JP2010199443A - 太陽光発電システム - Google Patents

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Abstract

【課題】太陽光発電システムの直流側マイナス極を接地した場合であっても、正確に太陽光発電システムの地絡を検出し、安全性の向上を図ることを目的とする。
【解決手段】ガラス基板上に形成された薄膜型太陽電池パネル10aを複数接続した太陽電池アレイ10と、太陽電池アレイ10により発電された直流電力を交流電力に変換する絶縁トランス14を保有するパワーコンディショナ12と、を備えた太陽光発電システムの、パワーコンディショナ12又は、太陽電池アレイ10とパワーコンディショナ12との間のマイナス極端子側配線に接地線を設け、接地線の途中に地絡検出手段を設ける。
【選択図】図1

Description

本発明は、太陽光発電システムに係り、特にマイナス極側を接地し地絡を検出する地絡検出装置を備えた太陽光発電システムに関するものである。
ガラス基板上にシリコン系薄膜などを積層して形成された薄膜型太陽電池をパネル化し、この太陽電池パネルを複数接続した太陽電池アレイを用いた太陽光発電システムが知られている。
このような太陽光発電システムでは、太陽電池パネルを複数枚並べ直列・並列接続して構成した太陽電池アレイによって発電した直流電力を、インバータ回路を含むパワーコンディショナによって、商用電源系統の交流電力に対応した交流電力に変換し、変換した交流電力を負荷系統又は電力系統等に供給している。
ところで、上述の太陽光発電システムにおいては、何らかの理由により、太陽電池や配線等の絶縁が破壊され、地絡が生じる場合がある。そこで、図5に示すように、太陽電池アレイ51側の出力プラス電極端子52とマイナス電極端子53との間に2つの抵抗器54,55を直列に接続して分圧し、両電圧をバランスさせ、両抵抗器の接続点に直流電圧検出器56の一端を接続すると共に他端を接地することで地絡を検出しているものがある。すなわち、直流地絡が生じると、プラス電極側とマイナス電極側の電圧のバランスが崩れ、この状態を直流電圧検出器により検出することで直流地絡を検出している。このような直流地絡を検出する技術の例として、特開2001−21606号公報(特許文献1)には、太陽電池アレイの出力ライン間に分圧器を接続し、分圧器の分圧点と接地電池との間に電流検出器を接続し、この検出結果がゼロになるように分圧器の分圧比を調整することにより正確に地絡を検出する技術が開示されている。
一方、上記した薄膜型太陽電池パネルにおいては、ガラス基板に含まれるNaイオンなどが透明電極や太陽電池モジュールの劣化の原因になることを抑制するための対策として、太陽光発電システムの直流側マイナス極の電圧が注目されつつある。特開2008−47819号公報(特許文献2)には、電力変換装置の分配部に直流電圧源を設けることで、太陽電池モジュールの対地電圧を正の値に保つ技術が開示されている。
特開2001−21606号公報 特開2008−47819号公報
上記した薄膜型太陽電池パネルにおいては、その透明電極や太陽電池モジュールの劣化を防止するための対策として、太陽光発電システムのパワーコンディショナとの接続配線の直流側マイナス極を接地することが推奨されつつある。しかしながら、パワーコンディショナの直流側のマイナス極を接地した場合、図5に示すような、太陽電池アレイのプラスとマイナス出力電極端子52,53との間に設けた2つの抵抗器54,55と他端を接地した直流電圧検出器56による従来の直流地絡検出装置では、直流側のマイナスから大地経由するループ閉回路が形成されて、常に電流が流れる経路となることから、上記の従来の直流地絡検出装置を設けずに、パワーコンディショナの直流側のマイナス極を接地する経路の一部に適当な容量のヒューズを設けることで対応しており、地絡検出の信頼性や利便性に課題があった。
更に、この場合は、太陽電池アレイ内の一部に地絡を発生した場合に地絡有無の検出ができない箇所が発生することが判明した。すなわち、太陽電池アレイのマイナス出力がパワーコンディショナとの接続付近よりも抵抗損出の分だけ若干のマイナス電圧になるために、太陽電池アレイのプラス出力との間で対地電圧がゼロまたはゼロ付近となっていることから地絡電流が流れず、地絡を検出することができない箇所が発生し、地絡箇所を認識できない状況になる。このような太陽光発電システムにおいて、インバータ回路のスイッチをOFFにした場合でも、太陽電池アレイのプラス出力電圧が変化するために、対地電圧がゼロまたはゼロ付近の位置も変化するために、日射があれば太陽電池アレイの発電が地絡電流となって継続されることが判明した。したがい、安全性向上の観点からも、パワーコンディショナとの接続付近の直流側を接地した場合の地絡検出対策の重要性がより高まっている。
本発明は、上記問題を解決するためになされたもので、太陽光発電システムのパワーコンディショナとの接続配線の直流側マイナス極を接地した場合であっても、正確に太陽光発電システムの地絡を検出し、安全性の向上を図ることができる太陽光発電システムを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明は以下の手段を採用する。
本発明は、ガラス基板上に形成された薄膜型太陽電池パネルを複数接続した太陽電池アレイと、前記太陽電池アレイにより発電された直流電力を交流電力に変換する絶縁トランスを保有するパワーコンディショナと、を備えた太陽光発電システムであって、前記パワーコンディショナ又は、前記太陽電池アレイと前記パワーコンディショナとの間のマイナス極端子側配線に接地線を設け、該接地線の途中に地絡検出手段を設けたことを特徴とする太陽光発電システムを提供する。
本発明によれば、前記パワーコンディショナ又は、前記太陽電池アレイと前記パワーコンディショナとの間のマイナス極端子側配線に接地線を設け、この接地線の途中に地絡検出手段を設ける。パワーコンディショナの直流側のマイナス極端子側の配線を接地することで、太陽電池アレイのマイナス出力がパワーコンディショナとの接続配線の接地付近よりも抵抗損出の分だけ若干のマイナス電圧になる。一方、太陽電池アレイを構成する太陽電池パネルの多くは、プラス電圧になる。また、太陽電池パネルを固定する金属枠は大地に接地される構造となっているので、上記ガラス基板の電位は太陽電池パネルを固定する金属枠よりも高い電位になり、太陽電池モジュールから前記ガラス基板へ向かう電界が発生し、ガラス基板内部に存在するNaイオンなどがガラス基板から光電変換層へ向かって拡散することを抑制する。このため、透明電極層や太陽電池モジュールの劣化の原因になることを抑制することができる。また、接地線の途中に地絡検出手段を設けることで、太陽光発電システムの一部に地絡が発生した場合に、地絡を検出することが可能となる。
上記した太陽光発電システムでは、前記地絡検出手段において地絡を検出する際の電流設定値は、前記太陽電池アレイの漏れ電流の電流値よりも大きい電流値に設定されているとともに、所定時間以上検出された場合に地絡と判断することが好ましい。
太陽電池アレイを構成する太陽電池パネルは、例えば、ガラスなどを用いた基板、透明電極層と光電変換層と裏面電極層とが順に積層されてなる薄膜型太陽電池が基板保護膜及び防水シートを介して金属枠に収められた構造となっているものがある。このため、この構造に起因して太陽電池パネルがあたかもコンデンサのように機能して、基板と薄膜型太陽電池との間に電荷が蓄積され、蓄積された電荷が何らかの理由により短時間のうちに配線へ移動することにより所謂、漏れ電流を大地へ流すことがある。この漏れ電流を地絡検出手段が地絡電流として誤検出するおそれがあるため、予め地絡検出手段による地絡判定に際して、規準となる電流の設定値として、漏れ電流の電流値以上の電流値を定めておくとともに、漏れ電流の発生時間以上の時間にわたり検出される場合に、地絡と判断することが好ましい。なお、この電流値は、太陽電池アレイの規模や、静電容量等によって適切な値を選択して定めることが好ましい。例えば、漏れ電流として想定する電流値は0.5A、所定時間は5秒以上、より好ましくは、10秒が例示される。
また、本発明は、ガラス基板上に形成された薄膜型太陽電池パネルを複数接続した太陽電池アレイと、前記太陽電池アレイにより発電された直流電力を交流電力に変換する絶縁トランスを保有するパワーコンディショナと、を備えた太陽光発電システムであって、前記パワーコンディショナ又は、前記太陽電池アレイと前記パワーコンディショナとの間に接地線を設け、該接地線の途中に直流電源と地絡検出手段とを設けたことを特徴とする太陽光発電システムを提供する。
本発明によれば、パワーコンディショナ又は、前記太陽電池アレイと前記パワーコンディショナとの間に接地線を設け、該接地線に直流電源と地絡検出手段とを設ける。直流電源を設けることで、接地線の接続点の対地電圧を直流電源が供給する直流電圧分だけシフトさせることができる。これにより、接地線が設けられた配線の端子、太陽電池アレイのプラス極側出力部分又はマイナス極側出力部分の対地電圧も直流電源が供給する直流電圧分だけプラス側にシフトする。このため、太陽光発電システムのいずれかの箇所において地絡が生じた場合に、その箇所の対地電圧が直流電圧分だけプラス側にシフトするので、地絡しているにもかかわらず地絡電流が流れないという問題を回避することができ、地絡を正確に検出することができる。
上記した太陽光発電システムにおいて、前記直流電源が供給する電圧値は、少なくとも前記太陽電池アレイと前記パワーコンディショナとの間の配線による電圧降下に相当する電圧値であり、及び前記直流電源が供給する電流値は、太陽電池アレイのマイナス出力点が地絡した場合の地絡電流よりも大きい電流値であることが好ましい。
太陽電池アレイのマイナス出力がパワーコンディショナとの接続配線の接地付近よりも抵抗損出の分だけ若干のマイナス電圧になるために、太陽電池アレイのプラス出力との間で対地電圧がゼロまたはゼロ付近となる箇所が存在すると、その箇所に地絡電流が流れず、地絡を検出することができない。このため、直流電源が供給する直流電圧を少なくとも太陽電池アレイとパワーコンディショナとの間の配線による電圧損失以上の値に設定することで、太陽電池アレイとパワーコンディショナとの間の配線が全てプラス電位となるので、対地電圧がゼロまたはゼロ付近となる箇所が存在しなくなり、好ましい。また、併せて、太陽電池アレイのマイナス出力点が地絡した場合には、漏れ電流の電流値以上の直流電流を供給できるようにすることで太陽電池アレイの漏れ電流との誤検出を回避することができる。
上記した太陽光発電システムにおいて、前記地絡検出手段において地絡を検出する際の電流設定値は、前記太陽電池アレイの短絡電流の電流値又は前記直流電源が供給する電流の電流値の何れか小さい方の電流値であることが好ましい。
太陽光発電システムの何れかの箇所に地絡が生じた場合、接地線に設けられた地絡検出手段には、太陽電池アレイの短絡電流または直流電源による電流が流れることが想定される。このため、太陽電池アレイのプラス出力点が地絡した場合には太陽電池アレイの短絡電流の電流値が、又は太陽電池アレイのマイナス出力点が地絡した場合には直流電源が供給する電流が接地線に流れるので、これらの電流値の何れか小さい方の電流値を前絡検出手段において地絡を検出する際の電流設定値と設定することで、確実に地絡を検出することができる。
このように、太陽光発電システムのパワーコンディショナとの接続配線の直流側マイナス極を接地した場合であっても、正確に太陽光発電システムの地絡を検出し、安全性の向上を図ることができる。
本発明の第1の実施形態にかかる太陽光発電システムの概略構成を示すブロック図である。 本発明の第2の実施形態にかかる太陽光発電システムの概略構成を示すブロック図である。 本発明の第3の実施形態にかかる太陽光発電システムの概略構成を示すブロック図である。 本発明の第4の実施形態にかかる太陽光発電システムの概略構成を示すブロック図である。 従来の太陽光発電システムの概略を示すブロック図である。
以下、本発明の太陽光発電システムの実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。
〔第1の実施形態〕
図1は、本実施形態に係る太陽光発電システムの概略構成を示したブロック図である。
図1において、太陽光発電システムは、太陽電池アレイ10、パワーコンディショナ12、地絡検出装置13を備えている。パワーコンディショナ12は、絶縁トランス14を保有したインバータを備えている。
太陽電池アレイ10は、互いに直列又は並列あるいは直並列に接続された複数の太陽電池パネル10aを備えている。本実施形態において、太陽電池パネル10aは、例えば、ガラス基板上に透明電極層、シリコン系薄膜、裏面電極層を積層して形成され、太陽光の照射を受けて直流電力を発電する太陽電池をパネル化したものである。太陽電池乃至太陽電池パネル10aの接続数は、太陽光発電システムとして必要な電圧及び電力容量によって適宜定められる。太陽電池アレイ10は、複数の太陽電池パネル10aによって発電された直流の電力を、プラス極出力部分とマイナス極出力部分とにより、接続箱11を介してパワーコンディショナ12に出力する。
図1においては説明の便宜上図示しないが、接続箱11は、太陽電池アレイ10の各太陽電池パネル10aで発電された直流電力を集めてパワーコンディショナ12に供給するものであり、通常は、太陽光発電システムのメンテナンス性の向上にために設けることが多い。接続箱11の中には、各太陽電池パネル10aのストリング毎に切り離すマニュアル開閉機能、サージアブソーバーなどが設けられ、制御信号を受けて太陽電池アレイ10とパワーコンディショナ12との接続を切り離すための自動開閉器機能が設けられていてもよい。接続箱11の自動開閉器機能は、後述する接地線20に設けた開閉器16があれば、省略することが可能である。従って、接続箱11を設けた場合には、太陽電池アレイ10のプラス極出力部分は、接続箱11を介してパワーコンディショナ12のプラス側入力端子に、マイナス極出力部分は接続箱11を介してパワーコンディショナ12のマイナス側入力端子に夫々接続されることとなる。
パワーコンディショナ12内では、絶縁トランス14を介して系統へと接続されている。パワーコンディショナ12は、太陽電池アレイ10のマイナス極出力部分からの配線との接続部分付近の直流側マイナス極を接地しているが、絶縁トランス14を備えることで系統の大地を経由したループ閉回路を形成することがない。尚、太陽電池パネル10aは、前述のシリコン系薄膜に限定されるものではなく、CIGSなどの化合物半導体系のものでもよく、基板上に光電変換層を形成するものが対象となる。また薄膜シリコン系とは、アモルファスシリコン系、結晶質シリコン系(アモルファスシリコン系以外のシリコン系を意味し微結晶シリコン系や多結晶シリコン系も含む)、アモルファスシリコン系と結晶質シリコン系とを積層させた多接合型(タンデム型)を含むものを表す。
パワーコンディショナ12は、図示しない昇圧装置、絶縁トランス14を保有するインバータ、ノイズフィルタ等を備えており、太陽電池アレイ10が発電した電力を所望の交流電力へ変換して、外部へ供給する。また、図示しない蓄電池を直流部分に接続して設けることで、太陽電池が発電した電力を一時的に蓄電する機能を保有していても良い。すなわち、複数の太陽電池パネル10aが発電した直流電力を所望の周波数及び電圧を有する交流電力に変換し、変換した交流電力を、例えば、図示しない負荷系統や商用電力系統へ供給する。また、パワーコンディショナ12には、パワーコンディショナ12の運転状況や異常が生じた場合の警告等を表示する表示器12aが設けられている。
太陽電池アレイ10のマイナス出力部分(接続点B)とパワーコンディショナ12(接続点A)の間のマイナス極端子側配線の任意の箇所(接続点S)に接地線20が設けられ、マイナス極端子側配線が接地されている。接地線20の途中には、地絡検出装置13が設けられている。なお、接続箱11の自動開閉機能を設ける場合は、開閉器機能を用いるために、接地線20が設けられた任意の箇所(接続点S)は、接続箱11とパワーコンディショナ12(接続点A)の間のマイナス極端子の間がより好ましい。また、配線間の電圧降下の影響を少なくするにはパワーコンディショナ12(接続点A)の間のマイナス極端子付近がさらに好ましい。このため、接地線20と大地Gの間に開閉器16を設けることがさらに好ましい。
地絡検出装置13は、太陽電池アレイ10及び太陽電池アレイ10とパワーコンディショナ12との間の配線の地絡、すなわち直流地絡を検出するものであり、CT(カレントトランスフォーマー)15、開閉器16及び制御部17を備えている。CT15と制御部17は、接地線20に所定の電流値の電流が所定時間以上流れたか否かを監視し、所定の電流値の電流が所定時間以上流れた場合には、地絡であると判定して、地絡信号を必要な制御対象機器に送信する。開閉器16は、接地線20の大地Gとの接続状態を切り替えるものである。
また、制御部17は、例えば、デジタルパネルメーターなどを含み、地絡を判断した場合には、パワーコンディショナ12にパワーコンディショナ12を停止するための停止信号を出力し、開閉器16に接地線20の大地との接続状態を切り離すための開閉器開放信号を出力する。なお、開閉器16を接地線20に設けることにより、制御部17と開閉器16の距離が近く、地絡信号を送信するケーブルが短くなり、施工性が向上しコストが低下する。さらに、接地線20が設けられた任意の箇所(接続点S)は、パワーコンディショナ12に近い方が、地絡信号を送信するケーブルが短くなり、より施工性が向上しコストが低下する。また、開閉器16を接地線20に設けない場合は、接続箱11内に自動開閉機能を設けて、制御部17は、接続箱11の自動開閉器機能(図示せず)に対しても開放信号を出力して太陽電池アレイ10を開放状態にしても良い。
ところで、太陽電池パネル10aは、ガラスなどの基板、透明電極層と光電変換層と裏面電極層とが順に積層されてなる薄膜型太陽電池が基板保護膜及び防水シートを介して金属枠に収められた構造となっている。このため、この構造に起因して太陽電池パネルがあたかもコンデンサのように機能して、基板と薄膜型太陽電池との間に電荷が蓄積され、蓄積された電荷が何らかの理由により短時間のうちに配線へ移動することにより、所謂漏れ電流を大地Gへ流すことがある。この漏れ電流を地絡検出装置が地絡電流として誤検出するおそれがあるため、CT15で検出し制御部17で地絡と判断する所定の電流値は、太陽電池パネルに蓄積された電荷による漏れ電流の電流値を超える値、例えば、0.5A程度を閾値として設定することが好ましい。
なお、この電流値は、太陽電池パネル又は太陽電池アレイの規模や静電容量等に応じて、実際の発電システムを運用しながら定めることが望ましい。また、上述したように、太陽電池パネルに蓄積された電荷が電流として流れるのは短時間であるため、CT15では、所定の電流値以上の電流が所定の時間継続して流れたことを検出することにより誤検出を防止することができる。このため、例えば、所定時間の閾値として5秒、さらに好ましくは10秒を設定することが好ましい。
このような太陽光発電システムにおいて、何れかの箇所、例えば太陽電池アレイ10もしくは配線の一部に地絡が生じた場合には、地絡した箇所と大地とが電気的に接続された状態となり、接地線を介してループ回路が形成され、接地線20を介してCT15に地絡電流が流れる。CT15では、予め定められた電流値(例えば、0.5A)以上の電流が予め定められた時間(例えば、10秒以上)流れたか否かを監視しており、地絡電流が流れると、形成されたループ回路が切断されるまでCT15に地絡電流が流れることとなるため、CT15が地絡を検出する。CT15と制御部17は地絡の検出に基づいて、地絡信号を必要な制御対象機器に出力する。
制御部17は、地絡と判断した場合には、パワーコンディショナ12にパワーコンディショナ12を停止するための停止信号を出力する。また、制御部17は、開閉器16に接地線20と大地との接続状態を切り離すための開閉器開放信号を出力する。また開閉器16を接地線20に設けない場合は、接続箱11内に自動開閉機能を設けて、接続箱11の自動開閉器機能(図示せず)に対しても開放信号を出力しても良い。これにより、パワーコンディショナ12の表示器12aに地絡検出装置13が地絡を検出した旨が表示されるとともにパワーコンディショナ12の運転が停止される。また、開閉器16が解列されて地絡検出装置と大地との接続が切り離されてループ回路が切断され、さらに接続箱11の自動開閉器機能も解列されることで太陽電池アレイ10は開放状態になる。
このように、太陽電池アレイ10とパワーコンディショナ12の間のマイナス極端子側配線の任意の箇所に接地線20を設け、この接地線20に地絡検出装置13を配置することで、太陽電池アレイ10及び太陽電池アレイ10とパワーコンディショナ12との間の配線の地絡、すなわち直流地絡を確実に検出することができる。また、地絡検出装置13のCT15と制御部17は、地絡電流を検出するための電流値及び時間の閾値を設定しているため、太陽電池アレイ10に蓄積された電荷による漏れ電流を地絡電流として誤検出するのを防止することができる。
〔第2の実施形態〕
次に、本発明の第2の実施形態について、図2を用いて説明する。
本実施形態の太陽光発電システムが第1の実施形態と異なる点は、地絡検出装置として接点付ヒューズ23が適用された点である。以下、本実施形態の太陽光発電システムについて、第1の実施形態と共通する点については説明を省略し、異なる点について主に説明する。
図2に示すように、地絡検出装置として接点付ヒューズ23が適用される。すなわち、太陽電池アレイ10とパワーコンディショナ12の間のマイナス極端子側配線の任意の箇所に設けられた接地線20の途中に、地絡検出装置としての接点付ヒューズ23が設けられている。第1の実施形態と同様に、接続箱11内に自動開閉機能が設けられる場合は、接続箱11の自動開閉器機能として接点付ヒューズを設ける。接地線20が設けられた任意の箇所(接続点S)は、接続箱11とパワーコンディショナ12(接続点A)の間のマイナス極端子の間がより好ましく、パワーコンディショナ12(接続点A)の間のマイナス極端子付近がさらに好ましい。このため、接地線20と大地Gの間に接点付ヒューズ23を設けることがさらに好ましい。
接点付ヒューズ23は、太陽電池アレイ10及び太陽電池アレイ10とパワーコンディショナ12との間の配線の地絡、すなわち直流地絡を検出する地絡検出装置として機能し、ヒューズ24及びヒューズ24の切断を検知する検知器25を備えている。ヒューズ24は、予め設定された電流値以上の電流が流れると接地線20の大地との接続状態を切断するようになっている。また、検知器25は、ヒューズ24が切断されたことを受けて、パワーコンディショナ12に対してパワーコンディショナ12を停止するための停止信号を出力する。
このような太陽光発電システムにおいて、何れかの箇所、例えば太陽電池アレイ10とパワーコンディショナ12との間の配線の一部に地絡が生じた場合には、地絡した箇所と大地とが電気的に接続された状態となり、接地線を介してループ回路が形成され、接地線20を介して接点付ヒューズ23に地絡電流が流れる。接点付ヒューズ23では、漏れ電流による誤検知を避けるように、予め定められた電流値(例えば、0.5A)以上の電流が流れるとヒューズ24が切断される。これにより接地線20の大地との接続状態が切断されループ回路が遮断されることとなる。
また、検知器25は、ヒューズ24が切断されたことを検知して、パワーコンディショナ12にパワーコンディショナ12を停止するための停止信号を出力する。これにより、パワーコンディショナ12の表示器12aに地絡検出装置としての接点付ヒューズ23が地絡を検出した旨が表示されるとともにパワーコンディショナ12の運転が停止される。また、接地線20に接点付ヒューズ23を設けずに、接続箱11内に自動開閉機能を設ける場合は、検知器25は接続箱11の内部に設けて、接続箱11の自動開閉器機能の接点付ヒューズ(図示せず)により接続箱11の開閉器機能も解列され太陽電池アレイ10を開放し、検知器25は、ヒューズが切断されたことを検知してもよい。
このように、太陽電池アレイ10とパワーコンディショナ12の間のマイナス極端子側配線の任意の箇所に接地線20を設け、この接地線20に地絡検出装置として接点付ヒューズを配置することで、太陽電池アレイ10及び太陽電池アレイ10とパワーコンディショナ12との間の配線の地絡、すなわち直流地絡を簡易かつ低コストな回路で確実に検出することができる。また、接点付ヒューズ23は、地絡電流を検出するための電流値の閾値を設定しているため、太陽電池アレイ10に蓄積された電荷による漏れ電流を地絡電流として誤検出することを防止する。
〔第3の実施形態〕
次に、本発明の第3の実施形態について、図3を用いて説明する。
本実施形態の太陽光発電システムは、第1の実施形態同様に、地絡検出装置13がCT15、開閉器16及びこれらの制御部17を備えている。本実施形態の太陽光発電システムが第1の実施形態と異なる点は、接地線20の接続点S、すなわち、地絡検出装置13よりもパワーコンディショナ12側に直流電源20を設けた点である。第1の実施形態と同様に、接地線20が設けられた任意の箇所(接続点S)は、接続箱11とパワーコンディショナ12(接続点A)の間のマイナス極端子の間がより好ましく、パワーコンディショナ12(接続点A)の間のマイナス極端子付近がさらに好ましい。このため、接地線20と大地Gの間に開閉器16を設けることがさらに好ましい。
以下、本実施形態の太陽光発電システムについて、第1の実施形態と共通する点については説明を省略し、異なる点について主に説明する。
上述したように、本実施形態における太陽光発電システムにおいては、太陽電池アレイ10とパワーコンディショナ12の間のマイナス極端子側配線の任意の箇所(接続点S)に設けられた接地線20に、直流電源18及び直流電源18と並列に地絡電流が流れたときに直流電源18を保護するためのバイパスダイオード19が設けられている。直流電源18は、接地線20に対して所定の電圧を供給するものであり、接地線20の接続点Sの対地電圧を直流電源18が供給する直流電圧分だけシフトさせることができる。これにより、配線の抵抗損出で接続点Sよりもマイナス側へシフトしていた太陽電池アレイ10のマイナス極側出力部分(接続点B)の対地電圧は、直流電源18が供給する直流電圧分だけプラス側にシフトさせることができる。
なお、直流電源18としては、系統電力を利用した直流定電圧装置や、蓄電池装置でも良いが、太陽光発電システムの運転に対応して直流電圧を発生し、太陽光発電システムと同じ寿命が想定できる太陽電池がより好ましく、この場合にはバイパスダイオードにより太陽電池の短絡電流を流すことでその保護を図ることができる。直流電源としての太陽電池は、メンテナンスフリーであるとともに、太陽光発電システムの発電時に併せて直流電圧を発生するので、太陽光発電システムの独立運用性がより向上して好ましい。
ここで、対地電圧がゼロとなる箇所が存在すると、その箇所に地絡電流が流れず、地絡を検出することができないため、直流電源18が供給する直流電圧は、少なくとも太陽電池アレイ10とパワーコンディショナ12との間の配線抵抗による電圧損失以上の値に設定する必要がある。すなわち、本実施形態においては、接地線20が太陽電池アレイ10とパワーコンディショナ12の間のマイナス極端子側配線に設けられているため、接続点Aと接続点Bとの間の配線による電圧損失以上の値に設定する必要がある。また、太陽電池アレイのマイナス出力部分(B点)が地絡した場合には、地絡検出装置13が太陽電池アレイ10の漏れ電流との誤検出を避けるためには、漏れ電流の電流値以上の直流電流を供給できることも必要である。
さらに、図3において、例えば、太陽電池アレイのマイナス出力部分(B点)で地絡が生じた場合には、直流電源18から供給される電流が、太陽電池アレイのプラス出力部分(C点)で地絡が生じた場合には太陽電池アレイ10の短絡電流が、接地線20に地絡電流として流れるため、何れかの電流の電流値の小さい方を地絡検出装置13が地絡を検出する際の電流値の閾値とする。すなわち、地絡検出装置13は、太陽電池アレイのマイナス出力部分(B点)が地絡した場合の地絡電流値以上に設定された直流電源の電流値または、太陽電池アレイのプラス出力部分(C点)で地絡が生じた場合の太陽電池アレイ10の短絡電流の何れか小さい方の電流値を基準として、この電流値以上の電流が所定の時間以上に地絡検出装置13を流れた場合に地絡を検出する。
このような太陽光発電システムにおいて、何れかの箇所、例えば太陽電池アレイ10の一部に地絡が生じた場合には、地絡した箇所と大地Gとが電気的に接続された状態となり、接地線を介してループ回路が形成され、接地線20の途中に設置したCT15が地絡電流を検出する。CT15と制御部17では、予め定められた、配線間の電圧損失及び漏れ電流の電流値以上に設定された直流電源の電流値または、太陽電池アレイ10の短絡電流の何れか小さい方の電流値以上の電流が予め定められた時間(例えば、10秒以上)流れたか否かを監視している。地絡電流が流れると、形成されたループ回路が切断されるまでCT15で地絡電流を検出することとなるため、CT15は地絡の検出に基づいて、制御部17が地絡を判断する。
制御部17は、地絡発生の判断を行うと、パワーコンディショナ12にパワーコンディショナ12を停止するための停止信号を出力する。また、制御部17は、開閉器16に接地線20と大地との接続状態を切り離すための開閉器開放信号を出力する。また開閉器16を接地線20に設けない場合は、接続箱11内に自動開閉機能を設けて、接続箱11の自動開閉器機能(図示せず)に対しても開放信号を出力しても良い。これにより、パワーコンディショナ12の表示器12aに地絡検出装置13が地絡を検出した旨が表示されるとともにパワーコンディショナ12の運転が停止される。また、開閉器16が解列されて地絡検出装置と大地との接続が切り離されてループ回路が切断され、接続箱11の自動開閉器機能も解列されて太陽電池アレイ10を開放しても良い。
このように、太陽電池アレイ10とパワーコンディショナ12の間のマイナス極端子側配線の任意の箇所に接地線20を設け、この接地線20に直流電源18を設けるとともに地絡検出装置13を配置することで、太陽電池アレイ10及び太陽電池アレイ10とパワーコンディショナ12との間の配線の地絡、すなわち直流地絡をさらに確実に検出することができる。また、直流電源18の供給可能な電流値を適宜設定することができ、これに応じて、地絡検出装置13のCT15が地絡電流を検出するための電流値として、太陽電池アレイのマイナス出力点が地絡した場合の地絡電流値以上に設定された直流電源の電流値または、太陽電池アレイ10の短絡電流の何れか小さい方の電流値を予め定めているため、地絡検出ができない箇所がなくなり、確実に地絡を検出することができ、太陽光発電システムの信頼性が向上する。
〔第4の実施形態〕
次に、本発明の第4の実施形態について、図4を用いて説明する。
本実施形態の太陽光発電システムは、第2の実施形態と同様に地絡検出装置13が接点付ヒューズであり、第3の実施形態と同様に接地線20の地絡検出装置13よりもパワーコンディショナ12側に直流電源18を設けている。以下、本実施形態の太陽光発電システムについて、第2の実施形態と共通する点については説明を省略し、異なる点について主に説明する。
上述したように、本実施形態における太陽光発電システムは、太陽電池アレイ10とパワーコンディショナ12の間のマイナス極端子側配線の任意の箇所(接続点S)に設けられた接地線20に、直流電源18及び直流電源18と並列に直流電源18を保護するためのバイパスダイオード19が設けられている。また、接地線20に、地絡検出装置として、ヒューズ24及び検知器25からなる接点付ヒューズ23が設けられている。
このような太陽光発電システムにおいて、何れかの箇所、例えば太陽電池アレイ10の一部に地絡が生じた場合には、地絡した箇所と大地とが電気的に接続された状態となり、接地線を介してループ回路が形成され、接地線20を介して接点付ヒューズ23に地絡電流が流れる。接点付ヒューズ23では、予め定められた、太陽電池アレイのマイナス出力部分が地絡した場合の地絡電流値以上に設定された直流電源18の電流値または、太陽電池アレイ10の短絡電流の何れか小さい方の電流値以上の電流が流れるとヒューズ24が切断される。これにより接地線20の大地との接続状態が切断されループ回路が遮断されることとなる。
また、検知器25は、ヒューズ24が切断されたことを検知して、パワーコンディショナ12にパワーコンディショナ12を停止するための停止信号を出力する。これにより、パワーコンディショナ12の表示器12aに地絡検出装置としての接点付ヒューズ23が地絡を検出した旨が表示されるとともにパワーコンディショナ12の運転が停止される。また、接地線20に接点付ヒューズ23を設けずに、接続箱11内に自動開閉機能を設ける場合は、検知器25は、接続箱内に設けて、接続箱11の自動開閉器機能の接点付ヒューズ(図示せず)により接続箱の自動開閉器機能も解列され、検知器25は、ヒューズが切断されたことを検知しても良い。
このように、太陽電池アレイ10とパワーコンディショナ12の間のマイナス極端子側配線の任意の箇所に接地線20を設け、この接地線20に直流電源18を設けるとともに地絡検出装置として接点付ヒューズを配置することで、太陽電池アレイ10及び太陽電池アレイ10とパワーコンディショナ12との間の配線の地絡、すなわち直流地絡を簡易で安価なシステムで確実に検出することができる。
また、接点付ヒューズ23は、地絡電流を検出するための電流値の閾値を設定しているため、太陽電池アレイ10に蓄積された電荷による漏れ電流を地絡電流として誤検出することを防止する。また、直流電源の供給可能な電流値を適宜設定することができ、これに応じて、ヒューズ24が地絡電流を検出するための電流値として、漏れ電流の電流値以上に設定された直流電源の電流値または、太陽電池アレイ10の短絡電流の何れか小さい方の電流値を予め定めているため、地絡検出ができない箇所がなくなり、確実に地絡を検出することができ、太陽光発電システムの信頼性が向上する。
なお、上記した第3の実施形態及び第4の実施形態においては、直流電源18を設けた接地線20を太陽電池アレイ10とパワーコンディショナ12の間のマイナス極端子側配線の任意の箇所に設けたが、直流電源18を設けた接地線20はプラス極側配線の任意の箇所に設けられてもよい。この場合には、接地線20に設ける直流電源18は、図3に示す、太陽電池アレイ10のプラス極出力端子(接続点C)とパワーコンディショナ12のプラス極側入力端子(接続点D)との間の電圧損失以上の直流電圧を供給できることが要求される。
10 太陽電池アレイ
10a 太陽電池パネル
11 接続箱
12 パワーコンディショナ
12a 表示器
13 地絡検出装置
14 絶縁トランス
15 CT(カレントトランスフォーマー)
16 開閉器
17 制御器
18 直流電源
19 バイパスダイオード
20 接地線
23 接点付ヒューズ
24 ヒューズ
25 検知器

Claims (5)

  1. ガラス基板上に形成された薄膜型太陽電池パネルを複数接続した太陽電池アレイと、前記太陽電池アレイにより発電された直流電力を交流電力に変換する絶縁トランスを保有するパワーコンディショナと、を備えた太陽光発電システムであって、
    前記パワーコンディショナ又は、前記太陽電池アレイと前記パワーコンディショナとの間のマイナス極端子側配線に接地線を設け、該接地線の途中に地絡検出手段を設けたことを特徴とする太陽光発電システム。
  2. 前記地絡検出手段において地絡を検出する際の電流設定値は、前記太陽電池アレイの漏れ電流の電流値よりも大きい電流値に設定されているとともに、所定時間以上検出された場合に地絡と判断することを特徴とする請求項1に記載の太陽光発電システム。
  3. ガラス基板上に形成された薄膜型太陽電池パネルを複数接続した太陽電池アレイと、前記太陽電池アレイにより発電された直流電力を交流電力に変換する絶縁トランスを保有するパワーコンディショナと、を備えた太陽光発電システムであって、
    前記パワーコンディショナ又は、前記太陽電池アレイと前記パワーコンディショナとの間に接地線を設け、該接地線の途中に直流電源と地絡検出手段とを設けたことを特徴とする太陽光発電システム。
  4. 前記直流電源が供給する電圧値は、少なくとも前記太陽電池アレイと前記パワーコンディショナとの間の配線による電圧降下に相当する電圧値であり、及び前記直流電源が供給する電流値は、太陽電池アレイのマイナス出力点が地絡した場合の地絡電流よりも大きい電流値であることを特徴とする請求項3に記載の太陽光発電システム。
  5. 前記地絡検出手段において地絡を検出する際の電流設定値は、前記太陽電池アレイの短絡電流の電流値又は前記直流電源が供給する電流の電流値の何れか小さい方の電流値であることを特徴とする請求項3又は請求項4に記載の太陽光発電システム。
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