JP2010191592A - 顔の特徴部位の座標位置を検出する画像処理装置 - Google Patents

顔の特徴部位の座標位置を検出する画像処理装置 Download PDF

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Abstract

【課題】本発明は、顔領域検出における信頼度をより精度良く算出することを目的とする。
【解決手段】
注目画像に含まれる顔の特徴部位の座標位置を検出する画像処理装置は、注目画像から顔画像の少なくとも一部を含む画像領域を顔領域として検出する顔領域検出部と、特徴部位の座標位置を検出するための特徴点を顔領域に基づいて注目画像に設定するとともに、特徴部位の座標位置が既知の顔画像を含む複数のサンプル画像に基づいて算出される特徴量を用いて、特徴点の設定位置を座標位置に近づける、または、一致させるように更新し、更新された設定位置を座標位置として検出する特徴位置検出部と、更新された設定位置と、座標位置との差異に基づいて算出される差異量を用いて、顔領域検出部により検出された顔領域に含まれる顔画像が真の顔画像であることの確からしさを表す顔領域信頼度を算出する顔領域信頼度算出部と、を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、注目画像に含まれる顔の特徴部位の座標位置を検出する画像処理装置に関する。
注目画像から顔画像を含む画像領域を顔領域として検出する技術が知られている(特許文献1)。また、顔領域の検出において、顔画像を含まない画像領域を誤って顔領域として検出する誤検出が生じる場合があることから、顔領域検出の信頼度、すなわち検出された顔領域が誤検出ではなく真に顔画像を含んだ画像領域であることの確からしさを表す指標を算出する技術が知られている。
特開2000−149018号公報 特開2007−141107号公報
しかし、顔領域検出の信頼度について、より精度良く算出する余地があった。
本発明は、上記の課題を解決するためになされたものであり、顔領域検出における信頼度をより精度良く算出することを目的とする。
上記課題の少なくとも一部を解決するために本願発明は以下の態様を採る。
第1の態様は、注目画像に含まれる顔の特徴部位の座標位置を検出する画像処理装置を提供する。本発明の第1の態様に係る画像処理装置は、前記注目画像から顔画像の少なくとも一部を含む画像領域を顔領域として検出する顔領域検出部と、前記特徴部位の座標位置を検出するための特徴点を前記顔領域に基づいて前記注目画像に設定するとともに、前記特徴部位の座標位置が既知の顔画像を含む複数のサンプル画像に基づいて算出される特徴量を用いて、前記特徴点の設定位置を前記座標位置に近づける、または、一致させるように更新し、更新された前記設定位置を前記座標位置として検出する特徴位置検出部と、前記更新された前記設定位置と、前記座標位置との差異に基づいて算出される差異量を用いて、前記顔領域検出部により検出された前記顔領域に含まれる顔画像が真の顔画像であることの確からしさを表す顔領域信頼度を算出する顔領域信頼度算出部と、を備える。
第1の態様に係る画像処理装置によれば、特徴位置検出部により更新された特徴点の設定位置と、顔の特徴部位の座標位置との差異に基づいて算出される差異量を用いることで、顔領域検出における信頼度である顔領域信頼度をより精度良く算出することができる。
第1の態様に係る画像処理装置において、前記顔領域信頼度算出部は、前記差異量に基づいて、検出された前記座標位置が前記顔の特徴部位の座標位置である確からしさを表す特徴部位信頼度を算出する特徴部位信頼度算出部と、顔領域検出部による前記顔領域の検出過程に基づいて、検出された前記顔領域に含まれる顔画像が真の顔画像であることの確からしさを表す顔領域仮信頼度を算出する顔領域仮信頼度算出部と、を備え、前記特徴部位信頼度および前記顔領域仮信頼度を用いて、前記顔領域信頼度を算出してもよい。この場合、特徴部位信頼度および顔領域仮信頼度を用いることで、顔領域信頼度をより精度良く算出することができる。
第1の態様に係る画像処理装置において、前記顔領域信頼度算出部は、前記顔領域仮信頼度と前記特徴部位信頼度との平均値を前記顔領域信頼度としてもよい。この場合、顔領域仮信頼度と特徴部位信頼度との平均値を顔領域信頼度とすることで、顔領域信頼度をより精度良く算出することができる。
第1の態様に係る画像処理装置において、前記差異量は、前記注目画像に設定された前記特徴点に基づいて、前記注目画像の一部を変換した画像である平均形状画像と、前記複数のサンプル画像に基づいて生成された画像である平均顔画像との差分値に基づく値であってもよい。この場合、平均形状画像と平均顔画像との差分値に基づく差異量を用いることで、顔領域信頼度をより精度良く算出することができる。
第1の態様に係る画像処理装置において、前記差分値は、前記平均形状画像を構成する画素の画素値と、前記平均顔画像において前記平均形状画像と対応する画素の画素値との差により表されていてもよい。この場合、前記平均形状画像を構成する画素の画素値と、前記平均顔画像において前記平均形状画像と対応する画素の画素値との差分値を差異量の算出に用いることで、顔領域信頼度をより精度良く算出することができる。
第1の態様に係る画像処理装置において、前記差異量は、前記差分値のノルムであってもよい。この場合、差分値のノルムを用いることにより、顔領域信頼度をより精度良く算出することができる。
第1の態様に係る画像処理装置において、前記差異量は、前記平均形状画像を構成する複数のメッシュ領域ごとの前記差分値に、それぞれ係数をかけた修正差分値のノルムであってもよい。この場合、修正差分値のノルムを用いることにより、顔領域信頼度をより精度良く算出することができる。
第1の態様に係る画像処理装置はさらに、前記顔領域信頼度に基づいて、前記顔領域検出部により検出された前記顔領域に含まれる顔画像が真の顔画像であるか否かを判定する判定部を備えていてもよい。この場合、差異量を用いて算出された顔領域信頼度を用いることで、検出した顔領域に含まれる顔画像が真の顔画像であるか否かを良好に判定することができる。
第1の態様に係る画像処理装置において、前記特徴量は、前記複数のサンプル画像に含まれる前記特徴部位の座標ベクトルを主成分分析して得られる形状ベクトルの係数であってもよい。この場合、形状ベクトルの係数を用いることにより、特徴点の設定位置を良好に更新することができる。
第1の態様に係る画像処理装置において、前記特徴部位は、眉毛と目と鼻と口とフェイスラインとの一部であってもよい。この場合、眉毛と目と鼻と口とフェイスラインと一部の座標位置を検出する際の差異量を用いることで、顔領域信頼度を精度良く算出することができる。
なお、本発明は、種々の態様で実現することが可能であり、例えば、プリンター、デジタルスチルカメラ、パーソナルコンピューター、デジタルビデオカメラ等で実現することができる。また、画像処理方法および装置、特徴部位の位置検出方法および装置、表情判定方法および装置、これらの方法または装置の機能を実現するためのコンピュータープログラム、そのコンピュータープログラムを記録した記録媒体、そのコンピュータープログラムを含み搬送波内に具現化されたデータ信号、等の形態で実現することができる。
本発明の第1実施例における画像処理装置としてのプリンター100の構成を概略的に示す説明図である。 第1実施例における顔特徴位置検出処理の流れを示すフローチャートである。 注目画像OIにおける顔領域FAの検出を説明するための説明図である。 評価値の算出に用いられるフィルタを説明するための説明図である。 顔の画像に対応する画像領域であると判定された複数のウィンドウSWを例示した説明図である。 第1実施例における特徴点CPの初期位置設定処理の流れを示すフローチャートである。 グローバルパラメーターの値を変更することによる特徴点CPの仮設定位置の一例を示す説明図である。 平均形状画像I(W(x;p))の一例を示す説明図である。 第1実施例における特徴点CP設定位置補正処理の流れを示すフローチャートである。 顔特徴位置検出処理の結果の一例を示す説明図である。 差分画像のノルムと特徴部位信頼度との関係を例示した説明図である。 特徴部位信頼度を算出する第2の方法を説明するための説明図である。 特徴部位信頼度を算出する第3の方法を説明するための説明図である。 AAM設定処理の流れを示すフローチャートである。 サンプル画像SIの一例を示す説明図である。 サンプル画像SIにおける特徴点CPの設定方法の一例を示す説明図である。 サンプル画像SIに設定された特徴点CPの座標の一例を示す説明図である。 平均形状s0の一例を示す説明図である。 形状ベクトルsiおよび形状パラメーターpiと顔の形状sとの関係を例示した説明図である。 サンプル画像SIのワープWの方法の一例を示す説明図である。 平均顔画像A0(x)の一例を示す説明図である。 第2実施例における顔特徴位置検出処理の流れを示すフローチャートである。 変形例に係る差分画像のノルムと特徴部位信頼度との関係を例示した説明図である。
