JP2010218048A - 情報処理装置、ガントチャートデータ再構成方法及びプログラム - Google Patents
情報処理装置、ガントチャートデータ再構成方法及びプログラム Download PDFInfo
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Abstract
【課題】自由な形式で記述されたスプレッドシート上のガントチャートや紙などの上に描かれたガントチャートを自動的にプロジェクト管理ツールへ読み込むことができるようにする情報処理装置、ガントチャートデータ再構成方法及びプログラムを提供する。
【解決手段】情報処理装置において、所定のガントチャートを示すガントチャートデータを入力する入力手段と、入力手段で入力されたガントチャートを解析する解析手段と、解析手段で解析されたガントチャートデータを、プロジェクト管理ツールが利用可能な形式のガントチャートデータに再構成する再構成手段と、を有する。
【選択図】図2
【解決手段】情報処理装置において、所定のガントチャートを示すガントチャートデータを入力する入力手段と、入力手段で入力されたガントチャートを解析する解析手段と、解析手段で解析されたガントチャートデータを、プロジェクト管理ツールが利用可能な形式のガントチャートデータに再構成する再構成手段と、を有する。
【選択図】図2
Description
本発明は、表計算ソフト等を用いた簡易なプロジェクト管理から、プロジェクト管理ツールを用いた本格的なプロジェクト管理への移行を支援する情報処理装置、ガントチャートデータ再構成方法及びプログラムに関する。
企業などにおいてプロジェクトの進捗管理が行われる場合、主に2つの方法がある。1つは、比較的導入が容易な表計算ソフトのスプレッドシート上にガントチャートを作成し、それを利用して管理する方法である。もう1つは、専用のプロジェクト管理ツール(プロジェクト管理ソフト)を利用して管理する方法である。プロジェクト管理ツールは、スプレッドシート上に作成されるガントチャートに比べてデータの更新が容易であり、データの集中管理ができるという特色がある。よって、プロジェクトの規模が大きくなれば、スプレッドシート上のガントチャートをプロジェクト管理ツールへ移行させることが望ましい。プロジェクト管理ツールの中には、表計算ソフトで作成されたガントチャートを読み込む機能を備えることで、表計算ソフトを用いた簡易なプロジェクト管理から、プロジェクト管理ツールを用いた本格的なプロジェクト管理への移行を支援しているものがある。
しかし、このようなプロジェクト管理ツールが自動で読み込むことができるガントチャートは少ない。その理由は、プロジェクト管理ツールには、ガントチャートを読み込むときに、スプレッドシート形式からCSV(Comma Separated Value)やXML(eXtensible Markup Language)の形式に一旦変換するものが多く、CSVやXMLの形式に変換した時点で、ガントチャートに含まれる情報の一部、特に描画オブジェクトで表現された情報が削られてしまうからである。また、別の理由は、プロジェクト管理ツールがスプレッドシート形式のままガントチャートを読み込むことができるものであっても、事前にそのプロジェクト管理ツール上で定義した記述形式に従っていないガントチャートを読み込むことはできず、自由な形式で記述したガントチャートをスプレッドシート形式のまま読み込むことはできないからである。
よって、スプレッドシート上に作成されたガントチャートを利用した進捗管理を行っているプロジェクトを、専用のプロジェクト管理ツールを利用した進捗管理に移行させる場合、自由な形式で記述した既存のガントチャートからプロジェクト管理ツール上のガントチャートへ自動で全てのデータを移行させることは難しい。従って、手動でガントチャートの全てのデータを移行させたり、プロジェクト管理ツールで読み取れる形式のガントチャートに変換したりしなければならず、多大な手間を必要とするという問題があった。
なお、特許文献1には、手書きや描画ソフトウェア等によって作成された、情報処理の仕様記述に用いられるフローチャート等のダイアグラムを、人手を介さずに、別のツールへ移行させる技術が開示されているが、プロジェクトの進捗管理で用いられるガントチャートは対象とされていない。ガントチャートは、情報処理の仕様記述に用いるダイアグラムとは別物である。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、自由な形式で記述されたスプレッドシート上のガントチャートや紙などの上に描かれたガントチャートを自動的にプロジェクト管理ツールへ読み込むことができるようにする情報処理装置、ガントチャートデータ再構成方法及びプログラムを提供することを目的とする。
かかる目的を達成するために、本発明の情報処理装置は、所定のガントチャートを示すガントチャートデータを入力する入力手段と、入力手段で入力されたガントチャートを解析する解析手段と、解析手段で解析されたガントチャートデータを、プロジェクト管理ツールが利用可能な形式のガントチャートデータに再構成する再構成手段と、を有することを特徴とする。
また、本発明のガントチャートデータ再構成方法は、情報処理装置がガントチャートデータの再構成を行うガントチャートデータ再構成方法であって、所定のガントチャートを示すガントチャートデータを入力する入力ステップと、入力ステップで入力されたガントチャートを解析する解析ステップと、解析ステップで解析されたガントチャートデータを、プロジェクト管理ツールが利用可能な形式のガントチャートデータに再構成する再構成ステップと、を有することを特徴とする。
また、本発明のプログラムは、所定のガントチャートを示すガントチャートデータを入力する入力処理と、入力処理で入力されたガントチャートを解析する解析処理と、解析処理で解析されたガントチャートデータを、プロジェクト管理ツールが利用可能な形式のガントチャートデータに再構成する再構成処理と、をコンピュータに実行させることを特徴とする。
