JP2010151335A - 冷蔵庫 - Google Patents

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Abstract

【課題】送風効率及びイオンの供給効率を向上できる冷蔵庫を提供する。
【解決手段】貯蔵物を収納する貯蔵室2と、冷気を生成する冷却器11と、冷却器11で生成した冷気を吐出口84を介して貯蔵室2に供給する冷気通路32と、冷気通路32に冷気を導く送風機23と、イオンを発生するイオン発生部86fを有したイオン発生装置86とを備え、イオン発生装置86は冷気通路32の背面部分と天面部分とのコーナー付近に設けられるとともに、イオン発生部86fが冷気通路32の貯蔵室2側の壁面に沿って配される。
【選択図】図2

Description

本発明は、イオンを発生するイオン発生装置を備えた冷蔵庫に関する。
従来の冷蔵庫は特許文献1に開示されている。この冷蔵庫は下部に冷却器が配置され、上部に冷蔵室が配置される。冷却器の近傍には送風機が設けられる。冷蔵室の背面には送風機の駆動によって冷却器から冷気が導かれる冷気通路が配置される。冷気通路は冷蔵室の周囲に沿って屈曲して冷蔵室の左端部、上端部及び右端部に設けられ、複数の吐出口が開口する。冷蔵室の下部には戻り口が開口し、戻り口から下方に延びて冷却器に冷気を戻す戻り通路が設けられる。
送風機を駆動すると冷却器で生成された冷気が冷蔵庫の下部から上方に導かれて冷気通路を流通する。冷気通路を流通する冷気は冷蔵室の周部に配される吐出口から吐出される。吐出口から吐出された冷気は冷蔵室内を流通し、戻り口から戻り通路に流入して冷却器に戻る。これにより、冷蔵室内が冷却される。
また、冷気通路の上端部内にはイオン発生装置の電極が支持部材により支持され、通路内に突出して配される。イオン発生装置の本体部は冷気通路の下方に配され、本体部の駆動によって電極からマイナスイオンが発生する。冷気通路を流通する冷気にはマイナスイオンが含まれ、イオン発生装置の下流側となる左端部の吐出口から吐出される。これにより、冷蔵室内にマイナスイオンが流通して食品臭を低減することができる。
特開2003−14365号公報(第4頁−第7頁、第2図)
しかしながら、上記従来の冷蔵庫によると、冷気通路内に電極や支持部材が突出して設けられるため、流路が狭くなるとともに気流が電極や支持部材に衝突して乱流が発生する。これにより、送風効率が低下する問題があった。また、電極から発生したイオンが乱流によって衝突して消滅するため、イオンの供給効率が低下する問題もあった。
本発明は、送風効率及びイオンの供給効率を向上できる冷蔵庫を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、貯蔵物を収納する貯蔵室と、冷気を生成する冷却器と、前記冷却器で生成した冷気を吐出口を介して前記貯蔵室に供給する冷気通路と、前記冷気通路に冷気を導く送風機と、イオンを発生するイオン発生部を有したイオン発生装置とを備え、前記イオン発生部は前記冷気通路の背面部分と天面部分とのコーナー付近に設けられるとともに前記冷気通路の前記貯蔵室側の壁面に沿って配されることを特徴としている。
この構成によると、送風機が駆動されると冷却器で生成された冷気は冷気通路を流通する。冷気通路の背面部分と天面部分とのコーナーに配されたイオン発生部から発生したイオンは冷気通路を流通する冷気に含まれ、吐出口から貯蔵室内に吐出される。
また本発明は、上記構成の冷蔵庫において、前記吐出口は、前記貯蔵室の背面の左右端に設けられるとともに、前記イオン発生部よりも下流の前記貯蔵室の天面に左右にわたって設けられることを特徴としている。この構成によると、冷気通路を流通する冷気は背面部分で両側端の吐出口から貯蔵室内に吐出され、一部の冷気が天面に導かれてイオンを含んで天面の吐出口から吐出される。
また本発明は、上記構成の冷蔵庫において、前記イオン発生装置は前記放電電極に対向する誘導電極を備え、前記放電電極及び前記誘導電極を前記冷気通路の気流に面して配置したことを特徴としている。この構成によると、放電電極と誘導電極との間に発生したイオンが放電電極及び誘導電極に面した気流に含まれる。
また本発明は、上記構成の冷蔵庫において、針状に形成した前記放電電極の周囲に前記誘導電極を配置して前記放電電極と前記誘導電極との間に前記イオン発生部を形成するとともに、前記イオン発生装置がハウジングにより覆われ、前記イオン発生部に前記ハウジング内を通じて連通して前記冷気通路に臨む開口部を前記ハウジングに形成したことを特徴としている。
この構成によると、イオン発生部が気流に沿って配置され、気流に向かってイオンが放出される。また、イオン発生装置には開口部が開口し、開口部から流入する冷気がハウジング内を通ってイオン発生部から流出する。これにより、イオン発生部から流出する冷気は電極で発生したイオンを含み、イオン発生部に沿って流通する気流と合流する。
また本発明は、上記構成の冷蔵庫において、前記イオン発生部を複数設け、前記開口部に連通してフィルタが配される通気孔を両前記イオン発生部間に設けたことを特徴としている。この構成によると、開口部からハウジング内に流入する冷気量がばらつきが生じた際に一部の冷気がフィルタを介して通気孔から流出する。これにより、イオン発生部に均一な気流が供給される。
