JP2010180515A - 消臭性布帛の製造方法および消臭性布帛および繊維製品 - Google Patents

消臭性布帛の製造方法および消臭性布帛および繊維製品 Download PDF

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Abstract

【課題】酢酸およびアルデヒド類に対して優れた消臭性を有し、かつ消臭された臭気が再放出されにくい消臭性布帛の製造方法および消臭性布帛および繊維製品を提供する。
【解決手段】有機繊維を含む布帛に、金属水酸化物とアミン化合物とを含む消臭剤Aを、酸価5〜600mgKOH/固形分gの合成樹脂バインダーBを介して付着させる。
【選択図】なし

Description

本発明は、タバコ臭の主成分である酢酸およびアセトアルデヒド類に対して優れた消臭性を発揮する消臭性布帛の製造方法、および該製造方法により得られた消臭性布帛、および該消臭性布帛を用いてなる繊維製品に関する。
従来、繊維材料や生活必需品に消臭性を付与する技術について、多くの提案がされている。例えば、水酸化マグネシウム、水酸化カルシウム、水酸化ジリコニウム等の金属水酸化物をハニカム状物質に付着させ、気体中に存在する低級脂肪酸を吸着させる方法(例えば、特許文献1参照)、アルデヒド類吸着能を有する窒素含有化合物とゼオライトを併用するアルデヒド消臭性塗工剤(例えば、特許文献2参照)、金属酸化物、金属水酸化物等の多孔質物質と、無機酸塩、有機酸塩、および、ポリアミン化合物、ヒドラジド化合物を、合成ウレタン樹脂バインダーを介して、酢酸、アルデヒド等の消臭性繊維材料を得る方法(例えば、特許文献3、特許文献4参照)などが提案されている。
しかしながら、アルデヒドの消臭は、アミン化合物のアミノ基がアルデヒドと反応(シッフ反応)してシッフ塩を作ることにより発現させるが、この反応は塩基性が強い程進行し難く、酢酸消臭を目的にした塩基性化合物との併用が困難であった。特に、酢酸消臭に有効な金属水酸化物をアミン化合物と併用すると、金属水酸化物の塩基性により、アミン化合物のアミノ基とアルデヒド基とのシッフ反応が阻害されアルデヒド消臭効果が激減するという問題があった。
以上のように、これまでの提案は、タバコ臭の主成分である酢酸およびアルデヒド類のどちらか一方に対する臭気消臭性が認められるものの、酢酸およびアセトアルデヒドの両者を同時に消臭する機能がないか、あるいは、一旦、消臭された臭気が再放出するという問題があった。
特開2002−159354号公報 特開2000−095980号公報 特開平10−060778号公報 特開平10−292258号公報
本発明は上記の背景に鑑みなされたものであり、その目的は、酢酸およびアルデヒド類に対して優れた消臭性を有し、かつ消臭された臭気が再放出されにくい消臭性布帛の製造方法および消臭性布帛および繊維製品を提供することにある。
本発明者は上記の課題を達成するため鋭意検討した結果、金属水酸化物とアミン化合物とを含む消臭剤をバインダーを介して布帛に付着させる際、バインダーとして弱酸基を有する樹脂を用いると、アミン化合物のアルデヒド類に対する消臭効果が阻害されないことを見出し、さらに鋭意検討を重ねることにより本発明を完成するに至った。
かくして、本発明によれば「有機繊維を含む布帛に、金属水酸化物とアミン化合物とを含む消臭剤Aを、酸価5〜600mgKOH/固形分gの合成樹脂バインダーBを介して付着させることを特徴とする消臭性布帛の製造方法。」が提供される。
その際、前記有機繊維がポリエステル繊維であることが好ましい。また、前記布帛が、立毛部および/または紋様部と、地組織部とで構成される布帛であることが好ましい。また、前記金属水酸化物が、水酸化カルシウムまたは水酸化マグネシウムまたは水酸化アルミニウムまたは水酸化ジリコニウムであることが好ましい。また、前記アミン化合物が、下記の化学式(化−1)または化学式(化−2)または化学式(化−3)または化学式(化−4)で表されるアミン化合物であることが好ましい。
Figure 2010180515
Figure 2010180515
Figure 2010180515
Figure 2010180515
ただし、上記化学式中のRは −(CX)n−、−(CXO)n−、−(CX−CXO)n−、−C−、−(CX)n−C−(CX)n−であり、Xは−H、−CH、−CHCH、−CHCHCHであり、n は1〜5である。
また、前記アミン化合物が、ケイ素の酸化物または亜鉛の酸化物と複合化していることが好ましい。また、前記合成樹脂バインダーBがアンモニアまたは/およびトリエチルアミン、トリエチルアミンのような低沸点アミンで中和していることが好ましい。
本発明の消臭性布帛の製造方法において、前記布帛に、他の剤として難燃剤Cを付着させることが好ましい。その際、前記難燃剤Cが、リン系化合物、ハロゲン系化合物、三酸化アンチモン、水酸化アルミニウム、水酸化マグネシウム、およびホウ酸塩からなる群から選択されるいずれか1種以上であることが好ましい。
また、本発明の消臭性布帛の製造方法において、前記消臭剤Aと合成樹脂バインダーBを布帛の片側表面にのみ付着させることが好ましい。
また、本発明によれば、前記の消臭性布帛の製造方法により得られた消臭性布帛が提供される。かかる消臭性布帛において、下記により測定した酢酸臭気低減率が70%以上であることが好ましい。
(酢酸臭気低減率の測定方法)
酢酸臭気の濃度が50ppm(以下初期濃度)になっている5リットルテトラバッグ中に、消臭性布帛の試験片(75cm)を入れ密栓し、温度30℃で4時間放置後、テトラバッグ中の臭気濃度(以下消臭後濃度)をガス検知管測定し、下記式により酢酸臭気低減率を算出する。
酢酸臭気低減率=(([初期濃度]−[消臭後濃度])/[初期濃度])×100
かかる消臭性布帛において、下記により測定したアセトアルデヒド臭気低減率が70%以上であることが好ましい。
(アセトアルデヒド臭気低減率の測定方法)
アセトアルデヒド臭気の濃度が50ppm(以下初期濃度)になっている5リットルテトラバッグ中に、消臭性布帛の試験片(75cm)を入れ密栓し、温度30℃で4時間放置後、テトラバッグ中の臭気濃度(以下消臭後濃度)をガス検知管で測定し、下記式によりアセトアルデヒド臭気低減率を算出する。
アセトアルデヒド臭気低減率=(([初期濃度]−[消臭後濃度])/[初期濃度])×100
かかる消臭性布帛において、下記により測定した酢酸臭気再放出率が10%以下であることが好ましい。
(酢酸臭気再放出率の測定方法)
酢酸臭気の濃度が50ppm(以下初期濃度)になっている5リットルテトラバッグ中に、消臭性布帛の試験片(75cm)を入れ密栓し、温度30℃で4時間放置後、純空気で満たされたテトラバッグ中に入れ替え密栓し、温度80℃で2時間放置後、テトラバッグ中の臭気濃度(以下再放出臭気濃度)をガス検知管で測定し、下記式により酢酸臭気再放出率を算出する。
酢酸臭気再放出率=([再放出臭気濃度]/[初期濃度])×100
かかる消臭性布帛において、下記により測定したアセトアルデヒド臭気再放出率が10%以下であることが好ましい。
(アセトアルデヒド臭気再放出率の測定方法)
アセトアルデヒド臭気の濃度が50ppm(以下初期濃度)になっている5リットルテトラバッグ中に、消臭性布帛の試験片(75cm)を入れ密栓し、温度30℃で4時間放置後、純空気で満たされたテトラバッグ中に入れ替え密栓し、温度80℃で2時間放置後、テトラバッグ中の臭気濃度(以下再放出臭気濃度)をガス検知管で測定し、下記式によりアセトアルデヒド臭気再放出率を算出する。
アセトアルデヒド臭気再放出率=([再放出臭気濃度]/[初期濃度])×100
また、本発明によれば、前記の消臭性布帛を用いてなる、椅子表皮材、ソファー表皮材、カーペット、カーシート地、およびインテリア用品からなる群より選択されるいずれかの繊維製品が提供される。
本発明によれば、酢酸およびアルデヒド類に対して優れた消臭性を有し、かつ消臭された臭気が再放出されにくい消臭性布帛の製造方法および消臭性布帛および繊維製品が得られる。
