JP2010148028A - 観察装置 - Google Patents

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匡子 森崎
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Abstract

【課題】全方位を観察できる視認性のよい観察装置10を提供する。
【解決手段】撮像部2と、全方位の被写体30からの光線Lを取得する全方位光学系3Aと、光線Lを撮像部2に導くリレー光学系3Bとを有する光学部3と、光学部3が収納される円筒形の筐体3Cと、筐体3Cの外周面の全周を取り囲む表示部8と、撮像部2が撮像した全方位画像を、表示部8に表示する表示用画像に変換する画像変換処理を行う画像処理部1Bと、を具備する。
【選択図】図2

Description

本発明は、全方位を観察できる観察装置に関する。
近年、デジタルカメラにおいて、複数回の撮影結果をつなぎ合わせて、パノラマ写真を撮影する技術が知られている。その技術の延長でユーザーは、もっと広い範囲を撮影して見てきた風景すべてを再現したいという要求がある。また、撮影するまでもないがユーザーは自分を取り巻く全方位の風景を簡単に概観したいという要望もある。
なお特開2008−3702号公報には外装をフレキシブルLCDで被覆したデジタルカメラが開示されている。
一方、出願人は特開2006−243689号公報において全方位の被写体を撮像できる光学系を開示している。
特開2008−3702号公報 特開2006−243689号公報
図1(A)および図1(B)は全方位光学系により撮像される画像を説明するための説明図であり、図1(A)は光学系と全方位の被写体の位置関係を説明するための上面図であり、図1(B)は全方位光学系により撮影された画像を示している。
図1(A)に示すように、全方位光学系3Pは、全方位、言い換えれば水平画角360度の光学系であり、全方位光学系3Pを取り囲む周囲の被写体すべてを撮像することができる。図1(A)においては前面の被写体Fと、右面の被写体Rと、左側の被写体Lと、後面の被写体Bを示している。
ここで、全方位光学系により撮像された全方位画像は、図1(B)に示すように表示部8Pにドーナツ状に表示される。このドーナツ状画像では画像の中心が光学系3Pの上方向に相当する。そして、図1(B)に示すように、被写体の画像は、下部は引き延ばされ上部は縮められた状態である。このようなドーナツ状画像はユーザーにとって視認性が良いとはいえない場合があった。
本発明は全方位を観察できる視認性のよい観察装置を提供することを目的とする。
本発明の観察装置は、撮像部と、全方位の被写体からの光線を取得する全方位光学系と、前記光線を前記撮像部に導くリレー光学系と、を有する光学部と、前記光学部が収納される円筒形の筐体と、前記筐体の外周面の全周を取り囲む表示部と、前記撮像部が撮像した全方位画像を、前記表示部に表示する表示用画像に変換する画像変換処理を行う画像処理部と、を具備することを特徴とする。
本発明は全方位を観察できる視認性のよい観察装置を提供する。
<第1の実施の形態>
以下、図面を参照して本発明の第1の実施の形態の観察装置10について説明する。
図2は本実施の形態の観察装置をユーザーが使用している状態を説明するための説明図である。
図2においてユーザー11は、本実施の形態の観察装置10の本体部13を把持しながら、被写体30である遠方の景色が表示された表示部8を観察している。観察装置10は全方位の被写体30を、観察装置10の上側に配設された光学部3(図4参照)が収納される円筒形の筐体3Cの外周面の全周を取り囲む表示部8に表示する。なお全周を取り囲む状態とは完全に隙間なく取り囲む状態を意味するものではなく、部分的に表示部8が存在しない場所があってもよい。
そして、観察装置10においては表示部8における被写体の画像は、ユーザー11が観察する被写体30と、上下方向および左右方向が一致している。さらに、観察装置10においてはユーザー11の視線方向S1の被写体30Aである小高い丘の画像30A1が、表示部8のユーザー11に対する前面に表示されている。このため、本実施の形態の観察装置10は、全方位を表示可能でありながら、ユーザー11にとって視認性がよい。
なお、後述するように、ユーザー11は観察装置10を中心軸Cを中心に回転することにより、その回転角度に応じて表示部8の前面に表示される被写体を変更することもできる。たとえば、観察装置10を180度回転すると、ユーザー11の画像およびユーザー11の背面にある被写体の画像が、表示部8のユーザー11に対する前面に表示される。
図3は本実施の形態の観察装置の構成を説明するための構成図であり、図4は本実施の形態の観察装置の全方位光学系を説明するための断面模式図である。
図3に示すように、本実施の形態の観察装置10は、撮像部2と、全方位の被写体30からの光線を取得する全方位光学系3Aと、その光線を撮像部2に導くリレー光学系3Bとを有する光学部3と、全周表示可能な表示部8と、撮像部2が撮像した全方位画像を、表示部8に表示する表示用画像に変換する画像変換処理を行う画像処理部1Bおよびユーザー11の位置を検出する観察位置検出部1Cを有する処理制御部1と、を具備する。
図4に示すように、全方位光学系3Aは軸対象自由曲面プリズム(以下、「プリズム」ともいう。)25を主要構成要素としている。全方位光学系3Aは全周方向からの光線Lを取得可な入射面21から取得した光線Lを、二つの反射面22および23で反射させて、射出面24を介してリレー光学系3Bに導く。すなわち、プリズム25は、全周の入射面21からの光線Lを狭い射出面24に集める効果がある。そして、リレー光学系3Bは、射出面24に集められた光線を撮像部2に結像するために、倍率を調整する。リレー光学系3Bは収差除去機能を有する複数のレンズを並べているための所定の長さ(高さ)を有する。観察装置10で光学部3を収納した円筒形の筐体3Cの外面に表示部8を配設することにより小型でありながら全周表示を実現している。
処理制御部1は、画像処理だけでなく、操作判定部5等からの信号をもとに観察装置10の全体の制御も行う。表示部8は円筒形の筐体3Cの全周を巻回する薄型のたとえば有機ELパネルである。動き検知部7は、たとえば加速度センサまたはジャイロ等の回転運動を検出するセンサにより構成されており、ユーザー11の観察装置10に対する操作である観察装置10の動きを検知する。あるいは動き検知部7は、撮像部2で得た画像の変化にもとづいて観察装置10の動きを検知してもよい。
操作判定部5はユーザー11による各種操作が何の指示なのかを判定し、処理制御部1に送信する。リセットスイッチ6は後述する表示部8に表示される表示画面を回転移動した表示状態から回転移動する前の表示状態に戻す処理を画像処理部1Bにユーザー11が指示するためのスイッチである。リセットスイッチ6は専用のスイッチである必要はなくたとえばタッチパネル8Aの機能の一部であってもよい。そしてタッチパネル8Aは表示部8の全面または一部に配設されており、ユーザー11はタッチパネル8Aを介して指示を処理制御部1に入力することができる。
撮像部2上に得られた画像、言い換えれば撮像部2が撮像した全方位画像は、図1(B)に示したようにドーナツ状の特異な画像である。観察装置10の画像処理部1Bは全方位画像を表示部8に表示する表示用画像に変換する画像変換処理を行う。
そして、画像変換処理ではユーザー11が観察する被写体30Aと、表示用画像の被写体画像30A1とが、上下方向および左右方向が一致する状態に変換する。観察装置1では観察装置10を取り囲む全方位の被写体30が仮想の全周スクリーンに投影された画像を、全周スクリーンの外部から観察した状態の表示用画像を表示部8に表示する。このため、表示部8は携帯可能な観察装置10に配設可能な小型軽量であるが、全周画像を視認性よく表示することができる。
なお、光学部3の垂直画角が大きい、たとえば真上まで撮像可能な垂直画角90度の場合には、撮像画像のうち上部の所定の範囲は表示部8に表示しないように、画像処理部1Bが表示用画像を作成してもよい。
図5A〜図6Bは本実施の形態の観察装置における周囲の被写体30と表示部8における被写体の表示位置を説明するための図であり、図5(A)および図6(A)は上面図であり、図5(B)および図6(B)は表示部の展開図である。展開図とは、外形が円筒形の表示部8に表示されている表示用画像を平面上に表示した図である。
図5(A)および図5(B)に示すように、表示部8における被写体30の画像は、ユーザー11が観察する被写体30と、左右方向が一致している。すなわち、ユーザー11の前面にある被写体Fは、ユーザー11に対する前面の表示領域8Fに表示されており、ユーザー11の右にある被写体Rは、ユーザー11に対して右面の表示領域8Rに表示されており、ユーザー11の左にある被写体Lは、ユーザー11に対して右面の表示領域8Lに表示されており、ユーザー11の後にある被写体Bは、ユーザー11に対して右面の表示領域8Bに表示されている。
なお、画像処理部1Bにより処理された表示部8に表示されている被写体30の画像は、歪みのない自然な画像である。すなわち、図1(B)に示した全方位画像のように上部が縮小し下部が拡張した画像ではない。
観察装置10は回転対称体であるが、ユーザー11の視線方向S1である基準方向はユーザー11が予め観察装置1に配設されたマーカーを基準に観察装置10を把持することで固定化される。あるいは、観察位置検出部1Cがユーザー11の位置を、撮像した画像の中からユーザー11の画像を公知の顏検出システム等を用いて検出することにより、ユーザー11のいる方向を基準方法としてもよい。
図5(A)に示した状態ではユーザー11は、表示部8の前面の表示領域8Fに表示された画像しか良好に観察することができず、表示部8の表示領域8Bに表示された画像は全く観察できない。すなわち、観察したい被写体が表示領域8Fとなるようにユーザー11が観察装置を回転したとしても、観察装置の回転に合わせて表示領域8Fに表示される被写体はユーザー11が観察したい被写体から視線方向S1の被写体に変わってしまう。
しかし、観察装置10においてはユーザー11は観察装置10を中心軸Cを中心に回転操作することにより、たとえば、表示領域8Bに表示されていた被写体Fの画像を表示部8の前面の表示領域8Fに表示することができる。
すなわち、観察装置10は、筐体3Cの回転角度を検出する動き検知部7を有し、画像処理部1Bは、動き検知部7の検出結果にもとづいて、表示用画像を中心軸Cを中心に回転移動した表示状態とする画像処理を行う。言い換えれば、画像処理部1Bは、ユーザー11の視線方向S1に対して角度を有する被写体の画像を、表示部8のユーザーに対する前面の表示領域8Fに表示するように画像処理を行う。
図6(A)に示すように、ユーザー11が観察装置10を右方向に90度回転した場合、動き検知部7は90度の回転を検知し、図6(B)に示すように画像処理部1Bは表示用画像を中心軸Cを中心に90度回転した状態に画像変換処理するため、被写体Rの画像が表示領域8Fに表示される。
すなわち、観察装置10ではユーザー11は観察装置10を回転操作することにより、自分を取り巻く周囲の様子を表示部8により観察することができる。
なお、観察装置10がタッチパネル8Aを有する場合には、図2に示したようにユーザー11のタッチパネル8Aの上で指を左右に滑らすスライド操作を操作判定部5が判定することにより、表示部8に表示されている所望の被写体を前面の表示領域8Fに表示するように画像処理部1Bが処理を行っても良い。あるいは図示しない本体部13に配設されたリング上の操作スイッチを回転することにより、所望の被写体を前面の表示領域8Fに表示するように画像処理部1Bが処理を行っても良い。
なお、すでに説明したように、ユーザー11からは表示部8の表示領域8Bに表示された画像は全く観察できない。このため、ユーザー11からは観察できない表示部8のユーザー11に対して後面となる領域には何の表示も行わないように画像処理部1Bが処理を行っても良い。表示部8の片面側の表示しか行わない観察装置10は消費電力が低減できる。
以上の説明のように、本実施の形態の観察装置10は、全方位光学系により撮像された全方位画像をユーザー11にとって視認性のよい表示用画像に変換するだけでなく、ユーザー11は直感的に種々の操作を行うことができるため操作性がよい。
次に、図7(A)および図7(B)は本実施の形態の変形例の沈胴式の観察装置の動作を説明するための斜視図であり、図7(A)は携帯時を、図7(B)は使用時を示している。図7(A)および図7(B)に示す、本実施の形態の変形例の観察装置10Bでは円筒形の筐体3Cを収納可能な本体部13を有し、使用時に本体部13から使用時には表示部8がせり出してくる沈胴機構を有している。筐体3Cが本体部13に収納されるときには、図4に示したプリズムおよびレンズの間の距離は短縮されている。
沈胴式の観察装置10Bでは非使用時、すなわち携帯時には表示部8を本体部13内に収納できるため、コンパクトになるだけでなく、表示部8を保護することができる。せり出し機構はモータにより駆動しても良いし、ばね等の弾性体による突出機構と手動による収納保持機構とを組み合わせてもよい。なお、図7に示す観察装置10Bでは本体部13の下部にリング状の操作スイッチ6Bを有している。
<第2の実施の形態>
以下、図面を参照して本発明の第2の実施の形態の観察装置50について説明する。本実施の形態の観察装置50は第1の実施の形態の観察装置10と類似しているため、同じ構成要素には同じ符号を付し、説明は省略する。
図8は本実施の形態の観察装置の構成を説明するための構成図である。
図8に示すように、本実施の形態の観察装置50は、撮像部2が撮像した全方位画像または、画像処理部が画像変換処理した表示用画像の少なくともいずれかの画像を記録する記録部4を具備している。すなわち観察装置50は全方位を観察することのできる表示部8を撮影時のモニタとする全方位を撮影することのできるカメラである。
さらに観察装置50は方位を検知する方位センサ9、たとえば地磁気の方向を検知するMRセンサまたはホール素子を有している。なお観察装置50は図示しないカレンダー機能を有する時計を有しており、記録部4に記録する画像の付加情報として撮影日時、撮影時刻、シャッタ速度、および観察装置50の型番等の情報を記録部4に記録する。
ユーザー11は、第1の実施の形態の観察装置10で説明した方法により撮影したい被写体30を表示部8に表示する。そしてユーザー11がシャッタ押圧操作に相当する所定の操作を行うことにより、観察装置50では全方位画像または表示用画像の少なくともいずれかの画像が記録部4に記録される。
観察装置50の記録部4に記録された全方位画像または表示用画像は外部の再生装置に接続して再生装置の表示手段により表示することができる。さらに観察装置50では表示部8に記録部4に記録された全方位画像または表示用画像を表示することもできる。すなわち、観察装置50は別体の表示装置等を用いることなく、撮影した全方位画像を視認性良く表示することができる。
観察装置50の画像処理部1Bは、表示部8に撮影時と同様の表示用画像を順に表示するだけでなく、記録部4に記録された複数の画像を、いわゆるサムネイル形式で表示することもできる。
図9(A)、図9(B)および図9(C)は観察装置50の表示部8に表示されるサムネイル形式の画像を説明するための説明図である。図9(A)に示したサムネイル形式では、ドーナツ型の全方位画像を並べて表示する場合を示しており、図9(B)に示したサムネイル形式では、水平画角180度の表示用画像を縮小し縦横比を3:4程度にした縮小画像を並べて表示する場合を示しており、図9(C)に示したサムネイル形式では、表示用画像の縦方向を縮小した縮小画像を上下に並べて表示する場合を示している。なおサムネイル画像の横、またはサムネイル画像に重畳して画像の情報、たとえば番号、撮影年月日または撮影時刻等を表示してもよい。
それぞれのサムネイル形式の画像は、すでに説明したようにタッチパネル8A操作、観察装置50の回転操作またはリング状の操作スイッチ6B等により、図9(B)に示すように表示部8の中で表示される領域が移動するように画像処理部1Bが処理してもよいし、所定の速度で走馬燈のように移動するように処理してもよい。そして、ユーザー11はサムネイル画像の中からいずれかの画像をタッチパネル8A操作等により選択することにより、拡大表示、すなわち表示用画像を表示することができる。
ここで、図10は観察装置50の動作の流れについて説明するためのフローチャートである。以下、図10にもとづいて観察装置50の動作の流れについて説明する。
<ステップS10> 電源ON?
観察装置50は電源がONされると(S10:Yes)起動し、沈胴式の観察装置の場合には、本体部13から表示部8がせり出してくる。電源がOFFされると(S101:No)、沈胴式の観察装置の場合には表示部8が本体部13に収納される。
<ステップS11> 撮影モード?
観察装置50では、ユーザー11は、撮影モード言い換えれば観察モードと、記録部4に記録された画像を表示する再生モードとのいずれかのモードを選べる。
<ステップS12> スルー画表示
観察装置50は、モードが撮影モードの場合(S11:Yes)、撮像部2が撮像し画像処理部1Bが画像変換処理を行った表示用画像をリアルタイムで表示部8に表示するスルー画表示処理を行う。
<ステップS13、S14> 表示回転処理
撮影モードにおいて、観察装置50の回転操作があると(S13:Yes)動き検知部7が回転量を検知し、図6で説明したように、画像処理部1Bは表示用画像を回転移動した表示状態とする。
<ステップS15、S16> リセット
ステップS14で回転移動した表示状態は、リセットスイッチ6が操作されると(S15:Yes)元に戻る。すなわち、ステップS16において再び前面の表示領域8Fに前方正面の被写体Fの画像が表示される表示状態となる。
なお、表示部8のどの領域が前面の表示領域8Fに該当するかは、観察位置検出部1Cにより、撮像した画像の中からユーザー11の画像を公知の顏検出システムを用いて検出してもよいし、ユーザー11がタッチパネル8Aを用いて指定してもよい。
<ステップS17> シャッタ操作
ユーザー11がシャッタ押圧操作に相当する所定の操作を行う(S17:Yes)ことにより、全方位画像が撮影される。そして観察装置50では全方位画像または表示用画像の少なくともいずれかの画像が記録部に記録される。シャッタ押圧操作に相当する所定の操作としては、図示しない本体部13に配設されたシャッタの押圧操作でもよいし、表示位置がリセットされている状態でのリセットスイッチ6の押圧操作でもよいし、ユーザー11が観察装置50を持ち上げる操作を動き検知部7が検知してもよい。ここで、ユーザー11が観察装置50を持ち上げると、ユーザー11自身の画像は撮影されないで、周囲の風景等のみが撮影される。
<ステップS18> セルフタイマー
観察装置50では、ユーザー11が写っていない画像を撮影したい場合には、シャッタ押圧操作に相当する所定の操作ののち、所定時間が経過後に撮影し記録する、いわゆるセルフタイマー動作を処理制御部1が行っても良い。
あるいは、1回のシャッタ押圧操作に相当する所定の操作により連続して複数の画像を撮影し記録してもよいし、所定の時間が経過する毎に自動的に画像を撮影し記録してもよい。
<ステップS19> 再生モード
ステップS11においてNoの場合にはモードは再生モードであるため、撮影され記録部4に記録された画像が、表示部8に表示される。
たとえば再生モードの最初の状態では、最後に撮影された画像が表示用画像として表示部8に表示される。記録部4に記録されている画像が全方位画像の場合には、画像処理部1Bが全方位画像を表示用画像に変換する画像変換処理を行う。
<ステップS20、S21> サムネイル表示
ユーザー11によるタッチパネル8A等の操作が、サムネイル画像を表示する指示の場合(S20:Yes)には、ステップS21において画像処理部1Bは、表示部8に図9(A)〜図9(C)で示したようなサムネイル画像を表示する。サムネイル画像は予め作成し記録部4に画像付加情報として記録されていてもよいし、表示するときに作成してもよい。
<ステップS22、S23> 次画像表示
ユーザー11によるタッチパネル8A等の操作が、次画像を表示する指示の場合S22:Yes)には、ステップS22において画像処理部1Bは、表示部8に次の表示用画像を表示する。
<ステップS24、S25> サムネイル表示回転処理
ユーザー11によるタッチパネル8A等の操作が、表示されているサムネイル画像を回転表示する指示の場合(S24:Yes)には、ステップS25において画像処理部1Bは、表示部8の表示がサムネイル画像を回転する表示状態なるように処理する。
<ステップS26、S27> サムネイル画像選択
ユーザー11によるタッチパネル8A等の操作が、サムネイル画像の選択指示の場合(S26:Yes)には、ステップS27において画像処理部1Bは、選択されたサムネイル画像の元画像を表示部8に表示する。
以上の説明のように、全方位カメラである観察装置50は全方位を撮影し記録することができるだけでなく小型軽量であり、さらに撮影した全周画像を視認性よく表示することができる。
そして、図11(A)〜図11(C)は方位センサを有している観察装置の動作を説明するための説明図であり、図11(A)は撮影時、図11(B)および図11(C)は再生時を示している。図11(A)に示すように方位センサ9を有している観察装置50では、記録部4に撮影時の方位を記録する画像の付加情報として記録することができる。図11(A)では北方向に被写体Nが、南方向に被写体Sが、西方向に被写体Wが、東方向に被写体Eがあった場合を例示している。観察装置50ではたとえば撮影した画像の基準方向の方位角を付加情報として記録する。
そして、図11(B)および図11(C)に示すように、観察装置50では、表示用画像を表示部8に表示するときに、その場所における方位を方位センサにより検出し撮影時の方位と同じ方位になるように表示用画像を表示部8に表示する。すなわち、観察装置50は鏡のように全方位を写し出したような画像表現による画像を表示部8に表示できる。このため、ユーザー11は表示部8に表示されている風景に対して、より臨場感を感じることができる。
また、図12は、薄型のフレキシブル有機ELシートを表示部とした観察装置50の使用状態を説明するための斜視図である。すなわち、観察装置50では、表示部8を薄型のフレキシブル有機ELシートを、筐体3Cに巻回して構成してもよい。フレキシブルシートを表示部8として有する観察装置50においては、フレキシブルシートの横方向の一端部を筐体3Cに固定し、固定部においてのみ電気的接続等を確保し、横方向の他端部および上下端部は筐体3Cから分離自在に構成しておくこともできる。
図12に示すように前記構成の観察装置50においては、巻回保持されているフレキシブルシートを巻物を開くように展開することができる。展開されたフレキシブルシートの表示部8は一方向から全体を観察することができるため、ユーザー11は全周の被写体を一度に確認することができる。
本発明は、上述した実施の形態または変形例等に限定されるものではなく、本発明の要旨を変えない範囲において、種々の変更、改変等が可能である。たとえば、第1の実施の形態の変形例の沈胴式の観察装置10Bにおいて説明した構成要素および動作等は第2の実施の形態の観察装置50に用いてもよい。同様に第2の実施の形態の観察装置50において説明した構成要素および動作等を第1の実施の形態の観察装置10に用いてもよい。
全方位光学系により撮像される画像を説明するための説明図であり、図1(A)は光学系と全方位の被写体の位置関係を説明するための上面図であり、図1(B)は全方位光学系により撮影された画像を示している。 第1の実施の形態の観察装置をユーザーが使用している状態を説明するための説明図である。 第1の実施の形態の観察装置の構成を説明するための構成図である。 第1の実施の形態の観察装置の全方位光学系を説明するための断面模式図である。 第1の実施の形態の観察装置における周囲の被写体と表示部における被写体の表示位置を説明するための図であり、図5(A)は上面図であり、図5(B)は表示部の展開図である。 第1の実施の形態の観察装置における周囲の被写体と表示部における被写体の表示位置を説明するための図であり、図6(A)は上面図であり、図6(B)は表示部の展開図である。 第1の実施の形態の変形例の沈胴式の観察装置の動作を説明するための斜視図であり、図7(A)は携帯時を、図7(B)は使用時を示している。 第2の実施の形態の観察装置の構成を説明するための構成図である。 第2の実施の形態の観察装置の表示部に表示されるサムネイル形式の画像を説明するための説明図である。 第2の実施の形態の観察装置の動作の流れについて説明するためのフローチャートである。 方位センサを有している第2の実施の形態の観察装置の動作を説明するための説明図であり、図11(A)は撮影時、図11(B)および図11(C)は再生時を示している。 薄型のフレキシブル有機ELシートを表示部とした第2の実施の形態の観察装置の使用状態を説明するための斜視図である。
符号の説明
1…処理制御部
1B…画像処理部
1C…観察位置検出部
2…撮像部
3…光学部
3A…全方位光学系
3B…リレー光学系
3C…筐体
3P…全方位光学系
4…記録部
5…操作判定部
6…リセットスイッチ
6B…操作スイッチ
7…動き検知部
8、8P…表示部
8A…タッチパネル
8C…筐体
9…方位センサ
10…第1の実施の形態の観察装置
10B…第1の実施の形態の変形例の観察装置
11…ユーザー
13…本体部
21…入射面
22…反射面
24…射出面
25…プリズム
30…被写体
50…第2の実施の形態の観察装置

Claims (11)

  1. 撮像部と、
    全方位の被写体からの光線を取得する全方位光学系と、前記光線を前記撮像部に導くリレー光学系と、を有する光学部と、
    前記光学部が収納される円筒形の筐体と、
    前記筐体の外周面の全周を取り囲む表示部と、
    前記撮像部が撮像した全方位画像を、前記表示部に表示する表示用画像に変換する画像変換処理を行う画像処理部と、を具備することを特徴とする観察装置。
  2. 前記表示用画像における前記被写体の画像は、ユーザーが観察する前記被写体と、上下方向および左右方向が一致していることを特徴とする請求項1に記載の観察装置。
  3. 前記ユーザーの視線方向の前記被写体の画像が、前記表示部の前記ユーザーに対する前面に表示されることを特徴とする請求項2に記載の観察装置。
  4. 前記ユーザーの視線方向を検出する観察位置検出部を有することを特徴とする請求項3に記載の観察装置。
  5. 前記筐体の回転角度を検出する動き検出部を有し、
    前記画像処理部は、前記動き検出部の検出結果にもとづいて、前記表示用画像を前記筐体の中心軸を中心に回転移動した表示状態とする画像処理を行うことを特徴とする請求項3または請求項4に記載の観察装置。
  6. 前記画像処理部が前記回転移動した表示状態の前記表示用画像を前記回転移動する前の表示状態に戻す指示入力を行うリセットスイッチを有することを特徴とする請求項5に記載の観察装置。
  7. 前記筐体を収納可能な本体部を具備し、
    非使用時には前記筐体が前記本体部に収納され、使用時には前記筐体が前記本体部から突出する沈胴式の観察装置であることを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の観察装置。
  8. 前記全方位画像または前記表示用画像の少なくともいずれかを記録する記録部を具備し、
    前記画像処理部が、前記記録部に記録された前記全方位画像を、前記表示用画像に変換する前記画像変換処理を行うことを特徴とする請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の観察装置。
  9. 前記画像処理部が、前記記録部に記録されている前記全方位画像または前記表示用画像の少なくともいずれかのサムネイル画像を前記表示部に表示する画像変換処理を行うことを特徴とする請求項8に記載の観察装置。
  10. 方位センサを有し、
    前記全方位画像または前記表示用画像の少なくともいずれかの画像に、前記方位センサにもとづき撮影方位情報を付加情報として前記記録部に記録し、
    前記表示用画像を前記表示部に表示するときに、前記画像処理部が、前記撮影方位情報および前記方位センサにもとづく表示場所の方位にもとづき、前記表示用画像の表示方向が撮影時の方位と一致した状態とすることを特徴とする請求項8または請求項9に記載の観察装置。
  11. 前記表示部が、前記筐体表面から展開可能なフレキシブルパネルにより構成されていることを特徴とする請求項8から請求項10のいずれか1項に記載の観察装置。
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