JP2010178223A - 情報端末装置及びヒンジユニット - Google Patents

情報端末装置及びヒンジユニット Download PDF

Info

Publication number
JP2010178223A
JP2010178223A JP2009020882A JP2009020882A JP2010178223A JP 2010178223 A JP2010178223 A JP 2010178223A JP 2009020882 A JP2009020882 A JP 2009020882A JP 2009020882 A JP2009020882 A JP 2009020882A JP 2010178223 A JP2010178223 A JP 2010178223A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
plate
slide
swing plate
base plate
housing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2009020882A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5262769B2 (ja
Inventor
Hisamitsu Takagi
久光 高木
Hitoshi Shiroyama
仁司 城山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP2009020882A priority Critical patent/JP5262769B2/ja
Priority to US12/688,237 priority patent/US20100197372A1/en
Priority to CN2010101085564A priority patent/CN101795544B/zh
Publication of JP2010178223A publication Critical patent/JP2010178223A/ja
Priority to US13/759,352 priority patent/US20130147333A1/en
Application granted granted Critical
Publication of JP5262769B2 publication Critical patent/JP5262769B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04MTELEPHONIC COMMUNICATION
    • H04M1/00Substation equipment, e.g. for use by subscribers
    • H04M1/02Constructional features of telephone sets
    • H04M1/0202Portable telephone sets, e.g. cordless phones, mobile phones or bar type handsets
    • H04M1/0206Portable telephones comprising a plurality of mechanically joined movable body parts, e.g. hinged housings
    • H04M1/0208Portable telephones comprising a plurality of mechanically joined movable body parts, e.g. hinged housings characterized by the relative motions of the body parts
    • H04M1/0235Slidable or telescopic telephones, i.e. with a relative translation movement of the body parts; Telephones using a combination of translation and other relative motions of the body parts
    • H04M1/0237Sliding mechanism with one degree of freedom
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H21/00Gearings comprising primarily only links or levers, with or without slides
    • F16H21/10Gearings comprising primarily only links or levers, with or without slides all movement being in, or parallel to, a single plane
    • F16H21/40Gearings comprising primarily only links or levers, with or without slides all movement being in, or parallel to, a single plane for interconverting rotary motion and oscillating motion
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04MTELEPHONIC COMMUNICATION
    • H04M1/00Substation equipment, e.g. for use by subscribers
    • H04M1/02Constructional features of telephone sets
    • H04M1/0202Portable telephone sets, e.g. cordless phones, mobile phones or bar type handsets
    • H04M1/0206Portable telephones comprising a plurality of mechanically joined movable body parts, e.g. hinged housings
    • H04M1/0208Portable telephones comprising a plurality of mechanically joined movable body parts, e.g. hinged housings characterized by the relative motions of the body parts
    • H04M1/0225Rotatable telephones, i.e. the body parts pivoting to an open position around an axis perpendicular to the plane they define in closed position
    • H04M1/0233Including a rotatable display body part
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T74/00Machine element or mechanism
    • Y10T74/18Mechanical movements
    • Y10T74/18056Rotary to or from reciprocating or oscillating
    • Y10T74/18296Cam and slide

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Telephone Set Structure (AREA)

Abstract

【課題】携帯電話機などの情報端末装置における操作性を向上する。
【解決手段】第1筐体11の操作部(14,18)を有する面に固定され、Y軸方向に延びるガイド孔25を有するベースプレート20と、ガイド孔と係合する軸部35を有し、軸部を中心に、ベースプレートに対して回転するスイングプレート30と、スイングプレートに対してスライド可能に係合され、第2筐体12の表示画面16を有する面の反対側に設けられたスライドプレート40と、スイングプレートに形成されたカム溝(36,38)と、ベースプレートに設けられたカム溝に係合するカムピン(26,28)とを有するカム機構と、を備え、カム機構は、スイングプレートへの回転力の作用により、スイングプレートをベースプレートに対してY軸方向にスライドさせつつ回転する。
【選択図】図3

Description

本発明は、情報端末装置及びヒンジユニットに関し、例えば、回転変形やスライド変形が可能な携帯電話機、PHS、PDA等の情報端末装置、及び当該情報端末装置等に用いることが可能なヒンジユニットに関する。
近年、携帯電話機などの情報端末装置は、通話機能だけでなく、ウェブサイト閲覧や電子メール送受信やテレビ(ワンセグ放送)等のデータ通信機能、カメラ機能、録音再生機能、ビデオ視聴機能、スケジュール管理機能、ゲーム機能など多数の機能を備えている。このような情報端末装置では、一般的に使用頻度の高い通話機能における利便性を考慮して、横幅を抑えた縦長形状が採用されている。
また、最近では、液晶ディスプレイや有機ELなどから成る表示画面の大型化が進む反面、携帯性をより高めるため、情報端末装置の小型・軽量化が図られている。例えば、表示画面を有する筺体と操作部を有する筺体とをスライドさせてコンパクトにすることが可能なスライド式の携帯電話機や、2つの筺体間にヒンジを設け、折り畳んでコンパクトにすることが可能な折り畳み式の携帯電話機などが出現してきている。
しかるに、これらの携帯電話機では、電子メール送受信機能やテレビ受信機能、ビデオ視聴機能のように、表示画面が横長形状である方が利便性や視認性が良好となる機能も存在している。このため、最近では、スライド式の携帯電話機の表示画面を有する筺体を、操作部を有する筺体に対して回転させて、表示画面を横長にし、かつその全体形状をT字状とすることで重心バランスを良好にする方法が提案されている(例えば、特許文献1〜5参照)。
特開2007−49294号公報 特開2007−71283号公報 特開2005−109971号公報 特開2008−92264号公報 特開2008−103989号公報
しかしながら、例えば、上記特許文献1では、全体形状をT字状にするために、2つの筺体を重ね合わせて閉じた第1形態から、一方の筺体をスライドさせて通話可能な第2形態にする間の所定位置で、一方の筺体を90°回転させる。したがって、ユーザは、一方の筺体を回転させるために、筺体が所定位置に位置決めされたことをクリック感等を指先で意識しながら探っていた。この指先でクリック感を探る動作は比較的難しい操作であり、携帯端末の操作性を悪化させる一因となるおそれがある。
また、上記特許文献2や3では、まず、上記第2形態のように2つの筺体がスライドされて全長が伸びた状態から、一方の筺体を90°回転させて、携帯電話機全体をL字状にする。そして、その状態から、一方の筺体を他方の筺体に対してスライドさせることにより、全体としてT字状にする。このように、特許文献2や3では、ユーザは、携帯電話機をT字状にするために回転動作とスライド動作を行う。
すなわち、特許文献2、3(及び特許文献1)のいずれにおいても、2つの筺体が重なっている状態(上記第1形態)又は通話するときの状態(上記第2形態)から、T字状の状態とするまでには、2段階の作業を行うことになる。したがって、操作性の観点からは、この2段階の作業の改善を行うことが好ましい。
また、筐体を回転動作させる情報端末装置では、ユーザは、回転させない側の筐体を保持することになる。すなわち、筐体を回転させている間に、その筐体が手に当たると、筐体の回転が阻害されることになるが、特許文献1〜5ではこの点についての検討はなされていない。
そこで本件は上記の課題に鑑みてなされたものであり、操作性を良好にすることが可能な情報端末装置を提供することを目的とする。また、本発明は、情報端末装置等における良好な操作性に寄与することが可能なヒンジユニットを提供することを目的とする。
本明細書に記載の情報端末装置は、操作部を有する第1筐体と、表示部を有する第2筐体と、を有する情報端末装置であって、前記第1筐体の前記操作部を有する面に固定され、一軸方向に延びるガイド孔を有するベースプレートと、前記ガイド孔と係合する軸部を有し、前記軸部を中心に、前記ベースプレートに対して回転するスイングプレートと、前記スイングプレートに対してスライド可能に係合され、前記第2筐体の前記表示部を有する面の反対側に設けられたスライドプレートと、前記スイングプレートと前記ベースプレートのいずれか一方に形成されたカム溝と、前記スイングプレートと前記ベースプレートのいずれか他方に設けられた前記カム溝に係合するカムピンとを有するカム機構と、を備え、前記カム機構は、前記スイングプレートへの回転力の作用により、前記スイングプレートを前記ベースプレートに対して前記一軸方向にスライドさせつつ回転する情報端末装置である。
本明細書に記載のヒンジユニットは、一軸方向に延びるガイド孔を有するベースプレートと、前記ガイド孔と係合する軸部を有し、前記軸部を中心に、前記ベースプレートに対して回転するスイングプレートと、前記スイングプレートに対してスライド可能に係合されたスライドプレートと、前記スイングプレートと前記ベースプレートのいずれか一方に形成されたカム溝と、前記スイングプレートと前記ベースプレートのいずれか他方に設けられた前記カム溝に係合するカムピンとを有するカム機構と、を備え、前記カム機構は、前記スイングプレートへの回転力の作用により、前記スイングプレートを前記ベースプレートに対して前記一軸方向にスライドさせつつ回転するヒンジユニットである。
本明細書に記載の情報端末装置は、操作性の向上を図ることができるという効果を奏する。本明細書に記載のヒンジユニットは、情報端末装置などの操作性の向上に寄与することができるという効果を奏する。
図1(a)は、第1の実施形態に係る携帯電話機の第1状態を示す図であり、図1(b)は、第1の実施形態に係る携帯電話機の第2状態を示す図である。 第1の実施形態に係る携帯電話機の第3状態を示す図である。 図3(a)は、第1の実施形態に係る携帯電話機の分解図であり、図3(b)は、図3(a)のA−A線断面図である。 図4(a)は、ベースプレートとスイングプレートを+Z側から見た状態を示す斜視図であり、図4(b)は、スイングプレートを−Z側から見た状態を示す斜視図である。 図5(a)は、ベースプレートとスイングプレートとが組みつけられた状態を示す図であり、図5(b)、図5(c)は、ベースプレートとスイングプレートとが組みつけられた状態を−Z側から見た状態を示す図である。 スイングプレートのY軸方向への移動を伴う回転を説明するための図(その1)である。 スイングプレートのY軸方向への移動を伴う回転を説明するための図(その2)である。 スライドプレートの動きを説明するための図(その1)である。 スライドプレートの動きを説明するための図(その2)である。 スライドプレートの動きを説明するための図(その3)である。 バネ機構の構成、配置、作用について説明するための図(その1)である。 バネ機構の構成を示す図である。 バネ機構の構成、配置、作用について説明するための図(その2)である。 バネ機構の構成、配置、作用について説明するための図(その3)である。 突起部37の作用について説明するための図である。 第1の実施形態の効果を示す図(その1)である。 第1の実施形態の効果を示す図(その2)である。 変形例に係る突起部29a,29bついて示す図である。 突起部29a,29bの作用等について説明するための図(その1)である。 突起部29a,29bの作用等について説明するための図(その2)である。 突起部29a,29bの別例を示す図である。 第1の実施形態の変形例を示す図である。 第2の実施形態に係る携帯電話機の分解斜視図である。 スライドプレートへのスイングプレート及びベースプレートの組み付け方法を示す図(その1)である。 スライドプレートへのスイングプレート及びベースプレートの組み付け方法を示す図(その2)である。 図26(a)は、第3の実施形態に係る携帯電話機の一部を分解して示す図であり、図26(b)、図26(c)は、回転防止機構を示す図である。 回転防止機構の作用について示す図(その1)である。 回転防止機構の作用について示す図(その2)である。 回転防止機構の作用について示す図(その3)である。 第4の実施形態に係るスイングプレートを示す図である。 第4の実施形態に係るベースプレートを示す図である。 第4の実施形態に係るスイングプレートの回転動作を示す図である。 折り曲げ可能な携帯電話機の例について示す図である。 図33の携帯電話機の作用について示す図である。
《第1の実施形態》
以下、本情報端末装置の第1の実施形態について図1〜図17に基づいて詳細に説明する。図1及び図2は、本第1の実施形態の携帯電話機100を示す平面図である。なお、以下においては、説明の便宜上、図1(a)における携帯電話機100の表示部としての表示画面16の長手方向(縦方向)をY軸方向、短手方向(横方向)をX軸方向、表示画面16に直交する方向(厚さ方向)をZ軸方向として、説明するものとする。
この携帯電話機100は、図1(a)に示すような第1状態と、図1(b)に示すような第2状態と、図2に示すような第3状態との間で遷移可能である。
このうち、図1(a)の第1状態は、第1筺体11(図1(a)では不図示、図1(b)参照)と第2筺体12(表示画面16を有する筺体)とが重なった状態である。この第1状態は、携帯電話機100のY軸方向(縦方向)に関する全長が最も短くなる。したがって、主に、携帯電話機100の持ち運びの際や、簡易な情報、例えば通話履歴やインターネット上の情報等の閲覧の際などにおいて、この第1状態に設定される。
図1(b)の第2状態は、第1状態(図1(a))から第2筺体12が上方(+Y方向)にスライド移動して、携帯電話機100の全長が最大まで延びた状態である。この第2状態では、第1筺体11の操作部としての第1の操作ボタン14及び第2の操作ボタン18が露出した状態となる。したがって、主に、通話や操作ボタン14,18を用いた送信メールの作成などの操作を行う場合に、この第2状態に設定される。
図2の第3状態は、第2状態(図1(b))から第2筺体12が第1筺体11に対して90°回転した状態である。この場合、表示画面16が横長になるため、主に、テレビ(ワンセグ放送)の視聴、ビデオの視聴、インターネット上の情報や受信メールの閲覧、ゲームなどを行うときに、この第3状態に設定される。
