JP2010184752A - 物品振分装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】不使用時のサイズを小さくすることができる、物品振分装置を提供する。
【解決手段】物品振分装置10は、搬送装置16と、プッシャー装置18と、プッシャー装置18を支持する支持装置20とを備えている。プッシャー装置18は、ケーシング40と、物品14に押圧力を付与するプッシャーヘッド60と、ケーシング40の内部に設けられ、プッシャーヘッド60を押出方向へ往復移動させる移動機構とを有しており、支持装置20は、ケーシング40の前端部を回動可能に支持する前端支持部100a,100bと、押出方向保持部102a,102bと、「保持解除機構」としてのネジ部材104a,104bとを有しており、押出方向保持部102a,102bの保持状態を解除したとき、ケーシング40がその前端部を中心に回動され、押出方向におけるケーシング40の長さが短くされる。
【選択図】図1

Description

本発明は、搬送路を搬送される物品をプッシャー装置によって搬送路から選択的に排出するプッシャー式の物品振分装置に関する。
従来の物品振分装置の一例が特許文献1に開示されている。この物品振分装置は、フレーム上に載置された搬送コンベアの上方に、物品の搬送方向に対して直交する方向へ往復移動可能な排出板を設けるとともに、当該排出板に駆動装置としての流体シリンダ(たとえばエアシリンダ)を取り付け、搬送路を搬送される物品に異常が見つかったときには、流体シリンダで排出板を駆動することによって、当該物品を搬送路から押し出すようにしたものである。
特開2003−34424
従来の物品振分装置(特許文献1)では、流体シリンダを用いて簡単に製造することができるものの、以下のような問題(a)〜(e)があった。
すなわち、(a)不使用時でも、流体シリンダが搬送コンベアから大きく突出していたので、輸送時の梱包サイズが大きくなり、輸送コストが高くなっていた。(b)物品振分装置を工場内に設置した場合には、不使用時でも、流体シリンダが通路等に大きくはみ出すため、流体シリンダが他の作業の邪魔になるおそれがあった。(c)流体シリンダの構造上、ストロークを調整することができないため、物品のサイズ等が変わるごとに異なる仕様の流体シリンダを準備しなければならなかった。(d)流体を供給する配管、流体の流量を調整する流量調整弁、および流体に含まれる異物を除去するフィルタ等が必要になるため、周辺設備のコストが高くなっていた。(e)流体シリンダから流体が漏れ出すおそれがあるため、医薬品工場等のような雑菌を嫌う環境下では使用することができなかった。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、不使用時には、サイズを小さくすることができる、物品振分装置を提供することを目的とする。また、本発明は、周辺設備をも含めて安価に製造することができるとともに、ストロークを調整することができ、さらに、雑菌を嫌う環境下でも問題なく使用することのできる、物品振分装置を提供することを目的とする。
前記課題を解決するために、本発明に係る物品振分装置は、物品の搬送路において物品に搬送力を付与する搬送装置と、前記搬送路を搬送される物品を前記搬送路から押し出すプッシャー装置と、前記プッシャー装置を支持する支持装置とを備え、前記プッシャー装置は、物品の押出方向に延びるケーシングと、物品に押圧力を付与するプッシャーヘッドと、前記ケーシングの内部に設けられ、前記プッシャーヘッドを前記押出方向へ往復移動させる移動機構とを有しており、前記支持装置は、前記ケーシングの前記押出方向における前端部を回動可能に支持する前端支持部と、前記ケーシングを前記押出方向と平行に保持する押出方向保持部と、前記押出方向保持部の保持状態を解除する保持解除機構とを有しており、前記保持解除機構により前記押出方向保持部の保持状態を解除したとき、前記ケーシングがその前端部を中心に回動され、前記押出方向における前記ケーシングの長さが短くされる。
この構成において、物品振分装置を使用するときには、押出方向保持部によってケーシングが押出方向と平行に保持される。そして、搬送路から物品を排出するときには、移動機構によってプッシャーヘッドが押出方向へ往復移動され、プッシャーヘッドが物品に押し当てられて、当該物品が搬送路から押し出される。一方、物品振分装置を使用しないときには、保持解除機構によって押出方向保持部の保持状態が解除されるとともに、プッシャー装置のケーシングがその前端部を中心にして回動され、その押出方向における長さが短くされる。これにより、プッシャー装置が搬送装置から大きく突出するのを防止することができる。また、輸送時の梱包サイズを小さくすることができるので、輸送コストを低減することができる。さらに、物品振分装置を工場内に設置した場合でも、不使用時には、プッシャー装置を畳むことができるので、プッシャー装置が通路等に大きくはみ出して他の作業の邪魔になるのを防止することができる。
前記保持解除機構により前記押出方向保持部の保持状態を解除したとき、前記ケーシングがその前端部を中心に回動され、前記ケーシングの後端部が前端部の下方に位置するようになる構成であってもよい。
