JP2010146064A - 購買システム、電子棚札、及び注文処理方法 - Google Patents

購買システム、電子棚札、及び注文処理方法 Download PDF

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Abstract

【課題】顧客に注文のための端末を持たせることなく、電子棚札が受け付けた顧客の注文情報を、通信を介して取得して決済処理を行なうことが可能な購買システムを実現する。
【解決手段】本発明の購買システム10は、データ表示/センサ装置100が、顧客を識別するための情報の少なくとも一部を表わす1つ以上の近傍の像を検知するセンサ内蔵液晶パネル301と、像から顧客識別情報を生成する画像文字変換部804と、顧客識別情報を含む注文情報を店舗サーバ1000に送信する通信処理部801とを、店舗サーバ1000が、注文情報を記録するアプリケーション部1003を備え、POSシステム1100が、自身が取得した顧客識別情報を含む注文情報を店舗サーバ1000から受信するので、顧客に注文のための端末を持たせることなく、電子棚札が受け付けた顧客の注文情報を、通信を介して取得して決済処理を行なうことができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、購買システム、電子棚札、及び電子棚札を用いた注文処理方法に関する。
電子棚札システムは、電子棚札に備えられた画面に価格等の商品情報を表示するシステムであり、店舗の従業員が商品を値付けする作業等を効率化することができるものである。
電子棚札システムが導入されている店舗において買い物をする場合、そのようなシステムが導入されていない店舗で買い物をするのと同様に、顧客は、商品の傍に表示されている商品情報を見て、商品を手に取り、あるいはかごに入れることにより商品を運んでレジに向かい、清算を行なう。
しかしながら、従来の電子棚札システムは、顧客が商品をレジに運ばなければならず、重い、あるいは嵩張る等の問題を解決するものではなかった。また、電子棚札システムは、商品の値付け作業等を効率化できるものの、商品が欠品しないように従業員が在庫商品を店舗に補充しなければならないという問題や商品を陳列するための十分なスペースを店舗が備えていなければならないという問題を解決するものではなかった。
このような問題を解決するものとして、特許文献1には、ユーザにより物品選択端末を用いて撮影された商品画像に画像認識処理を行い、取得した商品情報を当該物品選択端末に表示するシステムであって、物品選択端末がユーザから商品の購買指示を受け付けると通信を介して購買情報を会計装置に送信するシステムが記載されている。
また、特許文献2には、RFID(電波方式認識)携帯端末が商品に関連づけられたICタグを読み取り、顧客がレジカウンタに持参したRFID携帯端末からPOS(販売時点情報管理)装置が商品情報を取得して会計処理を行なう商品販売管理方法が記載されている。
上記システムを備えた店舗、及び上記商品販売管理方法を使用する店舗では、従業員は、商品選択時及び会計時に顧客から注文情報を受け取り、注文された商品をレジで顧客に手渡すので、店舗の売り場スペースに商品毎にサンプル品をひとつ陳列しておけばよい。従って、売り場スペースを狭くすることが可能になるとともに、万引きを防止することができる。
特開2001−229255号公報(平成13年8月24日公開) 特開2002−163722号公報(平成14年6月7日公開)
しかしながら、上記従来の構成では、顧客は、購入する商品を会計のためにレジに持ち運ぶ必要はないものの、会計時まで顧客が端末を持参している必要があるという問題を生じる。
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、顧客に注文のための端末を持たせることなく、電子棚札が受け付けた顧客の注文情報を、通信を介して取得して決済処理を行なうことが可能な購買システム、電子棚札、電子棚札を用いた注文処理方法を実現することにある。
本発明に係る電子棚札は、上記課題を解決するために、商品の価格情報を含む商品情報を表示するとともに顧客からの操作を検知する面状部材が配設された電子棚札であって、
顧客が面状部材に対して行った操作の検知結果に基づく上記顧客を識別するための顧客識別情報と、上記商品を識別するための商品識別情報と、を含む注文情報を生成する生成手段と、上記注文情報を注文管理装置に送信する通信手段とを備えていることを特徴としている。
上記の構成によれば、本発明に係る電子棚札は、顧客からの操作を検知すると、顧客が面状部材に対して行った操作の検知結果に基づく上記顧客を識別するための顧客識別情報と、商品を識別するための商品識別情報と、を含む注文情報を生成する。そして、電子棚札は、商品を注文する旨の指示を受け付けると、注文情報を注文管理装置に送信する。ここで、注文管理装置とは、電子棚札から送信された注文情報を受信して管理する装置である。
従って、本発明に係る電子棚札は、上記注文管理情報と組み合わせることにより、顧客に注文のための端末を持たせることなく注文させることができる。また、本発明に係る電子棚札は、さらに、顧客から受け付けた顧客識別情報を含む注文情報を出力することが可能な装置、例えば、顧客の手書きサインを取得し、その顧客に関する注文情報を所定の表示画面に表示することが可能な決済端末と組み合わせて用いることにより、顧客に注文のための端末を持たせることなく、電子棚札が受け付けた顧客の注文の決済処理を行なうことができるという効果を奏する。
なお、電子棚札は、検知した近傍の像から顧客識別情報として画像情報を生成してもよいし、文字情報を生成してもよい。
本発明に係る注文管理方法は、上記課題を解決するために、商品の価格情報を含む商品情報を表示するとともに顧客からの操作を検知する面状部材が配設された電子棚札を用いた注文処理方法であって、顧客が面状部材に対して行った操作の検知結果に基づく上記顧客を識別するための顧客識別情報と、上記商品を識別するための商品識別情報を含む注文情報と、を生成する生成工程と、上記注文情報を注文管理装置に送信する通信工程とを含んでいることを特徴としている。
上記の構成によれば、本発明に係る電子棚札と同様の作用効果を奏する。
上記電子棚札は、上記生成手段が、さらに、顧客が注文する数量を表わす注文数量情報を含んだ注文情報を生成することが望ましい。
上記の構成によれば、電子棚札は、顧客が注文する注文数量情報を含んだ注文情報を生成する。従って、顧客は、同じ商品を2つ以上注文する場合に、一度で注文することができるというさらなる効果を奏する。
上記電子棚札は、上記価格情報が表わす値に上記注文数量情報が表わす値を乗算して小計を算出する第1の算出手段をさらに備え、上記小計を上記面状部材に表示することが望ましい。
上記の構成によれば、電子棚札は、商品を上記注文数量情報が表わす数量分購入した場合の小計を上記面状部材に表示する。従って、顧客は、電子棚札の面状部材を見ることにより、電子棚札が指し示す商品を注文した場合の注文金額(小計)を把握することができるというさらなる効果を奏する。
上記電子棚札は、上記通信手段が、上記顧客識別情報が表わす顧客がこれまでに注文した商品の小計の合計値を上記注文管理装置から取得し、
上記価格情報が表わす値に上記注文数量情報が表わす値を乗算して小計を算出し、上記合計値に加算する第2の算出手段をさらに備え、上記加算により得られた値を上記面状部材に表示することが望ましい。
上記の構成によれば、電子棚札は、顧客が商品を注文数量情報が表わす数量分注文した場合に、当該注文分を含め、これまでに顧客が注文した注文の合計金額を面状部材に表示する。従って、顧客は、電子棚札の面状部材を見ることにより、電子棚札が指し示す商品を注文した場合における他の商品を含めた全商品の合計購入金額を把握することができるというさらなる効果を奏する。
上記電子棚札は、上記表示手段が、上記注文数量情報及び上記商品識別情報に基づいて、上記商品識別情報が表わす商品を上記注文数量情報が表わす数量分用意するのに必要な時間に関する情報を上記注文管理装置から取得するとともに、当該情報を上記面状部材に表示することが望ましい。
上記の構成によれば、電子棚札は、商品識別情報が表わす商品を上記注文数量情報が表わす数量分用意するのに必要な時間に関する情報を面状部材に表示する。従って、顧客は、電子棚札の面状部材を見ることにより、電子棚札が指し示す商品を注文数分用意するのに必要な時間を把握することができるというさらなる効果を奏する。
なお、上記電子棚札は、上記通信手段が上記注文情報を上記注文管理装置に送信し、上記注文管理装置から応答を受信した場合に、注文が完了した旨を顧客に提示することができる。
本発明に係る購買システムは、注文管理装置、及び当該注文管理装置と通信可能に接続され、画像を表示するとともに顧客からの操作を検知する面状部材が配設された1つ以上の電子棚札を備えた購買システムであって、上記電子棚札は、商品の価格情報を上記面状部材に表示し、上記面状部材が検知した上記顧客からの操作に基づいて顧客を識別するための顧客識別情報を生成し、上記商品を注文する旨の指示を受け付けると、上記商品を識別するための商品識別情報、及び上記顧客識別情報を含む注文情報を上記注文管理装置に送信し、上記注文管理装置は、上記注文情報を受信するとともに、所定の記憶部に記録する記録手段と、所定のタイミングで所定の顧客識別情報を含む注文情報を、注文照会装置に送信する送信手段を備えていることを特徴としている。
ここで、注文照会装置とは、顧客から受け付けた顧客識別情報に基づいて、注文管理装置から送信された当該顧客識別情報を含む注文情報を出力することが可能な装置のことをいう。
上記の構成によれば、購買システムは、注文照会装置を注文管理装置と通信可能に接続することにより、顧客に注文のための端末を持たせることなく、電子棚札が受け付けた顧客の注文の決済処理を行なうことができるという効果を奏する。
本発明に係る電子棚札は、以上のように、面状部材が商品の価格情報を含む商品情報を表示するともに顧客からの操作を検知する。また、電子棚札は、顧客が面状部材に対して行った操作の検知結果に基づく上記顧客を識別するための顧客識別情報と、上記商品を識別するための商品識別情報と、を含む注文情報を生成する。さらに、電子棚札は、商品を注文する旨の指示を受け付けると、上記注文情報を注文管理装置に送信する。なお、注文管理装置とは、電子棚札から送信された注文情報を所定の記憶部に記録する装置であって、所定の記憶部から所定の顧客識別情報を含む注文情報を抽出して所定の装置に送信することが可能な装置である。
従って、本発明に係る電子棚札は、顧客から受け付けた顧客識別情報に基づいて、注文管理装置から送信された当該顧客識別情報を含む注文情報を出力することが可能な装置を用いることにより、顧客に注文のための端末を持たせることなく、電子棚札が受け付けた顧客の注文情報を、通信を介して取得して決済処理を行なうことができるという効果を奏する。
(実施形態1)
本発明の一実施形態について図1から図12を参照して以下に説明する。
(購買システム10の構成)
図1は本発明の購買システム10の構成を示す図である。
購買システム10は、1つ以上のデータ表示/センサ装置100、店舗サーバ1000、決済処理を行なうPOSシステム1100、店舗サーバに格納されている注文情報を閲覧可能なバックヤード端末1200及び電子棚札(データ表示/センサ装置)100と店舗サーバ1000との間でやりとりされる送受信データを転送する棚札コントローラ(データ表示/センサ装置コントローラ)1500から構成されている。データ表示/センサ装置100は、店舗の売り場に陳列された各商品のそばに配置されている。
(購買システム10の概要)
購買システム10において、データ表示/センサ装置100は、手書きサイン及び注文数量を表わす画像情報を取得するとともに、当該画像から文字情報を抽出し、注文情報(サイン情報(サインを表わす文字情報)、注文数量、及び商品識別情報)を店舗サーバ1000に送信する。一方、POSシステム1100は、顧客により入力されたサインを表わす画像情報から文字情報を抽出し、当該文字情報を店舗サーバに送信する。店舗サーバ1000は、自身に記録されている全注文情報の中から、当該文字情報と一致するサイン情報を含むものを抽出して、POSシステム1100に送信する。POSシステム1100は、受信した注文情報を表示し、決済処理を行なう。そして、POSシステム1100は、店舗サーバ1000に対して、注文情報を削除する指示を行なう。
次に、データ表示/センサ装置100の構成について以下に説明する。
(データ表示/センサ装置100の構成)
本発明に係るデータ表示/センサ装置100の要部構成について、図9を参照しつつ以下に説明する。図9(a)は、データ表示/センサ装置100の要部構成を示すブロック図である。図9(a)に示すように、データ表示/センサ装置100は、表示/光センサ部300A及び300B、主制御部800、外部通信部907を備えている。各部材の詳細については、それぞれ以下に説明する。
(表示/光センサ部300A)
図11に示すように、表示/光センサ部300Aは、商品名、商品の価格等、商品を説明する上で必須の情報を表示する。
(表示/光センサ部300B)
図11(a)の左側に示すように、表示/光センサ部300Bは、商品の生産地、生産者等、商品に関する付随的な情報を表示する。また、図11(b)に示すように、表示/光センサ部300Bは、指やペン等の接近または接触を検出すると、注文数量を入力する欄、サインを入力する欄、及び注文ボタンを表示する。
(通信処理部801)
通信処理部801は、外部通信部907を介して注文情報を送信したり、商品情報を受信したりする。
(表示処理部802)
表示処理部802は、記憶部901に記録されている情報や外部から送信された情報を表示/光センサ部300Aや300Bに表示する。
(データ受付部803)
表示/光センサ部300Bに対する指やペンなどの接近または接触された座標のデータを取得する。また、バーコードが描写された画像を表わす全体画像データを取得する。
(画像文字変換部804)
画像文字変換部804は、データ受付部803が取得した座標のデータに基づいて画像を生成するとともに、当該座標のデータを文字情報に変換する。
(記憶部901)
記憶部901は、商品ID(商品識別情報)、及び価格情報等の商品情報を記憶する。
(外部通信部907)
外部通信部907は、データ表示/センサ装置コントローラ1500と通信を行なう。
次に、店舗サーバ1000の詳細について以下に説明する。
(店舗サーバ1000の構成)
本発明に係る店舗サーバ1000の要部構成について、図9を参照しつつ以下に説明する。図9(b)は、店舗サーバ1000の要部構成を示すブロック図である。図9(b)に示すように、店舗サーバ1000は、外部通信部1001、通信制御部1002、アプリケーション部1003、顧客データ格納部1004、注文データ格納部1005、商品情報データ格納部1006を備えている。各部材の詳細については、それぞれ以下に説明する。
(外部通信部1001)
外部通信部1001は、POSシステム1100、バックヤード端末1200、及びデータ表示/センサ装置コントローラ1500と通信を行なう。
(通信制御部1002)
通信制御部1002は、外部通信部1001を介して、注文情報を受信したり、商品情報を送信したりする。
(アプリケーション部1003)
アプリケーション部1003は、通信制御部1002が受信した注文情報を注文データ格納部1005に格納したり、受信したサイン情報を含む顧客データが顧客データ格納部1004に記録されているかを判定したりする。
(顧客データ格納部1004)
顧客データ格納部1004には、顧客データが記録されている。顧客データには、サイン情報、顧客の氏名等が含まれている。サイン情報は、手書きサインを表わす画像データであってもよいし、文字データであってもよい。
(注文データ格納部1005)
注文データ格納部1005には、注文データを記録されている。注文データには、商品識別情報、サイン情報、注文数量が含まれている。なお、注文データには商品識別情報が表わす商品の価格情報が含まれていても良い。サイン情報は、手書きサインを表わす画像データであってもよいし、文字データであってもよい。
(商品情報データ格納部1006)
商品情報データ格納部1006には、商品識別情報と価格情報を含む商品情報とが関連づけて記録されている。
次に、POSシステム1100の詳細について以下に説明する。
(POSシステム1100の構成)
本発明に係るPOS1100の要部構成について、図9を参照しつつ以下に説明する。図9(c)は、POSシステム1100の要部構成を示すブロック図である。本発明に係るPOSシステム1100は、外部通信部1101、通信制御部1102、顧客識別情報取得部1103、表示制御部1104、表示部1105、指示受付部1106、及び操作入力部1107から構成されている。
(外部通信部1101)
外部通信部1101は、店舗サーバ1000等の外部の装置と通信を行なう。
(通信制御部1102)
通信制御部1102は、外部通信部1101を介して、顧客識別情報取得部1103が取得した顧客識別情報が表わす顧客に関する注文情報を受信する。
(顧客識別情報取得部1103)
顧客識別情報取得部1103は、顧客の手書きサインを表わすサイン情報等の顧客識別情報を取得する。
(表示制御部1104)
表示制御部1104は、店舗サーバ1000から受信した顧客の注文情報を表示部1105に表示する。
(表示部1105)
表示部1105は、顧客の注文情報を表示する。
(指示受付部1106)
指示受付部1106は、操作入力部1107を介して操作指示を受け付ける。
(操作入力部1107)
操作入力部1107は、「数字」キーや「決済」キー等の各種キーを備えている。
次に、データ表示/センサ装置100の表示/光センサ部300A及び300Bの詳細について以下に説明する。
(センサ内蔵液晶パネルの概要)
上記データ表示/センサ装置100が備えるセンサ内蔵液晶パネル301は、データの表示に加え、対象物の画像検出が可能な液晶パネルである。ここで、対象物の画像検出とは、例えば、ユーザが指やペンなどでポインティング(タッチ)した位置の検出や、印刷物等の画像の読み取り(スキャン)である。なお、表示に用いるデバイスは、液晶パネルに限定されるものではなく、有機EL(Electro Luminescence)パネルなどであってもよい。
図2を参照しながら、センサ内蔵液晶パネル301の構造について説明する。図2は、センサ内蔵液晶パネル301の断面を模式的に示す図である。なお、ここで説明するセンサ内蔵液晶パネル301は一例であり、表示面と読取面とが共用されているものであれば、任意の構造のものが利用できる。
図示のとおり、センサ内蔵液晶パネル301は、背面側に配置されるアクティブマトリクス基板51Aと、表面側に配置される対向基板51Bとを備え、これら基板の間に液晶層52を挟持した構造を有している。アクティブマトリクス基板51Aには、画素電極56、データ信号線57、光センサ回路32(図示せず)、配向膜58、偏光板59などが設けられる。対向基板51Bには、カラーフィルタ53r(赤)、53g(緑)、53b(青)、遮光膜54、対向電極55、配向膜58、偏光板59などが設けられる。また、センサ内蔵液晶パネル301の背面には、バックライト307が設けられている。
なお、光センサ回路32に含まれるフォトダイオード6は、青のカラーフィルタ53bを設けた画素電極56の近傍に設けられているが、この構成に限定されるものではない。赤のカラーフィルタ53rを設けた画素電極56の近傍に設けてもよいし、緑のカラーフィルタ53gを設けた画素電極56の近傍に設けてもよい。
