JP2010214525A - ロボット - Google Patents

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裕司 岩上
Kenji Kusumeki
健二 久寿米木
Jin Yoshimichi
仁 吉道
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Abstract

【課題】ケーブルが断線したり、ケーブルが隣接する機器に干渉したりするのを防止できるロボットを提供すること。
【解決手段】ケーブル50、51が接続される溶接ハンド10と、ケーブル50、51を支持しつつ溶接ハンド10の3次元空間上の位置および姿勢を変化させるアーム20と、を有する。アーム20は、複数の腕部22〜26で構成された多軸アームであり、溶接ハンド10と最先端の腕部である第5腕部26とは第6回転軸261で回転可能に連結され、第5腕部26と最先端から2番目の腕部である第4腕部25とは、第5回転軸251で回転可能に連結される。溶接ハンド10と第5腕部26との連結部分には、ケーブル50、51を支持する第1ケーブル保持部30が第6回転軸261で揺動自在に設けられる。
【選択図】図1

Description

本発明は、ロボットに関する。詳しくは、自動車の製造工程で用いられるロボットに関する。
従来より、自動車の製造工程では、ロボットを用いてワークを抵抗溶接することが行われている。
図13(a)は、本発明の従来例に係るロボット101の動作を示す図である。
このロボット101は、例えば、6軸であり、ケーブル150が接続された溶接ハンド110と、この溶接ハンド110の3次元空間上の位置および姿勢を変化させるアーム120と、アーム120の中間に設けられてケーブル150を保持する第1ケーブル保持部130と、アーム120の基端側に設けられてケーブル150を保持する第2ケーブル保持部140と、を備える(特許文献1参照)。
アーム120は、図示しない基部および第1腕部の他、第2腕部123、第3腕部124、第4腕部125、および、第5腕部126を備える。
第4腕部125は、長尺状であり、第3腕部124に軸支される。第4腕部125は、第3腕部24の延出方向に延びる第4回転軸161で回転する。
第5腕部126は、長尺状であり、第4腕部125に軸支される。第5腕部126は、第4腕部125の延出方向に交差する方向に延びる第5回転軸162で回転する。これにより、第4腕部125の延出方向と第5腕部126の延出方向との成す角度が変化する。
溶接ハンド110は、第5腕部126に軸支される。この溶接ハンド110は、第5腕部26の延出方向に延びる第6回転軸163で回転する。
溶接ハンド110は、開閉可能に設けられた一対の溶接電極113、114と、この一対の溶接電極113、114を開閉する駆動機構115と、を備える。
第1ケーブル保持部130は、アーム120の途中、具体的には、第5腕部126の基端側に固定されている。
第2ケーブル保持部140は、ケーブル150が前方に引っ張られると、このケーブル150を保持した部分が前方にスライドする機構である。
特開2001−150382号公報
ところで、以上のロボット101は、例えば、以下のように動作する。
すなわち、初期状態として、図13(a)に示すように、第3腕部124、第4腕部125、および第5腕部126の延出方向が水平かつ一直線上になるように配置し、第5回転軸162を水平方向とする。また、溶接ハンド110の駆動機構115の突出方向を上方とし、第1ケーブル保持部130の位置を上方とする。この状態では、ケーブル150のうち第2ケーブル保持部140から第1ケーブル保持部130に至る部分、および、第1ケーブル保持部130から溶接ハンド110に至る部分は、垂れ下がっている。
まず、図13(b)に示すように、第5腕部126を第5回転軸162で下方に90°回転させる。すると、溶接ハンド110の駆動機構115の突出方向は、第5回転軸162の前方つまり第4腕部125と反対側となる。これに伴い、溶接ハンド110のケーブル150の保持位置も第5回転軸162の前方に移動する。この状態では、ケーブル150のうち第1ケーブル保持部130から溶接ハンド110に至る部分が大きく垂れ下がることになるので、ロボット101に隣接する機器に干渉するおそれがある。
次に、図13(c)に示すように、第4腕部125を第4回転軸161で360°回転させる。すると、第3腕部124の上方に位置する第2ケーブル保持部140から延びるケーブル150は、一旦、第3腕部124の下方を通って、再び第3腕部124の上方を通り、第1ケーブル保持部130に至ることになる。この状態では、ケーブル150の曲率が大きくなるので、ケーブル150が第3腕部124や第4腕部125に巻き付いて擦れてしまう。その結果、ケーブル150が断線するおそれがある。
