JP2010211685A - 顧客の来場管理システム、顧客の来場管理サーバ、顧客の来場管理方法および顧客の来場管理を行うプログラム - Google Patents

顧客の来場管理システム、顧客の来場管理サーバ、顧客の来場管理方法および顧客の来場管理を行うプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP2010211685A
JP2010211685A JP2009059223A JP2009059223A JP2010211685A JP 2010211685 A JP2010211685 A JP 2010211685A JP 2009059223 A JP2009059223 A JP 2009059223A JP 2009059223 A JP2009059223 A JP 2009059223A JP 2010211685 A JP2010211685 A JP 2010211685A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
customer
information
visit
facility
arrival time
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2009059223A
Other languages
English (en)
Inventor
Koji Hayashi
功二 林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP2009059223A priority Critical patent/JP2010211685A/ja
Publication of JP2010211685A publication Critical patent/JP2010211685A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Abstract

【課題】顧客が物品の購入またはサービスの提供を受けるときに付随して付与される特典サービスの内容を、遠路はるばる熱意を持って来場する顧客に対して高くする。
【解決手段】物品の購入またはサービスの提供を受けるために施設に来場する顧客の来場管理を行うとき、まず、顧客が保有する携帯機器から、前記施設への出発地として送信される顧客の現在の位置情報を受信する。受信した位置情報に基づいて、施設までの移動距離を算出する。さらに、顧客が施設に到着した到着時刻の情報を受信する。顧客が物品の購入またはサービスの提供を受けるときに付随して付与される特典サービスの内容は、算出した移動距離と、受信した到着時刻の情報と、受信した位置情報と、に基づいて設定する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、物品の購入またはサービスの提供を受けるために施設に来場する顧客の来場管理を行う、来場管理システム、来場管理サーバ、来場管理方法、および来場管理をコンピュータに実行させるプログラムに関する。
今日、ショッピングセンター等の商業施設やアミューズメントパーク等のレジャー施設が多数つくられて、多くの客を集めている。しかも、その商圏は、従来の小売店に比べて極めて広い。来場する客の中には、遠路はるばる来場する客も多い。このような客は、多くの時間と費用を費やして来場することになる。
ところで、商業施設やレジャー施設では、物品やサービス等の提供を受けるために顧客が支払った金額に応じて特典サービスの提供が行われている。例えば、ポイントカードを顧客に作成して、ポイントを付与し、あるいは、売り上げに大きく寄与する優良顧客には、特別な割引率によるディスカウント販売等を行っている。
しかし、上記特典サービスは、顧客の出発エリア等に無関係に、顧客が支払った金額に応じた特典サービスの内容となっている。
下記特許文献1には、取引額に応じて還元サービスの内容を決定するように構成されたPOSシステムが記載されている。
上記POSシステムでは、顧客の住所関連情報を記憶する記憶手段と、顧客を特定する顧客カードの読取手段とを備え、取引額及び住所関連情報に応じて還元サービスの内容を決定する。より具体的には、顧客住所から店舗までの距離に基づいて設定される距離情報が、上記住所関連情報に含まれる。これにより、距離情報を含む住所関連情報と取引額に応じて還元サービスの内容が決定される。
特開2006−215687号公報
ところで、最近の世界的な経済不況が進行する中で、交通費を使って遠路はるばる移動して来場することを敬遠する顧客も多くなっている。上述の特許文献1では、距離情報を含む住所関連情報と取引額に応じて還元サービスの内容が決定されるものの、登録されている住所情報と来場する顧客の出発エリアが異なっている場合も多く、顧客が熱意を持って遠路はるばる移動して来場したのか否かが不明な場合も多い。物品やサービスを提供する側は熱意を持って来場する顧客を潜在的な優良顧客として囲い込むために、付与する特典サービスの内容を高めることを希望するが、上述の特許文献1では、潜在的な優良顧客を選定することは難しい。
また、最近の経済不況の中、広告宣伝等のプロモーション活動がどの程度有効に機能しているかを知ることも、マーケティング戦略を実施するうえで重要であるが、上記特許文献1では、この点に対する解決策は記載されていない。一般に、プロモーション活動の効果は、多数の顧客にアンケート等を用いて、煩雑な聞き取り調査をする必要があり、容易に把握することはできない。
そこで、本発明は、顧客が物品の購入またはサービスの提供を受けるときに付随して付与される特典サービスの内容を、遠路はるばる熱意を持って来場する顧客に対して高く設定することのできる顧客の来場管理システム、顧客の来場管理サーバ、顧客の来場管理方法および顧客の来場管理を行うプログラムを提供することを目的とする。
上記目的は、物品の購入またはサービスの提供を受けるために施設に来場する、以下の内容を行う顧客の来場管理システム、来場管理方法によって達成することができる。
具体的には、
(A)顧客が保有する携帯機器から、前記施設への出発地として送信される顧客の現在の位置情報を受信する。
(B)受信した前記位置情報に基づいて、前記施設への出発地として送信されるまでの移動距離を算出する。
(C)顧客が前記施設に到着した到着時刻の情報を受信する。
(D)顧客が物品の購入またはサービスの提供を受けるときに付随して付与される特典サービスの内容を、前記移動距離と、前記到着時刻の情報と、前記位置情報と、に基づいて設定する。
また、上記目的は、物品の購入またはサービスの提供を受けるために施設に来場する顧客の来場管理を、コンピュータに実行させるプログラムによって達成することもできる。
このプログラムは、
(E)顧客が保有する携帯機器から、顧客の前記施設への出発地として送信される現在の位置情報を、コンピュータの保有する通信手段に受信させる手順と、
