JP2010206722A - 画像処理装置および画像処理方法、ならびに、撮像装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 撮影者が意図した被写体の領域に対して選択的に画像処理を施すことを可能とする。
【解決手段】 画面を所定に分割したブロック毎に焦点検出用画素が配置される撮像素子により撮像して得られた画像データから、被写体を検知し、被写体領域を特定する。また、焦点検出用画素の出力に基づき、ブロック毎にデフォーカス量を検出する。被写体領域を含むブロックで検出されたデフォーカス量の、当該被写体領域における代表値を被写体領域毎に算出し、デフォーカス量の被写体領域単位での分布を検出する。画像データに対して、検知された被写体領域毎に、対応する代表値に応じた量の画像処理を施す。画像処理がボケ付加処理である場合には、代表値が小さいほど付加するボケ量を少なくする。
【選択図】図6

Description

本発明は、撮像装置および撮像装置の制御方法、ならびに、画像処理装置および画像処理方法に関し、特には、撮像した画像に画像処理を施す画像処理装置および画像処理方法、ならびに、撮像装置に関する。
従来より、複数の測距エリアを持つカメラにおいて、撮影した画像からデフォーカス量分布を検出し、このデフォーカス量分布に基づいて画像処理を施すようにした撮像装置が知られている。このような撮像装置では、複数の測距エリアのそれぞれでデフォーカス量を検出し、検出されたデフォーカス量のヒストグラムに基づいてデフォーカス量を複数のデフォーカス量グループに類別する。そして、分類されたそれぞれのグレープのデフォーカス量に応じた画像処理を、撮影した画像に対して施している。
例えば特許文献1には、デフォーカス量のヒストグラムに基づいて、出現頻度の低いデフォーカス量を境界として複数のデフォーカス量グループに類別するようにした撮像装置が記載されている。
特開2008−15754号公報
しかしながら、従来の技術では、デフォーカス量のヒストグラムに基づいて分類されたデフォーカス量グループの中から、撮影者が意図した被写体である主被写体のみが属するデフォーカス量グループを必ずしも抽出できるとは限らないという問題点があった。
これは、デフォーカス量グループは、幅を持ったデフォーカス範囲の内か外かでデフォーカス量をグループに分類して形成するため、主被写体が属するグループ内に他の被写体も含まれる可能性が高いからである。主被写体とその他の被写体のデフォーカス量が不明な段階で、両者を分離するデフォーカス範囲を設定することは、一般に困難である。
このように、従来技術による、デフォーカス量をヒストグラムに基づいて複数のデフォーカス量グループに類別する方法では、主被写体のみに画像処理を施そうとしても、同一デフォーカス量グループに属する他の被写体にまで画像処理を施すことになる。そのため、従来では、主被写体に対して他の被写体よりも相対的に効果が高い画像処理を選択的に施すことが困難であるという問題点があった。
したがって、本発明の目的は、撮影者が意図した被写体の領域に対して選択的に画像処理を施すことが可能な画像処理装置および画像処理方法、ならびに、撮像装置を提供することにある。
本発明は、上述した課題を解決するために、撮像素子から出力された画像信号により形成される画面を分割した焦点検出領域毎にデフォーカス量を検知するデフォーカス量検知手段と、画像信号に対して被写体検知処理を行い、検知された被写体毎に画面内の領域である被写体領域を特定する被写体検知手段と、被写体検知手段で特定された被写体領域毎に対応する焦点検出領域でデフォーカス量検知手段により検知されたデフォーカス量に基づいて、被写体領域毎のデフォーカス量の代表値を算出する代表値算出手段と、画像信号に対して、被写体領域のそれぞれに対して共通した画像処理を、被写体領域毎に代表値算出手段で算出された代表値に応じた強度で適用する画像処理手段とを有することを特徴とする画像処理装置である。
本発明は、撮影者が意図した被写体の領域に対して選択的に画像処理を施すことができる。
本発明を適用可能な撮像装置の一例の構成を示すブロック図である。 撮像用画素に係る、撮像素子を含む撮像光学系について概略的に説明するための図である。 焦点検出用画素に係る、撮像素子を含む撮像光学系について概略的に説明するための図である。 撮像素子上の撮像用画素と焦点検出用画素の一例の配置を示す図である。 本発明の実施形態に適用可能な一例の撮像処理を示すフローチャートである。 本実施形態による画像処理を示す一例のフローチャートを示す。 本実施形態による画像処理を説明するための図である。 本実施形態による画像処理を説明するための図である。 画像処理制御パラメータfの設定方法を説明するための図である。
