JP2010184987A - 液体洗浄剤組成物 - Google Patents

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Abstract

【課題】保存安定性を維持しつつ、優れた除菌効果または抗菌性効果を発現できる液体洗浄剤組成物を提供する。
【解決手段】(A)成分と、(B)成分と、(C)成分とを含有することを特徴とする液体洗浄剤組成物。(A)成分:水溶性亜鉛塩、水溶性銅塩、または水溶性銀塩。(B)成分:ポリエチレンイミン、または、長鎖アルキルアミン化合物および/もしくは該長鎖アルキルアミン化合物から生じた陰イオン(ただし、前記長鎖アルキルアミン化合物は、下記一般式(I)等からなる群より1種以上選択されるものである。)。(C)成分:界面活性剤。
Figure 2010184987

【選択図】なし

Description

本発明は、液体洗浄剤組成物に関する。
近年、清潔志向の高まりから、繊維製品を洗濯した際の効果としては、目に見える汚れ落ち具合のみならず、ニオイ汚れに対する洗浄効果(消臭効果)が求められるようになってきている。
洗濯後の衣類からニオイが発生する原因の一つとして、洗濯では完全に除去されずに残存した皮脂などの汚れが微生物によって分解されることが知られている。
そこで、除菌・抗菌性を有する無機金属化合物を使用して、微生物等の菌に作用させて消臭効果を得ようとする方法が検討されている(例えば、特許文献1〜4参照。)。
無機金属化合物としては、銀、銅、亜鉛などの金属類を含む化合物や、これらの金属と多座配位子との錯体(金属錯体)等を用いるのが一般的である。
特開2007−176985号公報 特開2006−151907号公報 特開平9−132797号公報 特開平3−141205号公報
しかしながら、無機金属化合物を繊維製品用の洗浄剤に配合した場合、洗浄剤が洗濯時に多量の水で希釈されることから、十分な除菌効果や抗菌効果を発現するためには多量の無機金属化合物を配合する必要があり、コストがかかりやすかった。
加えて、特に液体洗浄剤の場合は、無機金属化合物等の洗浄剤成分を液中に安定に配合させ、洗浄剤の保存安定性を保持することが求められている。
ところが、洗浄剤に無機金属化合物を単に配合しただけでは、必ずしも除菌効果や抗菌効果を満足できなかった。
本発明は上記事情を鑑みてなされたものであり、保存安定性を維持しつつ、優れた除菌効果または抗菌効果を発現できる液体洗浄剤組成物を提供することを目的とする。
本発明者らは鋭意検討した結果、洗濯により無機金属化合物の除菌・抗菌効果を利用して消臭効果を得るには、洗濯後の繊維製品に無機金属化合物が吸着していることが必要であることに着目した。しかし、洗浄剤中の無機金属化合物は、その多くが濯ぎなどの洗濯過程で流されやすく、その結果、洗濯後の繊維製品に無機金属化合物が吸着残留しにくかった。そこで、特定の成分を洗浄剤に配合することで、洗濯後の繊維製品に対する無機金属化合物の吸着残留性を向上できることを見出し、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明の液体洗浄剤組成物は、下記(A)成分と、(B)成分と、(C)成分とを含有することを特徴とする。
(A)成分:水溶性亜鉛塩、水溶性銅塩、または水溶性銀塩。
(B)成分:ポリエチレンイミン、または、長鎖アルキルアミン化合物および/もしくは該長鎖アルキルアミン化合物から生じた陰イオン(ただし、前記長鎖アルキルアミン化合物は、下記一般式(I)及び(II)からなる群より1種以上選択されるものである。)。
(C)成分:界面活性剤。
Figure 2010184987
式(I)中、Rは炭素数8〜22のアルキル基を示す。Aは、水素原子、(CH‐COOXのいずれかを示す。X、Xは同一であっても異なっていてもよく、水素原子、アルカリ金属原子、アルカリ土類金属原子及びカチオン性アンモニウム基からなる群より選択される1種を示す。nは1〜3のいずれかを示し、mは1〜3のいずれかを示す。
Figure 2010184987
式(II)中、Rは炭素数8〜22のアルキル基、炭素数8〜22のアシル基のいずれかを示す。Qは(NH‐(CH)であり、rは1または0を示す。rが0であるとき、A、Aは同一であっても異なっていてもよく、水素原子、メチル基のいずれかより選択される。rが1であるとき、A、Aのどちらか一方は水素原子であり、他方は水素原子、CHCOOXのいずれかである。Xは水素原子、アルカリ金属原子、アルカリ土類金属原子及びカチオン性アンモニウム基からなる群より選択される1種を示す。nは1〜3のいずれかを示し、mは1〜3のいずれかを示す。
本発明の液体洗浄剤組成物によれば、保存安定性を維持しつつ、優れた除菌効果または抗菌効果を発現できる。
以下、本発明を詳細に説明する。
本発明の液体洗浄剤組成物は、下記(A)成分と、(B)成分と、(C)成分とを含有することを特徴とする。
(A)成分:水溶性亜鉛塩、水溶性銅塩、または水溶性銀塩。
(B)成分:ポリエチレンイミン、または、長鎖アルキルアミン化合物および/もしくは該長鎖アルキルアミン化合物から生じた陰イオン(ただし、前記長鎖アルキルアミン化合物は、前記一般式(I)及び(II)からなる群より1種以上選択されるものである。)。
(C)成分:界面活性剤。
[(A)成分]
(A)成分は、液体洗浄剤組成物に除菌効果または抗菌効果を付与するために用いる。
なお、除菌効果とは、洗浄液中や被洗物表面に存在する菌数を減少させる効果を示し、抗菌効果とは、被洗物表面に付着した菌の増殖を抑制する効果を示す。
(A−1)水溶性亜鉛塩;
水溶性亜鉛塩としては、水に溶解するものであり、その際に亜鉛イオンを放出するものであれば特に種類は限定されない。水溶性亜鉛塩の例としては、硝酸亜鉛、硫酸亜鉛、硫化亜鉛、塩化亜鉛、酢酸亜鉛、シアン化亜鉛、塩化アンモニウム亜鉛、酒石酸亜鉛、過塩素酸亜鉛などが挙げられるが、取り扱い性、コスト、原料供給性等の点で硫酸亜鉛が好ましい。
液体洗浄剤組成物中の水溶性亜鉛塩の配合量は、特に限定はしないが、0.2質量%以上となるように配合することが好ましく、0.7質量%以上であるとより好ましく、1.0質量%以上であると特に好ましい。洗浄剤組成物中に水溶性亜鉛塩が0.2質量%以上配合されていれば、十分な除菌効果または抗菌効果が得られる。一方、水溶性亜鉛塩の配合量の上限値については特に限定されないが、5質量%以下が好ましく、3質量%以下がより好ましい。水溶性亜鉛塩の配合量が5質量%以下であれば、安定性の良好な組成物が得られる。なお、水溶性亜鉛塩の配合量が5質量%を超えても、それに見合う除菌性または抗菌性の向上効果は得られにくく、経済的にも不利となる。
