JP2010136996A - 幕板付き折り畳みテーブル - Google Patents

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Abstract

【課題】簡素な構成で幕板を上方位置と下方位置とで切り換え可能とするとともに、幕板を上方位置に保持可能とする幕板付き折り畳みテーブルを提供すること。
【解決手段】脚体3よりも背面側の天板2の下部に、背面側に向けて延設された幕板取付部18を有し、幕板2の下部は、脚体3に下部リンク部材18を介して枢支されるとともに、幕板2の上部は、幕板取付部18の下部に上部リンク部材19aを介して枢支され、幕板2は、略垂直をなして脚体3の背面側を覆う上方位置と、上方位置から下方に向けて揺動された下方位置と、で揺動自在とされており、幕板取付部18の上部には、背面側に向けて開口する弾性片21bを備える保持部21が配置され、保持部21は上部リンク部材19aを背面側に向けて着脱可能に保持すること。
【選択図】図4

Description

本発明は、天板を、略水平をなす使用位置と、略垂直をなす折り畳み位置と、の間で回動可能に枢支した折り畳みテーブルに係り、特に、着座者の足を隠すための幕板が設けられた幕板付き折り畳みテーブルに関する。
従来、天板と、この天板を左右端部から支持して天板を前後方向に回動可能に枢支する支柱(脚体)と、天板の下方及び支柱の背面側で支柱の背面側を覆うように取り付けられた幕板と、を備え、不使用時には、天板を略垂直となるように回動させて場所を取らずに収納できる幕板付き折り畳みテーブルがある。このような幕板付き折り畳みテーブルでは、支柱の背面側における天板下方に配線ダクトが配置されており、幕板は上部リンク(上部リンク部材)及び下部リンク(下部リンク部材)を介して支柱に対して上下方向に揺動可能に枢支されているとともに、支柱の背面側における天板下方にて、上端部を天板に回動可能に枢支された支持杆の下端部が、上部リンクに移動可能に係合され、上部リンクには、支持杆の下端部の移動可能と移動不可能とを切り換え可能なラッチが枢支され、このラッチが幕板側に向けて付勢されており、使用者がラッチを操作することによって、上方(上方位置)に配置された幕板を下方(下方位置)に移動させることで、配線ダクトでのコードの接続等の作業を行い易くしているものがある(例えば、特許文献1参照)。
特開2007−130322号公報(第5頁、第3図)
しかしながら、特許文献1に記載の幕板付き折り畳みテーブルにあっては、ラッチが付勢力を有するバネを備えるため、その部品数が嵩んでしまい、かつ上部リンク(上部リンク部材)にラッチを取り付ける際には、支柱の背面側の天板下方にて、ラッチの取り付けを行わなければならないばかりか、支柱の背面側の天板下方には、幕板付き折り畳みテーブルを構成する多くの部材が集中しているためにラッチが取り付け難いという問題がある。
本発明は、このような問題点に着目してなされたもので、天板の下面と幕板の上部との間の間隔を拡張させて配線ダクトへの配線を行えるようにした幕板付き折り畳みテーブルにおいて、簡素な構成で幕板を上方位置と下方位置とで切り換え可能とするとともに、幕板を上方位置に保持可能とする幕板付き折り畳みテーブルを提供することを目的とする。
前記課題を解決するために、本発明の請求項1に記載の幕板付き折り畳みテーブルは、
天板と、該天板の左右端部に取り付けられる支持ブラケットと、該支持ブラケットを介して前記天板を支持する脚体と、該脚体の背面側を覆うように前記天板下方に配置された幕板と、を備え、前記支時ブラケットは、前記天板を略水平をなす使用位置と、略垂直をなす折り畳み位置と、の間で回動可能に枢支した幕板付き折り畳みテーブルであって、
