JP2010155389A - 軸筒 - Google Patents
軸筒 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2010155389A JP2010155389A JP2008335071A JP2008335071A JP2010155389A JP 2010155389 A JP2010155389 A JP 2010155389A JP 2008335071 A JP2008335071 A JP 2008335071A JP 2008335071 A JP2008335071 A JP 2008335071A JP 2010155389 A JP2010155389 A JP 2010155389A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cap
- grip member
- shaft cylinder
- rubber
- fine uneven
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Landscapes
- Clips For Writing Implements (AREA)
- Pens And Brushes (AREA)
Abstract
【解決手段】 軸筒本体に弾性体からなるグリップ部材と、そのグリップ部材を覆うようにキャップが着脱自在に取り付けられた軸筒であって、前記グリップ部材の表面に微細な凹凸加工を形成すると共に、キャップの内面にも微細な凹凸加工を形成した軸筒。
【選択図】 図3
Description
キャップ部の軸筒に対する装着、そして、軸筒から抜き外す等の抜き差し操作をスムーズに行う事ができると言うものである。
ところで、近年においては、軸筒本体は勿論、キャップのスリム化なども図られている。そのため、キャップと弾性体との間には、クリアランスが設けられておらず、軸筒からキャップを抜き差しする際に、キャップの内面と弾性体の表面とが擦れ合ってしまうことがある。
その結果、変形しにくい硬化なキャップ内面に、滑り止め機能を有する柔らかい弾性部材が食い付いてしまい、また、その食い付き作用によって接触面積が増大してしまい、キャップの軸筒に対する着脱がスムーズに行うことができない場合があった。
そこで、前記の従来技術では、キャップの内面に縦リブを形成することによって弾性体と線接触をさせている。そして、その線接触によって、弾性体との接触面積を軽減させてスムーズな着脱を得ようとしている。
即ち、キャップを軸筒に装着する際には、キャップの内面の縦リブと弾性体の表面とが接触し、その接触状態を保ちながら縦リブが摺動することになる。この時、弾性体の表面は、前記摺動方向に変形しているため、復元しようとする力、つまり、キャップを引き抜こうとする力も作用している。この復元しようとする作用が、装着動作を阻害する原因ともなっているのである。
そして、前記の従来技術にあっては、縦リブよって線接触しているため、前記の復元しようとする力が、前記縦リブの長さ分作用・蓄積される。つまり、その蓄積された分、スムーズな嵌合を阻害しているのである。
また、グリップ部材の表面、並びに、キャップの内面の凸部が互いに接触し、グリップ部材の凸部が弾性変形し、その復元作用が発生するが、凸部を乗り越えた時点で復元作用が消滅するため、従来技術で示したように復元力が蓄積されることもない。
さらに、軸筒本体1の前方には、凹部6が形成されており、その凹部6には弾性体からなるグリップ部材7が装着されている。また、軸筒本体1の前方には、前記チップ3を覆うようにキャップ8が着脱自在に嵌合しているが、そのキャップ8はグリップ部材7をも覆うように嵌合している。尚、そのキャップ8は、グリップ部材7を覆うようにして配置されているが、グリップ部材7の前方部において、そのグリップ部材7の外周表面とキャップ8の内周面とが接触している。この接触作用によってキャップ8内が密閉され、チップ3の乾燥が防止されるようになっている。その乾燥防止を向上させるために、キャップ8の内奥には、チップ3と当接して弾性変形しボール4の周辺の先端開口部を密封するゴム状弾性体からなる円板状の保護部材9が配置されている。その円板状の保護部材9に変え、球状の保護部材としても良いが、各部材の寸法やチップ3の位置決め性を考慮すると円板状の保護部材9とするのが好ましい。つまり、球状の保護部材であっては、チップ3の当接位置が球状の中心から外れてしまうと、密封精度が低下してしまう危険性がある。これに対し、円板状の保護部材9は、チップ3が当接する箇所が面状であるため、多少中心から外れてしまっても良好に密封することができるものとなっている。尚、グリップ部材7の前方部において、そのグリップ部材7の外周表面とキャップ8の内周面とが接触しているが、中間部から後方部にかけては隙間が形成されている。
前記軸筒本体1内には剪断減粘性を有する水性インキ10と、このインキ界面に接触して主に、ゲル化ポリブテンからなる逆流防止体組成物11とその逆流防止体組成物10に少なくとも一部を浸漬した浮体12が収容配置されている。また、
また、プラスチック原料としては、ポリスチレン系エラストマー、ポリオレフィン系エラストマー、ポリウレタン系エラストマー、ポリエステル系エラストマー、ポリアミド系エラストマー、1,2−ポリブタジエン系エラストマー、エチレン−酢酸ビニル系エラストマー、ポリ塩化ビニル系エラストマーなどの熱可塑性エラストマーがあげられる。特に密閉性を付加したいときには形状復元性が高い永久圧縮歪みの小さいゴム材質を選ぶことが好ましい。また、ゴムに添加される可塑剤や充填材についても、インキとの非反応性や当接するボールやボールホルダーに対する非反応性、溶解性などの影響の少ないものを使用すべきである。
一方、前記頭冠18の天面もキャップ本体17の長手方向にむかって傾斜した天面部になっている。そして、その天面部の下方には筒部22が垂下した状態で形成されている。そして、その筒部22の表面には、溝部が形成されており、前記キャップ本体17の内面に形成された円周上の突起が嵌り込んでいる。つまり、これら溝部と突起との係合によって、頭冠18のキャップ本体17に対する脱落が防止されているのである。
また、頭冠17の筒部22の内部には、前記円板状の保護部材9を保持する縦リブ23が放射状に複数設けられている。尚、本実施例においては、円板状の保護部材9の上方には逃げ空間部24が形成されている。チップ3が保護部材9に当接し、その保護部材9が上方に向かって変形した際の逃げ部となっているのである。
尚、本実施例においては、グリップ部材7に形成する微細な凹凸部7aを、キャビティーの内面にサンドブラストを施すことによって形成しているが、キャップ本体17の内面には微細な凹凸部17aを、コアピンの表面にビーズブラストを施すことによって形成している。前記サンドブラストは凸部7cが鋭角で形成され、ビーズブラストは凸部17cが円弧状に形成される。即ち、グリップ部材7の表面に鋭角な凸部7cを形成することによって、一方、キャップ本体17の内面に円弧状の凸部17cを形成することによって、よりスムーズな嵌合が得られる。
つまり、弾性を有するグリップ部材7の表面の凸部7cを鋭角にすることで、弾性変形するときにかかる復元作用が円弧状の凸部に比べ、小さくなる。また、グリップ部材7の凸部7cを鋭角にすることによって、そのグリップ部材7を把持した際の把持力をも思向上させることができる。
しかし、これに捉われることなく、グリップ部材7の微細な凹凸部7aを、キャビティーの内面にビーズブラストを施すことによって形成しても良い(図5参照)。
また、グリップ部材7の凹凸部7aの粗さを粗くすることで、その凹部7bと凸部7cとによって構成される高低差が大きくなり、把持した際の把持力をさらに向上することができる。これに伴い、キャップ本体17の凹凸部17aを細かくすることができ、その結果、キャップ本体17の肉薄化が可能になり、よりスリムなキャップ本体の設計が実現できる。
ちなみに、グリップ部材7に形成した微細な凹凸部7aの粗さと、キャップ17に形成した微細な凹凸部17aの粗さをほぼ同一なものとしても良い。
2 チップホルダー
3 チップ
4 ボール
5 尾栓
6 凹部
7 グリップ部材
8 キャップ
9 保護部材
10 インキ
11 逆流防止体組成物
12 浮体
17 キャップ本体
18 頭冠
19 クリップ
20 開口部
21 基部
22 筒部
23 縦リブ
24 逃げ空間部
25 グリップ部材
26 グリップ部材
27 グリップ部材
28 隙間
29 グリップ部材
30 隙間
Claims (3)
- 軸筒本体に弾性体からなるグリップ部材と、そのグリップ部材を覆うようにキャップが着脱自在に取り付けられた軸筒であって、前記グリップ部材の表面に微細な凹凸加工を形成すると共に、キャップの内面にも微細な凹凸加工を形成した軸筒。
- 前記グリップとキャップの凹凸部の粗さを異ならしめた請求項1記載の軸筒。
- 前記グリップの表面とキャップの内側面との間に隙間を形成した請求項1、或いは、請求項2に記載の軸筒。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008335071A JP5298846B2 (ja) | 2008-12-26 | 2008-12-26 | 軸筒 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008335071A JP5298846B2 (ja) | 2008-12-26 | 2008-12-26 | 軸筒 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2010155389A true JP2010155389A (ja) | 2010-07-15 |
JP5298846B2 JP5298846B2 (ja) | 2013-09-25 |
Family
ID=42573656
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2008335071A Active JP5298846B2 (ja) | 2008-12-26 | 2008-12-26 | 軸筒 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5298846B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014193564A (ja) * | 2013-03-29 | 2014-10-09 | Pentel Corp | 筆記具 |
Citations (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH08104097A (ja) * | 1994-10-03 | 1996-04-23 | Zebra Pen Corp | 筆記具用キャップ |
JP2552183Y2 (ja) * | 1988-12-24 | 1997-10-27 | ぺんてる株式会社 | 筆記具の滑り止め部材 |
JP2000006573A (ja) * | 1998-06-19 | 2000-01-11 | Pentel Kk | 出没式筆記具 |
JP2000190683A (ja) * | 1998-12-25 | 2000-07-11 | Sakura Color Prod Corp | 塗布具および塗布具の製造方法 |
JP2605459Y2 (ja) * | 1992-02-21 | 2000-07-17 | ぺんてる株式会社 | 筆記具 |
JP2001121876A (ja) * | 1999-10-28 | 2001-05-08 | Pentel Corp | 弾性部材の軸体への取り付け構造 |
JP2003260892A (ja) * | 2002-03-11 | 2003-09-16 | Mitsubishi Pencil Co Ltd | 筆記具の軸筒 |
-
2008
- 2008-12-26 JP JP2008335071A patent/JP5298846B2/ja active Active
Patent Citations (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2552183Y2 (ja) * | 1988-12-24 | 1997-10-27 | ぺんてる株式会社 | 筆記具の滑り止め部材 |
JP2605459Y2 (ja) * | 1992-02-21 | 2000-07-17 | ぺんてる株式会社 | 筆記具 |
JPH08104097A (ja) * | 1994-10-03 | 1996-04-23 | Zebra Pen Corp | 筆記具用キャップ |
JP2000006573A (ja) * | 1998-06-19 | 2000-01-11 | Pentel Kk | 出没式筆記具 |
JP2000190683A (ja) * | 1998-12-25 | 2000-07-11 | Sakura Color Prod Corp | 塗布具および塗布具の製造方法 |
JP2001121876A (ja) * | 1999-10-28 | 2001-05-08 | Pentel Corp | 弾性部材の軸体への取り付け構造 |
JP2003260892A (ja) * | 2002-03-11 | 2003-09-16 | Mitsubishi Pencil Co Ltd | 筆記具の軸筒 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014193564A (ja) * | 2013-03-29 | 2014-10-09 | Pentel Corp | 筆記具 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP5298846B2 (ja) | 2013-09-25 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5665259B2 (ja) | 軟質部材の取付構造 | |
JP5298846B2 (ja) | 軸筒 | |
JP5390825B2 (ja) | 着脱自在キャップ装置 | |
JP2009024834A (ja) | ボールジョイント用ダストカバー | |
KR101951703B1 (ko) | 밴드홀더 | |
JP2007223256A (ja) | シャープペンシル。 | |
JP2019177611A (ja) | 筆記具 | |
JP3894123B2 (ja) | 筆記具のキャップ | |
JP2008232249A (ja) | ダストカバーの固定構造 | |
JP2010052227A (ja) | 筆記具 | |
JP5262351B2 (ja) | 筆記具の尾栓 | |
JP2007278352A (ja) | ボールジョイント用ダストカバー | |
JPWO2022239585A5 (ja) | ||
JP3701897B2 (ja) | 筆記具用グリップ | |
JP5276900B2 (ja) | 筆記具用キャップ | |
JP5515174B2 (ja) | 清掃具 | |
JP3157234U (ja) | 印鑑用キャップ | |
US11667146B2 (en) | Writing tool | |
JP5078641B2 (ja) | 筆記具 | |
JP4478543B2 (ja) | 印鑑キャップ | |
JP2011152121A (ja) | 釣竿 | |
JP4396967B2 (ja) | 筆記具用キャップとクリップとの取付構造 | |
KR101906537B1 (ko) | 잉크 충전호스 일체형 만년필 잉크병 | |
JP2008068524A (ja) | 筆記具 | |
JP2003259913A (ja) | 塗布具 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20111024 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20130123 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20130219 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20130408 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20130521 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20130603 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5298846 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |