JP2010188362A - Cu−Mg系荒引線の製造方法及びCu−Mg系荒引線の製造装置 - Google Patents

Cu−Mg系荒引線の製造方法及びCu−Mg系荒引線の製造装置 Download PDF

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Abstract

【課題】高品質かつ取扱いが容易なCu―Mg系荒引線を効率良く製造することができるとともに、長尺のCu―Mg系荒引線を接合することなく製出することができるCu−Mg系荒引線の製造方法及び製造装置を提供する。
【解決手段】Mg;0.01質量%以上0.70質量%以下を含有するCu−Mg系荒引線の製造方法であって、銅原料を溶解して銅溶湯を生成する銅溶湯生成工程S1と、前記銅溶湯の酸素含有量を10ppm以下とする脱酸工程S2と、脱酸処理された前記銅溶湯にMgを添加するMg添加工程S3と、Mgが添加された前記銅溶湯をベルトホイール式連続鋳造機に供給し、鋳造銅材を連続的に得る連続鋳造工程S4と、前記鋳造銅材を連続的に圧延する連続圧延工程S5と、を備えており、連続鋳造工程S4における冷却状態を制御することで、前記ベルトホイール式連続鋳造機から製出される鋳造銅材の温度を720℃以上とする。
【選択図】図2

Description

本発明は、鉄道のトロリー線や電子部品の接続線等の素材として使用されるCu−Mg系荒引線の製造方法及び製造装置に関するものである。
前述のCu−Mg系荒引線においては、強度が高く、かつ、耐磨耗性に優れており、鉄道用トロリー線に適用することによってトロリー線の張替え頻度を減少させてランニングコストを削減可能であることから、広く利用されている。
従来、前述のCu−Mg系荒引線は、バッチ式の溶解炉で原料を溶解し、銅溶湯の成分を調整した上で、円柱状の鋳造銅材を製出し、この鋳造銅材を押出加工することによって製造されていた。
また、鋳造から圧延までを一貫して行って銅線を連続的に製造する方法として、特許文献1に記載されるようなベルトホイール式連続鋳造機を用いた方法がある。
このベルトホイール式連続鋳造機は、その主要部が、周回移動する無端ベルトと、この無端ベルトに円周の一部を接触させて回転する鋳造輪とにより構成される。この連続鋳造機は、シャフト炉などの大型の溶解炉と連続され、さらに圧延機と連結されることによって、溶解炉からの溶銅を連続鋳造圧延して銅線を一連の生産ラインで高速に製造することができるものである。
特開2001−314950号公報
ところで、従来のように円柱状の鋳造銅材を押出加工することによってCu−Mg系荒引線を製出した場合、得られるCu−Mg系荒引線の長さが鋳造銅材の大きさ(重量)に制約されてしまうため、長尺材を得ることが困難であった。長尺材を得るためには、複数のCu−Mg系荒引線を接合することになるが、接合部の特性が他の部分と異なるため、品質が低下してしまうことになる。
一方、ベルトホイール式連続鋳造機を用いた場合には、鋳造銅材が連続的に製出されるため、長尺のCu−Mg系荒引線を接合することなく製出することが可能である。
しかしながら、銅溶湯にMgを添加した場合、製出される鋳造銅材の温度が低下する傾向にあるため、鋳造銅材を圧延する際の負荷が高くなりすぎて圧延ができなくなるおそれがある。特に、連続鋳造圧延では、圧延工程がトラブル等で停止すると鋳造工程、溶解工程にまで影響を与えてしまうことになるため、圧延工程を安定して行うことが強く求められる。
また、製出される鋳造銅材の温度が低下すると、鋳造銅材の圧延が冷間加工領域で行われることになるため、製出されたCu−Mg系荒引線に圧延加工組織が残存することになり、その後の伸線加工で割れ等の欠陥が生じやすくなってしまう。さらに、圧延によって加工硬化した状態で製出されることになるため、製出されたCu−Mg系荒引線をコイラーで巻き取ろうとした際にスプリングバックしてしまい、取扱いが非常に困難であった。
この発明は、前述した事情に鑑みてなされたものであって、高品質かつ取扱いが容易なCu―Mg系荒引線を効率良く製造することができるとともに、長尺のCu―Mg系荒引線を接合することなく製出することができるCu−Mg系荒引線の製造方法及びCu−Mg系荒引線の製造装置を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために、本発明のCu−Mg系荒引線の製造方法は、Mg;0.01質量%以上0.70質量%以下を含有するCu−Mg系荒引線の製造方法であって、銅原料を溶解して銅溶湯を生成する銅溶湯生成工程と、前記銅溶湯の酸素含有量を10ppm以下とする脱酸工程と、脱酸処理された前記銅溶湯にMgを添加するMg添加工程と、Mgが添加された前記銅溶湯をベルトホイール式連続鋳造機に供給し、鋳造銅材を連続的に得る連続鋳造工程と、前記鋳造銅材を連続的に圧延する連続圧延工程と、を備えており、前記連続鋳造工程における冷却状態を制御することで、前記ベルトホイール式連続鋳造機から製出される前記鋳造銅材の温度を720℃以上とすることを特徴としている。
この構成のCu−Mg系荒引線の製造方法によれば、ベルトホイール式連続鋳造機から製出される前記鋳造銅材の温度を720℃以上としているので、鋳造銅材を圧延する際の負荷を低く抑えることができ、圧延時のトラブルの発生を防止することができる。よって、Cu−Mg系荒引線を安定して製出することが可能となる。
また、連続圧延工程において、比較的高温で圧延することが可能となり、製出されたCu−Mg系荒引線に圧延加工組織が残存することが防止される。よって、その後の伸線加工において割れ等が発生しない高品質のCu−Mg系荒引線を製出することができる。また、製出されたCu−Mg系荒引線が必要以上に加工硬化していないので、コイラー等で円滑に巻き取ることができ、取扱い性が向上することになる。
さらに、脱酸工程において前記銅溶湯の酸素含有量を10ppm以下とした前記銅溶湯にMgを添加しているので、易酸化元素であるMgの酸化ロスを抑えることができ、目標成分とされたCu−Mg系荒引線を得ることができる。なお、酸化ロスを確実に防止するためには、O(酸素)を5ppm以下とすることが望ましい。
また、ベルトホイール式連続鋳造機によって鋳造銅材を連続的に得る連続鋳造工程と、前記鋳造銅材を連続的に圧延する連続圧延工程とを備えているので、接合することなく、長尺のCu−Mg系荒引線を得ることができる。
ここで、前記連続圧延工程において、最終圧延時の銅線温度が400℃以上とされていることが好ましい。
この場合、最終圧延時の銅線温度が400℃以上に保持されていることから、圧延が冷間加工領域で行われておらず、製出されたCu−Mg系荒引線に圧延加工組織が残存することがなく、加工硬化も抑制される。よって、高品質で取扱いが容易なCu−Mg系荒引線を確実に製出することができる。
また、前記連続鋳造工程で用いられる鋳型の導電率が、20%IACS以上50%IACS以下とされていることが好ましい。
通常、ベルトホイール式連続鋳造機に用いられる鋳型は、導電率が80〜100%IACSのものが使用されている。ここで、本発明では、鋳型の導電率を50%IACS以下としているので、ベルトホイール式連続鋳造機の鋳型における冷却(抜熱)が抑えられ、製出される鋳造銅材の温度を720℃以上とすることができる。一方、鋳型の導電率を20%IACS以上としているので、銅溶湯を確実に冷却して鋳造銅材を得ることができる。
本発明のCu−Mg系荒引線の製造装置は、Mg;0.01質量%以上0.70質量%以下を含有するCu−Mg系荒引線を製造する際に用いられるCu−Mg系荒引線の製造装置であって、銅原料を溶解して銅溶湯を生成する溶解炉と、前記銅溶湯の酸素含有量を10ppm以下とする脱酸手段と、前記銅溶湯にMgを添加するMg添加手段と、前記銅溶湯が保持されるタンディッシュと、このタンディッシュから供給された前記銅溶湯を冷却して鋳造銅材を得るベルトホイール式連続鋳造機と、前記鋳造銅材を連続して圧延する連続圧延機と、を備えており、前記ベルトホイール式連続鋳造機に用いられる鋳型の導電率が20%IACS以上50%IACS以下とされていることを特徴としている。
この構成のCu−Mg系荒引線の製造装置によれば、銅溶湯から鋳造銅材を連続的に得るベルトホイール式連続鋳造機と、前記鋳造銅材を連続的に圧延する連続圧延機とを備えているので、接合することなく長尺のCu−Mg系荒引線を得ることができる。
また、ベルトホイール式連続鋳造機に用いられる鋳型の導電率が50%IACS以下とされているので、鋳型における冷却(抜熱)が抑えられ、製出される鋳造銅材の温度を720℃以上とすることができる。よって、鋳造銅材を圧延する際の負荷を低く抑えることができ、圧延時のトラブルの発生を抑制することができる。さらに、連続圧延機において比較的高温で圧延することができ、高品質、かつ、取扱い性が容易なCu−Mg系荒引線を製出することができる。一方、鋳型の導電率が20%IACS以上とされているので、銅溶湯を確実に冷却して鋳造銅材を連続的に製出することができる。
ここで、前記タンディッシュから前記ベルトホイール式連続鋳造機に向けて前記銅溶湯を供給する注湯ノズルを加熱する加熱手段が設けられていることが好ましい。
Mgは、活性な元素であることから、他の元素と反応して高融点化合物が生成されるため、この高融点化合物が堆積して注湯ノズルが閉塞してしまうおそれがある。そこで、注湯ノズルを加熱する加熱手段を設けることにより、注湯ノズルが閉塞を防止し、Cu−Mg系荒引線の製出を安定して行うことができる。
本発明によれば、高品質かつ取扱いが容易なCu―Mg系荒引線を効率良く製造することができるとともに、長尺のCu―Mg系荒引線を接合することなく製出することができるCu−Mg系荒引線の製造方法及びCu−Mg系荒引線の製造装置を提供することが可能となる。
本発明の実施形態であるCu―Mg系荒引線の製造装置の概略図である。 本発明の実施形態であるCu―Mg系荒引線の製造方法のフロー図である。
以下に、本発明の実施形態に係るCu―Mg系荒引線の製造装置及びこのCu―Mg系荒引線の製造装置を用いたCu―Mg系荒引線の製造方法について説明する。
本実施形態であるCu―Mg系荒引線の製造装置10及びCu―Mg系荒引線の製造方法によって製出されるCu―Mg系荒引線50は、Mgを0.01質量%以上0.70質量%以下含有するとともに、Oが10ppm以下とされ、残部がCu及び不可避不純物からなるMg含有銅合金で構成されており、外径が8mm以上30mm以下とされている。
まず、本実施形態であるCu―Mg系荒引線の製造装置10について、図1を参照にして説明する。
図1に示すCu―Mg系荒引線の製造装置10は、溶解炉11と、保持炉12と、鋳造樋13と、ベルトホイール式連続鋳造機30と、連続圧延装置15と、コイラー18とを有している。
溶解炉11として、本実施形態では、円筒形の炉本体を有するシャフト炉を用いている。炉本体の下部には円周方向に複数のバーナ(図示なし)が上下方向に多段状に配備されている。そして、炉本体の上部から原料である電気銅が装入され、前記バーナの燃焼によって溶解され、銅溶湯が連続的に製出される。
保持炉12は、溶解炉11でつくられた銅溶湯を、所定の温度で保持したままで一旦貯留し、一定量の銅溶湯を鋳造樋13に送るためのものである。
鋳造樋13は、保持炉12から送られた銅溶湯を、ベルトホイール式連続鋳造機30の上方に配置されたタンディッシュ20にまで移送するものである。この鋳造樋13は、例えばAr等の不活性ガス又は還元性ガスでシールされている。なお、この鋳造樋13には、不活性ガスによって銅溶湯を攪拌して溶湯中の酸素等を除去する脱ガス手段(図示なし)が設けられている。
タンディッシュ20には、銅溶湯中にMgを添加するMg添加手段21が設けられている。また、タンディッシュ20の銅溶湯の流れ方向終端側には、注湯ノズル22が配置されており、この注湯ノズル22を介してタンディッシュ20内の銅溶湯がベルトホイール式連続鋳造機30へと供給される構成とされている。
ここで、本実施形態においては、注湯ノズル22を加熱する加熱手段としてヒータ23が設けられている。また、本実施形態では、注湯ノズル22はカーボンセラミックスで構成されている。
ベルトホイール式連続鋳造機30は、外周面に溝が形成された鋳造輪31(鋳型)と、この鋳造輪31の外周面の一部に接触するように周回移動される無端ベルト32とを有している。このベルトホイール式連続鋳造機30においては、前記溝と無端ベルト32との間に形成された空間に注湯ノズル22を介して銅溶湯が注入され、この銅溶湯を冷却・固化することで、棒状の鋳造銅材40を連続的に鋳造するものである。
ここで、鋳造輪31は、導電率 20%IACS以上50%IACS以下の素材で構成されている。なお、本実施形態では、鋳造輪31は、Cu−Cr−Zr−Al合金で構成されており、その導電率が35%IACS〜45%IACSとされている。
このベルトホイール式連続鋳造機30は、連続圧延装置15に連結されている。この連続圧延装置15は、ベルトホイール式連続鋳造機30から製出された鋳造銅材40を連続的に圧延して、所定の外径のCu−Mg系荒引線50を製出するものである。
連続圧延装置15から製出されたCu−Mg系荒引線50は、洗浄冷却装置16および探傷器17を介してコイラー18に巻き取られる。
洗浄冷却装置16は、連続圧延装置15から製出されたCu−Mg系荒引線50をアルコール等の洗浄剤で表面を洗浄するとともに冷却するものである。
また、探傷器17は、洗浄冷却装置16から送られたCu−Mg系荒引線50の傷を探知するものである。
次に、前述のような構成とされたCu―Mg系荒引線の製造装置10を用いた本実施形態であるCu―Mg系荒引線の製造方法について、図1及び図2を参照して説明する。
まず、溶解炉11に、4N(純度99.99%)の電気銅を投入して溶解し、銅溶湯を得る(銅溶湯生成工程S1)。この銅溶湯生成工程S1では、シャフト炉の複数のバーナの空燃比を調整して溶解炉11の内部を還元雰囲気とすることにより、銅溶湯の酸素含有量を20ppm以下とする。
溶解炉11によって得られた銅溶湯は、保持炉12及び鋳造樋13を介してタンディッシュ20まで移送される。
ここで、不活性ガス又は還元性ガスでシールされた鋳造樋13を通過する銅溶湯は、前述の脱ガス手段によって攪拌されることによって、銅溶湯と不活性ガス又は還元性ガスとの反応が促進され、酸素含有量は10ppm以下にまで、より好ましくは5ppm以下にまで低下することになる(脱酸工程S2)。
次に、Mg添加手段21により、タンディッシュ20に移送された銅溶湯にMgが連続的に添加され、Mgの含有量が0.01質量%以上0.70質量%以下に調整される(Mg添加工程S3)。
成分調整された銅溶湯は、ベルトホイール式連続鋳造機30に注湯ノズル22を介して供給され、棒状の鋳造銅材40が連続的に製出される(連続鋳造工程S4)。連続鋳造工程S4では、鋳造輪31に形成された前記溝と無端ベルトとの間に形成された空間が台形状をなしていることから、断面略台形状をなす鋳造銅材40が製出されることになる。
ここで、この連続鋳造工程S4においては、ベルトホイール式連続鋳造機30から製出される鋳造銅材40の温度が720℃以上になるように、冷却状態が制御される。なお、本実施形態では、前述のように、鋳造輪31の導電率を20%IACS〜50%IACSとするとともに、鋳造輪31に流通される冷却水の圧力を1MPa以下に設定している。
720℃以上で製出された鋳造銅材40は、連続圧延装置15に供給されてロール圧延加工が施されることにより、所定の外径のCu―Mg系荒引線50となる(連続圧延工程S5)。ここで、本実施形態では、連続圧延装置15(連続圧延工程S5)において、最終圧延を行う際の銅線温度が400℃以上となるように設定されている。
そして、このCu―Mg系荒引線50が洗浄冷却装置16によって洗浄・冷却され(洗浄工程S6)、探傷器17によって外傷の有無が検査される(検査工程S7)。
以上のようにして、Cu―Mg系荒引線50が製出される。
このような構成とされた本実施形態であるCu―Mg系荒引線の製造装置10及びこの製造装置10を用いたCu―Mg系荒引線の製造方法によれば、銅溶湯から鋳造銅材40を連続的に得るベルトホイール式連続鋳造機30と、この鋳造銅材40を連続的に圧延する連続圧延機15とを備えているので、接合することなく長尺のCu−Mg系荒引線50を、効率的に製出することができる。
また、ベルトホイール式連続鋳造機30から製出される鋳造銅材40の温度を720℃以上としているので、この鋳造銅材40を圧延する際の負荷が高くなることを抑えることができる。よって、圧延時のトラブルの発生を抑制することができ、溶解炉11、ベルトホイール式連続鋳造機30及び連続圧延装置15を用いてCu−Mg系荒引線50を、安定して、かつ、効率的に製出することが可能となる。
そして、ベルトホイール式連続鋳造機30の鋳造輪31(鋳型)が、導電率20%IACS以上50%IACS以下の素材で構成されており、より具体的には、導電率が35 %IACS〜45%IACSとされたCu−Cr−Zr−Al合金で構成されているので、鋳造輪31における冷却(抜熱)が抑えられ、製出される鋳造銅材40の温度を720℃以上とすることができる。
さらに、本実施形態では、鋳造輪31に流通される冷却水の圧力を1MPa以下に設定しているので、冷却(抜熱)がさらに低く抑えられ、製出される鋳造銅材40の温度を確実に720℃以上とすることができる。
また、連続圧延工程S5において、比較的高温で圧延することが可能となり、製出されたCu−Mg系荒引線50に圧延加工組織が残存することを防止できる。したがって、その後の伸線加工において割れ等が発生しない高品質のCu−Mg系荒引線50を製出することができる。また、製出されたCu−Mg系荒引線50が加工硬化していないので、コイラー18で円滑に巻き取ることができ、取扱い性が向上する。
特に、本実施形態では、連続圧延装置15(連続圧延工程S5)において、最終圧延を行う際の銅線温度が400℃以上となるように設定されているので、圧延が冷間加工領域で行われておらず、製出されたCu−Mg系荒引線50に圧延加工組織が残存することがなく、加工硬化もしない。よって、高品質で取扱いが容易なCu−Mg系荒引線50を確実に製出することができる。
さらに、脱酸工程S2において酸素含有量を10ppm以下、好ましくは5ppm以下とした銅溶湯にMgを添加しているので、易酸化元素であるMgの酸化ロスを抑えることができ、目標成分とされたCu−Mg系荒引線50を得ることができる。
また、本実施形態においては、タンディッシュ20からベルトホイール式連続鋳造機30に向けて銅溶湯を供給する注湯ノズル22を加熱するヒータ23を備えているので、注湯ノズル22の閉塞を防止することができ、Cu−Mg系荒引線50の製造を安定して行うことができる。しかも、本実施形態では、注湯ノズル22をカーボンセラミックス製としていることから、Mgと注湯ノズル22との反応を防止して、注湯ノズル22の詰まりの発生を抑制することができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明はこれに限定されることはなく、その発明の技術的思想を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
例えば、本実施形態では、溶解炉をシャフト炉としたもので説明したが、これに限定されることはなく、低周波誘導炉等の溶解炉であってもよい。
また、鋳造輪(鋳型)を、Cu−Cr−Zr−Al合金で構成したものとして説明したが、これに限定されることはなく、他の合金で構成されていてもよい。さらに、鋳造輪に流通される冷却水の圧力を1MPa以下に設定したもので説明したが、これに限定されることはない。すなわち、ベルトホイール式連続鋳造機から製出される鋳造銅材の温度が720℃以上に設定されるものであればよい。
また、Mg添加手段によってタンディッシュ20にMgを添加する構成として説明したが、これに限定されることはなく、溶解炉、保持炉及び鋳造樋にMgを添加する構成としてもよい。
さらに、注湯ノズルをカーボンセラミックス製のものとして説明したが、これに限定されることはなく、他の耐火物で構成されていてもよい。また、注湯ノズルの加熱手段を備えたものとして説明したが、これに限定されることはない。
以下に、本発明のCu−Mg系荒引線の製造方法及びCu−Mg系荒引線の製造方法の効果を確認すべく行った確認実験の結果を説明する。
比較例として、ベルトホイール式連続鋳造機の鋳造輪(鋳型)を導電率85%IACSのCu−Cr−Zr合金で構成されたものを用いて直径18mmCu−Mg系荒引線を製出し、ベルトホイール式連続鋳造機から製出される鋳造銅材の温度を720℃未満とした。
本発明例として、ベルトホイール式連続鋳造機の鋳造輪(鋳型)を導電率40%IACSのCu−Cr−Zr−Al合金で構成されたものを用いて直径18mmのCu−Mg系荒引線を製出し、ベルトホイール式連続鋳造機から製出される鋳造銅材の温度を720℃以上とした。
そして、比較例、本発明例について、Cu−Mg系荒引線の製造状況を評価した。評価結果を表1に示す。
Figure 2010188362
表1に示すように、比較例においては、ベルトホイール式連続鋳造機から製出される鋳造銅材の温度が703℃とされており、その後の連続圧延機において負荷が許容値を超えてしまい圧延が不可能となった。
一方、本発明例においては、ベルトホイール式連続鋳造機から製出される鋳造銅材の温度が800℃とされており、その後の連続圧延機において円滑に圧延加工を行うことができ、直径18mmのCu−Mg系荒引線を安定して製出することができた。
次に、本発明例によって得られたCu−Mg系荒引線について特性評価(引張強度、延び、導電率)を行った。また、直径0.18mmまで伸線加工した後の銅線の引張強度(TS)についても評価した。さらに、直径80μmまで伸線加工を行った際の伸線状況について確認した。なお、従来例として、押出によって製出されたCu−Mg系荒引線についても評価した。評価結果を表2に示す。
Figure 2010188362
引張強度、伸び、導電率等の特性、伸線加工性についても、押出によって製出された比較例と本発明例とで差はなく、本発明のCu−Mg系荒引線の製造方法及びCu−Mg系荒引線の製造装置によって従来と同等の特性のCu−Mg系荒引線を得ることが可能であることが確認された。
また、従来の押出法によっては、接合なしで得られるCu−Mg系荒引線の重量が200kgであるのに対して、本発明例においては、接合なしで重量5tの長尺のCu−Mg系荒引線を得ることができた。
10 Cu−Mg系荒引線の製造方法
11 溶解炉
15 連続圧延機
20 タンディッシュ
21 Mg添加手段
22 注湯ノズル
23 ヒータ(加熱手段)
30 ベルトホイール式連続鋳造機
31 鋳造輪(鋳型)
40 鋳造銅材
50 Cu−Mg系荒引線

Claims (5)

  1. Mg;0.01質量%以上0.70質量%以下を含有するCu−Mg系荒引線の製造方法であって、
    銅原料を溶解して銅溶湯を生成する銅溶湯生成工程と、前記銅溶湯の酸素含有量を10ppm以下とする脱酸工程と、脱酸処理された前記銅溶湯にMgを添加するMg添加工程と、Mgが添加された前記銅溶湯をベルトホイール式連続鋳造機に供給し、鋳造銅材を連続的に得る連続鋳造工程と、前記鋳造銅材を連続的に圧延する連続圧延工程と、を備えており、
    前記連続鋳造工程における冷却状態を制御することで、前記ベルトホイール式連続鋳造機から製出される前記鋳造銅材の温度を720℃以上とすることを特徴とするCu−Mg系荒引線の製造方法。
  2. 前記連続圧延工程において、最終圧延時の銅線温度が400℃以上とされていることを特徴とする請求項1に記載のCu−Mg系荒引線の製造方法。
  3. 前記連続鋳造工程で用いられる鋳型の導電率が、20%IACS以上50%IACS以下とされていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のCu−Mg系荒引線の製造方法。
  4. Mg;0.01質量%以上0.70質量%以下を含有するCu−Mg系荒引線を製造する際に用いられるCu−Mg系荒引線の製造装置であって、
    銅原料を溶解して銅溶湯を生成する溶解炉と、前記銅溶湯の酸素含有量を10ppm以下とする脱酸手段と、前記銅溶湯にMgを添加するMg添加手段と、前記銅溶湯が保持されるタンディッシュと、このタンディッシュから供給された前記銅溶湯を冷却して鋳造銅材を得るベルトホイール式連続鋳造機と、前記鋳造銅材を連続して圧延する連続圧延機と、を備えており、
    前記ベルトホイール式連続鋳造機に用いられる鋳型の導電率が20%IACS以上50%IACS以下とされていることを特徴とするCu−Mg系荒引線の製造装置。
  5. 前記タンディッシュから前記ベルトホイール式連続鋳造機に向けて前記銅溶湯を供給する注湯ノズルを加熱する加熱手段が設けられていることを特徴とする請求項4に記載のCu−Mg系荒引線の製造装置。
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