JP2010170353A - 生産計画作成システム及び生産計画作成方法 - Google Patents

生産計画作成システム及び生産計画作成方法 Download PDF

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Abstract

【課題】複数のオーダの製品を製品単位に混流して生産ラインに流す生産計画を作成する。
【解決手段】データ入力部101によりデータ記憶部102に記憶したオーダ情報,生産ライン情報,工程情報を基に、割り付け可能作業リスト作成部103により割り付け可能な複数の作業をリストアップし、割り付け作業選択部104ではリストアップした作業の評価値を余裕時間と段取り時間を考慮して求め最も評価値の小さい作業を選択し、タイムテーブル作成部105では選択した作業を開始時刻及び終了時刻と共にタイムテーブルに割り付けていく。タイムテーブルに割り付けた作業を除く作業についても、順次、同様にしてタイムテーブルに割り付けていって生産計画を作成する。
【選択図】図1

Description

本発明は、生産計画作成システム及び生産計画作成方法に関し、治具の取り付け等に伴う段取り時間を考慮しつつ、複数のオーダの製品を最適に混流して生産ラインに流すことにより、効率的な生産ができる生産計画を作成することができるように工夫したものである。
工場において製品を製造する際には、生産ラインにワークを流し、各工程において必要な加工をして製品の製造をしている。
多品種・少量生産に対応した柔軟な生産システムであるFMS(フレキシブル・マニュファクチャリング・システム)生産ラインにおいては、異なる種類の製品をラインに流して(混流して)製品の製造をしている。
図14は、FMS生産ラインを簡略化して図示したものであり、生産ライン1には、その上流側(図14では左側)1aから下流側(図14では右側)1bに向かって順に、工程1の加工をする工作機械11と、工程2の加工をする工作機械12と、工程3の加工をする工作機械13が配置されている。
なお、図14では、各工程における加工を工作機械により行っているが、熱処理や鍛造や圧延や手作業処理等の加工を特定の工程において行うこともある。
ワーク(製品)Wは、生産ライン1の上流側1aから投入され、工程1において工作機械11により加工され、次に、工程2において工作機械12により加工され、工程3において工作機械13により加工されて最終的な完成した製品となる。
この場合、例えば製品Aを製造する場合には、各工作機械11,12,13には、製品Aを製造するのに必要な製品A用の治具を取り付ける必要がある。
また製品Bを製造する場合には、各工作機械11,12,13には、製品Bを製造するのに必要な製品B用の治具を取り付ける必要がある。
工作機械11,12,13に、加工する製品に応じた治具を取り付けるには、それなりの時間を要する。
このように、製品毎に各工作機械に治具を取り付ける必要があるため、前回に加工した製品(例えば製品A)の後に、異なる製品(例えば製品B)を加工する場合には、治具の取り付けやその他の準備作業を含めた「段取り時間」が必要になる。
なお、同じ工程(例えば工程1)における加工時間であっても、製品毎に(例えば製品Aと製品Bとで)異なることが一般的である。
一方、オーダの受注状況としては、製品の種類や納期や個数が異なる複数のオーダが、ほぼ同時期に入ることがある。
例えば、
(1)オーダ1は、100個の製品Aを納期t1までに製造するものであり、
(2)オーダ2は、200個の製品Aを納期t2までに製造するものであり、
(3)オーダ3は、300個の製品Aを納期t3までに製造するものであり、
(4)オーダ4は、100個の製品Bを納期t4までに製造するものであり、
(5)オーダ5は、200個の製品Bを納期t5までに製造するものである、
という受注状況となることがある。
上記のオーダ1〜5の製品A,Bを製造する際に、単純に「段取り時間」の減少のみに着目して設備稼働率や生産性を向上させようとした場合には、上記の例においては、オーダ1,2,3の合計600個の製品Aを連続して製造した後に、オーダ4,5の合計300個の製品Bを連続して製造する生産計画となる。
即ち、図15に示すような、生産計画となり、段取り時間Dtは1回となる。
しかし、納期t1〜t5が、図15に示すように、加工開始時刻から納期までの期間が短い順でいうと、t1,t2,t4,t3,t5であったとすると、図15の例では、オーダ1,オーダ2,オーダ3,オーダ5については納期t1,t2,t3,t5までに製品を製造することができるが(納期に間に合うが)、オーダ4については納期t4を過ぎて製品が製造されてしまう生産計画となる。
納期を遅れてしまうことは、極めて重大な不具合であるので、このような生産計画ではうまくいかない。
そこで、納期を守ることができるように生産計画を立てると、例えば、図16に示すように、オーダ1,2の300個の製品Aを製造し、次に段取り時間Dt1を用いて治具交換をし、その後にオーダ4の100個の製品Bを製造し、次に段取り時間Dt2を用いて治具交換をし、その後にオーダ3の300個の製品Aを製造し、次に段取り時間Dt3を用いて治具交換をし、その後にオーダ5の200個の製品Bを製造するという、生産計画となる。
しかし、このようにしたのでは、3回の段取り時間Dt1,Dt2,Dt3が必要となり結果として長い段取り時間がかかるので、設備稼働率及び生産性が低下してしまう。
特開平2−205457号公報
一般的なFMS(フレキシブル・マニュファクチャリング・システム)生産ラインにおいては、異なる種類の製品をラインに流して製品の製造をしているが、それは図16に示すように、例えばA製品の1つ又は複数のオーダを製造してから、次にB製品の1つまたは複数のオーダを製造し、次にA製品の1つ又は複数のオーダを製造するというような、オーダ単位で異なる種類の製品を混流させるという意味である。
したがって、従来では、例えば、オーダ1の製品Aを1つ又は複数流してから、オーダ4の製品Bを1つ又は複数流し、次に再び、オーダ1の製品Aを1つ又は複数流してから、オーダ4の製品Bを1つ又は複数流すというような、製品1個単位での混流は行われていないし、このような製品1個単位での混流を、段取り時間を考慮しつつ最適に行うための生産計画は従来では考えられていなかった。
同じ工程(例えば工程1)における加工時間が、製品毎に(例えば製品Aと製品Bとで)異なる場合には、上述したように製品1個単位で混流した方が、設備稼働率及び生産性を向上させることができる場合もあると推測されるが、製品1個単位で混流して設備稼働率及び生産性を向上させることができる精度の良い生産計画の手法は従来では開発されていなかった。
本発明は上記従来技術に鑑み、複数のオーダがあった場合において、各オーダの納期を守ることを確保しつつ、治具の交換・取り付け等に伴う段取り時間を考慮して、異なるオーダの製品を製品1個単位で最適に混流して生産ラインに流すことにより、設備稼働率及び生産性を向上させることができる、精度の良い生産計画を簡易に作成することができる、生産計画作成システム及び生産計画作成方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決する本発明の生産計画作成システムの構成は、
製品の種類とシリアル番号で特定される個数と納期を示す複数のオーダを示すオーダ情報と、製品を加工する生産ラインに配置された工程の配置状況を示す生産ライン情報と、製品を加工するために必要とする工程と各工程で要する加工時間と各工程で要する段取り時間を示すオーダ毎の工程情報が入力されて記憶されるデータ記憶部と、
加工が行われていない工程に対して当該工程での加工が必要な製品を当該工程よりも上流側から当該工程に流すことができる状態になっている工程において、オーダとシリアル番号で特定される個々の製品を加工することができる複数の作業を、前記データ記憶部に記憶されている情報に基にリストアップする割り付け可能作業リスト作成部と、
前記割り付け可能作業リスト作成部にてリストアップされた各作業の評価値を下記の評価値演算式(1)により演算して最も評価値の小さい作業を選択し、更に、選択した作業の加工を行う工程において最も早く加工が開始できる時間を、選択した作業の開始時刻とし、この開始時刻に当該作業の加工に必要な加工時間を加算した時間を、選択した作業の終了時刻とする割り付け作業選択部と、
前記割り付け作業選択部にて選択した作業を、当該作業の開始時刻と終了時刻を付してタイムテーブルに割り付けると共に、前記割り付け可能作業リスト作成部にリストアップされた作業の中から、タイムテーブルに割り付けた作業を削除するタイムテーブル作成部と、
を有することを特徴とする。
(評価値)=α×(余裕時間)+β×(段取り時間)・・・(1)
但し、αとβは予め設定した値の係数であり、
余裕時間とは、工程において最も早く製品の加工を開始することができる時間から、当該製品のオーダの納期までの時間であり、
段取り時間とは、各工程毎に各製品に対応して予め設定した時間であり、当該工程において前回と同じ種類の製品を加工する場合には段取り時間は前記予め設定した時間から零に設定変更されるものである。
また本発明の生産計画作成方法の構成は、
製品の種類とシリアル番号で特定される個数と納期を示す複数のオーダを示すオーダ情報と、製品を加工する生産ラインに配置された工程の配置状況を示す生産ライン情報と、製品を加工するために必要とする工程と各工程で要する加工時間と各工程で要する段取り時間を示すオーダ毎の工程情報を基に、
加工が行われていない工程に対して当該工程での加工が必要な製品を当該工程よりも上流側から当該工程に流すことができる状態になっている工程において、オーダとシリアル番号で特定される個々の製品を加工することができる複数の作業をリストアップし、
前記リストアップされた各作業の評価値を下記の評価値演算式(2)により演算して最も評価値の小さい作業を選択し、更に、選択した作業の加工を行う工程において最も早く加工が開始できる時間を、選択した作業の開始時刻とし、この開始時刻に当該作業の加工に必要な加工時間を加算した時間を、選択した作業の終了時刻とする割り付け作業の選択をし、
前記割り付け作業の選択により選択した作業を、当該作業の開始時刻と終了時刻を付してタイムテーブルに割り付けると共に、前記リストアップされた作業の中から、タイムテーブルに割り付けた作業を削除する割り付け・削除処理をし、
その後は、タイムテーブルに割り付けた作業を除く作業について、上記の複数の作業のリストアップ、上記の割り付け作業の選択、上記の割り付け・削除処理を繰り返すことを特徴とする。
(評価値)=α×(余裕時間)+β×(段取り時間)・・・(2)
但し、αとβは予め設定した値の係数であり、
余裕時間とは、工程において最も早く製品の加工を開始することができる時間から、当該製品のオーダの納期までの時間であり、
段取り時間とは、各工程毎に各製品に対応して予め設定した時間であり、当該工程において前回と同じ種類の製品を加工する場合には段取り時間は前記予め設定した時間から零に設定変更されるものである。
本発明によれば、治具の取り付け等に伴う段取り時間を考慮しつつ、複数のオーダの製品を最適に混流して生産ラインに流して効率的な生産ができる生産計画を、迅速に作成することができる。