以下、本発明の実施形態を、図面を参照しながら説明する。図1は、本発明を適用可能な撮像装置100の一例の構成を示す。撮像素子107は、CCDやCMOSセンサからなり、撮影レンズ101を通過した被写体光学像を結像させ、結像された被写体光学像の光量に応じて電荷に変換して得られた撮像信号を出力する。また、撮像素子107は、画像信号を出力する撮像用画素とは別に、後述する被写体像信号を出力する焦点検出用画素を備えている。撮像素子107から出力される撮像信号は、これら画像信号と被写体像信号とを含む。
半透過部を有する主ミラー102は、撮影時には撮影光束外へ退避し、焦点検出時に撮影光路内に斜設される。図1では、主ミラー102は、撮影光束中に挿入された状態(ミラーダウン)が示されている。また、主ミラー102は、撮影光路内に斜設された状態で、撮影レンズ101を通過した光束の一部をピント板103、ペンタプリズム104および接眼レンズ105から構成されるファインダ光学系に導く。
サブミラー106は、主ミラー102の動作に同期して主ミラー102に対して折り畳み、展開可能とされている。主ミラー102の半透過部を通過した光束の一部は、サブミラー106によって下方へ反射され、位相差方式の焦点検出部108に入射し、撮影レンズ101の合焦状態が検出される。
一方、コントラスト方式のAF測距は、常時、主ミラー102を撮影光束外へ退避させる。そして、この動作に同期してサブミラー106を主ミラー102に対して折り畳んだ状態(ミラーアップ)で、撮影レンズ101を通過した被写体光学像を撮像素子107に結像させ、撮影レンズ101の合焦状態が検出される。
システムコントローラ112は、例えばCPU、ROM、RAMなどを有し、CPUは、ROMに予め格納されたプログラムに従い、RAMをワークメモリとして用いて、この撮像装置100の各部の動作を適宜、制御する。
レンズ駆動部113は、システムコントローラ112に接続され、撮影レンズ101と通信を行う通信部と、焦点調節を行うために撮影レンズ101を駆動するレンズ駆動機構と、レンズ駆動機構を制御する駆動回路とを備える。ミラー駆動部114は、システムコントローラ112に接続され、主ミラー102を撮影光束外へ駆動する。撮像素子駆動部115は、システムコントローラ112に接続され、撮像素子107を駆動する。
アナログ信号処理部109は、撮像素子107から出力された撮像信号に対してゲイン調整、ノイズ除去などの信号処理を施し、画像信号として出力する。A/D変換器110は、アナログ信号処理部109から出力されたアナログ信号による画像信号を、デジタル信号による画像信号(以下、画像データ)に変換する。
デジタル信号処理部111は、システムコントローラ112に接続され、A/D変換器110から出力された画像データに対して、シェーディング補正やガンマ補正などの画像処理を施す。デジタル信号処理部111は、さらに、撮像素子107の焦点検出用画素から出力される被写体像信号に基づく画像データにより撮影レンズ101の合焦状態を検出する検出部を備えている。
バッファメモリ116は、デジタル信号処理部111に接続され、撮像素子107で撮像された複数フレーム分の画像データを記憶することができる。例えば、A/D変換器110でA/D変換された画像データは、一旦このバッファメモリ116に記憶される。デジタル信号処理部111は、バッファメモリ116に記憶された画像データを読み込んで上述した各処理を行い、処理後の画像データは再びバッファメモリ116に記憶される。
記録手段としての記録再生信号処理部117は、デジタル信号処理部111に接続され、外部記憶媒体118に対する画像データの記録および再生を制御する。デジタル信号処理部111で各種処理が施された画像データは、一旦バッファメモリ116に記憶された後に記録再生信号処理部117に供給され、外部記憶媒体118に記憶される。記録媒体としての外部記憶媒体118は、例えば脱着可能な不揮発性メモリを用いることができる。
記録再生信号処理部117は、画像データに対して圧縮符号化を施すことができると共に、圧縮符号化された圧縮画像データの伸長処理を行うことができる。圧縮符号化方式としては、例えばJPEG方式を適用することができる。例えば記録再生信号処理部117は、画像データに対して圧縮符号化を施して外部記憶媒体118に記憶する。また、記録再生信号処理部117は、外部記憶媒体118から読み出した圧縮画像データを伸長する。
表示部120は、LCDなどの表示デバイスと、当該表示デバイスを駆動する駆動回路を有し、撮像された画像や、記憶媒体118に記憶されている画像データを再生表示する。表示部120に画像を表示する場合には、バッファメモリ116に記憶された画像データを読み出し、D/A変換器119により画像データであるデジタル画像信号をアナログ画像信号に変換する。そして、そのアナログ画像信号を用いて表示部120に画像を表示する。