(A−2)水溶性銅塩;
水溶性銅塩としては、水に溶解するものであり、その際に銅イオンを放出するものであれば特に種類は限定されない。水溶性銅塩の例としては、硝酸銀、硫酸銅、硫化銅、塩化銅、酢酸銅、シアン化銅、塩化アンモニウム銅、酒石酸銅、過塩素酸銅などが挙げられるが、取り扱い性、コスト、原料供給性等の点で硫酸銅が好ましい。
液体洗浄剤組成物中の水溶性銅塩の配合量は、特に限定はしないが、0.1質量%以上となるように配合することが好ましく、0.3質量%以上であるとより好ましく、0.5質量%以上であると特に好ましい。洗浄剤組成物中に水溶性亜鉛塩が0.1質量%以上配合されていれば、十分な除菌効果または抗菌効果が得られる。一方、水溶性銅塩の配合量の上限値については特に限定されないが、5質量%以下が好ましく、3質量%以下がより好ましい。水溶性銅塩の配合量が5質量%以下であれば、安定性の良好な組成物が得られる。なお、水溶性銅塩の配合量が5質量%を超えても、それに見合う除菌性または抗菌性の向上効果は得られにくく、経済的にも不利となる。
(A−3)水溶性銀塩;
水溶性銀塩としては、水に溶解するものであり、その際に銀イオンを放出するものであれば特に種類は限定されない。水溶性銀塩の例としては、硫酸銀、硝酸銀、酢酸銀、フッ化銀、過塩素酸銀などが挙げられるが、取り扱い性および臭気の点で硫酸銀が好ましい。
液体洗浄剤組成物中の水溶性銀塩の配合量は、特に限定はしないが、0.01質量%以上となるように配合することが好ましく、0.05質量%以上であるとより好ましく、0.09質量%以上であると特に好ましい。洗浄剤組成物中に水溶性銀塩が0.01質量%以上配合されていれば、十分な除菌効果または抗菌効果が得られる。一方、水溶性銀塩の配合量の上限値については特に限定されないが、5質量%以下が好ましく、3質量%以下がより好ましい。水溶性銀塩の配合量が5質量%以下であれば、安定性の良好な組成物が得られる。なお、水溶性銀塩の配合量が5質量%を超えても、それに見合う除菌性または抗菌性の向上効果は得られにくく、経済的にも不利となる。
[(B)成分]
(B)成分は、洗濯後の繊維製品(以下、「衣類」という場合がある。)への(A)成分の吸着残留性を向上させるために用いる。
(B−1)ポリエチレンイミン;
ポリエチレンイミンとしては、市販されているものを使用でき、例えば日本触媒社製の「エポミン(P−1000)、分子量70000」等が挙げられる。
ポリエチレンイミンの配合量は、液体洗浄剤組成物の総質量に対して、0.01〜10質量%が好ましく、より好ましくは0.05〜5質量%であり、特に好ましくは0.09〜3質量%である。ポリエチレンイミンの配合量が0.01質量%以上であれば、洗濯後の衣料に除菌性及び抗菌性を付与できる。一方、ポリエチレンイミンを10質量%より多く配合しても、それに見合う除菌性及び抗菌性の向上効果は得られにくく、経済的にも不利となる。
(B−2)長鎖アルキルアミン化合物および/もしくは該長鎖アルキルアミン化合物から生じた陰イオン;
長鎖アルキルアミン化合物は、前記一般式(I)及び(II)からなる群より1種以上選択される化合物である。
前記一般式(I)において、Rは炭素数8〜22のアルキル基であり、炭素数が12〜18であるとより好ましい。アルキル基における炭素数が8以上であれば、アルキル基が菌に対して吸着し、金属イオンが菌に接触しやすい傾向にある。一方、アルキル基における炭素数が22以下であると、水への溶解性の問題がなく、除菌能及び抗菌能も保たれる。特に、Rが炭素数12〜18のアルキル基であれば、疎水性(すなわち、菌に対する吸着性)と、親水性(すなわち、水への溶解性)とのバランスが良好となるため、より効果的に除菌能及び抗菌能を発現できる。
は、水素原子、(CH‐COOXのいずれかである。
、Xは同一であっても異なっていてもよく、水素原子、アルカリ金属原子、アルカリ土類金属原子、カチオン性アンモニウム基からなる群より選択される1種である。アルカリ金属原子としては、ナトリウム、カリウム等が挙げられ、アルカリ土類金属原子としては、マグネシウム、カルシウム等が挙げられ、カチオン性アンモニウム基としては、トリメチルアンモニウム、テトラメチルアンモニウム等が挙げられる。
nは1〜3のいずれかであり、nがこの範囲であれば、(A)成分と(B)成分とで形成する錯体が液体洗浄剤組成物中で安定に存在すると考えられる。また、mは1〜3のいずれかであり、mがこの範囲であれば、錯体がより液体洗浄剤組成物中で安定に存在すると考えられる。
前記一般式(I)は、下記のような一般式(I−1)及び一般式(I−2)で示すことができる。尚、各式における記号は前記一般式(I)と同様のものを示す。
Figure 2010184987
Figure 2010184987
一般式(I−1)で示される具体例としては、オクチルイミノジ酢酸ナトリウム、ラウリルイミノジ酢酸ナトリウム、ミリスチルイミノジ酢酸ナトリウム、パルミチルイミノジ酢酸ナトリウム等のアルキルイミノジ酢酸塩、オクチルイミノジプロピオン酸ナトリウム、ラウリルイミノジプロピオン酸ナトリウム、ミリスチルイミノジプロピオン酸ナトリウム、パルミチルイミノジプロピオン酸ナトリウム等のアルキルイミノジプロピオン酸塩等が挙げられる。
一般式(I−2)で示される具体例としては、ラウリルアミノ酢酸ナトリウム、ミリスチルアミノ酢酸ナトリウム、パルミチルアミノ酢酸ナトリウム、ラウリルアミノプロピオン酸ナトリウム、ミリスチルアミノプロピオン酸ナトリウム、パルミチルアミノプロピオン酸ナトリウム等が挙げられる。
これらの中では、錯体の安定性から考えて、アルキルイミノジ酢酸塩が好ましい。
上記一般式(II)において、Rは炭素数8〜22のアルキル基、炭素数8〜22のアシル基のいずれかである。なお、アルキル基においてもアシル基においても、炭素数が12〜18であるとより好ましい。アルキル基又はアシル基の炭素数が8以上であれば、アルキル基が菌に対して吸着し、金属イオンが菌に接触しやすい傾向にある。一方、アルキル基又はアシル基における炭素数が22以下であると、水への溶解性の問題がなく、除菌能及び抗菌能も保たれる。特に、Rが炭素数12〜18のアルキル基、炭素数12〜18のアシル基のいずれかであれば、疎水性(すなわち、菌に対する吸着性)と、親水性(すなわち、水への溶解性)とのバランスが良好となるため、より効果的に除菌能及び抗菌能を発現できる。