前記脚体よりも背面側の前記天板の下部に、背面側に向けて延設された幕板取付部を有し、前記幕板の下部は、前記脚体に下部リンク部材を介して枢支されるとともに、該幕板の上部は、前記幕板取付部の下部に上部リンク部材を介して枢支され、前記幕板は、略垂直をなして前記脚体の背面側を覆う上方位置と、該上方位置から下方に向けて揺動された下方位置と、で揺動自在とされており、前記幕板取付部の上部には、背面側に向けて開口する弾性片を備える保持部が配置され、該保持部は前記上部リンク部材を背面側に向けて着脱可能に保持することを特徴としている。
この特徴によれば、保持部は弾性片を弾性変形させることによって上部リンク部材を着脱可能とすることができるので、幕板付き折り畳みテーブルは、幕板を上方位置に保持するためのロック機構等を設ける必要が無くなり、かつ幕板取付部の下部で上部リンク部材を枢支するとともに、幕板取付部の上部で上部リンク部材を保持することによる簡素な構造として幕板の上方位置と下方位置とを切り換えることができる。
本発明の請求項2に記載の幕板付き折り畳みテーブルは、請求項1に記載の幕板付き折り畳みテーブルであって、
前記上部リンク部材と前記幕板取付部とが対向して配置され、前記幕板取付部における前記上部リンク部材と対向する側に前記保持部が設けられるとともに、前記上部リンク部材における前記幕板取付部と対向する側に前記保持部に保持される被保持軸が設けられていることを特徴としている。
この特徴によれば、保持部は被保持軸を保持するだけの大きさに形成されればよく、保持部は上部リンク部材に対して小さい形状とすることができる。
本発明の請求項3に記載の幕板付き折り畳みテーブルは、請求項2に記載の幕板付き折り畳みテーブルであって、
前記幕板には、正面側に向かって枢支片が延設されており、該枢支片は、前記上部リンク部材に前記被保持軸と同一軸心上で枢支されることを特徴としている。
この特徴によれば、幕板付き折り畳みテーブルの使用位置と折り畳み位置とを切り換える際に、枢支片と被保持軸が異なる軸心上で枢支されていることによる軸心の軌跡の相違によって、被保持軸が保持部から脱落してしまうことを防止することができる。
本発明の請求項4に記載の幕板付き折り畳みテーブルは、請求項3に記載の幕板付き折り畳みテーブルであって、
前記枢支片は、前記上部リンク部材に形成されて該枢支片と略同一の幅寸法を有する溝部内に挿通枢支されていることを特徴としている。
この特徴によれば、幕板の上方位置及び下方位置を、枢支片が溝部内で幅方向の移動を規制されることによって、枢支片が幅方向にずれてしまうことを防ぐことができる。
本発明に係る幕板付き折り畳みテーブルを実施するための最良の形態を実施例に基づいて以下に説明する。
本発明の実施例を図面に基づいて説明すると、先ず図1は、本発明の実施例における折り畳みテーブルの全体像を示す斜視図であり、図2は、折り畳みテーブルの折り畳み位置を示す側面図であり、図3は、折り畳みテーブルの使用位置を示す側面図であり、図4は、折り畳みテーブルの幕板の下方位置を示す側面図であり、図5(a)は、幕板上部ステーを示す平面図であり、図5(b)は、幕板上部ステーを示す側面図であり、図5(c)は、幕板上部ステーを示す正面図であり、図6(a)は、吊り材を示す斜視図であり、図6(b)は、吊り材を示す側面図であり、図7は、ラッチを示す斜視図であり、図8は、上部ステーを示す斜視図であり、図9は、図5(b)における幕板上部ステーのA−A断面図であり、図10(a)は、幕板が上方位置であるときの幕板上部ステーを示す側面図であり、図10(b)は、幕板が下方位置であるときの幕板上部ステーを示す側面図である。以下、図2から図4の紙面右側を折り畳みテーブルの正面側とし、図5(a)、図5(b)、図6(b)の紙面左側を幕板上部ステーの正面側とし、図5(c)の紙面奥側を幕板上部ステーの正面側とし、図9の紙面手前側を幕板上部ステーの正面側として説明する。
図1の符号1は、本発明の適用された折り畳みテーブルである。この折り畳みテーブル1は、図1から図3に示すように、天板2と、この天板2の下方の左右端に配置されて、天板2を下方から支持するための一対の脚体3と、を有している。これら脚体3には、上部に前後方向に延びる天板支持ブラケット4と、下部に前後方向に延びる基部ブラケット5と、を有している。これら天板支持ブラケット4と基部ブラケット5とは、上下方向に延びる柱体6を介して互いに接続されている。
天板支持ブラケット4は、天板2が略水平をなす使用位置(図3参照)と、天板2が脚体3の後方で上面を背面側に向けて略垂直をなす折り畳み位置(図2参照)と、の間で回動可能としている。また、天板支持ブラケット4の外側には、折り畳みテーブル1を使用位置と、折り畳み位置と、で切り換えるための操作レバー7が取り付けられている。
この操作レバー7は、天板支持ブラケット4内の折り畳みテーブル1を使用位置または折り畳み位置で固定するための図示しないロック機構に接続されており、使用者が操作レバーを操作することによって、ロック機構による折り畳みテーブル1の使用位置及び折り畳み位置における固定状態が解除されるようになっている。
このため、使用者は、操作レバー7を操作することによって、折り畳みテーブル1の使用位置と折り畳み位置とを切り換えることができる。更に、基部ブラケット5の前端部及び後端部には、床面に設置されるキャスター8が取り付けられており、使用者は、折り畳みテーブル1を床面上で自在に移動させることができる。尚、特に図示しないが、折り畳みテーブル1は、折り畳み位置とすることで、複数の折り畳みテーブル1を近接させて収納できるようになっている。
両天板支持ブラケット4の前部には、荷受板9が取り付けられている。この荷受板9と天板2と両天板支持ブラケット4とによって、天板2の下方で正面側に開口する収納空間10を形成しており、テーブル1の使用者は、この収納空間10内に鞄等の荷物を収納可能となっている。
また、両天板支持ブラケット4の後部には、配線ダクト11が取り付けられている。この配線ダクト11は、天板2上でノートPC等の端末機器12等を使用する際に、図示しない電源に接続された電源タップ13等を内部に載置可能となっている。天板2上の端末機器12は、配線ダクト11上に挿通させた電源コード14を電源タップ13に接続させることにより電力を得るようになっている。
更に、配線ダクト11の背面側には、脚体3の背面側を覆う幕板15が設けられている。この幕板15は、床面に対して略垂直をなして天板2との間の上下寸法がL1となる上方位置と、上方位置から下方に揺動されて天板2との間の上下寸法がL1よりも大きくなるL2(L2>L1)となる下方位置と、で切り換え可能となっている。つまり幕板15が上方位置にあるときには、幕板15と天板2との間が狭くなり、幕板15が下方位置にあるときには、幕板15と天板2との間が広くなる。
この幕板15を下方位置とすることで、使用者は天板2と幕板15との間から手を入れて、配線ダクト11上の電源タップ13に天板2上に載置された端末機器12の電源コード14を接続する等の配線作業が容易に行えるようになっている。
以下、この幕板15の上方位置と下方位置との切り換えについて説明する。図3に示すように、幕板15の正面側には、その上部の左右端に幕板上部ステー16が取り付けられている。この幕板上部ステー16は、前部が上方に向けて延設された略L字形状に形成されており、その上端部は天板2の下面に取り付けられている。
また、幕板15の正面側における下部の左右には、下部リンク部材17が取り付けられている。この下部リンク部材17は、一端を幕板15側に枢支されて前後方向に回動可能となっている棒材であり、他端を柱体6の内側に前後方向に回動可能に枢支されている。
図4及び図5(a)〜図5(c)に示すように、幕板上部ステー16は、側面視で略L字形状に形成された本発明における幕板取付部としての吊り材18と、吊り材18の下部に前後方向に回動可能に枢支される上部ステー19と、上部ステー19の上部とに枢支されて幕板15の正面に取り付けられる取付具20と、上部ステー19を吊り材18に保持するための本発明における保持部としてのラッチ21と、から構成されている。このうち、吊り材18と上部ステー19と取付具20とは、ポリアミド系樹脂等により構成されており、ラッチ21は、ポリアセタール樹脂等の耐衝撃性、弾性率、摺動特性に優れた樹脂により構成されている。