本発明において、布帛の種類は有機繊維を含む布帛であれば特に限定されない。その形態としては、織物、編物、不織布などであり、布帛の厚み、目付け、外観などにも制限はない。また、布帛を構成する繊維の種類としては、ポリエステル、ナイロンなどの合成繊維、レーヨンなどの再生繊維、綿、ウール、絹などの天然繊維やこれらを複合したものが使用可能である。特にポリエステル繊維が好ましい。ポリエステル繊維はジカルボン酸成分とジグリコール成分とから製造される。ジカルボン酸成分としては、主としてテレフタル酸が用いられることが好ましく、ジグリコール成分としては主としてエチレングリコール、トリメチレングリコール及びテトラメチレングリコールから選ばれた1種以上のアルキレングリコールを用いることが好ましい。また、ポリエステル樹脂には、前記ジカルボン酸成分及びグリコール成分の他に第3成分を含んでいてもよい。該第3成分としては、カチオン染料可染性アニオン成分、例えば、ナトリウムスルホイソフタル酸;テレフタル酸以外のジカルボン酸、例えばイソフタル酸、ナフタレンジカルボン酸、アジピン酸、セバシン酸;及びアルキレングリコール以外のグリコール化合物、例えばジエチレングリコール、ポリエチレングリコール、ビスフェノールA、ビスフェノールスルフォンの1種以上を用いることができる。さらには、ポリ乳酸繊維やステレオコンプレックスポリ乳酸繊維などの脂肪族ポリエステル繊維でもよい。
有機繊維を形成する樹脂中には、必要に応じて、艶消し剤(二酸化チタン)、微細孔形成剤(有機スルホン酸金属塩)、着色防止剤、熱安定剤、難燃剤(三酸化二アンチモン)、蛍光増白剤、着色顔料、帯電防止剤(スルホン酸金属塩)、吸湿剤(ポリオキシアルキレングリコール)、抗菌剤、その他の無機粒子の1種以上が含まれていてもよい。
有機繊維の形状としては、短繊維でもよいし長繊維(マルチフィラメント)でもよい。さらには、通常の仮撚捲縮加工が施された仮撚捲縮加工糸や2種以上の構成糸条を空気混繊加工や複合仮撚加工させた複合糸であってもよい。
有機繊維の単糸繊維繊度、総繊度、単糸数は、単糸繊維繊度0.00001〜10.0dtex、総繊度20〜300dtex、単糸数10〜200本の範囲であることが好ましい。また、単糸繊維の断面形状には制限はなく、通常の円形断面のほかに三角、扁平、くびれ付扁平、十字形、六様形、あるいは中空形などの異型断面形状であってもよい。特にくびれ付扁平断面形状を採用すると、吸水性が向上するので好ましい。
前記布帛は、通常の方法により製編織された織編物でよく、その織編組織は特に限定されない。例えば、平織、綾織、サテンなどの織組織や、天竺、スムース、フライス、鹿の子、デンビー、トリコットなどの編組織が好適に例示されるが、これらに限定されるものではない。層数は単層が好ましいが、2層以上の多層であってもよい。なかでも、立毛部および/または紋様部と、地組織部とで構成される布帛が、カーシート地などとして使用できるので好ましい。
本発明において、前記布帛に、金属水酸化物とアミン化合物とを含む消臭剤Aを、酸価5〜600mgKOH/固形分gの郷成樹脂バインダーBを介して付着させる。
ここで、前記金属水酸化物としては、水溶解度が1%未満の金属水酸化物が好ましい。例えば、水酸化カルシウム、水酸化マグネシウム、水酸化アルミニウム、水酸化ジリコニウムなどが例示される。なかでも、酢酸に対して優れた消臭効果を得る上で、水酸化カルシウムまたは水酸化マグネシウムが特に好ましい。
一方、前記アミン化合物としては、第一級アミノ基を少なくとも1個以上有し、沸点または分解温度が160℃より大のものが、アセトアルデヒド消臭性、および消臭性布帛を得た後に熱セットする際に分解されにくく好ましい。
かかるアミン化合物としては、下記の化学式(化−1)または化学式(化−2)または化学式(化−3)または化学式(化−4)で表されるアミン化合物であることが好ましい。
Figure 2010180515
Figure 2010180515
Figure 2010180515
Figure 2010180515
ただし、上記化学式中のRは −(CX)n−、−(CXO)n−、−(CX−CXO)n−、−C6H4− ,−(CX)n−C−(CX)n−であり、Xは−H、−CH、−CHCH、−CHCHCHであり、n は1〜5である。
なかでも、トリエチレンテトラミン、テトラエチレンペンタミン等のポリアルキレンポリアミン類、ポリエチレンイミン類、ポリビニルアミン類、フエニレンジアミン、キシレンジアミン等の芳香族アミンが例示される。特に、ポリエチレンイミン類、ポリビニルアミン類がアセトアルデヒドに対して優れた消臭効果を得る上で好ましい。
さらには、前記アミン化合物のアセトアルデヒド消臭効果を高めるために前記アミン化合物をあらかじめ多孔質物質に吸着(複合化)させておくことも好ましいことである。その際、かかる多孔質物質としては、ケイ素、亜鉛、マグネシウム、およびチタンからなる群より選択される金属成分の酸化物、または活性炭が好ましい。特に、アセトアルデヒド消臭効果を高める上で、ケイ素の酸化物または亜鉛の酸化物が好ましい。
その際、前記多孔質物質に前記アミン化合物を吸着させる際の重量比としては、(アミン化合物:多孔質物質)5:95〜70:30(より好ましくは20:80〜50:50)の範囲内が好ましい。
また、前記合成樹脂バインダーBは、その酸価が5〜600mgKOH/固形分g(好ましくは30〜400mgKOH/g)の範囲内であることが肝要である。かかる合成樹脂バインダーBを用いることにより、該合成樹脂バインダーBと前記金属水酸化物とで金属水酸化物塩となっているが、バインダー酸基より強い酢酸に出会うと金属水酸化物が移行し、結果として優れた酢酸消臭性を呈する。なお、合成樹脂バインダーBの酸価は、合成樹脂バインダーBが中和処理されている場合は中和処理前の酸価を用いる。
ここで、前記合成樹脂バインダーBの酸価が5mgKOH/固形分gよりも小さいと、金属水酸化物によるアルカリが強くなり、前記アミン化合物のアセトアルデヒド消臭効果が損われるおそれがあり、好ましくない。逆に、前記合成樹脂バインダーBの酸価が600mgKOH/固形分gよりも大きいと、合成樹脂バインダーの耐水性が低下し好ましくない。なお、合成樹脂バインダーBの、金属水酸化物やアミン化合物との混和性をよくするため、合成樹脂バインダーBをアンモニア等でpH調整することは好ましいことである。
合成樹脂バインダーBの酸価は、乾燥により中和アルカリが気散する合成樹脂バインダーBにおいては、該バインダーの100〜150℃乾燥薄膜固形分を、非気散性アルカリで中和されている合成樹脂バインダーBにおいては、該バインダーに塩酸等の酸を添加し、得られた凝固物を水洗し乾燥固形分を、得て、これらの固形物をアルコール、アセトンに溶解し、KOH滴定により求めるとよい。
バインダーをアンモニア等で中和すると、通常、使用する時、バインダーがウエット状(エマルジョン、水分散状等)で中和されているが、この状態では一時的に中和されている分だけ酸価が低くなる。しかし、加工時の乾燥でアンモニア、気散性アミンが気散するので、実際加工物上でのバインダーは中和処理前の酸価に戻る。
前記合成樹脂バインダーBの種類としては、アクリル樹脂、ウレタン樹脂、酢酸ビニル樹脂、エチレン酢酸ビニル樹脂、エステル樹脂、シリコン樹脂などが例示される。なかでも、アクリル樹脂、ウレタン樹脂が好ましい。なお、前記のような酸価を有するアクリル樹脂バインダーとしては、DIC(株)製ボンコートV−E、DIC(株)製ボンコートHV−Eなど、酸価を有するウレタン樹脂バインダーとしては、DIC(株)製ハイドランHW−311、DIC(株)製AP−40、第一工業製薬(株)製スーパーフレックス300などが例示される。また、本発明の消臭性布帛の柔軟性を調整するため、前記合成樹脂バインダーBのほかに酸基を有しない合成樹脂バインダー(例えば、DIC(株)製ボンデイック2210、DIC(株)製ボンデイック2220、DIC(株)製ボンデイックHW−930)を併用することも好ましい。
前記金属水酸化物とアミン化合物と合成樹脂バインダーBとの固形分割合は10:10〜30:10〜60(より好ましくは10:15〜25:20〜40)の範囲内が好ましい。
布帛に対する、前記金属水酸化物とアミン化合物と合成樹脂バインダーBの混合物の付着量は、固形分で5〜30g/m(10〜20g/m)の範囲内であることが好ましい。
前記金属水酸化物とアミン化合物と合成樹脂バインダーBの混合物の布帛への付与方法は特に限定されないが、ポリエチレングリコール、カルボキシメチルセルローズ、ヒドロキシエチルセルローズ等の増粘剤類で、所定濃度、所定粘度の水分散液に調製し、グラビアロールコーター、フローテイングナイフコーター、ロータリープリント、スプレー等により布帛の一面に塗工する方法が好ましい。その際、塗工物(前記混合物)が非塗工面に露出しないことが好ましく、例えば、布帛として立毛布帛を採用し、地組織部側表面にのみ塗工物(前記混合物)を塗工し、立毛部側表面に塗工物(前記混合物)が露出しないようにすることは、外観を損うことなく耐久性に優れた消臭性が得られ、カーシート地やカーペットなどとして好適に使用され好ましいことである。
塗工物(前記混合物)が塗工された布帛は、温度100〜140℃のチャンバーで乾燥し、さらに温度150〜180℃で熱処理するとよい。
ここで、前記混合物を布帛に付与する前または同時または後において、染色加工、さらには、常法の起毛加工、紫外線遮蔽あるいは抗菌剤、難燃剤、防虫剤、蓄光剤、再帰反射剤、マイナスイオン発生剤、撥水剤、抗アレルゲン剤等の機能を付与する各種加工を付加適用してもよい。なかでも、前記混合物に他の剤として難燃剤Cを追加すると、最終的に得られる布帛に難燃性が付加され、カーシート地やカーペットなどとして好適に使用され、好ましい。その際、前記難燃剤Cとしては、リン系化合物、ハロゲン系化合物、三酸化アンチモン、水酸化アルミニウム水酸化マグネシウム、およびホウ酸塩からなる群から選択されるいずれか1種以上であることが好ましい。具体的には、リン酸エステル、リン酸塩、リン酸アミド、ホスフインオキサイド化合物、リン酸グアニジン等のリン系化合物、ヘキサブロモドデカン、デカブロモジフエニルエーテル等のハロゲン化合物、三酸化アンチモン、金属水酸化物等の金属化合物などが好適に例示される。
また、抗アレルゲン剤としては、タンニン酸、カテキン酸などの植物抽出物、ヒドロキシ安息香酸、ポリビニルフエノール類などの芳香族ヒドロキシ化合物などが好ましい。
かくして得られた消臭性布帛において、金属水酸化物と、樹脂バインダーの弱酸基とが金属水酸化物塩を形成することにより金属水酸化物の塩基性が弱まり、その結果、アミン化合物のアミノ基とアルデヒドとの反応がすすみやすくなり、また同時に、前記金属水酸化物塩が、樹脂バインダー酸基よりも強い酸、すなわち、酢酸雰囲気にであうと酢酸に移行することにより金属水酸化物の酢酸塩が形成され、酢酸消臭性も得られる。このように、かかる布帛は、酢酸およびアルデヒド類に対して優れた消臭性を有する。さらには、消臭された臭気が再放出されにくい。
ここで、下記により測定した酢酸臭気低減率が70%以上であることが好ましい。
(酢酸臭気低減率の測定方法)
酢酸臭気の濃度が50ppm(以下初期濃度)になっている5リットルテトラバッグ中に、消臭性布帛の試験片(75cm)を入れ密栓し、温度30℃で4時間放置後、テトラバッグ中の臭気濃度(以下消臭後濃度)をガス検知管で測定し、下記式により酢酸臭気低減率を算出する。
酢酸臭気低減率=(([初期濃度]−[消臭後濃度])/[初期濃度])×100
また、下記により測定したアセトアルデヒド臭気低減率が70%以上であることが好ましい。
(アセトアルデヒド臭気低減率の測定方法)
アセトアルデヒド臭気の濃度が50ppm(以下初期濃度)になっている5リットルテトラバッグ中に、消臭性布帛の試験片(75cm)を入れ密栓し、温度30℃で4時間放置後、テトラバッグ中の臭気濃度(以下消臭後濃度)をガス検知管で測定し、下記式によりアセトアルデヒド臭気低減率を算出する。
アセトアルデヒド臭気低減率=(([初期濃度]−[消臭後濃度])/[初期濃度])×100
また、下記により測定した酢酸臭気再放出率が10%以下であることが好ましい。
(酢酸臭気再放出率の測定方法)
酢酸臭気の濃度が50ppm(以下初期濃度)になっている5リットルテトラバッグ中に、消臭性布帛の試験片(75cm)を入れ密栓し、温度30℃で4時間放置後、純空気で満たされたテトラバッグ中に入れ替え密栓し、温度80℃で2時間放置後、テトラバッグ中の臭気濃度(以下再放出臭気濃度)をガス検知管で測定し、下記式により酢酸臭気再放出率を算出する。
酢酸臭気再放出率=([再放出臭気濃度]/[初期濃度])×100
また、下記により測定したアセトアルデヒド臭気再放出率が10%以下であることが好ましい。
(アセトアルデヒド臭気再放出率の測定方法)
アセトアルデヒド臭気の濃度が50ppm(以下初期濃度)になっている5リットルテトラバッグ中に、消臭性布帛の試験片(75cm)を入れ密栓し、温度30℃で4時間放置後、純空気で満たされたテトラバッグ中に入れ替え密栓し、温度80℃で2時間放置後、テトラバッグ中の臭気濃度(以下再放出臭気濃度)をガス検知管で測定し、下記式によりアセトアルデヒド臭気再放出率を算出する。
アセトアルデヒド臭気再放出率=([再放出臭気濃度]/[初期濃度])×100
次に、本発明の繊維製品は前記の消臭性布帛を用いてなる、椅子表皮材、ソファー表皮材、カーペット、カーシート地、およびインテリア用品からなる群より選択されるいずれかの繊維製品である。かかる繊維製品は前記の消臭性布帛を用いているので、酢酸およびアルデヒド類に対して優れた消臭性を有する。さらには、消臭された臭気が再放出されにくい。もちろん、前記の消臭性布帛が前記の繊維製品以外の用途にも使用できることはいうまでもない。
以下、実施例を挙げて本発明を具体的に説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
(1)酸価
JIS K0070により酸価(mgKOH/g)を測定した。
(2)酢酸臭気低減率
酢酸臭気の濃度が50ppm(以下初期濃度)になっている5リットルテトラバッグ中に、消臭性布帛の試験片(75cm)を入れ密栓し、温度30℃で4時間放置後、テトラバッグ中の臭気濃度(以下消臭後濃度)をガス検地管で測定し、下記式により酢酸臭気低減率を算出した。
酢酸臭気低減率=(([初期濃度]−[消臭後濃度])/[初期濃度])×100
(3)アセトアルデヒド臭気低減率
アセトアルデヒド臭気の濃度が50ppm(以下初期濃度)になっている5リットルテトラバッグ中に、消臭性布帛の試験片(75cm)を入れ密栓し、温度30℃で4時間放置後、テトラバッグ中の臭気濃度(以下消臭後濃度)をガス検地管で測定し、下記式によりアセトアルデヒド臭気低減率を算出した。
アセトアルデヒド臭気低減率=(([初期濃度]−[消臭後濃度])/[初期濃度])×100
(4)酢酸臭気再放出率の測定方法
酢酸臭気の濃度が50ppm(以下初期濃度)になっている5リットルテトラバッグ中に、消臭性布帛の試験片(75cm)を入れ密栓し、温度30℃で4時間放置後、純空気で満たされたテトラバッグ中に入れ替え密栓し、温度80℃で2時間放置後、テトラバッグ中の臭気濃度(以下再放出臭気濃度)をガス検地管で測定し、下記式により酢酸臭気再放出率を算出した。
酢酸臭気再放出率=([再放出臭気濃度]/[初期濃度])×100
(5)アセトアルデヒド臭気再放出率の測定方法
アセトアルデヒド臭気の濃度が50ppm(以下初期濃度)になっている5リットルテトラバッグ中に、消臭性布帛の試験片(75cm)を入れ密栓し、温度30℃で4時間放置後、純空気で満たされたテトラバッグ中に入れ替え密栓し、温度80℃で2時間放置後、テトラバッグ中の臭気濃度(以下再放出臭気濃度)をガス検地管で測定し、下記式によりアセトアルデヒド臭気再放出率を算出する。
アセトアルデヒド臭気再放出率=([再放出臭気濃度]/[初期濃度])×100
(6)付着消臭剤の耐擦過性
布帛試料の消臭剤付着面を未削鉛筆の先端で軽く引っ掻き、消臭剤の脱落状態を観察し、消臭剤の脱落ナシを○、少しアリを△、明らかにアリを×とした。
(7)スチーム処理後の耐擦過性
耐水性の代用特性として、布帛試料を、温度100℃のスチームで1分処理した後、布帛試料の消臭剤付着面を未削鉛筆の先端で軽く引っ掻き、消臭剤の脱落状態を観察し、消臭剤の脱落ナシを○、少しアリを△、明らかにアリを×とした。
(8)燃焼性
JIS A 1201 自動車室内用有機資材の燃焼試験により評価した。
〔実施例1〜10、比較例1〜2〕
(供試布帛の作製)
総繊度84dtex/36filのポリエチレンテレフタレートマルチフィラメントと総繊度145dtex/60filのポリエチレンテレフタレートマルチフィラメントとを用いて、常法によりトリコット立毛編地を製編した後、カット起毛、シャーリングすることにより、全体の厚みが1.9〜2.0mm、立毛高さが1.4〜1.5mm、目付が400g/mの立毛布帛を得た。
(消臭加工)
表1、表2に記載する消臭剤含有混合物を、固形分濃度25%、粘度4,000〜5,000cpsに調製し、ナイフオンロールコーターを用い、供試ポリエステル布帛に消臭剤固形分20g/m塗工し、熱風循環乾燥機で120℃、5分乾燥後、160℃、2分間熱処理した。なお、使用薬剤は下記のとおりである。
水酸化カルシウム: JIS K 8575−94、 水溶解度0.14g/100g水
水酸化マグネシウム: 昭和電工(株)製、 水溶解度0.0009g/100g水