本発明の実施例にかかる生産計画作成システムを示す構成図。 オーダ情報を示す特性図。 各オーダ情報の工程情報を示す特性図。 第1回目の割り付け可能作業リスト及び割り付けた作業を示すライン構成図。 第1回目の割り付け可能作業リスト及び割り付けた作業を示す表図。 第2回目の割り付け可能作業リスト及び割り付けた作業を示すライン構成図。 第2回目の割り付け可能作業リスト及び割り付けた作業を示す表図。 第3回目の割り付け可能作業リスト及び割り付けた作業を示すライン構成図。 第3回目の割り付け可能作業リスト及び割り付けた作業を示す表図。 第4回目の割り付け可能作業リスト及び割り付けた作業を示すライン構成図。 第4回目の割り付け可能作業リスト及び割り付けた作業を示す表図。 第5回目の割り付け可能作業リスト及び割り付けた作業を示すライン構成図。 第5回目の割り付け可能作業リスト及び割り付けた作業を示す表図。 FMS生産ラインを簡略化して示す構成図。 従来の生産計画の一例を示す説明図。 従来の生産計画の一例を示す説明図。
以下、本発明の実施の形態について、実施例に基づき詳細に説明する。
本発明の実施例に係る生産計画作成システムは、ハードウエア資源であるコンピュータとソフトウエアによる情報処理とが共働して具体的システムとして実現されるものであるが、コンピュータ自体の構成及び動作は周知であるのでその説明は省略し、本実施例の生産計画作成システムの構成及び動作を中心に説明する。
図1は、コンピュータ上に構築された本発明の実施例にかかる生産計画作成システムを示す。この生産計画作成システム100は、データ入力部101と、割り付け可能作業リスト作成部103と、割り付け作業選択部104と、タイムテーブル作成部105を有している。
上記実施例の生産計画作成システム100により生産計画を作成する動作を以下に説明するが、理解を容易にするため、FMSラインとしては図14に示すものを用いたものであるとする。
更に、オーダの具体例としては、次のものであるとする。
即ち、図2に示すように、開始時刻を2008年12月1日の8時00分とし、
(1)オーダ1は、製品Aを3個、2008年12月1日の17時00分までに製造するものであり、オーダ1の3個の製品Aについては、シリアル番号1,S2,3を付して区別し、
(2)オーダ2は、製品Bを2個、2008年12月1日の15時00分までに製造するものであり、オーダ2の2個の製品Bについては、シリアル番号1,2を付して区別する。
なお以下の説明や図では、オーダを「O」(例えばオーダ1を「O1」)、シリアル番号を「S」(例えばシリアル番号1を「S1」)と表記することがある。
この場合、図3に示すように、オーダ1の製品Aは、工程1と工程2を経て製造されるものであり、工程1での加工時間は10分、工程2での加工時間は20分であり、製品Aを製造するために各工作機械11,12に製品A用の治具を取り付ける等のために要する段取り時間は60分であるとする。
また、オーダ2の製品Bは、工程1と工程2と工程3を経て製造されるものであり、工程1での加工時間は20分、工程2での加工時間は30分、工程3での加工時間は10分であり、製品Bを製造するために各工作機械11,12,13に製品B用の治具を取り付ける等のために要する段取り時間は60分であるとする。
なお以下の説明や図では、工程を「K」(例えば工程1を「K1」)、工作機械を「MT」(例えば工作機械11を「MT11」)と表記することがある。
また図3における工程の納期は次のようになる。
[O1のK2]の納期は、O1の最終納期である2008年12月01日の17時00分となる。
[O1のK1]の納期は、K2においてAを加工する加工時間が20分でありAを3個作るため、K2では60分(20分×3個)の時間がかかることから、[O1のK2]の納期から60分前の、2008年12月01日の16時00分となる。
[O2のK3]の納期は、O2の最終納期である2008年12月01日の15時00分となる。
[O2のK2]の納期は、K3においてBを加工する加工時間が10分でありBを2個作るため、K3では20分(10分×2個)の時間がかかることから、[O2のK3]の納期から20分前の、2008年12月01日の14時40分となる。
[O2のK1]の納期は、K2においてBを加工する加工時間が30分でありBを2個作るため、K2では60分(30分×2個)の時間がかかることから、[O2のK2]の納期から60分前の、2008年12月01日の13時40分となる。
ここで、図1に示す生産計画作成システム100により、生産計画を作成する手順を説明する。
生産計画作成システム100のデータ入力部101により、オーダ情報が、データ記憶部102に入力される。即ち、各オーダ毎の、製品の種類、製品の個数(シリアル番号)、納期が入力される。
例えば、図2に示すように、O1は、製品Aを、3個(S1〜S3)、2008年12月01日の17時00分までに製造し、O2は、製品Bを、2個(S1,S2)、2008年12月01日の15時00分までに製造することを指示するオーダ情報が入力される。
また、データ入力部101により、開始時刻(2008年12月01日の8時00分が、データ記憶部102に入力される。
また、データ入力部101により、使用する生産ラインの状況を示す生産ライン情報が、データ記憶部101に入力される。
例えば図14に示すような生産ライン1であれば、MT11を備えたK1と、MT12を備えたK2と、MT13を備えたK3が、生産ライン1の上流側から下流側に向かって順に並んでいることを示す生産ライン情報が入力される。
更に、データ入力部101により、各オーダ毎の工程情報、即ち、各オーダ毎に、必要とする工程と、各工程で要する加工時間と、各工程で要する段取り時間が、データ記憶部101に入力される。
例えば、図3に示すように、O1については、工程K1,K2が必要であり、加工時間は、K1において10分、K2において20分であり、K1,K2の段取り時間がそれぞれ60分であること、O2については、工程K1,K2,K3が必要であり、加工時間は、K1において20分、K2において30分、K3において10分であり、K1,K2,K3の段取り時間がそれぞれ60分であることを示す工程情報が入力される。
なお段取り時間は、当該工程において、始めて加工を開始する時や、前回加工した製品と異なる種類の製品を加工する場合には、これから加工する製品に応じた治具を取り付ける必要があるため、上記のような所定の時間(例えば60分)が必要である。
しかし、前回加工した製品と同種類の製品を加工する場合には、前回の加工で取り付けた治具をそのまま使用することができるので、後述するように、段取り時間は零に変更される。
割り付け可能作業リスト作成部103は、データ記憶部102に記憶したオーダ情報、生産ライン情報、オーダ毎の工程情報を基に、割り付け可能な作業のリストを作成する。
ここにおいて「作業」とは、どのオーダ(O)の、どのシリアル番号(S)の、どの製品(AやB)を、どの工程(K)で加工をするかを示すものである。
また「割り付け可能」とは、工程において加工が行われていない状態であって、当該工程での加工が必要な製品を、当該工程よりも上流側から当該工程に流すことができる状態にあることを意味する。
加工の開始当初では、図4に示すように、オーダ1のシリアル番号1の製品A[O1,S1,A]と、オーダ2のシリアル番号1の製品B[O2,S1,B]を、工程K1に流すことができる状態であるので、[O1,S1,A]をK1にて加工する作業と、[O2,S1,B]をK1にて加工する作業が、割り付け可能な作業としてリストアップされる。
なお図4において、点線の矢印は割り付け可能な作業を示し、実線の矢印は、後述するようにして割決作業選択部104により選択された作業を示す。図6,8,10,12における矢印も、同様な意味を表すように、点線の矢印と実線の矢印を用いている。
割り付け作業選択部104は、まず最初に、割り付け可能作業リスト作成部103によりリストアップされた、[O1,S1,A]をK1にて加工する作業の評価値Hと、[O2,S1,B]をK1にて加工する作業の評価値Hを、次の評価値演算式(1)を用いて演算する。
H(評価値)=α×(余裕時間)+β×(段取り時間)・・・・(1)
ここにおいて、「余裕時間」とは、当該工程において製品の加工を開始することができる最も早い時刻(最早開始時刻)から当該製品のオーダの最終的な納期までの時間をいう。
また「最早開始時刻」とは、工程において加工が行われていない状態であって、当該工程での加工が必要な製品を、当該工程よりも上流側から当該工程に流すことができる、最も早い時刻をいう。
最上流側の工程K1においては、第1回目の最早開始時刻は、開始時刻である2008年12月01日の8時00分となる。
係数αと係数βの値は、生産ラインの特性や、加工する製品の特性や、加工の種類等を考慮して、生産計画システムとしての最適値をチューニングして求めるようにしている。本実施例では、α=β=1としている。
[O1,S1,A]をK1にて加工する作業の評価値は次のようにして求める。
割り付け作業選択部104は、データ記憶部102から、最早開始時刻(2008年12月01日の8時00分)と、O1の納期(2008年12月01日の17時00分)と、AをK1にて加工するときの段取り時間(60分)を取り込む。
更に、O1の納期から最早開始時刻を減算して、余裕時間(480分)を演算する。
次に、α=1、余裕時間=480分、β=1、段取り時間=60分を、評価値演算式(1)に適用して、H(評価値)を540と演算する(図5の上欄の1行目参照)。
[O2,S1,B]をK1にて加工する作業の評価値は次のようにして求める。
割り付け作業選択部104は、データ記憶部102から、最早開始時刻(2008年12月01日の8時00分)と、O2の納期(2008年12月01日の15時00分)と、BをK1にて加工するときの段取り時間(60分)を取り込む。
更に、O2の納期から最早開始時刻を減算して、余裕時間(340分)を演算する。
次に、α=1、余裕時間=340分、β=1、段取り時間=60分を、評価値演算式(1)に適用して、H(評価値)を400と演算する(図5の上欄の2行目参照)。
次に、割り付け作業選択部104は、[O1,S1,A]をK1にて加工する作業の評価値Hが540であり、[O2,S1,B]をK1にて加工する作業の評価値Hが400であるので、評価値の小さい(早く作業をしなければならない)、[O2,S1,B]をK1にて加工する作業を選択する(図5の下欄及び図4の実線の矢印参照)。
更に、割り付け作業選択部104は、選択した[O2,S1,B]をK1にて加工する作業の、開始時刻と終了時刻を演算する。
開始時刻は、最早開始時刻(2008年12月01日の8時00分)に、BをK1にて加工するときの段取り時間(60分)を加えた、2008年12月01日の9時00分となる。
終了時刻は、開始時刻(2008年12月01日の9時00分)に、加工時間(BをK1にて加工する時間である20分)を加えた、2008年12月01日の9時20分となる(図5の下欄参照)。
タイムテーブル作成部105は、割り付け作業選択部104にて選択・決定した、[O2,S1,B]をK1にて加工する作業を、開始時刻(2008年12月01日の9時00分)から開始して終了時刻(2008年12月01日の9時20分)に終了する、という作業データをタイムテーブルに割り付ける。
このようにして[O2,S1,B]をK1にて加工する作業を、開始時刻及び終了時刻を付してタイムテーブルに割り付けたら、割り付け可能作業リスト作成部103から、[O2,S1,B]をK1にて加工する作業を削除する。
以上により、第1回目の割り付け処理が完了する。
次に、第2回目の割り付け処理を説明する。
第2回目の割り付け処理では、割り付け可能作業リスト作成部103は、データ記憶部102に記憶したオーダ情報、生産ライン情報、オーダ毎の工程情報と、この割り付け可能作業リスト作成部103に残っている作業情報を基に、割り付け可能な作業のリストを作成する。
第2回目の割り付け処理では、図6に示すように、[O1,S1,A]と[O2,S2,B]をK1に流すことができ、[O2,S1,B]をK2に流すことができる状態であるので、[O1,S1,A]をK1にて加工する作業と、[O2,S2,B]をK1にて加工する作業と、[O2,S1,B]をK2にて加工する作業が、割り付け可能な作業としてリストアップされる。
割り付け作業選択部104は、まず最初に、割り付け可能作業リスト作成部103によりリストアップされた、[O1,S1,A]をK1にて加工する作業の評価値Hと、[O2,S2,B]をK1にて加工する作業の評価値Hと、[O2,S1,B]をK2にて加工する作業の評価値Hを、前記の評価値演算式(1)を用いて演算する。
第1回目の割り付け処理において、[O2,S1,B]をK1にて加工する作業の終了時刻が2008年12月01日の9時20分なので、割り付け作業選択部104は、今回の第2回目の割り付け処理におけるK1及びK2の最早開始時刻は、[O2,S1,B]をK1にて加工する作業の終了時刻である2008年12月01日の9時20分であると演算をする。
[O1,S1,A]をK1にて加工する作業の評価値は次のようにして求める。
割り付け作業選択部104は、データ記憶部102から、O1の納期(2008年12月01日の17時00分)と、AをK1にて加工するときの段取り時間(60分)を取り込む。
更に、O1の納期から最早開始時刻を減算して、余裕時間(400分)を演算する。
次に、α=1、余裕時間=400分、β=1、段取り時間=60分を、評価値演算式(1)に適用して、H(評価値)を460と演算する(図7の上欄の1行目参照)。
[O2,S2,B]をK1にて加工する作業の評価値は次のようにして求める。
割り付け作業選択部104は、データ記憶部102から、O2の納期(2008年12月01日の15時00分)と、BをK1にて加工するときの段取り時間(60分)を取り込む。ただし、前回においてK1にてBを加工したので、段取り時間を0分に設定変更する。
更に、O2の納期から最早開始時刻を減算して、余裕時間(260分)を演算する。
次に、α=1、余裕時間=260分、β=1、段取り時間=0分を、評価値演算式(1)に適用して、H(評価値)を260と演算する(図7の上欄の2行目参照)。
[O2,S1,B]をK2にて加工する作業の評価値は次のようにして求める。
割り付け作業選択部104は、データ記憶部102から、O2の納期(2008年12月01日の15時00分)と、BをK2にて加工するときの段取り時間(60分)を取り込む。
更に、O2の納期から最早開始時刻を減算して、余裕時間(320分)を演算する。
次に、α=1、余裕時間=320分、β=1、段取り時間=60分を、評価値演算式(1)に適用して、H(評価値)を380と演算する(図7の上欄の3行目参照)。
次に、割り付け作業選択部104は、[O1,S1,A]をK1にて加工する作業の評価値Hが460であり、[O2,S2,B]をK1にて加工する作業の評価値Hが260であり、[O2,S1,B]をK2にて加工する作業の評価値Hが380であるので、評価値の小さい(早く作業をしなければならない)、[O2,S2,B]をK1にて加工する作業を選択する(図7の下欄及び図6の実線の矢印参照)。
更に、割り付け作業選択部104は、選択した[O2,S2,B]をK1にて加工する作業の、開始時刻と終了時刻を演算する。
開始時刻は、最早開始時刻(2008年12月01日の9時20分)である、2008年12月01日の9時20分となる。
終了時刻は、開始時刻(2008年12月01日の9時20分)に、加工時間(BをK1にて加工する時間である20分)を加えた、2008年12月01日の9時40分となる(図7の下欄参照)。
タイムテーブル作成部105は、割り付け作業選択部104にて選択・決定した、[O2,S2,B]をK1にて加工する作業を、開始時刻(2008年12月01日の9時20分)から開始して終了時刻(2008年12月01日の9時40分)に終了する、という作業データをタイムテーブルに割り付ける。
このようにして[O2,S2,B]をK1にて加工する作業を、開始時刻及び終了時刻を付してタイムテーブルに割り付けたら、割り付け可能作業リスト作成部103から、[O2,S2,B]をK1にて加工する作業を削除する。
以上により、第2回目の割り付け処理が完了する。
次に、第3回目の割り付け処理を説明する。
第3回目の割り付け処理では、割り付け可能作業リスト作成部103は、データ記憶部102に記憶したオーダ情報、生産ライン情報、オーダ毎の工程情報と、この割り付け可能作業リスト作成部103に残っている作業情報を基に、割り付け可能な作業のリストを作成する。
第3回目の割り付け処理では、図8に示すように、[O1,S1,A]をK1に流すことができ、且つ、[O2,S1,B]をK2に流すことができる状態であるので、[O1,S1,A]をK1にて加工する作業と、[O2,S1,B]をK1にて加工する作業が、割り付け可能な作業としてリストアップされる。
割り付け作業選択部104は、まず最初に、割り付け可能作業リスト作成部103によりリストアップされた、[O1,S1,A]をK1にて加工する作業の評価値Hと、[O2,S1,B]をK2にて加工する作業の評価値Hを、前記の評価値演算式(1)を用いて演算する。
第2回目の割り付け処理において、[O2,S2,B]をK1にて加工する作業の終了時刻が2008年12月01日の9時40分なので、割り付け作業選択部104は、今回の第3回目の割り付け処理におけるK1,K2の最早開始時刻は、[O2,S2,B]をK1にて加工する作業の終了時刻である2008年12月01日の9時40分であると演算をする。
[O1,S1,A]をK1にて加工する作業の評価値は次のようにして求める。
割り付け作業選択部104は、データ記憶部102から、O1の納期(2008年12月01日の17時00分)と、AをK1にて加工するときの段取り時間(60分)を取り込む。
更に、O1の納期から最早開始時刻を減算して、余裕時間(380分)を演算する。
次に、α=1、余裕時間=380分、β=1、段取り時間=60分を、評価値演算式(1)に適用して、H(評価値)を440と演算する(図9の上欄の1行目参照)。
[O2,S1,B]をK2にて加工する作業の評価値は次のようにして求める。
割り付け作業選択部104は、データ記憶部102から、O2の納期(2008年12月01日の15時00分)と、BをK2にて加工するときの段取り時間(60分)を取り込む。
更に、O2の納期から最早開始時刻を減算して、余裕時間(300分)を演算する。
次に、α=1、余裕時間=300分、β=1、段取り時間=60分を、評価値演算式(1)に適用して、H(評価値)を360と演算する(図9の上欄の2行目参照)。
次に、割り付け作業選択部104は、[O1,S1,A]をK1にて加工する作業の評価値Hが440であり、[O2,S1,B]をK2にて加工する作業の評価値Hが360であるので、評価値の小さい(早く作業をしなければならない)、[O2,S1,B]をK2にて加工する作業を選択する(図9の下欄及び図8の実線の矢印参照)。
更に、割り付け作業選択部104は、選択した[O2,S1,B]をK2にて加工する作業の、開始時刻と終了時刻を演算する。
開始時刻は、最早開始時刻(2008年12月01日の9時40分)である、2008年12月01日の9時40分となる。
終了時刻は、開始時刻(2008年12月01日の9時40分)に、加工時間(BをK2にて加工する時間である30分)を加えた、2008年12月01日の10時10分となる(図9の下欄参照)。
タイムテーブル作成部105は、割り付け作業選択部104にて選択・決定した、[O2,S1,B]をK2にて加工する作業を、開始時刻(2008年12月01日の9時40分)から開始して終了時刻(2008年12月01日の10時10分)に終了する、という作業データをタイムテーブルに割り付ける。
このようにして[O2,S1,B]をK2にて加工する作業を、開始時刻及び終了時刻を付してタイムテーブルに割り付けたら、割り付け可能作業リスト作成部103から、[O2,S1,B]をK2にて加工する作業を削除する。
以上により、第3回目の割り付け処理が完了する。
次に、第4回目の割り付け処理を説明する。
第4回目の割り付け処理では、割り付け可能作業リスト作成部103は、データ記憶部102に記憶したオーダ情報、生産ライン情報、オーダ毎の工程情報と、この割り付け可能作業リスト作成部103に残っている作業情報を基に、割り付け可能な作業のリストを作成する。
第4回目の割り付け処理では、図10に示すように、[O1,S1,A]をK1に流すことができ、[O2,S2,B]をK2に流すことができ、[O2,S1,B]をK3に流すことができる状態であるので、[O1,S1,A]をK1にて加工する作業と、[O2,S2,B]をK2にて加工する作業と、[O2,S1,B]をK3にて加工する作業が、割り付け可能な作業としてリストアップされる。
割り付け作業選択部104は、まず最初に、割り付け可能作業リスト作成部103によりリストアップされた、[O1,S1,A]をK1にて加工する作業の評価値Hと、[O2,S2,B]をK2にて加工する作業の評価値Hと、[O2,S1,B]をK3にて加工する作業の評価値Hを、前記の評価値演算式(1)を用いて演算する。
第2回目の割り付け処理において、[O2,S2,B]をK1にて加工する作業の終了時刻が2008年12月01日の9時40分なので、割り付け作業選択部104は、今回の第4回目の割り付け処理におけるK1の最早開始時刻は、[O2,S2,B]をK1にて加工する作業の終了時刻である2008年12月01日の9時40分であると演算をする。
また第3回目の割り付け処理において、[O2,S1,B]をK2にて加工する作業の終了時刻が2008年12月01日の10時10分なので、割り付け作業選択部104は、今回の第4回目の割り付け処理におけるK2,K3の最早開始時刻は、[O2,S1,B]をK2にて加工する作業の終了時刻である2008年12月01日の10時10分であると演算をする。
[O1,S1,A]をK1にて加工する作業の評価値は次のようにして求める。
割り付け作業選択部104は、データ記憶部102から、O1の納期(2008年12月01日の17時00分)と、AをK1にて加工するときの段取り時間(60分)を取り込む。
更に、O1の納期から最早開始時刻を減算して、余裕時間(380分)を演算する。
次に、α=1、余裕時間=380分、β=1、段取り時間=60分を、評価値演算式(1)に適用して、H(評価値)を440と演算する(図11の上欄の1行目参照)。
[O2,S2,B]をK2にて加工する作業の評価値は次のようにして求める。
割り付け作業選択部104は、データ記憶部102から、O2の納期(2008年12月01日の15時00分)と、BをK2にて加工するときの段取り時間(60分)を取り込む。ただし、前回においてK2にてBを加工したので、段取り時間を0分に設定変更する。
更に、O2の納期から最早開始時刻を減算して、余裕時間(270分)を演算する。
次に、α=1、余裕時間=270分、β=1、段取り時間=0分を、評価値演算式(1)に適用して、H(評価値)を270と演算する(図11の上欄の2行目参照)。
[O2,S1,B]をK3にて加工する作業の評価値は次のようにして求める。
割り付け作業選択部104は、データ記憶部102から、O2の納期(2008年12月01日の15時00分)と、BをK3にて加工するときの段取り時間(60分)を取り込む。
更に、O2の納期から最早開始時刻を減算して、余裕時間(290分)を演算する。
次に、α=1、余裕時間=290分、β=1、段取り時間=60分を、評価値演算式(1)に適用して、H(評価値)を350と演算する(図11の上欄の3行目参照)。
次に、割り付け作業選択部104は、[O1,S1,A]をK1にて加工する作業の評価値Hが440であり、[O2,S2,B]をK2にて加工する作業の評価値Hが270であり、[O2,S1,B]をK3にて加工する作業の評価値Hが350であるので、評価値の小さい(早く作業をしなければならない)、[O2,S2,B]をK2にて加工する作業を選択する(図11の下欄及び図11の実線の矢印参照)。
更に、割り付け作業選択部104は、選択した[O2,S2,B]をK2にて加工する作業の、開始時刻と終了時刻を演算する。
開始時刻は、最早開始時刻(2008年12月01日の10時10分)である、2008年12月01日の10時10分となる。
終了時刻は、開始時刻(2008年12月01日の10時10分)に、加工時間(BをK2にて加工する時間である30分)を加えた、2008年12月01日の10時40分となる(図11の下欄参照)。
タイムテーブル作成部105は、割り付け作業選択部104にて選択・決定した、[O2,S2,B]をK2にて加工する作業を、開始時刻(2008年12月01日の10時10分)から開始して終了時刻(2008年12月01日の10時40分)に終了する、という作業データをタイムテーブルに割り付ける。
このようにして[O2,S2,B]をK2にて加工する作業を、開始時刻及び終了時刻を付してタイムテーブルに割り付けたら、割り付け可能作業リスト作成部103から、[O2,S2,B]をK2にて加工する作業を削除する。
以上により、第4回目の割り付け処理が完了する。
次に、第5回目の割り付け処理を説明する。
第5回目の割り付け処理では、割り付け可能作業リスト作成部103は、データ記憶部102に記憶したオーダ情報、生産ライン情報、オーダ毎の工程情報と、この割り付け可能作業リスト作成部103に残っている作業情報を基に、割り付け可能な作業のリストを作成する。
第5回目の割り付け処理では、図12に示すように、[O1,S1,A]をK1に流すことができ、[O2,S1,B]をK3に流すことができる状態であるので、[O1,S1,A]をK1にて加工する作業と、[O2,S1,B]をK3にて加工する作業が、割り付け可能な作業としてリストアップされる。
割り付け作業選択部104は、まず最初に、割り付け可能作業リスト作成部103によりリストアップされた、[O1,S1,A]をK1にて加工する作業の評価値Hと、[O2,S1,B]をK3にて加工する作業の評価値Hを、前記の評価値演算式(1)を用いて演算する。
第2回目の割り付け処理において、[O2,S2,B]をK1にて加工する作業の終了時刻が2008年12月01日の9時40分なので、割り付け作業選択部104は、今回の第5回目の割り付け処理におけるK1の最早開始時刻は、[O2,S2,B]をK1にて加工する作業の終了時刻である2008年12月01日の9時40分であると演算をする。
また第4回目の割り付け処理において、[O2,S2,B]をK2にて加工する作業の終了時刻が2008年12月01日の10時40分なので、割り付け作業選択部104は、今回の第5回目の割り付け処理におけるK3の最早開始時刻は、[O2,S2,B]をK2にて加工する作業の終了時刻である2008年12月01日の10時40分であると演算をする。
[O1,S1,A]をK1にて加工する作業の評価値は次のようにして求める。
割り付け作業選択部104は、データ記憶部102から、O1の納期(2008年12月01日の17時00分)と、AをK1にて加工するときの段取り時間(60分)を取り込む。
更に、O1の納期から最早開始時刻を減算して、余裕時間(380分)を演算する。
次に、α=1、余裕時間=380分、β=1、段取り時間=60分を、評価値演算式(1)に適用して、H(評価値)を440と演算する(図13の上欄の1行目参照)。
[O2,S1,B]をK3にて加工する作業の評価値は次のようにして求める。
割り付け作業選択部104は、データ記憶部102から、O2の納期(2008年12月01日の15時00分)と、BをK3にて加工するときの段取り時間(60分)を取り込む。
更に、O2の納期から最早開始時刻を減算して、余裕時間(260分)を演算する。
次に、α=1、余裕時間=260分、β=1、段取り時間=60分を、評価値演算式(1)に適用して、H(評価値)を320と演算する(図13の上欄の2行目参照)。
次に、割り付け作業選択部104は、[O1,S1,A]をK1にて加工する作業の評価値Hが440であり、[O2,S1,B]をK3にて加工する作業の評価値Hが320であるので、評価値の小さい(早く作業をしなければならない)、[O2,S1,B]をK3にて加工する作業を選択する(図13の下欄及び図12の実線の矢印参照)。
更に、割り付け作業選択部104は、選択した[O2,S1,B]をK3にて加工する作業の、開始時刻と終了時刻を演算する。
開始時刻は、最早開始時刻(2008年12月01日の10時40分)である、2008年12月01日の10時40分となる。
終了時刻は、開始時刻(2008年12月01日の10時40分)に、加工時間(BをK2にて加工する時間である10分)を加えた、2008年12月01日の10時50分となる(図13の下欄参照)。
タイムテーブル作成部105は、割り付け作業選択部104にて選択・決定した、[O2,S1,B]をK3にて加工する作業を、開始時刻(2008年12月01日の10時40分)から開始して終了時刻(2008年12月01日の10時50分)に終了する、という作業データをタイムテーブルに割り付ける。
このようにして[O2,S1,B]をK3にて加工する作業を、開始時刻及び終了時刻を付してタイムテーブルに割り付けたら、割り付け可能作業リスト作成部103から、[O2,S1,B]をK3にて加工する作業を削除する。
以上により、第5回目の割り付け処理が完了する。
以降は、第1回目〜第5回目の割り付け処理と同様にして、O1のS1,S2,S3の製品Aを、工程K1,K2に全て割り付けると共に、O2のS1,S2の製品Bを、工程K1,K2,K3に全て割り付けていって、精度のよい生産計画を迅速に作成することができる。
このようにして作成した生産計画に基づき、生産ライン1において、O1のS1,S2,S3の製品Aと、O2のS1,S2の製品Bを混流させて流して各工程K1,K2,K3にて加工を行うことにより、段取り回数最小化、設備稼働率向上、生産能力増大、作業待ち時間低減を図ることができる。
本発明は、生産計画作成システムや生産計画作成方法のみならず、生産計画立案業務(スケジューリング)や、生産管理や、生産進捗管理にも適用することができる。
1 生産ライン
11,12,13 工作機械
100 生産計画作成システム
101 データ入力部
102 データ記憶部
103 割り付け可能作業リスト作成部
104 割り付け作業選択部
105 タイムテーブル作成部

Claims (2)

  1. 製品の種類とシリアル番号で特定される個数と納期を示す複数のオーダを示すオーダ情報と、製品を加工する生産ラインに配置された工程の配置状況を示す生産ライン情報と、製品を加工するために必要とする工程と各工程で要する加工時間と各工程で要する段取り時間を示すオーダ毎の工程情報が入力されて記憶されるデータ記憶部と、
    加工が行われていない工程に対して当該工程での加工が必要な製品を当該工程よりも上流側から当該工程に流すことができる状態になっている工程において、オーダとシリアル番号で特定される個々の製品を加工することができる複数の作業を、前記データ記憶部に記憶されている情報に基にリストアップする割り付け可能作業リスト作成部と、
    前記割り付け可能作業リスト作成部にてリストアップされた各作業の評価値を下記の評価値演算式(1)により演算して最も評価値の小さい作業を選択し、更に、選択した作業の加工を行う工程において最も早く加工が開始できる時間を、選択した作業の開始時刻とし、この開始時刻に当該作業の加工に必要な加工時間を加算した時間を、選択した作業の終了時刻とする割り付け作業選択部と、
    前記割り付け作業選択部にて選択した作業を、当該作業の開始時刻と終了時刻を付してタイムテーブルに割り付けると共に、前記割り付け可能作業リスト作成部にリストアップされた作業の中から、タイムテーブルに割り付けた作業を削除するタイムテーブル作成部と、
    を有することを特徴とする生産計画作成システム。
    (評価値)=α×(余裕時間)+β×(段取り時間)・・・(1)
    但し、αとβは予め設定した値の係数であり、
    余裕時間とは、工程において最も早く製品の加工を開始することができる時間から、当該製品のオーダの納期までの時間であり、
    段取り時間とは、各工程毎に各製品に対応して予め設定した時間であり、当該工程において前回と同じ種類の製品を加工する場合には段取り時間は前記予め設定した時間から零に設定変更されるものである。
  2. 製品の種類とシリアル番号で特定される個数と納期を示す複数のオーダを示すオーダ情報と、製品を加工する生産ラインに配置された工程の配置状況を示す生産ライン情報と、製品を加工するために必要とする工程と各工程で要する加工時間と各工程で要する段取り時間を示すオーダ毎の工程情報を基に、
    加工が行われていない工程に対して当該工程での加工が必要な製品を当該工程よりも上流側から当該工程に流すことができる状態になっている工程において、オーダとシリアル番号で特定される個々の製品を加工することができる複数の作業をリストアップし、
    前記リストアップされた各作業の評価値を下記の評価値演算式(2)により演算して最も評価値の小さい作業を選択し、更に、選択した作業の加工を行う工程において最も早く加工が開始できる時間を、選択した作業の開始時刻とし、この開始時刻に当該作業の加工に必要な加工時間を加算した時間を、選択した作業の終了時刻とする割り付け作業の選択をし、
    前記割り付け作業の選択により選択した作業を、当該作業の開始時刻と終了時刻を付してタイムテーブルに割り付けると共に、前記リストアップされた作業の中から、タイムテーブルに割り付けた作業を削除する割り付け・削除処理をし、
    その後は、タイムテーブルに割り付けた作業を除く作業について、上記の複数の作業のリストアップ、上記の割り付け作業の選択、上記の割り付け・削除処理を繰り返すことを特徴とする生産計画作成方法。
    (評価値)=α×(余裕時間)+β×(段取り時間)・・・(2)
    但し、αとβは予め設定した値の係数であり、
    余裕時間とは、工程において最も早く製品の加工を開始することができる時間から、当該製品のオーダの納期までの時間であり、
    段取り時間とは、各工程毎に各製品に対応して予め設定した時間であり、当該工程において前回と同じ種類の製品を加工する場合には段取り時間は前記予め設定した時間から零に設定変更されるものである。
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