JP2010159246A - 化合物 - Google Patents

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JP2010159246A JP2009273224A JP2009273224A JP2010159246A JP 2010159246 A JP2010159246 A JP 2010159246A JP 2009273224 A JP2009273224 A JP 2009273224A JP 2009273224 A JP2009273224 A JP 2009273224A JP 2010159246 A JP2010159246 A JP 2010159246A
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Abstract

【課題】溶解性及び分光濃度に優れる化合物を提供する。
【解決手段】式(I)で表される化合物。式(I)中、R〜R18は、それぞれ独立に、水素原子、ハロゲン原子、炭素数1〜8の脂肪族炭化水素基又はニトロ基を表す。R19及びR20は、それぞれ独立に、水素原子、メチル基などを表す。R21〜R25は、それぞれ独立に、水素原子、置換されていてもよい炭素数1〜8の脂肪族炭化水素基などを表す。R26及びR27は、それぞれ独立に、水素原子又はメチル基を表す。
Figure 2010159246

【選択図】図1

Description

本発明は、染料として有用な化合物に関するものである。
従来から金属錯塩化合物などの色素は、様々な分野(例えば、繊維材料、液晶表示装置など)で反射光又は透過光を利用して色表示するために使用されている。例えば、特許文献1には、下記式で表される、アゾ化合物を配位子としたクロム錯塩化合物が記載されている。
Figure 2010159246
特開昭55−092768号
従来の化合物は、溶解性及び分光濃度が十分ではない場合があった。
そこで本発明者らは、上記課題について鋭意検討した結果、ある種の化合物が溶解性及び分光濃度に優れることを見出し、本発明に至った。
すなわち本発明は、式(I)で表される化合物である。
Figure 2010159246
〔式(I)中、R及びRは、それぞれ独立に、ヒドロキシ基または−NHR33を表す。
33は、水素原子、置換されていてもよい炭素数1〜8の脂肪族炭化水素基、シクロヘキシル基、アルキル部分の炭素数1〜4のアルキルシクロヘキシル基、炭素数2〜15の脂肪族アルコキシアルキル基、−R31−CO−O−R32、−R31−O−CO−R32、又は炭素数7〜10のアラルキル基を表す。
31は、炭素数1〜8の2価の脂肪族炭化水素基を表し、R32は、炭素数1〜8の1価の脂肪族炭化水素基を表す。
〜R18は、それぞれ独立に、水素原子、ハロゲン原子、炭素数1〜8の脂肪族炭化水素基又はニトロ基を表す。
19及びR20は、それぞれ独立に、水素原子、メチル基、エチル基又はアミノ基を表す。
21〜R25は、それぞれ独立に、水素原子、置換されていてもよい炭素数1〜8の脂肪族炭化水素基又は置換されていてもよい炭素数6〜10の芳香族炭化水素基を表す。
26及びR27は、それぞれ独立に、水素原子又はメチル基を表す。〕
また本発明は、R及びRが、それぞれ独立に、ヒドロキシ基又はNHR33であり、R33が水素原子又は炭素数1〜8の脂肪族炭化水素基である上記化合物である。
また本発明は、R〜R18のうち少なくとも1個がニトロ基である上記化合物である。
また本発明は、R25が炭素数1〜8の脂肪族炭化水素基である上記化合物である。
本発明の化合物は、溶解性及び分光濃度に優れる。
実施例の透過率を示すグラフである。
本発明の化合物は、式(I)で表される。
式(I)で表される化合物は、アニオン部分のクロム錯イオンと、カチオン部分のローダミン化合物に由来するカチオンからなる。
Figure 2010159246
〔式(I)中、R及びRは、それぞれ独立に、ヒドロキシ基または−NHR33を表す。
33は、水素原子、置換されていてもよい炭素数1〜8の脂肪族炭化水素基、シクロヘキシル基、アルキル部分の炭素数1〜4のアルキルシクロヘキシル基、炭素数2〜15の脂肪族アルコキシアルキル基、−R31−CO−O−R32、−R31−O−CO−R32、又は炭素数7〜10のアラルキル基を表す。
31は、炭素数1〜8の2価の脂肪族炭化水素基を表し、R32は、炭素数1〜8の1価の脂肪族炭化水素基を表す。
〜R18は、それぞれ独立に、水素原子、ハロゲン原子、炭素数1〜8の脂肪族炭化水素基又はニトロ基を表す。
19及びR20は、それぞれ独立に、水素原子、メチル基、エチル基又はアミノ基を表す。
21〜R25は、それぞれ独立に、水素原子、置換されていてもよい炭素数1〜8の脂肪族炭化水素基又は置換されていてもよい炭素数6〜10の芳香族炭化水素基を表す。
26及びR27は、それぞれ独立に、水素原子又はメチル基を表す。〕
式(I)で表される化合物は、スルホ基、スルファモイル基、N−置換スルファモイル基を有することにより、水溶性及び油溶性を兼ね備えることができる。油溶性を向上させるために、式(I)中、R及びRが、それぞれ独立に、ヒドロキシ基または−NHR33であり、R33が水素原子又は置換されていてもよい炭素数1〜8の脂肪族炭化水素基であることが好ましい。
式(I)で表される化合物は、ニトロ基を有することにより、耐熱性を向上することができる。そのため、式(I)中、R〜R18のうち、少なくとも1個がニトロ基であることが好ましい。
式(I)で表される化合物は、油溶性を向上させるために、式(I)中、R25が、炭素数1〜8の脂肪族炭化水素基であることが好ましい。
前記の置換されていてもよい炭素数1〜8の脂肪族炭化水素基としては、具体的には、メチル基、エチル基、n−プロピル基、イソプロピル基、N−ブチル基、sec−ブチル基、tert−ブチル基、n−ペンチル基、n−ヘキシル基、n−ヘプチル基、n−オクチル基、デキシル基、1−メチルブチル基、1,1,3,3−テトラメチルブチル基、1,5−ジメチルヘキシル基、1,6−ジメチルヘプチル基、2−エチルヘキシル基および1,1,5,5−テトラメチルヘキシル基が挙げられる。
アルキル部分の炭素数1〜4のアルキルシクロヘキシル基としては、2−メチルシクロヘキシルキ基、2−エチルシクロヘキシル基、2−n−プロピルシクロヘキシル基、2−イソプロピルシクロヘキシル基、2−n−ブチルシクロヘキシル基、4−メチルシクロヘキシルキ基、4−エチルシクロヘキシル基、4−n−プロピルシクロヘキシル基、4−イソプロピルシクロヘキシル基、4−n−ブチルシクロヘキシル基などが挙げられる。
炭素数2〜15のアルコキシアルキル基としては、メトキシメチル基、メトキシエチル基、メトキシ−n−プロピル基、メトキシ−n−ブチル基、メトキシ−n−ペンチル基、1−エトキシ−n−プロピル基、2−エトキシ−n−プロピル基、1−エトキシ−イソプロピル基、2−エトキシ−イソプロピル基、1−イソプロポキシ−n−プロピル基、2−イソプロポキシ−n−プロピル基、1−イソプロポキシ−イソプロピル基、2−イソプロポキシ−イソプロピル基、オクチルオキシ−n−プロピル基、3−エトキシ−n−プロピル基、3−(2−エチルヘキシルオキシ)プロピル基などが挙げられ、好ましくは1−エトキシ−n−プロピル基、オクチルオキシ−n−プロピル基、3−エトキシ−n−プロピル基、3−(2−エチルヘキシルオキシ)プロピル基が挙げられる。
−R31−CO−O−R32及び−R31−O−CO−R32(R31は、炭素数1〜8の2価の脂肪族炭化水素基を表し、R32は、炭素数1〜8の1価の脂肪族炭化水素基を表す。)は、カルボキシ基を有する炭素数2〜9の脂肪族炭化水素基と、ヒドロキシ基を有する炭素数1〜8の脂肪族炭化水素との脱水縮合により得られるエステル結合を有する炭素数4〜10の基や、ヒドロキシ基を有する炭素数1〜8の脂肪族炭化水素基と、カルボキシ基を有する炭素数2〜9の脂肪族炭化水素との脱水縮合により得られるエステル結合を有する基である。−R31−CO−O−R32及び−R31−O−CO−R32の炭素数は、4〜10であることが好ましい。
カルボキシ基を有する炭素数2〜9の脂肪族炭化水素としては、酢酸、プロピオン酸、酪酸、イソ酪酸、吉草酸、イソ吉草酸、カプロン酸、エナント酸、カプリル酸、ペラルゴン酸などが挙げられ、好ましくは酢酸、プロピオン酸、酪酸が挙げられる。
前記のカルボキシ基を有する炭素数2〜9の脂肪族炭化水素基としては、前記のカルボキシ基を有する炭素数2〜9の脂肪族炭化水素から水素原子を1個除いたものが挙げられる。
前記のヒドロキシ基を有する炭素数1〜8の脂肪族炭化水素としては、メタノール、エタノール、n−プロパノール、イソプロパノール、n−ブタノール、イソブタノール、sec−ブタノール、tert−ブタノール、n−ペンタノール、1−メチル−n−ブタノール、2−メチル−n−ブタノール、3−メチル−n−ブタノール、n−ヘキサノール、n−ヘプタノール、n−オクタノールなどが挙げられ、好ましくはメタノール、エタノール、n−プロパノール、イソプロパノール、n−ブタノール、イソブタノール、sec−ブタノール、tert−ブタノールが挙げられる。
前記のヒドロキシ基を有する炭素数1〜8の脂肪族炭化水素基は、前記のヒドロキシ基を有する炭素数1〜8の脂肪族炭化水素から水素原子を1個除いたものが挙げられる。
前記のカルボキシ基を有する炭素数2〜9の脂肪族炭化水素基と、ヒドロキシ基を有する炭素数1〜8の脂肪族炭化水素との脱水縮合により得られるエステル結合を有する炭素数4〜10の基としては、酢酸プロピル基、酢酸ブチル基、酢酸ペンチル基、酢酸へキシル基、酢酸へプチル基、酪酸エチル基、酪酸イソプロピル基、酪酸ブチル基、酪酸ペンチル基、酪酸へキシル基、酪酸へプチル基、酪酸オクチル基、吉草酸メチル基、吉草酸エチル基、吉草酸イソプロピル基、吉草酸イソブチル基、吉草酸ペンチル基、吉草酸ヘキシル基、吉草酸へプチル基、カプロン酸メチル基、カプロン酸エチル基、カプロン酸プロピル基、カプロン酸ブチル基、カプロン酸ヘキシル基、エナント酸メチル基、エナント酸エチル基、エナント酸イソプロピル基、エナント酸イソブチル基、エナント酸ペンチル基、カプリル酸メチル基、カプリル酸エチル基、カプリル酸プロピル基、カプリル酸イソプロピル基、カプリル酸ブチル基、カプリル酸イソブチル基、ペラルゴン酸メチル基、ペラルゴン酸エチル基、ペラルゴン酸プロピル基、ペラルゴン酸イソプロピル基などが挙げられ、好ましくは酢酸プロピル基、酢酸ブチル基、酪酸エチル基、酪酸ブチル基、酪酸ペンチル基、酢酸へキシル基、吉草酸メチル基、吉草酸エチル基、吉草酸イソプロピル基、吉草酸イソブチル基が挙げられる。
また、前記のカルボキシ基を有する炭素数2〜9の脂肪族炭化水素基やカルボキシ基を有する炭素数2〜9の脂肪族炭化水素において、該カルボキシ基を、−CO−Cl基に代えることにより、ヒドロキシ基を有する炭素数1〜8の脂肪族炭化水素やヒドロキシ基を有する炭素数1〜8の脂肪族炭化水素基との脱塩酸縮合によって、エステル結合を有する炭素数4〜10の基を得ることもできる。
前記の炭素数7〜10のアラルキル基としては、ベンジル基、フェネチル基および1−メチル−3−フェニルプロピル基が挙げられる。
前記の置換されていてもよい炭素数6〜10の芳香族炭化水素としては、フェニル基、o−トルイル基、m−トルイル基、p−トルイル基、ナフチル基などが挙げられる。
式(I)で表される化合物のうちで、アニオン部分のクロム錯塩において配位子となるピラゾールアゾ化合物の好ましい例としては、式(I−1)〜(I−136)が挙げられる。
Figure 2010159246
Figure 2010159246
Figure 2010159246
Figure 2010159246
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式(I)で表される化合物のうちで、カチオン部分となるローダミン化合物の好ましい例としては、式(II−1)〜(II−146)が挙げられる。
Figure 2010159246
Figure 2010159246
Figure 2010159246
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Figure 2010159246
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Figure 2010159246
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式(I)で表される化合物の配位子となるピラゾールアゾ化合物は、染料分野でよく知られているように、ジアゾニウム塩とピラゾール化合物とをカップリングすることにより製造できる。例えば、式(a)で表されるアミン類(ジアゾ成分)を、亜硝酸、亜硝酸塩又は亜硝酸エステルによりジアゾ化することによって得られる式(b)で表される化合物を、前記ジアゾニウム塩として使用できる。
Figure 2010159246
(式(a)及び(b)中、R11〜R14は式(I)におけるものと同じ意味を表す。
は、無機又は有機アニオンを表す。)
前記の無機又は有機アニオンとしては、フッ化物イオン、塩化物イオン、臭化物イオン、ヨウ化物イオン、過塩素酸イオン、次亜塩素酸イオン、CH−COO、Ph−COOなどが挙げられ、好ましくは塩化物イオン、臭化物イオン、CH−COO挙げられる。
そして式(b)で表されるジアゾニウム塩と、式(c)で表されるピラゾール化合物(カップリング成分)とを、水性溶媒中20〜60℃で反応させることにより、式(I)で表される化合物の配位子となるピラゾールアゾ化合物(以下「ピラゾールアゾ化合物(I)」という場合がある。)を製造することができる。
Figure 2010159246
(式(c)中、R〜R及びR19は、式(I)におけるものと同じ意味を表す)
に−NHR33を有するピラゾールアゾ化合物(I)は、スルファモイル基又はN−置換スルファモイル基を有するアミン類(a)を用いることによっても製造できるが、スルホ基を有するアミン類(a)を用いてカップリング反応を行った後に、スルホ基をスルホンアミド化して製造することが好ましい。例えば、式(I)においてスルホ基を有する化合物(以下、「アゾスルホン酸(I)」という)を合成しておき、ハロゲン化チオニル化合物によってスルホ基(−SOH)をスルホニルハライド化(−SOX;Xはハロゲン原子)してスルホニルハライド化合物を得て、次いでスルホニルハライド化合物とアミンとを反応させることによって、スルホ基をスルホンアミド化してピラゾールアゾ化合物(I)を製造することができる。
アゾスルホン酸(I)の好ましい例としては、式(I−1)〜(I−5)で表される化合物が挙げられ、特に好ましい例としては、式(I−1)及び(I−2)で表される化合物が挙げられる。ハロゲン化チオニル化合物としては、弗化チオニル、塩化チオニル、臭化チオニル、沃化チオニルなどが挙げられ、好ましくは塩化チオニル、臭化チオニルなどが挙げられ、特に好ましくは塩化チオニルが挙げられる。ハロゲン化チオニルの使用量は、アゾスルホン酸(I)1モルに対して、例えば、1〜10モル程度である。なお反応系中に水が持ち込まれる場合は、ハロゲン化チオニル化合物を過剰に使用することが好ましい。
スルホニルハライド化は、溶媒中で行われる。溶媒としては、例えば、1,4−ジオキサンなどのエーテル類(特に好ましくは環状エーテル類);クロロホルム、塩化メチレン、四塩化炭素、1,2−ジクロロエタン、ジクロロエチレン、トリクロロエチレン、パークロロエチレン、ジクロロプロパン、塩化アミル、1,2−ジブロモエタンなどのハロゲン化炭化水素類などが使用できる。溶媒の使用量は、アゾスルホン酸(I)1質量部に対して、例えば、3質量部以上(好ましくは5質量部以上)、10質量部以下(好ましくは8質量部以下)である。
またスルホニルハライド化では、N,N−ジアルキルホルムアミド(例えば、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジエチルホルムアミドなど)を併用することが好ましい。N,N−ジアルキルホルムアミドを用いる場合、その使用量は、ハロゲン化チオニル化合物1モルに対して、例えば、0.05〜1モルである。アゾスルホン酸(I)とN,N−ジアルキルホルムアミドとを溶媒中で予め混合した後、ハロゲン化チオニル化合物を添加すると、発熱を抑制することができる。
スルホニルハライド化における反応温度は、例えば、0℃以上、好ましくは30℃以上、70℃以下、好ましくは60℃以下である。反応時間は、例えば、0.5時間以上、好ましくは3時間以上、8時間以下、好ましくは5時間以下である。
上記のようにして調製されたスルホニルハライド化合物は、単離してからアミンと反応させてもよく、単離することなく反応混合物のままでアミンと反応させてもよい。なお単離する場合には、例えば、反応混合物と水とを混合し、析出した結晶を濾取すればよい。取得したスルホニルハライド化合物の結晶は、アミンとの反応前に、必要に応じて水洗及び乾燥してもよい。なお本明細書では、このアミンを、後述の塩基性触媒と区別するため、以下、反応性アミンという場合がある。
反応性アミンとしては、例えば、1級アミンが挙げられ、該1級アミンは、HN−R33で表される(R33は前記と同じ)。
N−R33の具体例には、n−プロピルアミン、n−ブチルアミン、n−ヘキシルアミン、ジメチルヘキシルアミン(1,5−ジメチルヘキシルアミンなど)、テトラメチルブチルアミン(1,1,3,3−テトラメチルブチルアミンなど)、エチルヘキシルアミン(2−エチルヘキシルアミンなど)、アミノフェニルブタン(3−アミノ−1−フェニルブタンなど)、イソプロポキシプロピルアミンなどが含まれる。反応性アミンの使用量は、スルホニルハライド化合物1モルに対して、2モル以上、10モル以下、好ましくは7モル以下である。
スルホニルハライド化合物と反応性アミンとの添加順は特に限定されないが、スルホニルハライド化合物に反応性アミンを添加(滴下)することが多い。またスルホニルハライド化合物と反応性アミンとの反応は、溶媒中で行うことが好ましい。溶媒としては、スルホニルハライド化合物を調製するときと同様の溶媒が使用できる。
またスルホニルハライド化合物と反応性アミンとの反応は、好ましくは、塩基性触媒の存在下で行われる。塩基性触媒としては、例えば3級アミン(トリエチルアミン、トリエタノールアミンなどの脂肪族3級アミン;ピリジンなどの芳香族3級アミン)、及び2級アミン(ジエチルアミンなどの脂肪族2級アミン;ピペリジンなどの環状脂肪族2級アミン)などが挙げられる。これらの中でも、3級アミン、特にトリエチルアミンなどの脂肪族3級アミンが好ましい。塩基性触媒の使用量は、反応性アミンに対して、1.1モル以上、6モル以下、好ましくは1.1モル以上、5モル以下である。
スルホニルハライド化合物に反応性アミンと塩基性触媒とを添加する場合、塩基性触媒の添加タイミングは特に限定されず、反応性アミンの添加前及び添加後のどちらであってもよく、反応性アミンと同じタイミングで添加してもよい。また反応性アミンと予め混合してから添加してもよく、反応性アミンとは別に添加してもよい。
スルホニルハライド化合物と反応性アミンとの反応温度は、例えば、0℃以上、50℃以下、好ましくは0℃以上、30℃以下である。また反応時間は、1〜5時間である。
反応混合物から目的化合物であるピラゾールアゾ化合物(I)を取得する方法は特に限定されず、公知の種々の手法が採用できる。例えば、反応混合物を酸(酢酸)及び水と共に混合し、析出した結晶を濾取することが好ましい。前記酸と水は、予め酸の水溶液を調製してから、反応混合物を前記水溶液に添加することが好ましい。反応混合物を添加するときの温度は、10℃以上、好ましくは20℃以上50℃以下、好ましくは30℃以下である。また添加後は、同温度で0.5〜2時間攪拌することが好ましい。濾取した結晶は、水などで洗浄し、次いで乾燥する。また必要に応じて、再結晶などの公知の手法によってさらに精製してもよい。
式(I)で表される化合物のアニオン部分となるクロム錯塩はピラゾールアゾ化合物(I)とクロム化合物とを、水性溶媒中70〜100℃で反応させることにより、製造することができる。ピラゾールアゾ化合物(I)とクロム化合物とを、2:1〜4:1のモル比で反応させることが好ましい。
前記のクロム化合物としては、ギ酸クロム、酢酸クロム、塩化クロム、フッ化クロムなどが挙げられ、好ましくはギ酸クロム、酢酸クロムなどが挙げられる。
式(I)で表される化合物はアニオン部分のクロム錯塩とカチオン部分のローダミン化合物とを、溶媒中で塩交換反応をさせることにより、製造することができる。アニオン部分のクロム錯塩とカチオン部分のローダミン化合物とを、1:1〜1:4のモル比で反応させることが好ましい。
式(I)で表される化合物としては、例えば下記式の化合物が挙げられる。
Figure 2010159246
Figure 2010159246
式(I)で表される化合物は、溶剤への高い溶解性を示す。溶剤としては、水や有機溶剤が挙げられる。前記の有機溶剤としては、種々のものがあるが、例えば、カルボニル基を有する溶剤やヒドロキシ基を有する溶剤が好ましく用いられる。前記のカルボニル基を有する溶剤としては、ピルビン酸エチル、アセト酢酸エチル、ジアセトンアルコールなどが挙げられ、好ましくはジアセトンアルコールが挙げられる。前記のヒドロキシ基を有する溶剤としては、メタノール、エタノール、1−プロパノ−ル、イソプロパノ−ルなどが挙げられ、好ましくはメタノールが挙げられる。
式(I)で表される化合物は、高い溶解性、及び高い分光濃度を示すので、反射光又は透過光を利用して色表示する、繊維材料、液晶表示装置などに用いることができる。
以下、実施例を挙げて本発明をより具体的に説明するが、本発明は以下の実施例によって制限を受けるものではない。なお実施例及び比較例中の「%」及び「部」は、特記されない限り、質量%及び質量部である。
実施例1
式(a−1)で表される2−アミノ−4−ニトロフェノール10.5部に水80部を加えた後、氷冷下、35%塩酸16.3部を少しずつ加えて溶解させ、20%亜硝酸ナトリウム水溶液24.7部を加え、2時間撹拌し、ジアゾニウム塩を含む懸濁液を得た。
Figure 2010159246
式(c−1)で表される3−メチル−1−(4−スルホフェニル)−5−ピラゾロン19部に水65部と水酸化ナトリウム3部を加えた後、氷冷下、10%酢酸ナトリウム水溶液100部を加えて、ピラゾロン溶液を得た。
Figure 2010159246
以下の操作は氷冷下で行った。前記ピラゾロン溶液を撹拌しながら、前記ジアゾニウム塩を含む懸濁液を15分かけてポンプで滴下した。滴下終了後、さらに30分間撹拌することで暗色溶液を得た。精製塩(塩化ナトリウム)20部を反応溶液に加えて、1時間攪拌した。濾過して得た赤色固体を減圧下60℃で乾燥し、式(I−5)で表されるアゾ化合物を27.1部(収率95%)得た。
Figure 2010159246
得られた式(I−5)で表されるアゾ化合物18.2部に水150部とジメチルホルムアミド100部とを加え溶解した後、ギ酸クロム2.8部を加え、100℃で5時間加熱し、撹拌することで暗色溶液を得た。25℃に冷却後、20%水酸化ナトリウム水溶液12部を加え、30分間撹拌後、精製塩(塩化ナトリウム)60部を反応溶液に加えて、30分間撹拌した。濾過して得た暗色固体を減圧下60℃で乾燥し、式(d−1)で表されるクロム錯塩を13.0部(収率95%)得た。
Figure 2010159246
得られた式(d−1)で表されるクロム錯塩9.1部にメタノール200部とジメチルホルムアミド100部を加え溶解した後、式(II−113)で表されるローダミン化合物4.8部を加え、30分間撹拌することで暗赤色溶液を得た。減圧下50℃で濃縮し、暗色固体を得た。得られた暗色固体に水250部を加え、濾過して得た暗色固体を減圧下60℃で乾燥し、式(e−1)で表される化合物を10.6部(収率76%)得た。式(e−1)で表される化合物の透過率を、紫外可視分光光度計(V‐650DS;日本分光社製)(石英セル、光路長;1cm)を用いて測定した。図1は、式(e−1)で表される化合物の透過率を示すグラフである。縦軸は透過率(%)を、横軸は波長(nm)を表す。
式(e−1)で表される化合物の構造は、元素分析によって決定した。分析機器はICP発光分析装置(ICPS−8100;(株)島津製作所製)を使用した。
C58.0 H5.1 N9.7 Cr1.11
Figure 2010159246
Figure 2010159246
実施例2
式(a−1)で表される2−アミノ−4−ニトロフェノールを式(a−2)で表される2−アミノ−5−ニトロフェノールに替える以外は実施例1と同様にして式(e−2)で表される化合物を得た。式(e−2)で表される化合物の透過率を、紫外可視分光光度計(V‐650DS;日本分光社製)(石英セル、光路長;1cm)を用いて測定した。図1は、式(e−2)で表される化合物の透過率を示すグラフである。縦軸は透過率(%)を、横軸は波長(nm)を表す。
式(e−2)で表される化合物の構造は、元素分析によって決定した。分析機器はICP発光分析装置(ICPS−8100;(株)島津製作所製)を使用した。
C53.1 H4.1 N9.0 Cr3.18
Figure 2010159246
Figure 2010159246
比較例1
特許文献1に記載の式(d−1)で表される化合物0.35gを乳酸エチルに溶解して体積を250cmとし、そのうちの2cmをイオン交換水で希釈して体積を100cmとして(濃度:0.028g/L)、紫外可視分光光度計(V‐650DS;日本分光社製)(石英セル、光路長;1cm)を用いて吸収スペクトルを測定した。
Figure 2010159246
[分光濃度]
実施例1、2及び比較例1で得られた化合物を乳酸エチルに溶解して体積を250cmとし、そのうちの2cmを水で希釈して体積を100cmとして(濃度:0.028g/L)、紫外可視分光光度計(V‐650DS;日本分光社製)〔石英セル、セルの長さは1cm〕を用いて吸収スペクトルを測定した。結果を、表1に示す。
[溶解性]
実施例1、2及び比較例1で得られた化合物のジアセトンアルコール(以下、DAAと略すことがある)への溶解度を、以下のようにして求めた:
50mLサンプル管中、各化合物が、それぞれ濃度1%(W/V)及び3%(W/V)の混合割合となるようにDAAと混合し、密栓後40℃で10分間超音波振とう機で振とうさせた。ついで室温で30分間放置後、濾過し、その濾液を目視にて不溶物の有無を確認した。
1%(W/V)調整の混合溶液にて不溶物があるものを溶解度1%以下とし×で、1%(W/V)調整の混合溶液にて不溶物がなく、3%(W/V)調整の混合溶液にて不溶物があるものを溶解度1〜3%未満とし△で、3%(W/V)調整の混合溶液にて不溶物がないものを溶解度3%以上とし○で表した。結果を、表1に示す。
Figure 2010159246
表1の結果から、実施例の化合物は高い分光濃度と溶解性とを合せ持つことがわかる。
本発明の化合物は、溶解性及び分光濃度に優れる。

Claims (4)

  1. 式(I)で表される化合物。
    Figure 2010159246
    〔式(I)中、R及びRは、それぞれ独立に、ヒドロキシ基または−NHR33を表す。
    33は、水素原子、置換されていてもよい炭素数1〜8の脂肪族炭化水素基、シクロヘキシル基、アルキル部分の炭素数1〜4のアルキルシクロヘキシル基、炭素数2〜15の脂肪族アルコキシアルキル基、−R31−CO−O−R32、−R31−O−CO−R32、又は炭素数7〜10のアラルキル基を表す。
    31は、炭素数1〜8の2価の脂肪族炭化水素基を表し、R32は、炭素数1〜8の1価の脂肪族炭化水素基を表す。
    〜R18は、それぞれ独立に、水素原子、ハロゲン原子、炭素数1〜8の脂肪族炭化水素基又はニトロ基を表す。
    19及びR20は、それぞれ独立に、水素原子、メチル基、エチル基又はアミノ基を表す。
    21〜R25は、それぞれ独立に、水素原子、置換されていてもよい炭素数1〜8の脂肪族炭化水素基又は置換されていてもよい炭素数6〜10の芳香族炭化水素基を表す。
    26及びR27は、それぞれ独立に、水素原子又はメチル基を表す。〕
  2. 及びRが、それぞれ独立に、ヒドロキシ基又は−NHR33であり、R33が水素原子又は炭素数1〜8の脂肪族炭化水素基である請求項1記載の化合物。
  3. 〜R18のうち少なくとも1個がニトロ基である請求項1又は2記載の化合物。
  4. 25が炭素数1〜8の脂肪族炭化水素基である請求項1〜3記載の化合物。
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