次に、図3(a)および図3(b)を参照しながら、ユーザが、指やペンで、センサ内蔵液晶パネル301上をタッチした位置を検出する2種類の方法について説明する。
図3(a)は、反射像を検知することにより、ユーザがタッチした位置を検出する様子を示す模式図である。バックライト307から光63が出射されると、フォトダイオード6を含む光センサ回路32は、指などの対象物64により反射された光63を検知する。これにより、対象物64の反射像を検知することができる。このように、センサ内蔵液晶パネル301は、反射像を検知することにより、タッチした位置を検出することができる。
また、図3(b)は、影像を検知することにより、ユーザがタッチした位置を検出する様子を示す模式図である。図3(b)に示すように、フォトダイオード6を含む光センサ回路32は、対向基板51Bなどを透過した外光61を検知する。しかしながら、ペンなどの対象物62がある場合は、外光61の入射が妨げられるので、光センサ回路32が検知する光量が減る。これにより、対象物62の影像を検知することができる。このように、センサ内蔵液晶パネル301は、影像を検知することにより、タッチした位置を検出することもできる。
上述のように、フォトダイオード6は、バックライト307より出射された光の反射光(影像)を検知してもよいし、外光による影像を検知してもよい。また、上記2種類の検知方法を併用して、影像と反射像とを両方を同時に検知するようにしてもよい。
(データ表示/センサ装置の要部構成)
次に、図4を参照しながら、上記データ表示/センサ装置100の要部構成について説明する。図4は、データ表示/センサ装置100の要部構成を示すブロック図である。図示のように、データ表示/センサ装置100は、1または複数の表示/光センサ部300、回路制御部600、データ処理部700、主制御部800、記憶部901、一次記憶部902、操作部903、外部通信部907、音声出力部908、および音声入力部909を備えている。ここでは、データ表示/センサ装置100は、表示/光センサ部300を2つ(第1表示/光センサ部300Aおよび第2表示/光センサ部300B)備えているものとして説明する。なお、第1表示/光センサ部300Aおよび第2表示/光センサ部300Bを区別しないときは、表示/光センサ部300と表記する。
表示/光センサ部300は、いわゆる光センサ内蔵液晶表示装置である。表示/光センサ部300は、センサ内蔵液晶パネル301、バックライト307、それらを駆動するための周辺回路309を含んで構成される。
センサ内蔵液晶パネル301は、マトリクス状に配置された複数の画素回路31および光センサ回路32を含んで構成される。センサ内蔵液晶パネル301の詳細な構成については後述する。
周辺回路309は、液晶パネル駆動回路304、光センサ駆動回路305、信号変換回路306、バックライト駆動回路308を含む。
液晶パネル駆動回路304は、回路制御部600の表示制御部601からのタイミング制御信号(TC1)およびデータ信号(D)に従って、制御信号(G)およびデータ信号(S)を出力し、画素回路31を駆動する回路である。画素回路31の駆動方法の詳細については後述する。
光センサ駆動回路305は、回路制御部600のセンサ制御部602からのタイミング制御信号(TC2)に従って、信号線(R)に電圧を印加し、光センサ回路32を駆動する回路である。光センサ回路32の駆動方法の詳細については後述する。
信号変換回路306は、光センサ回路32から出力されるセンサ出力信号(SS)をデジタル信号(DS)に変換し、該変換後の信号をセンサ制御部602に送信する回路である。
バックライト307は、複数の白色LED(Light Emitting Diode)を含んでおり、センサ内蔵液晶パネル301の背面に配置される。そして、バックライト駆動回路308から電源電圧が印加されると、バックライト307は点灯し、センサ内蔵液晶パネル301に光を照射する。なお、バックライト307は、白色LEDに限らず、他の色のLEDを含んでいてもよい。また、バックライト307は、LEDに代えて、例えば、冷陰極管(CCFL:Cold Cathode Fluorescent Lamp)を含むものであってもよい。
バックライト駆動回路308は、回路制御部600のバックライト制御部603からの制御信号(BK)がハイレベルであるときは、バックライト307に電源電圧を印加し、逆に、バックライト制御部603からの制御信号がローレベルであるときは、バックライト307に電源電圧を印加しない。
次に、回路制御部600について説明する。回路制御部600は、表示/光センサ部300の周辺回路309を制御するデバイスドライバとしての機能を備えるものである。回路制御部600は、表示制御部601、センサ制御部602、バックライト制御部603、および表示データ記憶部604を備えている。
表示制御部601は、データ処理部700の表示データ処理部701から表示データを受信するとともに、表示データ処理部701からの指示に従って、表示/光センサ部300の液晶パネル駆動回路304に、タイミング制御信号(TC1)およびデータ信号(D)を送信し、上記受信した表示データをセンサ内蔵液晶パネル301に表示させる。
なお、表示制御部601は、表示データ処理部701から受信した表示データを、表示データ記憶部604に一次記憶させる。そして、当該一次記憶させた表示データに基づいて、データ信号(D)を生成する。表示データ記憶部604は、例えば、VRAM(video random access memory)などである。
センサ制御部602は、データ処理部700のセンサデータ処理部703からの指示に従って、表示/光センサ部300の光センサ駆動回路305に、タイミング制御信号(TC2)を送信し、センサ内蔵液晶パネル301にてスキャンを実行させる。
また、センサ制御部602は、信号変換回路306からデジタル信号(DS)を受信する。そして、センサ内蔵液晶パネル301に含まれる全ての光センサ回路32から出力されたセンサ出力信号(SS)に対応するデジタル信号(DS)に基づいて、画像データを生成する。つまり、センサ内蔵液晶パネル301の読み取り領域全体で読み取った画像データを生成する。そして、該生成した画像データをセンサデータ処理部703に送信する。
バックライト制御部603は、表示データ処理部701およびセンサデータ処理部703からの指示に従って、表示/光センサ部300のバックライト駆動回路308に制御信号(BK)を送信し、バックライト307を駆動させる。
なお、データ表示/センサ装置100が、複数の表示/光センサ部300を備える場合、表示制御部601は、データ処理部700から、どの表示/光センサ部300にて表示データを表示するかの指示を受けたとき、当該指示に応じた表示/光センサ部300の液晶パネル駆動回路304を制御する。また、センサ制御部602は、データ処理部700から、どの表示/光センサ部300にて対象物のスキャンを行なうかの指示を受けたとき、当該指示に応じた表示/光センサ部300の光センサ駆動回路305を制御するとともに、当該指示に応じた表示/光センサ部300の信号変換回路306からデジタル信号(DS)を受信する。
次に、データ処理部700について説明する。データ処理部700は、主制御部800から受信する「コマンド」に基づいて、回路制御部600に指示を与えるミドルウェアとしての機能を備えるものである。なお、コマンドの詳細については後述する。
データ処理部700は、表示データ処理部701およびセンサデータ処理部703を備えている。そして、データ処理部700が、主制御部800からコマンドを受信すると、該受信したコマンドに含まれる各フィールド(後述する)の値に応じて、表示データ処理部701およびセンサデータ処理部703の少なくとも一方が動作する。
表示データ処理部701は、主制御部800から表示データを受信するとともに、データ処理部700が受信したコマンドに従って、表示制御部601およびバックライト制御部603に指示を与え、上記受信した表示データをセンサ内蔵液晶パネル301に表示させる。なお、コマンドに応じた、表示データ処理部701の動作については、後述する。
センサデータ処理部703は、データ処理部700が受信したコマンドに従って、センサ制御部602およびバックライト制御部603に指示を与える。
また、センサデータ処理部703は、センサ制御部602から画像データを受信し、当該画像データをそのまま画像データバッファ704に格納する。そして、センサデータ処理部703は、データ処理部700が受信したコマンドに従って、画像データバッファ704に記憶されている画像データに基づいて、「全体画像データ」、「部分画像データ(部分画像の座標データを含む)」、および「座標データ」の少なくともいずれか1つを、主制御部800に送信する。なお、全体画像データ、部分画像データ、および座標データについては、後述する。また、コマンドに応じた、センサデータ処理部703の動作については、後述する。
次に、主制御部800は、アプリケーションプログラムを実行するものである。主制御部800は、記憶部901に格納されているプログラムを、例えばRAM(Random Access Memory)等で構成される一次記憶部902に読み出して実行する。
主制御部800で実行されるアプリケーションプログラムは、センサ内蔵液晶パネル301に表示データを表示させたり、センサ内蔵液晶パネル301にて対象物のスキャンを行わせるために、データ処理部700に対して、コマンドおよび表示データを送信する。また、コマンドに「データ種別」を指定した場合は、当該コマンドの応答として、全体画像データ、部分画像データ、および座標データの少なくともいずれか1つを、データ処理部700から受信する。
なお、回路制御部600、データ処理部700、および主制御部800は、それぞれ、CPU(Central Processing Unit)およびメモリ等で構成することができる。また、データ処理部700は、ASIC(application specific integrate circuit)などの回路で構成されていてもよい。
次に、記憶部901は、図示のように、主制御部800が実行するプログラムおよびデータを格納するものである。なお、主制御部800が実行するプログラムは、アプリケーション固有のプログラムと、各アプリケーションが共用可能な汎用プログラムとに分離されていてもよい。
次に、操作部903は、データ表示/センサ装置100のユーザの入力操作を受けつけるものである。操作部903は、例えば、スイッチ、リモコン、マウス、キーボードなどの入力デバイスで構成される。そして、操作部903は、データ表示/センサ装置100のユーザの入力操作に応じた制御信号を生成し、該生成した制御信号を主制御部800へ送信する。
なお、上記スイッチの例としては、筐体のヒンジ部分に設けられ、筐体の開閉状態を検出するヒンジ部スイッチ904、電源のオンとオフとを切り替える電源スイッチ905、予め所定の機能が割り当てられているユーザスイッチ906などのハードウェアスイッチを想定している。
その他、データ表示/センサ装置100は、無線/有線通信によって外部装置と通信を行なうための外部通信部907、音声を出力するためのスピーカ等の音声出力部908、音声信号を入力するためのマイク等の音声入力部909などを適宜備えていてもよい。
(コマンドの詳細)
次に、図5および図6を参照しながら、主制御部800からデータ処理部700に送信されるコマンドの詳細について説明する。図5は、コマンドのフレーム構造の一例を模式的に示す図である。また、図6は、コマンドに含まれる各フィールドに指定可能な値の一例、および、その概要を説明する図である。
図5に示すように、コマンドは、「ヘッダ」、「データ取得タイミング」、「データ種別」、「スキャン方式」、「スキャン画像階調」、「スキャン解像度」、「スキャンパネル」、「表示パネル」、および「予備」の各フィールドを含んでいる。そして、各フィールドには、例えば、図6に示す値が指定可能である。
「ヘッダ」フィールドは、フレームの開始を示すフィールドである。「ヘッダ」フィールドであることが識別可能であれば、「ヘッダ」フィールドの値は、どのような値であってもよい。
次に、「データ取得タイミング」フィールドは、データを主制御部800へ送信すべきタイミングを指定するフィールドである。「データ取得タイミング」フィールドには、例えば、“00”(センス)、“01”(イベント)、および“10”(オール)という値が指定可能である。
ここで、“センス”は、最新のデータを直ちに送信することを指定するものである。よって、センサデータ処理部703は、「データ取得タイミング」フィールドの値が“センス”であるコマンドを受信すると、「データ種別」フィールドにて指定されている最新のデータを、直ちに、主制御部800に送信する。
また、“イベント”は、センサ制御部602から受信する画像データに変化が生じたタイミングで送信することを指定するものである。よって、センサデータ処理部703は、「データ取得タイミング」フィールドの値が“イベント”であるコマンドを受信すると、「データ種別」フィールドにて指定されているデータを、センサ制御部602から受信する画像データに、所定の閾値より大きい変化が生じたタイミングで、主制御部800に送信する。
また、“オール”は、所定周期でデータを送信することを指定するものである。よって、センサデータ処理部703は、「データ取得タイミング」フィールドの値が“オール”であるコマンドを受信すると、「データ種別」フィールドにて指定されているデータを、所定周期で、主制御部800に送信する。なお、上記所定周期は、光センサ回路32にてスキャンを行なう周期と一致する。
次に、「データ種別」フィールドは、センサデータ処理部703から取得するデータの種別を指定するフィールドである。なお、「データ種別」フィールドには、例えば、“001”(座標)、“010”(部分画像)、および“100”(全体画像)という値が指定可能である。さらに、これらの値を加算することによって、“座標”と、“部分画像”/“全体画像”とを、同時に指定可能である。例えば、“座標”と“部分画像”とを同時に指定する場合、“011”と指定することができる。
センサデータ処理部703は、「データ種別」フィールドの値が“全体画像”であるコマンドを受信すると、画像データバッファ704に記憶している画像データそのものを主制御部800に送信する。画像データバッファ704に記憶している画像データそのものを、「全体画像データ」と称する。
また、センサデータ処理部703は、「データ種別」フィールドの値が“部分画像”であるコマンドを受信すると、センサ制御部602から受信する画像データから、所定の閾値より大きい変化が生じた部分を含む領域を抽出し、該抽出した領域の画像データを主制御部800に送信する。ここで、当該画像データを、「部分画像データ」と称する。なお、上記部分画像データが複数抽出された場合、センサデータ処理部703は、該抽出されたそれぞれの部分画像データを主制御部800に送信する。
さらに、センサデータ処理部703は、「データ種別」フィールドの値が“部分画像”であるコマンドを受信したとき、部分画像データにおける代表座標を検出し、当該代表座標の部分画像データにおける位置を示す座標データを主制御部800に送信する。なお、上記代表座標とは、例えば、上記部分画像データの中心の座標、上記部分画像データの重心の座標などが挙げられる。
次に、センサデータ処理部703は、「データ種別」フィールドの値が“座標”であるコマンドを受信すると、上記代表座標の全体画像データにおける位置を示す座標データを主制御部800に送信する。なお、上記部分画像データが複数抽出された場合、センサデータ処理部703は、該抽出された、それぞれの部分画像データの、全体画像データにおける代表座標を検出し、当該代表座標を示す座標データのそれぞれを主制御部800に送信する(多点検出)。
なお、全体画像データ、部分画像データ、および座標データの具体例については、模式図を参照しながら後述する。
次に、「スキャン方式」フィールドは、スキャン実行時に、バックライト307を点灯するか否かを指定するフィールドである。「スキャン方式」フィールドには、例えば、“00”(反射)、“01”(透過)、および“10”(反射/透過)という値が指定可能である。
“反射”は、バックライト307を点灯した状態でスキャンを行なうことを指定するものである。よって、センサデータ処理部703は、「スキャン方式」フィールドの値が“反射”であるコマンドを受信すると、光センサ駆動回路305とバックライト駆動回路308とが同期して動作するように、センサ制御部602とバックライト制御部603とに指示を与える。
また、“透過”は、バックライト307を消灯した状態でスキャンを行なうことを指定するものである。よって、センサデータ処理部703は、「スキャン方式」フィールドの値が“透過”であるコマンドを受信すると、光センサ駆動回路305を動作させ、バックライト駆動回路308と動作させないようにセンサ制御部602とバックライト制御部603とに指示を与える。なお、“反射/透過”は、“反射”と“透過”とを併用してスキャンを行なうことを指定するものである。
次に、「スキャン画像階調」フィールドは、部分画像データおよび全体画像データの階調を指定するフィールドである。「スキャン画像階調」フィールドには、例えば、“00”(2値)、および“01”(多値)という値が指定可能である。
ここで、センサデータ処理部703は、「スキャン画像階調」フィールドの値が“2値”であるコマンドを受信すると、部分画像データおよび全体画像データをモノクロデータとして、主制御部800に送信する。
また、センサデータ処理部703は、「スキャン画像階調」フィールドの値が“多値”であるコマンドを受信すると、部分画像データおよび全体画像データを多階調データとして、主制御部800に送信する。
次に、「スキャン解像度」フィールドは、部分画像データおよび全体画像データの解像度を指定するフィールドである。「スキャン解像度」フィールドには、例えば、“0”(高)および“1”(低)という値が指定可能である。
ここで、“高”は、高解像度を指定するものである。よって、センサデータ処理部703は、「スキャン解像度」フィールドの値が“高”であるコマンドを受信すると、部分画像データおよび全体画像データを高解像度で主制御部800に送信する。例えば、画像認識などの画像処理を行なう対象の画像データ(指紋などの画像データ)には、“高”を指定することが望ましい。
また、“低”は、低解像度を指定するものである。よって、センサデータ処理部703は、「スキャン解像度」フィールドの値が“低”であるコマンドを受信すると、部分画像データおよび全体画像データを低解像度で主制御部800に送信する。例えば、タッチした位置等が分かる程度でよい画像データ(タッチした指や手の画像データなど)には、“低”を指定することが望ましい。
次に、「スキャンパネル」フィールドは、どの表示/光センサ部300にて対象物のスキャンを行なうかを指定するフィールドである。「スキャンパネル」フィールドには、例えば、“001”(第1表示/光センサ部300A)、“010”(第2表示/光センサ部300B)という値が指定可能である。なお、これらの値を加算することによって、複数の表示/光センサ部300を同時に指定可能である。例えば、“第1表示/光センサ部300A”と“第2表示/光センサ部300B”とを同時に指定する場合、“011”と指定することができる。
ここで、センサデータ処理部703は、「スキャンパネル」フィールドの値が“第1表示/光センサ部300A”であるコマンドを受信すると、第1表示/光センサ部300Aの光センサ駆動回路305およびバックライト駆動回路308を制御するように、センサ制御部602およびバックライト制御部603に指示を与える。
次に、「表示パネル」フィールドは、どの表示/光センサ部300にて表示データを表示させるかを指定するフィールドである。「表示パネル」フィールドには、例えば、“001”(第1表示/光センサ部300A)、“010”(第2表示/光センサ部300B)という値が指定可能である。なお、これらの値を加算することによって、複数の表示/光センサ部300を同時に指定可能である。例えば、“第1表示/光センサ部300A”と“第2表示/光センサ部300B”とを同時に指定する場合、“011”と指定することができる。
ここで、表示データ処理部701は、例えば、「表示パネル」フィールドの値が“第1表示/光センサ部300A”であるコマンドを受信すると、第1表示/光センサ部300Aに表示データを表示させるために、第1表示/光センサ部300Aの液晶パネル駆動回路304およびバックライト駆動回路308を制御するように、表示制御部601およびバックライト制御部603に指示を与える。
次に、「予備」フィールドは、上述したフィールドにて指定可能な情報以外の情報をさらに指定する必要がある場合に、適宜指定されるフィールドである。
なお、主制御部800にて実行されるアプリケーションは、コマンドを送信するにあたり、上述したフィールドを全て使用する必要はなく、使用しないフィールドには無効値(NULL値など)を設定しておけばよい。
また、ユーザが指やペンなどでタッチした位置の座標データを取得したいときは、「データ種別」フィールドに“座標”を指定したコマンドをデータ処理部700に送信することとなるが、指やペンなどは動きがあるため、さらに、当該コマンドの「データ取得タイミング」フィールドに“オール”を指定し、座標データを取得するようにすることが望ましい。また、タッチした位置の座標データが取得できればよいため、スキャンの精度は高くなくてもよい。したがって、上記コマンドの「スキャン解像度」フィールドの値は“低”を指定しておけばよい。
また、コマンドの「データ種別」フィールドに“座標”を指定した場合において、例えば、ユーザが、複数の指やペンなどでセンサ内蔵液晶パネル301を同時にタッチした場合は、該タッチした位置の座標データのそれぞれを取得することができる(多点検出)。
また、原稿などの対象物の画像データを取得する場合、「データ種別」フィールドに“全体画像”を指定したコマンドをデータ処理部700に送信することとなるが、原稿などの対象物は、通常、静止させた状態でスキャンを実行することが一般的であるため、周期的にスキャンを実行する必要はない。従って、この場合は、「データ取得タイミング」フィールドに“センス”または“イベント”を指定することが望ましい。なお、原稿などの対象物をスキャンするときは、ユーザが文字を読みやすいように、スキャン精度は高い方が望ましい。したがって、「スキャン解像度」フィールドには“高”を指定することが望ましい。
(全体画像データ/部分画像データ/座標データ)
次に、図7を参照しながら、全体画像データ、部分画像データ、および座標データについて、例を挙げて説明する。図7(a)に示す画像データは、対象物がセンサ内蔵液晶パネル301上に置かれていないときに、センサ内蔵液晶パネル301全体をスキャンした結果として得られる画像データである。また、図7(b)に示す画像データは、ユーザが指でセンサ内蔵液晶パネル301をタッチしているときに、センサ内蔵液晶パネル301全体をスキャンした結果として得られる画像データである。
ユーザが指でセンサ内蔵液晶パネル301をタッチしたとき、当該タッチした近傍の光センサ回路32が受光する光量が変化するため、当該光センサ回路32が出力する電圧に変化が生じ、その結果として、センサ制御部602が生成する画像データのうち、ユーザがタッチした部分の画素値の明度に変化が生じることとなる。
図7(b)に示す画像データでは、図7(a)に示す画像データと比べると、ユーザの指に該当する部分の画素値の明度が高くなっている。そして、図7(b)に示す画像データにおいて、明度が所定の閾値より大きく変化している画素値を全て含む最小の矩形領域(領域PP)が、“部分画像データ”である。
なお、領域APで示される画像データが、“全体画像データ”である。
また、部分画像データ(領域PP)の代表座標Zの、全体画像データ(領域AP)における座標データは(Xa,Ya)であり、部分画像データ(領域PP)における座標データは(Xp,Yp)である。
(センサ内蔵液晶パネルの構成)
次に、図8を参照しながら、センサ内蔵液晶パネル301の構成、および、センサ内蔵液晶パネル301の周辺回路309の構成について説明する。図8は、表示/光センサ部300の要部、特に、センサ内蔵液晶パネル301の構成および周辺回路309の構成を示すブロック図である。
センサ内蔵液晶パネル301は、光透過率(輝度)を設定するための画素回路31、および、自身が受光した光の強度に応じた電圧を出力する光センサ回路32を備えている。なお、画素回路31は、赤色、緑色、青色のカラーフィルタのそれぞれに対応するR画素回路31r、G画素回路31g、B画素回路31bの総称として用いる。
画素回路31は、センサ内蔵液晶パネル301上の列方向(縦方向)にm個、行方向(横方向)に3n個配置される。そして、R画素回路31r、G画素回路31g、およびB画素回路31bの組が、行方向(横方向)に連続して配置される。この組が1つの画素を形成する。
画素回路31の光透過率を設定するには、まず、画素回路31に含まれるTFT(Thin Film Transistor)33のゲート端子に接続される走査信号線Giにハイレベル電圧(TFT33をオン状態にする電圧)を印加する。その後、R画素回路31rのTFT33のソース端子に接続されているデータ信号線SRjに、所定の電圧を印加する。同様に、G画素回路31gおよびB画素回路31bについても、光透過率を設定する。そして、これらの光透過率を設定することにより、センサ内蔵液晶パネル301上に画像が表示される。
次に、光センサ回路32は、一画素毎に配置される。なお、R画素回路31r、G画素回路31g、およびB画素回路31bのそれぞれの近傍に1つずつ配置されてもよい。
光センサ回路32にて光の強度に応じた電圧を出力させるためには、まず、コンデンサ35の一方の電極に接続されているセンサ読み出し線RWiと、フォトダイオード36のアノード端子に接続されているセンサリセット線RSiとに所定の電圧を印加する。この状態において、フォトダイオード36に光が入射されると、入射した光量に応じた電流がフォトダイオード36に流れる。そして、当該電流に応じて、コンデンサ35の他方の電極とフォトダイオード36のカソード端子との接続点(以下、接続ノードV)の電圧が低下する。そして、センサプリアンプ37のドレイン端子に接続される電圧印加線SDjに電源電圧VDDを印加すると、接続ノードVの電圧は増幅され、センサプリアンプ37のソース端子からセンシングデータ出力線SPjに出力される。そして、当該出力された電圧に基づいて、光センサ回路32が受光した光量を算出することができる。
次に、センサ内蔵液晶パネル301の周辺回路である、液晶パネル駆動回路304、光センサ駆動回路305、およびセンサ出力アンプ44について説明する。
液晶パネル駆動回路304は、画素回路31を駆動するための回路であり、走査信号線駆動回路3041およびデータ信号線駆動回路3042を含んでいる。
走査信号線駆動回路3041は、表示制御部601から受信したタイミング制御信号TC1に基づいて、1ライン時間毎に、走査信号線G1〜Gmの中から1本の走査信号線を順次選択し、該選択した走査信号線にハイレベル電圧を印加するとともに、その他の走査信号線にローレベル電圧を印加する。
データ信号線駆動回路3042は、表示制御部601から受信した表示データD(DR、DG、およびDB)に基づいて、1ライン時間毎に、1行分の表示データに対応する所定の電圧を、データ信号線SR1〜SRn、SG1〜SGn、SB1〜SBnに印加する(線順次方式)。なお、データ信号線駆動回路3042は、点順次方式で駆動するものであってもよい。
光センサ駆動回路305は、光センサ回路32を駆動するための回路である。光センサ駆動回路305は、センサ制御部602から受信したタイミング制御信号TC2に基づいて、センサ読み出し信号線RW1〜RWmの中から、1ライン時間毎に1本ずつ選択したセンサ読み出し信号線に所定の読み出し用電圧を印加するとともに、その他のセンサ読み出し信号線には、所定の読み出し用電圧以外の電圧を印加する。また、同様に、タイミング制御信号TC2に基づいて、センサリセット信号線RS1〜RSmの中から、1ライン時間毎に1本ずつ選択したセンサリセット信号線に所定のリセット用電圧を印加するとともに、その他のセンサリセット信号線には、所定のリセット用電圧以外の電圧を印加する。
センシングデータ出力信号線SP1〜SPnはp個(pは1以上n以下の整数)のグループにまとめられ、各グループに属するセンシングデータ出力信号線は、時分割で順次オン状態になるスイッチ47を介して、センサ出力アンプ44に接続される。センサ出力アンプ44は、スイッチ47により接続されたセンシングデータ出力信号線のグループからの電圧を増幅し、センサ出力信号SS(SS1〜SSp)として、信号変換回路306へ出力する。
(購買システム10の注文受付に関する動作)
次に、顧客から注文指示を受け付けて、注文情報を記録する購買システム10の動作について図10〜図12を参照して以下に説明する。
図10は、購買システム10の上記動作を示すフローチャート図である。
顧客が表示/光センサ部300Bのセンサ内蔵液晶パネル301を指やペン等を接近、または接触させると、センサ内蔵液晶パネル301が接近または接触を検出した位置の座標データをデータ受付部803が取得する(S1)。次に、図11の右側のデータ表示センサ装置100に示すように、表示処理部802が、表示/光センサ部300Bのセンサ内蔵液晶パネル301に注文ボタン、注文個数入力欄、及びサイン入力欄を表示する(S2)。
次に、データ受付部803は、新たに座標データを取得するまで待機し、座標データを取得すると、当該座標データが注文個数入力欄またはサイン入力欄が表示されている領域の座標データであるか否かを判定する(S3)。ステップS3にて取得した座標データは、記憶部901に蓄積される。いずれかの領域内の座標データである場合(S3においてYES)、表示処理部802は、座標データが表わすセンサ内蔵液晶パネル301の画素を所定の色で表示し(S4)、S5の処理に進む。S3においてNOの場合、S5の処理に進む。
S5において、当該座標データが、注文ボタンが表示されている領域の座標データであるか否かを判定する。S5においてNOの場合、S3の処理に戻る。S5においてYESの場合、S6の処理に進む。なお、S3〜S5の処理は、顧客が書いたサインや注文数量をセンサ内蔵液晶パネル301に表示するための処理である。
次に、画像文字変換部804は、S4において表示処理部802が所定の色を表示した座標データ(記憶部901に蓄積されている座標データに相当)が示す座標を黒、その他の座標を白とする画像を生成する(S6)。すなわち、画像文字変換部804は、注文個数入力欄内部及びサイン入力欄内部にユーザがペン等を用いて記入した文字を含む画像を生成する。なお、上記座標データが示す座標のみを黒にするのでなく、当該座標の周辺座標を黒にしてもよい。生成する画像の色は、黒と白に限らず、色が異なっていればよい。
その後、画像文字変換部804が、上記座標データを文字情報に変換する処理を行なう(S7)。具体的には、座標データ中のサイン入力欄内部に対応する部分からサインを表わす文字情報を生成し、座標データ中の注文個数入力欄内部に対応する部分から注文数量を表わす文字情報を生成する処理を行なう。そして、変換の結果を判定し(S8)、変換に失敗したと判定した場合(S8においてNO)、S14の処理に進む。S14において、表示処理部802は、センサ内蔵液晶パネル301にサイン及び注文個数の再入力を促すメッセージを表示するとともに、上記所定領域の表示をクリアし、S3の処理に戻る。
一方、変換に成功した場合(S8においてYES)、S9の処理に進む。そして、通信処理部801が、注文データ(サイン情報、注文数量、及び商品識別情報)を店舗サーバ1000に送信する(S9)。
ここで、S9のサイン情報は、サインを表わす文字情報のことであるが、S7の画像からサイン入力欄内部に対応する部分を切り取って得られる画像を表わす画像情報であってもよい。また、サイン情報は、ステップS3にて取得した座標データであってもよい。また、画像情報または座標データをサイン情報として使用する場合には、S7、S8、及びS14の処理を行なわなくてもよい。また、S9において送信される注文データには記憶部901に記憶されている価格情報が含まれていても良い。
次に店舗サーバ1000のアプリケーション部1003が、サイン情報を含む顧客データを顧客データ格納部1004から検索する(S10)。そして、検索の結果により、当該顧客データが登録されているか否かを判定し(S11)、登録されていないと判定した場合(S11においてNO)、通信制御部1002が、顧客データの照合に失敗した旨を示す情報をデータ表示/センサ装置100に送信する(S12)。
なお、S9のサイン情報が画像情報または座標データである場合には、S10のアプリケーション部1003は、画像情報または座標データを文字情報に変換した後に、当該文字情報を含む顧客データを顧客データ格納部1004から検索してもよい。また、S9のサイン情報が画像情報である場合、S10において、アプリケーション部1003は、S9の画像情報との差分情報が所定の閾値以下であるような画像情報を含む顧客データを検索してもよい。また、S9のサイン情報が座標データである場合、S10において、アプリケーション部1003は、S3の座標データとの差分情報が所定の閾値以下であるような座標データを含む顧客データを検索してもよい。
データ表示/センサ装置100が当該情報を受信すると、表示処理部802が、サインを確認できない旨のメッセージを表示するとともに、サイン入力欄内部の所定領域の表示をクリアする(S13)。
一方、S11においてYESである場合、アプリケーション部1003が、注文データを注文データ格納部1005に格納し(S101)、通信制御部1002が顧客データの照合に成功した旨を示す情報をデータ表示/センサ装置100に送信する(S102)。
そして、データ表示/センサ装置100が当該情報を受信すると、図11(a)の左側のデータ表示/センサ装置100のように、表示処理部802が、表示/光センサ部300A及び300Bのセンサ内蔵液晶パネル301に商品情報を表示して(S103)、処理を終了する。
(購買システム10の変形例)
本実施形態の変形例に係る購買システム10において、データ表示/センサ装置100は、顧客を識別するための情報として顧客のサイン情報を使用するかわりに、顧客識別カードを使用してもよい。この顧客識別カードは、ユーザが店舗に来店する度に一時的に使用するテンポラリカードであり、顧客識別カードには、カード毎に一意の顧客識別番号を表わすバーコードが貼られている。
変形例に係る購買システム10の動作を参照して以下に説明する。
最初に、データ受付部803が、接触した顧客識別カードを読み込み、バーコードから顧客識別番号を抽出する(S21)。次に、図14の左側のデータ表示/センサ装置100に示すように、表示処理部802が、表示/光センサ部300Bに注文ボタン、注文個数入力欄を表示する(S22)。
その後、S23〜S29における処理は、サイン情報の取得処理を行なわない点を除き、本実施形態に係る購買システム10の処理(S3〜S8、S14)と同様の動作を行なう。ここで、S25においてNOの場合に、S23の処理の戻る前に、次の処理を行っても良い。すなわち、S26〜S28の処理と同様の処理を行い、文字情報の変換に成功した場合(注文個数を表わす文字データを取得できた場合)に、商品金額に商品個数を乗じて小計を算出し、図11(b)の右側のデータ表示/センサ装置100のように、表示処理部802が、表示/光センサ部300Bに小計を表示してもよい。
また、変形例に係る購買システム10においては、顧客識別番号は、本実施形態に係る購買システム10のサイン情報と異なり、顧客データと関連づけられている情報でないため、顧客データとの照合処理(S10〜S13に対応する処理)を行なわない。すなわち、S27において文字情報の変換処理に成功した場合には、S30において、表示処理部802が、表示/光センサ部300A及び300Bのセンサ内蔵液晶パネル301に商品情報を表示する。そして、通信処理部801は、注文データを店舗サーバ1000に送信する(S31)。データ表示/センサ装置100が注文情報を受信すると、アプリケーション部1003が注文データを注文データ格納部1005に格納して、処理を終了する。
(購買システム10の利点)
本発明の購買システム10は、ユーザが、商品のそばに配置されているデータ表示/センサ装置100に指やペンなどを接触させて注文を指示することができ、決済を終了するまで購入する商品を運ぶ必要がないという効果を奏する。
(実施形態2)
本発明の別の一実施形態に係る購買システム10について、図15〜図17を用いて説明する。
(購買システム10の構成)
本実施形態に係る購買システム10の構成は、実施形態1に係る購買システム10の構成とデータ表示/センサ装置100が価格算出部805を備えている点を除き、同一である。なお、価格算出部805は、顧客が商品を注文した場合の合計金額を算出するものである。
(購買システム10の注文受付に関する動作)
図15、及び図16は、本実施形態に係る購買システム10の顧客から注文指示を受け付けて、注文情報を記録する動作を示すフローチャート図である。
S41において、センサ内蔵液晶パネル301が接近または接触を検出した位置の座標データをデータ受付部803が取得し、S42の処理に進む。S42〜S54の処理は、実施形態1に係る購買システム10のS2〜S14の処理と同様であるので、説明を省略する。
S55において、アプリケーション部1003は、サイン情報を含む注文データを検索し、検索された注文データの商品金額を合計する。そして、通信制御部1002が合計金額値とともに、S51において検索された顧客データに含まれている顧客の氏名を表わす情報をデータ表示/センサ装置100に送信する(S56)。
データ表示/センサ装置100が上記情報を受信すると、価格算出部805が、商品を購入した場合の注文の合計金額を算出する(S57)。そして、図17(a)の右上のデータ表示/センサ装置100が示すように、表示処理部802が、合計金額を表示/光センサ部300Bに表示する(S58)。データ受付部803は、注文ボタンが表示されている領域の座標データを取得するまで、待機し(S59)、当該座標データを取得すると(S59においてYES)、S60の処理に進む。S60において、通信処理部801は、注文データを店舗サーバ1000に送信する。そして、図17(a)の右下のデータ表示/センサ装置100が示すように、表示処理部802は、表示/光センサ部300Aに表示されている背景色を変更するとともに、所定のメッセージを表示/光センサ部300Bに表示する(S61)。
一方、店舗サーバ1000においては、アプリケーション部1003が、注文データを注文データ格納部1005に格納する(S62)。
そして、データ表示/センサ装置100の表示処理部802は、S61の処理から一定時間経過後、図17(a)の左下のデータ表示/センサ装置100が示すように、表示/光センサ部300Bの表示を変更する。
なお、データ表示/センサ装置100は、上記S61の処理、及び、S63の処理を行なわなくてもよい。
(実施形態3)
本発明のさらに別の一実施形態に係る購買システム10について、図12、図18〜図21を用いて説明する。
(購買システム10の構成)
本実施形態に係る購買システム10の構成は、実施形態1に係る購買システム10の構成と店舗サーバ1000が在庫データ格納部1007及び準備状況データ格納部1008を備えている点を除き、同一である。
(在庫データ格納部1007)
在庫データ格納部1007には、商品識別情報と商品識別情報が表わす商品の在庫情報とが関連づけて記録されている。
(準備状況データ格納部1008)
準備状況データ格納部1008には、各商品について、商品を注文個数分レジに用意するのに必要な時間を表わす情報を注文個数ごとに格納している。従業員等の更新指示に応じて、バックヤード端末1200はこの情報を更新することができる。
(購買システム10の注文受付に関する動作)
図12、図18、図19及び図21は、本実施形態に係る購買システム10の顧客から注文指示を受け付けて、注文情報を記録する動作を示すフローチャート図である。
S70において、センサ内蔵液晶パネル301が接近または接触を検出した位置の座標データをデータ受付部803が取得し、S71の処理に進む。S71〜S78の処理は、
S75及びS76の処理において画像文字変換部804が注文個数を表わす文字データのみを生成する点、及びS78の処理において注文個数のみ顧客に再入力を促す点を除き、実施形態1に係る購買システム10のS2〜S8、S14の処理と同様であるので、説明を省略する。
S79において、通信処理部801が、注文個数及び商品識別情報を店舗サーバ1000に送信する。
店舗サーバ1000が注文情報及び商品識別情報を受信すると、アプリケーション部1003が、在庫データ格納部1007から当該商品識別情報を含む在庫情報を検索し、在庫数量を取得する(S80)。アプリケーション部1003は、受信した注文情報に含まれている注文数量と取得した在庫情報とを比較する(S81)。注文数量が在庫個数以下の場合(S81においてYES)、アプリケーション部1003が、商品識別情報及び注文数量に基づいて、準備状況データ格納部1008から商品識別情報が表わす商品を注文個数分レジに用意する時間を取得するとともに(S82)、サーバに設定されている時間を取得する(S83)。そして、通信制御部1002は、2つの情報をデータ表示/センサ装置100に送信する(S84)。
データ表示/センサ装置100が、当該情報を取得すると、図20(b)に示すように、表示処理部802は、レジに商品を用意する時間を顧客に知らせるためのメッセージを、表示/光センサ部300Bに表示し(S85)、S88の処理に進む。
一方、注文数量が在庫個数より多い場合(S81においてNO)、通信制御部1002は、在庫がないことを示す情報をデータ表示/センサ装置100に送信する(S84)。
データ表示/センサ装置100が、当該情報を取得すると、表示処理部802は、在庫がない旨を示すメッセージを表示した後、S78の処理に戻る。
S88〜S92の処理は、サイン情報を生成する処理である。S88〜S92の処理は、サイン入力欄内部の領域でペンの接近または接触を検知した場合にのみ、表示処理部802が、検知した座標に所定の色を表示する点、及び画像文字変換部804が、サイン情報を表わす文字データのみを生成する点を除き、実施形態1に係る購買システム10のS3〜S7の処理と同様であるので、説明を省略する。
また、S93〜S99の処理は、文字情報に変換できなかった場合、及び店舗サーバ1000において顧客データの照合に失敗した場合に、サインのみを再入力を促す点、並びに、通信処理部801が、サイン情報のみを店舗サーバ1000に送信する点を除き、実施形態1に係る購買システム10のS8〜S14と同様の処理を行なうので、説明を省略する。
顧客データの照合に成功した場合(S97においてYES)、S101の処理に進む。
アプリケーション部1003は、注文データを注文データ格納部1005に格納し(S101)、通信制御部1002が顧客データの照合に成功した旨を示す情報をデータ表示/センサ装置100に送信する(S102)。
そして、データ表示/センサ装置100が当該情報を受信すると、表示処理部802が、表示/光センサ部300A及び300Bのセンサ内蔵液晶パネル301に商品情報を表示して(S103)、処理を終了する。
(購買システム10の決済処理に関する動作)
次に、顧客から決済をする旨の指示を受け付けてから決済処理を完了するまでの上記各実施形態に係る購買システム10の動作の概略について以下に説明する。
まず、POSシステム1100において、顧客識別情報取得部1103が顧客識別情報を受け付ける。ここで、顧客識別情報は、サイン、バーコード、QRコード等を表わす画像情報であってもよいし、サインを表わす文字情報、またはバーコードやQRコードが表わす顧客識別番号の文字情報であってもよい。
次に、通信制御部1102が、顧客識別情報を含む注文情報の送信指示を顧客識別情報とともに店舗サーバ1000に送信する。店舗サーバ1000は、送信指示を受信すると、アプリケーション部1003が、ともに送信された顧客識別情報を含む注文データを注文データ格納部1005から取得する。
なお、送信指示とともに送信された顧客識別情報が画像情報である場合には、アプリケーション部1003は、画像情報を文字情報に変換した後に、当該文字情報を含む注文データを注文データ格納部1005から取得してもよいし、画像情報との差分情報が所定の閾値以下であるような画像情報を含む注文データを注文データ格納部1005から取得してもよい。送信指示とともに送信された顧客識別情報が座標データである場合には、アプリケーション部1003は、座標データを文字情報に変換した後に、当該文字情報を含む注文データを注文データ格納部1005から取得してもよいし、座標データとの差分情報が所定の閾値以下であるような座標データを含む注文データを注文データ格納部1005から取得してもよい。
次に、通信制御部1002が、取得した注文データをPOSシステム1100に送信する。
そして、POSシステム1100は、注文データを受信すると、表示制御部1104が、表示部1105に注文データを表示する。
そして、POSシステム1100の指示受付部1106が、操作入力部1107を介して所定の指示を受け付けると、通信制御部1102が、顧客識別情報を含む注文情報を削除する旨の削除指示を、顧客識別情報とともに、店舗サーバ1000に送信する。
なお、上記所定の指示とは、例えば、顧客が商品の代金を支払ったときに、操作入力部1107の、顧客が支払った代金の各桁に対応する「数字キー」の押下、及びそれに続く「決済」キーの押下の組み合わせにより表わされる指示が挙げられる。
店舗サーバ1000は、削除指示を受信すると、ともに送信された顧客識別情報を含む注文情報を注文データ格納部1005から削除する。
(付記事項)
なお、上記購買システム10のPOSシステム1100は、光センサ付ディスプレイ1108を備えていてもよい。図22から図24に示すように、POSシステム1100は、顧客のサインを受け付けると、店舗サーバ1000の注文データ格納部1005を検索し、その顧客の注文情報、すなわち、注文した商品の商品名、各商品の注文個数、および小計を光センサ付ディスプレイ1108に表示してもよい。また、POSシステム1100は、光センサ付ディスプレイ1108の取消ボタンが表示された領域にペン等の接近または接触を検出すると、チェックボックスにチェックがされた商品に関する注文データを店舗サーバ1000の注文データ格納部1005から削除するとともに、光センサ付ディスプレイ1108に表示されている注文情報を更新してもよい。なお、所定の時間が経過するとサインを入力する画面が表示される。
なお、上記各実施形態において、データ表示/センサ装置100は、表示/光センサ部300Aを備える代わりに、表示機能のみを有する表示部を備えてもよい。
また、上記各実施形態では、表示/光センサ部を2つ備えた(300A及び300B)データ表示/センサ装置100について、説明したが、データ表示/センサ装置100に備える表示/光センサ部は1つであってもよい。この場合、上記各実施形態における表示/光センサ部300A及び300Bの表示内容が、1つの表示/光センサ部に表示される。
最後に、データ表示/センサ装置100の主制御部800、データ処理部700、回路制御部600は、ハードウェアロジックによって構成してもよいし、次のようにCPUを用いてソフトウェアによって実現してもよい。
すなわち、データ表示/センサ装置100は、各機能を実現する制御プログラムの命令を実行するCPU(central processing unit)、上記プログラムを格納したROM(read only memory)、上記プログラムを展開するRAM(random access memory)、上記プログラム及び各種データを格納するメモリ等の記憶装置(記録媒体)などを備えている。そして、本発明の目的は、上述した機能を実現するソフトウェアであるデータ表示/センサ装置100の制御プログラムのプログラムコード(実行形式プログラム、中間コードプログラム、ソースプログラム)をコンピュータで読み取り可能に記録した記録媒体を、上記データ表示/センサ装置100に供給し、そのコンピュータ(またはCPUやMPU)が記録媒体に記録されているプログラムコードを読み出し実行することによっても、達成可能である。
上記記録媒体としては、例えば、磁気テープやカセットテープ等のテープ系、フロッピー(登録商標)ディスク/ハードディスク等の磁気ディスクやCD−ROM/MO/MD/DVD/CD−R等の光ディスクを含むディスク系、ICカード(メモリカードを含む)/光カード等のカード系、あるいはマスクROM/EPROM/EEPROM/フラッシュROM等の半導体メモリ系などを用いることができる。
また、データ表示/センサ装置100を通信ネットワークと接続可能に構成し、上記プログラムコードを、通信ネットワークを介して供給してもよい。この通信ネットワークとしては、特に限定されず、例えば、インターネット、イントラネット、エキストラネット、LAN、ISDN、VAN、CATV通信網、仮想専用網(virtual private network)、電話回線網、移動体通信網、衛星通信網等が利用可能である。また、通信ネットワークを構成する伝送媒体としては、特に限定されず、例えば、IEEE1394、USB、電力線搬送、ケーブルTV回線、電話線、ADSL回線等の有線でも、IrDAやリモコンのような赤外線、Bluetooth(登録商標)、IEEE802.11無線、HDR、携帯電話網、衛星回線、地上波デジタル網等の無線でも利用可能である。なお、本発明は、上記プログラムコードが電子的な伝送で具現化された、搬送波に埋め込まれたコンピュータデータ信号の形態でも実現され得る。
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
本発明の購買システムは、商品を運ばず注文のみを先に行い、決済後に注文した商品を受け取るタイプの店舗において、注文のデータを入力するための端末を来店した人数分用意することなく、店舗内のネットワークを経由して電子棚札から商品の注文を受け付けることができるので、来客数の多い店舗に導入するシステムとして有効である。
本発明の各実施形態に係る購買システムの構成を示すブロック図である。 本発明の各実施形態に係るデータ表示/センサ装置が備えるセンサ内蔵液晶パネルの断面を模式的に示す図である。 図3(a)は、本発明の各実施形態に係るデータ表示/センサ装置が備えるセンサ内蔵液晶パネルにて反射像を検知することにより、ユーザがタッチした位置を検出する様子を示す模式図である。図3(b)は、本発明の一実施形態に係るデータ表示/センサ装置が備えるセンサ内蔵液晶パネルにて影像を検知することにより、ユーザがタッチした位置を検出する様子を示す模式図である。 本発明の各実施形態に係るデータ表示/センサ装置の要部構成を示すブロック図である。 本発明の各実施形態に係るデータ表示/センサ装置で用いられるコマンドのフレーム構造の一例を模式的に示す図である。 図5に示したコマンドに含まれる各フィールドに指定可能な値の一例、および、その概要を説明する図である。 (a)は、本発明の各実施形態に係るデータ表示/センサ装置にて、対象物がセンサ内蔵液晶パネル上に置かれていないときに、センサ内蔵液晶パネル全体をスキャンした結果として得られる画像データである。(b)は、本発明の一実施形態に係るデータ表示/センサ装置にて、ユーザが指でセンサ内蔵液晶パネルをタッチしているときに、スキャンした結果として得られる画像データである。 本発明の各実施形態に係るデータ表示/センサ装置が備えるセンサ内蔵液晶パネルの構成およびその周辺回路の構成を示すブロック図である。 (a)、(b)及び(c)は、それぞれ、本発明の実施形態1に係るデータ表示/センサ装置、店舗サーバ、及びPOSシステムの構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態1に係る購買システムの動作を示すフローチャート図の一部である。 (a)及び(b)は、本発明の実施形態1に係るデータ表示/センサ装置の2つの表示/光センサ部が備えるセンサ内蔵液晶パネルのUIを表示する図である。 本発明の実施形態1及び実施形態3に係る購買システムの動作を示すフローチャート図の一部である。 本発明の実施形態1の変形例に係る購買システムの動作を示すフローチャート図である。 本発明の実施形態1の変形例に係るデータ表示/センサ装置の2つの表示/光センサ部が備えるセンサ内蔵液晶パネルのUIを表示する図である。 本発明の実施形態2に係る購買システムの動作を示すフローチャート図の一部である。 本発明の実施形態2に係る購買システムの動作を示すフローチャート図の一部である。 (a)及び(b)は、本発明の実施形態2に係るデータ表示/センサ装置の2つの表示/光センサ部が備えるセンサ内蔵液晶パネルのUIを表示する図である。 本発明の実施形態3に係る購買システムの動作を示すフローチャート図の一部である。 本発明の実施形態3に係る購買システムの動作を示すフローチャート図の一部である。 本発明の実施形態3に係るデータ表示/センサ装置の2つの表示/光センサ部が備えるセンサ内蔵液晶パネルのUIを表示する図である。 本発明の実施形態3に係る購買システムの動作を示すフローチャート図の一部である。 POSシステムの光センサ付ディスプレイに表示される商品注文キャンセルのための画面を示す図である。 POSシステムの光センサ付ディスプレイに表示される商品注文キャンセルのための画面を示す図である。 POSシステムの光センサ付ディスプレイに表示される商品注文キャンセルのための画面を示す図である。
符号の説明
10 購買システム
100 データ表示/センサ装置(電子棚札)
300A 表示/光センサ部
300B 表示/光センサ部
801 通信処理部(通信手段)
802 表示処理部(表示手段)
803 データ受付部
804 画像文字変換部(生成手段)
805 価格算出部(第1の算出手段、第2の算出手段)
901 記憶部
907 外部通信部
1000 店舗サーバ(注文管理装置)
1001 外部通信部
1002 通信制御部(送信手段)
1003 アプリケーション部(記録手段、取得手段、算出手段、変換手段、注文更新手段)
1004 顧客データ格納部(記憶部)
1005 注文データ格納部(記憶部)
1006 商品情報データ格納部
1007 在庫データ格納部
1008 準備状況データ格納部(記憶部)
1100 POSシステム(注文照会装置)
1101 外部通信部
1102 通信制御部(注文照会指示送信手段、注文更新指示送信手段)
1103 顧客識別情報取得部(顧客識別情報取得手段)
1104 表示制御部
1105 表示部
1106 指示受付部
1107 操作入力部
1108 光センサ付ディスプレイ(顧客識別情報取得手段)
1200 バックヤード端末
1500 データ表示/センサ装置コントローラ

Claims (10)

  1. 商品の価格情報を含む商品情報を表示するとともに顧客からの操作を検知する面状部材が配設された電子棚札であって、
    顧客が面状部材に対して行った操作の検知結果に基づく上記顧客を識別するための顧客識別情報と、上記商品を識別するための商品識別情報と、を含む注文情報を生成する生成手段と、
    上記注文情報を注文管理装置に送信する通信手段とを備えていることを特徴とする電子棚札。
  2. 上記生成手段は、さらに、顧客が注文する数量を表わす注文数量情報を含んだ注文情報を生成することを特徴とする請求項1に記載の電子棚札。
  3. 上記価格情報が表わす値に上記注文数量情報が表わす値を乗算して小計を算出する第1の算出手段をさらに備え、
    上記小計を上記面状部材に表示することを特徴とする請求項2に記載の電子棚札。
  4. 上記通信手段は、上記顧客識別情報が表わす顧客がこれまでに注文した商品の小計の合計値を上記注文管理装置から取得し、
    上記価格情報が表わす値に上記注文数量情報が表わす値を乗算して小計を算出し、上記合計値に加算する第2の算出手段をさらに備え、
    上記加算により得られた値を上記面状部材に表示することを特徴とする請求項2に記載の電子棚札。
  5. 上記表示手段は、上記注文数量情報及び上記商品識別情報に基づいて、上記商品識別情報が表わす商品を上記注文数量情報が表わす数量分用意するのに必要な時間に関する情報を上記注文管理装置から取得するとともに、当該情報を上記面状部材に表示することを特徴とする請求項2から4のいずれかに記載の電子棚札。
  6. 上記通信手段が上記注文情報を上記注文管理装置に送信し、上記注文管理装置から応答を受信した場合に、注文が完了した旨を顧客に提示することを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の電子棚札。
  7. 上記生成手段は、検知した近傍の像から画像情報を顧客識別情報として生成することを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の電子棚札。
  8. 上記生成手段は、検知した近傍の像から文字情報を顧客識別情報として生成することを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の電子棚札。
  9. 注文管理装置、及び当該注文管理装置と通信可能に接続され、画像を表示するとともに顧客からの操作を検知する面状部材が配設された1つ以上の電子棚札を備えた購買システムであって、
    上記電子棚札は、
    商品の価格情報を上記面状部材に表示し、
    上記面状部材が検知した上記顧客からの操作に基づいて顧客を識別するための顧客識別情報を生成し、
    上記商品を注文する旨の指示を受け付けると、上記商品を識別するための商品識別情報、及び上記顧客識別情報を含む注文情報を上記注文管理装置に送信し、
    上記注文管理装置は、
    上記注文情報を受信するとともに、所定の記憶部に記録することを特徴とする購買システム。
  10. 商品の価格情報を含む商品情報を表示するとともに顧客からの操作を検知する面状部材が配設された電子棚札を用いた注文処理方法であって、
    顧客が面状部材に対して行った操作の検知結果に基づく上記顧客を識別するための顧客識別情報と、上記商品を識別するための商品識別情報と、を含む注文情報を生成する生成工程と、
    上記注文情報を注文管理装置に送信する通信工程とを含んでいることを特徴とする注文処理方法。
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