本発明によれば、自由な形式で記述されたスプレッドシート上のガントチャートや紙などの上に描かれたガントチャートをプロジェクト管理ツールへ移行させることが容易になる。
以下、本発明を実施するための形態(実施形態)について添付図面を参照して詳細に説明する。
本発明の一実施形態である情報処理装置の構成を図1に示す。本実施形態の情報処理装置2は、外部装置としての、各種データを表示する表示装置3、各種指示が入力される入力装置4、各種データを記憶しておくデータベース5とそれぞれ接続されている。なお、表示装置3、入力装置4、データベース5は、本実施形態の情報処理装置2内部に備えられるように構成してもよい。
情報処理装置2は、ファイル入力部21、シート情報解析部22、データ構成部23、データ表示部24、データ手動修正部25を備える。
ファイル入力部(入力手段)21は、ガントチャートデータファイル1を入力し、シート情報解析部22に出力する。ガントチャートデータファイルとしては、例えば、表計算ソフトや描画ソフトにて自由な形式で作成されたスプレッドシート上のガントチャートのデータファイル、または、印刷物等からスキャナで読み込まれたガントチャートの画像ファイル(イメージデータ)が挙げられる。なお、ガントチャートデータファイル1は一例であり、その他のデータファイルであってもよい。
シート情報解析部(解析手段)22は、公開された表計算ソフトのアプリケーション・プログラミング・インタフェース(API:Application Programming Interface)、または、既存の画像解析の手法を使用して、ガントチャートデータファイル1(例えば、スプレッドシート上に記載されたガントチャートのデータ)を解析し、解析した結果(ガントチャートデータ)をデータ構成部23に出力する。
データ構成部(再構成手段)23は、解析されたガントチャートデータを、情報処理装置2に実装されているプロジェクト管理ツールが利用できる形式のガントチャートデータに再構成(変換)する。そして、データ構成部23は、変換したガントチャートデータを、所定の出力先(例えば、データベース5及びデータ表示部24の少なくとも1つ)に出力する。なお、例えば表示装置3において、スプレッドシート上で記載されたガントチャートと同等なガントチャートが表示された場合に、そのガントチャートデータを正しいものとして、データベース5に保存するようにしてもよい。
データ表示部24は、データ構成部23から入力されたガントチャントデータを表示装置3に表示する。これにより表示装置3では、ガントチャートの形式で表示される。よって、データ表示部24及び表示装置3は、表示手段と呼ぶことができる。
なお、データ手動修正部25及び入力装置4は、再構成、変換できなかったガントチャートデータを、ユーザ(操作者・利用者)が手動で調整を行うことを可能とする。データ手動修正部25及び入力装置4は、修正受付手段と呼ぶことができる。例えば、データ表示部24に表示されたガントチャートが、スプレッドシート上で記載されたガントチャートの内容と異なる場合、ユーザは、入力装置4を通じてガントチャートの修正内容を指示する操作を行う。データ手動修正部25は、入力された修正内容をデータ構成部23(またはシート情報解析部22、あるいはそれら両方)に出力する。データ構成部23(及びシート情報解析部22)は、データ手動修正部25から入力された修正内容に基づいて、ガントチャートデータの修正を行う。修正されたガントチャートデータは、再び所定の出力先(例えば、データベース5及びデータ表示部24の少なくとも1つ)に出力される。なおこのときも、例えば表示装置3において、スプレッドシート上で記載されたガントチャートと同等なガントチャートが表示された場合に、そのガントチャートデータを正しいものとして、データベース5に保存するようにしてもよい。
次に、本実施形態の情報処理装置の動作(本発明のガントチャートデータ再構成方法の一実施形態)について、各図1〜9を参照しながら詳細に説明する。
ファイル入力部21を通じて、ガントチャートデータファイル1はシート情報解析部22に入力される(ステップS1)。ここでは、ガントチャートデータファイル1の例として、表計算ソフトによりスプレッドシートに記載されたガントチャートを示すデータ(ガントチャートデータ)であるとする。
図2において、ファイル入力部21から入力されたガントチャートデータファイル1は、シート情報解析部22の中で、日付読み取り部221、タスク読み取り部222、リソース読み取り部223、矢印読み取り部224、前後線読み取り部225、稲妻線読み取り部226へと順に入力され、逐次的に解析されていく(ステップS2)。これらの解析処理には、スプレッドシートを作成した表計算ソフトが提供しているアプリケーション・プログラミング・インタフェース(API)を利用する。
〔ステップS21〕
日付読み取り部221では、スプレッドシートの行を上から下へスキャンし、日付や期間を示す用語が並ぶ行を特定し、その用語を読み取る。この用語の例としては、「6月1日」、「10月」、「2008年度」、「上期」、「3Q」などが挙げられる。このような日付に関する用語(日付用語)のパターンは、辞書部227に予め登録されている。日付読み取り部221は、スプレッドシート上から読み取った日付用語と、辞書部227に予め登録されている日付用語のパターンとを照らし合わせ、マッチングするものを検索する。検索方法について、ここではパターンマッチングを例としたが、これに限定されない。日付読み取り部221は、日付用語が検索できると、その日付用語が記入されているスプレッドシート上の位置およびその日付用語が示す日付の値を、日付情報A1として作成し蓄積する。
