JP2010197593A - ドライビングシミュレータ - Google Patents

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敬 菱沼
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Abstract

【目的】本発明は、道路等の軌道上における自動車、オートバイ等の車両の運転あるいは走行を模擬するドライビングシミュレータに関し、ハードウェアの構成が変更されることなく、応答性および性能が高く維持され、柔軟かつ多様なシナリオを適用可能なドライビングシミュレータを提供することを目的とする。
【解決手段】運転に応じた車両の動作を模擬する第一の模擬手段と、前記車両の周りに位置する複数の仮想車両の振る舞いを模擬する第二の模擬手段とを備え、前記第二の模擬手段は、前記車両との相対距離が大きい仮想車両ほど低い頻度で前記振る舞いを模擬する。
【選択図】図1

Description

本発明は、道路等の軌道上における自動車、オートバイ等の車両の運転あるいは走行を模擬するドライビングシミュレータに関する。
ドライビングシミュレータは、高度に進展した情報処理技術が適用されることにより実際に自動車等に乗ることなく安価かつ安全に、そして効率的に反復して所望の運転を模擬できるために、運転教習等に多く用いられつつある。
図6は、従来のドライビングシミュレータの構成例を示す図である。
図において、モーションベース61には、例えば、自動車の運転に関するシミュレーションの過程で操作者によって操作される操作部と、モーションベース61の揺動や音としてそのシミュレーションの結果を操作者に伝える出力部とが備えられる。なお、これらの操作部および出力部には、例えば、ハンドル、ブレーキペダル、アクセルペダル、スピーカ(何れも図示されない。)が該当する。このような操作部および出力部は、インタフェース部62を介してコンピュータ63Mの対応するポートに接続される。コンピュータ63Mの特定のポートは画像生成部64を介してプロジェクタ64が接続される。プロジェクタ64によって画像が投影され、かつモーションベース61上にいる操作者がその画像を見ることができる位置には、スクリーン66が配置される。
このような構成のドライビングシミュレータでは、コンピュータ63Mの主記憶には、図7に示すように、予め設定されたシナリオに基づいて設定され、かつ参照や更新が可能な車両状態レジスタ63Sが配置される。
車両状態レジスタ63Sは、個々の自動車を示すユニークな車両識別番号に対応するレコードを有し、これらの何れのレコードにも、該当する自動車が走行する方向dとその自動車の位置Pとがそれぞれ格納されるフィールドが含まれる。
車両状態レジスタ63Sの各レコードは、モーションベース61上で操作が行われ、かつシミュレーションの対象である自動車(以下、「自車両」という。)と、その自車両と並行して走行し、シミュレーションの過程における交通環境を与える複数の仮想的な自動車(以下、「他車両」という。)にも個別に割り付けられる。
なお、以下では、車両識別番号については、自車両に「0」が付与され、かつ他車両に「1」以上のユニークな整数i(1≦i≦n)が割り付けられると共に、各車両の方向dおよび位置Pについては、車両識別番号iが添え番号として付加された「di」、「Pi」と表記する。
このような従来のドライビングシミュレータでは、コンピュータ63Mは、既述の操作部からインタフェース部62を介して与えられる情報と、予め与えられたシナリオとに基づいてドライビングシミュレータの中枢部としての処理を行うことにより、モーションベース61を介して運転者の姿勢を可変し、あるいはそのモーションベースの揺動を図る。
コンピュータ63Mは、このような処理の手順に基づいて自車両と他車両との方向d0〜dnおよび位置P0〜Pnを適宜更新し、自車両の位置P0の周辺の道路および街区を示す道路情報を生成する。さらに、コンピュータ63Mは、画像生成部64にこれらの方向d0〜dn、位置P0〜Pnおよび道路情報を引き渡す。
画像生成部64は、引き渡された方向d0〜dn、位置P0〜Pnおよび道路情報を所定の形式のポリゴン単位の画像に変換し、プロジェクタ65を介してスクリーン66上にこれらの画像を投影する。
このようにして投影された画像は、他車両に対する自車両の相対的な位置とその自車両の位置とを示す視覚情報として操作者に伝達される。
したがって、実際に自動車に乗ることなく運転技術の習得、あるいは自車両の振る舞いや性能の確認・評価を行うことができる。
本願発明に関連した先行技術には、以下のものがある。
「視点位置からの距離が近い順に表示物に付される順序番号を区分けする第1〜第Mの順序番号範囲が、第Kの順序番号範囲の方が第(K+1)の順序番号範囲よりも視点位置からの距離が近い表示物に付される順序番号を含むように設定されることを前提として、第Kの順序番号範囲に順序番号が属する表示物の精密度を、第(K+1)の順序番号範囲に順序番号が属する表示物の精密度よりも高くすることによって、表示物が視点付近に多く集まった場合にもリアルタイムに高品質の画像を形成できる」点に特徴がある3次元シミュレータ装置および画像合成方法…特許文献1
「形状、パーツの変化により表示物の精密度を表し、順序番号範囲或いは距離範囲が視点位置から近い表示物については、形状、パーツを変化させ、順序番号範囲或いは距離範囲が視点位置から遠い表示物については、形状、パーツを変化させないによって、表示物が視点付近に多く集まった場合にもリアルタイムに高品質の画像を形成できる」点に特徴がある3次元シミュレータ装置および画像合成方法…特許文献2
「移動体の各々が仮想的な運転者による運転操作をモデル化した運転者モデルと、各移動体の物理的な挙動をモデル化した車両運動モデルの組み合わせである移動体モデルとで表現され、移動体モデルが各々独立にコンピュータ上で表現された道路交通環境内を通行することによって、交通環境を予め分類したり、それに対応した通行ルールを事前に定義することなく移動体の挙動自由度が高い動作交通シミュレーションを実現する」点に特徴がある道路交通シミュレーション装置…特許文献3
「道路交通環境データベースおよび移動体モデルを有し、運転者の運転操作をモデル化した運転者モデルと、車両の挙動をモデル化した車両運動モデルとを移動体モデルが有し、その運転者モデルが異なる長さの周期の処理を並列に実行することによって、発生しうる状況と対応規則を個別に設定せずに、より自然な移動体の挙動を模擬する」点に特徴がある自由軌道交通シミュレータ…特許文献4
特開2000−348216号公報 特開平11−258974号公報 特開2004−199287号公報 特開2005−1242688号公報
ところで、上述した従来例では、自車両および他車両の配置や移動の模擬は、全ての車両について画一的に行われていたために、画像生成部64の処理量が十分であっても、コンピュータ63Mの処理量やコストの制約に阻まれ、例えば、100台を超える他車両の配置や移動の模擬は容易には実現できなかった。
しかし、このような模擬の対象となる他車両の台数については、実際の走行環境等の充実な模擬のためには、「1000」ないし「10000」であることが強く要求されつつある。
本発明は、ハードウェアの構成が変更されることなく、応答性および性能が向上し、かつ高く維持されると共に、柔軟かつ多様なシナリオの適用が可能であるドライビングシミュレータを提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明では、第一の模擬手段は、運転に応じた車両の動作を模擬する。第二の模擬手段は、前記車両の周りに位置する複数の仮想車両の振る舞いを模擬する。さらに、前記第二の模擬手段は、前記車両との相対距離が大きい仮想車両ほど低い頻度で前記振る舞いを模擬する。
すなわち、仮想車両の振る舞いの模擬は上記車両との相対距離が大きいほど頻繁には行われないため、第二の模擬手段の処理量は、見かけ上の性能が著しく劣化することなく、上記車両との相対距離が小さい仮想車両の模擬に優先的に活用される。
