JP2010207838A - 接合固定方法および液圧成形装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】専用の位置決め治具や仮止め溶接を必要とせず、工程数や成形金型を最小限に抑えて製造コストを低減しつつ、本体部品に付帯部品を接合固定する。
【解決手段】被取付壁11を有する本体部品10に取付壁21を有する付帯部品20を接合固定する接合固定方法であって、付帯部品20の取付壁21に開口部24を設け、付帯部品20をその取付壁21を本体部品10の被取付壁11に臨ませて配置し、被取付壁11の付帯部品20とは反対側の面に液圧Pをかけて本体部品10を成形し、液圧Pによる成形によって本体部品10の一部を付帯部品20の開口部24内に膨出させて開口部24に接合固定する。
【選択図】図6
【解決手段】被取付壁11を有する本体部品10に取付壁21を有する付帯部品20を接合固定する接合固定方法であって、付帯部品20の取付壁21に開口部24を設け、付帯部品20をその取付壁21を本体部品10の被取付壁11に臨ませて配置し、被取付壁11の付帯部品20とは反対側の面に液圧Pをかけて本体部品10を成形し、液圧Pによる成形によって本体部品10の一部を付帯部品20の開口部24内に膨出させて開口部24に接合固定する。
【選択図】図6
Description
本発明は、接合固定方法および液圧成形装置に関する。本発明は、特に、本体部品の液圧成形により、該本体部品に付帯部品を接合する接合固定方法、および液圧成形加工を施す液圧成形装置に関する。
例えば、自動車のサスペンションメンバのように、接合強度が要求される環境下で使用する金属製品を製造する場合、一般的には部品同士の接合固定にアーク溶接が採用される。すなわち、金属板または金属管等の本体部品に付帯部品を取り付けるには、付帯部品の取付部の全周に隅肉溶接が施される。この隅肉溶接の施工に際して、専用の溶接治具を用いて付帯部品を仮固定する場合、溶接棒を約45度の角度で保持する必要があるため、溶接棒を保持して移動する溶接トーチとの接触を回避するように溶接治具を設計すると、治具が大掛かりになる。
したがって、通常は、簡易な位置決め治具を用いて付帯部品を位置決めし、本体部品に付帯部品を点溶接で仮止め固定して、一体となった本体部品と付帯部品を治具から取り外した後、別工程にて本溶接(隅肉全周溶接)を施している。そのため、専用の位置決め治具を必要とし、またアーク溶接工程も仮止め溶接と本溶接との2工程に別れるため、製造コストの増大を招いていた。
そこで、成形金型内に金属部品を配置し、液圧成形(ハイドロフォーミング)により金属部品同士をかしめ接合する技術が提案されている(特許文献1参照)。この技術は、本体部品である金属管に液圧を作用させて膨出成形する際に、付帯部品の根元部を包み込むようにしてかしめ継ぎを施し、本体部品の成形と同時に付帯部品を一体的に接合固定する中空状構造部品の成形方法である。
ところで、特許文献1に開示された付帯部品の接合固定方法では、付帯部品の根元部を中空の金属成形品の一部で包み込むようにかしめるため、中空金属成形品の一部に予め予備成形を施しておく必要があり、工程数や成形金型が多くなって製造コストが増大するという問題があった。
本発明は、上記した課題を解決するためになされたものである。本発明の目的は、専用の位置決め治具や仮止め溶接を必要とせず、工程数や成形金型を最小限に抑えて製造コストを低減しつつ、本体部品に付帯部品を接合固定することができる、接合固定方法、および液圧成形装置を提供することにある。
上記目的を達成するための本発明の一側面によれば、被取付壁を有する本体部品に取付壁を有する付帯部品を接合固定する接合固定方法が提供される。前記接合固定方法は、前記付帯部品の取付壁に開口部を設け、前記付帯部品を当該付帯部品の取付壁を前記本体部品の被取付壁に臨ませて配置し、前記被取付壁の前記付帯部品とは反対側の面に液圧をかけて前記本体部品を成形し、前記液圧による成形によって前記本体部品の一部を前記付帯部品の前記開口部内に膨出させて当該開口部に接合固定することを特徴とする。
上記目的を達成するための本発明の他の側面によれば、被取付壁を有する本体部品を液圧成形するための液圧成形装置が提供される。前記液圧成形装置は、第1の型と、前記第1の型に対して相互に近接離反可能な第2の型とを有している。ここで、前記第1の型および第2の型の間に前記本体部品を配置するための空間が形成されている。そして、前記液圧成形装置は、開口部が形成された取付壁を有する付帯部品を当該取付壁が前記被取付壁に臨むように設置するための受け部を前記第1の型および第2の型の少なくとも一方に設け、前記被取付壁の前記付帯部品とは反対側の面に液圧をかけて前記本体部品を成形し、前記液圧による成形によって前記本体部品の一部を前記付帯部品の前記開口部内に膨出させて当該開口部に接合固定するようにしたことを特徴とする。
本発明によれば、本体部品の液圧成形時に、本体部品の一部が付帯部品の開口部内に膨出させられて当該開口部に接合固定される。