撮像素子107で撮像された画像は、2種類の形態で表示部120に表示される。第1の形態は、レリーズ操作が行われないときの表示形態であり、撮像素子107で繰り返し撮像される画像を逐次更新表示する、スルー画と呼ばれる表示形態である。第2の形態は、カメラのレリーズ操作後に、撮像素子107で撮像された画像を所定時間表示するフリーズ画と呼ばれる表示形態である。
被写体検知部121は、デジタル信号処理部111に接続され、デジタル信号処理部111で各種処理が施された画像データに被写体が存在するか否かを検知する。被写体検知処理は、例えば色彩情報、彩度情報、コントラスト情報および輪郭情報のうち少なくとも1つを画像データから検出し、検出された情報に基づき被写体の領域を検知する。
なお、顔検知により人物の顔を検知し、検知された顔に基づき被写体検知を行ってもよい。例えば、顔検知により検知された顔の輪郭を取得し、この輪郭に対して連続的と見なせる輪郭をさらに検知し、被写体全体の輪郭とすることが考えられる。これに限らず、顔検知により検知された顔までの距離を計測し、計測された距離に対して所定範囲内で合焦した領域を被写体領域とすることも考えられる。
顔検知については、既に多くの手法が提案されて、実用化もされている。例えば、特開平8−63597号公報では、人の顔の形状に相当する顔候補領域を決定し、この顔候補領域の特徴量から顔領域を決定するような手法が提案されている。また、画像から人の顔の輪郭を抽出することにより顔候補領域を検出する手法や、顔の様々な形状をした複数のテンプレートとの相関値を計算し、この相関値に基づいて顔候補領域とする手法が提案されている。
操作部122は、システムコントローラ112に接続され、撮像装置100に対するユーザ操作を受け付ける。操作部122は、例えばカメラの電源をオン/オフするための電源スイッチ、レリーズボタン、人物撮影モードなどの撮影モードを選択するための設定ボタンなど、撮像装置100を操作するための種々の操作子が設けられる。ユーザによりこれらの操作子が操作されると、その操作に応じた信号がシステムコントローラ112に入力される。なお、レリーズボタンには、撮影者により操作されるレリーズボタンの第1ストローク操作(半押し操作)によりONする第1のスイッチ(SW)と、レリーズボタンの第2ストローク操作(全押し操作)によりONする第2のSWとが接続されている。
次に、図2および図3を用いて、撮像用画素と焦点検出用画素を備えた撮像素子107の一例の構造について説明する。
図2は、撮像用画素に係る、撮像素子107を含む撮像光学系について概略的に説明する。図2(a)に示す2行×2列の4画素のうち、対角2画素にG(緑色)の分光感度を有する画素を配置し、他の2画素にR(赤色)とB(青色)の分光感度を有する画素を各1個配置した、ベイヤー配列が採用されている。そして、このベイヤー配列の間に、後述する構造の焦点検出用画素が所定の規則にて分散配置される。
図2(b)は、図2(a)におけるA−A断面図を示す。フォトダイオードPDは、CMOSイメージセンサの光電変換素子であって、それぞれ画素を構成する。コンタクトレイヤCLは、CMOSイメージセンサ内において各種信号を伝達する信号線を形成する配線層である。各画素に対して、赤色のカラーフィルタCF、緑色のカラーフィルタCFおよび青色のカラーフィルタCFが、図2(a)の如くベイヤ配列で配置される。各画素の最前面に対して、オンチップマイクロレンズMLが配置される。
被写体からの光が光学撮影レンズTL(Taking Lens)を介してオンチップマイクロレンズMLに入射されて集光される。集光された光は、例えばカラーフィルタCFにより赤色の波長成分を抽出されてフォトダイオードPDに入射される。フォトダイオードPDは、入射された光を光電変換により電荷に変換する。
ここで、撮像用画素のオンチップマイクロレンズMLとフォトダイオードPDは、光学撮影レンズTLを通過した光束を可能な限り有効に取り込むように構成される。換言すると、光学撮影レンズTLの射出瞳EP(Exit Pupil)とフォトダイオードPDは、オンチップマイクロレンズMLにより共役関係にあり、且つ、フォトダイオードPDの有効面積は、大面積に設計される。
なお、カラーフィルタCF、CFおよびCFに対応する画素(以下、それぞれR画素、G画素およびB画素と呼ぶ)は、同一の構造となっている。したがって、撮像用のR、GおよびBの各画素に対応した射出瞳EPは大径となり、被写体からの光をフォトダイオードPDに効率よく取り込むことができ、撮像素子から出力される撮像信号のS/Nを向上させている。
このベイヤ配列の間に、瞳分割位相差方式による焦点検出を行うための焦点検出用画素を配置する。より具体的には、ベイヤ配列を構成する2行×2列の画素のうち、G画素は撮像用画素として残し、R画素とB画素とを焦点検出用画素に置き換える。
記録や表示のための画像信号を得る場合、G画素で輝度情報の主成分を取得する。人間の画像認識特性は、輝度情報に敏感であるため、このG画素が欠けると画質劣化が認知されやすい。一方、R画素またはB画素は、主に色情報(色差情報)を取得する。ここで、人間の画像認識特性は、輝度情報に比べて色情報には鈍感である。そのため、色情報を取得するR画素やB画素は、多少の欠損が生じても画質劣化が認知され難い。
図3を用いて、焦点検出用画素に係る、撮像素子107を含む撮像光学系について概略的に説明する。図3(a)は、焦点検出用画素を含む2行×2列の画素の一例の平面図を示す。また、図3(b)は、撮像光学系の、図3(a)におけるA−A面による一例の断面図を示す。図3(b)において、オンチップマイクロレンズMLおよびフォトダイオードPDは、上述の図2(b)に示した構造と同一である。
図3(a)において、画素SHAおよび画素SHBが焦点検出を行うための画素である。以下、画素SHAおよび画素SHBをまとめて焦点検出用画素と呼ぶ。また、図3(a)中、画素SHAおよび画素SHBにおける塗り潰し部分は、配線層CLの開口部である。すなわち、焦点検出用画素に照射された光は、この配線層CLの開口部を通って、フォトダイオードPDに入射される。なお、焦点検出用画素による信号は、画像生成には用いないため、画素SHAおよび画素SHBに対し、透明膜によるフィルタCFが配置される。
図3の例では、画素SHAに対応する開口部OPHA、ならびに、画素SHBに対応する開口部OPHBは、オンチップマイクロレンズMLの中心線に対して一方向に偏倚して設けられる。これにより、撮像素子による瞳分割が行われる。
具体的には、画素SHAに対応する開口部OPHAは、図3上で右側に偏倚しているため、光学撮影レンズTLの左側の射出瞳EPHAを通過した光束を受光する。同様に、画素SHBに対応する開口部OPHBは、図3上で左側に偏倚しているため、光学撮影レンズTLの右側の射出瞳EPHBを通過した光束を受光する。
画素SHAを水平方向に規則的に配列し、これらの画素群で取得した被写体像を像Aとする。また、画素SHBも同様にして水平方向に規則的に配列し、これらの画素群で取得した被写体像を像Bとする。像Aと像Bとの相対位置を検出することで、被写体像のピントずれ量(デフォーカス量)が検出できる。
図4は、撮像素子107上の撮像用画素と焦点検出用画素の一例の配置を示す。例えば、10行×10列=100画素の正方形領域を1つのブロックBLKと定義する。画像信号による画面内をこのブロックBLK単位に分割する。このブロックBLKを焦点検出領域として、焦点検出領域毎に焦点検出用画素を設ける。
左上のブロックBLKh(1,1)において、左下隅のR画素およびB画素を、水平方向に瞳分割を行なう1組の焦点検出用画素SHAおよびSHBでそれぞれ置き換える。ブロックBLKh(1,1)の右隣りのブロックBLKv(1,2)では、左下隅のR画素およびB画素を、垂直方向に瞳分割を行なう1組の焦点検出用画素SVCおよびSVDでそれぞれ置き換える。なお、焦点検出用画素SVCおよびSVDは、焦点検出用画素SHAおよびSHBとそれぞれ同様の構造を有する。ブロックBLKh(1,1)の下に隣接したブロックBLKv(2,1)の画素配列は、ブロックBLKv(1,2)と同一とする。また、ブロックBLKv(2,1)の右隣りのブロックBLKh(2,2)の画素配列は、ブロックBLKh(1,1)と同一とする。
この配置規則を一般化すると、ブロックBLK(i,j)において、(i+j)が偶数であれば水平瞳分割用の焦点検出用画素SHAおよびSHBを配置しする。一方、(i+j)が奇数であれば垂直瞳分割用の焦点検出用画素SVCおよびSVDを配置する。このように、焦点検出用画素が撮像信号による画面全体にわたり配置される。
なお、ブロックBLKh(i,j)は、水平瞳分割用の焦点検出用画素SHAおよびSHBが配置されるブロックBLKを示す。また、ブロックBLKv(i,j)は、垂直瞳分割用の焦点検出用画素SVCおよびSVDが配置されるブロックBLKを示すものとする。
ここで、上記の撮像素子107の焦点検出用画素から取得した被写体像であるA像とB像から焦点ずれ量を検出する信号処理方法について説明する。焦点検出用画素を構成する画素数を画素数Lとし、画素番号i(i=0,…,L)としたときのA像の信号を信号A(i)、B像の信号を信号B(i)とする。このとき、下記の式(1)または式(2)を、k≦k≦kについて演算する。
Figure 2010206722
Figure 2010206722
なお、値Mは(M=L−|k|)で表される演算画素数であり、値kは、相対変移量と呼ばれ、値kおよび値kは、一般的には、−L/2、L/2にとらえることが多い。また、max{a,b}なる演算子は、値aおよび値bから大なるものを抽出することを表し、min{a,b}なる演算子、値aおよび値bから小なるものを抽出することを表す。したがって、上述の式(1)および式(2)におけるX(k)、X(k)、Y(k)およびY(k)は広義の相関量と考えることができる。
さらに、上述の式(1)および式(2)を詳細に見ると、値X(k)および値Y(k)は、実際には、値(k−1)の変位における相関量を、値X(k)および値Y(k)は、値(k+1)の変位における相関量をそれぞれ表している。故に、相関量X(k)およびX(k)の差である評価量X(k)は、相対変位量kにおける被写体像信号A(i)およびB(i)の相関量の変化量を意味する。
相関量X(k)およびX(k)は、上述の定義より、A像およびB像の相関が最も高いときに最小となる。よって、その変化量である評価量X(k)は、相関が最も高いときに値が0で、かつ傾きは負となるはずである。ところが、評価量X(k)は、離散データであるから、実際には下記の式(3)のようになる。
X(kp)≧0,X(kp+1)<0 …(3)
さらに、値{X(kp)−X(kp+1)}が最大になる相対変位の区間〔kp,kp+1〕に相関量のピークが存在すると考えて、下記の式(4)による補間演算を行い、画素単位以下の焦点ズレ量PRを検出することができる。
PR=kp+X(kp)/{X(kp)−X(kp+1)} …(4)
一方、相関量Y(k)およびY2(k)は、上述の定義より、A像およびB像の相関が最も高いときに、相関量X(k)およびX(k)とは逆に最大となる。よって、その変化量である評価量Y(k)は、A像およびB像の相関が最も高いときに値が0で、かつ傾きは正となるはずである。評価量Y(k)も上述の評価量X(k)と同様に離散データであるから、実際には、下記の式(5)のようになる。
Y(kp)≦0,Y(kp+1)>0 …(5)
さらに、値{Y(kp)−Y(kp+1)}が最大のときに、下記の式(6)による補間演算を行い、画素単位以下の焦点ずれ量PRを検出することできる。
PR=kp+|Y(kp)/{Y(kp)−Y(kp+1)}| …(6)
上述の式(4)、あるいは、式(6)で求めた焦点ずれ量PRより、被写体像面の予定結像面に対するデフォーカス量DEFを、下記の式(7)で求めることができる。なお、値は、一対の測距瞳を通過する光束の重心の開き角の大きさによって決まる変換係数である。
DEF=K×PR …(7)
<実施形態>
次に、本発明の実施形態について、図5のフローチャートを用いて説明する。図5は、本発明の実施形態に適用可能な一例の撮像処理を示すフローチャートである。本実施形態による撮像処理は、撮像画像から被写体の領域を検知し、被写体の領域毎にデフォーカス量DEFを検出する。こうしてデフォーカス量検知を行いことで、被写体に注目したデフォーカス量DEFの分布を得る。この得られたデフォーカス量分布に基づき、撮影者が意図した被写体の領域(被写体領域)のみに画像処理を施す。なお、以下では、画像処理として、画像の輪郭などを暈かすボケ付加処理を例に挙げて説明する。
最初のステップS101では、システムコントローラ112は、操作部122に設けられたレリーズスイッチにおける第1のSWが操作されるのを待機する。第1のSWが操作されたら、処理はステップS102に移行される。
ステップS102では、被写体に対して焦点を合わせるよう撮影レンズ101の駆動制御を行うAF処理を実行する。AFの測距方式については、焦点検出部108を用いる位相差方式であってもよい。また、撮影レンズ101によって結像される被写体像を撮像素子107で撮像し、フォーカスエリア内の撮像信号を用いて合焦位置を決定するコントラスト方式であってもよい。さらに、撮像素子107に配置された焦点検出用画素を用いる位相差方式であってもよい。
ステップS102のAF処理により被写体に焦点が合わせられると、処理がステップS103に移行される。ステップS103では、システムコントローラ112は、操作部122に設けられたレリーズスイッチにおける第2のSWが操作されるのを待機する。第2のSWが操作されたら、処理はステップS104に移行される。
ステップS104では、システムコントローラ112は、ミラー駆動部114を制御して主ミラー102を撮影光束外へ駆動させ、撮像素子駆動部115を制御して撮像素子107を駆動させる。被写体光学像が撮像レンズを通過して撮像素子107に結像され、撮像素子107から撮像信号が出力される。この撮像信号は、撮像用画素による画像信号と、焦点検出用画素による被写体像信号とを含む。撮像素子107から出力された撮像信号がアナログ信号処理部109およびA/D変換器110を介して画像データとされ、デジタル信号処理部111に供給される。デジタル信号処理部111は、この画像データから、撮像素子107の撮像用画素による画像データと、焦点検出用画素による画像データとをそれぞれ取得し、一旦バッファメモリ116に記憶させる。
次のステップS105では、デジタル信号処理部111により、ステップS104で取得した撮像用画素による画像データと、焦点検出用画素による画像データとに基づき、撮像用画素による画像データに対して画像処理が施される。詳細は後述するが、本実施形態では、この画像処理は、ボケ付加処理であるものとする。
ステップS105の処理が終了すると、処理はステップS106に移行される。ステップS106では、ステップS105で画像処理を施した画像データを、例えば外部記憶媒体118に記憶させる。
次に、図6〜図8を用いて、上述のステップS105による画像処理について説明する。図6は、本実施形態による画像処理を示す一例のフローチャートを示す。また、図7は、撮像により得られた画像の例を示し、図8は、図7の画像における測距エリアの一例を示す。なお、図7および図8において、桝目は、図4を用いて説明した、1対の焦点検出用画素が配置されるブロックBLK(i,j)を示す。
先ず、ステップS201で、デジタル信号処理部111は、バッファメモリ116に記憶した画像データから、撮像用画素の位置の画像データを読み出すと共に、焦点検出用画素の位置の画像データを読み出す。なお、以下では、撮像用画素の位置の画像データを撮像画像データと呼び、焦点検出用画素の位置の画像データを被写体像画像データと呼ぶ。これら撮像画像データおよび被写体像画像データは、被写体検知部121に供給される。
次のステップS202で、被写体検知手段としての被写体検知部121により、例えば撮像画像データから検出される色彩情報、彩度情報、コントラスト情報および輪郭情報などに基づき被写体の領域が検知される。図7の例では、被写体検知部121は、撮像画像データから被写体a〜dを検知し、検知された被写体の撮像画像データにおける領域を特定する。ここで、被写体a、cおよびdが人物であり、被写体bがボールであるものとする。また、被写体aが、主たる被写体とされる主被写体であるものとする。
次のステップS203で、デジタル信号処理部111によりステップS202で被写体を検知できたかどうかが判断される。若し、被写体を検知できなかったと判断されたら、図6のフローチャートによる一連の処理が終了され、処理が図5のフローチャートのステップS106に移行される。
一方、ステップS203において被写体を検知できたと判断されたら、処理はステップS204に移行される。ステップS204では、デフォーカス量検出手段としてのデジタル信号処理部111により、ステップS202で検知した被写体の領域のそれぞれについて、当該領域に対応する撮像素子107のブロックBLK毎に、デフォーカス量が検出される。そして、代表値算出手段としてのデジタル信号処理部111により、当該被写体の領域のデフォーカス量を代表する代表値である代表デフォーカス量が算出される。
図7および図8の例では、図7に例示される、例えば被写体aの領域を含むブロックBLKは、図8に例示される測距エリアAを形成する。同様に、図7の被写体b〜dの領域を含むブロックBLKは、それぞれ図8に例示される測距エリアC〜Dを形成する。
なお、検知した1の被写体の領域内で異なる複数のデフォーカス量が検出された場合に、当該1の被写体の領域に対して1のデフォーカス量(代表デフォーカス量)を対応付ける。例えば、1の被写体の領域から検出された複数のデフォーカス量の平均値を代表デフォーカス量として、当該1の被写体の領域に対応付ける。
これに限らず、1の被写体の領域に含まれる複数のブロックBLKによる複数のデフォーカス量のうち、最も手前側で検出されたデフォーカス量を、代表デフォーカス量として選択することもできる。また、1の被写体の領域に含まれる複数のブロックBLKによるデフォーカス量のうち、像画像のS/Nが最も高いデフォーカス量を、代表デフォーカス量として用いてもよい。
図7に示す撮影した画像例において、被写体の領域a〜dに対応する図8に示す測距エリアA〜Dで、それぞれ代表デフォーカス量を検出する。これにより、撮像された画像データによる画面内におけるデフォーカス量の分布を、被写体単位で検出することができる。
ステップS204で測距エリアそれぞれの代表デフォーカス量が検出されると、処理はステップS205に移行される。ステップS205では、画像処理手段としてのデジタル信号処理部111により、被写体検知部121で検知した被写体の領域毎に、当該領域に対応する代表デフォーカス量と、所定に設定される画像処理制御パラメータに基づき画像処理が施される。すなわち、デジタル信号処理部111では、被写体領域に対して代表デフォーカス量に応じた強度で、被写体毎に共通した画像処理が適用される。また、この画像処理の際に、画像処理制御パラメータが処理強度に加味される。画像処理が完了すると、図6のフローチャートによる一連の処理が終了され、処理が図5のフローチャートのステップS106に移行される。
上述したステップS205における画像処理について、より詳細に説明する。本実施形態では、画像処理の例として、画像に対してボケを付加するボケ付加処理を説明する。また、以下の説明において、被写体検知部121で検知された被写体の領域を部分画像Pnとして表す。ただし、添字nは、被写体の領域を表す変数であり、図7の例では、被写体a〜dに対して、部分画像Pnが部分画像Pa、Pb、PcおよびPdとなる。
部分画像Pn(x,y)のそれぞれに対して、下記の式(8)に示されるように、正規分布関数N(i,j)を畳み込み演算(フィルタリング演算)し、処理済み部分画像On(x,y)をそれぞれ生成する。すなわち被写体領域毎にこの畳み込み演算が行われる。なお、式(8)において、演算子「*」は、2次元の畳み込み演算を表す。
On(x,y)=Pn(x,y)*N(i,j) …(8)
正規分布関数N(i,j)は、次式(9)で表される。
N(i,j)=1/sqrt(2πσ2)×exp(−(i2+j2)/(2σ2)) …(9)
ただし、式(9)において、変数σは、標準偏差を表し、σ=0のとき、正規分布関数N(i,j)の値が1をとるものとする。
いま、標準偏差σを、次式(10)のように定義する。
σ=|dn|/f …(10)
ただし、式(10)において、値fは、画像処理制御パラメータであり、値dnは、各部分画像Pnの代表デフォーカス量である。
ここで、画像処理制御パラメータfの設定方法を図9を用いて説明する。図9は、図7に示す撮影画像例における各被写体a〜dによる各部分画像Pa、Pb、PcおよびPdのデフォーカス量dnの例を示す。また、図9に対して、画像処理制御パラメータfを概念的に示す。なお、図9では、図7に示す撮影した画像例における部分画像Pa、Pb、PcおよびPd(被写体a〜d)に対応したデフォーカス量を、それぞれデフォーカス量da、db、dcおよびddで表している。また、装着された撮影レンズ101の絞り開放時の被写界深度の例を、被写界深度301で示す。
図9によれば、部分画像Paが合焦状態にあり、デフォーカス量daは0である。部分画像Pbは、至近側にデフォーカス量dbでデフォーカスしている。また、部分画像PcおよびPdは、それぞれ無限遠側にデフォーカス量dcおよびddでデフォーカスしている。さらに、部分画像Pa、PbおよびPcが被写界深度301内にあることが示されている。
画像処理制御パラメータfは、例えば装着されたレンズのF値を用いてFδという値が用いられる。ただし、δは許容錯乱円である。これに限らず、画像処理制御パラメータfは、操作部122の操作により手動で設定してもよい。このように設定した画像処理パラメータfにより、合焦した測距点のデフォーカス量を中心として±f/2の範囲内は主被写体、この範囲外は他の被写体と分類する。
上述した式(10)により、標準偏差σの値は、デフォーカス量dnと画像処理制御パラメータfに応じて変化する。そのため、それぞれの部分画像Pnに加えられる画像処理の量も、デフォーカス量dnおよび画像処理制御パラメータfに伴い変化する。デフォーカス量dnが0のときは標準偏差σ=0となり、正規分布関数N(i,j)の値が1となる。したがって、式(8)の畳み込み演算において部分画像Pn(x,y)=処理済み部分画像On(x,y)となり、部分画像Pn(x,y)は変化しない。
一方、デフォーカス量dnの絶対値が大きくなるほど、画像処理の強度が大きくなり、画像処理後の、デフォーカス量が0以外の部分画像Pnのボケ強度が大きくなる。また、デフォーカス量dnの絶対値が0でない場合、画像処理制御パラメータfの値が小さくなるほど、正規分布関数N(i,j)に従い画像処理の強度が大きくなり、画像処理後の部分画像Pnのボケ強度は大きくなる。
換言すれば、画像処理制御パラメータfは、デジタル信号処理部111における画像処理による被写界深度を表すパラメータであるといえる。画像処理制御パラメータfは、合焦状態にある主被写体a以外の被写体にボケ付加処理を施そうとしたとき、主被写体aのみが、画像処理制御パラメータfに示される被写界深度内に入るように設定される。したがって、装着された撮影レンズ101の開放時の被写界深度301内に入っている主被写体a以外の被写体である被写体bおよびcに対してボケ付加処理を施すことができ、主被写体aを他の被写体b〜dに比べて相対的に際立たせることができる。
画像処理制御パラメータfの設定によっては、装着した撮影レンズの口径より大口径の撮影レンズで撮影したボケ効果を、後処理により得ることができる。また、高輝度な被写体を撮影するときに、シャッター速度の高速側の限界を超えるために絞り開口を絞って露光量を調節する場合でも、絞り開口を大きくして撮影した場合のボケ効果を後処理により得ることができる。
また、部分画像Pnに対して畳み込み演算する関数は、式(9)に示した正規分布関数に限定されず、他の分布関数によっても付加するボケ量の制御を行うことができる。また、部分画像Pnに施す画像処理は、ボケ付加処理に限定されない。例えば、デフォーカス量dnに応じたシャープネス処理を部分画像Pnに施してもよい。また例えば、コントラストや明度、彩度を、デフォーカス量dnに応じて部分画像Pn毎に変化させることも考えられる。
以上説明したように、本発明によれば、予め撮影した画像データから複数の被写体の領域を検知し、それぞれの被写体の領域毎にデフォーカス量を検出することで被写体に注目したデフォーカス量分布を得る。これにより、撮影者が意図した被写体の領域のみに画像処理を施すことができる。

Claims (8)

  1. 撮像素子から出力された画像信号により形成される画面を分割した焦点検出領域毎にデフォーカス量を検知するデフォーカス量検知手段と、
    前記画像信号に対して被写体検知処理を行い、検知された被写体毎に画面内の領域である被写体領域を特定する被写体検知手段と、
    前記被写体検知手段で特定された前記被写体領域毎に対応する前記焦点検出領域で前記デフォーカス量検知手段により検知された前記デフォーカス量に基づいて、該被写体領域毎の該デフォーカス量の代表値を算出する代表値算出手段と、
    前記画像信号に対して、前記被写体領域のそれぞれに対して共通した画像処理を、該被写体領域毎に前記代表値算出手段で算出された前記代表値に応じた強度で適用する画像処理手段とを有することを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記画像処理手段は、
    前記画像信号に対してボケを付加するボケ付加処理を前記画像処理として施し、前記代表値が小さいほど付加するボケ強度を少なくする
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記代表値算出手段は、
    前記被写体領域に対応する前記焦点検出領域で検知された前記デフォーカス量の平均値、前記被写体領域に対応する前記焦点検出領域で検知された前記デフォーカス量のうち最も合焦位置が最も手前で検知されたデフォーカス量、ならびに、前記被写体領域に対応する前記焦点検出領域で検知された前記デフォーカス量のうち最も像信号のS/Nの高い前記デフォーカス量のうち何れか1つを、前記代表値として算出する
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の画像処理装置。
  4. 前記被写体検知手段は、
    前記画像信号から色彩情報、彩度情報、コントラスト情報および輪郭情報のうち少なくとも1つを検出し、検出された情報に基づき前記被写体を検知する
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか1項に記載の画像処理装置。
  5. 前記被写体検知手段は、
    前記画像信号から顔を検知し、検知された顔に基づき前記被写体を検知する
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか1項に記載の画像処理装置。
  6. 前記撮像素子は、瞳分割位相差方式による焦点検出を行うための焦点検出用画素が画面全体に規則的に配置され、
    前記焦点検出領域は、少なくとも1組の前記焦点検出用画素を含む
    ことを特徴とする請求項1乃至5の何れか1項に記載の画像処理装置。
  7. 撮像素子から出力された画像信号により形成される画面を分割した焦点検出領域毎にデフォーカス量を検知するデフォーカス量検知ステップと、
    前記画像信号に対して被写体検知処理を行い、検知された被写体毎に画面内の領域である被写体領域を特定する被写体検知ステップと、
    前記被写体検知ステップで特定された前記被写体領域毎に対応する前記焦点検出領域で前記デフォーカス量検知手段により検知された前記デフォーカス量に基づいて、該被写体領域毎の該デフォーカス量の代表値を算出する代表値算出ステップと、
    前記画像信号に対して、前記被写体領域のそれぞれに対して共通した画像処理を、該被写体領域毎に前記代表値算出ステップで算出された前記代表値に応じた強度で適用する画像処理ステップとを有することを特徴とする画像処理方法。
  8. 撮像光学系と、
    前記撮像光学系を介して入射した光に応じて画像信号を出力する撮像素子と、
    前記撮像素子から出力された前記画像信号により形成される画面を分割した焦点検出領域毎にデフォーカス量を検知するデフォーカス量検知手段と、
    前記画像信号に対して被写体検知処理を行い、検知された被写体毎に画面内の領域である被写体領域を特定する被写体検知手段と、
    前記被写体検知手段で特定された前記被写体領域毎に対応する前記焦点検出領域で前記デフォーカス量検知手段により検知された前記デフォーカス量に基づいて、該被写体領域毎の該デフォーカス量の代表値を算出する代表値算出手段と、
    前記画像信号に対して、前記被写体領域のそれぞれに対して共通した画像処理を、該被写体領域毎に前記代表値算出手段で算出された前記代表値に応じた強度で適用する画像処理手段と、
    前記画像処理手段で前記画像処理を施された前記画像信号を記録媒体に記録する記録手段とを有することを特徴とする撮像装置。
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