以下、携帯電話機100の具体的な構成について説明する。
携帯電話機100は、図1(b)に示すように、第1の操作ボタン14及び第2の操作ボタン18が設けられた第1筺体11と、表示画面16が設けられた第2筺体12とを備える。また、第1筺体11と第2筺体12との間には、後述するヒンジユニットが設けられている。
第1筺体11は、図1(b)に示すように、扁平な略直方体形状を有している。この第1筐体11の表側の面(+Z側の面)の−Y側端部には、送話部22が設けられている。送話部22は、第1筺体11内部に設けられたマイクロフォンを含んでいる。送話部22の+Y側に設けられた第1の操作ボタン14は、テンキーや通話開始キー、通話終了キーなどを含んでいる。第1の操作ボタン14の+Y側に設けられた第2の操作ボタン18は、方向キーやショートカットキーなどを含んでいる。
第2筺体12は、第1筺体11と同様、扁平な略直方体形状を有している。この第2筐体12の+Y側近傍には、受話部24が設けられている。受話部24は、第2筺体12内部に設けられたスピーカを含んでいる。また、第2筐体12の+Z側面のほぼ中央部には、液晶パネルや有機ELディスプレイなどから成る表示画面16が設けられている。この表示画面16は、図1(a)の状態でも、表示画面16上での作業を可能にするために、タッチパネルとしての機能を有していても良い。
図3(a)には、携帯電話機100の分解図が示されている。この図3(a)に示すように、第1筐体11と第2筐体12との間には、ヒンジユニット50が設けられている。このヒンジユニット50は、ベースプレート20と、スイングプレート30と、スライドプレート40と、を有する。
ベースプレート20は、略矩形の板状部材から成り、第1筐体11の+Z側面の+Y側端部にネジ止め等により固定されている。ベースプレート20の略中央には、長円状のガイド孔25が貫通形成されている。なお、ベースプレート20の−Z側の面におけるガイド孔25の近傍と、第1筐体11の+Z側の面との間には隙間が形成されている。
また、ベースプレート20の+Z側の面には、第1カムピン26と、第2カムピン28とが突設されている。これら第1カムピン26及び第2カムピン28は、X軸方向に関し、ベースプレート20の中央部に位置している。第1カムピン26は、第2カムピン28よりも太く設定され、また、第1カムピン26のZ軸方向の長さは、図4(a)の斜視図に示すように、第2カムピン28のZ軸方向の長さよりも長く設定されている。また、第1カムピン26及び第2カムピン28は、その上端部にフランジ部を有しており、当該フランジ部により、各カムピン26,28のカム溝36,38からの脱離が防止されている。なお、以下で用いる図面においては、図示の便宜上、フランジ部の図示を省略することもある。
図3に戻り、スイングプレート30は、正方形の四隅部が切り欠かれた形状を有する本体部32と、本体部32の−X側端部及び+X側端部に設けられたXZ断面L字状(図4(a)参照)のスライド脚部34a,34bとを有する。本体部32の略中央部には、軸部35が固定されている。この軸部35は、スイングプレート30を−Z側から見た状態を示す図4(b)から分かるように、−Z方向に突出した状態となっている。また、図4(a)に示すように、本体部32の+Z側の面の軸部35近傍には、突起部37が突設されている。
また、スイングプレート30においては、本体部32の軸部35近傍に、X軸及びY軸に交差する方向に延びる略直線状の第1カム溝36と、略U字状の第2カム溝38とが、貫通形成されている。
図5(a)には、スイングプレート30がベースプレート20に組み付けられた状態が平面図にて示されている。この図5(a)に示すように、スイングプレート30がベースプレート20に組み付けられた状態では、ベースプレート20に設けられた第1カムピン26が、第1カム溝36に係合し、ベースプレート20に設けられた第2カムピン28が、第2カム溝38に係合する。また、スイングプレート30の軸部35がベースプレート20のガイド孔25に係合する。なお、本実施形態においては、第1カムピン26と第1カム溝36とにより、第1カム機構66が構成され、第2カムピン28と第2カム溝38とにより、第2カム機構68が構成される。
また、ベースプレート20の裏面(−Z面)には、図5(a)の状態をベースプレート20の裏面側(−Z側)から見た図5(b)から分かるように、付勢部材としての捻りバネ23が設けられている。この捻りバネ23の一端23aは、ベースプレート20に固定され、他端23b側は、軸部35に接触している。この捻りバネ23は、図5(c)に示すように、軸部35に対して−Y方向の付勢力Faを常時付与している。
次に、図6及び図7に基づいて、ベースプレート20に対するスイングプレート30の動作(動き)について説明する。
図6(a)には、ベースプレート20(実線)と、回転前(携帯電話機100が第2状態(図1(b))にあるとき)のスイングプレート30(破線)の状態が示されている。この状態では、軸部35は、ガイド孔25の−Y側端部に位置している。この図6(a)の状態から、図6(b)に示すように回転方向(Rz方向)の力Fbがスイングプレート30に作用すると、スイングプレート30は、Rz方向に回転するととともに、+Y方向に移動する。このスイングプレート30の+Y方向への移動は、第1カム機構66と第2カム機構68によるガイドを受けて、軸部35がガイド孔25内をスライドすることで実現されている。
そして、図6(c)の状態を経て、図6(d)のように45°回転するまで、スイングプレート30は、Rz方向に回転しつつ、+Y方向に移動する。このようにスイングプレート30が45°回転した図6(d)の状態では、軸部35が、ガイド孔25の+Y側端部に位置するようになっている。これら図6(a)〜図6(d)の動作の間は、軸部35には、捻りバネ23からの付勢力Fa(−Y方向の力)が作用しているので(図5(c)参照)、スイングプレート30は、当該付勢力Faを受けながら、+Y方向にスライド移動する。
その後、図7(a)に示すように、回転角度が45°を超えると、スイングプレート30は、Rz方向に回転しつつ、−Y方向に移動する。そして、図7(b)、図7(c)に示す状態を経て、図7(d)に示すようにスイングプレート30が90°回転すると、軸部35は、ガイド孔25の−Y側端部に戻る。なお、図7(d)は、携帯電話機100が第3状態(図2)にあるときのベースプレート20及びスイングプレート30の状態を示している。これら図7(a)〜図7(d)の動作の間も、軸部35には捻りバネ23の付勢力Fa(−Y方向の力)が作用している(図5(c)参照)。したがって、これら図7(a)〜図7(d)の間においては、付勢力Faの作用により、スイングプレート30がスムーズに−Y方向にスライド移動するようになっている。
以上のように、本実施形態では、スイングプレート30がベースプレート20に対して回転する際には、スイングプレート30がベースプレート20に対して+Y方向及び−Y方向に移動するようになっている。
なお、図7(d)の状態から図6(a)の状態に戻る際にも、上記と全く逆の動作が行われる。
図3(a)に戻り、スライドプレート40は、全体的に見て長方形状の板状部材である。このスライドプレート40には、ガイド部としての、略逆L字状のスライドガイド孔42が貫通形成されている。スライドガイド孔42は、Y軸方向に延びる第1孔部42aと、第1孔部42aの−Y側端部からX軸及びY軸に交差する方向に延びる第2孔部42bとを有する。第2孔部42bの第1孔部42aとは反対側の端部は、スライドプレート40の長手方向(Y軸方向)に関し、ほぼ中央部に位置している。
また、スライドプレート40は、図3(a)のA−A線断面図である図3(b)に示すように、−X側の端部及び+X側の端部が断面コ字状(U字状)に折り曲げられ、一対のスライドガイド44a,44bを形成している。
このスライドプレート40は、図8(a)に示すように、スイングプレート30に対してスライド可能に保持される。具体的には、スライドプレート40のスライドガイド44a,44bが、スイングプレート30のスライド脚部34a,34bにそれぞれ係合し、かつ、スライドガイド孔42内に第1カムピン26の先端(+Z側の先端)が挿入された状態で、スライドプレート40がスイングプレート30に保持されている。
次に、図8〜図10に基づいて、スライドプレート40の動作(動き)について詳細に説明する。なお、図8〜図10では、第2筐体12の図示を省略している。
図8(a)は、携帯電話機100が第1状態にある場合(図1(a))を示している。この第1状態では、第1カムピン26が、スライドガイド孔42の+Y側端部に位置しており、スライドプレート40は、これ以上−Y側には移動できないようになっている。
図8(b)には、図8(a)の状態から、スライドプレート40に+Y方向の力Fcが加わることで、スライドプレート40が+Y方向に移動した状態が示されている。この状態では、スライドガイド孔42の第1孔部42a内に、第1カムピン26が位置している。したがって、たとえ、スライドプレート40に対してZ軸回りの力が作用しても、第1カムピン26とスライドガイド孔42との接触により、スライドプレート40及びスライドプレート40に係合するスイングプレート30は、回転しない。
図8(c)には、図8(b)の状態から更にスライドプレート40が+Y方向に移動した状態(第2状態(図1(b)参照))が示されている。この状態では、第1カムピン26が、スライドガイド孔42の第1孔部42aと第2孔部42bとが交差する部分に位置する。すなわち、スライドプレート40は、これ以上+Y方向には移動することができない。
