JP2010126136A - 車両用空調装置 - Google Patents

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好則 一志
Koji Tsurumura
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Abstract

【課題】電動圧縮機41の回転数に伴う騒音が気にならないようにして、充分な空調性能を確保する。
【解決手段】熱負荷に応じて前記圧縮機41の回転数を求める圧縮機回転数制御手段S8と、求められた前記圧縮機の回転数IVOまたはIVOnが高いほど、最小ブロワ電圧が大きくなり前記ブロワ風量(ブロワ騒音)が大きくなるように制御するように前記最小(MIN)ブロワ制御値(電圧)を算出する最小ブロワ制御値算出手段S52と、
算出された前記最小ブロワ制御値とTAOから求めた仮のブロワ制御値(電圧)とから、すくなくとも前記最小ブロワ制御値以上の実のブロワ制御値を算出する手段S53を備え、実のブロワ制御値が圧縮機の回転数が高いほどブロワ風量を多くする。よって、ブロワの騒音で圧縮機作動音が目立ちにくくなり、乗員の違和感が緩和される。
【選択図】図6

Description

本発明は、回転数が制御される圧縮機を用いて蒸発器(エバポレータ)に冷媒を送り、この蒸発器を介する空気を送風機で送風し、送風機のブロワ風量が制御される車両用空調装置に適用される。
従来、特許文献1には、圧縮機回転数が所定の最高回転数より高い時は、圧縮機の必要回転数が非常に高い場合であっても、騒音を考慮して圧縮機回転数を制限する発明が記載されている。
この特許文献1記載の発明は、騒音などから電動圧縮機の最高回転数が決められているのである。一方、送風機の送風量、つまりブロワ騒音はブロワ電圧によって決定される。また、上記特許文献1では、圧縮機回転数は、数秒に1回、所定の回転数を加算したり減算したりして制御量となる圧縮機回転数を演算している。また、上記ブロワ電圧は目標吹出温度(TAO)に応じて決定されている。
特開2001−26214号公報
しかし、上記特許文献1では、停車時は騒音を考慮して圧縮機の最高回転数が低く抑えられるため、高い冷房能力が得られず、乗員から冷え不良が指摘される可能性があった。
そして、このような場合に、圧縮機の回転数を低く抑えずに、単純に圧縮機の回転数を高くしたのでは、圧縮機振動が配管を通して車内に伝わり、エバポレータからエアコンユニット、更に車体に振動が伝わることで、大きな圧縮機作動音として乗員に伝わる。
ここで、発明者は、風量が低い時、圧縮機の回転数が高いと、相対的に圧縮機作動音が大きくなり、乗員から異音に関する問題が指摘される可能性があることに着目した。
本発明は、このような従来の技術に存在する問題点に着目して成されたものであり、その目的は、停車時でも充分な冷房能力を得られると共に、圧縮機作動音が目立ち難くなり、乗員の違和感が緩和される車両用空調装置を提供することにある。
本発明は上記目的を達成するために、下記の技術的手段を採用する。すなわち、請求項1に記載の発明では、車室内を空調し内部に冷媒が流れる熱交換器(45)と、熱交換器(45)を介して空調風を車室内に送風する送風機(30)と、熱交換器に冷媒を供給する圧縮機(41)と、空調制御手段(7)を備え、該空調制御手段(7)は、車室内の熱負荷に応じて圧縮機の回転数を求める圧縮機回転数制御手段(S24〜S27)と、熱負荷と圧縮機回転数制御手段(S24〜S27)で求められた圧縮機の回転数とに応じて送風機(30)のブロワ風量を制御し熱負荷が同じ場合は圧縮機の回転数が高いほどブロワ風量を多くする自動ブロワ制御手段(S51、S52、及びS53)を備えることを特徴とする。
この請求項1に記載の発明によれば、圧縮機の回転数に応じてブロワ風量を多くすることが出来るので、圧縮機の騒音をブロワ騒音がマスキングし、圧縮機の騒音を乗員が気にすることが少なくなる。
次に、請求項2に記載の発明においては、自動ブロワ制御手段(S51、S52、及びS53)は、車室内の熱負荷に応じて送風機(30)の仮のブロワ制御値を算出する手段(S51)と、圧縮機回転数制御手段(S24〜S27)にて求められた圧縮機の回転数が高いほど前記ブロワ風量が大きくなるように最小ブロワ制御値を算出する最小ブロワ制御値算出手段(S52)と、算出された最小ブロワ制御値と前記仮のブロワ制御値とから、すくなくとも最小ブロワ制御値以上の実のブロワ制御値を算出する実のブロワ制御値算出手段(S53)を備えることを特徴としている。