また本発明は、上記構成の冷蔵庫において、前記イオン発生装置は前記放電電極を複数有し、プラスイオンを発生する一の前記放電電極と、マイナスイオンを発生する他の前記放電電極とを冷気の流通方向に対して交差する方向に離れて配置したことを特徴としている。この構成によると、例えば、冷気が後方から前方に流通し、放電電極が気流に面して左右に離れて配置される。各放電電極からそれぞれプラスイオンとマイナスイオンとが放出され、気流によってそれぞれ前方に搬送される。
また本発明は、上記構成の冷蔵庫において、両前記放電電極間に仕切板を設けたことを特徴としている。
本発明によると、冷気通路の貯蔵室側の壁面に沿ってイオン発生部が配置されるため、従来のような気流と電極や支持部材との衝突による乱流の発生が防止される。従って、送風効率を向上できるとともに、イオンの衝突による消滅が減少してイオンの供給効率を向上することができる。また、イオン発生部が冷気通路の背面部分と天面部分とのコーナー付近に設置されるため、イオン発生部を容易に壁面に沿って配置できる。加えて、冷気通路は使用者から視認されやすい天面や背面がイオン発生装置によって突出せず、視認されにくい貯蔵室の上部後方のコーナーが下方に突出する。従って、冷蔵庫の美感を向上することができる。
以下に本発明の実施形態を図面を参照して説明する。図1は一実施形態の冷蔵庫を示す正面図である。また、図2、図3は図1のA−A断面図及びB−B断面図である。冷蔵庫1は上部に冷蔵室2が配され、冷蔵室2の下方には温度切替室3及び製氷室4が左右に並設される。温度切替室3及び製氷室4の下方には冷凍室6が配され、冷凍室6の下方に野菜室5が配されている。
冷蔵室2は回動式の扉2aにより開閉され、貯蔵物を冷蔵保存する。野菜室5は収納ケース5bと一体の引き出し式の扉5aにより開閉され、冷蔵室2よりも高い室内温度(約8℃)で野菜を冷却保存する。温度切替室3は扉3aで開閉され、詳細を後述するように、使用者により室温を切り替えられるようになっている。
冷凍室6は収納ケース6bと一体の引き出し式の扉6aにより開閉され、貯蔵物を冷凍保存する。製氷室4は貯氷容器4bと一体の扉4aにより開閉され、冷凍室6に連通して氷を製氷する。尚、製氷室4及び冷凍室6は氷点以下に維持される。
冷蔵室2内の下部には仕切板40で上部と隔離された隔離室から成るチルド室21、小物収納室102、水タンク室103が左右に並設される。チルド室21は収納ケース21aが配され、冷蔵室2内よりも低温の温度帯の例えばチルド温度帯(約0℃)に維持される。チルド室21に替えて氷温(約−3℃)に維持される氷温室を設けてもよい。
水タンク室103は製氷用の水タンク103aが着脱自在に収納される。小物収納室102は詳細を後述する冷気通路32の前方に配され、小物ケース102aを有して卵等の小物を収納する。
冷蔵庫1の本体部は外箱1aと内箱1bとの間に発泡断熱材1cを充填して形成されている。製氷室4及び温度切替室3と冷蔵室2との間は断熱壁7により隔離され、冷凍室6と野菜室5との間は断熱壁8により隔離される。また、温度切替室3と冷凍室6との間は断熱壁35により隔離され、温度切替室3と製氷室4との間は縦断熱壁36により隔離されている。
発泡断熱材1cは外箱1aと内箱1bとの間に充填される際に断熱壁7、8内に同時に充填される。即ち、発泡断熱材1cの原液が外箱1aと内箱1bとの間とこれに連通する断熱壁7、8に同時に注入され、一体に発泡される。ウレタン発泡断熱材等の発泡断熱材1cを外箱1a、内箱1b間と同時に断熱壁7、8に充填することにより、断熱壁7、8を簡単に薄く形成することができる。従って、冷蔵庫1の内容積を広く確保することができる。
冷蔵室2には貯蔵物を載置する複数の載置棚41が設けられる。本実施形態では載置棚41が上下に3段設けられる。冷蔵室2の扉2aには複数の収納ポケット42が設けられる。
野菜室5の背後には機械室50が設けられ、機械室50内に圧縮機57が配される。圧縮機57には凝縮器、膨張器(いずれも不図示)及び冷却器11が順に接続され、圧縮機57の駆動によりイソブタン等の冷媒が循環して冷凍サイクルが構成される。これにより、冷却器11が冷凍サイクルの低温側となる。
冷凍室6の背後には背面板6cで仕切られた冷気通路31が設けられる。詳細を後述するように、冷気通路31は冷蔵室2の背後に配された冷気通路32に冷蔵室ダンパ20(冷気分配器)を介して連通する。冷気通路31は仕切板31cにより前部31aと後部31bとに仕切られ、後部31bに冷却器11が配される。
冷却器11は冷媒が流通する冷媒管11aが蛇行して形成され、冷媒管11aの左右端部がエンドプレート11bにより支持されている。冷媒管11aには放熱用の多数のフィン(不図示)が接して設けられている。冷媒管11aの上部には気液分離器45が接続される。
冷凍サイクルの低温側となる冷却器11と冷気通路31の後部31bを流通する空気とが熱交換して冷気が生成される。冷却器11が冷凍室6の背面側に配されるため、冷却器11の冷熱が仕切板31c及び背面板6cを介して冷凍室6側へ放出される。このため、冷凍室6が効率よく冷却され、冷却効率が向上される。
冷却器11の下方には冷却器11を除霜する除霜ヒータ33が設けられている。除霜ヒータ33の下方には除霜による水を受けるドレンパン63が設けられる。ドレンパン63にはドレンパイプ64が設けられ、機械室50内に配された蒸発皿(不図示)にドレンパイプ64を介してドレン水が導かれる。
