JP2010171740A - 携帯電子機器 - Google Patents

携帯電子機器 Download PDF

Info

Publication number
JP2010171740A
JP2010171740A JP2009012378A JP2009012378A JP2010171740A JP 2010171740 A JP2010171740 A JP 2010171740A JP 2009012378 A JP2009012378 A JP 2009012378A JP 2009012378 A JP2009012378 A JP 2009012378A JP 2010171740 A JP2010171740 A JP 2010171740A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
housing
contact
speaker
card
signal line
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2009012378A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5306840B2 (ja
Inventor
Keiji Takesada
圭二 武貞
Hiroshi Sakai
洋 坂井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyocera Corp
Original Assignee
Kyocera Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kyocera Corp filed Critical Kyocera Corp
Priority to JP2009012378A priority Critical patent/JP5306840B2/ja
Publication of JP2010171740A publication Critical patent/JP2010171740A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5306840B2 publication Critical patent/JP5306840B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Telephone Set Structure (AREA)

Abstract

【課題】電子部品への信号線を配置しつつノイズの影響を抑止でき、非接触式ICカードの感度を維持できる携帯電子機器を提供する。
【解決手段】携帯電話機は、第1筐体リアケース5と、第1筐体リアケース5内部に配設されるシート状の非接触式ICカードアンテナと、第1筐体リアケース5内部に配設される音声を出力するスピーカと、第1筐体リアケース5内部に配設される非接触式ICカードアンテナ及びスピーカからの信号を処理する制御部と、スピーカと制御部とを接続するスピーカ信号線9と、を有し、スピーカ信号線9は非接触式ICカードアンテナのシート面上を跨いで配置される。
【選択図】図5

Description

本発明は携帯電話機、PDA、携帯型ゲーム機、携帯用テレビ、携帯用ラジオ等の携帯電子機器に関する。
特許文献1には、液晶パネル(LCD)が配置される筐体にも非接触式ICカードのアンテナを配置した携帯電話機が記載されている。
特開2006―165805号公報
しかしながら、前記特許文献1には非接触式ICカードの非接触式ICカードアンテナ及びスピーカへのスピーカ信号線の具体的な配置については記載がない。
具体的な配置として、図1のような配置も考えられる。
しかし、図1のように、制御部137からスピーカ111へのスピーカ信号線109を非接触式ICカードアンテナ108の側面を通らせる構成を採用すると、非接触式ICカードアンテナ108はできるだけその大きさを多くとることによって感度を上げる必要があるにもかかわらず、アンテナを大きくすることができなくなってしまい好ましくない。
また、図6において、非接触式ICカードアンテナ108は図1のようにコイル状に巻かれており、線の一部はスピーカ111へのスピーカ信号線109と極めて近接し、かつ、平行して配設されることになる。このような配置がなされると、スピーカ111へのスピーカ信号線109を流れる電気信号によって電場及び磁場が形成され、この電場及び磁場によって、非接触式ICカードアンテナ108にノイズが生じてしまう。ノイズが生じてしまうと非接触式ICカード本来の目的を達成することができなくなってしまい好ましくない。
本発明の目的は、電子部品への信号線を配置しつつノイズの影響を抑止でき、非接触式ICカードの感度を維持できる携帯電子機器を提供することである。
本発明の携帯電子機器は、筐体と、前記筐体内部に配設されるシート状の非接触ICカード用のアンテナ部と、前記筐体内部に配設される音声を入力又は出力する音声入出力部と、前記筐体内部に配設される前記非接触式ICカード用のアンテナ部及び音声入出力部からの信号を処理する信号処理部と、音声入出力部と前記信号処理部とを接続する信号線と、を有し、前記信号線は前記非接触式ICカード用のアンテナ部のシート面上を跨いで配置されている。
好適には、前記信号線と前記非接触式ICカード用のアンテナ部との間には磁性シートが配置されている。
好適には、前記信号線はフレキシブルプリント基板によって形成されている。
好適には、前記筐体には、表示部が配設されている。
好適には、前期非接触式ICカード用のアンテナ部は、前記筐体に接着され、前記信号線は、前記非接触式ICカード用のアンテナの筐体側とは反対の面側に配設される。
好適には、前記筐体内部に配設される金属部分と樹脂部分とが一体的に成型された内部基筐体を有し、前記筐体、前記非接触式ICカード用のアンテナ部、前記信号線、前記内部筐体の順に配置されており、前記金属部分の前記非接触式ICカード用のアンテナ部側には、金属部分の少なくとも一部を覆うように樹脂部分が配設される。
本発明によると、電子部品への信号線を配置しつつノイズの影響を抑止でき、非接触式ICカードの感度を維持できる携帯電子機器を提供することができる。
従来例における非接触式ICカードアンテナとスピーカ信号線との配置を表す図である。 開状態における携帯電話機の外観図である。 図2の携帯電話機の信号処理系を示すブロック図である。 閉状態における携帯電話機1の外観図である。 図4の携帯電話機1の第1筐体リアケースを取り外した斜視図である。 図5(a)の第1筐体リアケースの展開図である。 第1筐体リアケースの内部側位置からの斜視図である。 図7のVIII−VIIIにおける断面図である。 内部筐体の樹脂部分について説明するための説明図である。 図9のX−Xにおける断面図である。
図2は、本発明の実施形態に係る携帯電話機1の外観を開状態で示す斜視図である。
携帯電話機1は、いわゆる折り畳み式の携帯電話機1として構成されており、開状態と閉状態との間で互いに回動可能に連結された第1筐体2及び第2筐体3を有している。図2は、第1筐体2及び第2筐体3の開状態を示している。第1筐体2は、第2筐体3と対向する部分を構成する第1筐体フロントケース4と、第2筐体3とは反対側部分を構成する第1筐体リアケース5とを有している。第2筐体3は、第1筐体2と対向する部分を構成する第2筐体フロントケース6と、第1筐体2とは反対側部分を構成する第2筐体リアケース7とを有している。
また、第1筐体フロントケース4には液晶パネル28が配置され、その図面上部位置には内部にスピーカ11が配設されているスピーカ用穴30が配置されている。
第1筐体フロントケース4及び第1筐体リアケース5はネジ等により互いに固定され、第1筐体フロントケース4及び第1筐体リアケース5の間に形成された空間に種々の電子部材を収容する収容空間を構成する。
この収容空間内には後述する内部筐体25も配設されている。
第2筐体フロントケース6及び第2筐体リアケース7もネジ等により互いに固定され、第2筐体フロントケース6及び第2筐体リアケース7の間に形成された空間に種々の電子部材を収容する収容空間を構成する。
これらの第1筐体フロントケース4、第1筐体リアケース5、第2筐体フロントケース6及び第2筐体リアケース7は、例えば、樹脂により形成されている。
なお、方向を示すときは、第1筐体リアケース5から第1筐体フロントケース4に向かう方向を内部側方向IPRCといい、第1筐体フロントケース4から第1筐体リアケース5に向かう方向を外部側方向OPRCという。
同様に第2筐体リアケース7から第2筐体フロントケース6に向かう方向を内部側方向IPRCといい、第2筐体フロントケース6から第2筐体リアケース7に向かう方向を外部側方向OPRCという。
図3は図2の携帯電話機1の信号処理系を示すブロック図である。
