JP2010152013A - パターン形成方法、インプリントモールド、および磁気記録媒体の製造方法 - Google Patents

パターン形成方法、インプリントモールド、および磁気記録媒体の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】記録ヘッドなどの形状に応じてトラック幅などを最適に設計し得るパターン形成方法を提供する。
【解決手段】基板上に、ジブロックコポリマーを含有する組成物膜を形成する工程と、前記ジブロックコポリマーを含有する組成物膜を第1の方向にシリンダー状またはラメラ状に相分離させて、第1の方向に延びる第1の相の成分を含む易エッチング領域を形成する工程と、前記相分離したジブロックコポリマーを含有する組成物膜の上に、レジスト膜を形成する工程と、電子線描画または光露光により、前記レジスト膜に、前記第1の方向に交差する第2の方向に延びるパターンを形成する工程と、電子線または光露光によりパターン形成したレジスト膜と前記第2の相の成分を含む耐エッチングパターンとをマスクとして前記基板をエッチングする工程とを具備することを特徴とするパターン形成方法。
【選択図】 なし

Description

本発明は、パターン形成方法、このパターン形成方法により製造されるインプリントモールド、およびこのインプリントモールドを用いる磁気記録媒体の製造方法に関する。
磁気記録装置が発明されて以来、その記録密度は年々増加の傾向を続けており、現在もその記録密度は増加し続けている。
パターンドメディアは、テラビット級の記録密度を実現するために有効な手段であるものの、このような高記録密度を達成するには、要求されるセルサイズが30〜20nm以下と微細である。電子線での微細パターンの描画によって微細加工は可能であるが、これは長時間を要する。したがって、加工された媒体は非常に高価なものとなる。
この問題は、ジブロックコポリマーの相分離を利用してパターンドメディアを製造することにより、解決できることが提案されている(例えば、非特許文献1および特許文献1参照)。具体的には、例えばポリスチレンとポリメチルメタクリレートとのジブロックコポリマーを相分離させてドットパターンを形成し、磁性膜にドットパターンを転写して記録セルとして用いられる磁性ドットが形成される。ジブロックコポリマーの相分離により、円形のドットパターンが最密充填の配置をとって形成される。
パターンドメディアを搭載した磁気記録装置においては、記録ヘッドによって2つ以上の記録セルにまたがった書き込みや読み取りがなされるおそれがある。記録ヘッドに応じて磁性ドットの配列およびトラック幅などの条件を最適化できれば、これを避けることができる。ジブロックコポリマーを相分離させてドットパターンを形成し、ヘッド形状軌跡へ追従したビット形状を作製することが提案されている(例えば、特許文献2参照)。しかし、ジブロックコポリマーを相分離させてドットパターンを形成する方法では、記録ヘッドの形状に応じて磁性ドットの配列およびトラック幅などの条件を最適化するのは困難であった。
K. Naito et al., IEEE Trans. Magn., vol. 38, p. 1949 特開2004−342226号公報 特開2004−265474号公報
本発明は、記録ヘッドなどの形状に応じて、トラック幅などを最適に設計し得る自由度が高いパターン形成方法を提供することを目的とする。
本発明の一態様に係るパターン形成方法は、基板上に、ジブロックコポリマーを含有する組成物からなり、第1の相と、この第1の相よりエッチング耐性の高い第2の相とに相分離する組成物膜を形成する工程と、前記ジブロックコポリマーを含有する組成物膜を第1の方向にシリンダー状またはラメラ状に相分離させて、第1の方向に延びる第1の相の成分を含む易エッチング領域を形成する工程と、前記相分離したジブロックコポリマーを含有する組成物膜の上に、レジスト膜を形成する工程と、電子線描画または光露光により、前記レジスト膜に、前記第1の方向に交差する第2の方向に延びるパターンを形成する工程と、電子線または光露光によりパターン形成したレジスト膜と前記第2の相の成分を含む耐エッチングパターンとをマスクとして前記基板をエッチングする工程とを具備することを特徴とする。
本発明の他の態様に係るパターン形成方法は、基板上に、ジブロックコポリマーを含有する組成物からなり、第1の相と、この第1の相よりエッチング耐性の高い第2の相とに相分離する組成物膜を形成する工程と、前記ジブロックコポリマーを含有する組成物膜を第1の方向にシリンダー状またはラメラ状に相分離させて、第1の方向に延びる第1の相の成分を含む易エッチング領域を形成する工程と、前記組成物膜から前記第1の相の成分を含む易エッチング領域を除去して、前記第1の方向に延びる前記第2の相の成分を含む耐エッチングパターンを形成する工程と、前記耐エッチングパターン上に、レジスト膜を形成する工程と、電子線描画または光露光により、前記レジスト膜に、前記第1の方向に交差する第2の方向に延びるパターンを形成する工程と、電子線または光露光によりパターン形成したレジスト膜と前記第2の相の成分を含む耐エッチングパターンとをマスクとして前記基板をエッチングする工程とを具備することを特徴とする。
本発明の一態様に係るインプリントモールドは、上記のパターン形成方法により加工された格子状パターンを有する基板を具備することを特徴とする。
本発明の一態様に係る磁気記録媒体の製造方法は、体基板上に磁性膜を成膜する工程と、前記磁性膜上にレジスト膜を形成する工程と、前記レジスト膜に対して請求項8に記載の格子状パターンを有するインプリントモールドを用いてインプリントを行い、前記レジスト膜に格子状の凹部を形成することにより、凸部からなるレジストパターンを得る工程と、前記レジストパターンをマスクとして前記磁性膜をエッチングし、格子状の溝で分離された磁性膜パターンを形成する工程とを具備することを特徴とする。
本発明によれば、記録ヘッドなどの形状に応じて、トラック幅などを最適に設計し得る自由度が高いパターン形成方法が提供される。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。
図1(a)は、本発明の一実施形態に係る方法により製造される磁気記録媒体の平面図である。図示するように、磁気記録媒体1には、同心円状にトラック2が設けられている。図1(a)における領域Aの拡大図を図1(b)に示す。図示するように、トラック2内で、磁性体セル3が内周トラック、外周トラックとも同一ピッチで並列に整列した形態となっている。この磁気記録媒体は、本発明の一実施形態に係るインプリントモールドを用いて製造される。このインプリントモールドは、本発明の一実施形態に係るパターン形成方法によって製造することができる。
最初に、本発明の一実施形態に係るパターン形成方法において用いられるジブロックコポリマーを含有する組成物膜について説明する。
ジブロックコポリマーを含有する組成物膜は、エッチング耐性の異なる2種類の相に分離する。相分離した第1の相の成分は、第2の相の成分よりエッチング耐性が低いという条件を満足すれば、ジブロックコポリマー成分の組成・分子量は特に限定されない。こうした第1の相成分と第2の相成分とを含むジブロックコポリマーとしては、例えば、ポリスチレン−ポリメチルメタクリレート(PS−PMMA)、ポリスチレン−ポリ(エチレン−alt−プロピレン)(PS−PEP)、ポリスチレン−ポリブタジエン(PS−PBD)、ポリスチレン−ポリイソプレン(PS−PI)、ポリスチレン−ポリビニルメチルエーテル(PS−PVME)、およびポリスチレン−ポリエチレンオキサイド(PS−PEO)などが挙げられる。
シリンダー配向性の高いジブロックコポリマーとして、液晶性メソゲン基が置換されたポリアクリレートと、ポリエチレンオキサイド、ポリプロピレンオキサイド、またはポリブチレンオキサイドなどとのジブロックコポリマーが挙げられる。
ジブロックコポリマーの総分子量、各ポリマー成分の分子量や極性の差などを調整することによって、得られる相分離のピッチを制御することができる。
図2は、ジブロックコポリマーが、シリンダーまたはラメラに相分離する組成範囲を示す相図の一例である。図2において、χはFlory-Hugginsのセグメント間相互作用パラメータでありポリマー成分によって決まる値、Nはジブロックコポリマー全体の重合度、fはジブロックコポリマーを構成する2本のポリマー鎖の組成比である。また、それぞれの相分離状態の模式図を示してある。
図2に示すように、ラメラを構成するためには2本のポリマー鎖の組成比が概略0.3〜0.7であることが好ましく、シリンダーを構成するためには、シリンダーとなるポリマー鎖の組成比が概略0.15〜0.35であることが好ましい。ブロックコポリマー成分に他の成分を混合する場合、相分離したときの各相の体積が上記の比率となるように混合量を調整することが好ましい。
相分離した構造の第1の相と第2の相にエッチング耐性の差を付与する方法として、第2の相の成分に、酸素エッチング耐性の高いケイ素含有成分を含有させることが好ましい。例えば、シスセスキオキサンなどの誘導体を有効に用いることができる(例えば、Nano Letters, (2004) 273; Appl. Phys. Lett., 88, 243107(2006))。また、下記一般式(1)で表わされるシリケート類、一般式(2)で表わされるハイドロジェンシロキサン、一般式(3)で表わされるメチルシロキサン、および一般式(4)で表わされるメチルシロキサンなどの有機または無機系のケイ素含有化合物を用いることができる。さらに、下記一般式(5)で表わされるハイドロジェンシルセスキオキサン、一般式(6)で表わされるメチルシルセスキオキサンなども用いることができる。
Figure 2010152013
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図3ないし図12を参照して、本発明の一実施形態に係るパターン形成方法を説明する。この説明においては、シリンダー部分を易エッチング層としているが、相構造のエッチング難易は逆になっていてもかまわない。まず、図3に示すように、基板11上にジブロックコポリマーを含有する組成物膜12を形成する。基板11は特に限定されず、例えばプラスチック基板、ガラス基板、およびシリコン基板などを用いることができる。基板11上に、磁性体、半導体、絶縁膜、導電膜などからなる薄膜を形成してもよい。すなわち、本発明の実施形態に係るパターン形成方法によって、基板11を直接加工することができる。あるいは、本発明の実施形態に係る方法によって、基板11上に形成された薄膜にパターンを形成することもできる。
ジブロックコポリマーを含有する組成物膜12を、熱または溶媒雰囲気などでアニール処理することによって、図4に示すように相分離したジブロックコポリマーを含有する組成物膜13を得る。相分離によって、第1のポリマー成分はシリンダー状の易エッチング領域14を形成する。シリンダー状の易エッチング領域14は第1の方向に延びている。
相分離したジブロックコポリマーを含有する組成物膜13においては、易エッチング領域14を構成するシリンダーの方向が所定の方向に揃っていることが望まれる。例えば図5に示すように、ガイド20を基板11の対向する辺の上に予め形成することによって、これを達成することができる。ガイド20の間に、図6に示すようにジブロックコポリマーを含有する組成物膜12を形成して、図7に示すような相分離したジブロックコポリマーを含有する組成物膜13を得ることができる(例えば、T. Yamaguchi, et al., J. Photopolym. Sci. Technol., 18 (2005) pp. 421; D. Sundrani et al., Langmuir 20, pp. 5091)。
この場合、相分離方向のガイドとなるパターンは、物理的な凸凹形状を有している必要は無く、例えば、表面エネルギーの違う組成による配向パターンの形成、または光学的または/および化学的処理によって、ブロックコポリマーの一方の組成に親和性のある表面処理によるパターン形成を施しておいてもよい(例えば、M. P. Stoykovich, et al., Science 308 (2005) pp. 1442; K. O. Stuen, I. In, E. Han, J. A. Streifer; R. J. Hamers, P. F. Nealey, P. Gopalan, Journal of Vacuum Science and Technology B, 25, (2007) pp.1958-1962)。
あるいは、ジブロックコポリマーを含有する組成物膜12の面に沿って剪断応力を加えることによって、相分離したジブロックコポリマーを含有する組成物膜13を得ることもできる(D. E. Angelescu et al., Adv. Mater., 16 (2004) pp. 1739)。作製される相分離テンプレートが磁性媒体の形成に用いられる場合には、ガイドまたは剪断応力方向は、ヘッドのアーム軌跡に追従した形であることが望ましい。
次に、第1の相の成分を含む易エッチング領域14を除去して、図8に示すように第2の相の成分を含む耐エッチングパターン15を形成する。易エッチング領域14は、例えば、プラズマ処理、熱処理などにより除去することができる。
さらに、図9に示すように、ジブロックコポリマーの相分離パターンに交差するパターンを形成するためのレジスト膜16を、耐エッチングパターン15の上に形成する。この際、ミキシングによるパターン形状劣化を防止するため、フォトレジスト膜16と耐エッチングパターン15との相互の溶解性を低下させる手段を講じておくことが望ましい。具体的には、ジブロックコポリマーの成分または添加物成分の三次元架橋による不溶化によって、これを可能とすることができる。あるいは、ジブロックコポリマー成分とは極性の異なるフォトレジストを用いてもよい。
レジスト膜16に、EBまたはレーザによる直接描画、またはマスク露光装置によるパターン露光を施す。このときの描画パターンまたはマスク露光のマスクパターンは、大体において前記第1の方向に交差する第2の方向に延びている。このとき描画またはマスク露光のパターンの一部としてサーボマークなど記録メディアとして必要な情報を示すパターンが含まれていてもかまわない。
パターン形成のための方法としては、EBまたはレーザによる直接描画、およびフォトマスクを介しての水銀灯、KrFエキシマレーザ,ArFエキシマレーザ、EUV、X線などの光源によるパターン露光などが挙げられるが、これらに限るものではない。
また、これらのパターン形成に用いられるレジスト類もそれぞれの露光光源に適したものを使用することが好ましい。
パターニング露光の後、必要に応じてフォトレジスト膜に加熱処理を施し、現像液にてフォトレジスト膜を現像し、図10に示すように、第2の相の成分を含む耐エッチングパターン15を露出させる。図示するように、第1の方向に延びる耐エッチングパターン15の上には、第2の方向に延びるフォトレジスト膜16のパターン19が交差して残置される。
次いで、第2の相の成分を含む耐エッチングパターン15とフォトレジスト膜16のパターン19とをマスクとして基板11をエッチング加工し、図11に示すような溝21を形成する。
最後に、第2の相の成分を含む耐エッチングパターン15およびフォトレジスト膜16のパターン19を除去して、図12に示すような矩形の溝21を囲む格子状の凸部を有するインプリントモールド30が形成される。
ジブロックコポリマーとしてポリスチレン−ポリエチレンオキシド(PS−PEO)にSOG(spin-on-glass)を混合した組成物を用いて、上述した方法によりシリコン基板に格子状パターンを形成する例を説明する。
基板11としてのシリコン基板の上に、図3に示すように、ポリスチレン−ポリエチレンオキシド(PS−PEO)にSOGを混合した溶液を塗布して、PS−PEOとSOGの混合物からなるジブロックコポリマーを含有する組成物膜12を形成する。第1の相の成分はPSであり、第2の相の成分はPEOである。ケイ素含有成分であるSOGが配合されることによって、第2の相の成分の酸素エッチング耐性は第1の相の成分のPSより高められる。
アニール処理を施して、相分離したジブロックコポリマーを含有する組成物膜を得る。この際のアニール方法としては、加熱、溶媒雰囲気中に暴露など、いずれの方法を用いてもかまわない。この結果、図4に示されるように、第1の相の成分であるPSからなる易エッチング領域14がシリンダー状に形成されて、相分離したジブロックコポリマーを含有する組成物膜13が得られる。易エッチング領域14は第1の方向に延びている。
この易エッチング領域14を除去して、図7に示すように第2の相の成分を含む耐エッチングパターン15を得る。易エッチング領域14は、例えば、300℃以上で加熱することによって除去することができる。あるいは、酸素プラズマ処理などを用いて、易エッチング領域14を除去してもよい。
耐エッチングパターン15上に、図9に示すようにフォトレジスト膜16を形成する。EB描画装置により、フォトレジスト膜16にパターンを描画する。フォトレジスト膜16に形成されるパターンは、前記第1の方向に交差する第2の方向に延びている。第1の方向と第2の方向とのなす角度は、例えば記録ヘッドの形状に応じて、約60°から90°の範囲で設定することができる。
レジスト現像後、図10に示すように第2の相の成分を含む耐エッチングパターン15と、フォトレジスト膜のパターン19とによって、格子状のエッチングマスクが形成される。
得られた格子状パターンをマスクとして用いてエッチングを行なって、図11に示すように、基板11を加工する。エッチングガスとしては、マスクと基板とのエッチング速度の選択比が大きく取れる組成が好ましく、基板11がシリコン基板の場合、例えばSF6を用いることができる。さらに、SF6と酸素、窒素、または塩素系ガスなどの混合ガスなども挙げられるが、これらに限定されるものではない。
基板11のエッチング後に、溶媒、フッ酸などによるウエットエッチングまたはハロゲン系ガスのドライエッチングなどにより耐エッチングパターン15およびフォトレジスト膜のパターン19を剥離して、図12に示されるような矩形の溝21を有するシリコン基板を得る。矩形パターンの縦横のアスペクト比は、ジブロックコポリマー組成の相分離ピッチおよびフォトレジスト膜のパターン19の幅によって規定されることから、ジブロックコポリマー組成の選択および図10に示すパターン19の設計によって、任意のアスペクト比を有する凹パターンを形成することも可能である。
相分離した第1の相の成分によって構成される易エッチング領域14は、ラメラ状であってもよい。すなわち、第1および第2の相の成分が層状に、かつ基板に対して垂直方向に相分離し、基板上で第1の相の成分と第2の相の成分と交互に配列されていることが好ましい。
図13ないし図16を参照して、こうした相分離を用いた例を説明する。ラメラ状に相分離する組成のジブロックコポリマー組成物を用いる以外は、シリンダー状の相分離の場合と同様の方法によって、インプリントモールドを形成することができる。例えば、ジブロックコポリマーのポリマー成分の組成比またはジブロックコポリマーに含有させるケイ素化合物の含有量比を変更することによって、ラメラ状の相分離を得ることができる。
まず、図3に示したように、基板11上にジブロックコポリマーを含有する組成物膜12を形成する。ジブロックコポリマーを含有する組成物膜12の形成に先立って、所定のランダムコポリマーからなる薄膜を基板11上に形成することによって、基板面に垂直な相分離を確実にすることができる。具体的には、用いられるジブロックコポリマーと同様の第1および第2の成分を含有するランダムコポリマーの薄膜である。また、相分離構造配列を促進するためのガイドを形成する場合には、ジブロックコポリマーの一方の組成と親和性のある素材を用いることが好ましい。
ジブロックコポリマーを含有する組成物膜12を、熱または溶媒雰囲気などでアニール処理することによって、図13に示すように相分離したジブロックコポリマーを含有する組成物膜13を得る。相分離によって、第1の相の成分はラメラ状の易エッチング領域14を形成する。シリンダー状の場合と同様、ラメラ状の易エッチング領域14は第1の方向に延びている。
第1の相の組成成分からなる易エッチング領域14を除去して、図14に示すように第2の相の成分を含む耐エッチングパターン15を得る。この上に、図15に示すようにフォトレジスト膜16を形成する。図16に示すようにEB描画とそれに続く現像処理によりフォトレジスト膜16のパターン19を形成する。
第2の相の組成成分を含む耐エッチングパターン15とフォトレジスト膜16のパターン19とをマスクとして、図11に示したように基板11を加工する。最後に、耐エッチングパターン15およびとフォトレジスト膜16のパターン19を除去して、図12に示したようなインプリントモールド30を形成する。
相分離により生じた易エッチング領域14は、必ずしも、フォトレジスト膜16を形成する前に相分離したジブロックコポリマー膜13から除去する必要はない。
図17に示すように、シリンダー状の易エッチング領域14が生じて相分離したジブロックコポリマー組成層13の上に、フォトレジスト膜16を設けることもできる。図18に示すようにEB描画によりフォトレジスト膜16にパターンを形成する。フォトレジスト膜16をマスクに下層にある第1の相の成分からなる易エッチング領域14を除去する。その結果、図10に示したような第2の相の組成成分を含む耐エッチングパターン15が得られ、このパターン15の上にはフォトレジスト膜のパターン19が残置される。第2の相の組成成分を含む耐エッチングパターン15とフォトレジスト膜16のパターン19とをマスクとして、図11に示したように基板11を加工する。最後に、耐エッチングパターン15およびフォトレジスト膜のパターン19を除去して、図12に示したようなインプリントモールド30を形成する。
ラメラ状の易エッチング領域14が生じて相分離したジブロックコポリマーを含む組成物膜13の上に、図19に示すようにフォトレジスト膜16を設けることもできる。電子線または光露光および現像により図20に示すようにフォトレジスト膜16にパターン19を形成する。さらに、露出している下層から、第1の相の成分からなる易エッチング領域14を除去する。その結果、図10に示したような第2の相の組成成分を含む耐エッチングパターン15が得られ、この耐エッチングパターン15の上にフォトレジスト膜のパターン19が残置される。第2の相の組成成分を含む耐エッチングパターン15とフォトレジスト膜16のパターン19とをマスクとして、図11に示したように基板11を加工する。最後に、耐エッチングパターン15およびフォトレジスト膜のパターン19を除去して、図12に示したようなインプリントモールド30を形成する。
本発明の実施形態に係る方法により作製されたインプリントモールドは、磁気記録媒体の製造に好適に用いられる。
図21ないし図26を参照して、本発明の実施形態に係る磁気記録媒体の製造方法を説明する。
図21に示すように、媒体基板31の上に磁性膜32およびインプリント用レジスト膜33を形成し、上述したように作製されたインプリントモールド30を配置する。磁性膜32は、例えばスパッタリング法などにより形成することができ、インプリント用レジスト膜33は、例えば塗布法により形成することができる。
プレスなどでインプリントモールド30を図22に示すように加圧して、図23に示すようにインプリント用レジスト膜33に凸パターン34を形成する。このとき、インプリントモールド30には、離型性向上のため、フッ化アルキルシランカップリング剤、パーフルオロポリエーテル誘導体、カーボン膜などで離型処理を施してもかまわない。
凹部のレジスト残渣を除去して、図24に示すように磁性膜32を露出させ、イオンミリングなどにより磁性膜32を加工する。その結果、図25に示すような分断された微細な磁性ドット35を得ることができる。磁性ドット35の上のレジストパターン34は、必要に応じて図26のように剥離してもよい。
形成された磁性ドットからなる記録セルは、例えば図26に示されるような縦横比の異なるロッドの形状とすることができる。上記のようにロッド状のナノパターンは、ジブロックコポリマーの相分離を利用するだけでは形成することが困難であるが、本発明の方法によれば高い自由度で最適なパターンを設計することができる。
なお、この方法は、磁気記録媒体に限らず、光ディスクや半導体装置など、微細パターンの形成を必要とする分野へ応用することができる。
以下、本発明の具体例を示すが、本発明はこれらの具体例に限定されるものではない。
実施例に使用した自己組織化パターン形成用の溶液の調製例として、組成A、B、Cを示すが、これに限られるものではない。
(A)ポリスチレン−ポリエチレンオキシド(Mn:PS=3000、PEO=3000)とSOG(東京応化OCD T−7)とを用いて、塗布溶液を調製した。OCD T−7の固形成分が、PEOの3.2重量倍になるように混合し、塗布溶液における全固形成分量が1.5%になるようにジエチレングリコールジメチルエーテル溶媒で調製した。
(B)ポリスチレン−ポリエチレンオキシド(Mn:PS=3000、PEO=3000)とSOG(東京応化OCD T−7)とを用いて、塗布溶液を調製した。OCD T−7の固形成分がPEOの3.2重量倍になるように混合し、塗布溶液における全固形成分量が2.5%になるようにトリエチレングリコールジメチルエーテル溶媒で調製した。
(C)ポリスチレン−ポリエチレンオキシド(Mn:PS=19000、PEO=6400)とSOG(東京応化OCD T−7)とを用いて、塗布溶液を調製した。OCD T−7の固形成分がPEOの3.8重量倍になるように混合し、塗布溶液における全固形成分量が2.5%になるようにトリエチレングリコールジメチルエーテル溶媒で調製した。
(D)ポリスチレン−ポリエチレンオキシド(Mn:PS=3000、POE=3000)とSOG(東京応化OCD T−7)とを用いて、塗布溶液を調製した。OCD T−7の固形成分量がPEOの2重量倍となるように混合し、塗布溶液における全固形成分量が2.5%になるようにトリエチレングリコールジメチルエーテルで調整した。
(D)ポリスチレン−ポリジメチルシロキサン(Mn=45500、ポリジメチルシロキサンの体積比33.5%)をトルエンに溶解して、全固形成分量が1%になるように塗布溶液を調製した。
(実施例1)
まず、3インチの基板上、ハイドロジェンシルセスキオキサン(HSQ)を電子線描画することにより、ガイド20(幅300nm高さ10nm)を形成して、図5に示したような基板11を準備した。
ガイド20が形成された基板11の上に、上述した塗布溶液Aをスピンコートして、図6に示したようなジブロックコポリマー膜12を形成した。200℃で3時間アニールすることにより図7に示すように、PSがシリンダー状の易エッチング領域14を形成して相分離したジブロックコポリマー膜13が得られた。相分離により生じたシリンダーのピッチは16nmであった。
相分離したジブロックコポリマー膜13の上に、フォトレジスト膜16としてのノボラック系のi線レジスト膜を形成した。ステッパー露光によりパターン露光後、TMAHの2.38%水溶液にて現像を行い、易エッチング領域14が延びている第1の方向に対して90°の角度をなす第2の方向に延びる300nmラインと500nmスペースのパターンを得た。
この格子状パターンをマスクとしてSF6ガスでシリコン基板のエッチングを行なったところ、図11に示したように基板11に溝21が形成された。その後、酸素エッチングおよび希フッ酸による洗浄を施すことにより、耐エッチングパターン15およびフォトレジスト膜のパターン19を除去した。図12に示したようにシリコン基板11の表面に16nmピッチ×800nmピッチの溝21が確認された。このシリコン基板は、インプリントモールドとして用いることができる。
(実施例2)
実施例1と同様のガイド20を有する基板11を準備し、前述の塗布溶液Aをスピンコートして、図6に示したようなジブロックコポリマー膜12を形成した。これを、200℃で3時間アニールすることにより、図7に示すようにPSがシリンダー状の易エッチング領域14を形成して相分離したジブロックコポリマー膜13が得られた。相分離により生じたシリンダーのピッチは16nmであった。
酸素エッチング処理を施して、相分離したジブロックコポリマー膜13からPSからなる易エッチング領域14を除去し、図8に示すような耐エッチングパターン15を得た。この耐エッチングパターン15は、PEOとSOGとの混合相から形成される。
耐エッチングパターン15の上に、図9に示すようにフォトレジスト膜16としてZEP520(日本ゼオン製)の80nmの膜を形成した。EB露光装置によりパターン描画を行い、IPAにより現像し、50nmのラインと100nmのスペースからなるフォトレジスト膜のパターン19を形成した。その結果、図10に示したように、耐エッチングパターン15とフォトレジスト膜のパターン19とからなる格子状パターンが得られた。
この格子状パターンをマスクとしてSF6ガスでシリコン基板のエッチングを行なったところ、図11に示したように基板11に溝21が形成された。その後、酸素エッチングおよび希フッ酸による洗浄を施すことにより、耐エッチングパターン15およびフォトレジスト膜のパターン19を除去した。図12に示したようにシリコン基板11の表面に16nmピッチ×150nmピッチの溝21が確認された。このシリコン基板は、インプリントモールドとして用いることができる。
(実施例3)
塗布溶液Aを塗布溶液Bに変更した以外は実施例2と同様の手法により、基板11にパターンを形成した。その結果、基板の表面には、16nmピッチ×150nmピッチの溝21が確認された。このシリコン基板は、インプリントモールドとして用いることができる。
(実施例4)
塗布溶液Aを塗布溶液Cに変更した以外は実施例2と同様の手法により、基板11にパターンを形成した。その結果、基板の表面には、38nmピッチ×150nmピッチの溝21が確認された。このシリコン基板は、インプリントモールドとして用いることができる。
(実施例5)
塗布溶液Aを塗布溶液Dに変更した以外は実施例2と同様の手法により、基板11にパターンを形成した。その結果、基板の表面には、20nmピッチ×150nmピッチの溝21が確認された。このシリコン基板は、インプリントモールドとして用いることができる。
(実施例6)
ここでは図4または図7に示す組成14が耐エッチング性である実施例について説明する。
まず、3インチの基板上、ポリスチレンを電子線描画することにより、ガイド20(幅300nm高さ10nm)を形成して、図5に示したような基板11を準備した。
塗布溶液Dをガイド基板11に塗布し、180度で5時間アニールすることによりポリジメチルシロキサンのシリンダーがガイドに平行に配向したパターンが得られた。このときの表層に生じたポリジメチルシロキサンの薄層をCF4プラズマで剥離後、酸素プラズマ処理を施すことにより、ポリジメチルシロキサンが酸化された耐エッチング性のシリンダーパターンを作製した。
次に、実施例2と同様に得られた耐エッチングパターン15の上に、図9に示すようにフォトレジスト膜16としてZEP520(日本ゼオン製)の80nmの膜を形成した。EB露光装置によりパターン描画を行い、IPAにより現像し、50nmのラインと100nmのスペースからなるフォトレジスト膜のパターン19を形成した。その結果、図10に示したように、耐エッチングパターン15とフォトレジスト膜のパターン19とからなる格子状パターンが得られた。
この格子状パターンをマスクとしてSF6ガスでシリコン基板のエッチングを行なったところ、図11に示したように基板11に溝21が形成された。その後、酸素エッチングおよび希フッ酸による洗浄を施すことにより、耐エッチングパターン15およびフォトレジスト膜のパターン19を除去した。図12に示したようにシリコン基板11の表面に45nmピッチ×150nmピッチの溝21が確認された。このシリコン基板は、インプリントモールドとして用いることができる。
(実施例7)
実施例2で得られたインプリントモールドを用いて磁性膜を加工し、磁気記録媒体を作製した。
まず、図21に示すように、ガラス基板31の上に20nmの磁性膜32を成膜し、この磁性膜32の上にノボラック系レジストをスピンコートして、厚さ30nmのレジスト膜33を形成した。
実施例2で作製された格子状パターンを有するインプリントモールド30を、レジスト膜33上に配置し、プレス装置により2000barの圧力を印加して、図22に示すようにインプリントを行なった。インプリントモールド30は、カップリング処理剤(TSL8233(GE東芝シリコーン製)の2%エタノール溶液に30分間浸漬し、120℃のオーブンで1時間乾燥することにより、予め表面に離型処理を施しておいた。
インプリント用のレジスト膜33に格子状の溝が形成されて、図23に示すようなレジストパターン34が得られた。溝の底部に残るレジスト膜の部分を酸素プラズマにより除去して、図24に示すように磁性膜32を露出した後、レジストパターン34をマスクとして、Arイオンミリングにより磁性膜32をエッチングして、図25に示すように磁性膜パターン35を得た。
最後に、レジストパターン34を剥離して、図26に示すような磁性膜パターン35からなる磁性セルが形成された磁気記録媒体を製造した。磁性セルの寸法は、16nmピッチ×150nmであり、インプリントモールドのパターンが転写されたことが確認された。
本発明の一実施形態に係る磁気記録媒体の平面図。 ジブロックコポリマーが、シリンダーまたはラメラに相分離する組成範囲を示す相図。 本発明の一実施形態に係るインプラントモールドの製造方法の一工程を表わす斜視図。 図3に続く工程を表わす斜視図。 他の実施形態に係るインプラントモールドの製造方法の一工程を表わす斜視図。 図5に続く工程を表わす斜視図。 図6に続く工程を表わす斜視図。 図4に続く工程を表わす斜視図。 図8に続く工程を表わす斜視図。 図9に続く工程を表わす斜視図。 図10に続く工程を表わす斜視図。 図11に続く工程を表わす斜視図。 本発明の他の実施形態に係るインプラントモールドの製造方法の一工程を表わす斜視図。 図13に続く工程を表わす斜視図。 図14に続く工程を表わす斜視図。 図15に続く工程を表わす斜視図。 本発明の他の実施形態に係るインプラントモールドの製造方法の一工程を表わす斜視図。 図17に続く工程を表わす斜視図。 本発明の他の実施形態に係るインプラントモールドの製造方法の一工程を表わす斜視図。 図19に続く工程を表わす斜視図。 本発明の一実施形態に係る磁気記録媒体の製造方法の一工程を表わす斜視図。 図21に続く工程を表わす斜視図。 図22に続く工程を表わす斜視図。 図25に続く工程を表わす斜視図。 図24に続く工程を表わす斜視図。 図25に続く工程を表わす斜視図。
符号の説明
1…磁気記録媒体、2…トラック、3…磁性体セル、11…基板、12…ジブロックコポリマー膜、13…相分離したジブロックコポリマー膜、14…第1の相の成分を含む易エッチング領域、15…第2の相の成分を含む耐エッチングパターン、16…フォトレジスト膜、19…パターン、20…ガイド、21…溝、30…インプリントモールド、31…媒体基板、32…磁性膜、33…レジスト膜、34…レジストパターン、35…磁性膜パターン。

Claims (9)

  1. 基板上に、ジブロックコポリマーを含有する組成物からなり、第1の相と、この第1の相よりエッチング耐性の高い第2の相とに相分離する組成物膜を形成する工程と、
    前記ジブロックコポリマーを含有する組成物膜を第1の方向にシリンダー状またはラメラ状に相分離させて、第1の方向に延びる第1の相の成分を含む易エッチング領域を形成する工程と、
    前記相分離したジブロックコポリマーを含有する組成物膜の上に、レジスト膜を形成する工程と、
    電子線描画または光露光により、前記レジスト膜に、前記第1の方向に交差する第2の方向に延びるパターンを形成する工程と、
    電子線または光露光によりパターン形成したレジスト膜と前記第2の相の成分を含む耐エッチングパターンとをマスクとして前記基板をエッチングする工程と
    を具備することを特徴とするパターン形成方法。
  2. 基板上に、ジブロックコポリマーを含有する組成物からなり、第1の相と、この第1の相よりエッチング耐性の高い第2の相とに相分離する組成物膜を形成する工程と、
    前記ジブロックコポリマーを含有する組成物膜を第1の方向にシリンダー状またはラメラ状に相分離させて、第1の方向に延びる第1の相の成分を含む易エッチング領域を形成する工程と、
    前記組成物膜から前記第1の相の成分を含む易エッチング領域を除去して、前記第1の方向に延びる前記第2の相の成分を含む耐エッチングパターンを形成する工程と、
    前記耐エッチングパターン上に、レジスト膜を形成する工程と、
    電子線描画または光露光により、前記レジスト膜に、前記第1の方向に交差する第2の方向に延びるパターンを形成する工程と、
    電子線または光露光によりパターン形成したレジスト膜と前記第2の相の成分を含む耐エッチングパターンとをマスクとして前記基板をエッチングする工程と
    を具備することを特徴とするパターン形成方法。
  3. 前記基板上に前記ジブロックコポリマーを含有する組成物膜を形成する前に、前記基板上にガイドを形成する工程をさらに具備し、前記ジブロックコポリマーを含有する組成物膜を相分離させて、前記ガイドに沿った第1の方向に延びるシリンダー状またはラメラ状の第1の相の成分を含む易エッチング領域を形成することを特徴とする請求項1または2に記載のパターン形成方法。
  4. 前記ジブロックコポリマーは、ポリスチレン、ポリメチルメタクリレート、ポリ(エチレン−alt−プロピレン)、ポリブタジエン、ポリイソプレン、ポリビニルメチルエーテル、ポリエチレンオキサイド、ポリプロピレンオキサイド、およびポリブチレンオキサイド、ポリジメチルシロキサンからなる群より選択される2つのブロックを有することを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載のパターン形成方法。
  5. 前記ジブロックコポリマーを含有する組成物膜が相分離した前記第2の相に、さらにケイ素化合物が含有されていることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載のパターン形成方法。
  6. 前記ケイ素化合物は、シリケート類、ハイドロジェンシロキサン、メチルシロキサン、メチルシロキサン、ハイドロジェンシルセスキオキサン、およびメチルシルセスキオキサンからなる群より選択されることを特徴とする請求項5に記載のパターン形成方法。
  7. 前記耐エッチングパターンを前記基板から除去する工程をさらに具備することを特徴とする請求項1ないし6のいずれか1項に記載のパターン形成方法。
  8. 請求項1ないし7のいずれか1項に記載のパターン形成方法により加工された格子状パターンを有する基板を具備することを特徴とするインプリントモールド。
  9. 媒体基板上に磁性膜を成膜する工程と、
    前記磁性膜上にレジスト膜を形成する工程と、
    前記レジスト膜に対して請求項8に記載の格子状パターンを有するインプリントモールドを用いてインプリントを行い、前記レジスト膜に格子状の凹部を形成することにより、凸部からなるレジストパターンを得る工程と、
    前記レジストパターンをマスクとして前記磁性膜をエッチングし、格子状の溝で分離された磁性膜パターンを形成する工程と
    を具備することを特徴とする磁気記録媒体の製造方法。
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