JP2010163330A - ガス改質器へのスラグ投入方法およびスラグ投入装置 - Google Patents

ガス改質器へのスラグ投入方法およびスラグ投入装置 Download PDF

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Abstract

【課題】CHなどの原料ガスを水蒸気と反応せしめてHなどの燃料ガスに改質するガス改質器にスラグを水蒸気改質反応熱源として安全に投入することのできるガス改質器へのスラグ投入方法を提供する。
【解決手段】スラグを搬送するコンベヤ8,10,21と、コンベヤ8,10,21を気密に収容する搬送装置収容筐体9,11,22と、搬送装置収容筐体9,11間と11,22間にスラグ供給路を気密に形成するスラグ供給路形成体12,23と、コンベヤ10により搬送されたスラグをガス改質器1に投入するスラグ投入路を気密に形成するスラグ投入路形成体13とを有し、スラグを外気から遮断した状態で投入可能なスラグ投入装置7を用いて、ガス改質器1にスラグを水蒸気改質反応熱源として投入するようにした。
【選択図】図1

Description

本発明は、CHなどの原料ガスを水蒸気と反応せしめてHなどの燃料ガスに改質するガス改質器に高炉スラグなどのスラグを水蒸気改質反応熱源として投入する方法に関する。また、本発明は、CHなどの原料ガスを水蒸気と反応せしめてHなどの燃料ガスに改質するガス改質器に高炉スラグなどのスラグを投入するときに使用されるスラグ投入装置に関する。
製鉄所の高炉などで発生したスラグは、通常、1300℃〜1550℃の熱エネルギーを有している。このため、製鉄所では、例えば耐火物で形成された樋内を流れるスラグに多量の冷却水を散水冷却装置から散水して温水や水蒸気を製造したりしているが、その大部分は技術的困難さから熱エネルギーの回収に至っておらず、大気中に放熱しているのが現状である。そこで、特許文献1には、CHなどの原料ガスを水蒸気と反応せしめてHなどの燃料ガスに改質するガス改質器の水蒸気改質反応熱源としてスラグの熱エネルギーを用いてスラグの有効利用を図る技術が開示されている。
特開2000−103603号公報
しかしながら、特許文献1に開示された技術は、カップ・アトマイザーによりスラグを微粒子化し、微粒子化されたスラグに反応ガス(CH+HO)を吹き付けてCHをHに改質しているため、実用化を図るためには、ガス改質器にスラグを投入するときに外気(空気)がガス改質器に入り込まないようにしなければならないという未解決の問題点を有していた。
本発明は上述した問題点に鑑みてなされたもので、CHなどの原料ガスを水蒸気と反応せしめてHなどの燃料ガスに改質するガス改質器にスラグを水蒸気改質反応熱源として安全に投入することのできるガス改質器へのスラグ投入方法を提供することを目的とするものである。また、本発明の他の目的は、CHなどの原料ガスを水蒸気と反応せしめてHなどの燃料ガスに改質するガス改質器にスラグを水蒸気改質反応熱源として投入するときに好適なスラグ投入装置を提供することである。
上記課題を解決するため、請求項1の発明は、原料ガスを水蒸気と反応せしめて燃料ガスに改質するガス改質器にスラグを水蒸気改質反応熱源として投入する方法であって、前記スラグを搬送する第1の搬送装置と、この第1の搬送装置を気密に収容する第1の搬送装置収容筐体と、前記第1の搬送装置により搬送されたスラグを搬送する第2の搬送装置と、この第2の搬送装置を気密に収容する第2の搬送装置収容筐体と、前記第1の搬送装置により搬送されたスラグを前記第2の搬送装置に供給するためのスラグ供給路を前記第1の搬送装置収容筐体と前記第2の搬送装置収容筐体との間に気密に形成する第1のスラグ供給路形成体と、前記第2の搬送装置により搬送されたスラグを前記ガス改質器に投入するためのスラグ投入路を前記ガス改質器と前記第2の搬送装置収容筐体との間に気密に形成するスラグ投入路形成体と、前記第1の搬送装置収容筐体に形成された第1のスラグ搬入口を開閉する第1の開閉ゲートと、前記第1のスラグ供給路形成体により形成されたスラグ供給路を開閉する第2の開閉ゲートと、前記スラグ投入路形成体により形成されたスラグ投入路を開閉する第3の開閉ゲートと、前記第1の搬送装置収容筐体に流入した空気を排気する第1の排気装置と、前記第2の搬送装置収容筐体に流入した燃料ガスを排気する第2の排気装置と、前記第1の排気装置から排出された空気中の酸素と前記第2の排気装置から排出された燃料ガスとを燃焼処理する第1の燃焼処理器と、この第1の燃焼処理器で発生した燃焼排ガスを前記第1の搬送装置収容筐体に空気追出し用ガスとして供給する第1のパージガス供給管と、を有するスラグ投入装置を用いて、前記スラグを前記ガス改質器に投入するようにしたことを特徴とするものである。
請求項2の発明は、請求項1記載のガス改質器へのスラグ投入方法において、前記第1の搬送装置と並列に配置された第3の搬送装置と、この第3の搬送装置を気密に収容する第3の搬送装置収容筐体と、前記第3の搬送装置により搬送されたスラグを前記第2の搬送装置に供給するスラグ供給路を前記第3の搬送装置収容筐体と前記第2の搬送装置収容筐体との間に気密に形成する第2のスラグ供給路形成体と、前記第3の搬送装置収容筐体に形成された第2のスラグ搬入口を開閉する第4の開閉ゲートと、前記第2のスラグ供給路形成体により形成されたスラグ供給路を開閉する第5の開閉ゲートと、前記第3の搬送装置収容筐体に流入した空気を排気する第3の排気装置と、前記第2の搬送装置収容筐体に流入した燃料ガスを排気する第4の排気装置と、前記第3の排気装置から排出された空気中の酸素と前記第4の排気装置から排出された燃料ガスとを燃焼処理する第2の燃焼処理器と、この第2の燃焼処理器で発生した燃焼排ガスを前記第3の搬送装置収容筐体に空気追出し用ガスとして供給する第2のパージガス供給管と、を更に有するスラグ投入装置を用いて、前記スラグを前記ガス改質器に投入するようにしたことを特徴とするものである。
請求項3の発明は、原料ガスを水蒸気と反応せしめて燃料ガスに改質するガス改質器にスラグを水蒸気改質反応熱源として投入するときに用いられるスラグ投入装置であって、前記スラグを搬送する第1の搬送装置と、この第1の搬送装置を気密に収容する第1の搬送装置収容筐体と、前記第1の搬送装置により搬送されたスラグを搬送する第2の搬送装置と、この第2の搬送装置を気密に収容する第2の搬送装置収容筐体と、前記第1の搬送装置により搬送されたスラグを前記第2の搬送装置に供給するためのスラグ供給路を前記第1の搬送装置収容筐体と前記第2の搬送装置収容筐体との間に気密に形成する第1のスラグ供給路形成体と、前記第2の搬送装置により搬送されたスラグを前記ガス改質器に投入するためのスラグ投入路を前記ガス改質器と前記第2の搬送装置収容筐体との間に気密に形成するスラグ投入路形成体と、前記第1の搬送装置収容筐体に形成された第1のスラグ搬入口を開閉する第1の開閉ゲートと、前記第1のスラグ供給路形成体により形成されたスラグ供給路を開閉する第2の開閉ゲートと、前記スラグ投入路形成体により形成されたスラグ投入路を開閉する第3の開閉ゲートと、前記第1の搬送装置収容筐体に流入した空気を排気する第1の排気装置と、前記第2の搬送装置収容筐体に流入した燃料ガスを排気する第2の排気装置と、前記第1の排気装置から排出された空気中の酸素と前記第2の排気装置から排出された燃料ガスとを燃焼処理する第1の燃焼処理器と、この第1の燃焼処理器で発生した燃焼排ガスを前記第1の搬送装置収容筐体に空気追出し用ガスとして供給する第1のパージガス供給管と、を有することを特徴とするものである。
請求項4の発明は、請求項3記載のスラグ投入装置において、前記第1の搬送装置と並列に配置された第3の搬送装置と、この第3の搬送装置を気密に収容する第3の搬送装置収容筐体と、前記第3の搬送装置により搬送されたスラグを前記第2の搬送装置に供給するスラグ供給路を前記第3の搬送装置収容筐体と前記第2の搬送装置収容筐体との間に気密に形成する第2のスラグ供給路形成体と、前記第3の搬送装置収容筐体に形成された第2のスラグ搬入口を開閉する第4の開閉ゲートと、前記第2のスラグ供給路形成体により形成されたスラグ供給路を開閉する第5の開閉ゲートと、前記第3の搬送装置収容筐体に流入した空気を排気する第3の排気装置と、前記第2の搬送装置収容筐体に流入した燃料ガスを排気する第4の排気装置と、前記第3の排気装置から排出された空気中の酸素と前記第4の排気装置から排出された燃料ガスとを燃焼処理する第2の燃焼処理器と、この第2の燃焼処理器で発生した燃焼排ガスを前記第3の搬送装置収容筐体に空気追出し用ガスとして供給する第2のパージガス供給管と、を更に有することを特徴とするものである。
本発明によると、高炉スラグなどのスラグをガス改質器に水蒸気改質反応熱源として投入する際に、燃料ガスの燃焼や爆発を招く空気がガス改質器に入り込むことがないので、CHなどの原料ガスを水蒸気と反応せしめてHなどの燃料ガスに改質するガス改質器にスラグを水蒸気改質反応熱源として安全に投入することができる。
本発明が適用されるガス改質設備の一例を示す図である。 図1に示されるガス改質器にスラグを水蒸気改質反応熱源として投入する場合の方法を説明するための図である。
以下、図面を参照して本発明に係るガス改質器へのスラグ供給方法について説明する。
図1は本発明が適用されるガス改質設備の一例を示す図であり、図1に示されるガス改質設備は、ガス改質器1およびスラグ投入装置7を備えている。
ガス改質器1はCHなどの原料ガスを水蒸気と反応せしめてHなどの燃料ガスに改質するものであって、円筒状に形成された縦型のガス改質器本体2と、このガス改質器本体2の内部に原料ガスと水蒸気との混合ガス(CH+HO)を供給する混合ガス供給管3と、ガス改質器本体2の内部でHやCOに改質したガスを取り出す改質ガス取出管4と、スラグ投入装置7からガス改質器本体2内に投入されたスラグの熱エネルギーにより水蒸気を生成する蒸気発生用熱交換器5とを有している。
一方、スラグ投入装置7は、第1のコンベヤ8、第1の搬送装置収容筐体9、第2のコンベヤ10、第2の搬送装置収容筐体11、第1のスラグ供給路形成体12、スラグ投入路形成体13、第1の開閉ゲート14、第2の開閉ゲート15、第3の開閉ゲート16、第1の排気装置17、第2の排気装置18、第1の燃焼処理器19、第1のパージガス供給管20、第3のコンベヤ21、第3の搬送装置収容筐体22、第2のスラグ供給路形成体23、第4の開閉ゲート24、第5の開閉ゲート25、第3の排気装置26、第4の排気装置27、第2の燃焼処理器28および第2のパージガス供給管29を有している。
第1のコンベヤ8はガス改質器1の頂部に設けられたホッパー30からガス改質器1に投入されるスラグを搬送するものであって、無端状のコンベヤベルト81と、このコンベヤベルト81を駆動するベルト駆動機構(図示せず)とから構成されている。
第1の搬送装置収容筐体9は第1のコンベヤ8を気密に収容するものであって、この第1の搬送装置収容筐体9の図中右側端壁部に第1のスラグ供給路形成体12の一端部が接続されている。
第2のコンベヤ10は第1のコンベヤ8により搬送されたスラグを搬送するものであって、第1のコンベヤ8と同様に、無端状のコンベヤベルト101と、このコンベヤベルト101を駆動するベルト駆動機構(図示せず)とから構成されている。
第2の搬送装置収容筐体11は第2のコンベヤ10を気密に収容するものであって、この第2の搬送装置収容筐体11の図中右側端壁部に第1のスラグ供給路形成体12の他端部が接続されている。
第1のスラグ供給路形成体12は第1のコンベヤ8により搬送されたスラグを第2のコンベヤ10に供給するためのスラグ供給路を第1の搬送装置収容筐体9と第2の搬送装置収容筐体11との間に気密に形成するものであって、この第1のスラグ供給路形成体12により形成されたスラグ供給路の途中に第2の開閉ゲート15が設けられている。
スラグ投入路形成体13は第2のコンベヤ10により搬送されたスラグをガス改質器1に投入するためのスラグ投入路をガス改質器1と第2の搬送装置収容筐体11との間に気密に形成するものであって、このスラグ投入路形成体13の途中に第3の開閉ゲート16が設けられている。
第1の開閉ゲート14は第1の搬送装置収容筐体9に形成された第1のスラグ搬入口を開閉するものであって、図示しないゲート駆動機構により開閉駆動されるようになっている。
第2の開閉ゲート15は第1のスラグ供給路形成体12により形成されたスラグ供給路を開閉するものであって、第1の開閉ゲート14と同様に、図示しないゲート駆動機構により開閉駆動されるようになっている。
第3の開閉ゲート16はスラグ投入路形成体13により形成されたスラグ投入路を開閉するものであって、第1の開閉ゲート14及び第2の開閉ゲート15と同様に、図示しないゲート駆動機構により開閉駆動されるようになっている。
第1の排気装置17は第1の搬送装置収容筐体9に形成された第1のスラグ搬入口から第1の搬送装置収容筐体9に流入した空気を排気するものであって、この第1の排気装置17から排出された空気は、空気供給管31を介して第1の燃焼処理器19に供給されるようになっている。
第2の排気装置18はガス改質器1から第2の搬送装置収容筐体11に流入したHなどの燃料ガスを排気するものであって、この第2の排気装置18から排出された燃料ガスは、燃料ガス供給管32を介して第1の燃焼処理器19に供給されるようになっている。
第1の燃焼処理器19は第1の排気装置17から排出された空気中の酸素と第2の排気装置18から排出された燃料ガスとを燃焼処理するものであって、この第1の燃焼処理器19で発生した燃焼排ガスは、空気追出し用ガスとして第1の搬送装置収容筐体9に第1のパージガス供給管20を介して供給されるようになっている。
第3のコンベヤ21はガス改質器1の頂部に設けられたホッパー30からガス改質器1に投入されるスラグを搬送するものであって、前述した第1のコンベヤ8と並列に配置されている。
第3の搬送装置収容筐体22は第3のコンベヤ21を気密に収容するものであって、この第3の搬送装置収容筐体22の図中右側端壁部に第2のスラグ供給路形成体23の一端部が接続されている。
第2のスラグ供給路形成体23は第3のコンベヤ21により搬送されたスラグを第2のコンベヤ10に供給するためのスラグ供給路を第2の搬送装置収容筐体11と第3の搬送装置収容筐体22との間に気密に形成するものであって、この第2のスラグ供給路形成体23により形成されたスラグ供給路の途中に第5の開閉ゲート25が設けられている。
第4の開閉ゲート24は第3の搬送装置収容筐体22に形成された第2のスラグ搬入口を開閉するものであって、第1の開閉ゲート14、第2の開閉ゲート15及び第3の開閉ゲート16と同様に、図示しないゲート駆動機構により開閉駆動されるようになっている。
