JP2010171573A - 3次元画像表示・撮像装置、通信システム、および表示装置 - Google Patents

3次元画像表示・撮像装置、通信システム、および表示装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2010171573A
JP2010171573A JP2009010627A JP2009010627A JP2010171573A JP 2010171573 A JP2010171573 A JP 2010171573A JP 2009010627 A JP2009010627 A JP 2009010627A JP 2009010627 A JP2009010627 A JP 2009010627A JP 2010171573 A JP2010171573 A JP 2010171573A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
display
dimensional image
imaging
image
display area
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2009010627A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsuji Yasui
勝至 保井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Epson Imaging Devices Corp
Original Assignee
Epson Imaging Devices Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Epson Imaging Devices Corp filed Critical Epson Imaging Devices Corp
Priority to JP2009010627A priority Critical patent/JP2010171573A/ja
Publication of JP2010171573A publication Critical patent/JP2010171573A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Testing, Inspecting, Measuring Of Stereoscopic Televisions And Televisions (AREA)
  • Control Of Indicators Other Than Cathode Ray Tubes (AREA)
  • Controls And Circuits For Display Device (AREA)
  • Projection Apparatus (AREA)
  • Liquid Crystal Display Device Control (AREA)

Abstract

【課題】3次元画像を利用したテレビ電話システムにおいて通信者同士の腕などの動きの不一致を緩和することができる3次元画像表示・撮像装置、通信システム、および表示装置を提供すること。
【解決手段】3次元画像表示・撮影装置1では、撮像素子60R、60Lが、表示領域20の前方に位置する通信者PAを、表示領域20内に設定された視点(右目視点VRおよび左目視点VL)からみた像を撮像している。このため、他方の通信者PBの3次元画像表示・撮像装置1で表示された3次元人物画像PA1では、視線の向きや腕の位置などが、一方の通信者PAが他方の通信者PBと実際に対面しているのと同じ状態にある。
【選択図】図1

Description

本発明は、3次元画像の表示および撮像を行なう3次元画像表示・撮像装置、該3次元画像表示・撮像装置を用いた通信システム、および当該3次元画像表示・撮像装置に用いられる表示装置に関するものである。
従来から、テレビ電話やテレビ会議システムなどの通信システムに用いられる画像表示・撮像装置として、表示装置と撮像素子を組み合わせたものが用いられている。このような画像表示・撮像装置では、一般に、図12(a)に示すように、表示装置2の上方に撮像素子60が設置された構成となっている。かかる通信システムにおいて、通信者は、通信中は撮像素子60ではなく表示装置2で表示された画像を見ている。このため、通信相手の視線が下方を向いた状態の画像が表示装置2に映し出されるので、通信者同士は視線を合わせることができないという問題点がある。
このような問題点に対し、特許文献1には、テレビ電話システムに用いられる表示・撮像装置において、透過状態および反射状態に切り換えられる調光ガラスや、透過状態および散乱状態に切り換えられる動的散乱板を用いることにより、液晶パネルの背面側から撮像を行ない、通信者同士の視線を一致させる技術が提案されている。
特許第2859416号
一方、画面から立体物が飛び出すように表示する3次元画像表示装置が提案されており、かかる3次元画像表示装置をテレビ電話システムに用いれば更に臨場感を高めることができると考えられる。それには、3次元画像表示装置に撮像素子を追加して3次元画像表示・撮像装置とする必要がある。
しかしながら、3次元画像を利用したテレビ電話システムでは、特許文献1で掲げられた視線の不一致という問題に加えて、画像で映し出された通信相手の動きと、自分の実際の位置とが一致せず、大きな違和感を感じるという問題がある。例えば、3次元画像表示装置に撮像素子を追加するにあたって、図12(a)に一点鎖線で示すように、表示装置2の下方に右目用画像を得るための撮像素子60Rと、左目用画像を得るための撮像素子60Lとを配置した場合、通信者同士が握手するような動作を行おうとすると、図12(b)、(c)に示すような違和感が発生する。すなわち、図12(b)に示すように、一方の通信者PAが他方の通信者PBの3次元人物画像PB1に向けて腕を伸ばしても、図12(c)に示すように、他方の通信者PBの3次元画像表示・撮像装置1に表示された一方の通信者PAの3次元人物画像PA1を見ると、通信者PBが実際に腕を伸ばした方向と大きく異なる方向に通信者PAの腕が伸びているように見えてしまう。
かかる事象に関しては、従来、3次元画像を利用したテレビ電話システムという思想が一切ないため、特許文献1には解決手段が開示されていないだけでなく、課題自身が開示されていない。
以上の点に鑑みて、本発明の課題は、3次元画像を利用したテレビ電話などの通信システムにおいて通信者同士の腕などの動きの不一致を緩和することができる3次元画像表示・撮像装置、該3次元画像表示・撮像装置を用いた通信システム、および当該3次元画像表示・撮像装置に用いられる表示装置を提供することにある。
上記問題を解決するために、本発明に係る3次元画像表示・撮像装置は、3次元画像を表示する表示領域を備えた表示装置と、前記表示領域の前方に位置する被写体の3次元画像用の視差画像を撮像する第1および第2の撮像素子と、を有し、前記第1の撮像素子は、前記表示領域上に設定された第1の位置から前記被写体をみた像を撮像し、前記第2の撮像素子は、前記表示領域上に設定された第2の位置から前記被写体をみた像を撮像することを特徴とする。
本発明では、3次元画像表示・撮像装置の表示領域の前方に位置する一方の通信者を第1および第2の撮像素子で撮像するため、かかる撮像素子で撮像された3次元画像用の視差画像によって、他方の通信者の3次元画像表示・撮像装置において、一方の通信者の像を3次元画像として表示することができる。その際、3次元画像表示・撮像装置では、撮像素子が、表示領域の前方に位置する一方の通信者を表示領域内に設定された視点からみた像を撮像している。このため、通信者相手の3次元画像表示・撮像装置で表示された3次元画像では、視線の向きに加えて、自分の実際の腕の位置と通信相手の画像の腕の位置とが一致あるいは略一致する。このため、3次元画像を利用したテレビ電話などの通信システムにおいて、違和感のない3次元画像を映し出すことができる。
本発明において、前記第1の位置と前記第2の位置は、前記表示領域を左右に2等分する垂直線を中心とする対称位置に設定されていることが好ましい。通常、3次元画像表示・撮像装置の表示領域では、通信相手の画像が左右方向における略中央位置に表示される。このため、第1の位置と第2の位置とを表示領域を左右に2等分する垂直線を中心とする対称位置に設定すれば、3次元画像表示・撮像装置には、通信相手の3次元画像が自然な感じで表示されるとともに、通信相手が腕を動かした際、3次元画像における通信相手の腕の位置と、自分の腕の実際の位置との関係が自然である。
本発明において、前記第1の位置および前記第2の位置は、前記表示領域を上下に2等分する水平線から上方にずれた位置に設定されていることが好ましい。通常、3次元画像表示・撮像装置の表示領域では、通信相手の目が上下方向の中央よりやや上方位置に表示される。従って、右目視点および左目視点を表示領域のやや上方に設定すれば、3次元画像表示・撮像装置には、通信相手の3次元画像が自然な感じで表示されるとともに、通信相手が腕を動かした際、3次元画像における通信相手の腕の位置と、自分の腕の実際の位置との関係が自然である。
本発明において、前記第1の位置および前記第2の位置は、前記表示領域に前記3次元画像として表示された3次元人物画像と重なる位置に設定されていることが好ましい。このように構成すると、3次元画像表示・撮像装置には、通信相手の3次元画像が自然な感じで表示されるとともに、通信相手が腕を動かした際、3次元画像における通信相手の腕の位置と、自分の腕の実際の位置との関係が自然である。
本発明において、前記第1の位置は、前記3次元人物画像の右目と重なる位置に設定され、前記第2の位置は、前記3次元人物画像の左目と重なる位置に設定されていることが好ましい。このように構成すると、3次元画像表示・撮像装置には、通信相手の3次元画像が自然な感じで表示されるとともに、通信相手が腕を動かした際、3次元画像における通信相手の腕の位置と、自分の腕の実際の位置との関係が自然である。
本発明において、前記撮像素子は、前記表示領域の背面から前記被写体を撮像する構成を採用することができる。かかる構成を採用すれば、光路を簡素化することができるので、3次元画像表示・撮像装置の小型化を図ることができる。
本発明において、前記表示領域および前記撮像素子のうちの一方の要素は、前記被写体に対面する位置に配置されているとともに、他方の要素は前記被写体に対面する位置からずれた位置に配置され、前記被写体と前記一方の要素との間には、前記被写体と前記一方の要素とを結ぶ光路から前記被写体と前記他方の要素とを結ぶ光路を分離するためのハーフミラーが配置されている構成を採用することができる。かかる構成を採用すれば、表示領域には、撮像光路を確保することがない。従って、表示領域上の視点を表示領域上のいずれの位置に設定しても、画像の品位を低下させることがない。それ故、右目視点を3次元人物画像の右目と重なる位置に設定し、左目視点を3次元人物画像の左目と重なる位置に設定するなど、撮像光路の視点を表示領域上の最適位置に設定することができる。
本発明において、前記表示装置としては、前記表示領域を構成する表示パネルを有する直視型表示装置を用いることができる。例えば、前記表示装置としては、前記表示パネルとして液晶パネルを備えた液晶表示装置を用いることができる。また、本発明において、前記表示装置としては、前記表示パネルとして有機エレクトロルミネッセンスパネルを備えた有機エレクトロルミネッセンス表示装置や、前記表示パネルとしてプラズマ表示パネルを備えたプラズマ表示装置などを用いることもできる。
かかる直視型表示装置を用いた場合に、3次元画像を表示するには、固定バリア方式、可変バリア方式、レンティキュラーレンズ方式、偏光フィルター方式などを用いることができる。固定バリア方式を採用した場合、前記表示装置は、前記表示領域を前面側で覆うパララックスバリアを備えている。可変バリア方式を採用した場合、前記表示装置は、前記表示領域を前面側で覆う状態に配置され可変バリア装置を備え、当該可変バリア装置では、入射光を透過させる透過状態と、前記表示領域と重なるパララックスバリアを表示するバリア状態とが実行される。レンティキュラーレンズ方式を採用した場合、前記表示装置は、前記前記表示領域を前面側で覆うレンティキュラーレンズシートを備えている。偏光フィルター方式を採用した場合、前記表示装置は、前記表示領域を前面側で覆う偏光フィルターを備え、当該偏光フィルターは、前記表示パネルの水平方向の画素配列における奇数列に対応させて配列されている第1の微細偏光素子と、前記画素配列における偶数列に対応させて配列されている第2の微細偏光素子を備え、前記第1の微細偏光素子と前記第2の微細偏光素子を通過する光の偏光方向が異なる構成を有する。
本発明において、前記表示装置としては、前記表示領域を構成する被投射部材と、該被投射部材に3次元画像を投射表示するプロジェクターと、を備えた投射型表示装置を用いることもできる。かかる投射型表示装置としては、前記プロジェクターとして、前記右目用画像光および前記左目用画像光を交互に投射する1台のプロジェクター、あるいは1ライン置きに右目用画像光と左目用画像光とを出射する1台のプロジェクターを備えている構成を採用することができる。また、投射型表示装置としては、前記プロジェクターとして、右目用画像光および左目用画像光を各々投射する左右1組のプロジェクターを備え、前記右目用画像光と前記左目用画像光の偏光方向が異なる構成を採用することができる。
本発明を適用した3次元画像表示・撮像装置は、3次元画像表示・撮像装置同士が回線を介して第2の表示装置と接続された通信システムに用いることができる。この場合、前記3次元画像表示・撮像装置の前記撮像素子により撮像された画像が、前記第2の表示装置によって3次元画像として表示される。
本発明を適用した3次元画像表示・撮像装置は、3次元画像表示・撮像装置同士が回線を介して接続された通信システムに用いることができる。この場合、前記3次元画像表示・撮像装置同士の間では、一方の3次元画像表示・撮像装置の前記撮像素子により撮像された画像が他方の3次元画像表示・撮像装置の前記表示装置によって3次元画像として表示され、他方の3次元画像表示・撮像装置の前記撮像素子により撮像された画像が一方の3次元画像表示・撮像装置の前記表示装置によって3次元画像として表示される。
また、本発明の通信システムでは、前記3次元画像表示・撮像装置は、マイクおよびスピーカーを備え、前記3次元画像表示・撮像装置同士の間では、一方の3次元画像表示・撮像装置の前記スピーカーに入力された音声が他方の3次元画像表示・撮像装置の前記スピーカーによって再生され、他方の3次元画像表示・撮像装置の前記スピーカーに入力された音声が一方の3次元画像表示・撮像装置の前記スピーカーによって再生される。
本発明において、前記撮像素子が前記表示領域の背面から前記被写体を撮像する構成を採用する場合、表示装置は以下の構成を有することを特徴とする。
まず、本発明に係る表示装置は、3次元画像を表示する表示領域を備えた表示パネルを有し、前記表示領域には、少なくとも当該表示パネルの前記表示領域の背面側に配置された3次元画像撮像用の撮像素子によって前記表示領域の正面に位置する被写体を撮像する際、撮像光路が構成されることを特徴とする。
また、本発明の別の形態に係る表示装置は、3次元画像を表示する表示領域を備えた液晶パネルと、当該液晶パネルの背面側に対向配置された導光板、および該導光板に光を供給するバックライト用光源を備えたバックライト装置と、を有し、前記表示領域には、少なくとも当該表示領域の背面側に配置された3次元画像撮像用の撮像素子によって前記表示領域の正面に位置する被写体を撮像する際、撮像光路が構成され、前記導光板には、前記撮像光路を介して前記被写体を撮像するための穴あるいは透光部が構成されていることを特徴とする。
また、本発明の別の形態に係る表示装置は、3次元画像を表示する表示領域を備えた液晶パネルと、当該液晶パネルの背面側に対向配置された導光板、および該導光板に光を供給するバックライト用光源を備えたバックライト装置と、を有し、前記表示領域には、少なくとも前記導光板において前記表示領域と重なる領域の背面側に配置された3次元画像撮像用の撮像素子によって前記表示領域の正面に位置する被写体を撮像する際、撮像光路が構成され、前記導光板では、前記液晶パネルに光を出射する光散乱モードと、前記撮像光路を介して前記被写体を撮像するための透光モードと、が実行されることを特徴とする。かかる構成によれば、表示領域の背面から被写体を撮像する構成を採用した場合でも、導光板に対して撮像光路や撮像素子を設けるための特殊な構造を採用する必要がないので、品位の高い画像を表示することができる。
また、本発明の別の形態に係る表示装置は、表示領域を構成する被投射部材と、当該被投射部材の前記表示領域に3次元画像を投射表示するプロジェクターと、を有し、前記被投射部材は、当該被投射部材の背面側に配置された3次元画像撮像用の撮像素子から前記被投射部材の正面に位置する被写体を撮像可能とする透光部を備えていることを特徴とする。
本発明の実施の形態1に係る3次元画像表示・撮像装置、および通信システムの説明図である。 本発明の実施の形態1に係る3次元画像表示・撮像装置において、表示装置2として用いた液晶表示装置の説明図である。 図2に示す表示装置に用いたバックライト装置の説明図である。 図2に示す表示装置に用いたバックライト装置の導光板の説明図である。 本発明の実施の形態1に係る3次元画像表示・撮像装置において、表示装置として用いた別の液晶表示装置の説明図である。 図5(a)に示す表示装置に用いたバックライト装置の動作を示す説明図である。 図1に示す3次元画像表示・撮像装置に用いた表示装置において3次元画像を表示するための光学部材の説明図である。 本発明の実施の形態2に係る3次元画像表示・撮像装置の説明図である。 図8に示す3次元画像表示・撮像装置に用いた表示装置において3次元画像を表示するための光学部材の説明図である。 本発明の実施の形態3に係る3次元画像表示・撮像装置の説明図である。 本発明を適用した3次元画像表示・撮像装置を搭載した電子機器の説明図である。 本発明の比較例に係る3次元画像表示・撮像装置、および通信システムの説明図である。
図面を参照して、本発明の実施の形態を説明する。なお、以下の説明では、図12を参照して説明した構成との対応関係が分りやすいように、対応する部分には同一の符号を付して説明する。
[実施形態1]
(全体構成)
図1は、本発明の実施の形態1に係る3次元画像表示・撮像装置、および通信システムの説明図であり、図1(a)、(b)、(c)は各々、3次元画像表示・撮像装置の説明図、この3次元画像表示・撮像装置を用いた通信システムの一方の通信者の様子を示す説明図、および他方の通信者の様子を示す説明図である。
図1において、3次元画像表示・撮像装置1は、3次元画像を表示する表示領域20を備えた表示装置2と、表示領域20の前方に位置する被写体(通信者PA、PB)を3次元画像用に撮像する右目用および左目用の撮像素子60R、60Lとを有している。本形態において、表示装置2は、表示パネル100を備えた直視型表示装置であり、かかる表示装置2としては、表示パネル100として液晶パネルを備えた液晶表示装置や、表示パネル100として有機エレクトロルミネッセンスパネルを備えた有機エレクトロルミネッセンス表示装置などを用いることができる。撮像素子60R、60Lとしては、例えばCCDやCMOSなどを用いることができる。
本形態において、右目用および左目用の撮像素子60R、60Lはいずれも、表示パネル100の表示領域20の背面側に配置されており、表示パネル100を介して表示領域20の前方に位置する被写体(通信者PA、PB)を撮像する。従って、右目用の撮像素子60Rは、表示領域20上に設定された右目視点VR(第1の位置)から被写体をみた像を撮像し、左目用の撮像素子60Lは、表示領域上に設定された左目視点VL(第2の位置)から被写体をみた像を撮像することになる。
このように構成した3次元画像表示・撮像装置1は、回線3を介して接続されたテレビ電話システムなどの通信システムに用いられている。このため、3次元画像表示・撮像装置1同士の間では、一方の通信者PAの3次元画像表示・撮像装置1の撮像素子60R、60Lにより撮像された画像が他方の通信者PBの3次元画像表示・撮像装置1の表示装置2によって3次元人物画像PA1として表示される。また、他方の通信者PBの3次元画像表示・撮像装置1の撮像素子60R、60Lにより撮像された画像が一方の通信者PAの3次元画像表示・撮像装置の表示装置2によって3次元人物画像PB1として表示される。
また、3次元画像表示・撮像装置1は、マイクおよびスピーカー(図示せず)を備えている。このため、3次元画像表示・撮像装置1同士の間では、一方の通信者PAの3次元画像表示・撮像装置1のスピーカーに入力された音声が他方の通信者PBの3次元画像表示・撮像装置1のスピーカーによって再生される。また、他方の通信者PBの3次元画像表示・撮像装置1の記スピーカーに入力された音声が一方の通信者PAの3次元画像表示・撮像装置1のスピーカーによって再生される。
(視点位置)
このように構成した3次元画像表示・撮像装置1において、本形態において、右目視点VRと左目視点VLは、表示領域20を左右に2等分する垂直線20vを中心とする対称位置に設定されている。また、右目視点VRおよび左目視点VLは、表示領域20を上下に2等分する水平線20hから上方にずれた位置に設定され、表示領域20に3次元画像として表示された通信相手の3次元人物画像PA1、PB1の目と略同じ高さ位置に設定されている。
ここで、右目視点VRおよび左目視点VLは、表示領域20に表示された3次元人物画像PA1、PB1と重なる位置に設定されていることが好ましく、右目視点VRおよび左目視点VLは、表示領域20に表示された3次元人物画像PA1、PB1の右目および左面と重なる位置に設定されていることが好ましい。但し、表示領域20に対して、撮像素子60R、60Lの撮像光路を確保した場合に、撮像光路に相当する部分では表示品位が低下する。そこで、本形態では、右目視点VRおよび左目視点VLを3次元人物画像PA1、PB1からずれた位置に設定されている。
(本形態の主な効果)
このように構成した3次元画像表示・撮像装置1では、一方の通信者PAの3次元画像表示・撮像装置1では、撮像素子60R、60Lが、表示領域20の前方に位置する一方の通信者PAを表示領域20内に設定された第1の位置および第2の位置(右目視点VRおよび左目視点VL)からみた視差画像を撮像している。このため、他方の通信者PBの3次元画像表示・撮像装置1で表示された3次元人物画像PA1では、視線の向きや腕の位置などが、一方の通信者PAが他方の通信者PBと実際に対面しているのと同じ状態にある。
かかる処理は、他方の通信者の3次元画像表示・撮像装置でも同様に行なわれる。すなわち、他方の通信者PBの3次元画像表示・撮像装置1では、撮像素子60R、60Lが、表示領域20の前方に位置する他方の通信者PBを表示領域20内に設定された視点(右目視点VRおよび左目視点VL)からみた視差画像を撮像している。このため、一方の通信者PAの3次元画像表示・撮像装置1で表示された3次元人物画像PB1では、視線の向きや腕の位置などが、他方の通信者PBが一方の通信者PAと実際に対面しているのと同じ状態にある。
従って、一方の通信者PAおよび他方の通信者PBが、3次元人物画像PA1、PB1に向かって腕を伸ばして握手しようとする動作を行なった際、一方の通信者PA1の腕の実際の位置と他方の通信者PBの3次元人物画像PB1における腕の位置とが略一致する。また、他方の通信者PBの腕の実際の位置と一方の通信者PAの3次元人物画像PA1における腕の位置とが略一致している。このため、違和感のない3次元画像での双方向通信を行なうことができる。
また、本形態の3次元画像表示・撮像装置1において、右目視点VRと左目視点VLは、表示領域20を左右に2等分する垂直線20vを中心とする対称位置に設定されている。通常、3次元画像表示・撮像装置1の表示領域20では、通信相手の画像が左右方向における略中央位置に表示される。このため、右目視点VRと左目視点VLとを表示領域20を左右に2等分する垂直線を中心とする対称位置に設定すれば、3次元画像表示・撮像装置1には、通信相手の3次元画像が自然な感じで表示されるとともに、通信相手が腕を動かした際、3次元画像における通信相手の腕の位置と、自分の腕の実際の位置との関係が自然である。
また、本形態の3次元画像表示・撮像装置1において、右目視点VRと左目視点VLは、表示領域20を上下に2等分する水平線20hよりやや上方に設定されている。通常、3次元画像表示・撮像装置1の表示領域20では、通信相手の目が上下方向の中央よりやや上方位置に表示される。従って、右目視点VRおよび左目視点VLを表示領域20のやや上方に設定すれば、3次元画像表示・撮像装置1には、通信相手の3次元画像が自然な感じで表示されるとともに、通信相手が腕を動かした際、3次元画像における通信相手の腕の位置と、自分の腕の実際の位置との関係が自然である。
また、右目視点VRおよび左目視点VLを3次元画像として表示された3次元人物画像と重なる位置、好ましくは、右目視点VRを3次元人物画像の右目と重なる位置に設定し、左目視点VLを3次元人物画像の左目と重なる位置に設定すれば、3次元画像における通信相手の腕の位置と、自分の腕の実際の位置との違和感を大幅に解消することができる。
(表示装置2の具体的構成例1)
図2は、本発明の実施の形態1に係る3次元画像表示・撮像装置1において、表示装置2として用いた液晶表示装置の説明図であり、図2(a)、(b)は各々、液晶表示装置の説明図、および電気的構成を示すブロック図である。
図2(a)に示す表示装置2は、表示パネル100としての液晶パネル120と、液晶パネル120の表示領域20の背面側に配置されたバックライト装置150とを備えた液晶表示装置である。
液晶パネル120は、一対の基板101、102がシール材103を介して貼り合わされた構造を有し、基板101、102の間には液晶104が封入されている。基板101の内面上には、表示領域20における1ドットのサブ画素毎に画素電極105が形成されており、基板102の内面上には、カラーフィルターたるRGBの各色の着色層106、および対向電極107が形成されている。RGBの各色の着色層106は、画素電極105に対応する位置に形成され、対向電極107は、基板102の略全面に形成されている。ここで、液晶パネル120は透過型液晶パネルであり、一対の基板101、102はいずれも、ガラス基板などの透光性基板からなる。また、画素電極105および対向電極107はいずれも、ITOなどの透光性導電膜からなる。かかる液晶パネル120は、アクティブマトリクス型液晶パネルであり、公知の液晶駆動方法により表示駆動される。例えば、液晶パネル120における基板101の内面上に、複数の走査線やデータ線をマトリクス状に配置し、各走査線と各データ線の交点に対応する位置にTFT素子などのスイッチング素子を設ける。また、走査線とデータ線との交点に対応する位置にサブ画素を構成し、サブ画素毎に画素電極105を設けてスイッチング素子と電気的に接続する。そして、各データ線および各走査線の一端をそれぞれデータ線駆動回路および走査線駆動回路と電気的に接続することにより、各データ線および各走査線に、データ線駆動回路および走査線駆動回路を介して、外部の制御部からの制御信号に基づくデータ信号および走査信号を供給する。これらの構成により、外部の制御部から供給された制御信号に基づき、表示内容に応じたデータ信号を各データ線に供給し、各画素電極105と対向する対向電極107との間の液晶分子に電圧を加えてサブ画素毎に表示状態を制御する。
バックライト装置150は、液晶パネル120の背面側に重ねて配置された導光板151と、この導光板151に光を供給する光源152とを備えている。光源152は、例えばLED(Light Emitting Diode)や冷陰極管である。かかるバックライト装置150では、光源152から出射された光は、導光板151の端部から入射した後、導光板151の両面151e、151fで反射を繰り返して導光板151の内部を伝搬しながら、液晶パネル120と対向する面151eから出射される。
そして、液晶パネル120に入射した光は、画素電極105と対向電極107との間で配向が制御された液晶104によって光変調されて出射し、画像を表示する。液晶パネル120と導光板151との間には、下偏光板112b、拡散板113、プリズムシート114が配置される。また、液晶パネル120において基板102の外面には上偏光板112aが重ねて配置されている。ここで、表示装置2は、下偏光板112bおよび上偏光板112aの向きによってノーマリブラックあるいはノーマリホワイトのいずれかに設定される。表示装置2をノーマリブラックとして構成した場合、画素電極105と対向電極107との間に電界が印加されていない画素は暗表示となり、画素電極105と対向電極107との間に電界が印加された画素は明表示となる。これに対して、表示装置2をノーマリホワイトとして構成した場合、画素電極105と対向電極107との間に電界が印加されていない画素は明表示となり、画素電極105と対向電極107との間に電界が印加された画素は暗表示となる。
液晶パネル120の前側には、後述する固定バリア方式、可変バリア方式、レンティキュラーレンズ方式、偏光フィルター方式などによって、3次元画像を形成するための3次元画像形成用の光学部材190が配置されている。かかる光学部材190の詳細な構成は後述する。
このように構成した液晶装置を図1に示す3次元画像表示・撮像装置の表示装置2として用いた場合には、撮像素子60R、60Lによって被写体の撮像を可能とする撮像光路を確保する必要がある。そこで、本形態では、まず、導光板151には、2つの貫通穴151hが設けられており、かかる2つの貫通穴151hの内部に撮像素子60R、60Lが配置されている。
また、液晶パネル120は画像を表示する際、バックライト装置150から出射された光を変調して3次元画像を表示するが、撮像素子60R、60Lによって被写体の撮像を行なう場合、液晶パネル120において、撮像素子60R、60Lの撮影口60aと重なる領域を透光状態の撮像光路を構成する。より具体的には、表示装置2がノーマリブラックである場合、撮像素子60R、60Lによって被写体の撮像を行なうときは、液晶パネル120におい撮像素子60R、60Lの撮影口60aと重なる領域で画素電極105と対向電極107との間に電界を印加して透光状態とする。従って、撮像素子60R、60Lは、液晶パネル120の背面側に配置されているが、表示領域20に対面する被写体(通信者PA、PB)を撮像することができる。
本形態の液晶パネル120において、撮像素子60R、60Lの撮影口60aと重なる領域では、撮像素子60R、60Lによって被写体の撮像を行なうときを除いて通常の光変調を行い、撮像素子60R、60Lによって被写体の撮像を行なうときのみ、透光状態とする。なお、撮像素子60R、60Lの撮影口60aと重なる領域では、撮像素子60R、60Lによって被写体の撮像を行なうときを除いて完全な遮光状態(暗状態)とし、撮像素子60R、60Lによって被写体の撮像を行なうときのみ、透光状態(明状態)としてもよい。
表示装置2がノーマリホワイトである場合、液晶パネル120におい撮像素子60R、60Lの撮影口60aと重なる領域で画素電極105と対向電極107との間に電界を印加せずに透光状態とする。従って、撮像素子60R、60Lは、液晶パネル120の背面側に配置されているが、表示領域20に対面する被写体(通信者PA、PB)を撮像することができる。かかる観点からすれば、表示装置2がノーマリホワイトである場合、液晶パネル120におい撮像素子60R、60Lの撮影口60aと重なる領域では画素電極105を省略した構成を採用してもよく、この場合、画素電極105を省略した部分では、常に透光状態にある。
このように構成した液晶パネル120において、撮像素子60R、60Lの撮影口60aの位置は、導光板151の出射側の面151eの位置よりも前側に位置する。このため、導光板151の内部を伝播する光が貫通穴151h内部に漏れた場合でも、かかる漏れ光が、撮像素子60R、60Lの撮影口60aから入射することがない。
また、導光板151において、撮像素子60R、60Lを配置する部分については貫通穴151hに代えて、出射側の面151eで開口する凹部や、出射面とは反対側の面151fで開口する凹部としてもよい。導光板151において、出射面とは反対側の面151fで開口する凹部を形成した場合でも、その底部は撮像用透光部として機能する。但し、導光板151において、撮像素子60R、60Lを配置する部分を貫通穴151hとすれば、撮像素子60R、60Lに接続する配線等を貫通穴151hから引き出すことからできる。なお、導光板151において、撮像素子60R、60Lを配置する部分を凹部とする場合、出射側の面151eで開口する凹部であれば、出射面とは反対側の面151fで開口する凹部に比較して、撮像素子60R、60Lの前面で導光体151を伝播する光によって撮像が妨げられることを防止することができる。
また、本形態の表示装置2において、拡散板113には、撮像素子60R、60Lと重なる位置に貫通穴113hが設けられている。このため、撮像素子60R、60Lは、拡散板113に形成された散乱パターンの影響を受けずに被写体(通信者PA、PB)を撮像することができる。かかる観点からすれば、プリズムシート114においても、撮像素子60R、60Lの位置に対応する領域に貫通穴を設けることが好ましい。
さらに、図2(a)に示す構成では、基板102において、撮像素子60R、60Lが位置する部分にも着色層106が形成されているが、基板102において、撮像素子60R、60Lが位置する部分には、着色層106が形成されていない構成や、着色層106に代えて無色透明の樹脂層が形成されている構成を採用することが好ましい。このような構成を採用すれば、表示領域20の前側に位置する被写体をカラーで撮像した際、色調の優れた画像を得ることができる。
かかる表示装置2は概ね、図2(b)に示す電気的構成を有している。図2(b)において、まず、制御部140は、例えばCPU(Central Processing Unit)などにより構成され、液晶パネル120だけでなく、撮像素子60R、60Lや記憶部142とも接続されている。記憶部142には、液晶パネル120における撮像光路の位置や範囲を示す情報(撮像情報)が記録されている。制御部140は、かかる撮像情報に基づいて、撮像光路に相当する部分を外部からの光が透過可能な透光モードに設定する。これにより、撮像素子60R、60Lは、液晶パネル120を挟んで反対側にいる被写体を撮影することが可能となる。
撮像素子60R、60Lは、被写体を撮像した後、画像信号として制御部140に供給する。制御部140は、撮像素子60R、60Lからの画像信号に基づいて画像データを生成し、図1を参照して説明した回線3を介して、通信相手の3次元画像表示・撮像装置1に送信するとともに、通信相手の3次元画像表示・撮像装置1から送信されてきた画像データに基づいて液晶パネル120を制御し、画像を表する。制御部140の上述の処理は、例えばプログラムなどにより行われる。従って、記憶部142には、上述の処理を行うためのプログラムが格納されている。
(バックライト装置150の構成)
図3は、図2に示す表示装置2(液晶表示装置)に用いたバックライト装置150の説明図であり、図3(a)、(b)、(c)は各々、導光板151に1つの光源152を配置した場合の説明図、導光板151の2辺に光源152を配置した場合の説明図、および導光板151の別の2辺に光源152を配置した場合の説明図である。
図2(a)を参照して説明したバックライト装置150において、導光板151に光源152を設けるにあたっては、図3(a)に示すように、導光板151の1辺に相当する位置に光源152を設けてもよいが、この場合、導光板151内を伝播する光が貫通穴151hで遮られてしまい、貫通穴151hの影Shが発生してしまう。従って、図3(b)、(c)に示すように、導光板151の2辺に相当する位置に光源152を設けることが好ましい。図3(b)に示すバックライト装置150では、導光板151において左右で相対向する2辺に相当する位置に光源152が配置され、図3(c)に示すバックライト装置150では、導光板151において上下で相対向する2辺に相当する位置に光源152が配置されている。
本形態では、導光板151には2つの貫通穴151hが形成されている。従って、図3(c)に示すように、2つの貫通穴151hが並んでいる横方向と直交する縦方向に位置する2辺に光源152を配置すれば、2つの貫通穴151hで挟まれた領域に影が発生することを完全に防止することができる。
(導光板151の構成例)
図4は、図2に示す表示装置2(液晶表示装置)に用いたバックライト装置150の導光板151の説明図であり、図4(a)、(b)は各々、導光板151の貫通穴151hをテーパー状にした場合の説明図、および貫通穴151hの側壁を遮光面にした場合の説明図である。
図2(a)を参照して説明したように、導光板151には貫通穴151hが設けられており、貫通穴151hに設けられる撮像素子60R、60Lは、その撮影口60aの位置が、導光板151の出射側の面151eの位置よりも高くなるように設定されている。但し、図4(a)に示すように、貫通穴151hを、出射側の面151eで開口面積が小で、反対側の面151fで開口面積が大のテーパー穴として形成してもよい。かかる構成によれば、撮像素子60R、60Lの撮影口60aの位置は、導光板151の出射側の面151eの位置よりも低く設定することができる。すなわち、貫通穴151hをテーパー形状にすれば、導光板151内を伝播する光は、貫通穴151hの壁面で反射するので、貫通穴151hの内部に漏れることがない。
また、図4(b)に示すように、貫通穴151hの内側壁に遮光材151iを設けてもよい。かかる構成を採用した場合も、撮像素子60R、60Lの撮影口60aの位置は、導光板151の出射側の面151eの位置よりも低く設定することができる。すなわち、貫通穴151hをテーパー形状にすれば、導光板151内を伝播する光は、貫通穴151hの壁面で遮光されるので、貫通穴151hの内部に漏れることがない。
(表示装置2の具体的構成例2)
図5は、本発明の実施の形態1に係る3次元画像表示・撮像装置1において、表示装置2として用いた別の液晶表示装置の説明図であり、図5(a)、(b)は各々、液晶表示装置の説明図、および電気的構成を示すブロック図である。図6は、図5(a)に示す表示装置2に用いたバックライト装置の動作を示す説明図であり、図6(a)、(b)は各々、透明電極に電圧を印加しない状態の説明図、および透明電極に電圧を印加した状態の説明図である。なお、図5に示す表示装置2の基本的な構成は、図2を参照して説明した構成と同様であるので、共通する部分には同一の符号を付して図示し、それらの説明を省略する。
図5(a)に示す表示装置2は、図2(a)に示す表示装置と同様、表示パネル100としての液晶パネル120と、液晶パネル120の表示領域20の背面側に配置されたバックライト装置170とを備えた液晶表示装置である。液晶パネル120は、一対の基板101、102がシール材103を介して貼り合わされた構造を有し、基板101、102の間には液晶104が封入されている。バックライト装置170は、液晶パネル120の背面側に重ねて配置された導光板171と、この導光板171に光を供給する光源152とを備えており、光源152は、例えばLEDや冷陰極管である。なお、図5(a)には、導光板171の一方の端面にのみ光源152が配置されているが、導光板171の両端に光源152が設けられてことが好ましい。
かかる表示装置2を、図1を参照して説明した3次元画像表示・撮像装置1に搭載すると、導光板171の背面側に撮像素子60R、60Lが配置される。ここで、撮像素子60R、60Lはいずれも、表示パネル100の表示領域20の背面側に配置されており、表示パネル100を介して表示領域20の前方に位置する被写体(通信者PA、PB)を撮像する。従って、右目用の撮像素子60Rは、表示領域20上に設定された右目視点VRから被写体をみた像を撮像し、左目用の撮像素子60Lは、表示領域上に設定された左目視点VLから被写体をみた像を撮像することになる。
本形態において、導光板171は、外部からの光を透過する透光モードと、光源152からの光を液晶パネル120に向けて出射する光出射モード(光散乱モード)との間で切り換える光学素子(動的散乱板)である。従って、導光板171には貫通穴が設けられてない。かかる導光板171は、ガラスなどの透光性の基板181、182が貼り合わされてなる構造を有し、基板181、182の間には、ポリマー分散液晶(PDLC)184が封入されている。
ポリマー分散液晶184は、多数の小さなネマティック液晶小滴(数ミクロン径)がポリマー内に分散された構造を有している。基板181の内面上には透明電極185が形成され、基板182の内面上には透明電極186が形成されている。従って、導光板171において、ポリマー分散液晶184は、一対の透明電極185、186に挟持された構造を有している。
かかる導光板171において、図6(a)に示すように、透明電極185、186間に電圧が印加されない状態では、ネマティック液晶の分子はランダムな方向を向く。そのため、導光板171は、入射光を分散する光散乱状態となり、光源152から出射された光を散乱させて、液晶パネル120へ向けて出射する。(光散乱モード)
これに対して、図6(b)に示すように、透明電極185、186間に電圧が印加された状態では、ネマティック液晶の分子は電界の方向に揃う。そのため、ポリマー分散液晶184は透明になる。従って、導光板171は入射光を透過する光透過状態となるので、外部からの光が透過して撮像素子60R、60Lに入射することが可能となる(透光モード)。
かかる構成によれば、表示領域20の背面から被写体を撮像する構成を採用した場合でも、導光板171に対して撮像光路や撮像素子60R、60Lを設けるための特殊な構造を採用する必要がないので、品位の高い画像を表示することができる。
本形態の表示装置2においては、図5(b)に示すように、制御部140は、液晶パネル120、撮像素子60R、60L、および記憶部142と接続されるとともに、バックライト装置170とも接続されている。記憶部142には、液晶パネル120における撮像領域の位置や範囲の情報を示す撮像情報が記録されている。
制御部140は、導光板171を光出射モードにする期間(光出射モード期間/光散乱モード)と透光モードにする期間(透光モード期間)とで時分割に駆動する。具体的には、制御部140は、光出射モード期間において透明電極185、186間に電圧を印加せず、透光モード期間において透明電極185、186間に電圧を印加する制御を行う。
透光モード期間では、制御部140は、液晶パネル120においても、外部からの光が透過する透光モードに設定する制御を行うとともに、撮像素子60R、60Lを制御して被写体を撮影させる。より具体的には、撮像素子60R、60Lによって被写体の撮像を行なう場合、液晶パネル120の全体を透光状態とする。なお、撮像素子60R、60Lによって被写体の撮像を行なう場合、液晶パネル120において、撮像素子60R、60Lの撮影口60aと重なる領域のみに透光状態の撮像光路を構成してもよい。
そして、制御部140は、撮像素子60R、60Lからの画像信号に基づいて画像データを生成し、図1を参照して説明した回線3を介して、通信相手の3次元画像表示・撮像装置1に送信するとともに、通信相手の3次元画像表示・撮像装置1から送信されてきた画像データに基づいて液晶パネル120を制御し、画像を表する。制御部140の上述の処理は、例えば、記憶部142に格納されているプログラムなどにより行われる。
(3次元画像形成用の光学部材190の構成)
図7は、図1に示す3次元画像表示・撮像装置1に用いた表示装置2において3次元画像を表示するための光学部材190(図2、図5参照)の説明図であり、図7(a)、(b)、(c)、(d)は各々、レンティキュラーレンズ方式用の光学部材190の説明図、固定バリア方式用の光学部材190の説明図、可変バリア方式用の光学部材190の説明図、および偏光フィルター方式用の光学部材190の説明図である。
図2や図5を参照して説明した表示装置2において、3次元画像を表示するには、レンティキュラーレンズ方式、固定バリア方式、可変バリア方式、偏光フィルター方式を用いることができる。
まず、レンティキュラーレンズ方式を採用する場合、表示装置2では、図7(a)に示すレンティキュラーレンズシート191(光学部材190)によって表示領域20の前面側を覆った構成とする。レンティキュラーレンズシート191は、透明な樹脂シートなどの表面に断面凸弧状の微小な凸条レンズを多数形成したものであり、各凸条レンズの列は液晶パネル120の上下方向に延びている。従って、レンティキュラーレンズシート191の背後の液晶パネル120から出射された画像光は、各画素の位置に対応して形成されている各凸条レンズに入射した後、屈折して出射する。その際、屈折を考慮した表示光を液晶パネル120から出射させることにより、異なる方向に異なる画像光を出射させることができる。よって、レンティキュラーレンズシート191を介して液晶パネル120を見ている通信者PA、PBの左右の目には、異なる画像光(3次元画像表示用の右目用画像光および左目用画像光)が到達するので、裸眼での3次元画像表示を行うことができる。
ここで、レンティキュラーレンズシート191には、撮像素子60R、60Lによって撮像するための撮像用透光部191a、191bが形成され、かかる撮像用透光部191a、191bは、レンティキュラーレンズシート191に形成された貫通穴や平坦部からなる。なお、撮像用透光部191a、191bを貫通穴として形影すれば、撮像素子60R、60Lに到達する光の減衰を防止することができる。
固定バリア方式を採用する場合、表示装置2では、図7(b)に示すパララックスバリアシート192(光学部材190)によって表示領域20の前面側を覆った構成とする。ここで、パララックスバリアシート192には、格子状の遮光パターン192e(パララックスバリア)が形成され、かかる遮光パターン192eによって、微細なスリット192fが形成されている。かかるスリット192fは、液晶パネル120の上下方向に延びており、このスリット192fの左右の目で見るときの視差を利用して、液晶パネル120の正面にいる通信者PA、PBの左右の目に異なった画像光を到達させることが可能である。よって、各スリット192fの左右の目位置からの視差を考慮して左目用画像および右目用画像を液晶パネル120に表示することにより、観察者の左右の目に、左目用画像および右目用画像を各々、到達させることができる。よって、裸眼での3次元画像表示を行うことができる。
また、パララックスバリアシート192には、撮像素子60R、60Lによって撮像するための撮像用透光部192a、192bが形成され、かかる撮像用透光部192a、192bは、遮光パターン192eの非形成領域からなる。
可変バリア方式を採用する場合、表示装置2では、図7(c)に示す可変バリア装置193(光学部材190)によって表示領域20の前面側を覆った構成とする。かかる可変バリア装置193では、入射光を透過させる透過状態と、表示領域20と重なる領域にパララックスバリア193cを表示するバリア状態とが実行される。従って、透過状態では、撮像素子60R、60Lによる撮像が可能となる。このため、可変バリア装置193を用いた場合、撮像用透光部を形成する必要がない。それ故、表示領域20で表示される3次元画像では、撮像用透光部を形成することによる劣化が発生しない。
偏光フィルター方式を採用する場合、表示装置2では、図7(d)に示す偏光フィルター194によって表示領域20の前面側を覆った構成とする。かかる偏光フィルター194では、液晶パネル120(表示パネル100)の水平方向の画素配列における奇数列に対応させて配列されている第1の微細偏光素子194aと、画素配列における偶数列に対応させて配列されている第2の微細偏光素子194bとを備えており、第1の微細偏光素子194aと第2の微細偏光素子194bを通過する光の偏光方向が異なる。また、液晶パネル120の奇数列と偶数列の各画素列の一方に左目用画像を表示し、他方に右目用画像を表示すれば、左目用画像と右目用画像が異なる偏光の画像光として出射される。よって、左右の目の偏光方向が異なる偏光メガネをかけてこの液晶パネル120を見ることにより、左右の目にそれぞれ左目用画像と右目用画像を到達させることができ、3次元画像表示を行うことができる。
かかる偏光フィルター194は透光性を備えている。このため、偏光フィルター194を用いた場合、撮像用透光部を形成する必要がない。それ故、表示領域20で表示される3次元画像では、撮像用透光部を形成することによる劣化が発生しない。
[実施の形態2]
図8は、本発明の実施の形態2に係る3次元画像表示・撮像装置の説明図であり、図8(a)、(b)は各々、被写体に表示装置2を対面させた場合の説明図、および被写体に撮像素子60R、60Lを対面させた場合の説明図である。図9は、図8に示す3次元画像表示・撮像装置1に用いた表示装置2において3次元画像を表示するための光学部材190の説明図であり、図9(a)、(b)、(c)、(d)は各々、レンティキュラーレンズ方式用の光学部材190の説明図、固定バリア方式用の光学部材190の説明図、可変バリア方式用の光学部材190の説明図、および偏光フィルター方式用の光学部材190の説明図である。
本形態では、図8(a)、(b)を参照して以下に説明するように、表示領域20および撮像素子60R、60Lのうちの一方の要素は、被写体に対面する位置に配置されているとともに、他方の要素は被写体に対面する位置からずれた位置に配置されている。また、被写体と一方の要素との間には、被写体と一方の要素とを結ぶ光路から被写体と他方の要素とを結ぶ光路を分離するためのハーフミラー7が配置されている。
より具体的には、図8(a)に示す3次元画像表示・撮像装置1では、表示装置2および撮像素子60R、60Lのうち、表示装置2の表示パネル100(液晶パネル120)は、被写体(通信者PA、PB)に対面する位置に配置されているとともに、撮像素子60R、60Lは、被写体に対面する位置からずれた位置に配置されている。また、被写体と表示装置2との間には、被写体と表示装置2とを結ぶ光路から被写体と撮像素子60R、60Lとを結ぶ光路を分離するためのハーフミラー7が45°の角度で配置されている。
かかる構成によれば、通信者PA、PBは、ハーフミラー7を透過してきた画像を観察する。また、撮像素子60R、60Lは、ハーフミラー7で反射してきた通信者PA、PBの像を撮影する。
図8(b)に示す3次元画像表示・撮像装置1では、表示装置2および撮像素子60R、60Lのうち、撮像素子60R、60Lは、被写体(通信者PA、PB)に対面する位置に配置されているとともに、表示装置2の表示パネル100(液晶パネル120)は、被写体に対面する位置からずれた位置に配置されている。また、被写体と撮像素子60R、60Lとの間には、被写体と撮像素子60R、60Lとを結ぶ光路から被写体と表示装置2とを結ぶ光路を分離するためのハーフミラー7が45°の角度で配置されている。
かかる構成によれば、通信者PA、PBは、ハーフミラー7で反射してきた画像を観察する。また、撮像素子60R、60Lは、ハーフミラー7を透過してきた通信者PA、PBの像を撮影する。
かかる構成によれば、表示領域20には、撮像光路を確保することがない。従って、撮像素子60R、60Lで撮像する際の視点を表示領域20上のいずれの位置に設定しても、画像の品位を低下させることがない。それ故、右目視点を3次元人物画像の右目と重なる位置に設定し、左目視点を3次元人物画像の左目と重なる位置に設定するなど、撮像光路の視点を表示領域20上の最適位置に設定することができる。
図8を参照して説明した3次元画像表示・撮像装置1に用いた表示装置2において、3次元画像を表示する場合にも、レンティキュラーレンズ方式、固定バリア方式、可変バリア方式、偏光フィルター方式を用いることができる。
まず、レンティキュラーレンズ方式を採用する場合、表示装置2では、図9(a)に示すレンティキュラーレンズシート191(光学部材190)によって表示領域20の前面側を覆った構成とする。但し、レンティキュラーレンズシート191には、撮像素子60R、60Lによって撮像するための撮像用透光部を形成する必要がない。それ故、表示領域20で表示される3次元画像では、撮像用透光部を形成することによる劣化が発生しない。
固定バリア方式を採用する場合、表示装置2では、図9(b)に示すパララックスバリアシート192(光学部材190)によって表示領域20の前面側を覆った構成とする。ここで、パララックスバリアシート192には、格子状の遮光パターン192e(パララックスバリア)および微細なスリット192fが形成されている。但し、パララックスバリアシート192には、撮像素子60R、60Lによって撮像するための撮像用透光部が形成されていない。それ故、表示領域20で表示される3次元画像では、撮像用透光部を形成することによる劣化が発生しない。
可変バリア方式を採用する場合、表示装置2では、図9(c)に示す可変バリア装置193(光学部材190)によって表示領域20の前面側を覆った構成とする。かかる可変バリア装置193では、入射光を透過させる透過状態と、表示領域20と重なる領域にパララックスバリア193cを表示するバリア状態とが実行される。従って、透過状態では、撮像素子60R、60Lによる撮像が可能となる。かかる可変バリア装置193を用いた場合、撮像用透光部を形成する必要がない。それ故、表示領域20で表示される3次元画像では、撮像用透光部を形成することによる劣化が発生しない。
偏光フィルター方式を採用する場合、表示装置2では、図9(d)に示す偏光フィルター194によって表示領域20の前面側を覆った構成とする。かかる偏光フィルター194では、液晶パネル120(表示パネル100)の水平方向の画素配列における奇数列に対応させて配列されている第1の微細偏光素子194aと、画素配列における偶数列に対応させて配列されている第2の微細偏光素子194bとを備えており、第1の微細偏光素子194aと第2の微細偏光素子194bを通過する光の偏光方向が異なる。かかる偏光フィルター194を用いた場合、撮像用透光部を形成する必要がない。それ故、表示領域20で表示される3次元画像では、撮像用透光部を形成することによる劣化が発生しない。
[実施の形態3]
図10は、本発明の実施の形態3に係る3次元画像表示・撮像装置の説明図であり、図10(a)、(b)は各々、プロジェクターを2台用いた場合の説明図、およびプロジェクターを1台用いた場合の説明図である。
図10(a)、(b)に示すように、本形態の3次元画像表示・撮像装置1において、表示装置200は、表示領域20を構成するスクリーンなどの被投射部材8と、被投射部材8に3次元画像を投射表示するプロジェクター9とを備えている。かかる表示装置200では、被投射部材8の表示領域20に被写体(通信者PA、PB)が対面し、被投射部材8の背面に撮像素子60R、60Rが配置される。このため、被投射部材8の表示領域20には、撮像光路を確保するための撮像用透光部8a、8bが形成され、かかる撮像用透光部8a、8bが被写体を撮像する際の右目視点VRおよび左目視点VLとなる。
このような3次元画像表示・撮像装置1のうち、図10(a)に示す3次元画像表示・撮像装置1では、プロジェクター9として、右目用画像光を投射する右面用のプロジェクター9Rと、左目用画像光を投射する左面用のプロジェクター9Lとが用いられている。また、プロジェクター9R、プロジェクター9Lの前側には、偏光特性が異なる偏光素子91R、91Lが配置されている。このため、右目用画像光と左目用画像光の偏光方向が異なっている。かかる構成の3次元画像表示・撮像装置1では、偏光メガネを用いて、表示領域20に表示された画像を見れば、3次元画像として認識することができる。
また、図10(b)に示す3次元画像表示・撮像装置1では、1台のプロジェクター9を備える表示装置200が用いられており、かかるプロジェクター9は、右目用画像光および左目用画像光を交互に投射する。あるいは、プロジェクター9は、1ライン置きに右目用画像光と左目用画像光とを出射する。従って、液晶シャッターメガネ95などの高速シャッター付きのメガネを用いて、表示領域20に表示された画像を見れば、3次元画像として認識することができる。
[電子機器への搭載例]
次に、上述した実施形態に係る3次元画像表示・撮像装置1のうち、実施の形態1に係る直視型の表示装置2を用いた3次元画像表示・撮像装置1は、図11に示す電子機器に搭載することができる。
図11(a)に、表示装置2を備えたモバイル型のパーソナルコンピューターの構成を示す。パーソナルコンピューター2000は、表示装置2と本体部2010を備える。本体部2010には、電源スイッチ2001及びキーボード2002が設けられている。図11(b)に、表示パネル100を備えた携帯電話機の構成を示す。携帯電話機3000は、複数の操作ボタン3001及びスクロールボタン3002、並びに表示パネル100を備える。スクロールボタン3002を操作することによって、表示パネル100に表示される画面がスクロールされる。図11(c)に、表示パネル100を搭載した情報携帯端末(PDA:Personal Digital Assistants)の構成を示す。情報携帯端末4000は、複数の操作ボタン4001及び電源スイッチ4002、並びに表示パネル100を備える。電源スイッチ4002を操作すると、住所録やスケジュール帳といった各種の情報が表示パネル100に表示される。
1・・3次元画像表示・撮像装置、2・・表示装置、7・・ハーフミラー、8・・被投射部材、9・・プロジェクター、20・・表示領域、60R、60L・・撮像素子、100・・表示パネル、120・・液晶パネル、150、170・・バックライト装置、151,171・・導光板、152・・光源、190・・3次元画像表示用の光学部材、PA、PB・・通信者(被写体)、VL・・左目視点、VR・・右目視点

Claims (15)

  1. 3次元画像を表示する表示領域を備えた表示装置と、
    前記表示領域の前方に位置する被写体の3次元画像用の視差画像を撮像する第1および第2の撮像素子と、
    を有し、
    前記第1の撮像素子は、前記表示領域上に設定された第1の位置から前記被写体をみた像を撮像し、
    前記第2の撮像素子は、前記表示領域上に設定された第2の位置から前記被写体をみた像を撮像することを特徴とする3次元画像表示・撮像装置。
  2. 前記第1の位置と前記第2の位置は、前記表示領域を左右に2等分する垂直線を中心とする対称位置に設定されていることを特徴とする請求項1に記載の3次元画像表示・撮像装置。
  3. 前記第1の位置および前記第2の位置は、前記表示領域を上下に2等分する水平線から上方にずれた位置に設定されていることを特徴とする請求項1または2に記載の3次元画像表示・撮像装置。
  4. 前記第1の位置および前記第2の位置は、前記表示領域に前記3次元画像として表示された3次元画像と重なる位置に設定されていることを特徴とする請求項1乃至3の何れか一項に記載の3次元画像表示・撮影装置。
  5. 前記撮像素子は、前記表示領域の背面から前記被写体を撮像することを特徴とする請求項1乃至4の何れか一項に記載の3次元画像表示・撮像装置。
  6. 前記表示領域および前記撮像素子のうちの一方の要素は、前記被写体に対面する位置に配置されているとともに、他方の要素は前記被写体に対面する位置からずれた位置に配置され、
    前記被写体と前記一方の要素との間には、前記被写体と前記一方の要素とを結ぶ光路から前記被写体と前記他方の要素とを結ぶ光路を分離するためのハーフミラーが配置されていることを特徴とする請求項1乃至5の何れか一項に記載の3次元画像表示・撮像装置。
  7. 前記表示装置は、前記表示領域を構成する表示パネルを有する直視型表示装置であることを特徴とする請求項5または6に記載の3次元画像表示・撮像装置。
  8. 前記表示装置は、前記表示領域を構成する被投射部材、および該被投射部材に3次元画像を投射表示するプロジェクターを備えた投射型表示装置であることを特徴とする請求項5または6に記載の3次元画像表示・撮像装置。
  9. 請求項1乃至8のいずれか一項に記載の3次元画像表示・撮像装置と3次元画像を表示する表示領域を備えた第2の表示装置とが回線を介して接続された通信システムであって、
    前記3次元画像表示・撮像装置の前記撮像素子により撮像された画像が前記第2の表示装置によって3次元画像として表示されることを特徴とする通信システム。
  10. 請求項1乃至8のいずれか一項に記載の3次元画像表示・撮像装置同士が回線を介して接続された通信システムであって、
    前記3次元画像表示・撮像装置同士の間では、一方の3次元画像表示・撮像装置の前記撮像素子により撮像された画像が他方の3次元画像表示・撮像装置の前記表示装置によって3次元画像として表示され、他方の3次元画像表示・撮像装置の前記撮像素子により撮像された画像が一方の3次元画像表示・撮像装置の前記表示装置によって3次元画像として表示されることを特徴とする通信システム。
  11. 前記3次元画像表示・撮像装置は、マイクおよびスピーカーを備え、
    前記3次元画像表示・撮像装置同士の間では、一方の3次元画像表示・撮像装置の前記スピーカーに入力された音声が他方の3次元画像表示・撮像装置の前記スピーカーによって再生され、他方の3次元画像表示・撮像装置の前記スピーカーに入力された音声が一方の3次元画像表示・撮像装置の前記スピーカーによって再生されることを特徴とする請求項10に記載の通信システム。
  12. 3次元画像を表示する表示領域を備えた表示パネルを有し、
    前記表示領域には、少なくとも当該表示パネルの前記表示領域の背面側に配置された3次元画像撮像用の撮像素子によって前記表示領域の正面に位置する被写体を撮像する際、撮像光路が構成されることを特徴とする表示装置。
  13. 3次元画像を表示する表示領域を備えた液晶パネルと、
    当該液晶パネルの背面側に対向配置された導光板、および該導光板に光を供給するバックライト用光源を備えたバックライト装置と、
    を有し、
    前記表示領域には、少なくとも当該表示領域の背面側に配置された3次元画像撮像用の撮像素子によって前記表示領域の正面に位置する被写体を撮像する際、撮像光路が構成され、
    前記導光板には、前記撮像光路を介して前記被写体を撮像するための穴あるいは透光部が構成されていることを特徴とする表示装置。
  14. 3次元画像を表示する表示領域を備えた液晶パネルと、
    当該液晶パネルの背面側に対向配置された導光板、および該導光板に光を供給するバックライト用光源を備えたバックライト装置と、
    を有し、
    前記表示領域には、少なくとも前記導光板において前記表示領域と重なる領域の背面側に配置された3次元画像撮像用の撮像素子によって前記表示領域の正面に位置する被写体を撮像する際、撮像光路が構成され、
    前記導光板では、前記液晶パネルに光を出射する光散乱モードと、前記撮像光路を介して前記被写体を撮像するための透光モードと、が実行されることを特徴とする表示装置。
  15. 表示領域を構成する被投射部材と、
    当該被投射部材の前記表示領域に3次元画像を投射表示するプロジェクターと、
    を有し、
    前記被投射部材は、当該被投射部材の背面側に配置された3次元画像撮像用の撮像素子から前記被投射部材の正面に位置する被写体を撮像可能とする透光部を備えていることを特徴とする表示装置。
JP2009010627A 2009-01-21 2009-01-21 3次元画像表示・撮像装置、通信システム、および表示装置 Pending JP2010171573A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009010627A JP2010171573A (ja) 2009-01-21 2009-01-21 3次元画像表示・撮像装置、通信システム、および表示装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009010627A JP2010171573A (ja) 2009-01-21 2009-01-21 3次元画像表示・撮像装置、通信システム、および表示装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2010171573A true JP2010171573A (ja) 2010-08-05

Family

ID=42703289

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009010627A Pending JP2010171573A (ja) 2009-01-21 2009-01-21 3次元画像表示・撮像装置、通信システム、および表示装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2010171573A (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102176755A (zh) * 2010-12-24 2011-09-07 青岛海信数字多媒体技术国家重点实验室有限公司 基于眼动三维显示角度的控制方法及装置
JP2017501621A (ja) * 2013-12-27 2017-01-12 インテル・コーポレーション 組み込み型カメラを備えるディスプレイ、情報処理システム、ディスプレイと統合するカメラセンサ組立体、及び、ディスプレイを操作する方法
JP2019533324A (ja) * 2016-09-09 2019-11-14 グーグル エルエルシー 3dテレプレゼンスシステム
JP2020160341A (ja) * 2019-03-27 2020-10-01 ダイコク電機株式会社 動画出力システム
JP2020161121A (ja) * 2019-03-27 2020-10-01 ダイコク電機株式会社 動画出力システム
US11074757B2 (en) 2018-12-19 2021-07-27 Casio Computer Co., Ltd. Display device, display method, and recording medium
US11140314B2 (en) 2019-11-29 2021-10-05 Seiko Epson Corporation Imaging display device, imaging display system, and control method of imaging display device

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04315388A (ja) * 1991-04-15 1992-11-06 Toshiba Corp テレビ電話装置
JPH10224825A (ja) * 1997-02-10 1998-08-21 Canon Inc 画像表示システム及び該システムにおける画像表示装置及び情報処理装置及びそれらの制御方法及び記憶媒体
JP2000298253A (ja) * 1999-04-14 2000-10-24 Seiko Epson Corp 撮像機能付き液晶表示装置、コンピュータ、テレビジョン電話およびディジタルカメラ
JP2002027419A (ja) * 2000-07-05 2002-01-25 Hitachi Ltd 画像端末装置及びそれを用いる通信システム
JP2003506973A (ja) * 1999-08-10 2003-02-18 ホワイト・ピーター・マクダフィー 通信システム
JP2007163816A (ja) * 2005-12-14 2007-06-28 I-O Data Device Inc ディスプレイ装置およびその制御方法
JP2008228170A (ja) * 2007-03-15 2008-09-25 Seiko Epson Corp 画像表示装置及びテレビ電話装置

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04315388A (ja) * 1991-04-15 1992-11-06 Toshiba Corp テレビ電話装置
JPH10224825A (ja) * 1997-02-10 1998-08-21 Canon Inc 画像表示システム及び該システムにおける画像表示装置及び情報処理装置及びそれらの制御方法及び記憶媒体
JP2000298253A (ja) * 1999-04-14 2000-10-24 Seiko Epson Corp 撮像機能付き液晶表示装置、コンピュータ、テレビジョン電話およびディジタルカメラ
JP2003506973A (ja) * 1999-08-10 2003-02-18 ホワイト・ピーター・マクダフィー 通信システム
JP2002027419A (ja) * 2000-07-05 2002-01-25 Hitachi Ltd 画像端末装置及びそれを用いる通信システム
JP2007163816A (ja) * 2005-12-14 2007-06-28 I-O Data Device Inc ディスプレイ装置およびその制御方法
JP2008228170A (ja) * 2007-03-15 2008-09-25 Seiko Epson Corp 画像表示装置及びテレビ電話装置

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102176755A (zh) * 2010-12-24 2011-09-07 青岛海信数字多媒体技术国家重点实验室有限公司 基于眼动三维显示角度的控制方法及装置
JP2017501621A (ja) * 2013-12-27 2017-01-12 インテル・コーポレーション 組み込み型カメラを備えるディスプレイ、情報処理システム、ディスプレイと統合するカメラセンサ組立体、及び、ディスプレイを操作する方法
JP2019533324A (ja) * 2016-09-09 2019-11-14 グーグル エルエルシー 3dテレプレゼンスシステム
JP2022009242A (ja) * 2016-09-09 2022-01-14 グーグル エルエルシー 3dテレプレゼンスシステム
JP7001675B2 (ja) 2016-09-09 2022-01-19 グーグル エルエルシー 3dテレプレゼンスシステム
JP7443314B2 (ja) 2016-09-09 2024-03-05 グーグル エルエルシー 3dテレプレゼンスシステム
US11074757B2 (en) 2018-12-19 2021-07-27 Casio Computer Co., Ltd. Display device, display method, and recording medium
JP2020160341A (ja) * 2019-03-27 2020-10-01 ダイコク電機株式会社 動画出力システム
JP2020161121A (ja) * 2019-03-27 2020-10-01 ダイコク電機株式会社 動画出力システム
US11140314B2 (en) 2019-11-29 2021-10-05 Seiko Epson Corporation Imaging display device, imaging display system, and control method of imaging display device

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4768878B2 (ja) 立体映像表示装置、電子機器、及び立体映像表示装置の駆動方法
CN100533268C (zh) 带摄像装置的显示装置
CN110264967B (zh) 显示装置及其控制方法
JP2010171573A (ja) 3次元画像表示・撮像装置、通信システム、および表示装置
JP2010015015A (ja) 電気光学装置及び電子機器
US9857601B2 (en) Display device
JP5607430B2 (ja) 立体映像表示装置及び電子機器
CN103165087B (zh) 液晶显示设备及其驱动方法以及电子装置
TWI514007B (zh) Display device
KR101331900B1 (ko) 광제어필름을 이용한 입체영상 표시장치
JP2004048644A (ja) 情報処理装置、情報処理システム、及び対話者表示方法
JP2022520133A (ja) 表示パネル、表示装置及び表示方法
JP2009103866A (ja) 表示装置及び電子機器
JP2009524117A (ja) 立体画像表示装置
US8525957B2 (en) Display apparatus, electronic equipment, mobile electronic equipment, mobile telephone, and image pickup apparatus
TWI399570B (zh) 立體顯示器以及立體顯示系統
JP2008191261A (ja) 液晶表示装置
JP2007074666A (ja) 表示撮像装置
JP2008228170A (ja) 画像表示装置及びテレビ電話装置
JP5963637B2 (ja) 撮像装置付き表示装置
WO2020026496A1 (ja) 電子機器
JP2751112B2 (ja) 撮像表示装置
JP2007208819A (ja) 撮像表示装置
JP2005031480A (ja) 撮像機能具備型表示装置
JP5465559B2 (ja) 表示装置及び電子機器

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110316

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110624

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110628

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110829

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110913

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20111114

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20111213