ケーシングがその前端部を中心に回動される方向は、押出方向におけるケーシングの長さを短くすることができる限り、いずれの方向であってもよいが、この構成は、当該方向を「ケーシングの後端部が前端部の下方に位置するようになる方向」に特定したものである。
前記プッシャー装置は、前記移動機構によって前記ケーシングの前端から出没される噛み込み防止部材を有しており、前記噛み込み防止部材における物品搬送方向の上流側の側面は前記押出方向の全長に亘って平坦な平坦面に形成されており、前記噛み込み防止部材の前端部が前記プッシャーヘッドとなっている構成であってもよい。
この構成において、プッシャーヘッドにより物品を搬送路から押し出すときには、噛み込み防止部材が搬送路を横切るため、噛み込み防止部材によって後続する物品が堰き止められるおそれがある。そのため、仮に、噛み込み防止部材における物品搬送方向の上流側の側面に突部が設けられているとすると、噛み込み防止部材を後退させるときに当該突部が後続する物品に引っ掛かり、物品の「噛み込み」を生じるおそれがある。しかし、この構成では、当該上流側の側面を押出方向の全長に亘って平坦な平坦面に形成しているので、噛み込み防止部材が後続する物品に引っ掛かることはなく、物品の「噛み込み」を防止することができる。
前記移動機構は、前記ケーシングの内部に前記押出方向へ往復移動可能に設けられた移動体と、前記移動体を駆動する駆動装置と、前記移動体と前記噛み込み防止部材とを連結する連結部とを有していてもよい。
この構成では、駆動装置によって駆動される移動体とプッシャーヘッドを有する噛み込み防止部材とが連結部を介して連結されているので、連結部の長さを調整することによって、連結部と噛み込み防止部材とを接合する接合部の位置を調整することができる。したがって、当該接合部をケーシングの外部に位置させることが可能であり、ケーシングの外部において連結部と噛み込み防止部材とを容易に接合することができる。
前記連結部に設けられた係止突部と、前記噛み込み防止部材に設けられ、前記係止突部に係止される係止部材とを有する着脱機構を備えており、前記係止部材が前記係止突部に係止されることによって前記噛み込み防止部材が前記連結部に取り付けられる構成であってもよい。
噛み込み防止部材(プッシャーヘッドを含む。)は、物品に直接接触する部材であるため、物品に汚れが付着するのを防止するためには、これを定期的に洗浄する必要があるが、この構成では、係止突部に対する係止部材の係止状態を解除することによって、噛み込み防止部材を連結部から簡単に取り外すことができるので、噛み込み防止部材を効率よく洗浄することができる。また、プッシャーヘッドの初期位置が搬送路の上方領域に存在する場合でも、噛み込み防止部材を連結部から取り外すことによって、当該上方領域からプッシャーヘッドを除去することができるので、搬送路の保守点検作業を容易に行うことができる。
前記駆動装置は、前記押出方向へ間隔を隔てて配置された主動プーリーおよび従動プーリーと、これらのプーリー間に掛け渡された環状のタイミングベルトと、前記主動プーリーに回転力を付与するモータとを有しており、前記タイミングベルトに前記移動体が固定されている構成であってもよい。
この構成では、移動体を駆動する動力源としてモータを用いているので、当該モータを制御することによってプッシャーヘッドの初期位置、押出位置およびストローク等を簡単に調整することができ、物品のサイズ等が変更された場合でも、同じプッシャー装置で対応することができる。また、流体シリンダを用いる場合(特許文献1)に必要であった「配管」、「流量調整弁」および「フィルタ」は不要であるため、周辺設備のコストを大幅に低減することができる。さらに、流体シリンダを用いる場合(特許文献1)のように流体が漏れ出すおそれがないので、医薬品工場等のような雑菌を嫌う環境下でも問題なく使用することができる。
前記駆動装置は、前記移動体または前記連結部に設けられた被検出部と、前記ケーシングの内部に設けられ、前記被検出部を検出するセンサと、前記センサの検出信号に基づいて前記モータを制御する制御装置と、前記センサの位置を前記押出方向において調整するセンサ位置調整機構とを有している構成であってもよい。
この構成では、所定位置に配置されたセンサの検出信号に基づいて、制御装置によってモータが制御される。たとえば、プッシャーヘッドが初期位置にあるときの被検出部に対応する位置にセンサが配置されている場合には、当該センサは、被検出部を検出することによって、プッシャーヘッドが初期位置に戻ってきたことを検出し、制御装置は、当該センサの検出信号に基づいてモータの回転を停止する。この場合、センサ位置調整機構によってセンサの位置を押出方向の前方へ移動させると、センサが被検出部を検出するタイミングが早くなり、センサが検出信号を出力するタイミングが早くなり、制御装置がモータを停止するタイミングが早くなるので、プッシャーヘッドの初期位置は押出方向の前方へ移動される。逆に、センサの位置を押出方向の後方へ移動させると、センサが被検出部を検出するタイミングが遅くなり、センサが検出信号を出力するタイミングが遅くなり、制御装置がモータを停止するタイミングが遅くなるので、プッシャーヘッドの初期位置は押出方向の後方へ移動される。
前記センサは、前記プッシャーヘッドが最大に押し出された押出位置にあるときの被検出部に対応する位置に配置されており、前記制御装置は、前記センサの検出信号に基づいて前記モータの回転方向を切り替える構成であってもよい。
この構成では、センサの検出信号に基づいてモータの回転方向が切り替えられるので、センサが検出信号を出力するとき、すなわちセンサが被検出部を検出するときのプッシャーヘッドの位置がプッシャーヘッドの押出位置となる。したがって、センサ位置調整機構によってセンサの位置を押出方向の前方へ移動させると、プッシャーヘッドの押出位置は押出方向の前方へ移動され、センサの位置を押出方向の後方へ移動させると、プッシャーヘッドの押出位置は押出方向の後方へ移動される。
本発明の物品振分装置によれば、プッシャー装置のケーシングを、その前端部を中心として回動させることによって、物品の押出方向におけるケーシングの長さを短くすることができるので、不使用時における物品振分装置のサイズを小さくすることができる。したがって、輸送時の梱包サイズを小さくすることができ、輸送コストを低減することができる。また、物品振分装置を工場内に設置した場合でも、不使用時のプッシャー装置が他の作業の邪魔になるのを防止することができる。
そして、移動体を駆動する動力源としてモータを用いた場合には、モータを制御することによってプッシャーヘッドの初期位置、押出位置およびストローク等を簡単に調整することができるので、物品のサイズ等が変わった場合でも、同じプッシャー装置を用いて対応することができる。さらに、モータを用いた場合には、流体シリンダに関係する周辺設備が不要であることから、周辺設備のコストを大幅に低減することができるとともに、医薬品工場等のような雑菌を嫌う環境下でも問題なく使用することができる。
本発明の実施形態に係る物品振分装置の構成を示す正面図 本発明の実施形態に係る物品振分装置の構成を示す平面図 本発明の実施形態に係る物品振分装置で使用されるプッシャー装置の構成を示す一部断面正面図 本発明の実施形態に係る物品振分装置で使用されるプッシャー装置の構成を示す一部断面平面図 本発明の実施形態に係る物品振分装置で使用されるプッシャー装置の構成を示す側面図 本発明の実施形態に係る物品振分装置においてプッシャー装置を折り畳んだ状態を示す正面図 本発明の実施形態に係る物品振分装置で使用されるプッシャー装置においてプッシャーヘッドを押出位置まで移動させた状態を示す一部断面平面図
図1は、本発明の実施形態に係る物品振分装置10の構成を示す正面図であり、図2は、物品振分装置10の構成を示す平面図である。
物品振分装置10は、図1および図2に示すように、フレーム12と、物品14の搬送路Rにおいて物品14に搬送力を付与する搬送装置16と、搬送路Rを搬送される物品14を搬送方向Xに対して直交する押出方向Yへ押し出すプッシャー装置18と、プッシャー装置18を支持する支持装置20とを備えている。
[フレームの構成]
フレーム12は、図1および図2に示すように、搬送装置16、プッシャー装置18および支持装置20の全体を支持する基台であり、搬送装置16が載置される載置部22と、載置部22と一体に形成された4つの脚部24とを有している。
載置部22は、複数の棒状部材22aを接合することによって構成された枠体であり、載置部22における搬送方向Xの両端部に位置する2つの棒状部材22aは、押出方向Yに延びて互いに平行に配設されており、これらの棒状部材22aの上面には、搬送装置16を高さ調整自在に固定する複数(本実施形態では2つ)の固定ネジ22b(図1)が取り付けられている。そして、これらの棒状部材22aの長手方向両端部には、載置部22を所定高さで支持する脚部24が設けられている。なお、本実施形態における押出方向Yは、図2に示すように、搬送方向Xに対して直交する方向であるが、押出方向Yは、搬送方向Xに対して交差する方向であればよく、その交差角度は90度に限定されるものではない。
脚部24は、図1に示すように、棒状部材22aの長手方向端部に傾斜部23を介して接合された断面略四角形の筒状の上段脚部24aと、上段脚部24aの内部に上下方向へ移動可能に挿入された断面略四角形の筒状の中断脚部24bと、中断脚部24bの下端部に接合された断面略円形の棒状の下段脚部24cとを有しており、下段脚部24cの下端部には、床面に当接する円盤状の支持プレート24dが取り付けられている。そして、上段脚部24aの側面には、上段脚部24aに対して中段脚部24bを固定する固定ネジ24eが取り付けられている。したがって、固定ネジ24eを緩めた状態では、上段脚部24aに対して中段脚部24bを上下方向へ移動させることが可能であり、これにより脚部24の長さを調整することができる。
[搬送装置の構成]
搬送装置16は、図2に示すように、モータ26および制御装置27等が組み込まれた筐体状の基部28と、基部28における搬送方向Xの両端部上方に軸受部30を介して回転可能に取り付けられた一対の回転ローラ32aおよび32bと、一対の回転ローラ32aおよび32bの間に掛け渡された環状の搬送ベルト34と、一方の回転ローラ32aにモータ26の回転力を伝達するギアユニット36とを有している。そして、図1に示すように、基部28が複数(本実施形態では合計4つ)の固定ネジ22bを介してフレーム12の載置部22に載置されている。また、搬送ベルト34の幅方向一方端側には、プッシャー装置18によって押出方向Yへ押圧された物品14を排出する排出プレート38が、搬送ベルト34の上面とほぼ同じ高さから下方へ向かって傾斜して配設されている。
制御装置27は、各種の演算処理を実行する中央処理装置(CPU)と、各種のデータおよびプログラムを記憶する記憶装置(ROM、RAM)とを有しており、制御装置27には、搬送装置16のモータ26(図1、図2)、プッシャー装置18のモータ88(図4)、および搬送装置16の上流側に配置された検査装置(計量装置等:図示省略)等が電気的に接続されている。そして、制御装置27では、検査装置から与えられる「異常信号」およびモータ26から与えられる「搬送速度信号」等に基づいて「制御信号」が生成され、当該「制御信号」によってプッシャー装置18のモータ88が制御される。
[プッシャー装置の構成]
図3は、本発明の実施形態に係る物品振分装置10で使用されるプッシャー装置18の構成を示す一部断面正面図であり、図4は、プッシャー装置18の構成を示す一部断面平面図であり、図5は、プッシャー装置18の構成を示す側面図である。なお、以下の説明では、物品14が押し出される方向を「前方」といい、その反対の方向を「後方」といい、搬送方向Xの上流側を「左側」といい、搬送方向Xの下流側を「右側」という。
プッシャー装置18は、図3〜図5に示すように、ケーシング40と、ケーシング40の内部に配設された「プッシャーヘッド」を兼ねる噛み込み防止部材42と、噛み込み防止部材42を押出方向Yへ直線状に往復移動させる移動機構44とを有している。
ケーシング40(図3〜図5)は、カバー部材46と基板48とによって押出方向Yに延びる筐体状に構成されている。カバー部材46は、ケーシング40の「上面」、「左側面」、「右側面」および「後面」を構成する上板46a、左側板46b、右側板46cおよび後板46dを有しており、左側板46bおよび右側板46cの前端部外面における下端縁近傍には、支持装置20の一部を構成する一対のネジ部材50a,50bが押出方向Yに対して直交する方向(本実施形態では搬送方向X)へ突出して取り付けられており、左側板46bおよび右側板46cの長手方向中央部外面における下端縁近傍には、支持装置20の一部を構成する一対のネジ部材52a,52bが押出方向Yに対して直交する方向(本実施形態では搬送方向X)へ突出して取り付けられている。
基板48(図3〜図5)は、ケーシング40の「下面」を構成する底面視略長方形の下板48aと、下板48aの長手方向一方端縁(すなわち前端縁)から上方へ突出して形成された前板48bと、下板48aの長手方向他方端縁(すなわち後端縁)から上方へ突出して形成された後板48cと、前板48bと後板48cとの間において上方へ突出して形成された中間板48dと、下板48aの幅方向一方端縁(すなわち左端縁)から上方へ突出して形成された左側板48eと、下板48aの幅方向他方端縁(すなわち右端縁)から上方へ突出して形成された右側板48fとを有している。
そして、基板48における左側板48eの外面と右側板48fの外面との間隔は、カバー部材46における左側板46bの外面と右側板46cの外面との間隔よりも小さく設計されており、これにより、カバー部材46の側板46b,46cと基板48の側板48e,48fとの間には、噛み込み防止部材42の厚さよりもやや大きい幅を有する隙間S(図4)が構成されている。また、前板48bには、後述する連結棒70a,70bが挿通される2つの貫通孔54a,54bが搬送方向Xへ間隔を隔てて配設されており、中間板48dには、連結棒70a,70bが挿通される2つの貫通孔56a,56bが搬送方向Xへ間隔を隔てて配設されており、前板48bの貫通孔54a,54bには、連結棒70a,70bを軸方向へ摺動自在に受ける筒状部材58a,58bが取り付けられている。
噛み込み防止部材42は、図5に示すように、押出方向Yへ延びて形成された断面略逆U字状の部材であり、上板42a、左側板42bおよび右側板42cを有している。左側板42bの内面と右側板42cの内面との間隔は、左側板42bおよび右側板42cを隙間S(図4)内に配置するために、基板48の幅よりもやや大きく設計されており、左側板42bおよび右側板42cの下端は、ケーシング40の内面に突出したネジ部材50a,50b,52a,52b(図4)との干渉を避けるために、これらよりも高い位置に位置されている。また、噛み込み防止部材42における搬送方向Xの上流側の側面(すなわち左側板42bの外面)は、物品14の「噛み込み」を防止するために、押出方向Yの全長に亘って平坦な平坦面に形成されている。そして、噛み込み防止部材42の長手方向前端面(略逆U字状の端面)60aは、押出方向Yに対して直交する「平面」に平行に形成されており、当該前端面60aを含む前端部が、物品14に押圧力を付与するプッシャーヘッド60となっている。
なお、噛み込み防止部材42の材質は、特に限定されるものではないが、物品14に傷を付けるおそれがない軟質材料(合成樹脂等)を用いることが望ましい。また、本実施形態では、噛み込み防止部材42にプッシャーヘッド60が一体的に設けられているが、これらは、別々に形成された後に接合材(ネジまたは接着剤等)を用いて接合されてもよい。
さらに、噛み込み防止部材42における上板42aの前端部には、図3に示すように、着脱機構62の一部を構成する貫通孔62aおよび係止部材62bが設けられている。着脱機構62は、噛み込み防止部材42を移動機構44の取付部材68に着脱自在に取り付けるいわゆる「パッチン錠」であり、噛み込み防止部材42に設けられた貫通孔62aおよび係止部材62bと、取付部材68に設けられた係止突部62cとを有しており、貫通孔62aに嵌め合わされた係止突部62cに係止部材62bが係止されることによって、取付部材68に対して噛み込み防止部材42が取り付けられる。
移動機構44は、ケーシング40の内部において押出方向Yへ往復移動される移動体64と、移動体64を直線状にガイドするガイド棒66と、噛み込み防止部材42が取り付けられる取付部材68と、移動体64と取付部材68とを連結する2本の連結棒70a,70bと、移動体64を駆動する駆動装置72とを有しており、これらのうち、取付部材68および連結棒70a,70bが、移動体64と噛み込み防止部材42とを連結する「連結部」となっている。
移動体64は、駆動装置72から動力が直接伝達される部材であり、図3に示すように、押出方向Yにおいて対向する一対の対向板64a,64bと、一対の対向板64a,64bを相互に連結する連結板64cとを有しており、また、図4に示すように、連結板64cに接合された平面視略長方形の取付板64dと、取付板64dの前端縁から垂直に立ち上がって形成された立上り部64eとを有している。そして、対向板64a,64bのそれぞれには、ガイド棒66が挿通される貫通孔(図示省略)が形成されており、当該貫通孔には、図3に示すように、ガイド棒66を軸方向へ摺動自在に受ける筒状部材74a,74bが取り付けられている。
ガイド棒66は、図3に示すように、移動体64の筒状部材74a,74bに挿通された断面略円形の棒状部材であり、ガイド棒66の前端部がケーシング40の中間板48dに対して固定ネジ76aによって固定されており、ガイド棒66の後端部がケーシング40の後板48cに対して固定ネジ76bによって固定されている。したがって、移動体64の移動範囲がガイド棒66の長さを超えることはなく、ガイド棒66の長さを変更することによって、移動体64の最大移動範囲を調整することができる。
取付部材68は、図3に示すように、略四角板状の本体部68aと、本体部68aの上端縁から押出方向Yの前方へ突出して形成された取付部68bとを有しており、取付部68bの上面には、着脱機構62の一部を構成する係止突部62cが設けられている。また、本体部68aの中央部には、取付部材68に対して噛み込み防止部材42を位置決めするための位置決めピン78が設けられている。
連結棒70a,70bは、図4に示すように、ケーシング40における前板48bに取り付けられた筒状部材58a,58bと、中間板48dに設けられた貫通孔56a,56bとに挿通された断面略円形の棒状部材であり、連結棒70a,70bの前端部が取付部材68の本体部68aに対して固定ネジ80a,80bによって固定されており、連結棒70a,70bの後端部が移動体64の立上り部64eに対して固定ネジ82a,82bによって固定されている。
プッシャーヘッド60が初期位置にあるときの取付部材68の位置、すなわち「取付部材68の初期位置P0」は、ケーシング40の外部に存在しており、プッシャーヘッド60が初期位置にあるときの移動体64の位置、すなわち「移動体64の初期位置P1」は、ケーシング40の内部に存在しており、連結棒70a,70bの長さは、初期位置P0に存在する取付部材68と初期位置P1に存在する移動体64とを連結可能なように設計されている。したがって、移動体64を初期位置P1まで移動させたときでも、移動体64に設けられた着脱機構62をケーシング40の外部に位置させることが可能であり、着脱機構62の着脱操作をケーシング40の外部において簡単に行うことができる。
駆動装置72は、図3および図4に示すように、主動プーリー84aと、従動プーリー84bと、これらの間に掛け渡されたタイミングベルト86と、主動プーリー84aに回転力を付与するモータ88(図4)と、移動体64に設けられた少なくとも1つの被検出部(図示省略)と、当該被検出部を検出することによって移動体64の位置を検出するセンサユニット90と、モータ88を制御する制御装置27(図1、図2)とを有している。
主動プーリー84aは、図4に示すように、基板48の前板48bと中間板48dとの間に配設された支持部92aに回転可能に支持されており、従動プーリー84bは、基板48の後板48cに固定された支持部92bに回転可能に支持されており、主動プーリー84aに対してモータ88の回転軸が取り付けられている。また、主動プーリー84aと従動プーリー84bとの間に掛け渡されたタイミングベルト86には、移動体64が固定されている。したがって、モータ88によって主動プーリー84aが回転されると、それに伴って移動体64がガイド棒66に沿って押出方向Yへ往復移動され、移動体64に連結された噛み込み防止部材42が押出方向Yへ往復移動される。なお、モータ88の種類は、回転方向を切り替える機能を有する限り、特に限定されるものではなく、DCモータまたはサーボモータ等を任意に選択して用いることができる。
センサユニット90は、図4に示すように、ガイド棒66に対して平行に配設された2本のレール94と、レール94に対して押出方向Yへ移動可能に取り付けられた4つのセンサ96a〜96dとを有しており、2本のレール94が、センサ96a〜96dの位置を押出方向Yにおいて調整する「センサ位置調整機構」として機能する。4つのセンサ96a〜96dは、具体的には、移動体64に設けられた被検出部(図示省略)を検出することによって移動体64の「初期位置P1」、「押出位置P2」、「後方限界位置P3」および「前方限界位置P4」のそれぞれを検出する「初期位置検出センサ96a」、「押出位置検出センサ96b」、「後方限界位置検出センサ96c」および「前方限界位置検出センサ96d」であり、本実施形態では、突起状または棒状の被検出部(図示省略)で作動される「リミットスイッチ」がセンサ96a〜96dとして用いられている。
ここで、移動体64の「初期位置P1」とは、プッシャーヘッド60が初期位置にあるときの移動体64の位置を意味し、移動体64の「押出位置P2」とは、プッシャーヘッド60が押出位置にあるときの移動体64の位置を意味する。したがって、初期位置検出センサ96aは、「初期位置P1」を検出することによって「プッシャーヘッド60が初期位置にあること」を間接的に検出し、押出位置検出センサ96bは、「押出位置P2」を検出することによって「プッシャーヘッド60が押出位置にあること」を間接的に検出することになる。
押出位置検出センサ96bから検出信号が出力されると、制御装置27によってモータ88の回転方向が切り替えられ、初期位置検出センサ96aから検出信号が出力されると、制御装置27によってモータ88の回転が停止される。また、後方限界位置検出センサ96cおよび前方限界位置検出センサ96dから検出信号が出力されると、制御装置27によってモータ88の回転が停止されるとともに、警報装置(図示省略)から警報が発せられる。したがって、プッシャーヘッド60の「押出位置」、「初期位置」、「後方限界位置」および「前方限界位置」のそれぞれは、レール94上における「押出位置検出センサ96b」、「初期位置検出センサ96a」、「後方限界位置検出センサ96c」および「前方限界位置検出センサ96d」の位置で定まることになり、これらのセンサ96a〜96dの位置を押出方向Yにおいて調整することによって、プッシャーヘッド60の「押出位置」、「初期位置」、「後方限界位置」および「前方限界位置」を調整することができる。
なお、本実施形態では、4つのセンサ96a〜96dのそれぞれで検出される被検出部(図示省略)が移動体64に設けられているが、当該被検出部は、プッシャーヘッド60と一体となって移動される部分に設けられていればよく、たとえば、「連結部」としての取付部材68または連結棒70a,70bに設けられていてもよい。また、センサ96a〜96dの種類は、特に限定されるものではなく、リミットスイッチの他、磁気センサまたは光電センサ等が用いられてもよく、センサ96a〜96dの種類に応じて被検出部の種類が変更されてもよい。
[支持装置の構成]
支持装置20は、図1および図2に示すように、2つの固定部98a,98bと、2つの前端支持部100a,100bと、2つの押出方向保持部102a,102bと、「保持解除機構」としての2つのネジ部材104a,104bとを有している。
固定部98a,98bは、前端支持部100a,100bと押出方向保持部102a,102bとを支持する棒状(または板状)の部材であり、押出方向Yに延びるようにしてフレーム12に対して強固に接合されている。固定部98a,98bの一方端部は、搬送路Rよりも外側に配置されており、この一方端部に前端支持部100a,100bと押出方向保持部102a,102bとが取り付けられている。
前端支持部100a,100bは、鉛直方向に延びる棒状部材であり、前端支持部100a,100bの下端部が固定部98a,98bの一方端部に固定的に接合されており、前端支持部100a,100bの上端部には、水平方向に対して平行な搬送方向Xに延びる貫通孔(図示省略)が設けられている。そして、プッシャー装置18におけるケーシング40の前端部が、当該貫通孔に挿通されたネジ部材50a,50bを介して前端支持部100a,100bの上端部に回動可能に取り付けられている。したがって、本実施形態では、水平方向に延びるネジ部材50a,50bがケーシング40の「回動軸」となっている。前端支持部100a,100bの上端部におけるケーシング40の回動中心は、図1に示すように、押出方向Yへ間隔を隔てて配置された2つの脚部24の間に配置されている。したがって、図6に示すように、ケーシング40を回動させてケーシング40の後端部を前端部の下方に配置すると、ケーシング40の大部分がフレーム12の最大幅W内に納まることになり、プッシャー装置18がフレーム12から大きく突出するのを防止することができる。
押出方向保持部102a,102bは、プッシャー装置18におけるケーシング40を押出方向Yと平行(本実施形態では水平)に保持する棒状部材であり、押出方向保持部102a,102bの下端部が固定部98a,98bの一方端部に「保持解除機構」としての2つのネジ部材104a,104bを介して着脱自在に取り付けられており、押出方向保持部102a,102bの上端部がケーシング40の長手方向中央部に2つのネジ部材52a,52bを介して取り付けられている。したがって、物品振分装置10を使用するときには、押出方向保持部102a,102bによってケーシング40を押出方向Yと平行(本実施形態では水平)に保持することができ、物品振分装置10を使用しないときには、2つのネジ部材104a,104bを緩めて、押出方向保持部102a,102bの下端部を固定部98a,98bから切り離すことによって、押出方向保持部102a,102bの保持状態を解除することができる。そして、図6に示すように、ケーシング40を回動させてケーシング40の後端部を前端部の下方に位置させることによって、押出方向Yにおけるケーシング40の長さを短くすることができ、プッシャー装置18がフレーム12から大きく突出するのを防止することができる。
なお、本実施形態では、ネジ部材104a,104bを「保持解除機構」として用いているが、ネジ部材52a,52bを「保持解除機構」として用いてもよい。この場合には、ネジ部材52a,52bを緩めて、押出方向保持部102a,102bの上端部をケーシング40から切り離すことによって、押出方向保持部102a,102bの保持状態を解除することができる。また、本実施形態では、支持装置20を構成する「固定部」、「前端支持部」、「押出方向保持部」および「保持解除機構」を2つずつ設けているが、これらの数は特に限定されるものではなく、たとえば、これらを1つずつ設けるようにしてもよい。
[物品振分装置の動作]
物品振分装置10を使用するときには、図1および図2に示すように、押出方向保持部102a,102bの上端部をケーシング40の長手方向中央部に2つのネジ部材52a,52bを介して取り付けるとともに、押出方向保持部102a,102bの下端部を固定部98a,98bに2つのネジ部材104a,104bを介して取り付け、ケーシング40を押出方向と平行(本実施形態では水平)に保持する。そして、搬送路Rを搬送される物品14のサイズ等に応じて初期位置検出センサ96a(図4)および押出位置検出センサ96b(図4)の位置を調整する。
たとえば、物品14のサイズが小さい場合には、押出位置検出センサ96bを前進させて「プッシャーヘッド60の押出位置」を排出プレート38に近づけるとともに、初期位置検出センサ96aを前進させて「プッシャーヘッド60のストローク」を短くし、応答性の高い動作で小型の物品14を確実に排出できるようにする。一方、物品14のサイズが大きい場合には、小さい場合よりも、初期位置検出センサ96aを後退させて「プッシャーヘッド60の初期位置」を後退させるとともに、押出位置検出センサ96bを後退させて「プッシャーヘッド60のストローク」が長くなるのを防止し、応答性の高い動作で大型の物品14を確実に排出できるようにする。
物品振分装置10の運転を開始した後、搬送装置16の上流側に配置された検査装置(計量装置等)が物品14の異常を検出すると、当該検査装置から制御装置27へ異常信号が与えられる。すると、制御装置27は、異常信号等に基づいて異常が生じた物品14を特定し、プッシャー装置18を駆動して当該物品14を搬送路Rから押し出す。プッシャー装置18で物品14を押し出すときには、図7に示すように、ケーシング40から押し出された噛み込み防止部材42が搬送路Rを横切るため、噛み込み防止部材42によって後続する物品14が堰き止められるおそれがあるが、噛み込み防止部材42における搬送方向Xの上流側の側面は、押出方向Yの全長に亘って平坦な平坦面に形成されているので、噛み込み防止部材42を引き戻すときに物品の「噛み込み」が生じるのを防止することができる。
物品振分装置10の不使用時には、図6に示すように、「保持解除機構」としての2つのネジ部材104a,104bを緩めることによって、押出方向保持部102a,102bの下端部を固定部98a,98bから切り離し、押出方向保持部102a,102bの保持状態を解除する。そして、ケーシング40をその前端部を中心に「手動」により回動させることによって、ケーシング40の後端部を前端部の下方に位置させる。この状態では、ケーシング40がフレーム12から大きく突出することがないので、物品振分装置10を工場内に設置している場合には、ケーシング40が他の作業の邪魔になるのを防止することができ、また、物品振分装置10を輸送する場合には、梱包を小さくすることができるので、輸送コストを低減することができる。
そして、噛み込み防止部材42を洗浄するときには、着脱機構62の係止状態を解除することによって、噛み込み防止部材42を取付部材68から取り外し、当該噛み込み防止部材42を洗浄室等へ持ち込んで洗浄する。洗浄が完了すると、取り外すときとは逆の手順によって、噛み込み防止部材42を取付部材68に取り付ける。
なお、上述の実施形態では、ケーシング40を「手動」により回動させるようにしているが、「エアシリンダ」または「モータ」等の駆動装置を用いて、これを「自動」により回動させるようにしてもよい。この場合には、駆動装置が「押出方向保持部」および「保持解除機構」として機能する。
また、上述の実施形態では、物品振分装置10の不使用時に、ケーシング40を、「水平方向」に延びる回動軸を中心として「鉛直面」内において回動させるようにしているが、ケーシング40の回動軸が延びる方向は「水平方向」に限定されるものではなく、また、ケーシング40を回動させる面は「鉛直面」に限定されるものではない。たとえば、ケーシング40を、「鉛直方向」に延びる回動軸を中心として「水平面」内において回動させるようにしてもよい。
R… 搬送路
S… 隙間
X… 搬送方向
Y… 押出方向
10… 物品振分装置
12… フレーム
14… 物品
16… 搬送装置
18… プッシャー装置
20… 支持装置
24… 脚部
27… 制御装置
40… ケーシング
42… 噛み込み防止部材
44… 移動機構
60… プッシャーヘッド
62… 着脱機構
64… 移動体
66… ガイド棒
68… 取付部材(連結部)
70a,70b… 連結棒(連結部)
72… 駆動装置
90… センサユニット
96a〜96d… センサ
98a,98b… 固定部
100a,100b… 前端支持部
102a,102b… 押出方向保持部
104a,104b… ネジ部材(保持解除機構)

Claims (8)

  1. 物品の搬送路において物品に搬送力を付与する搬送装置と、
    前記搬送路を搬送される物品を前記搬送路から押し出すプッシャー装置と、
    前記プッシャー装置を支持する支持装置とを備え、
    前記プッシャー装置は、物品の押出方向に延びるケーシングと、物品に押圧力を付与するプッシャーヘッドと、前記ケーシングの内部に設けられ、前記プッシャーヘッドを前記押出方向へ往復移動させる移動機構とを有しており、
    前記支持装置は、前記ケーシングの前記押出方向における前端部を回動可能に支持する前端支持部と、前記ケーシングを前記押出方向と平行に保持する押出方向保持部と、前記押出方向保持部の保持状態を解除する保持解除機構とを有しており、
    前記保持解除機構により前記押出方向保持部の保持状態を解除したとき、前記ケーシングがその前端部を中心に回動され、前記押出方向における前記ケーシングの長さが短くされる、物品振分装置。
  2. 前記保持解除機構により前記押出方向保持部の保持状態を解除したとき、前記ケーシングがその前端部を中心に回動され、前記ケーシングの後端部が前端部の下方に位置するようになる、請求項1に記載の物品振分装置。
  3. 前記プッシャー装置は、前記移動機構によって前記ケーシングの前端から出没される噛み込み防止部材を有しており、
    前記噛み込み防止部材における物品搬送方向の上流側の側面は前記押出方向の全長に亘って平坦な平坦面に形成されており、
    前記噛み込み防止部材の前端部が前記プッシャーヘッドとなっている、請求項1または2に記載の物品振分装置。
  4. 前記移動機構は、前記ケーシングの内部に前記押出方向へ往復移動可能に設けられた移動体と、前記移動体を駆動する駆動装置と、前記移動体と前記噛み込み防止部材とを連結する連結部とを有している、請求項3に記載の物品振分装置。
  5. 前記連結部に設けられた係止突部と、前記噛み込み防止部材に設けられ、前記係止突部に係止される係止部材とを有する着脱機構を備えており、
    前記係止部材が前記係止突部に係止されることによって前記噛み込み防止部材が前記連結部に取り付けられる、請求項4に記載の物品振分装置。
  6. 前記駆動装置は、前記押出方向へ間隔を隔てて配置された主動プーリーおよび従動プーリーと、これらのプーリー間に掛け渡された環状のタイミングベルトと、前記主動プーリーに回転力を付与するモータとを有しており、
    前記タイミングベルトに前記移動体が固定されている、請求項4または5に記載の物品振分装置。
  7. 前記駆動装置は、前記移動体または前記連結部に設けられた被検出部と、前記ケーシングの内部に設けられ、前記被検出部を検出するセンサと、前記センサの検出信号に基づいて前記モータを制御する制御装置と、前記センサの位置を前記押出方向において調整するセンサ位置調整機構とを有している、請求項6に記載の物品振分装置。
  8. 前記センサは、前記プッシャーヘッドが最大に押し出された押出位置にあるときの被検出部に対応する位置に配置されており、前記制御装置は、前記センサの検出信号に基づいて前記モータの回転方向を切り替える、請求項7に記載の物品振分装置。
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