図9(a)には、図8(c)の状態から、スライドプレート40にZ軸回りの回転方向の力Fdが付与された状態が示されている。この図9(a)に示すようにスライドプレート40に回転力Fdが作用すると、スライドプレート40及びスイングプレート30が回転を開始する。この場合、スイングプレート30は、図6(a)〜図7(d)で説明したように、+Y方向及び−Y方向に往復移動しつつ回転するが、スライドプレート40は、第2孔部42bが第1カムピン26に沿うことで、図9(a)、図9(b)に示すように、矢印S方向にスライドしながら、回転する。
本実施形態では、上記動作を経ることにより、図10に示すように、スライドプレート40が90°回転し、かつ第1筐体11の短手方向(X軸方向)中央部とスライドプレート40の長手方向中央部とが略一致する位置に位置決めされる(第3状態(図2参照))。なお、スライドプレート40が、第3状態において図10の位置に位置決めされるのは、第1カムピン26がベースプレート20のX軸方向中央に位置し、かつ第2孔部42bの第1孔部42aとは反対側の端部がスライドプレート40の長手方向中央部に位置していることに起因する。
ところで、スイングプレート30とスライドプレート40との間には、実際には、図11(a)に示すように、バネ機構60が設けられている。このバネ機構60は2つの取り付け部62a,62bを有している。このうちの一方の取り付け部62aは、スイングプレート30の+Z面と接続され、他方の取り付け部62bは、スライドプレート40の−Z面に接続されている。
図12(a)は、バネ機構60を取り出して拡大して示す図である。この図12(a)に示すように、バネ機構60は、中心部材64と、中心部材64に対してスライドする一対の移動部66a、66bと、中心部材64と移動部66a,66bそれぞれとの間に設けられた圧縮コイルバネ68a,68bと、を有する。
中心部材64は、図12(b)に取り出して示すように、本体72と、本体72に固定されたスライド軸74a,74bと、を有する。移動部66a,66bは、図12(a)に示すように、中心部材64のスライド軸74a,74bにスライド可能に保持されている。このうち移動部66aには、上述した取り付け部62aが設けられ、移動部66bには、取り付け部62bが設けられている。圧縮コイルバネ68a,68bは、図12(a)に示す付勢力(弾性力)Feを移動部66a,66bに常時付与する。
以上のように構成されるバネ機構60では、図12(c)に示すように、付勢力Feに抗する力(圧縮力)Ffが移動部66に作用することにより、その全長を短くする。そして、力Ffが作用しなくなると、付勢力(弾性力)Feにより、図12(a)の状態に復帰する。
次に、上記のように構成されるバネ機構60の、携帯電話機100内における動作(動き)について、図11及び図13、図14に基づいて、説明する。
図11(a)は、スライドプレート40が−Y方向の端部に位置した状態(第1状態)を示す。この図11(a)の状態では、バネ機構60が、全長が最も伸びた状態(図12(a)参照)となっている。この状態から、図11(b)に示すように、スライドプレート40に力Fcが作用すると、スライドプレート40は、当該力Fcを受けて+Y方向に移動する。この場合、バネ機構60は、取り付け部62aを中心に回転しながら、その全長を短くするため、圧縮コイルバネ68a,68bの弾性力により、スライドプレート40には、力Fgが作用する。したがって、図11(b)の状態で、ユーザがスライドプレート40を+Y方向に押すのを止めることにより、力Fcを作用させないようにすると、図11(a)の状態に自動的に戻る。
また、図11(b)の状態から、更に力Fcを作用させると、図13(a)に示すように、バネ機構60の長手方向とX軸方向とが一致した状態になる。この場合、バネ機構60は図12(c)に示す、全長が最も短い状態になるが、この状態では、バネ機構60はX軸方向の力を発生するのみなので、スライドプレート40には、バネ機構60によるY軸方向の力は作用しない。一方、図13(a)の状態において、力Fcをわずかでも作用させると、バネ機構60の弾性力により、+Y方向の力(図13(b)に示す力Fh)がスライドプレート40に作用するので、ユーザが力を加えなくとも、図13(b)に示す位置まで、スライドプレート40が自動的に移動する。
また、図13(b)の状態から図14(a)に示すようにスライドプレート40に回転力Fdを作用させると、スライドプレート40とスイングプレート30は、回転し、バネ機構60は、図14(a)、図14(b)に示すように、回転しながら全長を短くする。この場合にも、図14(a)に示すような回転途中には、バネ機構60の弾性力により、スライドプレート40に力Fiが付与されることから、図14(a)のような回転途中においてユーザが力Fdの付与を止めると、図13(b)の状態に自動的に戻ることになる。
次に、前述した、スイングプレート30に設けられた突起部37(図4(a)等参照)の作用等について、説明する。
図15(a)には、携帯電話機100が第2状態(図1(b))にあるときの、突起部37とスライドプレート40との位置関係が示されている。また、図15(b)には、図15(a)のB−B線断面図が拡大して示されている。
これらの図からわかるように、携帯電話機100が第2状態にあるときには、突起部37の+Z端部がスライドプレート40の−Z面に接触するようになっている。これにより、図15(b)に示す力Fjが第2筐体12の+Y側端部にかかった場合でも、第2筐体12の第1筐体11に対する傾きが、突起部37により抑えられるので、突起部37が無い場合と比較して、変形量を減少させることができる。この場合、変形量を、第2筐体12の材料の弾性限度内に抑えることで、力Fjが掛かった場合でも、第2筐体12に変形を残すことなく、元の状態に復帰させることができる。
以上、詳細に説明したように、本第1の実施形態によると、ベースプレート20が有するY軸方向に延びるガイド孔25にスイングプレート30の軸部35が係合しており、スイングプレート30に回転力が作用すると、第1、第2カム機構66,68が、スイングプレート30をベースプレート20に対してY軸方向にスライドさせつつ、つまり軸部35がガイド孔25に沿ってスライドしつつ、Z軸回りに回転するので、ベースプレート20に対するスイングプレート30の動作を、回転と移動とを含む複合的な動作とすることができる。本実施形態では、第2状態からの回転開始後は、スイングプレート30が+Y方向に移動し、45°回転した以降は、スイングプレート30が−Y方向に移動するので、図16(a)、図16(b)に示すように、軸部35がY軸方向に移動しない場合(比較例)と比較して、第2筐体12を回転している間における、第2筐体12の−Y側への出っ張りを抑制することができる。これにより、第2筐体12と、第1筐体11を保持するユーザの手との干渉を抑制することができるので、操作性の向上を図ることが可能である。
また、本第1の実施形態では、図17の断面図に示すように、軸部35の+Y側に設けられた第1カムピン26を含む第1カム機構66と、軸部35の−Y側に設けられた第2カムピン28を含む第2カム機構68とにより、ベースプレート20とスイングプレート30とが係合している。このように、第1、第2カム機構66,68を軸部35を挟んで対向する位置に設けることにより、本第1の実施形態では、ベースプレート20とスイングプレート30との間の密着状態を安定して維持することができる。これにより、ベースプレート20とスイングプレート30との間の開きが抑制されるので、携帯電話機100の長期にわたる使用により、第1筐体11と第2筐体12との間が、破線矢印で示すように開いてしまう事態が発生するのを抑制することができる。なお、図17では、図示の便宜上、第1筐体11と第2筐体12との間に大きな隙間が形成されているが、実際には、ベースプレート20やスイングプレート30は薄板部材から構成されるため、図17に示すほどの隙間は存在しない。
また、本第1の実施形態では、第1カム機構66を構成する第1カムピン26が、ベースプレート20側に設けられ、この第1カムピン26に、スライドプレート40のスライドガイド孔42が係合するので、スイングプレート30の回転及びY軸方向への移動と、スライドプレート40のスライド移動とを、連動させることが可能である。
また、本第1の実施形態では、軸部35に対して−Y方向の付勢力を付与する捻りバネ23が設けられているので、軸部35がガイド孔25に沿った往復移動をスムーズに行うことができる。
また、本第1の実施形態では、スイングプレート30の軸部35近傍には、スライドプレート40の−Z側の面と接触する突起部37が設けられているので、携帯電話機100が第2状態にあるときに、第2筐体12にX軸回りの負荷が掛かっても、その傾き方向への変形を抑制することができる。
また、本第1の実施形態では、携帯電話機100が第3の状態にある状態では、図7(d)に示すように、第1カムピン26が第1カム溝36の端部、すなわち終点位置で止まり、第2カムピン28が第2カム溝38の端部、すなわち終点位置で止まるので、各カムピン26,28の突き当てにより、第3の状態における第1筐体11と第2筐体12との位置関係を正確に再現することができる。
なお、上記第1の実施形態では、図18に示すように、ベースプレート20の−Y側端部に、X軸方向に間隔をあけた状態で、Z軸方向に突出する一対の突起部29a,29bを設けることとしても良い。以下、突起部29a,29bの作用等について説明する。
図19(a)には、携帯電話機100が第2状態にあるときの、一対の突起部29a,29bと、スイングプレート30の面30a、30bとの位置関係が示されている。図19(a)の状態では、突起部29a,29bと面30bとが接触しているため、図19(a)の状態は、安定して維持される。この図19(a)の状態からスイングプレート30が回転した場合、スイングプレート30は+Y方向にスライドするので、図19(b)に示すように、スイングプレート30と突起部29a,29bとの間に接触は生じない。また、図20(a)に示すように、スイングプレート30が更に回転しても、スイングプレート30と突起部29a,29bとの間に接触は生じない。これに対し、図20(b)に示すようにスイングプレート30が90°回転すると、軸部25は、図19(a)と同一の位置まで戻るので、突起部29a,29bと、スイングプレート30の側面30aとが接触するようになる。したがって、本例では、突起部29a,29bに対する側面30aの突き当てにより、携帯電話機100の第3状態(図20(b)の状態)におけるスライドプレート40とベースプレート20との位置関係が、安定して維持されるようになっている。