図3に示されるように、携帯電話機1は、制御・処理の中枢である制御部37と、非接触式ICカード部42と、音声入出力部39と、表示部40と、記憶部38、図示しない通信部等が、アドレス、データ、コントロールのためのラインが複数本からなるシステムバス41に接続されている。
非接触式ICカード部42は、非接触式ICカードに関する処理を行う部分である。
非接触式ICカード部42は非接触式ICカードアンテナ8と接続されており、この非接触式ICカードアンテナ8は外部からの電波信号を受けるためのものである。電波信号を受けた時には、非接触式ICカードアンテナ8はこの電波信号を電気信号に変換して非接触式ICカード部42に入力する。
そして、この電波信号を契機として非接触式ICカード部42は必要な内部処理を行い、その結果を電気信号として非接触式ICカードアンテナ8に出力する。
この電気信号は非接触式ICカードアンテナ8によって電波信号に変換される。
非接触式ICカードによって達成される目的・用途は複数ありうるが、例えば、駅における自動改札、店における料金の支払い、会社内等への入室カード等がある。それに応じて、非接触式ICカード部42の内部処理も複数の処理がなされる。
音声入出力部39は、スピーカ11から出力される音声信号やマイクロフォン36において入力される音声信号の入出力処理を行う。
すなわち、音声入出力部39は、マイクロフォン36から入力された音声を増幅し、アナログ/デジタル変換を行い、更に符号化等の信号処理を施し、デジタルの音声データに変換して制御部37に出力する。
また、音声入出力部39は、制御部37から供給される音声データに復号化、デジタル/アナログ変換、増幅等の信号処理を施し、アナログの音声信号に変換してスピーカ11に出力する。
表示部40は、例えばLCDやOLED(Organic light-emitting diode(有機EL))を用いて構成されており、制御部37から供給される映像信号に応じた画像を表示する。
記憶部38では、携帯電話機1の各種処理に利用される各種データを記憶する。記憶部38は、例えば制御部37が実行するコンピュータのプログラム、通信相手の電話番号や電子メールアドレス等の個人情報を管理するアドレス帳、着信音やアラーム音を再生するための音声ファイル、待ち受け画面用の画像ファイル、各種の設定データ、プログラムの処理過程で利用される一時的なデータが記憶される。
前記記憶部38は、非接触式ICカード部42との関係においては、非接触式ICカード部42がデータを処理するのに必要な情報を記憶する役割を果たす。例えば、前記記憶部38は、暗号化された情報を読み解くための鍵として用いるデータ等を記憶する。
なお、記憶部38は、例えば、不揮発性の記憶デバイス(不揮発性半導体メモリ、ハードディスク装置など)やランダムアクセス可能な記憶デバイス(例えばSRAM、DRAM)などによって構成される。
制御部37は、携帯電話機1の全体的な動作を統括的に制御する。
すなわち、制御部37は、携帯電話機1の各種処理(回線交換網を介して行われる音声通話、電子メールの作成と送受信、インターネットのWeb上のサイトの閲覧など)が操作部の操作に応じて適切な手順で実行されるように、上述した各ブロックの動作(通信部における信号の送受信、表示部40における画像の表示、撮像部における撮像処理等)を制御する。
さらに、制御部37は、記憶部38に格納されるプログラム(オペレーティングシステム、アプリケーションプログラム等)に基づいて処理を実行するコンピュータ(マイクロプロセッサ)を備えており、このプログラムにおいて指示された手順に従って上述した処理を実行する。
すなわち、制御部37は、記憶部38に格納されるオペレーティングシステムやアプリケーションプログラム等のプログラムから命令コードを順次受け取って処理を実行する。
図4は、閉状態における携帯電話機1の外観図である。
図5は、図4の携帯電話機1の第1筐体リアケース5を展開した斜視図である。
つまり、図4の携帯電話機1の第1筐体リアケース5と第1筐体フロントケース4及び内部筐体25との結合を解除して、第1筐体リアケース5を反転させて展開した図である。
図5(a)は第1筐体リアケース5を内部側の位置から外部側方向を向いて観察した斜視図である。
また、図5(b)は第1筐体リアケース5を除去した後の携帯電話機1を外部側の位置から内部側方向を向いて観察した斜視図である。これによって、第1筐体リアケース5を除去した状態での第1筐体2の内部構造が観察できる。
図5(a)の第1筐体リアケース5内部にはスピーカフレキシブルプリント基板19が配設されている。そして、その内部側方向に磁性シート14が配設される。磁性シート14のさらに内部側方向の内部には図示していないが後述する非接触式ICカードアンテナ8等が配設されている。
また、スピーカフレキシブルプリント基板19は、スピーカ信号線9と、スピーカ信号線9の一端に配置される回路基板側信号線端子18と、スピーカ信号線9の他端に配置されるスピーカ側信号線端子16と、を有する。
この回路基板側信号線端子18は、第1筐体2内の内部筐体25に固定される回路基板32と電子信号をやり取りするための接触端子である。そして、第1筐体リアケース5が組みつけられると、回路基板側信号線端子18は回路基板32上の回路基板端子33と接触して信号のやり取りが可能となる。
また、スピーカ側信号線端子16は第1筐体リアケース5内の内部筐体25に固定されているスピーカ端子17と電子信号をやり取りするための接触端子である。そして、第1筐体リアケース5が組みつけられると、スピーカ側信号線端子16はスピーカ端子17と接触して信号のやり取りが可能となる。
スピーカ信号線9は図5(a)のように、磁性シート14の内部側方向の上部を跨ぐようにして配置されている。
また、スピーカフレキシブルプリント基板19はフレキシブルプリント基板によって構成されている。フレキシブルプリント基板とは厚み12マイクロメータから50マイクロメータのフィルム状の絶縁体(ベースフィルム)の上に接着層を形成し、さらにその上に厚み12マイクロメータから50マイクロメータ程度の導体箔を形成して作成される。このように構成することによって、弾性を有させることができる上に、配線を極めて薄く構成することができるという利点を有する。
図5(b)の斜視図について説明する。
第1筐体フロントケース4内部には内部筐体25が配設されている。この内部筐体25はインサート板金12と樹脂部分13とによって一体的に構成されている。具体的には、内部筐体25を成型する段階で、金型内にインサート板金12部材を配置し、その後に、樹脂を注入して金型と樹脂とを一体的に成型することによって製造される。
回路基板32はこの内部筐体25に配置され固定されている。この回路基板32上には携帯電話機1を制御するための各種電子素子が配置されている。
内部筐体25の内部側方向には図示していないが液晶パネル28が配置されている。
また、内部筐体25にはスピーカ端子17が配置されている。そして、スピーカ端子17の内部側方向には、図示していないがスピーカ11が配置されている。
液晶パネル28及びスピーカ11は回路基板32と電気的に接続されており、回路基板32によって制御される。
スピーカ11はスピーカ端子17、スピーカ側信号線端子16、スピーカ信号線9、回路基板側信号線端子18及び回路基板端子33を介して回路基板32と電気的に接続されている。
スピーカ11への配線がこのように第1筐体リアケース5を通って配置されている理由は、第1筐体フロントケース4には液晶パネル28が配置されておりこの液晶パネル28が多くの面積を占めてしまいスピーカ11への配線を第1筐体フロントケース4側で行うことができないからである。
図6は、図5(a)の第1筐体リアケース5の展開図である。
図6のように、外部側方向へ、スピーカフレキシブルプリント基板19、磁性シート14、磁性シート貼り付け用両面テープ21、非接触式ICカードアンテナ8、非接触式ICカードアンテナ貼り付け用両面テープ22の順に積層されている。
通常の意味では、積層とはほぼ同一の大きさ形状のシート状の部材を積み重ねることを言うが、ここでは、スピーカフレキシブルプリント基板19と磁性シート14とのように形状は同一とはいえない部材を積み重ねるという広い意味で用いている。つまり、単に、一部にでもシート状部分を有する部材を複数一定方向に積み重ねることを積層と表現する。
スピーカフレキシブルプリント基板19のスピーカ信号線9の中央付近には電子素子配置部35が設けられている。そしてこの電子素子配置部35にはコンデンサ、抵抗等の電子素子が配置される。もっとも、これらの電子素子はスピーカフレキシブルプリント基板19の磁性シート14側に配置されているので図6の方向からは目視することはできない。
前述のスピーカフレキシブルプリント基板19の外部側方向には磁性シート14が配置される。この磁性シート14の図6の紙面右下部分には、磁性シート穴部34を有する。この磁性シート穴部34は、前述のスピーカ信号線9の中央付近に配置された電子素子を収容するためのものである。この磁性シート穴部34と同一ヵ所に同一の大きさの穴が後述する磁性シート貼り付け用両面テープ21にも空けられている。
磁性シート14の役割について説明する。
非接触式ICカードは、非接触式ICカードアンテナ8の内部を外部機器(リーダ・ライタ)からの磁束が貫通することによって、無線通信を行っている。
しかし、非接触式ICカードアンテナ8の近傍に金属部材があると、外部機器(リーダ・ライタ)からの磁界により、非接触式ICカードアンテナ8の近傍に存在する金属部材に渦電流が発生してしまう。そしてこの渦電流により生じる磁界(反磁界)が、無線通信に必要な磁界をキャンセルしてしまい、無線通信できなくなる。
そこで、磁性シート14を非接触式ICカードアンテナ8の外部機器とは反対側に配置することによってこの問題を解決している。
では、なぜ磁性シート14があると金属部材による渦電流の発生を防止できるのか説明する。
磁性シート14は透磁率の実部(μ’)が高く、かつ、透磁率の虚部(μ”)が低い物質によって構成される。
このように、透磁率の実部(μ’)が高いことで、磁束を磁性シート14に集中させることができる。磁束が磁性シート14に集中するということは、換言すれば、金属部材に磁束が到達しないということとなる。したがって、渦電流が発生しないこととなり、反磁場も発生しない。これによって、金属部材が非接触式ICカードアンテナ8の近傍に有っても無線通信が可能となる。
また、透磁率の虚部(μ”)が低ければ、磁束がシート内で磁気損失することなく流れることになる。そして、磁気損失が低いということは通信環境の改善につながる。
磁性シート14の外部側方向には磁性シート貼り付け用両面テープ21が配置されている。この磁性シート貼り付け用両面テープ21の形状は磁性シート14と同一の形状を有している。
また、磁性シート貼り付け用両面テープ21は、磁性シート14と非接触式ICカードアンテナ8とを張合わせる機能を果たしている。
非接触式ICカードアンテナ8は図6のように大きく中央部が空いているのに対して、磁性シート張り付け用両面テープ21は一部に磁性シート穴部34と同様の穴は空いているものの、中央部は空いていない。
このような形状によって、磁性シート張り付け用両面テープ21の中央部分は第1筐体リアケース5と直接に接触してこれと粘着することが可能となっている。
そして、磁性シート張り付け用両面テープ21の中央部分が第1筐体リアケース5と直接に接触してこれと粘着しているので、磁性シート張り付け用両面テープ21の中央部分は磁性シート14及び非接触式ICカードアンテナ8とを第1筐体リアケース5に粘着させるという機能をも果たしている。
磁性シート張り付け用両面テープ21の外部側方向には非接触式ICカードアンテナ8が配置されている。
非接触式ICカードアンテナ8は図6のように内部が空いた四角いドーナツのような形をしたシート状の形状をしている。
そして、この空いた空間内を通過する磁束を検知して無線通信を可能とするものである。
また、非接触式ICカードアンテナ8はフレキシブルプリント基板によって構成されている。非接触式ICカードアンテナ8をフレキシブルプリント基板によって構成することによって薄くアンテナを構成することが可能となる。
非接触式ICカードアンテナ8の外部側方向には、非接触式ICカードアンテナ張り付け用両面テープ22が配置される。
これによって、非接触式ICカードアンテナ8は第1筐体リアケース5と粘着される。このことは、前述してきたように、磁性シート14は磁性シート貼り付け用両面テープ21と粘着され、磁性シート貼り付け用両面テープ21は非接触式ICカードアンテナ8と粘着され、非接触式ICカードアンテナ8は非接触式ICカードアンテナ張り付け用両面テープ22と粘着されるのであるから、ICカードアンテナ張り付け用両面テープ22は磁性シート及び非接触式ICカードアンテナ8の両方を第1筐体リアケース5と粘着していることをも意味する。
第1筐体リアケースは、非接触式ICカードアンテナ8及び磁性シート14を収容する非接触式ICカードアンテナ取付け部23を有する。
そして、この部分に非接触式ICカードアンテナ張り付け用両面テープ22が張り付けられる。
また、非接触式ICカードアンテナ取付け部23の外側にはスピーカ側信号線端子16及び回路基板側信号線端子18と第1筐体リアケース5と結合するための、スピーカFPC用両面テープ24が張られる。これによって、スピーカ側信号線端子16及び回路基板側信号線端子18が第1筐体リアケース7に固定され、スピーカフレキシブルプリント基板19全体が第1筐体リアケース5に固定される。
図7は第1筐体リアケース5の内部側位置からの斜視図である。前述した図6においてスピーカフレキシブルプリント基板19を除去した場合の斜視図となっている。
図7中のA部分及びB部分は、スピーカフレキシブルプリント基板19のスピーカ信号線9が磁性シート14に跨る場合に磁性シート14の角と接触する部分である。
磁性シート14はシート状であることからその角部分は鋭くとがっている。この部分に薄いフレキシブルプリント基板で構成されるスピーカ信号線9が直接接触すると、スピーカ信号線9が傷つくおそれがある。
スピーカ信号線9が傷ついてしまうと雑音の原因となる。さらに、最悪の場合には、磁性シート14の角でスピーカ信号線9が切断されてしまう恐れがある。そこで、以下に説明するようなスピーカ側傾斜部26と回路基板側傾斜部27を用いる。
図8は図7のVIII−VIIIにおける断面図である。A部分はスピーカフレキシブルプリント基板19が回路基板端子33と接合する部分であり、その下に拡大図を表示する。また、B部分はスピーカフレキシブルプリント基板19がスピーカ端子17と接合する部分であり、その下に拡大図を表示する。
図8のA部分の拡大図及びB部分の拡大図を参照して分かるように、磁性シート14及び非接触式ICカードアンテナ8が配置されると、磁性シート14はスピーカ側信号線端子16及び回路基板側信号線端子18部分よりも内部側方向に張り出すことになる。
この部分を迂回するために、第1筐体リアケース5には、スピーカ側信号線端子16側にはスピーカ側傾斜部26が配置され、回路基板側信号線端子18側には回路基板側傾斜部27が配置される。
このスピーカ側傾斜部26及び回路基板側傾斜部27は、非接触式ICカードアンテナ取付け部23側に行くに従い肉厚となるように構成されている。つまり、スピーカ側傾斜部26及び回路基板側傾斜部27の傾斜の方向は、内部側方向に傾斜している。
スピーカ側傾斜部26及び回路基板側傾斜部27がこのような構成を有することによって、磁性シート14の角とスピーカフレキシブルプリント基板19が接触することなく、スピーカフレキシブルプリント基板19が傷つきあるいは断線することを防止することができる。
スピーカ側傾斜部26及び回路基板側傾斜部27は内部側方向に傾斜しているため、スピーカフレキシブルプリント基板19は外部側に中心を有する円の一部である弦の形状を有することとなる。
このように弦の形状となるのであるから、直線によって構成される場合よりも内部側方向と外部側方向との振動に対して強い構成となる。
これによって、スピーカフレキシブルプリント基板19が振動することを防ぐことができ、スピーカFPCが振動して他の部分とぶつかって電子部品が壊れる又は異音の原因となるなどの不具合を防ぐ効果がある。
図9は、内部筐体25の樹脂部分13について説明するための説明図である。
内部筐体25はインサート板金12及び樹脂部分13を有するが、磁性シート14と対応する部分では、樹脂部分13はインサート板金12よりも外部側方向に張り出している。
図10は図4、図5及び図9におけるX−Xにおける断面図である。もっとも、図5及び図9は第1筐体リアケース5を展開してあるが展開する前の状態における断面図である。
図10の樹脂部分13を参照すると、樹脂部分13は磁性シート14のすぐ裏まで張り出していることが分かる。
このように樹脂部分13を構成する理由を説明する。
非接触式ICカードアンテナ8は磁束によって無線通信を行うため、非接触式ICカードアンテナ8の位置が変化することは極力避けなければならない。
そのため、非接触式ICカードアンテナ8の位置を固定するため磁性シート貼り付け用両面テープ21及び非接触式ICカードアンテナ貼り付け用両面テープ22によって第1筐体リアケース5と粘着することによって位置がずれることを防いでいる。
しかし、磁性シート貼り付け用両面テープ21及び非接触式ICカードアンテナ貼り付け用両面テープ22の粘着材料は時間が経過するにつれて粘着力が弱まるおそれがある。
以上のような原因で、非接触式ICカードアンテナ8の位置がずれてしまうと、無線通信のエラーが生じやすくなるおそれがある。
そこで、本発明ではさらに内部筐体25の樹脂部分13を用いて磁性シート14及び非接触式ICカードアンテナ8を抑えて位置を保持している。
これによって、磁性シート貼り付け用両面テープ21及び非接触式ICカードアンテナ貼り付け用両面テープ22の両者の粘着力がなくなってしまっても、非接触式ICカードアンテナ8の位置を保持することができる。
以上の実施形態によれば、本発明の携帯電話機1は、第1筐体リアケース5と、第1筐体リアケース5内部に配設されるシート状の非接触式ICカードアンテナ8と、第1筐体リアケース5内部に配設される音声を出力するスピーカ11とを有している。
そして、第1筐体リアケース5内部に配設される非接触式ICカードアンテナ8及びスピーカ11からの信号を処理する制御部37と、スピーカ11と制御部37とを接続するスピーカ信号線9と、を有し、スピーカ信号線9は非接触式ICカードアンテナ8のシート面上を跨いで配置される。
これによって、スピーカ信号線9が非接触式ICカードアンテナ8の近傍を通らない構成とすることができるので、スピーカ信号線9を流れる信号が非接触式ICカードアンテナ8に悪影響を与えることを低減することができる。
さらに、スピーカ信号線9は非接触式ICカードアンテナ8の側部を通らないので、非接触式ICカードアンテナ8の面積を最大限取ることができ、これによって、非接触式ICカードアンテナ8の感度を上げることができる。
スピーカ信号線9と非接触式ICカードアンテナ8との間には磁性シート14が配置されている。
これによって、非接触式ICカードアンテナ8がインサート板金等の金属部材と隣接して配置されていても、非接触式ICカードアンテナ8の感度を維持することができる。
スピーカ信号線9はフレキシブルプリント基板によって形成されている。
これによって、スピーカ信号線9を薄く構成することができるため、スピーカ信号線9が非接触式ICカードアンテナ8及び磁性シート14の上部を跨ぐ構成としても携帯電話機1は厚くならない。
さらに、スピーカ信号線9が薄いのであるから、わずかな隙間があればスピーカ信号線9を配置することが可能となり、スピーカ信号線9を配置する自由度が向上する。
第1筐体リアケース5には、液晶パネル28が配設されている。
スピーカ信号線9が非接触式ICカードアンテナ8を跨ぐ様にしたことによって、液晶パネル28の側部をスピーカ信号線9が通らないこととなる。これによって、液晶パネル28を大きく構成することができる。
非接触式ICカードアンテナ8は、第1筐体リアケース5に接着され、スピーカ信号線9は、非接触式ICカードアンテナ8の第1筐体リアケース5側とは反対の面側に配設される。
これによって、非接触式ICカードアンテナ8の近傍にインサート板金12が有っても、非接触式ICカードの感度を維持することができる。
第1筐体リアケース5内部に配設されるインサート板金12と樹脂部分13とが一体的に成型された内部筐体25を有し、第1筐体リアケース5、非接触式ICカードアンテナ8、スピーカ信号線9、内部筐体25の順に配置されており、インサート板金12の非接触式ICカードアンテナ8には、インサート板金12の少なくとも一部を覆うように樹脂部分13が配設される。
これによって、非接触式ICカードアンテナ8の位置を固定することができ、非接触式ICカードアンテナ8の感度を維持することもできる。
以上の実施形態において、携帯電話機1は本発明の携帯電子機器の一例であり、スピーカ11は音声入出力手段の一例である。
本発明は、以上の実施形態に限定されず、種々の態様で実施されてよい。
携帯電子機器は、携帯電話機1に限定されない。例えば、携帯電子機器は、ノートパソコン、PDA、ゲーム機、カメラであってもよい。また、携帯電子機器は、折り畳み式のものに限定されない。ケースが一体的に構成されたもの(1つのみのケース)であってもよい。
以上の実施形態では音声入出力部39はスピーカ11であったが、音声入出力部39とはマイクロフォン36であってもよい。
なぜなら、音声信号の信号線が非接触式ICカードアンテナ8に影響を与える可能性があるという点では何ら変わりがないからである。
1…携帯電話機、2…第1筐体、3…第2筐体、4…第1筐体フロントケース、5…第1筐体リアケース、6…第2筐体フロントケース、7…第2筐体リアケース、8…非接触式ICカードアンテナ(非接触式ICカードのアンテナ部)、9…スピーカ信号線、10…信号処理部、11…スピーカ、12…インサート板金、13…樹脂部分、14…磁性シート、16…スピーカ側信号線端子、17…スピーカ端子、18…回路基板側信号線端子、19…スピーカフレキシブルプリント基板、21…磁性シート貼り付け用両面テープ、22…非接触式ICカードアンテナ貼り付け用両面テープ、23…非接触式ICカードアンテナ取付け部、24…スピーカFPC用両面テープ、25…内部筐体、26…スピーカ側傾斜部、27…回路基板側傾斜部、28…液晶パネル(表示部)、30…スピーカ用穴、32…回路基板、33…回路基板端子、34…磁性シート穴部、35…電子素子配置部、36…マイクロフォン、37…制御部、38…記憶部、39…音声入出力部、40…表示部、41…システムバス、42…非接触式ICカード部