したがって、専用の位置決め治具や仮止め溶接を必要とせず、工程数や成形金型を最小限に抑えて製造コストを低減しつつ、本体部品に付帯部品を接合固定することができる。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照して詳細に説明する。なお、以下の実施形態では、金属部品同士を接合固定して製造する金属加工製品として、例えば、自動車部品であるサスペンションメンバを例示して説明するが、本発明はサスペンションメンバの製造に限定されるものではない。
〔第1の実施形態〕
まず、図1および図2を参照して、液圧成形装置の第1の実施形態について説明する。図1は、第1の実施形態に係る液圧成形装置の構成を模式的に示す断面図である。図2は、付帯部品の外観を示す概略図である。
まず、図1および図2を参照して、液圧成形装置の第1の実施形態について説明する。図1は、第1の実施形態に係る液圧成形装置の構成を模式的に示す断面図である。図2は、付帯部品の外観を示す概略図である。
図1に示すように、第1の実施形態の液圧成形装置100は、本体部品10を液圧成形するための金型装置であり、第1の金型110と、この第1の金型110に対して相互に近接離反可能な第2の金型120と、を有している。
これら第1の金型110および第2の金型120との間には、本体部品10およびこれに接合固定する付帯部品20が配置され、この本体部品10の液圧成形を行うための成形空間(キャビティ)130が形成されている。
本実施形態の液圧成形装置100のキャビティ130内では、例えば、金属加工製品1として自動車部品のサスペンションメンバが成形されることになる。
金属加工製品1は、被取付壁11を有する本体部品10と、取付壁21を有する付帯部品20と、を有している。
本実施形態では、本体部品10は、断面が矩形の金属管によって構成されているが、これに限定されるものではなく、例えば、断面が円形や楕円形の金属管や、金属板であっても構わない。金属管は液圧成形に利用し易いため、本発明を適用するのに特に好ましい。
また、付帯部品20は、図2に示すように、チャンネル材状(コ字状)のブラケットであり、取付壁21の両端に挿通穴23の形成された一対の対向する起立壁22、22が起立固定されている。そして、取付壁21には円形穴からなる開口部24が形成されている。なお、後述するように、上記開口部24は円形穴に限定されない。
第1の金型110および第2の金型120の少なくとも一方のキャビティ壁(内壁)111または121には、本体部品10の被取付壁11に臨むように付帯部品20の取付壁21を設置するために、この付帯部品20の起立壁22、22を収容する一対の凹状の受け部112、112が設けられている。
本実施形態では、例えば、第1の金型110が上型、第2の金型120が下型として形成され、上型である第1の金型110のキャビティ壁111に受け部112、112が形成されているが、これに限定されず、下型である第2の金型120のキャビティ壁121に形成されていてもよい。
さらに、第1の金型110のキャビティ壁111の受け部112、112の間には、この第1の金型110を貫通する中空円柱状の貫通穴113が形成されている。この貫通穴113内には円柱状のポンチ140が設けられており、第1の金型110の上部には、ポンチ140をキャビティ130内へ進出させる押圧手段として、例えば、シリンダロッド142を有する油圧式のシリンダ装置141が備えられている。
次に、図3〜図7を参照して、第1の実施形態に係る液圧成形装置100の作用とともに、これを用いて実施する第1の実施形態に係る接合固定方法について説明する。
図3は、第1の実施形態に係る液圧成形装置内での本体部品および付帯部品の位置決め状態を模式的に示す断面図である。図4は、第1の実施形態に係る液圧成形装置の型締め状態を模式的に示す断面図である。図5は、液圧成形時における本体部品の変形状況を示す図4のA−A断面図である。図6(a)は、シリンダ装置の押圧時における本体部品の変形状況を示す図4のA−A断面図、(b)は(a)の要部を示す拡大図である。図7は、液圧成形圧力とシリンダ圧力との関係を示す説明図である。
第1の実施形態に係る接合固定方法は、図3に示すように、まず、上記液圧成形装置100のキャビティ130内に本体部品10を配置するとともに、この本体部品10の被取付壁11に臨ませて付帯部品20の取付壁21を配置する。
具体的には、第2の金型120のキャビティ壁121上に金属管からなる本体部品10を配置し、この本体部品10の被取付壁11上にブラケットからなる付帯部品20の取付壁21を配置する。また、付帯部品20を第1の金型110に取り付ける。この際、付帯部品20の起立壁22、22が第1の金型110の受け部112、112内に挿入された状態で付帯部品20が保持される。
続いて、第1の金型110および第2の金型120を型締めする。そして、本体部品10の被取付壁11の付帯部品20とは反対側の面、即ち、本体部品10の内部に液圧Pを加えると、図4に示すように、本体部品10が膨らんでキャビティ壁111、121に接触する。
さらに、本体部品10の内部に液圧Pを掛け続けて、所定の圧力まで上昇させる。すると、上記付帯部品20には開口部24が形成されているので、図5の要部に示すように、液圧成形によって本体部品10の被取付壁11の一部が付帯部品20の開口部24内に膨出して突出形状部13が形成される。この状態でも、突出形状部13の基端側は開口部24の内面に接触しており、付帯部品20は本体部品10に接合固定される。
本実施形態では、さらに第1の金型110に備えられたシリンダ装置141のシリンダロッド142を所定の圧力で貫通穴113内へ進出させて、ポンチ140をキャビティ130内へ向けて進出させる。すると、図6に示すように、付帯部品20の開口部24内に膨出して形成された突出形状部13が、付帯部品20側から本体部品10側に向けて所定の高さまで押し潰される。これにより、押し潰された突出形状部13が開口部24の内面に強固に接触して、その面圧で付帯部品20がより強固に本体部品10に接合固定される。すなわち、本体部品10の一部を付帯部品20の開口部24により強固に接合固定することができ、付帯部品20の開口部24から突出形状部13が抜け出るのが防止されることになる。なお、膨出時にはポンチ140を後退させておき、膨出面積をある程度かせいだ状態で、ポンチ140を進出させて突出形状部13を押し潰すことが好ましい。
このようにポンチ140で突出形状部13を押し潰すので、本体部品10を座屈させることなく突出形状部13を開口部24内面方向に向けて拡張させることができるように、液圧Pの作動中に突出形状部13の押し潰しを開始することが好ましい。
すなわち、図7において、本体部品10内の液圧(成形圧力)Pは、「a」の0MPaから「b」のiMPaまで上昇させ、「b」から「e」までiMPaを維持する。このiMPaを維持した維持した状態で、シリンダ装置141の加圧を開始して「c」から「d」まで油圧を上昇させる。そして、シリンダ装置141の油圧により本体部品10の突出形状部13を押し潰した後に、この油圧を保持したまま、本体部品10内の液圧Pを0MPaまで減圧する(「f」)。液圧Pが0MPaまで減圧された後に、シリンダ装置141の油圧を0MPaまで減圧して(「h」)、ポンチ140を後退させる。
ポンチ140を後退させた後に、金型110、120を型開きし、一体に接合固定された本体部品10および付帯部品20を取り出す。その後、本体部品10の被取付壁11にかしめ固定された付帯部品20の周囲にアーク溶接にて本溶接(隅肉全周溶接)が施される。
以上説明したように、第1の実施形態によれば、本体部品10は液圧成形によって膨らんで金型110、120のキャビティ壁111、121に密着し、この液圧成形と同時に、本体部品10の被取付壁11の一部が付帯部品20の開口部24内へ膨出して突出形状部13として張り出し成形される。したがって、従来のように本体部品10にかしめ継ぎを行うための予備成形を施さなくとも、付帯部品20を接合固定することができる。
さらに、ポンチ140による突出形状部13の押し潰しと、本体部品10内に加わった液圧Pの作用により、かしめダイスがなくとも本体部品10の突出形状部13が付帯部品20の開口部24の内面に向かって拡張してかしめられ、本体部品10と付帯部品20が接合固定される。かしめダイスが不要であるので、ダイス費用がかからず、ダイスの磨耗管理も不要となり、製造コストを低減することができる。
このように、第1の実施形態の液圧成形装置100および接合固定方法によれば、本体部品10の液圧成形時に、本体部品10の一部が付帯部品20の開口部24内に膨出させられて当該開口部24に接合固定される。
したがって、専用の位置決め治具や仮止め溶接を必要とせず、工程数や成形金型を最小限に抑えて製造コストを低減しつつ、本体部品10に付帯部品20を接合固定することができる。
また、本体部品10が硬く伸びの極めて少ない材料でない限り、亀裂や破断が生じ難いので、成形液の漏れによる液圧の低下がなく、複数個所のかしめ接合を行っても液圧低下によるかしめ不良の発生がない。
さらに、サスペンションメンバ等の自動車部品のように、ある程度の強度が要求される部品として使用した場合でも、本体部品10に亀裂や破断が生じていないので、強度の低下がなく有利である。
〔第2の実施形態〕
次に、図8を参照して、液圧成形装置の第2の実施形態について説明する。図8は、第2の実施形態に係る液圧成形装置の構成を模式的に示す断面図である。なお、第1の実施形態と同一の構成については説明を省略し、同一の部材については同一の符号を付して説明する。
次に、図8を参照して、液圧成形装置の第2の実施形態について説明する。図8は、第2の実施形態に係る液圧成形装置の構成を模式的に示す断面図である。なお、第1の実施形態と同一の構成については説明を省略し、同一の部材については同一の符号を付して説明する。
図8に示すように、第2の実施形態に係る液圧成形装置200の金型110、120内に配置される付帯部品20の開口部24は、本体部品側とは反対側に向けて曲げられたバーリング形状部25として予め成形されている。このバーリング形状部25は、一般に、開口部24を打ち抜き加工した後に、開口部24の縁部を本体部品10との取付面側とは反対側へ向けてプレス成形を施して曲げることにより形成できるが、その成形方法は限定されない。上記バーリング形状部25の張り出しダイR(根元R)は1.0t以上であることが、後述するように材料の局所的な破断を防止する観点から、より好ましい。ここで、「t」は板厚である。
また、本体部品10は、断面が楕円形の金属管によって構成されているが、これに限定されるものではなく、例えば、断面が円形や矩形の金属管や金属板を使用しても構わない。
第2の実施形態に係る液圧成形装置200では、一方の金型110または120(本実施形態では第1の金型110)に付帯部品20を設置するための受け部112、112の当該付帯部品20の開口部24に対応する位置に、第1の金型110の貫通穴113の口元に丸みを有するR部(曲率部)214が形成された穴部215が設けられている。
第2の実施形態に係る液圧成形装置200においても、第1の実施形態と同様の構成で、貫通穴113内にポンチ140が配置され、このポンチ140をキャビティ130へ向けて進出させるシリンダロッド142を備えたシリンダ装置141が設けられている。
次に、図9〜図12を参照して、第2の実施形態に係る液圧成形装置200の作用とともに、これを用いて実施する第2の実施形態に係る接合固定方法について説明する。
図9は、第2の実施形態に係る液圧成形装置の型締め状態を模式的に示す断面図である。図10は、液圧成形時における本体部品の変形状況を示す図9のB−B断面図である。図11(a)は、シリンダ装置の押圧時における本体部品の変形状況を示す図9のB−B断面図、(b)は(a)の要部を示す拡大図である。
第2の実施形態に係る接合固定方法は、まず、上記液圧成形装置200のキャビティ130内に本体部品10を配置するとともに、この本体部品10の被取付壁11に臨ませて付帯部品20の取付壁21を配置する。また、付帯部品20を第1の金型110に取り付ける。この際、付帯部品20の起立壁22、22が第1の金型110の受け部112、112内に挿入された状態で付帯部品20が保持される。
続いて、第1の金型110および第2の金型120を型締めする。そして、本体部品10の被取付壁11の付帯部品20とは反対側の面、即ち、本体部品10の内部に液圧Pを加えると、図9に示すように、断面楕円形状の本体部品10が膨らんで断面矩形状となってキャビティ壁111、121に接触する。なお、付帯部品20の開口部24のバーリング形状部25は、第1の金型110の貫通穴113の口元の穴部215内に配置され、当該バーリング形状部25は穴部215のR部214に沿って位置される。
さらに、本体部品10の内部に液圧Pを掛け続けて、所定の圧力まで上昇させと、図10の要部に示すように、液圧成形によって本体部品10の被取付壁11の一部が付帯部品20の開口部24内に膨出して突出形状部13が形成される。この状態でも、突出形状部13の基端側がは上記開口部24のバーリング形状部25の内面に接触しており、付帯部品20は本体部品10に接合固定される。
本実施形態では、さらに第1の金型110に備えられたシリンダ装置141のシリンダロッド142を所定の圧力で貫通穴113内へ進出させて、ポンチ140をキャビティ130内へ向けて進出させる。すると、図11(a)に示すように、付帯部品20の開口部24内に膨出して形成された突出形状部13が、付帯部品側から本体部品側に向けて所定の高さまで押し潰される。これにより、図11(b)に示すように、押し潰された突出形状部13の頭部が上記バーリング形状部25の上端にオーバーラップして、付帯部品20がかしめ固定される。そして、このオーバーラップ部14の存在により、付帯部品20の開口部24から突出形状部13が抜け出るのが防止されることになる。すなわち、押し潰された後の突出形状部13の外径は、付帯部品20の開口部24の内径よりも大きく、オーバーラップ量が大きい程耐抜け力性が高くなり、接合力が確保される。
このようにポンチ140で突出形状部13を押し潰すので、本体部品10を座屈させることなく突出形状部13を開口部24内面方向に向けて拡張させることができるように、液圧Pの作動中に突出形状部13の押し潰しを開始することが好ましい。なお、本体部品10内の液圧(成形圧力)Pとシリンダ装置141の油圧との関係は、図7で説明したのと同様に制御される。
ポンチ140を後退させた後に、金型110、120を型開きし、一体に接合固定された本体部品10および付帯部品20を取り出す。その後、本体部品10の被取付壁11にかしめ固定された付帯部品20の周囲にアーク溶接にて本溶接(隅肉全周溶接)が施される。
以上説明したように、第2の実施形態によれば、押し潰された突出形状部13の頭部が開口部24の縁端、すなわち上記バーリング形状部25の上端にオーバーラップするので、付帯部品20がさらに強固にかしめ固定される。
また、第2の実施形態の接合固定方法では、付帯部品20の開口部24のバーリング形状部25に沿うように、本体部品10の被取付壁11の一部の材料がほぼ均一に伸びるので、硬く伸び率の少ない材料のかしめ固定にも適しており、材料の局所的な破断を防止することができる。
〔第3の実施形態〕
次に、図12を参照して、液圧成形装置の第3の実施形態について説明する。図12は、第3の実施形態に係る液圧成形装置の構成を模式的に示す断面図である。なお、第1および第2の実施形態と同一の構成については説明を省略し、同一の部材については同一の符号を付して説明する。
次に、図12を参照して、液圧成形装置の第3の実施形態について説明する。図12は、第3の実施形態に係る液圧成形装置の構成を模式的に示す断面図である。なお、第1および第2の実施形態と同一の構成については説明を省略し、同一の部材については同一の符号を付して説明する。
図12に示すように、第3の実施形態に係る液圧成形装置300の金型110、120内に配置される付帯部品20の開口部24にはバーリング形状は形成されておらず、第1の実施形態と同一の形状の付帯部品20を使用する。また、本体部品10は、断面が矩形の金属管によって構成されているが、これに限定されるものではなく、例えば、断面が円形や楕円形の金属管や金属板を使用しても構わない。
第3の実施形態に係る液圧成形装置300では、一方の金型110または120(本実施形態では第1の金型110)に付帯部品20を設置するための受け部112、112の当該付帯部品20の開口部24に対応する位置に、口元に丸みを有するR部(曲率部)214が形成された穴部215が設けられている。穴部215は突き当て壁部216を有しており、貫通していない。この穴部215の内径φD1は、上記付帯部品20の開口部24の内径φD2よりも大きく設定されている(図14参照)。
第3の実施形態に係る液圧成形装置300の金型110または120には上記貫通穴113は形成されておらず、上記ポンチ140およびシリンダ装置141は設けられていない。
次に、図13〜図17を参照して、第3の実施形態に係る液圧成形装置300の作用とともに、これを用いて実施する第3の実施形態に係る接合固定方法について説明する。
図13は、第3の実施形態に係る液圧成形装置の型締め状態を模式的に示す断面図である。図14は、図13のC−C断面図である。図15において、(a)は液圧成形時における本体部品の変形状況を示す図13のC−C断面図、(b)は(a)の要部を示す拡大図である。図16は、本体部品内の液圧(成形圧力)の制御状況を示す説明図である。
第3の実施形態に係る接合固定方法は、まず、上記液圧成形装置300のキャビティ130内に本体部品10を配置するとともに、この本体部品10の被取付壁11に臨ませて付帯部品20の取付壁21を配置する。また、付帯部品20を第1の金型110に取り付ける。この際、付帯部品20の起立壁22、22が第1の金型110の受け部112、112内に挿入された状態で付帯部品20が保持される。
続いて、図13に示すように、第1の金型110および第2の金型120を型締めする。型締め後に本体部品10内に液圧Pを掛けると、本体部品10が膨らんでキャビティ壁111、121に接触する。このように本体部品10内に液圧Pを掛けても、液圧Pが所定の圧力に達するまでは、図14に示すように、本体部品10の被取付壁11の平面に沿って付帯部品20の取付壁21が接触している。
そして、本体部品10の内部の液圧Pが所定の圧力まで上昇すると、図15(a)に示すように、液圧成形によって本体部品10の被取付壁11の一部が付帯部品20の開口部24内に膨出して突出形状部13が形成される。これとともに、上記付帯部品20の開口部24の縁部も上記被取付壁11の膨出と同時に液圧成形され、当該開口部24の縁部はバーリング成形される。そして、上記開口部24の縁部とともに突出形状部13が、第1の金型110の穴部215のR部214に当接して張り出される。本実施形態の穴部215は突き当て壁部216を有しているので、突出形状部13は突き当て壁部216に当接して拘束される。
そして、図15(b)に示すように、突出形状部13の側壁の一部が液圧により形成されたバーリング形状部25の上端に乗り上げて、くさび状の突起部15が形成され、付帯部品20がかしめ固定される。このように突出形状部13の側壁の一部にくさび状の突起部15が形成されるので、付帯部品20の開口部24のから突出形状部13が抜け出るのが防止されることになる。すなわち、突起部15の食い込み量が大きい程耐抜け力性が高くなり、接合力が確保される。第3の実施形態の接合固定方法では、接合部のマクロ観察によって0.05mmの食い込み量が確認された。
図23は、食い込み突起部が形成される概念を説明する図である。ここで、図23を参照して、付帯部品20のバーリング形状部25の上端にくさび状の食い込み突起部15が形成される理由について説明する。
図23に示すように、2枚の金属板10、20を重ねた状態で、下側の金属板10を押し上げて曲げ成形をしようとすると、図23中の鉛直下方方向の矢印のように外側の金属板10が下方へずれようとする。このずれ作用と同時に、曲げの外側の金属板10には液圧Pが掛かっているので金属板10が金属板20の方に押圧される。このため、曲げの外側の金属板10が内側の金属板20の上端に乗り上げる。換言すれば、内側の金属板20の上端が外側の金属板10に食い込むことになる。これにより、くさび状の突起部15が形成されるものと推察される。
本実施形態では、ポンチ140およびシリンダ装置141を装備していないので、図16に示すように、本体部品10内の液圧(成形圧力)Pの制御のみで足りる。
液圧Pを0MPaまで減圧した後(「e」)、金型110、120を型開きし、一体に接合固定された本体部品10および付帯部品20を取り出す。その後、本体部品10の被取付壁11にかしめ固定された付帯部品20の周囲にアーク溶接にて本溶接(隅肉全周溶接)が施される。
以上説明したように、第3の実施形態によれば、付帯部品20の開口部24の縁端と本体部品10の突出形状部13とが相互に圧接しながら相対ずれ移動を起こすことによって、開口部24の縁端が突出形状部13の表面に引っ掛かるくさび状の突起部15が形成されると推察される。このように、突出形状部13の側壁の一部が液圧成形時に形成されたバーリング形状部25の上端に突起部15として食い込むので、付帯部品20が本体部品10に強固に接合固定される。
また、第3の実施形態の接合固定方法は、液圧成形時に本体部品10の被取付壁11の膨出とともに、付帯部品20の開口部24の縁部がバーリング成形される。そして、このバーリング形状部25に沿うように、本体部品10の被取付壁11の一部の材料がほぼ均一に伸びるので、硬く伸び率の少ない材料のかしめ固定にも適しており、材料の局所的な破断を防止することができる。
また、付帯部品20の開口部24を予めバーリング形状に加工しておく必要がないため、工程数を増やさなくて済む。
さらに、第3の実施形態の接合固定方法は、ポンチ140およびシリンダ装置141を装備することなく、開口部24の縁端が突出形状部13の表面に引っ掛かるくさび状の突起部15を形成することができるので、設備費を低減することができる。
〔第4の実施形態〕
次に、図17を参照して、本発明に係る液圧成形装置の第4の実施形態について説明する。図17は、第4の実施形態に係る液圧成形装置の構成を模式的に示す断面図である。なお、第1〜第3の実施形態と同一の構成については説明を省略し、同一の部材については同一の符号を付して説明する。
次に、図17を参照して、本発明に係る液圧成形装置の第4の実施形態について説明する。図17は、第4の実施形態に係る液圧成形装置の構成を模式的に示す断面図である。なお、第1〜第3の実施形態と同一の構成については説明を省略し、同一の部材については同一の符号を付して説明する。
図17に示すように、第4の実施形態に係る液圧成形装置400は、第3の実施形態と同様の構成の付帯部品20および本体部品10を使用する。
第4の実施形態に係る液圧成形装置400は、第3の実施形態に係る液圧成形装置300の構成に加え、第1の金型110または第2の金型120の少なくとも一方(本実施形態では第1の金型110)に貫通穴113が形成され、この貫通穴113内にポンチ140が配置され、このポンチ140をキャビティ130へ向けて進出させるシリンダロッド142を備えたシリンダ装置141が装備されている。なお、第4の実施形態においても、上述したように、穴部215の内径φD1は、上記付帯部品20の開口部24の内径φD2よりも大きく設定されている(図14参照)。
次に、図18〜図23を参照して、第4の実施形態に係る液圧成形装置400の作用とともに、これを用いて実施する第4の実施形態に係る接合固定方法について説明する。図18は、第4の実施形態に係る液圧成形装置の型締め状態を模式的に示す断面図である。図19は、図18のD−D断面図である。図20は、液圧成形時における本体部品の変形状況を示す図18のD−D断面図である。図21において、(a)はポンチによる押圧時における本体部品の変形状況を示す図18のD−D断面図、(b)は(a)の要部を示す拡大図である。図22は、液圧成形圧力とシリンダ圧力との関係を示す説明図である。
第4の実施形態に係る接合固定方法は、まず、上記液圧成形装置400のキャビティ130内に本体部品10を配置するとともに、この本体部品10の被取付壁11に臨ませて付帯部品20の取付壁21を配置する。また、付帯部品20を第1の金型110に取り付ける。この際、付帯部品20の起立壁22、22が第1の金型110の受け部112、112内に挿入された状態で付帯部品20が保持される。
続いて、図18に示すように、第1の金型110および第2の金型120を型締めする。型締め後に本体部品10内に液圧Pを掛けると、本体部品10が膨らんでキャビティ壁111、121に接触する。このように本体部品10内に液圧Pを掛けても、液圧Pが所定の圧力に達するまでは、図19に示すように、本体部品10の被取付壁11の平面に沿って付帯部品20の取付壁21が接触している。
そして、本体部品10の内部の液圧Pが所定の圧力まで上昇すると、図20に示すように、液圧成形によって本体部品10の被取付壁11の一部が付帯部品20の開口部24内に膨出して突出形状部13が形成される。これとともに、上記付帯部品20の開口部24の縁部も上記被取付壁11の膨出と同時に液圧成形され、当該開口部24の縁部はバーリング成形される。そして、上記開口部24の縁部とともに突出形状部13が第1の金型110の穴部215のR部214に当接して張り出される。突出形状部13はポンチ140の先端面に当接して拘束される。
そして、第3の実施形態と同様に、突出形状部13の側壁の一部が液圧により形成されたバーリング形状部25の上端に乗り上げて、くさび状の突起部15が形成されて、付帯部品20がかしめ固定される。
本実施形態では、さらに第1の金型110に備えられたシリンダ装置141のシリンダロッド142を所定の圧力で貫通穴113内へ進出させて、ポンチ140をキャビティ130内へ向けて進出させる。すると、図21(a)に示すように、付帯部品20の開口部24内に膨出して形成された突出形状部13が、付帯部品側から本体部品側に向けて所定の高さまで押し潰される。
これにより、図21(b)に示すように、押し潰された突出形状部13の側壁の一部が液圧により形成されたバーリング形状部25の上端にさらに乗り上げることとなり、くさび状の突起部15が大きくなる。第4の実施形態の接合固定方法では、接合部のマクロ観察によって0.2mmの食い込み量が確認され、第3の実施形態よりも食い込み量が増大している。
このようにポンチ140で突出形状部13を押し潰すので、本体部品10を座屈させることなく突出形状部13を開口部24内面方向に向けて拡張させるように、液圧Pの作動中に突出形状部13の押し潰しを開始することが好ましい。すなわち、図22において、本体部品10内の液圧(成形圧力)Pは、「a」の0MPaから「b」のiMPaまで上昇させ、「b」から「e」までiMPaを維持する。このiMPaを維持した維持した状態で、シリンダ装置141の加圧を開始して「c」から「d」まで油圧を上昇させる。そして、シリンダ装置141の油圧により本体部品10の突出形状部13を押し潰した後に、この油圧を保持したまま、本体部品10内の液圧Pを0MPaまで減圧する(「f」)。
シリンダ装置141の油圧を0MPaまで減圧させるせるタイミングは、図22の「S」に示すように本体部品10内の液圧Pを0MPaまで減圧すると同時(「f」)であってもよいし、あるいは図22の「L」に示すように、「g」時点まで最高油圧を維持した後に0MPaまで減圧してもよい(「h」)。「S」のように、成形液圧Pと油圧を同時に0MPaまで減圧する場合には(「f」)、短時間でかしめ工程を終えることができる。一方、「L」のように、成形液圧Pを0MPaまで減圧した後に(「f」)、シリンダ装置141の油圧を減圧する場合には(「h」)、バーリング形状部25の上端に食い込む突起部15をより太らせることが可能となる。
そして、ポンチ140を後退させた後に、金型110、120を型開きし、一体に接合固定された本体部品10および付帯部品20を取り出す。その後、本体部品10の被取付壁11にかしめ固定された付帯部品20の周囲にアーク溶接にて本溶接(隅肉全周溶接)が施される。
以上説明したように、第4の実施形態に係る液圧成形装置400によれば、第3の実施形態に係る液圧成形装置に加え、ポンチ140およびシリンダ装置141を装備している。このため、突出形状部13はポンチ140に押圧されて、張り出し側が押し潰される。この押し潰された突出形状部13の側壁の一部が液圧成形時に形成されたバーリング形状部25の上端に突起部15としてさらに食い込む。
したがって、第4の実施形態によれば、第3の実施形態の効果に加えて、本体部品10の一部を付帯部品20の開口部24により強固に接合固定することができるという効果を奏する。
以上、本発明の好適な実施形態を説明したが、これは本発明の説明のための例示であり、本発明の範囲をこの実施形態にのみ限定する趣旨ではない。本発明は、その要旨を逸脱しない範囲で、上記実施形態とは異なる種々の態様で実施することができる。
例えば、上記の実施形態では、開口部24は円形穴として形成されているが、これに限定されず、例えば、楕円穴や角部に曲率加工した矩形状穴であっても構わない。開口部24は円形穴を円形穴で形成した場合には、周長をかせげるため、同じかしめ力でも小さい穴とすることができる。
また、上記の実施形態では、本体部品10として金属管を例示したが、これに限定されず、本体部品10として金属板を採用することも可能である。金属板を液圧成形する場合には、例えば、2枚の金属板を重ねて両端を溶接し2枚の金属板の間に液圧をかける方法、あるいは1枚の金属板の両端近傍をシール部材によりシールして金属板の一方の面に液圧を作用させる方法等を使用することができる。
また、本発明に係る接合固定方法および液圧成形装置は、例示したサスペンションメンバ等の自動車部品のみならず、広く本体部品への付帯部品の接合固定に適用することができる。
10 本体部品、
11 被取付壁、
13 突出形状部、
20 付帯部品、
21 取付壁、
24 開口部、
25 バーリング形状部、
100、200、300、400 液圧成形装置、
110 第1の型、
120 第2の型、
130 空間(キャビティ)、
140 ポンチ、
214 R部、
215 穴部、
P 液圧。
11 被取付壁、
13 突出形状部、
20 付帯部品、
21 取付壁、
24 開口部、
25 バーリング形状部、
100、200、300、400 液圧成形装置、
110 第1の型、
120 第2の型、
130 空間(キャビティ)、
140 ポンチ、
214 R部、
215 穴部、
P 液圧。
Claims (10)
- 被取付壁を有する本体部品に取付壁を有する付帯部品を接合固定する接合固定方法であって、
前記付帯部品の取付壁に開口部を設け、
前記付帯部品を当該付帯部品の取付壁を前記本体部品の被取付壁に臨ませて配置し、
前記被取付壁の前記付帯部品とは反対側の面に液圧をかけて前記本体部品を成形し、
前記液圧による成形によって前記本体部品の一部を前記付帯部品の前記開口部内に膨出させて当該開口部に接合固定することを特徴とする接合固定方法。 - 前記本体部品の一部が前記開口部内に膨出して形成された突出形状部を前記付帯部品側から前記本体部品側に向けて押し潰すことを特徴とする請求項1に記載の接合固定方法。
- 前記液圧の作動中に前記突出形状部の押し潰しを開始することを特徴とする請求項2に記載の接合固定方法。
- 押し潰された後の突出形状部の外径は、前記付帯部品の開口部の内径よりも大きいことを特徴とする請求項2または3に記載の接合固定方法。
- 前記付帯部品の開口部は、前記本体部品側とは反対側に向けて曲げられたバーリング形状に予め成形されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の接合固定方法。
- 前記付帯部品が設置される成形型の当該付帯部品の開口部に対応する位置に、口元に丸みを有するR部が形成された穴部が設けられており、前記液圧による成形によって前記本体部品の一部を前記付帯部品の前記開口部内に膨出させるときに、前記開口部の縁部が前記穴部のR部に当接して前記本体部品側とは反対側に向けて曲げられたバーリング形状に成形されることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の接合固定方法。
- 前記本体部品は金属管であることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の接合固定方法。
- 被取付壁を有する本体部品を液圧成形するための液圧成形装置であって、
第1の型と、
前記第1の型に対して相互に近接離反可能な第2の型とを有し、
前記第1の型および第2の型の間に前記本体部品を配置するための空間が形成されており、
開口部が形成された取付壁を有する付帯部品を当該取付壁が前記被取付壁に臨むように設置するための受け部を前記第1の型および第2の型の少なくとも一方に設け、前記被取付壁の前記付帯部品とは反対側の面に液圧をかけて前記本体部品を成形し、前記液圧による成形によって前記本体部品の一部を前記付帯部品の前記開口部内に膨出させて当該開口部に接合固定するようにしたことを特徴とする液圧成形装置。 - 前記本体部品の一部が前記開口部内に膨出して形成された突出形状部を前記付帯部品側から前記本体部品側に向けて押し潰すためのポンチをさらに有することを特徴とする請求項8に記載の液圧成形装置。
- 前記付帯部品を設置するための前記受け部の当該付帯部品の開口部に対応する位置に、口元に丸みを有するR部が形成された穴部が設けられており、前記液圧による成形によって前記本体部品の一部を前記付帯部品の前記開口部内に膨出させるときに、前記開口部の縁部が前記穴部のR部に当接して前記本体部品側とは反対側に向けて曲げられたバーリング形状に成形されることを特徴とする請求項8または9に記載の液圧成形装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009055297A JP2010207838A (ja) | 2009-03-09 | 2009-03-09 | 接合固定方法および液圧成形装置 |
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Publication Number | Publication Date |
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JP2010207838A true JP2010207838A (ja) | 2010-09-24 |
Family
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JP2009055297A Pending JP2010207838A (ja) | 2009-03-09 | 2009-03-09 | 接合固定方法および液圧成形装置 |
Country Status (1)
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JP (1) | JP2010207838A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN114128021A (zh) * | 2019-07-31 | 2022-03-01 | 株式会社神户制钢所 | 电动车辆用电池壳及其制造方法 |
CN114430871A (zh) * | 2019-10-11 | 2022-05-03 | 株式会社神户制钢所 | 电动车辆用电池壳的制造方法及电动车辆用电池壳 |
CN114450841A (zh) * | 2019-10-10 | 2022-05-06 | 株式会社神户制钢所 | 电动车辆用电池箱及其制造方法 |
-
2009
- 2009-03-09 JP JP2009055297A patent/JP2010207838A/ja active Pending
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