以下、本発明に係る画像処理装置の一態様であるプリンターについて、図面を参照しつつ、実施例に基づいて説明する。
A.第1実施例:
A1.画像処理装置の構成:
図1は、本発明の第1実施例における画像処理装置としてのプリンター100の構成を概略的に示す説明図である。本実施例のプリンター100は、メモリーカードMC等から取得した画像データに基づき画像を印刷する、いわゆるダイレクトプリントに対応したインクジェット式カラープリンターである。プリンター100は、プリンター100の各部を制御するCPU110と、ROMやRAMによって構成された内部メモリー120と、ボタンやタッチパネルにより構成された操作部140と、液晶ディスプレイにより構成された表示部150と、印刷機構160と、カードインターフェース(カードI/F)170と、を備えている。プリンター100は、さらに、他の機器(例えばデジタルスチルカメラやパーソナルコンピューター)とのデータ通信を行うためのインターフェースを備えていてもよい。プリンター100の各構成要素は、バスを介して双方向通信可能に接続されている。
印刷機構160は、印刷データに基づき印刷を行う。カードインターフェース170は、カードスロット172に挿入されたメモリーカードMCとの間でデータのやり取りを行うためのインターフェースである。なお、本実施例では、メモリーカードMCに画像データを含む画像ファイルが格納されている。
内部メモリー120には、画像処理部200と、表示処理部310と、印刷処理部320と、が格納されている。画像処理部200は、コンピュータープログラムであり、所定のオペレーティングシステムの下で、CPU110により実行されることで顔特徴位置検出処理をおこなう。顔特徴位置検出処理は、顔画像における所定の特徴部位(例えば目尻や鼻頭やフェイスライン)の位置を検出する処理である。顔特徴位置検出処理については、後に詳述する。表示処理部310、および、印刷処理部320についてもCPU110により実行されることでぞれぞれの機能を実現する。
画像処理部200は、プログラムモジュールとして、顔領域検出部210と、特徴位置検出部220と、顔領域信頼度算出部230と、判定部240と、を含んでいる。顔領域信頼度算出部230は、顔領域仮信頼度算出部232と、特徴部位信頼度算出部234と、を含んでいる。これら各部の機能については、後述の顔特徴位置検出処理の説明において詳述する。
表示処理部310は、表示部150を制御して、表示部150上に処理メニューやメッセージ、画像等を表示させるディスプレイドライバである。印刷処理部320は、画像データから印刷データを生成し、印刷機構160を制御して、印刷データに基づく画像の印刷を実行するためのコンピュータープログラムである。CPU110は、内部メモリー120から、これらのプログラム(画像処理部200、表示処理部310、印刷処理部320)を読み出して実行することにより、これら各部の機能を実現する。
内部メモリー120には、また、視覚的事象のモデル化手法であるアクティブアピアランスモデル(Active Appearance Model、略して「AAM」とも呼ばれる)に関する情報であるAAM情報AMIが格納されている。AAM情報AMIは、後述のAAM設定処理によって予め設定される情報であり、後述の顔特徴位置検出処理において参照される。AAM情報AMIの内容については、後述のAAM設定処理の説明において詳述する。
A2.顔特徴位置検出処理:
図2は、第1実施例における顔特徴位置検出処理の流れを示すフローチャートである。本実施例における顔特徴位置検出処理は、AAMを利用して、顔画像における特徴部位の位置を検出する処理である。本実施例においてAAMとは、複数のサンプル画像に含まれる顔の特徴部位(例えば目尻や鼻頭やフェイスライン)の位置(座標)や画素値(例えば輝度値)の統計的分析を通じて、上記特徴部位の位置により特定される顔の形状を表す形状モデルや、平均的な形状における「見え(Appearance)」を表すテクスチャーモデルを設定することであり、これらのモデルを用いて、任意の顔画像のモデル化(合成)や、画像に含まれる顔の特徴部位の位置の検出をおこなうことができる。
本実施例では、顔特徴位置検出処理に用いられる形状モデルおよびテクスチャーモデルを設定するためのAAM設定処理については後述する。このAAM設定処理において、形状モデルおよびテクスチャーモデルを設定するために用いたサンプル画像には、人物の顔の器官および顔の輪郭における所定位置が、特徴部位として設定される。本実施例では、特徴部位として、人物の顔における眉毛上の所定位置(例えば端点や4分割点等、以下同じ)、目の輪郭上の所定位置、鼻筋および小鼻の輪郭上の所定位置、上下唇の輪郭上の所定位置、顔の輪郭(フェイスライン)上の所定位置といった68箇所の部位が設定されている。そのため、本実施例の顔特徴位置検出処理により、人物の顔の器官および顔の輪郭における所定位置を示す68個の特徴点CPの位置を特定することで特徴部位の位置の検出をおこなう。
はじめに、画像処理部200(図1)は、顔特徴位置検出処理の対象となる注目画像を表す画像データを取得する(ステップS110)。本実施例のプリンター100では、カードスロット172にメモリーカードMCが挿入されると、メモリーカードMCに格納された画像ファイルのサムネイル画像が表示部150に表示される。処理の対象となる1つまたは複数の画像は、操作部140を介してユーザにより選択される。画像処理部200は、選択された1つまたは複数の画像に対応する画像データを含む画像ファイルをメモリーカードMCより取得して内部メモリー120の所定の領域に格納する。なお、取得された画像データを注目画像データと呼び、注目画像データの表す画像を注目画像OIと呼ぶものとする。
顔領域検出部210(図1)は、注目画像OIに含まれる顔画像の少なくとも一部を含む画像領域を顔領域FAとして検出する(ステップS120)。図3は、注目画像OIにおける顔領域FAの検出を説明するための説明図である。図3(a)に示すように、顔領域検出部210は、予め規定された種々のサイズの正方形形状を有する複数のウィンドウSWのうちの1つを注目画像OIに設定する。顔領域検出部210は、図3(b)に示すように、設定されたウィンドウSWを注目画像OI上で走査させ、1つのサイズのウィンドウSWの走査が完了すると、異なるサイズのウィンドウSWを注目画像OI上に設定して順次走査をおこなう。
ウィンドウSWの走査と並行して、顔領域検出部210は、ウィンドウSWにより規定される画像領域から顔判定に用いるための評価値を算出する。評価値の算出方法については特に限定はないが、本実施例では、評価値の算出にN個のフィルタ(フィルタ1〜フィルタN)が用いられる。図4は、評価値の算出に用いられるフィルタを説明するための説明図である。各フィルタ(フィルタ1〜フィルタN)の外形はウィンドウSWと同じアスペクト比を有しており(すなわち正方形形状であり)、各フィルタにはプラス領域paとマイナス領域maとが設定されている。顔領域検出部210は、ウィンドウSWにより規定される画像領域にフィルタX(X=1,2,・・・,N)を順に適用し、それぞれから評価値の基礎となる基礎評価値を算出する。具体的には、基礎評価値は、フィルタXのプラス領域paに対応する画像領域に含まれる画素の輝度値の合計から、マイナス領域maに対応する画像領域に含まれる画素の輝度値の合計を差し引いた値である。
顔領域検出部210は、算出した基礎評価値と、各基礎評価値に対応して設定された閾値とをそれぞれ比較する。本実施例では、顔領域検出部210は、基礎評価値が閾値以上となるフィルタでは、ウィンドウSWにより規定される画像領域が顔の画像に対応する画像領域であると判定し、フィルタの出力値として値「1」を設定する。一方、基礎評価値が閾値より小さいフィルタでは、ウィンドウSWにより規定される画像領域が顔の画像に対応するとは考えられない画像領域であると判定し、フィルタの出力値として値「0」を設定する。各フィルタには重み係数が設定されており、すべてのフィルタについての出力値と重み係数との積の合計を評価値とする。顔領域検出部210は、算出された評価値と閾値とを比較し、ウィンドウSWにより規定される画像領域が顔の画像に対応する画像領域であるか否かを判定する。
顔領域検出部210は、ウィンドウSWにより規定される画像領域が顔の画像に対応する画像領域であると判定したウィンドウSWが複数存在する場合には、各ウィンドウSWにおける所定の点(例えばウィンドウSWの重心)の座標の平均の座標を重心とし、各ウィンドウSWのサイズの平均のサイズを有する1つの新たなウィンドウを顔領域FAとして検出する。図5は、顔の画像に対応する画像領域であると判定された複数のウィンドウSWを例示した説明図である。図5(a)に示すように、例えば、互いに一部が重複する4つのウィンドウSW(SW1〜SW4)により規定される画像領域が顔画像に対応する画像領域であると判定した場合には、図5(b)に示すように、4つのウィンドウSWのそれぞれの重心の座標の平均の座標を重心とし、4つのウィンドウSWのそれぞれのサイズの平均のサイズを有する1つのウィンドウを顔領域FAとして設定する。
なお、上記に示した顔領域FAの検出方法は一例にすぎず、顔領域FAの検出には、上記検出方法以外の種々の公知の顔検出手法を用いることができる。公知の顔検出手法としては、例えば、パターンマッチングによる手法や肌色領域抽出による手法、サンプル画像を用いた学習(例えばニューラルネットワークを用いた学習や、ブースティングを用いた学習、サポートベクターマシーンを用いた学習等)により設定される学習データを用いる手法等がある。
顔領域仮信頼度算出部232(図1)は、顔領域仮信頼度を算出する(ステップS130)。顔領域仮信頼度は、顔領域FAの検出過程に基づき算出される指標であって、検出された顔領域FAが真に顔の画像に対応する画像領域であることの確からしさを表す指標である。顔領域FAの検出処理では、顔の画像に対応しない画像領域、すなわち、顔の画像をまったく含まない画像領域や顔の画像の一部を含むが顔の画像に真に対応する画像領域ではない画像領域が、誤って顔領域FAとして検出される可能性がある。顔領域仮信頼度は、顔領域FAの検出が、誤検出ではなく正しい検出であることの確からしさを表している。
本実施例では、重複ウィンドウ数を最大重複ウィンドウ数で除した値を顔領域仮信頼度として用いている。ここで、重複ウィンドウ数は、顔領域FAを設定する際に参照したウィンドウSWの数、すなわち、ウィンドウSWにより規定される画像領域が顔の画像に対応する画像領域であると判定されたウィンドウSWの数である。例えば、図5(b)に示した顔領域FAの設定の際には、図5(a)に示した4つのウィンドウSW(SW1〜SW4)が参照されているため、重複ウィンドウ数は4となる。また、最大重複ウィンドウ数は、顔領域FAの検出の際に、注目画像OI上に配置されたすべてのウィンドウSWの内、少なくとも一部が顔領域FAに重複するウィンドウSWの数である。最大重複ウィンドウ数は、ウィンドウSWの移動ピッチやサイズ変更のピッチにより一義的に定まる。重複ウィンドウ数と最大重複ウィンドウ数はいずれも顔領域FAの検出過程において算出することができる。
検出された顔領域FAが真に顔の画像に対応する画像領域である場合には、位置およびサイズが互いに近似する複数のウィンドウSWについて、ウィンドウSWにより規定される画像領域が顔の画像に対応する顔領域であると判定される可能性が高い。一方、検出された顔領域FAが顔の画像に対応する画像領域ではなく誤検出である場合には、あるウィンドウSWについてはウィンドウSWにより規定される画像領域が顔の画像に対応する顔領域であると判定されたとしても、当該ウィンドウSWに位置およびサイズが近似する別のウィンドウSWについてはウィンドウSWにより規定される画像領域が顔の画像に対応する顔領域ではないと判定される可能性が高い。そのため、本実施例では、重複ウィンドウ数を最大重複ウィンドウ数で除した値を顔領域仮信頼度として用いている。
特徴位置検出部220(図1)は、注目画像OIにおける特徴点CPの初期位置を設定する(ステップS140)。図6は、第1実施例における特徴点CPの初期位置設定処理の流れを示すフローチャートである。特徴位置検出部220は、特徴点CPの初期位置を設定するためにAAM設定処理において設定された平均形状s0を用いる。平均形状s0は、サンプル画像の各特徴点CPについての平均位置(平均座標)により特定される平均的な顔の形状を表すモデルである。本実施例では、特徴位置検出部220は、顔領域FAに対する顔画像の大きさ、傾き、位置(上下方向の位置および左右方向の位置)を表すグローバルパラメーターの値を種々変更して、特徴点CPを注目画像OI上の仮設定位置に設定する(ステップS210)。
図7は、グローバルパラメーターの値を変更することによる特徴点CPの仮設定位置の一例を示す説明図である。図7(a)および図7(b)には、注目画像OIにおける特徴点CPおよび特徴点CPをつないで形成されるメッシュが示されている。特徴位置検出部220は、図7(a)および図7(b)の中央に示すように、顔領域FAの中央部に平均形状s0が形成されるような特徴点CPの仮設定位置(以下、「基準仮設定位置」とも呼ぶ)を設定する。
特徴位置検出部220は、また、基準仮設定位置に対して、グローバルパラメーターの値を種々変更させた複数の仮設定位置を設定する。グローバルパラメーター(大きさ、傾き、上下方向の位置および左右方向の位置)を変更することは、注目画像OIにおいて特徴点CPにより形成されるメッシュが拡大・縮小、傾きを変更、並行移動することに相当する。従って、特徴位置検出部220は、図7(a)に示すように、基準仮設定位置のメッシュを所定倍率で拡大または縮小したメッシュを形成するような仮設定位置(基準仮設定位置の図の下および上に示す)や、所定角度だけ時計回りまたは半時計回りに傾きを変更したメッシュを形成するような仮設定位置(基準仮設定位置の図の右および左に示す)を設定する。また、特徴位置検出部220は、基準仮設定位置のメッシュに対して、拡大・縮小および傾きの変更を組み合わせた変換を行ったメッシュを形成するような仮設定位置(基準仮設定位置の図の左上、左下、右上、右下に示す)も設定する。
また、図7(b)に示すように、特徴位置検出部220は、基準仮設定位置のメッシュを所定量だけ上または下に並行移動したメッシュを形成するような仮設定位置(基準仮設定位置の図の上および下に示す)や、左または右に並行移動したメッシュを形成するような仮設定位置(基準仮設定位置の図の左および右に示す)を設定する。また、特徴位置検出部220は、基準仮設定位置のメッシュに対して、上下および左右の並行移動を組み合わせた変換を行ったメッシュを形成するような仮設定位置(基準仮設定位置の図の左上、左下、右上、右下に示す)も設定する。
特徴位置検出部220は、図7(a)に示す基準仮設定位置以外の8つの仮設定位置のそれぞれにおけるメッシュに対して図7(b)に示す上下左右の並行移動が実行される仮設定位置も設定する。従って、本実施例では、4つのグローバルパラメーター(大きさ、傾き、上下方向の位置、左右方向の位置)をそれぞれ既知の3段階の値として組み合わせにより設定される80通り(=3×3×3×3−1)の仮設定位置と、基準仮設定位置の合計81通りの仮設定位置が設定される。
特徴位置検出部220は、設定された各仮設定位置に対応する平均形状画像I(W(x;p))を生成する(ステップS220)。図8は、平均形状画像I(W(x;p))の一例を示す説明図である。平均形状画像I(W(x;p))は、入力画像における特徴点CPの配置が平均形状s0における特徴点CPの配置と等しくなるような変換によって算出される。
平均形状画像I(W(x;p))を算出するための変換は、AAM設定処理において、サンプル画像SIw算出のための変換と同様に、三角形領域TA毎のアフィン変換の集合であるワープWにより行われる。具体的には、注目画像OIに配置された特徴点CPによって、外周に位置する特徴点CP(フェイスラインおよび眉毛、眉間に対応する特徴点CP)を結ぶ直線により囲まれた領域である平均形状領域BSAが特定され、注目画像OIにおける平均形状領域BSAに対して三角形領域TA毎のアフィン変換が行われることにより、平均形状画像I(W(x;p))が算出される。本実施例では、平均形状画像I(W(x;p))は、ワープWの後のサンプル画像の平均の顔が表された画像である平均顔画像A0(x)と同様に平均形状領域BSAおよびマスク領域MAにより構成され、平均顔画像A0(x)と同サイズの画像として算出される。ワープW、平均形状領域BSA、平均顔画像A0(x)およびマスク領域MAについては、AAM設定処理において詳述する。
