JP2010134381A - 表示方法、表示装置及びコンピュータプログラム - Google Patents

表示方法、表示装置及びコンピュータプログラム Download PDF

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JP2010134381A JP2008312589A JP2008312589A JP2010134381A JP 2010134381 A JP2010134381 A JP 2010134381A JP 2008312589 A JP2008312589 A JP 2008312589A JP 2008312589 A JP2008312589 A JP 2008312589A JP 2010134381 A JP2010134381 A JP 2010134381A
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Abstract

【課題】ユーザがTV番組、DVDコンテンツ等を視聴していない場合に、液晶表示パネル等を用いてなる表示部に画像が表示されるウォールピクチャー機能に関し、ユーザの観賞に堪えない画像が表示されることを抑制しつつ、省電力化を図ることができる表示方法、表示装置及びコンピュータプログラムを提供する。
【解決手段】ユーザがTV番組を視聴する場合、バックライト22によって高い輝度で照明された、視聴に最適な画質の動画像が表示部20に表示され、スピーカ293から音声が出力される(消費電力は高い)。ユーザがTV番組を視聴しないが、表示装置2の近傍に存在する場合、中程度の輝度で照明された、近距離での観賞に適した画質の静止画像が表示部20に表示される(消費電力は中程度)。ユーザが表示装置2の近傍に存在しない場合、低い輝度で照明された、遠距離からの視認に堪え得る画質の静止画像が表示部20に表示される(消費電力は低い)。
【選択図】図3

Description

本発明は、表示部に動画像又は静止画像を表示させる表示方法、表示装置及びコンピュータプログラムに関する。
近年、デジタルカメラで撮影した静止画像を表示する電子写真立てが普及している。電子写真立ては、接続されたUSB(Universal Serial Bus)メモリから複数の静止画像を順次読み出し、これらを一定時間毎に切り替えて表示するものである。
ところで、近年、液晶表示パネルを用いた表示部を備える表示装置は、大型化が進んでいる。また、表示装置は薄型化も進んでおり、壁掛け型又は壁寄せ型の表示装置が使用されている。
このような表示装置が画像表示を停止した場合、表示画面が有する黒色が壁面積を広く占有する。この結果、表示装置を設置する部屋の雰囲気を損ねる虞があり、ユーザに対して違和感を与えるという問題がある。
以上のような不都合を解消するために、ユーザがTV番組又はDVDコンテンツ等を視聴していない場合(以下、未視聴時という)に、表示装置自身に予め記憶されている静止画像、又はUSBメモリから読み出した静止画像を、表示部に順次表示させる技術が提案されている。
ところで、従来、ユーザとの距離に応じて、最適な解像度を有する動画像又は静止画像を表示する表示装置が提案されている(特許文献1参照)。
特開2000−276123号公報
しかしながら、従来の表示装置は、未視聴時に静止画像を表示すべく、表示装置の各部が動作している。このため、表示装置の省電力化を図ることができないという問題がある。
この問題を解決するために、未視聴時に静止画像を表示する際には、例えば静止画像を高画質化させる回路をオフし、液晶表示パネルのバックライトの輝度を低下させることが考えられる。この場合、十分な省電力化を図ることが可能である。
ところが、この場合、表示される静止画像の画質が低くなり、且つ、表示画面が暗くなるため、表示される静止画像が、ユーザの観賞に堪えないものになる虞がある。
一方、特許文献1には、未視聴時に静止画像を表示する際の省電力化については記載されていない。
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、その主たる目的は、非常に明るく高画質で第1の画像を表示し、第1の画像を表示しない場合に、中程度に明るく中程度の画質で第2の画像を表示し、第2の画像を表示させた後で、暗く低画質で第3の画像を表示することにより、ユーザの観賞に堪えない画像が表示されることを抑制しつつ、省電力化を図ることができる表示方法、表示装置及びコンピュータプログラムを提供することにある。
本発明に係る表示方法は、表示装置に画像を表示させる表示方法において、第1の明るさ及び第1の画質で、前記表示装置に第1の画像を表示させる第1表示制御ステップと、前記第1の画像を表示させない場合に、前記第1の明るさより暗い第2の明るさ及び/又は前記第1の画質より低い第2の画質で、前記表示装置に第2の画像を表示させる第2表示制御ステップと、前記第2の画像を表示させた後で、前記第2の明るさより暗い第3の明るさ及び/又は前記第2の画質より低い第3の画質で、前記表示装置に第3の画像を表示させる第3表示制御ステップとを実行することを特徴とする。
本発明に係る表示装置は、画像を表示する表示部を備える表示装置において、第1の明るさ及び第1の画質で、前記表示部に第1の画像を表示させる第1表示制御手段と、前記第1の明るさより暗い第2の明るさ及び/又は前記第1の画質より低い第2の画質で、前記表示部に第2の画像を表示させる第2表示制御手段と、前記第2の明るさより暗い第3の明るさ及び/又は前記第2の画質より低い第3の画質で、前記表示部に第3の画像を表示させる第3表示制御手段と、前記第1表示制御手段、第2表示制御手段、及び第3表示制御手段夫々による画像表示を切り替える切替手段とを備え、該切替手段は、前記第1表示制御手段による画像表示が実行されない場合に、前記第2表示制御手段による画像表示に切り替え、前記第2表示制御手段による画像表示が実行された後で、前記第3表示制御手段による画像表示に切り替えるようにしてあることを特徴とする。
本発明に係る表示装置は、周辺の状態を示す物理量を検出するセンサと、前記第2表示制御手段による画像表示が実行されている場合に、前記センサの検出結果に基づいて、前記第2の画像の表示を継続するか否かを判定する継続判定手段とを更に備え、前記継続判定手段が否と判定したとき、前記切替手段は、前記第3表示制御手段による画像表示に切り替えるようにしてあることを特徴とする。
本発明に係る表示装置は、前記センサは、周辺の明るさを検出する光センサであり、前記継続判定手段は、前記光センサの検出結果が所定の閾値以下である場合に、否と判定するようにしてあることを特徴とする。
本発明に係る表示装置は、前記第1表示制御手段又は前記第2表示制御手段による画像表示の実行指令を受け付ける受付手段と、前記受付手段が実行指令を受け付けたとき、前記光センサの検出結果が前記閾値以上であるか否かを判定する結果判定手段と、該結果判定手段が否と判定した場合、前記閾値を、前記検出結果に応じた値に変更する閾値変更手段とを更に備え、前記受付手段が実行指令を受け付けた場合に、前記切替手段は、前記第1表示制御手段又は前記第2表示制御手段による画像表示に切り替えるようにしてあることを特徴とする。
本発明に係る表示装置は、前記第1表示制御手段又は前記第2表示制御手段による画像表示の実行指令を受け付ける受付手段を更に備え、該受付手段が実行指令を受け付けた場合に、前記切替手段は、前記第1表示制御手段又は前記第2表示制御手段による画像表示に切り替えるようにしてあることを特徴とする。
本発明に係る表示装置は、時計手段と、前記第2表示制御手段による画像表示に切り替えるべき時刻を記憶する時刻記憶手段と、前記時計手段が計時した時刻が、前記時刻記憶手段に記憶されている時刻に達したか否かを判定する時刻判定手段とを更に備え、該時刻判定手段が達したと判定した場合に、前記切替手段は、前記第2表示制御手段による画像表示に切り替えるようにしてあることを特徴とする。
本発明に係る表示装置は、前記表示部は、液晶表示パネルを用いてなり、前記表示部を照明するバックライトを更に備え、前記第1表示制御手段は、前記バックライトに、前記表示部を第1の明るさで照明させるようにしてあり、前記第2表示制御手段は、前記バックライトに、前記表示部を前記第1の明るさより暗い第2の明るさで照明させるようにしてあり、前記第3表示制御手段は、前記バックライトに、前記表示部を前記第2の明るさより暗い第3の明るさで照明させるようにしてあることを特徴とする。
本発明に係る表示装置は、動画像に高画質化処理を施してから前記表示部へ出力する高画質化部と、静止画像に低画質化処理を施してから前記表示部へ出力する低画質化部とを更に備え、前記第1の画像は動画像であり、前記第2の画像及び第3の画像は静止画像であり、前記第1表示制御手段は、前記高画質化部をオンして前記低画質化部をオフするようにしてあり、前記第2表示制御手段は、前記高画質化部及び低画質化部の両方をオフするようにしてあり、前記第3表示制御手段は、前記高画質化部をオフして前記低画質化部をオンするようにしてあることを特徴とする。
本発明に係るコンピュータプログラムは、表示装置に画像を表示させるコンピュータを作動させるためのコンピュータプログラムであって、コンピュータに、第1の明るさ及び第1の画質で、前記表示装置に第1の画像を表示させる第1表示制御ステップと、コンピュータに、前記第1表示制御ステップでの画像表示が実行されない場合に、前記第1の明るさより暗い第2の明るさ及び/又は前記第1の画質より低い第2の画質で、前記表示装置に第2の画像を表示させる第2表示制御ステップと、コンピュータに、前記第2表示制御ステップでの画像表示が実行された後で、前記第2の明るさより暗い第3の明るさ及び/又は前記第2の画質より低い第3の画質で、前記表示装置に第3の画像を表示させる第3表示制御ステップとを実行させることを特徴とする。
本発明にあっては、表示装置が、画像を表示する表示部と、第1表示制御手段、第2表示制御手段、第3表示制御手段、及び切替手段とを備える。この表示装置は電力で駆動され、例えば、本発明に係る表示方法に基づくコンピュータプログラムに従って作動し、切替手段が第1表示制御手段、第2表示制御手段、及び第3表示制御手段夫々による画像表示を、適宜のタイミングで切り替えることによって、第1表示制御ステップ、第2表示制御ステップ、及び第3表示制御ステップを実行する。
