JP2010157783A - 通信装置、通信システム、送信装置、受信装置、通信方法、プログラム及びデータ構造 - Google Patents
通信装置、通信システム、送信装置、受信装置、通信方法、プログラム及びデータ構造 Download PDFInfo
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Abstract
【課題】ポート毎のコストを抑制し、かつ装置内の物理的故障や転送設定ミスによる障害が発生している通信装置を検出する。
【解決手段】運用保守管理フレームの送信元、宛先として、通信装置のポート100−1〜100−Nを設定する。共通運用保守管理部200は、運用保守管理フレームを他のポート100−1〜100−Nに出力することを示す折り返し情報を付加し、ポート100−1〜100−Nは、運用保守管理フレームに折り返し情報が付加されている場合に、運用保守管理フレームを他のポート100−1〜100−Nに出力する。さらに、ポート100−1〜100−Nは、他の通信装置から受信した運用保守管理フレームが自ポート宛でない場合に運用保守管理フレームを宛先のポートに出力する。
【選択図】図2
【解決手段】運用保守管理フレームの送信元、宛先として、通信装置のポート100−1〜100−Nを設定する。共通運用保守管理部200は、運用保守管理フレームを他のポート100−1〜100−Nに出力することを示す折り返し情報を付加し、ポート100−1〜100−Nは、運用保守管理フレームに折り返し情報が付加されている場合に、運用保守管理フレームを他のポート100−1〜100−Nに出力する。さらに、ポート100−1〜100−Nは、他の通信装置から受信した運用保守管理フレームが自ポート宛でない場合に運用保守管理フレームを宛先のポートに出力する。
【選択図】図2
Description
本発明は、フレームを送信する送信装置と前記フレームを受信する受信装置とを備える通信装置、通信システム、送信装置、受信装置、通信方法、プログラム及びデータ構造に関する。
近年、パケットネットワーク上でさまざまなサービスが提供されるようになりつつある。ネットワークのサービス事業者は、加入者に対して常に安定したサービスを提供するために、例えば、通信回線の運用保守管理(OAM:Operation Administration and Maintenance)を行う必要がある。そのために、非特許文献1や非特許文献2によって、運用保守管理フレームと運用保守管理の方法が規定されている。
運用保守管理フレームは、到達性管理や、エラー通知、回線パフォーマンスモニタ等の機能やその情報を伝達する機能を有するフレームである。運用保守管理フレームは、宛先アドレスと、送信元アドレスと、実行する障害管理の種別を示す情報とを含む。実行する障害管理の種別を示す情報は、例えば、対象となる通信装置群が繋がっているか否かを確認するCC(Continuity Check)、通信装置群の端で運用管理フレームを折り返し、戻ってくるかどうかを確認するLB(Loop Back)、運用管理フレームが通過した全ての通信装置が応答を返すことで障害個所を特定するLT(Link Trace)等がある。また、宛先アドレス及び送信元アドレスは、運用保守管理対象となるネットワーク装置、又はネットワーク装置上の各ポートに割り当てられた識別子である。
一般的な運用保守管理の方法では、各ポートに管理区間の終端点(MEP:Maintenance group End Point)及び中継点(MIP:Maintenance group Intermediate Point)が設定される。任意の通信装置のポート間で運用保守管理フレームの送受信を行い、管理区間の到達性管理や回線の品質測定などが行われる。
運用保守管理フレームの生成・終端処理は、MEP/MIPが設定されている各ポートで行われる。非特許文献1には、ポート毎に運用保守管理フレームを処理する機能を備える方法が記載されている。
また、特許文献1には、各ポートと装置にMAC(Media Access Control)アドレスと運用保守管理処理機能を備え、装置単位の運用保守管理と、ポート単位の運用保守管理を行う方法が記載されている。
しかし、管理対象とするポートに運用保守管理処理機能を具備すると、ポートごとのコストが上昇してしまうという問題があった。
運用保守管理フレームの生成・終端処理は、MEP/MIPが設定されている各ポートで行われる。非特許文献1には、ポート毎に運用保守管理フレームを処理する機能を備える方法が記載されている。
また、特許文献1には、各ポートと装置にMAC(Media Access Control)アドレスと運用保守管理処理機能を備え、装置単位の運用保守管理と、ポート単位の運用保守管理を行う方法が記載されている。
しかし、管理対象とするポートに運用保守管理処理機能を具備すると、ポートごとのコストが上昇してしまうという問題があった。
そこで、各ポートがアドレスを割り当てられていない場合や、運用保守管理処理機能を備えていない場合、通信装置に運用保守管理処理機能を備え、装置を管理区間のMEP/MIPとする構成がとられる。なお、特許文献1の背景技術の項に、装置にMACアドレスを割り当てて装置単位の監視を行う方法が記載されている。
特開2008−131614号広報
IEEE802.1ag/D8.1、「Virtual Bridged Local Area Networks. Amendment 5:Connectivity Fault Management」、2007年6月18日
ITU-T Y.1731、「SERIES Y: GLOBAL INFORMATION INFRASTRUCTURE, INTERNET PROTOCOL ASPECTS AND NEXT-GENERATION NETWORKS」、2008年2月
しかしながら、装置単位に運用保守管理処理機能を具備し、装置単位にMEP/MIPを設定する方式では、MEP/MIPをIngress側ポート(受信ポート)やEgress側ポート(送信ポート)に区別して設定することができないため、装置内障害や転送設定ミスによる障害を、障害の発生している装置で検出できない。そのため、障害の検出や障害箇所の特定に時間がかかり、サービスの復旧が遅れてしまうという問題がある。
以下に、装置単位にMEP/MIPを設定する手法における問題点の具体的な事例を一例として説明する。
図21は、装置単位に運用保守管理機能を備える通信装置を示す図である。
図21に示す通信装置2は、外部回線につながる二つのポート21、22と、運用保守管理フレームを処理する共通運用保守管理部23を備える。
共通運用保守管理部23は、ポート21とポート22を介して、外部の通信装置と運用保守管理フレームを送受信し、運用保守管理を行う。
ここで、通信装置2の内部障害や設定ミスにより、ポート21からポート22へのフレーム転送が行えない場合の通信装置2の動作を説明する。
この場合、ポート21からポート22間のフレーム転送が行えないため、データフレームの転送は行えなくなる。しかし、各ポート21、22と共通運用保守管理部23との間には障害がないため、正常に運用保守管理フレームの送受信が行われる。そのため、通信装置2は、障害が発生しているにも関わらず、異常を検出することができない。
図21は、装置単位に運用保守管理機能を備える通信装置を示す図である。
図21に示す通信装置2は、外部回線につながる二つのポート21、22と、運用保守管理フレームを処理する共通運用保守管理部23を備える。
共通運用保守管理部23は、ポート21とポート22を介して、外部の通信装置と運用保守管理フレームを送受信し、運用保守管理を行う。
ここで、通信装置2の内部障害や設定ミスにより、ポート21からポート22へのフレーム転送が行えない場合の通信装置2の動作を説明する。
この場合、ポート21からポート22間のフレーム転送が行えないため、データフレームの転送は行えなくなる。しかし、各ポート21、22と共通運用保守管理部23との間には障害がないため、正常に運用保守管理フレームの送受信が行われる。そのため、通信装置2は、障害が発生しているにも関わらず、異常を検出することができない。
本発明は、上記課題を鑑みてなされたものであり、本発明の目的は、ポート毎のコストを抑制し、かつ装置内の物理的故障や転送設定ミスによる障害が発生している装置を検出できる通信装置、通信システム、送信装置、受信装置、通信方法、プログラム及びデータ構造を提供することである。
本発明は上記の課題を解決するためになされたものであり、フレームの通信を行う通信装置であって、前記フレームの送受信を行う2つ以上のポートと、前記フレームに、当該フレームを自装置の他のポートに出力することを示す折り返し情報を付加する折り返し情報付加手段と、前記折り返し情報付加手段が折り返し情報を付加したフレームを前記ポートのいずれか1つに出力する送信側フレーム出力手段と、前記フレームの終端処理を行うフレーム処理手段と、を備え、前記ポートはそれぞれ、前記送信側フレーム出力手段または自装置の他のポートから前記フレームを取得するフレーム取得手段と、前記送信側フレーム取得手段が取得したフレームに前記折り返し情報が付加されている場合に、当該フレームから折り返し情報を除去し、当該フレームを自装置の他のポートに出力する送信側折り返し手段と、前記フレーム取得手段が取得したフレームが自ポート宛である場合に、当該フレームを前記フレーム処理手段に出力する折り返し済みフレーム出力手段と、前記フレーム取得手段が取得したフレームに折り返し情報が付加されていない場合、かつ前記フレームの宛先のポートが自ポートでない場合に、当該フレームを他の通信装置に送信する送信手段と、前記送信装置から前記フレームを受信する受信手段と、前記受信手段が受信したフレームが自ポート宛である場合に、当該フレームを前記フレーム処理手段に出力する受信側フレーム出力手段と、前記受信手段が受信したフレームが自ポート宛でない場合に、前記フレームが示す自装置の宛先ポートに当該フレームを出力する受信側折り返し手段と、を備えることを特徴とする。
また、本発明は、フレームを送信する送信装置と前記フレームを受信する受信装置とを備える通信システムであって、前記フレームは前記受信装置への宛先ポートを示す情報を格納し、前記送信装置は、前記フレームの送信を行う2つ以上のポートと、前記フレームに、当該フレームを自装置の他のポートに出力することを示す折り返し情報を付加する折り返し情報付加手段と、前記折り返し情報付加手段が折り返し情報を付加したフレームを前記ポートのいずれか1つに出力する送信側フレーム出力手段と、を備え、前記送信装置のポートの少なくとも1つは、前記送信側フレーム出力手段または自装置の他のポートから前記フレームを取得する送信側フレーム取得手段と、前記送信側フレーム取得手段が取得したフレームに前記折り返し情報が付加されている場合に、当該フレームから折り返し情報を除去し、当該フレームを自装置の他のポートに出力する送信側折り返し手段と、を備え、前記送信装置のポートの少なくとも1つは、前記送信側フレーム取得手段と、前記送信側フレーム取得手段が取得したフレームに前記折り返し情報が付加されていない場合に、当該フレームを前記受信装置に送信する送信手段と、を備え、前記受信装置は、前記フレームの受信を行う2つ以上のポートと、前記フレームの終端処理を行うフレーム処理手段と、を備え、前記受信装置のポートの少なくとも1つは、前記送信装置から前記フレームを受信する受信手段と、前記受信手段が受信したフレームが自ポート宛である場合に、当該フレームを前記フレーム処理手段に出力する受信側フレーム出力手段と、前記受信手段が受信したフレームが自ポート宛でない場合に、前記フレームが示す自装置の宛先ポートに当該フレームを出力する受信側折り返し手段と、を備え、前記受信装置のポートの少なくとも1つは、自装置の他のポートの前記受信側折り返し手段が出力したフレームを取得する受信側フレーム取得手段と、前記受信側フレーム取得手段が取得したフレームを前記フレーム処理手段に出力する折り返し済みフレーム出力手段と、を備えることを特徴とする。
また、本発明は、フレームを受信装置に送信する送信装置であって、前記フレームの送信を行う2つ以上のポートと、前記フレームに、当該フレームを自装置の他のポートに出力することを示す折り返し情報を付加する折り返し情報付加手段と、前記折り返し情報付加手段が折り返し情報を付加したフレームを前記ポートのいずれか1つに出力する送信側フレーム出力手段と、を備え、前記ポートの少なくとも1つは、前記送信側フレーム出力手段または自装置の他のポートから前記フレームを取得する送信側フレーム取得手段と、前記送信側フレーム取得手段が取得したフレームに前記折り返し情報が付加されている場合に、当該フレームから折り返し情報を除去し、当該フレームを自装置の他のポートに出力する送信側折り返し手段と、を備え、前記ポートの少なくとも1つは、前記送信側フレーム取得手段と、前記送信側フレーム取得手段が取得したフレームに前記折り返し情報が付加されていない場合に、当該フレームを前記受信装置に送信する送信手段と、を備えることを特徴とする。
また、本発明は、送信装置からフレームを受信する受信装置であって、前記フレームの受信を行う2つ以上のポートと、前記フレームの終端処理を行うフレーム処理手段と、を備え、前記ポートの少なくとも1つは、前記送信装置から前記フレームを受信する受信手段と、前記受信手段が受信したフレームが自ポート宛である場合に、当該フレームを前記フレーム処理手段に出力する受信側フレーム出力手段と、前記受信手段が受信したフレームが自ポート宛でない場合に、前記フレームが示す自装置の宛先ポートに当該フレームを出力する受信側折り返し手段と、を備え、前記ポートの少なくとも1つは、自装置の他のポートの前記受信側折り返し手段が出力したフレームを取得する受信側フレーム取得手段と、前記受信側フレーム取得手段が取得したフレームを前記フレーム処理手段に出力する折り返し済みフレーム出力手段と、を備えることを特徴とする。
