JP2010190081A - ベーンポンプ - Google Patents

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Abstract

【課題】吐出圧を自己調整することができるベーンポンプを得て、レギュレートバルブを不要にする、またはレギュレートバルブの小型化を可能にする。
【解決手段】ブレード53の先端面に、ハウジング51の内周面に接するシート面531と、ブレード53のロータ回転向き前方側に位置する作動室55(以下、前方作動室)の圧力が作用する受圧面532とを設ける。受圧面532に作用する圧力によって、ブレード53はシート面531がハウジング51の内周面から離れる向きに付勢されるため、前方作動室の圧力が高くなると、シート面531がハウジング51の内周面から離れて、ブレード53のロータ回転向き後方側に位置する作動室と前方作動室との間が連通し、ポンプ吐出効率が低下して吐出圧が低下する。
【選択図】図3

Description

本発明は、流体の移送に用いられるベーンポンプに関するものである。
ディーゼルエンジン用畜圧式燃料噴射装置に適用される燃料供給装置は、コモンレールへ高圧燃料を圧送する高圧ポンプ、燃料タンクから高圧ポンプへ燃料を供給するフィードポンプ、フィードポンプから高圧ポンプへ供給される燃料の量を調整する吸入調量弁等を備えている(例えば、特許文献1参照)。また、フィードポンプとして、例えば複数のブレードがロータのブレード溝に挿入されたベーンポンプが用いられる(例えば、特許文献2参照)。
特開2000−240531号公報 特開昭58−41287号公報
しかしながら、特許文献1に示された燃料供給装置は、フィードポンプから吐出される燃料の圧力を所定値に制御するためにレギュレートバルブを設ける必要があった。
また、高圧ポンプの目標吐出量が0となる運転領域では、フィードポンプから吐出された燃料の全てを、レギュレートバルブを介してフィードポンプの吸入側に戻す必要がある。このため、レギュレートバルブ内の燃料通路面積を充分に確保する必要が生じ、レギュレートバルブが大型化してしまうという問題があった。
本発明は上記点に鑑みて、吐出圧を自己調整することができるベーンポンプを得て、レギュレートバルブを不要にする、またはレギュレートバルブの小型化を可能にすることを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明では、ハウジング(51)の内周面とハウジング(51)の側面とロータ(52)の外周面とブレード(53)とで囲まれた複数の作動室(55)の容積が、ロータ(52)の回転に伴って変化するベーンポンプにおいて、ブレード(53)の先端面に、ハウジング(51)の内周面に接するシート面(531)と、ブレード(53)のロータ回転向き前方側に位置する作動室(55)の圧力が作用する受圧面(532)とを備えることを特徴とする。
これによると、受圧面(532)に作用する圧力によって、ブレード(53)はシート面(531)がハウジング(51)の内周面から離れる向きに付勢されるため、ブレード(53)のロータ回転向き前方側に位置する作動室(以下、前方作動室という)の圧力が高くなると、シート面(531)がハウジング(51)の内周面から離れて、ブレード(53)のロータ回転向き後方側に位置する作動室(以下、後方作動室という)と前方作動室(55)との間が連通し、ポンプ吐出効率が低下して吐出圧が低下する。このように、ベーンポンプが吐出圧を自己調整することができるため、レギュレートバルブを不要にする、またはレギュレートバルブを小型化することができる。
請求項2に記載の発明では、請求項1に記載のベーンポンプにおいて、ブレード(53)のロータ回転向き後方側に位置する作動室(55)の圧力をブレード溝(521)内に導くスリット(522)が、ロータ(52)に形成されていることを特徴とする。
これによると、前方作動室(55)と後方作動室(55)との圧力差を略一定値以下に調整することができる。
請求項3に記載の発明では、請求項1に記載のベーンポンプにおいて、ブレード(53)のロータ回転向き後方側に位置する作動室(55)の圧力をブレード溝(521)内に導く連通孔(523)が、ロータ(52)に形成されていることを特徴とする。
これによると、前方作動室(55)と後方作動室(55)との圧力差を略一定値以下に調整することができる。また、ロータ(52)に形成するスリットよりも、ロータ(52)に形成する連通孔(523)の方が、加工が容易である。
請求項4に記載の発明では、請求項1に記載のベーンポンプにおいて、ブレード(53)のロータ回転向き後方側に位置する作動室(55)の圧力をブレード溝(521)内に導くスリット(534)が、ブレード(53)に形成されていることを特徴とする。
これによると、前方作動室(55)と後方作動室(55)との圧力差を略一定値以下に調整することができる。また、ロータ(52)に形成するスリットよりも、ブレード(53)に形成するスリット(534)の方が、加工が容易である。
請求項5に記載の発明のように、請求項1ないし4のいずれか1つに記載のベーンポンプにおいて、受圧面(532)を、ハウジング(51)の内周面の接線に対して傾斜させて実施することができる。
請求項6に記載の発明では、請求項1ないし4のいずれか1つに記載のベーンポンプにおいて、シート面(531)と受圧面(532)との境界部が段違いになっていることを特徴とする。
これによると、ハウジング(51)の内周面の接線に対して受圧面(532)が傾斜している場合よりも、前方作動室(55)の圧力が受圧面(532)全域に確実に作用し易いため、吐出圧を自己調整する作動が安定する。
なお、この欄および特許請求の範囲で記載した各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
本発明の一実施形態に係るベーンポンプを備える畜圧式燃料噴射装置の模式的な構成図である。 図1のベーンポンプの構成を模式的に示す断面図である。 図2のA部の拡大断面図である。 (a)は第1変形例の要部の構成を模式的に示す正面断面図、(b)は(a)のブレード単体の右側面図である。 (a)は第2変形例の要部の構成を模式的に示す正面断面図、(b)は(a)のブレード単体の右側面図である。 第3変形例の要部の構成を模式的に示す断面図である。 第4変形例の要部の構成を模式的に示す断面図である。
本実施形態のベーンポンプは、車両用内燃機関(より詳細にはディーゼルエンジン)における蓄圧式燃料噴射装置の燃料供給装置に用いられる。
図1に示すように、この蓄圧式燃料噴射装置は、高圧燃料を蓄えるコモンレール1、コモンレール1から供給される高圧燃料を内燃機関の各燃焼室に噴射するインジェクタ2、コモンレール1に高圧燃料を供給するサプライポンプ3、燃料を溜めておく燃料タンク4、燃料を濾過する燃料フィルタ41を備えて構成されている。
コモンレール1は、サプライポンプ3より供給された高圧燃料を目標レール圧に保持して蓄える畜圧手段である。なお、目標レール圧は、例えば、アクセル開度信号、エンジン回転数信号といったディーゼルエンジンの運転状態に基づいて、図示しない制御装置(以下、ECUという。)によって決定される。
インジェクタ2は、高圧燃料を内燃機関の燃焼室に噴射する燃料噴射手段である。インジェクタ2には、高圧配管2aを介してコモンレール1の高圧燃料が供給される。このインジェクタ2はECUに接続されており、ECUの制御信号によって、燃料の噴射時期および噴射量が制御される。
サプライポンプ3は、燃料タンク4から燃料を汲み上げるフィードポンプ5、フィードポンプ5から供給される燃料を加圧してコモンレール1へ圧送する高圧ポンプ6、フィードポンプ5から高圧ポンプ6へ供給される燃料流量を調整する吸入調量弁7、フィードポンプ5から吐出される燃料の圧力(以下、フィード圧という)を所定圧に制御するレギュレートバルブ8等を有して構成される。
フィードポンプ5は、吸入経路9aを介して燃料タンク4から燃料を汲み上げ、この汲み上げた燃料を低圧吐出経路9bを介して高圧ポンプ6に供給する。本実施形態では、フィードポンプ5としてベーンポンプ(詳細後述)を採用しており、高圧ポンプ6の駆動軸61に連結され、この駆動軸61から回転駆動力が伝達される。
フィードポンプ5の吸入側と吐出側はリリーフ経路9cにて接続されており、このリリーフ経路9cにレギュレートバルブ8が配置されている。そして、レギュレートバルブ8は、フィード圧が所定圧を超えるとリリーフ経路9cを開いて、フィード圧を所定圧に制御する。
低圧吐出経路9b中においてリリーフ経路9cの分岐点よりも下流側には、吸入調量弁7が配置されている。この吸入調量弁7は、弁開度を連続的に変更可能に構成されたリニアソレノイド式の電磁弁であって、内燃機関の運転状態に基づいてECUから出力される制御信号によって弁開度が制御される。
高圧ポンプ6は、内燃機関に駆動されて回転する駆動軸61、駆動軸61から駆動力が伝達されてシリンダの内部を往復運動するプランジャ62等を有して構成される。駆動軸61には、駆動軸61の回転運動を直線運動に変換してプランジャ62に伝達するカム63が連結されており、カム63はポンプハウジングに形成されるカム室64に配置される。
高圧ポンプ6のシリンダの内部には、プランジャ62の往復運動に応じて容積変化する加圧室65が形成されている。この加圧室65には、低圧吐出経路9bが接続され、この低圧吐出経路9b中において吸入調量弁7よりも下流側には、フィードポンプ5から加圧室65へ向かう燃料の流れのみを許容する吸入弁66が配置されている。
また、加圧室65は、高圧吐出経路9dを介してコモンレール1に接続されている。この高圧吐出経路9d中には、加圧室65からコモンレール1へ向かう燃料の流れのみを許容する吐出弁67が配置されている。
そして、高圧ポンプ6は、フィードポンプ5から供給される燃料をプランジャ62の往復運動により加圧してコモンレール1へ圧送するようになっている。
高圧ポンプ6のカム室64は、潤滑燃料経路9eによってフィードポンプ5の吐出側と接続されており、フィードポンプ5から吐出された燃料の一部がカム室64に導かれる。このカム室64へ導かれる燃料は、カム63とプランジャ62との摺動部に対する潤滑油として作用する。
図2、図3に示すように、フィードポンプ5は、内部に円柱状の収容空間が形成されたハウジング51を備え、その収容空間に円柱状のロータ52が回転自在に配置されている。また、ロータ52の中心に挿入された駆動軸61は、収容空間の中心からずれた位置に配置されている。収容空間における駆動軸方向の寸法とロータ52の厚さは略等しく設定されており、ロータ52の側面はハウジング51の側面に当接している。ロータ52は、外周面から中心方向に向かって穿設されたブレード溝521を複数個(本例では4個)有し、このブレード溝521は周方向に沿って等間隔に配置されている。
ブレード溝521には、ロータ径方向に移動可能な状態でブレード53が挿入されている。このブレード53は、ブレード溝521内に配置されたスプリング54によりロータ径方向外側に向かって付勢されて、先端面がハウジング51の内周面に当接している。また、ブレード53における駆動軸方向の側面は、ハウジング51の側面に当接している。
これにより、ハウジング51の内周面とハウジング51の側面とロータ52の外周面とブレード53とで囲まれた作動室55が複数個(本例では4個)形成され、ロータ52の回転に伴って作動室55の容積が変化するようになっている。
ハウジング51の側壁には、吸入ポート511と吐出ポート512が設けられている。吸入ポート511は作動室55の容積が増大過程の作動室55と連通し、吸入ポート511からその作動室55に燃料を導入する。吐出ポート512は作動室55の容積が減少過程の作動室55と連通し、その作動室55から吐出ポート512に燃料が吐出される。
なお、図2、図3中の矢印Bは、ロータ52の回転向きを示しており、以下、ロータ回転向きBという。また、各ブレード53の両側に位置する2つの作動室55のうち、ブレード53よりもロータ回転向きBの前方側に位置する作動室を、以下、前方作動室といい、ブレード53よりもロータ回転向きBの後方側に位置する作動室を、以下、後方作動室という。
ブレード53の先端面のうち後方作動室側に、ハウジング51の内周面に接するシート面531が形成され、ブレード53の先端面のうち前方作動室側に、ハウジング51の内周面から常時離れていて、前方作動室の圧力が作用する受圧面532が形成されている。この受圧面532は、シート面531が当接している部位におけるハウジング51の内周面の接線に対して傾斜している。
ロータ52には、後方作動室の圧力をブレード溝521内に導くスリット522が形成されている。これにより、ブレード53の後端面533に後方作動室の圧力が作用する。
次に、上記構成における本実施形態の作動を説明する。内燃機関運転時には、駆動軸61からフィードポンプ5へ回転駆動力が伝達され、フィードポンプ5は、吸入経路9aを介して燃料タンク4から燃料を汲み上げる。フィードポンプ5から吐出された燃料は、レギュレートバルブ8によって所定のフィード圧に制御され、低圧吐出経路9bおよび吸入調量弁7を介して高圧ポンプ6へ流入する。吸入調量弁7の弁開度は、ECUから出力された制御信号によって制御され、内燃機関の作動に必要十分な流量の燃料が高圧ポンプ6へ流入する。
高圧ポンプ6は、カム63に追従してプランジャ62が往復運動する。そして、プランジャ62がシリンダの内部を駆動軸61側へ移動すると、加圧室65の容積が増大して加圧室65の圧力が低下する。これにより、吸入弁66が開弁して吸入調量弁7を通過した燃料が加圧室65に吸入される。
また、プランジャ62がシリンダの内部を反駆動軸側へ移動すると、加圧室65の容積が減少して加圧室65に吸入された燃料が加圧される。加圧された燃料圧力が吐出弁67の開弁圧を超えると、吐出弁67が開弁して、加圧室65の燃料が高圧吐出経路9dを介してコモンレール1へ圧送される。
これにより、コモンレール1に高圧燃料が蓄えられる。そして、コモンレール1に蓄えられた高圧燃料は、ECUの制御信号によって駆動されるインジェクタ2から内燃機関の各燃焼室に噴射される。
次に、フィードポンプ5の作動を説明する。ロータ52が回転すると、4つの作動室55がそれぞれ容積変化を伴いながらロータ回転向きBに移動する。ここで、1つの作動室55を例にとって説明する。作動室55の容積が増大する過程でその作動室55が吸入ポート511に連通すると、吸入ポート511から作動室55に燃料が流入する。続いて、作動室55と吸入ポート511との連通が遮断されて作動室55が密閉され、作動室55の容積が減少して作動室55内の燃料が加圧される。その後、作動室55と吐出ポート512とが連通して、作動室55の加圧燃料が吐出ポート512に吐出される。
フィードポンプ5の作動中、ブレード53は、受圧面532に作用する前方作動室の圧力によりロータ径方向内側に向かって付勢される。また、ブレード53は、後端面533に作用する後方作動室の圧力、スプリング54の付勢力、およびブレード53に作用する遠心力により、ロータ径方向外側に向かって付勢される。
ところで、例えば車両減速時には、高圧ポンプ6の目標吐出量が0となり、フィードポンプ5から吐出された燃料の全てをフィードポンプ5の吸入側に戻す必要がある。このように、高圧ポンプ6の目標吐出量が0となる運転領域では、まずレギュレートバルブ8が開弁して、フィードポンプ5から吐出された燃料がフィードポンプ5の吸入側に戻される。
そして、レギュレートバルブ8が作動していてもフィード圧が所定圧を超える場合には、前方作動室の圧力が高くなって、ブレード53をロータ径方向内側に向かって付勢する力が増大する。この結果、ブレード53をロータ径方向内側に向かって付勢する力がブレード53をロータ径方向内側に向かって付勢する力よりも大きくなり、ブレード53がロータ径方向内側に向かって移動し、ブレード53のシート面531がハウジング51の内周面から離れる。これにより、ブレード53のシート面531とハウジング51の内周面との隙間を介して後方作動室と前方作動室との間が連通し、ポンプ吐出効率が低下して吐出圧が低下し、前方作動室と後方作動室との圧力差が略一定値以下に調整される。
このように、フィード圧が所定圧を超えるような状況下では、フィードポンプ5が吐出圧を自己調整して吐出量を減少させるため、レギュレートバルブ8内の燃料通路面積を従来よりも小さく設定することができる。したがって、レギュレートバルブ8を小型化することができる。
なお、本実施形態ではフィード圧を精度よく制御するためにレギュレートバルブ8を設けたが、フィードポンプ5が吐出圧を自己調整するため、レギュレートバルブ8を廃止してもよい。
