JP2010166258A - ヘッドホン及びイヤマフ - Google Patents

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Abstract

【課題】携帯性を向上させつつ、携帯時の耐久性を向上させることができるヘッドホン及びイヤマフを提供すること。
【解決手段】このヘッドホン100は、それぞれスピーカユニットを収容する左右一対のハウジング110L,110Rと、長手方向が湾曲した形状を有し、該長手方向の両側に左右一対のハウジングがそれぞれ連結されたヘッドバンド120と、長手方向に並んでヘッドバンドに設けられ、湾曲した内側方向にヘッドバンドを折曲げ可能な第1〜第3ヒンジ140C〜140Rと、を有し、第2ヒンジ140Lと第3ヒンジ140Rとの間に位置する第1ヒンジ140Cは、該第1ヒンジのみにより折曲げられたヘッドバンドの長手方向の両端部EL,ERが互いに接触しないように、ヘッドバンドの長手方向と垂直な前後方向に対して傾いたヒンジ軸Cで、ヘッドバンドを折曲げ可能である。
【選択図】図4D

Description

本発明は、ヘッドホン及びイヤマフに関する。
近年、様々な音声又は映像等の再生装置が開発され、その再生装置を携帯して楽しむことが多くなってきている。このような再生装置では、単に携帯性が良ければいいという訳ではなく、ユーザの音質等に対する要望も高度化しているのが実情である。
音質を確保しつつ音声を楽しむ場合、ヘッドホンが使用されることが多い。ヘッドホンは様々な種類があるが、上記の携帯性の優れた再生装置と共に使用するには、ヘッドホンの携帯性も非常に重要である。
そこで、例えば、特許文献1等に開示されているように、折り畳みの可能なヘッドホンが開発されている。この特許文献1等に記載されたヘッドホンでは、3点でヘッドバンドを折曲げることにより、持ち運び等におけるヘッドホンの体積を小さくして、携帯性を向上させている。
特開平10−191490号公報
しかしながら、この特許文献1に記載されたヘッドホンでは、ある程度携帯性を向上させることができるものの、例えばハウジングが大きいヘッドホンなどへ適用した場合、その携帯性は十分とは言い難いという実情がある。また、折曲げられたヘッドバンド同士が接触(干渉とも言う。)した場合、ヘッドバンドが損傷する恐れがあるなど、携帯時の耐久性を向上させることも希求されている。なお、このような携帯性及び耐久性の向上は、ヘッドホンに類似した形状を有するイヤマフについても同様に希求されている。
そこで、本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的とするところは、更に携帯性を向上させつつ、携帯時の耐久性を向上させることが可能な、新規かつ改良されたヘッドホン及びイヤマフを提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある観点によれば、それぞれスピーカユニットを収容する左右一対のハウジングと、長手方向が湾曲した形状を有し、該長手方向の両側に上記左右一対のハウジングがそれぞれ連結されたヘッドバンドと、上記長手方向に並んで上記ヘッドバンドに設けられ、湾曲した内側方向に上記ヘッドバンドを折曲げ可能な第1〜第3ヒンジと、を有し、上記第2ヒンジと上記第3ヒンジとの間に位置する上記第1ヒンジは、該第1ヒンジのみにより折曲げられたヘッドバンドの上記長手方向の両端部が互いに接触しないように、上記ヘッドバンドの長手方向と垂直な前後方向に対して傾いたヒンジ軸で、上記ヘッドバンドを折曲げ可能である、ヘッドホンが提供される。
また、上記第2及び第3ヒンジは、上記前後方向に延びたヒンジ軸で、上記ヘッドバンドを折曲げ可能であってもよい。
また、上記第1ヒンジは、上記ヘッドバンドの長手方向の略中央位置に配置され、上記第2及び第3ヒンジは、上記ヘッドバンドの長手方向で上記第1ヒンジを間に挟み、上記ハウジングよりも上記第1ヒンジに近い位置にそれぞれ配置されてもよい。
また、上記第2及び第3ヒンジの上記ヘッドバンドにおける位置は、上記ヘッドバンドが上記第1〜第3ヒンジにより折曲げられた場合に上記第1ヒンジが上記ハウジングの近傍に位置するように、設定されてもよい。
また、上記ヘッドバンドは、上記第1ヒンジが上記ヘッドバンドを折曲げる際に、上記ハウジング同士が接触しないように、少なくとも長手方向でツイスト可能な可撓性を有する材質で形成されてもよい。
また、上記ヘッドバンドの少なくとも一個所には、該ヘッドバンドを長手方向に伸縮可能な伸縮部が設けられ、上記伸縮部は、上記第1ヒンジが上記ヘッドバンドを折曲げる際に、上記ハウジング同士が接触しないように、上記ヘッドバンドを伸縮させてもよい。
また、上記ハウジングは、上記ヘッドバンドが上記第1〜第3ヒンジにより折曲げられた場合に上記スピーカユニットが音を発する面が対向するように、上記ヘッドバンドに対して傾動可能に連結されてもよい。
また、上記ヘッドバンド内に配置され、両上記ハウジングにそれぞれ収容された駆動回路間で音声信号を伝達する信号線を更に有し、上記信号線は、上記第1ヒンジのヒンジ軸と直角に交差するように配置されてもよい。
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、装着時に装着者の耳を覆う左右一対の耳宛て部と、長手方向が湾曲した形状を有し、該長手方向の両側に上記左右一対の耳宛て部がそれぞれ連結されたヘッドバンドと、上記長手方向に並んで上記ヘッドバンドに設けられ、湾曲した内側方向に上記ヘッドバンドを折曲げ可能な第1〜第3ヒンジと、を有し、上記第2ヒンジと上記第3ヒンジとの間に位置する上記第1ヒンジは、該第1ヒンジのみにより折曲げられたヘッドバンドの上記長手方向の両端部が互いに接触しないように、上記ヘッドバンドの長手方向と垂直な前後方向に対して傾いたヒンジ軸で、上記ヘッドバンドを折曲げ可能である、イヤマフが提供される。
以上説明したように本発明によれば、携帯性を向上させつつ、携帯時の耐久性を向上させることができる。
本発明の第1実施形態に係るヘッドホンの折り畳み前の構成について説明するための説明図である。 同実施形態に係るヘッドホンの折り畳み前の構成について説明するための説明図である。 同実施形態に係るヘッドホンの折り畳み前の構成について説明するための説明図である。 同実施形態に係るヘッドホンの折り畳み前の構成について説明するための説明図である。 同実施形態に係るヘッドホンの折り畳み前の構成について説明するための説明図である。 同実施形態に係るヘッドホンの折り畳み過程の一例について説明するための説明図である。 同実施形態に係るヘッドホンの折り畳み過程の一例について説明するための説明図である。 同実施形態に係るヘッドホンの折り畳み過程の他の例について説明するための説明図である。 同実施形態に係るヘッドホンの折り畳み過程の他の例について説明するための説明図である。 同実施形態に係るヘッドホンの折り畳み後の構成について説明するための説明図である。 同実施形態に係るヘッドホンの折り畳み後の構成について説明するための説明図である。 同実施形態に係るヘッドホンの折り畳み後の構成について説明するための説明図である。 同実施形態に係るヘッドホンの折り畳み後の構成について説明するための説明図である。 同実施形態に係るヘッドホンの折り畳み後の構成について説明するための説明図である。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
なお、本発明の各実施形態は、ヘッドホン又はイヤマフ等に適用することが可能である。但し、イヤマフは、ヘッドバンドが接続する部材が、スピーカユニットを収容するハウジングではなくイヤパッド(耳宛て部の一例)であることなどを除けば、ヘッドホンと基本的な構造が同一である。よって、以下では、本発明の各実施形態の特徴等の理解が容易になるように、ヘッドホンを例に挙げて説明する。但し、以下で説明するヘッドホンをイヤマフに変更する場合は、例えば、ハウジングや配線、電子機器等の代りに、装着者の耳に当接して耳の少なくとも一部(全体であってもよい。)を保護又は保温する耳宛て部が、ヘッドバンドに接続されることとなる。
また、本発明の各実施形態に係るヘッドホンとしては、ヘッドバンドを使用した形態であれば、様々な種類のヘッドホンが使用可能である。例えば、ヘッドホンとしては、アウターイヤー型(耳に当接するか耳を覆う形態)だけでなく、インナーイヤー型のヘッドホンであってもよい。しかし、以下では、説明の便宜上、アウターイヤー型のヘッドホンを例示して説明する。また、このヘッドホンの駆動回路等や音声信号取得手段については、特に限定されるものではないが、やはり説明の便宜上、以下では、本発明の各実施形態に係るヘッドホンが、無線通信により音声信号を取得する場合について説明する。なお、各種類のヘッドホン・イヤマフ等への変更例については、適宜補足説明する。
この本発明の各実施形態に係るヘッドホンは、特に、3点で折り畳むことが可能であり、かつ、携帯性を向上させ、そして、耐久性をも向上させることを可能にしている。特にこのヘッドホンは、その折曲げ機構等を特徴の一つとし、更に以下で説明する他の特徴をも有する。このヘッドホンの理解が容易になるように、以下では次の順序で説明する。
1.第1実施形態に係るヘッドホンの構成
2.第1実施形態に係るヘッドホンの折り畳み過程
2−1.折り畳み過程の一例
2−2.折り畳み過程の他の例
3.第1実施形態に係るヘッドホンによる効果の例
<1.第1実施形態に係るヘッドホンの構成>
図1A〜図1Cは、本発明の第1実施形態に係るヘッドホンの折り畳み前の構成について説明するための説明図である。
図1に示すように、ヘッドホン100は、大きく分けてハウジング110L,110Rと、ヘッドバンド120と、ヒンジ部140と、連結部131L,131Rと、スライド部132L,132Rとを有する。
本実施形態に係るヘッドホン100は、オーバヘッド型のヘッドホンであり、装着時に装着者の頭頂部を取り巻くようにヘッドバンド120が配置され、その先端部に音声を発するスピーカユニット等が収容された左右のハウジング110L,110Rが連結される。
なお、以下の説明では、ヘッドホン100の構成等の理解が容易になるように、装着時の装着者の右手方向を「右」や「x軸正の方向」と言い、左手方向を「左」や「x軸負の方向」と言う。更に、装着時の装着者の前方向を「前」や「y軸正の方向」と言い、後方向を「後」や「y軸負の方向」と言う。そして、装着時の装着者のとって上方を「上」や「z軸正の方向」と言い、下方を「下」や「z軸負の方向」とも言う。なお、本実施形態に係るヘッドホン100は、上述の通り、携帯時に折り畳むことが可能であり、その折り畳まれた状態での携帯性や耐久性を飛躍的に向上させることができる。以下では、この折り畳まれた状態のヘッドホン100についても説明するが、折り畳まれた後の左右・前後・上下は、折り畳まれる前の装着時の上記左右・前後・上下と同様であるとして、以下では説明することにする。
また、図1Aは、装着者の後方よりヘッドホン100を見た図を表し、図1Bは、装着者の左方よりヘッドホン100を見た図を表し、図1Cは、装着者の右方よりヘッドホン100を見た図を表す。そして、図1Dは、装着者の上方よりヘッドホン100を見た図を表し、図1Eは、装着者の下方よりヘッドホン100を見た図を表す。
ハウジング110L,110Rは、それぞれ装着時に装着者の左耳、右耳を覆うかそれに当接し、その装着者の耳に音声を提供する。そのために、ハウジング110L,110Rのそれぞれには、音声を発するためのスピーカユニットを少なくとも含む駆動回路が内部に収容される。なお、ハウジング110Lは、装着者の左耳用の駆動回路を収容し、ハウジング110Rは、装着者の右耳用の駆動回路を収容する。つまり、左右両ハウジング110L,110Rには、左又は右の区別があり、対をなす。なお、このような左耳用又は右耳用の区別は、例えば、他の適用例であるイヤマフの場合などのように必ずしも成されなくとも良い。しかし、高音質の音声を提供するヘッドホン100の場合には、このような区別が成されることが望ましい。
ここで、ハウジング110L,110Rに収容される駆動回路(スピーカユニットを少なくとも含む。)について簡単に説明する。上述の通り、ヘッドホン100は、無線通信により音声信号を取得して、その音声信号を実際の音声に変化して装着者に提供する。つまり、ここではワイヤレスのヘッドホン100を例示している。従って、駆動回路としては、ハウジング110L,110Rの少なくとも一方には、無線送信される音声信号を受信する受信回路が内部に配置される。そして、ハウジング110L,110Rのどちらか一方の内部に受信回路が配置される場合には、他方のハウジングへと音声信号を伝達する信号線Sが、ヘッドホン100の外部、又は、ヘッドホン100のヘッドバンド120の内部に配置されることとなる。なお、図1D等では、この信号線Sが、ヘッドバンド120の内部に配置されている場合を例示しており、この信号線Sを便宜的に破線で示している。なお、ワイヤード(有線)のヘッドホン100であれば、両ハウジング110L,110Rから直接信号線Sを引き出しすことも可能である。また、この場合、ハウジング110L,110Rのどちらか一方から信号線Sを引き出して、上記同様、他の信号線Sにより両ハウジング110L,110Rを連結することも可能である。
受信回路が受信した音声信号をスピーカユニットで再生させるための構成が、ハウジング110L,110Rの少なくとも一方に収容される。このような構成は、特に限定されるものではないが、例えば、電源機構・復調機構・ノイズキャンセリング機構・音量調整機構などが挙げられる。電源機構は、ハウジング110L,110Rに配置された駆動回路に電源を供給する。この電源機構は、その電源供給のON/OFFを切替え可能に形成されることが望ましい。一方、受信回路が受信した音声信号は、ワイヤレス通信のために変調されたり暗号化されている場合が多い。そこで、復調機構は、このような音声信号を復調又は復号する。なお、受信回路が受信した音声信号がデジタル信号であれば、復調機構は、デジタル/アナログ変換回路を有することになる。復調機構で復調された音声信号は、ノイズキャンセリング機構により、ヘッドホン100の外部の音が打ち消されてノイズ低減される。このノイズキャンセリング機構としては、例えば、外部の音を集音する集音マイクと、集音されたノイズを打ち消す信号を生成する信号生成回路と、そのキャンセリング信号を音声信号に重畳してノイズをキャンセルする重畳回路とを有することが望ましい。そして、ノイズがキャンセルされた音声信号は、装着者が望む音量へと変換するためのアンプリファイヤ等を有する音量調整機構により増幅されて、スピーカユニットに供給される。そして、スピーカユニットは、このような信号処理が施された音声信号を、実際の音声に変換する。なお、ここではこのようにワイヤレス通信を行うだけでなく、ノイズキャンセリング処理、音量調整処理を施す場合について説明しているが、このような構成は必ずしも配置されなくても良いことは言うまでもない。
更に、ハウジング110L,110Rは、内部に収容したスピーカユニットから発せられた音声を装着者の耳に提供するために、図1Dに示すように、装着者の頭部方向、つまり、相対するハウジング110L,110Rの方向に形成された貫通孔を有する。そして、この貫通孔は、内部の構成が外部に露出しないようにメッシュ状のカバー部材により覆われることが望ましい。また、ハウジング110L,110Rの装着者の頭部に当接する部位には、図1Dに示すように、例えば上記貫通孔を取囲み弾性材料で形成されたイヤパッドが配置されることが望ましい。このイヤパッドは、装着者の頭部や耳にハウジング110L,110Rの硬い部材が接触することを防ぐ緩衝部材の役割を担い、ヘッドホン100の装着感を高めることが可能である。なお、イヤパッドは、例えばウレタンフォーム等の弾性を有するクッション部と、そのクッション部を覆うカバー部とで形成されることが望ましい。
ヘッドバンド120は、図1Aに示すように、長手方向(ヘッドバンドが延長形成された方向)が湾曲した形状を有し、その長手方向の両側にハウジング110L,110Rがそれぞれ(1ずつ)連結される。つまり、ヘッドバンド120は、図1Aに示すように、装着者の頭頂部を取囲んで両耳(実際にはハウジング110L,110R)の間を連結するように、xz平面内で略円弧形状で形成される。そして、ヘッドバンド120は、両ハウジング110L,110R間を連結する。換言すれば、ヘッドバンド120が湾曲しているため、前後方向のy軸方向に延びた中心O(湾曲した内側方向。図1Aの中心Oに向かう方向)が、ヘッドバンド120に取囲まれることになる。なお、ヘッドホン100において「内側」という場合、この中心Oに向かう方向を意味し、図1Aに示すヘッドバンド120により取囲まれた領域を、ヘッドホン100における「内部」と言うこととする。
このヘッドバンド120は、装着状態によっては、頭頂部に当接する。従って、ヘッドホン100全体は、頭頂部、及び、ヘッドバンド120の弾性力により装着者の頭部又は耳に押し付けられたハウジング110L,110Rの摩擦力の少なくとも一方により支持され、装着者の頭部への装着状態が維持される。
なお、ここでいう長手方向とは、上述のように頭頂部を取囲む略円弧形状に湾曲されるため、直線を意味するものではないことを付言しておく。以下、このヘッドバンド120が延長形成された方向、つまり、頭頂部を取囲む略円弧形状に沿った方向を「長手方向」と言う。
このヘッドバンド120は、少なくとも長手方向でツイスト可能な可撓性を有する材質で形成される。つまり、ヘッドバンド120は、長手方向を回転軸として捻られることが可能である。この可撓性を有する材質としては、例えば、プラスチック材料やゴム等の材質が挙げられる。このようにヘッドバンド120が可撓性を有する材質で形成されることにより、ヘッドバンド120は、装着者等が加える外力により、ハウジング110Lとハウジング110Rとの間隔を拡張するように、撓むことも可能である。従って、装着者は、両ハウジング110L,110R又はヘッドバンド120の両端を把持し、両者を開くように外力を加えて、ハウジング110Lとハウジング110Rとの間隔を拡張させる。その後、装着者は、そのヘッドホン100を装着することになる。装着後のヘッドホン100のヘッドバンド120は、図1Aに示す形状を復元するように、ハウジング110Lとハウジング110Rとの間隔を狭める方向に変形しようとするため、両ハウジング110L,110Rは、装着者の頭部又は耳等に押圧される。また、このような可撓性を有する材質を使用することにより、携帯するなどのためにヘッドホン100を折り畳む際、ハウジング110L,110R同士が接触せずに、ヘッドバンド120を折り畳むことが可能となる。
なお、このヘッドバンド120は、折り畳みが可能なように、少なくとも3関節(ヒンジ部140)で形成される。更にヘッドバンド120は、左右両方の長さを調整可能に形成される(スライド部132L,132R)。そのために、ヘッドバンド120は、大きく分けて6つの部材に分割され、この6の部材が連結された構成を有する。このヘッドバンド120を構成する部材を、上記長手方向に沿って左方のハウジング110Lから右方のハウジング110Rに向けて、バンド構成部材121L,122L,123L,123R,122R,121Rとする。尚、上述の通り、バンド構成部材121L,122L,123L,123R,122R,121Rそれぞれは、上記長手方向に沿った形状を有する。また、相隣接するバンド構成部材121L,122L,123L,123R,122R,121R同士は、ヒンジ部140及びスライド部132L,132Rにより連結される。そして、バンド構成部材121L,122L,123L,123R,122R,121Rは、頭頂部の第1ヒンジ140Cを挟んで左右対称に形成される。このバンド構成部材121L,122L,123L,123R,122R,121Rについては、それらを連結するヒンジ部140及びスライド部132L,132R等において説明する。
ただし、これらのヒンジ部140及びスライド部132L,132R等について説明する前に、ヘッドバンド120と、ハウジング110L,110Rとを連結する機構である連結部131L,131Rについて説明する。
連結部131L,131Rは、ヘッドバンド120の長手方向両側にそれぞれ配置され、ヘッドバンド120と、ハウジング110L,110Rとを連結する。この連結部131L,131Rの配置位置は、ヘッドバンド120の端部であってもよいが、図1Aに示すように、ヘッドバンド120の長手方向両端部の近傍における位置に配置されることが望ましい。ただし、この連結部131L,131Rは、ヘッドバンド120を構成する構成部材のうち、それぞれ長手方向端部に位置するバンド構成部材121L,121R(「ハンガー」とも言う。)に配置される。
そして、この連結部131L,131Rは、ハウジング110L,110Rをヘッドバンド120に対して傾動可能に支持する。この際、連結部131L,131Rは、ハウジング110L,110Rを、音を発する面が図1Aに示す内側に向いた状態から、外側に向いた状態まで反転(180°回転)させる必要はない。この傾動可能な範囲としては、例えば、装着するユーザの頭部や耳に音を発する面が正対する程度の角度であることが望ましい。この角度の一例としては、前後左右に15°程度であることが望ましいが、この例に限定されるものではもちろんない。また、傾動可能な方向は、少なくとも上下方向及び左右方向を傾動軸とする方向であることが望ましい。つまり、連結部131L,131Rは、ハウジング110L,110Rをヘッドバンド120に対して少なくとも上下方向及び左右方向を傾動軸として傾動可能に支持することが望ましい。このような傾動可能な連結部131L,131Rの具体的な構成としては、例えば、ヘッドバンド120の長手方向と平行な方向、及び、y軸方向を傾動軸とする2のヒンジが連結された構成が挙げられる。また、他の構成としては、例えば、いわゆる玉軸連結部材を使用することも可能である。玉軸連結部材を使用する場合、連結部131L,131Rとして、ハウジング110R,110L及びバンド構成部材121L,121Rのどちらか一方に、内側方向に突出して、その端部に略球形の端部が形成された軸部が配置される。これに対して、ハウジング110R,110L及びバンド構成部材121L,121Rのどちらか他方の端部に対応する位置に、端部の球形を包み込むような凹部が形成される。そして凹部に球形の端部が装入されることにより、ハウジング110L,110Rがヘッドバンド120に連結される。一方、凹部の開口は、軸部の径よりも大きく形成され、軸部の球形な端部が、凹部の中で回動することにより、凹部が形成されるか軸部が形成されたハウジング110L,110Rは、傾動することとなる。
このように、連結部131L,131Rがハウジング110L,110Rをヘッドバンド120に対して傾動させることにより、ヘッドホン100が折り畳まれた場合、ハウジング110L,110Rそれぞれの音を発する面同士は、対向することになる。従って、ヘッドホン100が折曲げられた状態で、ハウジング110L,110Rの貫通孔同士やイヤパッド同士は対向して、外部に露出したり外部に面することがないため、内部の駆動回路やイヤパッドの耐久性を高めることができる。なお、この折り畳まれた状態におけるハウジング110L,110Rについては詳しく後述する。
スライド部132L,132Rは、伸縮部の一例であって、それぞれ、バンド構成部材121Lとバンド構成部材122Lとの間、又は、バンド構成部材121Rとバンド構成部材122Rとの間を連結する。そして、このスライド部132L,132Rは、ヘッドバンド120を長手方向に伸縮させることができる。
より具体的にスライド部132L,132Rの構成について説明する。
スライド部132L,132Rのそれぞれは、本実施形態においては、バンド構成部材121L,121Rの上端からヘッドバンド120の長手方向にスライド孔が穿設され、そのスライド孔に、バンド構成部材122L,122Rが挿入されて形成される。なお、逆に、スライド孔がバンド構成部材122L,122Rに穿設されて、そのスライド孔にバンド構成部材121L,121Rが挿入されてもよいことは言うまでもない。そして、このスライド孔へのバンド構成部材122L,122Rの挿入長が伸縮されることにより、ヘッドバンド120の長手方向長さが伸縮される。
また、このスライド部132L,132Rには、バンド構成部材122L,122Rのスライド孔への挿脱動作や挿入距離の調整が容易になるように、ラッチ機構が形成されることが望ましい。また、バンド構成部材122L,122Rが離脱しないように、スライド部132L,132Rには、挿入距離が最小となる場合にバンド構成部材122L,122Rをスライド孔に係止する係止部材が設けられることが望ましい。
このようにヘッドバンド120の長さ調整が可能なスライド部132L,132Rを有することにより、ヘッドバンド120を所望の長さに調整することが可能となり、ヘッドホン100を、装着者の頭部の大きさや形状にフィットさせることが可能である。また、ヘッドバンド120を伸縮させることにより、携帯するなどのためにヘッドホン100を折り畳む際(特に下記第1ヒンジ140Cを折曲げる際)、ハウジング110L,110R同士が接触せずに、ヘッドバンド120を折り畳むことが可能となる。
ヒンジ部140は、ヘッドホン100を折曲げ可能なように、ヘッドバンド120に設けられる。本実施形態では、このヒンジ部140の折曲げ個所としては、3関節が設けられる。この関節数は、少なくとも3以上であるため、ここでは最小の3関節を例示している。各関節を、ここでは、左用ハウジング110Lからヘッドバンド120の長手方向に沿って、第2ヒンジ140L,第1ヒンジ140C,第3ヒンジ140Rと言う。
第1ヒンジ140C〜第3ヒンジ140Rは、図1Aに示すように、長手方向に並んでヘッドバンド120に設けられる。そして、第1ヒンジ140C〜第3ヒンジ140Rは、湾曲した内側方向にヘッドバンド120を折曲げる。つまり、第1ヒンジ140C〜第3ヒンジ140Rは、図1A等に示す状態から、中心Oに向けてヘッドバンド120を折曲げる。ただし、第1ヒンジ140C〜第3ヒンジ140Rは、図1A等に示す状態から、中心Oから離れる方向にヘッドバンド120を折曲げられないことが望ましい。何故ならば、装着時の外力により変形したのでは装着感が損なわれ、かつ、折り畳み時の折曲げ方向をユーザが理解し難くなるからである。
各第1ヒンジ140C〜第3ヒンジ140Rそれぞれのヒンジ軸(折曲げ軸とも言う。)C,L,Rは、ヘッドバンド120が湾曲した面(xz平面)と垂直な方向(z方向。「前後方向」とも言う。)、又は、その方向から傾いた角度となる。このような方向にヒンジ軸C,L,Rが形成されることにより、ヘッドバンド120は、湾曲した内側に折曲げ可能となる。なお、ヒンジ軸C,L,Rの方向について換言すれば、ヘッドバンド120を湾曲した内側方向に折曲げるためには、各第1ヒンジ140C〜第3ヒンジ140Rそれぞれのヒンジ軸C,L,Rは、ヘッドバンド120が湾曲した面内になることはない。つまり、各ヒンジ軸C,L,Rは、ヘッドバンド120が延長形成された長手方向と平行になることもない。このヒンジ軸C,L,Rの向きについては、第1ヒンジ140C〜第3ヒンジ140Rそれぞれの説明において、詳しく説明する。
第1ヒンジ140C〜第3ヒンジ140Rそれぞれについて説明する前に、第1ヒンジ140C〜第3ヒンジ140Rの位置関係について説明する。なお、以下で説明する位置関係は、上記スライド部132L,132Rが最も縮み、ヘッドバンド120の長さが最も短い状態となった際のものである。
図1Aに示すように、第1ヒンジ140Cは、ヘッドバンド120の長手方向のほぼ中央位置に配置される。なお、ここで「ほぼ中央(略中央)」としているのは、厳密に中央位置に限定されるものではなく、ヘッドバンド120の製造誤差や、ヘッドバンド120がスライド部132L,132Rにより左右非対称に伸縮可能であるからである。また、他の構成と間の位置関係に大きな影響が無い場合には、この中央位置から多少ずれた位置に第1ヒンジ140Cを設けることも可能である。しかし、スライド部132L,132Rが共に延びきった状態か、縮みきった状態では、この第1ヒンジ140Cは、ヘッドバンド120の長手方向の中央位置に配置されることが、デザイン的にだけでなく製造上も望ましい。一方、第2ヒンジ140Lと第3ヒンジ140Rとは、ヘッドバンド120の長手方向で第1ヒンジ140Cを間に挟み、ハウジング110L,110Rよりも第1ヒンジ140Cに近い位置にそれぞれ配置される。第2ヒンジ140L及び第3ヒンジ140Rのヘッドバンド120における位置は、ヘッドバンド120が第1ヒンジ140C〜第3ヒンジ140Rにより折曲げられた場合に第1ヒンジ140Cがハウジング110L,110Rの近傍に位置するように設定される。この近傍に位置する様子については、後述する折り畳み過程にて説明する(図4A参照。)
なお、ヘッドホン100は、第1ヒンジ140Cを中心にしてほぼ左右対称に形成される。そこで、第2ヒンジ140Lを例に、上記位置関係について具体的な距離を基に、より詳細に説明する。まず、第1ヒンジ140Cから第2ヒンジ140Lまでの直線距離をL1とする。そして、第2ヒンジ140Lからハウジング110Lまでの直線距離をL2とする。この場合、第2ヒンジ140Lが第1ヒンジ140C寄りに設けられるため、L1<L2となる。しかしながら、折り畳み時に第1ヒンジ140Cがハウジング110Lの近傍に位置するためには、L1とL2との距離の差(L2−L1)は、例えば数mm程度と余り大きくなり過ぎないことが望ましい。これは、全体のヘッドバンド120の長さ(例えば約270mm)に比べては非常に小さいため、第2ヒンジ140Lが第1ヒンジ140C寄りに設けられるとはいえ、L1とL2とはほぼ等しいとも言える(L1≒L2)。ただし、数mmであろうが、L1<L2とすることが望ましい。このL1,L2の具体的な数値としては、例えば、L1=64.6〜68.8mm、L2=66.0〜70.0mm(但し、L2>L1)であることが望ましい。
次に、第1ヒンジ140C〜第3ヒンジ140Rそれぞれについて、各ヒンジ軸C,L,Rと共に説明する。
第2ヒンジ140Lは、バンド構成部材122Lとバンド構成部材123Lとを回転可能に連結する。この際、第2ヒンジ140Lのヒンジ軸Lは、図1B及び図1Dに示すように、ヘッドバンド120の長手方向と垂直で、ヘッドバンド120から中心Oに向かう方向と垂直な方向に形成される。つまり、ヒンジ軸Lは、ヘッドバンド120が湾曲する面(xz面)と垂直に形成される換言すれば、ヒンジ軸Lは、前後方向(y軸方向)に形成される。そして、第2ヒンジ140Lは、バンド構成部材122Lとバンド構成部材123Lとを、ヘッドバンド120の内側における両者間の角度が図1Aの状態から小さくなるように、回転させることができる。
第3ヒンジ140Rは、バンド構成部材122Rとバンド構成部材123Rとを回転可能に連結する。この際、第3ヒンジ140Rのヒンジ軸Rは、図1C及び図1Dに示すように、ヘッドバンド120の長手方向と垂直で、ヘッドバンド120から中心Oに向かう方向と垂直な方向に形成される。つまり、ヒンジ軸Rは、ヘッドバンド120が湾曲する面(xz面)と垂直に形成される。換言すれば、ヒンジ軸Rは、前後方向(y軸方向)に形成される。そして、第3ヒンジ140Rは、バンド構成部材122Rとバンド構成部材123Rとを、ヘッドバンド120の内側における両者間の角度が図1Aの状態から小さくなるように、回転させることができる。
第1ヒンジ140Cは、バンド構成部材123Lとバンド構成部材123Rとを回転可能に連結する。この際、第1ヒンジ140Cのヒンジ軸Cは、図1B及び図1Cに示すように、ヘッドバンド120から中心Oに向かう方向と垂直ではあるが、図1Dに示すように、ヘッドバンド120の長手方向とは垂直でない方向に向けて形成される。つまり、ヒンジ軸Cは、図1Dに示すように、ヘッドバンド120が湾曲する面(xz面)と垂直な前後方向(y軸方向)に対して、ヘッドバンド120の長手方向に所定の角度θだけ傾いて形成される。そして、第3ヒンジ140Rは、バンド構成部材123Lとバンド構成部材123Rとを、ヘッドバンド120の内側における両者間の角度が図1Aの状態から小さくなるように、回転させることができる。ただし、第1ヒンジ140Cは、バンド構成部材123Lとバンド構成部材123Rとを湾曲した内側(中心O)に向けて折曲げるが、角度θが付けられているため、厳密にはヘッドバンド120の湾曲面(xz面)で両者を折曲げるわけではない。このような角度θが設けられていることにより、第1ヒンジ140Cのみでヘッドバンド120を折曲げた場合、そのヘッドバンド120の長手方向の両端部EL,ERが互いに接触することを防ぐことができる。つまり、両端部EL,ERは、第1ヒンジ140Cのみでヘッドバンド120を折曲げた場合にも、物理的に接触しない。
なお、この角度θは、約15°に設定されることが望ましいが、15°からある程度幅を持たせた角度(例えば10°〜20°)に設定することが可能である。なお、角度θが15°よりも小さすぎる場合(例えば10°未満の場合)には、第1ヒンジ140Cのみでヘッドバンド120を折曲げた場合に、ヘッドバンド120の長手方向の両端部EL,ERが互いに接触してしまう。本実施形態のようにアウターイヤー型のヘッドホン100の場合、折り畳み過程でヘッドバンド120の長手方向の両端部EL,ERだけでなく、左右両ハウジング110L,110Rも接触しないように上記角度θは、約15°程度が望ましい。角度θが15°よりも大きすぎる場合(例えば20°超過の場合)には、折り畳み完了後に第2ヒンジ140Lと第3ヒンジ140Rとがハウジング110L,110Rよりも突出しすぎ、ヘッドホン100の体積を十分に小さくできず、携帯性及び耐久性を十分に向上させることが難しくなる。この場合、左右両ハウジング110L,110Rの位置が後述する図4D等に示すようには一致せず、折り畳み完了後の両者の中心位置のズレが大きくなる。このこともヘッドホン100の体積を小さくすることを妨げ、収納性を低下させる恐れがある。
ハウジング110L,110R間を接続する信号線Sは、本実施形態の場合、図1D等に示すように、ヘッドバンド120の内部に配置される。この際、上述の通り、ヘッドバンド120は、ヒンジ部140により折曲げられるため、回転時に信号線Sに過度な負荷がかからないように、信号線Sは、各ヒンジ軸C,L,Rと直角に配置されることが望ましい。つまり、前後方向に形成されるヒンジ軸L,Rに対しては、図1B及び図1Cに示すように、信号線Sは、ヘッドバンド120の長手方向に配設される。一方、ヒンジ軸Cは、図1Dに示すように、角度θが付けられているため、他のヒンジ軸L,Rよりも信号線Sに負担をかける恐れがある。そこで、やはり、ヒンジ軸Cに対しても、図1Dに示すように、信号線Sは、ヒンジ軸Cと直角に交わるように配設される。また、上述の通り、ヘッドバンド120は、スライド部132L,132Rにより伸縮されるため、このスライド部132L,132Rに対応する位置の信号線Sも、伸縮可能なように螺旋状に巻かれる。
以上、本発明の第1実施形態に係るヘッドホン100の構成について説明した。次に、図2A〜図3Bを参照しつつ、このヘッドホン100の折り畳み過程について説明し、その後、折り畳み後のヘッドホン100について、図4A〜図4Eを参照しつつ説明する。
<2.第1実施形態に係るヘッドホンの折り畳み過程>
本実施形態に係るヘッドホン100は、上述のように、ヒンジ部140により折り畳まれる。つまり、ヒンジ部140は、第1ヒンジ140C〜第3ヒンジ140Rを有するので、ヘッドホン100のヘッドバンド120は、三つ折りに折り畳まれる。ヘッドバンド120を折り畳む場合、ヘッドバンド120の第1ヒンジ140Cが、まず始めに折曲げられる。その後、第2ヒンジ140L,第3ヒンジ140Rが順次又は同時に折曲げられる。
先に第2ヒンジ140L又は第3ヒンジ140Rを折り畳む場合、両ハウジング110L,110R又はヘッドバンド120の両端部EL,ER同士が接触しあい、折り畳み難い。一方、上述の通り、第1ヒンジ140Cは、ヒンジ軸Cが角度θだけ前後方向から傾いている。従って、先に第1ヒンジ140Cを折曲げることにより、ヘッドバンド120の両端部EL,ER同士が接触することを防ぐことができる(図2B及び図3B参照。)。しかしながら、本実施形態のようにアウターイヤー型のヘッドホン100の場合、ハウジング110L,110Rがインナーイヤー型のヘッドホンなどと比べて大きい。そこで、ヒンジ軸Cが角度θだけ前後方向から傾いていたとしても、ハウジング110L,110R同士が接触しあう場合がある。このような場合、本実施形態に係るヘッドホン100によれば、このハウジング110L,110R同士の接触を解消するように第1ヒンジ140Cを折曲げることができる。このハウジング110L,110R同士の接触の解消方法として、本実施形態では、例えば、ヘッドバンド120が捻られる場合と、スライド部132L,132Rを利用する場合とがある。このうち前者を折り畳み過程の一例、後者を他の例として、具体的に説明する。ただし、この折り畳み過程の一例と他の例とは、どちらか一方が選択されるだけでなく、両者が組み合わされて、ハウジング110L,110R同士の接触を解消することが可能であるが、ここでは、一例と他の例を別々に説明する。
(2−1.折り畳み過程の一例)
まず、折り畳み過程の一例について、図2A及び図2Bを参照しつつ説明する。図2A及び図2Bは、本実施形態に係るヘッドホンの折り畳み過程の一例について説明するための説明図である。
上述の通り、ヘッドバンド120は、少なくとも長手方向でツイスト可能な可撓性を有する材質で形成される。そこで、この折曲げ過程の一例では、第1ヒンジ140Cを折曲げる際に、図2Aに示すように、ヘッドバンド120の両端がそれぞれ捻られる。図2Aでは、この捻り方向の一例を矢印M1で示している。図2Aに示すように、ヘッドバンド120の両端(ハウジング110L,110Rでもよい。)が捻られると、ハウジング110L,110Rは、それぞれ音を発する面が、内側方向から、前方又は後方へ向くことになる。その結果、ハウジング110L,110R同士の接触は解消されて、ヒンジ軸Cでヘッドバンド120を矢印MCのように回転させることが可能となる。
なお、第1ヒンジ140Cのヒンジ軸Cでヘッドバンド120を折曲げた様子を図2Bに示す。ヒンジ軸Cで折曲げられたヘッドバンド120の両端部EL,ERは、ヒンジ軸Cが傾いているため、前後方向(y軸方向)にオフセットし、接触せずに済む。また、上述の通り、ハウジング110L,110R同士も、互いの側方を通過する際にヘッドバンド120が捻られることにより、接触せずに済む。このように第1ヒンジ140Cが折曲げられた後、他の第2ヒンジ140L及び第3ヒンジ140Rが折曲げられて、折り畳み過程の一例が終了する。
(2−2.折り畳み過程の他の例)
次に、折り畳み過程の他の例について、図3A及び図3Bを参照しつつ説明する。図3A及び図3Bは、本実施形態に係るヘッドホンの折り畳み過程の他の例について説明するための説明図である。
上述の通り、ヘッドバンド120は、スライド部132L,132Rにより、第1ヒンジ140Cを境として、左右を独立して伸縮させることが可能である。そこで、この折曲げ過程の他の例では、第1ヒンジ140Cを折曲げる際に、図3Aに示すように、ヘッドバンド120の右方及び左方の一方が伸長させ、かつ、他方は縮められる。図3Aでは、矢印M2で示すように、スライド部132Rによりヘッドバンド120の右方が伸長させられた状態を示している。図3Aに示すように、ヘッドバンド120の右方及び左方の一方が引き伸ばされると、ハウジング110L,110Rは、上下方向(z軸方向)でオフセットする。その結果、ハウジング110L,110R同士の接触は解消されて、ヒンジ軸Cでヘッドバンド120を矢印MCのように回転させることが可能となる。
なお、第1ヒンジ140Cのヒンジ軸Cでヘッドバンド120を折曲げた様子を図3Bに示す。ヒンジ軸Cで折曲げられたヘッドバンド120の両端部EL,ERは、ヒンジ軸Cが傾いているため、前後方向(y軸方向)にオフセットし、接触せずに済む。また、上述の通り、ハウジング110L,110R同士も、互いの側方を通過する際に上下方向にオフセットすることにより、接触せずに済む。このように第1ヒンジ140Cが折曲げられた後、他の第2ヒンジ140L及び第3ヒンジ140Rが折曲げられて、折り畳み過程の一例が終了する。
<3.第1実施形態に係るヘッドホンによる効果の例>
そして次に、図4A〜図4Eを参照しつつ、本実施形態に係るヘッドホン100の折り畳まれた後の構成について、このヘッドホン100による効果の例を交えつつ説明する。
図4A〜図4Eは、本実施形態に係るヘッドホンの折り畳み後の構成について説明するための説明図である。なお、図4Aは、装着者の後方よりヘッドホン100を見た図を表し、図4Bは、装着者の左方よりヘッドホン100を見た図を表し、図4Cは、装着者の右方よりヘッドホン100を見た図を表す。そして、図4Dは、装着者の上方よりヘッドホン100を見た図を表し、図4Eは、装着者の下方よりヘッドホン100を見た図を表す。
第1ヒンジ140C〜第3ヒンジ140Rの位置が上述のように設定されているため、折り畳み後の第1ヒンジ140Cは、図4Aに示すように、ハウジング110L,110Rの上方近傍に位置することとなる。一方、第2ヒンジ140Lと第3ヒンジ140Rとは、図4A〜図4Cに示すように、前後方向(y軸方向)に並んで位置することになる。この第2ヒンジ140Lと第3ヒンジ140Rとは、図4Dに示すように、ハウジング110L,110Rから前後方向に飛び出さずに済む。従って、このヘッドホン100は、非常にスペース効率よくコンパクトに折り畳まれて、携帯性を向上させることが可能であり、かつ、ヒンジ部140が損傷することも最低限に抑えられ、収容時や携帯時の耐久性を飛躍的に向上させることが可能である。
一方、上述の通り、各ハウジング110L,110Rは、ヘッドバンド120に対して傾動可能に接続される。従って、図4Eに示すように、折り畳まれた状態では、ハウジング110L,110R同士は、傾動されて、音を発する面が対向して当接しあう。その結果、ハウジング110L,110Rの内部の構成(例えばスピーカユニット)が外気と連通する貫通孔が相対するハウジング110L,110Rにより塞がれて保護される。よって、更に携帯時の耐久性が高められ、かつ、更なるコンパクト化をも実現することができる。
そして、図4A〜図4Eに示すように、折り畳まれた状態で、ヘッドバンド120の各バンド構成部材同士、バンド構成部材とハウジング110L,110Rとの間が当接したり接触しあうことがない。特にハウジング110L,110Rのイヤパッドは、図4Aに示すように、相対するハウジング110L,110Rの同じ弾力性を有するイヤパッドと当接するのみである。よって、イヤパッドが折り畳まれた状態で変形したり、他の構成同士が傷つけあうことがなく、携帯時の耐久性を飛躍的に向上させることが可能である。仮に、イヤパッドが変形すると、ハウジング110L,110Rと装着者の耳との間の機密性が低下して設計上の音質を確保することが難しくなる。このような機密性の低下は、本実施形態のようにノイズキャンセリング機能を備えたヘッドホン100の場合、ノイズキャンセリング性能を著しく低下させるため望ましくない。しかしながら、上述のように、本実施形態に係るヘッドホン100によれば、このような不具合を引き起こすことを防止することができる。
このように折り畳み時に非常にコンパクト化でき、ハウジング110L,110R、ヘッドバンド120等が外側に向くため、ヘッドホン100は、折り畳まれた状態で販売することができる。つまり、ヘッドホン100は、外観等を重要視するユーザも多く、デザインを認識させるようにディスプレイされる必要がある。このようなユーザのニーズに対して、ヘッドホン100では外部デザインが、折り畳まれた状態でも外部に向いているため、折り畳まれた状態で販売することが可能となる。その際、ヘッドホン100が非常にコンパクトに折り畳まれるため、パッケージのサイズを小さくし、ひいては輸送コストを削減することも可能である。
なお、本実施形態に係るヘッドホン100の関連技術として、3点折りのヘッドホンが挙げられるが、この関連技術に係るヘッドホンでは、折り畳み位置の軸が、平行であるため、折り畳み角度に制限があった。しかし、本実施形態に係るヘッドホン100は、上述のように非常にコンパクトに折り畳むことができ、携帯性を飛躍的に向上させることができる。また、この関連技術のヘッドホンでは、折り畳み軸(つまりヒンジ軸)がへいこうであるため、折り畳みの角度が浅く、携帯時に各折り畳まれたヘッドバンドが開いてしまうことがある。しかし、図4Aに示すように、本実施形態に係るヘッドホン100の場合、第1ヒンジ140C〜第3ヒンジ140Rは、それぞれ連結するバンド構成部材同士がほぼ平行となるように、以上に大きな角度でヘッドバンド120を折り畳むことができる。従って、このように携帯時にヘッドバンド120が開いてしまうこともない。また、関連技術のヘッドホンでは、上述のように、折り畳みの角度が浅いため、ヘッドホン全体のデザインにスペース的な制約が大きいが、本実施形態に係るヘッドホン100は、このような制約が少ないため、様々なデザインで構成することができる。また、本実施形態に係るヘッドホン100は、たった3つのヒンジ軸C,L,Rにより非常にコンパクト化することができるため、このような携帯性を実現するためにヒンジ軸の数を増やすなど他の構成を追加する必要が無い。よって、製品コストを削減して、更に耐久性を向上させることが可能である。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について詳細に説明したが、本発明はかかる例に限定されないことは言うまでもない。本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
例えば、上記実施形態では、本発明の上記特徴等がヘッドホン100に適用された場合について説明した。しかしながら、上述の通り、このような特徴は、ヘッドホン100と同様の形態を有するイヤマフにも適用することが可能である。本発明の上記特徴等がイヤマフとして実現される場合、上記第1実施形態のヘッドホン100の構成のうち、音響機器に関わる構成が取り除かれる。更に、左右ハウジング110L,110Rが、装着時にユーザの耳の少なくとも一部に当接するイヤパッド(耳宛て部の一例)に取替えられる等の変更が加えられることになる。しかし、他の主要な構成、特にヘッドバンド120の折り畳み機構等は、上記第1実施形態のヘッドホン100と同様に構成可能であるため、ここでの詳しい説明は省略する。また、ヘッドホンの変形例として、マイクロホンを備えたヘッドセットに適用することも、もちろん可能である。
また、上記実施形態では、ヘッドホン100として、アウターイヤー型のヘッドホンを例に挙げて説明した。しかしながら、上述の通り、ヘッドホンのタイプは、ヘッドバンド120を使用した形態であれば、様々なタイプであってもよい。この場合、ハウジング110L,110Rやその内部に収容されるスピーカユニットの大きさ、形状等が、変更されることとなる。しかし、上記イヤマフの場合と同様に、他の主要な構成、特にヘッドバンド120の折り畳み機構等は、上記第1実施形態のヘッドホン100と同様に構成可能であるため、ここでの詳しい説明は省略する。
また、上記実施形態では、3つのヒンジ軸C,L,R、つまり、第1ヒンジ140C〜第3ヒンジ140Rで折り畳まれる場合について説明した。しかしながら、ヘッドバンド120のヒンジ数を増やすことも可能である。この場合、第1ヒンジ140Cのようにヒンジ軸Cが傾いたヒンジと、第2ヒンジ140L及び第3ヒンジ140Rのようにヒンジ軸L,Rが傾いていないヒンジとは、長手方向で交互に配置される。この場合でも、ヘッドバンド120のほぼ中央には、ヒンジ軸が傾いたヒンジが配置され、ハウジング110L,110Rに最も近い位置には、ヒンジ軸が傾いていないヒンジが配置される。その結果、ヒンジ軸が傾いたヒンジの数をn個とすると、ヒンジ軸が傾いていないヒンジの数はn+2個となる。このように関節数を増やすと、折り畳んだ状態で、図4Aに示す前後方向(y軸方向)にならぶヒンジの数が増えて、結果として、ヘッドバンド120は、あたかも前後方向を軸とする螺旋状に巻かれることとなる。
100 ヘッドホン
110L,110R ハウジング
120 ヘッドバンド
121L,122L,123L バンド構成部材
121R,122R,123R バンド構成部材
131L,131R 連結部
132L,132R スライド部
140 ヒンジ部
140C 第1ヒンジ
140L 第2ヒンジ
140R 第3ヒンジ
C,L,R ヒンジ軸
θ 角度
EL,ER 端部
O 中心
S 信号線

Claims (9)

  1. それぞれスピーカユニットを収容する左右一対のハウジングと、
    長手方向が湾曲した形状を有し、該長手方向の両側に前記左右一対のハウジングがそれぞれ連結されたヘッドバンドと、
    前記長手方向に並んで前記ヘッドバンドに設けられ、湾曲した内側方向に前記ヘッドバンドを折曲げ可能な第1〜第3ヒンジと、
    を有し、
    前記第2ヒンジと前記第3ヒンジとの間に位置する前記第1ヒンジは、該第1ヒンジのみにより折曲げられたヘッドバンドの前記長手方向の両端部が互いに接触しないように、前記ヘッドバンドの長手方向と垂直な前後方向に対して傾いたヒンジ軸で、前記ヘッドバンドを折曲げ可能である、ヘッドホン。
  2. 前記第2及び第3ヒンジは、前記前後方向に延びたヒンジ軸で、前記ヘッドバンドを折曲げ可能である、請求項1に記載のヘッドホン。
  3. 前記第1ヒンジは、前記ヘッドバンドの長手方向の略中央位置に配置され、
    前記第2及び第3ヒンジは、前記ヘッドバンドの長手方向で前記第1ヒンジを間に挟み、前記ハウジングよりも前記第1ヒンジに近い位置にそれぞれ配置される、請求項1又は2に記載のヘッドホン。
  4. 前記第2及び第3ヒンジの前記ヘッドバンドにおける位置は、前記ヘッドバンドが前記第1〜第3ヒンジにより折曲げられた場合に前記第1ヒンジが前記ハウジングの近傍に位置するように、設定される、請求項3に記載のヘッドホン。
  5. 前記ヘッドバンドは、前記第1ヒンジが前記ヘッドバンドを折曲げる際に、前記ハウジング同士が接触しないように、少なくとも長手方向でツイスト可能な可撓性を有する材質で形成される、請求項1に記載のヘッドホン。
  6. 前記ヘッドバンドの少なくとも一個所には、該ヘッドバンドを長手方向に伸縮可能な伸縮部が設けられ、
    前記伸縮部は、前記第1ヒンジが前記ヘッドバンドを折曲げる際に、前記ハウジング同士が接触しないように、前記ヘッドバンドを伸縮させる、請求項1に記載のヘッドホン。
  7. 前記ハウジングは、前記ヘッドバンドが前記第1〜第3ヒンジにより折曲げられた場合に前記スピーカユニットが音を発する面が対向するように、前記ヘッドバンドに対して傾動可能に連結される、請求項1に記載のヘッドホン。
  8. 前記ヘッドバンド内に配置され、両前記ハウジングにそれぞれ収容された駆動回路間で音声信号を伝達する信号線を更に有し、
    前記信号線は、前記第1ヒンジのヒンジ軸と直角に交差するように配置される、請求項1に記載のヘッドホン。
  9. 装着時に装着者の耳を覆う左右一対の耳宛て部と、
    長手方向が湾曲した形状を有し、該長手方向の両側に前記左右一対の耳宛て部がそれぞれ連結されたヘッドバンドと、
    前記長手方向に並んで前記ヘッドバンドに設けられ、湾曲した内側方向に前記ヘッドバンドを折曲げ可能な第1〜第3ヒンジと、
    を有し、
    前記第2ヒンジと前記第3ヒンジとの間に位置する前記第1ヒンジは、該第1ヒンジのみにより折曲げられたヘッドバンドの前記長手方向の両端部が互いに接触しないように、前記ヘッドバンドの長手方向と垂直な前後方向に対して傾いたヒンジ軸で、前記ヘッドバンドを折曲げ可能である、イヤマフ。
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