JP2010183459A - 撮像装置及びその制御方法 - Google Patents

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【課題】 低輝度シーンのフラッシュ撮影時に、背景が黒つぶれするシーンを減らすこと。
【解決手段】 フラッシュ部(111)を用いた撮像が可能な撮像装置(100)であって、撮像手段により撮像して得られた画像データの輝度情報を求める輝度検出手段(106)と、前記画像データから、画像に含まれる被写体の動き量を検出する動き検出手段(115)と、前記輝度情報に基づいて、フラッシュ部の発光の要否を判断する制御部(102)と、フラッシュ部を用いた撮影を行うと判断された場合に、前記被写体の動き量に基づいて、露光時間の最長限度を変更するシャッタ設定範囲変更部(116)と、前記画像データの輝度情報及び前記露光時間の最長限度に基づいて、露光時間を含む露出条件を求めるAE処理部(109)とを有し、前記シャッタ設定範囲変更部は、前記被写体の動き量が小さいほど、前記最長限度をより長くする。
【選択図】 図1

Description

本発明は撮像装置及びその制御方法に関し、更に詳しくは、フラッシュを用いた撮影が可能な撮像装置及びその制御方法に関する。
デジタルカメラの撮影において、夜景のようなシーンで人物を撮影する場合には、被写体に当たる光量が少ないため、フラッシュによりその光量不足を補うことが一般的に行われている。
ここで、一般的に暗い場合のフラッシュ発光時のシャッタスピードは、例えば、特許文献1に記載されているように、手ぶれ、被写体ぶれを考慮して、非発光時より若干速めに設定される。
特開平08−006113号公報
しかしながら、暗いシーンにおけるフラッシュ発光時に速めのシャッタスピードに設定された場合、強制的に露出が変更されてしまうため、背景が黒つぶれしてしまい、被写体だけが浮いたような画像が撮影されてしまう場合があった。
本発明は上記問題点を鑑みてなされたものであり、低輝度シーンのフラッシュ撮影時に、背景が黒つぶれするシーンを減らすことを目的とする。
上記目的を達成するために、発光装置を用いた撮像が可能な本発明の撮像装置は、撮像手段により撮像して得られた画像データの輝度情報を求める輝度検出手段と、前記画像データから、画像に含まれる被写体の動き量を検出する動き検出手段と、前記輝度検出手段により求めた輝度情報に基づいて、前記発光装置の発光の要否を判断する判断手段と、前記判断手段により前記発光装置を用いた撮影を行うと判断された場合に、前記被写体の動き量に基づいて、露光時間の最長限度を変更する変更手段と、前記撮像手段により撮像して得られた画像データの輝度情報及び前記変更手段により変更された露光時間の最長限度に基づいて、露光時間を含む露出条件を求める露出制御手段とを有し、前記変更手段は、前記被写体の動き量が小さいほど、前記最長限度をより長くする。
また、発光装置を用いた撮像が可能な撮像装置の本発明の制御方法は、撮像手段により撮像して得られた画像データの輝度情報を求める輝度検出工程と、前記画像データから、画像に含まれる被写体の動き量を検出する動き検出工程と、前記輝度検出工程により求めた輝度情報に基づいて、前記発光装置の発光の要否を判断する判断工程と、前記判断工程により前記発光装置を用いた撮影を行うと判断された場合に、前記被写体の動き量に基づいて、露光時間の最長限度を変更する変更工程と、前記撮像手段により撮像して得られた画像データの輝度情報及び前記変更工程により変更された露光時間の最長限度に基づいて、露光時間を含む露出条件を求める露出制御工程とを有し、前記変更工程では、前記被写体の動き量が小さいほど、前記最長限度をより長くする。
また、別の構成によれば、発光装置を用いた撮像が可能な本発明の撮像装置は、撮像手段により撮像して得られた画像データの輝度情報を求める輝度検出手段と、前記撮像装置の動き量を検出するぶれ検出手段と、前記輝度検出手段により求めた輝度情報に基づいて、前記発光装置の発光の要否を判断する判断手段と、前記判断手段により前記発光装置を用いた撮影を行うと判断された場合に、前記撮像装置の動き量に基づいて、露光時間の最長限度を変更する変更手段と、前記撮像手段により撮像して得られた画像データの輝度情報及び前記変更手段により変更された露光時間の最長限度に基づいて、露光時間を含む露出条件を求める露出制御手段とを有し、前記変更手段は、前記撮像装置の動き量が小さいほど、前記最長限度をより長くする。
また、発光装置を用いた撮像が可能な撮像装置の本発明の制御方法は、撮像手段により撮像して得られた画像データの輝度情報を求める輝度検出工程と、前記撮像装置の動き量を検出するぶれ検出工程と、前記輝度検出工程により求めた輝度情報に基づいて、前記発光装置の発光の要否を判断する判断工程と、前記判断工程により前記発光装置を用いた撮影を行うと判断された場合に、前記撮像装置の動き量に基づいて、露光時間の最長限度を変更する変更工程と、前記撮像手段により撮像して得られた画像データの輝度情報及び前記変更工程により変更された露光時間の最長限度に基づいて、露光時間を含む露出条件を求める露出制御工程とを有し、前記変更工程では、前記撮像装置の動き量が小さいほど、前記最長限度をより長くする。
本発明によれば、低輝度シーンのフラッシュ撮影時に、背景が黒つぶれするシーンを減らすことができる。
本発明の第1の実施形態にかかるデジタルカメラの概略構成を示すブロック図である。 本発明の第1の実施形態におけるデジタルカメラの撮像動作を説明するためのフローチャートである。 本発明の第1の実施形態の効果を説明するための図である。 本発明の第2の実施形態にかかるデジタルカメラの概略構成を示すブロック図である。 本発明の第2の実施形態におけるデジタルカメラの撮像動作を説明するためのフローチャートである。
以下、添付図面を参照して本発明を実施するための最良の形態を詳細に説明する。
<第1の実施形態>
本実施形態では、撮像装置としてディジタルカメラを用いた場合について説明する。図1は、本実施形態に係るディジタルカメラの機能構成を示すブロック図である。
●撮像装置の構成
本第1の実施形態では、撮像装置としてデジタルカメラを用いた場合について説明する。図1は、第1の実施形態に係るデジタルカメラ100の機能構成を示すブロック図である。
101は操作部であり、デジタルカメラ100の操作者が各種指示を入力するために操作するスイッチやボタンなどにより構成されている。操作部101にはシャッタボタンも含まれており、このシャッタボタンが半押しされた状態では、SW1がONとなり、操作部101から制御部102に通知される。また、シャッタボタンが全押しされるとSW2がONとなり、操作部101から制御部102に通知される。半押し(SW1 ON)、全押し(SW2 ON)により実行される処理の一例として、半押しでフォーカス及び露出をロックし、続けて全押しすることで撮像画像を取り込む処理が挙げられる。
103はCCDやCMOSセンサに代表される撮像素子、108aはレンズである。図1では便宜上1枚のレンズにより表しているが、実際には、フォーカスレンズを含む複数のレンズから構成されている。また、109aは露出機構で、メカニカルシャッタを含む。撮像素子103はレンズ108a及び露出機構109aを介して入射する光を受け、その光量に応じた電荷を蓄積する。そして、蓄積された電荷はシフトレジスタに読み出され、転送パルスにより、電圧信号として順次読み出される。
A/D変換部104は、撮像素子103から出力されたアナログ画像信号に対して、サンプリング、ゲイン調整、A/D変換等を行い、デジタル画像データを出力する。
画像処理部105は、A/D変換部104から出力されたデジタル画像データに対して各種の画像処理を行い、処理済みのデジタル画像データを出力する。例えば、A/D変換部104から受けたデジタル画像データをYUV画像データに変換して出力する。
102は制御部であり、図1に示すデジタルカメラ100の各部の動作を制御するもので、操作部101からの指示に応じて各部を制御する。
輝度検出部106は、A/D変換部104から出力されるデジタル画像データを用いて、予め決められたブロック毎に輝度情報を求める。
被写体検出部115は、デジタル画像データから、例えば、顔などの被写体を検出する。検出した被写体に係る情報(被写体情報)は、画面内の位置、範囲、信頼度(顔の形としての確からしさ)を含む。また、被写体検出部115では、時系列的に被写体情報を保持し、前後比較することで、被写体が画面内で動いているかを判別し、被写体の位置、範囲、動き量を算出する。これらの情報も被写体情報に含まれる。
シャッタ設定範囲変更部116は、輝度検出部106および被写体検出部115から得られた情報をもとに、本露光時のシャッタスピード(露光時間)の設定可能範囲を設定する。例えば、輝度検出部106にて得られた画面分割輝度積分値から画角全体の輝度を取得し、測光値を取得する。また被写体検出部より、顔が検出されていた場合、その顔の時系列的な座標変動量を保持しておく。そして、前記測光値を元に適正露光可能な範囲で、変動量が大きい場合はシャッタスピードを1/60〜1/2000で設定可能とし、変動量が小さい場合はシャッタスピードを1〜1/2000で設定可能とする。
ここで設定されたシャッタ範囲はAE処理部109へと伝えられる。
108はAF処理部であり、フォーカスレンズを制御することにより焦点調節を行う。109はAE処理部であり、露出機構109aを制御する。フラッシュが必要と判断した場合には、EF処理部110に、フラッシュオンを指示する。EF処理部110は、フラッシュオンの指示を受けると、輝度検出部106が求めた輝度情報に基づいて発光量を算出し、フラッシュ部111(発光装置)に適切な発光量を伝え、発光させる。
表示部107は、小型液晶画面などにより構成されており、画像処理部105による処理済みの画像データに従った画像を表示する。
フォーマット変換部112は、画像処理部105から出力されたデジタル画像データ(画像データ)のフォーマットをJPEGなどのフォーマットに変換し、画像記録部113に出力するものである。画像記録部113は、フォーマット変換部112から受けたフォーマット変換済みの画像データを、デジタルカメラ100内の不図示のメモリや、デジタルカメラ100に挿入されている外部メモリなどに記録する処理を行う。
外部接続部114は、デジタルカメラ100をPC(パーソナルコンピュータ)やプリンタといった外部装置に接続するためのインターフェースとして機能する。
●処理の流れ
次に、上記構成を有するデジタルカメラ100の本第1の実施形態における動作について説明する。
図2は本第1の実施形態のデジタルカメラ100の撮像動作を示すフローチャートであり、操作部101に含まれる電源スイッチがONされ、撮像モードが選択されている場合に実行される。
電源スイッチがONの状態では、デジタルカメラ100を構成する各部に電源が供給されると露出機構109aに含まれるシャッタが開き、撮像素子103には、レンズ108a、露出機構109aを介して光が入射する(ステップS201)。この状態で、電子シャッタ制御により所定時間蓄積した電荷を読み出し(ステップS202)、A/D変換部104にアナログ画像信号として出力する。A/D変換部104は、撮像素子103から出力されたアナログ画像信号に対して、サンプリング、ゲイン調整、A/D変換等を行い、デジタル画像データとして画像処理部105に出力する。画像処理部105はこのデジタル画像データに対して各種の画像処理を行い、処理済みのデジタル画像データを出力する。
なお、処理済みのデジタル画像データに対してフォーマット変換部112で表示に適したフォーマットとなるようにフォーマット変換を行って、表示部107に表示する。このように、所定フレームレートで順次得られた画像データを逐次表示部107に表示することで、電子ビューファインダ(EVF)機能を実現することができる。
ステップS203において、輝度検出部106は、ステップS202で得られたデジタル画像データをブロック分割し、各領域ごとに平均値を求めることで、各ブロックごとの輝度平均値(輝度情報)を算出する。
そして、ステップS204において、被写体検出部115はステップS202で得られたデジタル画像データから、例えば顔などの被写体を検出し、被写***置、領域情報を取得する。ここで取得する情報としては、例えば、顔の中心座標、顔のサイズ、性別、顔の信頼度情報などが含まれる。また、顔検出タイミングではない場合は、前回被写体情報をそのまま保持する。ここで被写体情報は、時系列的に過去情報も保持しておき、最新情報と比較することで、被写体の動き量も検知しておく。
なお、上記した被写体検出は、顔検出に限られるものではなく、パターンマッチングによる動体検出やAFによる合焦位置、タッチパネルによるユーザー指定など、被写体を特定しその領域の変化量を検出するという仕様を逸脱しないものも含まれる。
次に、操作部101に含まれるシャッタボタンの状態を調べる。シャッタボタンが押されておらず、SW1がOFFであれば(ステップS205でNO)、ステップS201に戻って上記処理を繰り返す。一方、SW1がONであればステップS206に進み、本撮影の準備を開始する。
ステップS206において焦点調節処理(AF制御)を行う。焦点調節処理では、直前のステップS204で検出された被写体の領域のデジタル信号をもとに画面内のエッジを検出し、AF処理部108において操作されたフォーカスレンズの焦点距離情報から演算して得られた距離情報を取得する。そして、求めた距離に基づいて、レンズ108aのフォーカスレンズを制御して焦点調節を行う。
次に、ステップS207で露出制御処理(AE制御)を行う。AE処理部109は、直前のステップS203で輝度検出部106により得られた各ブロックごとの輝度平均値(輝度情報)から測光値を算出し、画面輝度を適正レベルへと持っていく露出条件を算出する。そして、画面輝度が暗く、明るさが不足していると判断された場合には、フラッシュを発光するという判断を下す(ステップS208)。
フラッシュ発光の要否の判断処理を終えると、ステップS209においてSW2の状態を判断し、SW2がOFFであればステップS205に戻り、ここでSW1がONであれば上述した処理を繰り返す。さらにSW1もOFFと判断されると、ステップS201に戻る。一方、SW2がONであれば、ステップS210に進む。
ステップS210では、ステップS208でフラッシュを発光させると判断されたかどうかを確認し、発光しない場合にはステップS216に進み、直前のステップS207で求めた露出条件を、本撮影時の露出条件として設定する。
ステップS210でフラッシュを発光させると判断した場合には、被写体情報から被写体が動いていたかどうかの判定を行う(ステップS211)。ここでは、検出された顔の座標を一定期間取得し、得られた座標の変動量の平均値がある閾値を超えていた場合に、動いているとみなす。
フラッシュを発光する場合、キセノン管の発光時間と露光時間を同調させる必要があるため、通常、シャッタスピードに上限が設定される(本第1の実施形態では上限1/500秒とする)。また、シャッタスピードが遅すぎると手ぶれが懸念されるため、通常下限(露光時間の最長限度)も設定される(本第1の実施形態では下限1/60秒とする)。この1/60〜1/500秒内に非発光時シャッタスピードが設定がされていれば、そのままの条件でフラッシュ発光を行っても背景が黒つぶれすることはない。しかしながら、非発光時のシャッタスピードが1/60秒より長い場合、強制的に1/60秒にシャッタスピードが変更されるため、背景の黒つぶれが発生してしまう。
そこで、本第1の実施形態では、被写体が動いている場合には、画像ぶれが発生すると判断し、発光時のシャッタスピードの下限を1/60秒に設定する(ステップS213)。被写体が静止している場合には、画像ぶれが発生しないと判断し、背景の明るさをより取り込めるように、発光時のシャッタスピードの下限を1秒に設定する(ステップS212)。
このように、シャッタスピードが1/60秒より長いような低輝度の被写体の場合、シーンを解析し、被写体の動きに応じてシャッタスピードの下限を変更することで、フラッシュが発光された場合に背景が黒つぶれするシーンを減らす。
ステップS212またはS213で発光時のシャッタスピードの下限を設定した後、本撮影時の露出条件を算出する(ステップS214)。そして、制御部102はEF処理部110を制御し、フラッシュ部111にプリ発光を行わせ、発光量の算出、EF枠の重み付けなどの処理を行う。そして、プリ発光により計算された本発光量を算出する(ステップS215)。
本撮影では、ステップS214及びS215で設定された露出条件及び本発光量、またはステップS216で設定された露出条件で、上述したステップS201及びS202と同様の手順で撮影を行い、画像データを取得する。そして、フォーマット変換部112により、得られた画像データのフォーマットをJPEGなどのフォーマットに変換し、画像記録部113に出力する。画像記録部113は、フォーマット変換された画像データを所定のメモリに記録し、処理を終了する。
図3は、上述したシャッタスピードの制御により得られる効果の一例を説明するための図である。
図3(a)は、夜景シーンであって、被写体が動いている場合を示している。この場合、背景の黒つぶれを防ぐためにシャッタスピードを遅くすると、図3(b)に示すように、被写体がぶれてしまう。従って、被写体が動いている場合には、シャッタスピードの下限を1/60秒に制限することで、図3(c)に示すように、黒つぶれは発生するが、被写体のぶれを減らした画像を撮影する。
一方、図3(d)は、同じく夜景シーンであって、被写体が静止している場合を示している。この場合、シャッタスピードを遅くしても、被写体のぶれは余り生じない。従って、シャッタスピードの下限を1秒まで長くすることで(図3(e))、シャッタスピードの下限を1/60秒に制限した場合(図3(f))と比較して、背景の黒つぶれを無くす(緩和する)ことができる。
上記の通り本第1の実施形態によれば、低輝度の被写体の場合、被写体の動きに応じてシャッタスピードの下限を変更することで、背景の黒つぶれを減らすことが可能となる。
なお、上記第1の実施形態では、被写体の変動量の平均値と閾値とを比較することで、被写体の動きの有無を判断し、判断した動きの有無に応じて、シャッタスピードの下限として2つの下限のいずれかを決定していた。しかしながら、本発明はこれに限られるものではなく、被写体の動き量が小さいほど、シャッタスピードの下限を遅くする(つまり、露光時間の最長限度を長くする)ように、3つ以上の下限のいずれかに変更するようにしてもよい。
<第2の実施形態>
●撮像装置の構成
本第2の実施形態における撮像装置として、デジタルカメラ100’の構成を図4に示す。図4に示す構成は、上述した図1に示す構成に、ジャイロセンサ等により構成された、デジタルカメラ100’の動きを検出するカメラ動き検出部218を追加した構成である。それ以外の構成は、図1の構成と同様のため、同じ参照番号を付し、ここでは説明を省略する。なお、カメラ動き検出部としては、例えば、加速度センサやHVセンサなど、カメラの動き量と方向が分かるものであれば、特にジャイロセンサに限られるものではない。
●処理の流れ
次に、上記構成を有するデジタルカメラ100’の本第2の実施形態における動作について、図5のフローチャートを参照して説明する。
本第2の実施形態における処理は、図2を参照して説明した第1の実施形態と比較して、カメラ動き検出部218により得られるカメラの動きを考慮した処理をステップS501〜S507で行うところが異なる。従って、以下の説明においては、図2と同様の処理には同じステップ番号を付し、適宜説明を省略する。
本第2の実施形態では、輝度情報(ステップS203)、被写体情報(ステップS204)に加えて、ステップS501において、カメラ動き検出部218から、デジタルカメラ100’の動き情報を取得する。カメラ動き検出部218は、ジャイロセンサよりカメラ回転方向の角速度情報を取得し、その変動量を一定期間取得する。そして取得した変動量の平均値を算出し、ある閾値を超えた場合にカメラが動いていると判断する。
そして、SW1及びSW2がそれぞれONされ、ステップS210でフラッシュを発光すると判断されると、ステップS204で得た被写体情報から、被写体が動いているかどうかの判定を行う(ステップS502)。ここでは、検出された顔の座標を一定期間取得し、得られた座標の変動量の平均値がある閾値TH11を超えていた場合に、被写体が動いているとみなす。
被写体が動いている場合には(ステップS502でNO)、画像ぶれが発生すると判断し、発光時のシャッタスピードの下限を1/60秒に設定する(ステップS507)。
一方、被写体が静止している場合には、カメラの静止状態を判断する。ここでカメラの動き量であるカメラぶれ量が任意の閾値TH21より小さい場合は、カメラが静止している状態であると判断し、発光時のシャッタスピードの下限を1秒に設定する(ステップS504)。また、カメラぶれ量が閾値TH21以上の場合でも(ステップS503でNO)、任意の閾値TH22未満の場合には(ステップS505でYES)、カメラの動きが少なく、安定している状態であると判断する。そして、発光時のシャッタスピードの下限を1/8秒に設定する(ステップS506)。
上記の通り本第2の実施形態によれば、低輝度の被写体の場合、被写体の動きと、カメラの動きに応じてシャッタスピードの下限を変更することで、背景の黒つぶれを減らすことが可能となる。
なお、上記第2の実施形態では、カメラの動き量を2つの閾値と比較することで、ぶれ度合いを判断し、判断した動きの状態に応じて、シャッタスピードの下限として3つの下限のいずれかに変更していた。しかしながら、本発明はこれに限られるものではなく、カメラの動き量が小さいほど、シャッタスピードの下限を遅くする(つまり、露光時間の最長限度を長くする)ように変更すればよく、変更される下限は3つで無くても構わない。
また、上記第2の実施形態では、被写体の動き量と、カメラの動き量とに応じてシャッタスピードの下限を設定する場合について説明したが、カメラの動き量のみに応じて設定するようにしても良い。
なお、上記第1及び第2の実施形態では、被写体の動き量に応じてシャッタスピードの下限を設定する場合について説明したが、被写体検出部によって被写体が検出されたか否かに応じて設定するようにしても構わない。例えば、被写体検出部によって被写体が検出されなかった場合には、被写体の動き量が小さい場合と同様の制御を行うようにしてもよい。
また、発光装置であるフラッシュ部がデジタルカメラに内蔵された構成となっているが、デジタルカメラに着脱可能な外部フラッシュ装置を発光装置としても構わない。
106 輝度検出部
110 EF処理部
111 フラッシュ部
115 被写体検出部
116 シャッタ設定範囲変更部
218 カメラ動き検出部

Claims (5)

  1. 発光装置を用いた撮像が可能な撮像装置であって、
    撮像手段により撮像して得られた画像データの輝度情報を求める輝度検出手段と、
    前記画像データから、画像に含まれる被写体の動き量を検出する動き検出手段と、
    前記輝度検出手段により求めた輝度情報に基づいて、前記発光装置の発光の要否を判断する判断手段と、
    前記判断手段により前記発光装置を用いた撮影を行うと判断された場合に、前記被写体の動き量に基づいて、露光時間の最長限度を変更する変更手段と、
    前記撮像手段により撮像して得られた画像データの輝度情報及び前記変更手段により変更された露光時間の最長限度に基づいて、露光時間を含む露出条件を求める露出制御手段とを有し、
    前記変更手段は、前記被写体の動き量が小さいほど、前記最長限度をより長くすることを特徴とする撮像装置。
  2. 前記撮像装置の動き量を検出するぶれ検出手段を更に有し、
    前記変更手段は、前記撮像装置の動き量が小さいほど、前記最長限度をより長くすることを特徴とすることを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 発光装置を用いた撮像が可能な撮像装置であって、
    撮像手段により撮像して得られた画像データの輝度情報を求める輝度検出手段と、
    前記撮像装置の動き量を検出するぶれ検出手段と、
    前記輝度検出手段により求めた輝度情報に基づいて、前記発光装置の発光の要否を判断する判断手段と、
    前記判断手段により前記発光装置を用いた撮影を行うと判断された場合に、前記撮像装置の動き量に基づいて、露光時間の最長限度を変更する変更手段と、
    前記撮像手段により撮像して得られた画像データの輝度情報及び前記変更手段により変更された露光時間の最長限度に基づいて、露光時間を含む露出条件を求める露出制御手段とを有し、
    前記変更手段は、前記撮像装置の動き量が小さいほど、前記最長限度をより長くすることを特徴とする撮像装置。
  4. 発光装置を用いた撮像が可能な撮像装置の制御方法であって、
    撮像手段により撮像して得られた画像データの輝度情報を求める輝度検出工程と、
    前記画像データから、画像に含まれる被写体の動き量を検出する動き検出工程と、
    前記輝度検出工程により求めた輝度情報に基づいて、前記発光装置の発光の要否を判断する判断工程と、
    前記判断工程により前記発光装置を用いた撮影を行うと判断された場合に、前記被写体の動き量に基づいて、露光時間の最長限度を変更する変更工程と、
    前記撮像手段により撮像して得られた画像データの輝度情報及び前記変更工程により変更された露光時間の最長限度に基づいて、露光時間を含む露出条件を求める露出制御工程とを有し、
    前記変更工程では、前記被写体の動き量が小さいほど、前記最長限度をより長くすることを特徴とする撮像装置の制御方法。
  5. 発光装置を用いた撮像が可能な撮像装置の制御方法であって、
    撮像手段により撮像して得られた画像データの輝度情報を求める輝度検出工程と、
    前記撮像装置の動き量を検出するぶれ検出工程と、
    前記輝度検出工程により求めた輝度情報に基づいて、前記発光装置の発光の要否を判断する判断工程と、
    前記判断工程により前記発光装置を用いた撮影を行うと判断された場合に、前記撮像装置の動き量に基づいて、露光時間の最長限度を変更する変更工程と、
    前記撮像手段により撮像して得られた画像データの輝度情報及び前記変更工程により変更された露光時間の最長限度に基づいて、露光時間を含む露出条件を求める露出制御工程とを有し、
    前記変更工程では、前記撮像装置の動き量が小さいほど、前記最長限度をより長くすることを特徴とする撮像装置の制御方法。
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