JP2010137052A - 歯インプラントの結合ねじの、ねじ基部を除去する器具 - Google Patents

歯インプラントの結合ねじの、ねじ基部を除去する器具 Download PDF

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Abstract

【課題】歯インプラントに、少なくとも一部ねじ込まれたねじ基部を、容易かつ安全に除去するために使用される器具を提供すること。
【解決手段】保持領域(10)と、中間領域(15)と、保持領域(10)から遠ざかる方向にある加工領域(25)を備えた前方領域(25)を含み、さらに、加工領域(25)は、外周面と、ねじ基部(60)の上端面(62)に係合するための複数のとげ状スパイク(30、35、40、45)とを含む歯インプラント(100)の結合ねじのねじ基部(60)を除去する器具(1)を提供する。
【選択図】図5

Description

本発明は、ねじ基部を除去する器具に関し、さらに詳細には、歯インプラントから、ねじ基部を除去する器具に関する。
歯根の代わりに、人工的な交換手段として歯インプラントを使用することが、近年、歯科補綴学分野で確立された業務(プラクティス)になってきている。様々なタイプの歯インプラントがあるが、歯インプラントの内、ねじ状インプラントが、特に役に立つと実証されている。チタン又は様々なセラミックスからなる歯インプラントが典型的に使用される。
通常、ねじ状歯インプラントは、骨内にインプラントを固定するための固定部、及び、例えばクラウン用のかぶせ構造を固定するための橋脚歯部(アバットメント部;abutment part)を構成する。固定部分及び橋脚歯部が、一要素として設計されている場合、インプラントは、一体(ワンピース)インプラントとして考えられる。代わりに、二体(ワンピース)インプラントもまた、固定部及び橋脚歯部が2つの分離要素として設計され、しばしば使用されている。インプランテーションの間、ねじ状固定部は、骨にドリル加工された適当な孔にねじ込まれる。のちに、かぶせ構造は、インプラントの橋脚歯部で固定される。
二体インプラントでは、固定部及び橋脚歯部は、結合ねじの補助により、互いに接続される。この目的のために、固定部及び橋脚歯部のそれぞれは、内ねじを備える。固定部が患者の骨にインプラントされた後、橋脚歯部の内ねじが、固定部の内ねじと確かに連続して存在するように、固定部上に合わせられ、そして、結合ねじが、ねじ込まれる。対応する歯インプラントシステムが、欧州特許1,728,486号公報(EP1,728,486)に記載されており、例えば、この公報では、固定部及び橋脚歯部が、2つのインプラントの部分間の回転を回避するために、内六角部及び外六角部をそれぞれ含む。
結合ねじが、固定部及び橋脚歯部の、内ねじにねじ込まれるときに、例外的な状況で、ねじが破壊することが起こり得る。この場合には、インプラントに既にねじ込まれている結合ねじのねじ基部は、再び除去さればならない。これは、特に、ねじ基部の上端面が、比較的滑らかであり、かつ、凸部又は凹部を含まない場合の問題である。ねじ基部と、固定部及び/又は橋脚歯部の間の形状を適合させるためには、ペンチで、ねじ基部を除去することができない。
ねじ基部を、内ねじから除去し得る唯一の方法は、ねじ基部を、ドリルによって外す(ドリルアウトする)ことである。そのようにするために、孔(又は穴。以下「孔」とする)に関し、ねじ基部の中間軸に沿って、ねじ基部に、孔がねじの直径よりも僅かに小さい孔ができるようにドリル加工を施す。この手順はやや難しい。なぜならば、固定部及び/又は橋脚歯部は、非常に容易に損傷され得るからである。例えば、ドリル加工が、ねじ基部の中間軸に沿って正確に実行されない場合は、内ねじの一部が除去されたり、孔について、ドリル加工が深すぎた場合は、固定部が、結合ねじの連続部で損傷される。このように、正確さが足りないと、インプラントの安定性に大変大きな影響がもたらされる。本来、ドリルは、非常に正確にガイドされる。さらに、ドリル加工完了後は、ドリル加工された孔の外側に存在する固定用ねじの一部は、固定部及び橋脚歯部から除去しなければならない。この作業は、全体的に大変厄介であり、間違いが起こり易い。
本発明の目的は、それゆえに、ねじ基部、特に歯インプラントからのねじ基部を除去するための器具を利用できるようにすることである。そして、当該器具は、ねじ基部を、迅速かつ何ら問題なく、歯インプラントから除去可能とし、かつ、その周囲の歯インプラントを損傷しないようにすることを可能とする。
本発明の目的は、請求項1による器具によって達成される。他の好適な実施形態は、従属項に記載された技術的事項である。
ねじ基部を除去するための発明による器具は、保持領域、前方領域及び中間領域を含む。器具はまた、中央に形成された長さ方向軸Aを含む。保持領域、中間領域、前方領域及び加工領域は、器具の長さ方向軸Aと一致する、中央に配置された、共通な長さ方向軸を含む。
保持領域は、器具を掴むために使用される。中間領域は、前方領域を保持領域に結合する。前方領域は、略円筒形状を含み、かつ、保持領域から遠ざかるように向く加工領域を含み、この加工領域は、外周面を含み、かつ、3つから6つのとげ状スパイクを含む。これらのとげ状スパイクは、除去されるべき、ねじ基部の上端面と係合するために使用される。加工領域のとげ状スパイクは、器具の長さ方向軸の周りの円周方向において均一に分布されている。
本発明による器具は、歯インプラントに少なくとも一部ねじ込まれたねじ基部を除去するために使用される。この目的のために、本発明による器具は、ねじ基部の上端面で係合するための、とげ状スパイクを含む。器具のとげ状スパイクを、ねじ基部の上端面に対して押圧し、かつ、同時にトルクを器具に付与することによって、ねじ基部は、インプラントから回され外されることが可能である。とげ状スパイクは、上端面に押し込まれず、代わり、トルクが、ねじ基部の表面上で、摩擦により伝達される。このようにして、歯インプラント上の負荷及びさらに周囲の骨組織上の負荷ができるだけ低く保たれ、かつ、損傷を生じない。
略円筒形状の前方領域は、それが、インプラントの固定部及び橋脚歯部において、問題なく、挿入可能なように設計される。前方領域の直径は、好ましくは、内ねじの直径よりも、ほんの僅かに小さい。その結果、器具は、ねじ基部の除去中、インプラント部の内壁によってガイド(案内)される。
好適な実施形態では、とげ状スパイクのチップは、加工領域の外周面上に存在する。スパイクのこの配置は、本発明による器具から、ねじ基部へのトルク伝達を最適化する。さらに、略筒状ピンをグラインダ加工することによって好適になされる前方領域の作製は、スパイクのチップがさらに内側に存在する場合よりもずっと易しい。この種の配置において、スパイクは、さらに特に強い。
代わりに、とげ状スパイクのチップは、さらに内側に存在させることも可能である。
好適な実施形態では、保持領域及び/又は中間領域は、略円筒形状を含む。この構造によれば、器具を簡単に製造することができる。さらに、この実施形態では、本発明による器具の中間領域は、ガイド(案内)領域として機能し得る。そして、この中間領域は、インプラントの固定部及び橋脚歯部の略円筒状の内面によってガイドされる。このことは、器具の取り扱いをずっと容易にさせる。
他の好適な実施形態では、器具の加工領域は、4つのとげ状のスパイクを含む。この構造によれば、のちに、ねじ基部を除去するために、トルクをねじ基部に最適に伝達することができる。
加工領域の各スパイクは、好適には、スパイクのチップで接する実質的に3つの以下の面を含む。
(i)加工領域の外周面と一致する第1曲面、
(ii)器具の長さ方向軸Aと平行に存在する第2平面、
(iii)長手方向軸に対し角度α傾けられた第3平面。
第1曲面とは対照的に、「平面」として考えられる第2面及び第3面は、曲面化されていない。語句「平面」は、ここではこの意味に使用され、かつ、この明細書の他の箇所でも使用されている。このスパイク形状は、本発明による器具からのトルクを、ねじ基部へと特に良好に伝達することを可能にする。さらに、略円筒状のピンをグラインダ加工することによって好適に実行される前方領域の作製は、他のスパイク形状よりもずっと容易である。スパイクはまた、特別に優れた安定性を含む。
長さ方向軸Aと平行に存在する第2面は、反時計方向に見て、同一のスパイクの、傾けられた第3の面の前方にある。時計方向を定義するために、ここでの記載、及び、下記の残りの記載箇所において、本発明による器具は、とげ状のスパイクのチップの方向から観察され、そして、それにしたがって、時計方向及び反時計方向は定義されると、仮定する。同一スパイクの第2面から第3面へ反時計方向に進む場合には、長さ方向軸Aと平行にあるスパイクの第2面は、結果として、反時計方向に観察されるように、同一のスパイクの第3の傾斜面の前方に存在する。
長さ方向軸Aと平行に存在する第2面及び傾けられた第3面は、ねじ基部除去中、長さ方向軸Aに平行に存在する面が、先の位置(リード位置)にあるように好ましくは配置されている。それゆえに、ねじ基部を除去するために、器具が反時計方向に回される必要がある場合は、現在、汎用的に使用されているねじの場合のように、長さ方向軸Aと平行な第2面が、そのとき、同一軸上の第3の傾けられた面の前に好適に存在する。この配置は、トルクをねじ基部に伝達することを最適化する。結果として、少なくとも与えることが可能な力が付与されなければならず、インプラント上及び周囲の骨組織上へ付与される負荷ができるだけ小さく保たれる。
第3の傾けられた面は、器具の長さ方向軸Aに対し、好ましくは30°から60°の範囲のいずれかの角度α、さらに好ましくは45°の角度α傾けられている。
他の好適な実施形態では、本発明による器具の各スパイクは、チップにおいて接する、以下の3つの面を実質的に含む。
(i)加工領域の外周面と一致する第1曲面、
(ii)長さ方向軸Aに対し、角度β傾けられた第2平面、及び、
(iii)長さ方向軸Aに対し、角度γ傾けられた第3平面。
2つの角度β及びγは、互いに独立しており、好適には10°から45°の範囲のいずれかの角度であり、さらに好適には20°から30°の範囲のいずれかの角度である。
他の好適な実施形態では、加工領域の各スパイクは、チップと接する以下の3つの表面を実質的に含む。
(i)加工領域の外周面と一致する第1曲面、
(ii)長さ方向軸Aに対し、角度δ内側に傾けられた第2曲面、及び、
(iii)長さ方向軸に対して、角度ε内側に傾けられた第3曲面。
2つの角度δ及びεは、互いに独立しており、好適には10°から45°の範囲のいずれかの角度、さらに好ましくは20°から30°の範囲のいずれかの角度である。
好適な実施形態において、本発明による器具の保持領域は、トルクが手動によって器具に伝達可能になるように設計されている。このことで、ねじ基部を、大変な労力を要したり、他の必要な道具を用いることなく、容易に回転可能とする。
代わりに、本発明による器具の保持領域が、トルクが、ラチェットレンチの手段によって、器具に伝達可能なように設計される。この場合は、より大きなトルクが、本発明による器具、および、結果的にねじ基部に伝達可能である。
好適な実施形態では、本発明による器具の材料及び形状は、当該器具が使用後に殺菌可能であり、かつ、ねじ基部を、特に歯インプラントから再び除去し使用できるように選択される。その形状に関しては、器具が、逃げ溝(アンダーカット)部又は殺菌によるアクセスが困難な他の領域を含まない配慮が、確かに払わなければならない。代わりに、器具は、一回だけの使用の設計が可能でもある。
好適な実施形態では、器具の少なくとも加工領域は、強くかつ殺菌し易い材料からなり、特に、金属から作製されている。少なくとも加工領域は、スレンレス鋼、例えばクロナイダ[Cronidur(登録商標)]から作られている。好ましくは加工領域のみに対してばかりでなく、代わりに、器具全体が特にステンレス鋼の材料のようなものから作製されていてもよい。このことは、本発明による、器具の製造、清掃及び殺菌を、かなり容易にする。
本発明はさらに、ねじ基部を除去するための、特に、歯インプラントからねじ基部を除去するための上記の本発明による器具の使用方法に関する。上記のように、本発明による器具の使用方法は、ねじ基部の上端面が非常に滑らかであるときに、特に有利なものである。この場合、ねじ基部は、インプラントやその周りの骨組織を損傷することなく、本発明による器具の補助によって、インプラントから除去可能である。
本発明による器具の側面図を示す。 本発明による器具の前方領域及び中間領域の側面図を示す。 本発明による器具の前方領域及び中間領域の斜視図を示す。 本発明による器具の前方領域の斜視図を示す。 歯インプラントからねじ基部を除去するための、本発明による器具の使用方法を説明するための概略図を示す。
図1は、ねじ基部を除去するための本発明による器具1を示す。図示されている器具1はスレンレス鋼から作製されており、かつ、保持領域10、中間領域15及び前方領域20を有し、かつ、中央に形成された長さ方向軸Aを含む。前方領域20は、保持領域10から遠ざかる方向にある加工領域25を含む。示された実施形態では、保持領域10、中間領域15及び前方領域20は、略円筒形状を含み、その直径は、各場合において、中間領域15を横切り、保持領域10から前方領域20に向けて減少する。中間領域の直径は、ねじ基部を除去するときに、該中間領域がインプラントによってガイド(案内)されるように選択される。同様に、前方領域の寸法は、ねじ基部、並びに保持領域10及び橋脚歯部のサイズに適合されている。保持領域10と中間領域15との間には、第1移行(transition)領域12が配置されている。この第1移行領域12の直径部は、保持領域10の直径部から中間領域15の直径部へと移行している。中間領域15と前方領域20との間には、第2移行領域17が配置されている。この第2移行領域17の直径部は、中間領域15の直径部から前方領域20の直径部へと移行している。そして、図示された器具1は、加工領域25と隣接する第3移行領域22を含む。
保持領域10は、器具1の長さ方向軸Aと平行に延び、かつ、器具1を掴むことを容易にし、かつ滑ることを防止するように設計される、複数の層状(ラメラ状)突起部11を含む。これらの層状突起部11は、まったく逃げ溝(アンダーカット)部を含まない。その結果、器具1は容易に殺菌可能である。複数の層状突起部11はまた、適当なツールが突起部11と交差可能なように設計される。
図2から図4は、器具1の、中間領域15、前方領域20及び加工領域25の、拡大側面図と斜視図を示す。図1から図5に示された加工領域25は、長さ方向軸Aの周りの円周方向において均一に分布されている、4つのとげ状のスパイク30、35、40及び45を含む(図2参照)。4つのとげ状のスパイク30、35、40及び45の、チップ31、36、41及び46は、加工領域25の外周面27上にある(図3参照)。4つのとげ状のスパイク30、35、40及び45のそれぞれは、チップ31、36、41及び46(図4参照)と接する3つの面を実質的に含む。すなわち、第1の曲面42、47は、加工領域25の外周面27に一致する。第2の平面33、38は、器具1の長さ方向軸Aと平行である。そして、第3の平面24、39、44及び49は、長さ方向軸Aに対して角度α傾けられている。
図5は、顎骨90に挿入されている歯インプラント100による概念的な断面図を示す。歯インプラント100は、固定部80、及び固定部80に嵌合する橋脚歯部70を含む。固定部80は、顎骨90内に歯インプラント100を固定するための外ねじ84を含む。橋脚歯部70及び固定部80の双方共に、固定部の内ねじ82の軸方向連続部において正確に存在する橋脚歯部70の内ねじ72、及び内ねじ82を含む。ねじ基部60、すなわち、結合ねじが折れて取れた部分は、内ねじ72、82の中に居座っている。ねじ基部60は、歯インプラント100の内ねじ72、82の中に固定するための外ねじ64を含む。クラウンの端部では、ねじ基部60は、実質的に真直な上端面62を含む。前方領域20、第3移行領域22、及び4つのとげ状スパイク30,35,40及び45を含む加工領域25が図面で見得る本発明による器具1は、内ねじ72、82から、ねじ基部60を除去する目的で使用される。この目的のために、加工領域25の、4つのとげ状スパイク30,35,40及び45は、ねじ基部60の上端面62に押圧される。器具1を回すことによって、トルクが、ねじ基部60に伝達可能であり、そして、その結果、ねじ基部60は、歯インプラント100から除去され得る。
1:器具、10:保持領域、15:中間領域、20:前方領域、25:加工領域、27:外周面、30、35、40及び45:とげ状スパイク、60:ねじ基部、62:上端面。

Claims (14)

  1. 歯インプラント(100)の結合ねじの、ねじ基部(60)を除去する器具(1)であって、
    (a)前記器具(1)を掴むための保持領域(10)、
    (b)該保持領域(10)から遠ざかる方向にあり、かつ、外周面(27)及び前記ねじ基部の上端面(62)に係合するための3つから6つのとげ状スパイク(30、35、40、45)を含む加工領域(25)を備えた実質的な円筒状前方領域(25)、及び、
    (c)前記前方領域(20)を前記保持領域(10)に接続する中間領域(15)を含み、
    並びに、
    前記器具(1)は、中間に配置された長さ方向軸Aを含み、
    前記保持領域(10)、前記中間領域(15)、前記前方領域(20)及び前記加工領域(25)は、前記器具(1)の長さ方向軸Aと一致し、かつ、共通な、中間に配置された長さ方向軸を含んでおり、
    前記加工領域(25)の前記とげ状スパイク(30、35、40、45)が、前記長さ方向軸の周りの円周方向に均一分布されていることを特徴とするねじ基部(60)を除去する器具(1)。
  2. 前記加工領域のとげ状スパイク(30、35、40、45)のチップ(31、36、41、46)は、前記加工領域の外周面(27)上にあることを特徴とする請求項1に記載の器具(1)。
  3. 前記保持領域(10)及び/又は前記中間領域(15)は、実質的に円筒形状を含むことを特徴とする請求項1又は2に記載の器具(1)。
  4. 前記加工領域(25)が、4つのとげ状スパイク(30、35、40、45)を含むことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の器具(1)。
  5. 各スパイク(30、35、40、45)は、チップ(31、36、41、46)に接する実質的に3つの表面を含み、該表面のうち、
    第1の曲面(42、47)は、前記加工領域の外周面と一致し、
    第2の平面(33、38)は、前記器具(1)の長さ方向軸Aと平行に存在し、
    第3の平面(34、39,44、49)は、前記長さ方向軸Aに対し、角度α傾けられていることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の器具(1)。
  6. スパイク(30、35、40、45)の、前記長さ方向軸Aに平行に存在する前記第2の表面(33、38)は、同一スパイク(30、35、40、45)の反時計方向において、前記第3の傾けられた表面(34、39、44、49)の前に存在することを特徴とする請求項5に記載の器具(1)。
  7. 前記角度αは、30°から60°の範囲内のいずれかの角度、好ましくは45°であることを特徴とする請求項5又は6のいずれか1項に記載の器具(1)。
  8. 各スパイク(30、35、40、45)は、前記チップ(31、36、41、46)に接する3つの表面を含み、これらの表面のうち、
    第1の曲面は、前記加工領域(25)の外周面(27)と一致し、
    第2の平面は、前記長さ方向の軸Aに対し角度β傾けられており、かつ、
    第3の平面は、前記長さ方向の軸Aに対し角度γ傾けられている
    ことを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の器具(1)。
  9. 各スパイク(30、35、40、45)は、前記チップ(31、36、41、46)に接する実質的に3つの表面を含み、これらの表面のうち、
    第1の曲面は、前記加工領域(25)の外周面(27)と一致し、
    第2の内側に曲げられた曲面は、前記長さ方向軸Aに対し角度δ傾けられており、
    かつ、
    第3の内側に曲げられた曲面は、前記長さ方向軸Aに対し角度ε傾けられている
    ことを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の器具(1)。
  10. 前記保持領域(10)は、トルクが、手によって前記器具に伝達されるように設計されていることを特徴とする請求項1から9のいずれか1項に記載の器具(1)。
  11. 前記保持領域(10)は、トルクが、ラチェットレンチによって前記器具に伝達されるように設計されていることを特徴とする請求項1から9のいずれか1項に記載の器具(1)。
  12. 少なくとも前記加工領域(25)が、ステンレス鋼で作製されていることを特徴とする請求項1から11のいずれか1項に記載の器具(1)。
  13. 前記器具(1)の全体が、ステンレス鋼で作製されていることを特徴とする請求項12に記載の器具(1)。
  14. 歯インプラント(100)の結合ねじの、ねじ基部(60)を除去するための請求項1から13のいずれか1項に記載の器具(1)の使用。
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