JP2010135018A - 光ディスク装置およびトラック位置誤差検出方法並びにプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】トラックジャンプ動作に失敗するということがない光ディスク装置を提供する。
【解決手段】概略同心円状またはスパイラル状に情報トラックが形成された光ディスクに対し、複数の光ビームを照射し、前記複数の光ビームのうち少なくとも2つの光ビームは光ディスクの周方向にそれぞれ離れて配置されており、光ディスクからの複数の光ビームの反射光をそれぞれ、複数の受光領域に分割された光検出器によって受光し、分割された領域相互の光量差分から光ビームの集光点の前記情報トラックに対する位置誤差を検出する光ディスク装置において、予め決められた一定期間の前記トラック位置誤差信号のエンベロープの幅の最小値が予め設定された目標値に到達するようトラック位置誤差信号の振幅を調整する。
【選択図】図1
【解決手段】概略同心円状またはスパイラル状に情報トラックが形成された光ディスクに対し、複数の光ビームを照射し、前記複数の光ビームのうち少なくとも2つの光ビームは光ディスクの周方向にそれぞれ離れて配置されており、光ディスクからの複数の光ビームの反射光をそれぞれ、複数の受光領域に分割された光検出器によって受光し、分割された領域相互の光量差分から光ビームの集光点の前記情報トラックに対する位置誤差を検出する光ディスク装置において、予め決められた一定期間の前記トラック位置誤差信号のエンベロープの幅の最小値が予め設定された目標値に到達するようトラック位置誤差信号の振幅を調整する。
【選択図】図1
Description
本発明は、概略同心円状またはスパイラル状に情報トラックを備えた光ディスク装置に係り、特に、トラッキング制御機能の改良を図った光ディスク装置およびトラック位置誤差検出方法並びにプログラムに関する。
に関するものである。
に関するものである。
光ディスク装置は、光ヘッドに搭載されたレーザーから出射されたビームを概略同心円状またはスパイラル状に情報トラックを備えた光ディスクの記録面に集光して照射し、記録面で反射された反射光を光検出器にて電気信号に変換して記録面上の情報を再生する。また、レーザーから出射されたビームの光量を変化させて光ディスクの記録面に集光して照射し、記録面上に情報ピットを記録する。なお、情報トラックのことをトラックと略す。
光ディスクとしてCD、DVD、Blu-ray Diskが知られている。光ディスク装置ではビームの集光点を光軸方向およびに光ディスクの半径方向に位置決めする。光軸方向の位置決めをフォーカシング制御、光ディスクの半径方向の位置決めをトラッキング制御といい、フォーカシング制御を先に実施し、次にトラッキング制御を実施する。光軸方向の位置決めに用いる誤差信号がフォーカスエラー信号、半径方向の位置決めに用いる誤差信号がトラック位置誤差信号であり反射光からそれぞれの誤差信号を生成する。
フォーカシング制御を実施し、トラッキング制御未実施の場合、特許文献1の第2図(本明細書の図2に改めて示す)に示すように、トラックの中心および溝の中心で電気0となり、トラックと溝の境界で振幅の絶対値が最大となるトラック位置誤差信号が発生する。この場合のトラック位置誤差信号を特にトラック横断信号と呼ぶ。これはビームの集光点がトラック方向に位置制御されておらず、かつ光ディスクの偏芯によりビームの集光点を複数のトラックが通過することによる。また、図2において、あるトラックのトラック中心から隣接するトラックのトラック中心までの周期をトラック横断周期と呼び、トラック横断周期を周波数に変換したものをトラック横断周波数と呼ぶ。
トラック横断信号の振幅は光ディスクの種類(トラックの溝形状、反射率)によって異なり、光ディスク毎にトラック横断信号の振幅調整が必要になる。トラック横断信号の振幅調整を行う場合、トラック横断信号のピークとボトムをトラック横断周期毎に求め、ピーク−ボトムが振幅なので一定周期内の平均振幅を求め、それを目標振幅に到達するようトラック位置誤差信号の振幅調整を行っていた。
次にトラックジャンプ動作について説明する。 フォーカシング制御およびトラッキング制御を実施し、ビームがあるトラックを追従中に別のトラックを追従する場合、強制的にビームを別のトラックに移動する必要がある。ビームをあるトラックから別のトラックに移動する方法の一つにトラックジャンプがある。 図21に、あるトラックから隣接するトラックにビームを移動させる1トラックジャンプ時の各種波形を示す。あるトラックにビームを追従するトラッキング制御中にトラックジャンプ指令が生じ、クローズ制御であるトラッキング制御を中断し、キックパルスとブレーキパルスによるオープン制御に移行する。トラック駆動信号にキックパルスが発生する(キックパルスは一定時間後に終了する)と、対物レンズアクチュエータが動き、現在のトラックから隣のトラックにビームが移動するので、トラック位置誤差信号中にトラック横断信号が発生する。トラック位置誤差信号には図3に示すようにトラックエラー2値化スレッショルドを設け、スレッショルドを超えるとトラックエラー2値化信号はHighとなる。
キックパルスの発生からトラックエラー2値化信号に2回目のパルスが発生し、図示する2回目の立ち上がりエッジを検出してトラック駆動信号にブレーキパルスを発生させる。ブレーキパルス発生後トラック位置誤差信号が電気0に到達する(隣のトラックの中心に到達)とオープン制御からクローズ制御であるトラッキング制御に切り替わりビームが隣のトラックを追従するようトラッキング制御を行う。
図4にトラック横断信号の振幅が小さいがためにトラックジャンプが失敗する時の各種波形を示す。あるトラックにビームを追従するトラッキング制御中にトラックジャンプ指令が生じ、トラッキング制御を中断し、トラック駆動信号にキックパルスを発生する。すると、対物レンズアクチュエータが動き、現在のトラックから隣のトラックにビームが移動するので、トラック位置誤差信号中にトラック横断信号が発生する。しかし、トラック横断信号の振幅が小さい場合、トラックエラー2値化スレッショルドに到達せずトラックエラー2値化信号はLowのままでパルスは発生しない。よってキックパルスの発生後トラックエラー2値化信号に2回目のパルスが発生せず、2回目の立ち上がりエッジを検出できないのでトラック駆動信号にブレーキパルスが発生しない。ブレーキパルスが発生しないのでトラック位置誤差信号が電気0に到達(隣のトラックの中心に到達)してもトラッキング制御に切り替わることなく、ビームはキックパルスにより加速されたまま次々に先のトラックに移動するのみでトラックジャンプが完了(成功)しないことになる。このため、トラック横断信号の振幅がトラックエラー2値化スレッショルド以上に調整される必要がある。
上述したトラック位置誤差信号の生成方法として、差動プッシュプル法(DPP法)が知られている。DPP法は、例えば、特許文献2に示されている。差動プッシュプル信号(DPP信号)は、メインビームのプッシュプル信号をMPP、サブビームのプッシュプル信号をSPP、kを定数とすると、以下の式(ア)として生成される。
DPP=MPP−k・SPP (ア)
同じく特許文献2に示されている3ビームを用いたDPP法では、サブビームを2分割しサブビーム1、サブビーム2とすると、メインビームを中心として点対称にサブビーム1とサブビーム2が配置されるとともに、メインビーム、サブビーム1、サブビーム2が同一トラック上に集光される。サブビーム1のプッシュプル信号をSPP1、サブビーム2のプッシュプル信号をSPP2とすると式(ア)は、
DPP=MPP−k・(SPP1+SPP2) (イ)
と表される。
DPP=MPP−k・SPP (ア)
同じく特許文献2に示されている3ビームを用いたDPP法では、サブビームを2分割しサブビーム1、サブビーム2とすると、メインビームを中心として点対称にサブビーム1とサブビーム2が配置されるとともに、メインビーム、サブビーム1、サブビーム2が同一トラック上に集光される。サブビーム1のプッシュプル信号をSPP1、サブビーム2のプッシュプル信号をSPP2とすると式(ア)は、
DPP=MPP−k・(SPP1+SPP2) (イ)
と表される。
図8〜図10に光ディスクが1回転する間のDPP、MPP、SPPのトラック横断信号のエンベロープ変動を示す。エンベロープとは、時間軸に対してsin波であるプッシュプル信号において2π (トラックの中心から隣のトラックの中心)毎に出現する振幅のピークかつボトムの集合である。また、2π毎に出現するピークとボトムの差をエンベロープの幅と呼ぶ。図8ではDPP、MPP、SPPともエンベロープが一定である。すなわち、ピークの集合に対しどのピークも同じレベルであり、かつボトムの集合に対しどのボトムも同じレベルである。この場合をエンベロープ変動はないと定義する。また図9、図10のDPP、SPPのようにエンベロープが1回転の間に変化する場合、すなわち、ピークの集合に対し、ピークレベルが1回転内で変化し、かつボトムの集合に対しボトムレベルが1回転内で変化する場合をエンベロープ変動があると定義する。
MPPには周内エンベロープ変動はない。図11に、ディセンタおよび偏芯が存在する場合における3ビームとディスク上のトラックの位置関係を示す。トラックは便宜上1トラックのみ表示し、スパイラルでなく円としている。図11の詳細な説明は実施例で行う。図11において、光ディスクの回転中心Cからメインビームの移動する方向を示す直線Bまでの距離であるディセンタ(CC’)、および、偏芯が存在すると、SPP1とSPP2の位相差に周内変動が生じ、図9や図10に示すようにSPPに周期性を持った周内エンベロープ変動が生じる(詳細な説明は実施例で行う)。
DPPは式(ア)に示すように、SPPが影響し、図9や図10に示すようにSPPに周期性を持った周内エンベロープ変動が生じるとDPPにも周期性を持った周内エンベロープ変動が生じる。ディセンタや偏芯が存在しないと、図8に示すようにSPP、DPPに周内エンベロープ変動は発生しない。
特開平4−23230号公報
特開平9−81942号公報
上述したエンベロープ変動が存在するトラック横断信号の振幅調整を行う場合、もし、トラック横断信号の振幅が大きい箇所で一定周期内の平均振幅を求め、それを目標振幅に到達するようトラック位置誤差信号の振幅調整を行うと、トラック横断信号の振幅が最小の箇所で振幅がトラックエラー2値化スレッショルドに到達せず、トラックジャンプ動作が失敗するという問題点がある。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、その目的は、トラックジャンプ動作に失敗するということがない光ディスク装置およびトラック位置誤差検出方法並びにプログラムを提供することにある。
本発明は、概略同心円状またはスパイラル状に情報トラックが形成された光ディスクに対し、複数の光ビームを照射し、前記複数の光ビームのうち少なくとも2つの光ビームは光ディスクの周方向にそれぞれ離れて配置されており、前記光ディスクからの前記複数の光ビームの反射光をそれぞれ、複数の受光領域に分割された光検出器によって受光し、前記分割された領域相互の光量差分から前記光ビームの集光点の前記情報トラックに対する位置誤差を示すトラック位置誤差信号を得る光ディスク装置において、予め決められた第1の一定期間における前記トラック位置誤差信号のエンベロープの幅の最小値が予め設定された目標値に到達するようトラック位置誤差信号の振幅を調整するトラック位置誤差信号振幅調整手段を備えたことを特徴とする光ディスク装置である。
また、本発明は、概略同心円状またはスパイラル状に情報トラックが形成された光ディスクに対し、複数の光ビームを照射し、前記複数の光ビームのうち少なくとも2つの光ビームは光ディスクの周方向にそれぞれ離れて配置されており、前記光ディスクからの前記複数の光ビームの反射光をそれぞれ、複数の受光領域に分割された光検出器によって受光し、前記分割された領域相互の光量差分から前記光ビームの集光点の前記情報トラックに対する位置誤差を検出するトラック位置誤差検出方法において、予め決められた第1の一定期間における前記トラック位置誤差信号のエンベロープの幅の最小値が予め設定された目標値に到達するようトラック位置誤差信号の振幅を調整することを特徴とするトラック位置誤差検出方法である。
また、本発明は、概略同心円状またはスパイラル状に情報トラックが形成された光ディスクに対し、複数の光ビームを照射し、前記複数の光ビームのうち少なくとも2つの光ビームは光ディスクの周方向にそれぞれ離れて配置されており、前記光ディスクからの前記複数の光ビームの反射光をそれぞれ、複数の受光領域に分割された光検出器によって受光し、前記分割された領域相互の光量の差分から前記光ビームの集光点の前記情報トラックに対する位置誤差を示すトラック位置誤差信号を得、該トラック位置誤差信号のサンプリングデータを情報処理することによって前記光ビームの集光点の前記情報トラックに対する位置誤差を検出するトラック位置誤差検出プログラムにおいて、前記光ディスクの1回転の間における前記トラック位置誤差信号の最長周期を検出する最長周期検出処理と、前記最長周期検出処理によって検出された時点を含む一定期間を除く期間における前記トラック位置誤差信号のエンベロープの最小値を検出する振幅最小値検出処理と、前記振幅最小値検出処理によって検出された振幅最小値が予め設定された目標値となるように前記トラック位置誤差信号のレベルを調整する調整処理とをコンピュータに実行させるためのプログラムである。
本発明によれば、エンベロープ変動の存在するトラック位置誤差信号を使用する光ディスク装置において、エンベロープの幅の最小値を目標値に調整することで、光ビームをあるトラックから別のトラックに移動するトラックジャンプ動作を確実に行うことができる効果がある。
以下、図面を参照し、本発明の実施形態について説明する。本実施形態ではトラック位置誤差信号作成法の一つである差動プッシュプル法(DPP法)を用いた光ディスク装置について述べる。DPP法を用いる場合、光ディスクに概略同心円状またはスパイラル状に形成されたトラックに案内溝が必要となり、本実施形態では、一例として光ディスクにトラックに案内溝が形成されたNA0.65の記録型DVD(DVD±R、DVD±RW)を用いる。
また、以下の実施形態はハードウエアで作成しても、あるいは、マイクロプロセッサを用いたソフトウエアで作成してもよい。
また、以下の実施形態はハードウエアで作成しても、あるいは、マイクロプロセッサを用いたソフトウエアで作成してもよい。
図1は本実施形態による光ディスク装置の構成を示すブロック図である。この光ディスク装置は、光ディスク1を回転させるスピンドルモータ2、スピンドルモータ2を駆動するスピンドル駆動系3、光ディスク1に光を照射するレーザダイオード(LD)11、LD11を駆動するLD駆動部6、光ディスク1にて反射されて戻ってきた反射光を検出する光検出器12、光検出器12からの出力信号からサーボ誤差信号を生成するRF回路7、装置全体を統括するシステムコントローラ5、前記サーボエラー信号に基づき対物レンズアクチュエータ9をコントロールするサーボコントローラ4、サーボコントローラ4からの制御信号により対物レンズアクチュエータ9を駆動するサーボ駆動系8、フォーカシング制御およびトラッキング制御を行う対物レンズアクチュエータ9、LD11からの光を対物レンズに導くとともに、光ディスク1からの反射光を光検出器12に導くビームスプリッタ10、対物レンズアクチュエータ9とビームスプリッタ10とレーザダイオード11と光検出器12をひとまとめにした光ヘッド13、そして光ヘッド13を光ディスク1の半径方向に移動させるスレッドモータ14より構成されている。スレッドモータ14はサーボ駆動系8により駆動される。本発明の特徴的な要素であるトラック位置誤差信号振幅調整手段はサーボコントローラ4およびRF回路7が担当する。
図5にトラック位置誤差信号検出装置の構成を示す。図5において、11はレーザダイオード(LD)、22はLD11からの光ビームを平行ビームに変換するコリメータレンズであり、23はLD11からの光ビームを3本の光ビームに分割するとともに、そのうち2本の光ビームの略半面に略180度の位相差を与える位相付加手段としての回折格子(特許文献2の構成と同じ)、10はビームスプリッタ、9は対物レンズアクチュエータ、21は対物レンズアクチュエータ9のうちの対物レンズ、1は光ディスク、20はトラックと呼ばれるもので、図に示したようにy方向に平行である。トラックは概略同心円状またはスパイラル状であるが図のように拡大すると直線に近似される。また、図のy方向を周方向と呼ぶ。ここで、x方向とは図に示すように光ディスク1のトラックの存在する面内にあり、かつ、トラック20に垂直な方向である。
28、29、30はトラック20上の3つの集光スポットであり、同一トラック上に3つの集光スポットが存在する。これは回折格子23の効果による。28はメインビーム、30はサブビーム1、29はサブビーム2と呼び、メインビーム、サブビーム1、サブビーム2を合わせて3ビームと呼ぶ。24は3つの集光スポット28、29、30からの反射ビームを後述の4分割光検出器群12上に適当な大きさに絞り込む集束レンズである。12は4分割光検出器群で3つの4分割光検出器25、26、27からなる。3つの集光スポット28、29、30 からの反射ビームは、それぞれ対応する4分割光検出器26、27、25で受光される。
7はRF回路で3つの4分割光検出器25、26、27の各出力信号からトラック位置誤差信号を生成する。4はサーボコントローラでRF回路7にて生成したトラック位置誤差信号に位相補償を行い対物レンズアクチュエータ9のトラックキング制御信号を生成する。8はサーボ駆動系でサーボコントローラ4からのトラックキング制御信号に基づき対物レンズアクチュエータ9をトラック方向(図のx方向)に駆動する。
図6は光ディスク1上の集光スポット28、29、30の位置関係と、対応する4分割光検出器26、27、25と、RF回路7内のDPP信号生成回路46を示す。43、44、45は集光スポット30、28、29それぞれに対応する4分割光検出器25、26、27上の光スポットである。4分割光検出器25、26、27それぞれの4つの受光領域からの出力を図4のようにE、F、G、H、A、B、C、D、I、J、K、Lとすると、メインビームのプッシュプル信号(MPPと略す)は、MPP=A+D−(B+C)と表される。サブビームのプッシュプル信号(SPPと略す)は、SPP=E+H+I+L−(F+G+J+K) と表される。ここでkを定数とすると、DPP信号は以下の式(ア)として生成される。
DPP=MPP−k・SPP (ア)
DPP=MPP−k・SPP (ア)
また、図5に示すように3ビームを用いたDPP法では、サブビームをサブビーム1(30)、サブビーム2(29)と2分割し、サブビーム1のプッシュプル信号をSPP1、サブビーム2のプッシュプル信号をSPP2とすると、式(ア)は、
DPP=MPP−k・(SPP1+SPP2) (イ)
と表される。ここでSPP1=E+H−(F+G)、SPP2=I+L−(J+K)である。プッシュプル信号をPP信号と略す。
また、DPP信号が複数のビームに対するトラック位置誤差信号である。DPP信号生成回路46がトラック位置誤差信号生成回路である。
DPP=MPP−k・(SPP1+SPP2) (イ)
と表される。ここでSPP1=E+H−(F+G)、SPP2=I+L−(J+K)である。プッシュプル信号をPP信号と略す。
また、DPP信号が複数のビームに対するトラック位置誤差信号である。DPP信号生成回路46がトラック位置誤差信号生成回路である。
図5に示すように、同一トラックにメインビーム、サブビーム1とサブビーム2の3ビームが配置される光ヘッド13の場合、SPPのトラック横断信号に周内エンベロープ変動が発生し、それはディセンタ、偏芯の周方向成分に起因し、半径依存性がある。理由を以下説明する。
SPPはサブビーム1のPPとサブビーム2のPPの加算した信号である。サブビーム1のPPとサブビーム2のPPの位相差が0度だとSPPの振幅は最大になるが、位相差が180度になるとSPPの振幅が最小になる。図11はディセンタおよび偏芯存在下での3ビームとディスク上のトラックの位置関係を示す。トラックは便宜上1トラックのみ表示し、スパイラルでなく円としている。3ビームはメインビームと、メインビームと点対称に配置された2つのサブビーム1、サブビーム2から構成される。また図11で用いる記号の説明を以下に示す。
C:ディスクの回転中心位置
C”:Cから偏芯分離れたトラックの半径0位置
s1:サブビーム1の中心位置
s2:サブビーム2の中心位置
b1:メインビームの中心位置
A:メインビーム、サブビーム1,2を結ぶ直線
B:b1を通り直線Aと直角な直線(直線B上をメインビームは移動可能)
xy座標:ディスクの回転中心Cを原点とし、直線Aと平行にy軸を、直線Bと平行にx軸を設定
C’:Cを通り直線Aと平行な直線と直線Bの交点
D:ディセンタ(CC’の距離でy成分のみ)
dmax:偏芯
r:b1とC’の距離
L:サブビーム1,2の距離
C”:Cから偏芯分離れたトラックの半径0位置
s1:サブビーム1の中心位置
s2:サブビーム2の中心位置
b1:メインビームの中心位置
A:メインビーム、サブビーム1,2を結ぶ直線
B:b1を通り直線Aと直角な直線(直線B上をメインビームは移動可能)
xy座標:ディスクの回転中心Cを原点とし、直線Aと平行にy軸を、直線Bと平行にx軸を設定
C’:Cを通り直線Aと平行な直線と直線Bの交点
D:ディセンタ(CC’の距離でy成分のみ)
dmax:偏芯
r:b1とC’の距離
L:サブビーム1,2の距離
Cをディスクの回転中心とし、ここを原点として、図に示すように直線Aと平行にy軸を、直線Bと平行にx軸を設定する。直線Aはメインビーム、サブビーム1、2を結ぶ直線であり、直線Bはメインビームの中心位置b1を通り直線Aと直角な直線である。
偏芯をdmaxとし、偏芯のx成分をdx、偏芯のy成分をdyとすると、
dx=dmax×cosθ 式1
dy=dmax×sinθ 式2
と表される。ここでθは光ディスク1の回転角であり、θ=0の時、dx=damx、dy=0である。
偏芯をdmaxとし、偏芯のx成分をdx、偏芯のy成分をdyとすると、
dx=dmax×cosθ 式1
dy=dmax×sinθ 式2
と表される。ここでθは光ディスク1の回転角であり、θ=0の時、dx=damx、dy=0である。
トラックの半径0位置であるC”の座標は、
(dx,dy)=( dmax×cosθ、dmax×sinθ) 式3
と表される。サブビーム1、2の中心位置であるs1、s2の座標は、
s1の座標: (r、D+L/2) 式4
s2の座標: (r、D-L/2) 式5
と表される。Dはディセンタ、Lはサブビーム1、2の距離、rはb1とC’の距離であり、C’はy軸上で直線Bとの交点である。
(dx,dy)=( dmax×cosθ、dmax×sinθ) 式3
と表される。サブビーム1、2の中心位置であるs1、s2の座標は、
s1の座標: (r、D+L/2) 式4
s2の座標: (r、D-L/2) 式5
と表される。Dはディセンタ、Lはサブビーム1、2の距離、rはb1とC’の距離であり、C’はy軸上で直線Bとの交点である。
C”とs1を結ぶ線分C”s1のx成分、y成分をそれぞれC”s1_x、C”s1_yとし、C”とs2を結ぶ線分C”s2のx成分、y成分をそれぞれC”s2_x、C”s2_yとすると、
C”s1_x=r −dmax×cosθ 式6
C”s1_y=D+L/2−dmax×sinθ 式7
C”s2_x=r −dmax×cosθ 式8
C”s2_y=D−L/2−dmax×sinθ 式9
と表され、ディセンタD、偏芯dmax、回転角度θに応じて、線分C”s1や線分C”s2の長さが変化する。線分C”s1の長さをν1(θ)、線分C”s2の長さをν2(θ)とすると、
C”s1_x=r −dmax×cosθ 式6
C”s1_y=D+L/2−dmax×sinθ 式7
C”s2_x=r −dmax×cosθ 式8
C”s2_y=D−L/2−dmax×sinθ 式9
と表され、ディセンタD、偏芯dmax、回転角度θに応じて、線分C”s1や線分C”s2の長さが変化する。線分C”s1の長さをν1(θ)、線分C”s2の長さをν2(θ)とすると、
式6、式8より線分C”s1、線分C”s2のx成分は同じなので、式13で示すサブビーム1のPPとサブビーム2のPPの位相差には線分C”s1、線分C”s2のx成分は影響がない。すなわち、偏芯のx成分(dx)は位相差に影響がない。図12〜図21に式13、式14、式15の計算結果を示す。横軸は光ディスク(1)の回転角を0〜360度の1回転分示す。図13、図15、図17、図19、図21は上からサブビーム1のデトラック(トラックピッチvpで正規化)、サブビーム2のデトラック(トラックピッチvpで正規化)、サブビーム1のPPとサブビーム2のPPの周内位相差である。図12、図14、図16、図18、図20は上からサブビーム1のPP、サブビーム2のPP、サブビーム1のPP+サブビーム2のPP(SPPの周内エンベロープ変動)である。サブビーム1とサブビーム2の距離Lは30um、トラックピッチvpは0.4umとした。
図12、図13はD=0um、dy=50um、r=30mmとした。
図14、図15はD=50um、dy=50um、r=30mmとした。
図16、図17はD=0um、dy=234um、r=30mmとした。
図18、図19はD=50um、dy=234um、r=30mmとした。
図20、図21はD=50um、dy=234um、r=40mmとした。
図12、図13はD=0um、dy=50um、r=30mmとした。
図14、図15はD=50um、dy=50um、r=30mmとした。
図16、図17はD=0um、dy=234um、r=30mmとした。
図18、図19はD=50um、dy=234um、r=30mmとした。
図20、図21はD=50um、dy=234um、r=40mmとした。
図12、図14より偏芯50um程度では、ディセンタずれの有無にかかわらずSPP周内エンベロープ変動は微小である。図16、図18より偏芯が増えるほどSPP周内エンベロープ変動が顕著になり、ディセンタが存在しないとSPP周内エンベロープ変動は左右対称となる。一方、ディセンタが存在するとSPP周内エンベロープ変動は左右非対称となる。図18、図20より同一ディセンタ、同一偏芯下で半径位置が内周ほどSPP周内エンベロープ変動を顕著にし、SPPエンベロープ変動に半径依存性がある。
以上によりSPPのトラック横断信号に周内エンベロープ変動が発生し、それはディセンタ、偏芯の周方向成分に起因し、半径依存性があることが示された。また、メインビームはサブビームと異なり、1ビームであるのでSPPのように位相差という概念がなくMPPに周内エンベロープ変動は発生しない。DPPは式(ア)に示すように、SPPが影響するので図9や図10に示すようにSPPに周期性を持った周内エンベロープ変動が生じるとDPPにも周期性を持った周内エンベロープ変動が生じる。
次に、トラック横断信号の振幅調整について説明する。図7にトラック横断信号の振幅調整に必要な回路のブロック図を示す。サーボコントローラ4内にはピークボトムおよびトラック横断周期検出回路101、1回転検出回路103、振幅最小値検出回路104、振幅調整回路102が存在する。また、RF回路7にはDPP生成回路46とゲイン回路100が存在する。
1回転検出回路103は、スピンドルモータ2から出力されるロータ1回転あたりの極数に比例したパルス信号であるFG信号(例えば1回転あたり18パルス出力する)を18分周し、1回転で1パルスのパルス信号を生成する。サーボコントローラ4は、DPP生成回路46で生成されたDPP信号にゲイン回路100にてゲインを掛けた信号の位相補償を行い、トラックキング制御信号を生成する。また、ピークボトムおよびトラック横断周期検出回路101は、ゲインを掛けた後のDPP信号を入力してトラック横断信号のピーク値、ボトム値およびトラック横断信号の周期を計測する。
図22はピークボトムおよびトラック横断周期検出回路101の動作原理を説明する図である。入力信号はゲインを掛けた後のDPP信号にノイズ除去のためローパスフィルタ(図示せず)をかけた信号である。Δtをサンプリング周期とし、Δt毎に入力信号の振幅を取得する。サンプリング周期毎の各時刻を(1)〜(19)とする。ここで、サンプリング周期Δtはトラック横断周期よりも十分に小さい周期で、例えば、トラック横断周期の最小値が100us(10kHz)であればΔtは1/10の10us(100kHz)以下に設定する。サンプル化されたある時刻をt(n)とすると、時刻t(n)での入力信号振幅をVin(n)とし、ボトムレベルの出力をVbm(n)、ピークレベル出力をVpk(n)とする。図23にピーク検出のフローを示す。
電源投入時にはシステムコントローラ5からリセット信号がピークボトムおよびトラック横断周期検出回路101に送信され、リセット信号を検出する(図23ステップA1)とVpk(n)=0と設定する(図23ステップA2)。リセット信号が検出されず、
Vin(n−1)>Vin(n) かつ
Vin(n−1)>Vin(n−2)
である場合(図23ステップA3)、Vin(n−1)がピークであったと検出し、
Vpk(n)=Vin(n−1)
とする(図23ステップA4)。図23ステップA3の判断結果が「N」(NO)の場合、
Vpk(n)=Vpk(n−1)
と出力を保持する(図23ステップA5)。
Vin(n−1)>Vin(n) かつ
Vin(n−1)>Vin(n−2)
である場合(図23ステップA3)、Vin(n−1)がピークであったと検出し、
Vpk(n)=Vin(n−1)
とする(図23ステップA4)。図23ステップA3の判断結果が「N」(NO)の場合、
Vpk(n)=Vpk(n−1)
と出力を保持する(図23ステップA5)。
図23ステップA2、ステップA4、ステップA5の処理終了後、ステップA6にてn=n+1とし、1サンプル後にステップA1に戻る。図22では時刻(4)、(13)でピークを検出し、(3)での入力信号を(4)での出力とし、(12)での入力信号を(13)での出力としている。それ以外の時刻では1サンプル前の出力を現時刻の出力として保持している。
図24にボトム検出のフローを示す。ピーク検出と同様に、電源投入時にはシステムコントローラ5からのリセット信号を検出する(図24ステップB1)と、Vbm(n)=0と設定する(図24ステップB2)。リセット信号が検出されず、
Vin(n−1)<Vin(n) かつ
Vin(n−1)<Vin(n−2)
である場合(図24ステップB3)、Vin(n−1)がボトムであったと検出し、
Vbm(n)=Vin(n−1)
とする(図24ステップB4)。また、図24ステップB3の判断結果が「N」の場合、
Vbm(n)=Vbm(n−1)
と出力を保持する(図24ステップB5)。
図24ステップB2、ステップB4、ステップB5の処理終了後、ステップB6にてn=n+1とし、1サンプル後にステップB1に戻る。
図22では時刻(9)、(18)でボトムを検出し、(8)での入力信号を(9)での出力とし、(17)での入力信号を(18)での出力としている。それ以外の時刻では1サンプル前の出力を現時の出力として保持している。
Vin(n−1)<Vin(n) かつ
Vin(n−1)<Vin(n−2)
である場合(図24ステップB3)、Vin(n−1)がボトムであったと検出し、
Vbm(n)=Vin(n−1)
とする(図24ステップB4)。また、図24ステップB3の判断結果が「N」の場合、
Vbm(n)=Vbm(n−1)
と出力を保持する(図24ステップB5)。
図24ステップB2、ステップB4、ステップB5の処理終了後、ステップB6にてn=n+1とし、1サンプル後にステップB1に戻る。
図22では時刻(9)、(18)でボトムを検出し、(8)での入力信号を(9)での出力とし、(17)での入力信号を(18)での出力としている。それ以外の時刻では1サンプル前の出力を現時の出力として保持している。
次にトラック横断信号の周期の算出について説明する。図22において、ピークの更新(4)から次のピークの更新(13)までのサンプル数でトラック横断信号の周期は求まる。ピーク更新の度に直前のトラック横断信号の周期(ピーク間のサンプル数)を出力する。電源オン時はピーク更新したものとするとともに、トラック横断信号の周期出力は0とする。
次に、振幅最小値検出回路104を説明する。
図25にエンベロープ変動の存在するDPP信号、FG番号と振幅最小値計測範囲の関係図を示す。図25は上から1回転中のDPP信号、FG信号、FG番号である。FG信号は1回転で18発のパルス信号であり、図に示すようにFG信号の立ち上がりエッジを検出する度に1、2、3・・・とインクリメントした数字を割当て、18の次は1に戻る周期性を持ったFG番号を割当てる。また、電源投入後、最初に検出されるFG信号のパルスをFG番号1とする。
図25にエンベロープ変動の存在するDPP信号、FG番号と振幅最小値計測範囲の関係図を示す。図25は上から1回転中のDPP信号、FG信号、FG番号である。FG信号は1回転で18発のパルス信号であり、図に示すようにFG信号の立ち上がりエッジを検出する度に1、2、3・・・とインクリメントした数字を割当て、18の次は1に戻る周期性を持ったFG番号を割当てる。また、電源投入後、最初に検出されるFG信号のパルスをFG番号1とする。
DPP信号は図に示すように、1回転で2回、180度毎にトラック横断信号の周期が長くなる箇所が存在する。図では(あ)の0度(360度)、(い)の180度がこの箇所である。これはトラックの折り返しと呼ばれ、図11にて偏芯により例えばサブビーム1、2上を光ディスク1の回転角が180度までは図11のx軸の正方向にトラックが移動していたのが、光ディスク1の回転角が180度を超すと負方向にトラックが移動する。また光ディスク1の回転角が360度までは図11のx軸の負方向にトラックが移動していたのが、光ディスク1の回転角が0度を超すと正方向にトラックが移動する。