なお、突起部29a,29bは、ベースプレート20に設けなくても良い。例えば、図21(a)に示すように、第1筐体11の+Z面の+Y側端部近傍に、突起部29a,29bを設けることとしても良い。この場合、第1筐体11の−Z面の+X側端部近傍に、突起部19a,19bを設けることで、第2筐体12が90°回転した図21(b)の状態で、突起部29a,29bの間に突起部19aが嵌り、突起部19a,19bの間に突起部29bが嵌るようになる。このように、突起部29a,29bを、図18〜図20とは別の位置に配置しても、第3状態を安定して維持することができる。
なお、上記第1の実施形態では、第2の状態から第3の状態に変化する場合に、第2筐体12が右回り(時計回り)にのみ回転する場合について説明したが、これに限られるものではない。例えば、第1カム溝36や第2カム溝38、スライドガイド孔42の形状・配置を左右反転することにより、第2筐体12が、左回り(反時計回り)にのみ回転するようにすることができる。また、図22に示すように、第1カム溝36や第2カム溝38、スライドガイド孔42の形状を鏡面対称な形状に変更することにより、第2筐体12が、右回り(時計回り)及び左回り(反時計回り)に回転するようにすることも可能である。
なお、上記第1の実施形態では、突起部37がスライドプレート40の−Z側の面に接触する場合について説明したが、これに限られるものではない。例えば、携帯電話機100が第2状態にある場合に、突起部37と第2筐体12とが対向するような場合には、突起部37が、第2筐体12の−Z面に接触するようにしても良い。この場合にも、上記実施形態と同様の効果を得ることができる。
《第2の実施形態》
次に、第2の実施形態について、図23〜図25に基づいて、説明する。本第2の実施形態は、第2筐体12の構造及びスライドプレート40の第2筐体12への組み付け方法が異なっている。
図23には、本第2の実施形態に係る携帯電話機100’の分解斜視図が示されている。この図23に示すように、携帯電話機100’は、第2筐体12’が、本体部12aと、底板部12bと、を有しており、スライドプレート40が、本体部12aと底板部12bとの間に設けられる。
第2筐体12’を構成する本体部12aの−Z側の面には、スライドプレート40を収容可能な空間が形成されている。また、第2筐体12’を構成する底板部12bには、略L字状の第1貫通孔122と、Y軸方向に延びる一対の第2貫通孔124a,124bとが形成されている。第2筐体12’内にスライドプレート40を収容した状態では、第1貫通孔122部分に、スライドプレート40のスライドガイド孔42が位置し、第2貫通孔124a,124bのそれぞれに、スライドプレート40のスライドガイド44a,44bが挿入された状態となる。すなわち、スライドプレート40が第2筐体12’内に収容された状態でも、−Z側からスライドガイド孔42やスライドガイド44a,44bに対してアクセスすることが可能となっている。
上記のように構成される携帯電話機100’を組み立てる場合、まず、第2筐体12’の底板部12bにスライドプレート40をネジ止め固定し、この状態で、スイングプレート30及びベースプレート20が一体となったものと、スライドプレート40とを組む。すなわち、スイングプレート30のスライド脚部34a,34bとスライドプレート40のスライドガイド44a,44bとを係合させる。その後、第2筐体12’の本体部12aと底板部12bとをネジ止め等により固定する。そして、ベースプレート20を第1筐体11にネジ止め等により固定することで、携帯電話機100’の組み立てが完了する。なお、図23では、図示していないが、バネ機構60の、スライドプレート40とスイングプレート30との間への取り付けは、スライドプレート40の組み付けの際に行われる。
ところで、本第2の実施形態では、図24(a)(底板部12bを−Z側から見た状態を斜視図にて示す図)から分かるように、スライドプレート40のスライドガイド44a,44bは、第2貫通孔124a,124b内に位置している。したがって、スライドガイド44a,44bに、スイングプレート30のスライド脚部34a,34bを係合させる際に、スライド脚部34a,34bを、スライドガイド44a,44bの+Y側(又は−Y側)の端部から挿入するのは困難である。
そこで、本第2の実施形態では、図24(b)に示すように、スライドガイド44a,44bの一部に、切り欠き部43a,43bをそれぞれ形成し、スライド脚部34a,34bのスライドガイド44a,44bへの係合を、図25(a)、図25(b)のように行う。なお、図25(a)、図25(b)においては、図示及び説明の便宜上、底板部12bの図示を省略している。
まず、図25(a)に示すように、シリコンゴムなどから成るスライダ(脱離抑制部材)41a,41bを、切り欠き部43a,43b部分からスライドガイド44a,44b内に挿入し、スライドガイド44a,44bの+Y端部に寄せておく。ここで、スライダ41a,41bは、図25(b)、図25(c)に示すように、+Y方向端部を除き、断面略コ字状(U字状)の形状を有している。この状態から、図25(a)に示すように、一方のスライド脚部34aをスライドガイド44aの切り欠き部43a部分に斜め上方から挿入し、当該スライド脚部34aを支点としてスイングプレート30(及びベースプレート20)をY軸回りに回転させる。これにより、他方のスライド脚部34bは、切り欠き部43bを介してスライドガイド44b内に挿入されることになる。
このようにスライド脚部34a,34bがスライドガイド44a,44b内に挿入された状態で、図25(d)に示すように、スイングプレート30(及びベースプレート20)を+Y側端部まで移動する。このようにすることで、スライド脚部34a,34bにスライダ41a,41bを装着することができる。このようにスライダ41a,41bが装着された状態の断面図が、図25(e)に示されている。この図25(e)に示すように、スライダ41a,41bは、スライド脚部34a,34bに装着された状態で、スライド脚部34a,34bとスライドガイド44a,44bとの間の隙間を埋め、スライド脚部34a,34bのスライドガイド44a,44bからの脱離を抑制する。
以上説明したように、本第2の実施形態によると、スライドプレート40が、第2筐体12’内に収容されており、携帯電話機100’が図1(b)の第2状態となっても、スライドプレート40は、スライドガイド孔42、スライドガイド44a,44b及びその近傍など、その一部のみを外部に表出させるので、携帯電話機100’の外観品質を向上することが可能である。この場合、スライドプレート40に装飾などの特別な処理を行う必要が無いので、処理工程の削減及び製造コストの低減を図ることができる。
また、スライドガイド44a,44bに切り欠き部43a,43bを設けるとともに、スライド脚部34a、34bにスライダ41a,41bをスライドガイド44a,44b内で装着するようにしているので、図24(a)のように、第2筐体12’内にスライドプレート40を収容する構成を採用しても、問題なく組み立てを行うことができる。
≪第3の実施形態≫
次に、第3の実施形態について、図26〜図29に基づいて説明する。本第3の実施形態では、スライドプレートの形状が第1、第2の実施形態と異なっているとともに、回転防止機構125が設けられている。
図26(a)には、本第3の実施形態の携帯電話機100”の分解図が一部省略して示されている。この図26(a)に示すように、携帯電話機100”のスライドプレート40’には、2つの矩形開口部141a,141bと、スライドガイド孔142が形成されている。また、開口部141aの+Y側部分には、+Z側に山折状態で形成された折り曲げ部143aが形成され、開口部141aとスライドガイド孔142との間には、+Z側に山折状態で形成された折り曲げ部143bが形成されている。また、スライドプレート40’は、第1、第2実施形態と同様、スライドガイド44a,44bを有している。
また、携帯電話機100”のスイングプレート30’は、第1、第2の実施形態のスイングプレート30とは形状が若干異なり、−Y側端部の一部(+X側部分)が突出するとともに、当該突出部分の−X側近傍に凹部135が形成されている。
更に、携帯電話機100”のベースプレート20’には、ロック機構としての回転防止機構125が設けられている。この回転防止機構125は、図26(b)において分解斜視図にて示すように、実際には、第1筐体11に掘り下げ形成された矩形凹部211内に設けられている。回転防止機構125は、矩形凹部211内に設けられた、略L字状のストッパ部127a,127bと、ストッパ部127a,127b間を連結する状態で設けられる軸部229と、軸部229に対して回動自在に保持された板状部材129と、軸部229に設けられたコイルバネ228とを有する。コイルバネ228は、回転防止機構125を断面して示す図26(c)のに示すように、板状部材129に対して回転力Fkを常時付与する。ストッパ部127a,127bは、板状部材129に接触して、板状部材129の図26(c)の状態以上の傾倒を防止する。
なお、スライドプレート40’の−Y側端部には、図26(a)に示すように、回転防止機構125の回転防止機能を解除する、ロック解除機構としての解除部材145が設けられている。
次に、上記のように構成される携帯電話機100”の動作(動き)について、図27〜図29に基づいて説明する。なお、図27及び図29では、図示の便宜上、スイングプレート30’を破線にて示している。また、図28では、回転防止機構125の板状部材129のみを図示している。