冷気通路31内には軸流ファンから成る冷凍室送風機12が回転軸方向を水平にして配置される。冷気通路31には冷凍室送風機12の前方で製氷室4に臨む開口部(不図示)が設けられるとともに、冷凍室6の収納ケース6bに臨む吐出口6d、6eが設けられる。これにより、冷凍室送風機12が駆動されると製氷室4及び冷凍室6に冷気が送出される。冷凍室6の下部には冷却器11の正面に開口して冷却器11に冷気を戻す戻り口22が設けられる。
冷却器11は左右方向で製氷室4側に偏って配置され、冷却器11の側方には冷蔵室2と野菜室5とを連通させる連通路34が配置される。また、冷蔵室ダンパ20及び冷凍室送風機12は冷却器11と同じ方向に偏って上下方向にほぼ並べて配置される。即ち、冷蔵室ダンパ20及び冷凍室送風機12は平面投影において重なるように配置されている。これにより、冷蔵庫1の左右方向の幅を狭くできるとともに、冷気通路31、32を短縮して容積効率や送風効率を向上することができる。
また、温度切替室3の容積を広く確保するため、温度切替室3と製氷室4とを隔離する縦断熱壁36は図1において左側に偏って配置される。温度切替室3の背後に冷気通路31の前部31aや冷蔵室ダンパ20を設けると、温度切替室3から冷気通路31内の冷気に熱が放出される。
冷気通路31を流通する冷気は例えば−23℃であり、温度切替室3が該冷気よりも高温(例えば、3℃、8℃、50℃)に制御されていると熱ロスが大きくなる。このため、縦断熱壁36の後方若しくは縦断熱壁36よりも左側に冷蔵室ダンパ20や冷気通路31の前部31aを設け、温度切替室3から冷気への熱の放出を防止している。これにより、冷却効率をより向上することができる。
温度切替室3には冷気通路31から分岐して冷気を導く導入通風路15が接続される。温度切替室3の後部には温度切替室送風機18及びヒータ16が配置される。温度切替室3の左下部には温度切替室吐出ダンパ37が設けられる。温度切替室吐出ダンパ37は導入通風路15内に配置され、温度切替室送風機18は導入通風路15の上部に配置される。
温度切替室吐出ダンパ37を開いて温度切替室送風機18を駆動すると導入通風路15を介して冷却器11から冷気が温度切替室3に流入する。温度切替室吐出ダンパ37の開閉量によって導入通風路15から温度切替室3に流入する風量が調整される。温度切替室3には、ヒータ16に加えて底部にパネルヒータを設けてもよい。
温度切替室3の下部には温度切替室戻りダンパ38が設けられる。温度切替室戻りダンパ38は下方に延びる戻り通路17を開閉し、温度切替室3内の空気は戻り通路17を介して冷気通路31に戻るようになっている。
尚、温度切替室3の室内温度が高温に設定されているときは導入通風路15や戻り通路17内の空気が温度切替室3内の空気よりも低温となる。高温の空気は温度切替室3内で上昇するとともに、温度切替室吐出ダンパ37及び温度切替室戻りダンパ38が温度切替室3の下部に設けられる。このため、温度切替室3から導入通風路15や戻り通路17への熱気の漏れを低減することができる。
戻り通路17を流通する空気は冷却器11の上下方向の中間に設けた流出口17aから冷却器11に戻される。冷凍室戻り口22を介して冷凍室6から流出する冷気は冷却器11の下部に戻る。また、野菜室5から冷気が戻り通路46(図2参照)を介して冷却器11の下方に戻る。
従って、各貯蔵室から流出した冷気は冷却器11に分散して戻される。このため、各貯蔵室を循環して戻ってきた水分を含む冷気による霜が一部に集中的に発生せずに、冷却器11全体に分散して発生する。これにより、霜による冷気流れの目詰まりが防止され、冷却器11の冷却性能低下を防止することができる。
また、容積の小さい温度切替室3を流通した冷気は冷却器11の上部で冷却され、容積の大きい冷蔵室3、野菜室5及び冷凍室6を流通した冷気は冷却器11の上下方向の全体で冷却される。従って、温度切替室3から流出した冷気が必要以上に冷却器11と熱交換されず、冷却器11の熱交換効率を向上することができる。
冷蔵室2の背後には冷気通路32が設けられる。図4は図1のC−C断面図を示している。冷気通路32の小物収納室102よりも上方は冷蔵室2の背面に配された冷却パネル70により一体に形成される。冷却パネル70は正面形状が矩形に形成され、パネルベース71及び部材72から成っている。
パネルベース71は前部71aと後部71bとに分割される。後部71bは発泡スチロール等の断熱材の成形品から成り、冷気通路32の外形を形成する。前部71aはPS(ポリエチレンスチロール)樹脂等の樹脂成形品から成り、パネルベース71を補強する。
部材72はパネルベース71の前面に配され、金属板等の熱良導体により正面形状が略矩形に形成される。部材72の材料として、アルミニウム、ステンレス鋼、銅、黄銅、メッキ鋼板等を選択することができる。熱伝導率、防錆性、強度、軽さ、価格等を考慮して部材72をアルミニウムにより形成するとより望ましい。
後述するように、冷気通路32を流通する冷気の冷熱はパネルベース71を介して部材72に伝えられ、部材72から均一に冷蔵室2に放出される。これにより、冷蔵室2の温度を均一にすることができる。この時、パネルベース71の前部71a、後部71bの一部を薄く形成することや開口することにより断熱性を低下させてもよい。これにより、冷蔵室2の大きさや形状に応じて冷蔵室2に放出される冷熱量を部分的に多くし、冷蔵室2の温度をより均一にすることができる。冷却器11から遠ざかる程パネルベース71の断熱性を低下させるとより望ましい。
また、載置棚41の後端と冷蔵室2の背面との間には冷却パネル70の側方に隙間88が形成される。隙間88によって上下方向に延びるダクトが冷蔵室2の後部に形成される。