水酸化ナトリウム: JIS K 1202−81、水溶解度100g以上/100g水
トリエチレンテトラタミン: 沸点278℃、 東ソー(株)製
エチレンジアミン: 沸点117℃、 東ソー(株)製
m−キシリレンジアミン: 沸点154℃(20mmHg)、昭和電工(株)製
エポミン SP−006: ポリアミン系化合物(分解温度240℃)、(株)日本触媒製
Sipernat 320: 多孔質粉末シリカ、平均粒径15μm、デグサジャパン(株)製
デクセル 7V: 酸価約700、アクリル樹脂水溶液、 DIC(株)製
NaOHでpH:6〜8に調製済み
ボンコート V−E: 酸価約195、アクリル樹脂エマルジョン、 DIC(株)製
アンモニア水でpH:4〜6に調製済み
ハイドラン AP−40: 酸価約15、ウレタン樹脂エマルジョン、 DIC(株)製
トリエチルアミンでpH:5〜7に調製済み
ボンデイック 2210: 酸価3以下、ウレタン樹脂エマルジョン、 DIC(株)製
トリエチルアミンでpH:5〜8に調整済み
ビゴール FV−1030: リン系難燃剤水分散体、大京化学(株)製
所定の条件で塗工し、所定の方法で評価した結果を表1、表2に示す。なお、表1、表2に示す薬剤使用量は、組成物100部に対する各薬剤固形分重量部を示す。
実施例1〜6で得られた消臭性布帛は、酢酸消臭性およびアセトアルデヒド消臭性に優れるのみならず、かつ、いったん消臭した酢酸臭気およびアセトアルデヒド臭気は高温環境80℃に曝されても再放出しない優れた酢酸消臭機能とアセトアルデヒド消臭機能とを兼備していた。さらに、一方の面(立毛部側表面)には消臭剤が露出していなかった。
実施例7で得られた消臭性布帛は、使用したエチレンジアミンの沸点が117℃と低く、加工乾燥時、少し気散し効果がやや低くなった。実施例8で得られた消臭性布帛は、金属水酸化物が少なすぎて酢酸消臭性能がやや小さかった。実施例9で得られた消臭性布帛はアミン化合物が少なすぎて、アルデヒド消臭性能がやや小さかった。実施例10で得られた消臭性布帛は、合成樹脂バインダーの量が少なく耐擦過性にやや劣るものであった。
また、比較例1で得られた消臭性布帛は、合成樹脂バインダー ボンデイック2210の酸価が低く消臭剤Aとの混合物のアルカリが強いためシッフ反応が進みにくくアルデヒド消臭効果が低かった。比較例2で得られた消臭性布帛はは合成樹脂バインダーの酸価が高すぎ、耐スチーム脱落性に劣るものであった。
次いで、実施例1で得られた消臭性布帛を用いて、椅子表皮材、ソファー表皮材、カーペット、カーシート地、およびインテリア用品を得たところ、酢酸消臭性およびアセトアルデヒド消臭性に優れるのみならず、かつ、いったん消臭した酢酸臭気およびアセトアルデヒド臭気は高温環境80℃)に曝されても再放出しない優れた酢酸消臭機能とアセトアルデヒド消臭機能とを兼備しており、また、消臭剤が露出していない立毛部表面を、実際の使用面とすることにより、基材が本来有している固有の特性が活かされた。
Figure 2010180515
Figure 2010180515
本発明によれば、酢酸およびアルデヒド類に対して優れた消臭性を有し、かつ消臭された臭気が再放出されにくい消臭性布帛の製造方法および消臭性布帛および繊維製品が提供され、その工業的価値は極めて大である。

Claims (16)

  1. 有機繊維を含む布帛に、金属水酸化物とアミン化合物とを含む消臭剤Aを、酸価5〜600mgKOH/固形分gの合成樹脂バインダーBを介して付着させることを特徴とする消臭性布帛の製造方法。
  2. 前記有機繊維がポリエステル繊維である、請求項1に記載の消臭性布帛の製造方法。
  3. 前記布帛が、立毛部および/または紋様部と、地組織部とで構成される布帛である、請求項1または請求項2に記載の消臭性布帛の製造方法。
  4. 前記金属水酸化物が、水酸化カルシウムまたは水酸化マグネシウムまたは水酸化アルミニウムまたは水酸化ジリコニウムである、請求項1〜3のいずれかに記載の消臭性布帛の製造方法。
  5. 前記アミン化合物が、下記の化学式(化−1)または化学式(化−2)または化学式(化−3)または化学式(化−4)で表されるアミン化合物である、請求項1〜4のいずれかに記載の消臭性布帛の製造方法。
    Figure 2010180515
    Figure 2010180515
    Figure 2010180515
    Figure 2010180515
    ただし、上記化学式中のRは −(CX)n−、−(CXO)n−、−(CX−CXO)n−、−C−、−(CX)n−C−(CX)n−であり、Xは−H、−CH、−CHCH、−CHCHCHであり、n は1〜5である。
  6. 前記アミン化合物が、ケイ素の酸化物または亜鉛の酸化物と複合化している、請求項1〜5のいずれかに記載の消臭性布帛の製造方法。
  7. 前記合成樹脂バインダーBがアンモニアおよび/または、沸点が250℃/760mmHg以下のアミンで中和してなる、請求項1〜6のいずれかに記載の消臭性布帛の製造方法。
  8. 前記布帛に、他の剤として難燃剤Cを付着させる、請求項1〜7のいずれかに記載の消臭性布帛の製造方法。
  9. 前記難燃剤Cが、リン系化合物、ハロゲン系化合物、三酸化アンチモン、水酸化アルミニウム、水酸化マグネシウム、およびホウ酸塩からなる群から選択されるいずれか1種以上である、請求項8に記載の消臭性布帛の製造方法。
  10. 前記消臭剤Aと合成樹脂バインダーBを布帛の片側表面にのみ付着させる、請求項1〜9のいずれかに記載の消臭性布帛の製造方法。
  11. 請求項1〜10のいずれかに記載の製造方法により製造された消臭性布帛。
  12. 下記により測定した酢酸臭気低減率が70%以上である、請求項11に記載の消臭性布帛。
    (酢酸臭気低減率の測定方法)
    酢酸臭気の濃度が50ppm(以下初期濃度)になっている5リットルテトラバッグ中に、消臭性布帛の試験片(75cm)を入れ密栓し、温度30℃で4時間放置後、テトラバッグ中の臭気濃度(以下消臭後濃度)をガス検知管で測定し、下記式により酢酸臭気低減率を算出する。
    酢酸臭気低減率=(([初期濃度]−[消臭後濃度])/[初期濃度])×100
  13. 下記により測定したアセトアルデヒド臭気低減率が70%以上である、請求項11または請求項12に記載の消臭性布帛。
    (アセトアルデヒド臭気低減率の測定方法)
    アセトアルデヒド臭気の濃度が50ppm(以下初期濃度)になっている5リットルテトラバッグ中に、消臭性布帛の試験片(75cm)を入れ密栓し、温度30℃で4時間放置後、テトラバッグ中の臭気濃度(以下消臭後濃度)をガス検知管で測定し、下記式によりアセトアルデヒド臭気低減率を算出する。
    アセトアルデヒド臭気低減率=(([初期濃度]−[消臭後濃度])/[初期濃度])×100
  14. 下記により測定した酢酸臭気再放出率が10%以下である、請求項11〜13のいずれかに記載の消臭性布帛。
    (酢酸臭気再放出率の測定方法)
    酢酸臭気の濃度が50ppm(以下初期濃度)になっている5リットルテトラバッグ中に、消臭性布帛の試験片(75cm)を入れ密栓し、温度30℃で4時間放置後、純空気で満たされたテトラバッグ中に入れ替え密栓し、温度80℃で2時間放置後、テトラバッグ中の臭気濃度(以下再放出臭気濃度)をガス検知管で測定し、下記式により酢酸臭気再放出率を算出する。
    酢酸臭気再放出率=([再放出臭気濃度]/[初期濃度])×100
  15. 下記により測定したアセトアルデヒド臭気再放出率が10%以下である、請求項11〜14のいずれかに記載の消臭性布帛。
    (アセトアルデヒド臭気再放出率の測定方法)
    アセトアルデヒド臭気の濃度が50ppm(以下初期濃度)になっている5リットルテトラバッグ中に、消臭性布帛の試験片(75cm)を入れ密栓し、温度30℃で4時間放置後、純空気で満たされたテトラバッグ中に入れ替え密栓し、温度80℃で2時間放置後、テトラバッグ中の臭気濃度(以下再放出臭気濃度)をガス検知管で測定し、下記式によりアセトアルデヒド臭気再放出率を算出する。
    アセトアルデヒド臭気再放出率=([再放出臭気濃度]/[初期濃度])×100
  16. 請求項11〜15のいずれかに記載の消臭性布帛を用いてなる、椅子表皮材、ソファー表皮材、カーペット、カーシート地、およびインテリア用品からなる群より選択されるいずれかの繊維製品。
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