JP2010133679A - 通信中継装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】表示機器のブラウザにより熱源機の作動状態を示すウェブページを表示させるときに、熱源機の作動状態の変化に応じて、表示機器のウェブページにおける熱源機の作動状態の表示を変更することができる通信中継装置を提供する。
【解決手段】キャッシュ機能を有するウェブブラウザを備えたデジタルテレビ2から、熱源機の作動状態を示すデータを要求する作動状態要求メッセージreq.msg4を受信したときに、メモリ18に保持された作動状態参照データpref.datから認識される熱源機の作動状態を示す内部データpos.datを含む作動状態応答メッセージ(res.meg4,flm.dat,pos.dat)を、デジタルテレビ2に送信する通信制御手段を備え、該通信制御手段は、作動状態応答メッセージ(res.meg4,flm.dat,pos.dat)を送信するときに、内部データpos.datの名称を、過去に送信したものとは異なる名称とする。
【選択図】 図5
【解決手段】キャッシュ機能を有するウェブブラウザを備えたデジタルテレビ2から、熱源機の作動状態を示すデータを要求する作動状態要求メッセージreq.msg4を受信したときに、メモリ18に保持された作動状態参照データpref.datから認識される熱源機の作動状態を示す内部データpos.datを含む作動状態応答メッセージ(res.meg4,flm.dat,pos.dat)を、デジタルテレビ2に送信する通信制御手段を備え、該通信制御手段は、作動状態応答メッセージ(res.meg4,flm.dat,pos.dat)を送信するときに、内部データpos.datの名称を、過去に送信したものとは異なる名称とする。
【選択図】 図5
Description
本発明は、ウェブブラウザを有する表示機器及び熱源機と通信可能であって、熱源機の作動状態を表示機器でウェブページにより表示させる通信中継装置に関する。
地上デジタル放送を受信するデジタルテレビにおいては、インターネットの標準プロトコルであるTCP/IPをサポートすることが必要となっている。そして、HTTP(Hypertext Transfer Protocol)に対応したウェブブラウザを搭載したデジタルテレビも提案されており、該ウェブブラウザを搭載することによって、デジタルテレビによりインターネット上のウェブサイトにアクセスしてそのウェブページを閲覧することが可能となる(例えば特許文献1参照)。
一方、熱源機により浴室等に給湯する共に、温水式の暖房端末(床暖房装置、温風暖房機等)に温水を循環供給する熱源システムにおいては、熱源機の作動状態が熱源機のリモコンに設けられた表示部に表示される。
特開2007−166365号公報
熱源機のリモコンに備えられた表示部はサイズが小さいため、熱源機の種々の作動状態をわかり易く表示することが難しい。そこで、熱源機の作動状態を、デジタルテレビ等の大画面を有する表示機器にウェブページにより表示し、使用者が該ウェブページを閲覧することによって、熱源機の作動状態を容易に確認できるようにすることが考えられる。
しかしながら、熱源機はHTTPによる通信をサポートしていないため、熱源機と表示機器との間で、HTTPを経由した通信を行うための通信中継装置が必要となる。そして、この場合は、表示機器をクライアントとし、通信中継装置をサーバとして、HTTPによる要求−応答(リクエスト−レスポンス)型のメッセージによる通信を行う態様となる。
ここで、表示機器に備えられたウェブブラウザは、一般に、サーバから取得したデータをキャッシュメモリに保持し、その後、キャッシュメモリに保持されたデータと同じ名称のデータを取得する必要が生じたときには、クライントからではなくキャッシュメモリからその名称のデータを取得する機能(キャッシュ機能)を有している。
そして、本願発明者らは、表示機器に備えられたウェブブラウザが、キャッシュ機能を用いて通信中継装置との間でHTTPによる通信を行って、熱源機の作動状態をウェブページにより表示する場合に、熱源機の作動状態が変化したにも拘わらず、ウェブページにおける熱源機の作動状態の表示が変わらないという不都合が生じ得ることを知見した。
そこで、本発明は、HTTPによる通信を行って、表示機器のブラウザにより熱源機の作動状態を示すウェブページを表示させるときに、熱源機の作動状態の変化に応じて、表示機器のウェブページにおける熱源機の作動状態の表示を変更することができる通信中継装置を提供することを目的とする。
本発明は上記目的を達成するためになされたものであり、熱源機との間で所定の通信仕様による通信を行うための第1通信手段と、データ保持手段と、前記熱源機から、前記熱源機の作動状態を示す第1作動状態データを所定のタイミングで受信したときに、該第1作動状態データから認識される前記熱源機の作動状態を示す作動状態参照データを、前記データ保持手段に保持する作動状態保持手段と、HTTP(Hypertext Transfer Protocol)による通信により受信した応答メッセージにより得られたデータを保持するキャッシュメモリと、該キャッシュメモリに保持されたデータの名称と同じ名称のデータを取得する必要が生じたときに、該キャッシュメモリに保持されたデータを用いる機能を有するウェブブラウザとを有する表示機器との間で、HTTPによる通信を行うための第2通信手段と、前記表示機器から、前記熱源機の作動状態を示すデータを要求する作動状態要求メッセージを受信したときに、前記データ保持手段に保持された前記作動状態参照データから認識される前記熱源機の作動状態を示す第2作動状態データを含む作動状態応答メッセージを、前記表示機器に送信する通信制御手段とを備えた通信中継装置に関する。
そして、前記通信制御手段は、前記表示機器に対して、前記作動状態応答メッセージを送信するときに、前記作動状態応答メッセージに含まれる前記第2作動状態データの名称を、過去に送信した前記作動状態応答メッセージに含まれる前記第2作動状態データの名称とは異なる名称とすることを特徴とする。
ここで、前記作動状態応答メッセージに含まれる前記第2作動状態データの名称を固定すると、前記データ保持手段により前記作動状態参照データが変更されても、前記表示機器が有するキャッシュメモリを用いたデータの取得機能によって、前記第2作動状態データが前記キャッシュメモリから取得されるため、前記表示機器側では前記熱源機の作動状態が変更されたことを認識することができない。
そこで、本発明において、前記通信制御手段は、前記表示機器に対して前記作動状態応答メッセージを送信するときに、前記作動状態応答メッセージに含まれる前記第2作動状態データの名称を、過去に送信した前記作動状態応答メッセージに含まれる前記第2作動状態データの名称とは異なる名称とする。
そして、これにより、前記表示機器のウェブブラウザは、過去に受信されて前記キャッシュメモリに保持された前記第2作動状態データを用いずに、前記通信制御手段から送信された新たな前記第2作動状態データを用いることになる。そのため、前記表示機器のウェブブラウザは、前記作動状態要求メッセージの送信に応じて前記通信制御手段から送信される前記第2作動状態データから、前記熱源機の作動状態の変化を認識することができ、前記熱源機の作動状態の変化に応じてウェブページにおける熱源機の作動状態の表示を変更することができる。
また、前記通信制御手段は、前記表示機器から、前記熱源機の作動状態の変更を指示する作動変更要求メッセージを受信したときに、前記熱源機に対して、該作動変更要求メッセージにより指示された作動状態への変更を指示する指示データを送信すると共に、前記表示機器に対して、前記第2作動状態データと、前記ウェブブラウザに、該第2作動状態データから認識される前記熱源機の作動状態が前記作動変更要求メッセージにより指示された作動状態と一致していないときに、前記作動状態要求メッセージを送信させるプログラムとを含む、作動変更応答メッセージを送信し、前記表示機器から、前記ウェブブラウザによる前記プログラムの実行によって送信された前記作動状態要求メッセージを受信する毎に、前記表示機器に対して、前記作動変更応答メッセージを送信することを特徴とする。
かかる本発明において、前記通信制御手段は、前記表示機器から前記熱源機の作動状態の変更を指示する作動変更要求メッセージを受信したときに、前記熱源機に対して、該作動変更要求メッセージにより指示された作動状態への変更を指示する指示データを送信するが、この指示データに応じて前記熱源機側で作動状態を変更するにはある程度の時間を要する。そのため、前記通信制御手段が、前記作動変更要求メッセージに対して、前記作動変更応答メッセージを送信する時点では、未だ前記熱源機の作動状態が変更されていない場合がある。
そしてこの場合には、前記表示機器に送信される前記作動変更応答メッセージに含まれる前記第2作動状態データが変化していないため、前記表示機器において、前記ウェブブラウザにより表示されるウェブページの前記熱源機の作動状態の表示は変更されない。そのため、前記熱源機の作動状態の変更を指示したにも拘わらず、熱源機の作動状態が変わらないことから、使用者に対して違和感や不安感を与えるおそれがある。
そこで、本発明において、前記通信制御手段は、前記熱源機に対して、前記作動変更要求メッセージにより指示された作動状態への変更を指示する指示データを送信すると共に、前記表示機器に対して、前記熱源機の作動状態を示す前記第2作動状態データと、前記ウェブブラウザに、該第2作動状態データから認識される前記熱源機の作動状態が前記作動変更要求メッセージにより指示された作動状態と一致していないときに、前記作動状態要求メッセージを送信させるプログラムを含む、前記作動変更応答メッセージを送信する。
そして、その後、前記通信制御手段は、前記表示機器から、前記プログラムの実行により送信された前記作動状態要求メッセージを受信する毎に、前記表示機器に対して、前記作動状態応答メッセージを送信する。そのため、前記表示機器には、前記熱源機が前記作動変更要求メッセージにより指示された作動状態になるまで、前記作動状態応答メッセージが継続して送信される。
そして、これにより、前記表示機器のウェブブラウザは、前記熱源機の作動状態が変更されるまで、前記作動状態応答メッセージを繰り返し受信することができ、前記熱源機の作動状態が変更されたときに、ウェブページにおける前記熱源機の作動状態の表示を変更することができる。そのため、使用者がウェブページを閲覧して前記熱源機の作動状態を確認したときに、違和感や不安感を与えることを防止することができる。
本発明の実施の形態について、図1〜図6を参照して説明する。
図1を参照して、通信中継装置1(本発明の通信中継装置)は、デジタルテレビ2(本発明の表示機器に相当する)とハブ22を介してLANケーブル7により接続されると共に、熱源機3とリモコンケーブル8及びRS232Cケーブル9により接続されている。
デジタルテレビ2は、LANポート21に接続される機器との間でHTTPによる通信を行う機能を有し、インターネット等のネットワーク25上に公開されたウェブサイト24やハブ22に接続された機器(本実施の形態では通信中継装置1)にアクセスしてそのウェブページを、デジタルテレビ2の表示部(液晶パネルやプラズマディスプレイパネル等)に表示するウェブブラウザ26を備えている。
熱源機3は、台所や浴室等に給湯する機能と温水式の熱源端末31,32(床暖房機や温風暖房機等)に対して温水を循環供給する機能とを有し、台所リモコン5及び浴室リモコン6によりその作動が遠隔操作される。また、電力ユニット4は、電力消費量を計測するものである。
熱源機3の作動状態及び電力ユニット4により測定された電力消費状態を示すデータは、所定のタイミング(一定時間毎、熱源機の作動状態が変化したとき、等)で、熱源機3や電力ユニット4から通信中継装置1に送信される。
通信中継装置1は、LANコネクタ10、イーサネット(登録商標)用の通信回路11、第1CPU12、リモコンコネクタ13、リモコン通信用の通信回路14、RS232Cコネクタ15、RS232Cによるシリアル通信用の通信回路16、第2CPU17、及びメモリ18(本発明のデータ保持手段に相当する)を備えている。また、第1CPU12と第2CPU17とは、バス19によりメモリ18に保持されたデータにアクセス可能な構成とされている。
第1CPU12は、通信回路14を介して電力ユニット4,台所リモコン5,浴室リモコン6との間で通信を行うと共に、通信回路16を介して熱源機3との間で通信を行う。また、第2CPU17は、通信回路11を介して、デジタルテレビ2との間でHTTP(Hypertext Transfer Protocol)による通信を行う。
なお、通信回路13,15と、第1CPU12による熱源機3との通信処理機能とにより、本発明の第1通信手段が構成される。また、通信回路11と、第2CPU17によるデジタルテレビ2との通信処理機能とにより、本発明の第2通信手段が構成される。
また、第1CPU1及び第2CPU2により、CGI(Common Gateway Interface)を用いて実行されるプログラムによって実現される、通信中継装置1とデジタルテレビ2及び熱源機3間の通信とデータ処理を行う機能が、本発明の通信制御手段に相当する。
次に、図2(a)及び図2(b)は、デジタルテレビ2に表示される熱源機3の作動状態等を示すウェブページの画面を示したものである。使用者が、デジタルテレビのリモコン23に設けられたウェブサイト閲覧用のスイッチ(図示しない)を操作することによって、デジタルテレビ2に備えられたウェブブラウザ26により、ポータルサイトのウェブサーバ24からHTMLファイルがダウンロードされて、ポータルサイトのウェブページが表示される。
そして、使用者が、ポータルサイトのウェブページに表示される「家庭内器具情報」のメニューを選択することによって、デジタルテレビ2のウェブプラウザ26により、通信中継装置1から「家庭内器具情報」のトップページのHTMLファイルがダウンロードされ、図2(a)に示した「家庭内器具情報」のトップページ50が表示される。
図2(a)を参照して、「家庭内器具情報」のトップページ50は、トップページ50への復帰を指示するTOPボタン51、熱源機3や各部屋に設置された熱源端末等の制御ページへの移行を指示すると共に制御状態を表示する、ふろボタン53,リビングボタン54,子供部屋ボタン55,キッチンボタン56,浴室暖房ボタン57,書斎ボタン58等からなる器具選択ボタン、器具選択ボタンのスクロール部59、各種のエネルギー情報(CO2排出量、燃料ガス使用量、水道使用量、電気使用量)を選択的に表示するエネルギー情報表示部60、エネルギー情報表示部60に表示する情報を選択するCO2ボタン62,ガスボタン63,水道ボタン64,電気65、及び現在の日時を示す日時表示部61を含んでいる。
なお、燃料ガス使用量を表示するためには、ガスメータ(図示しない)が通信中継装置1と通信可能に接続されている必要があり、水道使用量を表示するためには、水道メータ(図示しない)が通信中継装置1と通信可能に接続されている必要がある。
そして、例えば、使用者がふろボタン53をテレビリモコン23により選択操作すると、図2(b)に示したように、浴室用制御ページ70に移行する。浴室用制御ページ70は、「家庭内器具情報」のトップページ50への復帰を指示するTOPボタン71、他の制御ページへの移行を指示する制御ページ選択ボタン72、熱源機73を運転状態(給湯運転や温水循環運転が可能な状態)と待機状態(給湯運転や温水循環運転が不能な状態)との切替を指示する運転ボタン73、浴槽に設定された水位まで湯張りをする自動湯張り運転の実行を指示する自動ボタン74、シャワーやカランからの給湯温度を設定する給湯温度設定ボタン75、自動湯張り運転における浴槽への給湯温度を設定する湯張り温度設定ボタン76、及び自動湯張り運転における湯張り水位を設定する湯張り水位ボタン77を含んでいる。
そして、通信中継装置1は、以上説明した「家庭内器具情報」の各ウェブページにおけるボタン操作に応じて、熱源機3に対する作動状態の変更を指示する処理を行うと共に、「家庭内器具情報」の各ウェブページにおいて各種情報を表示するための処理を行う。以下、図3〜図6を参照して、これらの処理について説明する。
先ず、図3を参照して、「家庭内器具情報」のウェブページで熱源機3の作動状態の変更(例えば、給湯温度の変更)が指示されたときの処理について説明する。
図3は、熱源機3の作動状態の変更が指示されたときの、デジタルテレビ2と通信中継装置1と熱源機3との間における通信処理と、デジタルテレビ2と通信中継装置1と熱源機3とにおける内部処理について説明した図である。
図3を参照して、デジタルテレビ2に表示された「家庭内器具情報」のウェブページにおいて、使用者が熱源機3の作動状態の変更を指示する操作を行うと、デジタルテレビ2のウェブブラウザ26は、STEP10で、熱源機3の作動状態の変更を指示する要求メッセージ(作動変更要求メッセージ)req.msg1を、通信中継装置1に送信する。
通信中継装置1は、STEP20で要求メッセージreq.msg1を受信し、要求メッセージreq.msg1を解析して作動状態の変更の内容を認識する。そして、STEP21でこの作動状態への変更を指示する指示データchg.com1を生成して、熱源機3に送信する。
熱源機3は、STEP30で指示データchg.com1を受信し、熱源機3の作動状態を変更する処理を実行する。そして、この処理が終了したときに、STEP31で熱源機3の作動状態を示す第1作動状態データsta.dat1を通信中継装置1に送信する。
通信中継装置1は、熱源機3から第1作動状態データsta.dat1を受信すると、STEP23で、第1作動状態データsta.dat1から認識される熱源機3の作動状態を示す作動状態参照データpref.datを、メモリ18に保持する。なお、既に作動状態参照データpref.datがメモリ18に保持されていたときには、作動状態参照データpref.datが更新される。
また、通信中継装置1は、上述したSTEP21に続いて、STEP22でメモリ18に保持された作動状態参照データを読み出して熱源機3の作動状態を認識し、熱源機3の作動状態を示す第2作動状態データを含む応答メッセージ(作動変更応答メッセージ)res.msg1を作成して、デジタルテレビ2に送信する。
ここで、熱源機3において、STEP30で熱源機3の作動状態を変更する処理が開始されてから、該処理が終了してSTEP31で第1作動状態データsta.dat1が送信されるまでには、ある程度の時間を要する。そのため、STEP22で通信中継装置1からデジタルテレビ2に送信される応答メッセージres.msg1に含まれる第2作動状態データは、熱源機3の作動状態が変更される前の状態を示すものとなる場合がある。
そして、この場合に、デジタルテレビ2のウェブブラウザ26が、応答メッセージres.msg1に含まれる第2作動状態データから認識される熱源機3の作動状態を表示して、処理を終了すると、デジタルテレビ2に表示されるウェブページで、熱源機3の作動状態の表示が変更されない状態となる。そのため、熱源機3の作動状態の変更操作を行った使用者に対して、変更操作を行ったにも拘わらず、熱源機3の作動状態の表示が変わらないため、違和感や不安感を与えるおそれがある。
そこで、このように、使用者に対して違和感や不安感を与えることを防止するために、通信中継装置1は、応答メッセージres.msg1に、デジタルテレビ2のウェブブラウザ26にSTEP11〜STEP14の処理を実行させるプログラム(例えば、Javaアプレット)を含めて送信する。
デジタルテレビ2のウェブブラウザ26は、STEP11で応答メッセージres.msg1に含まれる第1作動状態データから熱源機3の作動状態を確認し、STEP12で熱源機3の作動状態が変化したか否かを判断する。そして、熱源機3の作動状態が変化したとき(熱源機3における作動状態の変更処理が終了したことを示す)は、STEP13に進んで熱源機3の作動状態の表示を更新し、処理を終了する。
一方、STEP12で、熱源機3の作動状態が変化していなかったとき(熱源機3における作動状態の変更処理が終了していないことを示す)には、STEP14に分岐し、ウェブブラウザ26は、通信中継装置1に対して、熱源機3の作動状態を示すデータを要求する要求メッセージ(作動状態要求メッセージ)req.msg2を送信する。
この要求メッセージreq.msg2を受信した通信中継装置1は、STEP24で要求メッセージreq.msg2を解析し、STEP25で、メモリ18から状態参照データを読み出して熱源機3の作動状態を認識し、熱源機3の作動状態を示す第2作動状態データを含む応答メッセージ(作動状態応答メッセージ)res.msg2を、デジタルテレビ2に送信する。
そして、デジタルテレビ2のウェブブラウザ26は、STEP12で熱源機3の作動状態が変更されたと判断されるまで、STEP11〜STEP14の処理を繰り返し実行する。そのため、熱源機3の作動状態が変化するまで、通信中継装置1から、熱源機3の作動状態を示す第2作動状態データを含む応答メッセージres.msg2が繰り返し送信され、熱源機3の作動状態が変化したときに、ウェブページにおける熱源機3の作動状態の表示が更新される。
そして、これにより、上述したように、使用者に対して違和感や不安感を与えることを防止している。なお、上記プログラムにおいて、熱源機3の作動状態の変更に要する時間を想定して設定された制限時間を越えてSTEP11〜STEP14の処理が繰り返されたときには、ウェブブラウザ26にSTEP11〜STEP14の処理を中止して、エラー表示するように設定されている。
次に、図4及び図5を参照して、「家庭内器具情報」のウェブページを表示する際に使用される内部データを更新するための処理について説明する。
図4を参照して、デジタルテレビ2のウェブブラウザ26は、通信中継装置1(及び他のウェブサーバ等)から取得したデータを、キャッシュメモリ20に保持する機能を有している。そして、次に、同じ名称のデータを取得する必要が生じたときには、通信中継装置1からではなく、キャッシュメモリ20からそのデータを読み出すことによって、通信トラフィックの減少とデータ取得に要する時間の短縮を図っている。
例えば、デジタルテレビ2において、STEP50で「家庭内器具情報」のメニューが選択されると、STEP51で「家庭内器具情報」のトップページのHTMLファイルを要求する要求メッセージ(トップページ要求メッセージ)reg.msg3が、通信中継装置1に送信される。
そして、通信中継装置1は、STEP40で、「家庭内器具情報」のトップページを表示するためのHTMLファイルを含む応答メッセージ(トップページ応答メッセージ)res.msg3を、デジタルテレビ2に送信する。
デジタルテレビ2のウェブブラウザ26は、受信したHTMLファイルの記述に従って、STEP52でトップページのフレームデータflm.datを通信中継装置1のメモリ18から取得し、次のSTEP53で、HTMLファイルに記述された名称を有する内部データpos.datがキャッシュメモリ20に保持されているか否かを判断する。
そして、HTMLファイルに記述された名称を有する内部データpos.datがキャッシュメモリ20に保持されていないときは、STEP54に進み、ウェブブラウザ26は、通信中継装置1のメモリ18から内部データpos.datを取得して、キャッシュメモリ20に保持する。そして、次のSTEP55で、ウェブブラウザ26は、フレームデータflm.datによる表示画面に、内部データpos.datによる表示部を組み込んで「家庭内器具情報」のトップページを表示する。
一方、STEP53で、HTMLファイルに記述された名称を有する内部データがキャッシュメモリ20に保持されていたときには、STEP56に分岐する。そして、ウェブブラウザ26は、キャッシュメモリ20に保持された内部データpos.datを読出し、フレームデータflm.datによる表示画面に、内部データpos.datによる表示部を組み込んで「家庭内器具情報」のトップページを表示する。
そのため、応答メッセージres.msg3に含まれるHTMLファイルに記述された内部ファイルの名称が固定されていると、通信中継装置1で、メモリ18に保持された作動状態参照データpref.dat等に基いて内部データpos.datを変更しても、デジタルテレビ2ではキャッシュメモリ20に保持された内部データpos.datを用いてTOPページが表示される。したがって、通信中継装置1における内部データの変更が、デジタルテレビ2の表示に反映されない状況となる。
そこで、図5を参照して、通信中継装置1は、デジタルテレビ2においてSTEP70で送信される要求メッセージreq.msg4を受信すると、STEP60で、メモリ18に保持された作動状態参照データpref.datを読出し、STEP61で、作動状態参照データpref.datから認識される熱源機3に基づいて、過去の名称と重複しないように名称を設定した内部データpos.datを生成する。内部データpos.datの名称は、例えば、現在の日時を付加することで、過去の名称と異なるものとされる。
そして、次のSTEP62で、STEP61で設定した名称の内部データpos.datを取得する記述をしたHTMLファイルを含む応答メッセージ(トップページ応答メッセージ)res.msg4を、デジタルテレビ2に送信する。
応答メッセージres.msg4を受信したデジタルテレビ2において、ウェブブラウザ26は、HTMLファイルの記述に従って、STEP71で通信中継装置1のメモリ18からフレームデータflm.datを取得し、STEP72で通信中継装置1のメモリ18から内部データpos.dat(過去の内部データの名称と重複しない名称を有する)を取得する。
そして、続くSTEP73で、ウェブブラウザ26は、フレームデータflm.datによる表示画面に、内部データpos.datによる表示部を組み込んで「家庭内器具情報」のTOPページを表示する。この場合には、キャッシュメモリ20に保持された内部データではなく、通信中継装置1のメモリ18に保持された作動状態参照データpref.datに基づく内部データpod.datを用いて、「家庭内器具情報」のトップページが表示される。
そのため、通信中継装置1のメモリ18に保持された作動状態参照データpref.datの変更を反映させて、デジタルテレビ2に表示されるウェブページの内容を変更することができる。
なお、この場合、応答メッセージres.msg4とフレームデータflm.datと内部データpos.datとにより、本発明の作動状態応答メッセージが構成され、内部データpos.datが本発明の第2作動状態データに相当する。
次に、図6を参照して、通信中継装置1における日時の設定・修正の処理について説明する。ここで、デジタルテレビ2は、電子番組表(EPG:Electric Program Guide)を表示して録画予約のセットを行うために、アンテナ線(図示しない)から電子番組表のデータを受信すると共に、日時データも受信する機能を備えている。そのため、デジタルテレビ2は、現在の日時を正確に計時している。
そこで、通信中継装置1は、デジタルテレビ2で計時されている日時のデータを取得する処理を行う。通信中継装置1は、デジタルテレビ2においてSTEP90で送信される「家庭内器具情報」のTOPページのHTMLファイルを要求する要求メッセージ(トップページ要求メッセージ)req.msg5を受信すると、STEP80で、通信中継装置1において既に日時が設定されているか否かを判断する。
そして、日時が設定されていなかったときはSTEP81に進み、デジタルテレビ2のウェブブラウザに、デジタルテレビ2の計時データtim.datを送信させるプログラム(例えば、Javaアプレット)を含む応答メッセージ(トップページ応答メッセージ)res.mdg51を、デジタルテレビ2に送信する。
この応答メッセージres.msg51を受信したデジタルテレビ2においては、ウェブブラウザ26が、STEP91でデジタルテレビ2における現在の日時の計時データtim.datを取得して、通信中継装置1に送信する。そして、続くSTEP92で、ウェブブラウザ26は、「家庭内器具情報」のトップページを表示する。
通信中継装置1においては、デジタルテレビ2の日時の計時データtim.datを受信すると、STEP82で、計時データtim.datにより示される日時を現在の日時として、計時を開始する。
一方、STEP30で日時が設定されていなかったときにはSTEP83に分岐し、通信中継装置1は、現在の計時データと、デジタルテレビ2のウェブブラウザ26にSTEP93〜STEP95の処理を実行させるプログラム(Javaアプレット等)とを含む応答メッセージ(トップページ応答メッセージ)res.msg52を、デジタルテレビ2に送信する。
この応答メッセージres.msg52を受信したデジタルテレビ2のウェブブラウザ26は、STEP93で、応答メッセージres.msg52から認識される通信中継装置1の計時日時と、デジタルテレビ2における計時日時とを比較し、両者の差が所定時間(例えば30秒)以上であるときに、通信中継装置1における計時日時は合っていないと判断する。
そして、STEP93で、通信中継装置1における計時日時が合っていると判断されたときはSTEP95に分岐し、ウェブブラウザ26は「家庭内器具情報」のトップページを表示する。一方、STEP93で、通信中継装置1における計時日時が合っていないと判断されたときにはSTEP94に進む。
そして、ウェブブラウザ26は、デジタルテレビ2における計時日時データtim.datを、通信中継装置1に送信する。また、続くSTEP95で、ウェブブラウザ26は「家庭内器具情報」のトップページを表示する。そして、計時日時データtim.datを受信した通信中継装置1は、STEP84で、計時日時データtim.datに基いて計時日時を再設定する。
このように、通信中継装置1は、デジタルテレビ2の計時日時データtim.datを受信して計時日時の設定を行うため、ネットワーク25を介してNTP(Network Time Protocol)クライアントにアクセスして定期的に時刻を合わせる処理を行う必要がない。そのため、通信中継装置1がネットワーク25に接続されていない場合であっても、通信中継装置1の計時日時を正確に設定することができる。
なお、本実施の形態では、本発明の表示機器としてデジタルテレビ2を示したが、HTTPにより通信を行う機能と、キャッシュ機能を有するウェブブラウザとを備えた表示機器であれば、本発明の適用が可能である。
また、本実施の形態では、デジタルテレビ2に備えられたウェブブラウザ26が、データのキャッシングを行ってウェブページを表示する機能を有しているため、通信中継装置1において、デジタルテレビ2に送信する内部データの名称を過去の名称と重複しないように設定することで、データのキャッシングによる弊害を回避する措置を行ったが、ウェブブラウザがデータのキャッシングを行う機能を有していないときには、この措置は不要である。
1…通信中継装置、2…デジタルテレビ(表示機器)、3…熱源機、11…通信回路、12…第1CPU、14…通信回路、16…通信回路、17…第2CPU、18…メモリ(データ保持手段)、26…ウェブブラウザ
Claims (2)
- 熱源機との間で所定の通信仕様による通信を行うための第1通信手段と、
データ保持手段と、
前記熱源機から、前記熱源機の作動状態を示す第1作動状態データを所定のタイミングで受信したときに、該第1作動状態データから認識される前記熱源機の作動状態を示す作動状態参照データを、前記データ保持手段に保持する作動状態保持手段と、
HTTP(Hypertext Transfer Protocol)による通信により受信した応答メッセージにより得られたデータを保持するキャッシュメモリと、該キャッシュメモリに保持されたデータの名称と同じ名称のデータを取得する必要が生じたときに、該キャッシュメモリに保持されたデータを用いる機能を有するウェブブラウザとを有する表示機器との間で、HTTPによる通信を行うための第2通信手段と、
前記表示機器から、前記熱源機の作動状態を示すデータを要求する作動状態要求メッセージを受信したときに、前記データ保持手段に保持された前記作動状態参照データから認識される前記熱源機の作動状態を示す第2作動状態データを含む作動状態応答メッセージを、前記表示機器に送信する通信制御手段とを備えた通信中継装置であって、
前記通信制御手段は、前記表示機器に対して、前記作動状態応答メッセージを送信するときに、前記作動状態応答メッセージに含まれる前記第2作動状態データの名称を、過去に送信した前記作動状態応答メッセージに含まれる前記第2作動状態データの名称とは異なる名称とすることを特徴とする通信中継装置。 - 請求項1記載の通信中継装置において、
前記通信制御手段は、前記表示機器から、前記熱源機の作動状態の変更を指示する作動変更要求メッセージを受信したときに、前記熱源機に対して、該作動変更要求メッセージにより指示された作動状態への変更を指示する指示データを送信すると共に、前記表示機器に対して、前記第2作動状態データと、前記ウェブブラウザに、該第2作動状態データから認識される前記熱源機の作動状態が前記作動変更要求メッセージにより指示された作動状態と一致していないときに、前記作動状態要求メッセージを送信させるプログラムとを含む、作動変更応答メッセージを送信し、
前記表示機器から、前記ウェブブラウザによる前記プログラムの実行によって送信された前記作動状態要求メッセージを受信する毎に、前記表示機器に対して、前記作動変更応答メッセージを送信することを特徴とする通信中継装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008312103A JP2010133679A (ja) | 2008-12-08 | 2008-12-08 | 通信中継装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2008312103A JP2010133679A (ja) | 2008-12-08 | 2008-12-08 | 通信中継装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2010133679A true JP2010133679A (ja) | 2010-06-17 |
Family
ID=42345131
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2008312103A Pending JP2010133679A (ja) | 2008-12-08 | 2008-12-08 | 通信中継装置 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP2010133679A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016010000A (ja) * | 2014-06-24 | 2016-01-18 | 株式会社ノーリツ | 通信アダプタ装置 |
JP2016189699A (ja) * | 2016-08-09 | 2016-11-04 | 京セラ株式会社 | 制御装置及び制御方法 |
JP2017116215A (ja) * | 2015-12-25 | 2017-06-29 | 三菱電機株式会社 | 給湯機 |
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2008
- 2008-12-08 JP JP2008312103A patent/JP2010133679A/ja active Pending
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