JP2010202219A - 連結容器 - Google Patents

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Abstract

【課題】製造工程の容易化及びコストダウンを目的とする。
【解決手段】単位容器2が破断容易な弱化部3を介して複数連結された連結容器1であって、単位容器2は、少なくとも一方に窪み部6が形成された一対の閉合部4A,4Bと一対の閉合部4A,4Bを連結する屈曲部5とを備え、複数の一対の閉合部4A,4B、屈曲部5及び弱化部3がシート成形体に形成され、屈曲部5を屈曲させシート成形体を折り畳むことで一対の閉合部4A,4Bが閉じ合わされて単位容器2が形成され、一対の閉合部4A,4B同士が屈曲部5を介して一体に形成され、複数の単位容器2が弱化部3を介して一体に形成され、一対の閉合部4A,4Bには、互いに重ね合わされた鍔部7A,7Bがそれぞれ備えられ、一対の鍔部7A,7Bのうちの一方の鍔部7Aの合わせ面40Aに係止突部が設けられ、他方の鍔部7Bの合わせ面40Bに係止突部が係止される係止孔71が形成される。
【選択図】図1

Description

本発明は、連結容器に関するものである。
この種の連結容器としては、従来、下記特許文献1に記載されているような、複数の単位容器が破断容易な弱化部を介して連結された構成が知られている。従来の連結容器は、内容物を収容可能な複数の窪み部が形成されたシート成形体と、シート成形体の上面に接着されて窪み部を密閉する密封シートと、を備えている。シート成形体は、例えば熱成形法などによって成形された成形体であり、軟化されたシート状の原板を押圧することで成形された円形のトレーである。このシート成形体には、弱化部が周方向に間隔をあけて複数形成されていると共にその弱化部の間の領域内に窪み部が形成されている。密封シートはアルミニウムラミネートフィルム等からなるシートであり、窪み部の周りの鍔部に溶着等によって接着されている。そして、窪み部の内周面と密封シートの裏面によって密閉された収容室が形成されており、この収容室に内容物が収容されている。上記した連結容器では、収容室内の内容物を消費する際には、まず、弱化部を破断させて連結容器から1つの単位容器を切り取り、その後、その単位容器の密封シートを剥離して窪み部を開封する。
特開平7−309322号公報
しかしながら、上記した従来の連結容器では、連結容器に内容物を詰める際、まず、シート成形体と密封シートとをそれぞれ用意し、シート成形体の窪み部内に内容物を収容させた後、シート成形体の上面に密封シートを所定位置に配置すると共に溶着等によって接着させるため、密封シートの貼着作業が煩雑であるという問題が存在する。また、シート成形体の他に密封シートが必要であり、コストが嵩むという問題がある。
本発明は、上記した従来の問題が考慮されたものであり、製造工程を容易化することができると共に、密封シートを省略してコストダウンを図ることができる連結容器を提供することを目的としている。
本発明に係る連結容器は、内容物を収容する収容室を有する単位容器が破断容易な弱化部を介して複数連結された連結容器であって、前記単位容器は、少なくとも一方に前記収容室を形成する窪み部が形成されていると共に互いに閉じ合わされた一対の閉合部と、該一対の閉合部を連結する折り曲げ可能な屈曲部と、を備えており、複数の前記一対の閉合部、前記屈曲部及び前記弱化部が、軟化したシート状の原板を押圧して成形されたシート成形体にそれぞれ形成され、前記屈曲部を屈曲させて前記シート成形体を折り畳むことで前記一対の閉合部が閉じ合わされて前記単位容器が形成されており、前記一対の閉合部同士が前記屈曲部を介して一体に形成されていると共に、前記複数の単位容器が前記弱化部を介して一体に形成されており、前記一対の閉合部には、前記窪み部の開口端部から前記収容室の外方側に向けて突出されて互いに重ね合わされた鍔部がそれぞれ備えられており、互いに重ね合わされた一対の鍔部のうちの一方の鍔部の合わせ面には係止突部が設けられるとともに、他方の鍔部の合わせ面には前記係止突部が係止される係止孔が形成されていることを特徴としている。
このような特徴により、連結容器が1つの成形体で形成される。すなわち、連結容器を製造する際には、まず、シート状の原板を軟化させた後、その原板を押圧して一対の閉合部を複数成形する。次に、一対の閉合部の窪み部に内容物を入れ、その後、一対の閉合部の間に形成された屈曲部を折り曲げて一対の閉合部を閉じ合わせる。これにより、閉塞された収容室が形成され、その収容室内に内容物が収容される。また、一対の閉合部を閉じ合わせる際、一対の閉合部に設けられた鍔部を互いに重ね合わせると共に、それら一対の鍔部のうちの一方の鍔部の係止突部を他方の鍔部の係止孔に嵌め込む。これにより、一対の鍔部が重ね合った状態で保持され、一対の閉合部が閉じ合わされた状態で拘束される。
また、本発明に係る連結容器は、前記一対の閉合部に、互いに対向する窪み部がそれぞれ形成されており、これら対向する窪み部によって前記収容室が形成されていることが好ましい。
これにより、一対の閉合部のうちのいずれか一方にのみ窪み部が形成されている場合に比べて、収容室の内容積が増大する。
また、本発明に係る連結容器は、前記窪み部が、互いに対向して配設されていると共に前記一対の閉合部の合わせ面に対して突出された一対の三角壁部と、前記合わせ面に対してそれぞれ斜めに突出されて先端同士が互いに連結された一対の矩形壁部と、を備えており、前記三角壁部が、前記合わせ面に沿って延在する底辺に対向する頂角が直角に形成された直角二等辺三角形状を成しており、前記矩形壁部が、前記一対の三角壁部の対向する各斜辺の間にそれぞれ配設されており、前記一対の三角壁部と、前記一対の矩形壁部と、前記合わせ面に沿って形成された開口面と、が五面体形状を成していることが好ましい。
これにより、閉じ合わされた一対の閉合部が略直方体形状(立方体形状も含む。)に形成される。つまり、上記した五面体形状(横向きの三角柱形状)の窪み部が閉じ合わされることで、単位容器の外形状が略直方体形状に形成される。
また、本発明に係る連結容器は、複数の前記単位容器が、前記一対の三角壁部の前記頂角間を結ぶ頂辺に平行する弱化部を介して連結され、該弱化部を介して連結された隣り合う前記単位容器同士が、前記弱化部を屈曲させて各々の前記矩形壁部同士を対向させて配置され、複数の前記単位容器が直方体状に畳まれていることが好ましい。
これにより、複数の単位容器が密集して配置されると共に連結容器が直方体形状(立方体形状も含む。)となる。すなわち、一対の閉合部を閉じ合わせて単位容器を形成した後、頂辺と平行に延在する弱化部を屈曲させることで、その弱化部を介して連結された単位容器同士を相対的に90度回転させる。これにより、各々の矩形壁部同士が対向して単位容器が密集して配置され、複数の単位容器からなる連結容器が直方体形状となる。
また、本発明に係る連結容器は、前記一対の閉合部のうちの少なくとも一方の鍔部に、摘み部が形成されていることが好ましい。
これにより、内容物を消費する際には、弱化部を破断させて連結容器のうちの1つの単位容器を切り取り、その後、摘み部を指等で摘んで一対の閉合部を屈曲部回りに相対的に回転させて収容部を開封する。
本発明に係る連結容器によれば、密封シートを用いることなく、内容物を収容する単位容器の収容室を密封することができるので、製造工程を容易化することができる。また、一対の閉合部を閉じ合わせたとき、係止突部を係止孔に係止させることにより、一対の閉合部の鍔部が互いに重ね合わされた状態で保持されるので、溶着などの接合作業が不要であり、製造工程を容易化することができる。また、密封シートを省略することができるので、部品数を低減してコストダウンを図ることができる。
本発明の第1の実施の形態を説明するための組立後の連結容器の斜視図である。 本発明の第1の実施の形態を説明するための組立後の連結容器の断面図である。 本発明の第1の実施の形態を説明するための組立前の連結容器の斜視図である。 本発明の第2の実施の形態を説明するための組立後の連結容器の斜視図である。 本発明の第2の実施の形態を説明するための組立前の連結容器の平面図である。 本発明の実施の形態の変形例を説明するための組立後の連結容器の斜視図である。 本発明の実施の形態の変形例を説明するための組立前の連結容器の平面図である。 本発明の実施の形態の変形例を説明するための組立後の連結容器の断面図である。
[第1の実施の形態]
まず、第1の実施の形態における連結容器1について、図1〜図3に基いて説明する。
なお、本実施の形態においては、後述する窪み部6の頂辺67と平行な方向(図1におけるX方向)を「長さ方向」とし、後述する三角壁部60の底辺63と平行な方向(図1におけるY方向)を「幅方向」とし、後述する一対の鍔部7A,7Bの合わせ面40A,40Bに対して垂直な方向(図1におけるZ方向)を「厚さ方向」とする。
図1に示すように、連結容器1は、複数の単位容器2が破断容易な弱化部3を介して長さ方向に連結された容器であり、弱化部3を破断させることで各単位容器2をそれぞれ切り取ることが可能となっている。
図1、図2に示すように、単位容器2は、互いに閉じ合わされる一対の閉合部4A,4Bと、一対の閉合部4A,4Bを連結する折り曲げ可能な屈曲部5と、を備えている。
一対の閉合部4A,4Bには、互いに対向する窪み部6と、互いに重なり合って接合される鍔部7A、7Bと、がそれぞれ備えられている。
窪み部6は、重なり合って接合される鍔部7A、7Bの合わせ面40A,40Bから厚さ方向に膨出した凹部である。窪み部6の概略構成としては、互いに対向して配設されていると共に合わせ面40A,40Bに対して突出された一対の三角壁部60と、合わせ面40A,40Bに対してそれぞれ斜めに突出されて先端同士が互いに連結された一対の矩形壁部61と、を備えており、合わせ面40A,40Bに沿って矩形状の開口面62が形成されている。すなわち、窪み部6は、上記した一対の三角壁部60と一対の矩形壁部61と開口面62とが五面体形状(三角柱形状)を成す形状になっている。
三角壁部60は、底辺63(合わせ面40A,40Bに沿って幅方向に延在する辺)に対向する頂角64が直角に形成された直角二等辺三角形状の壁部である。詳しく説明すると、一対の三角壁部60は、幅方向に沿って平行に並設されており、長さ方向に向かい合わせに配設されている。各三角壁部60は、弱化部3と平行に延在する底辺63と、合わせ面40A,40Bに対して斜め45度に傾斜して延在すると共に互いに線対称に配置された一対の斜辺65と、で囲まれた壁部である。
矩形壁部61は、合わせ面40A,40Bに対して斜めに傾いた略矩形状の壁部である。詳しく説明すると、一対の矩形壁部61は、三角壁部60の対向する各斜辺65間に配設されており、合わせ面40A,40Bに対して斜め45度に傾斜してそれぞれ配設され、互いに直角に連結されている。そして、すなわち、矩形壁部61は、屈曲部5と平行に延在する底辺66と、底辺66と平行に延在して一対の三角壁部60の頂角64間を結ぶ頂辺67と、一対の三角壁部60の平行する各斜辺65と、で囲まれた壁部である。
上記した窪み部6の開口端部(開口面62側の端部)には、開口面62の外縁に沿って延在すると共に合わせ面40A,40Bに対して垂直に突出した垂直壁部68が形成されている。この垂直壁部68は、開口面62の全周に亘って延設された矩形環状の壁部である。なお、この垂直壁部68を省略することも可能であり、三角壁部60の底辺63及び矩形壁部61の底辺66から後述する鍔部7A,7Bが突出されていてもよい。
一対の閉合部4A,4Bの各窪み部6は、互いに対向して配置されており、これら対向配置された一対の窪み部6は、略直方体形状(正四角筒形状)を成している。そして、この一対の窪み部6の内側には、固形状、顆粒状或いは粉状等の内容物を収容する収容室8が形成されている。収容室8は、上記した一対の窪み部6で囲まれた密閉空間である。すなわち、収容室8は、一方の閉合部4Aの一対の三角壁部60及び一対の矩形壁部61と、他方の閉合部4Bの一対の三角壁部60及び一対の矩形壁部61と、で囲まれた略直方体形状の空間である。
鍔部7A,7Bは、窪み部6の開口端部から収容室8の外方側に向けて突出された板部である。この鍔部7A,7Bは、窪み部6の全周に亘って形成されており、矩形環状に形成されている。詳しく説明すると、鍔部7は、垂直壁部68の外周面に垂直に突設された板部であり、垂直壁部68(開口面62)の外周に沿って延設されている。
そして、一対の閉合部4A,4Bの各鍔部7A,7B同士は、図1における単位容器2の幅方向一方側の端部に配設された屈曲部5を介して連結されていると共に、互いに重ね合わされている。屈曲部5は、折り曲げ容易なヒンジ部であり、長さ方向に直線的に延在されている。この屈曲部5としては、例えば鍔部7A,7Bよりも薄肉にしたり、或いは、非貫通の線状の切り目を入れたり、ミシン目を入れたりして形成されている。なお、屈曲部5としては、弾性変形容易な連結片を長さ方向に間欠的に配設した構成であってもよい。
また、互いに重ね合わされた一対の鍔部7A,7Bのうち、厚さ方向一方側(図2における下側)に配置された一方の鍔部7Aの合わせ面40Aには係止突部70が設けられており、厚さ方向他方側(図2における上側)に配置された他方の鍔部7Bの合わせ面40Bには係止突部70が係止される係止孔71が設けられている。
上記した係止突部70及び係止孔71は、互いに係合して一対の閉合部4A,4Bを閉じられた状態で拘束する部分であり、鍔部7A,7Bのうちの幅方向他方側(開口面62を挟んで屈曲部5の反対側)の部分に配設されていると共に、鍔部7A,7Bの長さ方向(頂辺67と平行な方向)における中央部に配設されている。
詳しく説明すると、係止突部70は、一方の鍔部7Aから厚さ方向他方側に向けて突出された有頂円筒形状の筒部であり、鍔部7Aの合わせ面40Aにおいては突出して形成され、合わせ面40Aの反対側の裏面においては窪んで形成されている。
係止孔71は、他方の鍔部7Bから厚さ方向他方側に向けて突出された有頂円筒形状の筒部であり、鍔部7Bの合わせ面40Bにおいては窪んで形成され、合わせ面40Bの反対側の裏面においては突出して形成されている。この係止孔71は、上記した係止突部70が内側に嵌合された凹部であり、係止孔71の内径は係止突部70の外径よりも僅かに小径若しくは略同径となっている。
また、隣り合う単位容器2の鍔部7A,7A(7B,7B)同士は、屈曲部5に直交する方向(幅方向)に延在する弱化部3を介して連結されている。この弱化部3は、鍔部7A(7B)の幅方向全長に亘って直線的に形成されており、重ね合わせた鍔部7A,7Bの双方にそれぞれ形成されている。この弱化部3は、例えば、ミシン目を入れたり、或いは、非貫通の切り目を直線状に入れたり、破断容易な連結片を間欠的に並設したりして形成される。
上記した連結容器1は、図3に示すように、例えばサーモフォーミング成形等の熱成型法によって形成される一枚のシート成形体10からなり、例えば、ポリエチレン(PE)やポリプロピレン(PP)、ポリスチレン(PS)等の熱可塑性樹脂からなる。
ここで、開いた状態のシート成形体10の構成について説明する。
このシート成形体10には、開かれた状態の単位容器2´が、矩形壁部61の底辺66に平行な方向に沿って直列に複数連設されている。つまり、シート成形体10には、閉合部4A(4B)が、三角壁部60の底辺63と平行な方向に二列で、頂辺67と平行な方向に複数配列されている。そして、三角壁部60の底辺63と平行な方向に隣り合う一対の閉合部4A,4Bは、矩形壁部61の底辺66と平行な方向に沿って延在する屈曲部5を介して連結されている。一方、矩形壁部61の底辺66と平行な方向に隣り合う閉合部4A,4A(4B,4B)は、三角壁部60の底辺63に平行な方向に沿って延在する弱化部3を介して連結されている。そして、これら複数の閉合部4A,4Bの各鍔部7A,7Bは、同一平面上に配置されている。
すなわち、シート成形体10には、複数の窪み部6が頂辺67(図1に示す)に平行な方向に直列に配設されていると共に三角壁部60の底辺63に平行な方向に2列配設されている。これらの窪み部6は、それぞれ同一の向きに配設されており、各々の頂辺67が互いに平行、或いは、同一直線上に延在されている。また、このシート成形体10には、三角壁部60の底辺63に平行な方向に延在する弱化部3が頂辺67に平行な方向に隣り合う窪み部6の間に形成されていると共に、頂辺67に平行な方向に延在する屈曲部5が三角壁部60の底辺63に平行な方向に隣り合う窪み部6の間に形成されており、これら弱化部3と屈曲部5とが格子状に形成されている。また、シート成形体10の三角壁部60の底辺63に平行な方向の一方側の端部には、一方の閉合部4Aの鍔部7Aに形成された係止突部70が形成されており、他方側の端部には、他方の閉合部4Bの鍔部7Bに形成された係止孔71が形成されている。
次に、上記した構成の連結容器1の作用について説明する。
内容物を収容した連結容器1を製造する際には、まず、上記したシート成形体10を作製する。詳しく説明すると、まず、熱可塑性樹脂からなるシート状の原板を加熱軟化させる。その後、その原板を金型で挟み込んで金型で原板を押圧し、金型形状に原板を成形する。これにより、シート成形体10には複数の窪み部6が碁盤桝目状に形成される。その後、成形された原板を冷却して金型を外してシート成形体10を取り出す。続いて、長さ方向に隣り合う窪み部6の間に弱化部3を形成すると共に、幅方向に隣り合う窪み部6の間に屈曲部5を形成する。なお、弱化部3及び屈曲部5を上記した金型で形成することも可能である。
次に、一対の閉合部4A,4Bのうちのいずれか一方の閉合部4A(4B)の窪み部6の中に内容物を入れ、その後、屈曲部5を折り曲げて他方の閉合部4B(4A)を屈曲部5回りに回転させ、一対の閉合部4A,4Bを閉じ合わせる。これにより、弱化部3を介して連結された複数の単位容器2が形成され、各単位容器2に形成された収容室8内に内容物がそれぞれ収容される。このとき、一対の閉合部4A,4Bには、互いに対向する窪み部6がそれぞれ形成されており、これら対向する窪み部6によって収容室8が形成されているので、内容積の大きな収容室8が形成される。また、上記した窪み部6は、直角二等辺三角形状の一対の三角壁部60と矩形状の一対の矩形壁部61と矩形状の開口面62とによって五面体形状を成しているので、閉じ合わされた一対の閉合部4A,4Bが略直方体形状に形成される。
また、上述したように一対の閉合部4A,4Bを閉じ合わせたとき、一対の閉合部4A,4Bに設けられた鍔部7A,7Bを互いに重ね合わせると共に、それら一対の鍔部7A,7Bのうちの一方の鍔部7Aの係止突部70を、他方の鍔部7Bに設けられた係止孔71の内側に嵌合させて係止させる。これにより、一対の鍔部7A,7Bが重なり合った状態で保持され、一対の閉合部4A,4Bが閉じ合わされた状態で拘束される。
以上により、内容物を収容した連結容器1が完成する。
一方、上記した連結容器1に収容された内容物を消費する際には、まず、弱化部3を破断させて連結容器1から単位容器2を切り離す。続いて、係止突部70と係止孔71の内側との係合を取り外し、その後、一対の閉合部4A,4Bのうち、上側の閉合部4B(4A)を屈曲部5回りに回転させて収容室8を開封する。その後、開封された収容室8に収容された内容物を注出したり取り出したりして消費する。
上記した連結容器1によれば、アルミニウムラミネートフィルム等からなる密封シートを用いることなく、内容物を収容する単位容器2の収容室8を密封することができるので、製造工程を容易化することができる。また、一対の閉合部4A,4Bを閉じ合わせたとき、一方の鍔部7Aの係止突部70を他方の鍔部7Bの係止孔71の内側に嵌合させて係止させることにより、一対の閉合部4A,4Bの鍔部7A,7Bが互いに重ね合わされた状態で保持されるので、溶着などの接合作業が不要であり、製造工程を容易化することができる。また、上述したように密封シートを省略することができるので、部品数を低減してコストダウンを図ることができる。
また、上記した連結容器1によれば、一対の閉合部4A,4Bに、互いに対向する窪み部6がそれぞれ形成されており、窪み部6の深さを大きくすることなく、内容積が大きい収容室8を形成することができる。
また、上記した連結容器1によれば、窪み部6が、直角二等辺三角形状の一対の三角壁部60と矩形状の一対の矩形壁部61と矩形状の開口面62とによって五面体形状を成しており、閉じ合わされた一対の閉合部4A,4Bが略直方体形状に形成されているので、連結容器1が略直方体形状になるため、複数の連結容器1をまとめて配置する際、隣り合う連結容器1間の隙間を低減させてスペース効率を向上させることができ、連結容器1の収納・陳列・搬送時における省スペース化を図ることができる。
[第2の実施の形態]
次に、第2の実施の形態における連結容器101について、図4、図5に基いて説明する。
なお、本実施の形態において、上記した第1の実施の形態と同様の構成については、同一の符号を付して説明を省略する。
図4に示すように、連結容器101は、複数の単位容器2が、三角壁部60の底辺63に平行する第一弱化部103Aを介して連結されていると共に、一対の三角壁部60の頂角64間を結ぶ頂辺67に平行する第二弱化部103Bを介して連結されている。そして、第二弱化部103Bを介して連結された隣り合う単位容器2同士は、第二弱化部103Bを屈曲させて各々の矩形壁部61同士を対向させて配置され、複数の単位容器2は、直方体状に畳まれている。
具体的に説明すると、連結容器101は、長さ方向(頂辺67に平行する方向)に複数の単位容器2A(2B)が連設されていると共に、頂辺67に直交する方向に並列に一対の単位容器2A,2Bが配置されている。これら一対の単位容器2A,2Bのうち、一方の単位容器2Aと他方の単位容器2Bとが、長さ方向に延在する第二弱化部103Bを介して連結されている。そして、この第二弱化部103Bが直角に屈曲されており、この第二弱化部103Bを介して連結された隣り合う一方の単位容器2Aと他方の単位容器2Bとが、第二弱化部103B回りに相対的に90度回転させた向きに配設され、略直方体形状に畳まれている。その結果、一方の単位容器2Aの矩形壁部61と他方の単位容器2Bの矩形壁部61とが対向して配置され、これら対向する矩形壁部61は、互いに面同士で当接されており、また、一方の単位容器2Aの重ね合わされた鍔部7A,7Bと他方の単位容器2Bの重ね合わされた鍔部7A,7Bとが互いに直角に配置されている。
また、複数の単位容器2A,2Bの各鍔部7A,7Bのうち、上記した第二弱化部103B側の部分(頂辺67に直交する方向に並設された一対の単位容器2A,2Bを連結する部分)には、互いに係合し合う係止突部70A,70B及び係止孔71A,71Bがそれぞれ配設されていると共に、指等で摘むことが可能な摘み部109A,109Bがそれぞれ配設されている。摘み部109A,109Bは、係止孔71A,71Bが設けられた鍔部7Bに形成されており、鍔部7Bの外縁から突出された凸状の板部である。この摘み部109A,109Bは、鍔部7Bのうち、開口面62(窪み部6)を挟んで屈曲部5の反対側の端部に配設されており、鍔部7Bの外縁に形成されている。
詳しく説明すると、頂辺67に直交する方向に並設された一対の単位容器2A,2Bのうちの一方の単位容器2Aの鍔部7A,7Bに設けられた係止突部70A及び係止孔71Aは、その鍔部7A,7Bにおける長さ方向の一方側(図4における下側)に配設されており、また、その一方の単位容器2Aの鍔部7Bに設けられた摘み部109Aは、その鍔部7Bにおける長さ方向の他方側(図4における上側)に配設されている。一方、上記した一対の単位容器2A,2Bのうちの他方の単位容器2Bの鍔部7A,7Bに設けられた係止突部70B及び係止孔71Bは、その鍔部7A,7Bにおける長さ方向の他方側(図4における上側)に配設されており、また、その他方の単位容器2Bの鍔部7Bに設けられた摘み部109Bは、その鍔部7Bにおける長さ方向の一方側(図4における下側)に配設されている。つまり、上記した一方の単位容器2Aの係止突部70A及び係止孔71Aと他方の単位容器2Bの係止突部70B及び係止孔71Bとは、長さ方向に互いに千鳥に配置されており、また、上記した一方の単位容器2Aの摘み部109Aと他方の単位容器2Bの摘み部109Bとは、長さ方向に互いに千鳥に配置されている。また、上記した摘み部109A,109Bは、それぞれ鍔部7Bに対して長さ方向軸(頂辺67に平行する軸)回りに屈曲されて折り返されており、上記した一方の単位容器2Aの摘み部109Aと他方の単位容器2Bの摘み部109Bとは、互いに平行に配置されている。
上記した連結容器101は、図5に示すように、複数の閉合部4A,4Bが碁盤の桝目状に形成されたシート成形体110からなる。
ここで、開いた状態のシート成形体110の構成について説明する。
なお、頂辺67に平行な方向(図5における横方向)を「シート横方向」と記し、三角壁部60の底辺63と平行な方向(図5における縦方向)を「シート縦方向」と記す。
このシート成形体110には、開かれた状態の単位容器2A´,2B´が、シート横方向に沿って直列に複数連設されていると共に、これら直列に連設された複数の単位容器2A´,2B´が二列並行に配列されている。つまり、シート成形体110には、閉合部4A(4B)が、シート縦方向に四列で、シート横方向に複数配列されている。そして、シート成形体110におけるシート縦方向の中央部分には、単位容器2A´,2B´を形成する一対の閉合部4A,4Bのうちの一方の閉合部4Aの鍔部7Aに形成された係止突部70A,70Bがシート横方向に千鳥に配設されている。また、シート成形体110におけるシート縦方向の両端部には、単位容器2A´,2B´を形成する一対の閉合部4A,4Bのうちの他方の閉合部4Bの鍔部7Bに形成された凸状の摘み部109A(109B)及び係止孔71A(71B)がシート横方向に交互に配設されている。なお、上記した係止突部70A(70B)と係止孔71A(71B)とは後述する屈曲部5を軸にして線対称に配置されている。
そして、係止突部70A(70B)が設けられた一方の閉合部4Aと、その一方の閉合部4Aに対してシート縦方向に隣接すると共に摘み部109A(109B)及び係止孔71A(71B)がそれぞれ設けられた他方の閉合部4Bは、シート横方向に沿って延在する屈曲部5を介して連結されている。一方、シート横方向に隣り合う閉合部4A,4A(4B,4B)は、シート縦方向に沿って延在する第一弱化部103Aを介して連結されている。また、シート縦方向に隣り合う上記した一方の閉合部4A,4Aは、シート横方向に沿って延在する第二弱化部103Bを介して連結されている。すなわち、シート成形体110には、シート縦方向に延在する第一弱化部103Aと、シート横方向に延在する第二弱化部103B及び屈曲部5と、が格子状に形成されており、これら第一、第二弱化部103A,103B及び屈曲部5で区画された碁盤の桝目状の矩形領域内に窪み部6がそれぞれ同一の向きで配設されている。
上記した構成の連結容器101を製造する際には、まず、図5に示すように、複数の閉合部4A,4Bが碁盤の桝目状に配設された上記したシート成形体110を作製する。そして、このシート成形体110に形成された窪み部6の内側に内容物を収容させた後、一対の閉合部4A,4Bを閉じ合わせて単位容器2A,2Bを形成する。その後、頂辺67と平行に延在する第二弱化部103Bを屈曲させることで、その第二弱化部103Bを介して連結された単位容器2A,2B同士を相対的に90度回転させる。これにより、図4に示すように、各々の矩形壁部61同士が対向し、単位容器2A,2B同士が密集して配置され、複数の単位容器2からなる連結容器101が直方体形状となる。
一方、上記した連結容器1に収容された内容物を消費する際には、まず、第一、第二弱化部103A,103Bを破断させて連結容器1から単位容器2を切り離す。続いて、一対の閉合部4A,4Bのうち、上側の閉合部4B(4A)の摘み部109A(109B)を指等で摘み、その閉合部4B(4A)を屈曲部5回りに回転させて収容室8を開封する。その後、開封された収容室8に収容された内容物を注出したり取り出したりして消費する。
上記した連結容器101によれば、複数の単位容器2が密集して配置されるので、連結容器101を小型化することができる。これにより、連結容器101を保管・陳列・搬送時における省スペース化を図ることができる。
また、複数の単位容器2が畳まれて連結容器101が直方体形状に形成されているので、複数の連結容器101をまとめて配置する際、隣り合う連結容器101間の隙間を低減させてスペース効率を向上させることができ、連結容器101の収納・陳列・搬送時における省スペース化を図ることができる。
また、上記した連結容器1によれば、鍔部7Bに摘み部109A,109Bが形成されており、この摘み部109A(109B)を摘んで、閉じ合わされた一対の閉合部4A,4Bが開けられるので、単位容器2を容易に開封することができる。
以上、本発明に係る連結容器の実施の形態について説明したが、本発明は上記した実施の形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
例えば、上記した実施の形態では、屈曲部5が頂辺67と平行に延在されており、図3、図5に示すように、一対の閉合部4A,4Bが開いた状態においては、三角壁部60の底辺63に平行な方向に一対の閉合部4A,4Bが並設されているが、本発明は、図6、図7に示すように屈曲部205が頂辺67に直交する方向(三角壁部60の底辺63に平行な方向)に延在されていてもよい。例えば、図6に示すように、連結容器201では、単位容器2A〜2Dを形成する一対の閉合部204A,204Bを連結する屈曲部205が三角壁部60の底辺63に平行な方向に延設されており、図7に示すように、連結容器201を形成するシート成形体210を開いた状態においては、単位容器2A〜2Dを形成する一対の閉合部204A,204Bが頂辺67に平行な方向に並設されている。
また、上記した第二の実施の形態では、2つの単位容器2A,2Bの各矩形壁部61同士を対向させて長方形状に形成しているが、本発明は、2つ以上の単位容器2を密集させることも可能である。例えば、図6に示すように、4つの単位容器2A,2B,2C,2Dを密集させることで正方形状に形成することも可能である。詳しく説明すると、この連結容器201は、図7に示すように、複数の閉合部204A,204Bが碁盤の桝目状に形成されたシート成形体210からなる。
ここで、開いた状態のシート成形体210の構成について説明する。
なお、頂辺67に平行な方向(図7における横方向)を「シート横方向」と記し、三角壁部60の底辺63と平行な方向(図7における縦方向)を「シート縦方向」と記す。
このシート成形体210には、開かれた状態の単位容器2A´〜2D´が、シート縦方向に沿って直列に複数連設されていると共に、これら直列に連設された複数の単位容器2A´〜2D´が二列並行に配列されている。つまり、シート成形体210には、閉合部204A(204B)が、シート縦方向及びシート横方向にそれぞれ四列ずつ配列されている。そして、シート成形体210におけるシート横方向の中央部には、単位容器2A´〜2D´を形成する一対の閉合部204A,204Bのうちの一方の閉合部204Aの鍔部7Aに形成された係止突部270A,270Bが形成されている。これらの係止突部270A,270Bは、鍔部7Aのシート縦方向の中央部分にそれぞれ配設されている。一方、シート成形体210におけるシート横方向の両端部には、上記した一対の閉合部204A,204Bのうちの他方の閉合部204Bの鍔部7Bに形成された凸状の摘み部209A(209B)及び係止孔271A(271B)がそれぞれ形成されている。
そして、係止突部270A(270B)が設けられた一方の閉合部204Aと、その一方の閉合部204Aに対してシート横方向に隣接すると共に摘み部209A(209B)及び係止孔271A(271B)がそれぞれ設けられた他方の閉合部204Bとは、シート縦方向に沿って延在する屈曲部205を介して連結されている。一方、シート横方向に隣り合う上記した一方の閉合部204A,204Aは、シート縦方向に沿って延在する第一弱化部103Aを介して連結されている。また、シート縦方向に隣り合う閉合部204A,204A(204B,204B)は、シート横方向に沿って延在する第二弱化部103Bを介して連結されている。
上記した構成の連結容器201では、屈曲部205を折り曲げて一対の閉合部204A,204Bを閉じ合わせて単位容器2A,2B,2C,2Dを形成する。その後、頂辺67と平行に延在する第二弱化部103Bを屈曲させることで、その第二弱化部103Bを介して連結された単位容器2A,2B,2C,2Dをそれぞれ相対的に90度ずつ回転させる。これにより、図6に示すように、4つの単位容器2A,2B,2C,2Dが正方形状に配設され、隣り合う各々の矩形壁部61同士が対向し、単位容器2A,2B,2C,2D同士が密集して配置される。その結果、複数の単位容器2A,2B,2C,2Dからなる連結容器201が立方体形状となる。
また、上記した実施の形態では、単位容器2(2A,2B)を形成する一対の閉合部4A,4Bのうちの一方の閉合部4Aに有頂円筒形状の係止突部70(70A,70B)が設けられ、他方の閉合部4Bに有頂円筒形状の係止孔71(71A,71B)が設けられ、この係止孔71(71A,71B)の内側に係止突部70(70A,70B)が嵌合されて係止されているが、本発明は、係止突部や係止孔の形状や数は適宜変更可能である。例えば、図6、図7に示すように、平面視長方円形状の係止突部270A,270Bや係止孔271A,271Bであってもよく、或いは、図8に示すように、係止突部70が貫通孔状の係止孔371の内側に嵌合されていてもよい。さらに、係止突部と係止孔とが嵌合以外で係止されていてもよく、例えば、係止突部が係止孔に掛合して係止されていてもよい。
また、上記した第二の実施の形態では、単位容器2A(2B)を形成する一対の閉合部4A,4Bのうちの一方の閉合部4Aに係止突部70A(70B)が設けられ、他方の閉合部4Bに係止孔71A(71B)及び摘み部109A(109B)が設けられているが、本発明は、摘み部109A(109B)が設けられた閉合部4Bに係止突部70A(70B)が設けられ、その閉合部4Bに屈曲部5を介して連結された閉合部4Aに係止孔71A(71B)が設けられていてもよい。
また、上記した実施の形態では、窪み部6の外周に全周に亘って鍔部7A,7Bが設けられ、この鍔部7A,7Bに摘み部9A,9B(109A,109B)が形成されているが、本発明は、摘み部を省略することも可能であり、或いは、窪み部6の外周の一部分にのみ鍔部を設けることも可能であり、少なくとも、開口面62(窪み部6)を挟んで屈曲部5の反対側に鍔部が形成されていればよい。
また、上記した実施の形態では、窪み部6が一対の三角壁部60と一対の矩形壁部61とを備えた山形状に形成されているが、本発明は、窪み部6の形状や数を変更することも可能であり、窪み部を、例えば矩形箱状や有底筒状、円錐(円錐台形)状、角錐(角錐台形)状、半球状等にすることも可能である。
また、上記した実施の形態では、一対の閉合部4A,4Bの両方に窪み部6が形成されており、これらの窪み部6が対向配置されて収容室8が形成されているが、本発明は、一対の閉合部のうちのいずれか一方にだけ窪み部が形成され、他方に窪み部が形成されていない構成にすることも可能である。この場合、一対の閉合部のうちの一方の閉合部に形成された窪み部が平板状の他方の閉合部で閉塞されて収容室が形成された構成であってもよい。
その他、本発明の主旨を逸脱しない範囲で、上記した実施の形態における構成要素を周知の構成要素に置き換えることは適宜可能であり、また、上記した変形例を適宜組み合わせてもよい。
1、101、201 連結容器
2、2A、2B、2C、2D 単位容器
3 弱化部
4A、4B、204A、204B 閉合部
5、205 屈曲部
6 窪み部
7A、7B 鍔部
8 収容室
109A、109B、209A、209B 摘み部
10、110、210 シート成形体
40A、40B 合わせ面
60 三角壁部
61 矩形壁部
62 開口面
63 底辺
64 頂角
65 斜辺
67 頂辺
70、70A、70B、270A、270B 係止突部
71、71A、71B、271A、271B 係止孔
103A 第一弱化部(弱化部)
103B 第二弱化部(弱化部)

Claims (5)

  1. 内容物を収容する収容室を有する単位容器が破断容易な弱化部を介して複数連結された連結容器であって、
    前記単位容器は、少なくとも一方に前記収容室を形成する窪み部が形成されていると共に互いに閉じ合わされた一対の閉合部と、該一対の閉合部を連結する折り曲げ可能な屈曲部と、を備えており、
    複数の前記一対の閉合部、前記屈曲部及び前記弱化部が、軟化したシート状の原板を押圧して成形されたシート成形体にそれぞれ形成され、前記屈曲部を屈曲させて前記シート成形体を折り畳むことで前記一対の閉合部が閉じ合わされて前記単位容器が形成されており、
    前記一対の閉合部同士が前記屈曲部を介して一体に形成されていると共に、前記複数の単位容器が前記弱化部を介して一体に形成されており、
    前記一対の閉合部には、前記窪み部の開口端部から前記収容室の外方側に向けて突出されて互いに重ね合わされた鍔部がそれぞれ備えられており、
    互いに重ね合わされた一対の鍔部のうちの一方の鍔部の合わせ面には係止突部が設けられるとともに、他方の鍔部の合わせ面には前記係止突部が係止される係止孔が形成されていることを特徴とする連結容器。
  2. 請求項1記載の連結容器であって、
    前記一対の閉合部に、互いに対向する窪み部がそれぞれ形成されており、これら対向する窪み部によって前記収容室が形成されていることを特徴とする連結容器。
  3. 請求項1記載の連結容器であって、
    前記窪み部が、互いに対向して配設されていると共に前記一対の閉合部の合わせ面に対して突出された一対の三角壁部と、前記合わせ面に対してそれぞれ斜めに突出されて先端同士が互いに連結された一対の矩形壁部と、を備えており、
    前記三角壁部が、前記合わせ面に沿って延在する底辺に対向する頂角が直角に形成された直角二等辺三角形状を成しており、前記矩形壁部が、前記一対の三角壁部の対向する各斜辺の間にそれぞれ配設されており、前記一対の三角壁部と、前記一対の矩形壁部と、前記合わせ面に沿って形成された開口面と、が五面体形状を成していることを特徴とする連結容器。
  4. 請求項3に記載の連結容器において、
    複数の前記単位容器が、前記一対の三角壁部の前記頂角間を結ぶ頂辺に平行する弱化部を介して連結され、
    該弱化部を介して連結された隣り合う前記単位容器同士が、前記弱化部を屈曲させて各々の前記矩形壁部同士を対向させて配置され、複数の前記単位容器が直方体状に畳まれていることを特徴とする連結容器。
  5. 請求項1から4のいずれか一項に記載の連結容器であって、
    前記一対の閉合部のうちの少なくとも一方の鍔部には、摘み部が形成されていることを特徴とする連結容器。
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