JP2010165646A - 電池パック - Google Patents

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Abstract

【課題】絶縁の確実性を向上することができ、且つ生産効率を向上することができる電池パックを提供する。
【解決手段】回路基板21を覆うように、第1のホルダ23がトップカバー2に収容され、回路基板21はトップカバー2と、トップカバー2に対向する第1のホルダ23とによって挟持される。安全保護素子27は、第1のホルダ23と、第1のホルダ23に対向する第2のホルダ24との間に配置され、第1のホルダ23と、第1のホルダ23に対向する第2のホルダ24とによって、挟持される。
【選択図】図5

Description

この発明は、電池パックに関する。さらに詳しくは、例えばリチウムイオン二次電池の電池パックに関する。
近年、ノート型PC(Personal Computer)や携帯電話、PDA(Personal Digital Assistants)等の携帯型電子機器が普及し、その電源として高電圧、高エネルギー密度、軽量といった利点を有するリチウムイオン二次電池が使用されている。このリチウムイオン二次電池は、外装フィルムで被覆し、保護回路等の回路を付加した電池パックとして広く使用されている。例えば、特許文献1では、端面が開放された外装フィルムに、電池素子を収容し、回路基板を組み付けた電池パックが提案されている。
特開2005−166650号公報
このような電池パックの組み立ての際、回路基板、タブ、PTC(Positive Temperature Coefficient)等の電気的・接続部品と、セルラミネート・セルリード等のセルの構成部品との接触、またはセルリードとセルラミネートとの接触するおそれがある。これにより、電池パックとしての出力不良やインピーダンス不良(Imp不良)に代表される特性不良、アルミネート合金化による膨れなどといった不良に繋がる可能性がある。
特許文献1に記載の電池パックでは、電池パックのトップ側の端面にトップカバーが設けられており、このトップカバーに回路基板が収容された構造を有している。図27にトップカバーの組み入れ工程を説明するための断面図を示す。
図27において、電池パック208のトップカバー201には、回路基板202が収容されている。回路基板202には、電池セル203から導出されたリード204が接合されている。ホルダ205は、電池セル203と接合した回路基板202上を覆うように配置されている。
このトップカバー201に回路基板202およびホルダ205を組み入れた状態で、トップカバー201を電池パック208のトップ部のスペースに収容する。トップカバー201は、まず矢印Sに示すように、90℃リード204を折り曲げた後、さらにリード204を折り曲げながら、電池パック208のトップ部のスペースに収容される。
トップカバー201が、トップ部のスペースに収容された状態を図28に示す。図28に示すように、この電池パック208では、トップカバー201に回路基板202およびホルダ205を組み入れたものを、電池パック208のトップ側の端部に設けられた空間へ組み込む構造となる。しかしながら、回路基板202およびホルダ205などの部品と電池セル203との間で空間の余裕が非常に少ないため、金属部品とセル部品との接触問題が発生しやすい。
このような接触問題を回避するため、従来では図29Aおよび図29Bに示すように、回路基板202に設けられたタブなどの導通部材や電池セル203から導出されたリード204などの金属が露出した箇所に、絶縁部材210を手作業で貼り付けていた。絶縁部材210は、例えば、絶縁テープをカットしたもの、または部品化された絶縁テープなどである。また、電池パックの構造、形状、組み立て方法などによっては、貼り付ける絶縁部材210も複数枚必要な場合が生じる。
しかしながら、絶縁部材210を用いた場合では、被絶縁体に対して十分な寸法および形状の絶縁部材210が貼り付けられているものの、作業のばらつきによって十分に絶縁がされない場合が生じる問題があった。すなわち、絶縁部材210の貼り位置のずれなどによって絶縁不良が生じてしまうので、作業の精度によっては十分に絶縁がされない場合が生じる問題があった。
また、絶縁部材210が複数毎必要となる場合では、絶縁部材210の体積が多くなることによって、トップカバー201をトップ部の空間に収納することができなくなり、電池パックの寸法不良の問題が生じてしまうおそれがあった。さらに、絶縁部材210が複数毎必要となる場合では、絶縁部材210の枚数の増加に伴い、貼り付け工程も増加するため、生産効率が低下する問題があった。
したがって、この発明の目的は、絶縁の確実性を向上することができ、且つ生産効率を向上することができる電池パックを提供することにある。
上述した課題を解決するために、この発明は、電池素子と、電池素子が収納される外装材と、外装材の開口を塞ぐカバーと、カバーに収容され、電池素子と導通部材によって接続される回路基板と、回路基板に対向してカバーに収容される第1のホルダと、第1のホルダと対向してカバーに収容され、導通部材を覆う第2のホルダとを有する電池パック。
この発明では、第1のホルダと対向してカバーに収容され導通部材を覆う第2のホルダを有するので、絶縁の確実性を向上することができ、且つ生産効率を向上することができる。
この発明によれば、絶縁の確実性を向上することができ、且つ生産効率を向上できる。
この発明の第1の実施の形態による電池パックの外観を示す斜視図である。 電池素子の構成を示す斜視図である。 外装材の構成を説明するための展開図である。 硬質ラミネート材および軟質ラミネート材の構成を示す断面図である。 この発明の第1の実施の形態による電池パックのトップカバーアッシーの構成を示す分解斜視図である。 第1のホルダをトップカバーに組み入れた状態を示す斜視図である。 第1のホルダおよび第2のホルダをトップカバーに組み入れた状態を示す斜視図である。 従来の電池パックのトップカバーアッシーの構成を示す分解斜視図である。 この発明の第1の実施の形態による電池パックの製造方法を説明するための斜視図である。 この発明の第1の実施の形態による電池パックの製造方法を説明するための断面図である。 トップカバーの嵌合工程を簡単に説明するためのシーケンス図である。 トップカバーの嵌合工程を説明するための斜視図である。 トップカバーの嵌合工程を説明するための斜視図である。 トップカバーの嵌合工程を説明するための斜視図である。 トップカバーの嵌合工程を説明するための斜視図である。 トップカバーおよびボトムカバーの嵌合工程を説明するための斜視図である。 この発明の第2の実施の形態による電池パックの外観を示す斜視図である。 この発明の第2の実施形態による電池パックの構成を示す分解図である。 硬質ラミネート材の構成を示す断面図である。 この発明の第2の実施の形態による電池パックの製造方法を説明するための斜視図である。 この発明の第2の実施の形態による電池パックの製造方法を説明するための斜視図である。 この発明の第2の実施の形態による電池パックの製造方法を説明するための斜視図である。 実施例を説明するための模式図である。 実施例を説明するための模式図である。 比較例1の結果を示すグラフである。 実施例1の結果を示すグラフである。 トップカバーの組み入れ工程を説明するための断面図を示す。 トップカバーアッシーが、トップ部のスペースに収容された状態を示す断面図である。 従来の絶縁方法を説明するための模式図である。