第1表示制御手段は、第1の明るさ及び第1の画質で、表示装置の表示部に第1の画像を表示させる第1表示制御ステップを実行する。このとき消費される電力は、第1の消費電力(高い消費電力)である。
ユーザは、表示装置の近傍に位置し、第1の画像を意図的に注視する。従って、表示部の美観を向上させるべく、例えば画像を高画質化させる高画質化回路がオンされ、表示部自身の輝度、又は液晶表示パネルを用いてなる表示部のバックライトの輝度が向上される。
第1表示制御手段による画像表示が実行されない場合(即ち第1の画像を表示させない場合)に、切替手段は、第2表示制御手段による画像表示に切り替える。このとき、第2表示制御手段は、第1の明るさより暗い第2の明るさ及び/又は第1の画質より低い第2の画質で、表示装置の表示部に第2の画像を表示させる第2表示制御ステップを実行する。このとき消費される電力は、第1の消費電力よりも低い第2の消費電力(中程度の消費電力)である。
第2の画像は、第1の画像と同じでも異なっていてもよい。
表示装置の近傍に位置するユーザは、第2の画像を注視する可能性があるが、注視しないこともある。従って、表示部の美観の向上と省電力化とを両立させるべく、例えば高画質化回路がオフされ、表示部自身の輝度又はバックライトの輝度は変更されない。或いは、高画質化回路がオンされたまま、表示部自身の輝度又はバックライトの輝度が低下される。
第2表示制御手段による画像表示が実行された後(即ち第2の画像を表示させた後)で、切替手段は、第3表示制御手段による画像表示に切り替える。このとき、第3表示制御手段は、第2の明るさより暗い第3の明るさ及び/又は第2の画質より低い第3の画質で、表示装置の表示部に第3の画像を表示させる第3表示制御ステップを実行する。このとき消費される電力は、第2の消費電力よりも低い第3の消費電力(低い消費電力)である。
第3の画像は、第2の画像と同じであっても異なっていてもよい。
表示装置から離隔した位置に存在するユーザは、第3の画像を滅多に注視しない。たとえ注視したとしても、表示装置から離隔した位置に存在するユーザには、表示されている画像の画質の良し悪しは判別し難い。従って、表示部の美観の向上よりも省電力化を優先させるべく、例えば高画質化回路がオフされ、表示部自身の輝度又はバックライトの輝度が低下される。
本発明にあっては、センサと継続判定手段とを更に備える。
センサは、周辺の状態を示す物理量を検出する。
継続判定手段は、第2表示制御手段による画像表示が実行されている場合に、センサの検出結果に基づいて、第2の画像の表示を継続するか否かを判定する。
第2表示制御手段による画像表示が実行されている場合に、継続判定手段が否と判定したとき、切替手段は、第3表示制御手段による画像表示に切り替える。
センサが検出する物理量としては、表示装置の近傍にユーザが存在するか否かを判定するための指標となるものが望ましい。
つまり、第2の画像が表示されている場合に、センサの検出結果に基づいて、表示装置の近傍にユーザが存在するか否かを判定する。表示装置の近傍にユーザが存在しないときは、ユーザが画像を注視する可能性が非常に低く、たとえ注視したとしても、表示されている画像の画質の良し悪しは判別し難いと考えられる。このため、表示装置の近傍にユーザが存在しないときは、第2の画像の表示を継続せず、第3の画像が表示されるようにする。
以上の結果、十分な省電力を図ることができる。
一方、表示装置の近傍にユーザが存在するときは、ユーザが画像を注視する可能性がある。このため、第2の画像の表示が継続される。
本発明にあっては、光センサが、周辺の明るさを検出する。
継続判定手段は、光センサの検出結果が所定の閾値以下である場合(即ち表示装置の周辺が暗い場合)に、否と判定する。一方、光センサの検出結果が所定の閾値を超過している場合(即ち表示装置の周辺が明るい場合)、継続判定手段は、第2の画像の表示を継続すると判定する。
表示装置の周辺が明るい場合、表示装置の近傍にユーザが存在する可能性があり、表示装置の周辺が暗い場合、表示装置の近傍にユーザが存在する可能性は非常に低い。
つまり、第2の画像が表示されている場合に、表示装置の周辺が暗いときは、ユーザが画像を注視する可能性が非常に低く、たとえ注視したとしても、表示されている画像の画質の良し悪しは判別し難いと考えられる。このため、表示装置の周辺が暗いときは、第2の画像の表示を継続せず、第3の画像が表示されるようにする。
以上の結果、十分な省電力を図ることができる。
一方、表示装置の周辺が明るいときは、ユーザが画像を注視する可能性がある。このため、第2の画像の表示が継続される。
本発明にあっては、受付手段、結果判定手段、及び閾値変更手段を更に備える。
受付手段は、第1表示制御手段による画像表示の実行指令(即ち、第1の画像を表示させる指令)か、又は、第2表示制御手段による画像表示の実行指令(即ち、第2の画像を表示させる指令)を受け付ける。受付手段が、第1表示制御手段による画像表示の実行指令を受け付けた場合、切替手段は、第1表示制御手段による画像表示に切り替える。一方、受付手段が、第2表示制御手段による画像表示の実行指令を受け付けた場合、切替手段は、第2表示制御手段による画像表示に切り替える。
このため、第2の画像又は第3の画像が表示されている場合に、例えばユーザが表示装置のリモートコントローラを操作することによって、第1の画像を手動で表示させることができる。或いは、第1の画像又は第3の画像が表示されている場合に、例えばユーザが表示装置のリモートコントローラを操作することによって、第2の画像を手動で表示させることができる。
ところで、結果判定手段は、受付手段が実行指令を受け付けたとき、光センサの検出結果が所定の閾値以上であるか否かを判定する。
結果判定手段が否と判定した場合(即ち、第1の画像又は第2の画像を表示させる指令を受け付け、しかも、光センサの検出結果が所定の閾値未満である場合)とは、表示装置の周辺が暗いにも関わらず、表示装置の近傍にユーザが存在する場合である。つまり、このユーザは、表示装置の周辺が暗くても、表示装置の近傍で画像を注視する可能性がある、と考えられる。
このため、閾値変更手段は、所定の閾値を、光センサの検出結果に応じた値に変更する。
従って、閾値変更以後は、表示装置の周辺が、閾値変更以前よりも更に暗いときに、第2の画像から第3の画像に切り替えられる。
一方、表示装置の周辺が、変更後の所定の閾値よりも明るいときは、第2の画像の表示が継続される。
以上の結果、ユーザの利便性を向上させつつ、十分な省電力を図ることができる。
本発明にあっては、受付手段を更に備える。
受付手段は、第1表示制御手段による画像表示の実行指令(即ち、第1の画像を表示させる指令)か、又は、第2表示制御手段による画像表示の実行指令(即ち、第2の画像を表示させる指令)を受け付ける。受付手段が、第1表示制御手段による画像表示の実行指令を受け付けた場合、切替手段は、第1表示制御手段による画像表示に切り替える。一方、受付手段が、第2表示制御手段による画像表示の実行指令を受け付けた場合、切替手段は、第2表示制御手段による画像表示に切り替える。
このため、第2の画像又は第3の画像が表示されている場合に、例えばユーザが表示装置のリモートコントローラを操作することによって、第1の画像を手動で表示させることができる。或いは、第1の画像又は第3の画像が表示されている場合に、例えばユーザが表示装置のリモートコントローラを操作することによって、第2の画像を手動で表示させることができる。
本発明にあっては、時計手段、時刻記憶手段、及び時刻判定手段を更に備える。
時計手段は時刻を計時する。
時刻記憶手段は、第2表示制御手段による画像表示に切り替えるべき時刻(即ち、第2の画像を表示させるべき時刻)を記憶し、時刻判定手段は、時計手段が計時した時刻が、時刻記憶手段に記憶されている時刻に達したか否かを判定する。
時刻記憶手段に記憶されている時刻とは、例えば、ユーザが予め設定した時刻、又は、以前にユーザが第2の画像の表示を所望した時刻等である。
このため、時刻判定手段が達したと判定した場合に、切替手段は、第2表示制御手段による画像表示に切り替える。
以上の結果、第1の画像又は第3の画像が表示されている場合に、ユーザが第2の画像の表示を所望する時刻、又は所望する可能性がある時刻に、第2の画像を自動的に表示させることができる。
本発明にあっては、液晶表示パネルを用いてなる表示部を照明するバックライトを更に備える。
第1表示制御手段は、表示部に第1の画像を表示させ、バックライトに第1の明るさで照明させる。このとき消費される電力は、第1の消費電力である。バックライトが最も明るく照明するため、表示部に表示される第1の画像は非常に見易い。
第2表示制御手段は、表示部に第2の画像を表示させ、バックライトに第2の明るさで照明させる。このとき消費される電力は、第2の消費電力である。バックライトが中程度に明るく照明するため、表示部に表示される第2の画像は適度に見易い。
第3表示制御手段は、表示部に第3の画像を表示させ、バックライトに第3の明るさで照明させる。このとき消費される電力は、第3の消費電力である。バックライトが最も暗く照明するため、表示部に表示される第3の画像は、比較的見難い。
つまり、バックライトの明るさを3段階に増減することによって、消費電力を3段階に増減し、且つ、表示部に表示される画像の見易さを3段階に調整することができる。
本発明にあっては、高画質化部(例えばFRC回路)と低画質化部(例えば低解像度化回路)とを更に備える。
第1表示制御手段は、第1の画像である動画像を表示部に表示させる。低画質化部はオフされるが、高画質化部がオンされるため、このとき消費される電力は、第1の消費電力である。動画像が高画質化されるため、表示部に表示される第1の画像は非常に見易い。
第2表示制御手段は、第2の画像である静止画像を表示部に表示させる。高画質化部及び低画質化部が両方ともオフされるため、このとき消費される電力は、第2の消費電力である。静止画像は高画質化されないが、低画質化もされないため、表示部に表示される第2の画像は適度に見易い。
第3表示制御手段は、第3の画像である静止画像を表示部に表示させる。低画質化部はオンされるが、高画質化部がオフされ、且つ、静止画像が低画質化される分、バックライトが静止画像を照明する明るさを更に低減することができる。このため、このとき消費される電力は、第3の消費電力である。静止画像が低画質化されるため、表示部に表示される第3の画像は、比較的見難い。
つまり、画質を3段階に増減することによって、消費電力を3段階に増減し、且つ、表示部に表示される画像の見易さを3段階に調整することができる。
本発明にあっては、本発明の表示装置が備える各種手段を、コンピュータのハードウェア要素を用いてソフトウェア的に実現させ、このコンピュータを備える表示装置を、本発明の表示方法で用いられる表示装置として機能させる。
本発明の表示方法及び本発明の表示装置による場合、表示部に表示されている画像をユーザが注視する可能性が非常に高いときに、表示部の美観を非常に向上させることができる。また、表示部に表示されている画像をユーザが注視する可能性があるときに、表示部の美観を向上させつつ、適度な省電力化を図ることができる。更に、表示部に表示されている画像をユーザが注視する可能性が非常に低いときに、十分な省電力化を図ることができる。
以上の結果、ユーザが画像を注視する可能性の高低に応じて、ユーザの観賞に堪えない画像が表示されることを抑制しつつ、省電力化を図ることができる。
本発明のコンピュータプログラムによる場合、例えば従来の表示装置を、本発明の表示方法で用いられる表示装置(即ち本発明の表示装置)として機能させることができる。従って、本発明の表示装置を製造して工場出荷する構成のみならず、既に工場出荷された表示装置を本発明の表示装置となすことができる。
以下、本発明を、その実施の形態を示す図面に基づいて詳述する。
図1は、本発明の実施の形態に係る表示装置2を含む表示システムの概要を示す模式図である。
まず、本実施の形態の表示システムのハードウェア構成を説明する。
図に示す表示システムは、画像送信装置1、表示装置2、リモートコントローラ(リモコン)3、通信線4、及び、可搬型記録媒体6を含む。
画像送信装置1は、屋内の壁5に突設されたラック51上に載置されている。画像送信装置1はチューナであり、地上デジタル放送、デジタル衛星放送、又はアナログ放送に係るTV放送信号を受信する。画像送信装置1は、受信したTV放送信号に適宜の信号処理を施して映像信号を生成し、生成した映像信号を表示装置2へ送信する。ここで、映像信号とは、互いに同期している動画像データと音声データと後述する点滅データとを含むものである。
画像送信装置1の筐体の正面部には、1個の表示窓に対応して赤色のLED及び青色のLEDが配されている。赤色のLEDは、画像送信装置1がスタンバイ状態にある場合に点灯し、オン状態である場合に消灯する。逆に、青色のLEDは、画像送信装置1がスタンバイ状態にある場合に消灯し、オン状態である場合に点灯する。画像送信装置1がオフ状態にある場合、両方のLEDが消灯する。つまり、表示窓が青く光っている場合、画像送信装置1はオン状態であり、赤く光っている場合はスタンバイ状態であり、表示窓が光っていない場合はオフ状態である。
なお、画像送信装置1は、少なくとも動画像データ又は静止画像データを表示装置2へ送信する装置であればよい。このため、画像送信装置1はチューナに限定されず、例えばIPネットワークを介して外部のサーバコンピュータから配信される映像信号を受信する受信装置であってもよく、内蔵のハードディスクに対して映像信号を記録及び再生するレコーダであってもよい。又は、画像送信装置1は、DVD又はブルーレイ規格に基づくブルーレイディスク等の可搬型記録媒体に対して映像信号を記録及び再生するレコーダであってもよい。
また、画像送信装置1は、壁5に突設されたラック51上に載置される構成に限定されず、例えば床に設置されたラック上に載置される構成でもよく、壁5の凹部に埋設される構成でもよい。
表示装置2は壁掛け型の液晶ディスプレイであり、ボルト又は釘等を用いて、壁5に取り付けられている。表示装置2は、液晶表示パネルを用いてなる表示部20を備え、表示部20の表示画面が、表示装置2の筐体200の正面中央部に配されている。また、筐体200の側面部には、メモリスロット27が配されている。メモリスロット27は、USBメモリが着脱可能に接続されるUSBスロットである。表示装置2では、メモリスロット27に接続されたUSBメモリから、このUSBメモリに記録されているデータが読み出される。筐体200の正面周縁部には、表示装置2がオン状態にある場合に点灯し、スタンバイ状態か、又はオフ状態にある場合に消灯するLEDが配されている。
本実施の形態では、表示装置2がオン状態にある場合とは、表示装置2が後述する視聴モードである場合を意味し、表示装置2がスタンバイ状態にある場合とは、表示装置2が後述するギャラリーモード及びインテリアモードの何れかである場合を意味する。
視聴モードでは、表示部20に動画像が表示され、ギャラリーモード及びインテリアモード夫々では、表示部20に静止画像が表示される。各モードの詳細については後述する。表示装置2がオフ状態にある場合には、表示装置2は作動せず、表示部20には何も表示されない。
なお、表示装置2は、液晶ディスプレイに限定されず、有機ELディスプレイ、又はプラズマディスプレイ等であってもよい。
また、表示装置2は、壁掛け型に限定されず、例えば壁寄せ型でもよく、表示部20の表示画面を露出させて壁5の凹部に埋設されるタイプでもよい。
更に、メモリスロット27は、USBメモリが着脱可能に接続される構成に限定されず、SD(登録商標)カード、メモリーカード、又はハードディスク等が着脱可能に接続される構成でもよい。
更にまた、筐体200の正面周縁部に、互いに発光色が異なる2個のLEDが配され、表示装置2がオン状態にあれば緑色のLEDが点灯し、スタンバイ状態にあれば赤色のLEDが点灯し、オフ状態にあれば全てのLEDが消灯する構成でもよい。また、同じスタンバイ状態でも、ギャラリーモードとインテリアモードとで、発光するLEDの色又は輝度等が変化する構成でもよい。
画像送信装置1と表示装置2とは、通信線4を用いて接続されている。通信線4は、HDMI(High-Definition Multimedia Interface:登録商標)規格に基づくHDMIケーブルであり、通信線4を介して、映像信号及び各種制御信号が送受信される。
なお、通信線4は、HDMIケーブルに限定されず、他の規格に基づくケーブルであってもよい。
また、画像送信装置1と表示装置2とが無線で接続される構成でもよい。この場合、例えば60GHz帯のミリ波を利用した無線通信によって、映像信号及び各種制御信号が送受信される。
リモコン3は、Bluetooth(登録商標)方式で、画像送信装置1及び表示装置2を遠隔操作するための装置であり、筐体の一面に、電源キー331及びギャラリーキー332を含む各種の操作キーが設けられている。
なお、リモコン3は、Bluetooth方式の遠隔操作装置に限定されず、赤外線方式、又はRF方式による遠隔操作装置であってもよい。また、画像送信装置1及び表示装置2に対して個別のリモコンが用いられる構成でもよい。
可搬型記録媒体6はUSBメモリであり、メモリスロット27を介して表示装置2に接続される。
なお、可搬型記録媒体6は、表示装置2が備えるメモリスロット27の規格に対応するものであれば、USBメモリに限定されるものではない。
次に、画像送信装置1、表示装置2、及びリモコン3夫々のハードウェア構成を更に詳細に説明する。
図2、図3、及び図4は、画像送信装置1、表示装置2、及びリモコン3の要部構成を示すブロック図である。
図2及び図3に示すように、通信線4は、HDMI線41及びCEC線42を備えている。映像信号はHDMI線41を介して送受信され、各種制御信号はCEC線42を介して送受信される。
図3に示すように、可搬型記録媒体6には、ギャラリーモード及びインテリアモードの両方で表示部20に表示させるべき静止画像の静止画像データが記録されている。ユーザは、例えばデジタルカメラで撮影した風景の静止画像データを可搬型記録媒体6に記録させてから、可搬型記録媒体6をメモリスロット27に接続させる。
ここで、静止画像データは、例えばJPEG形式又はBMP形式等の画像データである。
図2に示すように、画像送信装置1は、第1制御部11、操作部13、記憶部15、受信部16、時計部18、放送受信部190、信号処理部191、及びHDMI信号送信部192等を備え、これらがバス111及び各種信号線等を用いて相互に接続されてなる。
記憶部15は、ROM及びRAM等を用いてなり、制御プログラム1P及び制御プログラム1Pを実行するために必要なデータ等が記憶されている。
第1制御部11は、マイクロプロセッサ及びキャッシュメモリ等を用いてなる。第1制御部11は、画像送信装置1の制御中枢であり、記憶部15のRAMを作業領域として用い、記憶部15のROMに記憶された制御プログラム1P及びデータに従って装置各部を制御し、本実施の形態に係る種々のソフトウェア的機能を実行する。
操作部13は、画像送信装置1の筐体前面に設けられた操作ボタンを備えており、ユーザによって操作された操作ボタンに対応する操作信号を第1制御部11へ出力する。
受信部16は、Bluetooth規格のトランシーバであり、リモコン3が送信した操作信号を受信する。受信部16が受信した操作信号は、第1制御部11へ出力される。操作信号が入力された第1制御部11は、入力された操作信号に応じた各種処理を実行する。
時計部18は、例えば現在時刻を示す日時情報を第1制御部11へ出力する。
放送受信部190はTV放送信号を受信する。以下では、デジタル放送に係るTV放送信号を放送受信部190が受信する場合を例示する。この場合、放送受信部190は、MPEG2又はMPEG4等のプロトコルに従って放送されるデータストリームとしてのTV放送信号を受信する。
放送受信部190は、受信したTV放送信号に対して復調処理及び復号処理等の各種信号処理を施すことによって映像信号を生成し、生成した映像信号を、信号処理部191へ出力する。
信号処理部191は、入力された映像信号に含まれる動画像データに対して画像処理を施す。このために、信号処理部191は、動画像データのRGB各色を補正する補正回路、及び、動画像データのフォーマットを、表示装置2の表示部20で表示することが可能な画素数に変換するスケーラ等を内部に含む。信号処理部191にて画像処理が行なわれた映像信号は、HDMI信号送信部192へ出力される。
HDMI信号送信部192は、入力された映像信号を、表示装置2のHDMI信号受信部292へ、HDMI線41を介して送信する。
図3に示すように、表示装置2は、表示部20、第2制御部21、バックライト22、操作部23、光センサ24、記憶部25、受信部26、メモリスロット27、時計部28、信号処理部290、データ分離部291、HDMI信号受信部292、スピーカ293、及び画像処理部294を備え、これらがバス211及び各種信号線等を用いて相互に接続されてなる。
記憶部25は、ROM、RAM、EEPROM及びハードディスク等を用いてなり、制御プログラム2P及び制御プログラム2Pを実行するために必要なデータ等が記憶されている。
また、記憶部25には、静止画像データが記憶されている。この静止画像データは、例えばスキャナで読み取った絵画の静止画像データであり、工場出荷時に記憶部25に書き込まれたものである。
更に、記憶部25は、時刻記憶手段として機能する。このために、記憶部25には、視聴モード又はインテリアモードからギャラリーモードへ移行すべき時刻(以下、移行時刻という)が記憶される。移行時刻は、予め記憶部25に記憶されておらず、後述するようなユーザの操作に応じて、記憶部25に書き込まれる。
更にまた、記憶部25には、光量閾値が記憶されている。光量閾値は、後述するように、光センサ24の光量検出値と比較するためのものである。デフォルトの光量閾値は工場出荷時に記憶部25に書き込まれるが、後述するように、第2制御部21が記憶部25に書き込むこともある。光センサ24の光量検出値と比較する場合、デフォルトの光量閾値よりも優先的に、第2制御部21が書き込んだ光量閾値が参照される。
第2制御部21は、マイクロプロセッサ及びキャッシュメモリ等を用いてなる。第2制御部21は、表示装置2の制御中枢であり、記憶部25のRAMを作業領域として用い、記憶部25のROM又はEEPROMに記憶された制御プログラム2P及びデータに従って装置各部を制御し、本実施の形態に係る種々のソフトウェア的機能を実行する。制御プログラム2Pには、本発明のコンピュータプログラムが含まれている。この制御プログラム2Pは、工場出荷時に記憶部25のROMにインストールされてもよく、工場出荷後に、記憶部25のEEPROMにダウンロードされてもよい。
表示部20は、液晶表示モジュールであり、入力された動画像データに基づく動画像を表示するか、又は、入力された静止画像データに基づく静止画像を表示する。何も表示されていない表示部20の表示画面は、黒く見える。
バックライト22は、LEDバックライトであり、表示部20の液晶表示パネルを背面側から照明すべく、複数個のLEDがマトリクス状に配置されてなる。バックライト22が備える各LEDの点灯及び消灯は、バックライト22に入力される点滅データに基づいて実行される。なお、バックライト22は、LEDバックライトに限定されず、例えば冷陰極管を用いたバックライトでもよい。
操作部23は、表示装置2の筐体200の側面部に設けられた操作ボタンを備えており、ユーザによって操作された操作ボタンに対応する操作信号を第2制御部21へ出力する。操作信号が入力された第2制御部21は、入力された操作信号に応じた各種処理を実行する。
光センサ24は、表示装置2の周辺の明るさを検出し、検出結果である光量検出値を第2制御部21へ出力する。このために、光センサ24は受光素子を備えており、光量検出値の大小は、受光素子が受光した光量の多寡に対応する。光量検出値が大きい場合、表示装置2の周辺は明るく、小さい場合は暗い。
受信部26は、Bluetooth規格のトランシーバであり、リモコン3が送信した操作信号を受信する。受信部26が受信した操作信号は、第2制御部21へ出力される。
メモリスロット27に可搬型記録媒体6が接続された場合、第2制御部21は、可搬型記録媒体6に記録されている静止画像データを読み出す。なお、読み出された静止画像データが、記憶部25に書き込まれる構成でもよい。
時計部28は時計手段として機能し、例えば現在時刻を示す日時情報を第2制御部21へ出力する。
HDMI信号受信部292は、HDMI線41を介して映像信号を受信し、受信した映像信号を、信号処理部290へ出力する。
信号処理部290は、入力された映像信号を、動画像データ及び点滅データを含む表示データと、音声データとに分離する。次いで、信号処理部290は、分離後の表示データをデータ分離部291へ出力し、分離後の音声データをスピーカ293へ出力する。
スピーカ293は、入力された音声データに応じた音声を出力する。
データ分離部291は、入力された表示データを、動画像データと点滅データとに分離する。次いで、データ分離部291は、分離後の動画像データを画像処理部294へ出力し、分離後の点滅データをバックライト22へ出力する。
信号処理部290には、HDMI信号受信部292が受信した映像信号のみならず、記憶部25から読み出された静止画像データ、又は、可搬型記録媒体6から読み出された静止画像データが入力されることもある。信号処理部290は、入力された静止画像データをデータ分離部291へ出力し、データ分離部291は、入力された静止画像データを画像処理部294へ出力する。
画像処理部294は、入力された動画像データ又は静止画像データに適宜の画像処理を施す。このために、画像処理部294には、高画質化部として機能する高画質化回路2aと、低画質化部として機能する低解像度化回路2bとが含まれている。高画質化回路2aは、例えばFRC回路であり、動画像データのフレームレートを変更することによって、動画像データを高画質化する。一方、低解像度化回路2bは、静止画像データのサイズを変更することなく、静止画像データの適宜の画素を間引くことによって、静止画像データを低解像度化する。高画質化回路2a及び低解像度化回路2b夫々のオン/オフは、信号処理部290が制御する。
ここで、高画質化回路2aのオン(オフ)とは、画像データが入力された高画質化回路2aにおける高画質化処理を実行させる(実行させない)ことである。同様に、低解像度化回路2bのオン(オフ)とは、画像データが入力された低解像度化回路2bにおける低解像度化処理を実行させる(実行させない)ことである。各種画像処理が実行されなければ、画像処理部294の消費電力は低減される。なお、高画質化処理(低解像度化処理)を実行させない場合には、画像データが高画質化回路2a(低解像度化回路2b)を迂回する構成でもよい。
視聴モードの場合、高画質化回路2aはオンされ、低解像度化回路2bはオフされる。このとき、動画像データは、高画質化回路2aで高画質化されるが、低解像度化回路2bで低解像度化されることはない。この結果、画像処理部294を通過した動画像データに基づく動画像は、高い画質を有する。
ギャラリーモードの場合、高画質化回路2a及び低解像度化回路2bの両方がオフされる。このとき、静止画像データは、高画質化回路2aで高画質化されることも、低解像度化回路2bで低解像度化されることもない。この結果、画像処理部294を通過した静止画像データに基づく静止画像は、中程度の画質を有する。
インテリアモードの場合、高画質化回路2aはオフされ、低解像度化回路2bはオンされる。このとき、静止画像データは、高画質化回路2aで高画質化されることはないが、低解像度化回路2bで低解像度化される。この結果、画像処理部294を通過した静止画像データに基づく静止画像は、低い画質を有する。
ところで、信号処理部290は、第2制御部21に制御されて、表示部20の表示制御とバックライト22の明るさ制御と画像処理部294の画像処理制御とを行なう。
バックライト22の明るさ制御として、信号処理部290は、具体的にはバックライト22のPWM制御を行なう。PWM制御では、LEDに入力すべきパルス幅を変化させることによってLEDの輝度調整を行なう。バックライト22には、LEDの輝度調整に関する情報として、パルス幅に関する情報が入力される。なお、信号処理部290は、LEDに通電すべき電流値を変化させることによって、LEDの輝度調整を行なってもよい。
視聴モードの場合、バックライト22の各LEDの点灯/消灯及び輝度調整は、映像信号に含まれる点滅データに従って実行される。この結果、バックライト22は、全体として高い輝度で表示部20を照明する。
ギャラリーモードの場合、バックライト22の各LEDは原則として点灯するが、輝度は、視聴モードにおける平均的な輝度よりも低めに調整される。この結果、バックライト22は、全体として中程度の輝度で表示部20を照明する。
インテリアモードの場合、バックライト22のLEDは、画像処理部294で間引かれた画素に応じて、一部が消灯し、残部がギャラリーモードにおける輝度以下の輝度で点灯する。この結果、バックライト22は、全体として低い輝度で表示部20を照明する。
画像送信装置1の第1制御部11と表示装置2の第2制御部21とは、通信線4のCEC線42を介して接続されており、HDMI規格に基づいて、各種制御信号の送受信を行なう。
リモコン3から送信された操作信号の内、画像送信装置1を操作するための操作信号を表示装置2の受信部26が受信した場合、この操作信号に対応する制御信号が、表示装置2の第2制御部21から画像送信装置1の第1制御部11へCEC線42を介して送信される。逆に、表示装置2を操作するための操作信号を画像送信装置1の受信部16が受信した場合、この操作信号に対応する制御信号が、画像送信装置1の第1制御部11から表示装置2の第2制御部21へCEC線42を介して送信される。
制御信号を受信した第1制御部11は、受信した制御信号に応じた各種処理を実行する。同様に、制御信号を受信した第2制御部21は、受信した制御信号に応じた各種処理を実行する。
以下では、表示装置2の受信部26が操作信号を受信して第2制御部21へ出力する場合を例示し、表示装置2を操作するための操作信号に対応する制御信号を、第2制御部21が第1制御部11から受信する場合についての説明は省略する。
図4に示すように、リモコン3は、第3制御部31、操作部33、記憶部35、及び送信部36を備え、これらがバス311及び各種信号線等を用いて相互に接続されてなる。
記憶部35は、ROM及びRAM等を用いてなり、制御プログラム及びこの制御プログラムを実行するために必要なデータ等が記憶されている。
第3制御部31は、マイクロプロセッサ及びキャッシュメモリ等を用いてなる。第3制御部31は、リモコン3の制御中枢であり、記憶部35のRAMを作業領域として用い、記憶部35のROMに記憶された制御プログラム及びデータに従って装置各部を制御し、本実施の形態に係る種々のソフトウェア的機能を実行する。
操作部33は、リモコン3の筐体に設けられた電源キー331及びギャラリーキー332等の操作キーを備えている。送信部36は、Bluetooth規格のトランシーバである。操作部33の操作キーが操作された場合、操作された操作キーに対応する操作信号が、送信部36から送信される。
電源キー331は、表示装置2がスタンバイ状態にある場合に、表示装置2をオンするためのものである。また、電源キー331は、表示装置2がオン状態にある場合に、表示装置2をスタンバイ状態にするためのものである。換言すれば、電源キー331は、ギャラリーモード又はインテリアモードの表示装置2を視聴モードへ移行させ、視聴モードの表示装置2をギャラリーモードへ移行させるためのものである。
ギャラリーキー332は、視聴モード又はインテリアモードの表示装置2を、ギャラリーモードへ移行させるためのものである。
電源キー331が操作された場合は、操作信号として、電源信号が送信され、ギャラリーキー332が操作された場合は、操作信号として、ギャラリー信号が送信される。
表示装置2を視聴モードへ移行させるための電源信号は、第1表示制御手段による画像表示の実行指令として機能し、表示装置2をギャラリーモードへ移行させるための電源信号、及びギャラリー信号は、第2表示制御手段による画像表示の実行指令として夫々機能する。
なお、電源信号及びギャラリー信号を出力する操作ボタンが、画像送信装置1の操作部13又は表示装置2の操作部23に設けられていてもよい。
ところで、表示システムには、視聴モード又はギャラリーモードの表示装置2をインテリアモードへ移行させるための操作キー及び操作ボタンは設けられていない。つまり、視聴モード及びギャラリーモードへはユーザが手動で移行させることができるが、インテリアモードへはユーザが手動で移行させることはできない。何故ならば、インテリアモードはユーザが表示装置2の近傍に存在していない場合に移行すべきモードだからである。
ここで、視聴モード、ギャラリーモード、及びインテリアモードについて詳述する。
視聴モードでは、画像送信装置1から表示装置2へ映像信号が送信される。表示装置2では、受信した映像信号に基づく高い画質の動画像が表示部20に表示され、この動画像に同期して、バックライト22が表示部20を非常に明るく照明し、且つ、スピーカ293から音声が出力される。従って、視聴モードの消費電力は高い。
つまり、視聴モードとは、表示部20に、TV番組の動画像(第1の画像)が、視聴に最適な画質及び高い輝度で表示され、スピーカ293から音声が出力されるモードである。視聴モードでは、表示装置2は通常のテレビジョン装置と同様に、動画像及び音声の視聴に使用される。
なお、視聴モードで静止画像が表示されてもよい。この場合、画像処理部294が静止画像用の高画質化回路を備え、表示すべき静止画像の静止画像データを高画質化してもよい。視聴モードで表示される静止画像は、ギャラリーモード又はインテリアモードで表示される静止画像と同じでもよいが、異なっていてもよい。例えば、TV番組の番組表、又は表示装置2の設定状況等を示す静止画像等が、表示部20に表示される。
視聴モードへの移行は、ユーザが動画像を視聴する場合に行なわれる。本実施の形態の表示装置2は、ギャラリーモード又はインテリアモードにあって、リモコン3の電源キー331が操作された場合に、視聴モードへ移行する。
なお、例えばユーザが視聴開始時刻を予約し、予約された視聴開始時刻に達した場合に、表示装置2が視聴モードへ移行する構成でもよい。
また、視聴モードへ移行する場合に、認証を求めてもよい。
ところで、オフ状態の表示装置2がオンされたときは、視聴モードで作動する。以下では、表示装置2のオン/オフの遷移についての説明は省略する。
ギャラリーモードでは、画像送信装置1から表示装置2へ映像信号が出力されない。表示装置2では、メモリスロット27に可搬型記録媒体6が接続されている場合は、可搬型記録媒体6から静止画像データが読み出され、接続されていない場合は、記憶部25から静止画像データが読み出される。このとき、表示装置2では、読み出された静止画像データに基づく中程度の画質の静止画像が表示部20に表示されると共に、バックライト22が表示部20を適度に明るく照明し、音声は出力されない。従って、ギャラリーモードの消費電力は中程度である。
つまり、ギャラリーモードとは、表示部20に、風景又は絵画の静止画像(第2の画像)が、近距離での観賞に適した画質及び中程度の輝度で表示されるモードである。ギャラリーモードでは、表示装置2は、画廊に展示されている絵画と同様に、静止画像の観賞に使用される。
このような静止画像を表示する機能は、いわゆるウォールピクチャー機能に相当する。
なお、ギャラリーモードでは、複数種類の静止画像が一定時間ごとに切り替えて表示されてもよい。また、ギャラリーモードで動画像が表示されてもよい。この場合、ギャラリーモードであっても高画質化回路2aをオンして動画像データを高画質化してもよい。ギャラリーモードで表示される動画像は、視聴モードで表示される動画像と同じでも異なっていてもよい。
ギャラリーモードへの移行は、ユーザが動画像及び音声を視聴せず、しかも、ユーザが表示装置2の近傍に存在している場合に行なわれる。
動画像及び音声を積極的に視聴しない場合でも、表示装置2の近傍に存在するユーザは、表示部20を間近で視認することが多々あると考えられる。このとき、表示部20に風景又は絵画等の静止画像が適当な画質で表示されていれば、表示部20の美観が向上され、壁5に表示装置2が取り付けられていることに起因する違和感を低減することができる。
ところで、ギャラリーモードの静止画像は、近距離での鑑賞に適した画質及び輝度を有していればよい。このため、ギャラリーモードに係る画質及び輝度は、視聴モードに係る画質及び輝度よりも低く設定してあっても問題はない。しかも、画質及び輝度を低くすることによって、消費電力を、視聴モードの消費電力よりも低くすることができる。
本実施の形態の表示装置2は、視聴モードにあって、リモコン3の電源キー331が操作された場合に、ギャラリーモードへ移行する。これは、ユーザが動画像及び音声の視聴を終える場合である。
また、表示装置2は、視聴モード又はインテリアモードにあって、リモコン3のギャラリーキー332が操作された場合に、ギャラリーモードへ移行する。これは、ユーザがギャラリーモードへの移行を積極的に所望している場合である。
更に、表示装置2は、視聴モード又はインテリアモードにあって、現在時刻(即ち現時点で時計部28が計時した時刻)が、記憶部25に記憶されている移行時刻に達した場合に、ギャラリーモードへ移行する。ただし、記憶部25に移行時刻が記憶されていない場合は、常に、現在時刻が移行時刻に達していないと判定されるようにしておく。
本実施の形態では、移行時刻として、電源キー331又はギャラリーキー332が操作された時点の現在時刻が記憶部25に書き込まれる。移行時刻とは、以前にユーザがギャラリーモードへの移行を所望した時刻である。つまり、現在時刻が移行時刻に達した場合とは、ユーザがギャラリーモードへの移行を所望する可能性がある場合である。
なお、表示装置2がギャラリーモードへ移行するタイミングは、上述のものに限定されず、例えば、視聴モードに移行してから長時間が経過した場合、又は、表示装置2に映像信号が入力されなくなった場合等でもよい。或いは、視聴モードにあって、画像送信装置1の操作部13、表示装置2の操作部23、及びリモコン3の操作部33の何れかが最後に操作されてから所定時間が経過した場合に、表示装置2がギャラリーモードへ移行してもよい。
また、インテリアモードで、ユーザが表示装置2の近傍に存在するか否か、又はユーザが表示部20を注視しているか否かに応じて、表示装置2がギャラリーモードへ移行するか否かが判定されてもよい。
ギャラリーモードへ移行すべき移行時刻は、複数種類が記憶されてもよい。又は、既に記憶してある移行時刻に、新たな移行時刻が上書きされてもよい。
また、移行時刻を記憶するか否かをユーザが選択可能であってもよい。
更に、ユーザが移行時刻を設定する構成でもよい。この構成においては、現在時刻が移行時刻に達した場合とは、ユーザがギャラリーモードへの移行を確実に所望する場合である。
更にまた、ユーザが動画像及び音声の視聴しているというのに、勝手に静止画像に切り替わってしまう不都合を抑制するために、インテリアモードでのみ、現在時刻が移行時刻に達した場合に表示装置2がギャラリーモードへ移行してもよい。
インテリアモードでは、ギャラリーモードと同様に、画像送信装置1から表示装置2へ映像信号が出力されない。表示装置2では、ギャラリーモードで読み出される静止画像データと同じ静止画像データが読み出される。このとき、表示装置2では、読み出された静止画像データに基づく低い画質の静止画像が表示部20に表示されると共に、バックライト22が表示部20をやや暗く照明し、音声は出力されない。従って、インテリアモードの消費電力は低い。
つまり、インテリアモードとは、表示部20に、風景又は絵画の静止画像(第3の画像)が、視認に堪え得る画質及び低い輝度で表示されるモードである。インテリアモードでは、表示装置2は、応接間に飾られている絵画と同様に、インテリアとしての効果を奏する。
なお、インテリアモードで表示される静止画像は、ギャラリーモードで表示される静止画像と異なっていてもよい。
インテリアモードへの移行は、ユーザが表示装置2の近傍に存在していない場合に行なわれる。
表示装置2の近傍に存在しないユーザは、表示部20を遠くから視認することはあっても、表示部20に表示された静止画像を積極的に注視することは滅多にないと考えられる。このとき、表示部20に風景又は絵画等の静止画像がそれなりの画質で表示されていれば、表示部20の美観が向上され、壁5に表示装置2が取り付けられていることに起因する違和感を低減することができる。
ところで、インテリアモードの静止画像は、遠距離で眺めて見苦しくない程度の画質及び輝度を有していればよい。このため、インテリアモードに係る画質及び輝度は、ギャラリーモードに係る画質及び輝度よりも更に低く設定してあっても問題はない。しかも、画質及び輝度を更に低くすることによって、消費電力を、ギャラリーモードの消費電力よりも更に低くすることができる。
仮に、ギャラリーモードに係る輝度が高い場合、例えば、ユーザが存在しない暗い部屋の中で、表示装置2だけが明るく光っているようなことにもなりかねないため、部屋の外から中を覗き見たユーザに対して、違和感を与える虞がある。
表示装置2の近傍にユーザが存在しているか否かを判定するためには、光センサ24の光量検出値が用いられる。
光センサ24の光量検出値が、記憶部25に記憶されている光量閾値を超過している場合、表示装置2の周辺が明るい(例えば昼間、又は電灯が点灯している夜間等である)ことがわかる。このため、第2制御部21は、表示装置2の近傍にユーザが存在していると判定する。一方、光センサ24の光量検出値が、記憶部25に記憶されている光量閾値以下である場合、表示装置2の周辺が暗い(例えば電灯が消灯している夜間である)ことがわかる。このため、第2制御部21は、表示装置2の近傍にユーザが存在していないと判定する。
ギャラリーモードである表示装置2の近傍にユーザが存在している場合、表示装置2はギャラリーモードを継続する。一方、ギャラリーモードである表示装置2の近傍にユーザが存在していない場合、表示装置2は、ギャラリーモードからインテリアモードへ移行する。
本実施の形態においては、光量閾値は、ユーザの使用形態に応じて変更可能にしてある。仮に、光量閾値が常に一定である場合、光量閾値よりも暗い場所で表示装置2を使用するユーザが表示装置2の近傍に存在しているにも関わらず、表示装置2がギャラリーモードからインテリアモードへ移行し、低画質の静止画像をユーザが間近で注視してしまう虞がある。
光量閾値の変更は、リモコン3の電源キー331又はギャラリーキー332が操作された時点で光センサ24によって検出された光量検出値が、記憶部25に記憶してある光量閾値未満である場合に実行される。このとき、第2制御部21は、既に記憶してある光量閾値を上書きする形で、操作時点の光量検出値を新たな光量閾値として記憶部25に記憶させる。ただし、デフォルトの光量閾値は上書きされない。リモコン3の図示しないリセットキーが操作された場合、第2制御部21が書き込んだ光量閾値は消去される。
なお、光量閾値を記憶するか否かをユーザが選択可能であってもよい。
また、ユーザの存否を判定する条件は、表示装置2の周辺の明るさに限定されるものではない。例えば、表示装置2からユーザまでの距離(遠ければユーザは存在しない)、表示装置2の近傍の床面に加えられる重量(軽ければユーザは存在しない)、現在時刻(真夜中から早朝まではユーザは存在しない)、又はギャラリーモードへ移行してからの経過時間(長時間経過していればユーザは存在しない)等に基づいてユーザの存否が判定されてもよい。
或いは、表示装置2の近傍の温度分布(36℃前後の物体が存在すれば、ユーザは存在する)、表示装置2の近傍の音量(大きな音がすれば、ユーザは存在する)等に基づいてユーザの存否が判定されてもよい。さもなくば、表示装置2の使用履歴に基づいてユーザの存否が判定されてもよい。
更にまた、表示装置2の周辺が急に暗くなった場合は、ユーザが表示装置2の近傍に近寄り、急に明るくなった場合は、ユーザが表示装置2の近傍から遠ざかったと考えられるため、明るさの変化に基づいて、ユーザの存否が判定されてもよい。
また、ユーザの存否ではなく、ユーザが表示部20を注視しているか否かを判定することによって、ギャラリーモードを継続するかインテリアモードへ移行するかが判定される構成でもよい。この場合、ユーザの顔又は目を検出し、ユーザの顔又は目が表示部20の方に向けられていれば、ユーザが表示部20を注視していると判定する。
図5は、表示装置2と画像送信装置1との間で実行される映像送受信処理の手順を示すフローチャートであり、図6及び図7は、表示装置2で実行される画像表示処理の手順を示すフローチャートである。図5に示すS23、S24、S28及びS30の各処理は、図6及び図7に示す画像表示処理の一部であり、図6に示すS23、S24、及びS28の各処理、並びに図7に示すS30の処理に等しい。
まず、図5に示す映像送受信処理を説明する。ここで、画像送信装置1及び表示装置2は、夫々スタンバイ状態であるものとする。スタンバイ状態の表示装置2は、ギャラリーモード及びインテリアモードの何れかである。
スタンバイ状態にある表示装置2の第2制御部21は、スタンバイ状態からオン状態になる(即ちギャラリーモード又はインテリアモードから視聴モードへ移行する)場合に、画像送信装置1に映像信号の送信を要求する。このために、第2制御部21は、制御信号である映像要求信号を、CEC線42を介して画像送信装置1へ送信する(S23)。次いで、第2制御部21は、表示装置2の各部を視聴モードへ移行させる(S24)。この結果、表示装置2はオン状態になる。
オン状態にある表示装置2の第2制御部21は、オン状態からスタンバイ状態になる(即ち視聴モードからギャラリーモードへ移行する)場合に、画像送信装置1に映像信号の送信停止を要求する。このために、第2制御部21は、制御信号である停止要求信号を、CEC線42を介して画像送信装置1へ送信する(S28)。次いで、第2制御部21は、表示装置2の各部をギャラリーモードへ移行させる(S30)。この結果、表示装置2はスタンバイ状態になる。
一方、スタンバイ状態にある画像送信装置1の第1制御部11は、CEC線42を介して映像要求信号を受信したか否かを判定し(S11)、受信していない場合は(S11でNO)、S11の処理を繰り返し実行する。
映像要求信号を受信した場合(S11でYES)、第1制御部11は、画像送信装置1の各部をオン状態にする(S12)。
オン状態にある画像送信装置1の第1制御部11は、HDMI信号送信部192から映像信号を表示装置2へ送信させ(S13)、また、CEC線42を介して、停止要求信号を受信したか否かを判定する(S14)。
停止要求信号を受信していない場合(S14でNO)、第1制御部11は、映像信号の送信を継続させつつ、S14の処理を繰り返し実行する。
停止要求信号を受信した場合(S14でYES)、第1制御部11は、HDMI信号送信部192からの映像信号の送信を停止させ(S15)、画像送信装置1の各部をスタンバイ状態にする(S16)。S16の処理終了後、第1制御部11は、処理をS11へ戻す。
次に、図6及び図7に示す画像表示処理を説明する。ここで、表示装置2は、インテリアモードであるものとする。
インテリアモードである表示装置2の第2制御部21は、図6に示すように、受信部26を介して電源信号を受信したか否かを判定する(S21)。
インテリアモードで電源信号を受信した場合(S21でYES)、第2制御部21は、後述する明暗確認処理を行なうサブルーチン(図8参照)を呼び出し、実行する(S22)。
図8は、表示装置2で実行される明暗確認処理手順のサブルーチンを示すフローチャートである。
第2制御部21は、光センサ24の光量検出値を取得し(S51)、取得した光量検出値が、記憶部25に記憶されている光量閾値以上であるか否かを判定する(S52)。つまり、S52における第2制御部21は、結果判定手段として機能する。
光センサ24の光量検出値が、光量閾値未満である場合(S52でNO)、第2制御部21は、S51で取得した光量検出値を、新たな光量閾値として記憶部25に記憶させ(S53)、処理を元のルーチンへ戻す。つまり、表示装置2の近傍にユーザが確実に存在するにも関わらず、表示装置2の周辺が暗い場合に、光量閾値が変更される。S53における第2制御部21は、閾値変更手段として機能する。
光センサ24の光量検出値が、光量閾値以上である場合(S52でYES)、第2制御部21は、処理を元のルーチンへ戻す。つまり、表示装置2の近傍にユーザが確実に存在し、しかも表示装置2の周辺が明るい場合は、現在の光量閾値が維持される。
図6に示すように、S22の処理終了後、第2制御部21は、映像要求信号を画像送信装置1へ送信する(S23)。この結果、表示装置2に画像送信装置1から映像信号が与えられる。
次いで、第2制御部21は、表示装置2の各部を視聴モードへ移行させる(S24)。S24の処理では、第2制御部21は、信号処理部290を制御して、高い画質の動画像を高い輝度で表示部20に表示させ、スピーカ293から音声を出力させる。つまり、S24における信号処理部290は、第2制御部21に制御されて、第1表示制御手段として機能する。
図9は、表示装置2の信号処理部290が実行する視聴モードの表示処理の手順を示すフローチャートである。
第2制御部21に制御されて視聴モードへ移行した信号処理部290は、HDMI信号受信部292から映像信号が入力されたか否かを判定し(S61)、入力されていない場合は(S61でNO)、S61の処理を繰り返し実行する。
映像信号が入力された場合(S61でYES)、信号処理部290は、画像処理部294を制御して、高画質化回路2aをオンし(S62)、低解像度化回路2bをオフし(S63)、バックライト22をPWM制御して、高い輝度で照明させる(S64)。この状態で、信号処理部290は、表示部20に動画像を表示させる(S65)。
図6に示すように、S24の処理終了後、視聴モードである表示装置2の第2制御部21は、受信部26を介して電源信号を受信したか否かを判定する(S25)。
視聴モードで電源信号を受信した場合(S25でYES)、第2制御部21は、明暗確認処理を行なうサブルーチンを呼び出し、実行する(S26)。また、第2制御部21は、時計部28が計時した現在時刻を、移行時刻として記憶部25に記憶させる(S27)。更に、第2制御部21は、停止要求信号を画像送信装置1へ送信する(S28)。この結果、表示装置2に映像信号が与えられなくなる。
S28の処理完了後、第2制御部21は、図7に示すように、可搬型記録媒体6又は記憶部25から静止画像データを読み出し(S29)、表示装置2の各部をギャラリーモードへ移行させる(S30)。S30の処理では、第2制御部21は、S29で読み出した静止画像データを信号処理部290に入力し、更に、信号処理部290を制御して、中程度の画質の動画像を中程度の輝度で表示部20に表示させる。つまり、S30における信号処理部290は、第2制御部21に制御されて、第2表示制御手段として機能する。
図10は、表示装置2の信号処理部290が実行するギャラリーモードの表示処理の手順を示すフローチャートである。
第2制御部21に制御されてギャラリーモードへ移行した信号処理部290は、自身に静止画像データが入力されたか否かを判定し(S71)、入力されていない場合は(S71でNO)、S71の処理を繰り返し実行する。ところで、ギャラリーモードへ移行した後で、信号処理部290に映像信号が入力されたとしても、入力された映像信号を破棄して、S71以降の処理を実行すればよい。
静止画像データが入力された場合(S71でYES)、信号処理部290は、画像処理部294を制御して、高画質化回路2aをオフし(S72)、低解像度化回路2bをオフし(S73)、バックライト22をPWM制御して、中程度の輝度で照明させる(S74)。この状態で、信号処理部290は、表示部20に静止画像を表示させる(S75)。
図6に示すように、インテリアモードで電源信号を受信していない場合(S21でNO)、図7に示すように、第2制御部21は、受信部26を介してギャラリー信号を受信したか否かを判定する(S31)。
インテリアモードでギャラリー信号を受信した場合(S31でYES)、第2制御部21は、図8に示す明暗確認処理を行なうサブルーチンを呼び出し、実行する(S32)。また、第2制御部21は、時計部28が計時した現在時刻を、移行時刻として記憶部25に記憶させる(S33)。S33の処理終了後、第2制御部21は、S29及びS30の処理を実行して、表示装置2の各部をギャラリーモードへ移行させる。
インテリアモードでギャラリー信号を受信していない場合(S31でNO)、第2制御部21は、時計部28が計時した現在時刻が、記憶部25に記憶されている移行時刻に達しているか否かを判定する(S34)。S34における第2制御部21は、時刻判定手段として機能する。
インテリアモードで現在時刻が移行時刻に達している場合(S34でYES)、第2制御部21は、S29及びS30の処理を実行して、表示装置2の各部をギャラリーモードへ移行させる。
インテリアモードで現在時刻が移行時刻に達していない場合(S34でNO)、第2制御部21は、処理をS21へ戻す。
図6に示すように、視聴モードで電源信号を受信していない場合(S25でNO)、第2制御部21は、受信部26を介してギャラリー信号を受信したか否かを判定する(S35)。
視聴モードでギャラリー信号を受信した場合(S35でYES)、第2制御部21は、処理をS26へ移して、図8に示す明暗確認処理を行なうサブルーチンを呼び出し、実行する。この後、第2制御部21は、S27〜S30の処理を実行して、表示装置2の各部をギャラリーモードへ移行させる。
視聴モードでギャラリー信号を受信していない場合(S35でNO)、第2制御部21は、時計部28が計時した現在時刻が、記憶部25に記憶されている移行時刻に達しているか否かを判定する(S36)。S36における第2制御部21は、時刻判定手段として機能する。
視聴モードで現在時刻が移行時刻に達している場合(S36でYES)、第2制御部21は、S28〜S30の処理を実行して、表示装置2の各部をギャラリーモードへ移行させる。
視聴モードで現在時刻が移行時刻に達していない場合(S36でNO)、第2制御部21は、処理をS25へ戻す。
図7に示すように、S30の処理終了後、ギャラリーモードである表示装置2の第2制御部21は、受信部26を介して電源信号を受信したか否かを判定する(S41)。
ギャラリーモードで電源信号を受信した場合(S41でYES)、第2制御部21は、図6に示すS22〜S24の処理を実行して、表示装置2の各部を視聴モードへ移行させる。
ギャラリーモードで電源信号を受信していない場合(S41でNO)、第2制御部21は、光センサ24の光量検出値を取得し(S42)、取得した光量検出値が、記憶部25に記憶されている光量閾値以下であるか否かを判定する(S43)。S43における第2制御部21は、継続判定手段として機能する。
ギャラリーモードで、光センサ24の光量検出値が光量閾値を超過している場合(S43でNO)、第2制御部21は、処理をS41へ戻す。
ギャラリーモードで、光センサ24の光量検出値が光量閾値以下である場合(S43でYES)、第2制御部21は、可搬型記録媒体6又は記憶部25から静止画像データを読み出し(S44)、表示装置2の各部をインテリアモードへ移行させる(S45)。S45の処理では、第2制御部21は、S44で読み出した静止画像データを信号処理部290に入力し、更に、信号処理部290を制御して、低い画質の動画像を低い輝度で表示部20に表示させる。つまり、S45における信号処理部290は、第2制御部21に制御されて、第3表示制御手段として機能する。
図11は、表示装置2の信号処理部290が実行するインテリアモードの表示処理の手順を示すフローチャートである。
第2制御部21に制御されてインテリアモードへ移行した信号処理部290は、自身に静止画像データが入力されたか否かを判定し(S81)、入力されていない場合は(S81でNO)、S81の処理を繰り返し実行する。
静止画像データが入力された場合(S81でYES)、信号処理部290は、画像処理部294を制御して、高画質化回路2aをオフし(S82)、低解像度化回路2bをオンし(S83)、バックライト22をPWM制御して、低い輝度で照明させる(S84)。この状態で、信号処理部290は、表示部20に静止画像を表示させる(S85)。
ところで、低解像度化回路2bの消費電力は、高画質化回路2aの消費電力よりも低い。しかも、低解像度化回路2bが電力を消費している場合には、バックライト22の消費電力が低減される。このため、低解像度化回路2bがオンされることによって、インテリアモードの消費電力が、視聴モードの消費電力又はギャラリーモードの消費電力を上回ることはない。
図7に示すように、S45の処理終了後、インテリアモードである表示装置2の第2制御部21は、処理をS21へ戻す(図6参照)。
以上のような映像送受信処理を実行することによって、第2制御部21は、切替手段として機能する。また、S21、S25、S31、S35、及びS41における第2制御部21は、受付手段として機能する。
ところで、表示装置2がギャラリーモードにある状態で、ユーザがギャラリーキー332を操作した場合、第2制御部21は、受信したギャラリー信号を破棄する。
なお、ギャラリーモード又はインテリアモードから視聴モードへ移行するまでには時間が掛かるため、表示部20の表示内容が静止画像から動画像に切り替わるまでの間に、ユーザが電源キー331を複数回操作する虞がある。このとき、視聴モードへの移行とギャラリーモードへの移行とが繰り返し実行されてしまうという不都合が生じる。
このような不都合を解消するために、リモコン3に、電源キー331及びギャラリーキー332とは別に、ギャラリーモード又はインテリアモードの表示装置2を視聴モードへ移行させるための視聴再開キーを設けてもよい。
視聴再開キーが設けられている構成では、表示装置2がギャラリーモード又はインテリアモードにある状態で、ユーザが視聴再開キーを操作した場合、視聴再開キーに対応した操作信号を受信した第2制御部21は、図6に示すS22〜S24の処理を実行して、表示装置2の各部を視聴モードへ移行させる。一方、表示装置2がギャラリーモード又はインテリアモードにある状態で、ユーザが電源キー331を操作した場合、第2制御部21は、受信した電源信号を破棄する。
最後に、インテリアモードにおける静止画像データの低解像度化と、バックライト22の低輝度化について説明する。
図12は、表示部20及びバックライト22の構成を説明する模式図である。
表示部20の表示画面は、マトリクス状に配された複数個の矩形状の表示領域20a,20a,…に仮想的に分割されている。バックライト22には、各表示領域20aに対応して、LED221が配設されている。図中の横方向及び縦方向夫々に並置してある数字は、便宜的に、表示領域20a,20a,…及びLED221,221,…のアドレスを示している。
各表示領域20aには、マトリクス状に配された複数個の画素が含まれている。
画像処理部294の低解像度化回路2bでは、低輝度化処理が実行される。低輝度化処理が実行された場合、まず、静止画像データに基づいて、例えばアドレス(1,1)の表示領域20aに含まれる全ての画素に係る平均輝度値が算出される。
算出された平均輝度値が所定値以下である場合、この表示領域20aに含まれる全ての画素に係る輝度値が“0”に変更される(即ち、静止画像データのサイズを変更することなく、静止画像データの画素が間引かれる)。この結果、この表示領域20aは黒ブロックとなる。
一方、算出された平均輝度値が所定値を超過している場合、この表示領域20aに含まれる画素の輝度値は変更されない。この結果、この表示領域20aには、カラー又はモノクロームの静止画像が表示される。
次いで、低解像度化回路2bでは、アドレス(1,2)の表示領域20aについて、同様の低輝度化処理が実行され、この後、アドレス(1,3),(1,4),…,(4,5)夫々について、順に、同様の低輝度化処理が実行される。
低解像度化回路2bにおける処理結果は、信号処理部290に与えられる。この場合、例えばアドレス(1,1)の表示領域20aに係る平均輝度値が所定値以下であり、アドレス(1,2)の表示領域20aに係る平均輝度値が所定値を超過しているとき、信号処理部290は、例えばアドレス(1,1)のLED221を消灯させ、アドレス(1,2)のLED221を消灯させる。つまり、低輝度化処理によって黒ブロックにされた表示領域20aに対応するLED221が消灯される。以後、信号処理部290は、アドレス(1,3),(1,4),…,(4,5)夫々のLED221を、低解像度化回路2bにおける処理結果に基づいて点灯又は消灯させる。
なお、画像処理部294が低輝度化処理を実行しない(即ち、静止画像データの画素が間引かれない)構成でもよい。この場合でも、信号処理部290は、各表示領域20aに係る平均輝度値が低い(高い)場合に、この表示領域20aに対応するLED221を消灯(点灯)する。
また、平均輝度値を算出する前に、静止画像データの画素を、適宜に(例えば1画素おきに)間引くか、又は、全画素の輝度値を一様に低減させてもよい。この場合、消灯されるLED221,221,…の個数が増加することが期待される。
更に、静止画像データに基づいてエッジを抽出し、抽出したエッジに囲まれる領域の平均輝度値が低い場合に、この領域に含まれる画素を間引いてもよい。
画素を間引く場合、各表示領域20aに含まれる画素を全部間引く構成に限定されず、適宜の条件で間引く構成でよい。これは、例えば輝度値が低い画素のみ間引く構成、又は、RGBの画素値が一様に広がっている領域について1画素おきに間引く構成等である。RGBの画素値が一様に広がっている領域とは、例えば注目画素の画素値と、注目画素の周囲8画素夫々の画素値との差が所定範囲以内の領域である。
また、RGBの画素値が一様に広がっている領域についてのみ、LED221,221,…の点灯割合を減らす構成でもよく、RGBの緑の画素値が高い表示領域20a(即ち、視覚的に明るく見える表示領域20a)に対応するLED221を消灯させてもよい。更に、如何なる静止画像データに対しても、LED221,221,…を同じ条件で(例えば1個おきに)点灯/消灯させる構成でもよい。
更にまた、ギャラリーモードにおいても静止画像データを低解像度化させてもよい。ただし、ギャラリーモードにおいて解像度を低下させる度合いは、インテリアモードにおいて解像度を低下させる度合いよりも小さくなるよう設定されるべきである。また、ギャラリーモードでも、バックライト22のLED221,221,…の点灯割合が減らされる構成でもよい。ただし、ギャラリーモードにおいて消灯されるLED221,221,…の個数は、インテリアモードにおいて消灯されるLED221,221,…の個数よりも少なくなるよう設定されるべきである。
なお、今回開示された実施の形態は、全ての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上述した意味ではなく、特許請求の範囲と均等の意味及び特許請求の範囲内での全ての変更が含まれることが意図される。
例えば、本実施の形態では画像送信装置1と表示装置2とが別体の表示システムを例示しているが、表示装置2自身が画像送信装置1の機能(チューナ機能、又はレコーダ機能等)を有し、表示装置2が単体で用いられる構成でもよい。
また、バックライト22の明るさの増減のみで消費電力を増減してもよい。更にまた、低解像度化回路2bは常にオフし、バックライト22の明るさの増減と高画質化回路2aのオン/オフとで消費電力を増減してもよい。
表示部20が、自発光型の表示パネルを用いてなる場合、バックライト22を備える必要はないため、バックライト22が照明する明るさを増減する代わりに、表示部20が発光する明るさを増減することによって、消費電力を増減してもよい。
更に、本発明の効果がある限りにおいて、表示装置2に、実施の形態に開示されていない構成要素が含まれていてもよい。
本発明の実施の形態に係る表示装置を含む表示システムの概要を示す模式図である。 本発明の実施の形態に係る表示装置へ映像信号を送信する画像送信装置の要部構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態に係る表示装置の要部構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態に係る表示装置を遠隔操作するためのリモコンの要部構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態に係る表示装置と画像送信装置との間で実行される映像送受信処理の手順を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態に係る表示装置で実行される画像表示処理の手順を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態に係る表示装置で実行される画像表示処理の手順を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態に係る表示装置で実行される明暗確認処理手順のサブルーチンを示すフローチャートである。 本発明の実施の形態に係る表示装置の信号処理部が実行する視聴モードの表示処理の手順を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態に係る表示装置の信号処理部が実行するギャラリーモードの表示処理の手順を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態に係る表示装置の信号処理部が実行するインテリアモードの表示処理の手順を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態に係る表示装置の表示部及びバックライトの構成を説明する模式図である。
符号の説明
2 表示装置
20 表示部
21 第2制御部
22 バックライト
24 光センサ(センサ)
25 記憶部(時刻記憶手段)
2a 高画質化回路(高画質化部)
2b 低解像度化回路(低画質化部)
2P 制御プログラム(コンピュータプログラム)
28 時計部(時計手段)

Claims (10)

  1. 表示装置に画像を表示させる表示方法において、
    第1の明るさ及び第1の画質で、前記表示装置に第1の画像を表示させる第1表示制御ステップと、
    前記第1の画像を表示させない場合に、前記第1の明るさより暗い第2の明るさ及び/又は前記第1の画質より低い第2の画質で、前記表示装置に第2の画像を表示させる第2表示制御ステップと、
    前記第2の画像を表示させた後で、前記第2の明るさより暗い第3の明るさ及び/又は前記第2の画質より低い第3の画質で、前記表示装置に第3の画像を表示させる第3表示制御ステップと
    を実行することを特徴とする表示方法。
  2. 画像を表示する表示部を備える表示装置において、
    第1の明るさ及び第1の画質で、前記表示部に第1の画像を表示させる第1表示制御手段と、
    前記第1の明るさより暗い第2の明るさ及び/又は前記第1の画質より低い第2の画質で、前記表示部に第2の画像を表示させる第2表示制御手段と、
    前記第2の明るさより暗い第3の明るさ及び/又は前記第2の画質より低い第3の画質で、前記表示部に第3の画像を表示させる第3表示制御手段と、
    前記第1表示制御手段、第2表示制御手段、及び第3表示制御手段夫々による画像表示を切り替える切替手段と
    を備え、
    該切替手段は、前記第1表示制御手段による画像表示が実行されない場合に、前記第2表示制御手段による画像表示に切り替え、前記第2表示制御手段による画像表示が実行された後で、前記第3表示制御手段による画像表示に切り替えるようにしてあることを特徴とする表示装置。
  3. 周辺の状態を示す物理量を検出するセンサと、
    前記第2表示制御手段による画像表示が実行されている場合に、前記センサの検出結果に基づいて、前記第2の画像の表示を継続するか否かを判定する継続判定手段と
    を更に備え、
    前記継続判定手段が否と判定したとき、前記切替手段は、前記第3表示制御手段による画像表示に切り替えるようにしてあることを特徴とする請求項2に記載の表示装置。
  4. 前記センサは、周辺の明るさを検出する光センサであり、
    前記継続判定手段は、前記光センサの検出結果が所定の閾値以下である場合に、否と判定するようにしてあることを特徴とする請求項3に記載の表示装置。
  5. 前記第1表示制御手段又は前記第2表示制御手段による画像表示の実行指令を受け付ける受付手段と、
    前記受付手段が実行指令を受け付けたとき、前記光センサの検出結果が前記閾値以上であるか否かを判定する結果判定手段と、
    該結果判定手段が否と判定した場合、前記閾値を、前記検出結果に応じた値に変更する閾値変更手段と
    を更に備え、
    前記受付手段が実行指令を受け付けた場合に、前記切替手段は、前記第1表示制御手段又は前記第2表示制御手段による画像表示に切り替えるようにしてあることを特徴とする請求項4に記載の表示装置。
  6. 前記第1表示制御手段又は前記第2表示制御手段による画像表示の実行指令を受け付ける受付手段を更に備え、
    該受付手段が実行指令を受け付けた場合に、前記切替手段は、前記第1表示制御手段又は前記第2表示制御手段による画像表示に切り替えるようにしてあることを特徴とする請求項2から4の何れかひとつに記載の表示装置。
  7. 時計手段と、
    前記第2表示制御手段による画像表示に切り替えるべき時刻を記憶する時刻記憶手段と、
    前記時計手段が計時した時刻が、前記時刻記憶手段に記憶されている時刻に達したか否かを判定する時刻判定手段と
    を更に備え、
    該時刻判定手段が達したと判定した場合に、前記切替手段は、前記第2表示制御手段による画像表示に切り替えるようにしてあることを特徴とする請求項2から6の何れかひとつに記載の表示装置。
  8. 前記表示部は、液晶表示パネルを用いてなり、
    前記表示部を照明するバックライトを更に備え、
    前記第1表示制御手段は、前記バックライトに、前記表示部を第1の明るさで照明させるようにしてあり、
    前記第2表示制御手段は、前記バックライトに、前記表示部を前記第1の明るさより暗い第2の明るさで照明させるようにしてあり、
    前記第3表示制御手段は、前記バックライトに、前記表示部を前記第2の明るさより暗い第3の明るさで照明させるようにしてあることを特徴とする請求項2から7の何れかひとつに記載の表示装置。
  9. 動画像に高画質化処理を施してから前記表示部へ出力する高画質化部と、
    静止画像に低画質化処理を施してから前記表示部へ出力する低画質化部と
    を更に備え、
    前記第1の画像は動画像であり、前記第2の画像及び第3の画像は静止画像であり、
    前記第1表示制御手段は、前記高画質化部をオンして前記低画質化部をオフするようにしてあり、
    前記第2表示制御手段は、前記高画質化部及び低画質化部の両方をオフするようにしてあり、
    前記第3表示制御手段は、前記高画質化部をオフして前記低画質化部をオンするようにしてあることを特徴とする請求項8に記載の表示装置。
  10. 表示装置に画像を表示させるコンピュータを作動させるためのコンピュータプログラムであって、
    コンピュータに、第1の明るさ及び第1の画質で、前記表示装置に第1の画像を表示させる第1表示制御ステップと、
    コンピュータに、前記第1表示制御ステップでの画像表示が実行されない場合に、前記第1の明るさより暗い第2の明るさ及び/又は前記第1の画質より低い第2の画質で、前記表示装置に第2の画像を表示させる第2表示制御ステップと、
    コンピュータに、前記第2表示制御ステップでの画像表示が実行された後で、前記第2の明るさより暗い第3の明るさ及び/又は前記第2の画質より低い第3の画質で、前記表示装置に第3の画像を表示させる第3表示制御ステップと
    を実行させることを特徴とするコンピュータプログラム。
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