JP2010129698A - 発光装置、バックライト、および液晶表示装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】発光素子の周囲にリフレクタが配置される発光装置であって、発光効率に優れるものを提供すること。
【解決手段】発光素子と、この発光素子の周囲に配置されるリフレクタと、このリフレクタの受光部に配置され、発光素子から放出された光を吸収してこの発光素子の発光色とは異なる波長の光を放出する蛍光体を有する蛍光体層とを具備する発光装置において、発光素子が設置される設置面の法線からのリフレクタの内面の傾きを5°以上40°以下とする。
【選択図】図3
【解決手段】発光素子と、この発光素子の周囲に配置されるリフレクタと、このリフレクタの受光部に配置され、発光素子から放出された光を吸収してこの発光素子の発光色とは異なる波長の光を放出する蛍光体を有する蛍光体層とを具備する発光装置において、発光素子が設置される設置面の法線からのリフレクタの内面の傾きを5°以上40°以下とする。
【選択図】図3
Description
本発明は、発光装置、バックライト、および液晶表示装置に係り、特に発光素子の周囲にリフレクタが配置されてなる発光装置と、これを用いたバックライト、液晶表示装置に関する。
近年、一般照明、液晶表示装置用バックライト等に用いられてきた水銀ガス励起の蛍光灯管(FL)、冷陰極線管(CCFL)に対して、コンパクト性、長寿命、低電圧駆動、水銀フリー等の特徴をもつ、白色発光装置の開発が行われるようになってきている。
白色発光装置は、青色光発光ダイオード、緑色発光ダイオード、および赤色発光ダイオードの3色の発光ダイオードを組合せて白色発光させるタイプ1と、励起源としての長波長紫外線(300〜430nm)または青色波長(460〜480nm)の発光ダイオードと、可視光を発光する単色または複数色の蛍光体を含有する蛍光体層とを組合せることによって白色発光させるタイプ2とがある。タイプ2の白色発光装置によれば、発光ダイオードの個数を低減し、全体の発熱を抑制できることから、近年ではタイプ2の白色発光装置の開発がさかんに行われるようになっている。
タイプ2の白色発光装置のうち、長波長紫外線(300〜430nm)を発光する発光ダイオード(以下、紫外光発光ダイオードと呼ぶ)を用いるものは、蛍光体として、青色、緑色、および赤色の3色の蛍光体を用いることで白色光を得ている。一方、青色波長(460〜480nm)の発光ダイオード(以下、青色光発光ダイオードと呼ぶ)を用いるものは、蛍光体として、緑色と赤色との2色の蛍光体、または黄色の蛍光体を用いることにより白色光を得ている。
このようなタイプ2の白色発光装置は、例えば基板上に発光ダイオードを配置すると共に、この発光ダイオードを囲むように樹脂枠等のリフレクタを配置し、このリフレクタ内に発光ダイオードの種類に合わせた蛍光体を含有する蛍光体層を配置することで得られている。このような構造とすることにより、発光ダイオードから発せられた光が蛍光体層により所定の波長の光に変換され、総計として白色光が外部へと放出される仕組みとなっている(例えば、特許文献1参照)。
特開2007−96133号公報
しかしながら、発光ダイオードの周囲に単にリフレクタを設けた場合、すなわち発光ダイオードが搭載される搭載面、例えば基板の表面の法線に対してリフレクタの内面の傾きがほとんどない場合、発光ダイオードから発せられた光がリフレクタの内面で反射され、再び発光ダイオードへと入射するため、必ずしも発光効率に優れない。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであって、発光ダイオードの周囲にリフレクタが配置される発光装置において、発光効率に優れるものを提供することを目的としている。また、本発明は、このような発光効率に優れる発光装置を用いたバックライト、液晶表示装置を提供することを目的としている。
本発明の発光装置は、発光素子と、前記発光素子の周囲に配置されるリフレクタと、前記リフレクタの受光部に配置され、前記発光素子から放出された光を吸収して前記発光素子の発光色とは異なる波長の光を放出する蛍光体を含有する蛍光体層とを具備する発光装置であって、前記発光素子が設置される設置面の法線からの前記リフレクタの内面の傾きが5°以上40°以下であることを特徴としている。
前記発光素子は、波長が430nmより短い紫外光を発光するものであり、前記蛍光体は、前記発光素子の発光を吸収して長波長発光を行なうものであることが好ましい。