図27(a)には、第1状態における回転防止機構125及び解除部材145の位置関係が示され、図27(b)には、第2状態における回転防止機構125及び解除部材145の位置関係が示されている。これらの図に示すように、第1状態から第2状態に移行する間、すなわち、スライドプレート40’が+Y方向にスライドする間は、回転防止機構125と解除部材145とは接触しない。この場合、図28(a)に示すように、回転防止機構125の板状部材129は、立ち上がった状態となっているので、スイングプレート30’の回転は、板状部材129によって阻止されている。すなわち、本第3の実施形態のように、スライドプレート40’にY軸方向に延びる第1孔部42a(例えば、図3(a)等参照)を設けなくとも、スライドプレート40’がY軸方向にスライドしている間に、スイングプレート30’が回転することはない。
一方、図27(b)に示すように、第2状態になると、図28(b)に示すように、回転防止機構125の板状部材129の上に、解除部材145が乗り上げる。この状態では、板状部材129が図28(a)のように立ち上がった状態になっていないので、回転防止機構125の回転防止機能が解除された状態になる。
この状態から、図29(a)、図29(b)に示すように、スライドプレート40’に回転力が付与されると、図28(c)に示すように、スイングプレート30’が、板状部材129上に乗り上げながら回転する。このように、本実施形態では、第2状態から第3状態に移行する間は、回転防止機構125の回転防止機能が解除され続ける。
以上、説明したように、本第3の実施形態によると、携帯電話機100”が第1状態と第2状態との間で遷移する間は、回転防止機構125により、スイングプレート30’の回転が防止され、第2状態と第3状態との間で遷移する間は、回転防止機構125の回転防止機能が解除され、スイングプレート30が回転可能な状態になるので、スライドプレート40’にY軸方向に延びるスライドガイド孔を設けなくても、第1、第2の実施形態と同様の動きを実現することが可能である。この場合、図26(a)に示すように開口部141a,141bを設けることができるので、ベースプレート40’の軽量化を図ることが可能である。また、本第3の実施形態では、第1、第2の実施形態のようなY軸方向に延びるスライドガイド孔を設けないため、ガイド孔が外観に出る場合と比べ、見栄えが向上する。
なお、上記第3の実施形態では、スイングプレート30’が回転している間、回転防止機構125の板状部材129上に乗り上げ続けるように、スイングプレート30’の形状を、第1、第2実施形態のスイングプレート30の形状と異ならせる場合について説明したが、これに限らず、スイングプレート30’が回転している間、回転防止機構125の板状部材129上に乗り上げ続けることが可能であれば、第1、第2の実施形態と同一の形状のスイングプレートを採用することとしても良い。
また、上記第3の実施形態では、回転防止機構125をベースプレート20’に設ける場合について説明したが、これに限らず、第1筐体11に設けることとしても良い。また、上記第3の実施形態では、解除部材145がスライドプレート40に設けられた場合について説明したが、これに限らず、第2筐体12に設けられても良い。
また、回転防止機構125及び解除部材145は、上記構成に限られるものではなく、第1筐体11と第2筐体12の動きに連動して、スイングプレートの回転を防止したり許容したりすることができるものであれば他の構成を採用することとしても良い。
≪第4の実施形態≫
次に、第4の実施形態について、図30〜図32に基づいて説明する。この第4の実施形態は、ベースプレートとスイングプレートの構成が、第1、第2の実施形態とは異なっている。
図30(a)には、本第4の実施形態のスイングプレート130を+Z側(表側)から見た図が示され、図30(b)には、スイングプレート130を−Z側(裏側)から見た図が示されている。また、図31(a)には、本第4の実施形態のベースプレート120を+Z側(表側)から見た図が示され、図31(b)には、ベースプレート120を−Z側(裏側)から見た図が示されている。
図30(a)と図30(b)から分かるように、スイングプレート130は、表側については、第1、第2の実施形態のスイングプレート30と同一の構成を有しているが、裏側に、第1ピン136及び第2ピン138が突設されている点が、第1、第2の実施形態のスイングプレート30と異なる。
また、ベースプレート120は、図31(a)と図31(b)に示すように、ガイド孔25の+X側にほぼY軸方向に延びる第1係合溝126が形成され、ガイド孔25の−X側にほぼY軸方向に延びる第2係合溝128が形成されている点が、第1、第2の実施形態のべースプレート20と異なる。
これらスイングプレート130とベースプレート120が組み付けられると、第1ピン136が、第1係合溝126に挿入され、第2ピン138が、第2係合溝128に挿入される。このように、スイングプレート130とベースプレート120が組み付けられた状態で、第1ピン136及び第2ピン138の先端に止め金が固定されると、当該留め金により、スイングプレート130のベースプレート120からの離脱が防止されることになる。
図32には、スイングプレート130がベースプレート120に対して回転している間の状態が示されている。なお、図32の各図では、左側の図がスイングプレート130を+Z側から見た状態を示し、右側の図がベースプレート120を−Z側から見た状態を示している。
これら図32(a)〜図32(c)に示すように、スイングプレート130を回転した場合、当該回転状態を+Z側から見ると(各図の左側の図を見ると)、第1、第2の実施形態と同一の動作が行われる。一方、当該回転状態を−Z側から見ると(各図の右側の図を見ると)、第1ピン136が第1係合溝126に沿って移動し、第2ピン138が第2係合溝128に沿って移動する。このように、本実施形態では、スイングプレート130が回転している間、第1ピン136及び第2ピン138がスイングプレート130の回転の邪魔になることがない。
以上説明したように、本第4の実施形態によると、第1、第2の実施形態と同様の効果が得られるのに加え、第1ピン136と第1係合溝126との係合、及び第2ピン138と第2係合溝128との係合により、スイングプレート130とベースプレート120との間の組み付けを強固なものとすることができる。これにより、携帯電話機の長寿命化に寄与することができる。
なお、上記実施形態では、スイングプレート130に2本のピン136,138を設け、これに対応する数の係合溝126,128をベースプレート120に設けることとしたが、これに限らず、係合溝間の干渉が生じない範囲であれば、ピンの本数は何本あっても良い。また、上記実施形態では、スイングプレート130にピンを設け、ベースプレート120に係合溝を形成する場合について説明したが、これに限らず、係合溝と、第1、第2カム溝36,38とが干渉しないのであれば、ベースプレート120にピンを設け、スイングプレート130に係合溝を形成することとしても良い。
なお、上記各実施形態では、携帯電話機の第1筐体11が、一体物である場合について説明したが、これに限らず、例えば、第1筺体11を、図33(a)に示すように、2つの部分筺体11a、11bで構成し、各部分筺体11a,11bをヒンジ150で連結することとしても良い。この場合、部分筐体11bの裏面側(−Z側)に、図33(b)に示すような形状の突起部分111を設けることができる。
このような構成を採用することにより、図34(a)に示す第2状態から、携帯電話機の部分筺体11a、11bの角度を変えると、図34(b)に示すようになり、また、図34(b)の状態から、第2筐体12を回転すると、図34(c)の状態になる。これらの図からわかるように、本例では、部分筐体11b側に突起部分111が設けられていることから、携帯電話機を折り曲げて、テーブルなどの上に載置した場合の携帯電話機の転倒を抑制することができる。この場合、転倒防止用の部材を別途設けるなどしていないので、外観品質の低下はほとんど生じない。
なお、携帯電話機の転倒モーメントは、装置の重心位置と重量により決まるので、突起部分111のY軸方向の長さは、これら重心位置や重量などに基づいて決定される。
なお、上記各実施形態では、ピンの配置、溝の形状等についての一例を示したのみであり、ピンの配置や溝の形状などについては、種々設計変更が可能である。例えば、上記各実施形態では、第1カム溝36を略直線状としたが、これに代えて、円弧形状としても良い。
なお、上記各実施形態では、本情報端末装置が、携帯電話機に適用された場合について説明したが、これに限られるものではなく、PHSやPDAは勿論、その他の情報端末装置にも適用することが可能である。
なお、上記各実施形態では、本ヒンジユニットが、携帯電話機に適用された場合について説明したが、これに限らず、携帯電話機以外の情報端末装置は勿論のこと、その他の装置(スライド動作と回転動作を行う装置)に適用することも可能である。
上述した実施形態は本発明の好適な実施の例である。但し、これに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変形実施可能である。
100 携帯電話機(情報端末装置)
11 第1筐体
14 第1の操作ボタン(操作部)
16 表示画面(表示部)
18 第2の操作ボタン(操作部)
20 ベースプレート
23 捻りバネ(付勢部材)
25 ガイド孔
26 第1カムピン(カムピン)
28 第2カムピン(カムピン)
30 スイングプレート
34a,34b スライド脚部
35 軸部
36 第1カム溝(カム溝)
37 突起部
38 第2カム溝(カム溝)
40 スライドプレート
41a、41b スライダ(脱離抑制部材)
42 スライドガイド孔(ガイド部)
44a,44b スライドガイド
60 ヒンジユニット
66 第1カム機構(カム機構)
68 第2カム機構(カム機構)
125 回転防止機構(ロック機構)
145 解除部材(ロック解除機構)