トラックの折り返し点では、図2を参考にして、ビーム上をトラックがトラック中心からどれくらいデトラックした状態で方向を反転するかによってトラック横断信号の振幅が異なり、図25の例ではトラック横断信号のピークとボトムの差で表す振幅は図25の(あ)に示すように低下している。ここで、エンベロープは、前述したように、時間軸に対してsin波であるプッシュプル信号において2π (トラックの中心から隣のトラックの中心)毎に出現する振幅のピークかつボトムの集合であり、トラックの折り返し点で発生する2π以内に出現する振幅のピークまたはボトムはエンベロープから除外する。また、2π毎に出現するピークとボトムの差をエンベロープの幅と呼ぶ。
DPP信号のエンベロープの幅の最小値を求める簡単な方法は1回転中のトラック横断信号振幅の最小値を求めることである。しかし、図25ではDPPのエンベロープの幅の最小値は光ディスク1の回転角270度でのトラック横断信号振幅であるが、1回転中のトラック横断信号の最小値を求めると光ディスク1の回転角0度の時のトラック横断信号振幅となってしまう。よって、トラックの折り返し点(トラック横断信号の長周期)を除外して、1回転中のトラック横断信号の最小値を求めることでDPP信号のエンベロープの幅の最小値を求めることが可能である。
図26にトラック横断信号の最長周期となるFG番号を求めるフローを示す。図より、1回転検出回路103出力の立ち上がりエッジを検出(図26ステップC1)すると、トラック横断信号の最長周期Tmaxに直前の1回転で求めたトラック横断信号の最長周期であるTtmpをコピーし、Ttmpを0クリアするとともに、Tmaxが出現するFG番号であるFG_TmaxをFG_Tmax=FGtmpと更新する(図26ステップC2)。図26ステップC1で立ち上がりエッジが検出できない、または図26ステップC2実行後は、時刻t(n)でのピークボトムおよびトラック横断周期検出回路101のトラック横断信号の周期Tdpp(n)がTtmpより大きいか判定する(図26ステップC3)。
Tdpp(n)>Ttmp
であれば
Ttmp=Tdpp(n)
とTtmpを更新し、Tdpp(n)でのFG番号をFGtmpに保存する(図26ステップC4)。図26ステップC3で
Tdpp(n)=<Ttmp
の場合、または図26ステップC4実行後は図26ステップC5にてn=n+1とし、1サンプル後に図26ステップC1に戻る。
Tdpp(n)>Ttmp
であれば
Ttmp=Tdpp(n)
とTtmpを更新し、Tdpp(n)でのFG番号をFGtmpに保存する(図26ステップC4)。図26ステップC3で
Tdpp(n)=<Ttmp
の場合、または図26ステップC4実行後は図26ステップC5にてn=n+1とし、1サンプル後に図26ステップC1に戻る。
以上により、ピークボトムおよびトラック横断周期検出回路101のトラック横断信号の周期を1回転検出回路103出力の立ち上がりエッジから次の立ち上がりエッジまで、即ち1回転の間モニタし、トラック横断信号の最長周期TmaxとTmaxが出現するFG番号であるFG_tmaxが求まる。図25の例では、(あ)と(い)でトラック横断信号の周期が長くなり、(あ)のほうが最長周期とする。すると、(あ)が出現するFG番号であるFG_Tmax=3となる。
FG番号は電源投入後、最初に検出されるFG信号のパルスをFG番号1とする。例えば電源オフ時にFG番号8だったFG信号のパルスが次回電源投入時に最初に検出されFG番号1となるようにFG番号は電源投入の度に割り振られ直される。また、電源オフしなくても光ディスク1をスピンドルモータ2に載せ直す度に光ディスク1の回転角がずれる。光ディスク1の回転角がずれるとトラック横断信号の最長周期FG_Tmaxに対するFG番号が変化する。
よって、図26のトラック横断信号の最長周期を求めるフローは電源投入後および光ディスク1をスピンドルモータ2に載せ直す度に1回転検出回路103出力の立ち上がりエッジから1回転後の立ち上がりエッジまでの1度実行すればよい。
図27にトラック横断信号の長周期を除外してDPP信号のエンベロープの幅の最小値(=DPP信号振幅の最小値)を求めるフローを示す。図27のフロー実行前に図26のトラック横断信号の最長周期を求めるフローを実行する。図27より、1回転検出回路103出力の立ち上がりエッジを検出すると(図27ステップD1)、PP信号振幅の最小値保存変数Vminに直前の1回転で求めたDPP信号振幅の最小値であるVtmpをコピーし、Vtmpに最大値をセットする(図27ステップD2)。DPP信号振幅をVdpp(n)とすると、ピークボトムおよびトラック横断周期検出回路101の出力であるピーク出力Vpk(n)、ボトム出力Vbm(n)を用いて、
Vdpp(n)=Vpk(n)-Vbm(n)
と表される。Vtmpに最大値をセットするとは、例えば、Vdpp(n)が0〜2Vの範囲で変動するとすると、Vtmpには2Vより大きい値を最大値としてセットすることである。
Vdpp(n)=Vpk(n)-Vbm(n)
と表される。Vtmpに最大値をセットするとは、例えば、Vdpp(n)が0〜2Vの範囲で変動するとすると、Vtmpには2Vより大きい値を最大値としてセットすることである。
FG信号1パルスの周期は1回転周期÷1回転中のFGパルス数(本実施形態では18)で求まり、トラック横断信号の最長周期Tmax以上となる最小のFG信号パルス数を求める。図25のDPP信号とFG番号よりトラック横断信号の最長周期Tmax以上となる最小のFG信号パルス数は1であり、FG_Tmax=3である。トラック横断信号の最長周期出現位置がFG信号のパルスのエッジ部である可能性もありトラック横断信号の最長周期出現位置はばらつくので、
FG_Tmax−1〜FG_Tmax+1(FG_Tmaxを中心とし最小のFG信号パルス数±1)
すなわち、FG番号2〜4の範囲でトラック横断信号は長周期となる(最長周期が出現する)。またFG_Tmax=3から光ディスク1の回転角で180度離れ、さらにトラック横断信号の最長周期出現位置のばらつきを考慮して
FG_Tmax+9−1〜FG_Tmax+9+1
すなわち、FG番号11〜13の範囲でもトラック横断信号は長周期となる。FG番号2〜4およびFG番号11〜13をトラック横断信号の長周期出現箇所と呼ぶ。
FG_Tmax−1〜FG_Tmax+1(FG_Tmaxを中心とし最小のFG信号パルス数±1)
すなわち、FG番号2〜4の範囲でトラック横断信号は長周期となる(最長周期が出現する)。またFG_Tmax=3から光ディスク1の回転角で180度離れ、さらにトラック横断信号の最長周期出現位置のばらつきを考慮して
FG_Tmax+9−1〜FG_Tmax+9+1
すなわち、FG番号11〜13の範囲でもトラック横断信号は長周期となる。FG番号2〜4およびFG番号11〜13をトラック横断信号の長周期出現箇所と呼ぶ。
図27ステップD1で立ち上がりエッジが検出できない、または図27ステップD2実行後はt(n)でのFG番号がトラック横断信号の長周期発生箇所を除外した範囲(5〜10、14〜18、1)に入っているか判定する(図27ステップD3)。FG番号が5〜10、14〜18、1の範囲に入っていれば
Vdpp(n)<Vtmp
すなわち1回転のうち現時刻でのトラック横断信号振幅Vdpp(n)が直前の時刻までの最小値Vtmpより小さいかを判断(図27ステップD4)し、判断結果が「Y」(YES)であれば、Vdpp(n)が最小値であり
Vtmp=Vdpp(n)
とVtmpを更新する(図27ステップD5)。
Vdpp(n)<Vtmp
すなわち1回転のうち現時刻でのトラック横断信号振幅Vdpp(n)が直前の時刻までの最小値Vtmpより小さいかを判断(図27ステップD4)し、判断結果が「Y」(YES)であれば、Vdpp(n)が最小値であり
Vtmp=Vdpp(n)
とVtmpを更新する(図27ステップD5)。
図27ステップD3でFG番号が5〜10、14〜18、1の範囲に入っていない場合や図27ステップD4の判断結果が「N」の場合や図27ステップD5実行後は図27ステップD6にてn=n+1とし、1サンプル後に図27ステップD1に戻る。
以上により、振幅最小値検出回路104では図26に示すフローに従いトラック横断信号の最長周期となるFG番号(FG_Tmax)を求め、求めたFG番号を用いて図27に示すフローに従いトラック横断信号の長周期を除外してDPP信号のエンベロープの幅の最小値を求める。
以上により、振幅最小値検出回路104では図26に示すフローに従いトラック横断信号の最長周期となるFG番号(FG_Tmax)を求め、求めたFG番号を用いて図27に示すフローに従いトラック横断信号の長周期を除外してDPP信号のエンベロープの幅の最小値を求める。
図28にトラック横断信号振幅の調整フローを示す。図28に従ってトラック横断信号の振幅調整の動作および振幅調整回路102を説明する。以下の動作はすべてシステムコントローラ(5)からの指令で動作する。
光ディスク装置に電源投入時、光ディスク1がスピンドルモータ2に搭載済みであれば、ステップE1の初期動作はスルーしてステップE2のスピンドルモータ2回転に移る。光ディスク装置に電源投入時および電源投入後、スピンドルモータ2に光ディスク1が搭載されていない場合、ユーザーによりイジェクトスイッチ(図示せず)が押されたことをシステムコントローラ5が認識し、光ディスク1を搬送する搬送トレイ(図示せず)を光ディスク装置から排出する。ユーザーが搬送トレイに光ディスク1を載せ、イジェクトスイッチを押すことでシステムコントローラ5はイジェクトスイッチが押されたことを認識し、搬送トレイをローディング機構(図示せず)により光ディスク装置内に移動し、光ディスク1がスピンドルモータ2に搭載され(ステップE1)、スピンドルモータ2を回転させる(ステップE2)。
光ディスク装置に電源投入時、光ディスク1がスピンドルモータ2に搭載済みであれば、ステップE1の初期動作はスルーしてステップE2のスピンドルモータ2回転に移る。光ディスク装置に電源投入時および電源投入後、スピンドルモータ2に光ディスク1が搭載されていない場合、ユーザーによりイジェクトスイッチ(図示せず)が押されたことをシステムコントローラ5が認識し、光ディスク1を搬送する搬送トレイ(図示せず)を光ディスク装置から排出する。ユーザーが搬送トレイに光ディスク1を載せ、イジェクトスイッチを押すことでシステムコントローラ5はイジェクトスイッチが押されたことを認識し、搬送トレイをローディング機構(図示せず)により光ディスク装置内に移動し、光ディスク1がスピンドルモータ2に搭載され(ステップE1)、スピンドルモータ2を回転させる(ステップE2)。
スピンドルモータ2の回転後、LD11を点灯し(ステップE3)、光ヘッド13を内周に移動し、フォーカシング制御をオンする(ステップE5)。ステップE5に次いで、図26のフローに従いトラック横断信号の最長周期となるFG番号FG_Tmaxを取得する(ステップE6)。ステップE6に次いで、トラック横断信号の最長周期となるFG番号FG_Tmaxを用いて図27のトラック横断信号の長周期を除外してDPP信号のエンベロープの幅の最小値を求めるフローに従い、1回転中のエンベロープの幅の最小値Vminを求める(ステップE7)。ステップE8では1回転検出回路103出力の立ち上がりエッジを検出後、ステップE7によりVminが更新される時間をおいてVminを取得し、Vminが目標値に到達したか(目標値を含むある範囲に到達したかでもよい)を判定し、目標値に到達すれば振幅調整は終了する。
Vminが目標値に到達しなければ、ステップE9によりVminが目標値より小さいかを判定する。Vminが目標値より小さければ、ステップE10によりゲイン回路100のゲインをUpする(例えば+1dB)。Vminが目標値より大きければ、ステップE11によりゲイン回路100のゲインをDownする(例えばー1dB)。ステップE10、ステップE11実行後再度ステップE7に戻る。ステップE7からステップE11を繰り返すことでトラック横断信号の長周期を除外したDPP信号のエンベロープの幅の最小値Vminを目標値に調整できる。振幅調整回路102はステップE8〜ステップE11の処理を実行する。ここで、目標値は背景技術でも説明したように、トラックジャンプに必要なトラックエラー2値化スレッショルド以上の値である。
エンベロープ変動は半径依存があり、内周ほどエンベロープ変動が顕著である。よって、記録再生を行うトラックのうち最内周のトラックにて振幅調整を実施するのが望ましい。しかし、光ヘッド13を内外周に動かすスレッドモータ14の位置決め精度はトラックピッチよりもはるかに劣ること、および光ディスクをスピンドルモータに装着する度に、スピンドルモータと光ディスクの嵌め合いのメカ精度のため偏芯量が異なることによりビームの集光点が常に最内周のトラックを通過することは困難である。よってステップE4ではビームの集光点が最内周近傍のトラックに照射される位置に光ヘッド13を移動させて振幅調整を実施する。
本発明の特徴的な要素であるトラック位置誤差信号振幅調整手段は、図5に示すサーボコントローラ4内のピークボトムおよびトラック横断周期検出回路101、1回転検出回路103、振幅最小値検出回路104、振幅調整回路102およびRF回路7内のゲイン回路100が担当する。
本発明は、エンベロープ変動の存在するトラック位置誤差信号を使用する光ディスク装置に広く適用できる。
1 光ディスク
2 スピンドルモータ
4 サーボコントローラ
5 システムコントローラ
7 RF回路
9 対物レンズアクチュエータ
11 レーザダイオード
20 トラック
23 回折格子
25、26、27 4分割光検出器
46 DPP生成回路
100 ゲイン回路
101 ピークボトムおよびトラック横断周期検出回路
102 振幅調整回路
103 1回転検出回路
104 振幅最小値検出回路
2 スピンドルモータ
4 サーボコントローラ
5 システムコントローラ
7 RF回路
9 対物レンズアクチュエータ
11 レーザダイオード
20 トラック
23 回折格子
25、26、27 4分割光検出器
46 DPP生成回路
100 ゲイン回路
101 ピークボトムおよびトラック横断周期検出回路
102 振幅調整回路
103 1回転検出回路
104 振幅最小値検出回路
Claims (12)
- 概略同心円状またはスパイラル状に情報トラックが形成された光ディスクに対し、複数の光ビームを照射し、前記複数の光ビームのうち少なくとも2つの光ビームは光ディスクの周方向にそれぞれ離れて配置されており、前記光ディスクからの前記複数の光ビームの反射光をそれぞれ、複数の受光領域に分割された光検出器によって受光し、前記分割された領域相互の光量差分から前記光ビームの集光点の前記情報トラックに対する位置誤差を示すトラック位置誤差信号を得る光ディスク装置において、
予め決められた第1の一定期間における前記トラック位置誤差信号のエンベロープの幅の最小値が予め設定された目標値に到達するようトラック位置誤差信号の振幅を調整するトラック位置誤差信号振幅調整手段を備えたことを特徴とする光ディスク装置。 - 前記第1の一定期間は、前記光ディスクの1回転周期であることを特徴とする請求項1に記載の光ディスク装置。
- 前記第1の一定期間は、前記光ディスクの1回転周期において2箇所生じるトラック横断信号の長周期出現箇所を除いた期間であることを特徴とする請求項1に記載の光ディスク装置。
- 前記トラック位置誤差信号振幅調整手段は、前記複数の光ビームの集光点が前記情報トラックのうち最内周近傍の情報トラックに照射された位置で前記トラック位置誤差信号の振幅調整を実施することを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかの項に記載の光ディスク装置。
- 前記トラック位置誤差信号振幅調整手段は、
前記光ディスクの1回転に1度パルス信号を出力する1回転検出回路と、
前記光ディスクの1回転の間における前記トラック位置誤差信号の最長周期を検出する最長周期検出手段と、
前記最長周期検出手段によって検出された時点を含む第2の一定期間を除く期間における前記トラック位置誤差信号のエンベロープの最小値を検出する振幅最小値検出手段と、
前記振幅最小値検出手段によって検出された振幅最小値が予め設定された前記目標値となるように前記トラック位置誤差信号のレベルを調整する調整手段と、
を具備することを特徴とする請求項1に記載の光ディスク装置。 - 前記最長周期検出手段は、第3の一定期間が経過する毎に前記トラック位置誤差信号の周期を検出し、検出結果をそれまでの周期の最大値が記憶された記憶部とのデータと比較し、より大であった場合は検出値を該記憶部に書き込むことを特徴とする請求項5に記載の光ディスク装置。
- 前記振幅最小値検出手段は、前記トラック位置誤差信号のピーク値を検出するピーク検出手段と、ボトム値を検出するボトム検出手段と、前記ピーク値と前記ボトム値の差を演算する演算手段とを有することを特徴とする請求項5または請求項6に記載の光ディスク装置。
- 概略同心円状またはスパイラル状に情報トラックが形成された光ディスクに対し、複数の光ビームを照射し、前記複数の光ビームのうち少なくとも2つの光ビームは光ディスクの周方向にそれぞれ離れて配置されており、前記光ディスクからの前記複数の光ビームの反射光をそれぞれ、複数の受光領域に分割された光検出器によって受光し、前記分割された領域相互の光量差分から前記光ビームの集光点の前記情報トラックに対する位置誤差を検出するトラック位置誤差検出方法において、
予め決められた第1の一定期間における前記トラック位置誤差信号のエンベロープの幅の最小値が予め設定された目標値に到達するようトラック位置誤差信号の振幅を調整することを特徴とするトラック位置誤差検出方法。 - 前記第1の一定期間は、前記光ディスクの1回転周期であることを特徴とする請求項8に記載のトラック位置誤差検出方法。
- 前記第1の一定期間は、前記光ディスクの1回転周期において2箇所生じるトラック横断信号の長周期出現箇所を除いた期間であることを特徴とする請求項8に記載のトラック位置誤差検出方法。
- 前記トラック位置誤差信号振幅調整手段は、前記複数の光ビームの集光点が前記情報トラックのうち最内周近傍の情報トラックに照射された位置で前記トラック位置誤差信号の振幅調整を実施することを特徴とする請求項8〜請求項10のいずれかの項に記載のトラック位置誤差検出方法。
- 概略同心円状またはスパイラル状に情報トラックが形成された光ディスクに対し、複数の光ビームを照射し、前記複数の光ビームのうち少なくとも2つの光ビームは光ディスクの周方向にそれぞれ離れて配置されており、前記光ディスクからの前記複数の光ビームの反射光をそれぞれ、複数の受光領域に分割された光検出器によって受光し、前記分割された領域相互の光量の差分から前記光ビームの集光点の前記情報トラックに対する位置誤差を示すトラック位置誤差信号を得、該トラック位置誤差信号のサンプリングデータを情報処理することによって前記光ビームの集光点の前記情報トラックに対する位置誤差を検出するトラック位置誤差検出プログラムにおいて、
前記光ディスクの1回転の間における前記トラック位置誤差信号の最長周期を検出する最長周期検出処理と、
前記最長周期検出処理によって検出された時点を含む一定期間を除く期間における前記トラック位置誤差信号のエンベロープの最小値を検出する振幅最小値検出処理と、
前記振幅最小値検出処理によって検出された振幅最小値が予め設定された目標値となるように前記トラック位置誤差信号のレベルを調整する調整処理と、
をコンピュータに実行させるためのプログラム。
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JP2015121508A (ja) * | 2013-12-25 | 2015-07-02 | 株式会社ミツトヨ | 光学式エンコーダ |
-
2008
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