JP2010120259A - ファイル - Google Patents
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Abstract
【課題】被綴込物を綴じ込み易いファイルを提供する。
【解決手段】表表紙2と裏表紙4とが対向するように折曲可能なファイル本体5を備える。このファイル本体5に綴じ具8を設ける。この綴じ具8は、ファイル本体5を折曲した状態にて裏表紙4の内側面から表表紙2側へ突出し被綴込物の綴じ孔に挿通可能な棒状の綴じピン部材6と、被綴込物を綴じ込み可能な位置に配置するガイド部材7とを有する。また、表表紙2に綴じピン部材6と係合可能な係合孔12を設ける。綴じピン部材6の先端部近傍に係合孔12を取り外し可能に係止できる係止部13を設ける。ガイド部材7は、ファイル本体5を折曲した状態にて背表紙3に略平行な縦ガイド部15と、この縦ガイド部15に略垂直でありかつファイル本体5が折曲された状態にて裏表紙4に略垂直な横ガイド部16とを有する。
【選択図】図1
【解決手段】表表紙2と裏表紙4とが対向するように折曲可能なファイル本体5を備える。このファイル本体5に綴じ具8を設ける。この綴じ具8は、ファイル本体5を折曲した状態にて裏表紙4の内側面から表表紙2側へ突出し被綴込物の綴じ孔に挿通可能な棒状の綴じピン部材6と、被綴込物を綴じ込み可能な位置に配置するガイド部材7とを有する。また、表表紙2に綴じピン部材6と係合可能な係合孔12を設ける。綴じピン部材6の先端部近傍に係合孔12を取り外し可能に係止できる係止部13を設ける。ガイド部材7は、ファイル本体5を折曲した状態にて背表紙3に略平行な縦ガイド部15と、この縦ガイド部15に略垂直でありかつファイル本体5が折曲された状態にて裏表紙4に略垂直な横ガイド部16とを有する。
【選択図】図1
Description
本発明は、例えば書類や収納ホルダ等の一側縁部に綴じ孔が形成された被綴込物を綴じ込むためファイルに関する。
従来、このようなファイルとしては、表表紙と背表紙と裏表紙とが連設されたファイル本体と、前記表表紙と前記裏表紙との間に配置された綴じ込み手段と、この綴じ込み手段に保持された見出し片とを備え、前記綴じ込み手段は、前記裏表紙に支持されて前記表表紙側に向けられるピン軸と、前記表表紙側に設けられて前記ピン軸に係脱可能なスナップとを有する構成のものが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
特許第2814968号公報(第1−3頁、図2、図4)
しかしながら、上述した構成のファイルでは、被綴込物を綴じ込む際に、被綴込物を綴じ込み可能な位置に配設し難く、特に、複数の被綴込物を綴じ込む場合には、綴じ込まれる各被綴込物の相対的な位置関係がずれてしまうことにより、各被綴込物のそれぞれの綴じ孔の互いの位置がずれてしまい、ずれたまま綴じ孔にピン軸を挿通させようとすると、一部の被綴込物において、綴じ孔の範囲をはみ出した箇所にピン軸が挿通されようとすることにより、一部の綴じ孔が拡がってしまったり、所望しない綴じ孔にピン軸が挿通されてしまったりしてしまい、前記被綴込物を好適に綴じ込み難い問題が考えられる。
本発明はこのような点に鑑みなされたもので、被綴込物を綴じ込み易いファイルを提供する。
本発明は、表表紙と、背表紙と、裏表紙とが順次連設され、前記表表紙と前記裏表紙とが対向するように折曲可能なファイル本体と、このファイル本体に設けられた綴じ具とを備え、一側縁部に綴じ孔が形成された被綴込物を綴じ込むファイルであって、前記綴じ具は、前記ファイル本体を折曲した状態にて前記表表紙および前記裏表紙のいずれか一方の表紙の内側面から他方の表紙側へ突出し、前記被綴込物の前記綴じ孔に挿通可能な棒状の綴じピン部材と、前記被綴込物を綴じ込み可能な位置に配置するガイド部材とを有し、前記他方の表紙は、前記ファイル本体を折曲した状態にて前記綴じピン部材に対向する位置に前記綴じピン部材と係合可能な係合孔が設けられ、前記綴じピン部材は、先端部近傍に前記係合孔を取り外し可能に係止できる係止部が設けられ、前記ガイド部材は、前記ファイル本体を折曲した状態にて前記背表紙に略平行な縦ガイド部と、この縦ガイド部に略垂直でありかつ前記ファイル本体が折曲された状態にて前記一方の表紙に略垂直な横ガイド部とが設けられているものである。
本発明によれば、綴じ具は、ファイル本体を折曲した状態にて背表紙に略平行な縦ガイド部と、この縦ガイド部に略垂直でありかつ前記ファイル本体が折曲された状態にて一方の表紙に略垂直な横ガイド部とが設けられたガイド部材を有することにより、被綴込物を綴じ込む際に、被綴込物を前記縦ガイドと前記横ガイドとによって綴じ込み可能位置に配置できるので、前記被綴込物を綴じ込み易い。
以下、本発明の一実施の形態の構成について図1ないし図4を参照しながら詳細に説明する。
図1に示すファイル1は、例えば、書類や収納ホルダ等の一側部に綴じ孔が形成された図示しない被収納物を綴じ込むためのものである。
ファイル1は、略矩形状の表表紙2と、略細長矩形状の背表紙3と、略矩形状の裏表紙4とが順次一体に連設されたファイル本体5を備えている。また、このファイル本体5には、一体に形成された綴じピン部材6およびガイド部材7を有する綴じ具8が設けられている。
ファイル本体5は、例えば合成樹脂等にて形成され、折曲線11a,11b,11c,11dが配設されている。折曲線11aは、表表紙2と背表紙3とを区切り、折曲線11bは、背表紙3と裏表紙4とを区切っている。また、裏表紙4の折曲線11bと折曲線11cとの間に綴じ具8が設けられている。
ファイル本体5は、綴じ具8が設けられた面が内側となり、表表紙2と裏表紙4とが対向するように折曲線11a,11bにて折曲可能である。このように折曲した状態で、例えばデスクや棚等に収納される。また、折曲線11cにて裏表紙4を外側へ折曲可能であり、折曲線11dにて表表紙2を外側へ折曲可能である。
表表紙2は、ファイル本体5を折曲線11a,11bで折曲した状態にて、綴じピン部材6の先端縁と対向する位置に係合孔12が設けられている。係合孔12は、略円形状であり、綴じ具8の綴じピン部材6と係合可能である。
図2に示すように綴じ具8は、例えば合成樹脂等にて形成され、ファイル本体5を折曲した状態にて、裏表紙4の内側面から表表紙2側へ突出するように形成された綴じピン部材6を有している。この綴じピン部材6は、フランジ部6aと支柱部6bと係止部13とを有し、フランジ部6aの外径は、係合孔12の内径よりやや大きく、支柱部6bの外径は、係合孔12の内径より著しく大きく構成された略円柱状である。また、綴じピン部材6は、係合孔12と係合可能であり、かつ、被綴込物の綴じ孔に挿通可能である。さらに、係止部13の外径は、フランジ部6aの外径および支柱部6bの外径より小さく、かつ、係合孔12の内径より小さい。このような係止部13は、綴じピン部材6が係合孔12に係合した状態にて、係合孔12を取り外し可能に係止できる。
綴じピン部材6の裏表紙4側である基端部の周囲には、略矩形状の綴じピンベース部14が、綴じピン部材6と一体に設けられている。
綴じ具8は、裏表紙4の内面側における背表紙3に隣接する側部の両端部、すなわち、裏表紙4の内面側における背表紙3側の両角部にガイド部材7が設けられている。このガイド部材7は、被綴込物を、ファイル1にて綴じ込み可能位置、すなわち、綴じピン部材6が被綴込物の綴じ孔を挿通可能な位置に配置させる。
ガイド部材7には、ファイル本体5を折曲した状態にて背表紙3に略平行であり、かつ、ファイル本体5を折曲した状態にて裏表紙4の内側面からこの裏表紙4に対して略垂直に形成された略矩形板状の縦ガイド部15が設けられている。また、ガイド部材7には、縦ガイド部15に略垂直であり、かつ、ファイル本体5を折曲した状態にて裏表紙4の内側面からこの裏表紙4に対して略垂直に形成された突設された略矩形板状の横ガイド部16が設けられている。
また、ガイド部材7は、縦ガイド部15および横ガイド部16における裏表紙4とは反対側の先端部に、板状の規制部17が一体に接続されている。この規制部17は、ファイル本体5を折曲した状態にて表表紙2および裏表紙4に略平行であり、縦ガイド部15の一部と横ガイド部16の一部とに規制部17の2辺が接している。さらに、規制部17の縦ガイド部15と横ガイド部16の一部とに接しない辺が段状の線を形成している。
さらに、ガイド部材7は、縦ガイド部15および横ガイド部16の裏表紙4側の基端部に略矩形板状のガイドベース部18が一体に形成されている。このガイドベース部18は、裏表紙4に略平行に形成され、規制部17の延長線上には、この規制部17と同様の形状の切込19が形成されている。
そして、ガイド部材7は、縦ガイド部15、横ガイド部16、規制部17およびガイドベース部18にて一部を省略した箱状、すなわち、6つの面にて形成された箱体の隣接する2面が省略され、この2面に隣接する1面の一部が切り欠かれた形状に形成されている。
したがって、綴じ具8にて被綴込物を綴じ込むと、図3に示すように、二点鎖線で示す被綴込物の角部を縦ガイド部15、横ガイド部16、規制部17およびガイドベース部18にて囲むような状態になる。
綴じピンベース部14とガイドベース部18との間には、綴じピンベース部14およびガイドベース部18より幅方向の長さが短い細長板状の連結部20が形成され、この連結部20により綴じピン部材6とガイド部材7とが連結されて一体に形成されている。また、綴じピンベース部14および連結部20の背表紙3側の端部には、縦ガイド部15に接続するベース規制部21が一体に形成されている。
綴じ具8は、綴じピンベース部14、ガイドベース部18および連結部20にて裏表紙4の折曲線11b,11c間に例えば接着剤や溶着等により接合されている。
図4はファイル1に二点鎖線で示す被綴込物が綴じ込まれた状態を示す部分断面図であるが、図4に示すように、ファイル1は、二点鎖線で示す被綴込物の綴じ孔に綴じピン部材6を挿通させ、ファイル本体5が折曲線11a,11bにて折曲され、かつ、綴じピン部材6と係合孔12との係合が係止部13にて係止されて被綴込物が綴じ込まれて保持される。またこのような状態で例えば棚やデスク等に収納される。
次に、上記一実施の形態の作用および効果を説明する。
ファイル1に被綴込物を綴じ込む際には、ファイル本体5を折曲線11a,11bにて折曲された状態から広げた状態にする。
この際、綴じ具8の綴じピン部材6とファイル本体5の係合孔12とが係合し、この係合状態を係止部13にて係止されているので、一定範囲以上ファイル本体5を広げると、係止部13の係止力によりファイル本体5が広がり難くなるが、そのまま係止部13の係止力に抗してファイル本体5を広げることにより、係止部13による係止を解除する。
また、係止部13による係止を解除するとともに、綴じピン部材6と係合孔12との係合を解除し、図1に示すようなファイル本体5を広げた状態にする。
被綴込物の角部をガイド部材7に合わせるように被綴込物を配設する。すなわち、図3に示すように、規制部17とガイドベース部18との間に被綴込物の角部を挿入し、被綴込物の綴じ孔側の一側部を縦ガイド部15に合わせ、この一側部の交差方向に延びる端部を横ガイド部16に合わせるように、被綴込物を裏表紙4上に配設する。
また、被綴込物を裏表紙4上へ配設するとともに、綴じピン部材6に被綴込物の綴じ孔を挿通する。
ファイル本体5を折曲線11a,11bにて折曲し、ファイル本体5の係合孔12に綴じピン部材6を挿入して綴じピン部材6と係合孔12とを係合させる。この際、綴じピン部材6の外径は、係合孔12の内径よりよりやや大きいので、ファイル本体5の係合孔12近傍を綴じピン部材6側へ押圧するように押し込み、係合孔12の内径を拡げてフランジ部6aを乗り越えさせて、綴じピン部材6と係合孔12とを係合する。
また、綴じピン部材6と係合孔12との係合と一連して、係合孔12を綴じピン部材6の係止部13の位置まで押し下げると、係合孔12は、係合孔12の内径が拡げられる前の状態に戻り、図4に示すように係止部13にて係合孔12を係止し、被綴込物が綴じ込まれた状態を保持する。
なお、支柱部6bの外径は係合孔12の内径より著しく大きいため、係合孔12の内径を支柱部6bの外径よりも大きく拡げることはできず、係合孔12を支柱部6bに沿って係止部13より基端部側へ押し下げることはできないため、係止部13にて係合孔12を係止した状態が維持される。
ファイル1に綴じ込まれた被綴込物と取り外す際には、係止部13の係止力に抗してファイル本体5を広げ、係止部13の係止を解除するとともに、係合孔12の径を拡げてフランジ部6aを乗り越えさせて綴じピン部材6を係合孔12から抜き、綴じピン部材6と係合孔12との係合を解除する。
被綴込物は、綴じ孔に綴じピン部材6が挿通されているだけの状態であるので、被綴込物を取り外す。
そして、このようなファイル1によれば、綴じ具8は、ファイル本体5を折曲した状態にて背表紙3に略平行な縦ガイド部15と、この縦ガイド部15に略垂直でありかつファイル本体5が折曲された状態にて、裏表紙4に略垂直な横ガイド部16とが設けられたガイド部材7を有していることにより、被綴込物を綴じ込む際に、縦ガイド部15に被綴込物における綴じ孔側の一側部を合わせ、横ガイド部16に被綴込物における一側部の交差する方向にのびる端部を合わせることによって、被綴込物を綴じ込み可能位置、すなわち、被綴込物の綴じ孔に綴じピン部材6が挿通可能な位置に配置できる。したがって、被綴込物を綴じ込む際に、被綴込物を正確な位置に配置した状態を保持でき、被綴込物を綴じ込み易い。
特に、一側部に複数の綴じ孔が設けられた被綴込物は、各綴じ孔に綴じピン部材6を挿通可能であるので、複数の被綴込物を順次綴じ込む際には、綴じピン部材6に挿通する綴じ孔を間違え、綴じ込まれた各被綴込物同士の相対位置がずれてしまうおそれがあるが、縦ガイド部15および横ガイド部16にて各被綴込物を同様に綴じ込み可能位置に配置できるので、各被綴込物の同じ綴じ孔に綴じピン部材6を挿通でき、順次綴じ込まれる各被綴込物を正確に綴じ込み易い。
また、複数の被綴込物を同時に綴じ込む際には、縦ガイド部15および横ガイド部16にて複数の被綴込物の位置を揃えることができ、複数の被綴込物同士の位置を揃えた状態で、複数の被綴込物の綴じ孔に綴じピン部材6を挿通できるので、被綴込物を綴じ込み易い。
さらに、綴じピン部材6と係合孔12とを係合し、係合孔12を係止部13にて係止する際や、係止部13による係止を解除して綴じピン部材6と係合孔12との係合を解除する際に、縦ガイド部15および横ガイド部16にて被綴込物を保持できるので、被綴込物を容易に綴じ込むことができる。
また、綴じ具8は、裏表紙4の内面側における背表紙3に隣接する側部の両端部にガイド部材7を有することにより、被綴込物の綴じ孔側の一側部の両端部にて、被綴込物の位置を合わせることができるので、被綴込物をより確実に綴じ込み可能位置に配置できる。
ファイル本体5に折曲線11c,11dが設けられることにより、ファイル1に被綴込物を綴じ込み、係合孔12を係止部13にて係止した状態にて、折曲線11cにて裏表紙4を外側へ折曲でき、折曲線11dにて表表紙2を外側へ折曲できるので、ファイル1の被綴込物を閲覧、検索し易い。
ガイド部材7には、縦ガイド部15および横ガイド部16における裏表紙4とは反対側の端部に接続され、裏表紙4と略平行な規制部17が設けられていることにより、綴じピン部材6に綴じ孔が挿通された被綴込物の裏表紙4の対向方向への移動を規制でき、被綴込物が綴じ込み可能な位置に配置された状態を保持できる。
特に、係止部13による係合孔12の係止状態を解除する際には、係止力に抗してファイル本体5を広げるため、係止が解除される際の衝撃等にて被綴込物が移動して綴じピン部材6から抜け落ちてしまうおそれがあるが、規制部17により、被綴込物の移動を規制できるので、被綴込物が綴じピン部材6から抜け落ちることを防止できる。
また、規制部17により綴じ込まれる被綴込物の量を規制できるので、被綴込物を綴じ込み過ぎることにより、これらの被綴込物の厚みでファイル1が膨らみ外観を損ねることを防止できる。
ガイド部材7には、縦ガイド部15および横ガイド部16に一体的に形成されたガイドベース部18が設けられていることにより、ガイド部材7が一部を省略した箱状に形成されるので、ファイル1の背表紙3側の角部、すなわち、背表紙3の長手方向の両端部近傍の強度を向上できる。したがって、例えばファイルがデスクや棚等に収納された状態では、ファイル1の背表紙3側の角部にファイル1および被綴込物の重量がかかることが想定されるが、ファイル1の背表紙3側の角部をガイドベース部18にて強度が向上したガイド部材7によって補強でき、被綴込物およびファイル本体5の変形を防止できる。
また、ガイドベース部18を大きく形成することにより、このガイドベース部18にてガイド部材7をファイル本体5に接合できるので、ガイド部材7を安定かつ強固に取り付けることができるとともに、ファイル1や被綴込物の重量によるファイル本体5の変形を抑制できる。
綴じピン部材6に綴じピンベース部14が設けられていることにより、綴じピン部材6をファイル本体5に安定かつ強固に取り付けることができるので、被綴込物を確実に綴じ込むことができる。
綴じピンベース部14とガイドベース部18とが、連結部20にて連結されることにより、綴じピン部材6およびガイド部材7のファイル本体5に対する接合面積を大きくできるので、綴じピン部材6とガイド部材7とをより安定かつ強固に取り付けることができる。また、一体に形成された綴じピンベース部14、ガイドベース部18および連結部20にてファイル本体5の強度を向上できるので、例えば、ファイル1を背表紙3の長手方向が上下方向となる状態等にしても、ファイル本体5を撓み難くでき、ファイル本体5および被綴込物の変形や破損を抑制できる。さらに、綴じピンベース部14とガイドベース部18と連結部20とを一体に形成することにより、製造における工数を大幅に削減できる。
綴じピンベース部14および連結部20の背表紙3側の端部にベース規制部21が設けられることにより、裏表紙4から背表紙3方向への被綴込物の位置を縦ガイド部15とともにベース規制部21にて規制して、被綴込物を綴じ込み可能な位置により正確に配置できるとともに、被綴込物の移動も規制できるので、被綴込物をより綴じ込み易くできる。
なお、上記一実施の形態では、綴じピンベース部14、ガイドベース部18および連結部20を裏表紙4に接合することによりファイル本体5に綴じ具8が設けられる構成としたが、このような構成には限定されず、綴じ具8がファイル本体5上に設けられていれば、例えば、縦ガイド部15およびベース規制部21を背表紙3に接合する構成等にてしてもよい。
また、綴じ具8は、表表紙2または裏表紙4における背表紙3に隣接する側部の両端部にガイド部材7を有する構成とすることにより、被綴込物をより確実に綴じ込み可能位置に配置できるので好ましいが、このような構成には限定されず、ガイド部材7は、表表紙2または裏表紙4における背表紙3に隣接する側部の両端部のうち少なくとも一方の端部に設けられていればよい。
ファイル本体5は、表表紙2、背表紙3および裏表紙4が一体に形成された構成には限定されず、別体のシートを接合することにより形成される構成等としてもよい。また、ファイル本体5は、表表紙2と裏表紙4とが対向するように折曲可能であれば、折曲線11a,11bを設ける構成には限定されない。さらに、ファイル本体5に折曲線11c,11dが設けられた構成にすることにより、被綴込物を閲覧、検索し易いので好ましいが、このような構成には限定されず、折曲線11c,11dを設けない構成にしてもよい。
綴じピン部材6は、円柱状の構成には限定されず、棒状であり、被綴込物の綴じ孔および係合孔12に挿通可能な形状であれば、例えば、四角柱状、三角柱状等にて適宜形成できる。
また、綴じピン部材6が係合孔12より大径に形成され、係止部13が係合孔12より小径に形成された構成には限定されず、係止部13にて綴じピン部材6と係合孔12とを取り外し可能に係止できる構成であれ、例えば、綴じピン部材6が係合孔12より小径に形成され、係止部13が係合孔12より大径に形成された構成等でもよい。
また、綴じピン部材6の基端部に綴じピンベース部14が設けられた構成には限定されず、綴じピンベース部14を設けない構成にしてもよい。
ガイド部材7は、規制部17が設けられた構成とすることにより、被綴込物の裏表紙4の対向方向への移動を規制でき、被綴込物が抜け落ちることを防止できるので好ましいが、このような構成には限定されず、規制部17を設けない構成にしてもよい。
また、規制部17を設ける場合は、縦ガイド部15および横ガイド部16の端部に接続された構成には限定されず、縦ガイド部15および横ガイド部16の少なくともいずれか一方に接続されていればよい。
さらに規制部17は、段状に形成された構成には限定されず、例えば、矩形や三角形や円弧状等にて適宜設定できる。
ガイド部材7は、縦ガイド部15および横ガイド部16と一体にガイドベース部18が設けられた構成とすることにより、ファイル1の背表紙3側の角部の強度を向上でき、被綴込物およびファイル本体5の変形を防止できるので好ましいが、このような構成には限定されず、ガイドベース部18を設けない構成としてもよい。
縦ガイド部15および横ガイド部16は、略矩形板状の構成とすることにより、規制部17を形成し易いので好ましいが、このような呼応製には限定されず、縦ガイド部15およおび横ガイド部16は、例えば、三角形の板状や円弧の板状等にて適宜設定できる。また、縦ガイド部15と横ガイド部16とのそれぞれの形状が異なっていてもよい。
綴じ具8は、綴じピンベース部14とガイドベース部18とが連結部20にて連結され、綴じピン部材6とガイド部材7とが、一体に形成された構成には限定されず、連結部20を設けずに、綴じピン部材6とガイド部材7とを別個に形成し、それぞれファイル本体5に接合する構成としてもよい。
また、綴じピンベース部14および連結部20にベース規制部21が設けられた構成には限定されず、ベース規制部21を設けない構成にしてもよい。
1 ファイル
2 表表紙
3 背表紙
4 裏表紙
5 ファイル本体
6 綴じピン部材
7 ガイド部材
8 綴じ具
12 係合孔
13 係止部
14 綴じピンベース部
15 縦ガイド部
16 横ガイド部
17 規制部
18 ガイドベース部
20 連結部
2 表表紙
3 背表紙
4 裏表紙
5 ファイル本体
6 綴じピン部材
7 ガイド部材
8 綴じ具
12 係合孔
13 係止部
14 綴じピンベース部
15 縦ガイド部
16 横ガイド部
17 規制部
18 ガイドベース部
20 連結部
Claims (4)
- 表表紙と、背表紙と、裏表紙とが順次連設され、前記表表紙と前記裏表紙とが対向するように折曲可能なファイル本体と、
このファイル本体に設けられた綴じ具とを備え、
一側縁部に綴じ孔が形成された被綴込物を綴じ込むファイルであって、
前記綴じ具は、前記ファイル本体を折曲した状態にて前記表表紙および前記裏表紙のいずれか一方の表紙の内側面から他方の表紙側へ突出し、前記被綴込物の前記綴じ孔に挿通可能な棒状の綴じピン部材と、前記被綴込物を綴じ込み可能な位置に配置するガイド部材とを有し、
前記他方の表紙は、前記ファイル本体を折曲した状態にて前記綴じピン部材に対向する位置に前記綴じピン部材と係合可能な係合孔が設けられ、
前記綴じピン部材は、先端部近傍に前記係合孔を取り外し可能に係止できる係止部が設けられ、
前記ガイド部材は、前記ファイル本体を折曲した状態にて前記背表紙に略平行な縦ガイド部と、この縦ガイド部に略垂直でありかつ前記ファイル本体が折曲された状態にて前記一方の表紙に略垂直な横ガイド部とが設けられている
ことを特徴とするファイル。 - ガイド部材は、縦ガイド部および横ガイド部の少なくともいずれか一方の先端部に接続され、ファイル本体が折曲された状態にて表表紙または裏表紙に略平行な板状の規制部が設けられている
ことを特徴とする請求項1記載のファイル。 - ガイド部材は、基端部に縦ガイド部および横ガイド部に接続されるガイドベース部が設けられている
ことを特徴する請求項1または2記載のファイル。 - 綴じピン部材の基端部の周囲には綴じピンベース部が一体に形成され、
前記綴じピンベース部とガイドベース部との間には連結部が一体に形成され、
この連結部にて前記綴じピン部材と前記ガイド部材とが連結されて一体に形成されている
ことを特徴とする請求項3記載のファイル。
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