図6(a)及び図6(b)に示すように、吊り材18は、前後方向を向く前後片18aと前後片の前端部から上方に向く上下片18bとから構成されており、側面視で略L字形状に形成されている。上下片18bの上端部には、上面が平坦に形成された当接部18cが形成されている。この当接部18cは、図5(c)に示すように、正面視で略T字形状に形成されており、上下方向に貫通する螺子孔18iが複数穿設されている。このため、吊り材18は、当接部18cを天板2下面に当接させた状態で、螺子孔18iから図示しない螺子を螺着させることで、吊り材18が天板2に取り付けられる(図10(a)参照)。
尚、上下片18bは、その上端部の後部から正面側に向けて傾斜をなして形成されており、上下片18bと前後片18aとの間には、略三角形状の配線横送り用スペース18dが形成されている。電源タップ13に対する配線は、この配線横送り用スペース18dを通過して床面に垂れ下げられて、床面を伝って図示しない電源まで延設されている。
図6(a)及び図6(b)に示すように、前後片18aの後端部の上部には、左右方向を向く上部貫通孔18eが穿設されている。この上部貫通孔18eは、後述するラッチ21を挿嵌可能となっている。上部貫通孔18eの下方には、ラッチ21を下方から支持するための支持突部18gが外側方に向けて突設されている。
前後片の後端部の下部には、左右方向を向く下部貫通孔18fが穿設されている。この下部貫通孔18fは、後述する上部ステー19を吊り材18に対して枢支するための枢軸22を挿通可能となっている(図9参照)。また、下部貫通孔18fの外側方側の周縁前部には、係止突部18hが突設されている。この係止突部18hは、下部貫通孔18fと同心円上において側面視で略扇形に形成されている。
図6(b)に示すように、係止突部18hは、下部貫通孔18fの直下から前方に角度θだけ傾斜した位置から下部貫通孔18fの直上にかけて形成されている。尚、本実施例における角度θは、32.5度となっているが、角度θはおよそ20〜40度の範囲であればよい。
図7に示すように、ラッチ21は、円盤状に形成された基部21aと、基部21aの外周縁の略全周から外側方に向かって延設された外周縁部21bと、を有しており、外周縁部21bの内側は上部ステー19を保持するための保持空間21cに形成されている。また、基部21aの内側方側には、吊り材18の上部貫通孔18eに挿嵌するための嵌合突部21dが突設されている。
外周縁部21bの背面側は、ラッチ21の外方と保持空間21cとに連通する開口21eが形成されている。また、外周縁部21bの上部と基部21aとの間には、開口21eと連通するスリット部21fが形成されている。このため、外周縁部21bの上部は、先端を押圧されることで弾性により上下動可能なラッチ爪部21gに形成されている。
更に、外周縁部21bの下部の後部は、保持空間21cから背面側に向けて下方に傾斜をなすテーパー部21hに形成されている。このテーパー部21hはラッチ爪部21gと同じく弾性により上下動可能となっている。つまり、これらラッチ爪部21g及びテーパー部21hを有する外周縁部は、本発明における弾性片に構成されている。
図9に示すように、ラッチ21は、嵌合突部21dを上部貫通孔18eに挿嵌されることで吊り材18に取り付けられている。更に、図5(c)に示すように、テーパー部21hの下方から支持突部18gによって支持される。このため。ラッチ21の嵌合突部21dを軸にテーパー部21hが支持突部18gの方向に向かう回動は、支持突部18gによって規制されている。
図8に示すように、上部ステー19は、棒材である上部リンク部材19aから構成されている。この上部リンク部材19aの上端部の内側方には、円柱状の被保持軸19bが突設されており、上部リンク部材19aの下端部には、枢軸22が挿通可能な左右方向を向く下部貫通孔19cが穿設されている。