Qは(NH‐(CH)であり、このときrは1または0(単結合)である。rが1以下であれば、金属イオンが菌へ接触しやすい傾向にあると考えられる。
また、rが0(単結合)であるとき、A、Aは同一であっても異なっていてもよく、水素原子、メチル基のいずれかより選択される。
一方、rが1であるとき、A、Aのどちらか一方は水素原子であり、他方は水素原子、CHCOOXのいずれかである。このとき、Xは、水素原子、アルカリ金属原子、アルカリ土類金属原子、カチオン性アンモニウム基からなる群より選択される1種である。尚、アルカリ金属原子、アルカリ土類金属原子及びカチオン性アンモニウムの具体例としては前記一般式(I)と同様のものが挙げられる。
nは1〜3のいずれかであり、nがこの範囲であれば、錯体が液体洗浄剤組成物中で安定に存在すると考えられる。
mは1〜3のいずれかであり、mがこの範囲であれば、錯体が液体洗浄剤組成物中でより安定に存在すると考えられる。
前記一般式(II)は、下記のような一般式(II−1)及び一般式(II−2)で示すことができる。尚、各式における記号は前記一般式(II)と同様のものを示す。
Figure 2010184987
Figure 2010184987
一般式(II−1)で示される具体例としては、ココアルキルプロピレンジアミン、牛脂アルキルプロピレンジアミン、ラウリルエチレンジアミン、ミリスチルエチレンジアミン、パルミチルエチレンジアミン、ラウリン酸ジメチルアミノプロピルアミド、ミリスチン酸ジメチルアミノプロピルアミド、パルミチン酸ジメチルアミノプロピルアミド等が挙げられる。
一般式(II−2)で示される具体例としては、ラウリルジエチレントリアミン、ミリスチルジエチレントリアミン、パルミチルジエチレントリアミン、ラウリルジプロピレントリアミン、ミリスチルジプロピレントリアミン、パルミチルジプロピレントリアミン、アルキルジアミノエチルグリシン等が挙げられる。
これらの中では、錯体の安定性から考えて、アルキルジアミノエチルグリシンが好ましい。
なお、一般式(I)で示される長鎖アルキルアミン化合物と、一般式(II)で示される長鎖アルキルアミン化合物とでは、一般式(II)で示される長鎖アルキルアミン化合物の方がより除菌効果または抗菌効果が大きい傾向にある。これは以下の理由によると考えられる。
一般式(I)で示される長鎖アルキルアミン化合物は、末端基のカルボキシル基により、金属イオンの電荷が減少または打ち消されることとなる。一方、一般式(II)で示される長鎖アルキルアミン化合物は、アミノ基が金属イオンと相互作用するため、金属イオンの電荷はそのまま維持され、したがって、負に帯電している菌により高い作用を示すと考えられる。
長鎖アルキルアミン化合物および/もしくは該長鎖アルキルアミン化合物から生じた陰イオン(以下、これらを「(B−2)成分」という場合がある。)の配合量は、液体洗浄剤組成物の総質量に対して、0.01〜10質量%が好ましく、より好ましくは0.05〜7質量%であり、特に好ましくは0.09〜5質量%である。(B−2)成分の配合量が0.01質量%以上であれば、洗濯後の衣料に除菌性及び抗菌性を付与できる。一方、(B−2)成分を10質量%より多く配合しても、それに見合う除菌性及び抗菌性の向上効果は得られにくく、経済的にも不利となる。
また、液体洗浄剤組成物中における、(A)成分と(B)成分の質量比は、(B)成分/(A)成分=1.75/1〜10/1であることが好ましく、2/1〜10/1であることがより好ましい。質量比が1.75/1未満であると、液体洗浄剤組成物中で(B)成分と錯体を形成せずに、単独で存在する(A)成分の割合が多くなる。その結果、後述する(C)成分の親水基の水和状態に悪影響を及ぼすため(すなわち、親水基近傍の水和水が脱水和するため、製剤としての安定性が確保しにくくなり)、液体洗浄剤組成物の保存安定性が低下する傾向にある。一方、質量比が10/1を超えてもそれに見合う除菌性及び抗菌性の向上効果は得られにくく、経済的にも不利となる。
なお、液体洗浄剤組成物中では、(A)成分と(B)成分の少なくとも一部は必然的に錯体を形成する。(A)成分と(B)成分とが錯体を形成することで、(B)成分によって(A)成分由来の金属イオンの衣類や菌に対する吸着性を向上させることができる。従って、少量の金属でより優れた除菌効果または抗菌効果を示すことができる。
[(C)成分]
(C)成分は界面活性剤であり、液体洗浄剤組成物に洗浄力を付与するために用いる。
界面活性剤としては、非イオン性界面活性剤および/または陰イオン性界面活性剤を用いることが好ましい。
(C−1)非イオン性界面活性剤;
非イオン性界面活性剤としては特に限定されないが、例えば、下記一般式(III)で表されるポリオキシアルキレン型非イオン性界面活性剤が好適に用いられる。
−X−(EO)(PO)−R ・・・(III)
式(III)中、Rは炭素数8〜22、好ましくは10〜18の疎水基であり、直鎖であっても分岐鎖であっても良い。疎水基としては、1級または2級の高級アルコール、高級脂肪酸、高級脂肪酸アミド等を原料とするものが挙げられる。
−X−は、−O−、−COO−、−CONH−等の官能基である。
EOはエチレンオキサイド、POはプロピレンオキサイドである。
s及びtは平均付加モル数を表し、sは3〜20、好ましくは5〜18の整数であり、tは0〜6、好ましくは0〜3の整数である。
は水素原子、又は炭素数1〜6のアルキル基又はアルケニル基、好ましくは水素原子、又は1〜3のアルキル基又はアルケニル基である。
EOの平均付加モル数sが20を超えると、HLB値が高くなりすぎて皮脂洗浄に不利となるために洗浄機能が低下する傾向にある。一方、EOの平均付加モル数sが3未満であると臭気の劣化防止の効果が低下する傾向にある。
POの平均付加モル数tが6を超えると、液体洗浄剤組成物の高温下での保存安定性が低下する傾向にある。
EOまたはPOの付加モル数分布は特に限定されず、非イオン性界面活性剤を製造する際の反応方法によって変動しやすい。例えば、EOまたはPOの付加モル数分布は、一般的な水酸化ナトリウムや水酸化カリウムなどのアルカリ触媒を用いて、酸化エチレンや酸化プロピレンを疎水性原料に付加させた際には、比較的広い分布となる傾向にある。また、特公平6−15038号公報に記載のAl3+、Ga3+、In3+、Tl3+、Co3+、Sc3+、La3+、Mn2+等の金属イオンを添加した酸化マグネシウム等の特定のアルコキシル化触媒を用いて、酸化エチレンや酸化プロピレンを疎水基原料に付加させた際には、比較的狭い分布となる傾向にある。
また、式(III)において、−X−が−O−のとき、非イオン性界面活性剤はアルコールエトキシレートである。この場合において、Rの直鎖または分岐鎖状のアルキル基またはアルケニル基の炭素数は10〜22、好ましくは10〜20、より好ましくは10〜18である。Rは不飽和結合を有していてもよい。またこの場合においてRは、好ましくは水素原子である。
また、式(III)において−X−が−COO−のとき、非イオン性界面活性剤は脂肪酸エステル型非イオン性界面活性剤である。この場合において、Rの直鎖または分岐鎖状のアルキル基またはアルケニル基の炭素数は9〜21、好ましくは11〜21である。Rは不飽和結合を有していてもよい。またこの場合においてRは、好ましくは炭素数1〜3のアルキル基である。
式(III)で表される非イオン性界面活性剤の具体例としては、三菱化学社製:商品名Diadol(C13、Cは炭素数を示し以下同様)、Shell社製:商品名Neodol(C12/C13)、Sasol社製:商品名Safol23(C12/C13)等のアルコールに対して、12モル相当、または15モル相当の酸化エチレンを付加したもの、P&G社製:商品名CO−1214やCO−1270等の天然アルコールに12モル相当、または15モル相当の酸化エチレンを付加したもの、ブテンを3量化して得られるC12アルケンをオキソ法に供して得られるC13アルコールに7モル相当の酸化エチレンを付加したもの(BASF社製:商品名Lutensol TO7)、ペンタノールをガーベット反応に供して得られるC10アルコールに7モル相当の酸化エチレンを付加したもの(BASF社製:商品名Lutensol XL70)、ペンタノールをガーベット反応に供して得られるC10アルコールに6モル相当の酸化エチレンを付加したもの(BASF社製:商品名Lutensol XA60)、炭素数12〜14の第2級アルコールに9モル相当、または15モル相当の酸化エチレンを付加したもの(日本触媒社製:商品名ソフタノール90やソフタノール150)などが挙げられる。さらには、ヤシ脂肪酸メチル(ラウリン酸/ミリスチン酸=8/2)に対して、アルコキシル化触媒を用いて、15モル相当の酸化エチレンを付加したものも挙げられる。
非イオン性界面活性剤は、単一種類の非イオン性界面活性剤を単独で用いてもよく、複数種類の非イオン性界面活性剤を組み合わせて使用してもよい。
非イオン性界面活性剤の配合量は、液体洗浄剤組成物の総質量に対して10〜60質量%が好ましく、より好ましくは10〜50質量%である。非イオン性界面活性剤の配合量が10質量%以上であれば、液体洗浄剤組成物に高い洗浄力を付与できる。非イオン性界面活性剤の配合量が60質量%以下であれば、液体洗浄剤組成物に高い保存安定性を付与できる。
(C−2)陰イオン性界面活性剤;
陰イオン性界面活性剤としては、公知の陰イオン性界面活性剤を用いることができ、市場において容易に入手することができる。
陰イオン性界面活性剤のとしては、例えば直鎖アルキルベンゼンスルホン酸またはその塩;α−オレフィンスルホン酸塩;直鎖または分岐鎖のアルキル硫酸エステル塩;アルキルエーテル硫酸エステル塩またはアルケニルエーテル硫酸エステル塩;アルキル基を有するアルカンスルホン酸塩;α−スルホ脂肪酸エステル塩などが挙げられる。
これらの塩としては、ナトリウム、カリウムなどのアルカリ金属塩、マグネシウムなどのアルカリ土類金属塩、モノエタノールアミン、ジエタノールアミンなどのアルカノールアミン塩などが挙げられる。
また、これらの陰イオン性界面活性剤としては、具体的に以下のものが好ましい。
直鎖アルキルベンゼンスルホン酸又はその塩としては、直鎖アルキル基の炭素数が8〜16のものが好ましく、炭素数10〜14のものが特に好ましい。
α−オレフィンスルホン酸塩としては、炭素数10〜20のものが好ましい。
アルキル硫酸エステル塩としては、炭素数10〜20のものが好ましい。
アルキルエーテル硫酸エステル塩又はアルケニルエーテル硫酸エステル塩としては、炭素数10〜20の直鎖または分岐鎖のアルキル基もしくはアルケニル基を有し、平均1〜10モルのエチレンオキサイドを付加したもの(すなわち、ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸エステル塩又はポリオキシエチレンアルケニルエーテル硫酸エステル塩)が好ましい。
アルカンスルホン酸塩としては、炭素数10〜20、好ましくは14〜17のアルキル基を有し、2級アルカンスルホン酸塩が特に好ましい。
α−スルホ脂肪酸エステル塩としては、炭素数10〜20のものが好ましい。
これらの中でも、直鎖アルキルベンゼンスルホン酸又はその塩、アルカンスルホン酸塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩、及びα−オレフィンスルホン酸塩が特に好ましい。
陰イオン性界面活性剤は、単一種類の陰イオン性界面活性剤を単独で用いてもよく、複数種類の陰イオン性界面活性剤を組み合わせて使用してもよい。
陰イオン性界面活性剤の配合量は、液体洗浄剤組成物の総質量に対して、0〜20質量%であることが好ましい。
また、陰イオン性界面活性剤を配合する場合、(B)成分と陰イオン性界面活性剤の質量比(C−2)/(B)成分の値は1.05以上が好ましく、特に1.10以上が好ましい。質量比の値が1.05以上であれば、陰イオン性界面活性剤の陰イオン電荷が消失することなく親水性が保たれるため液体洗浄剤組成物の保存安定性がより向上する。また、質量比の値の上限値は6000以下が好ましく、1000以下がより好ましい。
[その他の成分]
本発明の液体洗浄剤組成物には、本発明の効果を損なわない範囲で必要に応じて、液体洗浄剤に通常用いられる成分を配合することができる。
その他の成分としては、以下に示すものが挙げられる。
(界面活性剤)
本発明の液体洗浄剤組成物には、上述した(C−1)以外の非イオン性界面活性剤、(C−2)以外の陰イオン性界面活性剤、陽イオン性界面活性剤、及び両性界面活性剤を用途に応じて配合できる。
(C−1)以外の非イオン性界面活性剤としては、例えばアルキルフェノール、高級脂肪酸又は高級アミン等のアルキレンオキサイド付加体、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンブロックコポリマー、脂肪酸アルカノールアミン、脂肪酸アルカノールアミド、多価アルコール脂肪酸エステル又はそのアルキレンオキサイド付加体、多価アルコール脂肪酸エーテル、アルキル(又はアルケニル)アミンオキサイド、硬化ヒマシ油のアルキレンオキサイド付加体、糖脂肪酸エステル、N−アルキルポリヒドロキシ脂肪酸アミド、アルキルグリコシド等が挙げられる。
(C−2)以外の陰イオン性界面活性剤としては、例えば高級脂肪酸塩、アルキルエーテルカルボン酸塩、ポリオキシアルキレンエーテルカルボン酸塩、アルキル(又はアルケニル)アミドエーテルカルボン酸塩、アシルアミノカルボン酸塩等のカルボン酸型、アルキルリン酸エステル塩、ポリオキシアルキレンアルキルリン酸エステル塩、ポリオキシアルキレンアルキルフェニルリン酸エステル塩、グリセリン脂肪酸エステルモノリン酸エステル塩等のリン酸エステル型陰イオン性界面活性剤等が挙げられる。
陽イオン性界面活性剤としては、例えばアルキルトリメチルアンモニウム塩、ジアルキルジメチルアンモニウム塩、アルキルベンジルジメチルアンモニウム塩、アルキルピリジニウム塩の陽イオン性界面活性剤等が挙げられる。
両性界面活性剤としては、例えばアルキルベタイン型、アルキルアミドベタイン型、イミダゾリン型、アルキルアミノスルホン型、アルキルアミノカルボン酸型、アルキルアミドカルボン酸型、アミドアミノ酸型、リン酸型両性界面活性剤等が挙げられる。
(水混和性有機溶媒)
水混和性有機溶媒としては、例えばエタノール、1−プロパノール、2−プロパノール、1−ブタノールなどのアルコール類、プロピレングリコール、ブチレングリコール、ヘキシレングリコールなどのグリコール類、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、テトラエチレングリコール、平均分子量約200のポリエチレングリコール、平均分子量約400のポリエチレングリコール、平均分子量約1000のポリエチレングリコール、ジプロピレングリコールなどのポリグリコール類、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールジメチルエーテルなどのアルキルエーテル類等が挙げられる。
水混和性有機溶剤の配合量は、液体洗浄剤組成物の総質量に対して、0.1〜15質量%が好ましい。
(任意成分)
本発明の液体洗浄剤組成物は、以下に例示する成分を任意成分として含有してもよい。
減粘剤及び可溶化剤として、パラトルエンスルホン酸、安息香酸塩(防腐剤としての効果もある)、並びに尿素等を、例えば0.01〜30質量%含むことができる。
金属イオン疎捕捉剤として、マロン酸、コハク酸、リンゴ酸、ジグリコール酸、酒石酸、クエン酸等を、例えば0.1〜20質量%含むことができる。
酸化防止剤として、ブチルヒドロキシトルエン、ジスチレン化クレゾール、亜硫酸ナトリウム及び亜硫酸水素ナトリウム等を、例えば0.01〜2質量%含むことができる。
防腐剤として、例えばローム・アンド・ハウス社製:商品名ケーソンCG等を、例えば0.001〜1質量%含むことができる。
さらに、本発明の液体洗浄剤組成物は、洗浄性能向上や保存安定性向上等を目的として、酵素(プロテアーゼ、リパーゼ、セルラーゼ等)、風合い向上剤、アルカノールアミン等のアルカリビルダー、pH調整剤、ハイドロトロープ剤、蛍光剤、移染防止剤、再汚染防止剤、パール剤、ソイルリリース剤等を含有してもよい。
また、本発明の液体洗浄剤組成物は、商品の付加価値向上等を目的として、着香剤、着色剤や乳濁化剤、天然物などのエキス等を含有してもよい。
着香剤としては、代表的な例として、特開2002−146399号公報の表11〜18に記載の香料組成物A、B、C、Dなどが使用できる。着香剤の配合量は、液体洗浄剤組成物の総質量に対して、0.1〜1質量%が好ましい。
着色剤としては、アシッドレッド138、Polar Red RLS、アシッドイエロー203、アシッドブルー9、青色1号、青色205号、緑色3号、ターコイズP−GR(いずれも商品名)等の汎用の色素や顔料が挙げられる。着色剤の配合量は、液体洗浄剤組成物の総質量に対して、0.00005〜0.005質量%程度が好ましい。
乳濁剤としては、ポリスチレンエマルション、ポリ酢酸ビニルエマルジョン等が挙げられ、通常、固形分30〜50質量%のエマルションが好適に用いられる。具体例としては、ポリスチレンエマルション(サイデン化学社製:商品名サイビノールRPX−196 PE−3、固形分40質量%)等が挙げられる。乳濁剤の配合量は、液体洗浄剤組成物の総質量に対して、0.01〜0.5質量%が好ましい。
天然物などのエキスとしては、イヌエンジュ、ウワウルシ、エキナセア、コガネバナ、キハダ、オウレン、オールスパイス、オレガノ、エンジュ、カミツレ、スイカズラ、クララ、ケイガイ、ケイ、ゲッケイジュ、ホオノキ、ゴボウ、コンフリー、ジャショウ、ワレモコウ、シャクヤク、ショウガ、セイタカアワダチソウ、セイヨウニワトコ、セージ、ヤドリギ、ホソバオケラ、タイム、ハナスゲ、チョウジ、ウンシュウミカン、ティーツリー、バーベリー、ドクダミ、ナンテン、ニュウコウ、ヨロイグサ、シロガヤ、ボウフウ、オランダヒユ、ホップ、ホンシタン、マウンテングレープ、ムラサキタガヤサン、セイヨウヤマハッカ、ヒオウギ、ヤマジソ、ユーカリ、ラベンダー、ローズ、ローズマリー、バラン、スギ、ギレアドバルサムノキ、ハクセン、ホウキギ、ミチヤナギ、ジンギョウ、フウ、ツリガネニンジン、ヤマビシ、ヤブガラシ、カンゾウ、セイヨウオトギリソウなどの植物エキスが挙げられる。天然物などのエキスの配合量は、液体洗浄剤組成物の総質量に対して、0〜0.5質量%程度が好ましい。
[液体洗浄剤組成物の物性]
本発明の液体洗浄剤組成物は、25℃におけるpHが4〜9であるのが好ましく、pH4〜8であるのがより好ましい。pHがこのような範囲にあると液体洗浄剤組成物の保存安定性を良好に維持できる。
液体洗浄剤組成物のpHは、pH調整剤を用いて調整できる。pH調整剤としては、本発明の効果を損なわない限りにおいて随意であるが、硫酸、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、アルカノールアミン等が安定性の面から好ましい。
[液体洗浄剤組成物の調製]
本発明の液体洗浄剤組成物は、水等の溶媒に、上述した(A)成分、(B)成分、(C)成分と、必要に応じてその他の成分を溶解または分散させ、さらに必要に応じてpH調整剤によりpHを所望の値になるように調整することで得られる。各成分の配合順については特に制限されない。
以上説明した、本発明の液体洗浄剤組成物は、特定の(A)成分、(B)成分、及び(C)成分を含有するので、保存安定性を維持しつつ、繊維製品に対する(A)成分(無機金属化合物)の吸着残留性を向上できる。従って、本発明の液体洗浄剤組成物は、優れた除菌効果または抗菌効果を発現できる。除菌効果または抗菌効果は、微生物等の菌に作用するので、洗濯後に衣類に皮脂などの汚れが残ったとしても、微生物による分解を抑制できる。よって、本発明の液体洗浄剤組成物は、ニオイの発生を軽減でき、優れた消臭効果をも期待できる。
以下、本発明を実施例により具体的に説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
〔使用原料〕
(A)成分として、以下に示す試薬を用いた。
(a−1):硫酸亜鉛・7水和物(純正化学社製、特級)。
(a−2):硫酸銅・5水和物(関東化学社製、特級)。
(a−3):硫酸銀(和光純薬社製、特級)。
(B)成分として、以下に示す試薬及び化合物を用いた。
(b−1):ポリエチレンイミン(日本触媒社製、「エポミン P−1000」、分子量70,000)。
(b−2):式(1)で示される、アルキルジアミノエチルグリシン(和光純薬社製、抗菌抗かび研究用、30質量%溶液)(式(1)におけるアルキル基(R)は炭素数12及び14のものが中心)。
Figure 2010184987
(b−3):アルキルアミンであるオクチルアミン(和光純薬工業社製、特級)2.5g(19.5mmol)、モノクロロ酢酸(和光純薬工業社製、特級)5.0g(52.9mmol)を、水5mL、エタノール(関東化学社製、特級)32mLの混合溶液に加え、6時間還流撹拌した。この還流攪拌中に、水酸化ナトリウム(関東化学社製、特級)より調製した水酸化ナトリウム水溶液(5.0mol/L)7.8mLを加えpH調整を行った。その後、溶液を4℃に冷却し、沈殿物を生成した。生成した沈殿物を、エタノールにて洗浄した後、ろ過し、減圧乾燥させて固体を回収し、オクチルイミノジ酢酸ナトリウム(式(2)においてアルキル基(R)の炭素数:8)を得た。
Figure 2010184987
(b−4):アルキルアミンとしてラウリルアミン(和光純薬工業社製、一級)3.6g(19.5mmol)を用いた他は、化合物(b−3)と同様の配合で操作を行い、以下に示すラウリルイミノジ酢酸ナトリウム(式(2)においてアルキル基(R)の炭素数:12)を得た。
(b−5):アルキルアミンとしてミリスチルアミン(東京化成工業社製、特級)4.2g(19.5mmol)を用いた他は、化合物(b−3)と同様の配合で操作を行い、以下に示すミリスチルイミノジ酢酸ナトリウム(式(2)においてアルキル基(R)の炭素数:14)を得た。
(b−6):アルキルアミンとしてパルミチルアミン(東京化成工業社製)4.7g(19.5mmol)を用いた他は、化合物(b−3)と同様の配合で操作を行い、以下に示すパルミチルイミノジ酢酸ナトリウム(式(2)においてアルキル基(R)の炭素数:16)を得た。
(b−7):アルキルアミンとしてステアリルアミン(東京化成工業社製)5.3g(19.5mmol)を用いた他は、化合物(b−3)と同様の配合で操作を行い、以下に示すステアリルイミノジ酢酸ナトリウム(式(2)においてアルキル基(R)の炭素数:18)を得た。
(b−8):アルキルアミンとしてエイコシルアミン(合成品;ラングミュアー(Langmuir)、1994年、10号、1226頁に基づき、アラキジン酸を塩化チオニルと反応させカルボン酸クロライドとし、そこにアンモニアを加えエイコサンアミドを得たのち、これを水素化アルミニウムリチウムで還元してエイコシルアミンを合成)5.8g(19.5mmol)を用いた他は、化合物(b−3)と同様の配合で操作を行い、以下に示すエイコシルイミノジ酢酸ナトリウム(式(2)においてアルキル基(R)の炭素数:20)を得た。
(b−9):アルキルアミンであるラウリルアミン(和光純薬工業社製、一級)55.5g(0.3mol)をエタノール100mLに溶解させ、そこに水50mLに溶解したモノクロロ酢酸ナトリウム40.4g(0.33mol)を加えて混合液とした。この混合液を60℃に加温後、pHが9以下にならないよう調整しながら、水酸化ナトリウム水溶液(12.5mol/L)を滴下した。滴下後、5時間反応させて、析出した食塩をろ過して、洗浄により取り除き、得られたろ液を減圧留去させ、式(3)で示されるラウリルアミノ酢酸ナトリウム(アルキル基の炭素数:12)を得た。
Figure 2010184987
(b−10):式(4)で示される、ココアルキルプロピレンジアミン(ライオンアクゾ社製、デュオミン)(式(4)におけるアルキル基(R)は炭素数12及び14のものが中心)を用いた。
Figure 2010184987
(b−11):四つ口フラスコにラウリン酸(東京化成工業社製、特級)224g(1.1mol)を仕込み、80℃で窒素置換を2回行った。その後、170℃に昇温し、複製する水を留去させながら、ジメチルアミノプロピルアミン(関東化学工業社製、鹿特級)173g(1.7mol)を2時間で滴下した。更に、170℃〜180℃に保持し、7時間熟成した。
熟成後、減圧して未反応アミンと水を留去し、式(5)で示される、ラウリン酸ジメチルアミノプロピルアミド(アシル基の炭素数:12)を得た。
Figure 2010184987
(b−12):ジエチレントリアミン(東京化成工業社製)10.3g(100mmol)と1−ヨードドデカン(和光純薬工業社製)3.0g(10mmol)とを40℃で5時間撹拌した。その後、水酸化ナトリウム水溶液(5.0mol/L)2.4mLを加え、さらにしばらく撹拌した。これを放冷した後、分液ロートを用いてジエチルエーテル/水で5回抽出操作を行い、有機層を減圧留去した。得られた有機層をカラム(ナカライテスク社製、シリカゲル60、球状、中性)、溶離液:クロロホルム(関東化学社製、特級)/メタノール(関東化学社製、特級)=1/1、以上の条件のカラムクロマトグラフィーにて精製後、減圧乾燥して固体を回収して、式(6)で示される、ラウリルジエチレントリアミン(アルキル基の炭素数:12)を得た。