ここで、平均形状s0における平均形状領域BSAに位置する画素の集合を画素群xと表す。また、ワープW実行後の画像(平均形状s0を有する顔画像)における画素群xに対応するワープW実行前の画像(注目画像OIの平均形状領域BSA)における画素群をW(x;p)と表す。平均形状画像は、注目画像OIの平均形状領域BSAにおける画素群W(x;p)のそれぞれにおける輝度値により構成される画像であるため、I(W(x;p))と表される。図8には、図7(a)に示した9個の仮設定位置に対応する9個の平均形状画像I(W(x;p))を示している。
特徴位置検出部220は、各仮設定位置に対応する平均形状画像I(W(x;p))とAAM設定処理において設定された平均顔画像A0(x)との差分画像Ieを算出する(ステップS230)。差分画像Ieは、平均形状画像I(W(x;p))と平均顔画像A0(x)の各画素値の差であり、本実施例では差分値とも呼ぶ。差分画像Ieは、特徴点CPの設定位置が、特徴部位の位置と一致している場合には表れないため、特徴点CPの設定位置と、特徴部位の位置と差異を表している。本実施例では、特徴点CPの仮設定位置は81種類設定されているため、特徴位置検出部220は、81個の差分画像Ieを算出することとなる。
特徴位置検出部220は、各差分画像Ieの画素値からノルムを算出し、ノルムの値が最も小さい差分画像Ieに対応する仮設置位置(以下「ノルム最小仮設定位置」とも呼ぶ)を、注目画像OIにおける特徴点CPの初期位置として設定する(ステップS240)。本実施例において、ノルムを算出するための画素値は輝度値であってもよいしRGB値であってもよい。本実施例における「差分画像Ieのノルム」は、特許請求の範囲における「差異量」に該当する。以上により特徴点CP初期位置設定処理が完了する。
特徴点CP初期位置設定処理が完了すると、特徴位置検出部220は、注目画像OIにおける特徴点CPの設定位置の補正を行う(ステップS150)。図9は、第1実施例における特徴点CP設定位置補正処理の流れを示すフローチャートである。
特徴位置検出部220は、注目画像OIから平均形状画像I(W(x;p))を算出する(ステップS310)。平均形状画像I(W(x;p))の算出方法は、特徴点CP初期位置設定処理におけるステップS220と同様である。
特徴位置検出部220は、平均形状画像I(W(x;p))と平均顔画像A0(x)との差分画像Ieを算出する(ステップS320)。特徴位置検出部220は、差分画像Ieに基づき、特徴点CPの設定位置補正処理が収束したか否かを判定する(ステップS330)。特徴位置検出部220は、差分画像Ieのノルムを算出し、ノルムの値が予め設定された閾値より小さい場合には収束したと判定し、ノルムの値が閾値以上の場合には未だ収束していないと判定する。
なお、特徴位置検出部220は、算出された差分画像Ieのノルムの値が前回のステップS320において算出された値よりも小さい場合には収束したと判定し、前回値以上である場合には未だ収束していないと判定するものとしてもよい。あるいは、特徴位置検出部220は、閾値による判定と前回値との比較による判定とを組み合わせて収束判定を行うものとしてもよい。例えば、特徴位置検出部220は、算出されたノルムの値が、閾値より小さく、かつ、前回値より小さい場合にのみ収束したと判定し、それ以外の場合には未だ収束していないと判定するものとしてもよい。
上記のステップS330の収束判定において未だ収束していないと判定された場合には、特徴位置検出部220は、パラメーター更新量ΔPを算出する(ステップS340)。パラメーター更新量ΔPは、4個のグローバルパラメーター(全体としての大きさ、傾き、X方向位置、Y方向位置)、および、AAM設定処理により算出されるn個の形状パラメーターpiの値の変更量を意味している。なお、特徴点CPを初期位置に設定した直後においては、グローバルパラメーターは、特徴点CP初期位置設定処理において決定された値が設定されている。また、このときの特徴点CPの初期位置と平均形状s0の特徴点CPの設定位置との相違は、全体としての大きさ、傾き、位置の相違に限られるため、形状モデルにおける形状パラメーターpiの値はすべてゼロである。
パラメーター更新量ΔPは、下記の式(1)により算出される。すなわち、パラメーター更新量ΔPは、アップデートマトリックスRと差分画像Ieとの積である。
Figure 2010191592
式(1)におけるアップデートマトリックスRは、差分画像Ieに基づきパラメーター更新量ΔPを算出するために予め学習により設定されたM行N列のマトリックスであり、AAM情報AMI(図1)として内部メモリー120に格納されている。本実施例では、アップデートマトリックスRの行数Mは、グローバルパラメーターの数(4個)と、形状パラメーターpiの数(n個)との和((4+n)個)に等しく、列数Nは、平均顔画像A0(x)の平均形状領域BSA内の画素数(56画素×56画素−マスク領域MAの画素数)に等しい。アップデートマトリックスRは、下記の式(2)および(3)により算出される。
Figure 2010191592
Figure 2010191592
特徴位置検出部220は、算出されたパラメーター更新量ΔPに基づきパラメーター(4個のグローバルパラメーターおよびn個の形状パラメーターpi)を更新する(ステップS350)。これにより、注目画像OIにおける特徴点CPの設定位置が更新される。特徴位置検出部220は、差分画像Ieのノルムが小さくなるように更新する。パラメーターの更新の後には、再度、特徴点CPの設置位置が補正された注目画像OIからの平均形状画像I(W(x;p))の算出(ステップS310)、差分画像Ieの算出(ステップS320)、差分画像Ieに基づく収束判定(ステップS330)が行われる。再度の収束判定においても収束していないと判定された場合には、さらに、差分画像Ieに基づくパラメーター更新量ΔPの算出(ステップS340)、パラメーターの更新による特徴点CPの設定位置補正(ステップS350)が行われる。
図9のステップS310からS350までの処理が繰り返し実行されると、注目画像OIにおける各特徴部位に対応する特徴点CPの位置は実際の特徴部位の位置に全体として近づいていき、ある時点で収束判定(ステップS330)において収束したと判定される。収束判定において収束したと判定されると、顔特徴位置検出処理が完了する(ステップS360)。このとき設定されているグローバルパラメーターおよび形状パラメーターの値により特定される特徴点CPの設定位置が、最終的な注目画像OIにおける特徴点CPの設定位置として特定される。ステップS310からS350までの処理の繰り返しにより、注目画像OIにおける各特徴部位に対応する特徴点CPの位置と実際の特徴部位の位置とが一致する場合もある。
図10は、顔特徴位置検出処理の結果の一例を示す説明図である。図10には、注目画像OIにおいて最終的に特定された特徴点CPの設定位置が示されている。特徴点CPの設定位置により、注目画像OIに含まれる顔の特徴部位(人物の顔の器官(眉毛、目、鼻、口)および顔の輪郭における所定位置)の位置が特定されるため、注目画像OIにおける人物の顔の器官の形状・位置や顔の輪郭形状の検出が可能となる。
特徴点CP設定位置補正処理が完了すると、特徴部位信頼度算出部234(図1)は、特徴部位信頼度を算出する(ステップS160)。特徴部位信頼度は、収束した差分画像Ieのノルムに基づき算出される指標であって、検出された特徴部位の位置が真に顔の特徴部位の位置であることの確からしさを表す指標である。顔領域FAの検出処理と同様に、顔特徴位置検出処理では、顔の特徴部位の位置ではない位置、すなわち、真の顔の特徴部位の位置とまったく重複しない位置や、真の顔の特徴部位の位置の一部と重複するが正確に対応する位置ではない位置が、誤って顔の特徴部位の位置として検出される可能性がある。特徴部位信頼度は、顔の特徴部位の位置の検出が、誤検出ではなく正しい検出であることの確からしさを表している。
図11は、差分画像のノルムと特徴部位信頼度との関係を例示した説明図である。本実施例では、予め定義された図11に示す対応図を用いて、差分画像Ieのノルムから一義的に特徴部位信頼度を算出する。図11の対応図を用いることで、特徴部位信頼度の値が0〜100の範囲となるように差分画像Ieのノルムがスケール変換される。ここで、特徴部位信頼度が0の場合は、顔の特徴部位の位置が正しく検出されていない可能性が高いことを意味し、信頼度が100の場合は、顔の特徴部位の位置が正しく検出された可能性が高いことを意味する。なお、差分画像Ieのノルムから照明などの影響を取り除くために、平均形状画像I(W(x;p))に含まれる各画素の輝度値と平均顔画像A0(x)の画素値(輝度値)の平均値や分散を揃えるように正規化をおこなってもよい。
特徴部位信頼度を算出した後、顔領域信頼度算出部230(図1)は、顔領域信頼度を算出する(ステップS170)。顔領域信頼度は、ステップS130で算出された顔領域仮信頼度と前のステップS160で算出された特徴部位信頼度とを用いて算出される指標であって、顔領域仮信頼度と同様に、検出された顔領域FAが真に顔の画像に対応する画像領域であることの確からしさを表す指標である。本実施例では、顔領域信頼度算出部230は、算出された顔領域仮信頼度と特徴部位信頼度との平均値を顔領域信頼度として算出する。
顔領域信頼度が算出されると、判定部240(図1)は、顔領域信頼度に基づいて、検出された顔領域FAが真に顔の画像に対応する画像領域か否かについての判定をおこなう(ステップS180)。本実施例では、判定部240は、予め設定されている閾値と顔領域信頼度とを比較することにより判定をおこなう。以上により、顔特徴位置検出処理が完了する。
印刷処理部320は、顔領域信頼度が算出された注目画像OIについての印刷データを生成する。具体的には、印刷処理部320は、注目画像OIについて、各画素の画素値をプリンター100が用いるインクに合わせるための色変換処理や、色変換処理後の画素の階調をドットの分布によって表すためのハーフトーン処理や、ハーフトーン処理された画像データのデータ並びをプリンター100に転送すべき順序に並び替えるためのラスタライズ処理等を実施して印刷データを生成する。印刷機構160は、印刷処理部320により生成された印刷データに基づいて、顔領域信頼度が算出された注目画像OIの印刷をおこなう。
なお、印刷処理部320は、顔領域信頼度が算出された注目画像OIについて必ず、印刷データを生成する必要はなく、例えば、ステップS170により算出される顔領域信頼度の値や、ステップS180における判定の結果に基づいて印刷データを生成するか否かが分かれる構成であっても良い。また、顔領域信頼度や判定結果が表示部150に表示され、ユーザによる、印刷をおこなうか否かの選択に基づいて印刷データの生成をおこなっても良い。なお、印刷処理部320は、注目画像OIについての印刷データに限らず、検出された顔の器官の形状・位置や顔の輪郭形状に基づいて、顔変形や、顔の陰影補正など所定の処理が施された画像の印刷データについても生成することができる。また、印刷機構160は、印刷処理部320により生成された印刷データに基づいて、顔変形や、顔の陰影補正などの処理が施された画像の印刷をおこなうこともできる。
A3.その他の信頼度算出方法
上述のステップS160で算出される特徴部位信頼度の算出方法は種々変形可能である。図12は、特徴部位信頼度を算出する第2の方法を説明するための説明図である。第2の方法では、収束した後の差分画像Ieに含まれる各差分値を三角形領域TAごとに重み付けした修正差分値のノルムにより特徴部位信頼度を算出する。具体的には、差分画像Ieにおいて、68個の特徴点CPにより形成される107個の三角形領域TA(j)(j=1,2,3・・・107)ごとの差分値Mj(j=1,2,3・・・107)にそれぞれに重み係数(α、β、γ・・・)を掛けて修正差分値Mrを算出する。すなわち、修正差分値Mrは、Mr=α×M1+β×M2+γ×M3+・・・により表される。図12に示す、三角形領域TA1、TA2、TA3において、差分値M1、M2、M3とは、それぞれの領域に含まれる画素ごとの差分値の集合であり、領域に含まれる画素数P1、P2、P3についての差分値を表している。算出された修正差分値Mrのノルムに、例えば、図11に示すような対応図を適用することにより、特徴部位信頼度を算出することができる。修正差分値Mrを用いることで、顔領域に含まれる複数の領域ごとの差異(差分)の信頼度への寄与率を変化させて特徴部位信頼度を算出することができる。例えば、目と検出された位置についての確からしさが顔の特徴部位の検出において重要な要素となる場合には、目の領域を含む三角形領域の差分値に掛ける係数の値を大きくすることで、目の領域についての差分値の大小が特徴部位信頼度に与える影響を大きくすることができる。第2の方法では、「修正差分値Mrのノルム」が特許請求の範囲における「差異量」に該当する。
図13は、特徴部位信頼度を算出する第3の方法を説明するための説明図である。第3の方法では、差分画像Ieを構成する三角形領域TAごとに特徴部位信頼度を算出する。具体的には、図13(a)に示すように、上述の三角形領域TA1、TA2、TA3において、差分値M1、M2、M3からそれぞれノルムR1、R2、R3を算出し、それぞれのノルムR1、R2、R3に、信頼度との対応図を適用することにより、三角形領域TAごとの特徴部位信頼度C1、C2、C3を算出することができる。三角形領域TAごとに特徴部位信頼度を算出することで、図13(b)に示すように、例えば、顔画像の左側全体の三角形領域TAにおいて特徴部位信頼度が低い場合には、顔の左半分に陰の影響があると推定することができる。このほかにも、特徴部位信頼度の分布により、撮影条件の良否、顔が上下左右に向いているか否か、等について推定することができる。また、特徴部位信頼度の高い三角形領域TAのみ肌色補正のサンプリング対象とすることや、特徴部位信頼度が大きい領域のみ補正をおこなうといった処理をおこなうこともできる。
A4.AAM設定処理:
図14は、AAM設定処理の流れを示すフローチャートである。AAM設定処理は、画像のモデル化に用いられる形状モデルおよびテクスチャーモデルを設定する処理である。本実施例において、AAM設定処理は、ユーザによりおこなわれる。
はじめに、ユーザは、人物の顔を含んだ複数の画像をサンプル画像SIとして用意する(ステップS410)。図15は、サンプル画像SIの一例を示す説明図である。図15に示すように、サンプル画像SIは、個性、人種・性別、表情(怒り、笑い、困り、驚き等)、向き(正面向き、上向き、下向き、右向き、左向き等)といった種々の属性に関して互いに相違する顔画像が含まれるように用意される。サンプル画像SIがそのように用意されれば、AAMによってあらゆる顔画像を精度良くモデル化することが可能となり、あらゆる顔画像を対象とした精度の良い顔特徴位置検出処理(後述)の実行が可能となる。なお、サンプル画像SIは、学習用画像とも呼ばれる。
それぞれのサンプル画像SIに含まれる顔画像に、特徴点CPを設定する(ステップS420)。図16は、サンプル画像SIにおける特徴点CPの設定方法の一例を示す説明図である。すなわち、本実施例では、上述の通り、顔の器官(眉毛、目、鼻、口)および顔の輪郭における所定位置を、特徴部位として設定する。図16に示すように、特徴点CPは、各サンプル画像SIにおいてユーザにより指定された68個の特徴部位を表す位置に設定(配置)される。このように設定された各特徴点CPは各特徴部位に対応しているため、顔画像における特徴点CPの配置は顔の形状を特定していると表現することができる。
サンプル画像SIにおける特徴点CPの位置は、座標により特定される。図17は、サンプル画像SIに設定された特徴点CPの座標の一例を示す説明図である。図17において、SI(j)(j=1,2,3・・・)は各サンプル画像SIを示しており、CP(k)(k=0,1,・・・,67)は各特徴点CPを示している。また、CP(k)−Xは、特徴点CP(k)のX座標を示しており、CP(k)−Yは、特徴点CP(k)のY座標を示している。特徴点CPの座標としては、顔の大きさと顔の傾き(画像面内の傾き)と顔のX方向およびY方向の位置とのそれぞれについて正規化されたサンプル画像SIにおける所定の基準点(例えば画像の左下の点)を原点とした座標が用いられる。また、本実施例では、1つのサンプル画像SIに複数の人物の顔画像が含まれる場合が許容されており(例えばサンプル画像SI(2)には2人の顔画像が含まれている)、1つのサンプル画像SIにおける各人物は人物IDによって特定される。
つづいて、ユーザは、AAMの形状モデルの設定をおこなう(ステップS430)。具体的には、各サンプル画像SIにおける68個の特徴点CPの座標(X座標およびY座標)により構成される座標ベクトル(図5参照)に対する主成分分析をおこない、特徴点CPの位置により特定される顔の形状sが下記の式(4)によりモデル化する。なお、形状モデルは、特徴点CPの配置モデルとも呼ぶ。
Figure 2010191592
上記式(4)において、s0は平均形状である。図18は、平均形状s0の一例を示す説明図である。図18(a)および(b)に示すように、平均形状s0は、サンプル画像SIの各特徴点CPについての平均位置(平均座標)により特定される平均的な顔の形状を表すモデルである。なお、平均形状s0において、外周に位置する特徴点CP(フェイスラインおよび眉毛、眉間に対応する特徴点CP)を結ぶ直線により囲まれた領域(図18(b)においてハッチングを付して示す)が平均形状領域BSAである。平均形状s0においては、図18(a)に示すように、特徴点CPを頂点とする複数の三角形領域TAが、平均形状領域BSAをメッシュ状に分割するように設定される。
形状モデルを表す上記式(4)において、siは形状ベクトルであり、piは形状ベクトルsiの重みを表す形状パラメーターである。形状ベクトルsiは、顔の形状sの特性を表すベクトルであり、主成分分析により得られる第i主成分に対応する固有ベクトルである。上記式(4)に示すように、本実施例における形状モデルでは、特徴点CPの配置を表す顔形状sが、平均形状s0とn個の形状ベクトルsiの線形結合との和としてモデル化される。形状モデルにおいて形状パラメーターpiを適切に設定することにより、あらゆる画像における顔の形状sを再現することが可能である。
図19は、形状ベクトルsiおよび形状パラメーターpiと、顔の形状sとの関係を例示した説明図である。図19(a)に示すように、顔の形状sを特定するために、寄与率のより大きい主成分に対応する固有ベクトルから順に、累積寄与率に基づき設定された個数n(図19ではn=4)の固有ベクトルが、形状ベクトルsiとして採用される。形状ベクトルsiのそれぞれは、図19(a)の矢印に示すように、各特徴点CPの移動方向・移動量と対応している。本実施例では、最も寄与率の大きい第1主成分に対応する第1形状ベクトルs1は顔の左右振りにほぼ相関するベクトルとなっており、形状パラメーターp1を大小することにより、図19(b)に示すように、顔の形状sの横方向の顔向きが変化する。2番目に寄与率の大きい第2主成分に対応する第2形状ベクトルs2は顔の上下振りにほぼ相関するベクトルとなっており、形状パラメーターp2を大小することにより、図19(c)に示すように、顔の形状sの縦方向の顔向きが変化する。また、3番目に寄与率の大きい第3主成分に対応する第3形状ベクトルs3は顔の形状の縦横比にほぼ相関するベクトルとなっており、4番目に寄与率の大きい第4主成分に対応する第4形状ベクトルs4は口の開きの程度にほぼ相関するベクトルとなっている。このように、形状パラメーターの値は、顔の表情や、顔向きなど顔画像の特徴を表す。本実施例における「形状パラメーター」は特許請求の範囲における「特徴量」に該当する。
なお、形状モデル設定ステップ(ステップS430)において設定された平均形状s0および形状ベクトルsiは、AAM情報AMI(図1)として内部メモリー120に格納される。
つづいて、AAMのテクスチャーモデルの設定をおこなう(ステップS440)。具体的には、まず、各サンプル画像SIに対して、サンプル画像SIにおける特徴点CPの設定位置が平均形状s0における特徴点CPの設定位置と等しくなるように、画像変換(ワープW)を行う。
図20は、サンプル画像SIのワープWの方法の一例を示す説明図である。各サンプル画像SIにおいては、平均形状s0と同様に、外周に位置する特徴点CPにより囲まれた領域をメッシュ状に分割する複数の三角形領域TAが設定される。ワープWは、複数の三角形領域TAのそれぞれについてのアフィン変換の集合である。すなわち、ワープWにおいては、サンプル画像SIにおけるある三角形領域TAの画像は、平均形状s0における対応する三角形領域TAの画像へとアフィン変換される。ワープWにより、特徴点CPの設定位置が平均形状s0における特徴点CPの設定位置と等しいサンプル画像SIwが生成される。
なお、各サンプル画像SIwは、平均形状領域BSA(図20においてハッチングを付して示す)を内包する矩形枠を外周とし、平均形状領域BSA以外の領域(マスク領域MA)がマスクされた画像として生成される。また、各サンプル画像SIwは、例えば56画素×56画素のサイズの画像として正規化される。
次に、各サンプル画像SIwの画素群xのそれぞれにおける輝度値により構成される輝度値ベクトルに対する主成分分析が行われ、顔のテクスチャー(「見え」とも呼ぶ)A(x)が下記の式(5)によりモデル化される。なお、画素群xは、平均形状領域BSAに位置する画素の集合である。
Figure 2010191592
上記式(5)において、A0(x)は平均顔画像である。図21は、平均顔画像A0(x)の一例を示す説明図である。平均顔画像A0(x)は、ワープWの後のサンプル画像SIwの平均の顔が表された画像である。すなわち、平均顔画像A0(x)は、サンプル画像SIwの平均形状領域BSA内の画素群xの画素値(輝度値)の平均をとることにより算出される画像である。従って、平均顔画像A0(x)は、平均的な顔の形状における平均的な顔のテクスチャー(見え)を表すモデルである。なお、平均顔画像A0(x)は、サンプル画像SIwと同様に、平均形状領域BSAとマスク領域MAとで構成され、例えば56画素×56画素のサイズの画像として算出される。
テクスチャーモデルを表す上記式(5)において、Ai(x)はテクスチャーベクトルであり、λiはテクスチャーベクトルAi(x)の重みを表すテクスチャーパラメーターである。テクスチャーベクトルAi(x)は、顔のテクスチャーA(x)の特性を表すベクトルであり、具体的には、主成分分析により得られる第i主成分に対応する固有ベクトルである。すなわち、寄与率のより大きい主成分に対応する固有ベクトルから順に、累積寄与率に基づき設定された個数mの固有ベクトルが、テクスチャーベクトルAi(x)として採用される。本実施例では、最も寄与率の大きい第1主成分に対応する第1テクスチャーベクトルA1(x)は、顔色の変化(性別の差とも捉えられる)にほぼ相関するベクトルとなっている。
上記式(5)に示すように、本実施例におけるテクスチャーモデルでは、顔の見えを表す顔のテクスチャーA(x)が、平均顔画像A0(x)とm個のテクスチャーベクトルAi(x)の線形結合との和としてモデル化される。テクスチャーモデルにおいてテクスチャーパラメーターλiを適切に設定することにより、あらゆる画像における顔のテクスチャーA(x)を再現することが可能である。なお、テクスチャーモデル設定ステップ(ステップS440)において設定された平均顔画像A0(x)およびテクスチャーベクトルAi(x)は、AAM情報AMI(図1)として内部メモリー120に格納される。
以上説明したAAM設定処理により、顔の形状をモデル化する形状モデルと、顔のテクスチャーをモデル化するテクスチャーモデルが設定される。設定された形状モデルとテクスチャーモデルとを組み合わせることにより、すなわち合成されたテクスチャーA(x)に対して平均形状s0から形状sへの変換(図20に示したワープWの逆変換)を行うことにより、あらゆる顔画像の形状およびテクスチャーを再現することが可能である。
以上説明したように、第1の実施例に係る画像処理装置によれば、差異量を用いて顔領域信頼度を算出するため、顔領域信頼度をより精度良く算出することができる。
具体的には、差分画像Ieのノルムは、特徴点CPにより特定した特徴部位の位置と、真の顔の特徴部位の位置との差異を表す、平均形状画像I(W(x;p))と平均顔画像A0(x)との差分値に基づいて算出されている。そのため、パラメーター更新量ΔPを用いた特徴点CPの設定位置の更新により、差分画像Ieのノルムの値が0近くに収束した場合には、検出した顔領域FAは真の顔画像を含んでいる可能性が高い。反対に、パラメーターの更新によっても、差分画像Ieのノルムの値が収束せず、ノルムの値が大きままの場合には、検出した顔領域FAには真の顔画像が含まれていなかった可能性が高い。このことから、差分画像Ieのノルムを用いることにより、顔領域信頼度をより精度良く算出することができる。
また、修正差分値Mrのノルムについても、差分画像Ieに基づいて算出されるため、特徴点CPにより特定した特徴部位の位置と、真の顔の特徴部位の位置との差異に対応した値となる。よって、修正差分値Mrのノルムを用いることで、差分画像Ieのノルムを用いた場合と同様に、顔領域信頼度をより精度良く算出することができる。また、修正差分値Mrを用いることで、顔領域に含まれる複数の領域ごとの差異(差分)の信頼度への寄与率を変化させて特徴部位信頼度を算出することができる。
第1の実施例に係る画像処理装置によれば、特徴部位信頼度および顔領域仮信頼度を用いて、顔領域信頼度を算出するため、顔領域信頼度をより精度良く算出することができる。具体的には、差異量に基づいて算出される特徴部位信頼度と、顔領域FAの検出過程に基づき算出される顔領域仮信頼度の2つの指標を用いて顔領域信頼度を算出することができるため、顔領域信頼度をより精度良く算出することができる。
第1の実施例に係る画像処理装置によれば、顔領域仮信頼度と特徴部位信頼度との平均値を顔領域信頼度とするため、顔領域信頼度をより精度良く算出することができる。具体的には、顔領域FAが真の顔の画像に対応する画像領域であった場合であっても、重複ウィンドウ数が少ない場合、もしくは、最大重複ウィンドウ数が多い場合など、顔領域仮信頼度が低く算出された場合には、検出された顔領域FAが真に顔の画像に対応する画像領域ではないと判断されうるが、特徴部位信頼度との平均値とすることにより、顔領域信頼度の値を上げることができ、誤判断を抑制することができる。
第1の実施例に係るプリンター100によれば、顔領域信頼度が算出された注目画像OIについての印刷をおこなうことができる。これにより、顔領域についての判定結果に基づいて任意の画像を選択して印刷をおこなうことができる。また、検出された顔の器官の形状・位置や顔の輪郭形状に基づいて、顔変形や、顔の陰影補正など所定の処理が施された画像の印刷をおこなうことができる。これにより、特定の顔画像について、顔変形や、顔の陰影補正等をおこなった後に印刷をおこなうことができる。
B.第2実施例:
図22は、第2実施例における顔特徴位置検出処理の流れを示すフローチャートである。第1実施例では、顔領域仮信頼度と特徴部位信頼度との平均値を顔領域信頼度として算出していたが、第2実施例では、顔領域仮信頼度と特徴部位信頼度の値に応じて、顔領域仮信頼度および特徴部位信頼度のいずれかを顔領域信頼度とする。図22に示すように、第1実施例と同様に、画像データの取得(ステップS110)、顔領域FAの検出(ステップS120)、顔領域仮信頼度の算出(ステップS130)をおこなう。
判定部240は、顔領域仮信頼度の判定をおこなう(ステップS510)。具体的には、判定部240は、顔領域仮信頼度と閾値TH1とを比較し、顔領域仮信頼度が閾値TH1より小さい場合には(ステップS515:NO)、検出された顔領域FAが真に顔の画像に対応する画像領域ではないと判定する(ステップS517)。すなわち、顔領域検出は失敗したと判定する。顔領域信頼度が閾値TH1以上である場合には、(ステップS515:YES)、第1実施例と同様に、特徴点CP初期位置設定(ステップS140)、特徴点CP設定位置補正(ステップS150)、特徴部位信頼度算出(ステップS160)をおこなう。
特徴部位信頼度が算出されると、判定部240は、特徴部位信頼度の判定をおこなう(ステップS530)。具体的には、判定部240は、特徴部位信頼度と閾値TH2とを比較し、特徴部位信頼度が閾値TH2以上である場合には(ステップS531:YES)、検出された特徴部位の位置が真の顔の特徴部位の位置であると判定する(ステップS532)。すなわち、特徴部位の位置の検出は成功したと判定する。
特徴部位信頼度が閾値TH2より小さい場合には(ステップS531:NO)、判定部240は、特徴部位信頼度と閾値TH3とを比較する(ステップS533)。閾値TH3は、閾値TH2より小さい値である。判定部240は、特徴部位信頼度が閾値TH3以上である場合には(ステップS533:YES)、検出された特徴部位の位置が真の顔の特徴部位の位置ではないと判定する(ステップS534)。すなわち、特徴部位の位置の検出は失敗したと判定する。
特徴部位信頼度が閾値TH3より小さい場合には(ステップS533:NO)、検出された顔領域FAが真に顔の画像に対応する画像領域ではないと判定する(ステップS535)。すなわち、顔領域検出は失敗したと判定する。
第2実施例によれば、検出された顔領域に含まれる顔画像が真の顔画像であることの確からしさを表す顔領域信頼度は、常に、顔領域仮信頼度と特徴部位信頼度とを用いて算出される値である必要はなく、顔領域仮信頼度、もしくは、特徴部位信頼度の値によって、顔領域仮信頼度が顔領域信頼度となる場合や、特徴部位信頼度が顔町域信頼度となってもよい。すなわち、第2実施例では、顔領域仮信頼度が閾値TH1より小さい場合には(ステップS515:NO)検出された顔領域FAが真に顔の画像に対応する画像領域ではないと判定している。この場合、顔領域仮信頼度を顔領域信頼度として用いている。また、特徴部位信頼度が閾値TH3より小さい場合には(ステップS533:NO)、検出された顔領域FAが真に顔の画像に対応する画像領域ではないと判定している。この場合、特徴部位信頼度を顔領域信頼度として用いている。第2実施例によっても、検出された顔領域FAが真に顔の画像に対応する画像領域であるか否かについて精度良く判定することができる。すなわち、精度のよい顔領域信頼度を算出することができる。
C.変形例:
なお、この発明は上記の実施例や実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様において実施することが可能であり、例えば次のような変形も可能である。
C1.変形例1:
図23は、変形例に係る差分画像のノルムと特徴部位信頼度との関係を例示した説明図である。本実施例では、図11により、差分画像Ieのノルムと特徴部位信頼度との線形の対応関係を示したが、差分画像Ieのノルムと特徴部位信頼度との対応関係は任意に設定可能であり、例えば、図23の(a)および(b)に示すように、一部が非線形であっても良いし、これ以外の対応関係であってもよい。
C2.変形例2:
本実施例では、判定部240により、顔領域信頼度に基づいて判定をおこなっているが、判定部240を備えず、顔領域信頼度のみを出力する構成としてもよい。
C3.変形例3:
本実施例では、顔領域仮信頼度と特徴部位信頼度との平均値を顔領域信頼度としているが、これに限られず、それぞれに任意の重み付けをした値を顔領域信頼度としてもよい。
C4.変形例4:
本実施例の顔領域検出と特徴部位信頼度とを用いれば、リアルタイムの動画から連続して顔領域FAを取得した際、顔認証において、特徴部位信頼度の高いフレームを用いて認証をおこなうことができる。これにより、顔認証の精度を向上させることができる。
C5.変形例5:
本実施例におけるサンプル画像SIはあくまで一例であり、サンプル画像SIとして採用する画像の数、種類は任意に設定可能である。また、本実施例において、特徴点CPの位置で示される顔の所定の特徴部位はあくまで一例であり、実施例において設定されている特徴部位の一部を省略したり、特徴部位として他の部位を採用したりしてもよい。
また、本実施例では、サンプル画像SIwの画素群xのそれぞれにおける輝度値により構成される輝度値ベクトルに対する主成分分析によってテクスチャーモデルが設定されているが、顔画像のテクスチャー(見え)を表す輝度値以外の指標値(例えばRGB値)に対する主成分分析によってテクスチャーモデルが設定されるものとしてもよい。
また、本実施例において、平均顔画像A0(x)のサイズは56画素×56画素に限られず他のサイズであってもよい。また、平均顔画像A0(x)は、マスク領域MA(図8)を含む必要はなく、平均形状領域BSAのみによって構成されるとしてもよい。また、平均顔画像A0(x)の代わりに、サンプル画像SIの統計的分析に基づき設定される他の基準顔画像が用いられるとしてもよい。
また、本実施例では、AAMを用いた形状モデルおよびテクスチャーモデルの設定が行われているが、他のモデル化手法(例えばMorphable Modelと呼ばれる手法やActive Blobと呼ばれる手法)を用いて形状モデルおよびテクスチャーモデルの設定が行われるとしてもよい。
また、本実施例では、メモリーカードMCに格納された画像が注目画像OIに設定されているが、注目画像OIは例えばネットワークを介して取得された画像であってもよい。また、検出モード情報についても、ネットワークを介して取得されてもよい。
また、本実施例では、画像処理装置としてのプリンター100による画像処理を説明したが、処理の一部または全部がパーソナルコンピューターやデジタルスチルカメラ、デジタルビデオカメラ等の他の種類の画像処理装置により実行されるものとしてもよい。また、プリンター100はインクジェットプリンターに限らず、他の方式のプリンター、例えばレーザプリンターや昇華型プリンターであるとしてもよい。
本実施例において、ハードウェアによって実現されていた構成の一部をソフトウェアに置き換えるようにしてもよく、逆に、ソフトウェアによって実現されていた構成の一部をハードウェアに置き換えるようにしてもよい。
また、本発明の機能の一部または全部がソフトウェアで実現される場合には、そのソフトウェア(コンピュータープログラム)は、コンピューター読み取り可能な記録媒体に格納された形で提供することができる。この発明において、「コンピューター読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスクやCD−ROMのような携帯型の記録媒体に限らず、各種のRAMやROM等のコンピューター内の内部記憶装置や、ハードディスク等のコンピューターに固定されている外部記憶装置も含んでいる。
100…プリンター
110…CPU
120…内部メモリー
140…操作部
150…表示部
160…印刷機構
170…カードインターフェース
172…カードスロット
200…画像処理部
210…顔領域検出部
220…特徴位置検出部
230…顔領域信頼度算出部
232…顔領域仮信頼度算出部
234…特徴部位信頼度算出部
240…判定部
310…表示処理部
320…印刷処理部

Claims (13)

  1. 注目画像に含まれる顔の特徴部位の座標位置を検出する画像処理装置であって、
    前記注目画像から顔画像の少なくとも一部を含む画像領域を顔領域として検出する顔領域検出部と、
    前記特徴部位の座標位置を検出するための特徴点を前記顔領域に基づいて前記注目画像に設定するとともに、前記特徴部位の座標位置が既知の顔画像を含む複数のサンプル画像に基づいて算出される特徴量を用いて、前記特徴点の設定位置を前記座標位置に近づける、または、一致させるように更新し、更新された前記設定位置を前記座標位置として検出する特徴位置検出部と、
    前記更新された前記設定位置と、前記座標位置との差異に基づいて算出される差異量を用いて、前記顔領域検出部により検出された前記顔領域に含まれる顔画像が真の顔画像であることの確からしさを表す顔領域信頼度を算出する顔領域信頼度算出部と、を備える画像処理装置。
  2. 請求項1に記載の画像処理装置において、
    前記顔領域信頼度算出部は、
    前記差異量に基づいて、検出された前記座標位置が前記顔の特徴部位の座標位置である確からしさを表す特徴部位信頼度を算出する特徴部位信頼度算出部と、
    顔領域検出部による前記顔領域の検出過程に基づいて、検出された前記顔領域に含まれる顔画像が真の顔画像であることの確からしさを表す顔領域仮信頼度を算出する顔領域仮信頼度算出部と、を備え、
    前記特徴部位信頼度および前記顔領域仮信頼度を用いて、前記顔領域信頼度を算出する画像処理装置。
  3. 請求項2に記載の画像処理装置において、
    前記顔領域信頼度算出部は、前記顔領域仮信頼度と前記特徴部位信頼度との平均値を前記顔領域信頼度とする画像処理装置。
  4. 請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の画像処理装置において、
    前記差異量は、前記注目画像に設定された前記特徴点に基づいて、前記注目画像の一部を変換した画像である平均形状画像と、前記複数のサンプル画像に基づいて生成された画像である平均顔画像との差分値に基づく値である画像処理装置。
  5. 請求項4に記載の画像処理装置において、
    前記差分値は、前記平均形状画像を構成する画素の画素値と、前記平均顔画像において前記平均形状画像と対応する画素の画素値との差により表される画像処理装置。
  6. 請求項5に記載の画像処理装置において、
    前記差異量は、前記差分値のノルムである画像処理装置。
  7. 請求項5に記載の画像処理装置において、
    前記差異量は、前記平均形状画像を構成する複数のメッシュ領域ごとの前記差分値に、それぞれ係数をかけた修正差分値のノルムである画像処理装置。
  8. 請求項1ないし請求項7のいずれかに記載の画像処理装置はさらに、
    前記顔領域信頼度に基づいて、前記顔領域検出部により検出された前記顔領域に含まれる顔画像が真の顔画像であるか否かを判定する判定部を備える画像処理装置。
  9. 請求項1ないし請求項8のいずれかに記載の画像処理装置において、
    前記特徴量は、前記複数のサンプル画像に含まれる前記特徴部位の座標ベクトルを主成分分析して得られる形状ベクトルの係数である画像処理装置。
  10. 請求項1ないし請求項9のいずれかに記載の画像処理装置において、
    前記特徴部位は、眉毛と目と鼻と口とフェイスラインとの一部である画像処理装置。
  11. 注目画像に含まれる顔の特徴部位の座標位置を検出するプリンターであって、
    前記注目画像から顔画像の少なくとも一部を含む画像領域を顔領域として検出する顔領域検出部と、
    前記特徴部位の座標位置を検出するための特徴点を前記顔領域に基づいて前記注目画像に設定するとともに、前記特徴部位の座標位置が既知の顔画像を含む複数のサンプル画像に基づいて算出される特徴量を用いて、前記特徴点の設定位置を前記座標位置に近づける、または、一致させるように更新し、更新された前記設定位置を前記座標位置として検出する特徴位置検出部と、
    前記更新された前記設定位置と、前記座標位置との差異に基づいて算出される差異量を用いて、前記顔領域検出部により検出された前記顔領域に含まれる顔画像が真の顔画像であることの確からしさを表す顔領域信頼度を算出する顔領域信頼度算出部と、
    前記顔領域信頼度が算出された前記注目画像を印刷するための印刷部と、を備えるプリンター。
  12. 注目画像に含まれる顔の特徴部位の座標位置を検出する画像処理方法であって、
    前記注目画像から顔画像の少なくとも一部を含む画像領域を顔領域として検出する工程と、
    前記特徴部位の座標位置を検出するための特徴点を前記顔領域に基づいて前記注目画像に設定するとともに、前記特徴部位の座標位置が既知の顔画像を含む複数のサンプル画像に基づいて算出される特徴量を用いて、前記特徴点の設定位置を前記座標位置に近づける、または、一致させるように更新し、更新された前記設定位置を前記座標位置として検出する工程と、
    前記更新された前記設定位置と、前記座標位置との差異に基づいて算出される差異量を用いて、前記顔領域検出部により検出された前記顔領域に含まれる顔画像が真の顔画像であることの確からしさを表す顔領域信頼度を算出する工程と、を備える画像処理方法。
  13. 注目画像に含まれる顔の特徴部位の座標位置を検出する画像処理のためのコンピュータープログラムであって、
    前記注目画像から顔画像の少なくとも一部を含む画像領域を顔領域として検出する顔領域検出機能と、
    前記特徴部位の座標位置を検出するための特徴点を前記顔領域に基づいて前記注目画像に設定するとともに、前記特徴部位の座標位置が既知の顔画像を含む複数のサンプル画像に基づいて算出される特徴量を用いて、前記特徴点の設定位置を前記座標位置に近づける、または、一致させるように更新し、更新された前記設定位置を前記座標位置として検出する特徴位置検出機能と、
    前記更新された前記設定位置と、前記座標位置との差異に基づいて算出される差異量を用いて、前記顔領域検出部により検出された前記顔領域に含まれる顔画像が真の顔画像であることの確からしさを表す顔領域信頼度を算出する顔領域信頼度算出機能と、をコンピューターに実現させるコンピュータープログラム。
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