JP2010144493A - 洗浄水吐出装置 - Google Patents

洗浄水吐出装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2010144493A
JP2010144493A JP2008326530A JP2008326530A JP2010144493A JP 2010144493 A JP2010144493 A JP 2010144493A JP 2008326530 A JP2008326530 A JP 2008326530A JP 2008326530 A JP2008326530 A JP 2008326530A JP 2010144493 A JP2010144493 A JP 2010144493A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
water
discharge
detergent
supply pipe
pipe
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2008326530A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5179342B2 (ja
Inventor
Hisanori Shibata
尚紀 柴田
Hitoshi Kitamura
仁史 北村
Shigeyuki Yamaguchi
重行 山口
Kyoko Tsutsumi
恭子 堤
Yoshiyasu Ito
良泰 伊藤
Yasunari Maeda
康成 前田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Panasonic Electric Works Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Electric Works Co Ltd filed Critical Panasonic Electric Works Co Ltd
Priority to JP2008326530A priority Critical patent/JP5179342B2/ja
Publication of JP2010144493A publication Critical patent/JP2010144493A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5179342B2 publication Critical patent/JP5179342B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Domestic Plumbing Installations (AREA)

Abstract

【課題】使い勝手が良く、洗剤の逆流を確実に防止できる洗浄水吐出装置を提供することを課題とする。
【解決手段】平面視でシンク3の周縁部からシンク3内に向けて突出する給水管部と、給水管部の先端部に設けられて給水管部から供給された洗浄水をシンク3内に吐出する吐出部22を備える。吐出部22に洗浄水に洗剤を供給する洗剤供給部14を設ける。洗剤供給部14よりも上流側に止水手段を設ける。給水管部の止水手段よりも下流側の位置に、止水手段で止水したときに給水管部内を大気に開放するための大気開放弁32を設ける。個別に設けた給水管部側回動規制手段及び吐出部側回動規制手段により洗剤供給部14が大気開放弁32よりも下方に位置する範囲に規制する。
【選択図】 図1