図1〜図3において、冷気通路32は冷蔵室ダンパ20から上方に延び、横幅が狭い流入部32eが小物収納室102の背後の冷蔵室2下部に設けられる。流入部32eには冷蔵室送風機23が配される。冷蔵室送風機23と冷蔵室ダンパ20との間には冷蔵室2内と連通する小孔から成る循環口82が設けられる。冷蔵室送風機23は軸流ファンから成り、吸込側が下方の冷蔵室ダンパ20及び前方の循環口82に面して傾斜して配置される。これにより、循環口82及び冷蔵室ダンパ20から冷蔵室送風機23に導かれる気流の圧力損失を小さくすることができる。
冷蔵室ダンパ20を開いて冷蔵室送風機23を駆動することによって冷却器11で生成された冷気が冷気通路32を流通する。冷蔵室ダンパ20から冷気通路32に流入した直後の冷気は極低温(約−20℃〜−18℃)になっている。このため、冷気通路32の下部の庫内側には断熱材107が配される。これにより、冷蔵室2の背壁表面の結露を防止することができる。
冷蔵室ダンパ20は一部が正面投影において断熱壁7と重なる位置に配置される。このため、冷蔵室ダンパ20が冷蔵室2や冷凍室6に突出される量を削減し、冷蔵室2及び冷凍室6を広く形成することができる。また、冷蔵室送風機23は冷蔵室ダンパ20に近設される。そして、冷蔵室送風機23の下流側で冷蔵室2の背壁が傾斜し、奥行が約10mm程度まで絞られる。
これにより、冷蔵室送風機23の下流側で冷気通路32の奥行を狭く形成して冷蔵室2の奥行を広く確保することができる。また、冷気通路32が冷蔵室送風機23によって冷蔵室2側に突出した突出部分が冷蔵室2の下端に配される。このため、該突出部分を目立たなくすることができ、冷蔵庫1の美感の低下を防止することができる。また、該突出部分が隔離室である小物収納室102の背後に配されるため、より目立たなくすることができる。
冷気通路32は流入部32eの上方で冷蔵室2の左右の端部にわたって左右方向に拡幅された拡幅部32fを有している。拡幅部32fは3方に分岐し、仕切壁32gで仕切られた右通路32a、左通路32b及び中通路32cを有している。右通路32aと左通路32bとの間に中通路32cが配される。右通路32aの側端には上方から順に複数の吐出口73a、73b、73c、73dが側方に開口して設けられる。左通路32bの側端には上方から順に複数の吐出口74a、74b、74c、74dが側方に開口して設けられる。これにより、吐出口73a〜73d、74a〜74dが冷蔵室2の左右方向の両端部に配される。
吐出口73a、74aは上から1段目の載置棚41の上方に設けられる。吐出口73b、74bは上から1段目の載置棚41と2段目の載置棚41との間に設けられる。吐出口73c、74cは上から2段目の載置棚41と3段目の載置棚41との間に設けられる。吐出口73d、74dは上から3段目の載置棚41と仕切板40との間に設けられる。
上段の吐出口73a、74aの開口面積は下方の吐出口73b〜73d、74b〜74dの開口面積はよりも大きくなっている。これにより、冷気通路32の冷気流入側に近く、冷蔵室2下部に配された戻り口2dに近い下方の吐出口73b〜73d、74b〜74dから吐出される冷気量が制限される。従って、冷気通路32の上部まで冷気を導くことができる。
右通路32aの下端にはチルド室21に冷気を吐出する吐出口75が設けられる。冷蔵室ダンパ20から冷気通路32に流入した直後の冷気が吐出口75からチルド室21に吐出されるため、チルド室21を低温に維持することができる。
チルド室21の背面下部には冷蔵室2の冷気が流出する戻り口2dが設けられる。戻り口2dからは冷蔵室2と野菜室5とを連通させる連通路34が導出される。連通路34の上部は戻り口2dに面してチルド室21の左端から右端に延びる冷気戻り部34aが設けられ、連通路34の下部は冷気戻り部34aの右部から下方に延びる。
連通路34の下端は野菜室5に開口する流入口5cが設けられる。野菜室5の上部には野菜室5の前部及び冷気通路31の正面に開口して冷却器11の下方に冷気を戻す戻り通路46(図2参照)が設けられる。
右通路32a、左通路32b及び中通路32cは冷蔵室2の天井面に形成される天井通路32dに連通する。図5は天井通路32dの平面図を示している。天井通路32dは前後に延びて設けられ、仕切壁32gによって分割される右通路32a、左通路32b及び中通路32cが背面から連続して天井通路32dまで延びて形成される。天井通路32dの前端には複数の吐出口84が冷蔵室2の左右にわたって左右対称に設けられる。
中通路32cに連通する天井通路32dにはイオンを発生するイオン発生部86f(図6参照)を有したイオン発生装置86が配される。イオン発生装置86は冷蔵室2の背面に配される中通路32cと天面に配される天井通路32dとのコーナー付近に設置されている。左右に分割される天井通路32dはイオン発生装置86の下流側で合流する。
図6、図7はイオン発生装置86の正面図及び側面断面図を示している。イオン発生装置86は絶縁体から成るハウジング86aにより覆われ、針状の放電電極86p、86qが離れて配される。
放電電極86p、86qの周囲には環状の誘導電極86eが配される。ハウジング86aには放電電極86p、86qに対向する貫通孔86bが設けられる。これにより、イオン発生面86dに放電電極86p、86qが露出する。イオン発生面86dに直交するハウジング86aの一方の側面には開口部86cが開口する。
また、イオン発生面86dにはフィルタ86hを配した通気孔86gが両貫通孔86bの間に形成される。ハウジング86a内は開口部86c、貫通孔86b及び通気孔86gの間が連通するように形成される。
放電電極86p、86qには誘導電極86eに対して正極性または負極性の高電圧がそれぞれ印加される。これにより、放電電極86p、86qと誘導電極86eとの間に形成されるイオン発生部86fに例えばコロナ放電によりそれぞれプラスイオン、マイナスイオンが発生する。
例えば、一方の放電電極86pには正電圧が印加され、電離により発生するイオンが空気中の水分と結合して主としてH+(H2O)mから成る電荷が正のクラスタイオンを発生する。他方の放電電極86qには負電圧が印加され、電離により発生するイオンが空気中の水分と結合して主としてO2 -(H2O)nから成る電荷が負のクラスタイオンを発生する。ここで、m、nは任意の自然数である。H+(H2O)m及びO2 -(H2O)nは空気中の浮遊菌や臭い成分及び貯蔵物の付着菌の表面で凝集してこれらを取り囲む。
そして、式(1)〜(3)に示すように、衝突により活性種である[・OH](水酸基ラジカル)やH22(過酸化水素)を微生物等の表面上で凝集生成して浮遊菌や臭い成分等を破壊する。ここで、m’、n’は任意の自然数である。従って、プラスイオン及びマイナスイオンを発生して吐出口20bから吐出することにより室内の殺菌及び臭い除去を行うことができる。
+(H2O)m+O2 -(H2O)n→・OH+1/2O2+(m+n)H2O ・・・(1)
+(H2O)m+H+(H2O)m’+O2 -(H2O)n+O2 -(H2O)n’
→ 2・OH+O2+(m+m'+n+n')H2O ・・・(2)
+(H2O)m+H+(H2O)m’+O2 -(H2O)n+O2 -(H2O)n’
→ H22+O2+(m+m'+n+n')H2O ・・・(3)
誘導電極86eは中央部を絞り穴に形成して放電電極86dとの対向面積が増加され、放電電極86p、86qとの間での放電効率を上げている。誘導電極86eは周囲に折り曲げ足(不図示)を有してハウジング86aに固定され、放電電極86p、86qとの距離を所定値に維持されている。
図8は冷蔵庫1の要部の詳細を示す側面断面図である。イオン発生装置86はイオン発生面86dが冷気通路32に面し、放電電極86p、86qをそれぞれ有する複数のイオン発生部86f(図6参照)が冷気通路32の冷蔵室2側の壁面に沿って配置される。また、放電電極86p、86qは前方に流通する気流に交差するように左右に並んで配置される。開口部86cは後方に面して冷気通路32の背面部分(中通路32c)に臨んで配置される。これにより、冷気通路32を流通する気流にはイオン発生面86dからイオンが放出されるとともに、開口部86cからハウジング86a内に冷気が流入する。
また、冷気通路32の天面通路32dと背面部分との外周側のコーナー部には内箱1dに取り付けられた曲面板から成るガイド部87が設けられる。ガイド部87によって中通路32cを上昇する気流を円滑に天面通路32d及び開口部86cに導いてイオン発生面86d近傍を流通させることができる。
開口部86cからハウジング86a内に流入した冷気はイオン発生部86fを通り、イオンを含んで貫通孔86bから冷気通路32に放出されて天面通路32dを流通する気流に合流する。これにより、イオンを効率よく冷気に含ませることができる。
開口部86cから流入する気流が脈流や乱流による速度バラツキを有する際には、フィルタ86h(図6参照)を介して一部の冷気が流出する。これにより、イオン発生部86fに均一な気流が供給され、イオンを含む気流を安定して貫通孔86bから流出させることができる。従って、ハウジング86a内で発生したプラスイオンとマイナスイオンの衝突による消滅を低減し、イオン供給効率を向上することができる。
尚、イオン発生装置86は開口部86cが設けられない場合であっても貫通孔86bの周辺に気流を流通させることにより、イオンが気流に含まれる。この時、放電電極86p、86qをそれぞれ有するイオン発生部86fの間の空間を遮るリブ等の仕切板を設けると、プラスイオンとマイナスイオンとの衝突による消滅を低減することができる。
尚、イオン発生装置86は針状の放電電極86p、86q及び誘導電極86eを有しているが、他の構成であってもよい。例えば、図9に示すように、イオン発生面86dに平面状の放電電極86pが配されたイオン発生装置であってもよい。また、図10に示すように、電源部86jにリード線86kにより接続された針状の放電電極86pを有するイオン発生装置であってもよい。これら場合も上記と同様に、放電電極86pが冷気通路32の天面部分と背面部分とのコーナーの冷蔵室2側の壁面に沿って配置される。
上記構成の冷蔵庫1において、冷凍室送風機12が駆動されると冷却器11で生成された冷気は製氷室4に吐出されるとともに、吐出口6d、6eを介して冷凍室6に吐出される。製氷室4に吐出された冷気は製氷室4を流通し、冷凍室6に吐出された冷気と混合して冷凍室6を流通する。製氷室4及び冷凍室6を流通した冷気は冷凍室戻り口22から流出して冷却器11に戻る。これにより、製氷室4及び冷凍室6内が冷却される。
冷蔵室ダンパ20が開かれて冷蔵室送風機23が駆動されると、冷凍室送風機12の排気側で分岐した冷気が冷気通路32を流通する。冷気通路32を流通する冷気は冷蔵室送風機23の下流の拡幅部32fに流入し、右通路32a、左通路32b及び中通路32cに分岐する。この時、流入部32eから冷蔵室2の左右の端部にわたる拡幅部32fに流路が拡幅されるため、冷気の流速が急激に低下する。