(F)受信した前記位置情報に基づいて、前記施設までの移動距離を、コンピュータの演算手段に算出させる手順と、
(G)顧客が前記施設に到着した到着時刻を前記通信手段に受信させる手順と、
(H)顧客が物品の購入またはサービスの提供を受けるときに付随して付与される特典サービスの内容を、前記移動距離と、前記到着時刻と、前記位置情報と、に基づいて前記演算手段を用いて設定させる手順と、を有する。
また、上記目的は、物品の購入またはサービスの提供を受けるために施設に来場する顧客の来場管理サーバによって達成することができる。
この来場管理サーバは、
(I)顧客が保有する携帯機器から、顧客の前記施設への出発地として送信される現在の位置情報を受信する他、顧客の前記施設への到着時刻の情報を受信する通信部と、
(J)受信した前記位置情報に基づいて、前記施設までの移動距離を算出する来場距離算出部と、
(K)顧客が物品の購入またはサービスの提供を受けるときに付随して付与される特典サービスの内容を、前記移動距離と、前記到着時刻の情報と、前記位置情報と、に基づいて設定する特典設定部と、を有する。
上述の顧客の来場管理システム、顧客の来場管理サーバ、顧客の来場管理方法では、交通費と時間を費やして遠路はるばる熱意を持って来場する顧客を自動的に知ることができ、この顧客に対して、特典サービスの内容を高めることができる。
本発明の顧客の来場管理システムを適用した店舗来場管理システムの概略図である。 (a)および(b)は、図1に示す店舗来場管理システムに用いるサーバの構成を示す図である。 図1に示す店舗来場管理システムのデータベースに保持される来場情報テーブルの一例を示す図である。 図1に示す店舗来場管理システムのデータベースに保持される距離情報テーブルの一例を示す図である。 図1に示す店舗来場管理システムのデータベースに保持されるボーナスポイント算出テーブルの一例を示す図である。 図1に示す店舗来場管理システムのデータベースに保持される特典算出テーブルの一例を示す図である。 図1に示す店舗来場管理システムのデータベースに保持される特典情報テーブルの一例を示す図である。 図1に示す店舗来場管理システムのデータベースに保持される来場者総数予測テーブルの一例を示す図である。 図1に示す店舗来場管理システムのデータベースに保持される来場者傾向テーブルの一例を示す図である。 本発明の顧客の来場管理方法の流れの一部を示すフローチャートである。 本発明の顧客の来場管理方法の流れの一部を示すフローチャートである。 図10および11における来場管理方法の流れの中の、顧客側、店舗来場管理側、店舗側における動作を説明する図である。
以下、本発明の顧客の来場管理システム、来場管理サーバ、顧客の来場管理方法および顧客の来場管理を行うプログラムについて詳細に説明する。
図1は、店舗来場管理システム(以下、システムという)10の概略図である。
以下の説明では、顧客が来場する施設を店舗施設として説明するが、この施設は、レジャー施設やショッピングセンター等の商業集積施設や個人の店舗施設であってもよい。また、各地域の商店街全体の施設であってもよい。
(システムの構成)
システム10は、顧客Cが保有する携帯機器12と、来場管理サーバ14と、データベース16と、店舗クライアントサーバ(以降、クライアントサーバという)18とを有する。来場管理サーバ14と、データベース16は、システム管理者側に配置され、クライアントサーバ18は、店舗施設に配置されている。
システム10は、物品の購入またはサービスの提供を受けるために店舗に来場する顧客を管理するシステムである。物品とは、店舗等の施設で販売される商品等をいい、サービスは、店舗等の施設で顧客に提供するサービスをいう。顧客が物品を購入し、あるいは特定のサービスの提供を受けるとき、購入やサービスの提供に付随して付与される特典サービスの内容が、顧客Cの店舗に足を運ぶ移動距離と、顧客Cの店舗の到着時刻と、顧客Cが来店のために移動を開始する出発地としての位置情報とに基づいて設定される。例えば、早朝から遠路はるばる店舗に来店する、しかも、顧客の出発地が多数の競合店のあるエリアにもかかわらず来店する、といった顧客の熱意に報いるために、特典サービスの内容を高める。
携帯機器12は、顧客Cが保有し、顧客Cの店舗へ来場するための出発地として、現在の位置情報を含む出発情報を送信する通信部を備えている。出発情報の送信は、インターネット20を介して行われる。携帯機器12は、携帯電話、GPS搭載機器等の位置情報を送信可能な装置である。
来場管理サーバ14は、図2(a)に示すように、CPU14a、RAM14b、ROM14c、ハードディスク14d、通信制御部14e、モニタ14f、および、キーボード14gを有するコンピュータで構成されている。コンピュータは、ハードディスク14dあるいはROM14bに記憶されたプログラムを呼び出して起動することにより、来場距離算出部30、来場者数予測部32、特典設定部34、特典払出部36、情報更新部38、データ検索部40、来場傾向算出部42をソフトウェアモジュールとして生成する。
クライアントサーバ18は、店舗に配置されており、CPU18a、RAM18b.ROM18c、ハードディスク18d、通信制御部18e、モニタ18f、キーボード18gを有するコンピュータで構成されている。クライアントサーバ18は、来場管理サーバ14とネットワーク22を介して接続されている。クライアントサーバ18は、店舗店員あるいは顧客Cがモニタ18fに表示される設定画面を見ながら、キーボード18gを用いて入力指示等を行うように設けられている。
図2(a)に示す通信制御部14eは、顧客Cが店舗へ来場しようとするとき携帯機器12から送信される出発情報、さらに、顧客Cの店舗への到着を通知する情報を受信する。
出発情報には、位置情報の他に、顧客Cの会員ID情報、顧客Cを含む一群として来場しようとする来場人数、移動手段である交通機関、出発時刻を表す出発情報の送信時刻が含まれる。これらの情報は、顧客Cの入力等により、携帯機器12から出発情報として送信される。
来場距離算出部30は、受信した出発情報に含まれる位置情報に基づいて、店舗までの移動距離を求める。移動距離は、データベース16に保持されている後述する来場情報テーブルT1を用いて求められる。
来場者数予測部32は、複数の顧客Cの各々が保有する携帯機器12から送信される出発情報の送信時刻の情報とこの位置情報と交通機関の情報とに基づいて店舗への到着予定時刻を予測し、予測された到着予測時刻の情報と携帯機器12から送信される来場者数の情報に基づいて、店舗に来場する顧客Cの来場者総数を時間帯別に予測する。なお、出発情報は、顧客Cの一群として来場する来場者数の情報と、来場のために使用する交通機関の情報を含んでいる。このため、来場者数予測部32は、送信時刻の情報と、位置情報と、交通機関の情報とを用いて、店舗への到着予測時刻(来場予測時刻)を求めることができる。その際、来場者数予測部32は、各顧客Cに同伴する来場者数の情報も知ることができるので、各顧客Cから送信される情報を集計することにより、店舗に来場する顧客Cの来場者総数を時間帯別に予測することができる。
店舗の来場者総数の時間帯別の予測結果は、店舗施設における接客対応の向上に利用される。たとえば、来場者総数が午後2時〜2時半の時間帯に最も多いことが予測される場合、接客対応の店員を増加させる等の対策を施すことができる。
特典設定部34は、顧客Cが物品の購入またはサービスの提供を受けるときに付随して付与される特典サービスの内容を、来場距離算出部30にて求められた移動距離と、顧客Cが店舗に到着した到着時刻の情報と、顧客Cが携帯機器12から送信した位置情報とに基づいて、後述するボーナスポイント算出テーブルT3及び特典算出テーブルT4を用いて設定する。具体的には、特典サービスは、設定される特典ポイントに応じて異なり、この特典ポイントが、移動距離と、到着時刻の情報と、位置情報とに基づいて、ボーナスポイント算出テーブルT3及び特典算出テーブルT4を用いて設定される。より具体的には、距離情報テーブルT2に従って移動距離(km)と同じ値の特典ポイントが定められ、この特典ポイントが加算調整される。この加算調整では、到着時刻の情報と、出発地を表す位置情報に基づいて、ボーナスポイント算出テーブルT3に従ってボーナスポイントが算出され、このボーナスポイントが、移動距離(km)と同じ値の特典ポイントに加算されることにより調整される。これにより、顧客Cに付与されるべき特典ポイントが設定される。
顧客Cが店舗に到着した到着時刻の情報は、店舗の入り口で携帯機器12から送信される情報に基づいて設定される。たとえば、携帯機器12は、現在の位置情報を送信することができるので、来場管理サーバ14は、送信された現在の位置情報から、顧客Cが店舗に到着したことを知ることができる。また、店舗入り口に設けられたQRコードを携帯機器12で読み取り、読み取った情報を用いて来場を管理する所定のURL(Uniform Resource Locator)にアクセスすることにより、来場管理サーバ14は、顧客Cが店舗に到着したことを知ることができる。あるいは、店舗へ到着したことを顧客Cから口頭で受けた店員が、店舗に設けたクライアントサーバ18(入力装置)を通じて、顧客Cが店舗へ到着したことを通知するための指示入力を行うことにより、到着時刻は設定される。あるいは、顧客Cが、店舗へ到着したことを通知するためにクライアントサーバ18に顧客Cが直接指示入力することにより、到着時刻は設定される。
特典払出部36は、設定された特典ポイントに基づいて、特典算出テーブルT4に従って特典サービスの内容を定めて、携帯機器12に特典サービスの内容を通知する。特典サービスの内容は、例えば、物品やサービスの提供を受けるときの価格をX%ディスカウントする、等である。また、クライアントサーバ18に特典サービスの内容が通知されてもよい。この場合、特典サービスの内容が、クライアントサーバ18に接続されている、図示されない店舗レジからレシート上にプリント出力される。あるいは、クライアントサーバ18が受けた特典サービスの内容に従って、特定の物品や金券等が店員から顧客Cへ払い出されてもよい。
情報更新部38は、後述する来場情報テーブルT1、特典情報テーブルT5、来場総数予測テーブルT6、および来場者傾向テーブルT7を、携帯機器12あるいはクライアントサーバ18からの情報を受信するたびに、更新する。
データ検索部40は、データベース16から、以降で述べる各テーブルを選択して取り出し、取り出したテーブル内の情報と、携帯機器12あるいはクライアントサーバ18から送信された情報を用いて検索をする部分である。データ検索部40は、以降で述べる各処理を行うとき、各テーブルを参照して情報を検索して取り出すときに用いられる。具体的には、上述の来場距離算出部30、来場者数予測部32、特典設定部34、特典払出部36、および情報更新部38の各処理に連動して機能する。例えば、来場距離算出部30が顧客Cの移動距離を求める場合、データ検索部40は、携帯機器12から出発情報を送信したときの出発地が属するエリアに一致する出発エリアを距離情報テーブルT2で検索する。また、携帯機器12からの情報により到着時刻の情報が得られた場合、データ検索部40は来場情報テーブルT1を呼び出して、出発情報を送信したが到着時刻の情報を未だ受信していない顧客Cの情報を検索する。
来場傾向算出部42は、過去の来場者の出発地である出発エリアと来場人数を、日時ごとにまとめ、来場傾向テーブルT7を作成する。このテーブルは、地域や時間帯を制限して行った広告宣伝等のプロモーション活動がどの程度有効に機能しているかを知るために利用される。例えば、プロモーション活動開始後、どのように来場者数が変化したか、あるいは、特定のエリアにプロモーション活動を行うことで、そのエリアからの来場者数がどのように変化したかを知ることができる。
(データベースのテーブル)
図3〜9は、データサーバ16に記憶保持されている各テーブルの一例を示す図である。
図3に示す来場情報テーブルT1は、「来場No.」、顧客の「会員ID」、同伴して来場する「来場者数」、「出発エリア」、移動距離を表す「距離」、交通機関を表す「移動手段」、「出発時刻」、「到着時刻」および「特典ポイント」を項目とし、顧客C別に管理している。この顧客C毎の情報は、携帯機器12が出発情報を送信することにより、来場情報テーブルT1に書き込まれる。携帯機器12では、出発情報を送信したとき、「来場者数」、「移動手段」が同時に入力され、「会員ID」とともに送信され、さらに、これらの情報から、来場管理サーバ14において、「出発エリア」、「距離」、「出発時刻」が求められる。このため、顧客Cが店舗に到着されるときには、「到着時刻」と「特典ポイント」を除く情報が書き込まれている。来場管理サーバ14は、顧客Cが店舗に到着して来場したとき、顧客Cが到着したことを知らせる通知情報を、携帯機器12あるいはクライアントサーバ18から受けることにより、「到着時刻」と「特典ポイント」が書き込まれる。
ここで、「出発エリア」は、位置情報から求められる、「○○○区」といった地域である。この地域は、携帯機器12が携帯電話等の場合、出発時の位置情報から地域を特定することができる。「距離」とは後述する距離情報テーブルT2に記載されている距離である。
図4に示す距離情報テーブルT2は、「出発エリア」と「距離」と「特典ポイント」を関係付けた予め登録されているテーブルである。「距離」は、「出発エリア」から店舗までの予め登録されている距離である。この距離は、例えば、地図上の直線距離であり、地図データを用いて作成されている。「特典ポイント」は、基本となる、調整前の特典ポイントで、km単位で表された「距離」の数値をそのままポイントの数値としている。
図5に示すボーナスポイント算出テーブルT3は、「出発エリア」と「到着時間帯」とに応じて「ボーナスポイント」を定めたテーブルである。「ボーナスポイント」は、距離情報テーブルの「特典ポイント」に加算調整されるものである。「ボーナスポイント」を「出発エリア」と「到着時間帯」に応じて定めるのは、「出発エリア」が多数の競合店の商圏エリアにもかかわらず、朝早く来店するなどの、熱意のある潜在的な優良顧客に対して、高い「ボーナスポイント」を設定するためである。したがって、「出発エリア」と「到着時間帯」とに応じて定める「ボーナスポイント」は、競合店の進出や撤退等の立地環境の変化に応じて見直しが行われ、また、来場する時間を比較的自由にとることのできる夏休みや連休等の時期や期間に応じて見直しが行われる。
図6に示す特典算出テーブルT4は、「ボーナスポイント」により加算調整された「特典ポイント」に応じて、特典サービスの内容である「特典」を定めたテーブルである。「特典」は、「特典ポイント」が高いほど質を高く定めている。「特典」は、店舗の収益に応じて変更してもよい。
図7に示す特典情報テーブルT5は、「来場者No.」と顧客Cに払い出す特典サービスの内容である「特典」と、「払い出しフラグ」とが定められている。「払い出しフラグ」には、「特典」が既に払い出し済か否かが記録される。この情報は、出発情報を送信して来場情報テーブルT1に顧客Cの情報を作成されるとき、作成される。「特典」の内容は、来場情報テーブルT1と、特典算出テーブルT4を参照して作成される。
図8に示す来場者総数予測テーブルT6は、「到着予測時間帯」と「人数」を記録したテーブルであり、複数の顧客Cのそれぞれから出発情報が送信されるたびに、「人数」は更新される。この「人数」の更新は、来場情報テーブルT1の「距離」、「移動手段」、「出発時刻」に基づいて算出される到着予測時刻と「来場人数」を用いて、行われる。「距離」に「移動手段」の種別ごとの概略の移動速度を係数として乗算することによって、到着予測時刻は算出される。
図9に示す来場者傾向テーブルT7は、来場情報テーブルT1の「来場人数」と、「出発エリア」と「到着時刻」とにより、「来場日」と「出発エリア」と「来場人数」の各情報がまとまられて作成されたテーブルである。このテーブルは、プロモーション活動による効果を知る手段として用いられ、今後のマーケティング戦略の実施に有効活用される。
以上が、システム10の説明である。
(来場管理方法)
次に、システム10において行われる顧客の来場管理方法について説明する。
図10,11は、顧客の来場管理方法の一実施形態の流れを示すフローチャートであり、図12は、顧客側、店舗来場管理側、店舗側における動作を説明する図である。
まず、店舗側のクライアントサーバ18を用いた店舗側店員等の指示入力により、距離情報テーブルT2、ボーナスポイント算出テーブルT3、特典算出テーブルT4の情報が、新規に登録され、あるいは更新される。
この状態で、顧客Cからの現在の位置情報を含んだ出発情報の送信が行われる。このとき、来場管理サーバ14は、携帯機器12から、出発情報を受信したか否かを判定する(ステップS10)。すなわち、来場管理サーバ14は、出発情報を受信するまで待機状態となっている。出発情報を受信すると、以降の処理を開始する。
出発情報を受信すると、来場情報テーブルT1に、到着時刻が記録されておらず未到着状態の出発情報が記録された顧客Cに関する情報があるか否かが、データ検索部40により検索される(ステップS12)。
検索の結果、顧客Cの未到着状態の出発情報がある場合、来場情報テーブルT1に出発時刻が書き込まれる(ステップS14)。さらに、携帯機器12から送信される現在の位置情報によって特定される出発地エリアと、来場人数と、出発時刻とが、来場情報テーブルT1に書き込まれる。
一方、検索の結果、出発情報がある場合、出発情報受信済み画面が表示されて(ステップS14)、来場情報テーブルT1に新たな来場しようとする顧客Cとして、出発情報を上書追加するか否かが判定される(ステップS16)。この判定は、オペレータの指示や、別途定められた条件に基づいて、上書追加の可否が定められる。上書追加が不可の場合、ステップS10に戻る。上書追加可の場合、来場情報テーブルT1に顧客Cの出発情報が書き込まれる(ステップS14)。
次に、来場距離算出部30において、来場情報テーブルT1と距離算出テーブルT2を参照して、来場距離が算出される(ステップS20)。具体的には、データ検索部40では来場情報テーブルT1から出発エリアの情報が呼び出され、この出発エリアの情報を用いて、距離情報テーブルT2が参照されて来場距離が求められる。求められた来場距離は、来場情報テーブルT1に書き込まれて登録される(ステップS22)。例えば、図3に示す来場情報テーブルT1の「来場者No.」が「000001」の顧客は、「出発エリア」が「○○○区」であるので、距離情報テーブルT2に従って「距離」は「10km」であると求められる。
次に、来場者数予測部32において、来場情報テーブルT1を参照して来場者の到着予測時刻と人数が算出される(ステップS24)。到着予測時刻は、来場距離に移動手段の種別ごとの概略の移動速度を係数として乗算することによって、算出される。来場者の人数は、出発情報として送信された「来場人数」が用いられる。
算出された到着予測時刻と、来場情報テーブルT1に書き込まれている来場人数とを用いて、来場者総数予測テーブルT6の人数の項が更新され登録される(ステップS26)。具体的には、到着時刻予測時間帯のうち、算出された到着予測時刻に該当する部分における人数に、顧客Cが一群として来場する来場人数が加算されて来場者総数予測テーブルT6が更新される。更新された来場者総数予測テーブルT6は、クライアントサーバ18に送信される。店舗では、場者総数予測テーブルT6に基づいて時間帯に応じた店員の人員補強を行い接客対応力を向上させる。
こうして、来場管理サーバ14は、「特典ポイント」および「到着時刻」以外の出発情報が書き込まれた状態で、顧客Cの店舗への到着情報を受信するまで待機する(ステップS28)。
到着情報を受信すると、データ検索部40にて、出発情報が受信済みか否かが検索される(ステップS30)。出発情報が受信済か否かは、例えば、来場情報テーブルT1に会員IDと出発時刻があるか否かで判定される。出発情報が未受信の場合、出発情報の未受信エラーとして、以降の処理を中断し(ステップS32)、ステップS10に戻る。一方、出発情報が来場情報テーブルT1にある場合、来場情報テーブルT1に到着時刻が書き込まれ更新登録される(ステップS34)。
次に、特典設定部34において、来場情報テーブルT1とボーナスポイント算出テーブルT3を参照してボーナスポイントが算出される(ステップS36)。ボーナスポイントの算出では、来場情報テーブルT1中の「出発エリア」の情報と「到着時刻」の情報とを用いて、ボーナスポイント算出テーブルT3の該当するボーナスポイントが求められる。
次に、特典設定部34では、ボーナスポイントにより、距離(km)の値で定められた特典ポイントが加算調整されて、調整後の特典ポイントが算出される(ステップS38)。
図3に示す来場情報テーブルT1の「来場者No.」が「000001」の顧客は、「出発エリア」が「○○○区」であり、「到着時刻」が「200807251025」であるので、ボーナスポイントは、ボーナスポイント算出テーブルT3に従って「10」となる。一方、「距離」により定まる調整前の特典ポイントは、距離情報テーブルT2に従って「10」であるので、加算調整後の特典ポイントは「20」となる。
算出された調整後の特典ポイントが来場情報テーブルT1の「特典ポイント」に書き込まれて更新登録される(ステップS40)。
次に、特典払出部36において、来場情報テーブルT1、特典算出テーブルT4を参照して特典サービスの内容が求められる(ステップS42)。この内容は、特典情報テーブルT5に書き込まれて、更新登録される(ステップS44)。図3に示す来場情報テーブルT1の「来場者No.」が「000001」の顧客は、「特典ポイント」が「20」なので、図6に示される特典算出テーブルT4に従って特典サービスの内容が「BBB」とされる。
次に、特典払出部36において、特典の払い出しが行われる(ステップS46)。具体的には、特典サービスの内容が、携帯機器12に、あるいは、クライアントサーバ18に通知される。特典サービスの内容は、物品やサービスの提供を受けるときの価格をX%ディスカウントする、等である。また、クライアントサーバ18に特典サービスの内容が通知されてもよい。この場合、特典サービスの内容が、クライアントサーバ18に接続されている図示されない店舗レジからレシートに出力にされる。あるいは、クライアントサーバ18が受けた特典サービスの内容に従って、特定の物品や金券等が店員から顧客Cに払いだされてもよい。
この払い出しによって、特典情報テーブルT5に、払出済のフラグが立てられ、更新登録される(ステップS48)。
最後に、来場傾向算出部42は、店舗の閉店時に、一日の顧客Cの来場者総数を出発エリア毎に集計して、来場者傾向テーブルT7が作成され、更新登録される(ステップS50)。この来場者傾向テーブルT7は、クライアントサーバ18に送信される。
店舗側は、この来場者傾向テーブルT7に基づいて、地域や時間帯を制限して行ったプロモーション活動の効果を把握し、今後のプロモーション活動の展開に利用し、また新たなマーケティング戦略の作成のために役立てる。
このように、特典サービスの内容を、移動距離と到着時刻と、顧客の出発地として送信された位置情報とに基づいて設定するので、交通費および時間を費やして遠路はるばる熱意を持って来場する顧客を自動的に知ることができ、この顧客に対して、特典サービスの内容を高めることができる。
さらに、顧客Cの到着予測時刻を求め、さらに、顧客Cが一群として来場する来場人数の情報も受信するので、時間帯別の来場者総数を予測することができ、予測結果に応じて店舗側では接客対応力向上のため店員を増やす等の措置を予めとることができる。
また、来場予測テーブルを求めることができるので、集客を目的としたプロモーション活動を一部のエリアで実施したとき、プロモーション活動により集客にどの程度の効果があったのか、マーケティング分析に活用することができる。
このような来場管理方法は、コンピュータである来場管理サーバ10が、以下のプログラムをハードディスク14dやROM14cから呼び出して実行することにより、実現することができる。
すなわち、プログラムは、物品の購入またはサービスの提供を受けるために店舗に来場する顧客Cの来場管理を、コンピュータに実行させるプログラムである。
このプログラムは、
・顧客Cが保有する携帯機器12から、顧客Cの店舗への出発地として送信される現在の位置情報を、コンピュータの保有する通信制御部20に受信させる手順と、
・受信した位置情報に基づいて、店舗までの移動距離を、コンピュータのCPU14aに算出させ、コンピュータのRAM14b、あるいは、コンピュータに接続されたデータベースに記憶保持させる手順と、
・顧客Cが店舗に到着した到着時刻を通信制御部20に受信させ、RAM14b、あるいは、コンピュータに接続されたデータベースに記憶保持させる手順と、
・顧客が物品の購入またはサービスの提供を受けるときに付随して付与される特典サービスの内容を、前記移動距離と、前記到着時刻と、前記位置情報と、に基づいてCPU14aを用いて設定させる手順と、を有する。
以上の実施形態は、以下の付記の内容を開示する。
(付記1)
物品の購入またはサービスの提供を受けるために施設に来場する顧客の来場管理システムであって、
顧客が保有し、前記施設へ来場するための出発地として、顧客の現在の位置情報を送信する通信部を備えた携帯機器と、
送信された前記位置情報を受信する他、顧客の前記施設への到着時刻の情報を受信する通信部と、受信した前記位置情報に基づいて、前記施設までの移動距離を求める来場距離算出部と、顧客が物品の購入またはサービスの提供を受けるときに付随して付与される特典サービスの内容を、前記移動距離と、顧客が前記施設に到着した到着時刻の情報と、前記位置情報とに基づいて設定する特典設定部と、を備える来場管理サーバと、
予め複数の位置情報と、これらの位置情報から前記施設までの移動距離とを対応付けて記憶した距離情報テーブルを保持し、さらに、顧客の出発地として送信された位置情報と、前記移動距離と、前記到着時刻の情報とを少なくとも記憶した来場情報テーブルを保持する、前記来場管理サーバと通信可能に接続されたデータベースと、を有することを特徴とする来場管理システム。
(付記2)
前記データベースは、前記到着時刻の情報と前記位置情報に応じて定まる、前記移動距離の値を加算調整する数値を記憶した調整テーブルを保持し、
前記特典設定部は、前記到着時刻の情報と前記位置情報に応じて定まる前記数値を、前記移動距離の値に加算することにより前記移動距離を調整し、この調整した移動距離に応じて前記特典サービスの内容を設定する付記1に記載の来場管理システム。
(付記3)
前記携帯機器は、複数の顧客の各々が保有し、
前記携帯機器は、前記位置情報の他に、顧客の一群として来場する来場者数の情報と、来場のために使用する交通機関の情報を送信し、
前記来場管理サーバは、複数の顧客の各々が保有する前記携帯機器から送信される前記位置情報の送信時刻の情報と前記位置情報に基づいて前記施設への到着予定時刻を予測し、予測された到着予測時刻の情報と前記来場者数の情報に基づいて、前記施設に来場する顧客の来場者総数を時間帯別に予測する来場者数予測部と、備える付記1または2に記載の来場管理システム。
(付記4)
顧客が前記施設に到着した前記到着時刻の情報は、前記施設の入り口で前記携帯機器から送信される情報に基づいて、あるいは、前記施設へ到着したことを通知するための指示入力を記施設に設けられた入力装置で行い、この通知が前記来場管理サーバへ送信されることにより、設定される付記1〜3のいずれか1つに記載の来場管理システム。
(付記5)
物品の購入またはサービスの提供を受けるために施設に来場する顧客の来場管理サーバであって、
顧客が保有する携帯機器から、前記施設への出発地として送信される顧客の現在の位置情報を受信する他、顧客の前記施設への到着時刻の情報を受信する通信部と、
受信した前記位置情報に基づいて、前記施設までの移動距離を算出する来場距離算出部と、
顧客が物品の購入またはサービスの提供を受けるときに付随して付与される特典サービスの内容を、前記移動距離と、前記到着時刻の情報と、前記位置情報と、に基づいて設定する特典設定部と、を有することを特徴とする来場管理サーバ。
(付記6)
前記特典設定部は、前記到着時刻の情報と前記位置情報に応じて、前記移動距離の値を調整し、この調整した移動距離に応じて前記特典サービスの内容を設定する付記5に記載の来場管理サーバ。
(付記7)
前記通信部は、複数の顧客の各々が
保有する携帯機器から前記位置情報を受信するとともに、顧客の一群として来場する来場者数の情報と、来場のために使用する交通機関の情報を受信し、
さらに、複数の顧客の各々が保有する前記携帯機器から送信される前記位置情報の送信時刻の情報と前記位置情報に基づいて前記施設への到着予定時刻を予測し、予測された到着予測時刻の情報と前記来場者数の情報に基づいて、前記施設に来場する顧客の来場者総数を時間帯別に予測する来場者数予測部、備える付記5または6に記載の来場管理サーバ。
(付記8)
顧客が前記施設に到着した前記到着時刻の情報は、前記施設の入り口で前記携帯機器から送信される情報を前記通信部が受信した時刻により、あるいは、前記施設へ到着したことを通知するための指示入力が前記施設に設けられた入力装置で行われ、この通知の情報が送信されて前記通信部が受信した時刻により設定される付記5〜8のいずれか1つに記載の来場管理サーバ。
(付記9)
物品の購入またはサービスの提供を受けるために施設に来場する顧客の来場管理方法であって、
来場管理サーバの通信手段が、顧客が保有する携帯機器から、前記施設への出発地として送信される顧客の現在の位置情報を受信するステップと、
来場管理サーバの演算手段が、受信した前記位置情報に基づいて、前記施設までの移動距離を算出するステップと、
顧客が前記施設に到着した到着時刻の情報を、前記通信手段が受信するステップと、
顧客が物品の購入またはサービスの提供を受けるときに付随して付与される特典サービスの内容を、前記演算手段が、前記移動距離と、前記到着時刻の情報と、前記位置情報と、に基づいて設定するステップと、を有することを特徴とする来場管理方法。
(付記10)
前記来場管理サーバの記録手段は、前記到着時刻の情報と前記位置情報に応じて定まる、前記移動距離の値を加算調整する数値を記憶した調整テーブルを予め保持し、
前記演算手段は、前記特典サービスの内容を設定するとき、前記到着時刻の情報と前記位置情報に応じて定まる前記数値を、前記移動距離の値に加算することにより前記移動距離を調整し、この調整した移動距離に応じて前記特典サービスの内容を設定する付記9に記載の来場管理方法。
(付記11)
前記携帯機器は、複数の顧客の各々が保有し、
前記携帯機器は、前記位置情報の他に、顧客の一群として来場する来場者数の情報と、来場のために使用する交通機関の情報を送信し、
前記来場管理サーバの来場者数予測手段は、複数の顧客の各々が保有する前記携帯機器から送信される前記位置情報の送信時刻の情報と前記位置情報に基づいて前記施設への到着予定時刻を予測し、予測された到着予測時刻の情報と前記来場者数の情報に基づいて、前記施設に来場する顧客の来場者総数を時間帯別に予測するステップをさらに備える付記9または10記載の来場管理方法。
(付記12)
顧客が前記施設に到着した前記到着時刻の情報は、前記施設の入り口で前記携帯機器から送信される情報に基づいて、あるいは、前記施設に設けられた入力装置へ、到着したことを通知するための指示入力を行うことにより、設定される付記9〜11のいずれか1つに記載の来場管理方法。
(付記13)
物品の購入またはサービスの提供を受けるために施設に来場する顧客の来場管理をするコンピュータに、
顧客が保有する携帯機器から、前記施設への出発地として送信される顧客の現在の位置情報を、コンピュータの保有する通信手段に受信させる手順と、
受信した前記位置情報に基づいて、前記施設までの移動距離を、コンピュータの演算手段に算出させ、記憶手段に記憶保持させる手順と、
顧客が前記施設に到着した到着時刻を記憶手段に記憶保持させる手順と、
顧客が物品の購入またはサービスの提供を受けるときに付随して付与される特典サービスの内容を、前記移動距離と、前記到着時刻と、前記位置情報と、に基づいて前記演算手段を用いて設定させる手順と、を実行させるためのプログラム。
(付記14)
前記到着時刻の情報と前記位置情報に応じて定まる、前記移動距離の値を加算調整する数値を記憶した調整テーブルを予め保持し、
前記特典サービスの内容が設定されるとき、前記到着時刻の情報と前記位置情報に応じて定まる前記数値を、前記移動距離の値に加算する処理を前記演算手段に行わせることにより前記移動距離を前記演算手段に調整させ、この調整した移動距離に応じて前記特典サービスの内容を前記演算手段に設定させる付記13に記載のプログラム。
以上、本発明の顧客の来場管理システム、顧客の来場管理サーバ、顧客の来場管理方法および顧客の来場管理を行うプログラム について詳細に説明したが、本発明の顧客の来場管理システム、顧客の来場管理サーバ、顧客の来場管理方法および顧客の来場管理を行うプログラムは上記実施形態に限定されず、本発明の主旨を逸脱しない範囲において、種々の改良や変更をしてもよいのはもちろんである。
10 店舗来場管理システム
12 携帯機器
14 来場管理サーバ
14a,18a CPU
14b,18b RAM
14c,18c ROM
14d,18d ハードディスク
14e,18e 通信制御部
14f,18f モニタ18f
14g,18g キーボード
16 データベース
18 店舗クライアントサーバ
20 インターネット
22 ネットワーク
30 来場距離算出部
32 来場者数予測部
34 特典設定部
36 特典払出部
38 情報更新部
40 データ検索部
42 来場傾向算出部

Claims (8)

  1. 物品の購入またはサービスの提供を受けるために施設に来場する顧客の来場管理システムであって、
    顧客が保有し、前記施設へ来場するための出発地として、顧客の現在の位置情報を送信する通信部を備えた携帯機器と、
    送信された前記位置情報を受信する他、顧客の前記施設への到着時刻の情報を受信する通信部と、受信した前記位置情報に基づいて、前記施設までの移動距離を求める来場距離算出部と、顧客が物品の購入またはサービスの提供を受けるときに付随して付与される特典サービスの内容を、前記移動距離と、顧客が前記施設に到着した到着時刻の情報と、前記位置情報とに基づいて設定する特典設定部と、を備える来場管理サーバと、
    予め複数の位置情報と、これらの位置情報から前記施設までの移動距離とを対応付けて記憶した距離情報テーブルを保持し、さらに、顧客の出発地として送信された位置情報と、前記移動距離と、前記到着時刻の情報とを少なくとも記憶した来場情報テーブルを保持する、前記来場管理サーバと通信可能に接続されたデータベースと、を有することを特徴とする来場管理システム。
  2. 前記データベースは、前記到着時刻の情報と前記位置情報に応じて定まる数値を記憶した調整テーブルを保持し、
    前記特典設定部は、前記到着時刻の情報と前記位置情報に応じて定まる前記数値を、前記移動距離の値に加算することにより前記移動距離を調整し、この調整した移動距離に応じて前記特典サービスの内容を設定する請求項1に記載の来場管理システム。
  3. 前記携帯機器は、複数の顧客の各々が保有し、
    前記携帯機器は、前記位置情報の他に、顧客の一群として来場する来場者数の情報と、来場のために使用する交通機関の情報を送信し、
    前記来場管理サーバは、複数の顧客の各々が保有する前記携帯機器から送信される前記位置情報の送信時刻の情報と前記交通機関の情報と前記位置情報に基づいて前記施設への到着予定時刻を予測し、予測された到着予測時刻の情報と前記来場者数の情報に基づいて、前記施設に来場する顧客の来場者総数を時間帯別に予測する来場者数予測部と、備える請求項1または2に記載の来場管理システム。
  4. 顧客が前記施設に到着した前記到着時刻の情報は、前記施設の入り口で前記携帯機器から送信される情報に基づいて、あるいは、前記施設へ到着したことを通知するための指示入力を記施設に設けられた入力装置で行い、この通知が前記来場管理サーバへ送信されることにより、設定される請求項1〜3のいずれか1項に記載の来場管理システム。
  5. 物品の購入またはサービスの提供を受けるために施設に来場する顧客の来場管理サーバであって、
    顧客が保有する携帯機器から、顧客の前記施設への出発地として送信される現在の位置情報を受信する他、顧客の前記施設への到着時刻の情報を受信する通信部と、
    受信した前記位置情報に基づいて、前記施設までの移動距離を算出する来場距離算出部と、
    顧客が物品の購入またはサービスの提供を受けるときに付随して付与される特典サービスの内容を、前記移動距離と、前記到着時刻の情報と、前記位置情報と、に基づいて設定する特典設定部と、を有することを特徴とする来場管理サーバ。
  6. 前記特典設定部は、前記到着時刻の情報と前記位置情報に応じて、前記移動距離の値を調整し、この調整した移動距離に応じて前記特典サービスの内容を設定する請求項5に記載の来場管理サーバ。
  7. 物品の購入またはサービスの提供を受けるために施設に来場する顧客の来場管理方法であって、
    来場管理サーバの通信手段が、顧客が保有する携帯機器から、前記施設への出発地として送信される顧客の現在の位置情報を受信するステップと、
    来場管理サーバの演算手段が、受信した前記位置情報に基づいて、前記施設までの移動距離を算出するステップと、
    顧客が前記施設に到着した到着時刻の情報を、前記通信手段が受信するステップと、
    顧客が物品の購入またはサービスの提供を受けるときに付随して付与される特典サービスの内容を、前記演算手段が、前記移動距離と、前記到着時刻の情報と、前記位置情報と、に基づいて設定するステップと、を有することを特徴とする来場管理方法。
  8. 物品の購入またはサービスの提供を受けるために施設に来場する顧客の来場管理をするコンピュータに、
    顧客が保有する携帯機器から、前記施設への出発地として送信される顧客の現在の位置情報を、コンピュータの保有する通信手段に受信させる手順と、
    受信した前記位置情報に基づいて、前記施設までの移動距離を、コンピュータの演算手段に算出させる手順と、
    顧客が前記施設に到着した到着時刻を前記通信手段に受信させる手順と、
    顧客が物品の購入またはサービスの提供を受けるときに付随して付与される特典サービスの内容を、前記移動距離と、前記到着時刻と、前記位置情報と、に基づいて前記演算手段を用いて設定させる手順と、を実行させるためのプログラム。
JP2009059223A 2009-03-12 2009-03-12 顧客の来場管理システム、顧客の来場管理サーバ、顧客の来場管理方法および顧客の来場管理を行うプログラム Withdrawn JP2010211685A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009059223A JP2010211685A (ja) 2009-03-12 2009-03-12 顧客の来場管理システム、顧客の来場管理サーバ、顧客の来場管理方法および顧客の来場管理を行うプログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009059223A JP2010211685A (ja) 2009-03-12 2009-03-12 顧客の来場管理システム、顧客の来場管理サーバ、顧客の来場管理方法および顧客の来場管理を行うプログラム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2010211685A true JP2010211685A (ja) 2010-09-24

Family

ID=42971738

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009059223A Withdrawn JP2010211685A (ja) 2009-03-12 2009-03-12 顧客の来場管理システム、顧客の来場管理サーバ、顧客の来場管理方法および顧客の来場管理を行うプログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2010211685A (ja)

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2013179888A1 (ja) * 2012-05-31 2013-12-05 株式会社コナミデジタルエンタテインメント 特典付与システム、方法及びプログラム
JP2015082143A (ja) * 2013-10-21 2015-04-27 富士ゼロックス株式会社 情報処理装置、システム、及びプログラム
JP2015142764A (ja) * 2015-03-30 2015-08-06 株式会社コナミデジタルエンタテインメント ゲーム管理装置及びプログラム
JP2018063526A (ja) * 2016-10-12 2018-04-19 ヤフー株式会社 提供装置、提供方法、及び提供プログラム
JP6460203B1 (ja) * 2017-10-24 2019-01-30 株式会社セガゲームス ゲームサーバおよびサーバプログラム