また、本発明は、フレームの通信を行う2つ以上のポートを有する通信装置を用いた通信方法であって、折り返し情報付加手段は、前記フレームに、当該フレームを自装置の他のポートに出力することを示す折り返し情報を付加し、送信側フレーム出力手段は、前記折り返し情報付加手段が折り返し情報を付加したフレームを前記ポートのいずれか1つに出力し、フレーム処理手段は、前記フレームの終端処理を行い、前記ポートのフレーム取得手段は、前記送信側フレーム出力手段または自装置の他のポートから前記フレームを取得し、前記ポートの送信側折り返し手段は、前記送信側フレーム取得手段が取得したフレームに前記折り返し情報が付加されている場合に、当該フレームから折り返し情報を除去し、当該フレームを自装置の他のポートに出力し、前記ポートの折り返し済みフレーム出力手段は、前記フレーム取得手段が取得したフレームが自ポート宛である場合に、当該フレームを前記フレーム処理手段に出力し、前記ポートの送信手段は、前記フレーム取得手段が取得したフレームに折り返し情報が付加されていない場合、かつ前記フレームの宛先のポートが自ポートでない場合に、当該フレームを他の通信装置に送信し、前記ポートの受信手段は、前記送信装置から前記フレームを受信し、前記ポートの受信側フレーム出力手段は、前記受信手段が受信したフレームが自ポート宛である場合に、当該フレームを前記フレーム処理手段に出力し、前記ポートの受信側折り返し手段は、前記受信手段が受信したフレームが自ポート宛でない場合に、前記フレームが示す自装置の宛先ポートに当該フレームを出力する、ことを特徴とする。
また、本発明は、宛先となる装置のポートを示す情報を格納したフレームの送信を行う2つ以上のポートを有する送信装置と、前記フレームの宛先であり、当該フレームの受信を行う2つ以上のポートを有する受信装置とを備える通信システムを用いた通信方法であって、前記送信装置の折り返し情報付加手段は、前記フレームに、当該フレームを自装置の他のポートに出力することを示す折り返し情報を付加し、前記送信装置の送信側フレーム出力手段は、前記折り返し情報付加手段が折り返し情報を付加したフレームを前記ポートのいずれか1つに出力し、前記送信装置のポートの送信側フレーム取得手段は、前記送信側フレーム出力手段または自装置の他のポートから前記フレームを取得し、前記送信装置のポートの送信側折り返し手段は、前記送信側フレーム取得手段が取得したフレームに前記折り返し情報が付加されている場合に、当該フレームから折り返し情報を除去し、当該フレームを自装置の他のポートに出力し、前記送信装置のポートの送信手段は、前記送信側フレーム取得手段が取得したフレームに前記折り返し情報が付加されていない場合に、当該フレームを前記受信装置に送信し、前記受信装置のフレーム処理手段は、前記フレームの終端処理を行い、前記受信装置のポートの受信手段は、前記送信装置から前記フレームを受信し、前記受信装置のポートの受信側フレーム出力手段は、前記受信手段が受信したフレームが自ポート宛である場合に、当該フレームを前記フレーム処理手段に出力し、前記受信装置のポートの受信側折り返し手段は、前記受信手段が受信したフレームが自ポート宛でない場合に、前記フレームが示す自装置の宛先ポートに当該フレームを出力し、前記受信装置のポートの受信側フレーム取得手段は、自装置の他のポートの前記受信側折り返し手段が出力したフレームを取得し、前記受信装置のポートの折り返し済みフレーム出力手段は、前記受信側フレーム取得手段が取得したフレームを前記フレーム処理手段に出力する、ことを特徴とする。
また、本発明は、フレームの送信を行う2つ以上のポートを備え、前記フレームを受信装置に送信する送信装置を用いた通信方法であって、折り返し情報付加手段は、前記フレームに、当該フレームを自装置の他のポートに出力することを示す折り返し情報を付加し、送信側フレーム出力手段は、前記折り返し情報付加手段が折り返し情報を付加したフレームを前記ポートのいずれか1つに出力し、前記ポートの送信側フレーム取得手段は、前記送信側フレーム出力手段または自装置の他のポートから前記フレームを取得し、前記ポートの送信側折り返し手段は、前記送信側フレーム取得手段が取得したフレームに前記折り返し情報が付加されている場合に、当該フレームから折り返し情報を除去し、当該フレームを自装置の他のポートに出力し、前記ポートの送信手段は、前記送信側フレーム取得手段が取得したフレームに前記折り返し情報が付加されていない場合に、当該フレームを前記受信装置に送信する、ことを特徴とする。
また、本発明は、前記フレームの受信を行う2つ以上のポートを備え、送信装置から前記フレームを受信する受信装置を用いた通信方法であって、フレーム処理手段は、前記フレームの終端処理を行い、前記ポートの受信手段は、前記送信装置から前記フレームを受信し、前記ポートの受信側フレーム出力手段は、前記受信手段が受信したフレームが自ポート宛である場合に、当該フレームを前記フレーム処理手段に出力し、前記ポートの受信側折り返し手段は、前記受信手段が受信したフレームが自ポート宛でない場合に、前記フレームが示す自装置の宛先ポートに当該フレームを出力し、前記ポートの受信側フレーム取得手段は、自装置の他のポートの前記受信側折り返し手段が出力したフレームを取得し、前記ポートの折り返し済みフレーム出力手段は、前記受信側フレーム取得手段が取得したフレームを前記フレーム処理手段に出力する、ことを特徴とする。
また、本発明は、フレームの送信を行う2つ以上のポートを備え、前記フレームを受信装置に送信する送信装置を、前記フレームに、当該フレームを自装置の他のポートに出力することを示す折り返し情報を付加する折り返し情報付加手段、前記折り返し情報付加手段が折り返し情報を付加したフレームを前記ポートのいずれか1つに出力する送信側フレーム出力手段、として動作させ、前記ポートを、前記送信側フレーム出力手段または自装置の他のポートから前記フレームを取得する送信側フレーム取得手段、前記送信側フレーム取得手段が取得したフレームに前記折り返し情報が付加されている場合に、当該フレームから折り返し情報を除去し、当該フレームを自装置の他のポートに出力する送信側折り返し手段、前記送信側フレーム取得手段が取得したフレームに前記折り返し情報が付加されていない場合に、当該フレームを前記受信装置に送信する送信手段、として動作させるためのプログラムである。
また、本発明は、前記フレームの受信を行う2つ以上のポートを備え、送信装置から前記フレームを受信する受信装置を、前記フレームの終端処理を行うフレーム処理手段として動作させ、前記ポートを、前記送信装置から前記フレームを受信する受信手段、前記受信手段が受信したフレームが自ポート宛である場合に、当該フレームを前記フレーム処理手段に出力する受信側フレーム出力手段、前記受信手段が受信したフレームが自ポート宛でない場合に、前記フレームが示す自装置の宛先ポートに当該フレームを出力する受信側折り返し手段、自装置の他のポートの前記受信側折り返し手段が出力したフレームを取得する受信側フレーム取得手段、前記受信側フレーム取得手段が取得したフレームを前記フレーム処理手段に出力する折り返し済みフレーム出力手段、として動作させるためのプログラムである。
また、本発明は、通信装置において当該通信装置を接続するネットワークに用いられるフレームのデータ構造であって、前記フレームの宛先となる前記通信装置のポートを示す情報と、前記フレームの送信元となる前記通信装置のポートを示す情報と、前記フレームを他のポートに出力することを示す折り返し情報と、前記フレームが他のポートから転送されたことを示す折り返し済み情報と、を含むことを特徴とする。
本発明によれば、運用保守管理フレームの送信元及び宛先として、通信装置のポートを設定することができる。これにより、各ポートに運用保守管理処理機能を具備することなく、MEP/MIPをポートごとに設定することができる。そのため、ポートごとのコストを抑制しつつ、装置内の物理的故障や転送設定ミスによる装置内の障害が発生している通信装置を検出することができる。
(第1の実施形態)
以下、図面を参照しながら本発明の第1の実施形態について詳しく説明する。
図1は、本発明の第1の実施形態による通信システムの構成を示す概略ブロック図である。
通信システムは、複数の通信装置1−1、1−2(送信装置、受信装置)を備え、通信装置1−1、1−2は互いにネットワークで接続されている。
通信装置1−1、1−2は、運用保守管理フレームを送受信することで、通信装置1−1、1−2間のネットワークの運用保守管理を行う。
なお、図1に示す通信システムは、2個の通信装置1−1、1−2によって構成されているが、これに限られず、3個以上の通信装置を接続することで通信システムを構成しても良い。
以下、図面を参照しながら本発明の第1の実施形態について詳しく説明する。
図1は、本発明の第1の実施形態による通信システムの構成を示す概略ブロック図である。
通信システムは、複数の通信装置1−1、1−2(送信装置、受信装置)を備え、通信装置1−1、1−2は互いにネットワークで接続されている。
通信装置1−1、1−2は、運用保守管理フレームを送受信することで、通信装置1−1、1−2間のネットワークの運用保守管理を行う。
なお、図1に示す通信システムは、2個の通信装置1−1、1−2によって構成されているが、これに限られず、3個以上の通信装置を接続することで通信システムを構成しても良い。
図2は、本発明の第1の実施形態による通信装置の構成を示す概略ブロック図である。
通信装置1−1は、複数のポート100−1〜100−Nと、共通運用保守管理部200と、バックプレーン300とを備える。各ポート100−1〜100−Nと共通運用保守管理部200は、バックプレーン300を介して接続されており、任意のポート100−1〜200−Nまたは共通運用保守管理部200から、異なるポート100−1〜100−Nまたは共通運用保守管理部200へフレームを転送することができる。また、各ポート101〜10Nは、ポート毎に異なる固有の識別子を割り当てられている。
各ポート100−1〜100−Nは、ポートごとに備えられた転送先判断部111〜11Nと、折り返し処理部121〜12Nとを有し、外部回線と接続されている。
転送先判断部110は、外部回線を介して受信したフレームの転送先ポートを判断する。
折り返し処理部120は、バックプレーン300を介して取得したフレームを、転送先判断部110に出力し、または外部回線を介して他の通信装置に出力する。
通信装置1−1は、複数のポート100−1〜100−Nと、共通運用保守管理部200と、バックプレーン300とを備える。各ポート100−1〜100−Nと共通運用保守管理部200は、バックプレーン300を介して接続されており、任意のポート100−1〜200−Nまたは共通運用保守管理部200から、異なるポート100−1〜100−Nまたは共通運用保守管理部200へフレームを転送することができる。また、各ポート101〜10Nは、ポート毎に異なる固有の識別子を割り当てられている。
各ポート100−1〜100−Nは、ポートごとに備えられた転送先判断部111〜11Nと、折り返し処理部121〜12Nとを有し、外部回線と接続されている。
転送先判断部110は、外部回線を介して受信したフレームの転送先ポートを判断する。
折り返し処理部120は、バックプレーン300を介して取得したフレームを、転送先判断部110に出力し、または外部回線を介して他の通信装置に出力する。
共通運用保守管理部200は、終端・生成処理部230と、折り返し判断部220と、転送先判断部210とを備える。
終端・生成処理部230は、運用保守管理フレームの生成・終端を行う。
折り返し判断部220は、転送先のポート100−1〜100−Nで運用保守管理フレームの折り返しを行うか否かを判断する。ここで、折り返しとは、あるポート100−1〜100−Nにおいて、バックプレーン300を介して取得した運用保守管理フレームを、再度バックプレーン300を介して自装置の他のポート100−1〜100−Nまたは自装置の共通運用保守管理部200に転送する処理を示す。
転送先判断部210は、運用保守管理フレームの転送先のポート100−1〜100−Nを判断して出力する。
終端・生成処理部230は、運用保守管理フレームの生成・終端を行う。
折り返し判断部220は、転送先のポート100−1〜100−Nで運用保守管理フレームの折り返しを行うか否かを判断する。ここで、折り返しとは、あるポート100−1〜100−Nにおいて、バックプレーン300を介して取得した運用保守管理フレームを、再度バックプレーン300を介して自装置の他のポート100−1〜100−Nまたは自装置の共通運用保守管理部200に転送する処理を示す。
転送先判断部210は、運用保守管理フレームの転送先のポート100−1〜100−Nを判断して出力する。
なお、ここでは通信装置1−1の構成について説明したが、通信装置1−2の構成・動作も通信装置1−1の構成・動作と同一である。
図3は、本発明の第1の実施形態によるポートの構成を示す概略ブロック図である。
ポート100−1は、転送先判断部110と、折り返し処理部120と、物理インターフェース130とを備える。物理インターフェース130(送信手段、受信手段)は、外部回線を介して、外部装置とのフレームの送受信を行う。また、物理インターフェース130は、フレームの送受信に必要な信号変換処理などを行う。
転送先判断部110は、宛先識別部111と、フレームタイプ識別部112と、転送指定部113(受信側フレーム出力手段、折り返し済みフレーム出力手段)と、ポート識別子取り付け部114と、通常転送処理部115(受信側折り返し手段)と、FDB(フォワーディング・データベース:Forwarding Database)116(記憶手段)とを備える。
宛先識別部111は、物理インターフェース130を介して受信したフレームのあて先アドレスに基づき、自ポート宛のフレームか否か判断する。
フレームタイプ識別部112は、受信したフレームが運用保守管理フレームか否かを判断する。
転送指定部113は、共通運用保守管理部200への転送を指定する情報をフレームに付加する。転送を指定する情報の付加方法としては、例えば装置内だけで有効なヘッダを運用保守管理フレームに取り付ける方法が挙げられる。
ポート識別子取り付け部114は、ポートを識別する情報を運用保守管理フレームに付加する。ポートを識別する情報としては例えば、ポートのアドレスや、装置内だけで有効な識別子などを用いる。
通常転送処理部115は、FDB116が記憶する情報に基づいて、フレームに含まれる情報から転送先のポートを決定する。
FDB116は、フレームの宛先アドレスと転送先ポートとを対応づけて記憶する。
ポート100−1は、転送先判断部110と、折り返し処理部120と、物理インターフェース130とを備える。物理インターフェース130(送信手段、受信手段)は、外部回線を介して、外部装置とのフレームの送受信を行う。また、物理インターフェース130は、フレームの送受信に必要な信号変換処理などを行う。
転送先判断部110は、宛先識別部111と、フレームタイプ識別部112と、転送指定部113(受信側フレーム出力手段、折り返し済みフレーム出力手段)と、ポート識別子取り付け部114と、通常転送処理部115(受信側折り返し手段)と、FDB(フォワーディング・データベース:Forwarding Database)116(記憶手段)とを備える。
宛先識別部111は、物理インターフェース130を介して受信したフレームのあて先アドレスに基づき、自ポート宛のフレームか否か判断する。
フレームタイプ識別部112は、受信したフレームが運用保守管理フレームか否かを判断する。
転送指定部113は、共通運用保守管理部200への転送を指定する情報をフレームに付加する。転送を指定する情報の付加方法としては、例えば装置内だけで有効なヘッダを運用保守管理フレームに取り付ける方法が挙げられる。
ポート識別子取り付け部114は、ポートを識別する情報を運用保守管理フレームに付加する。ポートを識別する情報としては例えば、ポートのアドレスや、装置内だけで有効な識別子などを用いる。
通常転送処理部115は、FDB116が記憶する情報に基づいて、フレームに含まれる情報から転送先のポートを決定する。
FDB116は、フレームの宛先アドレスと転送先ポートとを対応づけて記憶する。
折り返し処理部120は、折り返しフラグ識別部121(送信側フレーム取得手段、送信側折り返し手段、受信側フレーム取得手段)と、宛先識別部122と、折り返し済みフラグ取り付け部123(折り返し済み情報付加手段)とを備える。
折り返しフラグ識別部121は、バックプレーン300から受信したフレームの折り返しフラグのON・OFFを識別する。ここで、折り返しフラグとは、ONの場合に自ポートで折り返しを行うことを示すフラグである。折り返しフラグがONである場合、折り返しフラグ識別部121は、折り返しフレームを取り外し、転送先判断部111内の通常転送処理部へ送信する。折り返しフラグがOFFである場合、折り返しフラグ識別部121は、宛先識別部122へ送信する。
宛先識別部122は、自ポート宛のフレームを折り返し済みフラグ取り付け部123へ送信し、自ポート宛ではないフレームを外部回線へ送信する。
折り返し済みフラグ取り付け部123は、受信したフレームの折り返し済みフラグをONにし、転送先判断部111のフレームタイプ識別部1112へ送信する。ここで、折り返し済みフラグとは、ONの場合にフレームが折り返されたことを示すフラグである。
折り返しフラグ識別部121は、バックプレーン300から受信したフレームの折り返しフラグのON・OFFを識別する。ここで、折り返しフラグとは、ONの場合に自ポートで折り返しを行うことを示すフラグである。折り返しフラグがONである場合、折り返しフラグ識別部121は、折り返しフレームを取り外し、転送先判断部111内の通常転送処理部へ送信する。折り返しフラグがOFFである場合、折り返しフラグ識別部121は、宛先識別部122へ送信する。
宛先識別部122は、自ポート宛のフレームを折り返し済みフラグ取り付け部123へ送信し、自ポート宛ではないフレームを外部回線へ送信する。
折り返し済みフラグ取り付け部123は、受信したフレームの折り返し済みフラグをONにし、転送先判断部111のフレームタイプ識別部1112へ送信する。ここで、折り返し済みフラグとは、ONの場合にフレームが折り返されたことを示すフラグである。
図4は、本発明の第1の実施形態による共通運用保守管理部200の構成を示す概略ブロック図である。
共通運用保守管理部200は、転送先判断部210と、折り返し判断部220と、終端・生成処理部230とを備える。
終端・生成処理部230は、OAMフレーム振り分け部231と、OAM終端処理部232(フレーム処理手段)と、OAM生成処理部233と、OAM情報保存部234とを備える。
OAMフレーム振り分け部231は、運用保守管理フレームの情報に基づいて受信した運用保守管理フレームを振り分ける。振り分け処理は、受信ポートで運用保守管理フレームに付加された受信ポートのポート識別子、受信ポートでの折り返しの有無、あて先アドレスなどに基づき、どのポートが物理インターフェース側、バックプレーン側のどちらの方向から運用保守管理フレームを受信したか判断できる程度に行う。
OAM終端処理部232は、振り分けの結果に基づき、受信した運用保守管理フレームがどのMEP/MIPで受信した運用保守管理フレームか判断し、OAM情報保存部234に記録された該当するMEP/MIPの設定を使って運用保守管理フレームの終端処理を行う。
OAM生成処理部233は、OAM情報保存部234に記録されたMEP/MIPの情報やOAM終端処理部232で受信した運用保守管理フレームの情報に基づいて、運用保守管理フレームの生成処理を行う。このとき、生成する運用保守管理フレームの送信元アドレスには、送信元MEP/MIPが設定されているポート100−1〜100−Nのアドレスを指定する。
OAM情報保存部234は、予めMEP/MIPが設定されているポート100−1〜100−Nの情報を記憶する。
共通運用保守管理部200は、転送先判断部210と、折り返し判断部220と、終端・生成処理部230とを備える。
終端・生成処理部230は、OAMフレーム振り分け部231と、OAM終端処理部232(フレーム処理手段)と、OAM生成処理部233と、OAM情報保存部234とを備える。
OAMフレーム振り分け部231は、運用保守管理フレームの情報に基づいて受信した運用保守管理フレームを振り分ける。振り分け処理は、受信ポートで運用保守管理フレームに付加された受信ポートのポート識別子、受信ポートでの折り返しの有無、あて先アドレスなどに基づき、どのポートが物理インターフェース側、バックプレーン側のどちらの方向から運用保守管理フレームを受信したか判断できる程度に行う。
OAM終端処理部232は、振り分けの結果に基づき、受信した運用保守管理フレームがどのMEP/MIPで受信した運用保守管理フレームか判断し、OAM情報保存部234に記録された該当するMEP/MIPの設定を使って運用保守管理フレームの終端処理を行う。
OAM生成処理部233は、OAM情報保存部234に記録されたMEP/MIPの情報やOAM終端処理部232で受信した運用保守管理フレームの情報に基づいて、運用保守管理フレームの生成処理を行う。このとき、生成する運用保守管理フレームの送信元アドレスには、送信元MEP/MIPが設定されているポート100−1〜100−Nのアドレスを指定する。
OAM情報保存部234は、予めMEP/MIPが設定されているポート100−1〜100−Nの情報を記憶する。
折り返し判断部220は、折り返し判定部221と、折り返しフラグ取り付け部222(折り返し情報付加手段)と、FDB223とを備える。
折り返し判定部221は、FDB223が記憶する情報に基づいて、送信元となるポートで運用保守管理フレームを折り返す必要があるか否かを判定する。
折り返しフラグ取り付け部222は、運用保守管理フレーム折り返しフラグをONにする。
FDB223は、宛先アドレスと転送先ポートの対応を記憶する。
折り返し判定部221は、FDB223が記憶する情報に基づいて、送信元となるポートで運用保守管理フレームを折り返す必要があるか否かを判定する。
折り返しフラグ取り付け部222は、運用保守管理フレーム折り返しフラグをONにする。
FDB223は、宛先アドレスと転送先ポートの対応を記憶する。
転送先判断部210は、SA識別部211とポート決定部212とを備える。
SA識別部211は、運用保守管理フレームの送信元アドレスが示すポートを決定する。
転送先ポート決定部2112は、運用保守管理フレームの送信元アドレスと同じアドレスが設定されたポートへ運用保守管理フレームを送信するための情報を付加する。
SA識別部211は、運用保守管理フレームの送信元アドレスが示すポートを決定する。
転送先ポート決定部2112は、運用保守管理フレームの送信元アドレスと同じアドレスが設定されたポートへ運用保守管理フレームを送信するための情報を付加する。
次に、本実施形態による通信システムで用いる運用保守管理フレームのデータ構造を説明する。
図5は、運用保守管理フレームのデータ構造の一例を示す図である。
運用保守管理フレームは、宛先ポートを示す宛先アドレスを格納する領域と、送信元ポートを示す送信元アドレスを格納する領域と、Ethernet(登録商標)における通信プロトコルの種類を表わすEthertypeを格納する領域と、データの本体を格納するペイロード領域と、誤り検出符号を格納するFCS(Frame Check Sequence)領域とを有する。なお、運用保守管理フレームのEthertypeを格納する領域には、運用保守管理フレームを示す「0x8902」という値が格納される。ただし、ここで「0x」は、16進数を示すリテラルである。なお、ここではEthernet(登録商標)を用いる場合を例に説明したが、これに限られず、MPLS(Multi-Protocol Label Switching)を用いたパケット通信においても同様のデータ構造のフレームを生成することで同様の効果を得ることができる。
図5は、運用保守管理フレームのデータ構造の一例を示す図である。
運用保守管理フレームは、宛先ポートを示す宛先アドレスを格納する領域と、送信元ポートを示す送信元アドレスを格納する領域と、Ethernet(登録商標)における通信プロトコルの種類を表わすEthertypeを格納する領域と、データの本体を格納するペイロード領域と、誤り検出符号を格納するFCS(Frame Check Sequence)領域とを有する。なお、運用保守管理フレームのEthertypeを格納する領域には、運用保守管理フレームを示す「0x8902」という値が格納される。ただし、ここで「0x」は、16進数を示すリテラルである。なお、ここではEthernet(登録商標)を用いる場合を例に説明したが、これに限られず、MPLS(Multi-Protocol Label Switching)を用いたパケット通信においても同様のデータ構造のフレームを生成することで同様の効果を得ることができる。
図6は、通信装置内で用いる装置内ヘッダを付加した運用保守管理フレームのデータ構造の一例を示す図である。
装置内ヘッダは、転送先ポートを示す宛先を格納する領域と、転送元のポートを示すポート識別子を格納する領域と、折り返しフラグを格納する領域と、折り返し済みフラグを格納する領域とを有する。なお、折り返しフラグ及び折り返し済みフラグは、運用保守管理フレームの生成時にはOFFとなる。
装置内ヘッダは、転送先ポートを示す宛先を格納する領域と、転送元のポートを示すポート識別子を格納する領域と、折り返しフラグを格納する領域と、折り返し済みフラグを格納する領域とを有する。なお、折り返しフラグ及び折り返し済みフラグは、運用保守管理フレームの生成時にはOFFとなる。
次に、本実施形態による通信装置1−1の動作を説明する。なお、ここでは代表として通信装置1−1の動作を説明するが、通信装置1−2の動作も通信装置1−1の動作と同じであることは言うまでも無い。
まず、通信装置1−1による運用保守管理フレームの生成時の動作を説明する。
図7は、本発明の第1の実施形態による通信装置の動作を示す第1の図である。
図7は、通信装置1−1による運用保守管理フレームの生成時の動作を示している。
まず、共通運用保守管理部200のOAM生成処理部233は、運用保守管理フレームを生成する(ステップS101)。OAM生成処理部233は、運用保守管理フレームの送信元アドレスとして、OAM情報保存部に記憶されている送信元MEP/MIPが設定されたポートのアドレスを格納する。運用保守管理フレームの送信元アドレス指定以外の運用保守管理フレームの生成処理は、例えば、監視区間の両端に設定されたMEP間で、一定の周期でCCMフレームの送受信を行い、接続性の監視を行うための運用保守管理フレームを生成することなどが挙げられる。OAM生成処理部233では、監視区間の一端となるMEPが設定された自装置のポートアドレスを送信元アドレスとし、監視区間のもう一端となるMEPが設定されているアドレスを宛先アドレスとしてCCMフレームを生成し、送信する。生成・送信する周期は、OAM情報保存部234に記録された情報に基づいて決定する。CCMフレームには、MEG(Maintenance Entity Group)レベル、MEG Identifier、MEP Identifier、送信周期などの情報を含む。CCMフレームに含む情報はOAM情報保存部2014に記録されている情報を利用する。
まず、通信装置1−1による運用保守管理フレームの生成時の動作を説明する。
図7は、本発明の第1の実施形態による通信装置の動作を示す第1の図である。
図7は、通信装置1−1による運用保守管理フレームの生成時の動作を示している。
まず、共通運用保守管理部200のOAM生成処理部233は、運用保守管理フレームを生成する(ステップS101)。OAM生成処理部233は、運用保守管理フレームの送信元アドレスとして、OAM情報保存部に記憶されている送信元MEP/MIPが設定されたポートのアドレスを格納する。運用保守管理フレームの送信元アドレス指定以外の運用保守管理フレームの生成処理は、例えば、監視区間の両端に設定されたMEP間で、一定の周期でCCMフレームの送受信を行い、接続性の監視を行うための運用保守管理フレームを生成することなどが挙げられる。OAM生成処理部233では、監視区間の一端となるMEPが設定された自装置のポートアドレスを送信元アドレスとし、監視区間のもう一端となるMEPが設定されているアドレスを宛先アドレスとしてCCMフレームを生成し、送信する。生成・送信する周期は、OAM情報保存部234に記録された情報に基づいて決定する。CCMフレームには、MEG(Maintenance Entity Group)レベル、MEG Identifier、MEP Identifier、送信周期などの情報を含む。CCMフレームに含む情報はOAM情報保存部2014に記録されている情報を利用する。
ステップS101によってOAM生成処理部233が運用保守管理フレームを生成すると、折り返し判定部221は、FDB223から運用保守管理フレームの宛先ポートに対応する転送先ポートを取得する(ステップS102)。折り返し判定部221は、転送先ポートを取得すると、取得した転送ポートと運用保守管理フレームの送信元アドレスとして格納されたポートとが一致するか否かを判定する(ステップS103)。
折り返し判定部221が、取得した転送ポートと運用保守管理フレームの送信元アドレスとして格納されたポートとが一致しないと判定した場合(ステップS103:NO)、折り返しフラグ取り付け部222は、運用保守管理フレームに付加する装置内ヘッダの折り返しフラグをONにする(ステップS104)。
折り返し判定部221が、取得した転送ポートと運用保守管理フレームの送信元アドレスとして格納されたポートとが一致すると判定した場合(ステップS103:YES)、または、ステップS104で折り返しフラグ取り付け部222が折り返しフラグをONにすると、SA識別部211は、運用保守管理フレームの送信元ポート情報を取得し、送信元ポート情報が示すポート100−1〜100−Nを出力先として決定する(ステップS105)。SA識別部211が出力先のポート100−1〜100−Nを決定すると、ポート決定部212は、装置内ヘッダの宛先として出力先のポート100−1〜100−Nの識別子を格納し、バックプレーン300を介して出力先のポート100−1〜100−Nへ出力する(ステップS107)。
折り返し判定部221が、取得した転送ポートと運用保守管理フレームの送信元アドレスとして格納されたポートとが一致すると判定した場合(ステップS103:YES)、または、ステップS104で折り返しフラグ取り付け部222が折り返しフラグをONにすると、SA識別部211は、運用保守管理フレームの送信元ポート情報を取得し、送信元ポート情報が示すポート100−1〜100−Nを出力先として決定する(ステップS105)。SA識別部211が出力先のポート100−1〜100−Nを決定すると、ポート決定部212は、装置内ヘッダの宛先として出力先のポート100−1〜100−Nの識別子を格納し、バックプレーン300を介して出力先のポート100−1〜100−Nへ出力する(ステップS107)。
次に、ポート100−1がバックプレーン300から運用保守管理フレームを取得した際の動作を説明する。
図8は、本発明の第1の実施形態による通信装置の動作を示す第2の図である。
図8は、ポート100−1がバックプレーンから運用保守管理フレームを取得した際の動作を示している。なお、ここでは代表としてポート100−1の動作を説明するが、ポート100−2〜100−Nの動作もポート100−1の動作と同じであることは言うまでも無い。
バックプレーン300からポート100−1へ運用保守管理フレームが出力されると、折り返しフラグ識別部121は、運用保守管理フレームを取得する(ステップS201)。折り返しフラグ識別部121は、運用保守管理フレームを取得すると、取得した運用保守管理フレームに付加された装置ヘッダの折り返しフラグがONであるか否かを判定する(ステップS202)。
図8は、本発明の第1の実施形態による通信装置の動作を示す第2の図である。
図8は、ポート100−1がバックプレーンから運用保守管理フレームを取得した際の動作を示している。なお、ここでは代表としてポート100−1の動作を説明するが、ポート100−2〜100−Nの動作もポート100−1の動作と同じであることは言うまでも無い。
バックプレーン300からポート100−1へ運用保守管理フレームが出力されると、折り返しフラグ識別部121は、運用保守管理フレームを取得する(ステップS201)。折り返しフラグ識別部121は、運用保守管理フレームを取得すると、取得した運用保守管理フレームに付加された装置ヘッダの折り返しフラグがONであるか否かを判定する(ステップS202)。
折り返しフラグ識別部121は、取得した運用保守管理フレームに付加された装置内ヘッダの折り返しフラグがONであると判定した場合(ステップS202:YES)、取得した運用保守管理フレームの装置ヘッダの折り返しフラグをOFFにする(ステップS203)。折り返しフラグ識別部121が折り返しフラグをOFFにすると、通常転送処理部115は、FDB116から運用保守管理フレームの宛先ポートに対応する転送先ポートを取得する(ステップS204)。通常転送処理部115は、運用保守管理フレームの転送先ポートを取得すると、装置内ヘッダの宛先として転送先のポート100−2〜100−Nの識別子を格納する(ステップS205)。通常転送処理部115は、装置内ヘッダの宛先を登録すると、バックプレーン300を介して運用保守管理フレームを転送先のポート100−2〜100−Nへ出力する(ステップS206)。通常転送処理部115が運用保守管理フレームを出力すると、ポート100−1は、処理を終了する。
折り返しフラグ識別部121は、取得した運用保守管理フレームに付加された装置内ヘッダの折り返しフラグがOFFであると判定した場合(ステップS202:NO)、宛先識別部122は、運用保守管理フレームが自ポート宛であるか否かを判定する(ステップS207)。自ポート宛であるか否かの判定は、運用保守管理フレームの宛先アドレスが自ポートのアドレスと一致するか否かを判定することで行われる。
宛先識別部122が、運用保守管理フレームが自ポート宛であると判定した場合(ステップS207:YES)、折り返し済みフラグ取り付け部123は、装置内ヘッダの折り返し済みフラグをONにする(ステップS208)。
宛先識別部122が、運用保守管理フレームが自ポート宛であると判定した場合(ステップS207:YES)、折り返し済みフラグ取り付け部123は、装置内ヘッダの折り返し済みフラグをONにする(ステップS208)。
折り返し済みフラグ取り付け部123が折り返し済みフラグをONにすると、フレームタイプ識別部112は、折り返し済みフラグ取り付け部123から取得したフレームが運用保守管理フレームであるか否かを判定する。取得したフレームが運用保守管理フレームでない場合は、フレームの用途に応じて適切な処理を行う箇所に転送され、処理される。
フレームタイプ識別部112が、取得したフレームが運用保守管理フレームであると判定すると、転送指定部113は、装置内ヘッダの宛先として共通運用保守管理部200の識別子を格納する(ステップS209)。転送指定部113が装置内ヘッダの宛先を登録すると、ポート識別子取り付け部114は、装置内ヘッダのポート識別子として自ポートの識別子を格納する(ステップS210)。ポート識別子取り付け部114は、装置内ヘッダのポート識別子を登録すると、バックプレーン300を介して運用保守管理フレームを共通運用保守管理部200へ出力する(ステップS211)。ポート識別子取り付け部114が運用保守管理フレームを出力すると、ポート100−1は、処理を終了する。
宛先識別部122は、ステップS207で運用保守管理フレームが自ポート宛でないと判定した場合(ステップS207:NO)、物理インターフェース130を介して運用保守管理フレームを他の通信装置1−2に送信する(ステップS212)。宛先識別部122が運用保守管理フレームを送信すると、ポート100−1は、処理を終了する。
次に、ポート100−1が他の通信装置1−2から運用保守管理フレームを受信した際の動作を説明する。
図9は、本発明の第1の実施形態による通信装置の動作を示す第3の図である。
図9は、ポート100−1が他の通信装置1−2から運用保守管理フレームを受信した際の動作を示している。
他の通信装置1−2から物理インターフェース130を介して運用保守管理フレームが送信されると、宛先識別部111は、運用保守管理フレームを受信する(ステップS301)。宛先識別部111は、運用保守管理フレームを受信すると、受信した運用保守管理フレームが自ポート宛であるか否かを判定する(ステップS302)。
図9は、本発明の第1の実施形態による通信装置の動作を示す第3の図である。
図9は、ポート100−1が他の通信装置1−2から運用保守管理フレームを受信した際の動作を示している。
他の通信装置1−2から物理インターフェース130を介して運用保守管理フレームが送信されると、宛先識別部111は、運用保守管理フレームを受信する(ステップS301)。宛先識別部111は、運用保守管理フレームを受信すると、受信した運用保守管理フレームが自ポート宛であるか否かを判定する(ステップS302)。
宛先識別部111が、運用保守管理フレームが自ポート宛であると判定した場合(ステップS302:YES)、フレームタイプ識別部112は、宛先識別部111が受信したフレームが運用保守管理フレームであるか否かを判定する。宛先識別部111が受信したフレームが運用保守管理フレームでない場合は、フレームの用途に応じて適切な処理を行う箇所に転送され、処理される。
フレームタイプ識別部112が、取得したフレームが運用保守管理フレームであると判定すると、転送指定部113は、装置内ヘッダの宛先として共通運用保守管理部200の識別子を格納する(ステップS303)。転送指定部113が装置内ヘッダの宛先を登録すると、ポート識別子取り付け部114は、装置内ヘッダのポート識別子として自ポートの識別子を格納する(ステップS304)。ポート識別子取り付け部114は、装置内ヘッダのポート識別子を登録すると、バックプレーン300を介して運用保守管理フレームを共通運用保守管理部200へ出力する(ステップS305)。ポート識別子取り付け部114が運用保守管理フレームを出力すると、ポート100−1は、処理を終了する。
ステップS302で、宛先識別部111が、運用保守管理フレームが自ポート宛でないと判定した場合(ステップS302:YES)、通常転送処理部115は、FDB116から運用保守管理フレームの宛先ポートに対応する転送先ポートを取得する(ステップS306)。通常転送処理部115は、運用保守管理フレームの転送先ポートを取得すると、装置内ヘッダの宛先として転送先のポート100−2〜100−Nの識別子を格納する(ステップS307)。通常転送処理部115は、装置内ヘッダの宛先を登録すると、バックプレーン300を介して運用保守管理フレームを転送先のポート100−2〜100−Nへ出力する(ステップS308)。通常転送処理部115が運用保守管理フレームを出力すると、ポート100−1は、処理を終了する。
次に、共通運用保守管理部200が運用保守管理フレームを終端処理する際の動作を説明する。
バックプレーン300から共通運用保守管理部200へ運用保守管理フレームが出力されると、OAMフレーム振り分け部231は、運用保守管理フレームを取得する。OAMフレーム振り分け部231が運用保守管理フレームを取得すると、OAMフレーム振り分け部231は、取得した運用保守管理フレームの情報に基づいて運用保守管理フレームの振り分けを行う。
振り分け処理は、装置内ヘッダに格納された受信ポートのポート識別子、受信ポートでの折り返しの有無を示す折り返し済みフラグなどに基づき、どのポートが物理インターフェース側、バックプレーン側のどちらの方向からOAMフレームを受信したか振り分ける処理を行う。
バックプレーン300から共通運用保守管理部200へ運用保守管理フレームが出力されると、OAMフレーム振り分け部231は、運用保守管理フレームを取得する。OAMフレーム振り分け部231が運用保守管理フレームを取得すると、OAMフレーム振り分け部231は、取得した運用保守管理フレームの情報に基づいて運用保守管理フレームの振り分けを行う。
振り分け処理は、装置内ヘッダに格納された受信ポートのポート識別子、受信ポートでの折り返しの有無を示す折り返し済みフラグなどに基づき、どのポートが物理インターフェース側、バックプレーン側のどちらの方向からOAMフレームを受信したか振り分ける処理を行う。
OAMフレーム振り分け部231が振り分け処理を行うと、OAM終端処理部231は、振り分けの結果に基づき、受信したOAMフレームがどのMEP/MIPで受信したOAMフレームか判断し、OAM情報保存部234に記録された該当するMEP/MIPの設定を使ってOAMフレームの終端処理を行う。
例えば、非特許文献2に記載のEthernet connectivity check functionでは、監視区間の両端に設定されたMEP間で、一定の周期でOAMフレームの送受信を行い、接続性の監視を行う。Ethernet connectivity check functionに使用するOAMフレームはCCM (Connectivity Check Message)フレームである。終端処理部では、一定周期で対向のMEPからCCMフレームが届くか監視を行う。終端処理部は、CCMフレームに含まれる情報とOAM情報保存部2014に記録された情報を使って受信したCCMフレームの正当性を確認する。非特許文献2に記載の方法では、周期の3.5倍の時間、CCMフレームが到達しないと、接続断を検出し、アラームを発出する。また、不当なCCMフレームを受信した場合もアラームを発出する。
OAM終端処理部232が運用保守管理フレームの終端処理を行うと、共通運用保守管理部200は処理を終了する。
例えば、非特許文献2に記載のEthernet connectivity check functionでは、監視区間の両端に設定されたMEP間で、一定の周期でOAMフレームの送受信を行い、接続性の監視を行う。Ethernet connectivity check functionに使用するOAMフレームはCCM (Connectivity Check Message)フレームである。終端処理部では、一定周期で対向のMEPからCCMフレームが届くか監視を行う。終端処理部は、CCMフレームに含まれる情報とOAM情報保存部2014に記録された情報を使って受信したCCMフレームの正当性を確認する。非特許文献2に記載の方法では、周期の3.5倍の時間、CCMフレームが到達しないと、接続断を検出し、アラームを発出する。また、不当なCCMフレームを受信した場合もアラームを発出する。
OAM終端処理部232が運用保守管理フレームの終端処理を行うと、共通運用保守管理部200は処理を終了する。
以下に、具体的な例を用いて本実施形態による通信システムの動作を説明する。
図10は、通信システムの運用保守管理フレームの経路を示す第1の図である。
図10は、通信装置1−1、1−2を備える通信システムにおいて、通信装置1−1のポート100−1と通信装置1−2のポート100−1との間を監視区間とし、運用保守管理フレームの送受信を行う場合の運用保守管理フレームの経路を示している。
図10は、通信システムの運用保守管理フレームの経路を示す第1の図である。
図10は、通信装置1−1、1−2を備える通信システムにおいて、通信装置1−1のポート100−1と通信装置1−2のポート100−1との間を監視区間とし、運用保守管理フレームの送受信を行う場合の運用保守管理フレームの経路を示している。
まず、図10に示すように、通信装置1−1のポート100−1と通信装置1−2のポート100−1との間を監視区間とした場合の通信システムの動作を説明する。
図11は、本発明の第1の実施形態による通信システムの動作を示す第1のシーケンス図である。
まず、通信装置1−1の共通運用保守管理部201のOAM生成処理部233は、運用保守管理フレームを生成する(ステップS501)。この運用保守管理フレームは、監視区間の設定に基づき、送信元アドレスに通信装置1−1のポート100−1を、宛先アドレスに通信装置1−2のポート100−1を指定する。
通信装置1−1の折り返し判定部221は、FDB223から運用保守管理フレームの宛先ポートに対応する転送先ポートを取得する(ステップS502)。このとき、FDB223は、運用保守管理フレームが宛先アドレスに指定されている通信装置1−2のポート100−1に対応する転送先ポートとして、通信装置1−1のポート100−1を指定する情報を記録しているものとする。そのため、折り返し判定部221は、運用保守管理フレームの送信元アドレスが示すポートと、運用保守管理フレームの転送先ポートとが同一のポートであると判定する(ステップS503)。これにより、運用保守管理フレームはSA識別部211に出力されるため、折り返しフラグ取り付け部222によって折り返しフラグがONにならない。
図11は、本発明の第1の実施形態による通信システムの動作を示す第1のシーケンス図である。
まず、通信装置1−1の共通運用保守管理部201のOAM生成処理部233は、運用保守管理フレームを生成する(ステップS501)。この運用保守管理フレームは、監視区間の設定に基づき、送信元アドレスに通信装置1−1のポート100−1を、宛先アドレスに通信装置1−2のポート100−1を指定する。
通信装置1−1の折り返し判定部221は、FDB223から運用保守管理フレームの宛先ポートに対応する転送先ポートを取得する(ステップS502)。このとき、FDB223は、運用保守管理フレームが宛先アドレスに指定されている通信装置1−2のポート100−1に対応する転送先ポートとして、通信装置1−1のポート100−1を指定する情報を記録しているものとする。そのため、折り返し判定部221は、運用保守管理フレームの送信元アドレスが示すポートと、運用保守管理フレームの転送先ポートとが同一のポートであると判定する(ステップS503)。これにより、運用保守管理フレームはSA識別部211に出力されるため、折り返しフラグ取り付け部222によって折り返しフラグがONにならない。
折り返し判定部221が、運用保守管理フレームの転送先ポートと送信元ポートとが同一であると判定すると、SA識別部211は、運用保守管理フレームの送信元ポート情報を取得し、送信元ポート情報が示すポート100−1を出力先として決定する(ステップS504)。SA識別部211が出力先のポート100−1を決定すると、ポート決定部212は、バックプレーン300を介して運用保守管理フレームを出力先のポート100−1へ出力する(ステップS505)。
通信装置1−1のポート100−1の折り返しフラグ識別部121は、バックプレーン300を介して運用保守管理フレームを取得する(ステップS506)。折り返しフラグ識別部121は、受信した運用保守管理フレームの折り返しフラグがOFFであると判定する(ステップS507)。これにより、運用保守管理フレームが通常転送処理部115に出力されないため、折り返しは行わない。折り返しフラグ識別部が、受信した運用保守管理フレームに折り返しフラグがOFFであると判定すると、宛先識別部122は、運用保守管理フレームが自ポート宛であるか否かを判定する。このとき、宛先アドレスは通信装置1−2のポート100−1を示しているので、宛先識別部122は、運用保守管理フレームが自ポート宛ではないと判定する(ステップS508)。宛先識別部122は、運用保守管理フレームが自ポート宛でないと判定すると、物理インターフェース130を介して運用保守管理フレームをそのまま外部回線に送信する(ステップS509)。
通信装置1−1のポート100−1が運用保守管理フレームを送信すると、通信装置1−2のポート100−1は、運用保守管理フレームを受信する(ステップS510)。通信装置1−2のポート100−1が運用保守管理フレームを受信すると、宛先識別部111は、運用保守管理フレームの宛先アドレスを確認する。運用保守管理フレームの宛先アドレスがポート100−1を示しているので、宛先識別部111は、運用保守管理フレームが自ポート宛であると判定する(ステップS511)。次にフレームタイプ識別部112は、宛先識別部111が受信したフレームのフレームタイプを確認し、運用保守管理フレームであると判定する(ステップS512)。フレームタイプ識別部112が、受信したフレームが運用保守管理フレームであると判定すると、転送指定部113は、運用保守管理フレームの共通運用保守管理部200への転送を指定する(ステップS513)。ポート識別子取り付け部114は、運用保守管理フレームを共通運用保守管理部200に出力する前に、通信装置1−2のポート100−1を経由したことを示すポート識別子を運用保守管理フレームに付加される装置内ヘッダに格納する(ステップS514)。ポート識別子取り付け部114は、運用保守管理フレームにポート識別子を格納すると、運用保守管理フレームを共通運用保守管理部200に出力する(ステップS515)。
通信装置1−2の共通運用保守管理部200のOAMフレーム振り分け部231は、バックプレーン300を介して運用保守管理フレームを取得する(ステップS516)。OAMフレーム振り分け部231は、運用保守管理フレームを取得すると、装置内ヘッダのポート識別子や折り返し済みフラグ等の情報に基づいて運用保守管理フレームを振り分ける(ステップS517)。OAMフレーム振り分け部231が運用保守フレームを振り分けると、OAM終端処理部232は、適切な設定情報を用いて終端処理を行う(ステップS518)。
ここでは、例として通信装置1−1のポート100−1から通信装置1−2のポート100−1へ運用保守管理フレームを送る動作を説明したが、通信装置1−2のポート100−1から通信装置1−1のポート100−1へ運用保守管理フレームを送る場合も同様である。
ここでは、例として通信装置1−1のポート100−1から通信装置1−2のポート100−1へ運用保守管理フレームを送る動作を説明したが、通信装置1−2のポート100−1から通信装置1−1のポート100−1へ運用保守管理フレームを送る場合も同様である。
図12は、通信システムの運用保守管理フレームの経路を示す第2の図である。
図12は、通信装置1−1、1−2を備える通信システムにおいて、通信装置1−1のポート100−2と通信装置1−2のポート100−2との間を監視区間とし、運用保守管理フレームの送受信を行う場合の運用保守管理フレームの経路を示している。
図12は、通信装置1−1、1−2を備える通信システムにおいて、通信装置1−1のポート100−2と通信装置1−2のポート100−2との間を監視区間とし、運用保守管理フレームの送受信を行う場合の運用保守管理フレームの経路を示している。
次に、図12に示すように、通信装置1−1のポート100−2と通信装置1−2のポート100−2との間を監視区間とした場合の通信システムの動作を説明する。
図13は、本発明の第1の実施形態による通信システムの動作を示す第2のシーケンス図である。
図13は、通信装置1−1のポート100−2と通信装置1−2のポート100−2との間を監視区間とした場合の通信装置1−1の動作を示している。
まず、通信装置1−1の共通運用保守管理部201のOAM生成処理部233は、運用保守管理フレームを生成する(ステップS601)。この運用保守管理フレームは、監視区間の設定に基づき、送信元アドレスに通信装置1−1のポート100−2を、宛先アドレスに通信装置1−2のポート100−2を指定する。
図13は、本発明の第1の実施形態による通信システムの動作を示す第2のシーケンス図である。
図13は、通信装置1−1のポート100−2と通信装置1−2のポート100−2との間を監視区間とした場合の通信装置1−1の動作を示している。
まず、通信装置1−1の共通運用保守管理部201のOAM生成処理部233は、運用保守管理フレームを生成する(ステップS601)。この運用保守管理フレームは、監視区間の設定に基づき、送信元アドレスに通信装置1−1のポート100−2を、宛先アドレスに通信装置1−2のポート100−2を指定する。
通信装置1−1の折り返し判定部221は、FDB223から運用保守管理フレームの宛先ポートに対応する転送先ポートを取得する(ステップS602)。このとき、FDB223は、運用保守管理フレームが宛先アドレスに指定されている通信装置1−2のポート100−2に対応する転送先ポートとして、通信装置1−1のポート100−1を指定する情報を記録しているものとする。そのため、折り返し判定部221は、運用保守管理フレームの送信元アドレスが示すポートと、運用保守管理フレームの転送先ポートとが同一のポートでないと判定する(ステップS603)。
折り返し判定部221が転送先ポートと送信元ポートとが同一でないと判定すると、折り返しフラグ取り付け部222は、運用保守管理フレームの折り返しフラグをONにする(ステップS604)。折り返しフラグ取り付け部222が折り返しフラグをONにすると、SA識別部211が運用保守管理フレームの送信元ポート情報を取得し、送信元ポート情報が示すポート100−1を出力先として決定し、ポート決定部212は、バックプレーン300を介して運用保守管理フレームを出力先のポート100−2へ出力する(ステップS605)。
折り返し判定部221が転送先ポートと送信元ポートとが同一でないと判定すると、折り返しフラグ取り付け部222は、運用保守管理フレームの折り返しフラグをONにする(ステップS604)。折り返しフラグ取り付け部222が折り返しフラグをONにすると、SA識別部211が運用保守管理フレームの送信元ポート情報を取得し、送信元ポート情報が示すポート100−1を出力先として決定し、ポート決定部212は、バックプレーン300を介して運用保守管理フレームを出力先のポート100−2へ出力する(ステップS605)。
通信装置1−1のポート100−2の折り返しフラグ識別部121は、バックプレーン300を介して運用保守管理フレームを取得する(ステップS606)。折り返しフラグ識別部121は、受信した運用保守管理フレームの折り返しフラグがONであると判定する(ステップS607)。折り返しフラグ識別部121は、折り返しフラグがONであると判定すると、運用保守管理フレームの折り返しフラグをOFFにする(ステップS608)。折り返しフラグ識別部121が折り返しフラグをOFFにすると、通常転送処理部115は、FDB116を参照して転送先ポート100−1を取得する(ステップS609)。通常転送処理部115は、運用保守管理フレームの出力先を取得した転送先ポート100−1に決定する(ステップS610)。通常転送処理部115は、出力先を決定すると、バックプレーン300を介して運用保守管理フレームを決定した出力先に出力する(ステップS611)。
通信装置1−1のポート100−1の折り返しフラグ識別部121は、バックプレーン300を介して運用保守管理フレームを取得する(ステップS612)。折り返しフラグ識別部121は、受信した運用保守管理フレームの折り返しフラグがOFFであると判定する(ステップS613)。これにより、運用保守管理フレームが通常転送処理部115に出力されないため、折り返しは行わない。折り返しフラグ識別部が、受信した運用保守管理フレームに折り返しフラグがOFFであると判定すると、宛先識別部122は、運用保守管理フレームが自ポート宛であるか否かを判定する。このとき、宛先アドレスは通信装置1−2のポート100−2を示しているので、宛先識別部122は、運用保守管理フレームが自ポート宛ではないと判定する(ステップS614)。宛先識別部122は、運用保守管理フレームが自ポート宛でないと判定すると、物理インターフェース130を介して運用保守管理フレームをそのまま外部回線に送信する(ステップS615)。
図14は、本発明の第1の実施形態による通信システムの動作を示す第3のシーケンス図である。
図14は、通信装置1−1のポート100−2と通信装置1−2のポート100−2との間を監視区間とした場合の通信装置1−2の動作を示している。
通信装置1−1のポート100−1が運用保守管理フレームを送信すると、通信装置1−2のポート100−1は、運用保守管理フレームを受信する(ステップS616)。通信装置1−2のポート100−1が運用保守管理フレームを受信すると、宛先識別部111は、運用保守管理フレームの宛先アドレスを確認する。運用保守管理フレームの宛先アドレスがポート100−2を示しているので、宛先識別部111は、運用保守管理フレームが自ポート宛でないと判定する(ステップS617)。宛先識別部111が、運用保守管理フレームが自ポート宛でないと判定すると、通常転送処理部115は、運用保守管理フレームの宛先アドレスを取得する(ステップS618)。通常転送処理部115は、取得した宛先アドレスに基づいて、運用保守管理フレームの出力先を取得した運用保守管理フレームの宛先ポート100−2に決定する(ステップS619)。通常転送処理部115は、出力先を決定すると、バックプレーン300を介して運用保守管理フレームを決定した出力先に出力する(ステップS620)。
図14は、通信装置1−1のポート100−2と通信装置1−2のポート100−2との間を監視区間とした場合の通信装置1−2の動作を示している。
通信装置1−1のポート100−1が運用保守管理フレームを送信すると、通信装置1−2のポート100−1は、運用保守管理フレームを受信する(ステップS616)。通信装置1−2のポート100−1が運用保守管理フレームを受信すると、宛先識別部111は、運用保守管理フレームの宛先アドレスを確認する。運用保守管理フレームの宛先アドレスがポート100−2を示しているので、宛先識別部111は、運用保守管理フレームが自ポート宛でないと判定する(ステップS617)。宛先識別部111が、運用保守管理フレームが自ポート宛でないと判定すると、通常転送処理部115は、運用保守管理フレームの宛先アドレスを取得する(ステップS618)。通常転送処理部115は、取得した宛先アドレスに基づいて、運用保守管理フレームの出力先を取得した運用保守管理フレームの宛先ポート100−2に決定する(ステップS619)。通常転送処理部115は、出力先を決定すると、バックプレーン300を介して運用保守管理フレームを決定した出力先に出力する(ステップS620)。
通信装置1−2のポート100−2の折り返しフラグ識別部121は、バックプレーン300を介して運用保守管理フレームを取得する(ステップS621)。折り返しフラグ識別部121は、受信した運用保守管理フレームの折り返しフラグがOFFであると判定する(ステップS622)。折り返しフラグ識別部121が、折り返しフラグがOFFであると判定すると、宛先識別部122は、運用保守管理フレームの宛先アドレスを調べる。宛先アドレスがポート100−2を指定しているので、宛先識別部122は、運用保守管理フレームが自ポート宛であると判定する(ステップS623)。宛先識別部122が、運用保守管理フレームが自ポート宛であると判定すると、折り返し済みフラグ取り付け部123は、折り返し済みであることを示す装置内ヘッダの折り返し済みフラグをONにする(ステップS624)。
次にフレームタイプ識別部112は、宛先識別部111が受信したフレームのフレームタイプを確認し、運用保守管理フレームであると判定する(ステップS625)。フレームタイプ識別部112が、受信したフレームが運用保守管理フレームであると判定すると、転送指定部113は、運用保守管理フレームの共通運用保守管理部200への転送を指定する(ステップS626)。ポート識別子取り付け部114は、運用保守管理フレームを共通運用保守管理部200に出力する前に、通信装置1−2のポート100−1を経由したことを示すポート識別子を運用保守管理フレームに付加される装置内ヘッダに格納する(ステップS627)。ポート識別子取り付け部114は、運用保守管理フレームにポート識別子を格納すると、運用保守管理フレームを共通運用保守管理部200に出力する(ステップS628)。
通信装置1−2の共通運用保守管理部200のOAMフレーム振り分け部231は、バックプレーン300を介して運用保守管理フレームを取得する(ステップS629)。OAMフレーム振り分け部231は、運用保守管理フレームを取得すると、装置内ヘッダのポート識別子や折り返し済みフラグ等の情報に基づいて運用保守管理フレームを振り分ける(ステップS630)。OAMフレーム振り分け部231が運用保守フレームを振り分けると、OAM終端処理部232は、適切な設定情報を用いて終端処理を行う(ステップS631)。
ここでは、例として通信装置1−1のポート100−2から通信装置1−2のポート100−2へ運用保守管理フレームを送る動作を説明したが、通信装置1−2のポート100−2から通信装置1−1のポート100−2へ運用保守管理フレームを送る場合も同様である。
このように、本実施形態によれば、運用保守管理フレームの送信元、宛先として、通信装置1−1、1−2のポート100−1〜100−Nを設定することができる。また、共通運用保守管理部200の折り返しフラグ取り付け部222は、運用保守管理フレームを他のポート100−1〜100−Nに出力することを示す折り返し情報を付加し、ポート100−1〜100−Nの折り返しフラグ識別部121は、運用保守管理フレームに折り返し情報が付加されている場合に、運用保守管理フレームを他のポート100−1〜100−Nに出力する。さらに、ポート100−1〜100−Nの宛先識別部111は、受信した運用保守管理フレームが自ポート宛でない場合に運用保守管理フレームを通常転送処理部115へ出力し、通常転送処理部115は、運用保守管理フレームが示す宛先のポートに運用保守管理フレームを出力する。これにより、各ポートに運用保守管理処理機能を具備することなく、MEP/MIPを各ポートに設定し、より詳細な管理区間を設定することができる。そのため、ポート毎のコストを抑制し、かつ装置内の物理的故障や転送設定ミスによる障害が発生している通信装置を検出できる。
本実施形態においては、運用保守管理フレームによってポート100−1〜100−N間の通信も監視されるので、ポート100−1〜100−N間の通信障害も、障害が発生している通信装置1−1、1−2で検出することが可能となる。したがって、ポート100−1~100−Nの間でフレームの転送障害が発生した場合、運用保守管理フレームの送受信は継続され、運用保守管理フレームから異常が検出されるので、通信装置1−1、1−2の管理者は、ポート100−1〜100−Nの間で障害が発生しているか否かを迅速に判断することが可能となる。
また、本実施形態による通信装置1−1、1−2は、運用保守管理フレームの生成・終端処理を行う機能をポート100−1〜100−Nの外に備えるので、ポート100−1〜100−Nとのコストを抑制することができる。
(第2の実施形態)
次に、本発明を実施するための第2の実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。
図15は、本発明の第2の実施形態による通信装置のポートの構成を示す概略ブロック図である。
本発明の第2の実施形態による通信装置1−1、1−2は、第1の実施形態による通信装置1−1、1−2のポート100−1〜100−Nの構成に加えて、送信元アドレス識別部124を備えたものである。なお、図15は、ポート100−1の構成を示しているが、ポート100−2〜100−Nもポート100−1の構成と同じである。
送信元アドレス識別部124は、折り返しフラグ識別部121から取得したフレームの送信元アドレスが自ポートに割り当てられたアドレスと一致する場合は、物理インターフェース130から外部へ送信する。また、受信したフレームの送信元アドレスが自ポートに割り当てられたアドレスと一致しない場合は、宛先識別部122に送信する。
次に、本発明を実施するための第2の実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。
図15は、本発明の第2の実施形態による通信装置のポートの構成を示す概略ブロック図である。
本発明の第2の実施形態による通信装置1−1、1−2は、第1の実施形態による通信装置1−1、1−2のポート100−1〜100−Nの構成に加えて、送信元アドレス識別部124を備えたものである。なお、図15は、ポート100−1の構成を示しているが、ポート100−2〜100−Nもポート100−1の構成と同じである。
送信元アドレス識別部124は、折り返しフラグ識別部121から取得したフレームの送信元アドレスが自ポートに割り当てられたアドレスと一致する場合は、物理インターフェース130から外部へ送信する。また、受信したフレームの送信元アドレスが自ポートに割り当てられたアドレスと一致しない場合は、宛先識別部122に送信する。
宛先識別部111は、受信したフレームの宛先アドレスに基づいて、受信したフレームが自ポート宛のフレームか否かを判断する。フレームが自ポート宛であると判断する条件は、宛先アドレスが自ポートのアドレスと一致する場合、または宛先アドレスが自ポートを対象に含むマルチキャストアドレスもしくはブロードキャストアドレスの場合である。
宛先識別部111は、フレームが自ポート宛であると判断すると、フレームをフレームタイプ識別部112へ出力する。また、宛先識別部111は、フレームが自ポート宛でないと判断すると、フレームを通常転送処理部115へ出力する。
宛先識別部111は、フレームが自ポート宛であると判断すると、フレームをフレームタイプ識別部112へ出力する。また、宛先識別部111は、フレームが自ポート宛でないと判断すると、フレームを通常転送処理部115へ出力する。
宛先識別部122は、取得したフレームの宛先アドレスに基づいて、送信元アドレス識別部124から取得したフレームが自ポート宛のフレームか否かを判断する。自ポート宛と判断する条件は、宛先アドレスが自ポートのアドレスと一致する場合、または宛先アドレスが自ポートを対象に含むマルチキャストアドレスもしくはブロードキャストアドレスの場合である。宛先識別部122は、フレームが自ポート宛であると判断すると、フレームを折り返し済みフラグ取り付け部1214へ送信する。また、宛先識別部122は、フレームが自ポート宛ではないと判断すると、物理インターフェース130を介して外部回線へ送信する。
これにより、本発明の第2の実施形態による通信システムは、マルチキャストアドレスやブロードキャストアドレスを運用保守管理フレームの宛先に設定し、マルチキャスト・アドレス・グループに含まれるポート100−1〜100−Nを送信元に設定した場合にも、送信元ポート100−1〜100−Nが運用保守管理フレームを受信して共通運用保守管理部に送り返してしまわずに、運用保守管理フレームを他の通信装置1−1、1−2に送信することができる。
また、本発明の第2の実施形態による通信システムにおいては、第1の実施形態と同様に、通信装置1−1、1−2の管理者がポート100−1~100−Nの間で障害が発生しているか否かを迅速に判断することができる。また、本発明の第2の実施形態による通信システムは、第1の実施形態と同様に、通信装置1−1、1−2のポート100−1~100−Nごとのコストを抑制することができる。
(第3の実施形態)
次に、本発明を実施するための第3の実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。
図16は、本発明の第3の実施形態による通信装置の共通運用保守管理部の構成を示す概略ブロック図である。
図17は、本発明の第3の実施形態による通信装置のポートの構成を示す概略ブロック図である。
本発明の第3の実施形態による通信装置1−1、1−2は、第1の実施形態による通信装置1−1、1−2の共通運用保守管理部200の構成に加えて、ポート識別子取り付け部240を備え、ポート100−1〜100−Nの構成に加えて、転送元アドレス識別部125を備えたものである。なお、図17は、ポート100−1の構成を示しているが、ポート100−2〜100−Nもポート100−1の構成と同じである。
次に、本発明を実施するための第3の実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。
図16は、本発明の第3の実施形態による通信装置の共通運用保守管理部の構成を示す概略ブロック図である。
図17は、本発明の第3の実施形態による通信装置のポートの構成を示す概略ブロック図である。
本発明の第3の実施形態による通信装置1−1、1−2は、第1の実施形態による通信装置1−1、1−2の共通運用保守管理部200の構成に加えて、ポート識別子取り付け部240を備え、ポート100−1〜100−Nの構成に加えて、転送元アドレス識別部125を備えたものである。なお、図17は、ポート100−1の構成を示しているが、ポート100−2〜100−Nもポート100−1の構成と同じである。
ポート識別子取り付け部240は、運用保守管理フレームに付加する装置内ヘッダに、ポート識別子として共通運用保守管理部を示す情報を格納する。
転送元ポート識別部125は、折り返しフラグ識別部121から取得したフレームが、共通運用保守管理部200から送られてきたフレームであるか否かを判断する。転送元ポート識別部125は、フレームが共通運用保守管理部から送られてきたと判定した場合、物理インターフェース130を介してフレームを外部回線に送信する。また、転送元ポート識別部125は、フレームが共通運用保守管理部以外から送られてきたと判定した場合、宛先識別部122へフレームを出力する。
転送元ポート識別部125は、折り返しフラグ識別部121から取得したフレームが、共通運用保守管理部200から送られてきたフレームであるか否かを判断する。転送元ポート識別部125は、フレームが共通運用保守管理部から送られてきたと判定した場合、物理インターフェース130を介してフレームを外部回線に送信する。また、転送元ポート識別部125は、フレームが共通運用保守管理部以外から送られてきたと判定した場合、宛先識別部122へフレームを出力する。
これにより、本発明の第3の実施形態による通信システムは、マルチキャストアドレスやブロードキャストアドレスを運用保守管理フレームの宛先に設定し、マルチキャスト・アドレス・グループに含まれるポート100−1〜100−Nを送信元に設定した場合にも、送信元ポート100−1〜100−Nが運用保守管理フレームを受信して共通運用保守管理部に送り返してしまわずに、運用保守管理フレームを他の通信装置1−1、1−2に送信することができる。
また、本発明の第2の実施形態による通信システムにおいては、第1の実施形態と同様に、通信装置1−1、1−2の管理者がポート100−1~100−Nの間で障害が発生しているか否かを迅速に判断することができる。また、本発明の第2の実施形態による通信システムは、第1の実施形態と同様に、通信装置1−1、1−2のポート100−1~100−Nごとのコストを抑制することができる。
(第4の実施形態)
次に、本発明を実施するための第4の実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。
図18は、本発明の第4の実施形態による通信装置の構成を示す概略ブロック図である。
第4の実施形態による通信装置1−1、1−2の構成は、第1〜第3の実施形態による通信装置1−1、1−2の共通運用保守管理部200を複数(M個)備えたものである。ただし、M≦Nとする。
なお、図18は通信装置1−1の構成を示しているが、通信装置1−2も通信装置1−1の構成と同じである。
ポート100−1〜100−N、共通運用保守管理部200−1〜200−Mの構成は第1〜第3の実施形態のいずれかの通りであるが、第4の実施形態では、共通運用保守管理部200−1〜200−Mについてさらに工夫している。
次に、本発明を実施するための第4の実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。
図18は、本発明の第4の実施形態による通信装置の構成を示す概略ブロック図である。
第4の実施形態による通信装置1−1、1−2の構成は、第1〜第3の実施形態による通信装置1−1、1−2の共通運用保守管理部200を複数(M個)備えたものである。ただし、M≦Nとする。
なお、図18は通信装置1−1の構成を示しているが、通信装置1−2も通信装置1−1の構成と同じである。
ポート100−1〜100−N、共通運用保守管理部200−1〜200−Mの構成は第1〜第3の実施形態のいずれかの通りであるが、第4の実施形態では、共通運用保守管理部200−1〜200−Mについてさらに工夫している。
各ポート100−1〜100−Nで受信した運用保守管理フレームは、いずれか一つの共通運用保守管理部200−1〜200−Mに転送され、処理される。
例えば、通信装置1−1が共通運用保守管理部200−1と200−2の2つの共通運用保守管理部を備える場合を例として説明する。つまり、M=2の場合を例として説明する。なお、ここでは共通運用保守管理部を2つ備える場合を説明するが、共通運用保守管理部を2つ以上備える場合も同様である。
ここで、Lを1≦L<Nを満たす整数とする。このとき、ポート100−1〜100−Lは、受信した運用保守管理フレームを共通運用保守管理部200−1に転送し、ポート100−(L+1)〜100−Nは受信した運用保守管理フレームを共通運用保守管理部200−2に転送する。また、共通運用保守管理部200−1は、送信元アドレスがポート100−1〜100−Lのアドレスのいずれかと一致する運用保守管理フレームのみを生成し、共通運用保守管理部200−2は、送信元アドレスがポート100−(L+1)〜100−Nのアドレスのいずれかと一致する運用保守管理フレームのみを生成する。
例えば、通信装置1−1が共通運用保守管理部200−1と200−2の2つの共通運用保守管理部を備える場合を例として説明する。つまり、M=2の場合を例として説明する。なお、ここでは共通運用保守管理部を2つ備える場合を説明するが、共通運用保守管理部を2つ以上備える場合も同様である。
ここで、Lを1≦L<Nを満たす整数とする。このとき、ポート100−1〜100−Lは、受信した運用保守管理フレームを共通運用保守管理部200−1に転送し、ポート100−(L+1)〜100−Nは受信した運用保守管理フレームを共通運用保守管理部200−2に転送する。また、共通運用保守管理部200−1は、送信元アドレスがポート100−1〜100−Lのアドレスのいずれかと一致する運用保守管理フレームのみを生成し、共通運用保守管理部200−2は、送信元アドレスがポート100−(L+1)〜100−Nのアドレスのいずれかと一致する運用保守管理フレームのみを生成する。
これにより、通信装置1−1は、共通運用保守管理部200−1はL個、共通運用保守管理部200−2はN−L個のポートから転送される運用保守管理フレームを処理すればよく、処理負荷を軽減することができる。なお、ここでは例としてM=2の場合を説明したが、M>2の場合も各共通運用保守管理部で異なるポートから転送される運用保守管理フレームを処理することで、同様の効果を得ることができる。
このように、第4の実施形態による通信装置1−1、1−2は、複数の共通運用保守管理部200−1〜200−Mで運用保守管理処理を分散処理する。これにより、ポート数が多く運用保守管理フレームが大量に送受信されるような通信装置1−1、1−2の処理付加を軽減することができる。
また、本発明の第2の実施形態による通信システムにおいては、第1の実施形態と同様に、通信装置1−1、1−2の管理者がポート100−1~100−Nの間で障害が発生しているか否かを迅速に判断することができる。また、本発明の第2の実施形態による通信システムは、第1の実施形態と同様に、通信装置1−1、1−2のポート100−1~100−Nごとのコストを抑制することができる。
(第5の実施形態)
次に、本発明を実施するための第5の実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。
図19は、本発明の第5の実施形態による通信装置の構成を示す概略ブロック図である。
第5の実施形態による通信装置1−1、1−2の構成は、第1〜第3の実施形態による通信装置1−1、1−2の共通運用保守管理部200を複数(M個)備え、装置以上監視部400と転送先変更部500とをさらに備えたものである。
なお、図19は通信装置1−1の構成を示しているが、通信装置1−2も通信装置1−1の構成と同じである。
次に、本発明を実施するための第5の実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。
図19は、本発明の第5の実施形態による通信装置の構成を示す概略ブロック図である。
第5の実施形態による通信装置1−1、1−2の構成は、第1〜第3の実施形態による通信装置1−1、1−2の共通運用保守管理部200を複数(M個)備え、装置以上監視部400と転送先変更部500とをさらに備えたものである。
なお、図19は通信装置1−1の構成を示しているが、通信装置1−2も通信装置1−1の構成と同じである。
第5の実施形態は、複数の共通運用保守管理部を備え、通信装置1−1の正常動作時は全ての共通保守管理部200−1〜200−Mを使わず、一部の共通保守管理部200−1〜200−Mを、動作中の共通保守管理部200−1〜200−Mで障害が発生した場合の予備とする構成とすることを特徴とする。
装置異常監視部400は、共通運用保守管理部200−1〜200−Mが正常に動作しているか監視を行う。動作が正常ではないと判断する条件は、例えば全てのポートに設定されたMEPが監視区間の異常を検出してアラームを発出した場合などが挙げられる。
転送先変更部500は、装置異常監視部400によって動作が正常ではないと判断された共通保守管理部200−1〜200−Mが運用保守管理フレームの処理を行うポート100−1〜100−Nの運用保守管理フレームの転送先を、予備の共通保守管理部200−1〜200−Mに変更させる。
装置異常監視部400は、共通運用保守管理部200−1〜200−Mが正常に動作しているか監視を行う。動作が正常ではないと判断する条件は、例えば全てのポートに設定されたMEPが監視区間の異常を検出してアラームを発出した場合などが挙げられる。
転送先変更部500は、装置異常監視部400によって動作が正常ではないと判断された共通保守管理部200−1〜200−Mが運用保守管理フレームの処理を行うポート100−1〜100−Nの運用保守管理フレームの転送先を、予備の共通保守管理部200−1〜200−Mに変更させる。
ここで、共通運用保守管理部を200−1と200−2の二つ備える場合を例として説明を行う。正常時は共通運用保守管理部200−1で運用保守管理フレームを処理し、共通運用保守管理部200−1で異常が発生した時には運用保守管理フレームの処理を共通運用保守管理部200−2に切り替える構成とする。
図20は、本発明の第5の実施形態による通信装置による異常監視の動作を示すフローチャートである。
正常時は、共通運用保守管理部200−1がポート100−1〜100−N全ての運用保守管理フレームを処理する(ステップS301)。また、装置異常監視部400は、断続的に共通運用保守管理部200−1の異常を監視する(ステップS302)。装置異常監視部400は、共通運用保守管理部200−1の異常を監視すると、共通運用保守管理部200−1が全てのポートの監視区間で異常を検出したか否かを判定する(ステップS303)。装置異常監視部400が、共通運用保守管理部200−1が全てのポートの監視区間で異常を検出していないと判定した場合(ステップS303:NO)、ステップS301に戻り、共通運用保守管理部200−1による処理を継続する。
図20は、本発明の第5の実施形態による通信装置による異常監視の動作を示すフローチャートである。
正常時は、共通運用保守管理部200−1がポート100−1〜100−N全ての運用保守管理フレームを処理する(ステップS301)。また、装置異常監視部400は、断続的に共通運用保守管理部200−1の異常を監視する(ステップS302)。装置異常監視部400は、共通運用保守管理部200−1の異常を監視すると、共通運用保守管理部200−1が全てのポートの監視区間で異常を検出したか否かを判定する(ステップS303)。装置異常監視部400が、共通運用保守管理部200−1が全てのポートの監視区間で異常を検出していないと判定した場合(ステップS303:NO)、ステップS301に戻り、共通運用保守管理部200−1による処理を継続する。
装置異常監視部400が、共通運用保守管理部200−1が全てのポート100−1〜100−Nの監視区間で異常を検出したと判定した場合(ステップS303:YES)、転送先変更部500は、全ポートの運用保守管理フレームの転送先となる共通運用保守管理部を200−1から200−2へ変更する(ステップS304)。運用保守管理フレームの転送先の変更方法は、たとえば各ポートの運用保守管理部への転送指定部が指定する転送先を変更することで実現できる。
転送先変更部500が全ポートの運用保守管理フレームの転送先を変更すると、共通運用保守管理部200−2は、共通運用保守管理部200−1が生成した運用保守管理フレームをポート100−1〜100−Nから受信する(ステップS305)。共通運用保守管理部200−2は、運用保守管理フレームを受信すると、全てのポート100−1〜100−Nに対する運用保守管理フレームの処理を開始する(ステップS306)。以降、共通運用保守管理部200−2は、全てのポート100−1〜100−Nに対する運用保守管理フレームの処理を行う(ステップS307)。
転送先変更部500が全ポートの運用保守管理フレームの転送先を変更すると、共通運用保守管理部200−2は、共通運用保守管理部200−1が生成した運用保守管理フレームをポート100−1〜100−Nから受信する(ステップS305)。共通運用保守管理部200−2は、運用保守管理フレームを受信すると、全てのポート100−1〜100−Nに対する運用保守管理フレームの処理を開始する(ステップS306)。以降、共通運用保守管理部200−2は、全てのポート100−1〜100−Nに対する運用保守管理フレームの処理を行う(ステップS307)。
このように、第5の実施形態による通信装置1−1、1−2は、共通保守運用管理部200−1〜200−Mのいずれかで障害が発生した場合に、予備の共通保守運用管理部200−1〜200−Mに切り替える。これにより、共通保守運用管理部200−1〜200−Mへの耐性を高めることができる。
また、本発明の第2の実施形態による通信システムにおいては、第1の実施形態と同様に、通信装置1−1、1−2の管理者がポート100−1~100−Nの間で障害が発生しているか否かを迅速に判断することができる。また、本発明の第2の実施形態による通信システムは、第1の実施形態と同様に、通信装置1−1、1−2のポート100−1~100−Nごとのコストを抑制することができる。
以上、図面を参照してこの発明の一実施形態について詳しく説明してきたが、具体的な構成は上述のものに限られることはなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲内において様々な設計変更等をすることが可能である。
例えば、第1の実施形態では、通信システムが通信装置1−1、1−2を2つ備える構成である場合について説明したが、これに限られず、通信装置を3つ以上備える構成としても良い。
例えば、第1の実施形態では、通信システムが通信装置1−1、1−2を2つ備える構成である場合について説明したが、これに限られず、通信装置を3つ以上備える構成としても良い。
なお、第1〜5の実施形態では、通信システムが運用保守管理フレームの送受信を行う場合を説明したが、これに限られることはなく、他のフレームであっても良い。例えば、図6に運用保守管理フレームに付加する装置内ヘッダの例を示したが、運用保守管理フレームでない他のフレームに当該装置内ヘッダを付加しても良い。
上述の通信装置1−1、1−2は内部に、コンピュータシステムを有している。そして、上述した各処理部の動作は、プログラムの形式でコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記憶されており、このプログラムをコンピュータが読み出して実行することによって、上記処理が行われる。ここでコンピュータ読み取り可能な記録媒体とは、磁気ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、DVD−ROM、半導体メモリ等をいう。また、このコンピュータプログラムを通信回線によってコンピュータに配信し、この配信を受けたコンピュータが当該プログラムを実行するようにしても良い。
また、上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良い。さらに、前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であっても良い。
1−1、1−2…通信装置 100−1〜100−N…ポート 110…転送先判断部 111…宛先識別部 112…フレームタイプ識別部 113…転送指定部 114…ポート識別子取り付け部 115…通常転送処理部 116…FDB 120…折り返し処理部 121…折り返しフラグ識別部 122…宛先識別部 123…折り返し済みフラグ取り付け部 130…物理インターフェース 200…共通運用保守管理部 210…転送先判断部 211…SA識別部 212…ポート決定部 220…折り返し判断部 221…折り返し判断部 222…折り返しフラグ取り付け部 223…FDB 230…終端・生成処理部 231…OAMフレーム振り分け部 232…OAM終端処理部 233…OAM生成処理部 234…OAM情報保存部 300…バックプレーン
Claims (20)
- フレームの通信を行う通信装置であって、
前記フレームの送受信を行う2つ以上のポートと、
前記フレームに、当該フレームを自装置の他のポートに出力することを示す折り返し情報を付加する折り返し情報付加手段と、
前記折り返し情報付加手段が折り返し情報を付加したフレームを前記ポートのいずれか1つに出力する送信側フレーム出力手段と、
前記フレームの終端処理を行うフレーム処理手段と、
を備え、
前記ポートはそれぞれ、
前記送信側フレーム出力手段または自装置の他のポートから前記フレームを取得するフレーム取得手段と、
前記送信側フレーム取得手段が取得したフレームに前記折り返し情報が付加されている場合に、当該フレームから折り返し情報を除去し、当該フレームを自装置の他のポートに出力する送信側折り返し手段と、
前記フレーム取得手段が取得したフレームが自ポート宛である場合に、当該フレームを前記フレーム処理手段に出力する折り返し済みフレーム出力手段と、
前記フレーム取得手段が取得したフレームに折り返し情報が付加されていない場合、かつ前記フレームの宛先のポートが自ポートでない場合に、当該フレームを他の通信装置に送信する送信手段と、
前記送信装置から前記フレームを受信する受信手段と、
前記受信手段が受信したフレームが自ポート宛である場合に、当該フレームを前記フレーム処理手段に出力する受信側フレーム出力手段と、
前記受信手段が受信したフレームが自ポート宛でない場合に、前記フレームが示す自装置の宛先ポートに当該フレームを出力する受信側折り返し手段と、
を備えることを特徴とする通信装置。 - 前記フレームは前記送信装置の送信元ポートを示す情報をさらに格納し、
送信側フレーム出力手段は、前記フレームを当該フレームが示す送信元ポートに出力する、
ことを特徴とする請求項1に記載の通信装置。 - 前記ポートはそれぞれ、
前記受信側フレーム取得手段が取得したフレームに、当該フレームが自装置の他のポートから転送されたことを示す折り返し済み情報を付加する折り返し済み情報付加手段をさらに備え、
前記ポートの折り返し済みフレーム出力手段は、前記折り返し済み情報付加手段が前記折り返し済み情報を付加したフレームを前記フレーム処理手段に出力する、
ことを特徴とする請求項1または請求項2のいずれか1項に記載の通信装置。 - 前記フレームの宛先ポートと転送先ポートとを対応付けて記憶する記憶手段をさらに備え、
前記折り返し情報付加手段は、前記送信側フレーム出力手段が前記フレームを出力するポートと前記フレームの宛先ポートに対応付けて前記記憶手段が記憶する前記転送先ポートとが一致しない場合に、前記フレームに前記折り返し情報を付加する、
ことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の通信装置。 - 前記ポートの折り返し済みフレーム出力手段は、前記フレーム取得手段が取得したフレームが示す送信元のポートが自ポートである場合、前記フレーム処理手段に前記フレームを出力せず、
前記ポートの送信手段は、前記フレーム取得手段が取得したフレームに折り返し情報が付加されていない場合、かつ前記フレームの宛先のポートが自ポートでない場合に加えて、前記フレーム取得手段が取得したフレームが示す送信元のポートが自ポートである場合にも当該フレームを他の通信装置に送信する、
ことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の通信装置。 - 前記ポートの折り返し済みフレーム出力手段は、前記フレーム取得手段が前記送信側フレーム出力手段からフレームを取得した場合、前記フレーム処理手段に前記フレームを出力せず、
前記ポートの送信手段は、前記フレーム取得手段が取得したフレームに折り返し情報が付加されていない場合、かつ前記フレームの宛先のポートが自ポートでない場合に加えて、前記受信フレーム取得手段が前記送信側フレーム出力手段からフレームを取得した場合にも当該フレームを他の通信装置に送信する、
ことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の通信装置。 - 前記折り返し情報付加手段と前記送信側フレーム出力手段との組を複数備え、
前記折り返し情報付加手段と送信側フレーム出力手段との組は、それぞれ異なるポートに出力するフレームの処理を行う、
ことを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の通信装置。 - 前記折り返し情報付加手段と前記送信側フレーム出力手段との組を複数備え、
少なくとも1つの前記折り返し情報付加手段と送信側フレーム出力手段との組は、他の前記折り返し情報付加手段とフレーム出力手段との組の予備として動作する、
ことを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の通信装置。 - 前記フレーム処理手段を複数備え、
前記フレーム処理手段は、それぞれ異なるポートから取得するフレームの処理を行う、
ことを特徴とする請求項1から請求項8のいずれか1項に記載の通信装置。 - 前記フレーム処理手段を複数備え、
少なくとも1つのフレーム処理手段は、他のフレーム処理手段の予備として動作する、
ことを特徴とする請求項1から請求項8のいずれか1項に記載の通信装置。 - フレームを送信する送信装置と前記フレームを受信する受信装置とを備える通信システムであって、
前記フレームは前記受信装置への宛先ポートを示す情報を格納し、
前記送信装置は、
前記フレームの送信を行う2つ以上のポートと、
前記フレームに、当該フレームを自装置の他のポートに出力することを示す折り返し情報を付加する折り返し情報付加手段と、
前記折り返し情報付加手段が折り返し情報を付加したフレームを前記ポートのいずれか1つに出力する送信側フレーム出力手段と、
を備え、
前記送信装置のポートの少なくとも1つは、
前記送信側フレーム出力手段または自装置の他のポートから前記フレームを取得する送信側フレーム取得手段と、
前記送信側フレーム取得手段が取得したフレームに前記折り返し情報が付加されている場合に、当該フレームから折り返し情報を除去し、当該フレームを自装置の他のポートに出力する送信側折り返し手段と、
を備え、
前記送信装置のポートの少なくとも1つは、
前記送信側フレーム取得手段と、
前記送信側フレーム取得手段が取得したフレームに前記折り返し情報が付加されていない場合に、当該フレームを前記受信装置に送信する送信手段と、
を備え、
前記受信装置は、
前記フレームの受信を行う2つ以上のポートと、
前記フレームの終端処理を行うフレーム処理手段と、
を備え、
前記受信装置のポートの少なくとも1つは、
前記送信装置から前記フレームを受信する受信手段と、
前記受信手段が受信したフレームが自ポート宛である場合に、当該フレームを前記フレーム処理手段に出力する受信側フレーム出力手段と、
前記受信手段が受信したフレームが自ポート宛でない場合に、前記フレームが示す自装置の宛先ポートに当該フレームを出力する受信側折り返し手段と、
を備え、
前記受信装置のポートの少なくとも1つは、
自装置の他のポートの前記受信側折り返し手段が出力したフレームを取得する受信側フレーム取得手段と、
前記受信側フレーム取得手段が取得したフレームを前記フレーム処理手段に出力する折り返し済みフレーム出力手段と、
を備えることを特徴とする通信システム。 - フレームを受信装置に送信する送信装置であって、
前記フレームの送信を行う2つ以上のポートと、
前記フレームに、当該フレームを自装置の他のポートに出力することを示す折り返し情報を付加する折り返し情報付加手段と、
前記折り返し情報付加手段が折り返し情報を付加したフレームを前記ポートのいずれか1つに出力する送信側フレーム出力手段と、
を備え、
前記ポートの少なくとも1つは、
前記送信側フレーム出力手段または自装置の他のポートから前記フレームを取得する送信側フレーム取得手段と、
前記送信側フレーム取得手段が取得したフレームに前記折り返し情報が付加されている場合に、当該フレームから折り返し情報を除去し、当該フレームを自装置の他のポートに出力する送信側折り返し手段と、
を備え、
前記ポートの少なくとも1つは、
前記送信側フレーム取得手段と、
前記送信側フレーム取得手段が取得したフレームに前記折り返し情報が付加されていない場合に、当該フレームを前記受信装置に送信する送信手段と、
を備えることを特徴とする送信装置。 - 送信装置からフレームを受信する受信装置であって、
前記フレームの受信を行う2つ以上のポートと、
前記フレームの終端処理を行うフレーム処理手段と、
を備え、
前記ポートの少なくとも1つは、
前記送信装置から前記フレームを受信する受信手段と、
前記受信手段が受信したフレームが自ポート宛である場合に、当該フレームを前記フレーム処理手段に出力する受信側フレーム出力手段と、
前記受信手段が受信したフレームが自ポート宛でない場合に、前記フレームが示す自装置の宛先ポートに当該フレームを出力する受信側折り返し手段と、
を備え、
前記ポートの少なくとも1つは、
自装置の他のポートの前記受信側折り返し手段が出力したフレームを取得する受信側フレーム取得手段と、
前記受信側フレーム取得手段が取得したフレームを前記フレーム処理手段に出力する折り返し済みフレーム出力手段と、
を備えることを特徴とする受信装置。 - フレームの通信を行う2つ以上のポートを有する通信装置を用いた通信方法であって、
折り返し情報付加手段は、前記フレームに、当該フレームを自装置の他のポートに出力することを示す折り返し情報を付加し、
送信側フレーム出力手段は、前記折り返し情報付加手段が折り返し情報を付加したフレームを前記ポートのいずれか1つに出力し、
フレーム処理手段は、前記フレームの終端処理を行い、
前記ポートのフレーム取得手段は、前記送信側フレーム出力手段または自装置の他のポートから前記フレームを取得し、
前記ポートの送信側折り返し手段は、前記送信側フレーム取得手段が取得したフレームに前記折り返し情報が付加されている場合に、当該フレームから折り返し情報を除去し、当該フレームを自装置の他のポートに出力し、
前記ポートの折り返し済みフレーム出力手段は、前記フレーム取得手段が取得したフレームが自ポート宛である場合に、当該フレームを前記フレーム処理手段に出力し、
前記ポートの送信手段は、前記フレーム取得手段が取得したフレームに折り返し情報が付加されていない場合、かつ前記フレームの宛先のポートが自ポートでない場合に、当該フレームを他の通信装置に送信し、
前記ポートの受信手段は、前記送信装置から前記フレームを受信し、
前記ポートの受信側フレーム出力手段は、前記受信手段が受信したフレームが自ポート宛である場合に、当該フレームを前記フレーム処理手段に出力し、
前記ポートの受信側折り返し手段は、前記受信手段が受信したフレームが自ポート宛でない場合に、前記フレームが示す自装置の宛先ポートに当該フレームを出力する、
ことを特徴とする通信方法。 - 宛先となる装置のポートを示す情報を格納したフレームの送信を行う2つ以上のポートを有する送信装置と、前記フレームの宛先であり、当該フレームの受信を行う2つ以上のポートを有する受信装置とを備える通信システムを用いた通信方法であって、
前記送信装置の折り返し情報付加手段は、前記フレームに、当該フレームを自装置の他のポートに出力することを示す折り返し情報を付加し、
前記送信装置の送信側フレーム出力手段は、前記折り返し情報付加手段が折り返し情報を付加したフレームを前記ポートのいずれか1つに出力し、
前記送信装置のポートの送信側フレーム取得手段は、前記送信側フレーム出力手段または自装置の他のポートから前記フレームを取得し、
前記送信装置のポートの送信側折り返し手段は、前記送信側フレーム取得手段が取得したフレームに前記折り返し情報が付加されている場合に、当該フレームから折り返し情報を除去し、当該フレームを自装置の他のポートに出力し、
前記送信装置のポートの送信手段は、前記送信側フレーム取得手段が取得したフレームに前記折り返し情報が付加されていない場合に、当該フレームを前記受信装置に送信し、
前記受信装置のフレーム処理手段は、前記フレームの終端処理を行い、
前記受信装置のポートの受信手段は、前記送信装置から前記フレームを受信し、
前記受信装置のポートの受信側フレーム出力手段は、前記受信手段が受信したフレームが自ポート宛である場合に、当該フレームを前記フレーム処理手段に出力し、
前記受信装置のポートの受信側折り返し手段は、前記受信手段が受信したフレームが自ポート宛でない場合に、前記フレームが示す自装置の宛先ポートに当該フレームを出力し、
前記受信装置のポートの受信側フレーム取得手段は、自装置の他のポートの前記受信側折り返し手段が出力したフレームを取得し、
前記受信装置のポートの折り返し済みフレーム出力手段は、前記受信側フレーム取得手段が取得したフレームを前記フレーム処理手段に出力する、
ことを特徴とする通信方法。 - フレームの送信を行う2つ以上のポートを備え、前記フレームを受信装置に送信する送信装置を用いた通信方法であって、
折り返し情報付加手段は、前記フレームに、当該フレームを自装置の他のポートに出力することを示す折り返し情報を付加し、
送信側フレーム出力手段は、前記折り返し情報付加手段が折り返し情報を付加したフレームを前記ポートのいずれか1つに出力し、
前記ポートの送信側フレーム取得手段は、前記送信側フレーム出力手段または自装置の他のポートから前記フレームを取得し、
前記ポートの送信側折り返し手段は、前記送信側フレーム取得手段が取得したフレームに前記折り返し情報が付加されている場合に、当該フレームから折り返し情報を除去し、当該フレームを自装置の他のポートに出力し、
前記ポートの送信手段は、前記送信側フレーム取得手段が取得したフレームに前記折り返し情報が付加されていない場合に、当該フレームを前記受信装置に送信する、
ことを特徴とする通信方法。 - 前記フレームの受信を行う2つ以上のポートを備え、送信装置から前記フレームを受信する受信装置を用いた通信方法であって、
フレーム処理手段は、前記フレームの終端処理を行い、
前記ポートの受信手段は、前記送信装置から前記フレームを受信し、
前記ポートの受信側フレーム出力手段は、前記受信手段が受信したフレームが自ポート宛である場合に、当該フレームを前記フレーム処理手段に出力し、
前記ポートの受信側折り返し手段は、前記受信手段が受信したフレームが自ポート宛でない場合に、前記フレームが示す自装置の宛先ポートに当該フレームを出力し、
前記ポートの受信側フレーム取得手段は、自装置の他のポートの前記受信側折り返し手段が出力したフレームを取得し、
前記ポートの折り返し済みフレーム出力手段は、前記受信側フレーム取得手段が取得したフレームを前記フレーム処理手段に出力する、
ことを特徴とする通信方法。 - フレームの送信を行う2つ以上のポートを備え、前記フレームを受信装置に送信する送信装置を、
前記フレームに、当該フレームを自装置の他のポートに出力することを示す折り返し情報を付加する折り返し情報付加手段、
前記折り返し情報付加手段が折り返し情報を付加したフレームを前記ポートのいずれか1つに出力する送信側フレーム出力手段、
として動作させ、
前記ポートを、
前記送信側フレーム出力手段または自装置の他のポートから前記フレームを取得する送信側フレーム取得手段、
前記送信側フレーム取得手段が取得したフレームに前記折り返し情報が付加されている場合に、当該フレームから折り返し情報を除去し、当該フレームを自装置の他のポートに出力する送信側折り返し手段、
前記送信側フレーム取得手段が取得したフレームに前記折り返し情報が付加されていない場合に、当該フレームを前記受信装置に送信する送信手段、
として動作させるためのプログラム。 - 前記フレームの受信を行う2つ以上のポートを備え、送信装置から前記フレームを受信する受信装置を、
前記フレームの終端処理を行うフレーム処理手段として動作させ、
前記ポートを、
前記送信装置から前記フレームを受信する受信手段、
前記受信手段が受信したフレームが自ポート宛である場合に、当該フレームを前記フレーム処理手段に出力する受信側フレーム出力手段、
前記受信手段が受信したフレームが自ポート宛でない場合に、前記フレームが示す自装置の宛先ポートに当該フレームを出力する受信側折り返し手段、
自装置の他のポートの前記受信側折り返し手段が出力したフレームを取得する受信側フレーム取得手段、
前記受信側フレーム取得手段が取得したフレームを前記フレーム処理手段に出力する折り返し済みフレーム出力手段、
として動作させるためのプログラム。 - 通信装置において当該通信装置を接続するネットワークに用いられるフレームのデータ構造であって、
前記フレームの宛先となる前記通信装置のポートを示す情報と、
前記フレームの送信元となる前記通信装置のポートを示す情報と、
前記フレームを他のポートに出力することを示す折り返し情報と、
前記フレームが他のポートから転送されたことを示す折り返し済み情報と、
を含むことを特徴とするフレームのデータ構造。
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---|---|---|---|---|
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-
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