Claims (9)

  1. 操作部を有する第1筐体と、表示部を有する第2筐体と、を有する情報端末装置であって、
    前記第1筐体の前記操作部を有する面に固定され、一軸方向に延びるガイド孔を有するベースプレートと、
    前記ガイド孔と係合する軸部を有し、前記軸部を中心に、前記ベースプレートに対して回転するスイングプレートと、
    前記スイングプレートに対してスライド可能に係合され、前記第2筐体の前記表示部を有する面の反対側に設けられたスライドプレートと、
    前記スイングプレートと前記ベースプレートのいずれか一方に形成されたカム溝と、前記スイングプレートと前記ベースプレートのいずれか他方に設けられた前記カム溝に係合するカムピンとを有するカム機構と、を備え、
    前記カム機構は、前記スイングプレートへの回転力の作用により、前記スイングプレートを前記ベースプレートに対して前記一軸方向にスライドさせつつ回転することを特徴とする情報端末装置。
  2. 前記カム機構を複数備えることを特徴とする請求項1に記載の情報端末装置。
  3. 前記複数のカム機構のうちの少なくとも1つは、前記カム溝が前記スイングプレートに形成されるとともに、前記カムピンが前記ベースプレートに設けられ、
    前記ベースプレートに設けられたカムピンには、前記スライドプレートの動きを規制するガイド部も係合することを特徴とする請求項2に記載の情報端末装置。
  4. 前記軸部に対し、前記一軸方向一側への付勢力を付与する付勢部材を更に備える請求項1〜3のいずれか一項に記載の情報端末装置。
  5. 前記ベースプレート又は前記第1筐体には、前記スイングプレート側に突出した状態で、前記スイングプレートの回転を規制するロック機構が設けられ、
    前記スライドプレート又は前記第2筐体には、当該スライドプレートの位置に応じて前記ロック機構と接触することで、前記ロック機構の突出量を減少させて前記回転の規制を解除するロック解除機構が設けられていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の情報端末装置。
  6. 前記スイングプレートの前記軸部近傍には、前記スライドプレート又は前記第2筐体と接触する突起部が設けられていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の情報端末装置。
  7. 前記スライドプレートは、前記第2筐体の内部に設けられ、
    前記スライドプレートのうち、前記スイングプレート又はベースプレートと係合する部分は、前記第2筐体の前記表示部が設けられている面とは反対側の面に表出していることを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載の情報端末装置。
  8. 前記スライドプレートは、前記スライド方向に延びる一対のスライドガイドを有し、
    前記スイングプレートは、前記一対のスライドガイドにそれぞれ係合する一対のスライド脚部を有し、
    前記スライド脚部には、前記スライドガイドとの間の隙間を埋め、前記スライドガイドからの脱離を抑制する脱離抑制部材が設けられていることを特徴とする請求項7に記載の情報端末装置。
  9. 一軸方向に延びるガイド孔を有するベースプレートと、
    前記ガイド孔と係合する軸部を有し、前記軸部を中心に、前記ベースプレートに対して回転するスイングプレートと、
    前記スイングプレートに対してスライド可能に係合されたスライドプレートと、
    前記スイングプレートと前記ベースプレートのいずれか一方に形成されたカム溝と、前記スイングプレートと前記ベースプレートのいずれか他方に設けられた前記カム溝に係合するカムピンとを有するカム機構と、を備え、
    前記カム機構は、前記スイングプレートへの回転力の作用により、前記スイングプレートを前記ベースプレートに対して前記一軸方向にスライドさせつつ回転することを特徴とするヒンジユニット。
JP2009020882A 2009-01-30 2009-01-30 情報端末装置及びヒンジユニット Expired - Fee Related JP5262769B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009020882A JP5262769B2 (ja) 2009-01-30 2009-01-30 情報端末装置及びヒンジユニット
US12/688,237 US20100197372A1 (en) 2009-01-30 2010-01-15 Information terminal apparatus and hinge unit
CN2010101085564A CN101795544B (zh) 2009-01-30 2010-01-29 信息终端装置及铰接单元
US13/759,352 US20130147333A1 (en) 2009-01-30 2013-02-05 Information terminal apparatus and hinge unit