下部貫通孔19cの内側方側の周縁後部には、被係止突部19eが突設されている。この被係止突部19eは、下部貫通孔19cと同心円上で、下部貫通孔19cの直下から直上にかけての半円形の扇形に形成されている(図10(a)参照)。そして、図9に示すように、上部ステー19は、内側方側を吊り材18の外側方側と対向させるとともに、吊り材18の下部貫通孔18fと、上部ステー19の下部貫通孔19cと、に枢軸22を挿通させることで、上部ステー19は吊り材18に枢着される。
尚、図10(a)及び図10(b)に示すように、上部ステー19の枢軸22周りの正面側への回動は、係止突部18hと被係止突部18hとが下部貫通孔18f,19cの上部で当接することにより規制されている。そして、上部ステー19の枢軸22周りの背面側への回動は、上部ステー19が背面側に角度θをなして回動すると、係止突部18hと被係止突部18hとが当接するため、上部ステー19の背面側への回動は角度θをなす位置で規制されている(図6(b)参照)。
図5(a)〜図5(c)及び図8に示すように、上部リンク部材19aの上端部には、左右方向の略中央から下方に向けて溝部19fが形成されており、正面視で上向きコ字状に形成されている。上部リンク部材19aの外側方における上部には、溝部19fと上部リンク部材19aの外側方とを連通させる上部貫通孔19dが穿設されている。
図9に示すように、上部リンク部材19aの外側方から枢軸23を挿通可能となっている。また、溝部19fの上部貫通孔19dを対向する内側方には、上部貫通孔19dから挿通された枢軸23を水平に保持し、前後方向に回動自在とするための軸受部19gが形成されている。
取付具20は、幕板15の正面に取り付けられる取付板20aを有している。この取付板20aは、正面視で長方形状に形成されており、四隅には螺子孔20bが穿設されている(図5(c)参照)。これら螺子孔20bから螺子を幕板15に螺着することにより、取付板20aは幕板15に取り付けられる。取付板20aの上部の左右方向略中央には、正面側に向かって枢支片20cが延設されている。また、図9に示すように、枢支片20cの前端部には、上部貫通孔19dと同径の左右方向を向く枢支孔20dが穿設されており、枢軸23を挿通可能となっている。
更に、枢支片20cは、溝部19fと同一の左右幅に形成されており、溝部19f内に前端部を配置した状態で、上部貫通孔19dから枢支孔20dを介して軸受部19gに枢軸23を挿通させることによって、上部リンク部材19aに前後回動可能に枢支される。
尚、図9に示すように、枢軸23と枢支孔20dと被保持軸19bとラッチ21と上部貫通孔18eとは、中心が同一軸心上に配置されている(図9中一点鎖線)。このように幕板上部ステー16を構成することで、本実施例では吊り材18にて上部リンク部材19aによる幕板15の枢支と、幕板15の上方位置での保持を行うことができる。
前述したように構成された幕板上部ステー16が取り付けられることによって、図4に示すように、幕板15は、上部ステー19及び下部リンク部材17の背面側への回動によって下方位置に配置される。具体的には、図10(a)に示すように、幕板15が上方位置に配置されているときには、上部ステー19の被保持軸19bはラッチ21の保持空間21c内に保持されている。
この幕板15が上方位置に配置されている状態から使用者が幕板15の上端部を把持し、使用者が幕板15を背面側に力を加えることによって、上部ステー19は被保持軸19bによってラッチ爪部21gを上方に押し上げながら枢軸22周りに背面側に向けて回動する。このとき、下部リンク部材17は上部ステー19に追従して同方向である背面側に向けて回動する。
そして、図10(b)に示すように、上部ステー19が背面側に向けて角度θだけ回動すると、係止突部18hと被係止突部18hとが当接することで上部ステー19及び下部リンク部材17の回動が停止し、幕板15が下方位置に配置される。
一方、下方位置に配置された幕板15を上方位置に配置する場合には、使用者が幕板15の背面を正面側上方に向かって力を加えることで、上部ステー19及び下部リンク部材17を正面側に向けて回動させる。そして、上部ステー19が正面側に向けて回動されることによって、被保持軸19bはテーパー部21hを摺動しながらラッチ爪部21g及びテーパー部21hを上下方向に押圧し、保持空間21c内に配置される。
尚、ラッチ爪部21gは被保持軸19bが保持空間21c内に配置されることによって下方向きの復元力が働き、幕板15が上方位置に配置されている状態では上部ステー19が背面側に向けて回動しないように被保持軸19bを保持空間21c内に留めるようになっている。
更に尚、図3に示す幕板15が上方位置に配置されている折り畳みテーブル1の使用位置から操作レバー7を操作することによって折り畳みテーブル1を図4に示す折り畳み位置に切り換える際には、上部ステー19は被保持軸19bが保持空間21c内に保持されているため、吊り材18及びラッチ21に固定されている。
このとき、天板2が折り畳み位置に向けて回動を開始すると、吊り材18とラッチ21と上部ステー19とは、枢軸23周りに天板2と同一方向に回動を開始し、天板2に取り付けられている幕板上部ステー16自体が柱体6に近づく方向に移動を開始する。同時に、幕板15は、幕板上部ステー16に柱体6に近づく方向に牽引されることで柱体6に向けて移動がなされるとともに、下部リンク部材17が下方に向けて回動することによって下方に移動がなされ、折り畳みテーブル1が折り畳み位置となることで天板2の下方に配置される。
以上説明したように、本発明の実施例としての幕板付き折り畳みテーブル1にあっては、脚体3よりも背面側の天板2の下部に、背面側に向けて延設された吊り材18を有し、幕板15の下部は、脚体3に下部リンク部材17を介して枢支されるとともに、幕板15の上部は、吊り材18の下部に上部リンク部材19aを介して枢支され、幕板15は、略垂直をなして脚体3の背面側を覆う上方位置と、上方位置から下方に向けて揺動された下方位置と、で揺動自在とされており、吊り材18の上部には、背面側に向けて開口する外周縁部21bを備えるラッチ21が配置され、ラッチ21は上部リンク部材19aを背面側に向けて着脱可能に保持することによって、ラッチ21は外周縁部21bを弾性変形させることによって上部リンク部材19aを着脱可能とすることができるので、幕板付き折り畳みテーブル1は、幕板15を上方位置に保持するためのロック機構等を設ける必要が無くなり、かつ吊り材18の下部で上部リンク部材19aを枢支するとともに、吊り材18の上部で上部リンク部材19aを保持することによる簡素な構造として幕板15の上方位置と下方位置とを切り換えることができる。
また、上部リンク部材19aと吊り材18とが対向して配置され、吊り材18における上部リンク部材19aと対向する側にラッチ21が設けられるとともに、上部リンク部材19aにおける吊り材18と対向する側にラッチ21に保持される被保持軸19bが設けられていることによって、ラッチ21は被保持軸19bを保持するだけの大きさに形成されればよく、ラッチ21は上部リンク部材19aに対して小さい形状とすることができる。
また、幕板15には、正面側に向かって枢支片20cが延設されており、枢支片20cは、上部リンク部材19aに被保持軸19bと同一軸心上で枢支されることによって、幕板付き折り畳みテーブル1の使用位置と折り畳み位置とを切り換える際に、枢支片20cと被保持軸19bが異なる軸心上で枢支されていることによる軸心の軌跡の相違によって、被保持軸19bがラッチ21から脱落してしまうことを防止することができる。
また、枢支片20cは、上部リンク部材19aに形成されて枢支片20cと略同一の幅寸法を有する溝部19f内に挿通枢支されていることによって、幕板15の上方位置及び下方位置を、枢支片20cが溝部19f内で幅方向の移動を規制されることによって、枢支片20cが幅方向にずれてしまうことを防ぐことができる。
以上、本発明の実施例を図面により説明してきたが、具体的な構成はこれら実施例に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれる。
例えば、前記実施例では、上部ステー19とラッチ21とを別体として説明したが、上部ステーとラッチとを、弾性を有する樹脂によって一体に形成してもよい。
また、前記実施例では、ラッチ21をポリアセタール等の樹脂によって構成したが、ラッチを硬質のゴム材で構成してもよく、その場合は、保持空間内に潤滑剤を塗布することで被保持軸19bとの間に摩擦が生じないようにする。
また、前記実施例では、幕板15における正面側の上部の左右端部には幕板上部ステー16を取り付け、更に、これら幕板上部ステー16の上端部を天板2の下面に取り付けたが、幕板上部ステー16は、幕板15の正面側における左右幅方向の略中央に取り付けられ、上端部を天板2の下面に取り付けるようにしてもよい。
本発明の実施例における折り畳みテーブルの全体像を示す斜視図である。 折り畳みテーブルの折り畳み位置を示す側面図である。 折り畳みテーブルの使用位置を示す側面図である。 折り畳みテーブルの幕板の下方位置を示す側面図である。 (a)は、幕板上部ステーを示す平面図であり、(b)は、幕板上部ステーを示す側面図であり、(c)は、幕板上部ステーを示す正面図である。 (a)は、吊り材を示す斜視図であり、(b)は、吊り材を示す側面図である。 ラッチを示す斜視図である。 上部ステーを示す斜視図である。 図5(b)における幕板上部ステーのA−A断面図ある。 (a)は、幕板が上方位置であるときの幕板上部ステーを示す側面図であり、(b)は、幕板が下方位置であるときの幕板上部ステーを示す側面図である。
符号の説明
1 折り畳みテーブル
2 天板
3 脚体
4 天板支持ブラケット
5 基部ブラケット
6 柱体
15 幕板
16 幕板上部ステー
17 下部リンク部材
18 吊り材(幕板取付部)
19 上部ステー
19a 上部リンク部材
19b 被保持軸
19f 溝部
20c 枢支片
21 ラッチ(保持部)
21b 外周縁部(弾性片)
21e 開口
21g ラッチ爪部
21h テーパー部
22,23 枢軸

Claims (4)

  1. 天板と、該天板の左右端部に取り付けられる支持ブラケットと、該支持ブラケットを介して前記天板を支持する脚体と、該脚体の背面側を覆うように前記天板下方に配置された幕板と、を備え、前記支時ブラケットは、前記天板を略水平をなす使用位置と、略垂直をなす折り畳み位置と、の間で回動可能に枢支した幕板付き折り畳みテーブルであって、
    前記脚体よりも背面側の前記天板の下部に、背面側に向けて延設された幕板取付部を有し、前記幕板の下部は、前記脚体に下部リンク部材を介して枢支されるとともに、該幕板の上部は、前記幕板取付部の下部に上部リンク部材を介して枢支され、前記幕板は、略垂直をなして前記脚体の背面側を覆う上方位置と、該上方位置から下方に向けて揺動された下方位置と、で揺動自在とされており、前記幕板取付部の上部には、背面側に向けて開口する弾性片を備える保持部が配置され、該保持部は前記上部リンク部材を背面側に向けて着脱可能に保持することを特徴とする幕板付き折り畳みテーブル。
  2. 前記上部リンク部材と前記幕板取付部とが対向して配置され、前記幕板取付部における前記上部リンク部材と対向する側に前記保持部が設けられるとともに、前記上部リンク部材における前記幕板取付部と対向する側に前記保持部に保持される被保持軸が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の幕板付き折り畳みテーブル。
  3. 前記幕板には、正面側に向かって枢支片が延設されており、該枢支片は、前記上部リンク部材に前記被保持軸と同一軸心上で枢支されることを特徴とする請求項2に記載の幕板付き折り畳みテーブル。
  4. 前記枢支片は、前記上部リンク部材に形成されて該枢支片と略同一の幅寸法を有する溝部内に挿通枢支されていることを特徴とする請求項3に記載の幕板付き折り畳みテーブル。
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