Figure 2010184987
(b−13(比較品)):式(7)で示される、イミノジ酢酸(東京化成工業社製、特級)を用いた。
Figure 2010184987
(b−14(比較品)):式(8)で示される、ラウロイルリジン(味の素社製、アミホープ)(アシル基の炭素数:12)を用いた。
Figure 2010184987
(b−15(比較品)):式(9)で示される、ラウロイルアスパラギン酸(旭化成ケミカルズ社製、アミノフォーマー)(アシル基の炭素数:12)を用いた。
Figure 2010184987
(b−16(比較品)):式(10)で示される、ラウロイルサルコシン(川研ファインケミカル社製、ソイポン)(アシル基の炭素数:12)を用いた。
Figure 2010184987
(C)成分として、以下に示す試薬を用いた。
(c−1):P&G社製の天然アルコールCO−1214に対して15モル相当の酸化エチレンを付加したもの。
(c−2):P&G社製の天然アルコールCO−1270に対して15モル相当の酸化エチレンを付加したもの。
(c−3):P&G社製の天然アルコールCO−1214に対して12モル相当の酸化エチレンを付加したもの。
(c−4):P&G社製の天然アルコールCO−1270に対して12モル相当の酸化エチレンを付加したもの。
(c−5):Sasol社製のSafol23アルコールに対して15モル相当の酸化エチレンを付加したもの。
(c−6):Sasol社製のSafol23アルコールに対して12モル相当の酸化エチレンを付加したもの。
(c−7):日本触媒社製、「ソフタノール150」。
(c−8):日本触媒社製、「ソフタノール90」。
(c−9):ヤシ脂肪酸メチル(ラウリン酸/ミリスチン酸=8/2)に対して、アルコキシル化触媒を用いて、15モル相当の酸化エチレンを付加したもの、合成品。
(c−10):BASF社製、「Lutensol TO7」。
(c−11):BASF社製、「Lutensol XL70」。
(c−12):BASF社製、「Lutensol XA60」。
(c−13):直鎖アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム(LAS)(ライオン社製、アルキル基炭素鎖長10〜14)。
(c−14):セカンダリーアルカンスルホン酸ナトリウム(SAS)(クラリアント・ジャパン社製、「HOSTAPUR SAS30A」)。
(c−15):C12−13アルキルエトキシ硫酸エステルナトリウム(AES)[平均EO鎖長2モル、原料アルコール:サフォール23(Sasol社製、C12/C13=55%/45%、直鎖率50%)]。
(c−16):C14−18アルファ−オレフィンスルホン酸ナトリウム(AOS)(ライオン社製、「リポランLB−840」)。
その他の成分として、以下に示す試薬を用いた。
・安息香酸ナトリウム:東亜合成社製、「安息香酸ナトリウム」。
・クエン酸3ナトリウム:マイルス社(米国)製、「クエン酸ソーダ」。
・95%エタノール:日本アルコール販売社製、「特定アルコール95度合成」。
・パラトルエンスルホン酸:協和発酵工業社製、「PTS酸」。
・ポリエチレングリコール:ライオン社製、「PEG#1000」。
・イソチアゾロン液:ローム・アンド・ハウス社製、「ケーソンCG(5−クロロ−2−メチル−4−イソチアゾリン−3−オン/2−メチル−4−イソチアゾリン−3−オン/マグネシウム塩/水混合液)」。
・香料:特開2002−146399号公報の表11〜18に記載の香料組成物A。
・色素:癸巳化成社製、「緑色3号」。
・水酸化ナトリウム:鶴見曹達社製。
・硫酸:東邦亜鉛社製。
[実施例1〜52、比較例1〜4]
<液体洗浄剤組成物の調製>
500mLのビーカーに、95%エタノールを6.0質量%、ポリエチレングリコールを4.0質量%と、パラトルエンスルホン酸を2.0質量%と、表1〜7に示す種類と配合量(質量%)の(C)成分を投入し、マグネットスターラー(MITAMURA KOGYO INC.)で十分に攪拌した。
ついで、40℃に加温したバランス量の水を加え、さらに安息香酸ナトリウムを0.5質量%と、クエン酸を0.2質量%と、イソチアゾロン液を0.01質量%と、香料を0.2質量%と、色素を0.0001質量%加えて攪拌し、これらの成分を溶解させた後、表1〜7に示す種類と配合量(質量%)の(B)成分を加えてさらに攪拌した。
ついで、濃度が10質量%になるように表1〜7に示す種類の(A)成分を水に溶解させた水溶液を、液体洗浄剤組成物中の(A)成分の配合量(固形分量:質量%)が表1〜7に示す値になるように加えた後、溶液のpHが7になるようにpH調整剤として水酸化ナトリウムおよび硫酸を用いて調整し、液体洗浄剤組成物を得た。
なお、バランス量の水とは、最終生成物である液体洗浄剤組成物の総量が100質量%になるように配合量を調整した水のことである。
<評価比較用液体洗浄剤組成物の調製>
(A)成分と(B)成分を配合しなかった以外は、実施例1と同様にして評価比較用液体洗浄剤組成物を調製した。
<評価>
(保存安定性の評価)
透明のガラス瓶(広口規格びんPS−NO.11)に、得られた液体洗浄剤組成物100mLを加え、蓋を閉めて密封した。この状態で−5℃の恒温槽中に置いて1ヵ月保存した後、液の外観を目視で観察し、下記基準により評価した。結果を表1〜7に示す。
○:瓶底部に沈殿物質が認められない。
△:瓶底部に沈殿物が認められたが、40℃に加温することで沈殿が消失(溶解)した。
×:瓶底部に沈殿物質が認められ、40℃で加温しても沈殿は消失しなかった。
(抗菌効果の評価)
全自動電気洗濯機(Haier社製、「JW−Z23A」)に、綿メリヤス布(日清紡社製、「CK43202」、谷頭商店より購入)約100g、および綿肌シャツ(B.V.D.社製)を、全被洗布質量の合計が約800gとなるように調整して投入した[浴比(洗濯水/被洗布総質量):15倍]。
次に、液体洗浄剤組成物10mLを加え、標準コースで洗浄、すすぎ、脱水を順次行う洗浄操作を行った。洗浄時間、すすぎ、脱水、水量(低水位に設定、水量約12L)に関しては、一切調整せず、洗濯機の標準コース設定を使用した。
洗濯終了後、取り出した綿メリヤス布を25℃、湿度65%RHの恒温恒湿室に放置して乾燥させた。乾燥後5×5cmに切りわけ、これを試験布として抗菌効果の評価に用いた。
また、洗浄操作の処理を施していない綿メリヤス布を未処理布として使用した。
抗菌効果の評価方法;黄色ブドウ球菌に対する抗菌効果の評価
本評価に用いる器具、水などは、予めオートクレーブにより滅菌処理を行い使用した。
また、本評価では、菌として黄色ブドウ球菌(Staphylococcus aureus)を用いた。
JIS L1902に基づいて培養を行った黄色ブドウ球菌を用い、ニュートリエント培地が20倍に希釈され、菌数が1±0.3×10個/mLとなるように黄色ブドウ球菌母液を調製した。
試験布(5×5cm)に対し、4箇所に黄色ブドウ球菌母液を0.1mLずつ接種し、37℃の恒温槽にて18時間培養して、試験布上で増殖または静菌した。その後、抽出液(JIS L1902に記載の洗い出し用生理食塩水)にて試験布から菌を抽出し、抽出液を生理食塩水によって10倍に希釈した。得られた希釈液をさらに10倍に希釈する操作を4回繰り返し、100000倍の希釈液を得た。なお、「洗い出し用生理食塩水」とは、精製水1000mLに対し、塩化ナトリウム8.5gを採取し、これらをフラスコに入れて十分に溶解させ、さらに非イオン性界面活性剤としてポリオキシエチレンソルビタンモノオレート(関東化学社製、「ポリソルベート80、Tween80」)2gを加えて溶解させた後、高圧蒸気殺菌(オートクレーブ処理)したものである。
得られた希釈液から100μLを採取し、標準寒天培地(アテクト社製)上に乗せ、コンラージ棒により均一に塗布したものを37℃の恒温槽で1〜2日培養した後、コロニー数をカウントし、生菌数を求めた。
未処理布についても試験布と同様の操作を行って生菌数を測定し、これらの測定値より抗菌活性値(A)を下記式(i)より算出した。
抗菌活性値=log(未処理布の生菌数/試験布の生菌数) ・・・(i)
ついで、液体洗浄剤組成物の代わりに、評価比較用液体洗浄剤組成物を用いた以外は、上述した操作と同様にして、試験布および未処理布について生菌数を測定し、抗菌活性値(B)を算出した。
算出した抗菌活性値(A)と抗菌活性値(B)より、抗菌活性値の差{抗菌活性値(A)−抗菌活性値(B)}を求め、下記基準により評価を行った。結果を表1〜7に示す。
◎:抗菌活性値の差が2.2桁以上。
○:抗菌活性値の差が1.0桁以上〜2.2桁未満。
△:抗菌活性値の差が0.5桁以上〜1.0桁未満。
×:抗菌活性値の差が0.5桁未満。
抗菌効果の評価方法;大腸菌に対する抗菌効果の評価
黄色ブドウ球菌の代わりに、JIS L1902に基づいて培養を行った大腸菌(Escherichia coli)を用い、ニュートリエント培地が20倍に希釈され、菌数が1±0.3×10個/mLとなるように大腸菌母液を調製した。
黄色ブドウ球菌母液の代わりに大腸菌母液を用いた他は、上記の黄色ブドウ球菌に対する抗菌効果の評価と同様にして抗菌活性値の差を求め、同様の評価基準により評価を行った。結果を表1〜7に示す。
Figure 2010184987
Figure 2010184987
Figure 2010184987
Figure 2010184987
Figure 2010184987
Figure 2010184987
Figure 2010184987
表1〜7から明らかなように、各実施例で得られた液体洗浄剤組成物は、保存安定性が良好であった。特に、(A)成分と(B)成分の質量比{(B)/(A)}が1.75〜10の範囲内であり、(B)成分と(C−2)成分の質量比{(C−2)/(B)}が1.05以上である実施例1〜48は、保存安定性が顕著に優れていた。
また、各実施例で得られた液体洗浄剤組成物は、優れた抗菌効果を有していた。さらに、各実施例で得られた液体洗浄剤組成物は、優れた除菌効果を有することも示唆される。
一方、比較例1で得られた液体洗浄剤組成物は、(B)成分として末端にアルキル基を有さないイミノジ酢酸を用いたため、特に黄色ブドウ球菌への抗菌効果が得られなかった。また、大腸菌への抗菌効果も各実施例に比べて低かった。
比較例2で得られた液体洗浄剤組成物は、(B)成分として式(I)及び(II)に合致しないラウロイルリジンを用いたため、特に黄色ブドウ球菌への抗菌効果が得られなかった。また、大腸菌への抗菌効果も各実施例に比べて低かった。
比較例3で得られた液体洗浄剤組成物は、(B)成分として式(I)及び(II)に合致しないラウロイルアスパラギン酸を用いたため、特に黄色ブドウ球菌への抗菌効果が得られなかった。また、大腸菌への抗菌効果も各実施例に比べて低かった。
比較例4で得られた液体洗浄剤組成物は、(B)成分として式(I)及び(II)に合致しないラウロイルサルコシンを用いたため、特に黄色ブドウ球菌への抗菌効果が得られなかった。また、大腸菌への抗菌効果も各実施例に比べて低かった。

Claims (1)

  1. 下記(A)成分と、(B)成分と、(C)成分とを含有することを特徴とする液体洗浄剤組成物。
    (A)成分:水溶性亜鉛塩、水溶性銅塩、または水溶性銀塩。
    (B)成分:ポリエチレンイミン、または、長鎖アルキルアミン化合物および/もしくは該長鎖アルキルアミン化合物から生じた陰イオン(ただし、前記長鎖アルキルアミン化合物は、下記一般式(I)及び(II)からなる群より1種以上選択されるものである。)。
    (C)成分:界面活性剤。
    Figure 2010184987
    [式(I)中、Rは炭素数8〜22のアルキル基を示す。Aは、水素原子、(CH‐COOXのいずれかを示す。X、Xは同一であっても異なっていてもよく、水素原子、アルカリ金属原子、アルカリ土類金属原子及びカチオン性アンモニウム基からなる群より選択される1種を示す。nは1〜3のいずれかを示し、mは1〜3のいずれかを示す。]
    Figure 2010184987
    [式(II)中、Rは炭素数8〜22のアルキル基、炭素数8〜22のアシル基のいずれかを示す。Qは(NH‐(CH)であり、rは1または0を示す。rが0であるとき、A、Aは同一であっても異なっていてもよく、水素原子、メチル基のいずれかより選択される。rが1であるとき、A、Aのどちらか一方は水素原子であり、他方は水素原子、CHCOOXのいずれかである。Xは水素原子、アルカリ金属原子、アルカリ土類金属原子及びカチオン性アンモニウム基からなる群より選択される1種を示す。nは1〜3のいずれかを示し、mは1〜3のいずれかを示す。]
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