右通路32aを通る冷気の一部は矢印A1(図1参照)に示すように吐出口75を介してチルド室21へ吐出される。チルド室21を流通した冷気は戻り口2dから流出する。右通路32a及び左通路32bを上昇する冷気は吐出口73a〜73d、74a〜74dから開口面積に応じた量で矢印A2(図1、図3参照)に示すように冷蔵室2に吐出される。吐出口73a〜73d、74a〜74dから側方に向かって吐出された冷気は冷蔵室2の側壁を伝って前方に流通する。また、吐出口73a〜73c、74a〜74cから吐出された冷気の一部は載置棚41後方の隙間88を介して降下する。
吐出口73a〜73c、74a〜74cから側壁に沿って前方に流通する冷気は載置棚41上の貯蔵物を周囲から冷却し、載置棚41の前方を側壁に沿って降下する。そして、戻り口2dに導かれる。これにより、載置棚41上に配された貯蔵物に直接当たる冷気量を少なくし、貯蔵物の乾燥を低減することができる。
冷気通路32を上昇する冷気は天井通路32dに流入する。中通路32cから天井通路32dに流入した冷気はイオン発生装置86により発生したイオンが含まれる。イオンを含む冷気は右通路32a及び左通路32bから天井通路32dに流入した冷気と合流し、吐出口84から矢印A5(図2、図3参照)に示すように冷蔵室2に吐出される。
この時、吐出口84から上段のドアポケット42と載置棚41との間に向かって斜め下方に冷気が吐出される。これにより、ドアポケット42の内部を冷却及び除菌し、イオンを含んだ冷気が載置棚41の前方を降下する。吐出口84から冷蔵室2に吐出された冷気は載置棚41の前方を降下し、戻り口2dに導かれる。
戻り口2dに導かれる冷気の一部は小物収納室102の貯蔵物や水タンク室103の水タンク103aを冷却するとともに、循環口82を介して冷気通路32に流入する。これにより、冷気通路32を流通する冷気は冷蔵室2内の湿った冷気と混合される。このため、冷蔵室2内の冷気が冷気通路32を介して循環して冷蔵室2の温度の均一化を図ることができる。また、イオンが水分子との結合によってクラスタ化して消滅しにくくなり、冷蔵室2の下方まで正負のイオンが行き届く。
また、冷気通路32を流通する冷気や吐出口73a〜73d、74a〜74dから吐出された冷気の冷熱は部材72に伝えられる。部材72は熱伝導性が高いため温度が均一化され、冷蔵室2の背面全体から冷熱が放出される。これにより、冷蔵室2の温度分布をより均一化することができる。
更に、扉2aを開いて外気が冷蔵室2内に流入した際に部材72の表面は外気の水分が結露して曇った状態になる。結露した水分は冷気の循環によってその後蒸発し、冷蔵室2内に放出される。従って、部材72によって冷蔵室2が保湿される。
部材72の前面に折曲による凹凸を設けると、部材72上を流下する結露水を凹凸の上方に面した面に溜めて保湿効果をより向上することができる。凹凸はプレス加工や絞り加工等によって折曲により容易に形成することができる。
戻り口2dはチルド室21の左方に偏って配置され、冷蔵室2の左右方向の中央部近傍に配される。このため、左右方向の両端部の吐出口73a〜73d、74a〜74dから戻り口2dに導かれる冷気によって冷蔵室2をより均一に冷却することができる。
戻り口2dを介して冷蔵室2から流出する冷気は連通路34を通り、流入口5cから野菜室5に流入する。この時、流入口5cが野菜室2の上方に設けられるため連通路34が短く形成され、圧力損失を小さくすることができる。野菜室5に流入した冷気は野菜室5内を流通し、戻り通路46を介して冷却器11に戻る。これにより、冷蔵室2及び野菜室5内が冷却され、設定温度になると冷蔵室ダンパ20が閉じられる。
この時、冷蔵室ダンパ20を閉じた状態で常時または定期的に冷蔵室送風機23が駆動される。これにより、冷蔵室2内の冷気が冷却器11を通らずに冷気通路32を介して循環し、冷蔵室2を均一な温度に維持することができる。また、冷蔵室2にイオンが継続して供給されるため、冷蔵室2内の除菌効果の低下を防止することができる。
また、温度切替室送風機18の駆動により、冷凍室送風機12の排気側で分岐した冷気は温度切替室吐出ダンパ37を介して温度切替室3に流入する。温度切替室3に流入した冷気は温度切替室3内を流通して温度切替室戻りダンパ38から流出し、戻り通路17を介して冷却器11に戻る。これにより、温度切替室3内が冷却される。
前述のように、温度切替室3は使用者の操作により室内温度を切り替えることができるようになっている。温度切替室3の動作モードは温度帯に応じてワイン(8℃)、冷蔵(3℃)、チルド(0℃)、ソフト冷凍(−8℃)、冷凍(−15℃)の各冷却モードが設けられる。
これにより、使用者は所望の温度で貯蔵物を冷却保存できる。室内温度の切り替えは温度切替室吐出ダンパ37を開く量を可変して行うことができる。尚、例えば冷凍の室内温度から冷蔵の室内温度に切り替える際にヒータ16に通電して昇温してもよい。これにより、迅速に所望の室内温度に切り替えることができる。
ヒータ16に通電することにより、温度切替室3の室内温度を貯蔵物を冷却保存する低温側から常温よりも高温の高温側に切り替えることができる。これにより、調理済み加熱食品の一時的な保温や温調理等を行うことができる。
高温側の室内温度は、主な食中毒菌の発育温度が30℃〜45℃であるため、ヒータ容量の公差や温度切替室3内の温度分布等を考慮して50℃以上にするとよい。これにより、食中毒菌の繁殖を防止できる。
また、冷蔵庫に用いられる一般的な樹脂製部品の耐熱温度が80℃であるため、高温側の室内温度を80℃以下にすると安価に実現することができる。加えて、食中毒菌を滅菌するためには、例えば腸管出血性大腸菌(病原性大腸菌O157)の場合では75℃で1分間の加熱が必要である。従って、高温側の室内温度を75℃〜80℃にするとより望ましい。
以下は55℃での食中毒菌の滅菌に関する試験結果である。試験サンプルは初期状態で大腸菌2.4×103CFU/mL、黄色ブドウ球菌2.0×103CFU/mL、サルモネラ2.1×103CFU/mL、腸炎ビブリオ1.5×103CFU/mL、セレウス4.0×103CFU/mLを含んでいる。この試験サンプルを40分間で3℃から55℃に加温し、55℃で3.5時間保温後、80分間で55℃から3℃に戻して再度各菌の量を調べた。その結果、いずれの菌も10CFU/mL以下(検出せず)のレベルまで減少していた。従って、温度切替室3の高温側の設定温度を55℃としても充分滅菌効果がある。
本実施形態によると、冷気通路32の冷蔵室2側の壁面に沿ってイオン発生部86fが配置されるため、従来のような気流と電極や支持部材との衝突による乱流の発生が防止される。従って、送風効率を向上できるとともに、イオンの衝突による消滅が減少してイオンの供給効率を向上することができる。また、イオン発生部86fが冷気通路32の背面部分(中通路32c)と天面部分(天面通路32d)とのコーナー付近に設置されるため、イオン発生部86fを容易に壁面に沿って配置できる。加えて、冷気通路32は使用者から視認されやすい天面や背面がイオン発生装置86によって突出せず、視認されにくい冷蔵室2の上部後方のコーナーが下方に突出する。従って、冷蔵庫1の美感を向上することができる。
また、吐出口73a〜73d、74a〜74dが冷蔵室2背面の左右端に設けられ、吐出口84がイオン発生部86fよりも下流の冷蔵室2の天面に左右にわたって設けられる。このため、冷蔵室2の側壁に沿って冷気が流通して貯蔵物に直接接触する冷気量を低減して貯蔵物の乾燥を防止できるとともに、冷蔵室2の上部から冷気とともにイオンを吐出して冷蔵室2の全体にイオンが行き渡る。
また、放電電極86p、86q及び放電電極86p、86qに対向する誘導電極86eを冷気通路32の気流に面して配置したので、イオン発生部86fが気流に面してイオンを効率よく含ませることができる。
また、イオン発生部86fにハウジング86a内を通じて連通して冷気通路32に臨む開口部86cを設けたので、開口部86cからハウジング86a内に流入する冷気がイオンを含んでイオン発生部86fから冷気通路32に導かれる。従って、イオン発生装置86で発生したイオンを確実に冷気通路32を流通する気流に供給することができ、イオン供給効率をより向上することができる。
また、開口部86cに連通してフィルタ86hが配される通気孔86gを複数のイオン発生部86f間に設けたので、開口部86cから流入する気流が脈流や乱流による速度バラツキを有してもフィルタ86hを介して一部の冷気が流出する。これにより、イオン発生部86fに均一な気流が供給され、イオンを含む気流を安定して流出させることができる。従って、プラスイオンとマイナスイオンの衝突による消滅を低減し、イオン供給効率を向上することができる。
また、放電電極86p、86qによってプラスイオンとマイナスイオンをそれぞれ発生する複数のイオン発生部86fを冷気の流通方向に対して交差する方向に離れて配置したので、プラスイオンとマイナスイオンとがそれぞれ気流に搬送されて衝突が低減される。従って、イオン供給効率をより向上することができる。
また、両イオン発生部86f間に仕切板を設けることにより、プラスイオンとマイナスイオンとの衝突をより低減することができる。
また、冷気通路32を開閉する冷蔵室ダンパ20と冷蔵室送風機23との間に循環口82が設けられるので、冷蔵室ダンパ20を閉じると冷蔵室送風機23の駆動によって冷蔵室2内の冷気を循環して冷蔵室2内を均一に冷却することができる。更に、冷蔵室2が設定温度の場合でも冷蔵室2にイオンを供給することができる。加えて、冷蔵室2内を流通した湿った冷気にイオンが含まれるため水分子と結合したクラスタイオンが大きくなる。これにより、イオンが消滅しにくくなるため冷蔵室2の下方まで正負のイオンが行き届く。
次に、図11は第2実施形態の冷蔵庫の要部を示す側面断面図である。説明の便宜上、前述の図1〜図10に示す第1実施形態と同様の部分については同一の符号を付している。本実施形態は第1実施形態に対して冷蔵室ダンパ20の構成が異なっている。その他の部分は第1実施形態と同一である。
冷気通路31、32を連結する冷蔵室ダンパ20は冷気通路32を閉じた際に循環口82を開き、冷気通路32を開いた際に循環口82を閉じる。即ち、冷蔵室ダンパ20は冷気通路32及び循環口82を択一的に開閉する。
これにより、冷蔵室ダンパ20によって冷気通路32を開いた際に冷却器11から供給される冷気が冷蔵室2内の冷気と混合されずに冷蔵室2に吐出される。従って、冷蔵室2に供給される冷気温度を安定化して冷却効率を向上することができるとともに、循環口82からの冷気の逆流を防止することができる。
尚、前述の第1実施形態において、冷蔵室ダンパ20の開閉に連動して循環口82を開閉する部材を設け、本実施形態と同様の動作をさせてもよい。例えば、循環口82を開閉するシャッターを上下移動可能に設け、冷蔵室ダンパ20の開閉板の先端とシャッターの下端とを連結する。これにより、開閉板が降下して冷気通路32を開くとシャッターが降下して循環口82が閉じられ、開閉板が上昇して冷気通路32を閉じるとシャッターが上昇して循環口82が開かれる。シャッターを上方に付勢する付勢手段を設けるとより円滑にこれらの動作を行うことができる。
次に、図12は第3実施形態の冷蔵庫を示す正面図である。説明の便宜上、前述の図1〜図10に示す第1実施形態と同様の部分については同一の符号を付している。本実施形態は第1実施形態に対して冷気通路32の拡幅部32fの構造が異なっている。その他の部分は第1実施形態と同一である。
右通路32a、左通路32b及び中通路32cを仕切る仕切壁32gは背面側の上部まで形成され、天井通路32dの仕切壁32gが省かれる。これにより、右通路32a、左通路32b及び中通路32cは天井通路32dの上流側で合流する。このため、イオン発生装置86の近傍を流通する冷気の流速を第1実施形態よりも更に低下させることができる。従って、イオンの衝突をより低減し、イオン発生効率を向上することができる。
尚、第2実施形態と同様に、冷蔵室ダンパ23によって冷気通路を開いた際に循環口82が閉じられるようにしてもよい。
第1〜第3実施形態において、イオン発生装置86によってマイナスイオンのみを発生してもよい。これにより、除菌効果は低下するが、脱臭効果を得ることができる。また、循環口82を省いてもイオンの放出に対して同様の効果を有する。更に、冷蔵室2の背面には吐出口73b〜73d、74b〜74dを省いて上部の吐出口73a、74aのみを形成してもよい。
本発明によると、イオンを発生するイオン発生装置を備えた冷蔵庫に利用することができる。
本発明の第1実施形態の冷蔵庫を示す正面図 図1のA−A断面図 図1のB−B断面図 図1のC−C断面図 本発明の第1実施形態の冷蔵庫の天井通路を示す平面図 本発明の第1実施形態の冷蔵庫のイオン発生装置を示す平面図 本発明の第1実施形態の冷蔵庫のイオン発生装置を示す側面断面図 本発明の第1実施形態の冷蔵庫の要部を示す側面断面図 本発明の第1実施形態の冷蔵庫の他のイオン発生装置を示す斜視図 本発明の第1実施形態の冷蔵庫の他のイオン発生装置を示す斜視図 本発明の第2実施形態の冷蔵庫の要部を示す側面断面図 本発明の第3実施形態の冷蔵庫を示す正面図
符号の説明
1 冷蔵庫
2 冷蔵室
2d 戻り口
3 温度切替室
4 製氷室
5 野菜室
6 冷凍室
7、8、35 断熱壁
11 冷却器
12 冷凍室送風機
15 導入通風路
16 ヒータ
17、46 戻り通路
18 温度切替室送風機
20 冷蔵室ダンパ
21 チルド室
23 冷蔵室送風機
31、32 冷気通路
32a 右通路
32b 左通路
32c 中通路
32d 天井通路
32e 流入部
32f 拡幅部
32g 仕切壁
37 温度切替室吐出ダンパ
38 温度切替室戻りダンパ
41 載置棚
70 冷却パネル
71 パネルベース
72 部材
73a〜73d、74a〜74d、84 吐出口
82 循環口
86 イオン発生装置
86a ハウジング
86c 開口部
86d イオン発生面
86e 誘導電極
86f イオン発生部
86g 通気孔
86h フィルタ
86p、86q 放電電極
87 ガイド部
88 隙間
102 小物収納室
103 水タンク室

Claims (7)

  1. 貯蔵物を収納する貯蔵室と、冷気を生成する冷却器と、前記冷却器で生成した冷気を吐出口を介して前記貯蔵室に供給する冷気通路と、前記冷気通路に冷気を導く送風機と、イオンを発生するイオン発生部を有したイオン発生装置とを備え、前記イオン発生部は前記冷気通路の背面部分と天面部分とのコーナー付近に設けられるとともに前記冷気通路の前記貯蔵室側の壁面に沿って配されることを特徴とする冷蔵庫。
  2. 前記吐出口は、前記貯蔵室の背面の左右端に設けられるとともに、前記イオン発生部よりも下流の前記貯蔵室の天面に左右にわたって設けられることを特徴とする請求項1に記載の冷蔵庫。
  3. 前記イオン発生装置は放電電極に対向する誘導電極を備え、前記放電電極及び前記誘導電極を前記冷気通路の気流に面して配置したことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の冷蔵庫。
  4. 針状に形成した前記放電電極の周囲に前記誘導電極を配置して前記放電電極と前記誘導電極との間に前記イオン発生部を形成するとともに、前記イオン発生装置がハウジングにより覆われ、前記イオン発生部に前記ハウジング内を通じて連通して前記冷気通路に臨む開口部を前記ハウジングに形成したことを特徴とする請求項3に記載の冷蔵庫。
  5. 前記イオン発生部を複数設け、前記開口部に連通してフィルタが配される通気孔を両前記イオン発生部間に設けたことを特徴とする請求項4に記載の冷蔵庫。
  6. 前記イオン発生装置は前記イオン発生部を複数有し、プラスイオンを発生する一の前記イオン発生部と、マイナスイオンを発生する他の前記イオン発生部とを冷気の流通方向に対して交差する方向に離れて配置したことを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれかに記載の冷蔵庫。
  7. 両前記イオン発生部間に仕切板を設けたことを特徴とする請求項6に記載の冷蔵庫。
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