JP2010144843A - 液化ガス燃料容器 - Google Patents

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Abstract

【課題】外槽容器から内槽容器へと熱伝導される熱を低減することができる二重構造の液化ガス燃料容器を提供すること。
【解決手段】
内部空間に液化ガス燃料としてのLNG燃料を貯留する内槽容器10と、内槽容器10を外側から包むように所定の空間を空けて設けられる外槽容器20と、を備え、外槽容器20と内槽容器10との間は真空である二重構造の燃料容器100であって、外槽容器20の内殻21の少なくとも二か所に磁石51b〜54bが固着され、磁石51b〜54bの位置と対応する内槽容器10の外殻11に、外槽磁石51b〜54bと同極又は異極の内槽磁石51a〜54aが外槽磁石51b〜54bと対向するように固着され、外槽磁石51b〜54b及び内槽磁石51a〜54aの磁力により内槽容器10を浮遊支持するようにした。
【選択図】図1

Description

本発明は、液化ガス燃料を貯留する燃料容器に関するものである。
一般に、LNG(液化天然ガス:Liquefied Natural Gas)のような液化ガス燃料が気化すると、その体積は数百倍に膨張することが知られている。そのため、液化ガス燃料を使用する車両の燃料容器では、内部に貯留する液化ガス燃料の体積が増加して圧力が過度に上昇しないように、液化ガス燃料を超低温に保つ必要がある。そこで、燃料容器をいわゆる魔法瓶式の二重構造にし、外槽容器と内槽容器との間の真空引きを行い、断熱性を高めている。
特許文献1には、外槽タンクと内槽タンクとの二重構造である移動式低温液化ガスタンクの構造が開示されている。
特開2007−308156号公報
しかしながら、このような二重構造の燃料容器では、外槽容器の内殻に内槽容器を支持するための支持部材を適宜配置する必要がある。そのため、支持部材を通じた熱伝導によって外部の熱が内槽容器に伝達され、液化ガス燃料が気化して燃料容器内部の圧力が上昇するおそれがあった。支持部材に低熱伝導率材料や遮熱材を使用しても、この支持部材を通じた熱伝導による熱伝達を低減することは困難だった。
そこで、本発明では外槽容器から内槽容器へと伝達される熱を低減することができる二重構造の燃料容器を提供することを目的とする。
本発明は、内部空間に液化ガス燃料を貯留する内槽容器と、該内槽容器を外側から包むように所定の空間を空けて設けられる外槽容器と、を備え、前記外槽容器と前記内槽容器との間の前記空間は真空である二重構造の燃料容器であって、前記外槽容器の内殻の少なくとも二か所に外槽磁石が固着され、前記外槽磁石の位置と対応する前記内槽容器の外殻に、前記外槽磁石と同極又は異極の内槽磁石が前記外槽磁石と対向するように固着され、前記外槽磁石及び内槽磁石の磁力により前記内槽容器を浮遊支持するようにしたことを特徴とする。
本発明によれば、対向する外槽容器磁石と内槽容器磁石とが引寄せあい又は反発しあう磁力によって、外槽容器の内部に内槽容器を磁気浮遊させて保持することができる。よって、支持部材を用いずに外槽容器の内殻に内槽容器を支持することが可能である。
したがって、外槽容器から内槽容器へと伝達される熱を低減することができる。
以下、図面を参照しながら本発明の実施の形態に係る燃料容器100について説明する。図1は、燃料容器100を断面で表した側面図であり、図2は、図1におけるA−A断面図である。本実施形態では、液化ガス燃料としてLNG燃料を使用する。
燃料容器100は、LNG燃料を使用する車両に、長手方向を車両の前後に向けて搭載される。図1において、右側が車両前方であり左側が車両後方である。以下の実施の形態の説明において使用する前方や後方とは、車両の前方や後方を指すものとする。しかし、他の搭載態様で搭載してもよいため、この搭載態様に限られるものではない。
燃料容器100は、内側の内槽容器10と外側の外槽容器20とを備える二重構造の容器である。内槽容器10と外槽容器20との間の空間は真空引きがなされ、略真空状態まで減圧されている。内槽容器10と外槽容器20との間に気体が存在すると、その気体を通じて熱伝達が行われるためである。このように、燃料容器100は、外槽容器20の外部からの熱を内槽容器10の内部へと伝達しにくい構造になっている。
