9は、局探索制御部4から指定された基地局について局リストを更新する。局探索制御部4は、例えば、無線通信端末が現在位置している地点から所定の距離以内の局を指定する。
局リストの例を図4に示す。図4の例では、予め圏内モード時において、地図情報保存部5に記憶されている地図情報に含まれている全ての基地局に対して、地図情報中の情報に基づき、基地局固有コードと周波数の値が入った局リストが作成されている。この局リストに基づき、局探索制御部4は、局探索制御部4が指定する基地局の使用周波数を第2の無線部6に設定し、基地局からの受信信号を調べる。局探索制御部4は、例えば、無線通信端末が現在位置している地点から所定の距離以内の局を指定する。受信信号を検出し報知情報を受信した基地局に対しては、送信電力値データを含む報知情報と、前記基地局の品質情報とに基づいて、送信電力値(基地局送信電力)、受信レベル、伝播損(=基地局送信電力−受信レベル)、周波数、基地局タイミング、既検出の基地局か否かを識別する局識別フラグが既検出として追記されて、局リストが更新、作成される。
本例の無線通信端末においては、前記更新、作成された局リストを用いて、局探索制御部4が、接続する基地局(接続局)を決定する(ステップST-A7)。接続局の決定方法としては、例えば、局リスト中の局識別フラグが既検出となっている数ヶ所の基地局のなかで、例えば、伝播損が最小の局と接続する、というようにすることができる。
このように、本例では、地図情報中の情報に基づき、無線通信端末に距離の近い基地局数ヶ所について基地局固有コードと周波数の値が入った局リストを更新、作成し、次に、それら数ヶ所の基地局からの受信信号を調べ、取得した品質情報や報知情報に基づき、送信電力値、受信レベル、伝播損、周波数、基地局タイミング、既検出の基地局か否かを識別する局識別フラグを追記して局リストを更新、作成し、該作成した局リストに基づき、接続局を決定している。
本例においては、上述したように、局リストを更新、作成し、該作成した局リストを用いて接続局を決定しているが、局リストを用いることなく接続局を決定することもできる。この場合は、ステップST−A1からステップST−A5まで実行し、更に送信電力値データを含む報知情報を取得し、接続可能な基地局のなかから、例えば、伝播損が最小の局と接続するようにすればよい。
以上により決定した接続局を介して、主制御部12が、第1の無線部1、LCS測定部2、位置情報取得部3、第2の無線部6、ベースバンド送受信部7、報知情報取得部8、地図情報取得部10、地図情報保存部5、局探索制御部4、局リスト制御部9、アプリケーションデータ送受信部11の各部を統括制御して、基地局を介してネットワーク側に位置登録や発着信の呼処理などを行いつつ圏内モードに状態遷移し、アプリケーションデータ送受信部11にて端末アプリケーション機能による通信処理(データ送受信)等を行う。通信処理を施した送信データは、第2の無線部6、ベースバンド送受信部7により無線信号に変換されて送信され、受信した無線信号は、第2の無線部6、ベースバンド送受信部7により受信データに変換され、通信状態が維持される。
[圏内モード時の動作]
移動通信システムにおいては、無線通信端末の移動に伴い、在圏セルの移動が頻繁に行われる。在圏セルの移動には、通信中にハンドオーバー状態を経て移動していく場合や、いわゆる待受け状態で在圏セルを移動する場合など、様々な場合がある。
在圏セルの移動を伴わない場合の動作は、従来技術と同様であるので、ここでは、本発明の特徴となる、圏内モード時において、特に、在圏セルを移動する場合の本発明に係る無線通信端末の動作について、図3のフローチャートを用いて説明する。
なお、圏内モード時においては、局リスト制御部9は、地図情報保存部5に保存されている地図情報に含まれている全ての基地局に対して、局リストを作成するようにしている。
在圏セルの移動があった場合、局リスト制御部9は、地図情報保存部5に記憶している地図情報を更新すべく、移動先のセルの基地局を介しネットワークに対して新たな地図情報を要求し、第2の無線部6、ベースバンド送受信部7を介して地図情報を受信し、地図情報取得部10が、基地局の設置状況が含まれている地図情報を取得する。更に、基地局設置状況が含まれている地図情報を地図情報保存部5に更新して記憶し、更新された地図情報に含まれる基地局設置状況に基づき、局リスト制御部9が、局リストを新たに作成する。
無線通信端末は、移動先のセルの基地局が送信した報知情報を、第2の無線部6、ベースバンド送受信部7を介して受信し、報知情報取得部8にて報知情報を取得し解析する(ステップST-B1)。次に、局リスト制御部9に記憶している局リストにリストアップされた基地局と、取得した報知情報を送出した基地局との照合を行う(ステップST-B2)。照合した結果、局リスト内に存在している局である場合は(ステップST-B3でYes)、その局が未検出状態(局識別フラグが未検出状態)の局であっても、検出状態の局であっても、品質情報等を実測した値に書き換え、局識別フラグを既検出にして局リストを更新する(ステップST-B4)。
照合した結果、局リスト内に存在していない局である場合は(ステップST-B3でNo)、当該基地局は、地図情報保存部5に記憶している地図情報に存在しない局ということになる。つまり、無線通信端末が現在位置している場所は、地図情報保存部5に記憶している地図情報の範囲外ということになる。そこで、局リスト制御部9は、地図情報保存部5に記憶している地図情報を更新すべく、移動先のセルの基地局を介しネットワークに対して新たな地図情報を要求し、第2の無線部6、ベースバンド送受信部7を介して地図情報を受信し、地図情報取得部10が、基地局の設置状況が含まれている地図情報を取得する(ステップST-B5)。更に、基地局設置状況が含まれている地図情報を地図情報保存部5に更新して記憶し、更新された地図情報に含まれる基地局設置状況に基づき、局リスト制御部9が、局リストを新たに作成する。
上述したように、在圏セルが移動することにより、地図情報を新たに取得する。在圏セルの移動をしつつ、主制御部12が、第1の無線部1、LCS測定部2、位置情報取得部3、第2の無線部6、ベースバンド送受信部7、報知情報取得部8、地図情報取得部10、地図情報保存部5、局探索制御部4、局リスト制御部9、アプリケーションデータ送受信部11の各部を統括制御して、ネットワーク側との呼処理などを行いながら、アプリケーションデータ送受信部11にて端末アプリケーション機能による通信処理(データ送受信)等を行う。通信処理を施した送信データは、第2の無線部6、ベースバンド送受信部7により無線信号に変換されて送信され、受信した無線信号は、第2の無線部6、ベースバンド送受信部7により受信データに変換され、通信状態が維持される。
以上説明したように、本発明の無線通信端末によれば、無線通信端末の位置情報を取得し、無線通信端末内に記憶している基地局設置状況を含む地図情報と前記取得した無線通信端末の位置情報とに基づいて、基地局探索処理を行う対象の基地局の数を絞り込み限定することが可能となる。
また、在圏セルが移動すると、地図情報を新たに取得し更新しておくことにより、その後、圏外モードにおける基地局探索処理が必要になった場合に、基地局探索処理を行う対象の基地局の数を絞り込み限定することが可能となる。
なお、本発明は、本発明に係る処理を実行する装置だけでなく、本発明に係る処理を実行する方法、システムとして、或いは、本発明に係る方法やシステムを実現するためのプログラムや当該プログラムを記録する記録媒体などとして把握することができる。
また、本発明は、CPUがメモリに格納された制御プログラムを実行することにより制御する構成としてもよく、あるいは、ハードウエア回路として構成することもできる。
1・・第1の無線部、 2・・LCS測定部、 3・・位置情報取得部、 4・・局探索制御部、 5・・地図情報保存部、 6・・第2の無線部、 7・・ベースバンド送受信部、 8・・報知情報取得部、 9・・局リスト制御部、 10・・地図情報取得部、 11・・アプリケーションデータ送受信部、12・・主制御部、 51・・無線部、 52・・局探索制御部、 53・・ベースバンド送受信部、 54・・報知情報取得部、 55・・局リスト制御部、 56・・アプリケーションデータ送受信部、 57・・主制御部。

Claims (1)

  1. 移動通信システムにおける無線通信端末であって、
    無線周波数帯域のGPS信号を受信する第1の無線部と、
    受信したGPS信号に基づき当該無線通信端末の位置情報を取得する位置情報取得部と、
    基地局と無線通信端末の間で無線通信される信号を送受信する第2の無線部と、
    第2の無線部で受信した信号に基づき基地局設置状況を含む地図情報を取得する地図情報取得部と、
    前記取得した地図情報と前記取得した無線通信端末の位置情報に基づき、接続可能な基地局を探索する基地局探索処理を実行して、接続する基地局を決定する局探索制御部と、を備えたことを特徴とする無線通信端末。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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