第5の開閉ゲート25は第2のスラグ供給路形成体23により形成されたスラグ供給路を開閉するものであって、第1の開閉ゲート14、第2の開閉ゲート15、第3の開閉ゲート16及び第4の開閉ゲート24と同様に、図示しないゲート駆動機構により開閉駆動されるようになっている。
第3の排気装置26は第3の搬送装置収容筐体22に形成された第2のスラグ搬入口から第3の搬送装置収容筐体22に流入した空気を排気するものであって、この第3の排気装置26から排出された空気は、空気供給管33を介して第2の燃焼処理器28に供給されるようになっている。
第4の排気装置27はガス改質器1から第2の搬送装置収容筐体11に流入したHなどの燃料ガスを排気するものであって、この第4の排気装置27から排出された燃料ガスは、燃料ガス供給管34を介して第2の燃焼処理器28に供給されるようになっている。
第2の燃焼処理器28は第3の排気装置26から排出された空気中の酸素と第4の排気装置27から排出された燃料ガスとを燃焼処理するものであって、この第2の燃焼処理器28で発生した燃焼排ガスは、空気追出し用ガスとして第3の搬送装置収容筐体22に第2のパージガス供給管29を介して供給されるようになっている。
図2は図1に示されるガス改質器にスラグを水蒸気改質反応熱源として投入する場合の方法を説明するための図であり、以下、この図を参照して本発明に係るガス改質器へのスラグ投入方法について説明する。
図1に示されるガス改質器1に高炉スラグなどのスラグを水蒸気改質反応熱源として投入する場合は、先ず、第1の開閉ゲート14を開方向に作動させ、第1の搬送装置収容筐体9に形成されたスラグ搬入口を開放する(図2のステップS1参照)。そして、第1の搬送装置収容筐体9に形成された第1のスラグ搬入口から第1のコンベヤ8上にスラグを供給した後、第1の開閉ゲート14を閉方向に作動させる(図2のステップS2,S3参照)。
次に、第1の排気装置17と第2の排気装置18を作動させ、第1の搬送装置収容筐体9に流入した空気と第2の搬送装置収容筐体11に流入した燃料ガスを第1の燃焼処理器19に供給して燃焼処理する(図2のステップS4,S5参照)。そして、第1の搬送装置収容筐体9に流入した空気中の酸素量が零に近い値になったならば、第1の排気装置17と第2の排気装置18の作動を停止し、さらに第2の開閉ゲート15を開方向に作動させた後、第1のコンベヤ8を作動させる(図2のステップS6〜S9参照)。これにより、第1のコンベヤ8上のスラグは第1のスラグ供給路形成体12により形成されたスラグ供給路を通り、第2の搬送装置収容筐体11に収容された第2のコンベヤ10上に搬送される。
このようにして第1のコンベヤ8上のスラグが第2のコンベヤ10上に搬送されたならば、第2の開閉ゲート15を閉方向に作動させる(図2のステップS10参照)。そして、第4の開閉ゲート24を開方向に作動させ、第3の搬送装置収容筐体22に形成されたスラグ搬入口から第3のコンベヤ21上にスラグを供給した後、第4の開閉ゲート24を閉方向に作動させる(図2のステップS11〜S13参照)。
次に、第3の排気装置26と第4の排気装置27を作動させ、第3の搬送装置収容筐体22に流入した空気と第2の搬送装置収容筐体11に流入した燃料ガスを第2の燃焼処理器28に供給して燃焼処理する(図2のステップS14,S15参照)。そして、第3の搬送装置収容筐体22に流入した空気中の酸素量が零に近い値になったならば、第3の排気装置26と第4の排気装置27の作動を停止し、さらに第3の開閉ゲート16を開方向に作動させた後、第2のコンベヤ10を作動させる(図2のステップS16〜S19参照)。これにより、第2のコンベヤ10上のスラグはスラグ投入路形成体13により形成されたスラグ投入路からホッパー30を経てガス改質器1に投入される。
次に、第3の開閉ゲート16を閉方向に作動させ、さらに第5の開閉ゲート25を開方向に作動させた後、第3のコンベヤ21を作動させる(図2のステップS20〜S22参照)。これにより、第3のコンベヤ21上のスラグは第2のスラグ供給路形成体23により形成されたスラグ供給路を通り、第2の搬送装置収容筐体11に収容された第2のコンベヤ10上に搬送される。そして、第3のコンベヤ21上のスラグが第2のコンベヤ10上に搬送されたならば、第5の開閉ゲート25を閉方向に作動させた後(図2のステップS23参照)、上述したステップS1〜S23を繰り返してガス改質器1にスラグを投入する。
上述のように、高炉スラグなどのスラグをガス改質器1に水蒸気改質反応熱源として投入する際に、図1に示したスラグ投入装置7を用いてスラグをガス改質器1に供給すると、燃料ガスの燃焼や爆発を招く空気がガス改質器1に入り込むことがない。したがって、CHなどの原料ガスを水蒸気と反応せしめてHなどの燃料ガスに改質するガス改質器1にスラグを水蒸気改質反応熱源として安全に投入することができる。
また、ガス改質器1にスラグを供給するスラグ投入装置7として、上述した第1のコンベヤ8、第1の搬送装置収容筐体9、第2のコンベヤ10、第2の搬送装置収容筐体11、第1のスラグ供給路形成体12、スラグ投入路形成体13、第1の開閉ゲート14、第2の開閉ゲート15、第3の開閉ゲート16、第1の排気装置17、第2の排気装置18、第1の燃焼処理器19、第1のパージガス供給管20、第3のコンベヤ21、第3の搬送装置収容筐体22、第2のスラグ供給路形成体23、第4の開閉ゲート24、第5の開閉ゲート25、第3の排気装置26、第2の燃焼処理器28および第2のパージガス供給管29を有するものを用いることにより、第1のコンベヤ8上に供給されたスラグと第2のコンベヤ10上に供給されたスラグとをガス改質器1に交互に投入できるので、CHなどの原料ガスを水蒸気と反応せしめてHなどの燃料ガスに改質するガス改質器1にスラグを水蒸気改質反応熱源として安全かつ効率的に投入することができる。
図1及び図2に示した本発明の一実施形態では、第1のコンベヤ8、第2のコンベヤ10および第3のコンベヤ21としてベルト式のコンベヤを例示したが、ベルト式以外のコンベヤを用いてもよい。
また、ガス改質器1にスラグを投入するスラグ投入装置7として、第1のコンベヤ8、第1の搬送装置収容筐体9、第2のコンベヤ10、第2の搬送装置収容筐体11、第1のスラグ供給路形成体12、スラグ投入路形成体13、第1の開閉ゲート14、第2の開閉ゲート15、第3の開閉ゲート16、第1の排気装置17、第2の排気装置18、第1の燃焼処理器19、第1のパージガス供給管20、第3のコンベヤ21、第3の搬送装置収容筐体22、第2のスラグ供給路形成体23、第4の開閉ゲート24、第5の開閉ゲート25、第3の排気装置26、第4の排気装置27、第2の燃焼処理器28および第2のパージガス供給管29を有するものを例示したが、これに限られるものではなく、例えば、第1のコンベヤ8、第1の搬送装置収容筐体9、第2のコンベヤ10、第2の搬送装置収容筐体11、第1のスラグ供給路形成体12、スラグ投入路形成体13、第1の開閉ゲート14、第2の開閉ゲート15、第3の開閉ゲート16、第1の排気装置17、第2の排気装置18、第1の燃焼処理器19および第1のパージガス供給管20のみを有するスラグ投入装置を用いて、ガス改質器1にスラグを投入するようにしてもよい。
1 ガス改質器
2 ガス改質器本体
3 混合ガス供給管
4 改質ガス取出管
5 蒸気発生用熱交換器
7 スラグ投入装置
8 第1のコンベヤ
9 第1の搬送装置収容筐体
10 第2のコンベヤ
11 第2の搬送装置収容筐体
12 第1のスラグ供給路形成体
13 スラグ投入路形成体
14 第1の開閉ゲート
15 第2の開閉ゲート
16 第3の開閉ゲート
17 第1の排気装置
18 第2の排気装置
19 第1の燃焼処理器
20 第1のパージガス供給管
21 第3のコンベヤ
22 第3の搬送装置収容筐体
23 第2のスラグ供給路形成体
24 第4の開閉ゲート
25 第5の開閉ゲート
26 第3の排気装置
27 第4の排気装置
28 第2の燃焼処理器
29 第2のパージガス供給管

Claims (4)

  1. 原料ガスを水蒸気と反応せしめて燃料ガスに改質するガス改質器にスラグを水蒸気改質反応熱源として投入する方法であって、
    前記スラグを搬送する第1の搬送装置と、
    この第1の搬送装置を気密に収容する第1の搬送装置収容筐体と、
    前記第1の搬送装置により搬送されたスラグを搬送する第2の搬送装置と、
    この第2の搬送装置を気密に収容する第2の搬送装置収容筐体と、
    前記第1の搬送装置により搬送されたスラグを前記第2の搬送装置に供給するためのスラグ供給路を前記第1の搬送装置収容筐体と前記第2の搬送装置収容筐体との間に気密に形成する第1のスラグ供給路形成体と、
    前記第2の搬送装置により搬送されたスラグを前記ガス改質器に投入するためのスラグ投入路を前記ガス改質器と前記第2の搬送装置収容筐体との間に気密に形成するスラグ投入路形成体と、
    前記第1の搬送装置収容筐体に形成された第1のスラグ搬入口を開閉する第1の開閉ゲートと、
    前記第1のスラグ供給路形成体により形成されたスラグ供給路を開閉する第2の開閉ゲートと、
    前記スラグ投入路形成体により形成されたスラグ投入路を開閉する第3の開閉ゲートと、
    前記第1の搬送装置収容筐体に流入した空気を排気する第1の排気装置と、
    前記第2の搬送装置収容筐体に流入した燃料ガスを排気する第2の排気装置と、
    前記第1の排気装置から排出された空気中の酸素と前記第2の排気装置から排出された燃料ガスとを燃焼処理する第1の燃焼処理器と、
    この第1の燃焼処理器で発生した燃焼排ガスを前記第1の搬送装置収容筐体に空気追出し用ガスとして供給する第1のパージガス供給管と、
    を有するスラグ投入装置を用いて、前記スラグを前記ガス改質器に投入するようにしたことを特徴とするガス改質器へのスラグ投入方法。
  2. 前記第1の搬送装置と並列に配置された第3の搬送装置と、
    この第3の搬送装置を気密に収容する第3の搬送装置収容筐体と、
    前記第3の搬送装置により搬送されたスラグを前記第2の搬送装置に供給するスラグ供給路を前記第3の搬送装置収容筐体と前記第2の搬送装置収容筐体との間に気密に形成する第2のスラグ供給路形成体と、
    前記第3の搬送装置収容筐体に形成された第2のスラグ搬入口を開閉する第4の開閉ゲートと、
    前記第2のスラグ供給路形成体により形成されたスラグ供給路を開閉する第5の開閉ゲートと、
    前記第3の搬送装置収容筐体に流入した空気を排気する第3の排気装置と、
    前記第2の搬送装置収容筐体に流入した燃料ガスを排気する第4の排気装置と、
    前記第3の排気装置から排出された空気中の酸素と前記第4の排気装置から排出された燃料ガスとを燃焼処理する第2の燃焼処理器と、
    この第2の燃焼処理器で発生した燃焼排ガスを前記第3の搬送装置収容筐体に空気追出し用ガスとして供給する第2のパージガス供給管と、
    を更に有するスラグ投入装置を用いて、前記スラグを前記ガス改質器に投入するようにしたことを特徴とする請求項1記載のガス改質器へのスラグ投入方法。
  3. 原料ガスを水蒸気と反応せしめて燃料ガスに改質するガス改質器にスラグを水蒸気改質反応熱源として投入するときに用いられるスラグ投入装置であって、
    前記スラグを搬送する第1の搬送装置と、
    この第1の搬送装置を気密に収容する第1の搬送装置収容筐体と、
    前記第1の搬送装置により搬送されたスラグを搬送する第2の搬送装置と、
    この第2の搬送装置を気密に収容する第2の搬送装置収容筐体と、
    前記第1の搬送装置により搬送されたスラグを前記第2の搬送装置に供給するためのスラグ供給路を前記第1の搬送装置収容筐体と前記第2の搬送装置収容筐体との間に気密に形成する第1のスラグ供給路形成体と、
    前記第2の搬送装置により搬送されたスラグを前記ガス改質器に投入するためのスラグ投入路を前記ガス改質器と前記第2の搬送装置収容筐体との間に気密に形成するスラグ投入路形成体と、
    前記第1の搬送装置収容筐体に形成された第1のスラグ搬入口を開閉する第1の開閉ゲートと、
    前記第1のスラグ供給路形成体により形成されたスラグ供給路を開閉する第2の開閉ゲートと、
    前記スラグ投入路形成体により形成されたスラグ投入路を開閉する第3の開閉ゲートと、
    前記第1の搬送装置収容筐体に流入した空気を排気する第1の排気装置と、
    前記第2の搬送装置収容筐体に流入した燃料ガスを排気する第2の排気装置と、
    前記第1の排気装置から排出された空気中の酸素と前記第2の排気装置から排出された燃料ガスとを燃焼処理する第1の燃焼処理器と、
    この第1の燃焼処理器で発生した燃焼排ガスを前記第1の搬送装置収容筐体に空気追出し用ガスとして供給する第1のパージガス供給管と、
    を有することを特徴とするスラグ投入装置。
  4. 前記第1の搬送装置と並列に配置された第3の搬送装置と、
    この第3の搬送装置を気密に収容する第3の搬送装置収容筐体と、
    前記第3の搬送装置により搬送されたスラグを前記第2の搬送装置に供給するスラグ供給路を前記第3の搬送装置収容筐体と前記第2の搬送装置収容筐体との間に気密に形成する第2のスラグ供給路形成体と、
    前記第3の搬送装置収容筐体に形成された第2のスラグ搬入口を開閉する第4の開閉ゲートと、
    前記第2のスラグ供給路形成体により形成されたスラグ供給路を開閉する第5の開閉ゲートと、
    前記第3の搬送装置収容筐体に流入した空気を排気する第3の排気装置と、
    前記第2の搬送装置収容筐体に流入した燃料ガスを排気する第4の排気装置と、
    前記第3の排気装置から排出された空気中の酸素と前記第4の排気装置から排出された燃料ガスとを燃焼処理する第2の燃焼処理器と、
    この第2の燃焼処理器で発生した燃焼排ガスを前記第3の搬送装置収容筐体に空気追出し用ガスとして供給する第2のパージガス供給管と、
    を更に有することを特徴とする請求項3記載のスラグ投入装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN102826508A (zh) * 2012-08-29 2012-12-19 中国科学院过程工程研究所 一种利用冶金熔渣余热重整富含甲烷的可再生资源制氢方法
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CN113816337A (zh) * 2021-10-25 2021-12-21 上海驰春节能科技有限公司 基于液态冶金渣显热的天然气水蒸气重整制氢的装置及方法

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