JP2010128062A - バーチャルスライド用標本像取得装置 - Google Patents

バーチャルスライド用標本像取得装置 Download PDF

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Abstract

【課題】スライドガラス標本一枚当たりの画像取得処理を高速化でき、大量のスライドガラス標本の画像取得処理時間を大幅に短縮化可能なバーチャルスライド用標本像取得装置を提供する。
【解決手段】標本10aを搬送する搬送手段1と、標本像を所定倍率に拡大して撮像する標本像取得手段2を有し、搬送手段と標本像取得手段を介して、標本を複数の区画に分けて撮像する装置であって、搬送手段が、複数の標本を1次元又は2次元に配列可能で、配列された標本を、一方向に、一つの区画における一方向に沿う辺の長さ分、第一の時間的間隔で、搬送するように構成され、さらに、所定位置に搬送された標本における一方向での位置が同じで一方向に直交する方向での位置が異なる区画の全てを標本像取得手段で撮像することができるように、一方向に直交する方向に、所定の長さ分、第二の時間的間隔で走査する走査手段を有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、バーチャルスライド用の標本像を取得する装置に関するものである。
従来、病理専門医等による光学顕微鏡を用いた標本の観察においては、例えば、倍率が10倍でNAが0.4程度或いは倍率が20倍でNAが0.7〜0.8程度の低倍率の対物レンズを用いて標本の全体像を観察しながらステージ(又はステージ上の標本)を移動させて診断を要する部位を探し、次いで、倍率が40倍でNAが0.85〜0.95程度の高倍率の対物レンズに切り替えて、その部位を拡大して精細に観察するといった手法がとられている。
しかし、診断を要する部位を観察するために、その都度、ステージ(又はステージ上の標本)を移動させたり、対物レンズを切り替えて観察視野を切り替えたり拡大すると操作が煩雑化する。また、診断を要する部位が標本中に複数箇所散在するような場合、それぞれの部位における標本全体の領域に対する相対的な位置を把握することが難しく、病変の確認に多大な労力を要していた。
また、標本全体の領域に対する各部位の位置を把握するために、病理専門医が光学顕微鏡を用いて標本を複数の細分化された区画に分割して、夫々の区画ごとに拡大した画像を撮像し、それらの画像を貼り合わせようとすると、膨大な手間と時間を要することになり、大量の診断を行うことが出来ない上、診断結果を待つ患者に悪影響を与えかねない。
また、現在、医師不足等が問題となるなかで、病理専門医のいない中小の病院や遠隔地の医療施設等が多く存在する。さらには、特殊領域の病理専門医でなければ診断が難しい特殊・希少病変も存在する。そのような場合には、病理専門医に診断を求めるためにスライドガラス上の標本を輸送しなければならず、診断結果が出るまで日数がかかっていた。
しかるに、近年、スライドガラス上の標本を高精細なデジタル画像として撮像・蓄積しておき、蓄積した標本のデジタル画像をパソコン等の表示装置上において、倍率や観察位置を変えて表示させることによって、擬似的に顕微鏡観察をすることができるようするバーチャルスライド作成システムが提案されている。
バーチャルスライド作成システムは、一般に、照明光学系と撮像手段と標本を保持し且つ所定方向に移動可能なステージを備えた顕微鏡と、それらの動作制御を含む全般の制御を行う制御手段と、撮像手段で撮像したデジタル画像を記憶する記憶手段を有して構成される。制御手段は、スライドガラス上の標本の観察領域を倍率に応じて微小な領域に細分化し、ステージを移動させながらその細分化した領域を順次走査して撮像手段に撮像させ、撮像した個々の領域の全体像の領域に対する位置情報を付加して記憶手段に記憶させる。また、個々の領域に対しては、標本における所定の深度ごとに焦点をあわせた画像を撮像する。このように、バーチャルスライド作成システムでは、標本について3次元の領域の画像を所定の倍率ごとにデジタル画像として撮像・記憶させるようになっている。
バーチャルスライド作成システムで作成されたデジタル画像は、バーチャルスライド表示システムを介して、ネットワーク接続された病理専門医のコンピュータの表示画面に、所望の倍率で所望の観察部位を表示させることができる。
このため、バーチャルスライドシステムによれば、従来の光学顕微鏡を用いた病理診断のような煩雑な操作が不要となる上、病変の確認作業の軽減や時間短縮が可能となる。また、バーチャルスライドがデジタルデータであるため、遠隔地からであっても病理専門医に対して即時に標本のデジタル画像データを伝送することができ、病理医から早期の診断結果を得ることができる。
さらには、標本のデジタル画像が共有できる。このため、複数の病理専門医から同一の標本について同時期に観察・診断を受けることもできる。また、バーチャルスライドを医学生の教材等に用いれば、スライドガラス標本を個々に作成する手間が省けるとともに、教材の均質化を図ることができる。
また、バーチャルスライドを用いれば、患者に対し、標本の画像を表示装置に表示しながら病理診断結果を説明することも可能となる。
しかるに、従来、バーチャルスライド装置には、例えば、次の特許文献1〜3、非特許文献1に記載のような、複数枚の試料(スライドガラス)からの標本像をスライドローダーを介して自動的に取り込むものが知られている。
『バーチャルスライドシステム 顕微鏡遠隔観察システム MIRAX Family』製品カタログ、カールツァイスマイクロイメージング株式会社 特開2006−292999号公報 特開2003−248176号公報 特表2001−519944号公報
これらの装置では、スライドローダーを介してスライドガラストレイからスライドガラス標本(又はスライドホルダに装着されたスライドガラス標本)を取り出してステージにセットし、ステージを所定の撮影位置に移動させる。又は、スライドローダーの機能を兼ねるステージを介して、スライドガラストレイからスライドガラス標本(又はスライドホルダに装着されたスライドガラス標本)を取り出して、所定の撮像位置に移動させる。その後、撮像位置において一枚のスライドガラス標本ごとにステージをX−Y方向に移動させて細分化された夫々の区画の標本像を撮像手段を介して撮像する。全ての区画の撮像が完了後にステージを所定方向に移動させて、スライドガラス標本(又はスライドホルダに装着されたスライドガラス標本)を元のスライドガラストレイに戻すか、別のスライドガラストレイに収納するようになっている。
ところで、バーチャルスライドを実現するためには、撮像手段を介して撮像される標本のデジタル画像には、上述したように、所定の倍率ごとに観察領域が細分化され、しかも、所定の深度ごとに焦点があった高精細な画像であることが求められ、そのためには、一つの標本に対し3次元の大量のデジタル画像を撮像し記憶しておくことが必要となる。しかも、病理専門医には不特定多数の患者の標本を診断することが求められる。
このため、バーチャルスライド装置を病理診断に活用して、作業の効率化を進めるために、大量のスライドガラス標本の画像を自動的且つ高速に取得する必要がある。
しかし、上述した特許文献1〜3、非特許文献1に記載のバーチャルスライドシステムのようにスライドローダー又はスライドローダー機能を備えたステージでスライドガラストレイからスライドガラス標本(又はスライドホルダに装着されたスライドガラス標本)を取り出して撮影位置に移動させた後に、一枚のスライドガラス標本ごとにステージをX−Y方向に移動させて細分化された夫々の区画の標本像を撮像手段を介して撮像し、全ての区画の撮像が完了後にスライドガラス標本(又はスライドホルダに装着されたスライドガラス標本)をスライドガラストレイに収納するためにステージを移動させるのでは、ステージの移動方向の切替回数が煩雑化する。このため、一枚当たりのスライドガラス標本の画像を取得するための作業時間が長くかかり、大量の標本画像を取得する場合に作業時間が莫大なものになっていた。
本発明は、上記従来の課題に鑑みてなされたものであり、スライドガラス標本一枚当たりの画像取得処理を高速化でき、大量のスライドガラス標本の画像取得処理に要する時間を大幅に短縮化可能なバーチャルスライド用標本像取得装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明によるバーチャルスライド用標本像取得装置は、標本を搬送する搬送手段と、標本の像を所定倍率に拡大して撮像する標本像取得手段を有し、該搬送手段と該標本像取得手段を介して、標本を複数の区画に区分けして撮像するバーチャルスライド用標本像取得装置であって、前記搬送手段が、複数の標本を1次元又は2次元に配列可能であるとともに、配列された標本を、一方向に、前記区分けした一つの区画における該一方向に沿う辺の長さ分、第一の時間的間隔で、搬送するように構成され、さらに、所定位置に搬送された標本における前記一方向での位置が同じで該一方向に直交する方向での位置が異なる区画の全てを前記標本像取得手段で撮像することができるように、該一方向に直交する方向に、所定の長さ分、第二の時間的間隔で走査する走査手段を有することを特徴としている。
また、本発明のバーチャルスライド用標本像取得装置においては、前記搬送手段が、複数の標本を前記一方向に直交する方向に配列可能に構成され、前記走査手段は、前記所定位置に搬送された標本における前記一方向での位置が同じで該一方向に直交する方向での位置が異なる区画の全てを前記標本像取得手段で一括に撮像することができるように走査するのが好ましい。
また、本発明のバーチャルスライド用標本像取得装置においては、前記搬送手段が、さらに、複数の標本を前記一方向に配列可能に構成されているのが好ましい。
また、本発明のバーチャルスライド用標本像取得装置においては、前記搬送手段が、さらに、循環して前記一方向に搬送可能に構成されているのが好ましい。
また、本発明のバーチャルスライド用標本像取得装置においては、前記搬送手段が、環状ベルトと該環状ベルトを搬送する2つの搬送軸とを備えたベルトコンベアで構成されているのが好ましい。
また、本発明のバーチャルスライド用標本像取得装置においては、前記環状ベルトが、標本を保持する保持部を有するのが好ましい。
また、本発明のバーチャルスライド用標本像取得装置においては、前記搬送手段が、複数の標本を前記一方向に配列可能、且つ、循環して該一方向に搬送可能に構成され、前記走査手段は、前記所定位置に搬送された標本における該一方向に直交する方向での位置が同じで該一方向での位置が異なる区画の全てが前記標本像取得手段で撮像された後に、該一方向に直交する方向に位置する次の区画へと、該標本像取得手段と該搬送手段との相対的位置を移動させ、この動作を該搬送手段に配列された全ての標本における全ての区画が該標本像取得手段で撮像されるまで繰り返すように構成されているのが好ましい。
また、本発明のバーチャルスライド用標本像取得装置においては、前記搬送手段が、さらに、複数の標本を前記一方向に直交する方向に配列可能に構成されているのが好ましい。
また、本発明のバーチャルスライド用標本像取得装置においては、前記搬送手段が、標本を保持する保持部を有する環状ベルトと該環状ベルトを搬送する2つの搬送軸とを備えたベルトコンベアで構成されているのが好ましい。
また、本発明のバーチャルスライド用標本像取得装置においては、前記環状ベルトが、前記搬送軸から着脱可能に構成されているのが好ましい。
また、本発明のバーチャルスライド用標本像取得装置においては、前記搬送手段が、水平面上において一方の回転方向に回転する環状部材で構成されているのが好ましい。
また、本発明のバーチャルスライド用標本像取得装置においては、前記搬送手段が、前記標本の長手方向を前記一方向に向けた状態で配置可能に構成されているのが好ましい。
また、本発明のバーチャルスライド用標本像取得装置においては、前記搬送手段が、前記標本の長手方向を前記一方向に直交する方向に向けた状態で配置可能に構成されているのが好ましい。
また、本発明のバーチャルスライド用標本像取得装置においては、さらに、前記標本像取得手段が所定の標本における所定の区画を撮像するごとに、当該区画の位置情報を撮像した画像に関連付けて所定の画像記憶領域に記憶する画像記憶手段を有するのが好ましい。
本発明によれば、スライドガラス標本一枚当たりの画像取得処理を高速化でき、大量のスライドガラス標本の画像取得処理に要する時間を大幅に短縮化可能なバーチャルスライド用標本像取得装置が得られる。
実施例の説明に先立ち、本発明の作用効果を詳細に説明する。
本発明のバーチャルスライド用標本像取得装置は、標本を搬送する搬送手段と、標本の像を所定倍率に拡大して撮像する標本像取得手段を有し、該搬送手段と該標本像取得手段を介して、標本を複数の区画に区分けして撮像するバーチャルスライド用標本像取得装置であって、前記搬送手段が、複数の標本を1次元又は2次元に配列可能であるとともに、配列された標本を、一方向に、前記区分けした一つの区画における該一方向に沿う辺の長さ分、第一の時間的間隔で、搬送するように構成され、さらに、所定位置に搬送された標本における前記一方向での位置が同じで該一方向に直交する方向での位置が異なる区画の全てを前記標本像取得手段で撮像することができるように、該一方向に直交する方向に、所定の長さ分、第二の時間的間隔で走査する走査手段を有する。
このようにすれば、複数のスライドガラス標本の画像を取得する場合における、搬送手段の搬送方向の切替回数を極力少なくすることができ、スライドガラス標本一枚当たりの画像取得処理を高速化することができ、大量のスライドガラス標本の画像取得処理に要する時間を大幅に短縮化することが可能となる。
例えば、本発明のバーチャルスライド用標本像取得装置においては、前記搬送手段が、複数の標本を前記一方向に直交する方向に配列可能に構成され、前記走査手段が、前記所定位置に搬送された標本における前記一方向での位置が同じで該一方向に直交する方向での位置が異なる区画の全てを前記標本像取得手段で一括に撮像することができるように走査するようにする。
このようにすれば、走査手段にラインセンサカメラを用いることにより、搬送手段を一方向へ搬送することと相俟って、複数のスライドガラス標本の画像を取得する場合における搬送手段の搬送方向の切替回数を極力少なくすることができる。また、複数のスライドガラス標本を前記一方向に直交する方向に配列して、該一方向に直交する方向に配列された複数のスライドガラス標本に対して該一方向に直交する方向に一括に撮像することで、標本の全区画の画像を取得するために必要な撮像時間を短縮化することができる。その結果、スライドガラス標本一枚当たりの画像取得処理を高速化することができ、大量のスライドガラス標本の画像取得処理に要する時間を大幅に短縮化することが可能となる。
なお、前記搬送手段は、さらに、複数の標本を前記一方向に配列可能に構成するのが好ましい。
このようにすれば、大量のスライドガラス標本についての画像取得処理をすることができ、前記一方向に直交する方向に配列された複数の標本の全区画の画像を取得する場合における画像取得処理に要する時間の短縮化の効果を、さらに標本群を該一方向に配列した分、累積させることができるので、大量のスライドガラス標本の画像取得処理に要する時間を大幅に短縮化することができる。
また、前記搬送手段は、さらに、循環して前記一方向に搬送可能に構成するのが好ましい。
このようにすれば、搬送手段の搬送路上にスライドガラス標本に対する搬入や搬出のためのローダーを配置することによって、搬送手段の搬送方向を切り替えることなく、画像取得処理前におけるスライドガラス標本の搬送手段への搬入や画像取得処理後のスライドガラス標本の搬送手段からの搬出をすることができ、大量のスライドガラス標本の画像取得処理に要する時間をより一層短縮化することができる。
なお、本発明のバーチャルスライド用標本像取得装置においては、前記搬送手段は、環状ベルトと該環状ベルトを搬送する2つの搬送軸とを備えたベルトコンベアで構成するのが好ましい。
このようにすれば、搬送手段の配置スペースをコンパクト化することができ、バーチャルスライド用標本像取得装置全体を小型化することができる。
また、その場合、前記環状ベルトが、標本を保持する保持部を有するのが好ましい。
このようにすれば、スライドガラス標本を環状ベルトの全周に配置することができるので、処理する枚数を大幅に増加させることができ、より効率的に画像取得処理を行うことができる。
また、例えば、本発明のバーチャルスライド用標本像取得装置においては、前記搬送手段は、複数の標本を前記一方向に配列可能、且つ、循環して該一方向に搬送可能に構成し、前記走査手段は、前記所定位置に搬送された標本における該一方向に直交する方向での位置が同じで該一方向での位置が異なる区画の全てが前記標本像取得手段で撮像された後に、該一方向に直交する方向に位置する次の区画へと、該標本像取得手段と該搬送手段との相対的位置を移動させ、この動作を該搬送手段に配列された全ての標本における全ての区画が該標本像取得手段で撮像されるまで繰り返すように構成する。
このようにすれば、複数のスライドガラス標本を前記一方向に配列して、該一方向に配列された標本に対して該一方向に一括に撮像することができる。このため、標本の全区画の画像を取得するために行う搬送方向の切替回数を極力少なくすることができ、スライドガラス標本一枚当たりの画像取得処理を高速化することができ、大量のスライドガラス標本の画像取得処理に要する時間を大幅に短縮化することが可能となる。
ここで、該一方向は搬送方向の搬送方向であり、搬送手段の搬送方向は長辺化しやすい。このため、搬送方向に大量のスライドガラス標本を配列することによって、標本の全区画の画像を取得する場合における画像取得処理に要する時間の短縮化の効果を累積させることができる。
なお、前記搬送手段は、さらに、複数の標本を前記一方向に直交する方向に配列可能に構成するのが好ましい。
このようにすれば、大量のスライドガラス標本についての画像取得処理をすることができ、前記一方向に配列された複数の標本の全区画の画像を取得する場合における画像取得処理に要する時間の短縮化の効果を、さらに標本群を該一方向に直交する方向に配列した分、累積させることができるので、大量のスライドガラス標本の画像取得処理に要する時間を大幅に短縮化することができる。
また、前記搬送手段は、標本を保持する保持部を有する環状ベルトと該環状ベルトを搬送する2つの搬送軸とを備えたベルトコンベアで構成するのが好ましい。
このようにすれば、搬送手段の配置スペースをコンパクト化することができ、バーチャルスライド用標本像取得装置全体を小型化することができる。
また、環状ベルトに保持部を備えれば、スライドガラス標本を環状ベルトから離脱させることなく、搬送手段を循環させることができる。
また、本発明のバーチャルスライド用標本像取得装置においては、前記環状ベルトは、前記搬送軸から着脱可能に構成してもよい。
このようにすれば、スライドガラス標本を保持部に保持させた環状ベルトを複数組準備しておき、環状ベルト上の全てのスライドガラス標本についての画像取得処置が完了時に環状ベルトごと交換することにより、スライドガラス標本を搬入又は搬出するためのローダーを設けずに済む。
あるいは、本発明のバーチャルスライド用標本像取得装置においては、前記搬送手段は、水平面上において一方の回転方向に回転する環状部材で構成するのが好ましい。
このようにすれば、搬送手段にスライドガラス標本を保持する保持部を備えることなく、搬送手段を循環させることができ、また、スライドガラス標本の搬入、搬出のために、スライドガラス標本を搬送路に搬入する機能と搬送路からスライドガラス標本を搬出する機能を兼ね備えたローダーを、搬送手段の搬送路上に一つ配置すれば足りるので、バーチャルスライド用標本像取得装置全体の構成を簡素化することができる。
また、本発明のバーチャルスライド用標本像取得装置においては、前記搬送手段は、前記標本の長手方向を前記一方向に向けた状態で配置可能に構成するのが好ましい。
このようにすれば、一方向に直交する方向により多くのスライドガラス標本を配列させることができるので、搬送手段を幅方向にコンパクト化し易くなる。
また、本発明のバーチャルスライド用標本像取得装置においては、前記搬送手段は、前記標本の長手方向を前記一方向に直交する方向に向けた状態で配置可能に構成するのが好ましい。
このようにすれば、一方向により多くのスライドガラス標本を配列させることができるので、搬送手段の搬送方向にコンパクト化し易くなる。
また、本発明のバーチャルスライド用標本像取得装置においては、さらに、前記標本像取得手段が所定の標本における所定の区画を撮像するごとに、当該区画の位置情報を撮像した画像に関連付けて所定の画像記憶領域に記憶する画像記憶手段を有するのが好ましい。
このようにすれば、複数のスライドガラス標本の所定区画ごとの撮像を繰り返して該複数のスライドガラス標本の全区画を撮像することによって、記憶領域に記憶される各区画の画像データがスライドガラス標本ごとに記憶されていなくても、各スライドガラス標本の全区画の画像データを検索することで、各スライドガラス標本のバーチャルスライド画像を容易に再現できるようになる。
以下、本発明の実施例について図面を用いて説明する。
実施例1
図1は本発明の実施例1にかかるバーチャルスライド用標本像取得装置の概略構成を示す説明図で、(a)は要部構成の斜視図、(b)は(a)の要部構成を上方から見た図、(c)は搬送手段を側方から見た図である。図2は実施例1のバーチャルスライド用標本像取得装置を用いたスライドガラス標本の画像取得処理における搬送動作及び走査範囲を示す説明図である。図3は実施例1のバーチャルスライド用標本像取得装置を介して撮像され、記憶手段に記憶された当該区画の位置情報と当該区画の画像のデータ配列を示す説明図である。図4は本発明の比較例にかかる従来のバーチャルスライド用標本像取得装置におけるスライドガラス標本の画像取得処理における搬送動作及び走査範囲の例を示す説明図で、(a)はエリアセンサカメラによる画像取得処理における搬送動作及び走査範囲の一例を示す図、(b)はラインセンサカメラによる画像取得処理における搬送動作及び走査範囲の一例を示す図である。
実施例1のバーチャルスライド用標本像取得装置は、図1(a)に示すように、標本を搬送するための搬送手段1と、標本の像を所定倍率に拡大して撮像するための標本像取得手段2と、標本を搬送手段1に搬入するための搬入ローダー3と、標本を搬送手段1から搬出するための搬出ローダー4と、制御装置5と、表示装置6を有している。
搬送手段1は、環状ベルト1aと搬送軸1b1,1b2とを備えている。
環状ベルト1aは、4枚のスライドガラス標本10a1,10aa2,10a3,10a4を搬送方向(矢印A方向)に直交する方向に配列可能な幅を有している。4枚のスライドガラス標本10a1,10a2,10a3,10a4は、図示省略したホルダに装着された状態で標本群10を構成している。また、環状ベルト1aは、複数組の標本群10を搬送方向に配列可能な長さを有している。
搬送軸1b1,1b2は、図1(c)に示すように、環状ベルト1aの内側面に介在している。また、搬送軸1b1,1b2には、図示省略したモータ等の回転駆動手段が備えられており、回転することによって環状ベルト1aを循環して搬送可能に構成されている。
また、搬送軸1b1,1b2に備わるモータ等の回転駆動手段は、後述する制御装置5の制御部5aを介して回転速度、回転量が制御されている。
標本像取得手段2は、図1(b)に示すように、撮像装置2aを備えている。撮像装置2aは、ラインセンサカメラで構成されている。
ラインセンサカメラ2aは、結像光学系と、受光部を一列に備えたラインセンサを有し、所定位置に搬送された標本群10の各標本10a1,10a2,10a3,10a4の標本搭載部における搬送方向での位置が同じで搬送方向に直交する方向での位置が異なる区画の全てを一括で撮像することができるように、受光部の作動を順次移動させるように構成されている。
搬入ローダー3は、図示省略したホルダに装着された標本群10を搬送ベルト1a上に載置するように構成されている。
搬出ローダー4は、搬送ベルト1a上に載置された標本群10を搬出するように構成されている。
制御装置5は、図1(a)に示すように、制御部5aと、記憶領域5bと、画像加工部5cを備えている。
制御部5aは、搬送手段1の搬送動作、標本像取得手段2の画像取得動作、搬入ローダー3の搬入動作、搬出ローダー4の搬出動作を制御するように構成されている。
記憶領域5bは、標本像取得手段2を介して標本における所定の区画が撮像されるごとに、当該区画の画像を位置情報と関連付けて記憶する機能を備えている。
画像加工部5cは、記憶領域5bに記憶された一つの標本における各区画の画像に関連付けられた位置情報より全区画の画像を検索し、検索した各区画の画像を接合して一つの標本画像を再現するように構成されている。
表示装置6は、画像加工部5cを介して再現された標本画像を表示することができるように構成されている。
ここで、実施例1のバーチャルスライド用標本像取得装置における搬送手段1の搬送動作及び標本像取得手段2の画像取得動作の詳細について図2を用いて説明する。図2では、便宜上、一つの標本の撮像領域が縦横36の区画に区分けされているものとする。なお、実際は、より細分化された区画となっている。
搬送手段1は、制御部5aを介して、一方向(図2では矢印A方向)にのみ搬送するように制御されている。また、搬送手段1は、制御部5aを介して、所定位置(ラインセンサカメラ2aによる撮像位置)に搬送された標本群10における各標本10a1,10a2,10a3,10a4の標本搭載部(即ち、カバーガラス10bで覆われた部位)に対し、区分けした一つの区画における一方向に沿う辺の長さ分(例えば、X軸方向の辺の位置X11から位置X12までの長さ分)を所定のピッチP1で搬送するように制御されている。また、搬送手段1は、制御部5aを介して、一つの標本群10における標本搭載部から次の標本群10における標本搭載部までの長さ分を所定のピッチP2で搬送するように制御されている。
ラインセンサカメラ2aは、標本群10における標本搭載部が所定位置(ラインセンサカメラ2aによる撮像位置)に搬送されたときに、その標本群10の各標本10a1,10a2,10a3,10a4の標本搭載部における一方向での位置が同じで一方向に直交する方向での位置が異なる区画の全て(例えば、X軸方向の辺の位置X11が撮像位置に位置するときは、X軸方向の辺の位置がX11で、Y軸方向の辺の位置がY11〜Y16、Y21〜Y26、Y31〜Y36、Y41〜Y46である区画の全て)を一括で撮像することができるように、受光部の作動を順次移動させるように制御されている。
このように構成された実施例1のバーチャルスライド用標本像取得装置を用いた標本像の取得手順について説明する。
図示省略したホルダに4枚のスライドガラス標本10a1,10a2,10a3,10a4を装着する。そして、ホルダに装着した標本群10を、搬入ローダー3に挿入しておく。
搬入ローダー3は、挿入された標本群10を環状ベルト1aの上に順次載置する。
搬送手段1は、標本群10を環状ベルト1aに載置した状態で標本像取得手段2に向けて矢印A方向に搬送する。
ここで、図2に示す一方向(X軸方向)の辺の位置がX11である区画が撮像位置に搬送されたとき、搬送手段1は矢印A方向への搬送を中断する。次いで、ラインセンサカメラ2aが、スライドガラス標本10a1,10a2,10a3,10a4における一方向(X軸方向)の辺の位置がX11で、一方向に直交する方向(Y軸方向)の辺の位置が、Y11〜Y16,Y21〜Y26,Y31〜Y36,Y41〜Y46である区画の全てを一括で撮像する。
撮像された画像は、当該区画の位置情報を関連付けて画像記憶領域5bに記憶される。即ち、画像記憶領域5bは、制御部5aを介して、図3に示すように、当該区画の位置情報(X軸方向の辺の位置情報、及びY軸方向の辺の位置情報)キー情報とするとともにその区画に対応する画像を一つのデータとして記憶する。なお、ここでは、制御部5aは、Y軸方向の辺の位置情報がスライドガラス標本10a1,10a2,10a3,10a4ごとに一まとまりとなる範囲(即ち、Y11〜Y16,Y21〜Y26,Y31〜Y36,Y41〜Y46)を対象として、キー情報及びキー情報に対応する画像を一つのデータとして画像記憶領域5bに記憶するように制御している。
次いで、搬送手段1は、矢印A方向にピッチP1で搬送を再開する。そして、一方向(X軸方向)の辺の位置がX12である区画が撮像位置に搬送されたとき、搬送手段1は矢印A方向への搬送を中断する。次いで、ラインセンサカメラ2aが、スライドガラス標本10a1,10a2,10a3,10a4における一方向(X軸方向)の辺の位置がX12で、一方向に直交する方向(Y軸方向)の辺の位置が、Y11〜Y16,Y21Y26,Y31Y36,Y41Y46である区画の全てを一括で撮像する。
撮像された画像は、当該区画の位置情報を関連付けて画像記憶領域5bに記憶される。
即ち、画像記憶領域5bは、制御部5aを介して、図3に示すように、当該区画の位置情報(X軸方向の辺の位置情報、及びY軸方向の辺の位置情報)キー情報とするとともにその区画に対応する画像を一つのデータとして記憶する。なお、ここでは、制御部5aは、Y軸方向の辺の位置情報がスライドガラス標本10a1,10a2,10a3,10a4ごとに一まとまりとなる範囲(即ち、Y11〜Y16,Y21〜Y26,Y31〜Y36,Y41〜Y46)を対象として、キー情報及びキー情報に対応する画像を一つのデータとして画像記憶領域5bに記憶するように制御している。
これらと同様の搬送手段1による搬送処理〜ラインセンサカメラ2aによる撮像処理及び画像記憶領域5bへの記憶処理を一方向(X軸方向)の辺の位置X16で、一方向に直交する方向(Y軸方向)の辺の位置が、Y11〜Y16,Y21〜Y26,Y31〜Y36,Y41〜Y46である区画の全て対して行うまで繰り替えすことで、一組の標本群10におけるスライドガラス標本10a1,10a2,10a3,10a4に対する画像取得処理が完了する。
次いで、搬送手段1は、矢印A方向にピッチP2で搬送を再開する。そして、一方向(X軸方向)の辺の位置がX21である区画が撮像位置に搬送されたとき、搬送手段1は矢印A方向への搬送を中断する。次いで、ラインセンサカメラ2aが、スライドガラス標本10a1,10a2,10a3,10a4における一方向(X軸方向)の辺の位置がX12で、一方向に直交する方向(Y軸方向)の辺の位置が、Y11〜Y16,Y21Y26,Y31Y36,Y41Y46である区画の全てを一括で撮像する。
撮像された画像は、当該区画の位置情報を関連付けて画像記憶領域5bに記憶される。
これらと同様の搬送手段1による搬送処理〜ラインセンサカメラ2aによる撮像処理及び画像記憶領域5bへの記憶処理を一方向(X軸方向)の辺の位置X26で、一方向に直交する方向(Y軸方向)の辺の位置が、Y11〜Y16,Y21〜Y26,Y31〜Y36,Y41〜Y46である区画の全てに対して行うまで繰り替えすことで、次の一組の標本群10におけるスライドガラス標本10a1,10a2,10a3,10a4に対する画像取得処理が完了する。
このようにして、n組の標本群10を対象として同様の処理を繰り返すことで、搬送手段1の環状ベルト1a上に載置されたスライドガラス標本10aの画像を取得することができる。
標本像取得手段2で画像取得処理が完了した標本群10は、搬送手段1を介して順次搬出ローダー4に搬送される。搬出ローダー4は、標本群10を順次搬出する。
実施例1のバーチャルスライド用標本像取得装置によれば、搬送手段1の搬送方向を一方向のみとしたので、複数のスライドガラス標本の画像を取得する場合における搬送手段1の搬送方向の切り替えが不要となる。そして、複数のスライドガラス標本を一方向に直交する方向に配列し、ラインセンサカメラ2aを介して、一方向に直交する方向に配列された複数のスライドガラス標本に対して一方向に直交する方向に一括に撮像するようにしたので、標本の全区画の画像を取得するために必要な撮像時間を短縮化することができる。その結果、スライドガラス標本一枚当たりの画像取得処理を高速化することができ、大量のスライドガラス標本の画像取得処理に要する時間を大幅に短縮化することが可能となる。
また、実施例1のバーチャルスライド用標本像取得装置によれば、搬送手段1を、複数組の標本群10を一方向に配列可能に構成したので、大量のスライドガラス標本についての画像取得処理をすることができ、一方向に直交する方向に配列された複数の標本の全区画の画像を取得する場合における画像取得処理に要する時間の短縮化の効果を、さらに標本群10を一方向に配列した分、累積させることができるので、大量のスライドガラス標本の画像取得処理に要する時間を大幅に短縮化することができる。
また、実施例1のバーチャルスライド用標本像取得装置によれば、搬送手段1を循環して一方向に搬送可能にしたので、搬送手段1の搬送光路上にスライドガラス標本に対する搬入や搬出のためのローダー3,4を配置することによって、搬送手段1の搬送方向を切り替えることなく、画像取得処理前の段階におけるスライドガラス標本の搬送手段1への搬入や画像取得処理後の段階におけるスライドガラス標本の搬送手段1からの搬出をすることができ、大量のスライドガラス標本の画像取得処理に要する時間をより一層短縮化することができる。
また、実施例1のバーチャルスライド用標本像取得装置によれば、搬送手段1を環状ベルト1aと搬送軸1b1,1b2とを備えた構成としたので、配置スペースをコンパクト化することができ、標本像取得装置全体を小型化することができる。
また、実施例1のバーチャルスライド用標本像取得装置によれば、搬送手段1は、標本の長手方向を一方向に向けた状態で配置可能に構成したので、一方向に直交する方向により多くのスライドガラス標本を配列させることができるので、搬送手段1を幅方向にコンパクト化し易くなる。
ここで、実施例1の比較例として、従来のバーチャルスライド用標本像取得装置におけるスライドガラス標本の画像取得処理における搬送動作及び走査範囲の例を図4に示す。
図4(a)は標本像取得手段の撮像装置をエリアセンサカメラで構成した場合の標本10aの走査方向及び範囲並びに搬送手段1の搬送方向及びピッチを示している。図4(b)は標本像取得手段の撮像装置をラインセンサカメラで構成した場合の標本10aの走査方向及び範囲並びに搬送手段1の搬送方向及びピッチを示している。
従来のバーチャルスライド用標本像取得装置では、一枚のスライドガラス標本10aに対して画像取得処理を行うごとに、搬送手段20が搬送方向を切り替えるようになっている。
例えば、図4(a)に示すように、撮像装置をエリアセンサカメラで構成した例では、一枚のスライドガラス標本10aにおけるX軸方向の辺の位置がX16で、Y軸方向の辺の位置がY11である区画から画像取得を開始する場合、搬送手段20は(X15,Y11)、(X14,Y11)、(X13,Y11)、(X12,Y11)、(X11,Y11)の各区画に向けてピッチP1で矢印B1方向に搬送し、エリアセンサカメラで夫々の区画を撮像する。(X11,Y11)の区画に対する撮像が終了後、搬送手段20は矢印B2方向に向きを切り替えてピッチP5で搬送し、(X11,Y12)の区画が撮像位置に到達したとき搬送を中断する。次いで、(X11,Y12)の区画をエリアセンサカメラが撮像した後、搬送手段20は(X12,Y12)、(X13,Y12)、(X14,Y12)、(X15,Y12)、(X16,Y12)の各区画に向けてピッチP1で矢印A方向に搬送し、エリアセンサカメラで夫々の区画を撮像する。以後の区画(X16,Y13)〜(X11,Y13)、区画(X11,Y14)〜(X16,Y14)、区画(X16,Y15)〜(X11,Y15)、区画(X16,Y15)〜(X11,Y15)についても、同様の搬送動作及び撮像処理を繰り返す。これにより、一枚のスライドガラス標本10aの標本搭載部における全ての区画の画像取得処理が完了する。なお、撮像された夫々の画像は、当該区画の位置情報を関連付けて図示省略した画像記憶領域に記憶される。
このとき、搬送手段20は、一枚のスライドガラス標本10aの標本搭載部における全ての区画に対する画像取得処理の完了までの間に、符号Bで示すように、矢印B1方向から矢印B2方向へ3回、矢印B2方向から矢印A方向へ3回、矢印B2方向から矢印B1方向へ2回、搬送方向の切り替えることになる。
また、画像取得処理前の段階における搬入手段への搬送及び搬入されたスライドガラス標本10aの撮像位置までの搬送、画像取得処理後の段階におけるスライドガラス標本10aの搬出手段へ搬送のために、搬送方向を切り替えることになる。
このため、一枚のスライドガラス標本に対する画像取得処理、搬送・搬出処理に要する時間が搬送方向の切り替え分、多くかかる。
また、例えば、図4(b)に示すように、撮像装置をラインセンサカメラで構成した例では、一枚のスライドガラス標本10aにおけるX軸方向の辺の位置がX11である区画が撮像位置に搬送されたとき、搬送手段20は矢印B1方向への搬送を中断する。次いで、ラインセンサカメラが、スライドガラス標本10aにおける一方向(X軸方向)の辺の位置がX11で、一方向に直交する方向(Y軸方向)の辺の位置が、Y11〜Y16である区画の全てを一括で撮像する。なお、撮像された画像は、当該区画の位置情報を関連付けて図示省略した画像記憶領域に記憶される。
次いで、搬送手段20は、矢印B1方向にピッチP1で搬送を再開する。そして、一方向(X軸方向)の辺の位置がX12である区画が撮像位置に搬送されたとき、搬送手段20は矢印A方向への搬送を中断する。次いで、ラインセンサカメラが、スライドガラス標本10aにおける一方向(X軸方向)の辺の位置がX12で、一方向に直交する方向(Y軸方向)の辺の位置が、Y11〜Y16である区画の全てを一括で撮像する。なお、撮像された画像は、当該区画の位置情報を関連付けて図示省略した画像記憶領域に記憶される。
これらと同様の搬送手段20による搬送処理〜ラインセンサカメラによる撮像処理及び画像記憶領域への記憶処理を一方向(X軸方向)の辺の位置X16で、一方向に直交する方向(Y軸方向)の辺の位置が、Y11〜Y16である区画の全て対して行うまで繰り替えすことで、一枚のスライドガラス標本10aに対する画像取得処理が完了する。
図4(b)の例によれば、ラインセンサカメラを介して、スライドガラス標本10aに対して一方向に直交する方向に一括に撮像するので、標本の全区画の画像を取得するために必要な撮像時間を短縮化することができる。また、標本の全区画の画像を取得する際に、搬送手段20の搬送方向を切り替える必要もない。
しかし、図4(b)の例においても、画像取得処理前の段階における搬入手段への搬送及び搬入されたスライドガラス標本10aの撮像位置までの搬送、画像取得処理後の段階におけるスライドガラス標本10aの搬出手段へ搬送のために、符号B’で示したように搬送方向を矢印B1方向から矢印A方向へと切り替える必要が生じる。
このため、一枚のスライドガラス標本に対する搬送・搬出処理に要する時間が往復する方向に搬送方向を切り替える分、多くかかる。
このように、従来のバーチャルスライド用標本像取得装置では、一枚のスライドガラス標本10aに対して搬入処理〜画像取得処理〜搬出処理を行うごとに、搬送手段20による搬送方向の切り替えが必要となる。
しかるに、この種のバーチャルスライド用標本像取得装置では、大量のスライドガラス標本を処理することが要請される。
このため、一枚当たりのスライドガラス標本に要する処理時間の増加分が累積することになり、大量のスライドガラス標本の搬入処理〜画像取得処理〜搬出処理に要する時間が膨大なものとなる。
これに対し、実施例1のバーチャルスライド用標本像取得装置では、スライドガラス標本の搬入処理〜画像取得処理〜搬出処理において搬送手段1による搬送方向は一方向に固定されており、搬送方向の切り替えがない。
しかも、一方向に直交する方向に配列された複数のスライドガラス標本に対して一方向に直交する方向に一括に撮像するようにしたので、標本の全区画の画像を取得するために必要な撮像時間を短縮化することができる。
このため、実施例1のバーチャルスライド用標本像取得装置によれば、従来のバーチャルスライド用標本像取得装置に比べて、スライドガラス標本一枚当たりの画像取得処理を高速化することができ、大量のスライドガラス標本の画像取得処理に要する時間を大幅に短縮化することが可能となる。
なお、実施例1のバーチャルスライド用標本像取得装置では、一組の標本群10を4枚のスライドガラス標本で構成したが、標本群10を構成するスライドガラス標本の枚数は限定されるものではない。
また、実施例1のバーチャルスライド用標本像取得装置では、スライドガラス標本を環状ベルトと搬送軸とを備えたコンベアで循環して搬送可能に構成したが、循環可能な構成でなくてもよい。例えば、一枚の細長板状部材で一方向に移動するようにしてもよい。なお、その場合には、細長板状部材に載置された全てのスライドガラス標本に対する搬入処理〜画像取得処理〜搬出処理が終了後に、細長板状部材を初期位置にリセットするために一方向とは反対方向に移動させる必要があるが、従来のバーチャルスライド用標本像取得装置のように一枚のスライドガラス標本ごとに搬送手段の搬送方向を切り替える必要がないので、スライドガラス標本一枚当たりの画像取得処理を高速化する効果を維持でき、大量のスライドガラス標本の画像取得処理に要する時間を大幅に短縮化することができる。
また、実施例1のバーチャルスライド用標本像取得装置においては、環状ベルト1aが、標本群10を保持する保持部を有した構成とするのが好ましい。
このようにすれば、スライドガラス標本を環状ベルトの全周に配置することができるので、処理する枚数を大幅に増加させることができ、より効率的に画像取得処理を行うことができる。
また、実施例1のバーチャルスライド用標本像取得装置においては、環状ベルト1aは、搬送軸1b1,1b2から着脱可能に構成してもよい。
このようにすれば、スライドガラス標本を保持部に保持させた環状ベルト1aを複数組準備しておき、環状ベルト1a上の全てのスライドガラス標本についての画像取得処置が完了時に環状ベルト1aごと交換することにより、スライドガラス標本を搬入又は搬出するためのローダーを設けずに済む。
また、実施例1のバーチャルスライド用標本像取得装置においては、搬送手段1は、標本の長手方向を一方向に直交する方向に向けた状態で配置可能に構成してもよい。
このようにすれば、一方向により多くのスライドガラス標本を配列させることができるので、搬送手段の搬送方向にコンパクト化し易くなる。
実施例2
図5は本発明の実施例2にかかるバーチャルスライド用標本像取得装置の概略構成を示す説明図で、(a)は要部構成を上方から見た図、(b)は搬送手段を側方から見た図である。図6は実施例2のバーチャルスライド用標本像取得装置を用いたスライドガラス標本の画像取得処理における搬送動作及び走査範囲を示す説明図である。図7は実施例2のバーチャルスライド用標本像取得装置を介して撮像され、記憶手段に記憶された当該区画の位置情報と当該区画の画像のデータ配列を示す説明図である。なお、実施例1と同じ構成に対しては、同じ符号を付してあり、詳細な説明は省略する。
実施例2のバーチャルスライド用標本像取得装置は、図5(a)に示すように、標本を搬送するための搬送手段1と、標本の像を所定倍率に拡大して撮像するための標本像取得手段2と、標本を搬送手段1に搬入するための搬入ローダー3’と、標本を搬送手段1から搬出するための搬出ローダー4’と、制御装置5と、表示装置6を有している。
搬送手段1は、環状ベルト1aと搬送軸1b1,1b2’とを備えている。
環状ベルト1aは、4枚のスライドガラス標本10a1,10aa2,10a3,10a4を搬送方向(矢印A方向)に直交する方向に配列可能な幅を有している。4枚のスライドガラス標本10a1,10a2,10a3,10a4は、図示省略したホルダに装着された状態で標本群10を構成している。また、環状ベルト1aは、複数組の標本群10を搬送方向に配列可能な長さを有している。さらに、環状ベルト1aは、各標本群10を保持する保持部(図示省略)を有している。
搬送軸1b1,1b2’は、図5(b)に示すように、環状ベルト1aの内側面に介在している。また、搬送軸1b1,1b2’には、図示省略したモータ等の回転駆動手段が備えられており、回転することによって環状ベルト1aを循環して搬送可能に構成されている。
また、搬送軸1b1,1b2’に備わるモータ等の回転駆動手段は、後述する制御装置5の制御部5a’を介して回転速度、回転量が制御されている。
また、搬送ベルト1aは、標本群10を保持する保持部(図示省略)を有している。
また、搬送軸1b2’は、長手方向に対して垂直な方向に移動可能に構成されており、環状ベルト1aは、搬送軸1b2’を長手方向に対して垂直な方向に移動させることにより、搬送軸1b1,1b2’から着脱可能に構成されている。
標本像取得手段2は、撮像装置2a’を備えている。撮像装置2a’は、エリアセンサカメラで構成されている。
エリアセンサカメラ2a’は、結像光学系とエリアセンサを有し、一つのスライドガラス標本の標本搭載部における一区画を撮像するように構成されている。
搬入ローダー3’は、図示省略したホルダに装着された標本群10を搬送ベルト1a上に載置し、保持部(図示省略)に保持させるように構成されている。
搬出ローダー4’は、搬送ベルト1a上の保持部(図示省略)に保持された標本群10を搬出するように構成されている。
制御装置5は、図5(a)に示すように、制御部5a’と、記憶領域5bと、画像加工部5cを備えている。
制御部5a’は、搬送手段1の搬送動作、標本像取得手段2の画像取得動作、搬入ローダー3’の搬入動作、搬出ローダー4’の搬出動作を制御するように構成されている。
なお、制御装置5における記憶領域5b、画像加工部5c、表示装置6の構成は、図1(a)に示した実施例1のバーチャルスライド用標本像取得装置と略同じである。
ここで、実施例2のバーチャルスライド用標本像取得装置における搬送手段1の搬送動作及び標本像取得手段2の画像取得動作の詳細について図6を用いて説明する。なお、図6では、便宜上、一つの標本の撮像領域が縦横36の区画に区分けされているものとする。実際は、より細分化された区画となっている。
搬送手段1は、制御部5a’を介して、一方向(図6では矢印A方向)に搬送するように制御されている。また、搬送手段1は、制御部5a’を介して、所定位置(エリアセンサカメラ2a’による撮像位置)に搬送された標本群10における各標本10a1,10a2,10a3,10a4の標本搭載部(即ち、カバーガラス10bで覆われた部位)に対し、区分けした一つの区画における一方向に沿う辺の長さ分(例えば、X軸方向の辺の位置X11から位置X12までの長さ分)を所定のピッチP1で搬送するように制御されている。また、搬送手段1は、制御部5a’を介して、一つの標本群10における標本搭載部から次の標本群10における標本搭載部までの長さ分を所定のピッチP2で搬送するように制御されている。
また、実施例2のバーチャルスライド用標本像取得装置は、標本像取得手段2が一方向に直交する方向(Y軸方向)に移動可能に構成されている。
そして、標本像取得手段2は、制御部5a’を介して、所定位置(エリアセンサカメラ2a’による撮像位置)に搬送された標本群10における標本搭載部が一方向に直交する方向での位置が同じで一方向での位置が異なる区画の全て(例えば、Y軸方向の辺の位置Y11が撮像位置に位置するときは、Y軸方向の辺の位置がY11である区画の全て)をエリアセンサカメラ2a’で撮像した後に、一方向に直交する方向に位置する次の区画(Y軸方向の辺の位置Y12に位置する区画)へと、エリアセンサカメラ2a’と搬送手段1との相対的位置を移動させ、この動作を搬送手段1に配列された全ての標本における全ての区画が標本像取得手段2(のエリアセンサカメラ2’)で撮像されるまで繰り返すように制御されている。
なお、標本像取得手段2の代わりに、搬送手段1全体(又は環状ベルト1a)を一方向に直交する方向(Y軸方向)に移動可能に構成することで、標本像取得手段2と搬送手段1との相対的位置を移動させるようにしてもよい。
なお、搬入ローダー3’の搬入動作は、制御部5a’を介して、標本群10の保持部への保持が環状ベルト1aの全周にわたるまで繰り返すように制御されている。
また、搬出ローダー4’の搬出動作は、環状ベルト1aの保持部(図示省略)に保持された全ての標本群10に対する画像取得処理が完了後に行うように制御されている。
このように構成された実施例2のバーチャルスライド用標本像取得装置を用いた標本像の取得手順について説明する。
図示省略したホルダに4枚のスライドガラス標本10a1,10a2,10a3,10a4を装着する。そして、ホルダに装着した標本群10を、搬入ローダー3’に挿入しておく。
搬入ローダー3’は、挿入された標本群10を環状ベルト1aの上に順次載置し保持部(図示省略)に保持させる。なお、搬入ローダー3’の搬入動作は、制御部5a’を介して、標本群10の保持部への保持が環状ベルト1aの全周にわたるまで繰り返される。
搬送手段1は、標本群10を環状ベルト1aの保持部に保持した状態で標本像取得手段2に向けて矢印A方向に搬送する。
ここで、図6に示す一方向(X軸方向)の辺の位置がX11で、一方向に直交する方向(Y軸方向)の辺の位置がY11である区画から画像取得を開始した場合、搬送手段1は(X12,Y11)、(X13,Y11)、(X14,Y11)、(X15,Y11)、(X16,Y11)の各区画に向けてピッチP1で矢印A方向に搬送し、エリアセンサカメラ2a’で夫々の区画を撮像する。
撮像された画像は、当該区画の位置情報を関連付けて画像記憶領域5bに記憶される。
即ち、画像記憶領域5bは、制御部5a’を介して、図7に示すように、当該区画の位置情報(X軸方向の辺の位置情報、及びY軸方向の辺の位置情報)キー情報とするとともにその区画に対応する画像を一つのデータとして記憶する。なお、ここでは、制御部5a’は、各区画を対象として、キー情報及びキー情報に対応する画像を一つのデータとして画像記憶領域5bに記憶するように制御している。
次いで、搬送手段1は、矢印A方向にピッチP2で搬送を再開する。そして、一方向(X軸方向)の辺の位置がX21で、一方向に直交する方向(Y軸方向)の辺の位置がY11である区画が搬送位置に搬送されたとき、搬送手段1は(X22,Y11)、(X23,Y11)、(X24,Y11)、(X25,Y11)、(X26,Y11)の各区画に向けてピッチP1で矢印A方向に搬送し、エリアセンサカメラ2a’で夫々の区画を撮像する。
撮像された画像は、当該区画の位置情報を関連付けて画像記憶領域5bに記憶される。
これらと同様の搬送手段1による搬送処理〜エリアセンサカメラ2a’による撮像処理及び画像記憶領域5bへの記憶処理を一方向に直交する方向(Y軸方向)の辺の位置が、Y11である全ての標本の区画の全てに対して行うまで繰り替えす。次いで、搬送手段1は、矢印A方向にピッチP2で搬送を再開する。そして、一方向に直交する方向(Y軸方向)の辺の位置がY11である区画が撮像位置に再び搬送されたとき、搬送を中断する。
次いで、標本像取得手段2は、一方向に直交する方向(Y方向)に位置する次の区画(X11,Y12)に向けて、ピッチP5で矢印B2方向に移動する。そして、標本像取得手段2におけるエリアセンサカメラ2a’による撮像位置が、区画(X11,Y12)に位置したとき、移動を中断する。搬送手段1は(X11,Y12)、(X12,Y12)、(X13,Y12)、(X14,Y12)、(X15,Y12)、(X16,Y12)の各区画に向けてピッチP1で矢印A方向に搬送し、エリアセンサカメラ2a’で夫々の区画を撮像する。
撮像された画像は、当該区画の位置情報を関連付けて画像記憶領域5bに記憶される。
これらと同様の搬送手段1による搬送処理〜エリアセンサカメラ2a’による撮像処理及び画像記憶領域5bへの記憶処理を一方向に直交する方向(Y軸方向)の辺の位置が、Y12である全ての標本の区画の全てに対して行うまで繰り替えす。次いで、搬送手段1は、矢印A方向にピッチP2で搬送を再開する。そして、一方向に直交する方向(Y軸方向)の辺の位置がY12である区画が撮像位置に再び搬送されたとき、搬送を中断する。
以後、一方向に直交する方向(Y軸方向)の辺の位置が、Y13である区画、Y14である区画、Y15である区画、Y16である区画のそれぞれに対しても、一方向に直交する方向(Y軸方向)の辺の位置が、Y11である区画、Y12である区画と同様の処理を繰り替えす。これにより、搬送手段1の環状ベルト1a上の保持部(図示省略)に保持された全ての標本群10のスライドガラス標本10a1の標本搭載部における全ての区画の画像取得処理が完了する。なお、撮像された夫々の画像は、当該区画の位置情報を関連付けて画像記憶領域5bに記憶される。
次いで、搬送手段1は、矢印A方向にピッチP2で搬送を再開する。そして、一方向に直交する方向(Y軸方向)の辺の位置がY11である区画が撮像位置に再び搬送されたとき、搬送を中断する。
次いで、標本像取得手段2は、次の標本10a2における一方向に直交する方向(Y方向)に位置する次の区画(X11,Y11)に向けて、ピッチP6で矢印B2方向に移動する。
以後、標本10a2、標本10a3、標本10a4に対しても、標本10a1に対して行なった処理と同様の処理を繰り返す。これにより、搬送手段1の環状ベルト1a上の保持部(図示省略)に保持された全ての標本群10のスライドガラス標本10a1〜10a4の標本搭載部における全ての区画の画像取得処理が完了する。なお、撮像された夫々の画像は、当該区画の位置情報を関連付けて画像記憶領域5bに記憶される。
次いで、搬送手段1は、標本群10の一方向への搬送を所定ピッチで行い、搬出ローダー4’は、搬送ベルト1a上の保持部(図示省略)に保持された標本群10を順次搬出する。
実施例2のバーチャルスライド用標本像取得装置によれば、搬送手段1の搬送方向を一方向のみとしたので、複数のスライドガラス標本の画像を取得する場合における搬送手段1の搬送方向の切り替えが不要となる。また、標本像取得手段2は、制御部5a’を介して、所定位置(エリアセンサカメラ2a’による撮像位置)に搬送された標本群10における標本搭載部が一方向に直交する方向での位置が同じで一方向での位置が異なる区画の全て(例えば、Y軸方向の辺の位置Y11が撮像位置に位置するときは、Y軸方向の辺の位置がY11である区画の全て)をエリアセンサカメラ2a’で撮像した後に、一方向に直交する方向に位置する次の区画(Y軸方向の辺の位置Y12に位置する区画)へと、エリアセンサカメラ2a’と搬送手段1との相対的位置を移動させ、この動作を搬送手段1に配列された全ての標本における全ての区画が標本像取得手段2(のエリアセンサカメラ2’)で撮像されるまで繰り返すようにしたので、標本の全区画の画像を取得するために必要な撮像時間を短縮化することができる。その結果、スライドガラス標本一枚当たりの画像取得処理を高速化することができ、大量のスライドガラス標本の画像取得処理に要する時間を大幅に短縮化することが可能となる。
なお、実施例2のバーチャルスライド用標本像取得装置において、標本像取得手段2の代わりに、搬送手段1全体(又は環状ベルト1a)を一方向に直交する方向(Y軸方向)に移動可能に構成することで、標本像取得手段2と搬送手段1との相対的位置を移動させるようにした場合、搬送手段1は、所定位置(エリアセンサカメラ2a’による撮像位置)に搬送された標本群10における標本搭載部が一方向に直交する方向での位置が同じで一方向での位置が異なる区画の全てがエリアセンサカメラ2a’で撮像されるごとに、搬送方向を矢印A方向から矢印B2方向に切り替えることになる。しかし、矢印A方向、矢印B2方向の夫々の搬送方向において往復することなく一方向にのみ搬送し、しかも、矢印B2方向への一回の切り替えにより、標本搭載部が一方向に直交する方向での位置が同じで一方向での位置が異なる区画の全てを対象とした撮像が行われるので、標本の全区画の画像を取得するために必要な撮像時間を短縮化する効果は維持できる。その結果、スライドガラス標本一枚当たりの画像取得処理を高速化することができ、大量のスライドガラス標本の画像取得処理に要する時間を大幅に短縮化することが可能となる。
また、実施例2のバーチャルスライド用標本像取得装置によれば、実施例1のバーチャルスライド用標本像取得装置と同様、搬送手段1を、複数組の標本群10を一方向に配列可能に構成したので、大量のスライドガラス標本についての画像取得処理をすることができ、一方向に直交する方向に配列された複数の標本の全区画の画像を取得する場合における画像取得処理に要する時間の短縮化の効果を、さらに標本群10を一方向に配列した分、累積させることができるので、大量のスライドガラス標本の画像取得処理に要する時間を大幅に短縮化することができる。
また、実施例2のバーチャルスライド用標本像取得装置によれば、実施例1のバーチャルスライド用標本像取得装置と同様、搬送手段1を環状ベルト1aと搬送軸1b1,1b2とを備えた構成としたので、配置スペースをコンパクト化することができ、標本像取得装置全体を小型化することができる。
また、環状ベルト1aに保持部を備えたので、スライドガラス標本を環状ベルトから離脱させることなく、搬送手段1を循環させることができる。
なお、実施例2のバーチャルスライド用標本像取得装置においては、搬送軸1b2を長手方向に対して垂直な方向に移動可能に構成されており、環状ベルト1aは、搬送軸1b1,1b2から着脱可能になっている。
そこで、スライドガラス標本を保持部に保持させた環状ベルトを複数組準備しておき、環状ベルト上の全てのスライドガラス標本についての画像取得処置を完了時に、搬送軸1b2を長手方向に対して垂直な方向に移動させて、環状ベルトごと交換するようにしてもよい。このようにすれば、スライドガラス標本を搬入又は搬出するためのローダー3’,4’を設けずに済む。
また、実施例2のバーチャルスライド用標本像取得装置によれば、搬送手段1は、標本の長手方向を前記一方向に向けた状態で配置可能に構成されているので、一方向に直交する方向により多くのスライドガラス標本を配列させることができるので、搬送手段1を幅方向にコンパクト化し易くなる。
なお、実施例2のバーチャルスライド用標本像取得装置においては、搬送手段1は、標本の長手方向を一方向に直交する方向に向けた状態で配置可能に構成してもよい。
このようにすれば、一方向により多くのスライドガラス標本を配列させることができるので、搬送手段1の搬送方向にコンパクト化し易くなる。
実施例3
図8は本発明の実施例3にかかるバーチャルスライド用標本像取得装置の概略構成を示す説明図である。なお、実施例1と同じ構成に対しては、同じ符号を付してあり、詳細な説明は省略する。
実施例3のバーチャルスライド用標本像取得装置は、標本を搬送するための搬送手段1’と、標本の像を所定倍率に拡大して撮像するための標本像取得手段2と、標本を搬送手段1’に搬入する機能と、標本を搬送手段1から搬出する機能を兼ね備えた搬入・搬出ローダー7と、制御装置5と、表示装置6を有している。
搬送手段1’は、水平面上において一方の回転方向に回転する環状部材1a’を備えて構成されている。
環状部材1a’は、4枚のスライドガラス標本10a1,10aa2,10a3,10a4を搬送方向(矢印A方向)に直交する方向(ここでは、環状部材1a’の法線上)に配列可能な幅を有している。4枚のスライドガラス標本10a1,10a2,10a3,10a4は、図示省略したホルダに装着された状態で標本群10を構成している。また、環状部材1a’は、複数組の標本群10を搬送方向に配列可能な長さを有している。
搬入・搬出ローダー7は、一方の側で図示省略したホルダに装着された標本群10を搬送ベルト1a’上に載置するとともに、他方の側で搬送ベルト1a上の保持部(図示省略)に保持された画像取得済みの標本群10を搬出するように構成されている。
その他の構成は、実施例1又は実施例2のバーチャルスライド用標本像取得装置と略同じである。
実施例3のバーチャルスライド用標本像取得装置によれば、搬送手段1’にスライドガラス標本を保持する保持部を備えることなく、搬送手段を循環させることができる。また、スライドガラス標本の搬入、搬出のために、スライドガラス標本を搬送路に搬入する機能と搬送路からスライドガラス標本を搬出する機能を兼ね備えたローダー7を、搬送手段の搬送路上に一つ配置すれば足りるので、バーチャルスライド用標本像取得装置全体の構成を簡素化することができる。
その他の作用効果は、実施例1又は実施例2のバーチャルスライド用標本像取得装置と略同じである。
以上、本発明のバーチャルスライド用標本像取得装置の実施例を説明したが、本発明のバーチャルスライド用標本像取得装置は上記各実施例の構成に限定されるものではなく、本発明の構成要件を満足するものであれば、各実施例に特有な構成を組み合わせる等、どのように構成してもよい。
本発明のバーチャルスライド用標本像取得装置は、バーチャルスライドを用いて病理診断を行う医療、医学の分野に有用である。
本発明の実施例1にかかるバーチャルスライド用標本像取得装置の概略構成を示す説明図で、(a)は要部構成の斜視図、(b)は(a)の要部構成を上方から見た図、(c)は搬送手段を側面から見た図である。 実施例1のバーチャルスライド用標本像取得装置を用いたスライドガラス標本の画像取得処理における搬送動作及び走査範囲を示す説明図である。 実施例1のバーチャルスライド用標本像取得装置を介して撮像され、記憶手段に記憶された当該区画の位置情報と当該区画の画像のデータ配列を示す説明図である。 本発明の比較例にかかる従来のバーチャルスライド用標本像取得装置におけるスライドガラス標本の画像取得処理における搬送動作及び走査範囲の例を示す説明図で、(a)はエリアセンサカメラによる画像取得処理における搬送動作及び走査範囲の一例を示す図、(b)はラインセンサカメラによる画像取得処理における搬送動作及び走査範囲の一例を示す図である。 本発明の実施例2にかかるバーチャルスライド用標本像取得装置の概略構成を示す説明図で、(a)は要部構成を上方から見た図、(b)は搬送手段を側方から見た図である。 実施例2のバーチャルスライド用標本像取得装置を用いたスライドガラス標本の画像取得処理における搬送動作及び走査範囲を示す説明図である。 実施例2のバーチャルスライド用標本像取得装置を介して撮像され、記憶手段に記憶された当該区画の位置情報と当該区画の画像のデータ配列を示す説明図である。 本発明の実施例3にかかるバーチャルスライド用標本像取得装置の概略構成を示す説明図である。
符号の説明
1,1’ 搬送手段
1a 搬送ベルト
1a’ 環状部材
1b1、1b2、1b2’ 搬送軸
2 標本像取得手段
2a 撮像装置(ラインセンサカメラ)
2a’ 撮像装置(エリアセンサカメラ)
3、3’ 搬入ローダー
4、4’ 搬出ローダー
5 制御装置
5a、5a’ 制御部
5b 記憶領域
5c 画像加工部
6 表示装置
10 標本群
10a、10a1、10a2、10a3、10a4 スライドガラス標本
10b カバーガラス
20 搬送手段

Claims (14)

  1. 標本を搬送する搬送手段と、標本の像を所定倍率に拡大して撮像する標本像取得手段を有し、該搬送手段と該標本像取得手段を介して、標本を複数の区画に区分けして撮像するバーチャルスライド用標本像取得装置であって、
    前記搬送手段が、複数の標本を1次元又は2次元に配列可能であるとともに、配列された標本を、一方向に、前記区分けした一つの区画における該一方向に沿う辺の長さ分、第一の時間的間隔で、搬送するように構成され、
    さらに、所定位置に搬送された標本における前記一方向での位置が同じで該一方向に直交する方向での位置が異なる区画の全てを前記標本像取得手段で撮像することができるように、該一方向に直交する方向に、所定の長さ分、第二の時間的間隔で走査する走査手段を有することを特徴とするバーチャルスライド用標本像取得装置。
  2. 前記搬送手段が、複数の標本を前記一方向に直交する方向に配列可能に構成され、
    前記走査手段は、前記所定位置に搬送された標本における前記一方向での位置が同じで該一方向に直交する方向での位置が異なる区画の全てを前記標本像取得手段で一括に撮像することができるように走査することを特徴とする請求項1に記載のバーチャルスライド用標本像取得装置。
  3. 前記搬送手段が、さらに、複数の標本を前記一方向に配列可能に構成されていることを特徴とする請求項2に記載のバーチャルスライド用標本像取得装置。
  4. 前記搬送手段が、さらに、循環して前記一方向に搬送可能に構成されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のバーチャルスライド用標本像取得装置。
  5. 前記搬送手段が、環状ベルトと該環状ベルトを搬送する2つの搬送軸とを備えたベルトコンベアで構成されていることを特徴とする請求項4に記載のバーチャルスライド用標本像取得装置。
  6. 前記環状ベルトが、標本を保持する保持部を有することを特徴とする請求項5に記載のバーチャルスライド用標本像取得装置。
  7. 前記搬送手段が、複数の標本を前記一方向に配列可能、且つ、循環して該一方向に搬送可能に構成され、
    前記走査手段は、前記所定位置に搬送された標本における該一方向に直交する方向での位置が同じで該一方向での位置が異なる区画の全てが前記標本像取得手段で撮像された後に、該一方向に直交する方向に位置する次の区画へと、該標本像取得手段と該搬送手段との相対的位置を移動させ、この動作を該搬送手段に配列された全ての標本における全ての区画が該標本像取得手段で撮像されるまで繰り返すように構成されていることを特徴とする請求項1に記載のバーチャルスライド用標本像取得装置。
  8. 前記搬送手段が、さらに、複数の標本を前記一方向に直交する方向に配列可能に構成されていることを特徴とする請求項7に記載のバーチャルスライド用標本像取得装置。
  9. 前記搬送手段が、標本を保持する保持部を有する環状ベルトと該環状ベルトを搬送する2つの搬送軸とを備えたベルトコンベアで構成されていることを特徴とする請求項7又は8に記載のバーチャルスライド用標本像取得装置。
  10. 前記環状ベルトが、前記搬送軸から着脱可能に構成されていることを特徴とする請求項6又は9に記載のバーチャルスライド用標本像取得装置。
  11. 前記搬送手段が、水平面上において一方の回転方向に回転する環状部材で構成されていることを特徴とする請求項4、7、8のいずれかに記載のバーチャルスライド用標本像取得装置。
  12. 前記搬送手段が、前記標本の長手方向を前記一方向に向けた状態で配置可能に構成されていることを特徴とする請求項1〜11のいずれかに記載のバーチャルスライド用標本像取得装置。
  13. 前記搬送手段が、前記標本の長手方向を前記一方向に直交する方向に向けた状態で配置可能に構成されていることを特徴とする請求項1〜11のいずれかに記載のバーチャルスライド用標本像取得装置。
  14. さらに、前記標本像取得手段が所定の標本における所定の区画を撮像するごとに、当該区画の位置情報を撮像した画像に関連付けて所定の画像記憶領域に記憶する画像記憶手段を有することを特徴とする請求項1〜13のいずれかに記載のバーチャルスライド用標本像取得装置。
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