次に、図13(d)に示すように、溶接ハンド110を第6回転軸163で180°回転させる。すると、溶接ハンド110の駆動機構115の突出方向は、第5回転軸162の後方つまり第4腕部125側となる。この状態では、ケーブル150が溶接ハンド110に巻き付いて擦れてしまい、ケーブル150が断線するおそれがある。
本発明は、ケーブルが断線したり、ケーブルが隣接する機器に干渉したりするのを防止できるロボットを提供することを目的とする。
本発明のロボットは、ケーブル(例えば、後述のケーブル50、分岐ケーブル51)が接続されるハンド(例えば、後述の溶接ハンド10)と、前記ケーブルを支持しつつ前記ハンドの3次元空間上の位置および姿勢を変化させるアーム(例えば、後述のアーム20)と、を有し、当該アームは、複数の腕部(例えば、後述の第1腕部22、第2腕部23、第3腕部24、第4腕部25、第5腕部26)で構成された多軸アームであり、前記ハンドと最先端の腕部(例えば、後述の第5腕部26)とは、当該最先端の腕部の延出方向に沿って延びる第1の回転軸(例えば、後述の第6回転軸261)で回転可能に連結され、前記最先端の腕部と最先端から2番目の腕部(例えば、後述の第4腕部25)とは、当該最先端から2番目の腕部の延出方向に交差する方向に延びる第2の回転軸(例えば、後述の第5回転軸251)で回転可能に連結されるロボット(例えば、後述のロボット1)であって、前記ハンドと前記最先端の腕部との連結部分には、前記ケーブルを支持するケーブル保持部(例えば、後述の第1ケーブル保持部30)が前記第1の回転軸で揺動自在に設けられることを特徴とする。
この発明によれば、ハンドと最先端の腕部との連結部分に、前記ケーブルを支持するケーブル保持部を第1の回転軸で揺動自在に設けた。
よって、例えば、最先端の腕部および最先端から2番目の腕部を、延出方向が水平かつ一直線上になるように配置し、さらに、第2の回転軸を水平方向とする。そして、この状態から、最先端の腕部を第2の回転軸で下方に90°回転させ、さらに、ハンドを第1の回転軸で回転させても、このハンドの回転に伴ってケーブル保持部が揺動するから、従来のようにケーブルをアームに固定した場合に比べて、ケーブルがハンドやアームに巻き付いて擦れることがない。よって、ケーブルが断線するのを防止できる。
この場合、前記ケーブルは、前記アームの基端側から延びて、前記ケーブル保持部の前記アーム基端側に至ることが好ましい。
この発明によれば、ケーブルを、アームの基端側から延びてケーブル保持部のアーム基端側に至るようにした。よって、ケーブルに弛みが生じて、ケーブルがハンドやアームに巻き付いて擦れるのを防止できる。
この場合、前記ケーブル保持部は、前記ハンドと最先端の腕部との連結部分に揺動自在に設けられる基部と、当該基部にブラケットを介して設けられて前記ケーブルを保持する保持部(例えば、後述のメイン保持部33)と、を備え、前記保持部の位置は、前記第1の回転軸からオフセットしていることが好ましい。
この発明によれば、保持部の位置を第1の回転軸からオフセットさせた。よって、アームの先端側でケーブルを保持することになるので、従来のようにアームの途中でケーブルを保持した場合に比べて、ケーブルを保持する間隔を長くできる。よって、最先端から2番目の腕部を旋回させても、ケーブルの曲率が従来よりも小さくなるので、ケーブルが最先端から2番目の腕部に巻き付いて擦れるのを防止できる。よって、ケーブルが断線するのを防止できる。
この場合、前記保持部の位置は、前記ハンドと最先端の腕部との連結部分から前記最先端の腕部側にオフセットしていることが好ましい。
この発明によれば、保持部の位置を、ハンドと最先端の腕部との連結部分から最先端の腕部側にオフセットさせた。よって、従来のようにアームの途中でケーブルを保持した場合に比べて、ケーブル保持部からハンドに至るケーブルが大きく垂れ下がるのを抑制できる。よって、このケーブルがロボットに隣接する機器に干渉するのを防止できる。
本発明によれば、従来のようにケーブルをアームに固定した場合に比べて、ケーブルがハンドやアームに巻き付いて擦れることがない。よって、ケーブルが断線するのを防止できる。
本発明の一実施形態に係るロボットの側面図である。 前記実施形態に係るロボットの上面図である。 前記実施形態に係るロボットの第1ケーブル保持部の斜視図である。 前記実施形態に係るロボットの第2ケーブル保持部の斜視図である。 前記実施形態に係るロボットの動作を説明するための図(その1)である。 前記実施形態に係るロボットの動作を説明するための図(その2)である。 前記実施形態に係るロボットの動作を説明するための図(その3)である。 前記実施形態に係るロボットの動作を説明するための図(その4)である。 前記実施形態に係るロボットの第1ケーブル保持部の動作を説明するための図(その1)である。 前記実施形態に係るロボットの第1ケーブル保持部の動作を説明するための図(その2)である。 前記実施形態に係るロボットの動作を説明するための図(その5)である。 本発明の変形例に係るロボットの第2ケーブル保持部の斜視図である。 本発明の従来例に係るロボットの動作を説明するための図である。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係るロボット1の側面図である。図2は、ロボット1の上面図である。
ロボット1は、自動車の製造工程で抵抗溶接を行うロボットである。このロボット1は、制御装置2により制御される。
ロボット1は、6軸であり、ケーブル50、51が接続された溶接ハンド10と、この溶接ハンド10の3次元空間上の位置および姿勢を変化させるアーム20と、溶接ハンド10とアーム20との連結部分に設けられてケーブル50、51を保持するケーブル保持部としての第1ケーブル保持部30と、アーム20の上面に設けられてケーブル50を保持する第2ケーブル保持部40と、を備える。
アーム20は、床面に固定された図示しない基部、第1腕部22、第2腕部23、第3腕部24、第4腕部25、および、第5腕部26を備える。
第1腕部22は、長尺状であり、基部に軸支される。この第1腕部22は、略鉛直方向に延びる第1回転軸221で回転する。
第2腕部23は、第1腕部22に軸支される。この第2腕部23は、第1腕部22の延出方向に交差する方向に延びる第2回転軸221で回転する。これにより、第1腕部22の延出方向と第2腕部23の延出方向との成す角度が変化する。
第3腕部24は、長尺状であり、第2腕部23に軸支される。第3腕部24は、第2腕部23の延出方向に延びる第3回転軸231で回転する。
第4腕部25は、長尺状であり、第3腕部24に軸支される。第4腕部25は、第3腕部24の延出方向に延びる第4回転軸241で回転する。
第5腕部26は、長尺状であり、第4腕部25に軸支される。第5腕部26は、第4腕部25の延出方向に交差する方向に延びる第5回転軸251で回転する。これにより、第4腕部25の延出方向と第5腕部26の延出方向との成す角度が変化する。
第5腕部26の先端フランジ面には、第1接続部27が取り付けられている。
溶接ハンド10は、第5腕部26に軸支される。この溶接ハンド10は、第5腕部26の延出方向に延びる第6回転軸261で回転する。
溶接ハンド10は、基部11と、この基部11に設けられて第1接続部27に接続可能な第2接続部12と、基部11に開閉可能に設けられた一対の溶接電極13、14と、基部11に設けられて一対の溶接電極13、14を開閉する駆動機構15と、を備える。
駆動機構15は、第6回転軸261から離れる方向に突出している。
この溶接ハンド10によれば、駆動機構15を駆動して、溶接電極13、14でワークを挟持し、その後、溶接電極13、14間に通電することで、ワークを抵抗溶接できる。
図3は、第1ケーブル保持部30の斜視図である。
第1ケーブル保持部30は、第5腕部26と溶接ハンド10との連結部分に設けられた基部31と、この基部31にブラケット32を介して設けられた保持部としてのメイン保持部33と、基部31にブラケット34を介して設けられた一対のサブ保持部35と、を備える。
基部31は、円環状であり、第5腕部26の先端フランジ面と溶接ハンド10の第1接続部27との間に設けられている。この基部31は、第6回転軸261を回転軸として所定の角度の範囲内で揺動自在に設けられている。具体的には、この基部31は、第5腕部26の先端フランジ面に同期して回転するが、回転方向の外力が加わると、第5腕部26の先端フランジ面に対して回転して、所定の角度の範囲内で第5腕部26の先端フランジ面に対して位相がずれるようになっている。
メイン保持部33のブラケット32は、第6回転軸261に離れる方向に向かって円環状の基部31の外周部から延びる第1ブラケット321と、この第1ブラケット321から第6回転軸261に沿って第5腕部26側に延びる第2ブラケット322と、を備える。
メイン保持部33は、円筒形状であり、第2ブラケット322の先端に設けられる。このメイン保持部33には、ケーブル50が挿通されて保持される。
これにより、メイン保持部33の位置は、基部31の回転軸である第6回転軸261からオフセットしており、また、溶接ハンド10と第5腕部26との連結部分から第5腕部26側にオフセットしている(図1参照)。
一対のサブ保持部35のブラケット34は、それぞれ、第6回転軸261から離れる方向に向かって円環状の基部31の外周部から延びる。
サブ保持部35は、ブラケット34の先端に設けられる。このサブ保持部35には、ケーブル51が挿通されて保持される。
ここで、図2に示すように、一対のサブ保持部35同士の相関位置は、第6回転軸261を挟んで互いに反対側となっている。また、メイン保持部33と一対のサブ保持部35との相関位置は、一対のサブ保持部35および第6回転軸261を通る直線と、メイン保持部33から第6回転軸261に至る直線とが直交するようになっている。
以上の第1ケーブル保持部30では、メイン保持部33が溶接ハンド10の駆動機構15の直上に位置した状態(つまり図2に示す状態)を第1ケーブル保持部30の基準位置とすると、第1ケーブル保持部30の基部31は、この基準位置から±45°の範囲内で揺動自在となっている。
図4は、第2ケーブル保持部40の斜視図である。
第2ケーブル保持部40は、第4腕部25の上面にこの第4腕部25の延出方向に沿って設けられたスライドレール41と、このスライドレール41上を移動するスライド部42と、スライド部42上に設けられてケーブル50を保持する保持部43と、を備える。
この第2ケーブル保持部40では、ケーブル50が前方に引っ張られると、スライド部42がスライドレール41に沿って移動する。
ケーブル50、51は柔軟性を有する円筒形状であり、このケーブル50の内部には、図示しない溶接電源から溶接電極13、14に至る、電力を供給するための配線、制御装置2から駆動機構15に至る、駆動機構15を制御するための配線などがまとめて収容されている。
このケーブル50は、第2ケーブル保持部40の保持部43の基端側から先端側に向かって貫通し、第1ケーブル保持部30のメイン保持部33のアーム20基端側に至る。そして、このメイン保持部33の先端側で2つの分岐ケーブル51に分岐されて、分岐された各分岐ケーブル51は、それぞれ、サブ保持部35に至る。
このロボット1は、例えば、以下のように動作する。
すなわち、初期状態として、図5に示すように、第3腕部24、第4腕部25、および第5腕部26を、延出方向が水平かつ一直線上になるように配置し、さらに、第5回転軸251を水平方向とする。また、溶接ハンド10の駆動機構15の突出方向を上方とし、第1ケーブル保持部30の位置を基準位置つまり上方とする。
この状態では、第2ケーブル保持部40から延びるケーブル50は、第3腕部24および第4腕部25の上方を通って、第1ケーブル保持部30のメイン保持部33に至っている。
まず、図6に示すように、第5腕部26を第5回転軸251で下方に90°回転させる。すると、溶接ハンド10の駆動機構15の突出方向は、第5回転軸251の前方つまり第4腕部25と反対側となる。これに伴い、メイン保持部33も第5回転軸251の前方に移動するため、ケーブル50が引っ張られて、第2ケーブル保持部40の保持部43は、前進することになる。
この状態では、以下のような効果がある。
(1)第1ケーブル保持部30のメイン保持部33の位置を溶接ハンド10と第5腕部26との連結部分から第5腕部26側にオフセットさせたので、従来のように第5軸近傍でケーブルを保持した場合に比べて、第1ケーブル保持部30から溶接ハンド10に至るケーブル50が大きく垂れ下がるのを抑制できる。よって、このケーブル50がロボット1に隣接する機器に干渉するのを防止できる。
(2)ケーブル50を、第2ケーブル保持部40の保持部43から延びて第1ケーブル保持部30のアーム20基端側に至るようにしたので、ケーブル50に弛みが生じて、ケーブル50が溶接ハンド10やアーム20に巻き付いて擦れるのを防止できる。
次に、図7に示すように、第4腕部25を第4回転軸241で360°回転させる。すると、第3腕部24の上方に位置する第2ケーブル保持部40から延びるケーブル50は、一旦、第3腕部24の下方を通って、再び第3腕部24の上方に至り、第1ケーブル保持部30のメイン保持部33に至ることになる。
この状態では、以下のような効果がある。
(3)第1ケーブル保持部30のメイン保持部33の位置を第6回転軸261からオフセットさせたので、従来のように第5軸近傍でケーブルを保持した場合に比べて、第2ケーブル保持部40から第1ケーブル保持部30までの距離を長くできる。よって、第4腕部25を第4回転軸241で360°回転させても、ケーブル50の曲率が従来よりも小さくなるので、ケーブル50が第3腕部24または第4腕部25に巻き付いて擦れるのを防止できる。よって、ケーブル50が断線するのを防止できる。
次に、図8に示すように、溶接ハンド10を第6回転軸261で180°回転させる。
具体的には、溶接ハンド10を回転させてゆくと、第1ケーブル保持部30も同期して回転し、図9に示すように、メイン保持部33は、第4腕部25あるいは第3腕部24に当接する。その後、さらに溶接ハンド10を回転させると、図10に示すように、第1ケーブル保持部30は回転せずに溶接ハンド10のみが回転し、溶接ハンド10の駆動機構15の突出方向は、第5回転軸251の後方つまり第4腕部25側となる。つまり、この状態では、第1ケーブル保持部30は、基準位置からずれて、溶接ハンド10に対して位相がずれることになる。
この状態では、以下のような効果がある。
(4)第1ケーブル保持部30を溶接ハンド10と第5腕部26との連結部分に揺動自在に設けたので、溶接ハンド10を第6回転軸261で180°回転させても、従来のようにケーブルを第5腕部に固定した場合に比べて、ケーブル50が溶接ハンド10やアーム20に巻き付いて擦れるのを防止できる。よって、ケーブル50が断線するのを防止できる。
(5)第1ケーブル保持部30が溶接ハンド10に対して位相がずれる構造であるため、従来に比べて、溶接ハンド10の回転範囲の規制を緩和して、溶接ハンド10の作動範囲を広くできる。
また、図5に示す初期状態から、図11に示すように、第4腕部25を第4回転軸241で360°回転させる。すると、第3腕部24の上方に位置する第2ケーブル保持部40から延びるケーブル50は、一旦、第3腕部24の下方を通って、再び第3腕部24の上方に至り、第1ケーブル保持部30のメイン保持部33に至ることになる。これに伴い、ケーブル50が引っ張られて、第2ケーブル保持部40の保持部43は、前進することになる。
この状態でも、上述の(3)と同様の効果がある。
なお、本発明は前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれるものである。
例えば、本発明では、第2ケーブル保持部40Aは、第4腕部25の上面にこの第4腕部25の延出方向に沿って設けられたスライドレール41と、このスライドレール41上を移動するスライド部42と、スライド部42上に設けられてケーブル50を保持する保持部43と、ケーブル50が挿通される蛇腹円筒形状のカバー部44と、第4腕部25の上面に設けられてカバー部44を保持する保持部45と、を備える。
この第2ケーブル保持部40Aでは、ケーブル50が前方に引っ張られると、スライド部42がスライドレール41に沿って移動する。
1 ロボット
10 溶接ハンド
20 アーム
22 第1腕部
23 第2腕部
24 第3腕部
25 第4腕部
26 第5腕部
30 第1ケーブル保持部(ケーブル保持部)
33 メイン保持部(保持部)
50 ケーブル
51 分岐ケーブル

Claims (4)

  1. ケーブルが接続されるハンドと、前記ケーブルを支持しつつ前記ハンドの3次元空間上の位置および姿勢を変化させるアームと、を有し、
    当該アームは、複数の腕部で構成された多軸アームであり、
    前記ハンドと最先端の腕部とは、当該最先端の腕部の延出方向に沿って延びる第1の回転軸で回転可能に連結され、
    前記最先端の腕部と最先端から2番目の腕部とは、当該最先端から2番目の腕部の延出方向に交差する方向に延びる第2の回転軸で回転可能に連結されるロボットであって、
    前記ハンドと前記最先端の腕部との連結部分には、前記ケーブルを支持するケーブル保持部が前記第1の回転軸で揺動自在に設けられることを特徴とするロボット。
  2. 請求項1に記載のロボットにおいて、
    前記ケーブルは、前記アームの基端側から延びて、前記ケーブル保持部の前記アーム基端側に至ることを特徴とするロボット。
  3. 請求項1または2に記載のロボットにおいて、
    前記ケーブル保持部は、前記ハンドと最先端の腕部との連結部分に揺動自在に設けられる基部と、当該基部にブラケットを介して設けられて前記ケーブルを保持する保持部と、を備え、前記保持部の位置は、前記第1の回転軸からオフセットしていることを特徴とするロボット。
  4. 請求項1から3のいずれかに記載のロボットにおいて、
    前記保持部の位置は、前記ハンドと最先端の腕部との連結部分から前記最先端の腕部側にオフセットしていることを特徴とするロボット。
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