請求項2に記載の発明では、第一の模擬手段は、運転に応じた車両の動作を模擬する。第二の模擬手段は、前記車両の周りに位置する複数の仮想車両の振る舞いを模擬する。さらに、前記第二の模擬手段は、前記仮想車両の総数が大きいほど低い頻度で前記振る舞いを模擬する。
すなわち、仮想車両の振る舞いの模擬は仮想車両の総数が大きいほど頻繁には行われないため、第二の模擬手段の処理量は、見かけ上の性能が著しく劣化することなく、かつ特定の仮想車両の模擬に偏って割り付けられることなく有効に活用される。
請求項3に記載の発明では、第一の模擬手段は、運転に応じた車両の動作を模擬する。第二の模擬手段は、前記車両の周りに位置する複数の仮想車両の振る舞いを模擬する。さらに、前記第二の模擬手段は、前記第二の模擬手段の資源の余剰分が少ないほど低い頻度で前記振る舞いを模擬する。
すなわち、仮想車両の振る舞いの模擬は第二の模擬手段の資源の余剰分が少ないほど頻繁には行われないため、その第二の模擬手段の処理量は、見かけ上の性能が著しく劣化することなく、かつ特定の仮想車両の模擬に偏って割り付けられることなく有効に活用される。
請求項4に記載の発明では、第一の模擬手段は、運転に応じた車両の動作を模擬する。第二の模擬手段は、前記車両の周りに位置する複数の仮想車両の振る舞いを模擬する。さらに、前記第二の模擬手段は、前記車両の速度が小さいほど低い頻度で前記振る舞いを模擬する。
すなわち、動作が第一の模擬手段によって模擬される車両の速度が小さいほど、仮想車両の振る舞いの模擬が頻繁には行われないため、その第二の模擬手段の処理量は、見かけ上の性能が著しく劣化することなく、かつ特定の仮想車両の模擬に偏って割り付けられることなく有効に活用される。
請求項5に記載の発明では、第一の模擬手段は、運転に応じた車両の動作を模擬する。第二の模擬手段は、前記車両の周りに位置する複数の仮想車両の振る舞いを模擬する。さらに、前記第二の模擬手段は、速度が小さい仮想車両ほど低い頻度で前記振る舞いを模擬する。
すなわち、仮想車両の振る舞いの模擬は速度が小さい仮想車両ほど頻繁には行われないため、その第二の模擬手段の処理量は、見かけ上の性能が著しく劣化することなく、かつ特定の仮想車両の模擬に偏って割り付けられることなく有効に活用される。
請求項6に記載の発明では、第一の模擬手段は、運転に応じた車両の動作を模擬する。第二の模擬手段は、前記車両の周りに位置する複数の仮想車両の振る舞いを模擬する。さらに、前記第二の模擬手段は、前記車両との相対速度が速い仮想車両ほど低い頻度で前記振る舞いを模擬する。
すなわち、仮想車両の振る舞いの模擬は車両との相対速度が速い仮想車両ほど頻繁には行われないため、その第二の模擬手段の処理量は、見かけ上の性能が著しく劣化することなく、かつ特定の仮想車両の模擬に偏って割り付けられることなく有効に活用される。
請求項7に記載の発明では、第一の模擬手段は、運転に応じた車両の動作を模擬する。第二の模擬手段は、前記車両の周りに位置する複数の仮想車両の振る舞いを模擬する。さらに、前記第二の模擬手段は、移動している方向が前記車両が移動する方向と異なる仮想車両ほど低い頻度で前記振る舞いを模擬する。
すなわち、仮想車両の振る舞いの模擬は車両が移動する方向と異なる方向に移動する仮想車両ほど頻繁には行われないため、その第二の模擬手段の処理量は、見かけ上の性能が著しく劣化することなく、かつ特定の仮想車両の模擬に偏って割り付けられることなく有効に活用される。
本発明によれば、ハードウェアの構成が変更されることなく、従来例より多くの仮想車両を組み込むことが可能となる。
また、本発明では、多数の仮想車両が組み込まれた場合であっても、ハードウェアの構成が変更されることなく性能が安定に高く維持される。
したがって、本発明によれば、多様かつ柔軟なシナリオの下で、従来例に比べて大きな交通量の下における運転教習ならびに車両性能の確認および評価が安価に実現される。
本発明の一実施形態を示す図である。 本実施形態の動作フローチャートである。 本実施形態の動作を説明する図である。 相対距離レジスタの構成を示す図である。 他車両クラステーブルの構成を示す図である。 従来のドライビングシミュレータの構成例を示す図である。 車両状態レジスタの構成を示す図である。
以下、図面に基づいて本発明の実施形態を詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施形態を示す図である。
図1に示すハードウエアの構成は、図6に示すコンピュータ63Mに代えてコンピュータ11Mが備えられた点で、従来例と異なる。
コンピュータ11Mの主記憶には、図7に示す車両状態レジスタ63Sに併せて、図2に示す相対距離レジスタ11dと、図3に示す他車両クラステーブル11cとが配置される。
相対距離レジスタ11dは、既述の車両識別情報iの車両(自車両および他車両)に個別に対応し、該当する車両の自車両に対する相対距離(以下、「ri」と表記する。)が格納されるレコードの集合として構成される。
本実施形態の特徴は、コンピュータ11Mによって行われる処理の手順および演算対象にあり、このコンピュータ11Mは、処理量等の資源に不足がない場合には、図6に示すコンピュータ63Mによる代替が可能である。
図2は、本実施形態の動作フローチャートである。
図3は、本実施形態の動作を説明する図である。
以下、図1〜図5および図7を参照して本発明の第一の実施形態の動作を説明する。
本実施形態の特徴は、コンピュータ11Mによって行われる以下の処理の手順にある。
(1) 既述のシナリオに基づいて自車両の位置P0を更新する(図2ステップS1)。
(2) 他車両の位置P1〜Pnについては、自車両との相対距離に基づいて定まる3つのクラスH(自車両との相対距離が10メートル未満である。)、M(自車両との相対距離が10メートル以上100メール未満である。)、L(自車両との相対距離が100メートル以上である。)の順に長く設定された周期((1/60)秒、(1/30)秒、(1/10)秒)で起動される周期タスクH、M、Lが更新する。なお、以下では、上記3つのクラスH、M、Lの全てに該当する事項については「クラスC」と表記し、その「クラスC」に対応する周期タスクについては「周期タスクC」と表記する。
(3) 周期タスクCは、以下の処理を行う。
(3-1) 他車両クラステーブル11cを参照することにより、該当するクラスの他車両の全ての識別情報を取得する(図2ステップ11)。
(3-2) これらの識別情報で示される他車両の全ての位置をシナリオに基づいて更新する(図3ステップS12)。
(3-3) 更新された他車両の位置を車両状態レジスタ63Sに格納する(図3ステップS13)。
(3-4) さらに、この時点における自車両の位置に対する個々の他車両の位置の相対距離を求め、相対距離レジスタ11dに格納する(図3ステップS14)。
(3-5) これらの相対距離を既述の3つのクラスH、M、Lに分類し(図3ステップS15)、その分類の結果に整合するように他車両クラステーブル11cの各クラスに対応する識別情報を更新する(図3ステップS16)。
(4) 自車両と、その自車両と共にスクリーン66に投影されるべき地図を構成する街区等のポリゴンデータの個数およびサイズと、その時点における他車両(あるいは、上記地図上に自車両と共に表示されるべき他車両)の数nとを求める(図2ステップS2)。
(5) 求められたポリゴンデータの個数およびサイズと、他車両の数nとに対応可能な資源が画像生成部64にあり、その画像生成部64の応答性の低下(予想される過負荷状態の程度であってもよい。)が許容可能な限度内に抑えられるか否かの判断する(図2ステップS3)。
(6) 画像生成部64の応答性の低下が許容可能な限度内に抑えられる場合には、以下の処理(7)〜(8)を省略し、従来と同様の処理を行う(図2ステップS4)。
(7) 画像生成部64の応答性の低下が許容可能な限度を超えると判断される場合には、その応答性の低下を許容可能な限度内に抑えつつ「自車両と共に表示可能な他車両」の数の最大値Maxを特定し(図2ステップS5)、かつ相対距離レジスタ11dに保持されている相対距離の昇順にMax台の他車両を選択する(図2ステップS6)。
(8) さらに、自車両の位置P0の周辺の道路および街区を示す道路情報を従来例と同様に生成し(図2ステップS7)、その位置P0および自車両の方向d0に併せて、上記のMax台の他車両の方向および位置、並びに道路情報を画像生成部64に引き渡す(図2ステップS8)。
画像生成部64は、このようにして引き渡された方向、位置および道路情報を所定の形式のポリゴン単位の画像に変換し、プロジェクタ65を介してスクリーン66上にこれらの画像を投影する。
すなわち、自車両(図3上では「■」印で示される。)と共にスクリーン66上に描画される他車両(図3上では「□」印および「×」印で示される。)の位置の更新は、自車両との相対距離が大きいほど少ない頻度で更新される。
このように本実施形態によれば、コンピュータ11Mの処理量は自車両に近い他車両(図3上では「□」印で示される。)の位置の更新のために優先的に割り付けられるので、その処理量の範囲で模擬可能な他車両の最大の台数Maxを大幅に増やすことが可能となる。
したがって、ハードウエアの構成が基本的に変更されることなく、従来例より大幅に多くの他車両が組み込まれたドライブシミュレーションの実現が可能となり、かつ応答性や性能が向上すると共に、かつ多様なシナリオの適用が可能となる。
なお、本実施形態では、自車両との相対距離が大きい他車両ほど、位置の更新処理(周期タスク)が起動される周期(頻度)が長く設定されている。しかし、このような周期(頻度)は、例えば、以下に列記する基準(1)〜(7)の如何なる組み合わせに基づいて設定されてもよい。
(1) 自車両との相対距離が大きいほど長く設定する。
(2) 他車両の台数の絶対値が大きいほど長く設定する。
(3) コンピュータ11Mの余剰の処理量その他の資源が少ないほど長く設定する。
(4) 自車両の速度が小さいほど長く設定する。
(5) 速度が遅い他車両ほど長く設定する。
(6) 自車両に対する相対速度が遅いほど長く設定する。
(7) 自車両の移動方向と共通の成分を多く含む方向に走行する他車両ほど短く設定する。
本実施形態では、他車両が既述の3つのクラスH、M、Lに分類されているが、このようなクラスの数と、個々のクラスの分類の基準とは、本発明が適用されたドライビングシミュレータの性能その他の仕様を満たすならば、如何なるものに設定されてもよく、ドライビングの模擬の形態、あるいはその模擬の結果に基づいて識別可能な状況に応じて適宜変更されてもよい。
本実施形態では、既述の周期タスクCが起動される周期がクラスH、M、L毎にそれぞれ(1/60)秒、(1/30)秒、(1/10)秒に設定されている。しかし、これらの周期は、本発明が適用されたドライビングシミュレータの性能その他の仕様を満たすならば、どのように設定されてもよい。
本実施形態では、自車両と他車量との位置は、予め設定されたシナリオに基づいてプロセッサ11Mによって決定され、かつ更新されているが、例えば、操作者が操作するマウス等のポインティングデバイス、あるいは所定の端末によって設定されてもよい。
本発明は、自動車用のドライビングシミュレータに限定されず、例えば、オートバイの運転を模擬する「ライディングシミュレータ」のように、他車両と共に同じ道路上を移動し、かつ相互に追い抜きや接近が行われ得る多様な車両の運転の模擬に適用可能である。
本発明では、スクリーン66に表示される画像は、自車両と他車両との相対位置および道路状況に限定されず、例えば、運転の模擬の過程で提供されるべき多様な情報が併せて表示されてもよく、かつ3次元画像として表示されてもよい。
本発明では、操作者に伝達される情報は、モーションベースの揺動や音として操作者へ伝達されなくてもよく、例えば、運転の模擬に応じた自車両と他車両との相対距離や相対位置のみであってもよい。
本発明では、スクリーン66上における自車両の位置は、必ずしも中央部である必要はなく、自車両の運転の模擬に適するならば、どのような位置であってもよい。
本発明は、自車両が停止している状態にも適用可能である。
本実施形態では、図2ステップS5〜S8に示す既述の処理は、画像生成部64の処理量や資源が十分に確保されている場合には、行われなくてもよい。
本実施形態では、周期タスクH、M、Lは、それぞれプロセスとして構成されてもよく、またタスク管理やプロセス管理を行うオペレーティングシステムが組み込まれていない場合には、所定の周期で起動される割り込み処理として実現されてもよい。
本発明では、既述の第一および第二の実施形態においてコンピュータ11Mと画像生成部64が連係して行う既述の処理は、如何なる形態による機能分散や負荷分散が図られてもよい。
本発明は、上述した実施形態に限定されず、本発明の範囲で如何なる態様の実施形態としても実現が可能であり、構成要素の一部または全てに如何なる改良が施されてよい。
11c 他車両クラステーブル
11d 相対距離レジスタ
11M,63M コンピュータ
61 モーションベース
62 インタフェース部
63S 車両状態レジスタ
64 画像生成部
65 プロジェクタ
66 スクリーン

Claims (7)

  1. 運転に応じた車両の動作を模擬する第一の模擬手段と、
    前記車両の周りに位置する複数の仮想車両の振る舞いを模擬する第二の模擬手段とを備え、
    前記第二の模擬手段は、
    前記車両との相対距離が大きい仮想車両ほど低い頻度で前記振る舞いを模擬する
    ことを特徴とするドライビングシミュレータ。
  2. 運転に応じた車両の動作を模擬する第一の模擬手段と、
    前記車両の周りに位置する複数の仮想車両の振る舞いを模擬する第二の模擬手段とを備え、
    前記第二の模擬手段は、
    前記仮想車両の総数が大きいほど低い頻度で前記振る舞いを模擬する
    ことを特徴とするドライビングシミュレータ。
  3. 運転に応じた車両の動作を模擬する第一の模擬手段と、
    前記車両の周りに位置する複数の仮想車両の振る舞いを模擬する第二の模擬手段とを備え、
    前記第二の模擬手段は、
    前記模擬手段の資源の余剰分が少ないほど低い頻度で前記振る舞いを模擬する
    ことを特徴とするドライビングシミュレータ。
  4. 運転に応じた車両の動作を模擬する第一の模擬手段と、
    前記車両の周りに位置する複数の仮想車両の振る舞いを模擬する第二の模擬手段とを備え、
    前記第二の模擬手段は、
    前記車両の速度が小さいほど低い頻度で前記振る舞いを模擬する
    ことを特徴とするドライビングシミュレータ。
  5. 運転に応じた車両の動作を模擬する第一の模擬手段と、
    前記車両の周りに位置する複数の仮想車両の振る舞いを模擬する第二の模擬手段とを備え、
    前記第二の模擬手段は、
    速度が小さい仮想車両ほど低い頻度で前記振る舞いを模擬する
    ことを特徴とするドライビングシミュレータ。
  6. 運転に応じた車両の動作を模擬する第一の模擬手段と、
    前記車両の周りに位置する複数の仮想車両の振る舞いを模擬する第二の模擬手段とを備え、
    前記第二の模擬手段は、
    前記車両との相対速度が速い仮想車両ほど低い頻度で前記振る舞いを模擬する
    ことを特徴とするドライビングシミュレータ。
  7. 運転に応じた車両の動作を模擬する第一の模擬手段と、
    前記車両の周りに位置する複数の仮想車両の振る舞いを模擬する第二の模擬手段とを備え、
    前記第二の模擬手段は、
    移動している方向が前記車両が移動する方向と異なる仮想車両ほど低い頻度で前記振る舞いを模擬する
    ことを特徴とするドライビングシミュレータ。
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