JP2010217830A - プロジェクター - Google Patents

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Abstract

【課題】装置の大型化を抑えつつ、画質の劣化を抑えて様々なアスペクト比に対応できるプロジェクターを提供すること。
【解決手段】本発明のプロジェクター1は、光源部から射出される光を用いて被照射面10aに画像を表示させるプロジェクターであって、光源部から射出された光を画像信号に応じて変調する光変調素子と、光変調素子に変調された光を屈折させる第1光学系4と、第1光学系で屈折された光を反射して広角化させる少なくとも1つの凹面ミラー31を備える第2光学系6と、光変調素子と第2光学系との間の光路中に配置され、被照射面に表示される画像のアスペクト比を変換させるアスペクト比変換部8と、を有する。
【選択図】図2

Description

本発明は、プロジェクター、特に画像のアスペクト比を変換するプロジェクターの技術に関する。
プロジェクターには、表示させる画像の様式に応じて、様々なアスペクト比(縦横比)の画像信号が入力される。プロジェクターが備える液晶パネル等の光変調素子のサイズは一定であるため、アスペクト比の違いに応じて、表示画像にブランク部を設けることが行われる。例えば、液晶パネルのアスペクト比が16:9である場合に、アスペクト比が4:3の画像信号が入力された場合には、画像の左右部分にブランク部を設けて表示する。また、液晶パネルのアスペクト比が4:3である場合に、アスペクト比が16:9の画像信号が入力された場合には、画像の上下にブランク部を設けて表示する。
画像の一部にブランク部を設けた場合には、液晶パネルの表示領域の一部を使用できないため、解像度の劣化を招いてしまう。また、液晶パネル上におけるブランク部に相当する部分では、照明光を常に吸収しなければならないため、偏光板などを含めた液晶パネルの寿命が低下しやすい。
そこで、液晶パネルのアスペクト比と画像のアスペクト比が異なる場合に、画像を所定方向に圧縮して液晶パネルに入射させ、液晶パネルの通過後にアナモフィックレンズで復元する技術が、例えば、特許文献1に提案されている。液晶パネルと同じアスペクト比の画像信号が入力された場合には、光路上にミラーを挿入し、アナモフィックレンズを介さないルートに迂回させている。また、アナモフィックレンズの回転により2種類のアスペクト比に切り替え可能とする技術が、例えば、特許文献2に提案されている。
特開平4−170178号公報 特開平6−253242号公報
しかしながら、特許文献1に開示のものは、光路を迂回させるためのミラーやそのミラーを移動させる機構が必要になり、構造が複雑になるという問題が生じる。また、特許文献2に開示のものは、対応可能な画像のアスペクト比が2種類に限定されてしまい、設計の自由度が低下するという問題が生じる。
また、広角化された光を投写して、スクリーンに近い位置から光を投写することを可能とした、いわゆる近接投写型のプロジェクターがある。近接投写型のプロジェクターに対して、上述したような構成を用いた場合には、広角化された光を入射させるために、アナモフィックレンズの大型化やミラーの大型化を招き、プロジェクター自体も大型化してしまうという問題が生じる。また、ミラーを移動させる機構の収納も困難である。
本発明は、上述の問題に鑑みてなされたものであり、装置の大型化を抑えつつ、画質の劣化を抑えて様々なアスペクト比に対応できるプロジェクターを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、光源部から射出される光を用いて被照射面に画像を表示させるプロジェクターであって、光源部から射出された光を画像信号に応じて変調する光変調素子と、光変調素子に変調された光を屈折させる第1光学系と、第1光学系で屈折された光を反射して広角化させる少なくとも1つの凹面ミラーを備える第2光学系と、光変調素子と第2光学系との間の光路中に配置され、被照射面に表示される画像のアスペクト比を変換させるアスペクト比変換部と、を有することを特徴とする。
光変調素子と第2光学系との間、すなわち、第2光学系よりも手前にアスペクト比変換部が配置されるので、第2光学系によって光が広角化される前にアスペクト比を変換することができる。これにより、アスペクト比変換部の大型化を抑えることができ、ひいては、プロジェクター自体の大型化を抑えることができる。
また、本発明の好ましい態様としては、アスペクト比変換部は、第1光学系と第2光学系との間の光路中に配置されることが望ましい。この構成により、第2光学系によって光が広角化される前にアスペクト比を変換することができる。これにより、アスペクト比変換部の大型化を抑えることができ、ひいては、プロジェクター自体の大型化を抑えることができる。
また、本発明の好ましい態様としては、アスペクト比変換部は、一断面において正のパワーを有する第1のレンズ群と、第1のレンズ群と同じ断面において負のパワーを有する第2のレンズ群と、を備えたアフォーカル光学系であることが望ましい。この構成により、2つのレンズ群を備えるという簡単な構成で画像のアスペクト比を変換することができる。また、2つのレンズ群の距離を変化させることで、画像を様々なアスペクト比に変換することができる。
また、本発明の好ましい態様としては、第1のレンズ群および第2のレンズ群は、一断面と垂直な断面においてパワーを持たないことが望ましい。互いに垂直な断面のうち一方の断面においてのみパワーを有することになるので、画像の縦横のうちパワーを有する一断面方向のみを変化させてアスペクト比を変換することになり、画像の縦横両方を変化させる場合に比べてアスペクト比変換の制御を簡単にすることができる。
また、本発明の好ましい態様としては、第1のレンズ群と第2のレンズ群の少なくとも一方を移動させる移動手段と、画像のアスペクト比を判別する判別手段と、判別手段による判別結果に基づいて移動手段を制御して、第1のレンズ群と第2のレンズ群との距離を変化させる距離制御手段と、をさらに有することが望ましい。判別手段によるアスペクト比の判別結果に基づいてレンズ群の位置が変化されるので、利用者の手を煩わせることなく、画像の劣化を抑えて適切なアスペクト比で画像を表示させることができる。
また、本発明の好ましい態様としては、第1のレンズ群と第2のレンズ群の少なくとも一方を移動させる移動手段と、第1のレンズ群と第2のレンズ群との距離を測定する距離測定手段と、距離測定手段の測定結果に基づいて、画像のアスペクト比を変更することが望ましい。
手動で第1のレンズ群と第2のレンズ群の間の距離を変更しても、最適なアスペクト比の画像を表示させることができので、利用者の手を煩わせることなく、画像の劣化を抑えて適切なアスペクト比で画像を表示させることができる。
本発明の実施例に係るプロジェクターの使用状態を示す斜視図。 プロジェクター内部の概略構成を示す横断面図。 投写光学部の概略構成を示す図。 アスペクト比変換部の(a)横断面図、(b)平面断面図。 第2のレンズ群が広角側に配置されたアスペクト比変換部の平面断面図。 第2のレンズ群が望遠側に配置されたアスペクト比変換部の平面断面図。 像形成光学部の概略構成を示す図。 制御システムの概略構成を示すブロック図。 制御システムの変形例の概略構成を示すブロック図。
以下に図面を参照して、本発明の実施例を詳細に説明する。
図1は、本発明の実施例に係るプロジェクターの使用状態を示す斜視図である。図2は、プロジェクター内部の概略構成を示す横断面図である。プロジェクター1はスクリーンに投写光を投写して画像を表示させるフロント投写型のプロジェクターである。観察者はスクリーンに表示された画像を観察する。プロジェクター1は、スクリーン10に近い位置から広角化された投写光を投写して画像を表示させる近接投写型のプロジェクターである。
スクリーン10は、反射型投影板であり、表側のスクリーン投写面(被照射面)10aに入射した入射光を拡散反射することにより画像を表示する。なお、スクリーン投写面10aの法線に沿う軸をZ軸とする。Z軸と直交し互いに垂直に交わる軸をX軸及びY軸とする。
プロジェクター1は、筐体2、投写光学部50、像形成光学部60を有して大略構成される。投写光学部50、像形成光学部60は、筐体2の内部に備えられる。筐体2には、投写光学部50から投写された投写光を外部に射出させるための開口部2aが形成されている。
投写光学部50は、物面OS上の画像をスクリーン10のスクリーン投写面10a上に拡大投写するためのものである。投写光学部50は、屈折光学系(第1光学系)4、反射光学系(第2光学系)6、アスペクト比変換部8を有して構成される。屈折光学系4は、複数のレンズで構成され、反射光学系6は、少なくとも1つの凹面ミラーを備える。
図3は、投写光学部50の概略構成を示す図である。屈折光学系4は、図2のスクリーン10の下方において、スクリーン投写面10aに対して垂直に延びる光軸OAに沿って配置された複数の屈折レンズで構成される。各レンズは、物面OS側から反射光学系6に向かって配列されている。各レンズは、光軸OAに対し回転対称になっている。なお、各レンズの全部または一部が非回転対称になっていても構わない。各レンズの配置は、反射光学系6等の形状や配置との関係でスクリーン10に最適な投写ができるように調整されている。なお、光軸OAは、スクリーン投写面10aに対して垂直に延びる場合に限られない。また、各レンズの一部、またはすべての光軸が同一でなくても構わない。
物面OS上の各物点からは、物面OSに垂直で光軸OAに平行な主光線を中心として一定の広がりを有する光束が射出する。物面OSから射出した光束は、屈折光学系4を通過する際に屈折されて、光軸OAよりも下側方向に向かう。屈折光学系4を通過した光は、光軸OAよりも下側に設けられている反射光学系6で反射され、放射状の投写光としてスクリーン10に投写される。
反射光学系6は、1枚の凹面ミラー31で構成される。この凹面ミラー31は、光軸OAを軸とする回転対称面で構成され、反射面が凹面形状となっている。凹面ミラー31は、光軸OAの下側すなわち光軸OAを挟んだスクリーン10の反対側部分で光を反射させる。凹面ミラー31は、屈折光学系4を通過した光束を、スクリーン10のスクリーン投写面10aに向けて反射させる。なお、反射光学系6が複数の凹面ミラーを有して構成されていてもよい。
屈折光学系4を通過した光束は、凹面反射ミラーである凹面ミラー31によって、一旦収束してその後拡散するように反射される。すなわち、凹面ミラー31は、投写光を広角化させる機能を発揮する。このように、凹面ミラー31で投写光を広角化させるプロジェクターでは、屈折光学系4を通過した光が、反射光学系6に入射する手前で中間像55を結像する。
図4は、アスペクト比変換部8の詳細な構成を説明するための部分拡大図であって、(a)は横方向側(X軸に沿った負の方向側)からアスペクト比変換部8を見た横断面図、(b)は上方向側(Y軸に沿った正の方向側)からアスペクト比変換部8を見た平面断面図である。アスペクト比変換部8は、屈折光学系4と反射光学系6との間の光路中に配置されている。なお、アスペクト比変換部8が配置される位置はこれに限られず、後述する各光用空間光変調素子と反射光学系6との間の光路中に配置されればよい。
アスペクト比変換部8は、第1のレンズ群L1と第2のレンズ群L2を有している。第1のレンズ群L1は、平面断面(一断面)において正のパワーを有する。第2のレンズ群L2は、平面断面(一断面)において正のパワーを有する。また、第1のレンズ群L1および第2のレンズ群L2は、横断面においてはパワーを持たない。レンズ群L1およびレンズ群L2は、少なくとも1のレンズを有して構成される。本実施例では、レンズ群L1およびレンズ群L2は、説明の簡単のために、平面断面と横断面とで曲率の異なる1のレンズで構成されたもので説明する。第1のレンズ群L1は、平面断面において光の入射面と出射面の両面が凸面となっているが、横断面における両面の曲率は無限大となっている。第2のレンズ群L2は、平面断面において光の入射面と出射面の両面が凹面となっているが、横断面における両面の曲率は無限大となっている。
両レンズ群L1,L2のうち、第2のレンズ群L2は、光軸OAに沿って平行に移動可能とされている。なお、以下、第1のレンズ群L1から反射光学系6方向に離れた側を広角側といい、第1のレンズ群L1に近い側を望遠側という。
図5,図6は、アスペクト比変換部8による、アスペクト比の変換の原理を説明するための図であり、図5では第2のレンズ群L2が広角側に配置され、図6では第2のレンズ群L2が望遠側に配置されている。アスペクト比変換部8はアフォーカル光学系となっており、第2のレンズ群L2が広角側に配置されている場合と望遠側に配置されている場合のどちらも、第1のレンズ群L1と第2のレンズ群L2とはアフォーカルな関係となる。なお、図5,図6では、平面断面のみを示す。
図5に示すように屈折光学系4から射出された光束は、第1のレンズ群L1および第2のレンズ群L2を通過することで、X軸方向における幅が狭められる。図6に示すように、第2のレンズ群L2が望遠側に配置されている場合にも、屈折光学系4から射出された光束は、X軸方向における幅が狭められる。
ここで、屈折光学部4から射出される光束の幅をx1、広角側に配置されている第2のレンズ群L2を通過した光束の幅をx2、望遠側に配置されている第2のレンズ群L2を通過した光束の幅をx3とすると、x1>x3>x2という関係になる。
なお、両レンズ群L1,L2はアナモフィックレンズであるため、第2のレンズ群L2が広角側に配置されている場合も、望遠側に配置されている場合も、Y軸方向における光束の幅はほとんど変化しない。
なお、本実施例では、第1のレンズ群L1と第2のレンズ群L2とは、それぞれ1枚のレンズから構成されているように説明しているが、色収差等の諸収差や、広角側から望遠側に変化したときにアフォーカルな関係を維持するために、複数のレンズで構成されていてもよい。また、第1のレンズ群L1と第2のレンズ群L2の間以外のレンズが移動する機構を有していてもよい。
このように、第2のレンズ群L2の位置を望遠側から広角側に変えるだけで、屈折光学系4から射出される光束の一方向だけの幅をより狭めることができる。本実施例では、中間像55の水平方向の幅を変化させて、スクリーン10に表示される画像のアスペクト比を変換することができる。例えば、14:9の画像を水平方向に圧縮して、4:3の画像とすることができる。また、第2のレンズ群L2の位置を様々に変えることで、様々なアスペクト比に対応することができる。なお、画像を垂直方向に圧縮するように両レンズ群L1,L2を配置しても構わない。
次に、像形成光学部60について説明する。図7は、像形成光学部60の概略構成を示す図である。発光管70は、赤色(R)光、緑色(G)光、青色(B)光を含む光を射出する光源部であり、例えば、超高圧水銀ランプである。
第1インテグレータレンズ71及び第2インテグレータレンズ72は、アレイ状に配列された複数のレンズ素子を有する。第1インテグレータレンズ71は、発光管70からの光束を複数に分割する。第1インテグレータレンズ71の各レンズ素子は、発光管70からの光束を第2インテグレータレンズ72のレンズ素子近傍にて集光させる。第2インテグレータレンズ72のレンズ素子は、第1インテグレータレンズ71のレンズ素子の像を空間光変調装置上に形成する。
2つのインテグレータレンズ71、72を経た光は、偏光変換素子73にて特定の振動方向の直線偏光に変換される。重畳レンズ74は、第1インテグレータレンズ71の各レンズ素子の像を空間光変調装置上で重畳させる。第1インテグレータレンズ71、第2インテグレータレンズ72及び重畳レンズ74は、発光管70からの光の強度分布を空間光変調装置上にて均一化させる。重畳レンズ74からの光は、第1ダイクロイックミラー75に入射する。第1ダイクロイックミラー75は、R光を反射し、G光及びB光を透過させる。第1ダイクロイックミラー75で反射したR光は、第1ダイクロイックミラー75、反射ミラー76でそれぞれ光路が折り曲げられ、R光用フィールドレンズ77Rへ入射する。R光用フィールドレンズ77Rは、反射ミラー76からのR光を平行化し、R光用空間光変調装置14Rへ入射させる。
R光用空間光変調装置14Rは、R光を画像信号に応じて変調する空間光変調装置である。R光用空間光変調装置14Rで変調されたR光は、色合成光学系であるクロスダイクロイックプリズム80へ入射する。
第1ダイクロイックミラー75を透過したG光及びB光は、第2ダイクロイックミラー81へ入射する。第2ダイクロイックミラー81は、G光を反射し、B光を透過させる。第2ダイクロイックミラー81で反射したG光は、第2ダイクロイックミラー81で光路が折り曲げられ、G光用フィールドレンズ77Gへ入射する。G光用フィールドレンズ77Gは、第2ダイクロイックミラー81からのG光を平行化し、G光用空間光変調装置14Gへ入射させる。G光用空間光変調装置14Gは、G光を画像信号に応じて変調する空間光変調装置である。G光用空間光変調装置14Gで変調されたG光は、クロスダイクロイックプリズム80のうちR光が入射した面とは異なる面へ入射する。なお、各光用空間光変調装置14R,14G,14Bは、透過型変調素子であり、例えば、液晶パネルである。
第2ダイクロイックミラー81を透過したB光は、リレーレンズ82を透過した後、反射ミラー83での反射により光路が折り曲げられる。反射ミラー83からのB光は、さらにリレーレンズ84を透過した後、反射ミラー85での反射により光路が折り曲げられ、B光用フィールドレンズ77Bへ入射する。R光の光路及びG光の光路よりもB光の光路が長いことから、空間光変調装置における照明倍率を他の色光と等しくするために、B光の光路には、リレーレンズ82、84を用いるリレー光学系が採用されている。
B光用フィールドレンズ77Bは、反射ミラー85からのB光を平行化し、B光用空間光変調装置14Bへ入射させる。B光用空間光変調装置14Bは、B光を画像信号に応じて変調する空間光変調装置である。B光用空間光変調装置14Bで変調されたB光は、クロスダイクロイックプリズム80のうちR光が入射する面、G光が入射する面とは異なる面へ入射する。
クロスダイクロイックプリズム80は、互いに略直交するように配置された2つのダイクロイック膜86、87を有する。第1ダイクロイック膜86は、R光を反射し、G光及びB光を透過させる。第2ダイクロイック膜87は、B光を反射し、R光及びG光を透過させる。クロスダイクロイックプリズム80は、それぞれ異なる方向から入射したR光、G光及びB光を合成し、投写光学部50の方向へ射出する。クロスダイクロイックプリズム80から射出された像光は、投写光学部50の屈折光学系4等を経て投写される。
図8は、プロジェクター1の制御システムSの概略構成を示すブロック図である。プロジェクター1の制御システムSは、移動手段18、画像制御部20、距離制御部(距離制御手段)22を有して構成される。移動手段18は、第2のレンズ群L2を移動させる機能を備える。移動手段18として、例えば、モーターが用いられる。画像制御部20は、画像信号に応じて像形成光学部60が備える各光用空間光変調装置14R,14G,14B等を制御する。また、画像制御部20は、画像信号から画像のアスペクト比を判別する判別手段として機能する。画像制御部20は、アスペクト比の判別結果を距離制御部22に送信する。距離制御部22は、アスペクト比の判別結果に基づいて、移動手段18を制御して、第2のレンズ群L2を移動させ、第1のレンズ群L1と第2のレンズ群L2との距離が適切になるようする。
このように、移動手段18、画像制御部20、距離制御部22が協働して、画像信号に応じて第2のレンズ群L2の位置を制御するので、利用者の手を煩わせることなく、画像の劣化を抑えて適切なアスペクト比で画像を表示させることができる。
図9は、プロジェクター1の制御システムSの変形例の概略構成を示すブロック図である。プロジェクター1の制御システムSは、距離測定手段18a、画像制御部20を有して構成される。距離測定手段18aは、第1のレンズ群L1と第2のレンズ群L2との間の距離を測定する。距離測定手段18aとしては、例えばエンコーダが用いられる。画像制御部20は、距離測定手段18aの測定結果から、投写光学系のアスペクト比を計算し、そのアスペクト比に修正された画像信号を、像形成光学部60が備える各光用空間光変調装置14R,14G,14B等に送る。
このように、手動で第1のレンズ群と第2のレンズ群の間の距離を変更しても、最適なアスペクト比の画像を表示させることができるので、利用者の手を煩わせることなく、画像の劣化を抑えて適切なアスペクト比で画像を表示させることができる。
なお、図8に示す構成のように、画像信号に応じてレンズ群L1,L2の位置を制御する機能と、本変形例に示す構成のように、レンズ群L1,L2の位置に応じて画像信号を制御する機能とを、ユーザが選択して切り替えられるようにしてもよい。
なお、本実施例では、フロント投写方式のプロジェクターとして説明したが、もちろんリア投写方式のプロジェクターであっても構わない。また、本実施例では、第2のレンズ群L2を移動可能としているが、第1のレンズ群L1を移動可能としてもよいし、両レンズ群L1,L2を移動可能としてもよい。すなわち、第1のレンズ群L1と第2のレンズ群L2との距離が可変となる構成であればよい。
L1 第1のレンズ群、L2 第2のレンズ群、S 制御システム、1 プロジェクター、2 筐体、2a 開口部、4 屈折光学系(第1光学系)、6 反射光学系(第2光学系)、8 アスペクト比変換部、10 スクリーン、10a スクリーン投写面(被照射面)、14R R光用空間光変調素子(第1光変調素子)、14G G光用空間光変調素子(第1光変調素子)、14B B光用空間光変調素子(第1光変調素子)、18 移動手段、18a 距離測定手段、20 画像制御部(判別手段)、22 距離制御部(距離制御手段)、31 凹面ミラー、50 投写光学部、55 中間像、60 像形成光学部、70 発光管、71 第1インテグレータレンズ、72 第2インテグレータレンズ、73 偏光変換素子、74 重畳レンズ、75 第1ダイクロイックミラー、76 反射ミラー、77R R光用フィールドレンズ、77G G光用フィールドレンズ、77B B光用フィールドレンズ、80 クロスダイクロイックプリズム、81 第2ダイクロイックミラー、82 リレーレンズ、83 反射ミラー、84 リレーレンズ、85 反射ミラー、86 第1ダイクロイック膜、87 第2ダイクロイック膜

Claims (6)

  1. 光源部から射出される光を用いて被照射面に画像を表示させるプロジェクターであって、
    前記光源部から射出された光を画像信号に応じて変調する光変調素子と、
    前記光変調素子に変調された光を屈折させる第1光学系と、
    前記第1光学系で屈折された光を反射して広角化させる少なくとも1つの凹面ミラーを備える第2光学系と、
    前記光変調素子と前記第2光学系との間の光路中に配置され、前記被照射面に表示される画像のアスペクト比を変換させるアスペクト比変換部と、を有することを特徴とするプロジェクター。
  2. 前記アスペクト比変換部は、前記第1光学系と第2光学系との間の光路中に配置されることを特徴とする請求項1に記載のプロジェクター。
  3. 前記アスペクト比変換部は、一断面において正のパワーを有する第1のレンズ群と、前記第1のレンズ群と同じ断面において負のパワーを有する第2のレンズ群と、を備えたアフォーカル光学系であることを特徴とする請求項1または2に記載のプロジェクター。
  4. 前記第1のレンズ群および前記第2のレンズ群は、前記一断面と垂直な断面においてパワーを持たないことを特徴とする請求項3に記載のプロジェクター。
  5. 前記第1のレンズ群と前記第2のレンズ群の少なくとも一方を移動させる移動手段と、
    前記画像のアスペクト比を判別する判別手段と、
    前記判別手段による判別結果に基づいて前記移動手段を制御して、前記第1のレンズ群と前記第2のレンズ群との距離を変化させる距離制御手段と、をさらに有することを特徴とする請求項3または4に記載のプロジェクター。
  6. 前記第1のレンズ群と前記第2のレンズ群の少なくとも一方を移動させる移動手段と、
    前記第1のレンズ群と前記第2のレンズ群との距離を測定する距離測定手段と、
    前記距離測定手段の測定結果に基づいて、前記画像のアスペクト比を変更することを特徴とする請求項3または4に記載のプロジェクター。
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