この請求項2に記載の発明によれば、圧縮機(41)の回転数が高い時、最小ブロワ制御値が大きくなるから、実のブロワ制御値も圧縮機(41)の回転数が高いほどブロワ風量が大きいものにすることが出来る。よって、ブロワの騒音で圧縮機作動音が目立ちにくくなり、乗員の違和感が緩和される。
次に、請求項3に記載の発明においては、自動ブロワ制御手段(S53)は、算出された最小ブロワ制御値と仮のブロワ制御値のうち大きい方を実のブロワ制御値とすることを特徴としている。
この請求項3に記載の発明によれば、算出された最小ブロワ制御値と仮のブロワ制御値のうち大きい方を実のブロワ制御値とし、圧縮機(41)の回転数が高いほど最小ブロワ制御値が大きくなるから、圧縮機(41)の回転数が高いほどブロワ風量が大きくなり、ブロワの騒音で圧縮機作動音が目立ちにくくなり、乗員の違和感が緩和される。
次に、請求項4に記載の発明においては、更に、送風機(30)の風量をマニュアルモードで設定する手段(64)を備え、このマニュアルモードにおいて最低風量(Lo)が選択されたときは、自動ブロワ制御手段(S53)が算出した実のブロワ制御値よりも前記ブロワ風量を小さくすることを特徴としている。
この請求項4記載の発明によれば、乗員の送風機(30)のマニュアル操作時は自動時の風量より下げることが可能となるので、乗員の風量低減要求に応じることが出来る。
次に、請求項5に記載の発明においては、熱負荷に応じて圧縮機(41)の回転数を求める圧縮機回転数制御手段(S24〜S27)は、目標エバポレータ後温度(TEO)と、エバポレータ後温度センサ(74)にて検出した実際のエバポレータ後温度(TE)との偏差(En)に基づいて、圧縮機(41)の回転数を演算することを特徴としている。
この請求項5に記載の発明によれば、目標エバポレータ後温度(TEO)を制御に用いる車両用空調装置において、空調負荷に応じて必要な圧縮機(41)の回転数を演算することが出来る。
次に、請求項6に記載の発明においては、熱負荷に応じて圧縮機(41)の回転数を求める圧縮機回転数制御手段(S24〜S27)は、圧縮機の冷媒の圧力に関する目標冷媒圧力情報(PSO)と実冷媒圧力情報(PS)との偏差(En)に基づいて、圧縮機(41)の回転数を演算することを特徴としている。
この請求項6に記載の発明によれば、目標エバポレータ後温度(TEO)を用いないシステムの車両用空調装置においても、空調負荷に応じて必要な圧縮機(41)の回転数を演算することが出来る。
なお、特許請求の範囲および上記各手段に記載の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示す一例である。
(第1実施形態)
以下、本発明の第1実施形態について図1乃至図8を用いて詳細に説明する。図1はエアコン制御システムの全体概略構成を示した図で、図2はハイブリッド自動車の概略構成を示した図で、図3はエアコン制御システムの制御系を示した図である。
この第1実施形態のエアコン制御システムは、図2のように、走行用ガソリンエンジン(以下走行用エンジンと略す)1、電動発電機により構成された走行用モータ2、走行用エンジン1を始動させるための始動用モータ及び点火装置を含むエンジン始動装置3、並びに走行用モータ2及びエンジン始動装置3に電力を供給するバッテリ4を搭載するハイブリッド自動車5に搭載される。
そして、このハイブリッド自動車5の車室内を空調するエアコンユニット6の各空調手段(アクチュエータ)を、空調制御手段を成す空調制御装置(以下エアコンECUとも言う)7によって制御することにより、車室内の温度を常に設定温度に保つよう自動制御する。
走行用エンジン1は、ハイブリッド自動車5の車軸に係脱自在に連結されている。また、走行用モータ2は、ハイブリッド自動車5の車軸90に係脱自在に連結されている。走行用モータ2は、走行用エンジン1と車軸90とが連結していない時に車軸90と連結されるようになっている。
そして、走行用モータ2は、ハイブリッド制御装置(以下ハイブリッドECUと言う)8により自動制御(例えばインバータ制御)されるように構成されている。
さらに、エンジン始動装置3は、エンジン制御装置(以下エンジンECUと言う)9により自動制御される。
エアコンユニット(空調ユニット)6は、図1のように、内部にハイブリッド自動車5の車室内に空調空気を導く空気通路を形成する空調ダクト10、この空調ダクト10内において空気流を発生させる遠心式送風機30、空調ダクト10内を流れる空気を冷却して車室内を冷房するための冷凍サイクル40、および空調ダクト10内を流れる空気を加熱して車室内を暖房するための冷却水回路50等から構成されている。
空調ダクト10の最も上流側(風上側)は、吸込口切替箱(内外気切替箱)を構成する部分で、車室内空気(以下内気と言う)を取り入れる内気吸込口11、および車室外空気(以下外気と言う)を取り入れる外気吸込口12を有している。
さらに、内気吸込口11および外気吸込口12の内側には、内外気(吸込口)切替ドア13が回動自在に取り付けられている。
この内外気切替ドア13は、サーボモータ等のアクチュエータ14(図3)により駆動されて、吸込口モードを内気循環モード、外気導入モード等に切り替える。なお、内外気切替ドア13は、吸込口切替箱と共に吸込口モード切替手段を構成する。
また、空調ダクト10の最も下流側(風下側)には、吹出口切替箱を構成する部分で、デフロスタ(DEF)開口部、フェイス(FACE)開口部およびフット(FOOT)開口部が形成されている。
そして、DEF開口部には、デフロスタダクト15が接続されて、このデフロスタダクト15の最下流端には、ハイブリッド自動車5のフロント窓ガラス18aの内面に向かって主に温風を吹き出すデフロスタ(DEF)吹出口18が開口している。
また、FACE開口部には、フェイスダクト16が接続されて、このフェイスダクト16の最下流端には、乗員の頭胸部に向かって主に冷風を吹き出すフェイス(FACE)吹出口19が開口している。
さらに、FOOT開口部には、フットダクト17が接続されて、このフットダクト17の最下流端には、乗員の足元部に向かって主に温風を吹き出すフット(FOOT)吹出口20が開口している。
そして、各吹出口の内側には、吹出口切替ドア21a及び21bが回動自在に取り付けられている。吹出口切替ドア21a及び21bは、サーボモータ等のアクチュエータ22(図3)によりそれぞれ駆動されて、吹出口モードをフェイス(FACE)モード、バイレベル(B/L)モード、フット(FOOT)モード、フットデフ(F/D)モードまたはデフロスタ(DEF)モードのいずれかに切り替える。
なお、2個の吹出口切替ドア21a及び21bは、吹出口切替箱と共に吹出口切替手段を構成する。
遠心式送風機30は、空調ダクト10と一体的に構成されたスクロールケースに回転自在に収容された室内ブロワ31、およびこの室内ブロワ31を回転駆動するブロワモータ32を有している。
そして、ブロワモータ32は、ブロワ駆動回路33を介して印加されるブロワ端子電圧(以下ブロワ電圧と言う)に基づいて、ブロワ風量(室内ブロワ31の回転速度)が制御される。
冷凍サイクル40は、圧縮機(本発明の電動式圧縮機に相当する)41、この圧縮機41の吐出口より吐出された冷媒が流入するコンデンサ42、凝縮液化された冷媒を気液分離して液冷媒のみを下流に流すレシーバ(受液器、気液分離器)43、液冷媒を減圧膨張させるエキスパンションバルブ(膨張弁、減圧手段)44、減圧膨張された冷媒を蒸発気化させるエバポレータ(冷媒蒸発器)45、およびこれらを環状に接続する冷媒配管等から構成されている。
このうち、エバポレータ45は、本発明の冷却用熱交換器に相当するもので、空気通路を全面塞ぐようにして空調ダクト10内に配設される。
圧縮機41は、吸入した冷媒を圧縮して吐出するもので、駆動源としての電動モータ(可変速電動機)46と、この電動モータ46の回転速度を変更する回転速度可変手段としてのエアコン用インバータ47とを備えている。
エアコン用インバータ47は、トランジスタインバータによるPWM(Pulse・Width・Modulation)制御を行うもので、エアコンECU7(図3)の出力信号に基づいて、圧縮機41の電動モータ46に印加する周波数および電圧を連続的または段階的に可変制御することで圧縮機41の電動モータ46の回転速度を変速する。
したがって、圧縮機41は、電動モータ46の回転速度の変化によって、吐出口からコンデンサ42へ吐出する冷媒吐出容量を変化させて、冷凍サイクル40内を循環する冷媒の循環量、つまりエバポレータ45内に流入する冷媒の流量を増減することにより、エバポレータ45の冷却能力を制御することができる。
コンデンサ42は、圧縮機41で圧縮された冷媒を凝縮液化させる冷媒凝縮器である。このコンデンサ42は、冷却ファン(室外ファン)48により送風される外気と走行風とを熱交換する室外熱交換器である。
冷却水回路50は、図示しないウォータポンプによって、ハイブリッド自動車5のエンジンルーム内に搭載された走行用エンジン1のウォータジャケットで暖められた冷却水を循環させる回路で、ヒータコア51を有している。
ヒータコア51は、本発明の加熱用熱交換器に相当するもので、内部に走行用エンジン1を冷却したエンジン冷却水が流れ、このエンジン冷却水を暖房用熱源として冷風を再加熱する。
このヒータコア51は、空気通路を部分的に塞ぐように空調ダクト10内においてエバポレータ45よりも下流側に配設されている。ヒータコア51の空気上流側には、エアミックス(A/M)ドア52が回動自在に取り付けられている。
A/Mドア52(図3)は、本発明の吹出温度変更手段に相当するもので、サーボモータ等のアクチュエータ53(図3)に駆動されて、ヒータコア51から空気を全て迂回させるMAX・COOL位置から、ヒータコア51に空気を全て通すMAX・HOT位置までの間でその停止位置によって、ヒータコア51を通過する空気量とヒータコア51を迂回する空気量との割合を変更して、車室内へ吹き出す空気の吹出温度を調整する。
次に、本実施形態の制御系の構成を図2ないし図4に基づいて説明する。図3のように、エアコンECU7には、エンジンECU9から出力される通信信号、車室内前面に設けられたコントロールパネルP上の各種スイッチからのスイッチ信号、および各種センサからのセンサ信号が入力される。
ここで、コントロールパネルP上の各種スイッチとは、図4に示したように、圧縮機41の起動および停止を指令するためのフル(FULL)スイッチ60およびエアコン(A/C)スイッチ61、吸込口モードを切り替えるための吸込口切替スイッチ62、車室内の温度を所望の設定温度Tsetに設定するための温度設定レバー(温度設定手段)63、室内ブロワ31の送風量をマニュアルモードで設定する手段となる風量切替レバー(室内ブロワスイッチ)64、及び吹出口モードを切り替えるための吹出口切替スイッチ65、66、67、68、及び69である。
このうちFULLスイッチ60は、エバポレータ45による空気冷却度合をフロストする限界まで下げるフルモードを指令するエアコンスイッチである。また、A/Cスイッチ61は、燃料経済性(省燃費性)を優先して圧縮機41をON、OFFするエコノミーモードを指令するエアコンスイッチである。
さらに、風量切替レバー64は、レバー位置がOFFの場合に、ブロワモータ32への通電を停止する(ブロワレベル0)。また、レバー位置がAUTOの場合には、ブロワモータ32に印加するブロワ電圧(ブロワレベル)、つまりブロワ風量を自動制御する。
さらに、レバー位置がLo、ME、HIの場合には、それぞれブロワモータ32に印加するブロワ電圧(ブロワレベル)を4V(ボルト)の最小値(最小風量)、中間値(中間風量)、12Vの最大値(最大風量)に固定する。
そして、吹出口切替スイッチ65〜69には、FACEモードに固定するためのフェイス(FACE)スイッチ65、B/Lモードに固定するためのバイレベル(B/L)スイッチ66、FOOTモードに固定するためのフット(FOOT)スイッチ67、F/Dモードに固定するためのフットデフ(F/D)スイッチ68、およびDEFモードに固定するためのデフロスタ(DEF)スイッチ69等がある。
そして、各種センサとは、図3に示したように、車室内の空気温度(以下内気温度と言う)を検出する内気温度センサ(内気温度検出手段)71、車室外の空気温度(以下外気温度と言う)を検出する外気温度センサ(外気温度検出手段)72、車室内に照射される日射量を検出する日射センサ(日射検出手段)73、およびエバポレータ45の空気冷却度合を検出するエバポレータ後温度センサ(冷却度合検出手段)74、ヒータコア51に流入するエンジン冷却水の温度(冷却水温)を検出する冷却水温度センサ(冷却水温検出手段)75、及び冷凍サイクル40の高圧圧力(凝縮圧力、吐出圧力)を検出する冷媒圧力センサ76等がある。
このうち、内気温度センサ71は、本発明の空調負荷検出手段に相当するものである。なお、空調負荷検出手段としては、その他に外気温度センサ72、日射センサ73、冷却水温度センサ75、冷媒圧力センサ76、車速センサ、車両への乗車人数を検出するセンサ等を使用することができる。
また、内気温度センサ71、外気温度センサ72および冷却水温度センサ75は、具体的にはサーミスタが使用されている。
そして、図1のエバポレータ後温度センサ74は、エバポレータ45の冷却温度を検出する冷却温度検出手段であり、具体的にはエバポレータ45より吹き出した吹出温度、つまりエバポレータ45を通過した直後の空気温度(以下エバポレータ後温度と言う)を検出するサーミスタ等のエバポレータ後温度検出手段である。
そして、エアコンECU7の内部には、図示しないCPU、ROM、RAM、タイマー回路等からなるマイクロコンピュータが設けられ、各種センサ71〜76からのセンサ信号は、エアコンECU7内の図示しない入力回路によってA/D変換された後にマイクロコンピュータに入力されるように構成されている。
なお、エアコンECU7は、ハイブリッド自動車5のイグニッションスイッチが投入(オン)されたときに、バッテリ4(図2)から直流電源が供給されて作動する。
(第1実施形態の制御方法)次に、本実施形態のエアコンの制御方法を図5ないし図8に基づいて説明する。ここで、図5はエアコンECU7による基本的な制御処理を示したフローチャートである。
先ず、イグニッションスイッチがON(オン)されてエアコンECU7に直流電源が供給されると、図5のルーチンが起動され、各イニシャライズおよび初期設定を行う(ステップS1)。
次に、FULLスイッチ60(図4)、A/Cスイッチ61、吸込口切替スイッチ62、温度設定レバー63、風量切替レバー64および吹出口切替スイッチ65〜69等の各種スイッチからスイッチ信号を読み込む(ステップS2)。
次に、内気温度センサ71(図3)、外気温度センサ72、日射センサ73、エバポレータ後温度センサ74、冷却水温度センサ75および冷媒圧力センサ76等の各種センサからセンサ信号をA/D変換した信号を読み込む(ステップS3)。
次に、予めROMに記憶された下記の数式1に基づいて車室内に吹き出す空気の目標吹出温度(TAO)を算出する(ステップS4)。
(数式1)TAO=Kset×Tset−Kr×TR−Kam×TAM−Ks×TS+C
ここで、Tsetは温度設定レバー63(図4)にて設定した設定温度、TRは内気温度センサ71にて検出した内気温度、TAMは外気温度センサ72にて検出した外気温度、TSは日射センサ73にて検出した日射量である。また、Kset、Kr、KamおよびKsはゲインで、Cは補正用の定数である。
次に、図5のステップS5のブロワ電圧決定ステップS5に進む。このステップS5の詳細は図6の通りである。風量切替レバー64(図4)のレバー位置がAUTOの自動運転の場合には、予めROMに記憶された特性図(図6)から、目標吹出温度(TAO)に対応する仮のブロワ電圧(ブロワレベル)を図6のステップS51で決定する。
次に、ステップS52に進み、風量切替レバー64のレバー位置がOFF、Lo、MEまたはHIのようにマニュアル操作された場合には、レバー位置に応じた風量に固定され、レバー位置がLoの場合は上述のようにブロワ電圧は4Vとなる。つまり、マニュアル操作でレバー位置がLoとされたときは、自動運転のときのステップS52における圧縮機回転数が4000rpmのときと同じレベルまで強制的にブロワ電圧の最小値(MINブロワ電圧)を絞り込む。
これによってブロワ風量が気になる乗員に対して、適切にブロワ風量を制限することが出来る。なお、風量切替レバー64のレバー位置がMEからHIのようにマニュアル操作された場合には、MINブロワ電圧は4ボルトを超える電圧から12ボルトまでの所定値に設定される。
一方、自動運転のときは、ステップS52において後述する目標圧縮機回転数IVOnまたはIVOを圧縮機回転数として最小ブロワ電圧(MINブロワ電圧)をステップS52のマップを用いて演算する。
次に、実際にブロワモータ32(図3)に印加する実のブロワ電圧をステップS53で決定する。即ち、ステップS53では、上記仮のブロワ電圧と上記最小ブロワ電圧(MINブロワ電圧)を比較し、大きい方を実のブロワ電圧として送風機制御に用いる。なお、この一連の実のブロワ電圧の演算は、後述する図5のステップS8で、目標圧縮機回転数IVOnまたはIVOを求めた直後に行っても良い。
次に、予めROMに記憶された特性図(図7)から、目標吹出温度(TAO)に対応する吸込口モードを決定する(図5のステップS6)。ここで、吸込口モードの決定においては、目標吹出温度(TAO)が低い温度から高い温度にかけて、内気循環モード、内外気導入(半内気)モード、外気導入モードとなるように決定される。
なお、内気循環モードとは、図1の内外気切替ドア13を二点鎖線位置に設定して、内気を内気吸込口11から吸い込む吸込口モードである。また、内外気導入モードとは、内外気切替ドア13を中間位置に設定して、内気を内気吸込口11から吸い込むと共に外気を外気吸込口12から吸い込む吸込口モードである。
さらに、外気導入モードとは、内外気切替ドア13を図1の実線位置に設定して、外気を外気吸込口12から吸い込む吸込口モードである。
次に、吹出口モードは、図4に示したコントロールパネルP上のFACEスイッチ65、B/Lスイッチ66、FOOTスイッチ67、F/Dスイッチ68またはDEFスイッチ69のいずれかの吹出口切替スイッチにより設定された吹出口モードに設定される。なお、目標吹出温度(TAO)に対応して吹出口モードを自動決定するようにしても良い。
次に、予めROMに記憶された下記の数式2に基づいて、A/Mドア52(図1)の目標ドア開度(SW)を算出する(ステップS7)。
(数式2)SW={(TAO−TE)/(TW−TE)}×100(%)
ここで、TAOはステップS4で算出した目標吹出温度で、TEはエバポレータ後温度センサ74にて検出したエバポレータ後温度で、TWは冷却水温度センサ75にて検出した冷却水温度である。
そして、SW≦0(%)として算出されたとき、A/Mドア52は、エバポレータ45からの冷風の全てをヒータコア51から迂回させる位置(MAX・COOL位置)に制御される。また、SW≧100(%)として算出されたとき、A/Mドア52は、エバポレータ45からの冷風の全てをヒータコア51へ通す位置(MAX・HOT位置)に制御される。さらに、0(%)<SW<100(%)として算出されたとき、A/Mドア52は、エバポレータ45からの冷風の一部をヒータコア51に通し、冷風の残部をヒータコア51から迂回させる位置に制御される。
次に、図5のステップS8の詳細を示す図8のサブルーチンが起動して、FULLスイッチ60(図4)またはA/Cスイッチ61がONされている時に、目標吹出温度TAO、目標エバポレータ後温度TEO等に基づいて、圧縮機41の目標圧縮機回転速度(IVOnまたはIVO)を設定する。
次に、図5のステップS9で、上述の各ステップS5〜ステップS8にて算出または決定した各制御状態が得られるように、アクチュエータ14(図3)、22、53、ブロワ駆動回路33およびエアコン用インバータ47に対して制御信号を出力する。
ここで、冷却水温度センサ75(図1)にて検出した冷却水温度TW(図3)が第1所定値(例えば60℃)以下に低下したらエンジンECU9に対してエンジン作動要求(E/GON)信号を出力し、冷却水温度センサ75にて検出した冷却水温度TWが第1所定値よりも高温の第2所定値(例えば85℃)以上に上昇したらエンジンECU9に対してエンジン停止要求(E/GOFF)信号を出力するようにしても良い。
次に、図5のステップS10で、制御サイクル時間t(例えば0.5秒間〜2.5秒間)が経過したか否かを判定する。この判定結果がNOの場合には、ステップS10の判定処理を繰り返し、また、判定結果がYESの場合には、ステップS2の制御処理に戻る。
次に、圧縮機41の制御状態の決定制御、所謂圧縮機制御を図8に基づいて説明する。ここで、図8はエアコンECUによる圧縮機制御を示したフローチャートである。
以下、図8に示すフローチャートについて述べる。図5のステップS7の次に開始される圧縮機回転数制御の演算は、1秒に1回演算される。
図8のステップS20では、図4のコントロールパネルPのエアコンスイッチ61が投入されているか否か、またはデフロスタスイッチ69が投入されているか否かに基づいて、圧縮機41を稼動させる必要があるか否かを判定し、圧縮機41を稼動させる必要がない場合には、YESとなって、目標圧縮機回転数IVOを0rpmとする(ステップS21)。
一方、圧縮機41を稼動させる必要があると判定された場合には、NOとなって、圧縮機41を停止状態から起動させる時であるか否か、つまり前回の目標圧縮機回転数IVOn-1が0rpmであるか否かを判定する(ステップS22)。
この判定の結果、圧縮機41を停止状態から起動させる時、つまり前回の目標圧縮機回転数IVOn-1が0rpmである場合には、YESと判定され、空調負荷の大きさを示す目標吹出温度TAOに基づいて、目標圧縮機回転数IVOnを決定する(ステップS23)。
また、圧縮機41を停止状態から起動させる時でない、つまり前回の目標圧縮機回転数IVOn-1が0rpmでない場合には、ステップS22で判定がNOとなる。この場合には、目標吹出温度TAOから周知のマップ演算で目標エバポレータ後温度TEOを算出し、この目標エバポレータ後温度TEOに基づいて目標圧縮機回転数IVOを算出する(S24〜S27)。
具体的には、目標圧縮機回転数IVOは、目標エバポレータ後温度TEOと、エバポレータ後温度センサ74(図1)にて検出した実際のエバポレータ後温度TEとの偏差En、及び偏差変化率Edotをパラメータとして、下記数式3、数式4に基づいて決定する。
(数式3)
En=TEO−TE
(数式4)
Edot=En−En-1
ここで、En-1は偏差Enの前回の値であり、偏差Enは1秒毎に更新されるため、前回の偏差En-1は偏差Enに対して1秒前の値となる。
そして、ROMに記憶された所定のメンバーシップ関数及びファジールールに基づいて、上記で算出した偏差En及び偏差変化率Edotにおける目標増加回転数Δf(rpm)を算出する。このように、上記偏差Enと偏差変化率Edotを求めて、更にメンバーシップ関数及びファジールールに基づいて目標増加回転数Δfを求める方法は、上記特許文献1(特開2001−26214号公報)にも書かれている。
ここで、この目標増加回転数Δfとは、前回の目標圧縮機回転数IVOn-1、すなわち1秒前の目標圧縮機回転数IVOn-1に対して増減する圧縮機41の回転数のことである。
次に、ステップS27において、先回の目標圧縮機回転数IVO(n-1)に対し、ステップS26で算出した今回変化分Δfを加算し、今回の圧縮機制御量となる目標圧縮機回転数IVOを演算する。
次に、前述したように、図5のステップS5〜ステップS8にて算出または決定した各制御状態が得られるように、制御信号を出力する(ステップS9)。
更に、制御信号を出力してから制御サイクル時間t(例えば0.5秒間〜2.5秒間)が経過したか否かを判定する(ステップS10)。この判定結果がYESの場合には、ステップS2の制御処理に戻る。
なお、上記第1実施形態では、ステップS24〜S27で圧縮機回転数制御手段を構成し、仮のブロワ制御値を算出する手段となるステップS51と、最小ブロワ制御値算出手段となるステップS52と、実のブロワ制御値算出手段となるステップS53とで自動ブロワ算出手段S51、S52、及びS53を構成している。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態について説明する。なお、以降の実施形態においては、上述した第1実施形態と同一の構成要素には同一の符号を付して説明を省略し、異なる構成および特徴について説明する。上記第1実施形態では、制御量となる目標圧縮機回転数IVOは、目標エバポレータ後温度TEOと、エバポレータ後温度センサ74にて検出した実際のエバポレータ後温度TEとの偏差En、及び偏差変化率Edotにパラメータとして、上記数式に基づいて決定した。
しかし、この第2実施形態は、目標低圧側圧力PSO(詳細は後述する)と、低圧側圧力センサで測定した実低圧側圧力PSに基づいて、目標圧縮機回転数IVOを算出するものである。そしてこの場合は図1及び図3において圧縮機低圧側に破線で示したように、低圧側圧力センサPS91を設ける。
図8を援用して説明すれば、この第2実施形態では、ステップS24〜ステップS27において、目標エバポレータ後温度TEOの代わりに後述する目標低圧側圧力PSOを用い、実際に測定したエバポレータ後温度TEの代わりに図1の低圧側圧力センサPS91で測定した実低圧側圧力PSの値を使用して目標圧縮機回転数IVOを算出する。
上記目標低圧側圧力PSOは、図4の温度設定手段となる温度設定レバー63にて設定された設定温度Tsetと、図9及び図10のマップとに基いて設定されたものである。
そして、内気温度センサ71(図3)で測定した内気温度TRが設定温度Tsetより高い冷房運転時は、図9のマップで目標低圧側圧力PSOが設定される。一方、暖房時には図10のマップで目標低圧側圧力PSOが設定される。
なお、暖房時は目標低圧側圧力PSOを制御パラメータにすることにより、間接的に圧縮機高圧側の冷媒圧力を制御しているので、冷凍サイクル40の高圧圧力(凝縮圧力、吐出圧力)を検出する冷媒圧力センサ76(図1)の値で制御することも出来る。
具体的には、仮の目標圧縮機回転数IVOは、目標冷媒圧力情報となる特に目標低圧側圧力PSOと実際に図1の低圧側圧力センサPS91で測定した実冷媒圧力情報となる実低圧側圧力PSの検出圧力との偏差En、及び偏差変化率Edotをパラメータとする。そして、これらのパラメータは、下記数式5、数式6に基づいて決定する。
(数式5)En=PSO−PS
(数式6)Edot=En−En-1
ここで、En-1は、偏差Enの前回の値である。偏差Enは1秒毎に更新されるため、前回の偏差En-1は、偏差Enに対して1秒前の値となる。
そして、ROMに記憶された所定のメンバーシップ関数、及びルールに基づいて、上記で算出した偏差En及び偏差変化率Edotにおける目標増加回転数Δf(rpm)を算出する(ステップS26)。
ここで、この目標増加回転数Δfは、前回の目標圧縮機回転数IVOn-1、すなわち1秒前の目標圧縮機回転数IVOn-1に対して増減する圧縮機41の回転数のことである。
そして、ステップS27にて、仮の目標圧縮機回転数IVOを数式7に基づいて決定する。
(数式7)仮のIVO=IVO(n-1)+Δf
このように、図8のステップS27において、先回の目標圧縮機回転数IVO(n-1)に対し、ステップS26で算出した今回変化分Δfを加算し、今回の目標圧縮機回転数IVOを演算し、ステップS9に進む。
(その他の実施形態)
本発明は上述した実施形態にのみ限定されるものではなく、次のように変形または拡張することが出来る。例えば上述の実施形態では、圧縮機が電動モータによって駆動され、バッテリから車両を走行させる走行用モータに電力を供給する電気自動車用の空調装置に本発明を適用した。
これは、特にこの種の車両の室内が静かであることに起因しているが、近年の内燃機関は静粛化の傾向にあり、電気自動車用空調装置に限らず、その他の車両用空調装置に、本発明を適用可能である。
本発明の第1実施形態におけるエアコン制御システムの全体概略構成を示す模式図である。 上記実施形態におけるハイブリッド自動車の概略構成を示す模式図である。 上記実施形態におけるエアコン制御システムの制御系を示すブロック図である。 上記実施形態におけるエアコン操作パネルを示す正面図である。 上記実施形態におけるエアコンECUによる基本的な制御処理を示すフローチャートである。 上記実施形態におけるブロワ電圧を決定するステップの詳細を示すフローチャートである。 上記実施形態における目標吹出温度と吸込口モードとの関係を示した特性図である。 上記実施形態におけるコンプレッサ制御の詳細を示すフローチャートである。 第2実施形態で用いる冷房運転時の設定温度と目標低圧側圧力の関係を示す特性図である。 第2実施形態で用いる暖房運転時の設定温度と目標低圧側圧力の関係を示す特性図である。
符号の説明
7 空調制御手段(エアコンECU)
S24〜S27 圧縮機回転数制御手段
30 送風機
41 圧縮機
45 熱交換器(エバポレータ)
S51 仮のブロワ制御値を算出する手段
S52 最小ブロワ制御値算出手段
S53 実のブロワ制御値算出手段
S51,S52、S53 自動ブロワ制御手段
64 風量をマニュアルモードで設定する手段
74 エバポレータ後温度センサ
En 偏差
IVOn、IVO 目標圧縮機回転数(圧縮機の回転数)
Lo 最低風量
PSO 目標冷媒圧力情報
PS 実冷媒圧力情報
PS91 低圧側圧力センサ
TEO 目標エバポレータ後温度
TE 実際のエバポレータ後温度
Tset 設定温度

Claims (6)

  1. 車室内を空調し内部に冷媒が流れる熱交換器(45)と、
    前記熱交換器(45)を介して空調風を前記車室内に送風する送風機(30)と、
    前記熱交換器に冷媒を供給する圧縮機(41)と、
    空調制御手段(7)を備え、
    該空調制御手段(7)は、
    前記車室内の熱負荷に応じて前記圧縮機の回転数を求める圧縮機回転数制御手段(S24〜S27)と、
    前記熱負荷と前記圧縮機回転数制御手段(S24〜S27)で求められた前記圧縮機の回転数とに応じて前記送風機(30)のブロワ風量を制御し前記熱負荷が同じ場合は前記圧縮機の回転数が高いほど前記ブロワ風量を多くする自動ブロワ制御手段(S51、S52、及びS53)とを備えることを特徴とする車両用空調装置。
  2. 前記自動ブロワ制御手段(S51、S52、及びS53)は、
    前記車室内の熱負荷に応じて前記送風機(30)の仮のブロワ制御値を算出する手段(S51)と、
    前記圧縮機回転数制御手段(S24〜S27)にて求められた前記圧縮機の回転数が高いほど前記ブロワ風量が大きくなるように最小ブロワ制御値を算出する最小ブロワ制御値算出手段(S52)と、
    算出された前記最小ブロワ制御値と前記仮のブロワ制御値とから、すくなくとも前記最小ブロワ制御値以上の実のブロワ制御値を算出する実のブロワ制御値算出手段(S53)とを備えることを特徴とする請求項1に記載の車両用空調装置。
  3. 前記自動ブロワ制御手段(S53)は、算出された前記最小ブロワ制御値と仮のブロワ制御値のうち大きい方を実のブロワ制御値とすることを特徴とする請求項2に記載の車両用空調装置。
  4. 更に、前記送風機(30)の風量をマニュアルモードで設定する手段(64)を備え、このマニュアルモードにおいて最低風量(Lo)が選択されたときは、前記自動ブロワ制御手段(S51、S52、及びS53)が制御するよりも前記ブロワ風量を小さくすることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の車両用空調装置。
  5. 前記熱負荷に応じて前記圧縮機(41)の回転数を求める圧縮機回転数制御手段(S24〜S27)は、目標エバポレータ後温度(TEO)と、エバポレータ後温度センサ(74)にて検出した実際のエバポレータ後温度(TE)との偏差(En)に基づいて、前記圧縮機(41)の回転数を演算することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の車両用空調装置。
  6. 前記熱負荷に応じて前記圧縮機(41)の回転数を求める圧縮機回転数制御手段(S24〜S27)は、前記圧縮機の冷媒の圧力に関する目標冷媒圧力情報(PSO)と実冷媒圧力情報(PS)との偏差(En)に基づいて、前記圧縮機(41)の回転数を演算することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の車両用空調装置。
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