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009020882A JP5262769B2 (ja) 2009-01-30 2009-01-30 情報端末装置及びヒンジユニット

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010178223A true JP2010178223A (ja) 2010-08-12
JP5262769B2 JP5262769B2 (ja) 2013-08-14

Family

ID=42398150

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009020882A Expired - Fee Related JP5262769B2 (ja) 2009-01-30 2009-01-30 情報端末装置及びヒンジユニット

Country Status (3)

Country Link
US (2) US20100197372A1 (ja)
JP (1) JP5262769B2 (ja)
CN (1) CN101795544B (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012199709A (ja) * 2011-03-18 2012-10-18 Fujitsu Ltd 電子機器

Families Citing this family (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100803784B1 (ko) * 2006-11-24 2008-02-15 삼성전자주식회사 슬라이딩/스윙 모듈 및 그를 구비하는 휴대용 단말기
KR101413012B1 (ko) * 2007-12-05 2014-07-01 삼성전자주식회사 회전 힌지 모듈과 이를 구비하는 휴대 단말기
US8855721B2 (en) * 2010-03-31 2014-10-07 Nec Corporation Wireless communication device, impedance adjustment method, casing position detection method and information display method
CN102858117A (zh) * 2011-06-30 2013-01-02 深圳富泰宏精密工业有限公司 滑动机构
CN103167065B (zh) * 2011-12-16 2017-07-21 富泰华工业(深圳)有限公司 滑动机构及使用该滑动机构的电子装置
CN102762060B (zh) * 2012-06-28 2016-08-17 惠州Tcl移动通信有限公司 滑盖式电子设备
US20140228075A1 (en) * 2013-02-13 2014-08-14 Robert Baschnagel Functional Support System For Cellular Phone Or Related Devices
USD767523S1 (en) * 2014-10-03 2016-09-27 Hisense Mobile Communications Technology Co., Ltd. Mobile phone
TWI574479B (zh) * 2015-11-23 2017-03-11 緯創資通股份有限公司 具有載片的伸縮裝置、載片以及排線
JP6751662B2 (ja) * 2016-12-20 2020-09-09 日本電産コパル株式会社 羽根駆動装置
US11538442B2 (en) 2018-04-13 2022-12-27 Microsoft Technology Licensing, Llc Systems and methods of displaying virtual elements on a multipositional display
US10890288B2 (en) * 2018-04-13 2021-01-12 Microsoft Technology Licensing, Llc Systems and methods of providing a multipositional display
TWI727787B (zh) * 2019-05-23 2021-05-11 仁寶電腦工業股份有限公司 具滑轉機制的電子裝置
US11493953B2 (en) * 2019-07-01 2022-11-08 Microsoft Technology Licensing, Llc Multi-position display with an unfixed center of rotation
WO2022045384A1 (ko) * 2020-08-25 2022-03-03 엘지전자 주식회사 안테나를 구비하는 전자 기기

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008092264A (ja) * 2006-10-02 2008-04-17 Omron Corp ヒンジ機構および携帯端末
JP2008121751A (ja) * 2006-11-09 2008-05-29 Yamamoto Seimitsu:Kk スライド・回転取付ユニット及び電子機器
JP2010041523A (ja) * 2008-08-06 2010-02-18 Kato Electrical Mach Co Ltd 携帯機器並びにこの携帯機器の開閉装置

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6850784B2 (en) * 2001-01-31 2005-02-01 Microsoft Corporation Modular two-body design for integration of mobile computing device features with a wireless communication device
JP4384059B2 (ja) * 2005-01-31 2009-12-16 シャープ株式会社 折畳み式携帯電話
JP2007049294A (ja) * 2005-08-08 2007-02-22 Toshiba Corp 携帯端末
JP4484859B2 (ja) * 2006-10-19 2010-06-16 シャープ株式会社 スライド式携帯機器
US8238735B2 (en) * 2008-03-19 2012-08-07 Nikon Corporation Driving mechanism and optical equipment

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008092264A (ja) * 2006-10-02 2008-04-17 Omron Corp ヒンジ機構および携帯端末
JP2008121751A (ja) * 2006-11-09 2008-05-29 Yamamoto Seimitsu:Kk スライド・回転取付ユニット及び電子機器
JP2010041523A (ja) * 2008-08-06 2010-02-18 Kato Electrical Mach Co Ltd 携帯機器並びにこの携帯機器の開閉装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012199709A (ja) * 2011-03-18 2012-10-18 Fujitsu Ltd 電子機器
US8892179B2 (en) 2011-03-18 2014-11-18 Fujitsu Limited Coupling of housings of an electronic apparatus

Also Published As

Publication number Publication date
CN101795544B (zh) 2012-11-21
CN101795544A (zh) 2010-08-04
US20130147333A1 (en) 2013-06-13
US20100197372A1 (en) 2010-08-05
JP5262769B2 (ja) 2013-08-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5262769B2 (ja) 情報端末装置及びヒンジユニット
US7865151B2 (en) Swing hinge device for mobile terminal
US8352000B2 (en) Mobile phone having dual connection member and hinge device thereof
US20090312076A1 (en) Portable terminal
JP2009284018A (ja) 情報端末
US20120238334A1 (en) Electronic apparatus
JP5324171B2 (ja) スライド式小型電子機器
US8520378B2 (en) Swing-type portable communication apparatus and hinge mechanism thereof
US7873396B2 (en) Portable terminal with hinge stopper
US8248766B2 (en) Tilting portable electronic device
KR101833544B1 (ko) 휴대용 통신 장치 및 그의 슬라이딩/회전 힌지 장치
KR101750117B1 (ko) 휴대용 통신 장치의 거치 장치
CN101822028A (zh) 便携式信息处理终端
JP5218212B2 (ja) 情報端末装置
JP5112214B2 (ja) スライド回転ヒンジ
JP5169945B2 (ja) 情報端末装置
JP4968157B2 (ja) 情報端末
JP5424334B2 (ja) 電子機器及びスライド装置
JP5733311B2 (ja) スライド機構、及び携帯機器
JP2009111934A (ja) 携帯電子機器
JP5135241B2 (ja) スライド回転ヒンジ
JP2012182771A (ja) 端末装置
KR100686398B1 (ko) 슬라이드와 로테이트가 가능한 휴대 단말기
JP2010252157A (ja) 携帯端末装置
KR101732736B1 (ko) 휴대용 통신 장치의 거치 장치

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20111006

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120704

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120710

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120831

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130402

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130415

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 5262769

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees