JP2010149467A - 吐出検査装置、流体吐出装置及びシールドケーブルの加工方法 - Google Patents

吐出検査装置、流体吐出装置及びシールドケーブルの加工方法 Download PDF

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Abstract

【課題】ケーブルが接続され、電圧を印加する吐出検査装置において、流体の吐出検査をより高精度に行う。
【解決手段】ノズル検査装置は、シールドケーブル60を介し、インクの着弾する検査領域と印刷ヘッドとの間に電位差を設けると共に、吐出されたインクを着弾させ、このインクの吐出に伴い生じる検査領域52での電気的変化を検出する。シールドケーブル60は、検査領域と電圧印加回路及び電圧検出回路とに接続されている。このシールドケーブル60において、外周側導体66と絶縁層64との間に導電性樹脂層65が設けられており、ケーブル内で生じるノイズを低減可能である。更に、ジャケット61から外部に露出している外周側導体66の分離部66bよりも導電性樹脂層65が長く形成されており、外周側導体66と絶縁層64とが対向して生じるノイズをも低減可能である。
【選択図】図4

Description

本発明は、吐出検査装置、流体吐出装置及びシールドケーブルの加工方法に関する。
従来、吐出検査装置としては、複数のノズルからインクを吐出する印刷ヘッドに電圧発生回路及び電圧検出回路を接続し、インクを吸収するインク吸収体上に設けられた検出電極とこの印刷ヘッドとの間に電位差を設け、検出電極と印刷ヘッドとの間の電圧の変化を検出することにより、ノズルからインクが吐出されたか否かのノズル検査を実行するものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。この特許文献1に記載された装置は、印刷ヘッドに電圧を印加した状態でインクを吐出すればインクが吐出されたか否かを把握可能であるため、短時間で複数のノズルの吐出検査を実行することができる。
特開2008−23886号公報
しかしながら、この特許文献1に記載された吐出検査装置では、例えば、電圧を印加する印刷ヘッドと電圧検出回路(電圧発生回路も含む)とに接続されたケーブルの接続状態によっては、ケーブル内などで静電気放電などが生じてそれがノイズになり、適正なインクの吐出検査を行うことができないことがあった。このため、より高い検査精度でインクの吐出検査を行うことが求められていた。
本発明は、このような課題に鑑みなされたものであり、流体の吐出検査をより高精度に行うことができる吐出検査装置、流体吐出装置及びシールドケーブルの加工方法を提供することを主目的とする。
本発明は、上述の目的を達成するために以下の手段を採った。
本発明の吐出検査装置は、
複数のノズルを備え流体を該ノズルからターゲットに吐出する吐出ヘッドの該流体の吐出状態を電圧を印加して検査する吐出検査装置であって、
前記吐出ヘッドからの流体の吐出に伴い生じる電気的変化を検出する検出部と、
第1電圧が印加される金属製の第1導体と、前記第1導体を被覆する絶縁層と、前記絶縁層の外面を被覆するよう設けられ導電性を有する導電層と、前記導電層の外面を被覆するよう設けられ前記第1電圧より低い第2電圧となる金属製の第2導体と、前記第2導体の外部を被覆する被覆層と、を備え、前記第2導体が前記被覆層から外部に露出している該第2導体の分離部よりもケーブルの長さ方向に前記導電層が長く形成されており、前記検出部及び前記吐出ヘッドの少なくとも一方に接続されているシールドケーブルと、
を備えたものである。
この吐出検査装置では、第2導体と絶縁層との間に導電層が設けられており、例えば第2導体で生じる静電気を導電層を介して速やかに除去可能であるため、ケーブル内で生じるノイズを低減可能である。更に、被覆層から外部に露出している第2導体の分離部よりもケーブルの長さ方向に導電層が長く形成されているため、例えば、外部に露出した第2導体と第1導体を被覆する絶縁層とが対向して生じる静電気放電を、長く形成されている導電層により吸収可能であり、このような静電気放電を抑制可能である。したがって、ノイズの発生を抑制することにより、流体の吐出検査をより高精度に行うことができる。このとき、前記導電層は、金属製の導体よりも絶縁層への密着性に優れる部材により形成されているものとしてもよい。前記導電層は、導電性樹脂により形成されていることが好ましい。また、前記第2導体は、前記第2電圧としてグランドに接続されているものとしてもよい。
本発明の吐出検査装置において、前記シールドケーブルは、前記第1導体を中心軸とし、外周側に向かって前記絶縁層、前記導電層、前記第2導体及び前記被覆層の順に形成されている同軸ケーブルであるものとしてもよい。こうすれば、同軸シールドケーブルでのノイズの発生を抑制することにより、流体の吐出検査をより高精度に行うことができる。
本発明の吐出検査装置において、前記検出部は、前記電気的変化を増幅する増幅回路を備え、前記シールドケーブルは、前記流体の吐出により生じた電気的変化を伝達するものとしてもよい。こうすれば、電気的変化を増幅することにより生じるノイズの増幅を抑制可能であるため、流体の吐出検査を一層高精度に行うことができる。
本発明の吐出検査装置において、前記シールドケーブルは、前記分離部より先の前記第2導体の外部には絶縁体の形成層が更に設けられているものとしてもよい。こうすれば、外部に露出する導電層をより短くすることができ、外部に露出した第2導体により生じうるノイズを抑制可能であるため、流体の吐出検査を一層高精度に行うことができる。あるいは、前記シールドケーブルは、前記第2導体が前記分離部で切断されているものとしてもよい。
本発明の吐出検査装置において、前記検出部は、前記吐出ヘッドから吐出された前記流体を受ける流体受領域、を備え、該流体受領域に前記吐出された流体を着弾させ、前記流体の吐出に伴い生じる電気的変化を検出し、該検出結果により前記吐出状態を検出するものであり、前記シールドケーブルは、前記流体受領域に接続されており、前記第1電圧を前記流体受領域に印加すると共に、前記流体受領域での電気的変化を伝達するものとしてもよい。こうすれば、流体受領域に流体が着弾し流体の吐出に伴い生じる電気的変化を検出するため、容易に吐出検査を行うことができる。あるいは、本発明の吐出検査装置において、前記検出部は、前記吐出ヘッドから吐出された前記流体が通過する位置の近傍に設けられた検出部材、を備え、該検出部材の近傍を前記吐出された流体が通過する際に生じる電気的変化を検出し、該検出結果により前記吐出状態を検出するものであり、前記シールドケーブルは、前記検出部材に接続されており、前記第1電圧を前記検出部材に印加すると共に、前記検出部材の電気的変化を伝達するものとしてもよい。こうすれば、検出部材の近傍を流体が通過する際に生じる電気的変化を検出するため、比較的容易に吐出検査を行うことができる。
本発明の流体吐出装置は、上述したいずれか1つに記載の吐出検査装置と、前記流体を吐出する吐出ヘッドと、を備えたものである。上述したいずれかの本発明の吐出検査装置は、流体の吐出検査をより高精度に行うことができることから、これを搭載した流体吐出装置も同様の効果を生ずる。
本発明のシールドケーブルの加工方法は、
第1電圧が印加される金属製の第1導体と、前記第1導体を被覆する絶縁層と、前記絶縁層の外面を被覆するよう設けられ導電性を有する導電層と、前記導電層の外面を被覆するよう設けられ前記第1電圧より低い第2電圧となる金属製の第2導体と、前記第2導体の外部を被覆する被覆層と、を備え、複数のノズルを備え流体を該ノズルからターゲットに吐出する吐出ヘッドの該流体の吐出状態を電圧を印加して流体の吐出に伴い生じる電気的変化を検出して検査する吐出検査装置に接続されるシールドケーブルの加工方法であって、
前記第2導体が前記被覆層から外部に露出している該第2導体の分離部よりもケーブルの長さ方向に前記導電層が長く形成されるよう前記導電層と前記被覆層とを前記シールドケーブルの先端から除去する工程、を含むものである。
このシールドケーブルの加工方法では、被覆層から外部に露出している第2導体の分離部よりもケーブルの長さ方向に導電層を長く形成する。このため、例えば、外部に露出した第2導体と第1導体を被覆する絶縁層とが対向して生じる静電気放電を、長く形成されている導電層により吸収可能であり、このような静電気放電を抑制可能である。なお、このシールドケーブルは、第2導体と絶縁層との間に導電層が設けられており、例えば第2導体で生じる静電気を導電層を介して速やかに除去可能であるため、ケーブル内で生じるノイズを低減可能である。したがって、ノイズの発生を抑制することにより、流体の吐出検査をより高精度に行うことができる。なお、このシールドケーブルの加工方法において、上述した吐出検査装置の種々の態様を採用してもよい。
次に本発明を具現化した一実施形態について図面を用いて説明する。図1は、本実施形態であるプリンター20の構成の概略の一例を示す構成図であり、図2は、ノズル検査装置50の構成の斜視図であり、図3は、ノズル検査装置50の構成の概略を示すブロック図であり、図4,図5は、シールドケーブル60の先端部分の説明図である。本実施形態のプリンター20は、図1に示すように、流体としてのインクをターゲットとしての記録紙Sに吐出する印刷ヘッド24を備えた印刷機構21と、記録紙Sを搬送する紙送り機構30と、印刷ヘッド24の封止及びクリーニングを実行するキャッピング装置40と、印刷ヘッド24からインクが吐出されているか否かのノズル検査を実行するノズル検査装置50と、プリンター20全体をコントロールするコントローラー70とを備えている。
印刷機構21は、キャリッジベルト32によりキャリッジ軸28に沿って左右(主走査方向)に往復動するキャリッジ22と、各色のインクに圧力をかけノズル23から流体としてのインク滴を吐出する印刷ヘッド24と、各色のインクを収容しこの収容したインクを印刷ヘッド24へ供給するインクカートリッジ26と、を備えている。キャリッジ22は、筐体39の右側に取り付けられたキャリッジモーター34aと筐体39の左側に取り付けられた従動ローラー34bとの間に架設されたキャリッジベルト32がキャリッジモーター34aによって駆動されるのに伴って移動する。キャリッジ22の背面には、キャリッジ22の位置を検出するリニア式エンコーダ25が配設されており、このリニア式エンコーダ25を用いてキャリッジ22のポジションが管理可能となっている。印刷ヘッド24は、キャリッジ22の下部に設けられており、圧電素子に電圧をかけることによりこの圧電素子を変形させてインクを加圧する方式により印刷ヘッド24の下面に設けられたノズル23から各色のインクを吐出するものである。インクカートリッジ26は、キャリッジ22に装着され、溶媒としての水に着色剤としての顔料や染料を含有したシアン(C)・マゼンタ(M)・イエロー(Y)・ブラック(K)などの印刷用に用いる各色のインクを個別に収容している。
紙送り機構30は、駆動モーター33により駆動されプラテン29上を図中奥から手前へと記録紙Sを搬送する紙送りローラー35や、図示しないトレイに載置された記録紙Sをプラテン29へ給紙する給紙ローラー、プラテン29でインクを吐出された記録紙Sを図示しない排紙トレイへ搬送する排紙ローラーなどを備えている。
キャッピング装置40は、略直方体で上部が開口した絶縁性の部材で形成されたキャッピング部材42を筐体としており、キャリッジ22の初期位置(ホームポジション)に配設されている。このキャッピング装置40の開口縁にはシリコンゴムなどの絶縁体からなるシーリング部材41が設けられている。このキャッピング装置40は、昇降機構47(図3参照)により上下動可能に支持されており、ノズル23に詰まったインクを吸い出すクリーニング処理に利用されるほか、印刷休止中などにノズル23が乾燥するのを防止するためにノズル23を封止するときにも利用される。このキャッピング装置40には、吸引チューブ43を介して吸引ポンプ45が接続されると共に、吸気チューブ44を介して開閉バルブ46が接続され、開閉バルブ46が閉状態のときに吸引ポンプ45が作動するとキャッピング装置40の内部空間に負圧が発生する。キャッピング装置40がノズル23を封止しているときにこの負圧を発生させることにより、ノズル23内のインクを強制的に吸い出すクリーニングを実行可能である。
ノズル検査装置50は、図2、3に示すように、印刷ヘッド24のノズル23から吐出されたインク滴を受けることが可能な検査領域52と、検査領域52を所定電位とすることにより印刷ヘッド24と検査領域52との間に所定の電位差を発生させる電圧印加回路53と、検査領域52での電圧変化を検出する電圧検出回路54とを備えている。検査領域52は、印刷ヘッド24を封止するキャッピング装置40の内部に配設されている。この検査領域52は、矩形状の領域として形成され、図3に示すように、インク滴が着弾する上側インク吸収体55と、この上側インク吸収体55に着弾したあと下方に透過してきたインク滴を吸収する下側インク吸収体56と、上側インク吸収体55と下側インク吸収体56との間に配置されたメッシュ状の電極部材57とにより構成されている。上側インク吸収体55は、電極部材57と同電位となるように導電性を有するスポンジによって形成され、その表面が検査領域52となっている。このスポンジは、着弾したインク滴が速やかに下方に移動可能な透過性の高いものであり、ここではエステル系ウレタンスポンジが用いられている。下側インク吸収体56は、上側インク吸収体55に比べてインクの保持力が高いものであり、フェルトなどの不織布によって作製されている。電極部材57は、ステンレス(例えばSUS)製の金属からなる格子状のメッシュとして形成されている。このため、上側インク吸収体55に一旦吸収されたインクは格子状の電極部材57の隙間を通って下側インク吸収体56に吸収される。ここでは、電極部材57は、導電性を有する上側インク吸収体55と接触しているため、上側インク吸収体55の表面すなわち検査領域52も電極部材57と同様の電位となっている。
電圧印加回路53は、検査領域52の電極部材57に接続されており、プリンター20の内部で引き回される数ボルトの電気配線の電圧を図示しない昇圧回路を介して数十〜数百ボルトに昇圧し、この昇圧後の直流電圧Ve(例えば400V)を抵抗素子R1(例えば1MΩ)及びスイッチSWを介して検査領域52に印加する回路である。電圧検出回路54は、検査領域52の電極部材57に接続され、印刷ヘッド24から吐出されたインクを着弾させこのインクの吐出に伴い生じる検査領域52での電圧変化を検出するものであり、印刷ヘッド24の電圧信号を積分して出力する積分回路54aと、この積分回路54aから出力された信号を反転増幅して出力する反転増幅回路54bと、この反転増幅回路54bから出力された信号をA/D変換してコントローラー70へ出力するA/D変換回路54cとを備えている。積分回路54aは、1つのインク滴の飛翔・着弾による電圧変化が微弱なことから、同一のノズル23から吐出される複数のインク滴の飛翔・着弾による電圧変化を積分することにより大きな電圧変化として出力するものである。反転増幅回路54bは、電圧変化の正負を反転させると共に回路構成によって決まる所定の増幅率で積分回路から出力された信号を増幅して出力するものである。A/D変換回路54cは、反転増幅回路54bから出力されたアナログ信号をディジタル信号に変換してコントローラー70に出力するものである。
また、電圧印加回路53及び電圧検出回路54は内部にシールドを施した回路ケース51に格納されている。この電圧印加回路53及び電圧検出回路54と、電極部材57と、は、キャッピング部材42に形成されている切欠孔48と回路ケース51に形成されている切欠孔58とを介してシールドケーブル60により電気的に接続されている(図2参照)。シールドケーブル60は、図4,5に示すように、直流電圧Veが印加される金属製の中心側導体62と、中心側導体62を被覆する絶縁層64と、絶縁層64の外面を被覆するよう設けられ導電性を有する導電性樹脂層65と、導電性樹脂層65の外面を被覆するよう設けられグランドに接続される金属製の外周側導体66と、外周側導体66の外部を被覆する被覆層としてのジャケット61と、を備えている。このシールドケーブル60は、中心側導体62を中心軸とし、外周側に向かって絶縁層64、導電性樹脂層65、外周側導体66及びジャケット61の順に形成されている同軸ケーブルである。このシールドケーブル60は、電圧印加回路53からの直流電圧Veを電極部材57へ印加すると共に、検査領域52での電気的変化を電圧検出回路54へ伝達するものである。ジャケット61は、最外部の被覆部材であり、機械的強度及び絶縁性の高い高分子により形成されている。中心側導体62は、銅などの導電性を有する金属で形成されている。絶縁層64は、例えばポリエステル、ポリウレタンなどの絶縁性の樹脂で形成されている。外周側導体66は、導電性樹脂層65の外周で多数の細い導線が網目状に形成されている導体である。導電性樹脂層65は、例えばポリアセチレンなどの導電性の樹脂など、絶縁層64への密着性に優れる部材により形成されており、外周側導体66を形成する網目状の各導線にも接触しやすいように形成されている。また、シールドケーブル60では、加工されたことにより中心側導体62や外周側導体66が外部に露出した部分には、この露出部分を覆うように絶縁体の被覆部材68,69があとから形成されており、外部との電気的接触が防止されている。シールドケーブル60の端部では、中心側導体62、絶縁層64、導電性樹脂層65、外周側導体66の順でジャケット61から外部に露出するよう各部材が除去されている。
このシールドケーブル60の一端側には、図4に示すように、電極部材57にビス止めされる取付金具63が中心側導体62に接続されている。外周側導体66は、ジャケット61から外部に露出している部分(分離部66bと称する)の先で切られて導体端部66aが形成されている。また、シールドケーブル60の一端側では、ジャケット61の先端であるジャケット端部61aから外周側導体66の先端である導体端部66aまでの外周側導体66の長さXよりも、ジャケット端部61aから導電性樹脂層65の先端である樹脂端部65aまでの導電性樹脂層65の長さYの方が長くなるよう形成されている。即ち、ジャケット端部61aからの分離部66bの長さよりもケーブルの長さ方向に長くなるよう導電性樹脂層65が形成されており、網目状の導線である外周側導体66と絶縁層64との間には、必ず導電性樹脂層65が形成されている。このため、例えば分離部66bの近傍で生じた静電気などが導電性樹脂層65を介して除去されやすい。
一方、このシールドケーブル60の他端側には、図5に示すように、電圧印加回路53などが配設された基板に差し込まれるコネクター38が接続されている。このシールドケーブル60の他端側では、外周側導体66は、分離部66bからコネクター38まで引き出されており、引き出された部分の外部を覆うように絶縁体の形成層67が形成されている。また、シールドケーブル60の他端側においても、ジャケット端部61aから導体端部66aまでの外周側導体66の長さXよりも、ジャケット端部61aから樹脂端部65aまでの導電性樹脂層65の長さYの方が長く形成されている。即ち、ジャケット端部61aからの分離部66bの長さよりもケーブルの長さ方向に長くなるよう導電性樹脂層65が形成されており、外部に露出する外周側導体66と絶縁層64との間には、必ず導電性樹脂層65が形成されている。このため、例えば分離部66bの近傍で生じた静電気などが導電性樹脂層65を介して除去されやすい。
コントローラー70は、図1に示すように、CPU72を中心とするマイクロプロセッサとして構成されており、各種処理プログラムを記憶しデータを書き換え可能なフラッシュROM73と、一時的にデータを記憶したりデータを保存したりするRAM74と、
ユーザーパソコン(PC)12などの外部機器とデータのやりとりを行うインターフェイス(I/F)79とを備えている。フラッシュROM73には、ノズル検査ルーチンやクリーニング処理ルーチンなどの各処理プログラムが記憶されている。RAM74には、印刷バッファ領域が設けられており、この領域にユーザーパソコン(PC)12などの外部機器からI/F79を介して送られてきた印刷ジョブなどが格納される。このコントローラー70には、ノズル検査装置50の電圧検出回路54から出力された電圧信号などが図示しない入力ポートを介して入力されているほか、外部機器(ユーザーパソコン12など)から出力された印刷ジョブなどがI/F79を介して入力される。また、コントローラー70からは、印刷ヘッド24への制御信号やノズル検査装置50への制御信号、キャリッジモーター34aへの駆動信号などが図示しない出力ポートを介して出力される。
次に、シールドケーブル60の端部の加工について説明する。図6は、シールドケーブル60の端部の加工の説明図である。ここでは、外周側導体66を切断し導体端部66aを形成するよう先端を加工する場合(図4参照)について説明する。まず、シールドケーブル60(図6の1段目)の先端側から所定の長さのジャケット61を除去する。すると、ジャケット端部61aから先において外周側導体66が露出する(図6の2段目)。次に、露出した外周側導体66をジャケット端部61aから所定長さX(例えば5mmなど)で切断する。すると、ジャケット端部61aから所定長さXの位置に導体端部66aが形成されると共に、導体端部66aから先において導電性樹脂層65が外部に露出する(図6の3段目)。次に、露出した導体端部66aを、ジャケット端部61aから導体端部66aまでの長さよりも長くなるように更に所定長さY(例えば10mmなど)で切断する(図6の4段目)。すると、ジャケット端部61aから所定長さYの位置に樹脂端部65aが形成されると共に、樹脂端部65aから先において絶縁層64が外部に露出する(図6の4段目)。続いて、絶縁層64の先端を所定長さZで切断し、その先において中心側導体62を外部に露出させる。そして、図4に示すように、中心側導体62に取付金具63を配設したり、導体の露出部分に被覆部材68や被覆部材69を適宜形成させる。このように、シールドケーブル60は、外周側導体66がジャケット61から外部に露出している分離部66bよりもケーブルの長さ方向に導電性樹脂層65が長く形成されるよう導電性樹脂層65とジャケット61とをシールドケーブル60の先端から除去する工程、を含んで加工されている。
次に、ノズル検査装置50の動作について説明する。ノズル検査処理が実行されると、CPU72は、スイッチSWをオンし、電圧印加回路53によりシールドケーブル60を介して検査領域52へ直流電圧Veを印加する。すると、ノズル23のインクと、検査領域52との間に所定の電位差が生じる。次に、CPU72は、予め設定されている順にノズル23からインク滴を検査領域52へ吐出させる。ここで、ノズル検査の原理について説明する。印刷ヘッド24をグランド電位とし、印刷ヘッド24と検査領域52との間に電位差を生じさせた状態でインク滴をノズル23から吐出させる実験を実際に行ったところ、検査領域52での出力信号波形がサインカーブとして表れた。このような出力信号波形が得られる原理は明らかではないが、帯電したインク滴が検査領域52に接近するのに伴って静電誘導により誘導電流が流れたことに起因すると考えられる。また、電圧検出回路54から出力された出力信号波形の振幅は、印刷ヘッド24から検査領域52までの距離が近いほど大きくなる傾向を示したほか、飛翔するインク滴が大きいほど大きくなる傾向を示した。このため、ノズル23が詰まってインク滴が飛翔しなかったりインク滴が所定の大きさより小さかったりしたときには、出力信号波形の振幅が通常時に比べて小さくなるか略ゼロになるから、出力信号波形の振幅が所定の閾値Vthを下回るか否かに基づいてノズル23の詰まりの有無を判定することができる(図3参照)。ここで、インク滴が所定の大きさであっても1ショット分のインク滴による出力信号波形の振幅が微弱なことから、多数のインク滴(大ドットを吐出する操作を8回行うなど)を吐出するようにすると共に、反転増幅回路54bにより信号を増幅することとした。このため、出力信号を多数のインク滴の積分値とし、電圧検出回路54から十分大きな出力信号波形が得られるようになった。なお、インク吐出数は、検査精度を確保可能な吐出数となるよう任意に設定することができる。また、閾値Vthは、インク滴の吐出が判定できるよう経験的に設定することができる。そして、CPU72は、得られた出力信号波形が閾値Vthを下回ったノズル23についてノズル詰まりが生じていると判定し、この情報をRAM74に記憶させる。ノズル詰まりが生じた際には、キャッピング装置40を用いてクリーニング処理を実行する。
電圧検出回路54で検出される出力信号波形はシールドケーブル60を介して電圧検出回路54へ入力されるため、できる限りシールドケーブル60で生じうるノイズは少ない方が検出精度の観点からは望ましい。図7は、導電性樹脂層65が外周側導体66以下の長さであるシールドケーブル60の説明図である。図7に示すように、シールドケーブル60の先端で、絶縁層64と外周側導体66との間に導電性樹脂層65が存在しない部分が存在すると、静電気の放電ノイズが生じることがあり、このノイズによりノズル検査でインク滴を吐出していないのに吐出したと誤検出をしてしまうことがある。ここでは、導電性樹脂層65を設けることによりケーブル内部での静電気等のノイズを抑制すると共に、分離部66bよりも導電性樹脂層65を長くすることによってケーブル端部での静電気放電等のノイズを抑制するのである。
ここで、本実施形態の構成要素と本発明の構成要素との対応関係を明らかにする。本実施形態の印刷ヘッド24が本発明の吐出ヘッドに相当し、検査領域52、電圧印加回路53及び電圧検出回路54が本発明の検出部に相当し、検査領域52が本発明の流体受領域に相当し、反転増幅回路54bが本発明の増幅回路に相当し、インクが本発明の流体に相当し、記録紙Sが本発明のターゲットに相当する。また、シールドケーブル60においてジャケット61が本発明の被覆層に相当し、中心側導体62が本発明の第1導体に相当し、外周側導体66が本発明の第2導体に相当し、絶縁層64が本発明の絶縁層に相当し、導電性樹脂層65が本発明の導電層に相当し、絶縁体の形成層67が本発明の絶縁体の形成層に相当する。
以上詳述した本実施形態のノズル検査装置50によれば、シールドケーブル60において、外周側導体66と絶縁層64との間に導電性樹脂層65が設けられており、例えば外周側導体66で生じる静電気を導電性樹脂層65を介して速やかに除去可能であるため、ケーブル内で生じるノイズを低減可能である。更に、ジャケット61から外部に露出している外周側導体66の分離部66bよりもケーブルの長さ方向に導電性樹脂層65が長く形成されているため、例えば、外部に露出した外周側導体66と絶縁層64とが対向した場合に生じる静電気放電を、長く形成されている導電性樹脂層65により吸収可能であり、このような静電気放電を抑制可能である。したがって、ノイズの発生を抑制することにより、ノズル検査をより高精度に行うことができる。このとき、導電性樹脂層65は、金属製の導体よりも絶縁層64への密着性に優れる部材である導電性樹脂により形成されているため、ノイズの発生を抑制しやすい。また、ノズル検査装置50は反転増幅回路54bを備えているが、検査領域52での電気的変化を増幅することにより生じるノイズの増幅を抑制可能であるため、流体の吐出検査を一層高精度に行うことができる。更に、分離部66bより先の外周側導体66の外部には絶縁体の形成層67が更に設けられているため、外部に露出する導電性樹脂層65をより短くすることができ、外部に露出した外周側導体66により生じうるノイズを抑制可能であり、ノズル検査を一層高精度に行うことができる。更にまた、検査領域52にインクが着弾する際に生じる電気的変化を検出してノズル検査を実行するため、容易に吐出検査を行うことができる。
なお、本発明は上述した実施形態に何ら限定されることはなく、本発明の技術的範囲に属する限り種々の態様で実施し得ることはいうまでもない。
例えば、上述した実施形態では、導電性樹脂層65よりも絶縁層64が長く形成されているシールドケーブル60としたが、図8に示すように、導電性樹脂層65と絶縁層64との長さが同じものとしてもよい。こうしても、外部に露出した外周側導体66と絶縁層64とが対向した場合に生じる静電気放電を抑制して、ノズル検査をより高精度に行うことができる。
上述した実施形態では、検査領域52にインクが着弾する際の電気的変化を電圧検出回路54で検出するノズル検査装置50としたが、図9に示すように、印刷ヘッド24から吐出されたインクが通過する位置の近傍に設けられた検出部材152、を備え、検出部材152の近傍を吐出されたインクが通過する際に生じる電気的変化を検出し、その検出結果によりインクの吐出状態を検出するノズル検査装置150としてもよい。図9は、ノズル検査装置150の構成の概略を示すブロック図である。この場合、シールドケーブル60は、検出部材152に接続されており、直流電圧Veを検出部材152に印加すると共に、検出部材152の電気的変化を伝達する。こうすれば、検出部材152の近傍をインクが通過する際に生じる電気的変化を検出するため、比較的容易にノズル検査を行うことができる。なお、検出部材152は、インクの通過に伴う電気的変化を検出可能なものとすれば、電極板としてもよいし、電気線としてもよい。
上述した実施形態では、ノズル検査装置50は、検査領域52に電圧を印加することにより印刷ヘッド24と検査領域52との間に電位差を生じさせるものとしたが、検査領域52をグランドに接続し、印刷ヘッド24に電圧を印加することにより印刷ヘッド24と検査領域52との間に電位差を生じさせるものとしてもよい。こうしても、インク滴が印刷ヘッド24から吐出される際に電圧検出回路54で波形を検出することができる。また、上述した実施形態では、電圧検出回路54を検査領域52に接続してインク滴の吐出に伴う電気的変化を検出するものとしたが、電圧検出回路54を印刷ヘッド24に接続し、キャピング装置40の電極部材57をグランドに接続してインク滴の吐出に伴う電気的変化を検出するものとしてもよい。また、この実施形態の場合に、グランドに接続する側の電極の電位はグランドに限らず、電圧印加回路53の電圧と異なる電位であって、この電圧印加回路53の電圧との間に所定の電位差を与える電位であればよい。こうしても、インク滴が印刷ヘッド24から吐出される際に電圧検出回路54で波形を検出することができる。なお、印刷ヘッド24において所定の電位を与える電極は、ノズルプレートやヘッド内の電極など、印刷ヘッド24内のインクと導通してインクに電位を与えることが可能な電極であればよい。なお、図3の実施形態のように、電圧印加回路53と電圧検出回路54を共に、検査領域52に接続するか、上記のように共に印刷ヘッド24に接続するか、のいずれかの実施形態に限らず、電圧印加回路53と電圧検出回路54とを、印刷ヘッド24と検査領域52のいずれかに別々にシールドケーブルにより接続するものとしてもよい。これらの4通りのいずれの形態を採用してもインク滴が印刷ヘッド24から吐出される際に電圧検出回路54で波形を検出することができ、その際のシールドケーブルでのノイズの発生を抑制することができる。
上述した実施形態では、検査領域52はキャッピング装置40の内部に設けられているものとしたが、特にこれに限定されず、例えば、インクが乾燥して増粘するのを防止するために定期的又は所定のタイミングで印刷データとは無関係にインク滴を吐出させるフラッシング領域に設けるものとしてもよいし、印刷ヘッド24の移動可能な領域に新たに設けるものとしてもよい。
上述した実施形態では、反転増幅回路54bにより出力信号波形を増幅するものとしたが、特にこれに限定されず、反転増幅回路54bを備えないものとしてもよい。こうしても、ノイズをより低減してノズル検査をより高精度に行うことができる。
上述した実施形態では、シールドケーブル60は、直流電圧Veを電極部材57へ印加すると共に検査領域52での電気的変化を検出するものとしたが、直流電圧Veを電極部材57へ印加するものと検査領域52での電気的変化を検出するものとを別のケーブルとしてもよい。また、シールドケーブル60は、同軸ケーブルとしたが、中心側導体62、絶縁層64、導電性樹脂層65、外周側導体66が積層されたフラットケーブルであるものとしてもよい。
上述した実施形態では、印刷ヘッド24は、圧電素子に電圧を印加し、この圧電素子を変形させてインクを加圧する方式としたが、発熱抵抗体(例えばヒータなど)に電圧をかけインクを加熱して発生した気泡によりインクを加圧する方式を採用してもよい。また、インクカートリッジ26は、往復動するキャリッジ22に搭載したいわゆるオンキャリッジの構成としたが、筐体39に装着されチューブにより印刷ヘッド24へインク等を供給するいわゆるオフキャリッジの構成としてもよい。また、キャリッジ移動方向に移動するキャリッジ22を備えた印刷機構21としたが、記録紙Sの幅方向に各色のノズル列を設けたいわゆるラインインクジェットヘッドを備えたものとしてもよい。
上述した実施形態では、インクを記録紙Sへ吐出するプリンター20に具体化した例を示したが、印刷ヘッド24と検査領域52との間に電位差を設けてノズルから流体が吐出されたか否かを検出可能なものとすれば、特に限定されずに本発明を適用することができる。例えば、インク以外の他の液体や機能材料の粒子が分散されている液状体(分散液)、ジェルのような流状体などを吐出する印刷装置としてもよいし、流体として吐出可能な固体を吐出する印刷装置に具体化してもよい。例えば、液晶ディスプレイ、EL(エレクトロルミネッセンス)ディスプレイ、面発光ディスプレイ及びカラーフィルタの製造などに用いられる電極材や色材などの材料を溶解した液体を吐出する液体吐出装置、同材料を分散した液状体を吐出する液状体吐出装置、精密ピペットとして用いられ試料となる液体を吐出する液体吐出装置としてもよい。また、光通信素子等に用いられる微小半球レンズ(光学レンズ)などを形成するために紫外線硬化樹脂等の透明樹脂液を基板上に吐出する液体吐出装置、ジェルを吐出する流状体吐出装置、トナーなどの粉体を吐出する粉体吐出式記録装置としてもよい。
上述した実施形態では、プリンター20を本発明の流体吐出装置として説明したが、原稿を読み取り可能なスキャナユニットを備えたマルチファンクションプリンタや、FAX機能を有するFAX装置としてもよい。更にまた、プリンター20の態様で説明したが、ノズル検査装置50の態様としてもよいし、シールドケーブル60の加工方法の態様としてもよい。
本実施形態であるプリンター20の構成の概略の一例を示す構成図。 ノズル検査装置50の構成の斜視図。 ノズル検査装置50の構成の概略を示すブロック図。 シールドケーブル60の先端部分の説明図。 シールドケーブル60の先端部分の説明図。 シールドケーブル60の端部の加工の説明図。 導電性樹脂層65が外周側導体66以下の長さであるケーブルの説明図。 導電性樹脂層65と絶縁層64との長さが同じケーブルの説明図。 ノズル検査装置150の構成の概略を示すブロック図。
符号の説明
12 ユーザーパソコン、20 プリンター、21 印刷機構、22 キャリッジ、23 ノズル、24 印刷ヘッド、25 リニア式エンコーダー、26 インクカートリッジ、28 キャリッジ軸、29 プラテン、30 紙送り機構、32 キャリッジベルト、33 駆動モーター、34a キャリッジモーター、34b 従動ローラー、35 紙送りローラー、38 コネクター、39 筐体、40 キャッピング装置、41 シーリング部材、42 キャッピング部材、43 吸引チューブ、44 吸気チューブ、45 吸引ポンプ、46 開閉バルブ、47 昇降機構、48 切欠孔、50,150 ノズル検査装置、51 回路ケース、52 検査領域、53 電圧印加回路、54 電圧検出回路、54a 積分回路、54b 反転増幅回路、54c A/D変換回路、55 上側インク吸収体、56 下側インク吸収体、57 電極部材、58 切欠孔、60,160 シールドケーブル、61 ジャケット、61a ジャケット端部、62 中心側導体、63 取付金具、64 絶縁層、65 導電性樹脂層、65a 樹脂端部、66 外周側導体、66a 導体端部、66b 分離部、67 形成層、68,69 被覆部材、70 コントローラー、72 CPU、73 フラッシュROM、74 RAM、79 インターフェイス(I/F)、152 検出部材、S 記録紙、SW スイッチ。

Claims (8)

  1. 複数のノズルを備え流体を該ノズルからターゲットに吐出する吐出ヘッドの該流体の吐出状態を電圧を印加して検査する吐出検査装置であって、
    前記吐出ヘッドからの流体の吐出に伴い生じる電気的変化を検出する検出部と、
    第1電圧が印加される金属製の第1導体と、前記第1導体を被覆する絶縁層と、前記絶縁層の外面を被覆するよう設けられ導電性を有する導電層と、前記導電層の外面を被覆するよう設けられ前記第1電圧より低い第2電圧となる金属製の第2導体と、前記第2導体の外部を被覆する被覆層と、を備え、前記第2導体が前記被覆層から外部に露出している該第2導体の分離部よりもケーブルの長さ方向に前記導電層が長く形成されており、前記検出部及び前記吐出ヘッドの少なくとも一方に接続されているシールドケーブルと、
    を備えた吐出検査装置。
  2. 前記シールドケーブルは、前記第1導体を中心軸とし、外周側に向かって前記絶縁層、前記導電層、前記第2導体及び前記被覆層の順に形成されている同軸ケーブルである、請求項1に記載の吐出検査装置。
  3. 前記検出部は、前記電気的変化を増幅する増幅回路を備え、
    前記シールドケーブルは、前記流体の吐出により生じた電気的変化を伝達する、請求項1又は2に記載の吐出検査装置。
  4. 前記シールドケーブルは、前記分離部より先の前記第2導体の外部には絶縁体の形成層が更に設けられている、請求項1〜3のいずれか1項に記載の吐出検査装置。
  5. 前記検出部は、前記吐出ヘッドから吐出された前記流体を受ける流体受領域、を備え、該流体受領域に前記吐出された流体を着弾させ、前記流体の吐出に伴い生じる電気的変化を検出し、該検出結果により前記吐出状態を検出するものであり、
    前記シールドケーブルは、前記流体受領域に接続されており、前記第1電圧を前記流体受領域に印加すると共に、前記流体受領域での電気的変化を伝達する、請求項1〜4のいずれか1項に記載の吐出検査装置。
  6. 前記検出部は、前記吐出ヘッドから吐出された前記流体が通過する位置の近傍に設けられた検出部材、を備え、該検出部材の近傍を前記吐出された流体が通過する際に生じる電気的変化を検出し、該検出結果により前記吐出状態を検出するものであり、
    前記シールドケーブルは、前記検出部材に接続されており、前記第1電圧を前記検出部材に印加すると共に、前記検出部材の電気的変化を伝達する、請求項1〜4のいずれか1項に記載の吐出検査装置。
  7. 請求項1〜6のいずれか1項に記載の吐出検査装置と、
    前記流体を吐出する吐出ヘッドと、
    を備えた流体吐出装置。
  8. 第1電圧が印加される金属製の第1導体と、前記第1導体を被覆する絶縁層と、前記絶縁層の外面を被覆するよう設けられ導電性を有する導電層と、前記導電層の外面を被覆するよう設けられ前記第1電圧より低い第2電圧となる金属製の第2導体と、前記第2導体の外部を被覆する被覆層と、を備え、複数のノズルを備え流体を該ノズルからターゲットに吐出する吐出ヘッドの該流体の吐出状態を電圧を印加して流体の吐出に伴い生じる電気的変化を検出して検査する吐出検査装置に接続されるシールドケーブルの加工方法であって、
    前記第2導体が前記被覆層から外部に露出している該第2導体の分離部よりもケーブルの長さ方向に前記導電層が長く形成されるよう前記導電層と前記被覆層とを前記シールドケーブルの先端から除去する工程、を含むシールドケーブルの加工方法。
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