また、前記発光素子からの直接光のエネルギーと、前記蛍光体からの蛍光のエネルギーとのエネルギー比は0.1以下であることが好ましい。
さらに、前記リフレクタの前記設置面側の前記受光部の大きさと、前記発光素子の大きさとの差が1.2mm以下であることが好ましい。
本発明によれば、発光素子と、この発光素子の周囲に配置されるリフレクタと、このリフレクタの受光部に配置され、発光素子から放出された光を吸収して該発光素子の発光色とは異なる波長の光を放出する蛍光体を含有する蛍光体層とを具備する発光装置において、発光素子が設置される設置面の法線からのリフレクタの内面の傾きを5°以上40°以下とすることで、発光効率に優れる発光装置とすることができる。
また、本発明によれば、バックライト、液晶表示装置における発光装置としてこのような発光効率に優れる発光装置を用いることで、特性に優れるバックライト、液晶表示装置とすることができる。
以下、本発明について説明する。
図1は、本発明の発光装置の一例を示す外観図である。また、図2は、図1に示す発光装置の断面図(A−A線矢視断面図)である。
図1は、本発明の発光装置の一例を示す外観図である。また、図2は、図1に示す発光装置の断面図(A−A線矢視断面図)である。
発光装置1は、例えば受光部が楕円形状とされた枠状のリフレクタ2と、このリフレクタ2の一方の主面側に設けられる底部3とが一体に形成された装置本体4を有している。リフレクタ2の枠内に露出する底部3の表面上にはリード電極5、リード電極6が形成され、これらはリフレクタ2を貫通して側面部に設けられる一対の実装電極7、実装電極8に接続されている。
リード電極5上には発光素子9が配置され、この発光素子9の図示しない下部電極がリード電極5に電気的に接続されると共に、図示しない上部電極がボンディングワイヤ10を介してリード電極6に電気的に接続されている。また、リフレクタ2の受光部には、図示しない蛍光体を含む蛍光体層11が充填されている。
リフレクタ2と底部3とからなる装置本体4は、例えばアルミナ、窒化アルミニウム等のセラミックス、ガラスセラミックス、ガラスエポキシ樹脂、熱硬化性樹脂、熱可塑性樹脂等からなるものである。装置本体4を、例えばアルミナや窒化アルミニウム等のセラミックスからなるものとすることで、熱伝導性に優れるものとすることができ、発光装置1の温度上昇を抑制できるため好ましい。
リード電極5、リード電極6は、例えばAg、Pt、Ru、PdおよびAl等の金属材料からなるものである。リード電極5、リード電極6をこのような金属材料からなるものとすることで、光反射性に優れるものとし、発光効率に優れる発光装置1とすることができる。なお、リード電極5、リード電極6は、上記した金属材料の他、例えばNi、Cu、Au等からなるものとすることもできる。また、実装電極7、実装電極8についても、リード電極5、リード電極6と同様の金属材料からなるものとすることができるが、必ずしも光反射性に優れるものである必要がないため、通常はNi、Cu、Au等からなるものとすることができる。
発光素子9は、例えば長波長紫外線(300〜430nm)または青色波長(460〜480nm)を発光するものである。長波長紫外線(300〜430nm)を発光する発光素子(以下、紫外光発光素子という)を用いる場合、蛍光体層11中に含有される蛍光体として、青色、緑色、および赤色の3色の蛍光体を用いることで白色光を得ることができる。一方、青色波長(460〜480nm)の発光素子(以下、青色光発光素子という)を用いる場合、蛍光体層11中に含有される蛍光体として、緑色と赤色との2色の蛍光体、または黄色の蛍光体を用いることにより白色光を得ることができる。なお、発光素子9としては、発光ダイオードおよびレーザを用いることができ、本発明ではこれらをまとめて発光素子と称する。
発光素子9として紫外光発光素子を用いる場合、例えば以下に示すような蛍光体を用いることができる。
<青色蛍光体>
青色蛍光体としては、具体的にはピーク波長430nm〜460nmの青色光を発光する青色蛍光体が用いられる。青色蛍光体としては、例えば下記式(1)または(2)で表される組成を有する青色蛍光体が用いられる。
青色蛍光体としては、具体的にはピーク波長430nm〜460nmの青色光を発光する青色蛍光体が用いられる。青色蛍光体としては、例えば下記式(1)または(2)で表される組成を有する青色蛍光体が用いられる。
(Sr1−x−y−zBaxCayEuz)10(PO4)6X2 …(1)
(式中、x、y、およびzは、0≦x<0.2、0≦y<0.1、0.005<z<0.1を満たす値であり、Xは、F、Cl、Brから選ばれる少なくとも1種である。)
(式中、x、y、およびzは、0≦x<0.2、0≦y<0.1、0.005<z<0.1を満たす値であり、Xは、F、Cl、Brから選ばれる少なくとも1種である。)
式(1)中、xおよびyがそれぞれ上記範囲内にあると、青色蛍光体からの光の波長がバックライト用途に適するために好ましい。また、xおよびyがそれぞれ上記範囲内で大きくなるほど、青色蛍光体からの光の長波長の発光成分が増加する。一方、xおよびyがそれぞれ上記範囲内で小さくなるほど、青色蛍光体からの光のスペクトル幅が狭くなり、バックライト用途により適するようになる。さらに、zが上記範囲内にあると、青色蛍光体の発光効率が高くなるために好ましい。
(Ba1−x−y−zSrxCayEuz)MgAl10O17 …(2)
(式中、x、y、およびzは、0≦x<0.5、0≦y<0.1、0.15<z<0.4を満たす値である。)
(式中、x、y、およびzは、0≦x<0.5、0≦y<0.1、0.15<z<0.4を満たす値である。)
式(2)中、xおよびyがそれぞれ上記範囲内にあると、青色蛍光体からの光の波長がバックライト用途に適するために好ましい。また、xおよびyがそれぞれ上記範囲内で大きくなるほど、青色蛍光体からの光の長波長の発光成分がわずかに増加する。さらに、zが上記範囲内にあると、青色蛍光体の発光効率が高くなるために好ましい。
<緑色蛍光体>
緑色蛍光体としては、具体的にはピーク波長490nm〜575nmの緑色光を発光する緑色蛍光体が用いられる。緑色蛍光体としては、例えば下記式(3)で表される組成のユーロピウムマンガン付活アルミン酸塩からなる緑色蛍光体が用いられる。
緑色蛍光体としては、具体的にはピーク波長490nm〜575nmの緑色光を発光する緑色蛍光体が用いられる。緑色蛍光体としては、例えば下記式(3)で表される組成のユーロピウムマンガン付活アルミン酸塩からなる緑色蛍光体が用いられる。
(Ba1−x−y−zSrxCayEuz)(Mg1−uMnu)Al10O17 …(3)
(式中、x、y、zおよびuは、0≦x<0.5、0≦y<0.1、0.15<z<0.4、0.25<u<0.6を満たす値である。)
(式中、x、y、zおよびuは、0≦x<0.5、0≦y<0.1、0.15<z<0.4、0.25<u<0.6を満たす値である。)
式(3)中、zおよびuがそれぞれ上記範囲内にあると、緑色蛍光体の発光効率が高いため好ましい。また、xおよびyがそれぞれ上記範囲内にあると、緑色蛍光体の寿命と輝度のバランスがよいため好ましい。xが0.5以上であると緑色蛍光体の寿命が低下するおそれがある。
<赤色蛍光体>
赤色蛍光体としては、具体的にはピーク波長620nm〜780nmの赤色光を発光する赤色蛍光体が用いられる。赤色蛍光体としては、例えば下記式(4)で表される組成のユーロピウム付活酸硫化ランタンが用いられる。
赤色蛍光体としては、具体的にはピーク波長620nm〜780nmの赤色光を発光する赤色蛍光体が用いられる。赤色蛍光体としては、例えば下記式(4)で表される組成のユーロピウム付活酸硫化ランタンが用いられる。
(La1−x−yEuxMy)2O2S …(4)
(式中、Mは、Sb、Sm、GaおよびSnから選ばれる少なくとも1種の元素であり、xおよびyは、0.08<x<0.17、0≦y<0.003を満たす値である。)
(式中、Mは、Sb、Sm、GaおよびSnから選ばれる少なくとも1種の元素であり、xおよびyは、0.08<x<0.17、0≦y<0.003を満たす値である。)
式(4)中、MがSb、Sm、GaおよびSnから選ばれる少なくとも1種の元素であると、赤色蛍光体の発光効率が高いため好ましい。また、x、yがそれぞれ上記範囲内にあると、赤色蛍光体からの光の波長がバックライト用途に適するために好ましい。
本発明では、このような発光装置1において、例えば図3に示すように、発光素子9の設置面、すなわち底部3の表面の法線からのリフレクタ2の内面2aの傾きθを5°以上40°以下とすることを特徴としている。なお、図3は、図1に示す発光装置1のB−B線矢視断面図である。
リフレクタ2の内面2aにこのような傾きθを設けることで、従来の傾きがほとんどないものに比べ、発光装置1の発光効率を向上させることができる。また、発光効率が向上するために、発光装置1に加える電力を低減して温度上昇を抑制することもでき、これにより信頼性に優れるものとすることもできる。
すなわち、発光素子9から発せられた光は、その上部であるリフレクタ2の開口部へと向かうが、蛍光体層11に含有される蛍光体に衝突して進行方向が水平方向へと曲げられ、結果としてリフレクタ2の内面2aへと入射する。このとき、内面2aに傾きがほとんどない場合、内面2aに入射した光はそのまま水平方向へと反射され、再び発光素子9へと入射する。このため、発光素子9から発せられた光が有効に利用されず、必ずしも発光効率に優れないものとなる。
本発明では、リフレクタ2の内面2aの傾きθを5°以上40°以下とすることで、発光素子9から発せられた光が再び該発光素子9へと入射することを抑制し、発光効率に優れるものとすることができる。
ここで、傾きθが5°未満の場合、発光素子9への再入射を抑制する効果が低く、発光効率を十分に向上させることができない。一方、傾きθは40°程度もあれば発光効率を十分に向上させることができ、それを超えて大きくしても、発光効率の向上は期待できず、かえってリフレクタ2の開口部が大きくなるなど、発光装置1の大型化等に繋がるため好ましくない。
傾きθは、5°以上40°以下であれば発光効率を有効に改善することができるが、好ましくは10°以上、より好ましくは15°以上、さらに好ましくは20°以上である。傾きθをこのようなものとすることで、より一層発光効率に優れるものとすることができる。
ここで、図1に示すようにリフレクタ2の開口部が楕円形状等の場合、リフレクタ2の内面2aは大きく分けて2種の面、すなわちリフレクタ2の長手方向において対向する比較的面積の小さい面(図1中、左下および右上の2つの面)と、この長手方向に垂直な方向において対向する比較的面積の大きい面(図1中、左上および右下の2つの面)とに分けられるが、このような場合、少なくとも長手方向に垂直な方向において対向する比較的面積の大きい面の傾きθが上記範囲内とされていればよい。このように比較的面積の大きい面に所定の傾きθが設けられていることで、発光素子9への再入射を有効に抑制し、発光効率に優れるものとすることができる。
また、内面2aが一様な平面状でない場合、例えば図4に示すように2つの平面2b、2cからなる場合、発光素子9の設置面、すなわち底部3の表面から100μmの高さまでの各平面2b、2cの傾きθ1、θ2の平均値を傾きθとする。具体的には、各平面2b、2cの傾きθ1、θ2を各平面2b、2cの長さ(底部3の表面から100μmの高さまでの長さ)で重み付けして得られる平均値を傾きθとする。なお、内面2aが3つ以上の平面からなる場合についても略同様とする。
一方、例えば図5に示すように内面2aが曲面状の場合、発光素子9の設置面、すなわち底部3の表面から100μmの高さまでの微分傾斜の平均値を傾きθとする。具体的には、Δy(5μm)ごとにΔxを測定し、arctan(Δx/5)の20個の平均値を傾きθとする。
このような傾きθを設けることによる発光効率の向上は、図3の断面図あるいは図6の平面図に示すように、リフレクタ2の受光部(発光素子9の設置面側)の大きさをL1とし、発光素子9の大きさをL2とした場合、これらの差(L1−L2)が1.2mm以下の場合に顕著となる。なお、図1に示すようにリフレクタ2の開口部が楕円形状等の場合、リフレクタ2の受光部の大きさL1、発光素子9の大きさL2は、例えば図6に示すような長手方向に垂直な方向の大きさ(幅)とする。
差(L1−L2)が1.2mmを超える場合、リフレクタ2の内面2aと発光素子9の側面とが離れすぎているために、そもそも発光素子9から発せられた光が内面2aで反射されて再び該発光素子9に入射することが少なく、内面2aに所定の傾きθを設けても必ずしも発光効率を向上させることができない。差(L1−L2)が1.2mm以下である場合、発光素子9から発せられた光が内面2aで反射されて再び該発光素子9に入射するため、内面2aに所定の傾きθを設けることで、発光素子9への再入射を抑制し、発光効率を顕著に向上させることができる。
また、所定の傾きθを設けることによる発光効率の向上は、発光素子9として上記した紫外光発光素子を用い、蛍光体層11に含有される蛍光体として青色、緑色、および赤色の3色の蛍光体を用いる場合に顕著となる。
すなわち、発光素子9として紫外光発光素子を用い、蛍光体層11に含まれる蛍光体として青色、緑色、および赤色の3色の蛍光体を用いる場合、紫外光発光素子から発せられた紫外光が発光装置1の外部へと放出されることを抑制するために、蛍光体層11に含有される蛍光体の密度を高くする必要がある。蛍光体の密度を高くした場合、発光素子9から発せられた光が蛍光体層11に含有される蛍光体に衝突して進行方向が水平方向へと曲げられる確率が高くなり、結果として内面2aへと入射し、反射されて発光素子9に再入射する確率も高くなる。
従って、発光素子9として紫外光発光素子を用い、蛍光体層11に含有される蛍光体として青色、緑色、および赤色の3色の蛍光体を用いるものについて、リフレクタ2の内面2aに所定の傾きθを設けることで、発光素子9への再入射を抑制し、発光効率を顕著に向上させることができる。
さらに、所定の傾きθを設けることによる発光効率の向上は、発光素子9からの直接光のエネルギーと、蛍光体層11に含まれる蛍光体からの蛍光のエネルギーとのエネルギー比(直接光のエネルギー/蛍光のエネルギー)が0.1以下のものにおいて顕著となる。なお、各光のエネルギーは、発光装置全光束を積分球および分光器によりスペクトルとして測定し、直接光のエネルギーは発光素子固有のスペクトルに相当する波長成分のエネルギー、蛍光のエネルギーは使用する蛍光体の発光スペクトルに相当する波長成分のエネルギーとして測定されるものである。
すなわち、エネルギー比は、発光素子9の出力や、蛍光体層11に含まれる蛍光体の質量密度により変化するが、エネルギー比が0.1以下といったように発光素子9からの直接光のエネルギーが少ない場合に所定の傾きθを設けることで、発光素子9からのエネルギーの少ない直接光を有効利用することができ、発光効率を顕著に向上させることができる。
次に、本発明の発光装置の他の例について説明する。図7は、本発明の発光装置の他の例を示す外観図である。また、図8は、図7に示す発光装置の断面図である。なお、以下では、図1、2に示す発光装置1と同様の機能を有する部分については、同様の符号を付して説明している。
発光装置1は、基板12の一方の主面に発光素子9が配置され、この発光素子9の周囲を取り囲むように長方形状の受光部を有する枠状のリフレクタ2が設けられている。そして、このリフレクタ2の受光部に、図示しない蛍光体を含有する蛍光体層11が充填されている。
基板12は、絶縁体からなる板状のものであり、その発光素子9が配置される主面側にリード電極5、リード電極6が形成されている。発光素子9はリード電極5上に配置され、その図示しない下部電極がリード電極5に電気的に接続されると共に、図示しない上部電極がボンディングワイヤ10を介してリード電極6に電気的に接続されている。
また、基板12の発光素子9が配置される主面とは反対側の主面には、実装電極7、実装電極8が形成され、これらはそれぞれ給電ビア13、給電ビア14によりリード電極5およびリード電極6と電気的に接続されている。
このように基板12上にリフレクタ2が配置される構造の発光装置1についても、図1、2に示す発光装置1と同様、リフレクタ2の内面2aに所定の傾きθを設けることで、従来の傾きがほとんどないものに比べ、発光装置1の発光効率を向上させることができる。また、発光効率が向上するために、発光装置1に加える電力を低減して温度上昇を抑制することもでき、これにより信頼性に優れるものとすることもできる。
次に、本発明の発光装置1の製造方法について説明する。本発明の発光装置1は、リフレクタ2の内面2aに所定の傾きθを設けることを除き、公知の発光装置の製造方法を適用することができる。
例えば、図7、8に示すような発光装置1を製造する場合、まず基板12として、リード電極5、リード電極6が形成されると共に、このリード電極5、リード電極6のそれぞれに給電ビア13、給電ビア14を介して実装電極7、実装電極8が形成されたものを製造する。
その後、この基板12のリード電極5上に発光素子9として例えば紫外光発光素子を接合し、発光素子9の図示しない下部電極とリード電極5とを電気的に接続すると共に、図示しない上部電極とリード電極6とをボンディングワイヤ10により電気的に接続する。
一方、リフレクタ2として、長方形状等の枠体を製造する。この際、基板12に接合したときに、発光素子9の設置面となる基板12の表面の法線からの内面2aの傾きθが所定の範囲内となるように、内面2aの傾きθを調整する。その後、先に発光素子9が接合された基板12上に、この発光素子9を取り囲むようにして内面2aの傾きθが調整されたリフレクタ2を接合する。
また、別途、シリコーン樹脂等の透明樹脂中に青色蛍光体、緑色蛍光体および赤色蛍光体を混合して蛍光体スラリーを調製し、この蛍光体スラリーを基板12上に接合されたリフレクタ2の受光部に流し込み、加熱処理により硬化させて蛍光体層11とし、発光装置1を完成させる。
以上、本発明の発光装置1について説明したが、本発明の発光装置1は必ずしも上記したものに限られるものではない。例えば発光素子9は、一対の電極が上部に形成されたものであってもよく、このような一対の電極のそれぞれがボンディングワイヤ10によりリード電極5、リード電極6に電気的に接続されていても構わない。
また、例えば図7、8に示す発光装置1について、給電ビア13、給電ビア14を用いずに、リード電極5、リード電極6のそれぞれを基板12の端部表面を這わせるようにして配置して実装電極7、実装電極8と接続してもよい。また、このような各電極は、板状のものであってもよいし、また膜状のものであってもよい。
さらに、本発明の発光装置1は、この発光装置1が実装される実装基板の表面に対して垂直な方向に発光するいわゆるトップビュー型であってもよく、また実装基板の表面に対して平行な方向に発光するいわゆるサイドビュー型であってもよい。
このような本発明の発光装置1は、その複数個を線状あるいは面状に配置してバックライトの光源として好適に用いることができる。また、このようなバックライトは、携帯電話、カーナビ、モバイル通信機器の小型画面、パソコンやテレビの中型・大型画面など様々な液晶表示装置の光源として好適に用いることができる。
図9は、本発明の発光装置1を用いたバックライト20と、このバックライト20を用いた液晶表示装置30とを模式的に示した断面図である。このバックライト20は直下型のものであり、例えば基板21と、この基板21上に平面方向に配列された複数の発光装置1とから構成されている。また、液晶表示装置30は、例えばこのようなバックライト20の発光面側を覆うように設けられる光学シート部31と、この光学シート部31の外側を覆うように設けられる液晶パネル32とを有している。
光学シート部31は、例えば一対の拡散シート31a、31bと、この一対の拡散シート31a、31bに挟持されるプリズムシート31cとから構成されており、樹脂や金属等によって構成される内側フレーム部33によってバックライト20に固定されている。
また、液晶パネル32は、例えば2枚の偏光板の間にそれぞれ透明電極が形成されたガラス板であるアレイ基板とカラーフィルタ基板とが対向して配置され、これらアレイ基板とカラーフィルタ基板との間に液晶が注入されて液晶層が構成されたものであり、カラーフィルタ基板には各画素に対応して青(B)、緑(G)、赤(R)のカラーフィルタが形成されている。このような液晶パネル32は、光学シート部31を覆うようにして、樹脂や金属等によって構成される外側フレーム部34によってバックライト20に固定されている。
以上、本発明のバックライト、液晶表示装置について説明したが、本発明のバックライトについては、本発明の発光装置が適用されるものであればその形態は制限されるものではなく、図9に示すような直下型のバックライトであってもよいし、図示しないサイドライト型のバックライトであってもよい。また、本発明の液晶表示装置についても、本発明のバックライトが適用されるものであればその形態は制限されるものではなく、図9に示すような直下型のバックライトを適用したものであってもよいし、図示しないサイドライト型のバックライトを適用したものであってもよい。
次に、本発明の発光装置1について、実施例を参照してさらに詳細に説明する。
(実施例1)
発光装置1として、図1、2に示す構造のものを製造し、リフレクタ2の長手方向に垂直な方向において対向する内面2aの傾きθを変化させて発光効率を測定した。
発光装置1として、図1、2に示す構造のものを製造し、リフレクタ2の長手方向に垂直な方向において対向する内面2aの傾きθを変化させて発光効率を測定した。
ここで、発光装置1の全体の大きさは、長さ3mm、幅2mm、高さ1.2mmとした。また、発光素子9は、長さ400μm、幅(L2)400μm、高さ150μmで、発光ピーク波長460μm、半値幅10nmの青色光発光ダイオードとした。さらに、蛍光体層11に含有される蛍光体は粒径25μmのYAG蛍光体とし、蛍光体層11に含有される蛍光体の質量密度は55%とした。
また、リフレクタ2は、受光部の形状を楕円形状、具体的には長方形の各角部を丸くしたような形状とし、該受光部(発光素子9の設置面側)の長さを2000μm、幅(L1)を1300μm、4つの角部の曲率半径を650μmとし、高さ(深さ)を650μmとした。なお、リフレクタ2の受光部の幅L1と、発光素子9の幅L2との差(L1−L2)は0.9mmである。なお、発光効率は、ラブスフェア社製全光束測定装置SLMS−1021を用い、投入電力との比較により単位電力当りの光束として測定した。
結果を図10に示す。なお、結果は、傾きθを0°にしたときの発光装置1の発光効率を基準とした相対値で示した。
図10に示すように、傾きθを大きくすることで発光効率が上昇することがわかる。特に、傾きθを5°以上とすることで発光効率が大幅に上昇することがわかる。また、傾きθは、好ましくは10°以上、より好ましくは15°以上、さらに好ましくは20°以上であることがわかる。
(実施例2)
発光素子9として、発光ピーク波長410μm、半値幅10nmの紫外光発光ダイオードを用い、蛍光体層11に含まれる蛍光体を青色蛍光体、緑色蛍光体、および赤色蛍光体の3色の蛍光体とし、青色蛍光体としてSr10(PO4)6Cl12:Eu、緑色蛍光体としてBaMgAl10O17:Eu,Mn、赤色蛍光体としてLa2O2S:Euを用い、蛍光体の平均粒径を35μm、蛍光体層11に含有される蛍光体の質量密度を60%とした以外は、実施例1と同様にして発光装置1を製造し、リフレクタ2の内面2aの傾きθを変化させて発光効率を測定した。結果を図11に示す。
発光素子9として、発光ピーク波長410μm、半値幅10nmの紫外光発光ダイオードを用い、蛍光体層11に含まれる蛍光体を青色蛍光体、緑色蛍光体、および赤色蛍光体の3色の蛍光体とし、青色蛍光体としてSr10(PO4)6Cl12:Eu、緑色蛍光体としてBaMgAl10O17:Eu,Mn、赤色蛍光体としてLa2O2S:Euを用い、蛍光体の平均粒径を35μm、蛍光体層11に含有される蛍光体の質量密度を60%とした以外は、実施例1と同様にして発光装置1を製造し、リフレクタ2の内面2aの傾きθを変化させて発光効率を測定した。結果を図11に示す。
図11に示すように、傾きθを大きくすることで発光効率が上昇することがわかる。特に、傾きθを5°以上とすることで、発光効率が大幅に上昇することがわかる。
(実施例3)
発光装置1として、図7、8に示す構造のものを製造し、リフレクタ2の長手方向に垂直な方向において対向する内面2aの傾きθを変化させて発光効率を測定した。
発光装置1として、図7、8に示す構造のものを製造し、リフレクタ2の長手方向に垂直な方向において対向する内面2aの傾きθを変化させて発光効率を測定した。
ここで、発光装置1の全体の大きさは、長さ2.8mm、幅0.8mm、高さ1.2mmとした。また、発光素子9は、長さ460μm、幅(L2)260μm、高さ150μmで、発光ピーク波長460μm、半値幅10nmの青色光発光ダイオードとした。さらに、蛍光体層11に含有される蛍光体は粒径25μmのYAG蛍光体とし、蛍光体層11に含有される蛍光体の質量密度は60%とした。
また、リフレクタ2は、図7に示すように受光部の形状を長方形状とし、該受光部(発光素子9の設置面側)の長さを2000μm、幅(L1)を600μmとし、高さ(深さ)を650μmとした。なお、発光素子9の設置面側におけるリフレクタ2の受光部の幅L1と、発光素子9の幅L2との差(L1−L2)は1.7mmである。
結果を図12に示す。なお、結果は、傾きθを0°にしたときの発光装置1の発光効率を基準とした相対値で示した。
図12に示すように、リフレクタ2の内面2aの傾きθを大きくすることで、発光効率が上昇することがわかる。特に、傾きθを5°以上とすることで発光効率が大幅に上昇することがわかる。
(実施例4)
発光素子9として、発光ピーク波長410μm、半値幅10nmの紫外光発光ダイオードを用い、蛍光体層11に含まれる蛍光体を青色蛍光体、緑色蛍光体、および赤色蛍光体の3色の蛍光体とし、青色蛍光体としてSr10(PO4)6Cl12:Eu、緑色蛍光体としてBaMgAl10O17:Eu,Mn、赤色蛍光体としてLa2O2S:Euを用い、蛍光体の平均粒径を35μm、蛍光体層11に含有される蛍光体の質量密度を60%とした以外は、実施例3と同様にして発光装置1を製造し、リフレクタ2の内面2aの傾きθを変化させて発光効率を測定した。結果を図13に示す。
発光素子9として、発光ピーク波長410μm、半値幅10nmの紫外光発光ダイオードを用い、蛍光体層11に含まれる蛍光体を青色蛍光体、緑色蛍光体、および赤色蛍光体の3色の蛍光体とし、青色蛍光体としてSr10(PO4)6Cl12:Eu、緑色蛍光体としてBaMgAl10O17:Eu,Mn、赤色蛍光体としてLa2O2S:Euを用い、蛍光体の平均粒径を35μm、蛍光体層11に含有される蛍光体の質量密度を60%とした以外は、実施例3と同様にして発光装置1を製造し、リフレクタ2の内面2aの傾きθを変化させて発光効率を測定した。結果を図13に示す。
図13に示すように、リフレクタ2の内面2aの傾きθを大きくすることで、発光効率が上昇することがわかる。特に、傾きθを5°以上とすることで、発光効率が大幅に上昇することがわかる。
(実施例5)
図1、2に示す構造の発光装置1について、リフレクタ2の内面2aの傾きθを20°にしたものと、0°にしたものとを製造し、リフレクタ2の受光部(発光素子9の設置面側)の幅(L1)と、発光素子9の幅(L2)との差(L1−L2)を変化させて発光効率を測定した。
図1、2に示す構造の発光装置1について、リフレクタ2の内面2aの傾きθを20°にしたものと、0°にしたものとを製造し、リフレクタ2の受光部(発光素子9の設置面側)の幅(L1)と、発光素子9の幅(L2)との差(L1−L2)を変化させて発光効率を測定した。
なお、発光装置1は、発光素子9の幅(L2)を260μmとし、リフレクタ2の受光部(発光素子9の設置面側)の幅(L1)を600μm〜1860μmの範囲で変化させて差(L1−L2)を変化させた以外は、基本的に実施例2の発光装置1と同様の構成とした。
結果を図14に示す。なお、結果は、傾きθを0°にした発光装置1の発光効率に対する傾きθを20°にした発光装置1の発光効率の比(発光効率(傾きθ=20°)/発光効率(傾きθ=0°))で示した。
図14から明らかなように、差(L1−L2)が1200μm以下である場合に、リフレクタ2の内面2aに所定の傾きθを設けることで発光効率を大幅に改善できることがわかる。
(実施例6)
図7、8に示す構造の発光装置1について、リフレクタ2の内面2aの傾きθを20°にしたものと、0°にしたものとを製造し、発光素子9からの直接光のエネルギーと蛍光体層11における蛍光体からの蛍光のエネルギーとのエネルギー比(直接光のエネルギー/蛍光のエネルギー)を変化させて発光効率を測定した。
図7、8に示す構造の発光装置1について、リフレクタ2の内面2aの傾きθを20°にしたものと、0°にしたものとを製造し、発光素子9からの直接光のエネルギーと蛍光体層11における蛍光体からの蛍光のエネルギーとのエネルギー比(直接光のエネルギー/蛍光のエネルギー)を変化させて発光効率を測定した。
なお、エネルギー比は、蛍光体層11に含有される蛍光体の質量密度を変化させることにより調整した。また、発光装置1は、発光素子9として発光ピーク波長405μm、半値幅10nmの紫外光発光ダイオードを用い、蛍光体層11における蛍光体の質量密度を変化させた以外は、基本的に実施例4の発光装置1と同様の構成とした。
結果を図15に示す。なお、結果は、傾きθを0°にした発光装置1の発光効率に対する傾きθを20°にした発光装置1の発光効率の比(発光効率(傾きθ=20°)/発光効率(傾きθ=0°))で示した。
図15から明らかなように、エネルギー比が0.1以下である場合に、リフレクタ2の内面2aに所定の傾きθを設けることで発光効率を大幅に改善できることがわかる。
1…発光装置、2…リフレクタ、2a,2b,2c…リフレクタの内面、9…発光素子、11…蛍光体層、20…バックライト、30…液晶表示装置、L1…リフレクタの受光部(発光素子の設置面側)の大きさ(幅)、L2…発光素子の大きさ(幅)、θ…リフレクタの内面の傾き
Claims (6)
- 発光素子と、前記発光素子の周囲に配置されるリフレクタと、前記リフレクタの受光部に配置され、前記発光素子から放出された光を吸収して前記発光素子の発光色とは異なる波長の光を放出する蛍光体を含有する蛍光体層とを具備する発光装置であって、
前記発光素子が設置される設置面の法線からの前記リフレクタの内面の傾きが5°以上40°以下であることを特徴とする発光装置。 - 前記発光素子は、波長が430nmより短い紫外光を発光するものであり、前記蛍光体は、前記発光素子の発光を吸収して長波長発光を行なうものであることを特徴とする請求項1記載の発光装置。
- 前記発光素子からの直接光のエネルギーと、前記蛍光体からの蛍光のエネルギーとのエネルギー比が0.1以下であることを特徴とする請求項1または2記載の発光装置。
- 前記リフレクタの前記設置面側の前記受光部の大きさと、前記発光素子の大きさとの差が1.2mm以下であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項記載の発光装置。
- 請求項1乃至4のいずれか1項記載の発光装置を用いてなることを特徴とするバックライト。
- 請求項5記載のバックライトを用いてなることを特徴とする液晶表示装置。
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- 2008-11-26 JP JP2008301549A patent/JP2010129698A/ja not_active Withdrawn
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