内槽容器10は、内部にLNG燃料が超低温で貯留されるタンク状の密封された容器である。LNG燃料は常圧で−162℃以下の温度になると液化する。またLNG燃料は、液化すると気体の場合の約600分の1の体積になる性質をもつ。つまり、密封された燃料容器100内でLNG燃料が気化すると液体のときの約600倍の体積になり、燃料容器100内の圧力が過度に上昇するおそれがある。そのため、LNG燃料を超低温に保ったまま燃料容器100内に貯留する必要がある。
内槽容器10は、内径が一定の円筒形状である円筒部12、前方を閉塞する前端部14、及び後方を閉塞する後端部13を備える。前端部14及び後端部13は、外側に凸の緩やかなカーブを描くように形成される。また、円筒部12と前端部14との間、及び円筒部12と後端部13との間は、前端部13及び後端部14のカーブと連続する緩やかなカーブを描く。内部に貯留したLNG燃料の重量や圧力による応力集中を防止するためである。
内槽容器10の外殻11には、永久磁石である磁石51a〜54aが固着され、緩衝材61a〜68aが取り付けられる。内槽容器10に固着される磁石51a〜54aが内槽磁石に該当する。
磁石51aは、内槽容器10の後端部13の外殻11に固着される。磁石53aは、内槽容器10の前端部14の外殻11に固着される。磁石51aと磁石53aとは、略同一の磁力である。
磁石52a,54aは、内槽容器10の外殻11の円筒部12に沿って等間隔に固着される。磁石52a,54aは、円筒部12の円周の長さの4分の1よりも大きく形成される。本実施形態では、磁石52a,54aの中心角は約130度で形成されている。
図2に示すように、磁石52aは円筒部12の上部から右側にかけて設けられ、磁石54aは円筒部12の下部から左側にかけて設けられる。そのため、磁石52a,54aによる磁力は、円筒部12の上下方向のみでなく左右方向にまで及ぶ。内槽容器10下部の磁石54aの磁力は、内槽容器10上部の磁石52aの磁力よりも強く設定される。これは、重量のある内槽容器10を支持する必要があるためである。
緩衝材61a〜68aは、大きな加速度による力を磁力で吸収しきれないときに、内槽容器10が外槽容器20の内殻21と衝突する際の衝撃を吸収して磁石51a〜54aを保護する。磁石51a〜54aと緩衝材61a〜68aをそれぞれ別部材として設ける代わりに、衝撃を吸収できる柔軟な磁石を使用することも可能である。
緩衝材61a,68aは後方の磁石51aの上下に取り付けられ、緩衝材64a,65aは前方の磁石53aの上下に取り付けられる。つまり、緩衝材61a,68a,64a,65aは、前後方向の加速度による衝撃を吸収する。
緩衝材62a,63aは上方の磁石52aの前後に取り付けられ、緩衝材66a,67aは下方の磁石54aの前後に取り付けられる。つまり、緩衝材62a,63a,66a,67aは、上下左右方向の加速度による衝撃を吸収する。
内槽容器10には、LNG燃料を補給するための充填口30に連結される充填口取付部18、及びLNG燃料をエンジンへと送出するための送出口40に連結される送出口取付部19が形成される。
外槽容器20は、内槽容器10よりもひと回り大きなタンク状の密封された容器である。外槽容器20は、内槽容器10を外側から包むように一定の空間を空けて設けられる。
外槽容器20は、内槽容器10と同様に内径が一定の円筒形状である円筒部22、前方を閉塞する前端部24、及び後方を閉塞する後端部23を備える。前端部24及び後端部23は、外側に凸の緩やかなカーブを描くように形成される。また、円筒部22と前端部24との間、及び円筒部22と後端部23との間は、前端部24及び後端部23のカーブと連続する緩やかなカーブを描く。
外槽容器20の内殻21には、永久磁石である磁石51b〜54bが固着され、緩衝材61b〜68bが取り付けられる。外槽容器20に固着される磁石51b〜54bが外槽磁石に該当する。
磁石51b〜54b及び緩衝材61b〜68bは、内槽容器10に固着された磁石51a〜54a及び内槽容器10に取り付けられた緩衝材61a〜68aと対応する位置に、対応する形状で対向するように設けられる。つまり、磁石51aと磁石51b、磁石52aと磁石52b、磁石53aと磁石53b、磁石54aと磁石54bがそれぞれ対向して設けられる。また、緩衝材61aと緩衝材61b、緩衝材62aと緩衝材62b、緩衝材63aと緩衝材63b、緩衝材64aと緩衝材64b、緩衝材65aと緩衝材65b、緩衝材66aと緩衝材66b、緩衝材67aと緩衝材67b、緩衝材68aと緩衝材68bがそれぞれ対向して設けられる。
緩衝材61a〜68aと緩衝材61b〜68bは、それぞれ対向して設ける代わりに、いずれか一方のみを設けてもよい。
磁石51aはS極、磁石51bはN極であり、磁石53aはN極、磁石53bはS極である。また、磁石52aはS極、磁石52bはN極であり、磁石54aはN極、磁石54bはS極である。
このように構成することによって、後方のS極の磁石51aとN極の磁石51bが互いに引寄せあい、前方のS極の磁石53aとN極の磁石53bが互いに引寄せあう。それぞれの引寄せあう力は略同一であるため、外槽容器20に対する内槽容器10の位置が決定され、内槽容器10は外槽容器20の長手方向の略中央に保持される。
また、上方のS極の磁石52aとN極の磁石52bが互いに引寄せあい、下方のN極の磁石54aとS極の磁石54bが互いに引寄せあう。下方の磁石54a,54bには内槽容器10の重量がかかるが、その分上方の磁石52a,52bの磁力よりも強く設定しているため、内槽容器10は外槽容器20の上下方向の略中央に保持される。
更に、上下の磁石52a,52b,54a,54bはそれぞれ内槽容器10又は外槽容器20の円周の4分の1よりも大きく形成されているため、内槽容器10は上下方向だけでなく左右方向においても外槽容器20の略中央に保持されることとなる。つまり、上下の磁石52a,52b,54a,54bによって、外槽容器20に対する内槽容器10の上下左右位置が決定され、内槽容器10は外槽容器20内部の略中央に磁気浮遊して保持されることとなる。
ここで、振動などの外乱によって内槽容器10が外槽容器20に対して相対移動したとしても、対向する磁石51a〜54aと磁石51b〜54bとが引寄せあう力によって内槽容器10は外槽容器20内の略中央の定位置に戻る。
また、内槽容器10は磁気浮遊しているため、外槽容器20に対して回転することが考えられる。しかし、内槽容器10が回転すると、共にS極である磁石52a,54bが互いに反発しあい、共にN極である磁石52b,54aが互いに反発しあう。つまり、内槽容器10が回転しようとすると同極同士の磁石が反発しあって定位置へと戻そうとする。これにより、外槽容器20に対して内槽容器10が回転することを抑制できる。
このような配置の他にも、対向する磁石同士をそれぞれ同極にしたり異極にしたりすることによって、内槽容器10を外槽容器20の内部で磁気浮遊させることが可能である。
磁石51a〜54a及び磁石51b〜54bは、燃料容器100にLNG燃料が満タンに充填されていても、燃料容器100内が空であっても、どちらにおいても外槽容器20に対して内槽容器10を浮遊させられるだけの磁力をもつ。LNGの比重は約0.5であるが、燃料容器100の容量が大きい場合にはLNG燃料の重量が影響するためである。もしくは、燃料容器100の下部に電磁石を更に取り付けて、電磁石に流す電流を調整することでLNG燃料の重量による影響を打ち消すようにすることも可能である。
外槽容器20には、LNG燃料を補給するための充填口30に連結される充填口取付部28、及びLNG燃料をエンジンへと送出するための送出口40に連結される送出口取付部29が形成される。
充填口30は、外部からLNG燃料を内槽容器10内へと充填するために設けられる。LNG燃料充填時には、充填口30に補給設備側のLNG燃料ホース(図示省略)が連結されてLNG燃料を充填される。
充填口30は、内槽容器10の充填口取付部18から外槽容器20の充填口取付部28を経由して燃料容器100の外部へと延設される。充填口取付部18と充填口取付部28との間は、変形して伸縮可能なフレキシブルチューブ31で連結される。外槽容器20に対して内槽容器10は固定されておらず、相対移動可能なためである。
送出口40は、内槽容器10内のLNG燃料を外部へと送出するために設けられる。送出口40から送出されたLNG燃料は、気化させられた後にエンジンへと供給される。
送出口40は、内槽容器10の送出口取付部19から外槽容器20の送出口取付部29を経由して燃料容器100の外部へと延設される。充填口30と同様に送出口取付部19と送出口取付部29との間は、伸縮して変形可能なフレキシブルチューブ41で連結される。
フレキシブルチューブ31,41は、外的な振動などによって内槽容器10が外槽容器20に対して相対移動した際に、内槽容器10の移動量が最大のときでも伸長しきらない長さで形成される。よって、外槽容器20に対する内槽容器10の移動によってフレキシブルチューブ31,41に内槽容器10の重量がかかり、フレキシブルチューブ31,41が破損することを防止できる。
以下では、燃料容器100の作用について説明する。
燃料容器100に何の加速度も加わっていない定常状態においては、後方の磁石51aと磁石51b、前方の磁石52aと磁石52bがそれぞれ略同一の磁力で引寄せあう。また、右上方の磁石53aと磁石53bよりも、左下方の磁石54aと磁石54bの方が内槽容器10の重量分だけ大きな磁力で引寄せあう。よって、引寄せあう磁力が釣り合い、内槽容器10は外槽容器20内の略中央で磁気浮遊することとなる。よって、支持部材を用いずに内槽容器10を外槽容器20内に支持することが可能となり、外槽容器20から内槽容器10へと伝達される熱を低減することができる。
ここで、車両の加減速などによる前後方向の加速度が付加されると、内槽容器10は外槽容器20に対して前方又は後方へと相対移動する。通常の発進時や停止時のように比較的小さな加速度が付加された場合には、内槽容器10は外槽容器20の内部で前後方向に微量の相対移動をするが、加速度が付加されなくなると磁気浮遊したまま外槽容器20内の略中央に戻る。つまり、比較的小さな加速度に対しては磁力がサスペンションの役割をする。これにより、内槽容器10内でLNG燃料が撹拌されて気化することを抑制できる。
急加速や急減速のように前後方向に大きな加速度が付加された場合には、前後方向の磁石51a,51b,53a,53bの磁力だけでは吸収しきれず、内槽容器10は外槽容器20に対して前後方向に相対移動をする。このとき、緩衝材61a,68aと緩衝材61b,68b、又は緩衝材64a,65aと緩衝材64b,65bがそれぞれ接触して加速度による力を吸収する。これにより、磁石51a,51b,53a,53bが衝突して破損することを防止できる。
また、車両が道路の段差を越えたときやカーブを曲がるときのように、上下左右方向の加速度が付加されると、内槽容器10は外槽容器20に対して上下左右方向に相対移動する。しかし、通常の走行時に予測される程度の段差やカーブなどによって比較的小さな加速度が付加された場合には、内槽容器10は外槽容器20の内部で微量の相対移動をするが、加速度が付加されなくなると磁気浮遊したまま外槽容器20内の略中央に戻る。つまり、前後方向の加速度の場合と同様に、比較的小さな加速度に対しては磁力がサスペンションの役割をする。
大きな段差を越えたときや、急カーブを高速で曲がったときのように上下左右方向に大きな加速度が付加された場合には、磁石52a,52b,54a,54bの磁力だけでは吸収しきれず、内槽容器10は外槽容器20に対して上下左右方向に相対移動をする。このとき、緩衝材62a,63aと緩衝材62b,63b、又は緩衝材66a,67aと緩衝材66b,67bがそれぞれ接触して加速度による力を吸収する。これにより、磁石52a,52b,54a,54bが衝突して破損することを防止できる。
内槽容器10と外槽容器20には、充填口30,送出口40が設けられている。しかし、内槽容器10と外槽容器20との間はフレキシブルチューブ31,41で構成されているため、内槽容器10が外槽容器20に対して相対移動しても、フレキシブルチューブ31,41が伸縮することによって相対移動に追従することが可能である。よって、充填口30及び送出口40が破損することを防止できる。
以上の実施の形態によれば、次のような効果を奏する。
内槽容器10に固着された磁石51a〜54aと外槽容器20に固着された磁石51b〜54bとが互いに対向して引寄せあうことで、外槽容器20の内部に内槽容器10を磁気浮遊させて保持することができる。よって、支持部材を用いずに内槽容器10を外槽容器20内に支持することが可能となり、外槽容器20から内槽容器10へと伝達される熱を低減することができる。
外槽容器20の内部を磁気浮遊する内槽容器10に加速度が付加されたときには、磁力がサスペンションの役割をする。加速度が大きく磁力だけでは吸収しきれない場合には、外槽容器20の内殻21に固着された緩衝材61b〜68bと、内槽容器10の外殻11に固着された緩衝材61a〜68aが接触することによって、加速度による力を吸収する。よって、磁石51a〜54aが磁石51b〜54bと衝突して破損することを防止できる。
内槽容器10と外槽容器20には、充填口30,送出口40が設けられている。しかし、内槽容器10と外槽容器20との間はフレキシブルチューブ31,41で構成されているため、内槽容器10が外槽容器20に対して相対移動しても、フレキシブルチューブ31,41が伸縮することによって追従することが可能である。よって、内槽容器10が外槽容器20に対して相対移動しても、充填口30及び送出口40が破損することを防止できる。
本発明は上記の実施の形態に限定されずに、その技術的な思想の範囲内において種々の変更がなしうることは明白である。
例えば、永久磁石の代わりに電磁石を使用し、燃料の重量変化や振動などの外乱の大きさによって磁力を調整することなどが考えられる。
本発明に係る液化ガス燃料容器は、液化ガスを燃料とする車両や液化ガスの輸送用容器などに利用することができる。
本発明の実施の形態に係る液化ガス燃料容器を断面で表した側面図である。 図1におけるA−A断面図である。
符号の説明
100 液化ガス燃料容器
10 内槽容器
18 充填口取付部
19 送出口取付部
20 外槽容器
28 充填口取付部
29 送出口取付部
30 充填口
31 フレキシブルチューブ
40 送出口
41 フレキシブルチューブ
51a 磁石
51b 磁石
52a 磁石
52b 磁石
53a 磁石
53b 磁石
54a 磁石
54b 磁石

Claims (4)

  1. 内部空間に液化ガス燃料を貯留する内槽容器と、
    該内槽容器を外側から包むように所定の空間を空けて設けられる外槽容器と、を備え、
    前記外槽容器と前記内槽容器との間の前記空間は真空である二重構造の燃料容器であって、
    前記外槽容器の内殻の少なくとも二か所に外槽磁石が固着され、
    前記外槽磁石の位置と対応する前記内槽容器の外殻に、前記外槽磁石と同極又は異極の内槽磁石が前記外槽磁石と対向するように固着され、前記外槽磁石及び内槽磁石の磁力により前記内槽容器を浮遊支持するようにしたことを特徴とする燃料容器。
  2. 前記外槽容器及び前記内槽容器は略円筒形の円筒部を備え、
    前記外槽磁石及び内槽磁石は、
    前記外槽容器の円筒部内周及び前記内槽容器の円筒部外周と、
    燃料容器が搭載される車両の前後方向の端部と、に固着されることを特徴とする請求項1に記載の燃料容器。
  3. 前記外槽容器内殻及び前記内槽容器外殻の少なくとも一方には、前記空間に面して緩衝材が配設されることを特徴とする請求項1又は2に記載の燃料容器。
  4. 前記内槽容器及び前記外槽容器に連結され、液化ガス燃料を前記内槽容器に充填するための充填口と、
    前記内槽容器及び前記外槽容器に連結され、液化ガス燃料を前記内槽容器から送出するための送出口と、を更に備え、
    前記内槽容器と前記外槽容器との間における前記燃料充填口及び前記燃料排出口は、変形可能なフレキシブルチューブで形成されることを特徴とする請求項1から3のいずれか一つに記載の燃料容器。
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