日付読み取り部221では、スプレッドシートの行を上から下へスキャンし、日付や期間を示す用語が並ぶ行を特定し、その用語を読み取る。この用語の例としては、「6月1日」、「10月」、「2008年度」、「上期」、「3Q」などが挙げられる。このような日付に関する用語(日付用語)のパターンは、辞書部227に予め登録されている。日付読み取り部221は、スプレッドシート上から読み取った日付用語と、辞書部227に予め登録されている日付用語のパターンとを照らし合わせ、マッチングするものを検索する。検索方法について、ここではパターンマッチングを例としたが、これに限定されない。日付読み取り部221は、日付用語が検索できると、その日付用語が記入されているスプレッドシート上の位置およびその日付用語が示す日付の値を、日付情報A1として作成し蓄積する。
図3は、スプレッドシート上に作成されたガントチャートの例である。以下、この図3のガントチャートを例に説明する。この図3の例では、B1の箇所に日付用語が配置されている。日付読み取り部221は、B1の箇所に着目し、ガントチャート全体が6月1日から6月14日までの期間を表現していることを解析する。このようにして日付読み取り部221は、ガントチャート全体の時間軸を把握し、日付情報A1を作成、蓄積する。
〔ステップS22〕
タスク読み取り部222では、スプレッドシートの列を左から右へスキャンし、進捗の管理対象であるタスクに関する用語が記述されている列を特定し、その用語を読み取る。この用語の例としては、「設計」、「製造」、「レビュー」、「テスト」などが挙げられる。また、タスク読み取り部222は、スプレッドシートの上方で見出し行と判断できる場所に、「タスク」や「項目」のような用語(見出し語)がある場合は、タスク用語である可能性が高いと判断し、その用語を読み取る。このようなタスクに関する用語(タスク用語)は、辞書部227において、業種別、分野別に分類されて予め登録されている。タスク読み取り部222は、スプレッドシート上から読み取ったタスク用語と、辞書部227に予め登録されているタスク用語とを照らし合わせ、該当するものを検索する。タスク読み取り部222は、タスク用語が検索できると、そのタスク用語が記入されているスプレッドシート上の位置およびそのタスク用語が示すタスクの内容を、タスク情報A2として作成し蓄積する。なお、上記説明では辞書部227にタスク用語が予め登録されるようにしたが、辞書部227以外の記憶手段などに予め登録されているものを辞書部227が参照するようにしてもよい。これにより、効率的に大量のデータ(タスク用語)の中から検索を行うことができる。
タスク読み取り部222では、スプレッドシートの列を左から右へスキャンし、進捗の管理対象であるタスクに関する用語が記述されている列を特定し、その用語を読み取る。この用語の例としては、「設計」、「製造」、「レビュー」、「テスト」などが挙げられる。また、タスク読み取り部222は、スプレッドシートの上方で見出し行と判断できる場所に、「タスク」や「項目」のような用語(見出し語)がある場合は、タスク用語である可能性が高いと判断し、その用語を読み取る。このようなタスクに関する用語(タスク用語)は、辞書部227において、業種別、分野別に分類されて予め登録されている。タスク読み取り部222は、スプレッドシート上から読み取ったタスク用語と、辞書部227に予め登録されているタスク用語とを照らし合わせ、該当するものを検索する。タスク読み取り部222は、タスク用語が検索できると、そのタスク用語が記入されているスプレッドシート上の位置およびそのタスク用語が示すタスクの内容を、タスク情報A2として作成し蓄積する。なお、上記説明では辞書部227にタスク用語が予め登録されるようにしたが、辞書部227以外の記憶手段などに予め登録されているものを辞書部227が参照するようにしてもよい。これにより、効率的に大量のデータ(タスク用語)の中から検索を行うことができる。
図4のガントチャートを例とすると、B2の箇所にタスク用語が配置されている。タスク読み取り部222は、B2の箇所に着目し、ガントチャート全体が基本設計や機能設計等のタスクを単位に進捗管理していることを解析する。このようにしてタスク読み取り部222は、ガントチャートで管理されている対象のタスクを把握し、タスク情報A2を作成し蓄積する。
〔ステップS23〕
リソース読み取り部223では、スプレッドシートの列を左から右へスキャンし、タスクを担当する主体であるリソースに関する用語が記述されている列を特定し、その用語を読み取る。この用語の例としては、「山田」、「田中」、「営業部」、「総務課」などの人名や組織名などが挙げられる。また、リソース読み取り部223は、スプレッドシートの上方で見出し行と判断できる場所に、「担当」のような用語(見出し語)がある場合は、リソース用語である可能性が高いと判断し、その用語を読み取る。このようなリソースに関する用語(リソース用語)は、辞書部227において、分類されて登録されている。リソース読み取り部223は、スプレッドシート上から読み取ったリソース用語と、辞書部227に予め登録されているリソース用語とを照らし合わせ、該当するものを検索する。リソース読み取り部223は、リソース用語が検索できると、そのリソース用語が記入されているスプレッドシート上の位置およびそのリソース用語が示すリソースの内容を、リソース情報A3として作成し蓄積する。なお、リソース読み取り部223は、読み取ったリソース用語の左右どちらかの列にタスク用語が存在する場合、それらリソースとタスクは関係性があるものと判断し、そのタスク用語を読み取る。そして、リソース読み取り部223は、そのタスク用語をリソース情報A3に追加、登録する。なお、上記説明では辞書部227にリソース用語が予め登録されるようにしたが、辞書部227以外の記憶手段などに予め登録されているものを辞書部227が参照するようにしてもよい。これにより、効率的に大量のデータ(リソース用語)の中から検索を行うことができる。
リソース読み取り部223では、スプレッドシートの列を左から右へスキャンし、タスクを担当する主体であるリソースに関する用語が記述されている列を特定し、その用語を読み取る。この用語の例としては、「山田」、「田中」、「営業部」、「総務課」などの人名や組織名などが挙げられる。また、リソース読み取り部223は、スプレッドシートの上方で見出し行と判断できる場所に、「担当」のような用語(見出し語)がある場合は、リソース用語である可能性が高いと判断し、その用語を読み取る。このようなリソースに関する用語(リソース用語)は、辞書部227において、分類されて登録されている。リソース読み取り部223は、スプレッドシート上から読み取ったリソース用語と、辞書部227に予め登録されているリソース用語とを照らし合わせ、該当するものを検索する。リソース読み取り部223は、リソース用語が検索できると、そのリソース用語が記入されているスプレッドシート上の位置およびそのリソース用語が示すリソースの内容を、リソース情報A3として作成し蓄積する。なお、リソース読み取り部223は、読み取ったリソース用語の左右どちらかの列にタスク用語が存在する場合、それらリソースとタスクは関係性があるものと判断し、そのタスク用語を読み取る。そして、リソース読み取り部223は、そのタスク用語をリソース情報A3に追加、登録する。なお、上記説明では辞書部227にリソース用語が予め登録されるようにしたが、辞書部227以外の記憶手段などに予め登録されているものを辞書部227が参照するようにしてもよい。これにより、効率的に大量のデータ(リソース用語)の中から検索を行うことができる。
図5のガントチャートを例とすると、B3の箇所にリソース用語が配置されている。リソース読み取り部223は、B3の箇所に着目し、ガントチャート上で人名や組織名などのリソースにタスクが割り当てられていることを解析する。このようにしてリソース読み取り部223は、ガントチャートで管理されている対象のリソースを把握し、リソース情報A3を作成し、蓄積する。
〔ステップS24〕
矢印読み取り部224では、スプレッドシートの全面を左上から右下へスキャンし、予定や実績などの進捗状況を示す、水平の直線状の描画オブジェクトが貼り付けられている箇所を特定し、その描画オブジェクトを読み取る。この描画オブジェクトの例としては、実線や点線の矢印、実線や点線の直線などが挙げられる。また、矢印読み取り部224は、描画オブジェクト以外にも、スプレッドシートのセル背景に着色して直線上の領域を表現している箇所があれば、その着色領域も読み取りの対象とする。矢印読み取り部224は、これらの直線状の描画オブジェクトや着色領域について、始点と終点の座標を求める。そして、矢印読み取り部224は、求めた始点と終点の座標と、日付情報A1およびタスク情報A2とを照らし合わせて、タスク毎の開始時期と終了時期を算出する。そして、矢印読み取り部224は、算出した結果をタスク情報A2に追加、登録する。
矢印読み取り部224では、スプレッドシートの全面を左上から右下へスキャンし、予定や実績などの進捗状況を示す、水平の直線状の描画オブジェクトが貼り付けられている箇所を特定し、その描画オブジェクトを読み取る。この描画オブジェクトの例としては、実線や点線の矢印、実線や点線の直線などが挙げられる。また、矢印読み取り部224は、描画オブジェクト以外にも、スプレッドシートのセル背景に着色して直線上の領域を表現している箇所があれば、その着色領域も読み取りの対象とする。矢印読み取り部224は、これらの直線状の描画オブジェクトや着色領域について、始点と終点の座標を求める。そして、矢印読み取り部224は、求めた始点と終点の座標と、日付情報A1およびタスク情報A2とを照らし合わせて、タスク毎の開始時期と終了時期を算出する。そして、矢印読み取り部224は、算出した結果をタスク情報A2に追加、登録する。
ここで、矢印読み取り部224による解析の詳細について以下に説明する。矢印読み取り部224は、スプレッドシート上の同一の列において、2本の直線状の描画オブジェクトが存在する場合、上方に位置する描画オブジェクトはタスクの計画を表す線であり、下方に位置する描画オブジェクトは計画に対する実績を表す線であると判断する。また、矢印読み取り部224は、直線状の着色領域において前面に直線状の描画オブジェクトが存在する場合、直線状の着色領域はタスクの計画を表す線であり、直線状の描画オブジェクトは計画に対する実績を表す線であると判断する。また、矢印読み取り部224は、スプレッドシート上の列に進捗状況を表す線が1本しかない場合、それは計画を表す線であると判断する。また、矢印読み取り部224は、スプレッドシート上の列に計画と実績の線が両方存在する場合には、それぞれについて開始時期と終了時期を算出し、タスク情報A2に登録する。ただし、実績を表す線の右端が、計画を表す線の右端の座標に達していない場合は、計画に対してそのタスクが終了していないと判断し、両方の線の長さと座標を比較し、そのタスクの進捗率を計算してタスク情報A2に登録する。
次に、矢印読み取り部224は、進捗状況を表す線の周囲にテキストオブジェクトが存在しないかどうかを読み取る。矢印読み取り部224は、周囲に、日付を示すテキストオブジェクトが存在した場合、それはタスクの開始時期または終了時期を表す日付と判断して、描画オブジェクトの座標から既に求めたタスクの開始時期または終了時期よりも優先して採用し、タスク情報A2に登録する。なお、矢印読み取り部224は、テキストオブジェクトの内容が日付を表すものであるかどうかを、辞書部227を参照して判断する。
矢印読み取り部224は、進捗状況を表す線の周囲のテキストオブジェクトが存在した場合、次にその内容を辞書部227と照らし合わせ、リソースに関するテキストオブジェクトであるかどうかを判断する。矢印読み取り部224は、リソースに関するものであった場合、それはタスクを担当するリソースであると判断し、リソース情報A3に登録する。進捗状況を表す線の周囲に存在するテキストオブジェクトの内容が、日付に関するものでもリソースに関するものでもなければ、そのテキストオブジェクトは計画の区切りを示すマイルストーン情報である可能性が高い。このため、矢印読み取り部224は、テキストオブジェクトの座標と日付情報A1を照らし合わせ、そこからマイルストーンの日付を算出し、日付情報A1に登録する。
また、進捗状況を表す描画オブジェクトそのものにテキストが貼り付けられている場合、矢印読み取り部224は、そのテキストはタスクを説明する情報であると判断し、読み取ったテキストの内容をタスク情報A2に登録する。
矢印読み取り部224は、以上のようにして解析した矢印およびそれに付随する情報を、相互に関連する情報として、日付情報A1、タスク情報A2、リソース情報A3、矢印情報A4に登録する。
図6のガントチャートを例とすると、B4の箇所に矢印情報が配置されている。矢印読み取り部224は、B4の箇所に着目し、ガントチャート上で各タスクの開始時期、終了時期を読み取る。矢印読み取り部224は、例えば、「機能設計」タスクでは6月2日に開始し、6月3日に終了する計画になっており、実績も6月2日に開始して6月3日に終了していると解析する。また矢印読み取り部224は、例えば、「結合テスト」タスクでは計画に対し実績が50%であり、まだタスクが完了していないと解析する。更に矢印読み取り部224は、例えば、「総合テスト」タスクに付随するテキストオブジェクトの情報から、6月12日には「出荷判定」というマイルストーンが設定されていることを解析する。
このようにして矢印読み取り部224は、ガントチャートで管理されているタスクの進捗状況とそれに付随する情報を把握し、日付情報A1、タスク情報A2、リソース情報A3、矢印情報A4に登録する。
〔ステップS25〕
前後線読み取り部225では、スプレッドシートの前面を左上から右下へスキャンし、タスクの計画線同士をつなぐ前後線が記述されている箇所を特定し、その前後線を読み取る。具体的には、前後線読み取り部225は、既に解析したタスクの計画線同士を上下方向につなぐ直線状の描画オブジェクトがあれば、それを前後線であると判断する。前後線読み取り部225は、前後線を見つけると、その前後線でつながれた2つのタスクには順序の依存関係があるので、その2つのタスクと前後線とを関連付けて、前後線情報A5として作成、蓄積する。
前後線読み取り部225では、スプレッドシートの前面を左上から右下へスキャンし、タスクの計画線同士をつなぐ前後線が記述されている箇所を特定し、その前後線を読み取る。具体的には、前後線読み取り部225は、既に解析したタスクの計画線同士を上下方向につなぐ直線状の描画オブジェクトがあれば、それを前後線であると判断する。前後線読み取り部225は、前後線を見つけると、その前後線でつながれた2つのタスクには順序の依存関係があるので、その2つのタスクと前後線とを関連付けて、前後線情報A5として作成、蓄積する。
図7のガントチャートを例とすると、B5の箇所に前後線が配置されている。前後線読み取り部225は、B5の箇所に着目し、ガントチャート上で例えば「機能設計」タスクは「基本設計」タスクが終了しないと開始できないという依存関係があることを解析する。このようにして前後線読み取り部225は、ガントチャートで管理されているタスク同士の依存関係を把握し、前後線情報A5を作成、蓄積する。
〔ステップS26〕
稲妻線読み取り部226では、スプレッドシートの列を左から右へスキャンし、ある時点での各タスクの進捗状況を示すポイントを結んだ稲妻線が記述されている箇所を特定し、その稲妻線を読み取る。具体的には、稲妻線読み取り部226は、ガントチャートの最上段から始まり、タスクの進捗状況を表す線上の任意のポイントを結んで、ガントチャートの最下段まで伸びているジグザク状の直線があれば、それを稲妻線であると判断する。稲妻線読み取り部226は、ジグザグになっていなくても、ガントチャート上の時間軸で最上段のある日付の箇所から始まり、最下段の同じ日付の箇所まで伸びている直線は稲妻線であると判断する。また、ガントチャート上に稲妻線は複数存在することもあるので、稲妻線読み取り部226は、左から右へのスキャンにより、全ての稲妻線を特定する。稲妻線読み取り部226は、稲妻線が見つかれば、稲妻線とタスクの進捗状況を表す線とが交差するポイントの座標を調べ、そのタスクのその時点での進捗率を計算し、計算した結果を稲妻線情報A6として登録する。
稲妻線読み取り部226では、スプレッドシートの列を左から右へスキャンし、ある時点での各タスクの進捗状況を示すポイントを結んだ稲妻線が記述されている箇所を特定し、その稲妻線を読み取る。具体的には、稲妻線読み取り部226は、ガントチャートの最上段から始まり、タスクの進捗状況を表す線上の任意のポイントを結んで、ガントチャートの最下段まで伸びているジグザク状の直線があれば、それを稲妻線であると判断する。稲妻線読み取り部226は、ジグザグになっていなくても、ガントチャート上の時間軸で最上段のある日付の箇所から始まり、最下段の同じ日付の箇所まで伸びている直線は稲妻線であると判断する。また、ガントチャート上に稲妻線は複数存在することもあるので、稲妻線読み取り部226は、左から右へのスキャンにより、全ての稲妻線を特定する。稲妻線読み取り部226は、稲妻線が見つかれば、稲妻線とタスクの進捗状況を表す線とが交差するポイントの座標を調べ、そのタスクのその時点での進捗率を計算し、計算した結果を稲妻線情報A6として登録する。
図8のガントチャートを例とすると、B6の箇所に稲妻線が配置されている。稲妻線読み取り部226は、B6の箇所に着目し、ガントチャート上で例えば「結合テスト」タスクは6月11日時点で計画よりも1日遅れている状態にあることを解析する。このようにして稲妻線読み取り部226は、ガントチャートで管理されているタスク同士の依存関係を把握し、稲妻線情報A6を作成、蓄積する。
以上説明した各解析結果、すなわち、日付情報A1、タスク情報A2、リソース情報A3、矢印情報A4、前後線情報A5、稲妻線情報A6は、シート情報解析部22からデータ構成部23へ出力される。
データ構成部23では、シート情報解析部22から入力された上記各情報をプロジェクト管理ツールで管理できる形式のガントチャートデータに再構成(変換)する(ステップS3)。データ構成部23は、再構成したガントチャートデータはデータベース5に一時保存し、また、データ表示部24へデータを出力する。
データ表示部24は、再構成されたガントチャートデータを表示装置3に表示する(ステップS4)。
シート情報解析部22で自動的に解析しただけでは、スプレッドシート上のガントチャートが完全には再現できていない可能性がある。そこで、ユーザは、表示装置3に表示されたガントチャートを確認し、正しく解析されていない部分があれば、手動でガントチャートを修正する操作を行う(ステップS5/YES)。
この手動による修正は、ユーザがキーボードやマウス等の入力装置4を利用して、ガントチャート上の対象箇所を指定し、正しい情報に訂正することで行われる。ユーザが訂正した内容(修正内容)は、入力装置4からデータ手動修正部25を経由して、データ構成部23に出力される。そして、データ構成部23は、その修正内容に基づいて、自身が保持しているガントチャートデータを更新する(ステップS3)。更新されたガントチャートデータは、即時にデータ表示部24を通じて表示装置3に表示され、再度、ユーザが内容を確認できる(ステップS4)。この作業を繰り返して、画面上に正しいガントチャートが再現されれば(ステップS5/NO)、手動による修正は完了である。この時点のガントチャートデータは、データ構成部23からデータベース5へ保存される(ステップS6)。このようにして、ガントチャートの読み込み処理は全て終了する。
なお、ユーザが手動による修正で入力した内容は、データ手動修正部25で、日付用語、タスク用語、リソース用語に分類され、辞書部227へ登録される。辞書部227へ追加された用語は、次回以降の自動解析をより正確に行うために利用される。
以上説明したように、本実施形態によれば、表計算ソフトや手書きで作成したガントチャートを用いた簡易なプロジェクト管理から、プロジェクト管理ツール上のガントチャートを用いた本格的なプロジェクト管理への移行が容易になる。その理由は、表計算ソフトのスプレッドシート上に自由な形式で作成されたガントチャートや、紙などの上に描かれたガントチャートをモデル化して解析し、最大限、自動的にプロジェクト管理ツール上のガントチャートに変換することを可能にしているからである。
また、従来は、プロジェクト管理ツールへガントチャートを読み込み、自動的に読み込めなかった部分をユーザが手動で修正しても、ガントチャートの読み込み機能に学習効果がなかったので、その経験が活かされず、次回、別のガントチャートの読込においても、全く同じ手作業での修正が発生するという問題があった。すなわち、精度の高い自動読み込みを行うためには、ユーザが自分でガントチャートの記述形式を定義し直す必要があったので、ユーザビリティに問題があった。しかしながら、本実施形態では、手動によるガントチャートの修正操作を次回以降の自動読み込みの精度向上に役立てることができるので、ユーザビリティを向上させることができる。
このような効果は、辞書部(辞書手段)227を有することで実現されている。なお、特許文献1では、「認識ルール記憶部」(図1の25a)という、同じような役目の手段が開示されているが、この認識ルール記憶部は、図形をシンボルとして認識するための形状的な特徴、および、認識された各シンボルの役目を定義しておくためのものである。これに対し、本実施形態の辞書部227は、ガントチャートを図形的に(シンボルとして)認識するのではなく、ガントチャートに記入された文字を意味のある文言として認識するための、文字通り「辞書」としての働きを持つものである。例えば、ガントチャート上に、「6/1」、「基本設計」、「山田」という文字列(用語)が記載されていれば、本実施形態では、それら各文字列を辞書部227と照らし合わせることにより、それぞれ、日付情報、タスク情報、リソース情報として認識する。すなわち、各文字列の意味を理解することで、ガントチャートの解析の精度向上に役立てるものである。特許文献1では、各文字列は単にシンボルに付属するラベルとして認識されるだけであり、各文字列の意味を判断して、それ以降の解析に役立てることはできない。
なお、本実施形態と特許文献1とでは、自動認識するための入力データの形式も異なる。特許文献1では、手書きのダイアグラムの画像データまたは簡易な描画用ソフトウェアで作成されたダイアグラムの画像データを入力対象とするものである。つまり、特許文献1では、ソフトウェアで作成されたダイアグラムのデータであっても、必ず画像として入力される。これに対し、本実施形態は、手書き等で描かれた印刷物上のガントチャートを画像データとして入力できる以外にも、表計算ソフトで作成されたスプレッドシートのガントチャートのデータファイルを直接入力することができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、上記実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の変形が可能である。
例えば、上述した実施形態における動作は、ハードウェア、または、ソフトウェア、あるいは、両者の複合構成によって実行することも可能である。
ソフトウェアによる処理を実行する場合には、処理シーケンスを記録したプログラムを、専用のハードウェアに組み込まれているコンピュータ内のメモリにインストールして実行させてもよい。あるいは、各種処理が実行可能な汎用コンピュータにプログラムをインストールして実行させてもよい。
例えば、プログラムは、記録媒体としてのハードディスクやROM(Read Only Memory)に予め記録しておくことが可能である。あるいは、プログラムは、CD−ROM(Compact Disc Read Only Memory),MO(Magneto optical)ディスク,DVD(Digital Versatile Disc)、磁気ディスク、半導体メモリなどのリムーバブル記録媒体に、一時的、あるいは、永続的に格納(記録)しておくことが可能である。このようなリムーバブル記録媒体は、いわゆるパッケージソフトウエアとして提供することが可能である。
なお、プログラムは、上述したようなリムーバブル記録媒体からコンピュータにインストールする他、ダウンロードサイトから、コンピュータに無線転送してもよい。または、LAN(Local Area Network)、インターネットといったネットワークを介して、コンピュータに有線で転送してもよい。コンピュータでは、転送されてきたプログラムを受信し、内蔵するハードディスク等の記録媒体にインストールすることが可能である。
また、上記実施形態で説明した処理動作に従って時系列的に実行されるのみならず、処理を実行する装置の処理能力、あるいは、必要に応じて並列的にあるいは個別に実行するように構築することも可能である。
1 ガントチャートデータファイル
2 情報処理装置
3 表示装置(表示手段)
4 入力装置(修正受付手段)
5 データベース(記憶手段)
21 ファイル入力部(入力手段)
22 シート情報解析部(解析手段)
23 データ構成部(再構成手段)
24 データ表示部(表示手段)
25 データ手動修正部(修正受付手段)
221 日付読み取り部
222 タスク読み取り部
223 リソース読み取り部
224 矢印読み取り部
225 前後線読み取り部
226 稲妻線読み取り部
227 辞書部(辞書手段)
A1 日付情報
A2 タスク情報
A3 リソース情報
A4 矢印情報
A5 前後線情報
A6 稲妻線情報
2 情報処理装置
3 表示装置(表示手段)
4 入力装置(修正受付手段)
5 データベース(記憶手段)
21 ファイル入力部(入力手段)
22 シート情報解析部(解析手段)
23 データ構成部(再構成手段)
24 データ表示部(表示手段)
25 データ手動修正部(修正受付手段)
221 日付読み取り部
222 タスク読み取り部
223 リソース読み取り部
224 矢印読み取り部
225 前後線読み取り部
226 稲妻線読み取り部
227 辞書部(辞書手段)
A1 日付情報
A2 タスク情報
A3 リソース情報
A4 矢印情報
A5 前後線情報
A6 稲妻線情報
Claims (15)
- 所定のガントチャートを示すガントチャートデータを入力する入力手段と、
前記入力手段で入力されたガントチャートを解析する解析手段と、
前記解析手段で解析されたガントチャートデータを、プロジェクト管理ツールが利用可能な形式のガントチャートデータに再構成する再構成手段と、
を有することを特徴とする情報処理装置。 - 前記入力手段は、
前記ガントチャントデータとして、表計算ソフトにて自由な形式で作成されたスプレッドシート上のガントチャートのデータ、または、印刷物からスキャンされたガントチャートの画像データのいずれかを入力することを特徴とする請求項1記載の情報処理装置。 - 前記解析手段は、
公開された表計算ソフトのアプリケーション・プログラミング・インタフェース、または、既存の画像解析の手法を使用して解析を行うことを特徴とする請求項1または2記載の情報処理装置。 - 前記再構成手段は、
再構成したガントチャートデータを、前記ガントチャートデータを基にガントチャートの表示を行う表示手段、及び、前記ガントチャントデータを格納する記憶手段の少なくとも1つに対して出力することを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の情報処理装置。 - 前記再構成手段で再構成されたガントチャートデータの修正を受け付ける修正受付手段をさらに有し、
前記再構成手段は、
前記修正受付手段から入力された修正内容に基づいて、前記再構成されたガントチャートデータの修正を行うことを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の情報処理装置。 - 前記解析手段による解析結果を蓄積する辞書手段をさらに有し、
前記解析手段は、
前記ガントチャントデータの内容と、前記辞書手段に蓄積された解析結果とを照合しながら解析を行うことを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の情報処理装置。 - 前記解析手段は、
前記入力手段で入力されたガントチャントデータから、日付を示す日付用語、タスクに関するタスク用語、リソースに関するリソース用語、予定や実績の進捗状況を示す描画オブジェクト及び着色領域、タスクの計画線同士をつなぐ前後線、ある時点での各タスクの進捗状況を示すポイントを結んだ稲妻線、のうち少なくとも1つを読み取り、読み取った結果に基づいて各種情報を作成し、前記再構成手段へ出力し、
前記再構成手段は、
前記各種情報に基づいて前記プロジェクト管理ツールが利用可能な形式のガントチャートデータに再構成することを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の情報処理装置。 - 情報処理装置がガントチャートデータの再構成を行うガントチャートデータ再構成方法であって、
所定のガントチャートを示すガントチャートデータを入力する入力ステップと、
前記入力ステップで入力されたガントチャートを解析する解析ステップと、
前記解析ステップで解析されたガントチャートデータを、プロジェクト管理ツールが利用可能な形式のガントチャートデータに再構成する再構成ステップと、
を有することを特徴とするガントチャートデータ再構成方法。 - 前記入力ステップでは、
前記ガントチャントデータとして、表計算ソフトにて自由な形式で作成されたスプレッドシート上のガントチャートのデータ、または、印刷物からスキャンされたガントチャートの画像データのいずれかが入力されることを特徴とする請求項8記載のガントチャートデータ再構成方法。 - 前記再構成ステップで再構成されたガントチャートデータの修正を受け付ける修正受付ステップをさらに有し、
前記再構成ステップでは、
前記修正受付ステップから入力された修正内容に基づいて、前記再構成されたガントチャートデータの修正が行われることを特徴とする請求項8又は9記載のガントチャートデータ再構成方法。 - 前記解析ステップによる解析結果を蓄積する蓄積ステップをさらに有し、
前記解析ステップでは、
前記ガントチャントデータの内容と、前記蓄積ステップで蓄積された解析結果とを照合しながら解析が行われることを特徴とする請求項8から10のいずれか1項に記載のガントチャートデータ再構成方法。 - 所定のガントチャートを示すガントチャートデータを入力する入力処理と、
前記入力処理で入力されたガントチャートを解析する解析処理と、
前記解析処理で解析されたガントチャートデータを、プロジェクト管理ツールが利用可能な形式のガントチャートデータに再構成する再構成処理と、
をコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。 - 前記入力処理は、
前記ガントチャントデータとして、表計算ソフトにて自由な形式で作成されたスプレッドシート上のガントチャートのデータ、または、印刷物からスキャンされたガントチャートの画像データのいずれかが入力される処理であることを特徴とする請求項12記載のプログラム。 - 前記再構成処理で再構成されたガントチャートデータの修正を受け付ける修正受付処理と、
前記修正処理から入力された修正内容に基づいて、前記再構成されたガントチャートデータの修正を行う修正処理と、
をさらにコンピュータに実行させることを特徴とする請求項12又は13記載のプログラム。 - 前記解析処理による解析結果を蓄積する蓄積処理をさらに有し、
前記解析処理は、
前記ガントチャントデータの内容と、前記蓄積処理で蓄積された解析結果とを照合しながら解析が行われる処理であることを特徴とする請求項12から14のいずれか1項に記載のプログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009061840A JP2010218048A (ja) | 2009-03-13 | 2009-03-13 | 情報処理装置、ガントチャートデータ再構成方法及びプログラム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009061840A JP2010218048A (ja) | 2009-03-13 | 2009-03-13 | 情報処理装置、ガントチャートデータ再構成方法及びプログラム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2010218048A true JP2010218048A (ja) | 2010-09-30 |
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ID=42976867
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2009061840A Withdrawn JP2010218048A (ja) | 2009-03-13 | 2009-03-13 | 情報処理装置、ガントチャートデータ再構成方法及びプログラム |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2010218048A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015507779A (ja) * | 2011-12-05 | 2015-03-12 | マイクロソフト コーポレーション | スプレッドシート・アプリケーション・プログラム用高速分析ツール |
CN107480120A (zh) * | 2017-08-24 | 2017-12-15 | 中国银行股份有限公司 | 一种甘特图分析方法及装置 |
KR102036722B1 (ko) * | 2018-05-10 | 2019-10-25 | 주식회사 한글과컴퓨터 | 간트 차트의 자동 생성을 지원하는 스프레드시트 구동 장치 및 그 동작 방법 |
CN112700093A (zh) * | 2020-12-22 | 2021-04-23 | 厦门精图信息技术有限公司 | 一种项目进展甘特图构建方法、终端设备及存储介质 |
CN112766920A (zh) * | 2021-01-27 | 2021-05-07 | 意潜建筑科技(上海)有限公司 | 一种列表与甘特图双向影响的方法 |
CN113885770A (zh) * | 2021-10-27 | 2022-01-04 | 北京字跳网络技术有限公司 | 表格数据展示方法、装置、电子设备和存储介质 |
-
2009
- 2009-03-13 JP JP2009061840A patent/JP2010218048A/ja not_active Withdrawn
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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