JP2019219777A (ja) * 2018-06-18 2019-12-26 カタリナ マーケティング ジャパン株式会社 クーポン発行システム
JP2020071605A (ja) * 2018-10-30 2020-05-07 クロスロケーションズ株式会社 データ分析装置、データ分析システム、データ分析方法およびプログラム
CN113657922A (zh) * 2021-07-16 2021-11-16 深圳价值在线信息科技股份有限公司 方案规划方法、规划装置、终端设备及可读存储介质
CN115081956A (zh) * 2022-08-16 2022-09-20 杭州比智科技有限公司 一种基于楼宇两达图的智能客户拜访方法及***

Cited By (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2013179888A1 (ja) * 2012-05-31 2013-12-05 株式会社コナミデジタルエンタテインメント 特典付与システム、方法及びプログラム
JP2013248179A (ja) * 2012-05-31 2013-12-12 Konami Digital Entertainment Co Ltd 特典付与システム、それに用いられる制御方法及びコンピュータプログラム
JP2015082143A (ja) * 2013-10-21 2015-04-27 富士ゼロックス株式会社 情報処理装置、システム、及びプログラム
JP2015142764A (ja) * 2015-03-30 2015-08-06 株式会社コナミデジタルエンタテインメント ゲーム管理装置及びプログラム
JP2018063526A (ja) * 2016-10-12 2018-04-19 ヤフー株式会社 提供装置、提供方法、及び提供プログラム
JP2019076396A (ja) * 2017-10-24 2019-05-23 株式会社セガゲームス ゲームサーバおよびサーバプログラム
JP6460203B1 (ja) * 2017-10-24 2019-01-30 株式会社セガゲームス ゲームサーバおよびサーバプログラム
JP2019219777A (ja) * 2018-06-18 2019-12-26 カタリナ マーケティング ジャパン株式会社 クーポン発行システム
JP2020071605A (ja) * 2018-10-30 2020-05-07 クロスロケーションズ株式会社 データ分析装置、データ分析システム、データ分析方法およびプログラム
JP7144788B2 (ja) 2018-10-30 2022-09-30 クロスロケーションズ株式会社 データ分析装置、データ分析システム、データ分析方法およびプログラム
CN113657922A (zh) * 2021-07-16 2021-11-16 深圳价值在线信息科技股份有限公司 方案规划方法、规划装置、终端设备及可读存储介质
CN113657922B (zh) * 2021-07-16 2023-12-15 深圳价值在线信息科技股份有限公司 方案规划方法、规划装置、终端设备及可读存储介质
CN115081956A (zh) * 2022-08-16 2022-09-20 杭州比智科技有限公司 一种基于楼宇两达图的智能客户拜访方法及***

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2010211685A (ja) 顧客の来場管理システム、顧客の来場管理サーバ、顧客の来場管理方法および顧客の来場管理を行うプログラム
US10825037B2 (en) Navigation system with location-based supplemental incentive notification mechanism and method of operation thereof
JP5357093B2 (ja) 迂回ルート誘導システムおよび企業ポイント管理サーバならびに企業ポイント管理プログラム
US10242376B2 (en) Dynamic mobile seller routing
US20090106085A1 (en) Social networking interactive shopping system
US20140278688A1 (en) Guest movement and behavior prediction within a venue
US20080306790A1 (en) Method and apparatus for generating and transmitting an order initiation offer to a wireless communications device
US20080313052A1 (en) Method and system for managing transactions initiated via a wireless communications device
US20120179527A1 (en) Method of delivering effective mobile advertising
JP2004272463A (ja) クーポン券の発券装置および販売促進システム
JP6789260B2 (ja) 店舗支援システム、店舗支援方法、および店舗支援プログラム
JP2002041612A (ja) 情報配信方法及び装置
JP2002329102A (ja) 特典付き案内情報印刷システム
JP2007011852A (ja) 販売促進システム、販売促進方法、及びプログラム
JP2007041704A (ja) サービス情報提供システム及び方法
US20020059092A1 (en) Behavior data fee collection system
JP2013084151A (ja) クロスセリング促進システム及びクロスセリング促進方法
KR101090132B1 (ko) 지역정보 키오스크 운용 시스템
WO2021117430A1 (ja) 生成装置、生成方法、および生成プログラム
KR100725608B1 (ko) 인터넷을 이용한 지역별 통합매장의 배달시스템 및 이를이용한 광고메세지를 포함하는 영수증발행방법
JP6811160B2 (ja) 仲介支援システム、仲介支援方法、および仲介支援プログラム
KR20150025295A (ko) 맞춤형 광고 시스템 및 그 광고 방법
JP7343228B2 (ja) クーポン発行システム、クーポン発行方法及びプログラム
JP6253385B2 (ja) 行動予測および通知システム
US20150127433A1 (en) Methods and systems of provisioning discounts based on travel distance

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20120605