JP2010146190A - 防犯システム - Google Patents

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Abstract

【課題】不審者以外の物体が検知領域へ入ってきた場合に警報装置を作動させてしまうといった誤作動の低減を図った防犯システムを提供する。
【解決手段】建物の屋外側に沿って複数に分割された第1領域A1〜A8へ物体が入ってきたことを検知する第1センサ(第1検知手段)と、建物の複数箇所に設定された第2領域(玄関B1、勝手口B2、バルコニー用開口部B3、1階窓B4、2階窓B5,B6)に対して、建物への侵入行為を検知する第2センサSB4,SB5(第2検知手段)と、を備える。そして、複数箇所に設定された第2領域B1〜B6のうち検知した第1センサSA8に関連付けられた第2センサSB4,SB5を、予め設定した警戒モードで起動させる。そして、警戒モードで起動している第2センサSB4,SB5により侵入行為が検知された場合に警報装置を作動させる。
【選択図】図6

Description

本発明は、建物への侵入行為に対する防犯システムに関する。
従来より、建物の開口部(例えば窓や出入口)からの侵入に対する防犯を目的として、その開口部の屋外側の検知領域へ物体が入ってきたか否かを検知するセンサ(検知手段)を設置し、検知手段により検知された場合に不審者がいるとみなして、照明装置や通報装置等の警報装置を作動させる防犯システムが種々提案されている(例えば特許文献1参照)。
しかしながら、この種の防犯システムでは、鳥、犬、猫等の動物やボール等の遊具、風に揺れる木の枝等が検知領域へ入ってきた場合のように、不審者以外の物体が検知領域へ入ってきた場合においても不審者がいるとみなして警報装置を作動させてしまうこととなり、このような誤作動の低減を図ることが従来からの課題である。
特開平09−237386号公報
本発明は、上記点に鑑みなされたものであり、不審者以外の物体が検知領域へ入ってきた場合に警報装置を作動させてしまうといった誤作動の低減を図った防犯システムを提供することを主たる目的とするものである。
本発明は、上記課題を解決するために、以下の手段を採用した。
すなわち、第1の発明では、建物の屋外側に沿って複数に分割された第1領域へ物体が入ってきたことを検知する第1検知手段と、前記建物の複数箇所に設定された第2領域に対して、前記建物への侵入行為を検知する第2検知手段と、複数に分割された前記第1領域のうち所定の第1領域に対応する前記第1検知手段が検知した場合に、複数箇所に設定された前記第2領域のうち前記所定の第1領域に関連付けられた関連領域に対応する前記第2検知手段を、予め設定した警戒モードで起動させる起動手段と、前記警戒モードで起動している前記第2検知手段により前記侵入行為が検知された場合に、警報装置を作動させる警報作動手段と、を備えることを特徴とする。
この第1の発明では、建物の屋外側に沿って複数に分割された第1領域へ物体が入ってきたことを検知する第1検知手段と、建物の複数箇所に設定された第2領域に対して建物への侵入行為を検知する第2検知手段と、を備える。要するに、第1検知手段及び第2検知手段の2段階で侵入行為を検知する。
そして、第1検知手段が検知した場合に第2検知手段を警戒モードで起動させ(起動手段)、警戒モードで起動している第2検知手段により侵入行為が検知された場合に警報装置を作動させる(警報作動手段)。要するに、1段階目(第1検知手段)で検知されただけでは警報装置を作動させず、2段階目(第2検知手段)で検知されてはじめて警報装置を作動させる。これによれば、不審者以外の物体が第1領域へ入ってきただけでは警報装置は作動しないので、警報装置の誤作動低減を図ることができる。
さらに、上記第1の発明によれば、第1検知手段と第2検知手段との連携により、複数に分割された第1領域のうち所定の第1領域に対応する第1検知手段が検知した場合に、複数箇所に設定された第2領域のうち所定の第1領域に関連付けられた関連領域に対応する第2検知手段を起動させる。要するに、例えば勝手口近傍の第1領域(所定の第1領域)に対して第1検知手段が検知した場合に、勝手口(関連領域)に対応する第2検知手段を警戒モードで起動させ、関連領域以外の領域(例えば玄関や窓等)に対応する第2検知手段は警戒モードでの起動をさせないように制御する。これによれば、ボール等の遊具が関連領域以外の第2領域(例えば玄関や窓)のドアやサッシに突発的に衝突した場合において、そのドアやサッシに対応する第2検知手段が不審者以外の物体により誤検知してしまうことを抑制できるので、警報装置の誤作動低減を図ることができる。
第2の発明では、ユーザが携帯する携帯器から送信されるユーザ識別情報を受信する受信器と、前記受信器により受信した前記ユーザ識別情報と予め登録されたユーザ識別情報とが一致した場合に正規ユーザである旨を認証する認証手段と、を備え、前記第1領域内のユーザに対して前記認証が為された場合には前記起動手段による前記第2検知手段の起動を禁止する、或いは前記警報作動手段による警報装置の作動を禁止することを特徴とする。
したがって、建物の住人等の正規ユーザが携帯する携帯器のユーザ識別情報を認証手段に予め登録しておけば、正規ユーザに対して警報装置が作動することを回避できるので、正規ユーザに対する警報装置の誤作動低減を図ることができる。
第3の発明では、前記第1検知手段は前記建物の軒先に配置されており、前記第1領域は、前記軒先から下方に向けて延びる領域に設定されていることを特徴とする。これによれば、建物の近傍を第1領域として設定することを容易に実現できるので、建物から離れた場所にいる動物や遊具等の不審者以外の物体を第1検知手段が検知してしまうことを抑制でき、ひいては警報装置の誤作動低減を促進できる。
ここで、不審者が建物へ侵入しようとする場合には、第1領域を何度も往来したり、第1領域に長時間留まる可能性が高い。一方、動物や遊具等の不審者以外の物体は、第1領域へ突発的に入ってくる可能性が高く、何度も往来したり長時間留まる可能性は低い。そこで、第4の発明では、前記第1検知手段は、前記第1領域において物体が所定時間以上存在することを検出した場合、或いは前記第1領域において物体が所定時間内に所定回数以上往来したことを検出した場合に、前記第1領域へ物体が入ってきたと検知することを特徴とする。よって、動物や遊具等の不審者以外の物体を第1検知手段が検知してしまうことを抑制でき、ひいては警報装置の誤作動低減を促進できる。
なお、上記第2検知手段は、前記建物の開口部(例えば勝手口や玄関、窓等)からの侵入行為を検知するものであることが第5の発明として挙げられる。
第6の発明では、前記警報装置は、前記侵入行為の不審者を威嚇する威嚇手段(例えば威嚇する光や音を発生させる手段)を有することを特徴とするので、防犯システムによる防犯性向上を図ることができる。
また、前記第1検知手段及び前記第2検知手段の少なくとも一方により検知された場合には、以下の通報手段又は記憶手段を作動させることにより防犯性向上を図ることが望ましい。すなわち、第7の発明では、検知した旨を通報する通報手段(例えば正規ユーザの携帯電話や警備会社へ通報する手段)を備えることを特徴とする。第8の発明では、前記第1検知手段及び前記第1検知手段の少なくとも一方による検知の履歴を検知情報として記憶する、或いは前記第1領域及び前記第2領域の少なくとも一方の映像を記憶する記憶手段を備えることを特徴とする。
また、第9の発明では、前記警戒モードは複数段階にレベル分けされており、前記起動手段は、前記関連領域に対応する前記第2検知手段を前記警戒モードで起動させるにあたり、該当する関連領域がいずれの箇所に設定された領域であるかに応じて異なるレベルの警戒モードで起動させることを特徴とする。
これによれば、複数箇所に設定された第2領域の中でも警戒を強く要求される領域(例えば建物の側面や裏面等、人目に付きにくい領域)に対しては、高レベルの警戒モードで起動させるようにできるので、防犯性を向上できる。前記「高レベル」の具体例を以下に説明すると、第2領域に位置する物体(例えば勝手口のドアや玄関ドア等)が判定値を超えて大きく振動した場合に第2検知手段により検知するよう構成されている場合において、高レベルであるほど前記判定値を低く設定することが具体例として挙げられる。一方、第2領域の中でも誤検知の可能性の高い領域(例えば建物への訪問者が入ってくる玄関)に対しては、低レベルの警戒モードで起動させるようにできるので、警報装置の誤作動低減を促進できる。
また、先述した第1の発明においては、所定の第1領域と関連領域とを1対1で関連付けすることに限定されるものではなく、第10の発明の如く、1つの第1領域に対して複数箇所の第2領域に関連領域を設定させてもよい。
なお、関連領域を設定するにあたり、所定の第1領域から想定される侵入経路に位置する第2領域を関連領域として設定することが望ましい。例えば図7に示すように、建物の屋外側のうち1階に位置する点検メータ17の上方に2階の窓B6が位置する場合においては、不審者Wは先ず、点検メータ17近傍の第1領域A4に入り、次に点検メータ17や点検メータ付近の物置き等を登り、その後2階の窓B6から建物内に侵入することが想定される。つまり侵入経路は、点検メータ近傍の第1領域A4→点検メータ17→2階の窓B6(第2領域)となる。このような想定の場合には2階の窓B6を関連領域として設定し、その2階の窓B6に対応する第2検知手段を警戒モードで起動させることが望ましい。
第11の発明では、前記侵入行為を検知した前記第2検知手段が、複数箇所に設定された前記第2領域のうちいずれの領域に対応するものであるかに応じて、前記警報装置を異なる態様で作動させることを特徴とする。例えば、第2領域のうち誤検知する可能性の高い領域において第2検知手段が侵入行為を検知した場合には、先述した通報手段による通報を行い、誤検知する可能性の低い領域において第2検知手段が侵入行為を検知した場合には、前記通報に加え、先述した威嚇手段による威嚇を行うようにすることが望ましい。
以下に、本発明を具体化した実施の形態について図面を参照しつつ説明する。ここで、図1は、本実施形態の防犯システムを装備する建物10を示す図であり、図2は、同防犯システムが備える第1検知手段の設置状態を示す図であり、図3及び図4は、第1検知手段による検知領域である第1領域を説明するための図であり、図5は、同システムの電気的構成を示す概略ブロック図である。
(第1の実施形態)
図1及び図2において、建物10の軒先部分11には、複数の第1センサSA1〜SA8(第1検知手段)が取り付けられている。また、建物10の窓や出入口等の開口部B1〜B6に取り付けられたサッシ(図1参照)12やドア13a,13b(図3参照)の各々には、図1及び図5に示す第2センサSB1〜SB6(第2検知手段)が設置されている。或いは、サッシ12やドア13a,13bの近傍に第2センサSB1〜SB6が設置されている。
第1センサSA1〜SA8は、建物10の外壁14の屋外側に沿うように設定された第1領域A1〜A8へ物体が入ってきたことを検知するセンサである。また、第2センサSB1〜SB6は、建物10の開口部B1〜B6(第2領域)から屋内へ侵入しようとする行為を検知するセンサである。要するに、図に示す防犯システムは、不審者が建物10の開口部B1〜B6から屋内へ侵入しようとする行為を、第1センサSA1〜SA8及び第2センサSB1〜SB6の2段階で検知するものである。
次に、第1センサSA1〜SA8について詳細に説明する。
図2に示すように、建物10の屋根構造部材15には、ブラケット15aを介して軒天井16が取り付けられている。そして、第1センサSA1〜SA8は、ブラケット15bを介して屋根構造部材15に取り付けられている。但し、第1センサSA1〜SA8を軒天井16に取り付けるようにしてもよい。第1センサSA1〜SA8は、軒天井16に形成された開口部16a内に配置されている。なお、第1センサSA1〜SA8は、軒天井16の内部に隠蔽するよう配置してもよいし、軒天井16から露出するよう配置してもよい。
第1センサSA1〜SA8には、検出対象となる物体に接触することなく検知できる非接触式のセンサを適用させることが望ましく、例えば、静電容量センサ、焦電センサ、超音波センサ、距離センサ、赤外線センサ等が挙げられる。図1〜図4中の網点を付した部分は、第1センサSA1〜SA8により検知可能な領域としての第1領域A1〜A8を示している。つまり、外壁14の屋外側の領域は複数の第1領域A1〜A8に分割されており、各々の第1領域A1〜A8に対応して第1センサSA1〜SA8が1個ずつ設置されている。そして、各々の第1領域A1〜A8により建物10全体を環状に取り囲むことができるよう、第1センサSA1〜SA8は配置されている(図3及び図4参照)。
なお、図3中の符号13a及び13bは、それぞれ玄関ドア及び勝手口のドアを示し、図3中の符号17は、外壁14の屋外側に設置されたガスメータ等の点検メータを示している。また、図3中の符号18は、建物10が建てられている敷地の外縁部に設置された、垣根やフェンス等の外構を示している。
つまり、第1領域A1〜A8のうちA1〜A3は、道路側から見て建物10の正面に位置する正面領域であり、その中でも第1領域A1は、玄関ドア13aを含む領域(玄関領域)である。また、第1領域A1〜A8のうちA4,A5,A8は、道路側から見て建物10の側面に位置する側面領域であり、その中でも第1領域A4は、点検メータ17を含む領域(点検メータ領域)である。また、第1領域A1〜A8のうちA6,A7は、道路側から見て建物10の裏面に位置する裏面領域であり、その中でも第1領域A6は、勝手口のドア13bを含む領域(勝手口領域)である。
図5に示すように、第1領域A1〜A8の各々に割り当てられた第1センサSA1〜SA8は、第1領域A1〜A8へ物体が入ってきたことを検知すると、その検知信号を、屋内に設置された制御装置30へ出力する。具体的には、第1センサSA1〜SA8は、第1領域A1〜A8に物体が入ったことを検出し、その検出状態が所定時間以上継続された場合、或いは、第1領域A1〜A8に物体が入ったことを検出した回数が、所定時間内に所定回数以上であった場合に、第1領域A1〜A8へ物体が入ってきたとみなして前記検知信号を出力する。
なお、前記検出状態が所定時間以上継続したか否かの判定、或いは前記検出回数が所定回数以上であったか否かの判定を、上述の如く第1センサSA1〜SA8が実施することに替え、制御装置30が実施するようにしてもよい。
次に、第2センサSB1〜SB8について詳細に説明する。
図1及び図5に示す第2センサSB1〜SB6は、建物10の開口部B1〜B6から屋内へ不審者が侵入しようとする行為を検知するセンサである。具体的には、開口部B1〜B6に物体が入ってきたことを検出するセンサ(例えば静電容量センサ、温度センサ、焦電センサ、超音波センサ、距離センサ及び赤外線センサ等の非接触式センサ)や、開口部B1〜B6に取り付けられたサッシ12やドア13a,13bが開いたことを検出するセンサ(例えばマグネットセンサ等の接触式センサ)、サッシ12やドア13a,13bが異常に振動していることを検出するセンサ(例えば振動センサ)、サッシ12やドア13a,13bが破壊される時の音を検出するセンサ(例えば音センサ)、等が挙げられる。
各開口部B1〜B6の各々に割り当てられた第2センサSB1〜SB6は、開口部B1〜B6からの侵入行為を検知すると、その検知信号を、建物10の敷地内に設置された各種警報装置40へ出力する。例えば、第2センサSB1〜SB6として前記振動センサを採用した場合には、検出した振動が所定値を超えて大きい場合、その検出状態が所定時間以上継続された場合、或いはその検出回数が所定時間内に所定回数以上であった場合に、開口部B1〜B6からの侵入行為があるとみなして前記検知信号を出力する。
なお、前記振動の検出値が所定値を超えたか否かの判定、前記検出状態が所定時間以上継続したか否かの判定、或いは前記検出回数が所定回数以上であったか否かの判定を、上述の如く第2センサSB1〜SB6が実施することに替え、制御装置30が実施するようにしてもよい。この場合には、第2センサSB1〜SB6の検出値を制御装置30へ出力することを要し、制御装置30は、検知信号を警報装置40へ出力して警報装置40を作動させるよう制御することを要する。
次に、警報装置40について詳細に説明する。
警報装置40は、以下に説明する威嚇装置40a(威嚇手段)及び通報装置40b(通報手段)を有する。威嚇装置40aは、侵入行為の不審者に対して威嚇する光や音(例えば、ベル音、ブザー音、サイレン音)を発生させる発光装置やスピーカである。この威嚇装置40aは、複数の開口部B1〜B6の各々に設置することが望ましく、その場合には、第2センサSB1〜SB6で侵入が検知された場合に全ての威嚇装置40aを作動させるようにしてもよいし、侵入が検知された開口部に対応する威嚇装置40a等、侵入者の近くに設置されている威嚇装置40aを作動させるようにしてもよい。また、ポーチライト等の屋外照明や屋内照明に用いられる既存の照明装置を作動させるようにしてもよい。
通報装置40bは、第2センサSB1〜SB6により侵入行為が検知された場合に、その侵入行為があった旨を外部に通報する装置である。例えば、警備会社の警備システム41や、建物10の住人の携帯電話42、近隣住人等予め設定した電話、屋内に居る住人等へ通報することが望ましい。また、第2センサSB1〜SB6により侵入行為が検知された場合に通報することに加え、第1センサSA1〜SA8により検知された場合に通報するようにしてもよい。
次に、制御装置30による制御内容ついて詳細に説明する。
制御装置30は、第1センサSA1〜SA8による検知信号が入力されたことを条件として、第2センサSB1〜SB6を予め設定した警戒モードで起動させるよう制御しており、第1センサSA1〜SA8による検知がなければ、第2センサSB1〜SB6の警戒モードでの起動を禁止する。なお、本実施形態では、警戒モードと非警戒モードとに切り替えており、警戒モードでは第2センサSB1〜SB6を電源オンし、非警戒モードでは電源オフする。つまり、本実施形態における前記両モードの切り替えは、第2センサSB1〜SB6の起動と停止との切り替えに相当する。
また、複数の第1センサSA1〜SA8のいずれかで検知された場合に、全ての第2センサSB1〜SB6を一律に起動させるわけではなく、複数の第2センサSB1〜SB6のうち、第1センサSA1〜SA8の各々に関連付けられたセンサのみを起動させる。換言すれば、複数に分割された第1領域A1〜A8の各々と、複数箇所に設定された第2領域B1〜B6の各々とは、予め関連付けられて設定されており、その関連付けられた第2領域(関連領域)に対応する第2センサのみを起動させる。
例えば図6(a)に示すように、第1領域A1〜A8のうち側面領域A8に不審者Wが入ってきた場合には、側面領域A8に対応する第1センサSA8が、不審者Wが入ってきた旨を検知する(図6(b)中の網点参照)。この場合、複数箇所に設定された第2領域B1〜B6、つまり玄関B1、勝手口B2、バルコニー用開口部B3、1階窓B4、2階窓B5、点検メータ17上方に位置する2階窓B6のうち、1階窓B4及び2階窓B5が側面領域A8と関連付けられて設定されている(図6(d)中の斜線参照)。よって、図6の例では、1階窓B4及び2階窓B5に対応する第2センサSB4,SB5を起動させる(図6(c)参照)。
その後、不審者Wが1階窓B4に取り付けられたサッシ12に対して破壊行為をすると、起動している第2センサSB4がその破壊行為(侵入しようとする行為)を検知する(図6(e)参照)。すると、警報装置40が作動して、威嚇装置40aによる威嚇や通報装置40bによる通報等が実施されることとなる。
また、例えば図7(a)に示すように、第1領域A1〜A8のうち点検メータ領域A4に、点検メータ17を点検する点検作業者X1又は不審者Wが入ってきた場合には、点検メータ領域A4に対応する第1センサSA4が、物体W,X1が入ってきた旨を検知する。この場合、複数箇所に設定された第2領域B1〜B6、つまり玄関B1、勝手口B2、バルコニー用開口部B3、1階窓B4、2階窓B5、点検メータ17上方に位置する2階窓B6のうち、2階窓B6が点検メータ領域A4と関連付けられて設定されている。よって、2階窓B6に対応する第2センサSB6を起動させる(図7(b)(c)参照)。
点検メータ領域A4に入ってきた物体(人)が実際には点検作業者X1であった場合には、第2センサSB6により侵入行為は検知されないので、第2センサSB6が起動するだけに留まる(図7(b)参照)。これに対し、点検メータ領域A4に入ってきた物体(人)が実際には不審者Wであった場合には、第2センサSB6により侵入行為が検知され、警報装置40が作動することとなる。つまり、1段階目の第1センサSA4で検知されただけでは警報装置40を作動させず、2段階目の第2センサSB6で検知されてはじめて警報装置40を作動させる。
ちなみに本実施形態では、図1に示すように、第1領域A8と、その領域に関連付けられた第2領域B4,B5とが一部重複するように第1センサSA8を配置している。
ところで、第1センサSA1〜SA8は、先述した通り、第1領域A1〜A8に物体が入ったことを検出した状態が所定時間以上継続された場合、或いは検出回数が所定回数以上であった場合に検知信号を出力する。
したがって、例えば図7(d)に示すように、鳥、犬、猫等の動物X2やボール等の遊具X3がサッシ12に衝突した場合においては、これらの物体X2,X3が第1領域A8に留まる時間が短く、第1領域A1〜A8を複数回往来することもないので、第1センサSA1〜SA8による検知がなされない。したがって、この場合には第2センサSB6を起動させないので、サッシ12への衝突による振動や音が侵入行為と検知する程度に大きい場合であっても、第2センサSB6による検知がなされず、警報装置40も作動しない。
ところで、本実施形態では、建物10の住人が無線送信機能を有する電子キー31(図5参照)を携帯していることを前提としている。この電子キー31(携帯器)は、電子キー31ごとに異なる個別のID情報(ユーザ識別情報)を記憶するメモリと、メモリに記憶されたID情報を無線送信する送信器と、を有している。そして、防犯システムは、電子キー31から送信されるID情報を受信する受信器32を備えており、制御装置30に備えられた認証手段30aは、受信器32により受信したID情報と、予め登録されたID情報とが一致した場合に正規ユーザである旨を認証する。
そして、第1領域A1〜A8内のユーザに対して前記認証が為された場合には、第1センサSA1〜SA8による検知がなされたか否かに拘わらず、第2センサSB1〜SB6を起動させることを禁止する。或いは、警報装置40が作動することを禁止させる。
さらに制御装置30は、第1センサSA1〜SA8及び第2センサSB1〜SB6の少なくとも一方から検知信号が入力されたことを条件として、防犯カメラ33(図5参照)を起動させる。この場合、防犯カメラ33の画像データを記憶手段30bに記憶させることが望ましい。また、前記条件を満たした場合に、常時起動している防犯カメラ33の画像データを記憶手段30bに記憶させるようにしてもよい。
また、上述の如く防犯カメラ33を起動又は記憶させるにあたり、敷地内に設置された複数台の防犯カメラ33全てを起動させるようにしてもよいし、第1センサSA1〜SA8及び第2センサSB1〜SB6の少なくとも一方と関連付けられた防犯カメラ33のみを起動させるようにしてもよい。また、画像データの記憶についても同様にして、全ての防犯カメラ33の画像データを記憶させてもよいし、関連付けられた防犯カメラ33の画像データのみを記憶させるようにしてもよい。
本防犯システムは、制御装置30により制御される。制御装置30は、CPUや各種メモリ等からなるマイクロコンピュータを有しており、建物10内において例えばダイニング壁面に設置されている。この制御装置30が、メモリに記憶された制御プログラムを実行することで、上記第2センサSB1〜SB6や警報装置40、防犯カメラ33を制御する。
次に、制御装置30によって実行される上記制御の処理手順の一例について、図8のフローチャートを用いて説明する。この処理は、所定の時間周期で実行される。
図8において、まずステップS10では、第1センサSA1〜SA8により、第1領域A1〜A8に物体が入ってきたことの検知が為されているか否かを判定し、続くステップS20では、認証手段30aによりID情報の認証が為されているか否かを判定する。第1センサSA1〜SA8により検知されており認証が為されていない場合(S10:YES、S20:NO)には、続くステップS30(起動手段)において、複数の第2センサSB1〜SB6のうち、検知された第1センサSA1〜SA8と関連付けられた第2センサ(図6の例では符号SB4,SB5に示す第2センサ)を起動させる。
続くステップS40では、起動している第2センサSB4,SB5により、不審者の侵入行為が検知されているか否かを判定する。第2センサSB4,SB5による検知が為されていなければ(S40:NO)ステップS10〜S30の処理を繰り返す。つまり、第1センサSA1〜SA8により検知が為されている限り、関連付けられた第2センサSB4,SB5の起動を継続させる。
一方、第2センサSB4,SB5による検知が為されれば(S40:YES)、続くステップS50(警報作動手段)にて警報装置40を作動させ、続くステップS60にて防犯カメラ33による画像データを記憶手段30bに記録させる。
また、第1センサSA1〜SA8により検知されていない場合(S10:NO)、または認証手段30aによる認証が為されている場合(S20:YES)には、ステップS70において、第2センサSB1〜SB6の電源をオフにして、第2センサSB1〜SB6の作動を停止させる。なお、警報装置40の作動については、建物10の住人や警備会社の作業者により所定のリセット操作が為された場合に、その作動を停止するよう構成されている。
ちなみに、本実施形態では、不審者Wが所定の第1領域(図9(a)の例では裏面領域A6)に入ってきた場合には、図9(b)中の斜線に示す如く、裏面領域A6と関連付けられた勝手口B2の第2センサSB2を起動させることは上述した通りであるが、その後、前記不審者Wが他の第1領域(図9(c)の例では側面領域A5)にも入ってきた場合には、図9(d)中の斜線に示す如く、側面領域A5と関連付けられたバルコニー用開口部B3の第2センサSB3をも起動させる。要するに、不審者Wが複数の第1領域A6,A5を往来した場合には、それぞれの第1領域A6,A5と関連付けられた第2センサSB2,SB3を起動させる。
以上詳述した本実施形態によれば、以下の優れた効果が得られる。
建物10の屋外側に沿って複数に分割された第1領域A1〜A8へ物体が入ってきたことを検知する第1センサSA1〜SA8と、建物10の複数箇所にある開口部B1〜B6に対して侵入行為を検知する第2SB1〜SB6とを備え、第1センサSA1〜SA8及び第2センサSB1〜SB6の2段階で侵入行為を検知する。そして、第1センサSA1〜SA8が検知したことを条件として第2センサSB1〜SB6を起動させて、起動している第2センサSB1〜SB6により侵入行為が検知された場合に警報装置40を作動させる。
これによれば、第1センサSA1〜SA8で検知されただけでは警報装置40は作動せず、第2センサSB1〜SB6で検知されてはじめて警報装置40は作動する。よって、図7(b)に示すように、不審者以外の人物X1が第1領域A1〜A8へ入ってきただけでは警報装置40は作動しないので、警報装置40の誤作動低減を図ることができる。
また、図7(d)に示すように、鳥、犬、猫等の動物X2やボール等の遊具X3がサッシ12に衝突した場合においては、これらの物体X2,X3が第1領域A8に留まる時間が短く、第1領域A1〜A8を複数回往来することもないので、第1センサSA1〜SA8による検知がなされない。したがって、この場合には第2センサSB6を起動させないので、警報装置40の誤作動低減を図ることができる。
さらに、上記実施の形態によれば、図7に示すように点検メータ領域A4に対応する第1センサSA4が検知した場合に、その点検メータ領域A4(所定の第1領域)に関連付けられた関連領域に対応する第2センサSB6のみを起動させ、他の第2センサSB1〜SB6は起動させないように制御する。よって、動物X2や遊具X3が関連領域以外の第2領域(図7(d)の例では窓B4,B5)のサッシ12に衝突した場合において、その窓B4,B5に対応する第2センサSB5,SB6が不審者W以外の物体X2,X3により誤検知してしまうことを抑制できるので、警報装置40の誤作動低減を図ることができる。
また、第1領域A1〜A8内のユーザが携帯する電子キー31から送信されるID情報により認証が為されると、第2センサSB1〜SB6の起動を禁止する、或いは警報装置40の作動を禁止するので、電子キー31を有する正規ユーザに対する警報装置40の誤作動低減を図ることができる。
第1センサSA1〜SA8を建物10の軒先部分11に配置するので、第1領域A1〜A8を、軒先部分11から下方に向けて延びる領域に設定できる。つまり、建物10の外壁14近傍を第1領域A1〜A8として設定することを容易に実現できるので、建物から離れた場所にある不審者以外の物体X2,X3を第1センサSA1〜SA8が検知してしまうことを抑制でき、ひいては警報装置40の誤作動低減を促進できる。
また、第1センサSA1〜SA8は、第1領域A1〜A8に物体が入ったことを検出した状態が所定時間以上継続された場合、或いは検出回数が所定回数以上であった場合に検知信号を出力するので、動物X2や遊具X3等の不審者以外の物体を第1センサSA1〜SA8が検知してしまうことを抑制でき、ひいては警報装置40の誤作動低減を促進できる。
第2センサSB1〜SB6により侵入行為が検知された場合には、威嚇装置40aを作動させて不審者Wを威嚇するとともに、警備システム41へ通報し、防犯カメラ33による画像データを記録するので、防犯性を向上できる。
また、本実施形態では、複数の第2センサSB1〜SB6のうち関連領域に対応する第2センサのみを起動させるので、全ての第2センサSB1〜SB6を起動させる場合に比べて省電力の効果も発揮される。
(第2の実施形態)
上記第1の実施形態では、図6に示すように、検知した第1センサSA8に関連付けられた第2センサSB4,SB5を電源オンさせて警戒モードで起動させている。これに対し本実施形態では、警戒モードを複数段階にレベル分けし、関連領域に対応する第2センサSB4,SB5を警戒モードで起動させるにあたり、該当する関連領域がいずれの箇所に設定された領域であるかに応じて異なるレベルの警戒モードで起動させている。
例えば図6の状況において、複数の第2センサSB4,SB5を警戒モードで起動させるにあたり、2階窓B5に比べて1階窓B4の方が強く警戒させたい場合に、1階窓B4に対応する第2センサSB4を、2階窓B5に対応する第2センサSB5に比べて高レベルの警戒モードで起動させる。
前記「高レベル」の具体例を以下に説明する。サッシ12が異常に振動していることを検出する振動センサを第2センサSB4,SB5に適用し、検出した振動が判定値を超えて大きく振動したことを条件として第2センサSB4,SB5により侵入行為を検知するよう構成されている場合において、高レベルであるほど前記判定値を低く設定する。つまり、上記図6の例では、1階窓用第2センサSB4の判定値を、2階窓用第2センサSB5の判定値に比べて低く設定することで、1階窓用第2センサSB4が敏感に侵入行為を検知するように設定する。
以上により、本実施形態によれば、複数箇所に設定された第2領域B1〜B6の中でも警戒を強く要求される領域(例えば裏面領域A6,A7に対応する勝手口B2等の人目に付きにくい領域や、侵入の困難性が低い1階に位置する1階窓B4、点検メータ17上方に位置する2階窓B6等)に対しては、高レベルの警戒モードで起動させるようにできるので、防犯性を向上できる。
一方、第2領域B1〜B6の中でも誤検知の可能性の高い領域(例えば建物10への訪問者が入ってくる玄関B1)に対しては、低レベルの警戒モードで第2センサSB1を起動させるようにできるので、警報装置40の誤作動低減を促進できる。
(第3の実施形態)
上記第2の実施形態では、例えば図6の状況において、第1センサSA8で検知した場合に、その関連領域に対応する第2センサSB4,SB5を警戒モードで起動させ、関連領域以外の第2センサSB1〜SB3,SB6は電源オフさせる。これに対し本実施形態では、第1センサSA1〜SA8での検知の有無に拘わらず、全ての第2センサSB1〜SB6を常時電源オンさせて、低レベルでの警戒モードで常時起動させておく。そして、第1センサSA8(所定の第1領域)で検知した場合に、その関連領域に対応する第2センサSB4,SB5を、予め設定した警戒モード、つまり前記低レベルよりも高いレベルの警戒モードで起動させる。
以上により、本実施形態によれば、第1センサSA1〜SA8の検知が無い場合においても、第2センサSB1〜SB6による検知を可能にして防犯性向上を図ることができる。但し、第1センサSA1〜SA8の検知が無い場合には低レベルの警戒モードで第2センサSB1〜SB6を起動させるので、警報装置40の誤作動低減を図ることができる。
(第4の実施形態)
本実施形態では、侵入行為を検知した第2センサSB1〜SB6が、複数箇所に設定された第2領域B1〜B6のうちいずれの領域に対応するセンサであるかに応じて、警報装置40を異なる態様で作動させる。例えば、誤検知の可能性の高い玄関B1に対応する第2センサSB1で侵入行為が検知された場合には、通報装置40bによる通報及び防犯カメラ33の画像記録を行い、誤検知の可能性の低い勝手口B2の第2センサSB2で検知された場合には、前記通報及び画像記録に加え、威嚇装置40aによる威嚇を行う。
これによれば、誤検知の可能性の高い玄関B1に対しては、警報装置40を誤作動させた場合であっても威嚇装置40aの作動はさせないので、警報装置40の誤作動による近隣への迷惑を軽減できる。
(他の実施形態)
本発明は上述した各実施形態の記載内容に限定されず、各実施形態の特徴的構成をそれぞれ任意に組み合わせるようにしてもよい。また、例えば次のように実施されてもよい。
・図3及び図4に示す上記実施形態では、複数の第1センサSA1〜SA6を点状に配置しているが、図10中の斜線SA10に示すように、水平方向に線状に延びる形状の第1センサSA10を採用してもよい。この場合においても、第1センサSA10は軒先部11に設置することが望ましい。なお、図10の例では、第1領域を、網点を付した符号A10,A20,A30,A40,A50に示す5つの領域に分割している。また、第1センサSA1〜SA6,SA10に赤外線センサを採用する場合には、能動型の赤外線センサ(アクティブセンサ)、受動型の赤外線センサ(パッシブセンサ)のいずれも適用可能である。
・上記各実施形態では、第2領域B1〜B6を建物10の開口部(玄関、勝手口、窓等)に設定しているが、本発明に係る第2領域は建物10の開口部に限定されるものではなく、想定される侵入経路の一部を第2領域として設定してもよい。図7(c)に示す例では、点検メータ17が侵入経路の一部となっているので、点検メータ17又はその近傍を第2領域として設定すればよい。
・図5に示す上記実施形態では、制御装置30と警報装置40とを別々のハード構成としているが、制御装置30に警報装置の機能を兼ね備えさせることで、1つのハード構成としてもよい。
本発明の第1の実施形態に係る防犯システムが装備された建物を示す図。 図1の拡大図。 図2の第1センサにより検知される第1領域を示す平面図。 図2の第1センサにより検知される第1領域を示す側面図。 第1の実施形態に係る防犯システムの電気的構成を示す概略ブロック図。 不審者の侵入行為を検知して防犯装置を作動させる際の、防犯システムの作動状態を説明する図。 (a)は第1センサにより検知された状態、(b)(d)は警報装置の誤作動を回避している状態、(c)は警報装置を作動させている状態を示す図。 図5に示す制御装置によって実行される処理の手順を示すフローチャート。 不審者が複数の第1領域を往来した場合における防犯システムの作動状態を説明する図。 本発明の他の実施形態に係る防犯システムの、第1センサ及び第1領域について説明する図であり、(a)は平面図、(b)は側面図。
符号の説明
30…制御装置(起動手段、警報作動手段)、30a…認証手段、30b…記憶手段、32…受信器、40…警報装置、40a…威嚇装置(威嚇手段)、40b…通報装置(通報手段)、A1〜A8…第1領域、SA1〜SA8…第1センサ(第1検知手段)、B1〜B6…第2領域、SB1〜SB6…第2センサ(第2検知手段)、S30…起動手段、S50…警報作動手段。

Claims (11)

  1. 建物の屋外側に沿って複数に分割された第1領域へ物体が入ってきたことを検知する第1検知手段と、
    前記建物の複数箇所に設定された第2領域に対して、前記建物への侵入行為を検知する第2検知手段と、
    複数に分割された前記第1領域のうち所定の第1領域に対応する前記第1検知手段が検知した場合に、複数箇所に設定された前記第2領域のうち前記所定の第1領域に関連付けられた関連領域に対応する前記第2検知手段を、予め設定した警戒モードで起動させる起動手段と、
    前記警戒モードで起動している前記第2検知手段により前記侵入行為が検知された場合に、警報装置を作動させる警報作動手段と、
    を備えることを特徴とする防犯システム。
  2. ユーザが携帯する携帯器から送信されるユーザ識別情報を受信する受信器と、
    前記受信器により受信した前記ユーザ識別情報と、予め登録されたユーザ識別情報とが一致した場合に、正規ユーザである旨を認証する認証手段と、
    を備え、
    前記第1領域内のユーザに対して前記認証が為された場合には、前記起動手段による前記第2検知手段の起動を禁止する、或いは前記警報作動手段による警報装置の作動を禁止することを特徴とする請求項1に記載の防犯システム。
  3. 前記第1検知手段は前記建物の軒先に配置されており、
    前記第1領域は、前記軒先から下方に向けて延びる領域に設定されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の防犯システム。
  4. 前記第1検知手段は、前記第1領域において物体が所定時間以上存在することを検出した場合、或いは前記第1領域において物体が所定時間内に所定回数以上往来したことを検出した場合に、前記第1領域へ物体が入ってきたと検知することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載の防犯システム。
  5. 前記第2検知手段は、前記建物の開口部からの侵入行為を検知するものであることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1つに記載の防犯システム。
  6. 前記警報装置は、前記第2検知手段により前記侵入行為が検知された場合に、前記侵入行為の不審者を威嚇する威嚇手段を有することを特徴とする請求項1〜5のいずれか1つに記載の防犯システム。
  7. 前記第1検知手段及び前記第2検知手段の少なくとも一方により検知された場合に、その検知があった旨を通報する通報手段を備えることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1つに記載の防犯システム。
  8. 前記第1検知手段及び前記第2検知手段の少なくとも一方により検知された場合に、前記第1検知手段及び前記第1検知手段の少なくとも一方による検知の履歴を検知情報として記憶する、或いは前記第1領域及び前記第2領域の少なくとも一方の映像を記憶する記憶手段を備えることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1つに記載の防犯システム。
  9. 前記警戒モードは複数段階にレベル分けされており、
    前記起動手段は、前記関連領域に対応する前記第2検知手段を前記警戒モードで起動させるにあたり、該当する関連領域がいずれの箇所に設定された領域であるかに応じて異なるレベルの警戒モードで起動させることを特徴とする請求項1〜8のいずれか1つに記載の防犯システム。
  10. 前記関連領域は、1つの前記第1領域に対して複数箇所の前記第2領域に設定されていることを特徴とする請求項1〜9のいずれか1つに記載の防犯システム。
  11. 前記侵入行為を検知した前記第2検知手段が、複数箇所に設定された前記第2領域のうちいずれの領域に対応するものであるかに応じて、前記警報装置を異なる態様で作動させることを特徴とする請求項1〜10のいずれか1つに記載の防犯システム。
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