以下、この発明の実施の形態について図面を参照して説明する。以下に説明する実施の形態は、この発明の具体的な例であり、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、この発明の範囲は、以下の説明において、特にこの発明を限定する旨の記載がない限り、実施の形態に限定されないものとする。なお、説明は、以下の順序で行う。
1.第1の実施の形態(電池パックの第1の例)
2.第2の実施の形態(電池パックの第2の例)
3.他の実施の形態(電池パックの変形例)
1.第1の実施の形態(電池パックの第1の例)
以下、この発明の第1の実施形態について、図面を参照して説明する。図1は、この発明の第1の実施の形態による電池パックの構成例を示す斜視図である。この電池パックは、例えば角形または扁平形を有するリチウムイオン二次電池の電池パックである。
図1に示すように、この電池パックは、外装材1に電池素子を収納し、両端開口に対してそれぞれトップカバー2およびボトムカバー3を嵌合したものである。トップカバー2には、複数の開口17が設けられ、この開口17を介して、トップカバー2に収納された回路基板の接点部が外部に臨むようになっている。以下では、トップカバー2を嵌合する側の開口をトップ側開口、ボトムカバー3を嵌合する側の開口をボトム側開口と称する。
以下、電池素子、外装材1、トップカバー2、ボトムカバー3について、順次説明する。
<電池素子>
図2は、電池素子の外観の一例を示す斜視図である。図2に示すように、電池素子4は、例えば、角形または扁平型を有し、帯状の正極、帯状の負極とがポリマー電解質および/またはセパレータを介して積層され、長手方向に巻回されると共に、正極および負極からそれぞれ電極リード5aおよび5bが導出されている。電極リード5aは正極から導出されている。電極リード5bは負極から導出されている。なお、3.他の実施の形態で後述するが、電池素子4の構成はこれに限定されるものではない。
正極は、帯状の正極集電体上に正極活物質層が形成されてなり、さらに、正極活物質層上にポリマー電解質層が形成されている。また、負極は、帯状の負極集電体上に負極活物質層が形成されてなり、さらに、負極活物質層上に電解質層が形成されている。正極および負極の電極リード5aおよび5bは、それぞれ正極集電体および負極集電体に接合されている。正極活物質、負極活物質、ポリマー電解質としては、既に提案されている材料を使用することができる。
正極は、目的とする電池の種類に応じて金属酸化物、金属硫化物または特定の高分子を正極活物質として構成することができる。例えばリチウムイオン電池を構成する場合では、正極活物質としてLiXMO2(式中、Mは、一種以上の遷移金属を表し、Xは、電池の充放電状態によって異なり、通常0.05以上1.10以下である)を主体とするリチウム複合酸化物等を使用することができる。リチウム複合酸化物を構成する遷移金属Mとしては、コバルト(Co)、ニッケル(Ni)、マンガン(Mn)等が好ましい。
このようなリチウムイオン複合酸化物の具体例としては、LiCoO2,LiNiO2,LiNiyCo1-y2(式中、0<y<1である。)、LiMn24等を挙げることができる。これらのリチウム複合酸化物は、高電圧を発生でき、エネルギー密度が優れたものである。また、正極活物質としてTiS2、MoS2、NbSe2、V25等のリチウムを有しない金属硫化物または酸化物を使用しても良い。正極には、これらの正極活物質の複数種を併せて使用してもよい。また、以上のような正極活物質を使用して正極を形成するに際して、導電剤や結着剤等を添加しても良い。
負極材料としては、リチウムをドープ、脱ドープできる材料を使用することができる。例えば、難黒鉛化炭素系材料や黒鉛系材料の炭素材料を使用することができる。より具体的には、熱分解炭素類、コークス類(ピッチコークス、ニードルコークス、石油コークス)、黒鉛類、ガラス状炭素類、有機高分子化合物焼成体(フェノール樹脂、フラン樹脂等を適当な温度で焼成し炭素化したもの)、炭素繊維、活性炭等の炭素材料を使用することができる。さらに、リチウムをドープ、脱ドープできる材料としては、ポリアセチレン、ポリピロール等の高分子やSnO2等の酸化物を使用することができる。このような材料から負極を形成するに際して、結着剤等を添加しても良い。
ポリマー電解質は、高分子材料と電解液と電解質塩とを混合してゲル状化した電解質をポリマー中に取り込んだものとされている。高分子材料は、電解液に相溶する性質を有し、シリコンゲル、アクリルゲル、アクリロニトリルゲル、ポリフォスファゼン変性ポリマー、ポリエチレンオキサイド、ポリプロピレンオキサイド、およびこれらの複合ポリマーや架橋ポリマー、変性ポリマー等、若しくはフッ素系ポリマーとして、例えばポリ(ビニリデンフルオロライド)、ポリ(ビニリデンフルオロライド−co−ヘキサフルオロプロピレン)、或いはポリ(ビニリデンフルオロライド−co−トリフルオロエチレン)等の高分子材料、およびこれらの混合物が使用される。
電解液成分は、上述した高分子材料を分散可能とし、非プロトン性溶媒として例えばエチレンカーボネート(EC)やプロピレンカーボネート(PC)或いはブチレンカーボネート(BC)等が用いられる。電解質塩には、溶媒に相溶するものが用いられ、カチオンとアニオンとが組み合わされてなる。カチオンには、アルカリ金属やアルカリ土類金属が用いられる。アニオンには、Cl-、Br-、I-、SCN-、ClO4 -、BF4 -、PF6 -、CF3SO3 -等が用いられる。電解質塩には、具体的には六フッ化リン酸リチウムや四フッ化ホウ酸リチウムが電解液に対して溶解可能な濃度で用いられる。
<外装材>
図3は、電池素子4を被覆する外装材1の一形状例を示す展開図である。図3に示すように、この外装材1は、電池素子4を収納するための収納部15が設けられた軟質ラミネート材1aと、この軟質ラミネート材1a上に収納部15を覆うようにして重ねられる硬質ラミネート材1bとからなる。また、収納部15の底面に相当する位置の外側表面には熱溶着シート15aが配置されている。軟質ラミネート材1aに設けられた収納部15は、例えば、予め金型で絞り加工を施して電池素子4の形状に応じて凹状に形成される。
軟質ラミネート材1aは、絞り加工により電池素子4を挿入する収納部15を形成するのに適し、かつ、硬質ラミネート材1bに比して軟質のものである。
図4Aは、外装材1を構成する軟質ラミネート材1aの一構成例を示す断面図である。軟質ラミネート材1aは、接着層16a、金属層17a、表面保護層18aを順次積層した防湿性、絶縁性を有する積層構造を有し、表面保護層18aが硬質ラミネート材と接する側になる。
