JP2010197112A - 光学式変位計 - Google Patents

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Abstract

【課題】正確な計測結果を得ることが可能な光学式変位計を提供する。
【解決手段】投光素子21は、ビーム状の光を発生する。その光は、投光レンズ22および走査部23を介してワークWに照射される。走査部23は、ワークWの表面で1次元的に光を走査する。ワークWからの反射光は、受光レンズ32を介して受光素子31に入射する。受光素子2により受光量分布を示す受光信号が得られる。投光制御部3は、投光素子21の発光レベルを制御する。受光制御部4は、受光素子31の露光時間を制御する。波形生成部6は、受光信号を波形データに変換する。FB制御部7は、波形生成部6により得られる波形データに基づいて、投光制御部3、受光制御部4および波形生成部6をフィードバック制御する。
【選択図】図1

Description

本発明は、対象物の断面形状を計測するための光学式変位計に関する。
三角測距の原理を利用した光学式変位計では、対象物(以下、ワークと呼ぶ)の表面の計測点に光が照射され、その反射光が1次元または2次元に配列された画素を有する受光素子により受光される。受光素子により得られる受光量分布のピーク位置に基づいて計測点の高さを計測することができる。
ワークの断面形状を計測する方法として、光切断方式がある。光切断方式の光学式変位計では、線状の断面を有する帯状の光(以下、帯状光と呼ぶ)がワーク上に照射され、その反射光が2次元の受光素子により受光される。受光素子により得られる受光量分布は、増幅器により増幅された後、デジタルの波形データに変換される。この波形データのピーク位置に基づいて、各計測点の高さが検出される。
ところで、ワーク表面からの反射光の受光量は、ワークの表面の反射率により変化する。この受光量の変化により、波形データのピークの高さ(以下、ピークレベルと呼ぶ)が変化する。正確な計測のためには、ピークレベルを一定の範囲内に調整する必要がある。
そこで、ワークに照射する光の発光レベル、受光素子の露光時間および増幅器のゲイン等を制御することによりピークレベルが調整される。ところが、上述した光切断方式では、帯状光の強さが幅方向において均一であるので、ワーク表面の反射率が部位によって大きく異なる場合、適正な受光量が得られないことがある。
例えば、反射率の低い計測点からの受光量を適正にするために全体の受光量が大きくなるように制御すると、反射率の高い部位で受光量が飽和する。一方、反射率の高い計測点からの受光量を適正なレベルにするために帯状光の強さを下げると、反射率の低い部位からの受光量が小さくなり、波形データ上でピークを検出することができなくなる。
そこで、ワークの断面形状を計測する他の方法として、光走査方式がある。光走査方式の光学式変位計では、投光部によりワークの一方向(以下、X方向と呼ぶ)に光が往復走査される。この場合、X方向に沿った複数の計測点からの反射光による複数の受光量分布がそれぞれ得られる。各受光量分布は、増幅器により増幅された後、デジタルの波形データに変換される。複数の受光量分布に対応する波形データのピーク位置に基づいてX方向に沿った複数の計測点の高さが検出される。それにより、ワークのX方向に沿った断面形状を計測することができる。光走査方式の光学式変位計では、計測点毎にピークレベルの調整が可能であるため、ワーク表面の反射率が部位によって大きく異なる場合でも、ワークの全体において正確な計測を行うことができる。
上記の発光レベル、露光時間およびゲインをフィードバック制御することにより、各計測点での計測時にピークレベルを調整することができる。例えば、各計測点での計測時に、前回の計測時の結果に基づいて発光レベル、露光時間およびゲインがフィードバック制御される。
しかしながら、光走査方式の光学式変位系によれば、常に光の照射位置が移動している。そのため、隣り合う計測点間で反射率が大きく異なれば、一方の計測点での計測結果に基づいて他方の計測点での計測時に発光レベル、露光時間およびゲインを制御しても、ピークレベルを適正に調整することができない。
そこで、特許文献1に示すように、複数回の光の往復走査において、現在の走査における複数の測定点に対応するピークレベルに基づいて次の走査における複数の測定点に対応するピークレベルをそれぞれ制御する方式が知られている。この方式によれば、隣り合う計測点間において、反射率に差がある場合でも、各計測点からの反射光のピークレベルを適正に調整することができる。
特許第3613708号
上記の光走査方式の光学式変位計では、受光素子内の電子シャッタにより、受光素子の露光時間を容易に制御することができる。そのため、通常、受光素子の露光時間を制御することにより、ピークレベルが調整される。
しかしながら、高速な計測のためには、光の走査速度を速くする必要がある。その場合、露光時間をわずかに変化させただけでも、各計測点での光の照射範囲が大きく異なることになる。それにより、正確な計測結果を得ることが困難となる。
本発明の目的は、正確な計測結果を得ることが可能な光学式変位計を提供することである。
(1)本発明に係る光学式変位計は、光を発生する光発生部と、光発生部により発生された光の投光方向を制御することにより対象物の表面で光を走査させる光走査手段と、対象物からの反射光を集光する集光光学系と、集光光学系の集光面に配設された複数の画素を有し、対象物までの距離に応じて変化する集光スポットの位置に対応した受光量分布を示す受光信号を出力する受光素子と、受光素子から出力される受光信号を増幅して波形データを生成する波形データ生成部と、光走査手段による投光方向毎に光発生部による発光強度の設定値および受光素子の露光時間の設定値に基づいて光発生部の発光強度および受光素子の露光時間を制御し、波形データ生成部により生成される波形データのピークレベルが所定範囲内になるように光走査手段による投光方向毎に発光強度の設定値および露光時間の設定値を調整する制御手段とを備え、制御手段は、発光強度の設定値を露光時間の設定値よりも優先的に調整するものである。
その光学式変位計においては、光発生部により発生された光の投光方向が光走査手段によって制御されることにより、対象物の表面で光が走査される。対象物からの反射光は、集光光学系によって集光されて受光素子に入射する。受光素子により、集光スポットの位置に対応する受光量分布を示す受光信号が出力される。出力された受光信号に基づいて波形データ生成部により波形データが生成される。生成された波形データのピーク位置に基づいて、投光方向における対象物の計測点(光の照射位置)での表面の高さを計測することができる。それにより、対象物の表面の複数の計測点の高さを計測することにより対象物の断面形状を計測することができる。
光発生部の発光強度および受光素子の露光時間は、光走査手段による投光方向毎に光発生部による発光強度の設定値および受光素子の露光時間の設定値に基づいて制御される。発光強度の設定値および露光時間の設定値は、光走査手段による投光方向毎に、波形データ生成部により生成される波形データのピークレベルが所定範囲内になるように調整される。
この場合、光発生部の発光強度の設定値が受光素子の露光時間の設定値よりも優先的に調整される。それにより、受光素子の露光時間が計測毎に大きく変動することが抑制される。その結果、正確な計測結果を安定して得ることが可能になる。
(2)制御手段は、発光強度の設定値を調整してもピークレベルを所定範囲に調整することができない場合において、発光強度の設定値に加えて露光時間の設定値を調整してもよい。
この場合、露光時間の設定値の最小限の調整によりピークレベルを所定範囲に調整することができる。それにより、露光時間の変動が最小限に抑制される。その結果、正確な計測結果を安定に得ることができる。
(3)制御手段は、さらに光走査手段による投光方向毎に波形データ生成部の増幅率の設定値に基づいて波形データ生成部の増幅率を制御し、波形データ生成部により生成される波形データのピークレベルが所定範囲内になるように光走査手段による投光方向毎に増幅率の設定値を調整してもよい。
この場合、波形データ生成部の増幅率を調整することにより、波形データのピークレベルを容易に調整することができる。
(4)制御手段は、増幅率の設定値を露光時間の設定値よりも優先的に調整してもよい。
この場合、露光時間の変動が抑制される。その結果、正確な計測結果を安定して得ることができる。
(5)制御手段は、発光強度の設定値を増幅率の設定値よりも優先的に調整してもよい。
この場合、波形データ生成部の増幅率が計測毎に大きく変動することが抑制される。そのため、増幅率を低い状態に維持することが可能となる。したがって、波形データの分解能の低下を抑制することができる。その結果、ノイズによる計測精度の低下を抑制することができる。
(6)集光スポットの位置は、対象物までの距離に応じて第1の方向に沿って変化し、受光素子の複数の画素は、第1の方向に沿って並ぶように配置され、第1の方向と直交する第2の方向における複数の画素の各々の長さは、第1の方向における複数の画素の各々の長さよりも大きくてもよい。
この場合、第1の方向における受光量分布を確実に得ることができるとともに、対象物の表面で往復走査される光の反射光を確実に受光することができる。また、複数の画素が2次元に配列される場合に比べて、迅速に計測を進めることが可能になる。
(7)第1の方向における複数の画素の各々の長さは、第2の方向における複数の画素の各々の長さの10倍以上1000倍以下倍以下であってもよい。
この場合、対象物からの反射光をより確実に受光しつつより高い精度で迅速に計測を進めることができる。
本発明によれば、受光素子の露光時間が計測毎に大きく変動することが抑制される。その結果、正確な計測結果を安定して得ることが可能になる。
本実施の形態に係る光学式変位計の構成を示すブロック図である。 光学式変位計によるワークの断面形状の計測方法について説明するための模式図である。 光学式変位計によるワークの断面形状の計測方法について説明するための模式図である。 波形データの一例を示す模式図である。 光の走査と計測タイミングとの関係を示す模式図である。 FB制御部によるピークレベル調整処理のフローチャートである。 受光素子の具体例を示す模式的平面図である。 共通の投光方向における露光時間Tの調整方法について説明するための図である。 従来の光学式変位計における露光時間と波形データの生成時間との関係を示す図である。 本実施の形態における露光時間と波形生成部による波形データの生成時間との関係を示す図である。
以下、本発明の一実施の形態に係る光学式変位計について図面を参照しながら説明する。
(1)光学式変位計の構成
図1は、本実施の形態に係る光学式変位計の構成を示すブロック図である。図1に示すように、光学式変位計100は、投光部1、受光部2、投光制御部3、受光制御部4、波形生成部6、フィードバック制御部(以下、FB制御部と略記する)7、波形処理部8、プロファイル生成部9、計測処理部10およびインターフェース部11を備える。
投光部1は、投光素子21、投光レンズ22および走査部23を含む。投光素子21は、例えばレーザダイオードを含み、ビーム状の光を発生する。その光は、投光レンズ22および走査部23を介して対象物(以下、ワークと呼ぶ)Wに照射される。走査部23は、例えばガルバノスキャナを含み、後述のように、ワークWの表面で1次元的に光を走査する。
受光部2は、受光素子31および受光レンズ32を含む。ワークWからの反射光は、受光レンズ32を介して受光素子31に入射する。受光素子2は例えばCMOS(相補型金属酸化膜半導体)センサを含み、一方向に配列された複数の画素を有する。これにより、複数の画素の配列方向における受光量分布を示すアナログの受光信号が得られる。
投光制御部3は、例えば投光素子21の駆動電流を調整することにより、投光素子21が発生する光の強さ(以下、発光レベルと呼ぶ)を制御する。受光制御部4は、後述の露光制御信号により受光素子31の露光時間を制御する。
なお、ワークWから受光素子31への光路を遮断するシャッタを設けてもよい。その場合、シャッタを開閉させることにより受光制御部4の露光時間を制御することができる。また、投光素子21の発光時間を制御することにより受光素子31の露光時間を制御してもよい。
波形生成部6は、増幅器およびアナログ/デジタル変換器を含む。受光素子31により得られる受光信号は、増幅器により増幅された後にアナログ/デジタル変換器によりアナログ/デジタル変換される。これにより、デジタルの波形データが得られる。
FB制御部7は、波形生成部6により得られる波形データに基づいて、投光制御部3、受光制御部4および波形生成部6をフィードバック制御する。FB制御部7の制御動作の詳細については後述する。
波形処理部8は、波形生成部6により得られる波形データに基づいて、投光部1からワークWの表面の各計測点までの距離を示す距離情報を生成する。計測点については後述する。
プロファイル生成部9は、波形処理部7により算出された距離情報に基づいて、ワークWの断面形状を表すプロファイルデータを生成する。計測処理部10は、プロファイル生成部9により作成されたプロファイルデータに対する補正処理および計測処理を行う。ここで、計測処理とは、プロファイルデータに基づいてワークWの表面の任意の部分の寸法を算出する処理である。
インターフェース部11を通して、波形生成部6により得られる波形データが外部に取り出される。また、インターフェース部11を通して、ユーザが種々の設定および入力を行う。それにより、FB制御部7、波形処理部8および計測処理部10が制御される。
(2)計測方法
図2および図3は、光学式/変位計100によるワークWの断面形状の計測方法について説明するための模式図である。図4は、波形データの一例を示す模式図である。なお、図2および図3においては、矢印X,Y,Zで示すように、互いに直交する3方向をX方向、Y方向およびZ方向と定義する。また、図4の波形データにおいては、横軸が画素の配列方向における受光素子31上の位置に相当し、縦軸が受光量に相当する。
本例では、ワークW上の各計測点のZ方向における位置(高さ)が計測される。ここで、計測点とは、受光素子31の1回の露光期間に、光が照射されるワークW上の部分をいう。
計測時には、受光制御部4(図1)により受光素子31が露光される。このとき、図2に示すように、投光部1からワークW上の計測点P1に照射された光は、受光レンズ32を通して受光素子31に入射する。この場合、点線で示すように、計測点P1の高さが異なると、受光素子31への反射光の入射位置がY1方向において異なる。それにより、受光素子31の受光量分布が異なる。
受光素子31の各画素は、受光レンズ32による集光面上において、Y1方向に沿って配列されている。ここで、集光面とは、複数の集光点により形成される面をいう。
受光素子31の受光量分布を示す受光信号は、波形生成部6(図1)により波形データに変換される。図4に示すように、波形データは、画素の配列方向における受光素子31の受光量分布を示す。そのピーク位置は、計測点P1の高さに対応し、計測点P1の高さが変化すると、ピーク位置が変化する。すなわち、波形データのピーク位置に基づいて、計測点P1の高さを検出することができる。
図3に示すように、投光部1からの光は、走査部23(図1)によりワークWの表面でX方向に沿って走査される。所定のタイミングで、ワークWからの反射光により受光素子31が露光される。
この場合、投光部1からの投光方向に基づいてX方向における各計測点の位置が認識されるとともに、受光素子31の受光量分布に基づいてZ方向における各計測点の位置(各計測点の高さ)が検出される。それにより、X−Z平面に沿ったワークWの断面形状を2次元的に検出することができる。
さらに、連続的または断続的にワークWをY方向に移動させる。Y方向におけるワークWの断続的な移動は、例えばX方向における光の往復走査毎に行う。それにより、ワークWの表面形状を3次元的に検出することが可能になる。
図5は、光の走査と計測タイミングとの関係を示す模式図である。図5において、横軸は時間を示し、縦軸はX方向におけるワークW上での光の走査位置を示す。なお、図5において、X方向における光の走査位置は、投光部1からのX−Z平面内での投光方向に対応する。
図5に示すように、光の走査位置は、X方向に沿って一定の距離を往復移動する。本実施の形態では、各計測時に投光部1からの投光方向が所定の方向と一致するように、一定の周期で計測が行われる。すなわち、図5において、X方向における光の走査位置が位置P11,P12,P13に一致する時点t11〜t16,t21〜t26,t31〜t36において計測が行われる。
なお、ワークWの表面に凹凸があると、投光方向が共通であってもX方向における光の走査位置が異なることがある。そのため、実際には、X方向において、計測時の光の走査位置が走査毎に僅かに異なることがある。
本実施の形態では、共通の投光方向における前回の計測結果に基づいて、投光制御部3、受光制御部4および波形生成部6のフィードバック制御が行われる。すなわち、図5の例では、時点t11における計測結果に基づいて時点t12におけるフィードバック制御が行われ、時点t12における計測結果に基づいて時点t13におけるフィードバック制御が行われる。その後、時点t14〜t16において、同様にX方向における同一位置での前回の計測結果に基づいてフィードバック制御が行われる。
また、時点t21〜t26において同様にX方向における同一位置での前回の計測結果に基づいてフィードバック制御が行われ、時点t31〜t36において同様にX方向における同一位置での前回の計測結果に基づいてフィードバック制御が行われる。
(3)制御方法
上記の波形データにおいて、ピーク位置を正確に特定するためには、ピークの高さ(以下、ピークレベルと呼ぶ)が所定の範囲内にあることが望ましい。ピークレベルは、受光素子31の受光量と波形生成部6の回路ゲイン(波形生成部6内の増幅器の増幅率)との積に比例する。受光素子31の受光量は、投光素子21の発光レベルと受光素子31の露光時間との積に比例する。
本実施の形態では、FB制御部7が、波形生成部6により得られる波形データに基づいて、投光制御部3、受光制御部4および波形生成部6をフィードバック制御する。
この場合、FB制御部7が投光制御部3を制御することにより、投光素子21の発光レベルを制御することができ、受光制御部4を制御することにより、受光素子31の露光時間を制御することができる。また、FB制御部7が波形生成部6を制御することにより、波形生成部6の回路ゲインを制御することができる。以下の説明において、投光素子21の発光レベル、受光素子31の露光時間、および波形生成部6の回路ゲインをそれぞれ発光レベルP、露光時間Tおよび回路ゲインGと呼ぶ。
FB制御部7の制御動作の詳細について説明する。図6は、FB制御部7によるピークレベル調整処理のフローチャートである。
ここで、FB制御部7は、予め設定された発光レベルP、露光時間Tおよび回路ゲインGの値(以下、設定値と呼ぶ)に基づいて、発光レベルP、露光時間Tおよび回路ゲインGを制御する。この設定値は、計測を行う投光方向毎に設定され、FB制御部7内の記憶装置に記憶される。すなわち、図5の例では、位置P11,P12,P13のそれぞれに対応するように、発光レベルP、露光時間Tおよび回路ゲインGの設定値が設定される。なお、初期状態においては、各投光方向における発光レベルP、露光時間Tおよび回路ゲインGの設定値が共通であってもよい。
図6に示すように、まず、FB制御部7は、波形生成部6により新たな波形データが得られたか否かを判定する(ステップS1)。波形データは、計測が行われる毎に更新される。
波形データが得られていない場合、FB制御部7は、波形データが得られるまで待機する。波形データが得られた場合、FB制御部7は、波形データのピークレベルを取得する(ステップS2)。次に、FB制御部7は、予め設定された基準値に対するピークレベルの比率を算出する(ステップS3)。
次に、FB制御部7は、算出した比率が予め設定された規定範囲内にあるか否かを判定する(ステップS4)。算出した比率が規定範囲内にある場合、FB制御部7は、後述のステップS13の処理に進む。
算出された比率が規定範囲内にない場合、FB制御部7は、今回の計測時における発光レベルP、露光時間Tおよび回路ゲインGの設定値を取得する(ステップS5)。
次に、FB制御部7は、発光レベルPの設定値を調整することによりピークレベルを基準値に調整することが可能か否かを判定する(ステップS6)。ここで、発光レベルPの設定値の調整可能な範囲は限られているので、取得したピークレベルと基準値との差が大きい場合には、発光レベルPの設定値を最大限調整しても、ピークレベルを基準値に調整することができない。
発光レベルPの設定値を調整することによりピークレベルを基準値に調整することが可能である場合、FB制御部7は、ピークレベルが基準値に一致するように、その投光方向に対応する発光レベルPの設定値を調整し(ステップS7)、後述のステップS13の処理に進む。
一方、発光レベルPの調整のみではピークレベルを基準値に調整することができない場合、FB制御部7は、ピークレベルが基準値に近づくように、その投光方向に対応する発光レベルPの設定値を最大限に調整する(ステップS8)。
続いて、FB制御部7は、回路ゲインGの設定値を調整することによりピークレベルを基準値に一致させることが可能か否かを判定する(ステップS9)。ここで、回路ゲインGの調整可能な範囲も限られているので、発光レベルPの調整により調整され得るピークレベルと基準値との差が大きい場合には、回路ゲインGの設定値を最大限調整しても、ピークレベルを基準値に調整することができない。
回路ゲインGの設定値を調整することによりピークレベルを基準値に一致させることが可能である場合、FB制御部7は、ピークレベルが基準値に一致するように、その投光方向に対応する回路ゲインGの設定値を調整し(ステップS7)、後述のステップS13の処理に進む。
一方、回路ゲインGを調整してもピークレベルを基準値に調整することができない場合、FB制御部7は、ピークレベルが基準値に近づくように、その投光方向に対応する回路ゲインGの設定を最大限に調整する(ステップS11)。続いて、FB制御部7は、ピークレベルが基準値と一致するように、その投光方向に対応する露光時間Tの設定値を調整し(ステップS12)、ステップS13の処理に進む。
ステップS13において、FB制御部7は、次に計測を行う投光方向に対応する設定値に基づいて、発光レベルP、露光時間Tおよび回路ゲインGを制御する。ステップS13で用いられる設定値は、その投光方向における前回の計測時において、ステップS1〜S12の処理により予め調整されている。例えば、図15の時点t12での位置P11の計測時には、時点t11での位置P11の計測結果に基づいて調整された設定値が用いられる。その後、FB制御部7は、ステップS1の処理に戻る。
このように、本実施の形態においては、露光時間Tの設定値の調整に比べて、発光レベルPの設定値の調整および回路ゲインGの設定値の調整が優先的に行われる。これにより、露光時間Tが計測毎に大きく変動することが抑制される。したがって、各計測時における光の照射位置の移動距離がほぼ一定になる。その結果、正確な計測結果を安定して得ることが可能になる。
また、回路ゲインGの設定値の調整に比べて、発光レベルPの設定値の調整が優先的に行われる。それにより、回路ゲインGの変動も抑制される。そのため、回路ゲインGを極力低い状態に維持することが可能となる。したがって、波形データの分解能の低下を抑制することができる。その結果、ノイズが多く発生する場合でも、計測の精度を高く維持することができる。
(4)他の制御例
(4−1)
上記の例では、回路ゲインGの設定値の調整を露光時間Tの設定値の調整よりも優先的に行うが、特にノイズが多く発生する場合において、回路ゲインGの増大による分解能の低下を十分に抑制するために、露光時間Tの設定値の調整を回路ゲインGの設定値の調整よりも優先的に行ってもよい。
(4−2)
回路ゲインGの設定値の調整範囲を高低の2段階に設け、露光時間Tの設定値の調整よりも回路ゲインGの設定値の低い範囲における調整を優先的に行い、回路ゲインGの設定値の高い範囲における調整よりも露光時間Tの設定値の調整を優先的に行ってもよい。
すなわち、発光レベルPの設定値を調整してもピークレベルを基準値に調整することができない場合、FB制御部7は、発光レベルPを最大限に調整するとともに、回路ゲインGの設定値を低い範囲で調整することによりピークレベルを基準値に一致させようとする。
発光レベルPの設定値を最大限に調整しかつ回路ゲインGの設定値を低い範囲で最大限に調整しても、ピークレベルを基準値に調整することができない場合、FB制御部7は、回路ゲインGの設定値を低い範囲で最大限に調整するとともに、露光時間Tの設定値を調整することによりピークレベルを基準値に一致させようとする。
露光時間Tの設定値を最大限に調整してもピークレベルを基準値に調整することができない場合、FB制御部7は、露光時間Tの設定値を最大限に調整するとともに、ピークレベルが基準値に一致するように、回路ゲインGの設定値を高い範囲で調整する。
この場合、回路ゲインGの増大を抑制しつつ露光時間Tの変動も抑制することができる。それにより、より確実に高精度な計測を行うことができる。
(4−3)
ピークレベルが所定範囲よりも高い場合には、発光レベルPの設定値の調整よりも回路ゲインGの設定値の調整を優先的に行ってもよい。
この場合、ピークレベルが所定値よりも高ければ、まず、回路ゲインGの設定値が下げられる。そのため、回路ゲインGの設定値が高い状態で維持されることが防止される。したがって、波形データの分解能の低下をより確実に抑制することができる。
(5)受光素子
ここで、受光素子31について詳細に説明する。図7は、受光素子31の具体的な構成を示す模式的平面図である。図7においては、互いに直交するX方向およびY1方向を定義する。
図7に示すように、受光素子31は、Y1方向に配列された複数の画素PEおよびシフトレジスタSRを有する。各画素PEは、X方向に長尺状に延びる。各画素PEの幅は例えば20μmであり、各画素PEの長さは例えば6.4mmである。また、画素PEの総数は例えば320個である。この場合、受光素子31が略正方形状となる。
図2に示したように、ワークW上の計測点P1の高さ(Z方向における位置)に応じて、計測点P1における反射光の受光素子31への入射位置がY1方向に沿って変化する。これにより、複数の画素PEによって計測点P1の高さに応じた受光量分布が得られる。
また、図3に示したように、投光部1からの光はワークW上でX方向に沿って走査される。これにより、受光素子31への反射光の入射位置がX方向に沿って変化する。したがって、反射光を確実に受光するためには、X方向において、光の走査による入射位置の変化分、受光素子31の長さを確保する必要がある。
この場合、複数の画素が2次元に配列されたエリアセンサを用いることが考えられる。しかしながら、エリアセンサを用いた場合には、各画素に対応する情報の読み出しに多大な時間を要する。そのため、迅速に計測を進めることが困難になる。
そこで、本実施の形態では、X方向に延びる長尺状の複数の画素PEがY1方向に並ぶように1次元に配列された受光素子31を用いることにより、ワークWからの反射光を確実に受光しながら、高い精度で迅速に計測を進めることが可能になる。
なお、光の走査幅とワークWの高さの計測範囲との比率に応じて、各画素PEの長さおよび画素PEの個数等を適宜変更してもよい。
各画素PEの長さは、各画素PEの幅の10倍以上1000倍以下であることが好ましい
複数の画素PEには、露光制御信号ECLが与えられる。露光制御信号ECLにより、露光の開始タイミングおよび終了タイミングが制御される。露光中に各画素PEに蓄積される電荷は、露光の終了と同時にシフトレジスタSRに転送される。
シフトレジスタSRは、各画素PEから転送された電荷を一時的に格納する。シフトレジスタSRには、出力開始信号RPLが与えられる。出力開始信号RPLに応答してシフトレジスタSRに格納された電荷が受光信号RCLとして順次出力される。
なお、本実施の形態では、X方向に延びる長尺状の複数の画素PEが1次元に配列された受光素子を用いたが、2次元に画素が配列された受光素子を用いて、Y1方向と直交する方向における受光信号(電荷)を加算して出力するようにしてもよいことは云うまでもない。
(6)露光時間の調整方法
次に、露光時間Tの調整方法について詳細に説明する。図8は、共通の投光方向における露光時間Tの調整方法について説明するための図である。ここでは、図5の時点t21,t22,t23において、露光時間Tの設定値をそれぞれ異なる値に調整する場合を説明する。
図8に示すように、時点t21,t22,t23において、X方向における光の走査位置が位置P12に一致する。この場合、時点t21より前の時点t21aから露光が開始され、時点t21より後の時点t21bに露光が終了する。同様に、時点t22より前の時点t22aから露光が開始され、時点t22より後の時点t22bに露光が終了する。また、時点t23より前の時点t23aから露光が開始され、時点t23より後の時点t23bに露光が終了する。以下、時点t21a〜t21bの期間の長さを露光時間T1と呼び、時点t22a〜t22bの期間の長さを露光時間T2と呼び、時点t23a〜t23bの期間の長さを露光時間T3と呼ぶ。
露光時間T2は、露光時間T1よりも大きく、露光時間T3は、露光時間T1よりも小さい。
本実施の形態では、露光の開始時点と終了時点との中間の時点(以下、露光中間時点と呼ぶ)で、投光方向(X方向における光の走査位置)が所定の方向と一致するように、露光の開始時点および終了時点が調整される。すなわち、時点t21a〜t21の期間の長さと時点t21〜t21bの期間の長さとが等しく調整され、時点t22a〜t22の期間の長さと時点t22〜t22bの期間の長さとが等しく調整され、時点t23a〜t23の期間の長さと時点t23〜t23bの期間の長さとが等しく調整される。
このように、露光中間時点を基準に露光時間Tを増減させる。これにより、ワークW上における所望の位置での表面の高さを精度良く計測することができる。その理由は、次の通りである。
X方向における光の走査位置は、時点t21aから時点t21bまでの間に位置P12aから位置P12bまで移動し、時点t22aから時点t22bまでの間に位置P12cから位置P12dまで移動し、時点t23aから時点t23bまでの間に位置P12eから位置P12fまで移動する。
この場合、時点t21a〜t21bの期間における計測結果として、位置P12aから位置P12bまでの経路における高さの平均値が得られる。同様に、時点t22a〜t22bの期間における計測結果として、位置P12cから位置P12dまでの経路における高さの平均値が得られ、時点t23a〜t23bの期間における計測結果として、位置P12eから位置P12fまでの経路における高さの平均値が得られる。
ここで、本実施の形態では、位置P12aと位置P12bとの中間位置、位置P12cと位置P12dとの中間位置、および位置P12eと位置P12fとの中間位置が、位置P12とほぼ一致する。
そのため、例えば位置P12aから位置P12bまでワークWの表面が傾斜していても、位置P12aから位置P12bまでの高さの平均は、位置P12の高さとほぼ一致する。すなわち、時点t21a〜t21bの期間における計測結果として、位置P12の高さを得ることができる。同様に、時点t22a〜t22bの期間における計測結果、および時点t23a〜t23bの期間における計測結果として、位置P12の高さを得ることができる。それにより、露光時間Tが増減しても、計測結果として、所望の位置での表面の高さを安定に得ることができる。
一方、例えばX方向における光の走査位置が所定の位置と一致する時点で露光を開始し、露光の終了時点を前後させることにより露光時間Tを増減させる場合、露光の開始時点における光の走査位置と露光の終了時点における光の走査位置との中間位置が、露光時間Tの増減に伴い変動する。それにより、所望の位置での表面の高さを安定に得ることができない。
したがって、露光中間時点を基準に露光時間Tを増減させることにより、ワークW上における所望の位置での表面の高さを精度良く計測することができる。
(7)露光時間と出力時間との関係
次に、露光時間Tと受光信号の出力時間との関係について説明する。
従来の受光素子においては、露光の終了タイミングまたは開始タイミングが予め決められており、そのタイミングと同期するように、受光信号の出力時間の制御が行われる。具体的には、露光の終了タイミングが予め決められている場合、露光の終了と同時に受光信号の出力が開始される。また、露光の開始タイミングが予め決められている場合、露光の開始と同時に受光信号の出力が終了するように出力時間が制御される。
本実施の形態においては、上記のように、露光中間時点で投光方向が所定の方向と一致するように露光の開始タイミングおよび終了タイミングが制御される。そのため、ワークの表面状態に応じて、露光の開始タイミングおよび終了タイミングの両方が変化する。この場合、上述のように露光時間Tと受光信号の出力時間とを同期させると、次のような問題が発生する。
図9は、従来の方法で露光時間および受光信号の出力時間を制御する場合の問題点について説明するための図である。
図9の例では、時点t51〜t52の期間、時点t53〜t54の期間、および時点t55〜t56の期間に受光素子31が露光される。露光中に受光素子31の各画素PE(図7)に蓄積された電荷は、露光の終了と同時にシフトレジスタSRに転送される。各画素PEからシフトレジスタSRに電荷が転送された直後に、受光信号RCLの出力が開始される。
すなわち、図9の例では、受光素子31の露光の終了と同時に受光信号RCLの出力(波形生成部6による受光信号RCLの読み出し)が開始される。具体的には、時点t51〜t52の期間に蓄積された電荷に対応する受光信号RCLの出力が時点t52から開始され、時点t53〜t54の期間に蓄積された電荷に対応する受光信号RCLの出力が時点t54から開始され、時点t55〜t56の期間に蓄積された電荷に対応する受光信号RCLの出力が時点t56から開始される。
この場合、露光される各期間の長さ(露光時間T)によっては、前の期間に蓄積された電荷に対応する受光信号RCLの出力時間と後の期間に蓄積された電荷に対応する受光信号RCLの出力時間とが重複することがある。図9の例では、時点t53〜t54の期間が比較的長く、時点t55〜t56の期間が比較的短い。それにより、時点t53〜t54の期間に蓄積された電荷に対応する受光信号RCLの出力時間と時点t55〜t56の期間に蓄積された電荷に対応する受光信号RCLの出力時間とが一部重複している。このように出力時間が重複すると、正常な受光信号RCLを出力することができない。
そこで、本実施の形態では、出力信号RPLにより受光信号RCLの出力の開始タイミングが露光の開始ならびに終了タイミングと別個に制御される。それにより、露光の開始タイミングおよび終了タイミングの両方が変化しても、図9に示すような受光信号RCLの出力時間の重複が防止される。
図10は、本実施の形態における露光時間および受光信号の出力時間の制御方法を示す図である。なお、図10においては、図5の時点t11〜t31における露光時間Tと出力時間との関係が示される。
図10の例では、時点t11a〜t11bの期間、時点t21a〜t21bの期間、および時点t31a〜t31bの期間に、受光素子31が露光される。時点t11aと時点t11bとの中間時点が時点t11であり、時点t21aと時点t21bとの中間時点が時点t21であり、時点t31aと時点t31bとの中間時点が時点t31である。
また、出力開始信号RPLにより、受光信号RCLの出力の開始タイミングが露光の終了タイミングと別個に制御され、一定の周期で受光信号RCLの出力が開始される。具体的には、時点t11と時点t21との中間の時点t11d、時点t21と時点t31との中間の時点t21d、時点t31と時点t32(図5)との中間の時点t31dにおいて受光信号RCLの出力が開始される。
この場合、直前の露光時に各画素PEに蓄積された電荷に対応する受光信号RCLの出力が、次の露光の開始前に開始される。すなわち、時点t11a〜t11bの期間に蓄積された電荷に対応する受光信号RCLの出力が時点t11dから開始され、時点t21a〜t21bの期間に蓄積された電荷に対応する受光信号RCLの出力が時点t21dから開始され、時点t31a〜t31bの期間に蓄積された電荷に対応する受光信号RCLの出力が時点t31dから開始される。
このように、受光信号RCLの出力の開始タイミングが露光の開始ならびに終了タイミングと別個に制御されることにより、前後の期間における受光信号RCLの出力時間が重複することが防止される。また、直前の露光時における受光信号RCLの読み出しと次の露光とを並列に行うことが可能である。このような並列処理により、処理の高速化が実現される。
(8)他の実施の形態
投光素子21としては、レーザダイオードに限らず、LED(発光ダイオード)等の他の素子を用いることもできる。受光素子31としては、CMOSセンサに限らず、CCD(電荷結合素子)センサ等の他の素子を用いることもできる。走査部23としては、ガルバノスキャナに限らず、MEMS(微小電子機械システム)、ポリゴンミラー、音叉または他の光学素子等を用いることもできる。
(9)請求項の各構成要素と実施の形態の各部との対応関係
以下、請求項の各構成要素と実施の形態の各部との対応の例について説明するが、本発明は下記の例に限定されない。
上記実施の形態では、投光素子21が光発生部の例であり、走査部23が光走査手段の例であり、波形生成部6が波形データ生成部の例であり、FB制御部7、投光制御部3および受光制御部4が制御手段の例であり、X方向が第1の方向の例であり、Y1方向が第2の方向の例である。
請求項の各構成要素として、請求項に記載されている構成または機能を有する他の種々の要素を用いることもできる。
本発明は、対象物の断面形状の計測に有効に利用することができる。
1 投光部
2 受光部
3 投光制御部
4 受光制御部
6 波形生成部
7 FB制御部
21 投光素子
23 走査部
31 受光素子
100 光学式変位計
PE 画素
W ワーク

Claims (7)

  1. 光を発生する光発生部と、
    前記光発生部により発生された光の投光方向を制御することにより対象物の表面で光を走査させる光走査手段と、
    対象物からの反射光を集光する集光光学系と、
    前記集光光学系の集光面に配設された複数の画素を有し、対象物までの距離に応じて変化する集光スポットの位置に対応した受光量分布を示す受光信号を出力する受光素子と、
    前記受光素子から出力される受光信号を増幅して波形データを生成する波形データ生成部と、
    前記光走査手段による投光方向毎に前記光発生部による発光強度の設定値および前記受光素子の露光時間の設定値に基づいて前記光発生部の発光強度および前記受光素子の露光時間を制御し、前記波形データ生成部により生成される波形データのピークレベルが所定範囲内になるように前記光走査手段による投光方向毎に前記発光強度の設定値および前記露光時間の設定値を調整する制御手段とを備え、
    前記制御手段は、前記発光強度の設定値を前記露光時間の設定値よりも優先的に調整することを特徴とする光学式変位計。
  2. 前記制御手段は、前記発光強度の設定値を調整しても前記ピークレベルを前記所定範囲に調整することができない場合において、前記発光強度の設定値に加えて前記露光時間の設定値を調整することを特徴とする請求項1記載の光学式変位計。
  3. 前記制御手段は、さらに前記光走査手段による投光方向毎に前記波形データ生成部の増幅率の設定値に基づいて前記波形データ生成部の増幅率を制御し、前記波形データ生成部により生成される波形データのピークレベルが所定範囲内になるように前記光走査手段による投光方向毎に前記増幅率の設定値を調整することを特徴とする請求項1または2記載の光学式変位計。
  4. 前記制御手段は、前記増幅率の設定値を前記露光時間の設定値よりも優先的に調整することを特徴とする請求項3記載の光学式変位計。
  5. 前記制御手段は、前記発光強度の設定値を前記増幅率の設定値よりも優先的に調整することを特徴とする請求項3または4記載の光学式変位計。
  6. 前記集光スポットの位置は、対象物までの距離に応じて第1の方向に沿って変化し、
    前記受光素子の複数の画素は、前記第1の方向に沿って並ぶように配置され、
    前記第1の方向と直交する第2の方向における前記複数の画素の各々の長さは、前記第1の方向における前記複数の画素の各々の長さよりも大きいことを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の光学式変位計。
  7. 前記第2の方向における前記複数の画素の各々の長さは、前記第1の方向における前記複数の画素の各々の長さの10倍以上1000倍以下であることを特徴とする請求項6記載の光学式変位計。
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