JP2010147773A - カメラ - Google Patents

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Abstract

【課題】カメラの操作者や画像の撮影者の役割等を考慮しつつ、さらに、プライバシーの保護や画像の検索性を考慮して、最適な画像表示を可能としたカメラを提供すること。
【解決手段】画像の撮影がなされた場合に、画像群決定部108は、撮影された画像における特定の顔の有無、顔の数、笑顔度、撮影者等の情報を画像管理ファイルに記録する。カメラ100の画像を画像表示装置200に送信するに際し、代表画像選択部109は、操作者特定部110によってカメラ100の操作者を特定し、特定した操作者の情報と画像管理ファイルに記録された情報とから、撮影された画像が属する画像群における代表画像を決定する。
【選択図】図1

Description

本発明は、撮影画像の確認技術に関し、撮影画像のダイジェスト表示を行えるカメラに関する。
近年、デジタルカメラの記録容量が増加して、撮影可能なコマ数が増加傾向にある。こうした状況にあって、撮影画像を簡単に他の人に見せられるようにする技術が重要になってきている。例えば、何らかのイベントに参加した人がそのイベントの状況を知らせるべく、そのイベント中に撮影した画像を家族や友人等に見せる場合に、数十枚の画像をすべて見せていては見るのに時間がかかる。また、数十枚の画像の中から一部を選択してから見せる場合には選択に手間がかかることになる。このため、撮影画像を仕分けして管理する方法が模索されている。
このような撮影画像の管理に関する技術として、例えば特許文献1の技術が提案されている。特許文献1の技術は、撮影により得られたデジタル画像データを撮影者毎に仕分けして管理するようにしたものである。
特開2004−120368号公報
ここで、特許文献1の技術を適用したとしても、同じ撮影者が多くの写真を撮っていた場合には、結局、大量画像の表示となってしまうおそれがある。また、多くの人が画像の鑑賞者となる可能性もあるので、単純に全ての画像を表示してしまうと、プライバシーの保護の観点からも好ましくない場合もある。
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたもので、カメラの操作者や画像の撮影者の役割等を考慮しつつ、さらに、プライバシーの保護や画像の検索性を考慮して、最適な画像表示を可能としたカメラを提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明の第1の態様のカメラは、複数の画像を記録する記録部と、上記記録された複数の画像を当該カメラと異なる画像表示装置に送信する指示をするための操作部と、上記操作部の操作者を特定する操作者特定部と、上記操作者特定部によって特定された操作者と関連する画像を代表画像として上記複数の画像の中から選択する代表画像選択部と、上記選択された代表画像を上記画像表示装置に送信する送信部とを具備することを特徴とする。
本発明によれば、カメラの操作者や画像の撮影者の役割等を考慮しつつ、さらに、プライバシーの保護や画像の検索性を考慮して、最適な画像表示を可能としたカメラを提供することができる。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係るカメラを有するカメラシステムの構成図である。図1に示すカメラシステムは、デジタルカメラ(以下、単にカメラと記す)100と、画像表示装置200とを有している。カメラ100と画像表示装置200とは通信自在に構成されている。これにより、カメラ100で撮影された画像を画像表示装置200に送信し、送信された画像を画像表示装置200において再生可能である。
カメラ100は、制御部101と、操作部102と、撮像部103と、顔検出部104と、表示部105と、時計部106と、記録部107と、画像群決定部108と、代表画像選択部109と、操作者特定部110と、通信部111とを有している。
制御部101は、カメラ用に構成されたLSI等から構成されており、ユーザによる操作部102の操作を受けて図1のカメラ100内部の各ブロックの制御を行う。また、制御部101は、撮像部103によって取得された画像に対してホワイトバランス補正等の画像処理や圧縮処理等を施すことも行う。
操作部102は、ユーザがカメラ100の操作を行うための操作部である。操作部102には、例えば、ユーザが撮影の実行を指示するためのレリーズ操作部、ユーザが画像の再生を指示するための操作部、ユーザが各種の選択操作を行うための操作部等が含まれる。
撮像部103は、図示しない被写体の撮像を行って、被写体の像を画像として取り込み、取り込んだ画像をデジタルデータとして制御部101に出力する。顔検出部104は、撮像部103で取り込まれた画像における被写体(人物)の顔部分を検出する。また、詳細は後述するが、顔検出部104は、人物の表情等の特徴も検出可能である。
表示部105は、例えばカメラ100の背面に設けられ、撮像部103で撮影された画像や記録部107に記録された画像等の各種の画像を表示する。この表示部105は、例えば液晶ディスプレイ等から構成されている。また、表示部105には、撮像部103で逐次得られた画像をリアルタイムに表示させることもできる。このような表示を行うことにより、ユーザは表示部105の画像を見てフレーミングを行うことが可能である。
時計部106は、撮像部103によって撮影がなされた日時等を計時する。記録部107は、撮像部103によって撮影され、制御部101において圧縮された画像が記録される。なお、記録部107に記録される画像には、時計部106によって計時された撮影日時等の各種の撮影情報も付与される。さらに、記録部107には、操作者特定部110によるカメラ100の操作者を特定するためのデータベース(人物の顔画像)や、詳細は後述する画像管理ファイル等も記録される。
画像群決定部108は、記録部107に記録された画像が属する画像群を決定する。代表画像選択部109は、各画像群を代表する画像である代表画像を選択する。画像群決定部108及び代表画像選択部109の動作の詳細については後述する。
操作者特定部110は、画像の撮影がなされた場合や、画像の送信がなされる場合、各種の設定操作がなされた場合等の、何らかのカメラ100の操作がなされた時に、その操作者を特定する。この操作者特定部110は、例えば、カメラ100の背面に設けられる表示部105に隣接して配置された補助的な撮像部を有して構成されている。通常、画像の撮影時に、ユーザは図2(a)のようにしてカメラ100の背面に配された表示部105を見ながら撮影を行う。また、何らかの設定操作を行う際にも図2(b)のようにして表示部105を見ながら操作を行うことが多い。何れにしても何らかのカメラ100の操作がなされた場合には、ユーザが表示部105のほうを見ている可能性が高い。操作者特定部110の撮像部は、表示部105に隣接して配置され、ユーザの顔を含む所定範囲110aの画像を取得する。この操作者特定部110で得られた画像に写っている顔を顔検出部104によって検出し、この検出した顔部分の画像を記録部107に予め記録されている人物の顔画像と比較することによって、カメラ100の操作者を特定する。
通信部111は、カメラ100と画像表示装置200との通信を行うための通信回路である。カメラ100と画像表示装置200との通信方式については特に限定されるものではない。例えば、カメラ100を、図3のように、画像表示装置200の通信部203に近づけた場合に、赤外線通信等の近距離無線通信によって撮影画像が送信されるものを適用できる。
画像表示装置200は、例えばテレビジョン受像機(以下、TVと記す)等である。なお、画像を表示できるものであれば、画像表示装置200はTVテレビジョン受像機に限定されるものではない。この画像表示装置200は、制御部201と、表示部202と、通信部203と、操作部204とを有している。
制御部201は、画像表示装置200の各ブロックの制御を行う。表示部202は、カメラ100から送信された画像等の各種の画像を表示する。画像表示装置200がTVである場合には、図示しないアンテナを介して受信された映像を表示部202に再生することも可能である。通信部203は、例えば図3に示すようにして、カメラ100からの通信信号を受信するための回路を含んでいる。操作部204は、ユーザが画像表示装置200の操作を行うための操作部である。なお、図1においては、操作部204が画像表示装置200に設けられている例を示している。しかしながら、画像表示装置200がTVである場合には、リモートコントローラ(リモコン)によって遠隔操作可能としても良い。この場合にはリモコンが操作部204となる。
近年、TVの薄型化及び大型化が進み、カメラ100によって撮影された画像を画像表示装置200が有する大画面の表示部202に表示させて鑑賞するような利用シーンが増加してきている。この場合、大画面に多くの画像がやみくもに表示されると、所望の画像を探すのが大変になる。また、カメラ100で撮影された画像を不用意に画像表示装置200に表示させると、見られたくない画像まで大画面に映し出されてしまうこともあり得る。これは、プライバシーの保護の観点からも好ましくない。
本実施形態では、カメラの操作者、撮影者、撮影された人物、撮影が行われたシーン等を考慮して記録部107の画像を複数の画像群に分類しておき、画像の送信時には分類した画像群のそれぞれの代表画像を選択し、画像表示装置200にはまずこの代表画像のみを表示させる制御を行う。
図4は、本実施形態に係るカメラの動作を示すフローチャートである。図4の動作はカメラ100の制御部101が司るものである。
図4において、制御部101は、カメラ100の動作モードが撮影モードであるか否かを判定する(ステップS101)。カメラの動作モードの選択はユーザが操作部102を操作することにより行われる。ステップS101の判定において、カメラの動作モードが撮影モードである場合に、制御部101は、撮像部103を連続動作させてフレーミング用の画像の取り込みを実行させる。さらに、制御部101は、撮像部103を介して得られた画像における人物の顔部を顔検出部104に検出させる(ステップS102)。顔検出は、例えば画像中における顔を示す特徴点(眼や鼻等)を検出することで行う。顔検出の実行を指示した後、制御部101は、撮像部103を介して逐次得られた画像を表示部105にリアルタイムに表示させる(ステップS103)。この表示により、ユーザはフレーミング等を行うことが可能である。
画像表示の後、制御部101は、顔検出部104によって顔が検出できたか否かを判定する(ステップS104)。ステップS104の判定において、顔検出部104によって顔が検出できた場合に、制御部101は、顔検出部104によって検出された顔の位置及び数を記憶する(ステップS105)。ここで、記憶した顔の位置は撮像部103のピント調整や露出の制御に利用することが可能である。一方、ステップS104の判定において、顔検出部104によって顔が検出できなかった場合に、制御部101はステップS105の処理をスキップする。
次に、制御部101は、操作部102により、撮影実行指示であるレリーズ操作がなされたか否かを判定する(ステップS106)。ステップS106の判定において、レリーズ操作がなされていない場合には、処理がステップS101に戻り、制御部101はカメラ100の動作モードの判定を行う。一方、ステップS106の判定において、レリーズ操作がなされた場合に、制御部101は、操作者特定部110を動作させて撮影者(カメラ100の操作者)を特定する(ステップS107)。上述したように、撮影者の顔画像は予め記録部107に記録されている。撮影者の特定は、操作者特定部110によって得られた顔画像と記録部107に記録された顔画像とを比較することで行う。なお、撮影者の特定は画像によるものに限るものではない。例えば、撮影者がカメラ100を保持したときの手の位置等の特徴から判定したり、予め撮影者の指定を行っておくようにしたりしても良い。さらには、レリーズ操作部に指紋検出器を設けて認証する等の各種生体認証技術や個人持ちICタグとの通信を利用しても良い。
撮影者の特定の後、制御部101は、撮像部103を制御して画像の撮影を実行する。その後、制御部101は、撮像部103で得られた画像に対して画像処理及び圧縮処理等を施した後、処理後の画像を記録部107に記録させる(ステップS108)。画像の記録後、制御部101は、画像管理ファイルを作成(又は更新)する(ステップS109)。この画像管理ファイルにより、記録部107に記録された画像が複数の画像群に分類される。なお、ステップS109の画像管理ファイルの作成処理の詳細については後で詳しく説明する。
また、ステップS101の判定において、カメラ100の動作モードが撮影モードでない場合に、制御部101は、カメラ100の動作モードが再生モードであるか否かを判定する(ステップS110)。ステップS110の判定において、カメラ100の動作モードが再生モードである場合に、制御部101は、記録部107に記録されている画像のサムネイル画像を表示部105に表示させ、このサムネイル画像の中でユーザの操作部102の操作によって選択されたサムネイル画像に対応した画像を再生して表示部105に拡大表示する(ステップS111)。画像の再生の後、制御部101は、画像の送信指示(例えば、図3のようにしてカメラ100が画像表示装置200に近づける操作)がなされたか否かを判定する(ステップS112)。ステップS112の判定において、画像の送信指示がなされていない場合に、処理がステップS110に戻り、制御部101はカメラ100の動作モードの判定を行う。また、ステップS112の判定において、画像の送信指示がなされた場合に、制御部101は、通信部111を制御して、現在、表示部105に表示されている画像を画像表示装置200に送信する(ステップS113)。
また、ステップS110の判定において、カメラ100の動作モードが再生モードでない場合に、制御部101は、カメラ100の動作モードが通信モードか否かを判定する(ステップS114)。ステップS114の判定において、カメラ100の動作モードが通信モードでない場合に、処理がステップS101に戻り、制御部101はカメラ100の動作モードの判定を行う。一方、ステップS114の判定において、カメラ100の動作モードが通信モードである場合に、制御部101は、画像表示装置200から特定の画像の送信要求がなされているか否かを判定する(ステップS115)。ステップS115の判定において、特定の画像の送信要求がなされている場合に、制御部101は、通信部111を制御して、画像表示装置200によって指定された画像を画像表示装置200に送信する(ステップS116)。
また、ステップS115の判定において、特定の画像の送信要求がなされていない場合に、制御部101は、詳細は後述する代表画像選択処理を行って、複数の画像群のそれぞれの代表画像を選択する(ステップS117)。その後、制御部101は、記録部107に記録された画像の中の代表画像を画像表示装置200に送信する(ステップS118)。
次に、本実施形態における画像の分類について説明する。本実施形態では、記録部107に記録された画像を、各画像が撮影されたと考えられる行事(シーン)毎に分類する。図5は、カメラ100によって撮影される画像の撮影枚数をシーン毎に示した図である。図5の例は、6人の撮影者A、B、C、D、E、Fが日付毎に異なる撮影行動を行っている例を示している。図5の例において、運動会の場合には、両親が子供の写真を撮影する場合等が考えられる。このため、図5では、撮影者A(例えば父親)、B(例えば母親)がカメラ100を用いた撮影を行った例を示している。また、図5の例において、結婚式の時には一般的にカメラ100の貸し借りがないと考えられる。したがって、図5では、撮影者Cのみがカメラ100を用いた撮影を行った例を示している。また、外出の際には、撮影者A、Dがカメラ100を用いた撮影を行った例を示している。さらに、キャンプの際には、1台のカメラを皆で使って楽しむケースがある。図5では、例えば撮影者A、D、E、Fの4人がカメラ100を用いた撮影を行った例を示している。
このように、状況によって複数の人がカメラ100を用いた撮影を行うことがある。この場合、例えば、撮影者Aがカメラ100を操作して、カメラ100で撮影された画像を画像表示装置200に送信して表示させる場合には、自分が撮影していない画像を含む大量の画像が一度に表示されてしまうと目的の画像を見つけるのが困難である。また、代表画像として自分が撮影していない画像を表示させても、その画像がいつ撮影されたものであるか分からない場合があり得る。
本実施形態では、画像表示装置200に画像の送信がなされるのに先立って、その画像の送信指示をしたカメラ100の操作者を特定した後、この特定した操作者が撮影した画像や操作者が撮影された画像等のカメラ100の操作者に関連した代表画像をシーン毎に選択する。そして、カメラ100から画像表示装置200への画像の送信は、まず代表画像のみを送信するようにする。これによって、画像表示装置200には、図6(a)に示すようにして、代表画像がまず表示される。なお、この際、画像の検索性を上げるためには撮影日時に合わせて代表画像を並べて表示させる方が良い。
操作者が図6(a)のようにして画像表示装置200に表示された代表画像のうちの何れかを選択すると、その選択された代表画像が属する画像群の画像が全て画像表示装置200に送信され、送信された画像が図6(b)のようにして一覧表示される。
このように、自分が撮影した画像又は自分が撮影された画像を代表画像として表示させることで、操作者は、それぞれの代表画像がいつどのシーンで撮影されたものであるかを簡単に思い出すことができる。また、自分が撮影した画像又は自分が撮影された画像であればプライバシー上のリスクも少なくなると考えられる。例えば、本実施形態では、家族に関係ないキャンプの写真の全てが、その画像を見たくない人の前で表示されてしまうこともない。
以下、本実施形態における代表画像の選択手法をさらに説明する。本実施形態においては、撮影日時や画像中の被写体の顔のパターン等の各種の情報を画像毎に判別し、判別した情報を画像管理ファイルとして記録しておく。この画像管理ファイルによって記録部107に記録された画像の分類情報が管理される。
図7は、本実施形態における画像管理ファイルの作成処理によって作成される画像管理ファイルの一例を示す図である。ここで、画像管理ファイルはシーン毎に1つ作成されるものである。なお、本実施形態では、例として1日に1つのイベントが行われるものと考える。つまり、同じ日付に撮影された画像は全て同一のシーン内で撮影されたものとする。
図7の画像管理ファイルは運動会が行われたときに作成される画像管理ファイルの一例を示している。この場合、画像管理ファイルの「シーン判定」の項目に、当該画像管理ファイルが対応しているシーンを示す情報が記録される。図7では、分かりやすく「運」と記しているが、実際には、運動会であることを示すフラグを記録する。
さらに、図7に示すように、画像管理ファイルには、予めカメラ100に登録されている顔が画像中に含まれているか否かを示す情報、顔が含まれている場合にはそれぞれの顔の笑顔度(詳細は後述する)を示す情報、顔のアップを含むか否かを示す情報、顔が画像内の中央にあるか否かを示す情報、画像内のトータルの顔数、撮影者分類、及び撮影日時を画像毎に記録する。
図7は、カメラ100に3人の顔画像(それぞれ顔1、顔2、顔3とする)が登録されている例を示している。画像内に顔1が存在していた場合には、「顔1」の項目に顔1が存在していたことを示す「1」が記録される。また、同様に、画像内に顔2が存在していた場合には、「顔2」の項目に「1」が記録され、画像内に顔3が存在していた場合には、「顔3」の項目に顔3が存在していたことを示す「1」が記録される。
なお、ここでは顔特徴1、2、3の3パターンが判別可能としたが、さらに多くの顔の種別を検出できるようにしても良い。
笑顔度は、各顔がどの程度の笑顔であるのかを数値として示したものである。この笑顔度について説明する。図8は、人物の笑顔と笑顔でないときの顔(困った顔)とを比較して示した図である。なお、図8(a)が笑顔を示し、図8(b)が困った顔を示している。図8(a)と図8(b)との比較から分かるように、笑顔とそうでないときの顔とにはそれぞれ眼と口元に特徴があることが分かる。本実施形態では、人物の眼と口元の特徴から、画像中の顔がどの程度の笑顔であるかを数値として求める。
図9は、笑顔度Rの算出処理の詳細について示すフローチャートである。図9において、まず、顔検出部104によって検出された顔部の画像における目部、口部を検出する(ステップS201)。目部、口部は、顔部の画像の陰影の分布から検出する手法や目部や口部の特徴量を抽出する手法等の周知の手法で検出することが可能である。
ステップS201において目部、鼻部を検出した後、顔検出部104は、両目の瞳を結ぶ直線Aの上側の白眼部分の面積EA(図8(a)参照)を求める(ステップS202)。次に、顔検出部104は、両目の瞳を結ぶ直線Aの下側の白眼部分の面積EB(図8(a)参照)を求める(ステップS203)。EA及びEBを求めた後、顔検出部104は、EAとEBの差をEAとEBの和で正規化した値REを求める(ステップS204)。ここで、笑顔の場合には図8(a)に示すようにEBが0に近くなるため、結果REが大きくなる。逆に笑顔でない顔(困った顔)の場合には図8(b)に示すようにEAが0に近くなるため、結果REが小さくなる。したがって、REの大小からどの程度の笑顔であるかを判定することが可能である。
REを求めた後、顔検出部104は、口の両端を結ぶ直線Bの上側の唇部分の面積LA(図8(b)参照)を求める(ステップS205)。次に、顔検出部104は、口の両端を結ぶ直線Bの下側の唇部分の面積LB(図8(b)参照)を求める(ステップS206)。LA及びLBを求めた後、顔検出部104は、LBとLAの差をLAとLBの和で正規化した値RLを求める(ステップS207)。ここで、笑顔の場合には図8(a)に示すようにLAが0に近くなるため、結果RLが大きくなる。逆に笑顔でない顔の場合には図8(b)に示すようにLBが小さくなるため、結果RLが小さくなる。したがって、RLの大小からもどの程度の笑顔であるかを判定することが可能である。
RE及びRLを求めた後、顔検出部104はREとRLの和である笑顔度Rを求める(ステップS208)。この笑顔度Rは大きいほどそのときの表情は笑顔に近いものとなる。さらに、図8(a)の符号Cで示したように口の端部に影があったり、歯が見えていたりすると笑顔の確率が高い。そこで、顔検出部104は口部分に歯(白部分)が検出され、且つ口端部に影があるか否かを判定する(ステップS209)。ステップS209の判定において、口部分に歯が検出され、かつ口端部に影がある場合に、顔検出部104はRに1を加算する(ステップS210)。
一方、ステップS209の判定において、口部分に歯が検出され、かつ口端部に影がない場合、若しくはステップS210の後、顔検出部104は眉間部分(目の間部分)に符号Dで示すような皺があるか否かを判定する(ステップS211)。皺は例えば、目の間部分の陰影分布から検出できる。ステップS211の判定において、眉間部分に皺がある場合に、顔検出部104はRから1を減算する(ステップS212)。即ち、眉間に皺が検出されるような表情では笑顔とは言えないのでステップS211の判定を行う。
以上のようにして求められる笑顔度Rは笑顔に近いほど高い数値となる。この笑顔度Rにより、画像に写っている人物の笑顔度を判定することが可能となる。後述する人物登場回数ファイルの作成時(又は更新時)には図9の処理を行って笑顔度Rを算出して人物登場回数ファイルの「笑顔度」の項目に記録する。
ここで、再び図7の説明に戻る。図7において、画像内に顔のアップを含むか否かを示す情報は、画像内の顔の中でアップの顔画像が含まれているかを示す情報である。この判定は、例えば、画像中に顔が検出された場合にその顔の面積が画像内の所定の割合を占めているか否かによって行う。また、顔が画像内の中央にあるか否かを示す情報は、画像内の中央部で顔が検出されたかを示す情報である。トータル顔数は、カメラ100に登録されていない顔を含めた画像内の顔数である。撮影者分類は、図4のステップS107の撮影者特定処理によって特定された各画像の撮影者を識別するための情報である。
図10は、画像管理ファイル作成の処理について示すフローチャートである。図10の処理は画像群決定部108が行う。
図10において、制御部101は、操作者特定部110において得られた撮影者の画像と新たに記録部107に記録した画像中の被写体の画像における顔部分を顔検出部104によって検出させる(ステップS301)。この際、顔検出部104は、新たに記録部107に記録された画像における上述の笑顔度Rの算出、顔の位置の判定、顔がアップであるか否かの判定も行う。
次に、制御部101は、新たに記録部107に記録した画像が先に記録部107に記録した画像と同じ日付に撮影された画像であるか否かを判定する(ステップS302)。ステップS302の判定において、新たに記録した画像が先に記録部107に記録した画像と同じ日付に撮影された画像でない場合には、そのときのシーンに対応した画像管理ファイルは作成されていない。したがって、この場合に、制御部101は、画像群決定部108と顔検出部104とを制御して、新たに記録した画像の撮影日付に対応した画像管理ファイルを作成させる(ステップS303)。なお、この時点ではシーン判定を行うことができないので、シーン判定情報については「その他」を示す情報を記録し、笑顔度等の情報はステップS301で算出されたものを記録する。画像管理ファイルの作成後、制御部101は、図10の処理を終了させる。
一方、ステップS302の判定において、新たに記録部107に記録した画像が先に記録部107に記録した画像と同じ日付に撮影された画像である場合には、そのときのシーンに対応した画像管理ファイルは既に作成されていると考えられる。この場合に、制御部101は、新たに記録部107に記録した画像の撮影日付と同じ日に所定枚数の画像が取得されているか、即ち画像管理ファイルに所定数の画像に関する情報が記録されているか否かを判定する(ステップS304)。本実施形態の例では、同じ日付に撮影された複数の画像の撮影内容からその撮影がなされたシーンを判定する。したがって、同じ日付に撮影された画像群に所定枚数以上の画像が取得されていない場合には、シーンの判定が行えないとする。この場合に、制御部101は、画像群決定部108を制御して画像管理ファイルのシーン判定情報に「その他」を示す情報を記録させる(ステップS305)。
また、ステップS304の判定において、新たに記録部107に記録した画像の撮影日付と同じ日に所定枚数の画像が取得されている場合に、制御部101は、画像群決定部108によってシーンの判定を実行させる。これを受けて画像群決定部108は、画像管理ファイルの「撮影日時」の項目を参照して、同じ日付に撮影された複数の画像の撮影時間がある時間に集中しているか否かを判定する(ステップS306)。
ステップS306の判定において、複数の画像の撮影時間が所定時間に集中していない場合に、画像群決定部108は、撮影された複数の画像に風景画像(顔の無い画像)が所定枚数よりも多いか否かを判定する(ステップS307)。ステップS307の判定において、撮影された複数の画像に風景画像が多い場合に、画像群決定部108は当該画像群が旅行時に撮影された画像と判定し、各画像に係る「シーン判定」の項目に「旅行」を示す情報を記録する(ステップS308)。このような状況は、複数の時間帯(場所)で風景を撮影している状況であると考えられる。また、ステップS307の判定において、撮影された複数の画像に風景画像が多くない場合に、画像群決定部108は当該画像群のシーン判定が不能であると判定する。この場合には、処理がステップS305に移行し、画像群決定部108は、各画像に係る「シーン判定」の項目に「その他」を示す情報を記録する。
また、ステップS306の判定において、複数の画像の撮影時間が所定時間に集中している場合には、画像中央に顔が多い場合と少ない場合とに分けてシーン判定を行う。この際、画像群決定部108は、画像管理ファイルの「中央に顔」の項目を参照して、画像の中央部に顔のある画像が所定枚数未満あるか否かを判定する(ステップS309)。ステップS309の判定において、画像の中央部に顔が多い場合は、例えば、自分の子供だけを撮影しようとした状況であり、このような状況は例えば学校行事(ここでは運動会)と考えることができる。このため、画像群決定部108は、各画像に係る「シーン判定」の項目に「運動会」を示す情報を記録する(ステップS310)。勿論、学校行事であると判定するに先立って、特定人物を撮影しているかどうかといった判定を行うようにしても良い。
また、ステップS309の判定において、画像の中央部に顔が少ない場合は、ランダムに多くの人が撮影される状況であり、このような状況は例えばパーティ等が考えられる。ただし、同じカメラを使って複数の撮影者が撮影するような場合では、単なるパーティではなく特に親しい者の集まり(ここでは宴会とする)であると考えられる。また、フォーマルに近いシーンでは、同じカメラを回して使うようなことは少ないと考えられる。したがって、画像群決定部108は、画像管理ファイルの「撮影者分類」の項目を撮影して、当該画像群に含まれる複数の画像が所定数以上の複数の撮影者によって撮影されているか否かを判定する(ステップS311)。ステップS311の判定において、当該画像群に含まれる複数の画像が所定数以上の複数の撮影者によって撮影されていない場合に、画像群決定部108は、各画像に係る「シーン判定」の項目に「パーティ」を示す情報を記録する(ステップS312)。また、ステップS311の判定において、当該画像群に含まれる複数の画像が所定数以上の複数の撮影者によって撮影されている場合に、画像群決定部108は、各画像に係る「シーン判定」の項目に「宴会」を示す情報を記録する(ステップS313)。
以上によって画像群の複数の画像のシーン判定が終了したので、画像群決定部108は、新たに記録部107に記録した画像に係る「シーン判定」以外の項目に対応した情報を追記することで画像管理ファイルを更新する(ステップS314)。画像管理ファイルの更新後、制御部101は図10に示す処理を終了させる。
以上、画像管理ファイルの作成の手法について説明したが、画像管理ファイルの作成におけるシーン判定は上述した手法に限定されない。例えば、上述の分類に加え、図11に示したような、各イベントが起こりうる時間帯を利用して、さらにシーンを細かく分類しても良い。図11の例は、1日をT1〜T6の時間帯の6つの時間帯に分割したものである。この場合の分類は、例えば、9時頃から3時頃までの撮影が続いた場合には、「学校行事」の中の「運動会」と判定したりする。
次に、図4のステップS117の代表画像選択処理について説明する。本実施形態では、画像群の中の代表画像を選択するに際し、撮影者が写ったものを代表画像とした方が良いか、又は画像群の主たる被写体が写ったものを代表画像としたほうが良いかを撮影状況によって判別する。図12は、この判別の代表例を示している。なお、図12には、図3のような画像の送信操作を行う操作者として誰を想定しているかも記してある。
例えば、一般に、運動会等の学校行事では撮影者より被写体(子供)の方が重要であり、また殆どが被写体の画像であると考えられる。ただし、画像の送信操作を行うのは撮影者である親のみならず、例えば被写体である子供である場合も考えられる。したがって、この場合は、操作者にかかわらず子供(主たる被写体)が写っている画像を代表画像とすることが好ましい。勿論、この場合も、親と子供が一緒に写った写真を代表画像とすることもできる。
また、パーティでは、自分がそこに参加したことを報告したい場合が多く、この場合は、撮影者が写っている画像を代表画像とした方が良い。パーティの場合は主たる撮影者である自分自身があまり写っていないことが多いので、自分自身が写っている画像がいっそう貴重であると考えられる。
また、宴会では、多くの人が面白いシーンを入れ替わり立ち替わり撮影している場合が多く、自分が参加した記録というよりも、自分が見聞きしたものを写した画像を代表画像とすることが好ましい。
なお、図12において、パーティや宴会では、カメラの操作者はカメラの所有者である場合が多く、それは、主たる撮影者であると考えている。
また、旅行、特に家族旅行の場合には、子供が自分の画像が見たくて、カメラを操作する可能性がある。一方、友人と出かけた旅行の場合には、パーティと同様、主たる撮影者自身が、自分が写った写真を見たいと考えられる。このため、主たる撮影者及び主たる被写体がそれぞれ写っている画像を代表画像とすることが好ましい。
さらに、その他の分類シーンでは、やはり撮影者が見て撮影したものが重要であると考え、主たる被写体が写っている画像を代表画像とすることが好ましい。
図13は、代表画像選択処理について示すフローチャートである。図13の例では、図12に示したシーンに応じた代表画像の選択だけでなく、カメラ100の操作者と撮影者の関係からも代表画像の選択を行う。なお、図13の処理は代表画像選択部109が行う。
図13において、制御部101は、代表画像選択部109に代表画像の選択を実行させる。これを受けて代表画像選択部109は、まず操作者特定部110を動作させて得られた画像からカメラ100の操作者を特定する(ステップS401)。カメラ100の操作者の特定後、代表画像選択部109は、記録部107に記録されている最新の画像管理ファイルを読み出す(ステップS402)。ステップS402の後、代表画像選択部109は、画像管理ファイルを正しく読み出せたか否かを判定する(ステップS403)。ステップS403の判定において、記録部107に画像管理ファイルが記録されていない等の理由で画像管理ファイルを正しく読み出すことができなかった場合に、代表画像選択部109は、画像管理ファイルが正しく読み出せなかった旨を示す情報を例えば表示部105に表示させることによって、カメラ100の操作者に警告する(ステップS404)。その後、代表画像選択部109は、図13の処理を終了させる。
また、ステップS403の判定において、画像管理ファイルを正しく読み出すことができた場合に、代表画像選択部109は、所定数(例えば3ファイル分)の画像管理ファイルに対して代表画像の選択を行ったか否かを判定する(ステップS405)。ステップS405の判定において、3ファイル分に対応した代表画像が選択済みでない場合に、代表画像選択部109は、画像管理ファイルを参照して、当該画像群の中にカメラ100の操作者が撮影者である画像が含まれているか否かを判定する(ステップS406)。
ステップS406の判定において、カメラ100の操作者が撮影者である画像が含まれていない場合、他の人が撮った写真を別の人が鑑賞しようとしている状況である。この場合、代表画像選択部109は、画像管理ファイルを参照して、当該画像群の中に、カメラ100の操作者が撮影された画像(操作者に対応した顔を含む画像)が含まれているか否かを判定する(ステップS407)。ステップS407の判定において、カメラ100の操作者が撮影された画像が含まれていない場合に、代表画像選択部109は、代表画像の選択が行えない旨を示す情報を例えば表示部105に表示させることによって、カメラ100の操作者に警告する(ステップS408)。一方、ステップ407の判定において、カメラ100の操作者が撮影された画像が含まれている場合に、代表画像選択部109は、画像群の中のカメラ100の操作者が撮影された画像を代表画像として選択する(ステップS409)。なお、操作者が撮影された画像が複数ある場合には、笑顔度が最も高い画像や顔が最もアップの画像等を代表画像として選択する。これは、以後の代表画像の選択時も同様である。
また、ステップS406の判定において、カメラ100の操作者が撮影者である画像が含まれている場合、パーティや旅行時等であり、他の人が撮った写真を別の人が鑑賞しようとしている状況である。この場合、代表画像選択部109は、画像管理ファイルを参照して、当該画像群の中に、カメラ100の操作者が撮影された画像が含まれているか否かを判定する(ステップS410)。ステップS410の判定において、カメラ100の操作者が撮影された画像が含まれていない場合に、代表画像選択部109は、カメラ100の操作者が撮影者である画像を代表画像として選択する(ステップS411)。一方、ステップ410の判定において、カメラ100の操作者が撮影された画像が含まれている場合に、代表画像選択部109は、画像管理ファイルを参照して、当該画像群の中に、カメラ100の操作者と撮影者の両方が写っている画像が含まれているか否かを判定する(ステップS412)。
ステップS412の判定において、カメラ100の操作者と撮影者の両方が写っている画像が含まれている場合に、代表画像選択部109は、カメラ100の操作者と撮影者の両方が写っている画像を代表画像として選択する(ステップS413)。これは例えば、子供が親と写っている画像等を想定しており、特に学校行事や、家族旅行のシーンで効力を発揮する。
また、ステップS412の判定において、カメラ100の操作者と撮影者の両方が写っている画像が含まれていない場合には図12に示す考え方で分類された画像群の特徴によって代表画像の選択を行う。この場合、代表画像選択部109は、当該画像群の中にカメラ100の操作者が写っている画像が所定枚数以上あるか否かを判定する(ステップS414)。ステップS414の判定において、カメラ100の操作者が写った画像が多い場合には、例えば学校行事の写真を子供が検索する場合等の状況が考えられる。この場合に、代表画像選択部109は、カメラ100の操作者が写った画像を代表画像として選択する。また、ステップS414の判定において、カメラ100の操作者が写った画像が多くない場合には、例えばパーティや旅行時であると考えられる。この場合に、代表画像選択部109は、画像管理ファイルを参照して当該画像群がパーティ又は旅行時の画像群であるか否かを判定する(ステップS415)。ステップS415の判定において、当該画像群がパーティ又は旅行時の画像群である場合に、代表画像選択部109は、カメラ100の操作者が写った画像を代表画像として選択する。一方、ステップS415の判定において、当該画像群がパーティ又は旅行時の画像群でない場合に、代表画像選択部109は、カメラ100の操作者が撮影者である画像を代表画像として選択する。
以上のように代表画像を選択した後、代表画像選択部109は、記録部107に記録された画像管理ファイルの中で1つ前の撮影日時に対応した画像管理ファイルを読み出す(ステップS416)。その後、処理がステップS402に戻る。その後、ステップS405の判定において、3ファイル分に対応した代表画像が選択済みとなった場合に、代表画像選択部109は、図13の処理を終了させる。
以上説明したように、本実施形態によれば、カメラ100に記録された画像を画像表示装置200に表示させるに先立って、カメラ100の操作者を特定し、特定した操作者に関連する画像のみをまず代表画像として表示させることにより、検索性とプライバシーの保護の両面を考慮した表示が可能となる。
ここで、図13の処理においては代表画像を3つのみ選択するようにしているが、代表画像を3つのみとする必要はない。ただし、代表画像を多くしすぎると送信を含む処理時間や画面上で探す時の時間がかかるので、10グループ分くらいが適当数であると考えられる。
また、図13のようにして選択された代表画像は、1枚ずつ送信するようにしても、複数の画像を1つのファイルにまとめてから送信するようにしても良い。
さらに、上述の例では、同じカメラで撮影した画像についての分類を中心に説明したが、同様の仕様のカメラを複数使って撮影した結果を、1つのカメラに集めて、みんなで鑑賞するような用途にも本実施形態の手法を応用可能である。
以上実施形態に基づいて本発明を説明したが、本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内で種々の変形や応用が可能なことは勿論である。
さらに、上記した実施形態には種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件の適当な組合せにより種々の発明が抽出され得る。例えば、実施形態に示される全構成要件からいくつかの構成要件が削除されても、上述したような課題を解決でき、上述したような効果が得られる場合には、この構成要件が削除された構成も発明として抽出され得る。
本発明の一実施形態に係るカメラを有するカメラシステムの構成図である。 操作者特定部について示した図である。 画像表示装置の通信部の一例について示す図である。 本発明の一実施形態に係るカメラの動作を示すフローチャートである。 カメラによって撮影される画像の撮影枚数をシーン毎に示した図である。 図6(a)は代表画像の表示例を示す図であり、図6(b)は画像群の表示例を示す図である。 本発明の一実施形態における画像管理ファイルの作成処理によって作成される画像管理ファイルの一例を示す図である。 図8(a)は人物の笑顔の特徴について説明するための図であり、図8(b)は人物の笑顔でないときの特徴について説明するための図である。 笑顔度Rの算出処理の詳細について示すフローチャートである。 画像管理ファイル作成の処理について示すフローチャートである。 イベントをそのイベントが起こりうる時間帯に対応付けて示した図である。 代表画像の選択手法の一例を示した図である。 代表画像選択処理について示すフローチャートである。
符号の説明
100…デジタルカメラ(カメラ)、102…操作部、103…撮像部、104…顔検出部、105…表示部、106…時計部、107…記録部、108…画像群決定部、109…代表画像選択部、110…操作者特定部、111…通信部、200…画像表示装置、201…制御部、202…表示部、203…通信部、204…操作部

Claims (5)

  1. 複数の画像を記録する記録部と、
    上記記録された複数の画像を当該カメラと異なる画像表示装置に送信する指示をするための操作部と、
    上記操作部の操作者を特定する操作者特定部と、
    上記操作者特定部によって特定された操作者と関連する画像を代表画像として上記複数の画像の中から選択する代表画像選択部と、
    上記選択された代表画像を上記画像表示装置に送信する送信部と、
    を具備することを特徴とするカメラ。
  2. 上記操作者と関連する画像は、上記操作者が撮影した画像又は上記操作者が撮影された画像を含むことを特徴とする請求項1に記載のカメラ。
  3. 上記複数の画像のそれぞれが撮影された撮影日時を計時する時計部と、
    上記撮影日時から、上記複数の画像のそれぞれが撮影されたシーンを判定し、該判定結果に従って、上記複数の画像をシーン毎に複数の画像群に分類する画像群決定部と、
    をさらに具備し、
    上記代表画像選択部は、上記画像群毎に上記代表画像を選択することを特徴とする請求項1に記載のカメラ。
  4. 上記複数の画像のそれぞれの被写体の特徴を判定する特徴判定部をさらに具備し、
    上記画像群決定部は、上記撮影日時に加えて上記被写体の特徴から上記画像群の分類を行うことを特徴とする請求項3に記載のカメラ。
  5. 上記画像群決定部は、上記撮影日時に加えて上記複数の画像のうちの少なくとも1つが複数の撮影者によって撮影されたか否かを判定し、該判定結果に従って上記画像群の分類を行うことを特徴とする請求項3に記載のカメラ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012090103A (ja) * 2010-10-20 2012-05-10 Ricoh Co Ltd 撮像装置、撮影枚数表示方法

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