接着層16aは、ポリマー電解質の変質を防ぐ機能を有するとともに、熱や超音波で溶け、互いに融着する部分であり、ポリエチレン(PE)、無軸延伸ポリプロピレン(CPP)、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ナイロン(Ny)の他、低密度ポリエチレン(LDPE)、高密度ポリエチレン(HDPE)、直鎖状低密度ポリエチレン(LLDPE)が使用可能であり、これらから複数種類選択して用いることも可能である。接着層16aの厚さは、例えば30μm程度である。
金属層17aは、軟質の金属材料が用いられ、外装材の強度向上の他、水分、酸素、光の進入を防ぎ内容物を守る役割を担っている。軟質の金属材料としては、軽さ、伸び性、価格、加工のしやすさからアルミニウムが最も好適であり、特にJIS規格に基く8021Oまたは8079O等のアルミニウムを用いるのが好ましい。また、金属層17aの厚さは、例えば、30μm〜130μm程度の範囲に選ばれる。
表面保護層18aは、表面保護の機能を有する。外観の美しさや強靱さ、柔軟性などからポリオレフィン系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリイミド系樹脂、ポリエステル等が用いられる。具体的には、ナイロン(Ny)、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリエチレンナフタレート(PEN)、ポリブチレンテレフタレート(PBT)、ポリブチレンナフタレート(PBN)が用いられ、これらから複数種類選択して用いることも可能である。表面保護層18aの厚さは、例えば、厚みが10〜30μm程度の範囲に選ばれる。
図4Bは、硬質ラミネート材1bの構成例を示す断面図である。硬質ラミネート材1bは、曲げた後の形状を維持し、外部からの変形に耐えることができるものである。硬質ラミネート材1bは、接着層16b、金属層17b、表面保護層18bを順次積層した積層構造を有する。
硬質ラミネート材1bの接着層16bおよび表面保護層18bは、軟質ラミネート材1aと同様のものである。金属層17bは、例えば、硬質の金属材料が用いられ、特に3003H18、3004H18等のJIS規格に基くアルミニウムを用いるのが好ましい。なお、軟質ラミネート材1aおよび硬質ラミネート材1bの各層の厚みは、総厚を考慮して適切なものに選定される。
収納部15の開口面を覆うように、軟質ラミネート材1aに対して硬質ラミネート材1bを重ねて配する。この場合、図3Aに示すように、軟質ラミネート材1aおよび硬質ラミネート材1bの位置関係をずらしたものとする。ここで、軟質ラミネート材1aが互いに等しい長さのトップ側長辺11a、ボトム側長辺12aを有し、また、互いに等しい長さの左側短辺13aおよび右側短辺14aを有する。同様に、硬質ラミネート材1bが互いに等しい長さのトップ側長辺11b、ボトム側長辺12bを有し、また、互いに等しい長さの左側短辺13bおよび右側短辺14bを有する。なお、左右は、図面に向かって見た場合の位置関係を示している。
硬質ラミネート材1bの長辺11bおよび12bの長さは、電池素子4が収納された収納部15を包み込んだ状態において、その短辺13bおよび14b同士が当接するか、僅かな隙間を隔てて対向するように設定されている。軟質ラミネート材1aの長辺11aおよび12aの長さは、硬質ラミネート材1bの長辺11bおよび12bの長さより短く選ばれる。例えば、電池素子4が収納された収納部15を包み込んだ状態において、その短辺13aおよび14a同士が当接するか、隙間を隔てて対向するように設定されている。ここで、この軟質ラミネート材1aの隙間は、僅かな幅のものに限られず、ある程度の幅のものとしてもよい。
軟質ラミネート材1aの短辺13a、14aは、硬質ラミネート材1bの短辺13b、14bよりやや短いものとされている。したがって、トップ側に硬質ラミネート材1bのみが存在するように、軟質ラミネート材1aおよび硬質ラミネート材1bを積層することができる。このようにした場合、トップ側の開口に設けられたトップカバー2の周面を硬質ラミネート材1bのポリプロピレン層により熱溶着できるという利点を得ることができる。
なお、ボトム側おいても、硬質ラミネート材16bの接着層がむき出しになるようにして、ボトム側の開口に設けられたボトムカバー3の周面を硬質ラミネート材1bのポリプロピレン層により熱溶着できるようにしてもよい。
<トップカバーアッシー>
トップカバー2は、外装材1のトップ側開口に嵌合して、このトップ側開口を塞ぐものである。このトップカバー2には、回路基板、安全保護素子などが収容される。以下、本明細書では、説明の便宜上、トップカバー2およびトップカバー2に組み入れられた状態の部品を総称してトップカバーアッシーと称する。
図5は、トップカバーアッシーの構成を示す分解斜視図である。トップカバー2には、回路基板21が収容され、この回路基板21に設けられたタブ22aおよび22bに対して、電池素子4から引き出された電極リード5aおよび5b(図5では図示省略)が夫々接続される。
回路基板21を覆うように、第1のホルダ23がトップカバー2に収容され、回路基板21はトップカバー2と、トップカバー2に対向する第1のホルダ23とによって挟持される。安全保護素子27は、第1のホルダ23と、第1のホルダ23に対向する第2のホルダ24との間に配置され、第1のホルダ23と、第1のホルダ23に対向する第2のホルダ24とによって、挟持される。安全保護素子27は、電極リード5bに接続される。
<トップカバー>
トップカバー2は、電池パックのトップ側の端面に設けられる樹脂成型カバーである。トップカバー2は、電池素子4を外装材1で包むことにより形成される電池セルの開口部に嵌合され、熱融着などで電池セルに接着される。なお、本明細書では、説明の便宜上、電池素子4を外装材で包み、回路基板に接続されていないものを電池セルと称する。トップカバー2の回路基板21に対向する側の面の両端部には、第1のホルダ23に対向する方向(矢印Pに示す方向)に延出した2つの軸31a〜31bが設けられている。
この2つの軸31a〜31bは、例えば、円柱状でありそれぞれが第1のホルダ23の両端部に設けられた2つの位置決め用の孔32a〜32bのそれぞれに挿通される。また、この2つの軸31a〜31bは、第2のホルダ24の両端部に設けられた2つの孔37a〜37bのそれぞれに挿通される。
また、トップカバー2の両端には、電池セルと嵌合用の側壁33a〜33bが形成される。さらに、トップカバー2の長手方向の第1のホルダ23側に突出する面には、第1のホルダ23との嵌合時に用いられる係止用の孔34が複数設けられている。
<第1のホルダ>
第1のホルダ23は、トップカバー2と嵌合し、第1のホルダ23とトップカバー2との間に設けられた回路基板21をトップカバー2に固定する樹脂成型部品である。第1のホルダ23の両端部には、トップカバー2に対向する方向に貫通する2つの位置決め用の孔32a〜32bが設けられている。
第1のホルダ23とトップカバー2との嵌合時には、この孔32a〜32bのそれぞれに対して、トップカバー2の2つの軸31a〜31bがそれぞれ挿通される。第1のホルダ23の長手方向において、タブ22a〜タブ22bと対向した位置に、タブ22a〜タブ22bが通ることができる幅を有する2つの切り欠き部35a〜35bが設けられている。
さらに、この2つの切り欠き部35a〜35bの幅は、後述の第2のホルダの板状の突出部の幅より大きいものとされている。また、第1のホルダ23には、トップカバー2との嵌合時に用いられる複数のフック36が設けられている。このフック36は、第1のホルダ23の長手方向の中央付近に位置する、トップカバー2側に対向する方向に突出した面上に設けられている。
図6は、第1のホルダ23とトップカバー2とが嵌合された状態を示す斜視図である。なお、通常は、回路基板21のタブ22a〜タブ22bに電池セルの電極リード5aおよび5bが接続された状態で、トップカバー22と第1のホルダ23とが嵌合される。ここでは説明を簡単にするため、回路基板21が電極リード5aおよび5bとが接続されていない状態で説明する。
トップカバー2の開放面側から、回路基板21が収納され、さらに、回路基板21を覆うように、第1のホルダ23とトップカバー2とが嵌合されている。回路基板21は、トップカバー2と第1のホルダ23との間に配置されている。第1のホルダ23は、回路基板21の実装部品と安全保護素子27や電極リード5aおよび5bなどの導通部品との絶縁を行う機能を有する。
トップカバー2の2つの軸31a〜31bのそれぞれが第1のホルダの位置決め用の孔32a〜32bにそれぞれ挿通されている。トップカバー2の係止用の孔34に対して、第1のホルダ23に設けられたフック36が入り込むことによって、トップカバー2と第1のホルダ23とが係合されている。
回路基板21の2つのタブ22a〜22bは、第1のホルダ23に対向する方向に延出されており、第1のホルダ23の切り欠き部35a〜35bを通っている。この2つのタブ22a〜22bに、この図では図示しない電極リード5aおよび5bのそれぞれが接続される。第1のホルダ23は、回路基板21に対向して配置され、対向面で回路基板212を押さえることによって、回路基板21を固定する。
<回路基板>
回路基板21には、充放電FET(Field Effect Transistor)や、二次電池の監視と充放電制御FETの制御を行うIC(Integrated Circuit)を含む保護回路、電池パックを識別するためのID抵抗、外部と接続するためのコネクタ等がマウントされている。また、回路基板21には、例えば3個の接点部が設けられている。
充放電制御FETおよび充放電制御FETの制御を行うICを含む保護回路は、二次電池の電圧を監視し、4.3V〜4.4Vを超えると充放電制御FETをオフし、充電を禁止する。さらに二次電池の端子電圧が放電禁止電圧以下まで過放電し二次電池電圧が放電禁止電圧を下回ると放電制御FETをオフし、放電を禁止する。
<安全保護素子>
安全保護素子27は、電池が高温となった場合に電池の電流回路を遮断し、電池セルの熱暴走を防止する部品で、例えば、PTC素子、ヒューズ、サーミスタ等である。PTC素子は、電池セルと直列に接続され、電池の温度が設定温度に比して高くなると、電気抵抗が急激に高くなって電池に流れる電流を実質的に遮断する。ヒューズや、サーミスタも電池素子と直列に接続され、電池の温度が設定温度より高くなると、電池に流れる電流を遮断する。
<第2のホルダ>
第2のホルダ24は、第1のホルダ23に対向して、トップカバー2に収納される。第2のホルダ24は、トップカバー2と嵌合する樹脂成型部品である。第1のホルダ23と第2ホルダ24との間には、安全保護素子27が配置される。回路基板21と電池セルとを導通する導通部材である電極リード5a〜5b、電極リード5a〜5bに接続されるタブ22a〜22bおよび安全保護素子27は、第2のホルダ24に覆われている。これにより、電極リード5a〜5b、タブ22a〜22bおよび安全保護素子27と、電池セルとの絶縁を確実に行うことができる。また、第2のホルダ24は、第1のホルダ23に対向する方向に延出した板状の突出部39a〜39bを有する。
図7は、第2のホルダ24をトップカバー2に収容された状態を示す斜視図である。第2のホルダ24は、第1のホルダ23を覆うように、トップカバー2に収容される。トップカバー2の2つの軸31a〜31bのそれぞれが、第2のホルダ24の2つの位置決め用の孔37a〜37bにそれぞれ挿通し、第2のホルダ24がトップカバー2に組み入れられる。
第2のホルダ24の板状の突出部39a〜39bは、切り欠き部35の幅より小さい幅を有し、第2のホルダ24をトップカバー2に組み入れた状態では、切り欠き部35a〜35bに入り込み、トップカバー2の上面側のタブ22a〜22bの露出部および安全保護素子27の露出部を覆う。これにより、絶縁を確実に行うことができる。
また、トップカバーアッシーが電池セルに収納された状態では、第2のホルダ24は、電池セル(図7では図示省略)の端面に対向し、第2のホルダ24の電池セルに対向する側の面と、電池セルの端面とが、面と面とで接触する。これにより、第2のホルダ24は、第1のホルダに対向する方向に押圧される。第2のホルダ24は、第1のホルダと対向面同士が接触し、電池セル面からの押圧力を、第2のホルダ24を介して、第1のホルダ23に均等に伝える。これにより、回路基板21の固定がより安定化される。
このように第2のホルダ24は、安全保護素子27、タブ22a〜22bなどの導通部品と電池セルとを絶縁する機能を有する。また、電子セルによるバックアップ力を第1のホルダ23に均等に伝え、回路基板21をより強固に固定する機能を有する。
<従来の構造との差異>
ここで、本願発明の理解を容易にするため、従来のトップカバーアッシーの構成例を挙げ、従来のトップカバーアッシーの構成と、第1の実施の形態の電池パックのトップカバーアッシーの構成との差異点について述べる。
図8は、従来のトップカバーアッシーの構成を示す分解斜視図である。従来のトップカバーアッシーは、トップカバー301と、回路基板302と、タブ303a〜303bと、PTC素子305と、絶縁テープ306と、ホルダ307とから構成されている。
絶縁テープ306は、タブ303a〜303bなどの導通部材が露出する部分やPTC素子305に貼り付けされ、これにより電池セル等との絶縁を行っている。トップカバー301とホルダ307との間に回路基板302が配置される。ホルダ307とトップカバー301とが嵌合される。
図8に示す構成の従来のトップカバーアッシーでは、トップカバー301に収容されるホルダ307が1つとされており、導通部材が露出している部分に絶縁テープ306を配置することによって絶縁を行っていた。
しかしながら、図8に示す構成では以下の問題点があった。絶縁テープ306の貼りずれによって絶縁不良が発生するおそれがある。絶縁テープ306の貼り付けは、手作業で行われるため、作業のばらつきによっては絶縁不良のものが多数発生してしまう。また、複数の絶縁テープ306を正確に貼る必要があるので生産効率が悪い。
これに対して、第1の実施の形態による電池パックでは、回路基板21を固定する第1のホルダ23に加えて、さらに絶縁機能を有する第2のホルダ24を設ける構造としている。また、第2のホルダ24の面を、電池素子4の端面に接触させることによって、電池セルによるバックアップ力を、第2のホルダ24を介して第1のホルダ23に均等に伝えることができるので、回路基板21をより強固に固定することができる。
すなわち、第2のホルダ24を電池セルの端面に当てることで、図8に示す従来の構造のものより、回路基板21の固定力を向上することができる。また、第2のホルダ24は、第1のホルダ23と第2のホルダ24との間に挟持される安全保護素子27などの部材を固定する機能も有する。
また、この発明の第1の実施の形態による電池パックは、以下の優れた効果も有する。この電池パックではトップカバー2に設けられた軸31a〜31bに、第1のホルダ23の位置決め用の孔32a〜32bおよび第2のホルダ24の位置決め用の孔37a〜37bが挿通される。そして、トップカバー2、第1のホルダ23および第2のホルダ24が一軸上に物理的に拘束される。これにより、トップカバー2、第1のホルダ23および第2のホルダ24の位置関係が崩れることがない。
また、第1のホルダ23および第2のホルダ24をトップカバー2に組み入れる工程は、軸に孔を通すという非常に単純な作業なので、電池パックの組み立て工程を単純化、簡略化でき、さらに作業速度も向上することができる。さらに絶縁テープ306を用いた絶縁のように貼りずれによる絶縁不良が起こらないので、作業のばらつきによる不良品の発生を削減することができる。さらに、従来の構造で行われていた、絶縁テープ306の貼り付け等の不安定な作業を省略することによる作業員の削減効果もある。
<ボトムカバー>
ボトムカバー3は、電池パックのボトム側の端面に設けられる樹脂成型カバーである。ボトムカバー3は、電池セルを外装材で包むことにより形成される外装材の開口部に嵌合され、熱融着等で電池セルに接着される。
次に、この発明の第1の実施形態による電池パックの製造方法について説明する。
<電池素子作製工程>
まず、例えば、ゲル電解質層が両面に形成された正極および負極と、セパレータとを、負極、セパレータ、正極、セパレータの順に順次積層し、この積層体を平板の芯に巻き付けて、長手方向に多数回巻回して巻回型の電池素子4を作製する。
<外装材被覆工程>
次に、例えば予め深絞成形により、電池素子4を入れるための収納部15を軟質ラミネート材1aに成形する。この際、図3Aに示すように、軟質ラミネート材1aの収納部15は、例えば、中心位置に対してやや右側にずれた位置に形成する。そして、電池素子4を軟質ラミネート材1aに形成された収納部15内に収納する。
次に、図3Aに示すように、硬質ラミネート材1bを、軟質ラミネート材1aに対してやや右側にずれた位置に積層する。これにより、軟質ラミネート材1aおよび硬質ラミネート材1bが積層された状態では、図3Aに示すように、軟質ラミネート材1aのみが位置する左側領域と、硬質ラミネート材1bのみが位置する右側領域とが生じる。
このように位置をずらしているのは、以下の理由からである。後述するが、収納部15の底面外側に軟質ラミネート材1aおよび硬質ラミネート材1bの端部を折り込んだ後、軟質ラミネート材1aのポリプロピレン層と硬質ラミネート材1bのポリプロピレン層とが、ある程度の幅でもって接着されるようにするためである。
次に、図3Aに示すような配置関係の状態で、収納部15の開口の周辺の4辺を減圧しながら熱溶着する。この場合、ポリプロピレン層同士が重なっている部分全体を熱溶着するようにしても良い。このようにして、収納部15の周囲を熱溶着することにより、電池素子4が封止される。
次に、図3Aに示すように、収納部15の底面の外側に、所定の形状とした熱溶着シート15aを設ける。熱溶着シート15aは、軟質ラミネート材1aのナイロン層またはPET層同士を加熱することで接着させるための補助的部材である。好ましくは、厚みは、総厚の関係から10μm〜60μm程度で、100°C前後の融点のものが用いられる。熱溶着シート15aの融点は、電池素子4に対して熱の影響を与えない程度のものが好ましい。
次に、図9に示すように、軟質ラミネート材1aの収納部15の底面外側へ向けて、軟質ラミネート材1aおよび硬質ラミネート材1bの両端、すなわち、短辺13a、14aおよび13b、14bを内側に折り込む。そして、軟質ラミネート材1aおよび硬質ラミネート材1bの端部を熱溶着するとともに、収納部15の底面外側に対して軟質ラミネート材1aを熱溶着する。これにより、軟質ラミネート材1aおよび硬質ラミネート材1bが、電池素子4が収納された収納部15を包み込むように閉じた状態で固定される。すなわち、トップ側開口およびボトム側開口が形成される。
図10に示されるように、電池素子4を包み込んだ状態では、硬質ラミネート材1bの短辺13bおよび14b同士が接するか、または僅かな隙間を介して互いの端面が対向してなる継ぎ目L1が生じる。また、硬質ラミネート材1bの内側には、軟質ラミネート材1aの短辺13aおよび14a同士が接するか、または僅かな隙間を介して互いの端面が対向してなる継ぎ目L2が生じる。

図10は、軟質ラミネート材1aの短辺13aおよび14a同士が接するか、または僅かな隙間を介して互いの端面が対向する例であるが、軟質ラミネート材1aの短辺13aおよび14a同士がある程度の幅の隙間を介して互いの端面が対向するようにしてもよい。
図10に示すように、熱溶着シート15aの上側に接して、軟質ラミネート材1aの表面保護層18aが位置する。したがって、表面保護層18aが熱溶着シート15aを挟んだ構造となり、外側から熱を加えることで、表面保護層18a同士を接着することができる。また、軟質ラミネート材1aおよび硬質ラミネート材1bの互いの接着層16aおよび接着層16bが対向接触するので、外側から熱を加えることで、これらの接着層16aおよび16bを接着することができる。
以上のようにして、樹脂製の箱型のケースを使用することなく、また、両サイドに樹脂製のフレームを配することなく、ラミネート材が外装材を兼ねる電池パックを製造することができる。
<トップカバー嵌合工程>
まず図11を参照してトップカバー2の嵌合工程を簡単に説明する。図11に示すように、まず、上記工程で作製した電池セルに対して、ステップS11のリードカット工程が行われる。そして、ステップS12のリードに安全保護素子27を溶接する工程→ステップS13の正極リード5aを回路基板21に溶接する工程→ステップ14の負極リード5bを回路基板21に溶接する工程が行われる。
さらに、ステップ15のトップカバー2組み込み工程→ステップS16の第1のホルダ23組み込み工程→ステップS17のリード曲げ工程が行われる。さらにステップS18の第2のホルダ24組み込み工程→ステップS19のインパルスウェルダー工程→トップカバー2を外装材1の開放面に組み込む、ステップS20の組み込み工程が行われる。以上の一連の工程で、外装材1の開口にトップカバー2が嵌合される。
以下図12〜図16を参照しながらトップカバー2の嵌合工程を詳細に説明する。図12に示すように、所定形状に正極リード5aおよび負極リード5bがカットされた後、負極リード5bに対して、安全保護素子27が例えば抵抗溶接または超音波溶接によって接続される。そして、正極リード5aとタブ22aとが例えば抵抗溶接または超音波溶接によって接続される。また、負極リード5bとタブ22bとが例えば抵抗溶接または超音波溶接によって接続される。このとき、回路基板21の主面が開放面と平行となるように配置される。
次に、図13に示すように、回路基板21を覆うように、トップカバー2に回路基板21を組み込む。このトップカバー2は、例えば、別工程の射出成型によって製造された樹脂モールド品である。なお、トップカバー2の内部には、例えば回路基板21を水平に保持する保持部が設けられている。また、トップカバー2の上面には、回路基板21の接点部と対応する位置に3個の開口17が設けられている。この開口17を介して接点部が外部に望むことになる。また、トップカバー2の幅は、外装材1のトップ側の開口の高さの内寸より小に選定されている。
次に、図14に示すように、トップカバー2に対して第1のホルダ23を組み込む。第1のホルダ23は、例えば、別工程の射出成型等によって製造された樹脂モールド品である。この第1のホルダ23の両端には、2つの位置決め用の孔32a〜32b(この図では図示されない)が設けられている。この2つの孔32a〜32bに、トップカバー2の両端の2つの軸31a〜31b(この図では図示されない)が挿通される。
また、トップカバー2の係止用の孔34に対して、第1のホルダ23に設けられたフック36が入り込むことによって、トップカバー2と第1のホルダ23とが係合される。トップカバー2に第1のホルダ23を組み入れた後、手または治具で電極リード5a〜5bを折り曲げることによって、矢印Rで示すように、トップカバー2を時計方向に90°回転させる。
次に、図15に示すように、トップカバー2に対して第2のホルダ24を組み込む。第2のホルダ24は、例えば、別工程の射出成型等によって製造された樹脂モールド品である。第2のホルダ24の両端には、2つの位置決め用の孔37a〜37bが設けられている。この2つの孔37a〜37bに、トップカバー2の両端の2つの軸31a〜31bが挿通される。第2のホルダ24に設けられた板状の突出部39a〜39bは、タブ22a〜22bおよびこれに接続された電極リード5a〜5bの露出部分を覆うことによって、この部分の絶縁を行う。
トップカバー2に第2のホルダ24が組み込まれると、トップカバー2に設けられた軸31a〜31bは、第2のホルダ24の位置決め用の孔37a〜37bを貫通し、第2のホルダ24の上方に突出する。
そして、トップカバー2に、第1のホルダ23および第2のホルダ24を組み入れた状態において、インパルスウェルダーで軸31a〜31bの先端を溶解する。これにより軸31a〜31bの先端がほぼ半球形状になり、トップカバー2、第1のホルダ23および第2のホルダ24が確実に締結される。
次に、図16に示すように、トップカバー2をトップ側開口に向けて(矢印S1の方向)に向けて押し込む。これにより、トップ側の開口に対して、トップカバー2が嵌合される。
<ボトムカバー嵌合工程>
次に、図16示すように、ボトムカバー3の側壁を外装材1のボトム側端面の開口に向けて(矢印S2の方向)に向けて押し込む。これにより、ボトム側開口に対してボトムカバー3の側壁が嵌合されるとともに、ボトムカバー3の本体によってボトム側開口が覆われる。このボトムカバー3は、例えば、別工程の射出成型等によって製造された樹脂モールド品である。
<熱溶着工程>
次に、治具にて全長をおさえ、熱溶着を行う。すなわち、銅等の金属からなるヒーターブロックを外装材1のトップ側の端の近傍に上下から押し当て、トップカバー2の周面と、硬質ラミネート材1bの内面の接着層16bとを熱溶着する。また、同様に、ヒーターブロックを外装材1のボトム側の端の近傍に上下から押し当て、ボトムカバー3の周面と、硬質ラミネート材1bの内面の接着層16bとを熱溶着するようにしてもよい。
<樹脂注入工程>
次に、ボトムカバー3に設けられた貫通孔(図示省略)を介して電池素子4とボトムカバー3との間に溶融樹脂を充填し、固化させる。これにより、ボトムカバー3が電池素子4の端面に接着される。なお、充填される樹脂は、注形時に低粘度状態を有すればよく、特に限定されるものではなく、例えばポリアミド系ホットメルト、ポリオレフィン系ホットメルト、ナイロン、PP樹脂、PC樹脂、ABS樹脂等を使用することができる。
なお、トップカバー2と電池素子4との間にも溶融樹脂を充填するようにしてもよい。この場合、トップカバー2に対して1または2以上の貫通孔を設けて、この貫通孔から溶融樹脂を注入するようにすればよい。以上の工程により、この発明の第1の実施の形態による電池パックが製造される。
2.第2の実施の形態(電池パックの第2の例)
この発明の第2の実施の形態による電池パックについて説明する。この第2の実施の形態では、より密封性の高い電池セルに第1の実施の形態で説明したトップカバーアッシーを用いるようにしたものである。以下、図面を参照しながら、第2の実施の形態による電池パックについて説明する。なお、第1の実施の形態と共通する部位に対しては同一の番号を付し、詳細な説明を省略する。
図17は、この発明の第2の実施形態による電池パックの外観を示す。この電池パックは、硬質ラミネート材51に後述する発電要素を収容し、両端開口部に樹脂成型カバーであるトップカバー2およびボトムカバー3を嵌合したものである。
図18は、この発明の第2の実施形態による電池パックの構成を示す分解図である。図18に示すように、この電池パックは、電池素子4が軟質ラミネート材52で外装された発電要素53と、発電要素53から導出された電極リード5a〜5bに接続される回路基板21と、トップカバー2およびボトムカバー3等から構成されている。発電要素53は硬質ラミネート材51で被覆されて電池セルとされている。
第1の実施の形態による電池パックと同様、トップカバー2には、第1のホルダ23が嵌合され、第1のホルダ23とトップカバー2との間には、回路基板21が配置される。さらに、第1のホルダ23に対向して、第2のホルダ24が組み入れられ、第1のホルダ23と第2のホルダ24との間に安全保護素子27が配置される。ボトムカバー3は、第1の実施の形態と同様、電池パックのボトム側の端部に設けられ、硬質ラミネート材51の開口部に嵌合される。
<トップカバー、第1のホルダ、第2のホルダ、回路基板、安全保護素子、ボトムカバー>
トップカバー2、第1のホルダ23、第2のホルダ24、回路基板21および安全保護素子27、並びにボトムカバー3は、第1の実施の形態と同様であるので、詳細な説明を省略する。
<電池セル>
電池セル54は、電池素子4が軟質ラミネート材52で外装された発電要素53と、発電要素53を被覆する硬質ラミネート材51とから構成されている。
<発電要素>
電池素子4は、第1の実施の形態と同様であるので詳細な説明を省略する。
<軟質ラミネート材>
軟質ラミネート材52は、電池素子4を外装して内部への水分の浸入防ぐ機能を有するものであり、深絞成形等により電池素子4を収納するための収納部が設けられている。軟質ラミネート材52は、第1の実施形態で説明した軟質ラミネート材1aと同様のものを用いることができる。
<硬質ラミネート材51>
硬質ラミネート材51は、電池素子4が軟質ラミネート材52で外装された発電要素53をさらに外装するものであり、曲げた後の形状を維持し、外部からの変形に耐えることができるものである。
図19は、硬質ラミネート材51の構成を示す断面図である。図19に示すように、硬質ラミネート材51は、第1の接着層51a、第2の接着層51b、金属層51c、表面保護層51dを順次積層した、防湿性、絶縁性を有する積層構造を有する。
金属層51cは、硬質の金属材料が用いられ、アルミニウム、ステンレスあるいは銅、チタン、ブリキ、トタン、ニッケルメッキを施した鉄等を材料として適宜用いることができる。中でも、アルミニウム(Al)およびオーステナイト系ステンレスが最も好適であり、特に3003H18、3004H18、1N30H18等のJIS規格に基くアルミニウム、もしくはSUS304等のJIS規格に基くステンレスを用いるのが好ましい。
表面保護層51dは、第1の実施の形態で説明した表面保護層18aと同様の材料を用いることができる。第2の接着層51bは、第1の実施形態の接着層16bと同様の材料を用いることができる。
第1の接着層51aは、別に接着用部材を設けることなく、軟質ラミネート材52で外装された発電要素53と硬質ラミネート材51とを接着するためのものである。第1の接着層51aとしては、軟質ラミネート材52の表面保護層として用いられるNy,PET、PEN等との接着性に優れ、その溶融温度が電池素子4に影響を与えない程度である樹脂材料が用いられる。また、第1の接着層51aは、第2の接着層51bに用いる材料よりも低い融点の樹脂材料を用いることができる。
第1の接着層51aとして、具体的には、エチレンビニルアルコール樹脂(EVA)、酸変成したポリプロピレン、エチレン酢酸ビニルコポリマー、エチレンアクリル酸コポリマー、アクリル酸エチルコポリマー、アクリル酸メチルコポリマー、メタクリル酸コポリマー、メタクリル酸メチルコポリマー、ポリアクリロニトリル、ポリアミド樹脂、ポリエステル樹脂、アイオノマーが使用可能であり、これらから複数種類選択して用いることも可能である。第1の接着層51aは、これら材料をフィルム状として貼り合せる方法、熱により溶融した樹脂材料(ホットメルト樹脂)を塗布し、冷却する方法、ホットメルト樹脂を溶剤で希釈し、塗布後、溶剤を乾燥させる方法等を用いることができる。
このような硬質ラミネート材51において、第1の接着層51aは、1μm〜5μm程度の厚さで設けられる。また、金属層51cは、電池パックの最外装に用いて電池パックの強度を保持するという機能を有することから、50μm〜100μm程度の厚さで用いられる。また、表面保護層51dは9μm〜15μm程度、第2の接着層51bは25μm〜35μm程度の厚さで用いられる。
第2の接着層51bは、後にトップカバー2およびボムカバー3を熱溶着する際に溶着層として用いられる。このため、トップカバー2およびボトムカバー3と接着性のよい樹脂材料が選択される。また、第2の接着層51bは、硬質ラミネート材51を発電要素53に接着する際のクッション機能も有する。すなわち、発電要素53の外装材である軟質ラミネート材52と、硬質ラミネート材51を、第1の接着層51aを介して熱溶着する際、ラミネートフィルムそれぞれが表面に微細な凹凸を有していることから接着性に優れない場合が生じる。25μm〜35μm程度の厚さを有する第2の接着層51bが設けられていることにより、第2の接着層51bがクッションの役割を果たし、表面の微細な凹凸を有するラミネートフィルム同士を良好に接着させることができる。
<電池パックの製造方法>
この発明の第2の実施の形態による電池パックの製造方法について説明する。
<電池素子作製工程>
電池素子4は、第1の実施形態と同様の工程により作製することができるため、詳細な説明を省略する。
<発電要素作製工程>
第1の実施形態と同様にして作製された電池素子4を、軟質ラミネート材52にて外装し、成型することにより、図20で示すような発電要素53を作製する。
図21に示すように、軟質ラミネート材52は深絞成形により凹部52aを形成し、この凹部52aに電池素子4を収容した後、軟質ラミネート材52を折り返して軟質ラミネート材52が凹部52aの開口部を覆うようにする。次いで、電池素子4の周辺部の、折り返し辺を除く三辺を減圧下で熱溶着することにより封止する。次いで、折り返し辺および電極リード5が延出された辺を除く2辺を折り返して、発電要素53とする。
<電池セル作製工程>
このようにして作製した発電要素53を硬質ラミネート材51で外装し、電池セル54を作製する。まず、図22Aに示すように、発電要素53の底面部に硬質ラミネート51を載置した後、発電要素53を包みこむようにして硬質ラミネート材51を曲げ、発電要素53の上面で硬質ラミネート材51の端部が合うように外装する。次に、発電要素53の上面および底面からヒーターブロックをあて、第1の接着層51aの樹脂材料が溶融する程度の温度で加圧しながら加熱する。第1の接着層51aの樹脂材料は溶融されて接着剤となり、硬質ラミネート材51と発電要素53とを接着する。これにより、断面を図22Bに示す電池セル54が作製される。
ヒーターブロックの温度は第1の接着層51aの樹脂材料により変化するが、第1の接着層51aの樹脂材料の溶融温度以上であり、第2の接着層51bに用いた樹脂材料の溶融温度よりも低い温度とする。これにより、第2の接着層51bの樹脂材料を溶融させることなく、第1の接着層51aの樹脂材料のみを溶融させ、接着することができる。
また、加熱温度が120℃を超える場合、電池素子4に影響を与えることが考えられる。例えば電池素子4に用いられるセパレータ53aおよび53bは、ポリエチレン(PE)を用いることが多いが、PEの融点が120℃程度であることから安全性や電池機能の低下を引き起こすことが考えられる。これより、ヒーターブロックの温度は、110℃程度を上限として加熱する。
<トップカバー嵌合工程>
トップカバー2は、回路基板21を収容し、第1のホルダ23および第2のホルダ24、安全保護素子27を組み込んだ状態で電池セル54のトップ側の開口面に嵌合される。トップカバー嵌合工程は、第1の実施の形態と同様であるので、詳細な説明を省略する。
硬質ラミネートフィルム51と発電要素53とを接着する際に加熱され、溶融した第1の接着層51aは、トップカバー2が嵌合される際にトップカバー2の側壁で押され、電池セル54の奥に移動する。上述のとおり、第1の接着層51aには第2の接着層51bに比して低い溶融温度の樹脂材料が用いているため、硬質ラミネートフィルム51と発電要素53との接着の際には、第1の接着層51aのみが溶融することになる。このため、トップカバー2と接着するために用いる第2の接着層51bを移動させることなく、第1の接着層51aを移動させることができ、第2の接着層51bと、トップカバー2とが対向した状態で嵌合させることができる。
<ボトムカバー嵌合工程>
ボトムカバー3は、第1の実施形態と同様の工程で嵌合することができる。なお、このとき、上述のトップカバー2の場合と同様に、溶融した第1の接着層51aがボトムカバー3で押されて電池セル54の奥に移動するため、第2の接着層51bとボトムカバー3とが対向した状態で嵌合させることができる。
<熱溶着工程>
熱溶着は、第1の実施形態と同様の工程で行うことができる。このとき、ヒータヘッドの温度は、電池セル作製工程時よりも高く、第2の接着層51bの樹脂材料の溶融温度以上となるように設定する。これにより、硬質ラミネート材51を発電要素に接着する際には溶融しなかった第2の接着層51bが溶融し、トップカバー2およびボトムカバー3と第2の接着層51bとが溶着される。以上の工程により、この発明の第2の実施の形態による電池パックが製造される。
以下実施例によりこの発明を説明する。本願発明者は、第1の実施の形態および第2の実施の形態で説明した第2のホルダ24を設けることによって回路基板21をバックアップする効果が向上する効果を確認する試験を行った。
図5に示す構成のトップカバーアッシーおよび図8に示す構成の従来のトップカバーアッシー用いて図1に示す構成の電池パック(第1の実施の形態による電池パック)を作製した。トップカバアッシーを図5に示す構造としたものを実施例1の電池パックとし、トップカバーアッシーを図8に示す構造としたものを比較例1の電池パックとして以下に説明する試験を行った。
(基板バックアップ効果の確認試験)
端子面加重時の基板のひずみ量を見ることで、バックアップ効果を確認した。図23および図24を参照しながら、確認試験について説明する。
図23に示すようにプッシュゲージ94の荷重値を確認しながら、トップカバー92の開口部から露出した端子96〜98に1から5(N)まで継続的に荷重をかけた。図24において、(−)端子96の点a〜c、(TH)端子97の点d〜f、(+)端子98の点j〜hに示すように、1端子あたり3箇所を測定し、各端子の各点の変異量をダイヤルゲージ95から読み取った。
図25および図26に、試験結果をまとめたグラフを示す。図25に示すグラフは、比較例1の電池パックの試験結果をまとめたグラフである。図25において、線103は、(−)端子96の点a〜cのそれぞれの変異量の平均値を、荷重値に対してプロットしたものである。線102は、(Th)端子97の点d〜fのそれぞれの変異量の平均値を、荷重値に対してプロットしたものである。線101は、(+)端子98の点j〜hのそれぞれの変異量の平均値を、荷重値に対してプロットしたものである。
図26は、実施例1の電池パックの試験結果をまとめたグラフである。図26において、線104は、(−)端子96の点a〜cのそれぞれの変異量の平均値を、荷重値に対してプロットしたものである。線106は、(Th)端子97の点d〜fのそれぞれの変異量の平均値を、荷重値に対してプロットしたものである。線105は、(+)端子98の点j〜hのそれぞれの変異量の平均値を、荷重値に対してプロットしたものである。
図25に示すグラフと図26に示すグラフとを比較すると、実施例1では、第1のホルダ23が、第2のホルダ24によって全面でバックアップされる構造となっているため、回路基板を平均的に押さえることができ、3端子とも安定した変位量となることが確認された。
また、図5に示す構成のトップカバーアッシーおよび図8に示す構成の従来のトップカバーアッシー用いて図17に示す構成の電池パック(第2の実施の形態による電池パック)を作製した。トップカバアッシーを図5に示す構造としたものを実施例2の電池パックとし、トップカバーアッシーを図8に示す構造としたものを比較例2の電池パックとして、実施例1および比較例1の電池パックと同様の試験を行った。その結果、実施例1および比較例1の電池パックで行った試験と同様の結果が確認された。すなわち、実施例2では、第1のホルダ23が、第2のホルダ24によって全面でバックアップされる構造となっているため、回路基板を平均的に押さえることができ、3端子とも安定した変位量となることが確認された。
3.他の実施の形態(変形例)
この発明は、上述したこの発明の実施形態に限定されるものでは無く、この発明の要旨を逸脱しない範囲内で様々な変形や応用が可能である。
例えば、この発明は第1の実施の形態による電池パックおよび第2の実施の形態による電池パックに限定されるものではない。例えば、外装材は、例えば、開口を有する外装材に電池素子を収納した構成を有する電池パックであれば、この発明を適用することができる。
電池素子の構造は、第1の実施の形態による電池パックおよび第2の実施の形態による電池パックで説明した電池素子に限定されるものではない。例えば、正極、ポリマー電解質および/またはセパレータ、負極を積層した積層体を電池素子として用いてもよい。
また、勿論、ポリマー電解質を用いない構成の電池素子、例えば、正極および負極と、正極および負極の間に配置されたセパレータとを捲回した構造の電池素子を用いてもよい。この電池素子をラミネートフィルムなどの外装材に収納して、液状の電解液を注液し、電池素子を液状の電解液に浸すように構成した電池パックに対しても適用できる。
1・・・外装材
2・・・トップカバー
4・・・電池素子
5a〜b・・・電極リード
21・・・回路基板
22a〜b・・・タブ
23・・・第1のホルダ
24・・・第2のホルダ
27・・・安全保護素子
31a〜31b・・・軸
39a〜39b・・・板状の突出部

Claims (10)

  1. 電池素子と、
    該電池素子が収納される外装材と、
    該外装材の開口を塞ぐカバーと、
    該カバーに収容され、上記電池素子と導通部材によって接続される回路基板と、
    該回路基板に対向して上記カバーに収容される第1のホルダと、
    該第1のホルダと対向して上記カバーに収容され、上記導通部材を覆う第2のホルダと
    を有する電池パック。
  2. 上記カバーは、上記第1のホルダに対向する面から上記第1のホルダ側に延出された軸を有し、
    上記軸は、上記第1のホルダに設けられた位置決め用の孔および上記第2のホルダに設けられた位置決め用の孔に挿通された
    請求項1記載の電池パック。
  3. 上記第2のホルダは、上記電池素子の端面によって上記第1のホルダ側に押圧され、
    上記第1のホルダは、上記第2のホルダによって上記回路基板側に押圧された
    請求項1記載の電池パック。
  4. 上記第2のホルダの上記第1のホルダに対向する側に突出した面によって、上記導通部材が覆われた請求項1記載の電池パック
  5. 上記カバーは、上記軸を複数本有する請求項2記載の電池パック。
  6. 上記カバーは、上記第1のホルダに対向する面の両端部に上記軸を有する請求項2記載の電池パック。
  7. 上記第1のホルダは、上記リードおよび上記リードと上記回路基板との導通部材が通る切り欠き部を有し、
    上記第2のホルダの上記面は、上記切り欠き部に入り込む板状の突出部の板面である
    請求項4記載の電池パック。
  8. 上記導通部材として、安全保護素子が上記第1のホルダと上記第2のホルダとの間に挟持された
    請求項1記載の電池パック。
  9. 上記カバーは、電池パックのトップ側の端部に設けられたトップカバーである
    請求項1記載の電池パック。
  10. 上記外装材は、軟質ラミネート材および硬質ラミネート材から構成された
    請求項1記載の電池パック。
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