上記実施形態においては、ブレード53の受圧面532を、ブレード53における駆動軸方向(以下、ブレード幅方向という)の全域に渡って形成したが、図4に示す第1変形例のように、ブレード53の受圧面532を、ブレード幅方向の一部範囲のみに形成してもよい。この場合、シート面531の面積を大きくできるため、シート面531の耐磨耗性が向上する。
また、上記実施形態においては、ロータ52に形成したスリット522により、後方作動室の圧力をブレード溝521内に導くようにしたが、図5に示す第2変形例のように、ブレード53にスリット534を形成して、後方作動室の圧力をブレード溝521内に導くようにしてもよい。この場合、ロータ52にスリット522を形成する場合よりも加工が容易である。
また、上記実施形態においては、ロータ52に形成したスリット522により、後方作動室の圧力をブレード溝521内に導くようにしたが、図6に示す第3変形例のように、ロータ52に連通孔523を形成して、後方作動室の圧力をブレード溝521内に導くようにしてもよい。この場合、ロータ52にスリット522を形成する場合よりも加工が容易である。
また、上記実施形態においては、受圧面532をハウジング51の内周面の接線に対して傾斜させ、受圧面532とシート面531とが連続する形状にしたが、図7に示す第4変形例のように、ブレード53の先端面を段付き形状にして、受圧面532とシート面531との境界部を段違いにしてもよい。この場合、ハウジング51の内周面の接線に対して受圧面532が傾斜している場合よりも、前方作動室の圧力が受圧面532の全域に確実に作用し易いため、吐出圧を自己調整する作動が安定する。
51 ハウジング
52 ロータ
53 ブレード
55 作動室
521 ブレード溝
531 シート面
532 受圧面

Claims (6)

  1. 内部に収容空間が形成されたハウジング(51)と、前記収容空間に配置されて回転するロータ(52)と、ロータ径方向に移動可能な状態で前記ロータ(52)のブレード溝(521)に挿入され、先端面が前記ハウジング(51)の内周面に接するとともに側面が前記ハウジング(51)の側面に接する複数のブレード(53)とを備え、
    前記ハウジング(51)の内周面と前記ハウジング(51)の側面と前記ロータ(52)の外周面と前記ブレード(53)とで囲まれた複数の作動室(55)の容積が、前記ロータ(52)の回転に伴って変化するベーンポンプにおいて、
    前記ブレード(53)の先端面に、前記ハウジング(51)の内周面に接するシート面(531)と、前記ブレード(53)のロータ回転向き前方側に位置する前記作動室(55)の圧力が作用する受圧面(532)とを備えることを特徴とするベーンポンプ。
  2. 前記ブレード(53)のロータ回転向き後方側に位置する前記作動室(55)の圧力を前記ブレード溝(521)内に導くスリット(522)が、前記ロータ(52)に形成されていることを特徴とする請求項1に記載のベーンポンプ。
  3. 前記ブレード(53)のロータ回転向き後方側に位置する前記作動室(55)の圧力を前記ブレード溝(521)内に導く連通孔(523)が、前記ロータ(52)に形成されていることを特徴とする請求項1に記載のベーンポンプ。
  4. 前記ブレード(53)のロータ回転向き後方側に位置する前記作動室(55)の圧力を前記ブレード溝(521)内に導くスリット(534)が、前記ブレード(53)に形成されていることを特徴とする請求項1に記載のベーンポンプ。
  5. 前記受圧面(532)は、前記ハウジング(51)の内周面の接線に対して傾斜していることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1つに記載のベーンポンプ。
  6. 前記シート面(531)と前記受圧面(532)との境界部が段違いになっていることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1つに記載のベーンポンプ。
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