Description

本発明は洗剤を含む洗浄水を吐出する洗浄水吐出装置に関する。
一般の流し台に設置されるカランは水道水を吐出するものであるため、食器等の被洗浄物を綺麗に洗浄することが難しかった。
また、例えば特許文献1のように、シャワーヘッドの先部に洗剤タンクと該洗剤タンク内の洗剤をシャワーヘッドを流れる洗浄水に混合する洗剤供給部を設け、シャワーヘッドから洗剤を混合した水を吐出する洗浄水吐出装置が知られている。
特開2001−259488号公報
ところで、例えば特許文献1のような洗浄水吐出装置において、洗浄水を水道水とした場合、水道法を遵守すべく洗剤が逆流することを防止する必要がある。ここで、洗剤の逆流を防止する手段としては、止水手段よりも下流側で且つ洗剤供給部よりも上流側に大気開放弁を設けることが考えられるが、前記大気開放弁は洗剤を混合する箇所よりも上方に位置することが条件となる。したがって、特許文献1のように吐出部となるシャワーヘッドを可撓性を有するシャワーホースに接続したものにおいては洗剤供給部の高さ位置を確実に制限することが難しく、採用できない。
また、平面視でシンクの周縁部からシンク内に突出する給水管部を設け、該給水管部の先端部に洗剤供給部を有する吐出部を固定的に設け、給水管部に大気開放弁を設けることで、大気開放弁を常に洗剤供給部よりも上方に位置させることはできるが、この場合は吐出部を動かすことができず、使い勝手が悪い。
本発明は上記従来の問題点に鑑みてなされたものであって、使い勝手が良く、洗剤の逆流を確実に防止できる洗浄水吐出装置を提供することを課題とする。
上記課題を解決するために請求項1に係る洗浄水吐出装置は、平面視でシンク3の周縁部からシンク3内に向けて突出する給水管部と、給水管部の先端部に連結管部21を介して設けられて給水管部から供給された洗浄水をシンク3内に吐出する吐出部22を備え、吐出部22に前記洗浄水に洗剤を供給する洗剤供給部14を設け、洗剤供給部14よりも上流側に止水手段を設けると共に、給水管部の前記止水手段よりも下流側の位置に、止水手段で止水したときに給水管部内を大気に開放するための大気開放弁32を設け、前記給水管部の先端部に連結管部21の一端部を所定方向にのみ回動可能に連結すると共に吐出部22を連結管部21の他端部に前記所定方向とは異なる方向にのみ回動可能に連結し、前記連結管部21の給水管部に対する回動範囲を規制する給水管部側回動規制手段と、前記吐出部22の連結管部21に対する回動範囲を規制する吐出部側回動規制手段とを個別に設け、これら給水管部側回動規制手段及び吐出部側回動規制手段により、前記吐出部22の可動範囲を洗剤供給部14が大気開放弁32よりも下方に位置する範囲に規制する可動範囲規制手段を構成して成ることを特徴とする。
本発明では、給水管部の先端部に連結管部の一端部を所定方向にのみ回動可能に連結すると共に吐出部を連結管部の他端部に前記所定方向とは異なる方向にのみ回動可能に連結することで、吐出部を任意の方向に向けることができ、使い勝手が良い。さらに、給水管部側回動規制手段及び吐出部側回動規制手段で構成された可動範囲規制手段により、吐出部の洗剤供給部が常に大気開放弁よりも下方に位置するようにしてあるため、洗剤供給部からの洗剤の逆流を防止することができる。また、給水管部側回動規制手段と吐出部側回動規制手段とを個別に設けてあるので、簡易な構成で夫々の回動規制を確実に行うことができる。
以下、本発明を添付図面に示す実施形態に基づいて説明する。
本実施形態の一例の洗浄水吐出装置1は図2のように流し台2に設けられて、気泡と洗剤を含む洗浄水をキッチン用のシンク3内に吐出するものである。
流し台2に設けられたシンク3の周縁部には洗浄水吐出装置1の洗浄用カラン18とは別に飲料用カラン4が設けられている。飲料用カラン4は一般のシンクに設けられるカランと同様に図示しない水供給管から供給された水道水をシンク3内に吐出するものである。
図3に示すように、洗浄水吐出装置1は下流端に吐出口6が設けられた洗浄水流路5を備えている。洗浄水流路5は飲料用カラン4に水道水を供給する水供給管から分岐した流路で構成され、水供給管から水道圧を利用して供給された水道水を洗浄水として吐出する。
水供給管の上流側は図示しない給湯器に通じ、洗浄水流路5には洗浄水として温水も供給できるようになっている。
洗浄水流路5の上流部17は流し台2の内部に通されている。上流部17には、上流側から順に、止水栓7、逆止弁8、定流量弁9、及び開閉弁10が設けられている。定流量弁9は供給された洗浄水を減圧し流量を一定にして下流側へと送る。開閉弁10は電磁弁からなり、本例では該開閉弁10により止水手段を構成している。
図2のように、流し台2のシンク3の後縁部上には飲料用カラン4とは別に前記洗浄水流路5の下流部27を構成する洗浄用カラン18が設けられている。なお、洗浄用カラン18はシンク3の周縁部における後縁部以外の箇所に設けてあっても良い。
図1のように、洗浄用カラン18は、縦管部19、横管部20、連結管部21、及び吐出部22で構成され、この順序で上流側から設けられている。
縦管部19はシンク3の後縁部から上方に向けて突設され、横管部20は縦管部19の上部から前方に向けて突設されている。縦管部19及び横管部20は流し台2の外部に位置している。横管部20は平面視でシンク3の周縁部からシンク3内に向けて突出している。
縦管部19及び横管部20にて給水管部が構成されている。なお、給水管部としてはこれに限定されるものではなく、例えばシンク3の後方に立設した壁部から前方に突出する横管等で構成しても良い。
連結管部21の後端部は横管部20の前端部に連結され、吐出部22の上端部は連結管部21の前端部に接続されている。吐出部22はシンク3の上方に配置されている。
吐出部22は連結管部21に対して略垂直となる下方に延び、その下部が横管部20よりも下方に突出している。
縦管部19、横管部20、連結管部21、及び吐出部22の内部には、縦流路23、横流路24、連結流路25、吐出流路26が夫々形成されている。縦流路23の上流端部は上流部17の下流端部に連通接続され、縦流路23の下流端部に横流路24の上流端部が連通接続され、横流路24の下流端部に連結流路25を介して吐出流路26の上流端部が連通接続されている。縦流路23、横流路24、連結流路25、及び吐出流路26にて洗浄水流路5の下流部27が構成され、下流部27と上流部17によって洗浄水流路5が構成されている。
図3のように縦流路23の上流部となる下部には流量調整弁11が設けられている。流量調整弁11及び開閉弁10は流し台2に内装された制御部70に電気接続されている。なお、本例の流量調整弁11は電動弁であるが、手動弁であっても良い。
図4に示すように縦管部19の下部の外面には流量調整用操作部28と吐出切替用操作部29が設けられている。これら流量調整用操作部28及び吐出切替用操作部29は制御部70に電気接続される。
流量調整用操作部28が操作されると、制御部70は流量調整弁11の開度を変更する。これにより、洗浄水の吐出量を調節できるようになっている。吐出切替用操作部29が操作されると、制御部70は開閉弁10の開閉を切り替える。これにより、洗浄水の吐出の有無を切り替えられるようになっている。
図5に示すように、略鉛直な縦流路23の下流端部(上端部)には大気開放弁32が設けられている。大気開放弁32はフロート弁からなり、縦流路23の下流端部を構成する弁収納部31に上下方向に移動自在に収納されている。
弁収納部31は縦管部19の上端部に形成された大気開放孔30を介して外部に連通している。また、弁収納部31は底面から上方に突設した流入口部33を介して洗浄水流路5の上流側に連通している。流入口部33の上端は、略水平な横流路24の内面の下端よりも上方に位置している。このため、横流路24の洗浄液が流入口部33内に逆流し難い構造となっている。
弁収納部31内を洗浄水が流れているときには、図1に示すように大気開放弁32は水圧により上昇して大気開放孔30を閉塞する。これによって、洗浄水流路5を流れる洗浄水が大気開放孔30から流出することが防止される。
弁収納部31内の洗浄水の流れが停止したときには、図5のように大気開放弁32は下降して流入口部33上に載置される。これによって、大気開放孔30が開放されて、弁収納部31よりも下流側の洗浄水流路5が大気開放状態となり、この部分に残った洗浄水を吐出口6から確実に排出することができる。また、この場合、大気開放弁32にて流入口部33の上開口が閉塞され、該大気開放弁32にて洗浄水の逆流を防止することができる。
図7に示すように、吐出部22は、連結管部21の下流端部に接続されて下流側部分が下方に向けて曲げられたノズル34と、該ノズル34に対して着脱自在に取り付けられる洗剤タンク35で構成されており、全体として上下に長い略円柱状の外形を有する。なお、本例では吐出部22を略円柱状としたが、略角柱状等であっても良い。
ノズル34は、上流管体36、下流管体37、及びノズル先端部38で構成され、この順序で上流側(上側)から順に設けられている。ノズル先端部38の下端面部に吐出口6が形成されている。
上流管体36は略L字状に屈曲し、その上流側の端部は上下に長い直線状の下流側部分に対して略垂直となる後方に向けて突出している。この上流管体36の上流端部に連結管部21の前端部が接続されている。上流管体36の下端部は下流管体37の上端部に挿入された状態で接続され、該上流管体36と下流管体37とでL字状に屈曲したL字状管部68を構成している。
図6に示すように連結管部21の後端部は他部の外径よりも直径の大きい球面状の外面を有する嵌合部39となっている。嵌合部39の両側には左右方向の外側に向けて突出する回動軸40が形成されている。
横管部20の前端部には球面状の内面を有する保持凹部41が形成されている。保持凹部41の左右両側の内面には軸受け部42が形成されている。保持凹部41には前記嵌合部39が回動可能に嵌め込まれて保持されている。各回動軸40は軸受け部42に左右軸回り方向に回動可能に枢支されている。これにより、連結管部21は横流路24に対して上下方向にのみ回動可能となり、吐出部22は横管部20に対して前後方向に回動可能となる。
連結管部21の前端部は上流管体36の吐出部22の背面から後方に向けて突出した上流端部に回動自在に挿入されている。これによって、ノズル34は連結管部21に対して左右方向(すなわち、連結管部21の軸回り方向)にのみ回動可能となり、吐出部22は左右方向に回動可能となる。
図7のように上流管体36の下部には内面が下流側程徐々に径が小さくなる絞り面44となった絞り部43が形成されている。
絞り部43を設けることで、この下流側に位置する下流管体37の上部は洗浄水が流れているときに負圧が発生する負圧発生部47となっている。
下流管体37の負圧発生部47に対応する部分には負圧発生部47と外部を連通させる孔からなる気体混入部13が形成されている。
洗浄水流路5を洗浄水が流れて負圧発生部47にて負圧が発生した場合には、この負圧により前記気体混入部13から気体(空気)が洗浄水に供給され混合される。
下流管体37の気体混入部13よりも下流側には、洗浄水の流れ方向において流路面積が変化する減圧・加圧部53が形成されている。減圧・加圧部53は、ベンチュリ管状に形成され、上流側から順に配置された、減圧部54、小径部55、及び加圧部56で構成されている。
減圧部54は下流側程徐々に流路径が小さくなっている。小径部55は減圧部54に連続して流路径が減圧部54の下流端の流路径と同一となっている。加圧部56は小径部55に連続して下流側程徐々に流路径が大きくなっている。
下流管体37には、洗浄水流路5の減圧部54に連通する孔からなり前記洗剤タンク35から洗剤が供給される洗剤供給部14が形成されている。
洗剤タンク35と洗剤供給部14を連通させた状態で、洗浄水流路5を洗浄水が流れているときには、減圧部54で負圧が発生して洗剤タンク35内の洗剤が洗剤供給部14を介して前記空気からなる気泡を含む洗浄水に混合される。なお、本例では、洗剤供給部14を気体混入部13よりも下流側に設けたが上流側に設けても良い。また、洗剤供給部14は減圧部54ではなく負圧発生部47に対応する部分に設けても良い。
洗浄水が減圧・加圧部53を通過すると圧力変動が生じ、前記気体混入部13にて洗浄水に混入された空気からなる気泡が剪断されて微細化される。すなわち、減圧・加圧部53は洗浄水に含まれる気泡を微細化する手段を構成している。
ノズル先端部38は吐出部22の下端部を構成する。ノズル先端部38はL字状管部68よりも大径となった円柱状の外形を有している。ノズル先端部38の下端面部には洗浄水をシャワー状に吐出する多数の孔(図示せず)が形成され、これら多数の孔で吐出口6が構成されている。ノズル先端部38の下部の内部には下流管体37よりも直径が大きく前記吐出口6に連通する拡大流路48が形成されている。
ノズル先端部38の後部には上方に開口する挿入穴部51が形成され、挿入穴部51の下端部には拡大流路48と連通する連通孔52が形成されている。
挿入穴部51には下流管体37が挿入され、下流管体37の下端開口が対向する連通孔52を介して拡大流路48に連通する。これによって、L字状管部68で形成された流路50、連通孔52、拡大流路48、及び吐出口6からなる吐出流路26が形成される。
前記挿入穴部51はノズル先端部38の偏心位置となる後部に配置される。このため、ノズル先端部38はL字状管部68の下流部71よりも径方向の外側に位置し、その大部分が下流部71よりも前側に突出する。このノズル先端部38の下流部71よりも径方向の外側に突出する部分によりタンク接続部69が構成されている。
洗剤タンク35はL字状管部68の前側に並べて配置される。洗剤タンク35は、上端開口が洗剤補給口64となった縦長容器状のタンク本体部63と、タンク本体部63の上端部の後部に前後に回動自在に枢支され、タンク本体部63の洗剤補給口64に着脱自在に取付けられる蓋部60とで構成されている。
タンク本体部63から蓋部60を取り外すことで、洗剤補給口64からタンク本体部63内に洗剤を補充できるようになっている。
タンク本体部63は図6のように吐出部22の軸方向に長く後側に開口した略C字に形成され、背面の左右方向の中央部には後方に開口するノズル収納凹部67が上下に亘って形成されている。
図7のようにタンク本体部63の下端面部の前部には下方に突出する洗剤供給口部57が形成されている。ノズル先端部38のタンク接続部69の上面における前部には凹部からなる洗剤受口部58が形成されている。
洗剤タンク35は、洗剤供給口部57を洗剤受口部58に上方から嵌め込んだ状態で、ノズル34に取り付けられる。
このように洗剤タンク35をノズル34に取り付けた状態では、平面視で略C字状の洗剤タンク35の外面は円形のノズル先端部38の外周面と面一となる。また、この洗剤タンク35のノズル収納凹部67にL字状管部68の下流部71が洗剤タンク35に囲まれた状態で収納され、これによって吐出部22の外形が全体として略円柱状となっている。
ノズル先端部38には洗剤受口部58を洗剤供給部14に連通させる洗剤供給路59が形成されている。洗剤供給路59には手動弁からなる切替弁65が設けられている。ノズル先端部38には洗剤供給切替用操作部66が設けられている。
洗剤供給切替用操作部66を操作して切替弁65の開閉を手動で切替えられるようになっている。これにより、洗剤タンク35を洗剤供給路59を介して洗剤供給部14に連通させ洗剤タンク35から洗剤供給部14に洗剤を供給して吐出口6から洗剤を含む洗浄水を吐出する状態と、洗剤タンク35と洗剤供給部14を切替弁65にて遮断して洗剤供給部14に洗剤を供給せず、吐出口6から洗剤を含まない洗浄水を吐出する状態とを切り替えられるようになっている。
洗剤タンク35の洗剤供給口部57にはノズル34から洗剤タンク35を取り外した状態で、洗剤供給口部57から洗剤タンク35内の洗剤が漏れ出すことを防止するための弁72が設けられている。
洗浄水吐出装置1を用いて気泡及び洗剤を含む洗浄水を吐出する場合は、止水栓7を開いた状態で、吐出切替用操作部29を操作して開閉弁10を開くと共に、洗剤供給切替用操作部66を操作して切替弁65を開く。
これにより水供給管から洗浄水流路5に供給された洗浄水には、吐出部22の気体混入部13にて気体が混合されると共に洗剤供給部14にて洗剤が混合され、減圧・加圧部53を経て微細化された気泡及び洗剤を含む洗浄水が吐出口6から下側のシンク3に向けてシャワー状に吐出されることとなる。
このように、吐出された洗浄水には、微細化された多数の気泡と洗剤が含まれているため洗浄効果が高く、食器等の被洗浄物を綺麗に洗浄することができる。
また、洗剤を含まない洗浄水を吐出する場合は、止水栓7を開いた状態で、吐出切替用操作部29を操作して開閉弁10を開くと共に、洗剤供給切替用操作部66を操作して切替弁65を閉じれば良く、この場合、洗剤の消費量を抑えることができる。
ここで、洗浄用カラン18には、連結管部21の給水管部に対する上下方向の回動範囲を規制する給水管部側回動規制手段と、吐出部22の連結管部21に対する左右方向の回動範囲を規制する吐出部側回動規制手段とが個別に設けられている。
そして、給水管部側回動規制手段及び吐出部側回動規制手段により、前記吐出部22の可動範囲を洗剤供給部14(詳しくは洗剤供給部14の洗浄水流路5側の端)が大気開放弁32よりも下方に位置する範囲に規制する可動範囲規制手段を構成している。
図8に示すように、横管部20の先端部にはキャップ79が設けられている。
キャップ79が取付けられる横流路24の下流側端部は前方に開口する半球以下の球面81で構成されている。図6のように球面81の前端部の左右両側には前方に開口する軸用凹部82が形成されている。
球面81には前記連結管部21の嵌合部39が収納され、左右の軸用凹部82の夫々には前記回動軸40が収納される。
横流路24の下流側端部は後方に開口するキャップ79に被嵌され、キャップ79はこの状態で横流路24に係止され、取り付けられる。
キャップ79の横流路24の下流端開口に対向する前面部には、連結管部21の嵌合部39の最大外径よりも小径となった小径孔80が形成されている。
キャップ79の小径孔80の周縁部は軸用凹部82の前方を閉塞し、このキャップ79の周縁部と対向する軸用凹部82とで前記軸受け部42が構成されている。また、キャップ79の小径孔80の周縁部と球面81とで前記保持凹部41が構成されている。
キャップ79の小径孔80の上側の縁部は、図8のように連結管部21を横管部20に対して最大限上方に回動させたときに、L字状管部68の上流管体36又は連結管部21が当たる上側当接部83となる。上側当接部83により、連結管部21のそれ以上の上方への回動が規制されている。
同様に、図示は省略するが、キャップ79の小径孔80の下側の縁部は、連結管部21を横管部20に対して最大限下方に回動させたときに、L字状管部68の上流管体36又は連結管部21が当たる下側当接部84となる。この下側当接部84により、連結管部21のそれ以上の下方への回動が規制される。
そして、上側当接部83及び下側当接部84と、L字状管部68の上側当接部83及び下側当接部84の夫々に当接する部分により、給水管部側回動規制手段が構成されている。
前記キャップ79の上側当接部83及び下側当接部84にて連結管部21の上下の回動範囲が規制され、これによりノズル34は連結管部21を介して横流路24に回動して、吐出部22の吐出口6の向きを前斜め下方から後斜め下方までの範囲内でのみ変更できるようになっている。
図10(a)に示すように連結管部21の前端面には前方に突出するストッパ部85を上下に2個一体に設けてある。
図10(b)に示すように、上流管体36の内面の周方向の一部には上流管体36の内側に向けて突出する突起86が一体に突設してある。
図9に示すように、上流管体36を連結管部21に対して最大限右側に回動させたときに、突起86は一方のストッパ部85に当接する。これにより、ノズル34のそれ以上の右方への回動が規制される。
同様に、図示は省略するが、上流管体36を連結管部21に対して最大限左側に回動させたときに他方のストッパ部85に当接する。これにより、ノズル34のそれ以上の左方への回動が規制される。
そして、上記両ストッパ部85と突起86で吐出部側回動規制手段が構成されている。
すなわち、前記両ストッパ部85及び突起86にて、上流管体36の左右の回動範囲が規制され、これにより吐出部22は、吐出口6の向きを左斜め下方から右斜め下方までの範囲内でのみ変更できるようになっている。
上記連結管部21を横管部20に対して前後に回動すると共に、ノズル34を連結管部21に対して左右に回動することにより、吐出部22は前後方向及び左右方向に回動して吐出口6の向きを任意の向きに変更できるようになっている。
そして、上記給水管部側回動規制手段及び吐出部側回動規制手段で構成された可動範囲規制手段により、吐出部22の洗剤供給部14が常に大気開放弁32の最下限位置となる流入口部33の上端よりも下方に位置するようにしてあり、洗剤供給部14からの洗剤の逆流を防止することができる。
また、本例では、給水管部の先端部に連結管部21の一端部を上下方向にのみ回動可能に連結すると共に吐出部22を連結管部21の他端部に左右方向にのみ回動可能に連結し、給水管部側回動規制手段と吐出部側回動規制手段とを個別に設けてある。
このため、給水管部側回動規制手段による回動規制と、吐出部側回動規制手段による回動規制を確実なものとすることができる。
図11に他例の洗浄水吐出装置1を示す。なお以下の説明では一例の洗浄水吐出装置1と同一の構成については同一の番号を付与し、重複する説明は省略する。
本例の洗浄水吐出装置1は、洗浄水流路5の上流部17が、縦管部19に設けられた湯水混合部75と、湯水混合部75に並列で接続される湯用配管76及び水用配管77で構成されている。水用配管77には常温の水道水が供給され、湯用配管76には給湯器を通して加熱された温水が供給され、水用配管77から供給された水と、湯用配管76から供給された温水とを湯水混合部75にて混合し、これを吐出口6から吐出できるようになっている。
洗浄用カラン18の縦管部19の下部にはレバーからなる操作部78が設けられている。操作部78を操作することにより、湯水混合部75にて混合される湯と水の混合比及び混合された洗浄水の吐出量を手動で調節できるようになっている。
なお、図11では連結管部21の図示は省略されているが、本例の吐出部22は一例と同様に連結管部21を介して横管部20に連結されている。また、一例と同様に可動範囲規制手段により吐出部22の可動範囲が大気開放弁32よりも下方に位置するよう既成されているものである。
また、本例の洗浄水吐出装置にあっては、逆止弁8及び定流量弁9は湯水混合部75よりも下流側に設けられている。また、湯水混合部75が、開閉弁10及び流量調整弁11の機能を有しているため、開閉弁10及び流量調整弁11は設けられていない。
また、上記各例では、給水管部の先端部に連結管部21の一端部を上下方向以外の所定方向にのみ回動可能に連結すると共に吐出部22を連結管部21の他端部に前記所定方向とは異なる方向にのみ回動可能に連結し、これらの回動範囲を給水管部側回動規制手段及び吐出部側回動規制手段により、規制しても良い。
本発明の実施の形態の一例の洗浄水吐出装置を示し、洗浄用カランの側断面図である。 同上の洗浄水吐出装置を設けた流し台の斜視図である。 同上の洗浄水吐出装置の説明図である。 同上の洗浄用カランの斜視図である。 同上の大気開放孔を開放した状態を示す洗浄用カランの側断面図である。 同上の洗浄用カランの要部の水平断面図である。 同上の吐出部の側断面図である。 同上の連結管部を最大限上方に回動した状態を示す側断面図である。 同上の上流管体を最大限右側に回動した状態を示す側断面図である。 (a)は連結管部の斜視図であり、(b)は上流管体の斜視図である。 他例の洗浄水吐出装置の説明図である。
符号の説明
3 シンク
14 洗剤供給部
21 連結管部
22 吐出部
32 大気開放弁

Claims (1)

  1. 平面視でシンクの周縁部からシンク内に向けて突出する給水管部と、給水管部の先端部に連結管部を介して設けられて給水管部から供給された洗浄水をシンク内に吐出する吐出部を備え、吐出部に前記洗浄水に洗剤を供給する洗剤供給部を設け、洗剤供給部よりも上流側に止水手段を設けると共に、給水管部の前記止水手段よりも下流側の位置に、止水手段で止水したときに給水管部内を大気に開放するための大気開放弁を設け、前記給水管部の先端部に連結管部の一端部を所定方向にのみ回動可能に連結すると共に吐出部を連結管部の他端部に前記所定方向とは異なる方向にのみ回動可能に連結し、前記連結管部の給水管部に対する回動範囲を規制する給水管部側回動規制手段と、前記吐出部の連結管部に対する回動範囲を規制する吐出部側回動規制手段とを個別に設け、これら給水管部側回動規制手段及び吐出部側回動規制手段により、前記吐出部の可動範囲を洗剤供給部が大気開放弁よりも下方に位置する範囲に規制する可動範囲規制手段を構成して成ることを特徴とする洗浄水吐出装置。
JP2008326530A 2008-12-22 2008-12-22 洗浄水吐出装置 Expired - Fee Related JP5179342B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008326530A JP5179342B2 (ja) 2008-12-22 2008-12-22 洗浄水吐出装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008326530A JP5179342B2 (ja) 2008-12-22 2008-12-22 洗浄水吐出装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010144493A true JP2010144493A (ja) 2010-07-01
JP5179342B2 JP5179342B2 (ja) 2013-04-10

Family

ID=42565195

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008326530A Expired - Fee Related JP5179342B2 (ja) 2008-12-22 2008-12-22 洗浄水吐出装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5179342B2 (ja)

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009074351A (ja) * 2007-08-28 2009-04-09 Panasonic Electric Works Co Ltd 気泡入り洗浄水吐出装置
JP2009257022A (ja) * 2008-04-18 2009-11-05 Panasonic Electric Works Co Ltd 洗浄水吐出装置

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009074351A (ja) * 2007-08-28 2009-04-09 Panasonic Electric Works Co Ltd 気泡入り洗浄水吐出装置
JP2009257022A (ja) * 2008-04-18 2009-11-05 Panasonic Electric Works Co Ltd 洗浄水吐出装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP5179342B2 (ja) 2013-04-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2010024780A (ja) トイレ装置
WO2009128292A1 (ja) 洗浄水吐出水栓システム
KR20110093791A (ko) 물꼭지 밸브 시스템
JP4767753B2 (ja) 微細気泡発生装置、及び風呂用給湯装置
JP4858433B2 (ja) 洗浄液吐出装置
KR101781727B1 (ko) 마이크로 버블 생성 장치 제어시스템
US20080134423A1 (en) Bidet with dual source water supply
JP5179342B2 (ja) 洗浄水吐出装置
JP2007138574A (ja) 自動水栓
JP5179340B2 (ja) 洗浄水吐出装置
JP4893687B2 (ja) 洗浄水吐出装置
JP7392781B2 (ja) 浴室
JP2020168610A (ja) 微細気泡発生装置
JP5861102B2 (ja) 便器洗浄装置
JP4977001B2 (ja) 洗浄水吐出装置
JP2004225431A (ja) 水洗便器装置
JP5395554B2 (ja) 水栓装置
KR200351198Y1 (ko) 공급수로를 갖는 거품 발생기가 장착된 비데
KR20170000693U (ko) 수전
JP7456172B2 (ja) 衛生洗浄装置
JP7310503B2 (ja) 水栓装置
JP2006161420A (ja) 自動手洗装置
JP5179341B2 (ja) 洗浄水吐出装置
JP5492068B2 (ja) 洗浄水吐出装置
JP6666600B1 (ja) 衛生洗浄装置

Legal Events

Date Code Title Description
RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20100715

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20101122

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20120113

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120906

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120918

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20121119

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20121211

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130109

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5179342

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees