JP2010198218A - リーダライタ及びリーダライタシステム - Google Patents

リーダライタ及びリーダライタシステム Download PDF

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敏行 猪狩
Hiroyuki Oda
博之 小田
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Abstract

【課題】カード表面に表示デバイスを搭載した際にICカードやリーダライタが複雑化、大型化したり、コストアップしたりすることなく、高電圧の印加によりICチップ等に悪影響を及ぼさないようにする。
【解決手段】カード表面にディスプレイを、カードの裏面に接点端子を配置したICカードにおいて、ICカード検出部によるICカードの装着の解除を検出した検出結果に応じて、リーダライタの第1の端子からICカードの第1の接点端子への電圧供給よりも、第2の端子からICカードの高電圧接点端子への電圧供給を先に遮断する。また、表示の表示面が表にあるため、表示の書き換え中の確認が可能とする。
【選択図】図6

Description

本発明は、表示デバイスを備えたICカードのデータを読み書きするとともに、表示デバイスの表示を書き換えるリーダライタ及びリーダライタシステムに関する。
ICカードは、磁気カード等に比べて記憶容量が大きく、機密性や安全性に優れているといった理由から、多種多様な分野において利用されている。特に近年では、リーダライタとの間で電磁誘導方式の無線通信を行う非接触ICカードが広く利用されている。
ICカードのリーダライタとして、例えば特許文献1には、光記録層とICとを備えたハイブリッドカードを水平方向にスライドさせてカードの先端をスロットに挿入する記録再生装置が開示されている。
特開平11−161744号公報 特開2008−217106号公報
ところで、ICカードを利用するに際して、その内部に記憶されている電子的なデータをどのようにして可視化するかが一つの重要な課題である。本出願人は、非接触ICカードにディスプレイ(具体的には電子ペーパ)を設けるとともに、表示制御ICチップを内蔵することを提案している(例えば特許文献2を参照)。
電子ペーパは、電力供給がなくても表示が残存するが、表示の書き換え時には電力が必要となる。そして、その表示の書き換え時に要する電圧は、ICチップ等の他のデバイスの駆動用電圧に比べて高電圧となっている。すなわち、ICカードには、低電圧デバイス(ICチップ等)及び高電圧デバイス(ディスプレイ)の両方が実装されることになる。
このように低電圧デバイス及び高電圧デバイスの両方が実装されている場合に、何らかの原因で低電圧が遮断され、高電圧だけが印加されると、低電圧デバイスに悪影響を及ぼすおそれがある。
低電圧デバイスを保護するために、例えばICカード内に保護回路を実装することも考えられるが、ICカード内の回路の複雑化、ICカードの大型化、コストアップ等の要因となってしまう。
本発明は以上のような状況に鑑みてなされたものであり、高電圧デバイスを実装する場合に、ICカードが複雑化、大型化したり、コストアップしたりすることなくICチップ等を保護できるようにすることを目的とする。
本発明は、表示デバイスを備えたICカードのデータを読み書きするとともに、前記表示デバイスの表示を書き換えるリーダライタであって、前記ICカードの第1の接点端子に接触する第1の端子と、前記ICカードの高電圧接点端子に接触する第2の端子と、前記ICカードの装着の解除を検出するICカード検出部とを備え、前記ICカード検出部によるICカードの装着の解除を検出した検出結果に応じて、前記第1の端子から前記ICカードの第1の接点端子への電圧供給よりも、前記第2の端子から前記ICカードの高電圧接点端子への電圧供給を先に遮断することを特徴とする。
本発明によれば、高電圧デバイスを実装する場合に、ICカードが複雑化、大型化したり、コストアップしたりすることなくICチップ等を保護することができる。
実施形態に係るリーダライタシステムの全体構成を示す図である。 実施形態に係るICカードの外観図である。 実施形態に係るリーダライタの外観図である。 リーダライタに対するICカードの装着及び取り外しを説明するための側面図である。 ICカードの電子ペーパによる表示例を示す図である。 遮断順序制御部による動作処理を示すフローチャートである。 他のリーダライタ及びICカードの構成例を示す図である。 他のリーダライタに対するICカードの装着を説明するための側面図である。
以下、添付図面を参照して、本発明の好適な実施形態について説明する。
図1は、本実施形態に係るリーダライタシステムの全体構成を示す図である。本実施形態のリーダライタシステム10では、各家庭の情報処理装置としてのパーソナルコンピュータ(以下、「PC」と称する)200からインターネットを介してサーバ100にアクセスし、電子バリューを購入して、その後、その電子バリューをリーダライタ400を介して非接触ICカード300に書き込む形態を説明する。
100はサーバであり、インターネットを介して電子バリューを販売する。電子バリューとしては、鉄道の乗車券、指定券や特急券、定期券、各種イベントの電子チケット等がある。
200はWEBブラウザがインストールされたPCであり、PC200からインターネットを介してサーバ100にアクセスし、電子バリューを購入してダウンロードすることができる。PC200は、CPU、ROM、RAM、ハードディスク等を含んで構成されている。
また、PC200はその機能構成として、リーダライタ400を制御するR/W制御部201と、リーダライタ400から非接触ICカード300に対して供給している電圧を遮断する順序を制御する遮断順序制御部202とを有している。これらの機能構成は、PC200のCPUがハードディスクに格納したプログラムを実行することにより実現する。
300は非接触ICカード(以下、単に「ICカード」と称する)であり、表示デバイスである電子ペーパ301を備える。ICカード300は、ループコイルからなる不図示のアンテナ及び第1のICチップとして非接触チップ302を内蔵しており、リーダライタ400と電磁誘導方式の無線通信(非接触通信)を行う。非接触チップ302は、CPU、ROM、RAM等を含んで構成され、電磁誘導方式で得られる電力で駆動する。非接触チップ302は、上述した電子バリューの実データを、PC200のR/W制御部201から、リーダライタ400を介して、無線通信によって取得する。非接触チップ302は、取得した電子バリューの実データをRAM等のメモリに書き込む。
また、ICカード300は、接点端子303を備えるとともに第2のICチップとして接触チップ304を内蔵しており、リーダライタ400と接触通信を行う。接触チップ304は、CPU、ROM、RAM等を含んで構成され、接触通信によりリーダライタ400から供給される電力で駆動する。接触チップ304は、上述した電子バリューに対応する表示用データを、PC200のR/W制御部201から、リーダライタ400を介して、接触通信によって取得する。接触チップ304は、取得した表示用データに基づいて、電子ペーパ301の表示を書き換える。
400はリーダライタであり、PC200にUSBケーブル20を介して接続する。リーダライタ400は、アンテナ及び非接触通信部401を内蔵しており、ICカード300と電磁誘導方式の無線通信(非接触通信)を行う。また、リーダライタ400は、ICカード300の接点端子303に接触する端子402を備えるとともに接触通信部403を内蔵しており、ICカード300と接触通信を行う。また、リーダライタ400は、ICカード検出部407を備えている。ICカード検出部407は、リーダライタ400にICカード300が装着されたことを検出する。また、ICカード検出部407は、装着されていたICカード300が離脱したこと、すなわち装着が解除されたことを検出する。
リーダライタ400は、ICカード300が装着された状態で、PC200のR/W制御部201の制御に基づいて、ICカード300のデータ(電子バリュー)を読み書きするとともに、電子ペーパ301の表示を書き換える。
このとき、リーダライタ400は、電子バリューの読み書きはアンテナを介して無線通信で行い、電子バリューに対応する電子ペーパ301の表示の書き換えは接点端子303、端子402を介して接触通信で行う。電子ペーパ301の表示の書き換え時には電力が必要となり、その電圧はチップ302、304等の駆動用電圧に比べて高電圧である。このような高電圧を電磁誘導方式で発生させるのは現実的ではなく(例えばループコイルの巻数を増やす等しなければならずICカード300の薄型化に反する)、電子ペーパ301の表示の書き換えは接触通信で行うようにしたものである。
図2に、ICカード300の外観を示す。図2(a)に示すように、カード本体305の表面には、電子ペーパ301が設けられている。後述するようにカード本体305の表面には接点端子303を配設しないので、図2(a)に示すように、電子ペーパ301をカード本体305の表面の広い領域にわたって配置することができ、視認性を高めることができる。
図2(b)に示すように、カード本体305の裏面には、接点端子303が配設されている。図2(b)に示す接点端子303は、複数(8つ)の接点端子303a〜303hを有している。これら接点端子303a〜303hが、図1に示した接点端子303をなすものである。
まず、接点端子303としては、接触チップ304に電源を供給するロジック電源供給用の接点端子303a、クロック信号(指示情報)を送るための接点端子303c、接地用の接点端子303e、電子ペーパ301の表示用データを入出力するための入出力用の接点端子303fが割りあてられている。これらの接点端子303a、303c、303e、303fは、第1の接点端子に対応する。
一方、接点端子303としては、電子ペーパ301の表示駆動用電圧を供給するための接点端子が割りあてられている。図示例では、電子ペーパ301の縦方向に電圧を印加するための接点端子303dと、横方向に電圧を印加するための接点端子303hとが別々となっている。これらの接点端子303d、303hは、第2の接点端子に対応する。
なお、接点端子303b、303gは、機能が割り当てられていない接点端子になっている。また、ここで述べた以外の接点端子を接点端子303b、303gに割り当ててもよい。また、接点端子303の割り当ては、上述した割り当てに限られない。
ここで、第2の接点端子303d、303h(以下、単に第2の接点端子と称する)は、第1の接点端子303a、303c、303e、303f(以下、単に第1の接点端子と称する)に比べて高電圧接点端子となっている。電子ペーパ301の仕様によって異なるが、第1の接点端子では3〜5V程度の電圧を印加すればよいのに対して、第2の接点端子では電子ペーパ301の縦方向に35V程度の表示駆動用電圧を印加し、横方向に70V程度の表示駆動用電圧を印加する必要がある。
図3に、リーダライタ400の外観を示す。リーダライタ400は、ICカード300を載置するための基台404を備える。基台404上には、ICカード300の長手方向の一端(以下、単に「一端」と称する)の角部がそれぞれ挿入される挿入部405a、405bと、ICカード300の長手方向の他端(以下、単に「他端」と称する)を係止する係止部406とが設けられている。これら基台404、挿入部405a、405b及び係止部406は樹脂により成形されている。
挿入部405a、405bは、係止部406側、詳しくは基台404の中心側に向かって開口する袋状もしくはポケット状に形成されており、ICカード300の一端の角部を挿入できるようになっている。
係止部406は、基台404上から上方に延びる弾性変形可能な板状の支持部406aと、支持部406aの上端に一体形成されたヘッド部406bとを有する。ヘッド部406bは、挿入部405a、405b側に突出しており、下面に水平面である係止面406cが形成され、上面に傾斜面406dが形成されている。更に、支持部406aの後方(挿入部405a、405bと反対側)には解除レバー406eが一体形成されており、解除レバー406eを押すことにより、支持部406aが後方に反るように弾性変形させることができる。
また、基台404上には、ICカード300の接点端子303に対応する端子402が配設されている。端子402は、ICカード300の接点端子303に対応して、複数(8つ)の端子402a〜402hを有している。これら端子402a〜402hが、図1に示した端子402をなすものである。
ICカード300が、リーダライタ400に装着されたとき、端子402a〜402hは、それぞれICカード300の接点端子303a〜303hに接触するようになっている。具体的には、ICカード300の第1の接点端子303a、303c、303e、303fには、それぞれ端子402a、402c、402e、402fに接触する。これらの端子402a、402c、402e、402fは、第1の端子に対応する。
一方、ICカード300の第2の接点端子303d、303hには、それぞれ端子402d、402hに接触する。これらの端子402d、402hは、第2の端子に対応する。
なお、ICカード300の接点端子303b、303gには、それぞれ端子402b、402gに接触する。したがって、後に、接点端子303b、303gに機能が割り当てられたときでも対応することができる。また、端子402の割り当ては、上述した割り当てに限られず、ICカード300の接点端子303に応じて変更してよい。
なお、各端子402a〜402hは、例えばピン状、板バネ状等、僅かに基台404の上方に突出していることが好ましい。
また、基台404内には、図3(a)、図3(b)の隠線で示すようにループコイルからなるアンテナ408が内蔵されている。
また、基台404上には、挿入部405a、405bと係止部406との間であって係止部406に近い位置に、不図示の付勢手段により上方に付勢されたスイッチ407aを有するICカード検出部407が設けられている。
ICカード300がリーダライタ400に装着されることにより、ICカード300の裏面が、付勢に抗してスイッチ407aを基台404内に押し込む。スイッチ407aが押し込まれることにより、ICカード検出部407は、リーダライタ400にICカード300が装着されたことを検出する。一方、装着されていたICカードがリーダライタ400から離脱する、すなわち装着が解除されることにより、スイッチ407aが付勢手段によって、基台404の上方に突出する。スイッチ407aが上方に突出することにより、ICカード検出部407は、リーダライタ400からICカード300が離脱、すなわち装着が解除されたことを検出する。
ここで、ICカード300をリーダライタ400に装着するときは、図4(a)に示すように、ICカード300を斜めにしてその一端の角部を挿入部405a、405bに差し込むようにして挿入する。その後、ICカード300を寝かせていくと、ICカード300の他端が係止部406の傾斜面406dに当接して係止部406を押して、係止部406が後方に反るように弾性変形する。そして、ICカード300を更に寝かせて、ICカード300の他端が係止部406の傾斜面406dの下端を超えて基台404と略水平になると、図4(b)に示すように、係止部406が元の状態に復帰する。最後に、図4(c)に示すように、係止部406の係止面406cがICカード300の他端上面に係止して、ICカード300の装着が完了する。
ICカード300がリーダライタ400に装着された状態では、ICカード検出部407のスイッチ407aが、付勢手段の付勢力に抗して押し込まれた状態となっている。したがって、ICカード検出部407は、ICカード300の装着を検出している。また、ICカード300の接点端子303が、それぞれリーダライタ400の端子402に接触している。したがって、リーダライタ400は、ICカード300に電子バリューを書き込むとともに、電子ペーパ301の表示の書き換えを行う準備が整えられる。
なお、リーダライタ400の挿入部405a、405b及び係止部406は、ICカード300が装着されたときに、電子ペーパ301の画面を覆わない位置に配設されている。
次に、ICカード300がリーダライタ400に装着された状態で、ICカード300の非接触チップ302にデータを書き込む処理及び電子ペーパ301の表示を書き換える処理について説明する。なお、以下で説明するR/W制御部201の処理は、PC200のCPUがハードディスク等に格納されたプログラムを実行することにより実現する。
まず、操作者は、PC200のマウス等の入力手段を用いて、サーバからダウンロードした電子バリューをICカード300に書き込むように指示する。すると、PC200のR/W制御部201は、リーダライタ400のICカード検出部407がICカード300の装着を検出しているかを確認する。
R/W制御部201は、ICカード検出部407がICカード300の装着を検出している場合、R/W制御部201は、リーダライタ400の接触通信部403に対して、ダウンロードした電子バリューに対応する表示用データと、この表示用データに基づいて電子ペーパ301の表示を書き換える指示情報を送信する。リーダライタ400の接触通信部403は、R/W制御部201の制御の下、送信された表示用データ及び指示情報を、端子402及び接点端子303を介して、ICカードの接触チップ304に送信する。
このとき、リーダライタ400の接触通信部403は、表示データを端子402fを介して送信し、指示情報を端子402cを介して送信する。また、リーダライタ400の接触通信部403は、接触チップ304に電源を供給するロジック電源用の電圧を端子402aを介して供給する。また、リーダライタ400の接触通信部403は、電子ペーパ301の表示を書き換える高電圧の表示駆動用電圧を端子402d、402gを介して供給する。
また、ICカード300では、リーダライタ400の各端子402a〜402hに対応する接点端子303a〜303hが、送信された情報等をそれぞれ受信する。そして、接触チップ304は、供給された電源により駆動すると共に、受信した表示用データと指示情報とに基づいて、電子ペーパ301の表示を書き換える。なお、接触チップ304が、電子ペーパ301の表示を書き換えるときは、供給された高電圧の表示駆動用電圧を使用して、表示を書き換える。このとき、上述したように、ICカード300の電子ペーパ301の画面は、リーダライタ400の何れの部材にも覆われていないので、操作者は、電子ペーパ301の書き換え中において、書き換えられた表示を目視で確認することができる。
また、R/W制御部201は、リーダライタ400の非接触通信部401に対して、ダウンロードした電子バリューの実データと、この実データを書き込む指示情報を送信する。リーダライタ400の非接触通信部401は、R/W制御部201の制御の下、送信された実データ及び指示情報を、非接触通信により非接触チップ302に送信する。
ICカード300の非接触チップ302は、受信した電子バリューの実データをメモリに書き込む。
R/W制御部201は、ICカード300に電子バリューの実データがメモリに書き込まれ、電子ペーパ301の表示の書き換えを確認した場合、PC200のディスプレイ等の表示装置を介して、電子バリューが正常に書き込まれた旨のメッセージを表示する。
なお、R/W制御部201は、ICカード検出部407がICカード300の装着を検出していない場合、PC200のディスプレイ等の表示装置を介して、操作者にICカード300がリーダライタ400に装着されていない旨のメッセージを表示する等のエラー処理を行う。
ここで、図5に、ICカード300の電子ペーパ301の表示が書き換えられた例を示す。図5(a)は新幹線の乗車券及び特急券(指定席)の表示例である。図5(b)は乗車整理券の表示例である。図5(c)は野球やサッカー等のチケットの表示例である。なお、図5に示すのは一例に過ぎず、例えば電子ペーパ301の表示領域を複数に分けて、複数の電子バリューに対応する表示が可能となるようにしてもよい。また、非接触チップ302のメモリには、図5(a)、(b)及び(c)に対応した実データが記憶されている。
次に、電子ペーパ301の表示の書き換え処理を行われている途中で、ICカード300の装着の不具合等、何らかの要因で、ICカード300がリーダライタ400から離脱する場合の処理について説明する。上述したように、ICカード300に、低電圧デバイス及び高電圧デバイスの両方が実装されている場合に、何らかの原因で低電圧が遮断され、高電圧だけが印加されると、低電圧デバイスに悪影響を及ぼすおそれがある。すなわち、ICカード300の離脱の仕方によっては、瞬間的であっても、ICカード300の高電圧の表示駆動用電圧が供給される第2の接点端子303d、303hのみが端子402d、402hと接触した状態になるおそれがある。この場合、例えば低電圧で駆動する接触チップ304に悪影響を及ぼす。
そこで、本実施形態では、PC200の遮断順序制御部202が、リーダライタ400に対して、ICカード300に供給する電圧の供給を遮断する順序の指示情報を送信する。以下、遮断順序制御部202による処理を図6に示すフローチャートを参照して説明する。なお、以下で説明する遮断順序制御部202の処理は、PC200のCPUがハードディスク等に格納されたプログラムを実行することにより実現する。
ここでは、リーダライタ400の接触通信部403からICカード300に対して、表示用データ及び指示情報や、高電圧の表示駆動用電圧等が供給されている状態であるものとする。
まず、ステップS10において、遮断順序制御部202は、リーダライタ400のICカード検出部407がICカード300の装着の解除を検出したか否かを判定する。この処理の判定は、遮断順序制御部202が常時、ICカード検出部407の検出状態を監視することによりICカード300の装着の解除を検出する態様でもよい。また、遮断順序制御部202が、ICカード検出部407からICカード300の装着が解除された情報を受信することにより、ICカード300の装着の解除を検出する態様であってもよい。
遮断順序制御部202は、ICカード300の装着の解除を検出するまで待機する。
ここで、何らかの要因により、ICカード300がリーダライタ400から離脱して、ICカード検出部407のスイッチ407aが少しでも上昇した場合、遮断順序制御部202は、ICカード検出部407によるICカード300の装着の解除を検出し、ステップS11に処理を進める。
ステップS11において、遮断順序制御部202は、リーダライタ400の接触通信部403に対し、高電圧の表示駆動用電圧の供給を遮断するように指示情報を送信する。この指示情報に基づいて、リーダライタ400の接触通信部403は、第2の端子402d、402hから第2の接点端子303d、303hに供給している高電圧の表示駆動用電圧を遮断する。
次に、ステップS12において、遮断順序制御部202は、リーダライタ400の接触通信部403に対し、表示駆動用電圧以外の供給を遮断するように指示情報を送信する。具体的には、表示データの送信、指示情報の送信及び接触チップ304に電源を供給するロジック電源用の電圧の供給の遮断の指示情報を送信する。この指示情報に基づいて、リーダライタ400の接触通信部403は、第1の端子402a、402c、402fから第1の接点端子303a、303c、303fに供給している電圧等を遮断する。
次に、ステップS13において、遮断順序制御部202は、PC200のディスプレイ等の表示装置を介して、操作者にICカード300がリーダライタ400から離脱され、電子バリューの書き込みができなかった旨のメッセージを表示する等のエラー処理を行う。
このように、遮断順序制御部202は、リーダライタ400からICカード300に供給している高電圧の表示駆動用電圧の供給を先に遮断するように指示するので、ICカード300の接触チップ304等を保護し、接触チップ304等に悪影響を与えないようにすることができる。
このように、第1の端子及び第2の端子の両方から電圧の供給がなされている状態でICカード300の装着が解除されても、高電圧だけが印加されるのを避けることができ、低電圧デバイスを保護することができる。
また、ICカード300への電圧遮断の順序をPC200の遮断順序制御部202が規制するので、ICカード300に保護回路を実装する必要がなく、ICカード300が複雑化、大型化したり、コストアップしたりすることがない。
なお、ICカード300をリーダライタ400から取り外すときは、解除レバー406eを押す。これにより、支持部406aが後方に反るように弾性変形するので、付勢されているICカード検出部407のスイッチ407aによりICカード300の他端側が押し上げられる。その後、ICカード300の一端の角部を挿入部405a、405bから引き抜くようにしてICカード300を取り外す。
このように、リーダライタ400には、ICカード300の電子ペーパを書き換えるとき及び書き換えが終わったとき等に、書き換え位置や取り出し位置まで移動させるようなモータ等の可動部が必要ない。したがって、リーダライタ400は、簡単な構造で、ICカード300を装着したり、取り外したりすることができるので、リーダライタ400の小型化及び製造コストを削減することができる。
また、リーダライタ400には、ICカード300を挿入する挿入部405a、405bの空間は、僅かであり、埃や塵が蓄積することがない。また、リーダライタ400の基台404のほとんどが外部に露出しているため、リーダライタ400の清掃が簡単であり、メンテナンス性が向上する。
また、リーダライタ400の挿入部405a、405b及び係止部406は、ICカード300の一端及び他端の僅かを挿入及び係止するような構造になっているので、電子ペーパ301の画面サイズをICカード300のサイズと同等に拡大しても、電子ペーパ301の書き換え中において、書き換えられた表示を目視で確認することができる。
以上、本発明を種々の実施形態とともに説明したが、本発明はこれらの実施形態にのみ限定されるものではなく、本発明の範囲内で変更等が可能である。
例えば、上述では、PC200の遮断順序制御部202が、リーダライタ400に対して、ICカード300に供給する電圧を遮断する順序を制御する場合について説明したが、この場合に限られない。すなわち、リーダライタ400に、ICカード300に供給する電圧を遮断する順序を制御する遮断順序制御部を有していてもよい。
また、例えば、上述では、リーダライタ400は、ICカード300を斜めにしてその一端の角部を挿入部405a、405bに挿入した後、ICカード300を寝かせていくことにより、ICカード300の他端が係止部406に係止する構造についてのみ説明したが、この場合に限られない。
すなわち、図7に示すように、ICカードをスライドさせることにより、リーダライタに装着させるような構造であってもよい。
図7に、ICカード600が装着された状態のリーダライタ500の外観を示す。リーダライタ500は、ICカード600の一端が挿入される挿入部501が設けられている。挿入部501の上面には、装着されたICカード600を取り出すためのエジェクトボタン501aが配設されている。また、リーダライタ500の一部断面を示す図8(a)、(b)に示すように、挿入部501内の最も奥側には、ICカード600の装着を検出するICカード検出部502が配設されている。ICカード検出部502は、挿入部501の開口方向に付勢されているスイッチ502aを有している。また、挿入部501内の内周上面には、端子503が設けられている。
一方、ICカード600には、電子ペーパ601を備える。電子ペーパ601は、ICカード600をリーダライタ500の挿入部501に挿入したときに、挿入部501から露出している部分に配設されている。また、ICカード600には、電子ペーパ601が配設された面と同一面に、接点端子602が配設されている。
このように構成されたリーダライタ500にICカード600を装着する場合、図8(a)に示すように、ICカード600を挿入部501の開口方向から、図8(b)に示すように、ICカードの一端が挿入部501の奥側に突き当たるまで挿入する。
図8(b)に示す状態では、ICカード検出部502のスイッチ502aが、付勢力に抗して押し込まれた状態となっている。したがって、ICカード検出部502は、ICカード600の装着を検出している。また、ICカード600の接点端子602が、それぞれリーダライタ500の端子503に接触している。したがって、リーダライタ500は、ICカード600に電子バリューを書き込むとともに、電子ペーパ601の表示の書き換えを行う準備が整えられる。
また、ICカード600にデータを書き込む処理及び電子ペーパ601の表示を書き換える処理については、上述した説明と同様であり、省略する。また、電子ペーパ601の表示の書き換え処理を行われている途中で、ICカード600の装着の不具合等、何らかの要因で、ICカード600がリーダライタ500から離脱する場合の処理についても、上述と同様である。すなわち、PCの遮断順序制御部が、ICカード検出部502によりICカード600の装着の解除を検出することにより、リーダライタ500からICカード600に供給している高電圧の表示駆動用電圧の供給を先に遮断するように制御する。
なお、ICカード600をリーダライタ500から取り外すときは、リーダライタ500のエジェクトボタン501aを押すことにより、ICカード600がリーダライタ500の挿入部501から所定位置までスライドして、ICカード600を取り出すことができる。
このように、リーダライタ500がICカード600の装着及び装着の解除を検出できるように構成されていれば、リーダライタは、どのような構成であってもよい。
なお、上述では、ICカード検知部として接触式のスイッチ、すなわち接触式のセンサーを用いる場合について説明したが、この場合に限られない。例えば、光電センサー等の非接触式のセンサーを用いてもよい。
10 リーダライタシステム
100 サーバ
200 パーソナルコンピュータ
201 R/W制御部
202 遮断順序制御部
300 非接触ICカード
301 電子ペーパ
302 非接触チップ
303 接点端子
303a 第1の接点端子
303c 第1の接点端子
303e 第1の接点端子
303f 第1の接点端子
303b 第2の接点端子
303g 第2の接点端子
304 接触チップ
305 カード本体
400 リーダライタ
401 非接触通信部
402 端子
402a 第1の端子
402c 第1の端子
402e 第1の端子
402f 第1の端子
402b 第2の端子
402g 第2の端子
403 接触通信部
404 基台
405a 挿入部
405b 挿入部
406 係止部
407 ICカード検知部
407a スイッチ
408 アンテナ
500 リーダライタ
501 挿入部
502 ICカード検知部
502a スイッチ
503 端子
600 ICカード
601 電子ペーパ
602 接点端子

Claims (6)

  1. 表示デバイスを備えたICカードのデータを読み書きするとともに、前記表示デバイスの表示を書き換えるリーダライタであって、
    前記ICカードの第1の接点端子に接触する第1の端子と、
    前記ICカードの高電圧接点端子に接触する第2の端子と、
    前記ICカードの装着の解除を検出するICカード検出部とを備え、
    前記ICカード検出部によるICカードの装着の解除を検出した検出結果に応じて、前記第1の端子から前記ICカードの第1の接点端子への電圧供給よりも、前記第2の端子から前記ICカードの高電圧接点端子への電圧供給を先に遮断することを特徴とするリーダライタ。
  2. 通信可能に接続された情報処理装置によって制御され、
    前記ICカード検出部によるICカードの装着の解除を検出した検出結果に応じて、前記情報処理装置から送信される電圧遮断順序の情報指示に基づいて、前記第1の端子から前記ICカードの第1の接点端子への電圧供給よりも、前記第2の端子から前記ICカードの高電圧接点端子への電圧供給を先に遮断することを特徴とする請求項1に記載のリーダライタ。
  3. 前記第2の端子は、前記表示デバイスの表示駆動用電圧を供給するための接点端子であることを特徴とする請求項1又は2に記載のリーダライタ。
  4. 前記ICカードを載置するための基台と、
    前記基台上に設けられた、前記ICカードの一端を挿入する挿入部と、
    前記基台上に設けられた、前記ICカードの他端を係止する係止部とを備え、
    前記ICカードを装着するときは、前記ICカードを斜めにして前記一端を前記挿入部に挿入した後、前記ICカードを水平にして前記他端を前記係止部に係止する構成とされており、
    前記第1の端子、前記第2の端子及び前記ICカード検出部のスイッチは、前記基台上に配設されていることを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載のリーダライタ。
  5. 前記ICカードを載置するための基台と、
    前記基台上に設けられた、前記ICカードの一端を挿入する挿入部とを備え、
    前記ICカードを装着するときは、前記ICカードの一端を前記挿入部に水平に挿入する構成とされており、
    前記第1の端子、前記第2の端子及び前記ICカード検出部のスイッチは、前記挿入部の内部に配設されていることを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載のリーダライタ。
  6. 表示デバイスを備えたICカードのデータを読み書きするとともに、前記表示デバイスの表示を書き換えるリーダライタと情報処理装置とが通信可能に接続されたリーダライタシステムであって、
    前記リーダライタは、
    前記ICカードの第1の接点端子に接触する第1の端子と、
    前記ICカードの高電圧接点端子に接触する第2の端子と、
    前記ICカードの装着の解除を検出するICカード検出部とを備え、
    前記ICカード検出部によるICカードの装着の解除を検出した検出結果に応じて、前記情報処理装置から送信される電圧遮断順序の指示情報に基づいて、前記第1の端子から前記ICカードの第1の接点端子への電圧供給よりも、前記第2の端子から前記ICカードの高電圧接点端子への電圧供給を先に遮断することを特徴とするリーダライタシステム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015058534A (ja) * 2013-09-17 2015-03-30 株式会社リコー 液体カートリッジ及び画像形成装置
JP2018108742A (ja) * 2018-03-05 2018-07-12 株式会社リコー カートリッジ、情報記憶素子及び画像形成装置

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