Claims (6)

  1. 筐体と、
    前記筐体内部に配設されるシート状の非接触ICカード用のアンテナ部と、
    前記筐体内部に配設される音声を入力又は出力する音声入出力部と、
    前記筐体内部に配設される前記非接触式ICカード用のアンテナ部及び音声入出力部からの信号を処理する信号処理部と、
    前記音声入出力部と前記信号処理部とを接続する信号線と、を有し、
    前記信号線は前記非接触式ICカード用のアンテナ部のシート面上を跨いで配置されている
    携帯電子機器。
  2. 前記信号線と前記非接触式ICカード用のアンテナ部との間には磁性シートが配置されている
    請求項1に記載の携帯電子機器。
  3. 前記信号線はフレキシブルプリント基板によって形成されている
    請求項1又は2に記載の携帯電子機器。
  4. 前記筐体には、表示部が配設されている
    請求項1〜3いずれか1項に記載の携帯電子機器。
  5. 前記非接触式ICカード用アンテナ部は、前記筐体に接着され、
    前記信号線は、前記非接触式ICカード用のアンテナ部の筐体側とは反対の面側に配設される
    請求項1〜4いずれか1項に記載の携帯電子機器。
  6. 前記筐体内部に配設される金属部分と樹脂部分とが一体的に成型された内部筐体部を有し、
    前記筐体、前記非接触式ICカード用のアンテナ部、前記信号線、前記内部筐体の順に配置されており、
    前記金属部分の前記非接触式ICカード用のアンテナ部側には、金属部分の少なくとも一部を覆うように樹脂部分が配設される
    請求項1〜5いずれか1項に記載の携帯電子機器。
JP2009012378A 2009-01-22 2009-01-22 携帯電子機器 Expired - Fee Related JP5306840B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009012378A JP5306840B2 (ja) 2009-01-22 2009-01-22 携帯電子機器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009012378A JP5306840B2 (ja) 2009-01-22 2009-01-22 携帯電子機器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010171740A true JP2010171740A (ja) 2010-08-05
JP5306840B2 JP5306840B2 (ja) 2013-10-02

Family

ID=42703428

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009012378A Expired - Fee Related JP5306840B2 (ja) 2009-01-22 2009-01-22 携帯電子機器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5306840B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2015147128A1 (ja) * 2014-03-26 2015-10-01 京セラ株式会社 電子機器
US10401919B2 (en) 2018-01-12 2019-09-03 Toshiba Client Solutions CO., LTD. Electronic device and control board for tuning up speaker

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005318329A (ja) * 2004-04-28 2005-11-10 Sharp Corp アンテナ取り付け部材、および通信端末
JP2005341027A (ja) * 2004-05-25 2005-12-08 Nec Saitama Ltd 携帯通信端末及びその形成方法
JP2009022049A (ja) * 2005-08-25 2009-01-29 Nec Corp 携帯機器の筐体、携帯機器、及び、携帯機器の筐体の製造方法

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005318329A (ja) * 2004-04-28 2005-11-10 Sharp Corp アンテナ取り付け部材、および通信端末
JP2005341027A (ja) * 2004-05-25 2005-12-08 Nec Saitama Ltd 携帯通信端末及びその形成方法
JP2009022049A (ja) * 2005-08-25 2009-01-29 Nec Corp 携帯機器の筐体、携帯機器、及び、携帯機器の筐体の製造方法

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2015147128A1 (ja) * 2014-03-26 2015-10-01 京セラ株式会社 電子機器
JP2015186253A (ja) * 2014-03-26 2015-10-22 京セラ株式会社 電子機器
US20170011839A1 (en) * 2014-03-26 2017-01-12 Kyocera Corporation Electronic device
US9966185B2 (en) 2014-03-26 2018-05-08 Kyocera Corporation Electronic device
US10401919B2 (en) 2018-01-12 2019-09-03 Toshiba Client Solutions CO., LTD. Electronic device and control board for tuning up speaker

Also Published As

Publication number Publication date
JP5306840B2 (ja) 2013-10-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10747042B2 (en) Electronic device including a fingerprint sensor disposed in an opening area of a metal frame
EP3338322B1 (en) Electronic device
US9014761B2 (en) Mobile terminal
US9483078B2 (en) Mobile terminal
EP3322163B1 (en) Mobile terminal comprising a bone conduction speaker
CN202217735U (zh) 电池组件和小形状因数计算设备
US20090074226A1 (en) Pcb with embedded speaker assembly
JP5576821B2 (ja) 電子機器
JP5525016B2 (ja) 移動端末機及びその製造方法
CN101257726A (zh) 便携式电子装置和便携式电话
US20180218194A1 (en) Key module and mobile terminal having the same
US20110103634A1 (en) System and method for mechanically reducing unwanted wind noise in an electronics device
US11449104B2 (en) Flexible display with electromagnetic adjustment
JP5306840B2 (ja) 携帯電子機器
JP2008011275A (ja) データ通信装置
JP5353786B2 (ja) 携帯端末
SG188295A1 (en) Electronic device
JP2005318329A (ja) アンテナ取り付け部材、および通信端末
JP5063186B2 (ja) 携帯端末装置
KR101976179B1 (ko) 이동통신 단말기
JP2011040853A (ja) 携帯端末装置
JP2005275871A (ja) 挿入型記憶媒体装置および無線通信媒体付記憶装置
JP2008301112A (ja) 電子機器および電池端子の実装体
KR20150145960A (ko) 이동 단말기용 nfc 안테나
JP2005338509A (ja) 音声情報出力シート

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20111214

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120829

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120904

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20121105

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130604

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130626

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 5306840

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees